JP2013055602A - 携帯機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】より多くのユーザに高い操作性を提供することができる携帯機器を提供する。
【解決手段】本体ケース12と、押しボタンスイッチを備えており、押しボタンスイッチのボタン32が、本体ケース12に対して、そのボタン32が押される方向とは異なる方向にスライド可能であることを特徴とする携帯機器。この携帯機器によれば、ボタン32をスライドすることで、ボタン32の位置を調節することができる。
【選択図】図2
【解決手段】本体ケース12と、押しボタンスイッチを備えており、押しボタンスイッチのボタン32が、本体ケース12に対して、そのボタン32が押される方向とは異なる方向にスライド可能であることを特徴とする携帯機器。この携帯機器によれば、ボタン32をスライドすることで、ボタン32の位置を調節することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、携帯機器に関する。
一般に、携帯機器は、キースイッチ等の押しボタンスイッチを有している。ユーザは、携帯機器を把持し、その把持した手で携帯機器の押しボタンスイッチを操作する。特許文献1、2には、このような押しボタンスイッチの操作性を考慮して押しボタンスイッチを配置した携帯機器が開示されている。
人の手の大きさや形状は、人によって異なる。したがって、ユーザにとって操作し易い押しボタンスイッチの位置は、ユーザによって異なる。このため、上述した特許文献1、2に開示の携帯機器でも、ユーザが操作し難いと感じることがある。したがって、本明細書では、より多くのユーザに高い操作性を提供することができる携帯機器を提案する。
本明細書が開示する携帯機器は、本体ケースと、押しボタンスイッチを備えている。そして、押しボタンスイッチのボタンが、本体ケースに対して、そのボタンが押される方向とは異なる方向にスライド可能である。
このような構成によれば、ユーザは、ボタンをスライドさせることで、ボタンの位置を調節することができる。したがって、ユーザは、自身が操作し易い位置にボタンを配置して、携帯機器を操作することができる。
上述した携帯機器は、複数の押しボタンスイッチを備えており、複数の押しボタンスイッチのボタンが行を構成するように配列されていることが好ましい。そして、行が、本体ケースに対して、その行が伸びる方向に沿ってスライド可能であることが好ましい。
このような構成によれば、行単位でボタンの位置を調節することができる。
上述した携帯機器は、前記行が、その行の中のボタンが携帯機器の左右方向の中心軸よりも右側に偏って配置される位置と、その行の中のボタンが携帯機器の左右方向の中心軸よりも左側に偏って配置される位置との間でスライド可能であることが好ましい。
なお、本明細書において、「左」は、携帯機器の操作面(すなわち、押しボタンスイッチが配置されている面)を見るユーザの視点における左を意味し、「右」はそのユーザの視点における右を意味する。また、「左右方向の中心軸」とは、操作面を平面視したときに左右の面積比が同じになる軸を意味する。したがって、携帯機器は必ずしも左右対称の形状である必要はない。
このような構成によれば、右利きのユーザも、左利きのユーザも、自身が操作し易いように押しボタンスイッチの位置を調節することができる。
上述した携帯機器は、複数の押しボタンスイッチのボタンが複数の行を構成するように配列されており、各行が、本体ケースに対して、自身が伸びる方向に沿ってスライド可能であり、下側の行ほど、スライド可能な距離が大きいことが好ましい。
なお、本明細書において、「下」とは、携帯機器の操作面を見るユーザの視点における下を意味し、「上」はそのユーザの視点における上を意味する。
多くのユーザは、親指で押しボタンスイッチを操作する。このため、携帯機器を把持したときに親指の付け根付近に位置する押しボタンスイッチは、ユーザにとって操作し難い。このため、親指の付け根付近の押しボタンスイッチは、位置調節が必要になる。一方、親指の付け根から離れた位置に存在する押しボタンスイッチは、比較的操作し易いので、位置調節はそれほど必要ない。上述した携帯機器は、下側の行(すなわち、親指の付け根に近い行)ほどスライド可能な距離が大きいので、親指の付け根付近の押しボタンスイッチの位置を十分に調節することができる。一方、位置調節がそれほど必要ない上側の行はスライド可能な距離が小さくなっており、これによって、携帯機器の構造が単純化されている。
上述した携帯機器は、行を構成するボタンを保持するとともに、本体ケースに対して、その行が伸びる方向に沿ってスライド可能な保持部材と、行を構成するボタンと対向する位置に設置されている基板をさらに有していることが好ましい。各ボタンには、接点電極が固定されていることが好ましい。各接点電極に対向する基板上の各位置に、対向するボタンが押されたときにそのボタンの接点電極と接触する一対のペア電極が形成されていることが好ましい。そして、各ペア電極が、保持部材がスライド可能な方向に沿って延設されていることが好ましい。
このような構成によれば、ボタンが押されると、そのボタンの接点電極が対向するペア電極と接触し、その押しボタンスイッチがオンする。行を構成する各ボタンは、保持部材と共にスライドする。また、各ペア電極は、保持部材がスライド可能な方向に沿って延設されている。したがって、保持部材と共にボタンをスライドさせ、そのスライド後の位置でボタンを押しても、接点電極がペア電極と接触し、押しボタンスイッチをオンさせることができる。
上述した保持部材を有する携帯機器は、行が、少なくとも3つのボタンを備えていることが好ましい。前記少なくとも3つのボタンのうちの両側のボタンの接点電極の上下方向の位置が互いに重複しており、前記少なくとも3つのボタンのうちの中央のボタンの接点電極の上下方向の位置が前記両側のボタンの接点電極と重複していないことが好ましい。また、前記両側のボタンの接点電極と対向する2つのペア電極の上下方向の位置が互いに重複しており、前記中央のボタンの接点電極と対向するペア電極の上下方向の位置が前記2つのペア電極と重複していないことが好ましい。また、前記中央のボタンの接点電極と対向するペア電極の左右方向の位置が、前記2つのペア電極の何れとも重複していることが好ましい。
図6〜8は、上述した携帯機器を例示している。図6〜8は、携帯機器の操作面を平面視した図であり、ボタン32a〜32cと、これらの裏側に配置されている接点電極60a〜60c及びペア電極72a〜72cを重ねて示している。ボタン32aが押されると、接点電極60aがペア電極72aと接触する。同様に、ボタン32bが押されると、接点電極60bがペア電極72bと接触し、ボタン32cが押されると、接点電極60cがペア電極72cと接触する。図6では、両側の接点電極60a、60cの上下方向の位置が互いに重複しており、中央の接点電極60bの上下方向の位置が両側の接点電極60a、60cと重複していない。また、各ペア電極72a〜72cの上下方向の位置も、接点電極60a〜60cに合わせて配置されている。また、両側のペア電極72a、72cは、左右方向の位置が重複していない。また、中央のペア電極72bは、範囲X1において左側のペア電極72aと左右方向の位置が重複しており、範囲X2において右側のペア電極72cと左右方向の位置が重複している。図7は、図6の位置から左に距離L1だけ保持部材34をスライドさせた状態を示し、図8は、図6の位置から右に距離L1だけ保持部材34をスライドさせた状態を示している。図6〜8に示すように、この構成では、左右に距離L1ずつ保持部材34をスライドさせても、各ボタン32a〜32cが押されたときに、各接点電極60a〜60cが、対応するペア電極と接触することができる。
一方、図16、17は、比較例の携帯機器のボタン32a〜32c、接点電極60a〜60c、及び、ペア電極72a〜72cの位置を示している。図16では、全ての接点電極60a〜60cが、上下方向の位置が重複しないように配置されている。図16の構成における保持部材34をスライド可能な距離L2は、上述した図6〜8の構成におけるスライド可能な距離L1とほとんど変わらない。一方、この構成では、3つのペア電極72a〜72cを上下方向に3つ並べる必要があるので、各ペア電極72a〜72cの配線の幅や、その配線間のピッチが狭くなるという問題が生じる。また、図17では、全ての接点電極60a〜60cが、左右方向に一列に配置されており、これに合わせて、ペア電極72a〜72cも左右方向に配列されている。図17の構成では、各ペア電極72a〜72cの左右方向の長さが短くなるので、保持部材34をスライドさせることができる距離L3が上述した距離L1より短くなる。
このように、上述した図6〜8に示す構成によれば、保持部材をスライドさせることができる距離を長くすることができるとともに、各ペア電極の配線を余裕を持って配置することができる。
一方、図16、17は、比較例の携帯機器のボタン32a〜32c、接点電極60a〜60c、及び、ペア電極72a〜72cの位置を示している。図16では、全ての接点電極60a〜60cが、上下方向の位置が重複しないように配置されている。図16の構成における保持部材34をスライド可能な距離L2は、上述した図6〜8の構成におけるスライド可能な距離L1とほとんど変わらない。一方、この構成では、3つのペア電極72a〜72cを上下方向に3つ並べる必要があるので、各ペア電極72a〜72cの配線の幅や、その配線間のピッチが狭くなるという問題が生じる。また、図17では、全ての接点電極60a〜60cが、左右方向に一列に配置されており、これに合わせて、ペア電極72a〜72cも左右方向に配列されている。図17の構成では、各ペア電極72a〜72cの左右方向の長さが短くなるので、保持部材34をスライドさせることができる距離L3が上述した距離L1より短くなる。
このように、上述した図6〜8に示す構成によれば、保持部材をスライドさせることができる距離を長くすることができるとともに、各ペア電極の配線を余裕を持って配置することができる。
行を構成するボタンを有する携帯機器は、以下のように構成されていてもよい。この携帯機器は、行を構成するボタンを保持するとともに、本体ケースに対して、その行が伸びる方向に沿ってスライド可能な保持部材と、行を構成するボタンと対向する位置に設置されており、保持部材と共に本体ケースに対してスライド可能な基板をさらに有している。各ボタンに、接点電極が固定されている。各接点電極に対向する基板上の各位置に、対向するボタンが押されたときにそのボタンの接点電極に接する一対のペア電極が形成されている。
この構成では、保持部材と共に基板がスライドする。したがって、接点電極とペア電極の位置関係によってスライド可能な距離が制限されることがない。すなわち、この構成によれば、スライド可能な距離をより長くすることができる。
上述した何れかの携帯機器は、保持部材に接続されており、保持部材から保持部材がスライド可能な方向に沿って伸びており、本体ケース内で屈曲可能なフィルムをさらに有していることが好ましい。
このような構成によれば、保持部材をスライドさせたときに、本体ケースと保持部材の間の隙間がフィルムで覆われる。これにより、本体ケースの内部(基板等)が外部に露出することが防止される。
図1に示すRFIDリーダライタ10は、本体ケース12と、本体ケース12に設置されている液晶画面14を有している。液晶画面14には、RFIDリーダライタ10がRFIDタグから読み出した情報や、その他の種々の情報が表示される。液晶画面14の下側には、操作領域16が設けられている。操作領域16には、4つのスライドユニット30と、電源ボタン20が設置されている。各スライドユニット30は、3つのボタン32を有している。ユーザは、スライドユニット30のボタン32、電源ボタン20、または、その他の図示しないキースイッチ等によって、RFIDリーダライタ10を操作することができる。
各スライドユニット30は、本体ケース12に対してスライドするスライド板34を有している。スライド板34は、RFIDリーダライタ10の左右方向にスライドする。各スライド板34は、独立してスライドすることができる。スライド板34がスライドすることで、スライドユニット30全体がスライドする。各スライド板34に、3つのボタン32が設置されている。ボタン32は、押しボタンスイッチのボタンである。各スライド板34に設置されている3つのボタン32は、左右方向に直線状に並んで行を構成している。各スライドユニット30は、図2に示す位置と図3に示す位置の間でスライドすることができる。なお、図2、3の中心軸CLは、RFIDリーダライタ10の左右方向の中心軸を示している。各スライドユニット30は、自身が有する3つのボタン32が図2に示すように中心軸CLよりも左側に偏って配置される位置と、自身が有する3つのボタン32が図3に示すように中心軸CLよりも右側に偏って配置される位置との間でスライドすることができる。また、図2、3に示すように、下側に位置するスライドユニット30ほど、スライド可能な距離が大きい。各スライドユニット30は、自身がスライドする際に、本体ケース12に対して摩擦が生じるように構成されている。したがって、ユーザが意図的に各スライドユニット30をスライドさせない限り、各スライドユニット30は摩擦力によって本体ケース12に対して固定されている。
ユーザがRFIDリーダライタ10を使用する際には、ユーザは各スライドユニット30をスライドさせて、各ボタン32の位置を調節することができる。すなわち、RFIDリーダライタ10を使用する際には、ユーザは、自身が操作し易い位置にボタン32を配置した上で、ボタン32を操作することができる。したがって、このRFIDリーダライタ10は、多くのユーザに高い操作性を提供することができる。例えば、ユーザが右手でRFIDリーダライタ10を操作する場合には、図4に示すように、右手の親指の付け根が、RFIDリーダライタ10の右下の角部22に位置する。一般に、親指の付け根付近に位置するボタンは、ユーザにとって操作し難い。したがって、この場合には、図4に示すように、各スライドユニット30を左側にスライドさせることで、各ボタン32を操作し易い位置に移動させることができる。他方、ユーザが左手でRFIDリーダライタ10を操作する場合には、図5に示すように、左手の親指の付け根が、RFIDリーダライタ10の左下の角部24に位置する。したがって、この場合には、各スライドユニット30を右側にスライドさせることで、各ボタン32を操作し易い位置に移動させることができる。このように、各スライドユニット30が中央から右側にも左側にもスライドすることができるので、RFIDリーダライタ10は、右利きのユーザにも左利きのユーザにも高い操作性を提供することができる。また、図4、5の何れにおいても、最も上側のスライドユニット30は、RFIDリーダライタ10の左右方向の略中央に位置している。これは、最も上側のスライドユニット30のボタン32は、親指の付け根から遠いため操作し易く、位置調節の必要性があまり高くないためである。このように、位置調節の必要性がそれほど高くない上側のスライドユニット30についてはスライド可能な距離を小さくすることで、RFIDリーダライタ10の構造を単純化することができる。
次に、スライドユニット30の構造について詳しく説明する。なお、各スライドユニット30の構造は略等しいので、以下では最も下側のスライドユニット30について説明する。以下では、最も下側のスライドユニット30を、スライドユニット30aという。
図1、6に示すように、本体ケース12には、左右方向に伸びるガイドレール40が形成されている。スライドユニット30aのスライド板34は、一対のガイドレール40の間に嵌め込まれている。スライド板34は、一対のガイドレール40によって、左右方向にスライド可能に支持されている。
図9に示すように、スライド板34には、3つの貫通孔36が形成されている。各貫通孔36内に、ボタン32が設置されている。各ボタン32は、スライド板34に対して、スライド板34の厚み方向に沿って移動できるように支持されている。各ボタン32は、図示しないバネ部材によって、ボタン32の表側に向かって付勢されている。以下では、図9において、左側のボタン32をボタン32aといい、中央のボタン32をボタン32bといい、右側のボタン32をボタン32cという場合がある。
本体ケース12のスライドユニット30が設置されている領域には、貫通孔50が形成されている。スライド板34及びボタン32の裏面には、フィルム52が固定されている。フィルム52は、スライド板34から、左右に伸びている。本体ケース12の内部には、2つのガイド部材54が設置されている。フィルム52の右側の部分は、本体ケース12の内面に沿って折れ曲がり、その先端が本体ケース12とガイド部材54の間に収容されている。フィルム52の左側の部分は、本体ケース12の内面に沿って折れ曲がり、その先端が本体ケース12とガイド部材54の間に収容されている。
フィルム52の裏面には、3つの接点電極60a〜60cが形成されている。接点電極60aは、左側のボタン32aの裏側の位置に固定されている。接点電極60aは、ボタン32aの右寄りの位置に固定されている。接点電極60bは、中央のボタン32bの裏側の位置に固定されている。接点電極60bは、ボタン32bの左右方向の略中央の位置に固定されている。接点電極60cは、右側のボタン32cの裏側の位置に固定されている。接点電極60cは、ボタン32cの左寄りの位置に固定されている。図6に示すように、接点電極60aは、上下方向の位置が、接点電極60cと略一致するように形成されている。また、接点電極60bは、接点電極60a、60cよりも下側に形成されている。
図9に示すように、本体ケース12の内部には、基板70が設置されている。基板70は、ボタン32a〜32cと対向する位置に設置されている。基板70のボタン32a〜32cと対向している面には、3つのペア電極72a〜72cが形成されている。図6に示すように、各ペア電極は、互いに分離されている一対の電極により構成されている。ペア電極を構成する各電極は、左右方向に伸びている。ペア電極72aは、接点電極60aと対向する位置に形成されている。ペア電極72bは、接点電極60bと対向する位置に形成されている。ペア電極72cは、接点電極60cと対向する位置に形成されている。このため、ペア電極72aは、上下方向の位置が、ペア電極72cと略一致するように形成されており、ペア電極72bは、ペア電極72a、72cよりも下側に形成されている。また、ペア電極72bは、左右方向の位置が、ペア電極72a、72cの何れとも重複するように形成されている。スライドユニット30aが、RFIDリーダライタ10の左右方向の中央に位置している状態では、各接点電極60a〜60cが、対向するペア電極72a〜72cの左右方向の中央に位置している。
ユーザがボタン32aを押すと、ボタン32aが基板70に向かって移動する。すると、接点電極60aが、ペア電極72aを構成する一対の電極と接触し、その一対の電極が互いに導通する。ユーザがボタン32aを放すと、図示しないバネ部材によってボタン32aが元の位置に戻され、接点電極60aがペア電極72aと非接触となる。このように、ボタン32a、接点電極60a、及び、ペア電極72aによって、押しボタンスイッチが構成されている。同様に、ボタン32b、接点電極60b、及び、ペア電極72bによって押しボタンスイッチが構成されており、ボタン32c、接点電極60c、及び、ペア電極72cによって押しボタンスイッチが構成されている。
図7、10は、スライドユニット30aを左側にスライドさせた状態を示している。各ペア電極72a〜72cがスライドユニット30aのスライド方向に沿って伸びているので、スライドユニット30aを左側に移動させても、接点電極60a〜60cと対向する位置にペア電極72a〜72cが存在する。したがって、スライドユニット30aを左側にスライドさせた状態でも、ボタン32a〜32cを押すことで、押しボタンスイッチをスイッチングさせることができる。また、このようにスライドユニット30aをスライドさせると、RFIDリーダライタ10の操作面に貫通孔50が現れる。しかしながら、貫通孔50は、フィルム52によって閉じられるので、貫通孔50を介して本体ケース12の内部が露出することはない。これによって、RFIDリーダライタ10の信頼性が確保される。
また、図8、11に示すように、スライドユニット30aを右側にスライドさせた場合でも、左側にスライドさせた場合と同様に、各押しボタンスイッチをスイッチングさせることができる。また、この場合も、貫通孔50がフィルム52によって閉じられるので、本体ケース12の内部が露出することが防止される。
また、図6〜8のように各接点電極60a〜60c及び各ペア電極72a〜72cを形成することで、各ペア電極72a〜72cを構成する配線の太さ及びピッチを小さくすることなく、スライドユニット30aのスライド可能距離を確保することができる。
実施例2のRFIDリーダライタでは、ペア電極が設けられている基板の構造が、実施例1のRFIDリーダライタ10とは異なる。図12に示す実施例2のRFIDリーダライタでは、ペア電極72a〜72cが形成されている基板170が、スライドユニット30毎に分割されている。そして、基板170が、スライド板34に固定されている。したがって、図13に示すように、スライドユニット30をスライドさせると、スライドユニット30と共に基板170がスライドする。したがって、この構成では、接点電極60a〜60cとペア電極72a〜72cの相対位置が変化しない。このため、接点電極とペア電極の相対位置に基づく制限を受けることなく、より自由な設計が可能となる。例えば、スライドユニット30のスライド可能距離をより長くすることもできる。なお、実施例2の構成では、接点電極60a〜60cとペア電極72a〜72cの相対位置が変化しないので、ペア電極72a〜72cを左右方向に長く形成していない。
なお、上述した実施例では、RFIDリーダライタの使用方法の例として、図4、5の方法を説明した。しかしながら、他の方法により使用してもよい。例えば、図14に示すように、操作し難い最も下側のスライドユニット30のみの位置を調節してもよい。また、例えば、図15に示すように、上側のスライドユニット30と下側のスライドユニット30とを逆方向にスライドさせてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:RFIDリーダライタ
12:本体ケース
14:液晶画面
16:操作領域
20:電源ボタン
30:スライドユニット
32:ボタン
34:スライド板
40:ガイドレール
52:フィルム
54:ガイド部材
60a〜60c:接点電極
70:基板
72a〜72c:ペア電極
12:本体ケース
14:液晶画面
16:操作領域
20:電源ボタン
30:スライドユニット
32:ボタン
34:スライド板
40:ガイドレール
52:フィルム
54:ガイド部材
60a〜60c:接点電極
70:基板
72a〜72c:ペア電極
Claims (8)
- 本体ケースと、押しボタンスイッチを備えており、
押しボタンスイッチのボタンが、本体ケースに対して、そのボタンが押される方向とは異なる方向にスライド可能であることを特徴とする携帯機器。 - 複数の押しボタンスイッチを備えており、
複数の押しボタンスイッチのボタンが行を構成するように配列されており、
行が、本体ケースに対して、その行が伸びる方向に沿ってスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。 - 前記行が、その行の中のボタンが携帯機器の左右方向の中心軸よりも右側に偏って配置される位置と、その行の中のボタンが携帯機器の左右方向の中心軸よりも左側に偏って配置される位置との間でスライド可能であることを特徴とする請求項2に記載の携帯機器。
- 複数の押しボタンスイッチのボタンが複数の行を構成するように配列されており、
各行が、本体ケースに対して、自身が伸びる方向に沿ってスライド可能であり、
下側の行ほど、スライド可能な距離が大きいことを特徴とする請求項2または3に記載の携帯機器。 - 行を構成するボタンを保持するとともに、本体ケースに対して、その行が伸びる方向に沿ってスライド可能な保持部材と、
行を構成するボタンと対向する位置に設置されている基板、
をさらに有しており、
各ボタンに接点電極が固定されており、
各接点電極に対向する基板上の各位置に、対向するボタンが押されたときにそのボタンの接点電極と接触する一対のペア電極が形成されており、
各ペア電極が、保持部材がスライド可能な方向に沿って延設されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の携帯機器。 - 行が、少なくとも3つのボタンを備えており、
前記少なくとも3つのボタンのうちの両側のボタンの接点電極の上下方向の位置が互いに重複しており、前記少なくとも3つのボタンのうちの中央のボタンの接点電極の上下方向の位置が前記両側のボタンの接点電極と重複しておらず、
前記両側のボタンの接点電極と対向する2つのペア電極の上下方向の位置が互いに重複しており、前記中央のボタンの接点電極と対向するペア電極の上下方向の位置が前記2つのペア電極と重複しておらず、
前記中央のボタンの接点電極と対向するペア電極の左右方向の位置が、前記2つのペア電極の何れとも重複している、
ことを特徴とする請求項5に記載の携帯機器。 - 行を構成するボタンを保持するとともに、本体ケースに対して、その行が伸びる方向に沿ってスライド可能な保持部材と、
行を構成するボタンと対向する位置に設置されており、保持部材と共に本体ケースに対してスライド可能な基板、
をさらに有しており、
各ボタンに接点電極が固定されており、
各接点電極に対向する基板上の各位置に、対向するボタンが押されたときにそのボタンの接点電極に接する一対のペア電極が形成されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の携帯機器。 - 保持部材に接続されており、保持部材から保持部材がスライド可能な方向に沿って伸びており、本体ケース内で屈曲可能なフィルムをさらに有していることを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載の携帯機器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107392070A (zh) * | 2016-06-17 | 2017-11-24 | 韩美爱提株式会社 | 识别货物的整合读码装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20141202 |