JP2013052853A - メイン・ローター整備用機具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘリコプタのメイン・ローター・ブレードの折り畳み機構を有するメイン・ローターの分解・組立整備作業において、整備組立中はメイン・ローター・ブレードが取外されているため、重さが負荷されず、内部構成品(ヨーク)が傾いてしまう。この傾きを補正した組立を可能にし、よってメイン・ローター・ブレードが折畳みできない事象を防止できるメイン・ローター整備用機具を提供する。
【解決手段】組立時に、ダミー・ブレード8をメイン・ローターのヨーク5に取付け、ダミー・ブレード8にメイン・ローター・ブレードと同じ重さの荷重を荷重発生機具によって負荷できる様にした。また、この整備用機具上で、メイン・ローター・ブレードの折畳み・展張の作動確認も行える様にした。これにより、メイン・ローター・ブレードが取り付いた状態を模擬して、組立時に発生する内部構成品(ヨーク5)の傾きを正確に補正することを可能とした。
【選択図】図1

Description

航空機におけるヘリコプタの内、メイン・ローター1の折畳み構造を有する機器の整備に関するものである。
メイン・ローター・ブレード2を折畳む機能を持ったメイン・ローター1の整備において、ヘリコプタからメイン・ローター1を取外し、分解・修理・組立を行う作業がある。メイン・ローター1は、通常、メイン・ローター・ブレード2が取付けられた状態で、折畳み、展張を行っているが、整備作業においては、メイン・ローター・ブレード2は取外されている。
メイン・ローター1の分解・修理後の組立は、メイン・ローター・ブレード2が取付けられていない状態(重さが負荷されていない状態)で行うことになる。 組立後、ヘリコプタにメイン・ローター1を取付け、メイン・ローター・ブレード2を折畳みさせてみると、折畳むことができないという事象が度々発生している。
折畳むことができない事象が発生した場合は、再度、メイン・ローター1をヘリコプタから取り外し、メイン・ローター1を分解・再組立する。 そして、ヘリコプタに取付け、メイン・ローター・ブレード2が正常に折畳み・展張できるか作動確認する。 正常にできるまで、これを繰り返すことになる。 膨大な整備工数が発生している。
ここで、折畳みができない事象の仕組みを説明する。 メイン・ローター1の折畳みはテンションリンク・アセンブリ3のテンションリンク4とヨーク5が連結されているセンタリング・ピン6aまたは6bの片方が自動的に外れ、外れていない方のピンを中心に折畳まれる。 ヨーク5は、図4に示すとおり、テンションリンク4に組み込まれている。メイン・ローター・ブレード2がヨーク5に取付けられ、その荷重が負荷されている状態の時に寸法cとdの隙間eがヨーク5の上方と下方に均等に存在し、テンションリンク4とヨーク5は干渉しない様に設定されている。 この状態の時は折畳み可能である。
しかし、メイン・ローター・ブレード2の重さが加わっていないと、図5に示すとおり、重さによって保たれていたテンションリンク4とヨーク5の隙間寸法eは崩れ、ヨーク5が上方に傾き、テンションリンク4に干渉してしまう。(干渉箇所7) この干渉によって、折畳み・展張ができない事象が発生する。
メイン・ローター1の整備において、分解・修理・組立作業中には、メイン・ローター・ブレード2が取外されており、メイン・ローター・ブレード2の重さを負荷した状態で組立できない点である。
また、ヘリコプタにメイン・ローター1を取り付けた状態でなければ、正常に折畳み・展張ができるか作動確認できない点である。
本発明は、図1に示すとおり、ダミー・ブレード8をヨーク5に取付け、ダミー・ブレード8にメイン・ローター・ブレード2と同じ重さの荷重を荷重発生機具9によって負荷し、この状態で、折畳み及び展張を模擬できる様に、レール10a、10b及び滑車11a、11bを設けた。 折畳みの動きに対し、常に一定のメイン・ローター・ブレード2と同じ重さの荷重を負荷しなければならない。 この一定の負荷を与えるために、レール10a、10bとダミー・ブレード8の距離を調整できるレール角度調整ASSY12a、12bを設けた。
メイン・ローター1の分解・修理・組立作業時に、メイン・ローター・ブレード2が取り付いた状態を模擬して、ヨーク5の上方への傾きを補正し、ヘリコプタ取付け前に、この整備用機具上で、メイン・ローター2の折畳み及び展張の作動確認ができる様になり、これまで実施不能であった整備作業を実施可能とした。
本発明のメイン・ローター整備用器具の斜面図 ヘリコプタの上方から見た外観図 テンションリンク・アセンブリの折畳み途中を上方から見た外観図 メイン・ローター・ブレード取付け状態のテンションリンク・アセンブリの側面図 メイン・ローター・ブレード未取付け状態のテンションリンク・アセンブリの側面図 テンションリンク・アセンブリの取付方法を示した斜面図 荷重発生機具を用いたメイン・ローターの折畳み及び展張の作動確認状態を示す斜面図
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
本発明の整備用機具は、図1に示すとおり、整備で分解されているメイン・ローター1のテンションリンク・アセンブリ3を組立てる際の機具であり、台車13、スタンド14、サポート・アセンブリ15、ダミー・ブレード8及び荷重発生機具9で主に構成されている。 サポート・アセンブリ15は、図6に示すとおり、テンションリンク4を、ボルト23、ワッシャ24及び、ナット25を用いて、固定される。 ダミー・ブレード8は、テンションリンク・アセンブリ3のヨーク5に組付けられ、ブレード・ブッシング26、ボルト27、ワッシャ28及びナット29を用いて固定される。 ダミー・ブレード8は、図1に示すとおり、荷重発生機具9を取付けるためのアイボルト8aが設けられている。荷重発生機具9は、アイボルト8aに連結するフック9aと、引っ張り荷重計測用の荷重計9b、チェーンブロック9c及び台車13側への取付け用のフック9dにて構成されている。 荷重発生機具9のフック9dに滑車11a又は、11bの何れかの一方が連結される。 滑車11a、11bは、レール10a、10bに沿って移動する。 レール10a、10bの軌道の形態はダミー・ブレードの先端が動く軌道に沿っている。 回転中心は、テンションリンク4に装着されるセンタリング・ピン6aまたは6bである。 レール10a、10bの中央部の固定は、レール固定用のブラケット16a、16bにボルト17を用いて固定される。 レール10a、10bの両端部は、レール調整ASSY12a、12bにボルト18を用いて固定される。 レール調整ASSY12a、12bは台車13にボルト19を用いて固定される。 台車13は、移動に要するキャスタ20とハンドル21で構成されている。 また、台車13全体を吊り上げる目的で設けられる継止環22が6箇所設けられている。 以上が、本発明の整備用機具の構成である。
メイン・ローター1の整備において、テンションリンク・アセンブリ3は、テンションリンク4、ヨーク5、センタリング・ピン6a、6bに分解されている。 この組立のため、サポート・アセンブリ15に、テンションリンク・アセンブリ3のテンションリンク4を、図6に示すとおり、ボルト23、ワッシャ24及び、ナット25を用いて、固定する。 サポート・アセンブリ15にヨーク5を組み込み、センタリング・ピン6a、6bで仮組みする。 ヨーク5にダミー・ブレード8を、ブレード・ブッシング26、ボルト27、ワッシャ28及びナット29を用いて取付ける。 図7に示すとおり、ダミー・ブレード8のアイボルト8aに荷重発生機具9を取付ける。
荷重発生機具9の機能目的は、ダミー・ブレード8に引っ張り荷重を与え、テンションリンク4とヨーク5をメイン・ローター・ブレード2が取付いているときと同じ様に平行に取付けるものである。 引っ張り荷重の発生は、チェーンブロック9cを用いて、引っ張り荷重の強さを荷重計9bの荷重表記を基に、実際に取付けるメイン・ローター・ブレード2と同じ重さの荷重を負荷し、センタリング・ピン6a、6bで固定する。これで、メイン・ローター・ブレード2が取付いているときと同じ状態で組立てたことになる。
メイン・ローター1がヘリコプタに取付けられている状態での折畳み・展張の作動を模擬するために、この機具を使って作動確認を行うことができる。 具体的には図7に示すとおり、ダミー・ブレード8を右回りに回転させる場合は、図7に示すテンションリンク4に收付けられる2本のセンタリング・ピン6a、6bの内、センタリング・ピン6bを抜き取り、残るセンタリング・ピン6aをヨーク5の回転中心とする。 荷重発生機具9の台車13側への固定は、滑車11aにフック9dを掛けて連結する。 荷重発生機具9を使用して、実際に取付けるメイン・ローター・ブレード2と同じ重さの荷重を負荷すると図4に示すヨーク5の上方への傾きによる干渉部7が除かれ、図3に示す、テンションリンク4とヨーク5との間に隙間寸法eが保たれる結果となり、センタリング・ピン6aを回転中心とした、ヘリコプタ上での折畳み・展張の作動を模擬できる。 テンションリンク・アセンブリに異常がなければ、折畳み・展張の作動確認において、スムーズな動きをする。 スムーズな動きをしない場合は、テンションリンク・アセンブリに何等かの異常があると判断できる。
また、回転中の荷重は、レール調整ASSY12aによって、レール10aの高さを自由に調整し、どこの位置でも同じ荷重を負荷できる様に、調整することができる。
以上述べた図7に示す右回りに対し、左回転での整備実施については、テンションリンク4に備えられる2本のセンタリング・ピン6a、6bの内、センタリング・ピン6aを抜き取り、センタリング・ピン6bを回転中心とし、台車13側に設けられる滑車11a、11bの内、滑車11bに荷重発生機具9のフック9dを連結することで、実施する。
1 メイン・ローター 14 スタンド
2 メイン・ローター・ブレード 15 サポート・アセンブリ
3 テンションリンク・アセンブリ 16a ブラケット
4 テンションリンク 16b ブラケット
5 ヨーク 17 ボルト
6a センタリング・ピン 18 ボルト
6b センタリング・ピン 19 ボルト
7 干渉部 20 キャスタ
8 ダミー・ブレード 21 ハンドル
9 荷重発生機具 22 継止環
9a フック 23 ボルト
9b 荷重計 24 ワッシャ
9c チェーンブロック 25 ナット
9d フック 26 ブッシングピン
10a レール 27 ボルト
10b レール 28 ワッシャ
11a 滑車 29 ナット
11b 滑車 c 寸法
12a レール調整ASSY d 寸法
12b レール調整ASSY e 隙間寸法
13 台車

Claims (2)

  1. ヘリコプタのメイン・ローター・ブレードの折り畳み機構を有するメイン・ローターの分解・組立整備作業において、整備組立中、メイン・ローター・ブレードが取り付いた状態を模擬して、メイン・ローター・ブレードの重さが負荷されていない状態で発生する内部構成品(ヨーク)の傾きを補正し、組立てることが可能なメイン・ローター整備用機具。
  2. メイン・ローター・ブレードが取り付いた状態を模擬して、メイン・ローター・ブレードの折畳み・展張の作動確認が可能な請求項1記載のメイン・ローター整備用機具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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