JP2013065456A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】器具本体31の前面に収容された光源33から発せられた熱は、器具本体31の後側に一体的に設けられている放熱フィン311により放熱される。器具本体31は、前側に接続される枠体20を介して被取付部11に取り付けられる。枠体20の内部にはコーン40が収容されており、コーン40を器具本体31と熱的に結合するとともに、コーン40の内面に連続的に凹凸41を設けて表面積を増加させた。このため、光源33から発せられた熱は、器具本体31からコーン40に伝達されて、コーン40の内面に設けられている凹凸41から放熱される。これにより、放熱フィン311が密閉空間等放熱効果が期待できない場所に位置する場合でも、放熱効果を高めることができる。
【選択図】図2
Description
図4に示すように、特許文献1に記載の照明器具100は、器具本体101と、電源装置102と、端子台103を有する。器具本体101の前端部には、LEDを有する光源104が複数個取り付けられており、光源104を含む前方には、複数の反射面105Aを有する反射体105が設けられている。反射体105の前方には、反射体105の全面を覆う光拡散板106および被取付部である天井109等に取り付けられる枠体107が設けられている。
従って、光源104が発した熱は、天井109裏に位置する放熱フィン108により放熱される。
このため、前述したような照明器具100の放熱フィン108が天井裏等に設けられる場合に、断熱材により密閉空間が形成され、十分な放熱性能を期待することが困難になってきたという問題があった。
以下、本発明に係る第1実施形態の照明器具について、図面を用いて説明する。
図1(A)ないし(C)に示すように、本発明に係る実施形態の照明器具10は、被取付部である天井11に設けられている取付孔12に埋め込んで取付けられて、例えば、下方等を照明するものである。
枠体20は、天井11の取付孔12に嵌め込まれる円筒形状の枠体本体21を有し、枠体本体21の下端には、天井11の下面に当接して露出する鍔部22を有する。枠体本体21の外面には、枠体20を天井11に取り付けるための取付ばね23が、所定間隔で複数個(例えば、3個)設けられている。取付ばね23は、常時下方(図1(B)中、矢印A方向)へ付勢されている。
従って、鍔部22と取付ばね23との間に天井11を挟むことにより、枠体20を天井11に固定する。
なお、枠体本体21と灯具本体31とは、互いに熱的に接続された状態で取り付けられる。
これにより、LEDチップ33からの光のむらを軽減したり、眩しさ感の緩和を図ることができる。
従って、電源装置32からLEDユニット34に点灯電力を供給することにより、LEDチップ33が発光する。そして、光源であるLEDチップ33が発した熱は、灯具本体31の放熱フィン311に伝達されて放熱される。
この場合、放熱フィン311が断熱材13で密閉されている場合には、放熱性に限界がある。
従って、枠体本体21と灯具本体31とは、互いに熱的に接続された状態で取り付けられているので、コーン40は、灯具本体31と熱的に接続されることになる。
図2(B)にも示すように、凹凸41は、略水平方向(図2(B)中、横方向)に設けられたリング板状の横面42と、略上下方向(図2(B)中、縦方向)に設けられた円筒面状の縦面43を有する。
なお、コーン40の内面は、LEDユニット34からの光を所定範囲に反射する部位であるため、凹凸41は、細かい方が目立たずに好ましい。
また、横面42の幅B1と縦面43の幅B2との比率が1:1のときに、凹凸41を設けない場合に比して表面積が1.41倍となり、表面積が最大となるので望ましい。
なお、B1:B2が1:√3の時は、1.37倍の表面積となる。
また、図2(A)に示すように、枠体20の照射方向先端に設けられ、天井11の前面(下面)に突出する鍔部22の前面(下面)を、外側に向かって後方(上方)に傾斜させる。これにより、鍔部22の表面積を増加させて、放熱性を向上させる。
なお、天井11から露出することを考慮すると、傾斜角度θ3は、意匠性の観点から30度以下とするのが望ましい。
灯具本体31は、前側に接続される枠体20を介して天井11に取り付けられる。枠体20の内部にはコーン40が収容されており、コーン40を灯具本体31と熱的に結合するとともに、コーン40の内面に連続的に凹凸41を設けて表面積を増加させた。
このため、LEDチップ33から発せられた熱は、灯具本体31からコーン40に伝達されて、コーン40の内面に設けられている凹凸41から放熱される。
これにより、放熱フィン311が、天井裏の断熱材13により覆われて(図2(A)参照)放熱効果が期待できない場所に位置する場合でも、放熱効果を高めることができる。
このため、コーン40の成型性を保持して表面積を大きくできる。
次に、本発明に係る第2実施形態の照明器具について説明する。
なお、前述した第1実施形態に係る照明器具10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
また、図3(B)に示すように、凹凸41Bは、コーン40Bの内面から中心に向かって先細りする台形状の断面を有する。これにより、成型性を保持しつつ、表面積を増す。
その他の構成は、前述した第1実施形態の照明器具10と同様である。
11 天井(被取付部)
20 枠体
22 鍔部
31 灯具本体(器具本体)
311 放熱フィン
33 LEDチップ(光源)
40、40B コーン
41、41B 凹凸
Claims (5)
- 前面に光源を収容する器具本体と、
前記器具本体の後側に一体的に設けられた放熱フィンと、
前記器具本体の前側に接続されて被取付部に取り付けられる枠体と、
前記器具本体の前側に設けられて前記枠体に収容されるコーンと、を有し、
前記コーンを前記器具本体と熱的に結合するとともに、前記コーンの内面に連続的に凹凸を設けた照明器具。 - 請求項1に記載の照明器具において、
前記コーンの凹凸が前記コーンの内面において前後方向に階段状に設けられており、前記凹凸の表面が、前記器具本体の外側または後側に向かって30度以下の傾きを有する照明器具。 - 請求項1に記載の照明器具において、
前記凹凸が、前記コーンの内面において照射方向に沿って設けられた照明器具。 - 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載の照明器具において、
前記コーンが塗装されている照明器具。 - 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の照明器具において、
前記枠体の照射方向先端に設けられて前記被取付部の前面に突出する鍔部の前面が、外側に向かって後方に30度以下の傾きを有する照明器具。
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