JP2013053543A - 空気浄化装置 - Google Patents

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Tomoyoshi Sakano
倫祥 坂野
Mutsuhisa Ishihara
睦久 石原
Tetsuya Kosaka
哲也 小坂
Yusuke Suzuki
雄介 鈴木
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Abstract

【課題】エアフローセンサの測定の確度を高めることができる空気浄化装置を提供する。
【解決手段】フィルタエレメント22が複数の層32・33・34の重層構造からなり、各層32・33・34に長手方向に沿う継目32a・33a・34aをそれぞれ備え、フィルタエレメント22の中心軸線22aと平行な向きに見て、各継目32a・33a・34aのうち、1の継目34aとフィルタエレメント22の中心軸線22aとを結ぶ径方向の基準仮想線40を想定し、基準仮想線40からフィルタエレメント22の中心軸線22aを回転中心として周方向の両側に10°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線41・41を想定し、両偏倚仮想線41・41の間に挟まれた角度340°の領域42内に他の継目32a・33aを位置させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気浄化装置に関し、詳しくは、エアフローセンサの測定の確度を高めることができる空気浄化装置に関する。
従来、空気浄化装置として、エアクリーナのケーシングに筒状のフィルタエレメントを収容し、フィルタエレメントの周囲に未浄気室を設け。フィルタエレメント内に浄気室を設け、浄気室の下流にエアフローセンサを配置したものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種の空気浄化装置によれば、浄気の流量をエアフローセンサで測定し、浄気に供給する燃焼噴射量の調量等の制御を可能にすることができる利点がある。
しかし、この従来技術では、フィルタエレメントとして、複数の層を備えた重層構造で、各層に長手方向に沿う継目をそれぞれ備えたものを用いた場合、各継目の相対位置を管理しておかなければ、問題が生じる。
特開2004−124741号公報(図1参照)
《問題》 エアフローセンサの計測確度が低くなる。
フィルタエレメントとして、複数の層を備えた重層構造で、各層に長手方向に沿う継目をそれぞれ備えたものを用いた場合、各継目の相対位置を管理しておかなければ、複数の継目の全てが重なり、或いは狭い範囲に密集して配置される場合があり、これらの重なりや密集によって乱流が増幅され、乱流によるエアフローセンサの測定誤差を予測することが困難になり、エアフローセンサの計測確度が低くなる。
本発明の課題は、エアフローセンサの測定の確度を高めることができる空気浄化装置を提供することにある。
(請求項1〜6に係る発明に共通する発明特定事項)
図1(A)に例示するように、エアクリーナ(31)のケーシング(1)に筒状のフィルタエレメント(22)を収容し、フィルタエレメント(22)の周囲に未浄気室(3)を設け。フィルタエレメント(22)内に浄気室(6)を設け、浄気室(6)の下流にエアフローセンサ(9)を配置した空気浄化装置において、
図2〜図6に例示するように、フィルタエレメント(22)が複数の層(32)(33)(34)の重層構造からなり、各層(32)(33)(34)に長手方向に沿う継目(32a)(33a)(34a)をそれぞれ備え、フィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)と平行な向きに見て、各継目(32a)(33a)(34a)のうち、1の継目(34a)とフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)とを結ぶ径方向の基準仮想線(40)を想定する。
(請求項1に係る発明に固有の発明特定事項)
図2に例示するように、基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の両側に10°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線(41)(41)を想定し、両偏倚仮想線(41)(41)の間に挟まれた角度340°の領域(42)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる、ことを特徴とする空気浄化装置。
(請求項2に係る発明に固有の発明特定事項)
図4に例示するように、基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の一側に60°回転偏倚させた第1偏倚仮想線(43)と120°回転偏倚させた第2偏倚仮想線(44)とを想定し、両偏倚仮想線(43)(44)の間に挟まれた角度60°の領域(45)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる、ことを特徴とする空気浄化装置。
(請求項3に係る発明に固有の発明特定事項)
図5に例示するように、基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の両側に120°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線(46)(46)を想定し、両偏倚仮想線(46)(46)の間に挟まれた角度120°の領域(47)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる、ことを特徴とする空気浄化装置。
(請求項4に係る発明に固有の発明特定事項)
図6に例示するように、基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の両側に160°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線(48)(48)を想定し、両偏倚仮想線(48)(48)の間に挟まれた角度40°の領域(49)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる、ことを特徴とする空気浄化装置。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 エアフローセンサの計測確度を高めることができる。
図2に例示するように、両偏倚仮想線(41)(41)の間に挟まれた角度340°の領域(42)内に他の継目(32a)(33a)を位置させるので、複数の継目(32a)(33a)(34a)の全てが重なることや、これらの全てが狭い範囲に密集して配置されることがなくなり、これに起因する乱流の増幅が抑制され、乱流によるエアフローセンサ(9)の測定誤差を予測することが容易になり、エアフローセンサ(9)の計測確度を高めることができる。
《効果》 他の継目の位置決めを容易に行うことができる。
角度340°の領域(42)内に他の継目(32a)(33a)を位置させるので、他の継目(32a)(33a)の位置決めの領域(42)が広く、他の継目(32a)(33a)の位置決めを容易に行うことができる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 エアフローセンサの計測確度を高めることができる。
図4に例示するように、両偏倚仮想線(43)(44)の間に挟まれた角度60°の領域(45)内に他の継目(32a)(33a)を位置させるので、複数の継目(32a)(33a)(34a)の全てが重なることや、これらの全てが狭い範囲に密集して配置されることがなくなり、これに起因する乱流の増幅が抑制され、乱流によるエアフローセンサ(9)の測定誤差を予測することが容易になり、エアフローセンサ(9)の計測確度を高めることができる。
《効果》 他の継目の位置決めを容易に行うことができる。
図4に例示するように、両偏倚仮想線(43)(44)の間に挟まれた角度60°の領域(45)内に他の継目(32a)(33a)を位置させたので、一の継目(34a)のある基準仮想線(40)と直交する位置付近で、他の継目(32a)(33a)を位置決めすることができ、その位置が感覚的に分かり易く、他の継目(32a)(33a)の位置決めを容易に行うことができる。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 エアフローセンサの計測確度を高めることができる。
図5に例示するように、両偏倚仮想線(46)(46)の間に挟まれた角度120°の領域(47)内に他の継目(32a)(33a)を位置させるので、複数の継目(32a)(33a)(34a)の全てが重なることや、これらの全てが狭い範囲に密集して配置されることがなくなり、これに起因する乱流の増幅が抑制され、乱流によるエアフローセンサ(9)の測定誤差を予測することが容易になり、エアフローセンサ(9)の計測確度を高めることができる。
《効果》 他の継目の位置決めを容易に行うことができる。
図5に例示するように、両偏倚仮想線(46)(46)の間に挟まれた角度120°の領域(47)内に他の継目(32a)(33a)を位置させるので、一の継目(34a)と反対側の位置付近で、他の継目(32a)(33a)を位置合わせすることができ、その位置が感覚的に分かり易く、他の継目(32a)(33a)の位置決めを容易に行うことができる。
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 エアフローセンサの計測確度を高めることができる。
図6に例示するように、両偏倚仮想線(48)(48)の間に挟まれた角度40°の領域(49)内に他の継目(32a)(33a)を位置させるので、複数の継目(32a)(33a)(34a)の全てが重なることや、これらの全てが狭い範囲に密集して配置されることがなくなり、これに起因する乱流の増幅が抑制され、乱流によるエアフローセンサ(9)の測定誤差を予測することが容易になり、エアフローセンサ(9)の計測確度を高めることができる。
《効果》 他の継目の位置合わせを容易に行うことができる。
図6に例示するように、両偏倚仮想線(48)(48)の間に挟まれた角度40°の領域(49)内に他の継目(32a)(33a)を位置させるので、一の継目(34a)と反対側の位置付近で、他の継目(32a)(33a)を位置合わせすることができ、その位置が感覚的に分かり易く、他の継目(32a)(33a)の位置合わせを容易に行うことができる。
《効果》 エアフローセンサの計測確度をより高めることができる。
図6に例示するように、両偏倚仮想線(48)(48)の間に挟まれた角度40°の領域(49)内に他の継目(32a)(33a)を位置させるので、一の継目(34a)と他の継目(32a)(33a)とを最も離すことができ、乱流の増幅がより抑制され、乱流によるエアフローセンサ(9)の測定誤差を予測することがより容易になり、エアフローセンサ(9)の計測確度をより高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る空気浄化装置を説明する図で、図1(A)は縦断側面図、図1(B)は図1(A)のB矢視部の拡大図である。 図1の空気浄化装置で用いるフィルタエレメントの従断正面図である。 図3(A)は図1(A)のIIIA−IIIA線断面図、図3(B)は図1(A)のIIIB−IIIB線断面図、図3(C)は図1(A)のIIIC−IIIC線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気浄化装置で用いるフィルタエレメントの縦断正面図である。 本発明の第3実施形態に係る空気浄化装置で用いるフィルタエレメントの縦断正面図である。 本発明の第4実施形態に係る空気浄化装置で用いるフィルタエレメントの縦断正面図である。
図1〜図3は本発明の第1実施形態、図4は第2実施形態、図5は第3実施形態、図6は第4実施形態にそれぞれ係る空気浄化装置を説明する図で、各実施形態では、ディーゼルエンジンの空気浄化装置について説明する。
まず、第1実施形態について説明する。
図1(A)に示すように、エアクリーナ(31)のケーシング(1)に筒状のインナーフィルタエレメント(22)を収容し、インナーフィルタエレメント(22)の周囲に未浄気室(3)を設け。フィルタエレメント(22)内に浄気室(6)を設け、浄気室(6)の下流にエアフローセンサ(9)を配置している。
図3(A)(B)に示すように、ケーシング(1)は円筒形状である。
インナーフィルタエレメント(22)の外側にはインナーフィルタエレメント(22)と同心状の筒状のアウターフィルタエレメント(21)を配置し、アウターフィルタエレメント(21)とインナーフィルタエレメント(22)とで二重筒構造のフィルタエレメント(2)を構成している。未浄気室(3)はアウターフィルタエレメント(21)の外側にある。
アウターフィルタエレメント(21)は濾紙製、インナーフィルタエレメント(22)は主たる部分はフェルト製である。これらのフィルタエレメントの素材は、他のもの、例えばスポンジ等であってもよい。
図1(A)に示すように、未浄気室(3)は未浄気旋回室であり、浄気出口管(8)寄りの端部を始端部(3a)とし、反対側の端部を終端部(3b)とし、始端部(3a)に未浄気入口(5)を臨ませている。未浄気室(3)の始端部(3a)には、アウターフィルタエレメント(21)と同心でアウターフィルタエレメント(21)を外側から覆う円筒の未浄気旋回ガイド筒(23)を設けている。図3(A)に示すように、ケーシング周壁(4)に取り付けた未浄気入口(5)は未浄気室(3)の始端部(3a)の接線方向に沿う向きに方向付けている。
図1(A)に示すように、ケーシング端壁(7)から外側に浄気出口管(8)を導出し、インナーフィルタエレメント(22)の端部に浄気出口(10)を開口し、図1(B)に示すように、この浄気出口(10)の開口端面(11a)にシール材(12)を設け、シール材(12)を接当部(13)に接当させ、シール材(12)に浄気出口(10)の開口端面(11a)から内周面(11b)に沿って折り返された内側折り返し部(14)を設け、フィルタエレメント(22)の浄気出口(10)と浄気出口管(8)の浄気入口(15)とを連通させ、浄気出口管(8)にエアフローセンサ(9)を配置している。
図1(A)、図3(C)に示すように、浄気出口管(8)はL字形のエルボ管となっている。エアフローセンサ(9)は、浄気出口管(8)のうち、フィルタエレメント(2)と平行な向きの浄気入口寄り部分(20)の周壁に取り付けている。エアフローセンサ(9)にはホットワイヤー式のものを用いている。エアフローセンサ(9)には、他の方式のものを用いてもよい。
エアフローセンサ(9)で計測した浄気流量に基づいて、エンジンECU(図外)がコモンレールの燃料噴射量の調量等を行う。エンジンECUは、エンジン電子制御ユニットの略称である。
図1(A)、図3(A)(B)に示すように、未浄気室(3)を未浄気(18)が旋回し、その過程で未浄気(18)から質量の大きな塵埃が遠心分離され、未浄気室(3)から浄気室(6)に向けて未浄気(18)がフィルタエレメント(2)を通過し、その過程で未浄気(18)の微細な塵埃がフィルタエレメント(2)に捕捉され、未浄気(18)は浄気(19)となって浄気室(6)に流入する。浄気室(6)の浄気(16)は浄気出口管(8)からこれに接続した吸気ダクト(図外)を介してエンジンの吸気装置に吸入される。エアフローセンサ(9)は、エアクリーナ(31)のケーシング(1)との相対位置が予め定まっている場合には、排気ダクトに配置してもよい。
図3(A)(B)では、浄気室(6)を通過する浄気(19)の向きは紙面手前向き、図3(C)では、浄気出口管(8)を通過する浄気(19)の向きは紙面奥向きである。
図2に示すように、フィルタエレメント(22)が複数の層(32)(33)(34)の重層構造からなり、各層(32)(33)(34)に長手方向に沿う継目(32a)(33a)(34a)をそれぞれ備え、フィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)と平行な向きに見て、各継目(32a)(33a)(34a)のうち、1の継目(34a)とフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)とを結ぶ径方向の基準仮想線(40)を想定する。
図2に示すように、基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の両側に10°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線(41)(41)を想定し、両偏倚仮想線(41)(41)の間に挟まれた角度340°の領域(42)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる。
図2に示すように、インナーフィルタエレメント(22)は、内層(34)と中間層(33)と外層(32)の3層からなる。内層(34)は金網を円筒形にした保形層で、継目(34a)は金網の端縁を突き合わせて溶接している。中間層(33)はフェルトシートを内層(34)の外周に沿って円筒形に保形した濾過層で、継目(33a)ではシート端部が突き合わせ状になっている。外層(32)は中間層(33)を外周から覆って内層(34)に固定する合成樹脂の網状シートの固定層で、継目(32a)ではシート端部が重ねて熱溶着されている。
図1(B)に示すように、浄気出口管(8)の浄気入口(15)側に嵌合部(24)を設け、インナーフィルタエレメント(22)の浄気出口(10)の開口端面にシール材(12)を設け、このシール材(12)を接当部(13)に接当させ、シール材(12)を浄気出口(10)の内周面(11b)と外周面(11c)に沿って内外に折り返し状に折り返して、内側折り返し部(14)と外側折り返し部(29)とを形成し、このシール材(12)の外側折り返し部(29)を嵌合部(24)に嵌合させている。
このシール材(12)は発泡ウレタン製で、内外側折り返し端縁(26)(27)にはシール材(12)の成形時にバリ(28)が発生しやすく、内側折り返し部(14)と外側折り返し部(29)の周方向の肉厚も一定になりにくい。
図1(A)(B)に示すように、浄気出口管(8)の浄気入口(15)からシール材(12)の内側折り返し部(14)の内側に沿って浄気導入筒(16)を導出し、この浄気導入筒(16)の導出端(17)をシール材(12)の内側折り返し部(14)の内側折り返し端縁(26)よりも浄気室(6)側に大きく突出させている。これにより、シール材(12)の内側折り返し部(14)の内側折り返し端縁(26)が内側から浄気導入筒(16)で覆われ、シール材(12)の内側折り返し端縁(26)のバリ(28)による乱流の発生を無くし、エアフローセンサ(9)の計測確度を高めることができる。
また、図1(A)(B)に示すように、浄気導入筒(16)の浄気入口(30)からエアフローセンサ(9)の取付位置までの通路内径をシール材(12)の内側折り返し部(14)の内径よりも小さく絞っている。これにより、浄気導入筒(16)の上流で乱流が生じた場合でも、浄気導入筒(16)の絞り作用で乱流を整流し、乱流がエアフローセンサ(9)の計測に与える影響を軽減し、エアフローセンサ(9)の計測確度を高めることができる。
図1(A)(B)に示すように、浄気導入筒(16)の導出端(17)をシール材(12)の外側折り返し部(25)の外側折り返し端縁(27)よりも浄気室(6)側に大きく突出させている。これにより、シール材(12)の外側折り返し部(25)の外側折り返し端縁(27)が内側から浄気導入筒(16)で覆われ、シール材(12)の外側折り返し部(25)の周方向の肉厚不均一や、外側折り返し端縁(27)のバリ(28)による乱流の発生を無くし、エアフローセンサ(9)の計測確度を高めることができる。
図1(A)(B)に示すように、浄気導入筒(16)を浄気出口管(8)と一体成型している。これにより、専用の浄気導入筒(16)が不要になり、部品点数の減少を図ることができる。
図4に示す第2実施形態では、基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の一側に60°回転偏倚させた第1偏倚仮想線(43)と120°回転偏倚させた第2偏倚仮想線(44)とを想定し、両偏倚仮想線(43)(44)の間に挟まれた角度60°の領域(45)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる。
他の構成は、第1実施形態と同じであり、図4中、図1と同一の要素には同一の符号を付しておく。
図5に示すように、基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の両側に120°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線(46)(46)を想定し、両偏倚仮想線(46)(46)の間に挟まれた角度120°の領域(47)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる。
他の構成は、第1実施形態と同じであり、図5中、図1と同一の要素には同一の符号を付しておく。
図6に示すように、基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の両側に160°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線(48)(48)を想定し、両偏倚仮想線(48)(48)の間に挟まれた角度40°の領域(49)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる。
他の構成は、第1実施形態と同じであり、図6中、図1と同一の要素には同一の符号を付しておく。
(2) フィルタエレメント
(3) 未浄気室
(6) 浄気室
(9) エアフローセンサ
(22) インナーフィルタエレメント
(22a) 中心軸線
(31) エアクリーナ
(32) 外層
(32a) 継目
(33) 中間層
(33a) 継目
(34) 内層
(34a) 継目
(40) 基準仮想線
(41) 10°回転偏倚偏倚させた仮想線
(42) 角度340°の領域
(43) 60°回転偏倚させた第1偏倚仮想線
(44) 120°回転偏倚させた第2偏倚仮想線
(45) 角度60°の領域
(46) 120°回転偏倚させた偏倚仮想線
(47) 角度120°の領域
(48) 160°回転偏倚させた偏倚仮想線
(49) 角度40°の領域

Claims (4)

  1. エアクリーナ(31)のケーシング(1)に筒状のフィルタエレメント(22)を収容し、フィルタエレメント(22)の周囲に未浄気室(3)を設け。フィルタエレメント(22)内に浄気室(6)を設け、浄気室(6)の下流にエアフローセンサ(9)を配置した空気浄化装置において、
    フィルタエレメント(22)が複数の層(32)(33)(34)の重層構造からなり、各層(32)(33)(34)に長手方向に沿う継目(32a)(33a)(34a)をそれぞれ備え、フィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)と平行な向きに見て、各継目(32a)(33a)(34a)のうち、1の継目(34a)とフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)とを結ぶ径方向の基準仮想線(40)を想定し、
    基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の両側に10°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線(41)(41)を想定し、両偏倚仮想線(41)(41)の間に挟まれた角度340°の領域(42)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる、ことを特徴とする空気浄化装置。
  2. エアクリーナ(31)のケーシング(1)に筒状のフィルタエレメント(22)を収容し、フィルタエレメント(22)の周囲に未浄気室(3)を設け。フィルタエレメント(22)内に浄気室(6)を設け、浄気室(6)の下流にエアフローセンサ(9)を配置した空気浄化装置において、
    フィルタエレメント(22)が複数の層(32)(33)(34)の重層構造からなり、各層(32)(33)(34)に長手方向に沿う継目(32a)(33a)(34a)をそれぞれ備え、フィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)と平行な向きに見て、各継目(32a)(33a)(34a)のうち、1の継目(34a)とフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)とを結ぶ径方向の基準仮想線(40)を想定し、
    基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の一側に60°回転偏倚させた第1偏倚仮想線(43)と120°回転偏倚させた第2偏倚仮想線(44)とを想定し、両偏倚仮想線(43)(44)の間に挟まれた角度60°の領域(45)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる、ことを特徴とする空気浄化装置。
  3. エアクリーナ(31)のケーシング(1)に筒状のフィルタエレメント(22)を収容し、フィルタエレメント(22)の周囲に未浄気室(3)を設け。フィルタエレメント(22)内に浄気室(6)を設け、浄気室(6)の下流にエアフローセンサ(9)を配置した空気浄化装置において、
    フィルタエレメント(22)が複数の層(32)(33)(34)の重層構造からなり、各層(32)(33)(34)に長手方向に沿う継目(32a)(33a)(34a)をそれぞれ備え、フィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)と平行な向きに見て、各継目(32a)(33a)(34a)のうち、1の継目(34a)とフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)とを結ぶ径方向の基準仮想線(40)を想定し、
    基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の両側に120°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線(46)(46)を想定し、両偏倚仮想線(46)(46)の間に挟まれた角度120°の領域(47)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる、ことを特徴とする空気浄化装置。
  4. エアクリーナ(31)のケーシング(1)に筒状のフィルタエレメント(22)を収容し、フィルタエレメント(22)の周囲に未浄気室(3)を設け。フィルタエレメント(22)内に浄気室(6)を設け、浄気室(6)の下流にエアフローセンサ(9)を配置した空気浄化装置において、
    フィルタエレメント(22)が複数の層(32)(33)(34)の重層構造からなり、各層(32)(33)(34)に長手方向に沿う継目(32a)(33a)(34a)をそれぞれ備え、フィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)と平行な向きに見て、各継目(32a)(33a)(34a)のうち、1の継目(34a)とフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)とを結ぶ径方向の基準仮想線を想定し、
    基準仮想線(40)からフィルタエレメント(22)の中心軸線(22a)を回転中心として周方向の両側に160°ずつ回転偏倚させた偏倚仮想線(48)(48)を想定し、両偏倚仮想線(48)(48)の間に挟まれた角度40°の領域(49)内に他の継目(32a)(33a)を位置させる、ことを特徴とする空気浄化装置。
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