JP2013064043A - 樹脂組成物、成形体および、成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リサイクル使用しても劣化を生じにくい樹脂組成物、当該樹脂組成物からなる成形体、および当該樹脂組成物を用いた成形方法を提供する。
【解決手段】
樹脂組成物は、ポリスチレン樹脂15質量%以上85質量%以下、および、ABS樹脂15質量%以上85質量%以下からなる樹脂100質量部に対し、熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂のうち少なくともいずれか一種を5質量部から20質量部までの範囲で配合したことを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、樹脂組成物、当該樹脂組成物からなる成形体、および当該樹脂組成物を用いた成形方法に関する。
プラスチックは、金型などによる成形が容易であり、日用品や、玩具、家電、自動車、医療器具など各種の製品に広く用いられている。なかでもポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、およびABS樹脂は大量に生産されており、これらのプラスチックの再利用が重要な課題となっている。
これまで、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、およびABS樹脂について再利用(リサイクル)する技術は多く知られている(例えば、特許文献1〜2参照)。特許文献1には、回収ポリオレフィン系樹脂組成物または回収ポリスチレン系樹脂組成物に、白金触媒または有機錫触媒の特定量を含有した再生ポリオレフィン系樹脂組成物および再生ポリスチレン系樹脂組成物が記載されている。特許文献2には、回収されたABS樹脂にスチレン系エラストマー等を加えて溶融混練することを特徴とする再生ABS樹脂組成物の製造方法が記載されている。
特開2011−157418号公報 特開2011−126995号公報
しかしながら、回収ポリオレフィン(PO)樹脂、回収ポリスチレン(PS)樹脂、および回収ABS樹脂は、必ずしも選別された状態で入手できるとは限らない。現実には、これらが混在した状態のままリサイクルする必要に迫られることが多い。その場合、上述した特許文献1、2に記載の方法では、回収樹脂の劣化が生じ、これらの回収樹脂を用いたリサイクル成形体を製造することが困難となるおそれがある。
本発明は、リサイクル使用しても劣化を生じにくい樹脂組成物、当該樹脂組成物からなる成形体、および当該樹脂組成物を用いた成形方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決すべく、本発明の第一の樹脂組成物は、ポリスチレン樹脂(以下、「PS樹脂」ともいう。)15質量%以上85質量%以下、および、ABS樹脂15質量%以上85質量%以下からなる混合樹脂100質量部に対し、熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂のうち少なくともいずれか一つを5質量部から20質量部までの範囲で配合したことを特徴とする。
ここで、熱可塑性エラストマー樹脂には、オレフィン系エラストマー樹脂やスチレン系エラストマー樹脂が含まれる。また、オレフィン系エラストマー樹脂としては、エチレン系エラストマー樹脂やプロピレン系エラストマー樹脂が含まれる。
本発明によれば、PS樹脂とABS樹脂を混合して溶融混練する場合であっても、熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂のうち少なくともいずれか一つが所定量配合されているので、熱劣化を生じにくくなる。それ故、PS樹脂やABS樹脂のうち少なくともいずれかがいわゆる回収樹脂であった場合でもリサイクルして使用できるので好適である。
例えば、PS樹脂やABS樹脂を原料とする射出成形を行った場合、個々の樹脂からなるスプルーやランナーが多量に発生することもあるが、これらが雑多に混ざった状態から分別回収するには材料の識別管理をしなければならず煩雑であり多大なコストがかかる。そのような場合に、分別回収を前提としない本発明の樹脂組成物は極めて有効である。
ただし、PS樹脂とABS樹脂の混合割合が上述した範囲をはずれると、溶融混練した場合に劣化を生じやすくなるおそれがある。また、熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂についても配合量が上述した範囲の下限値を下回ると、本発明の効果が発揮できず、逆に、配合量が上述した範囲の上限値を上回ると、衝撃強度や剛性が低下して好ましくない。
それ故、PS樹脂とABS樹脂からなる混合樹脂において、好ましくは、PS樹脂が60質量%以上85質量%以下であり、ABS樹脂は15質量%以上40質量%以下である。また、熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂のうち少なくともいずれか一つの好ましい配合割合は、上述の混合樹脂100質量部に対して、5質量部から15質量部までの範囲である。
なお、本発明の樹脂組成物は、いわゆるドライブレンドでも適用可能であるが、いったん溶融混練してペレット化すること(造粒)がハンドリング性の観点より好ましい。
また、本発明の第二の樹脂組成物は、PS樹脂30質量%以上80質量%以下、ABS樹脂20質量%以上70質量%以下、およびポリオレフィン樹脂(以下、「PO樹脂」ともいう。)5質量%以上60質量%以下からなる混合樹脂100質量部に対し、熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂のうち少なくともいずれか一つを5質量部から20質量部までの範囲で配合したことを特徴とする。
本発明によれば、PS樹脂、ABS樹脂、およびPO樹脂を混合して溶融混練する場合であっても、熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂のうち少なくともいずれか一つが所定量配合されているので、熱劣化を生じにくくなる。それ故、PS樹脂、ABS樹脂およびPO樹脂のうち少なくともいずれかがいわゆる回収樹脂であった場合でもリサイクルして使用できるので好適である。
例えば、PS樹脂、ABS樹脂およびPO樹脂を原料とする射出成形を行った場合、個々の樹脂からなるスプルーやランナーが多量に発生することもあるが、これらが雑多に混ざった状態から分別回収するには材料の識別管理をしなければならず煩雑であり多大なコストがかかる。そのような場合に、分別回収を前提としない本発明の樹脂組成物は極めて有効である。
ただし、PS樹脂、ABS樹脂およびPO樹脂の混合割合が上述した範囲をはずれると、溶融混練した場合に劣化を生じやすくなるおそれがある。また、熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂についても配合量が上述した範囲の下限値を下回ると、本発明の効果が発揮できず、逆に、配合量が上述した範囲の上限値を上回ると、剛性が低下して好ましくない。
それ故、PS樹脂、ABS樹脂およびPO樹脂からなる混合樹脂において、好ましくは、PS樹脂が60質量%以上80質量%以下であり、ABS樹脂は20質量%以上40質量%以下であり、PO樹脂は5質量%以上30質量%以下である。また、熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂のうち少なくともいずれか一つの好ましい配合割合は、上述の混合樹脂100質量部に対して、10質量部から15質量部までの範囲である。
なお、本発明の第一および第二の樹脂組成物は、いわゆるドライブレンドでも適用可能であるが、いったん溶融混練してペレット化すること(造粒)がハンドリング性の観点より好ましい。
本発明の成形体は、上述の樹脂組成物を原料として用いたことを特徴とする。
ここで、成形体としては、射出成形品、押出シート、およびシートをさらに熱成形してなる成形品(容器等)も含む。
本発明の成形体によれば、原料が上述した樹脂組成物であるので、熱劣化による不都合を生じにくい。特に、本発明の成形体は、原料として回収樹脂を用いた場合に好適である。例えば、熱成形容器や射出成形品としたときに割れやすかったりすることもなく、射出成形品の場合、嵌合部のバリやヒケの発生などの不良現象も生じにくい。
本発明の成形方法は、上述の樹脂組成物を原料として用いて成形体を製造することを特徴とする。
本発明の成形方法によれば、原料が上述した樹脂組成物であるので、熱劣化による不都合を生じにくい。それ故、原料として回収樹脂を用いた場合に好適である。
なお、本発明の成形方法においては、成形方法が射出成形または押出成形であることが好ましい。
成形方法が射出成形または押出成形であると、例えば、熱成形容器や射出成形品としたときに割れやすかったりすることもなく、また、射出成形品の場合、嵌合部のバリやヒケの発生などの不良現象も生じにくい。
なお、PS樹脂、ABS樹脂およびPO樹脂からなる混合樹脂を用いて射出成形を行う場合、PO樹脂の割合が多いと、割れが生じたり、嵌合部のボスのヒケやバリを生じたりするおそれがある。それ故、この混合樹脂系で射出成形を行う場合は、PO樹脂の割合を5質量%以上10質量%以下とすることが好ましい。
以下に、実施例・比較例により本発明を詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施例・比較例によって何ら限定されるものではない。
〔実施例1〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)40質量%、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)30質量%、および回収PO樹脂(宇部興産製 低密度ポリエチレン樹脂 R−300)30質量%からなる混合樹脂100質量部に対し、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)10質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを40mmφ、L/D=25の押出機を用い、ダイス幅350mm、押出温度190℃、冷却温度60℃、引取速度1.5m/分の成形条件で、厚み0.6mm、幅280mmシートを得た。
引き取り、スリット、巻き取りの各工程において何の支障もなかった。
得られたシートをミノス製の単発熱成形機にて口径80mmφ、深さ30mmの金型を用いて真空圧空成形をおこない成形品を得た。その容器の衝撃強度の簡易評価として手で握り潰したが割れの発生もなく良好な品質と判断した。
〔実施例2〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)30質量%、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)40質量%、および回収PO樹脂(宇部興産製 低密度ポリエチレン樹脂 R−300)30質量%からなる混合樹脂100質量部に対し、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)10質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを40mmφ、L/D=25の押出機を用い、ダイス幅350mm、押出温度190℃、冷却温度60℃、引取速度を1.5m/分の成形条件で、厚み0.6mm、幅280mmシートを得た。
引き取り、スリット、巻き取りの各工程において何の支障もなかった。
得られたシートをミノス製の単発熱成形機にて口径80mmφ、深さ30mmの金型を用いて真空圧空成形をおこない成形品を得た。その容器の衝撃強度の簡易評価として手で握り潰したが割れの発生もなく良好な品質と判断した。
〔実施例3〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)67質量%、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)27質量、および回収PO樹脂(宇部興産製 低密度ポリエチレン樹脂 R−300)10質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)10質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、割れや嵌合部のボスのヒケやバリの発生はなく良好な結果となった。
〔実施例4〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)67質量%、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)23質量%、および回収PO樹脂(宇部興産製 低密度ポリエチレン樹脂 R−300)10質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)10質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、割れや勘合部のボスのヒケやバリの発生はなく良好な結果となった。
〔実施例5〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)85質量%と、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)15質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)15質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、割れや勘合部のボスのヒケやバリの発生はなく良好な結果となった。
〔実施例6〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)85質量%と、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)15質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン−ブタジェンブロックコポリマー(旭化成製 AF−810)10質量部、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)5質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、割れや勘合部のボスのヒケやバリの発生はなくかなり良好な結果となった。
〔実施例7〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)15質量%と、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)85質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン−ブタジェンブロックコポリマー(旭化成製 AF−810)10質量部、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)5質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、割れや勘合部のボスのヒケやバリの発生はなく良好な結果となった。
〔実施例8〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)85質量%と、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)15質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン−ブタジェンブロックコポリマー(旭化成製 AF−810)20質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、割れや勘合部のボスのヒケやバリの発生はなくかなり良好な結果となった。
〔実施例9〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)15質量%と、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)85質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン−ブタジェンブロックコポリマー(旭化成製 AF−810)20質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、割れや勘合部のボスのヒケやバリの発生はなく良好な結果となった。
〔比較例1〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)40質量%、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)30質量%、および回収PO樹脂(宇部興産製 低密度ポリエチレン樹脂 R−300)30質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)25質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、エラストマー樹脂の配合割合が多すぎるため、嵌合部のボスのヒケやバリの発生が確認された。
〔比較例2〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)15質量%と、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)85質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン−ブタジェン共重合樹脂(旭化成製 AF−810)3質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、スチレン−ブタジエン共重合樹脂の配合割合が少ないため、割れや嵌合部のボスのヒケやバリの発生が確認された。
〔比較例3〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)10質量%と、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)90質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)15質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを射出成形機にて試作した結果、PS樹脂の配合割合が少なく、ABS樹脂の配合割合が多すぎるため、ウエルド部の割れが確認された。
〔比較例4〕
回収PS樹脂(PSジャパン製 H8601)50質量%、回収ABS樹脂(旭化成製 スタイラックS−27)47質量%、および回収PO樹脂(宇部興産製 低密度ポリエチレン樹脂 R−300)3質量%からなる樹脂100質量部に対し、スチレン系熱可塑性エラストマー(旭化成製 タフテックH−1052)10質量部を配合して樹脂組成物を調製した。
次いでこの樹脂組成物をリペレ機にて造粒した。得られた樹脂ペレットを40mmφ、L/D=25の押出機を用い、ダイス幅350mm、押出温度190℃、冷却温度60℃、引取速度1.5m/分の成形条件で、厚み0.6mm、幅280mmシートを得た。
PS/ABS/POの配合割合が本発明の範囲をはずれているため、引き取り、スリット、巻き取りの各工程において巻取り時にシートの破断が頻発した。
また、得られたシートをミノス製の単発熱成形機にて口径80mmφ、深さ30mmの金型を用いて真空圧空成形をおこない成形品を得た。その容器の衝撃強度の簡易評価として手で握り潰したが割れが発生した。

Claims (5)

  1. ポリスチレン樹脂15質量%以上85質量%以下、および、ABS樹脂15質量%以上85質量%以下からなる混合樹脂100質量部に対し、
    熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂のうち少なくともいずれか一つを5質量部から20質量部までの範囲で配合した
    ことを特徴とする樹脂組成物。
  2. ポリスチレン樹脂30質量%以上80質量%以下、ABS樹脂20質量%以上70質量%以下、およびポリオレフィン樹脂5質量%以上60質量%以下からなる混合樹脂100質量部に対し、
    熱可塑性エラストマー樹脂およびスチレン−ブタジエン共重合樹脂のうち少なくともいずれか一つを5質量部から20質量部までの範囲で配合した
    ことを特徴とする樹脂組成物。
  3. 請求項1または請求項2に記載の樹脂組成物において、
    前記混合樹脂が、回収樹脂を含んで構成されている
    ことを特徴とする樹脂組成物。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の樹脂組成物を原料として用いた
    ことを特徴とする成形体。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の樹脂組成物を原料として用いて成形体を製造する
    ことを特徴とする成形方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017110068A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱可塑性樹脂からなる再生材料
JP2018087261A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 シャープ株式会社 再生ポリスチレン樹脂組成物およびその製造方法
CN110028798A (zh) * 2019-03-07 2019-07-19 盐城市恒星石油化学有限公司 含abs的高耐磨树脂组合物

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