JP2013059467A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】演出パターンは、リーチ演出画像にてリーチ演出を行い、そのリーチ演出の結果として遊技者にはずれを一時的に認識させる仮はずれ図柄を一旦仮停止させ、その後、図柄を再変動させて遊技者に当りを認識させる最終当り図柄を導出する第1再始動演出パターンと、リーチ演出画像にてリーチ演出を行い、そのリーチ演出の結果として遊技者にはずれを一時的に認識させる仮はずれ図柄を一旦仮停止させた後に通常変動画像を表示し、その後、図柄を再変動させて遊技者に当りを認識させる最終当り図柄を導出する第2再始動演出パターンとを有する。統括制御CPUは、再始動演出変動パターンが決定されると、第1再始動演出パターンまたは第2再始動演出パターンの何れか一方を決定する。
【選択図】図11
Description
遊技球の入賞を契機として当りか否かの判定を行う当り判定手段(60a)と、複数種類の図柄を変動させて行う図柄変動演出を実行する図柄表示手段(17)とを備え、前記当り判定手段(60a)が肯定の場合に遊技者に有利となる当り遊技が実行される遊技機において、
前記当り判定手段(60a)の判定結果に基づいて、前記図柄変動演出の演出内容を特定する複数種類の演出パターンの中から演出パターンを決定する演出パターン決定手段(65a)と、
前記演出パターン決定手段(65a)が決定した演出パターンに基づいて、前記図柄表示手段(17)に図柄変動演出を実行させる演出実行制御手段(65a)とを備え、
前記演出パターンは、
リーチ演出画像にてリーチ演出を行い、そのリーチ演出の結果として遊技者にはずれを認識させる最終はずれ図柄を導出させた後に通常変動画像を表示するリーチはずれ演出パターン(D1)と、
リーチ演出画像にてリーチ演出を行い、そのリーチ演出の結果として遊技者にはずれを一時的に認識させる仮はずれ図柄を一旦仮停止させ、その後、図柄を再変動させて遊技者に当りを認識させる最終当り図柄を導出する第1再始動演出パターン(D2)と、
リーチ演出画像にてリーチ演出を行い、そのリーチ演出の結果として遊技者にはずれを一時的に認識させる仮はずれ図柄を一旦仮停止させた後に通常変動画像を表示し、その後、図柄を再変動させて遊技者に当りを認識させる最終当り図柄を導出する第2再始動演出パターン(D3)とを含み、
前記演出パターン決定手段(65a)は、前記当り判定手段(60a)の判定結果が否定の場合に、前記リーチはずれ演出パターン(D1)を決定し得ると共に、当り判定手段(60a)の判定結果が肯定の場合に、前記第1再始動演出パターン(D2)または第2再始動演出パターン(D3)の何れか一方を決定し得るよう設定されることを要旨とする。
請求項1の発明によれば、当り判定手段の判定結果が肯定の場合に、第1再始動演出パターンまたは第2再始動演出パターンの何れか一方を決定し得るようにしたので、演出内容の異なる2種類の再始動演出を提供し得るようにして、遊技の興趣が低下するのを抑制し得る。
前記第1再始動演出パターン(D2)および第2再始動演出パターン(D3)により実行される図柄変動演出の変動時間は同一に設定され、
前記当り判定手段(60a)の判定結果に基づいて、前記第1再始動演出パターン(D2)および第2再始動演出パターン(D3)の変動時間を特定する再始動演出変動パターン(P2)を含む複数種類の変動パターンの中から変動パターンを決定する変動パターン決定手段(60a)を備え、
前記変動パターン決定手段(60a)は、前記当り判定手段(60a)の判定結果が肯定の場合に、前記再始動演出変動パターン(P2)を決定し得るよう設定され、
前記演出パターン決定手段(65a)は、前記変動パターン決定手段(60a)が前記再始動演出変動パターン(P2)を決定した場合に、前記第1再始動演出パターン(D2)または第2再始動演出パターン(D3)の何れか一方を決定するよう設定されることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、第1再始動演出パターンおよび第2再始動演出パターンにより実行される図柄変動演出の変動時間を同一に設定したので、1つの再始動演出変動パターンP2で第1および第2再始動演出パターンの何れも特定し得るようにした。従って、変動パターンの種類を少なくでき、制御負担を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、第1再始動演出パターンでは、はずれの図柄が停止したと認識させた後に再変動して仮当り図柄が停止し、更に再変動が実行されることで、仮当り図柄が通常の当り遊技を認識させる図柄である場合に、最終当り図柄として遊技者に有利な当り遊技を認識させる図柄に昇格する可能性があり、期待感を高めることができる。
前記当り遊技には、遊技者に与える利益が大きい第1当り遊技と、遊技者に与える利益が第1当り遊技に較べて小さい第2当り遊技とを含み、
前記当り判定手段(60a)の判定結果が肯定の場合に、当り遊技の種類を決定する当り遊技決定手段(60a)を備え、
前記最終当り図柄は、当り遊技が第1当り遊技であることを遊技者に確定的に認識させる最終特定当り図柄と、当り遊技が第1当り遊技であることを遊技者に確定的に認識させない最終チャンス図柄とを含み、
前記仮当り図柄は、前記最終チャンス図柄に対応する表示態様とされた仮チャンス図柄を含み、
前記当り遊技決定手段(60a)が前記第1当り遊技を決定した場合に、
前記第1再始動演出パターン(D2)では、前記仮はずれ図柄の仮停止後、図柄を再変動させて、前記仮チャンス図柄を一旦仮停止させた後に、図柄を更に再変動させて前記最終特定当り図柄を確定停止させると共に、
前記第2再始動演出パターン(D3)では、前記仮はずれ図柄を仮停止し、前記通常変動画像を表示した後に図柄を再変動させて前記最終特定当り図柄を確定停止させるよう設定され、
前記当り遊技決定手段が前記第2当り遊技を決定した場合に、
前記第1再始動演出パターン(D2)では、前記仮はずれ図柄の仮停止後、図柄を再変動させて、前記仮チャンス図柄を一旦仮停止させた後に、図柄を更に再変動させて前記最終チャンス図柄を確定停止させると共に、
前記第2再始動演出パターン(D3)では、前記仮はずれ図柄を仮停止し、通常変動画像を表示した後に図柄を再変動させて前記最終チャンス図柄を確定停止させるよう設定されることを要旨とする。
請求項4の発明によれば、当り遊技決定手段が第1当り遊技を決定した場合に、再始動演出において、最終特定当り図柄が確定停止されるから、第1当り遊技が付与されることを遊技者が認識することができる。また、当り遊技決定手段が第1当り遊技を決定した場合に、第1再始動演出パターンにおける再始動演出において、仮チャンス図柄から最終第1当り遊技に移行する昇格演出を遊技者が楽しむことできる。
前記リーチ演出画像および通常変動画像は、表示態様が異なるよう設定され、
前記リーチはずれ演出パターン(D1)は、リーチ演出画像において最終はずれ図柄を仮停止させた後に通常変動画像に切り替わるよう設定され、
前記リーチはずれ演出パターン(D1)において、最終はずれ図柄が仮停止してから通常変動画像に切り替わるタイミングと、前記第2再始動演出パターン(D3)において仮はずれ図柄が仮停止してから通常変動画像に切り替わるタイミングとは、何れも同一に設定されていることを要旨とする。
請求項5の発明によれば、リーチはずれ演出パターンにおける最終はずれ図柄が停止してから通常変動画像に切り替わるタイミングと、第2再始動演出パターンにおける仮はずれ図柄が仮停止してから通常変動画像に切り替わるタイミングとを同一に設定したから、第2再始動演出パターンに基づく図柄変動演出であるのか、リーチはずれ演出パターンに基づく図柄変動演出であるのか遊技者が判別できなくなり、遊技者に期待感を抱かせることができる。
前記リーチ演出画像および通常変動画像は、表示態様が異なるよう設定され、
前記リーチはずれ演出パターン(D1)は、リーチ演出画像において最終はずれ図柄を仮停止させた後に通常変動画像に切り替えて、最終はずれ図柄が確定停止するよう設定され、
前記リーチはずれ演出パターン(D1)において、通常変動画像に切り替わってから最終はずれ図柄が確定停止するタイミングと、前記第2再始動演出パターン(D3)において、通常変動画像に切り替わってから図柄が再変動するタイミングとは、同一に設定されていることを要旨とする。
請求項6の発明によれば、リーチはずれ演出パターンにおける通常変動画像に切り替わってから最終はずれ図柄が確定停止するタイミングと、第2再始動演出パターンにおける通常変動画像に切り替わってから図柄が再変動するタイミングとを同一に設定したから、第2再始動演出パターンに基づく図柄変動演出であるのか、リーチはずれ演出パターンに基づく図柄変動演出であるのか遊技者が判別できなくなり、遊技者に期待感を抱かせることができる。しかも、第2再始動演出パターンにおいては、リーチ演出後にはずれが確定したと遊技者に認識させた後に、再始動演出が突然開始されるから、遊技者に驚きを与えることができ、遊技の興趣を高め得る。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定条件の成立(後述する始動入賞装置30の始動入賞口31a,31aへのパチンコ球の入賞)を契機として演出用の図柄(以下飾図という)を変動表示させて図柄変動演出を行う演出実行手段としての図柄表示装置(図柄表示手段)17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板(図示せず)で前後に開口する窓口13aを覆うよう構成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
前記遊技盤20は、図2に示すように、ベニヤ材や合成樹脂材により形成された略矩形状の板部材であって、遊技盤20の裏面側に前記図柄表示装置17が着脱可能に組み付けられている。前記遊技盤20の前面には、略円形状に湾曲形成した案内レール21が配設されており、該案内レール21により画成される略円形の遊技領域20aに、前記中枠12に配設された図示しない打球発射装置から発射されたパチンコ球が打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、前記遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図示せず)が適宜位置に開設されており、各装着口に対して各種の遊技盤設置部品(具体的には後述する枠状装飾体25、始動入賞装置30、特別入賞装置40、球通過ゲート47、普通入賞口部材等)が前側から取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。なお、前記装着口の形成数は、遊技盤20に取り付けられる各種遊技盤設置部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜変更される。
図2に示すように、前記始動入賞装置30は、前記始動入賞口31a,31bを上下の位置関係で2つ設けられている。ここで、上側に位置する第1始動入賞口(第1始動入賞手段)31aは、遊技領域20a内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされている。下側に位置する第2始動入賞口(第2始動入賞手段)31bを挟む左右両側には、該第2始動入賞口31bを開閉可能に構成された開閉部材33が設けられており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド32(図8参照)の駆動に伴って一対の開閉部材33,33が第2始動入賞口31bを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。なお、実施例では、前記第2始動入賞口31bを開閉する一対の開閉部材33,33が第2始動入賞口31bを挟む左右側部に配置されて、始動入賞ソレノイド32の駆動に伴い一対の開閉部材33,33が相互に近接および離間するよう揺動される。
前記特別入賞装置(入賞手段)40は、図2に示すように、遊技領域20aに開口する特別入賞手段としての特別入賞口(図示せず)を開閉自在に閉成する開閉扉(開閉部材)43を備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド42(図8参照)の駆動に伴って開閉扉43が閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。なお、実施例では、前記開閉扉43が前後方向へ揺動することで特別入賞口を開閉するよう構成されており、該開閉扉43により特別入賞口が閉鎖された状態を図2に示す。また、前記特別入賞装置40には、前記特別入賞口に入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出センサ44(図8参照)が設けられている。前記特別入賞検出センサ44は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、該特別入賞検出センサ44からメイン制御基板60への入賞検出信号の入力に伴って所定数(実施例では15個)の賞球が払い出されるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド42は、前記始動入賞装置30へのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞装置40を開放する大当り遊技が付与される場合に、大当りの種類に応じた所定の開閉条件に従ってメイン制御基板60によって駆動制御される。
図2に示すように、前記遊技盤20には、前記遊技領域20aの外側右下部位置に、前記始動入賞装置30(第1および第2始動入賞口31a,31b)への入賞を契機として作動する2組の特図表示器(特図表示手段)50,51が設けられている。ここで、2組の特図表示器50,51は、前記第1始動入賞口31aへの入賞を契機として変動表示を開始する第1特図表示器50と、第2始動入賞口31bへの入賞を契機として変動表示を開始する第2特図表示器51とからなり、各特図表示器50,51の何れも複数個(8個ずつ)の発光表示部により構成されている。そして、前記第1始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞を契機として、第1特図表示器50の発光表示部が順次点灯・消灯する点滅変動する特図変動表示が行われ、最終的に発光表示部が確定的に点灯した点灯位置(点灯パターン)により複数種類の特別図柄(以下、特図という)を表示するようになっている。また、第2始動入賞口31bへのパチンコ球の入賞を契機として、第2特図表示器51の発光表示部が点灯・消灯する点滅変動する変動表示が行われて、最終的に発光部が確定的に点灯した点灯位置(点灯パターン)により特図を表示するよう構成されている。なお、実施例の各発光表示部はLEDにより構成されているが、これに限らず点灯位置を適宜変更し得る形態であればよく、また7セグメント表示器やドットマトリックス、小型の液晶表示器、その他特図表示可能な表示手段を採用できる。
また、図2に示すように、前記第1始動入賞口31aにパチンコ球が入賞した際に取得される情報(各種乱数情報)が機内部の第1保留記憶手段(実施例では、メイン制御RAM60c)に第1特図始動保留情報(第1保留情報)として記憶されるようになっている。同様に、前記第2始動入賞口31bにパチンコ球が入賞した際に取得される情報(各種乱数情報)は機内部の第2保留記憶手段(実施例では、メイン制御RAM60c)に第2特図始動保留情報(第2保留情報)として記憶されるようになっている。そして、前記遊技盤20における遊技領域20aの外側右下部位置に、この第1特図始動保留情報の記憶数を表示する複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された第1特図保留表示部(第1保留数表示手段)52が設けられると共に、該第2特図始動保留情報の記憶数を表示する複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された第2特図保留表示部(第2保留数表示手段)53が設けられている。すなわち、第1特図始動保留情報および第2特図始動保留情報を第1および第2特図保留表示部52,53に夫々表示させることで、前記第1および第2特図保留表示部52,53の表示内容から保留されている第1特図変動表示および第2特図変動表示の回数(図柄変動演出の回数)が報知される。
実施例に係る図柄表示装置17は、画像表示面17aの略全体が前記飾図を変動表示可能な表示領域とされる。この表示領域には、図柄表示列26a,26b,26cが複数列設定されており、前記第1始動入賞口31aまたは第2始動入賞口31bへの入賞を契機として、各図柄表示列26a,26b,26cにおいて飾図が変動開始されるようになっている。また、各図柄表示列26a,26b,26cには、飾図の有効停止位置27が夫々設定されており、図柄変動演出により、各図柄表示列26a,26b,26cの有効停止位置27を組み合わせた停止図柄有効ライン28に確定停止表示される飾図の図柄組み合わせを導出するようになっている。なお、実施例の図柄表示装置17には、3列の図柄表示列26a,26b,26cが左右横並び状に設定されると共に、各図柄表示列26a,26b,26c毎に飾図の有効停止位置27が1箇所ずつ定められており、3列の飾図からなる図柄変動演出が行われるようになっている。すなわち、実施例の図柄表示装置17には、1つの停止図柄有効ライン28が設定されている。以下の説明では、左側から順に左図柄表示列26a、中図柄表示列26b、右図柄表示列26cと指称する場合がある。
図1、図2に示すように、前記枠状装飾体25の左側には、遊技領域20aを流下するパチンコ球が通過可能な球通過ゲート47が設けられている。前記球通過ゲート47には通過球検出センサ48(図8参照)が配設されており、該球通過ゲート47を通過するパチンコ球を通過球検出センサ48で検出するよう構成されている。前記通過球検出センサ48は、前記メイン制御基板60に配線接続されており、該通過球検出センサ48からメイン制御基板60への球検出信号の入力(すなわち通過球検出センサ48のパチンコ球の検出(球通過ゲート47のパチンコ球の通過))に伴って各種情報(後述する普図当り判定用乱数)が取得され、この取得した情報に基づいて後述する普図当り判定(普図当り抽選)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り抽選の結果に応じて前記始動入賞装置30の始動入賞ソレノイド32が駆動制御されて開閉部材33,33が開閉動作するようになっている。
また、図2に示すように、前記遊技盤20には、前記遊技領域20aの外側右下部位置に、複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された普図表示器55が配設されている。この普図表示器55では、通過球検出センサ48のパチンコ球の検出(球通過ゲート47のパチンコ球の通過)を契機として、複数種類の普通図柄(以下、「普図」と示す場合がある)を変動させて1つの普図を導出する普図変動表示が行われるようになっている。実施例では、2つのLEDの発光態様にて2種類の普図を示している。具体的には、右側LEDだけが点灯する発光態様、および左側LEDだけが点灯する発光態様により普図を示している。なお、以下では、右側LEDだけが点灯することにより示される普図を普図「0」とし、説明の都合上、左側LEDだけが点灯することにより示される普図を普図「1」とする。そして、前記普図表示器55の最終的な表示結果から普図当りまたははずれを認識できるようになっている。具体的には、普図当りの場合に普図表示器55に普図「1」が表示され、はずれの場合に普図「0」が表示される。すなわち、この普図当りを認識できる普図が普図当りの表示結果となり、はずれを認識できる普図が普図はずれの表示結果となる。
また、図2に示すように、前記遊技盤20には、前記遊技領域20aの外側右下部位置に、前記球通過ゲート47をパチンコ球が通過した際に取得される情報(後述する各種乱数情報)が機内部の記憶手段(メイン制御RAM60c)で始動保留情報として記憶された際に、該普図保留情報の記憶数を表示する複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された普図保留表示部56が配設されており、該普図保留表示部56の表示内容によって保留されている普図の変動回数が報知される。前記普図保留表示部56で表示される普図始動保留記憶数は、球通過ゲート47をパチンコ球が通過すると1加算され、普図変動表示が開始されることにより1減算される。なお、普図始動保留記憶数には所定の上限数(実施例では「4」)が設定されており、該上限数まで普図始動保留記憶数を加算し得るよう設定されている。なお、前記普図保留表示部56は、複数(実施例では2つ)のLEDから構成されており、普図始動保留記憶数が1〜2の場合には普図保留表示部56が左から順に点灯し、普図始動保留記憶数が3〜4の場合には普図保留表示部56が左から順に点滅することで、普図変動表示が行われる保留数を把握し得るようになっている。
また、実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。ここで、第1特典遊技状態としては、前記特別入賞口へのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、特図当り確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口へのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。
また、実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第2特典遊技状態を付与する機能を備えている。ここで、第2特典遊技状態としては、前記第2始動入賞口31bへのパチンコ球の入賞契機が、当該第2特典遊技状態が付与されていない状態を較べて増加する状態である。具体的には、第2特典遊技状態では、(1)普図変動表示の変動時間の短縮、(2)普図当り確率を低確率から高確率に変動、(3)普図当り1回についての第2始動入賞口31bを開放する開閉部材33,33の開放時間を増やすこと、により第2始動入賞口31bへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。なお、第2特典遊技状態では、上記(1)〜(3)を単独または複数を組み合わせることができる。なお普図当り1回についての第2始動入賞口31bを開放する開閉部材33,33の開放時間を増やすに際しては、開閉部材33,33の開放時間を単純に延長することで実現してもよく、また開閉部材33,33の開放回数を増やすことで実現することもでき、またこれらを複合させてもよい。なお、実施例では、第2特典遊技状態として上記(1)〜(3)を組み合わせており、以下の説明では、これら(1)〜(3)を組み合わせた状態を便宜的に「変短状態」というものとする。
次に、実施例のパチンコ機10で付与される大当り遊技について説明する。図3に示すように、大当り遊技は、特図変動表示の結果として特図表示器50,51に大当り図柄が停止表示された後に開始されるよう設定されており、大当り遊技の開始を示すオープニング演出OPと、オープニング演出終了後に行われる規定ラウンド数(実施例では5ラウンドまたは16ラウンド)だけラウンド間インターバルを挟んで繰り返されるラウンド遊技と、大当り遊技の終了を示すエンディング演出EDとにより構成されている。前記ラウンド遊技では、発生した大当りの種類に応じた開放動作で特別入賞装置40の開閉扉43が開閉動作して、1回のラウンド遊技において特別入賞口に規定個数(例えば9個)のパチンコ球が入賞するか、或いは各ラウンド遊技の開始から規定時間(ラウンド遊技時間)が経過することで1回のラウンド遊技が終了する。なお、大当り遊技における各ラウンド遊技の間は、所定時間(以下「ラウンド間インターバル」という)だけ開閉扉43が閉鎖状態で保持されるインターバルが設定されている。すなわち、大当り遊技では、前記開閉扉43が各大当り遊技の規定ラウンド数以上の開閉動作を行う。
実施例のパチンコ機10では、図3に示すように、大当り判定に当選した場合に、遊技者に与える価値(利益)が異なる複数種類(実施例では10種類)の大当り遊技の中から1つの大当り遊技が決定され、その決定された大当り遊技が付与される。ここで、10種類の大当り遊技の内で何れの大当り遊技が付与されるかは、大当り判定に当選した際に決定される大当り図柄(特図1および特図2)の種類に基づいて決定されるようになっている。実施例において第1特図表示器50に表示可能な100種類の大当り図柄としての特図1は、図柄A、図柄B、図柄C、図柄D、図柄E、図柄Fの6つのグループに分類されており、第1特図表示器50に確定停止表示された特図1に応じて6種類の大当り遊技が付与されるようになっている。また、実施例において第2特図表示器51に表示可能な100種類の大当り図柄としての特図2は、図柄a、図柄b、図柄c、図柄dの4つのグループに分類されており、第2特図表示器51に確定停止表示された特図2に応じて4種類の大当り遊技が付与される。
ここで、図柄A、図柄Bに分類される特図1が第1特図表示器50に表示されるか、図柄aに分類される種類の特図2が第2特図表示器51に表示された場合には、大当り遊技として特別確変大当り遊技が付与されるようになっている。前記特別確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、特別確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。そして、特別確変大当り遊技の各ラウンド遊技では、ラウンド遊技の開始から終了まで継続して特別入賞口を開放する長時間開放動作を開閉扉43に行わせるよう設定されている。すなわち、前記確変大当り遊技の全てのラウンド遊技は、ラウンド遊技開始から終了まで開放する長時間開放動作を開閉扉43に行わせる全開放ラウンド遊技で構成されている。従って、特別確変大当り遊技では、各ラウンド遊技において開閉扉43が1回だけ開放し、大当り遊技の全体で16回の開閉動作を開閉扉43が繰り返すようになっている。
図柄Cに分類される特図1が第1特図表示器50に表示された場合には、大当り遊技として第1の特殊確変大当り遊技(以下、ジャンプアップ確変大当り遊技という)が付与されるようになっている。前記ジャンプアップ確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、ジャンプアップ確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。
図柄Dに分類される特図1が第1特図表示器50に表示された場合には、大当り遊技として16R突然確変大当り遊技が付与されるようになっている。また、図柄Eに分類される特図1が第1特図表示器50に表示された場合には、大当り遊技として5R突然確変大当り遊技が付与されるようになっている。前記16R突然確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、16R突然確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。16R突然確変大当り遊技の各ラウンド遊技では、ラウンド遊技の開始から終了まで継続して特別入賞口を短時間開放する短時間開放動作を開閉扉43に行わせるよう設定されている。そして、16R突然確変大当り遊技では、各ラウンド遊技において開閉扉が1回だけ開放し、大当り遊技の全体で16回の開閉動作を開閉扉43が繰り返すようになっている。
図柄Fに分類される特図1が第1特図表示器50に表示された場合には、大当り遊技として通常非確変大当り遊技が付与されるようになっている。前記通常非確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、通常非確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に確変状態が付与されない(非確変状態とされる)と共に、大当り遊技終了時から予め決められた変短回数(実施例では80回)の特図変動表示が行われるまでの間だけ変短状態が付与されるようになっている。なお、通常非確変大当り遊技における各ラウンド遊技での開閉扉43の開閉態様は、前述した特別確変大当り遊技と同じである。すなわち、通常非確変大当り遊技の各ラウンド遊技では、ラウンド遊技の開始から終了まで継続して特別入賞口を開放する長時間開放動作を開閉扉43に行わせるよう設定されている。すなわち、前記非確変大当り遊技の全てのラウンド遊技は、ラウンド遊技開始から終了まで開放する長時間開放動作を開閉扉43に行わせる全開放ラウンド遊技で構成されている。従って、通常非確変大当り遊技では、各ラウンド遊技において開閉扉43が1回だけ開放し、大当り遊技の全体で16回の開閉動作を開閉扉43が繰り返すようになっている。
図柄bに分類される特図2が第2特図表示器51に表示された場合には、大当り遊技として第2の特殊確変大当り遊技(以下、ステップアップ確変大当り遊技という)が付与されるようになっている。前記ステップアップ確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定されている。そして、ステップアップ確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。
図柄cに分類される特図2が第2特図表示器51に表示された場合には、大当り遊技として短縮確変大当り遊技が付与されるようになっている。また、図柄dに分類される特図2が第2特図表示器51に表示された場合には、大当り遊技として短縮非確変大当り遊技が付与されるようになっている。前記16R短縮確変大当り遊技および16R短縮非確変大当り遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定されたラウンド大当り遊技であって、各ラウンド遊技の入賞上限個数が「9個」に設定される。そして、16R短縮確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に、次回の大当り遊技が生起されるまでの間、大当り遊技終了後に確変状態および変短状態が継続して付与されるようになっている。一方、16R短縮非確変大当り遊技では、大当り判定の当選時における遊技状態に関係なく、大当り遊技終了後に確変状態が付与されない(非確変状態とされる)と共に、大当り遊技終了時から予め決められた変短回数(実施例では80回)の特図変動表示が行われるまでの間だけ変短状態が付与されるようになっている。
実施例のパチンコ機10は、前記図柄表示装置17で実行される図柄変動演出の演出内容(表示内容)が異なる複数(実施例では4つ)の遊技演出モードを備えている。ここで、遊技演出モードは、その時点での遊技状態が確変状態であるか否かを遊技者に示唆すると共に、変短状態であるか否かを遊技者に示唆する遊技状態示唆画像を図柄表示装置17に表示させて遊技演出を行うようになっている。そして、実施例のパチンコ機10では、所定のモード移行条件が成立することで遊技演出モードが変更され得るようになっている。ここで、実施例では、大当りの発生および大当り遊技後の図柄変動(第1または第2特図変動表示)の変動回数(実施例では80回)がモード移行条件とされている。
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。実施例のパチンコ機10には、図8に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御するメイン制御基板(メイン制御手段)60と、該メイン制御基板60からの制御信号に基づいて各制御対象を制御するサブ制御基板(サブ制御手段)65,70とが設けられている。すなわち、メイン制御基板60では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板65,70に出力されるようになっている。
前記メイン制御基板60は、図8に示に示す如く、制御処理を実行するメイン制御CPU60a、該メイン制御CPU60aが実行する制御プログラムを記憶するメイン制御ROM60b、当該メイン制御CPU60aの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能なメイン制御RAM60c等が備えられている。そして、前記始動入賞検出センサ34a,34b、特別入賞検出センサ44、通過球検出センサ48等の各種センサが前記メイン制御CPU60aに接続されている。また、メイン制御CPU60aには、第1および第2特図表示器50,51、第1および第2特図保留表示部52,53、普図表示器55、普図保留表示部56等の各表示器が接続されて、各検出センサ34a,34b,44,48の検出を契機としてメイン制御CPU60aで実行された制御処理に基づいて、各表示器50,51の表示制御が実行されるようになっている。また、メイン制御CPU60aには、前記始動入賞装置30および特別入賞装置40に設けられたソレノイド32,42が接続されており、該メイン制御CPU60aでの制御処理結果に基づいて各ソレノイド32,42の駆動制御が行われるようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、当り遊技の種類に応じて前記特別入賞ソレノイド42を駆動制御し、開閉扉43を長時間開放動作させる長時間開放制御および開閉扉43を短時間開放動作させる短時間開放制御を実行するよう構成される。
メイン制御CPU60aは、判定用乱数としての大当り判定用乱数、特図決定用乱数、演出実行判定用乱数(リーチ判定用乱数)、変動パターン振分用乱数、普図当り判定用乱数等の各種乱数の値を所定の周期(実施例では4ms)で更新し、更新後の値をメイン制御RAM60cに一時的に記憶して更新前の値を書き換えている。また、メイン制御CPU60aは、図示しないメインタイマ手段により時間を計測するタイマ更新処理を実行する。メイン制御RAM60cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグなど)が記憶(設定)されるようになっている。
一方、メイン制御ROM60bには、図柄変動演出の結果、大当りを発生させることを示す大当り判定値が記憶されている。大当り判定値は、前記大当り判定用乱数を用いて大当りか否かの判定(大当り判定)で用いる判定値であり、大当り判定用乱数の取り得る「0」〜「65535」までの全65536通りの整数の中から所定数の判定値が定められている。ここで、大当り判定値は、大当り判定を行う時点で前述した確変状態が付与されているか否かで判定値の設定数が異なっている。具体的には、確変状態のときに設定される大当り判定値の数(実施例では1518個)は、非確変状態の場合に設定される大当り判定値の数(実施例では164個)よりも多く設定されている。すなわち、確変状態のときの大当り判定値の設定数を多くすることで、大当りが発生し易くなっている。
前記統括制御基板65には、統括制御CPU65aが備えられている。該統括制御CPU65aには、図8に示す如く、統括制御ROM65bおよび統括制御RAM65cが接続されている。また、統括制御CPU65aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を統括制御RAM65cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。
次に、メイン制御基板60のメイン制御CPU60aが制御プログラムに基づき実行する各種処理について具体的に説明する。
特図入力処理では、図4に示すように、始動入賞装置30の第1始動入賞口31aにパチンコ球が入賞したか否かをメイン制御CPU60aが判定する(ステップA11)。すなわち、ステップA11においてメイン制御CPU60aは、第1始動入賞口31aに対応する第1始動入賞検出センサ34aがパチンコ球を検出した時に出力する検出信号が入力されたか否かを判定する。そしてステップA11の判定結果が否定の場合には、ステップA15に移行する。ステップSA11の判定結果が肯定の場合には、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている第1特図始動保留情報の記憶数が上限数の4未満であるか否かを判定する(ステップA12)。ステップA12の判定結果が否定(すなわち第1特図始動保留情報の記憶数が4)の場合には、メイン制御CPU60aは、ステップA15に移行する。
次に、特図開始処理について図5に基づき説明する。メイン制御CPU60aは、特図開始処理を所定の周期(実施例では4ms)毎に実行している。特図開始処理では、メイン用制御CPU60aは、特図表示器50,51および図柄表示装置17において特図1または特図2が変動表示中であるか、または大当り遊技中であるか否かを判定する(ステップB11)。そして、ステップB11の判定結果が肯定の場合には、メイン制御CPU60aは、特図開始処理を終了する。一方、ステップB11の判定結果が否定の場合には、第2特図始動保留情報の記憶数を読み出し(ステップB12)、第2特図始動保留情報の記憶数が「0」よりも大きいか否かを判定する(ステップB13)。ステップB13の判定結果が否定の場合には(第2特図始動保留情報の記憶数=0の場合には)、メイン制御CPU60aは、ステップB16の処理に移行する。ステップB13の判定結果が肯定の場合には(第2特図始動保留情報の記憶数>0)の場合には、メイン制御RAM60cの所定の記憶領域に記憶される特図変動処理フラグに第2特図変動表示を実行することを示す値「1」を設定する。次いで、メイン制御CPU60aが第2特図始動保留情報の記憶数を1減算して(ステップB14)、当該第2特図始動保留情報の記憶数に対応付けられたメイン制御RAM60cの所定の記憶領域に記憶されている大当り判定用乱数の値、リーチ判定用乱数の値、特図振分用乱数の値、演出実行判定用乱数の値および変動パターン振分用乱数の値をメイン制御CPU60aが取得する(ステップB15)。
次に、統括制御基板65で実行される処理について説明する。統括制御基板65の統括制御CPU65aは、前記メイン制御CPU60aから入力された変動パターン指定コマンドに基づいて、当該図柄変動演出において実行する演出パターンを決定し、決定した演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドを表示制御基板70やランプ制御基板72、音制御基板73等に出力する。すなわち、統括制御CPU65aは、メイン制御CPU60aが決定した変動パターンに基づいて、図柄変動演出を実行させる演出実行制御手段としての機能を有している。ここで、統括制御CPU65aが選択可能な演出パターンは、演出モード毎に分類されており、統括制御基板65に入力される演出モードフラグの設定値に基づいて選択可能な演出パターンから変動パターンに対応する演出パターンが選択される。すなわち、統括制御CPU65aは、メイン制御CPU60aが決定した変動パターンに基づいて演出パターンを決定する演出パターン決定手段としての機能を有している。
前記表示制御基板70では、演出パターン指定コマンドが入力されると、該コマンドで特定される演出パターンに対応する演出内容を示す表示データを表示制御CPU70aが選択し、該演出パターンに対応した表示内容で図柄変動演出を実行させるように図柄表示装置17を制御する。そして、表示制御CPU70aは、図柄変動演出の開始に伴って演出開始からの経過時間を計時し、計測した時間毎に演出パターンに基づいた画像が表示されるよう図柄表示装置17に映し出す画像を所定の周期毎に切り替える。そして、表示制御CPU70aは、各図柄表示列26a,26b,26cの仮停止図柄指定コマンドが入力されると、対応する図柄表示列26a,26b,26cの有効停止位置27に仮停止図柄指定コマンドで指定された飾図を仮停止させ、全図柄停止コマンドが入力されると、各図柄表示列26a,26b,26cの有効停止位置27に飾図指定コマンドで指示された飾図を図柄表示装置17に確定停止表示させるように図柄表示装置17の表示内容を制御し、図柄変動演出を終了させる。また、表示制御CPU70aは、モード指定コマンドが入力されると、指示された演出モードに対応する背景画像を表示させる。
次に、実施例のパチンコ機10における特徴的な仕様について説明する。なお、以下に説明する仕様は、通常モードにおいて第1始動入賞口31aにパチンコ球が入賞した場合において実行され得るものである。但し、以下に説明する仕様は、通常モードで第2始動入賞口31bにパチンコ球が入賞した場合に実行されるようにしたり、確変モードや時短モードにおいて第1始動入賞口31aまたは第2始動入賞口31bにパチンコ球が入賞した場合に実行されるようにしてもよい。図9は、実施例に係るパチンコ機10において、第1始動入賞口31aへの入賞を契機としてメイン制御CPU60aが決定し得る変動パターンを示している。図9に示すように、はずれ用(当り判定手段が否定の場合)の変動パターンとして、スーパーリーチはずれ変動パターンP1およびノーマルリーチはずれ変動パターンP4が設定され、また、大当り用(当り判定手段が肯定の場合)の変動パターンとして、再始動演出変動パターンP2、突発大当り変動パターンP3およびノーマルリーチ大当り変動パターンP5が設定されている。なお、再始動演出変動パターンP2は、特図1の大当り図柄が図柄A、図柄Bまたは図柄Fの場合(すなわち、前記特別確変大当り遊技または通常非確変大当り遊技の場合)に決定され得るよう設定されている。従って、特図1の大当り図柄として図柄C、図柄Dまたは図柄Eが選択された場合に、メイン制御CPU60aが変動パターンとして再始動演出変動パターンP2を決定することはない。
次に、メイン制御CPU60aが再始動演出変動パターンP2を決定した場合における制御構成について説明する。なお、メイン制御CPU60aは、特図1の大当り図柄が図柄A、図柄Bまたは図柄Fの場合に再始動演出変動パターンP2を決定し得るようになっている。メイン制御CPU60aが再始動演出変動パターンP2を決定すると、該変動パターンP2を指定する変動パターン指定コマンドを統括制御CPU65aに出力する。前記統括制御CPU65aは、再始動演出変動パターンP2を指定する変動パターン指定コマンドが入力されると、第1再始動演出パターンD2または第2再始動演出パターンD3の何れを実行するかを決定する。このとき、統括制御CPU65aは、第1再始動演出パターンD2または第2再始動演出パターンD3をランダム(決定確率50%)に決定するように設定されている。次に、統括制御CPU65aは、第1または第2再始動演出で導出する最終当り図柄(仮当り図柄)を決定する再始動演出図柄決定処理を実行する。
次に、実施例に係るパチンコ機10において、メイン制御CPU60aが再始動演出変動パターンP2を決定した場合の具体的な実行態様について説明する。先ず始めに、特図1の大当り図柄として図柄F(通常非確変大当り遊技)が決定された場合について説明する。メイン制御CPU60aが再始動演出変動パターンP2を指定する変動パターン指定コマンドを統括制御CPU65aに入力すると、統括制御CPU65aは、演出パターンとして第1または第2再始動演出パターンD2,D3の何れかを決定する。実施例では、第1および第2再始動演出パターンD2,D3で実行される図柄変動演出の変動時間を同一にすることで、1つの再始動演出変動パターンP2で2つの第1,第2再始動演出パターンD2,D3が対応付けられている。従って、メイン制御ROM60bに記憶する変動パターンの種類を少なくでき、メイン制御ROM60bの記憶容量を節約し得る。また、変動パターンの種類が少なくなるから、メイン制御CPU60aの制御負担を軽減することが可能となる。
(付記1)
前記演出パターンは、
前記通常変動画像とは表示態様が異なる特定演出画像が変動開始と同時に表示される特定演出パターン(D4)を含み、
前記リーチはずれ演出パターン(D1)が特定する図柄変動演出が実行された後に前記特定演出パターン(D4)が特定する図柄変動演出が開始される場合において、該リーチはずれ演出パターン(D1)で通常背景画像に切り替わってから特定演出パターン(D4)の特定演出画像が表示されるタイミングと、
前記リーチはずれ演出パターン(D1)において、通常変動画像に切り替わってから最終はずれ図柄が確定停止するタイミングと、
前記第2再始動演出パターン(D3)において、通常変動画像に切り替わってから図柄が再変動するタイミングとは、同一に設定されている請求項6記載の遊技機。
付記1の遊技機によれば、リーチ演出ではずれの図柄が導出された後に実行され得る態様として、はずれが確定して次変動が開始されるパターン、再始動演出が開始されるパターン、および特定演出画像に切り替わって特定演出パターンが特定する図柄変動演出が開始されるパターンの何れかとなるから、遊技のバリエーションを増やすことができる。また、遊技者は、何れのパターンが実行されるか予測することができず、遊技者に驚きを与えることができる。
前記特定演出パターンは、遊技者に当りを報知する突発当り画像が前記特定演出画像として表示されて最終当り図柄を導出する突発当り演出を特定する突発当り演出パターン(D4)であり、前記演出パターン決定手段(60a)は、前記当り判定手段(60a)が肯定の場合に、突発当り演出パターン(D4)を決定し得るよう設定される付記1記載の遊技機。
付記2の遊技機によれば、特定演出パターンとして突発当り演出パターンを設定したので、リーチ演出ではずれの図柄が導出された後に、再始動演出または突発当り演出の2通りのパターンで最終当り図柄が導出される可能性があり、遊技の興趣を向上することができる。
なお、前述した実施例は、以下に示す通り、種々の変更が可能である。
(1)実施例では、変動パターンとして再始動演出変動パターンを設定し、メイン制御CPUが再始動演出変動パターンを決定した場合に、統括制御CPUが第1再始動演出パターンまたは第2再始動演出パターンを決定する構成とした。しかしながら、必ずしも、変動パターンとして再始動演出変動パターンを設定する必要はなく、例えば、再始動演出を実行するか否かを判定する再始動演出実行判定手段を設けて、その判定結果が肯定の場合に、統括制御CPUが第1再始動演出パターンまたは第2再始動演出パターンの何れかを決定する構成としてもよい。この場合、統括制御CPUやメイン制御CPUが、再始動演出実行判定手段として機能するよう構成される。
(2)実施例では、統括制御CPUが第1再始動演出パターンまたは第2再始動演出パターンの何れかをランダム(50%の確率)に決定する構成としたが、両演出パターンの決定確率を異なるよう設定してもよい。例えば、第1再始動演出パターンの決定確率を30%、第2再始動演出パターンの決定確率を70%に設定し、第2再始動演出パターンが決定され易くなるようにしてもよい。
(3)実施例では、第1再始動演出パターンは、第1再始動演出の後に再抽選演出を実行する構成としたが、第1再始動演出のみを実行する構成としてもよい。この場合、第1再始動演出パターンは、スーパーリーチ演出の後に通常背景に切り替わることなく第1再始動演出を実行し、該第1再始動演出において最終当り図柄を導出する構成となる。従って、第1再始動演出では、仮当り図柄を経ることなく仮はずれ図柄から最終当り図柄に一挙に再変動される。
(4)実施例では、第1再始動演出パターンにおいてスーパーリーチ演出で仮はずれ図柄が仮停止してから第1再始動演出が開始されるタイミングと、第2再始動演出パターンにおいてスーパーリーチ演出で仮はずれ図柄が仮停止してから通常背景に切り替わるタイミングと、スーパーリーチはずれ演出パターンにおいてスーパーリーチ演出で最終はずれ図柄が仮停止してから通常背景に切り替わるタイミングとを同一に設定した。同様に、第2再始動演出パターンにおいて、通常背景に切り替わってから第2再始動演出が開始されるタイミングと、スーパーリーチはずれ演出パターンにおいて通常背景に切り替わってから最終はずれ図柄が確定停止するタイミングとを同一に設定した。このタイミングが「同一」とは、各タイミングが時間的に完全に一致する場合に加え、各タイミングが同じであると遊技者が認識し得る程度に各タイミングが多少ズレた場合を含む意である。
(5)実施例では、スーパーリーチはずれ演出パターン、第1再始動演出パターンおよび第2再始動演出パターンは、同一のスーパーリーチ演出を実行した後に再始動演出に移行する構成としたが、スーパーリーチはずれ演出パターンで実行されるスーパーリーチ演出と、第1再始動演出パターンで実行されるスーパーリーチ演出と、第2再始動演出パターンで実行されるスーパーリーチ演出とが、変動時間や演出内容が異なるようにしてもよい。すなわち、第1再始動演出パターンにおいてスーパーリーチ演出で仮はずれ図柄が仮停止してから第1再始動演出が開始されるタイミングと、第2再始動演出パターンにおいてスーパーリーチ演出で仮はずれ図柄が仮停止してから通常背景に切り替わるタイミングと、スーパーリーチはずれ演出パターンにおいてスーパーリーチ演出で最終はずれ図柄が仮停止してから通常背景に切り替わるタイミングとが同一であれば、スーパーリーチ演出の変動時間や演出内容が相違してもよい。更に、第2再始動演出パターンにおいて、通常背景に切り替わってから第2再始動演出が開始されるタイミングと、スーパーリーチはずれ演出パターンにおいて通常背景に切り替わってから最終はずれ図柄が確定停止するタイミングが同一であれば、第2再始動演出パターンおよびスーパーリーチはずれ演出パターンにおけるスーパーリーチ演出の変動時間や演出内容が相違してもよい。更に、スーパーリーチはずれ演出パターン、第1再始動演出パターンおよび第2再始動演出パターンでは、ノーマルリーチ演出を経てスーパーリーチ演出に発展する構成としたが、ノーマルリーチ演出を経ることなくスーパーリーチ演出がいきなり開始されてもよい。
(6)実施例では、仮当り図柄として同一の第2の識別図柄で構成される仮チャンス図柄を設定したが、仮当り図柄として同一の第1の識別図柄から構成される図柄組み合わせ(仮特定当り図柄)を設定してもよい。そして、再抽選演出において、仮特定当り図柄から最終特定当り図柄に再変動したり、仮特定当り図柄から最終チャンス図柄に降格させてもよい。
(7)実施例では、最終チャンス図柄および仮チャンス図柄は、何れも、同一の第2の識別図柄(同一の表示態様)で構成したが、必ずしも、同一に設定する必要はなく、最終チャンス図柄および仮チャンス図柄が類似(対応)していてもよい。
(8)実施例では、突発大当り変動パターンでは、突発大当り演出の開始と同時に突発当り画像を表示して大当りを報知する構成としたが、突発大当り演出が開始されると同時にホワイトアウトまたはブラックアウトする画像等を所定時間表示して、遊技者に驚きを与えるようにしてもよい。
(9)実施例では、ノーマルリーチ演出から所定のタイミングで通常背景からリーチ演出画像に切り替わり、スーパーリーチ演出が開始される構成とした。しかしながら、ノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出に発展する際に、該スーパーリーチ演出への発展を報知する突入前演出を実行するようにしてもよい。
(10)実施例では、大当り図柄が図柄A、図柄aまたは図柄bの場合に、大当り図柄組み合わせとして確変大当りを遊技者に認識させる第1の識別図柄からなる図柄組み合わせを最終図柄として確定停止させる構成とした。しかしながら、例えば、大当り遊技中に確変大当り遊技であることを遊技者に報知する昇格演出を実行する場合には、図柄変動演出の結果として第2の識別図柄からなる図柄組み合わせを最終図柄として導出するようにしてもよい。また、実施例では、大当り図柄が図柄Aの場合に、最終当り図柄として最終特定当り図柄を決定する構成とした。しかしながら、例えば、大当り遊技中に確変大当り遊技であることを遊技者に報知する昇格演出を実行する場合には、最終当り図柄として最終チャンス図柄(同一の第2の識別図柄からなる図柄組み合わせ)を決定するようにしてもよい。
(11)実施例では、特定演出パターンとして突発当り演出パターンを設定したが、変動開始と同時に通常変動画像とは異なる表示態様の特定演出画像が表示されるものであれば、特定演出パターンとして他の図柄変動演出を特定する演出パターンを設定してもよい。例えば特定演出パターンとして、変動開始と同時に特定演出画像が表示されて飾図の変動表示を行い、最終的にはずれの図柄組み合わせが導出される演出パターンを設定してもよい。この場合、当り判定手段の判定結果が否定で、はずれ用の変動パターンが決定された場合に、統括制御CPU等が当該特定演出パターンを決定し得る構成とされる。なお、変動開始と同時に特定演出画像が表示されるとは、変動開始のタイミングと特定演出画像が表示されるタイミングとが完全に一致する場合に加え、遊技者が変動開始と同時に特定演出画像が表示されたと認識し得る程度に両タイミングがズレている場合を含む意である。
(12)実施例では、メイン制御CPUが、当り判定手段、変動パターン決定手段、当り遊技決定手段として機能する構成としたが、これらの手段をメイン制御基板や統括制御基板等に別途設けてもよい。また、統括制御CPUが、これらの手段の機能の全てまたは一部を有する構成としてもよい。
(13)実施例では、統括制御CPUが演出パターン決定手段、演出実行制御手段として機能する構成としたが、これらの手段を統括制御基板やメイン制御基板に別途設けたり、メイン制御CPUが、これらの手段の機能の全てまたは一部するようにしてもよい。
(14)実施例では、第1始動入賞口および第2始動入賞口に始動入賞検出センサを夫々設けて個別に遊技球を検出する構成としたが、各始動入賞口に入賞したパチンコ球を1つのセンサで検出する構成としてもよい。
(15)実施例では、第1特典遊技状態が付与されている状態を確変状態としたが、これに限られるものではなく、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態を組み合わせた状態を確変状態とすることもできる。この場合に、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態の何れも付与されていない状態を非確変状態とすることができる。
(16)実施例では、演出用の図柄(飾図)を表示する図柄表示手段(図柄表示装置)とは独立して、特図を表示する特図表示手段(特図表示器)を設けるようにしたが、これに限られるものではない。例えば、図柄表示手段において飾図および特図の両方を表示するようにしてもよい。また飾図と特図とを共用して、図柄表示手段に表示するようにしてもよい。
(17)実施例では、大当り遊技の各ラウンド遊技における特別入賞手段(特別入賞装置)の開閉手段(開閉扉)の開閉態様(開閉パターン)として、長時間開放動作と短時間開放動作とを適宜に組み合わせた例を示した。ここで、開閉手段の長時間開放動作としては、開閉手段の短時間開放動作に較べて有利な開放態様となっていればよい。開閉手段の短時間開放動作が不利となる開閉制御としては、パチンコ球を所定間隔で連続的に発射した条件において、1回の開放動作(開放してから閉鎖するまでの動作)においてパチンコ球の入賞が実質的に不可能な開放時間とすることができる。また、パチンコ球を所定間隔で連続的に発射した条件において、1回の開放動作(開放してから閉鎖するまでの動作)において入賞可能な開放時間であっても前記規定個数のパチンコ球の入賞は実質的に不可能な開放時間とすることで、開閉手段の短時間開放動作が長時間開放動作と較べて不利となる開閉態様とすることも可能である。また、開閉手段に長時間開放動作をさせた際に、ラウンド遊技に定められた規定個数のパチンコ球が入賞可能である必要はなく、開閉手段に長時間開放動作をさせた場合と較べて、より多くのパチンコ球が入賞可な開放時間とすることもできる。
60a メイン制御CPU(当り判定手段,変動パターン決定手段,当り遊技決定手段)
65a 統括制御CPU(演出パターン決定手段,演出実行制御手段)
D1 スーパーリーチ演出パターン(リーチはずれ演出パターン)
D2 第1再始動演出パターン
D3 第2再始動演出パターン
P2 再始動演出変動パターン
Claims (6)
- 遊技球の入賞を契機として当りか否かの判定を行う当り判定手段と、複数種類の図柄を変動させて行う図柄変動演出を実行する図柄表示手段とを備え、前記当り判定手段が肯定の場合に遊技者に有利となる当り遊技が実行される遊技機において、
前記当り判定手段の判定結果に基づいて、前記図柄変動演出の演出内容を特定する複数種類の演出パターンの中から演出パターンを決定する演出パターン決定手段と、
前記演出パターン決定手段が決定した演出パターンに基づいて、前記図柄表示手段に図柄変動演出を実行させる演出実行制御手段とを備え、
前記演出パターンは、
リーチ演出画像にてリーチ演出を行い、そのリーチ演出の結果として遊技者にはずれを認識させる最終はずれ図柄を導出させた後に通常変動画像を表示するリーチはずれ演出パターンと、
リーチ演出画像にてリーチ演出を行い、そのリーチ演出の結果として遊技者にはずれを一時的に認識させる仮はずれ図柄を一旦仮停止させ、その後、図柄を再変動させて遊技者に当りを認識させる最終当り図柄を導出する第1再始動演出パターンと、
リーチ演出画像にてリーチ演出を行い、そのリーチ演出の結果として遊技者にはずれを一時的に認識させる仮はずれ図柄を一旦仮停止させた後に通常変動画像を表示し、その後、図柄を再変動させて遊技者に当りを認識させる最終当り図柄を導出する第2再始動演出パターンとを含み、
前記演出パターン決定手段は、前記当り判定手段の判定結果が否定の場合に、前記リーチはずれ演出パターンを決定し得ると共に、当り判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記第1再始動演出パターンまたは第2再始動演出パターンの何れか一方を決定し得るよう設定される
ことを特徴とする遊技機。 - 前記第1再始動演出パターンおよび第2再始動演出パターンにより実行される図柄変動演出の変動時間は同一に設定され、
前記当り判定手段の判定結果に基づいて、前記第1再始動演出パターンおよび第2再始動演出パターンの変動時間を特定する再始動演出変動パターンを含む複数種類の変動パターンの中から変動パターンを決定する変動パターン決定手段を備え、
前記変動パターン決定手段は、前記当り判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記再始動演出変動パターンを決定し得るよう設定され、
前記演出パターン決定手段は、前記変動パターン決定手段が前記再始動演出変動パターンを決定した場合に、前記第1再始動演出パターンまたは第2再始動演出パターンの何れか一方を決定するよう設定される請求項1記載の遊技機。 - 前記第1再始動演出パターンは、前記仮はずれ図柄の仮停止後、図柄を再変動させて、遊技者に当りを一時的に認識させる仮当り図柄を一旦仮停止させた後に、図柄を更に再変動させて前記最終当り図柄を確定停止させるよう設定される請求項1または2記載の遊技機。
- 前記当り遊技には、遊技者に与える利益が大きい第1当り遊技と、遊技者に与える利益が第1当り遊技に較べて小さい第2当り遊技とを含み、
前記当り判定手段の判定結果が肯定の場合に、当り遊技の種類を決定する当り遊技決定手段を備え、
前記最終当り図柄は、当り遊技が第1当り遊技であることを遊技者に確定的に認識させる最終特定当り図柄と、当り遊技が第1当り遊技であることを遊技者に確定的に認識させない最終チャンス図柄とを含み、
前記仮当り図柄は、前記最終チャンス図柄に対応する表示態様とされた仮チャンス図柄を含み、
前記当り遊技決定手段が前記第1当り遊技を決定した場合に、
前記第1再始動演出パターンでは、前記仮はずれ図柄の仮停止後、図柄を再変動させて、前記仮チャンス図柄を一旦仮停止させた後に、図柄を更に再変動させて前記最終特定当り図柄を確定停止させると共に、
前記第2再始動演出パターンでは、前記仮はずれ図柄を仮停止し、前記通常変動画像を表示した後に図柄を再変動させて前記最終特定当り図柄を確定停止させるよう設定され、
前記当り遊技決定手段が前記第2当り遊技を決定した場合に、
前記第1再始動演出パターンでは、前記仮はずれ図柄の仮停止後、図柄を再変動させて、前記仮チャンス図柄を一旦仮停止させた後に、図柄を更に再変動させて前記最終チャンス図柄を確定停止させると共に、
前記第2再始動演出パターンでは、前記仮はずれ図柄を仮停止し、通常変動画像を表示した後に図柄を再変動させて前記最終チャンス図柄を確定停止させるよう設定される請求項3記載の遊技機。 - 前記リーチ演出画像および通常変動画像は、表示態様が異なるよう設定され、
前記リーチはずれ演出パターンは、リーチ演出画像において最終はずれ図柄を仮停止させた後に通常変動画像に切り替わるよう設定され、
前記リーチはずれ演出パターンにおいて、最終はずれ図柄が仮停止してから通常変動画像に切り替わるタイミングと、前記第2再始動演出パターンにおいて仮はずれ図柄が仮停止してから通常変動画像に切り替わるタイミングとは、何れも同一に設定されている請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。 - 前記リーチ演出画像および通常変動画像は、表示態様が異なるよう設定され、
前記リーチはずれ演出パターンは、リーチ演出画像において最終はずれ図柄を仮停止させた後に通常変動画像に切り替えて、最終はずれ図柄が確定停止するよう設定され、
前記リーチはずれ演出パターンにおいて、通常変動画像に切り替わってから最終はずれ図柄が確定停止するタイミングと、前記第2再始動演出パターンにおいて、通常変動画像に切り替わってから図柄が再変動するタイミングとは、同一に設定されている請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機。
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