JP2013048584A - 畜舎の開口部装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】畜舎の出入り口を開放した状態において、畜舎内温度を制御可能な畜舎の開口部装置を提供することを目的とする。
【解決手段】畜舎の開口部の少なくとも上部に取り付けられ、下方に向けてエアを吹き出すことによってエアカーテンを発生するダウンフロー式のエアカーテン発生装置と、前記開口部の上方および/または側方からドライミストを噴霧するドライミスト噴霧装置と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】畜舎の開口部の少なくとも上部に取り付けられ、下方に向けてエアを吹き出すことによってエアカーテンを発生するダウンフロー式のエアカーテン発生装置と、前記開口部の上方および/または側方からドライミストを噴霧するドライミスト噴霧装置と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は畜舎の開口部装置に関し、詳しくは、開口時に畜舎内温度を制御可能な畜舎の開口部装置に関する。
従来、畜舎においては家畜の飼育環境を向上させるよう、畜舎内の所々で温度の変化が生じないように送風機によって畜舎内の空気を攪拌して循環させることが知られていた。
たとえば特許文献1では、送風機によって畜舎内の空気を攪拌するとともに、畜舎の壁には、回転/非回転に連動して開/閉するシャッターを有する換気扇を設ける発明が開示されている。
ところが、例えば畜舎内の清掃や給餌などの作業においては、例えば出入口の扉をその都度開閉していたのでは効率が悪いため、作業者は出入口を開放したまま作業を行うことが多々ある。
こうなると、出入口の開口部によって畜舎内が外気に開放され、畜舎内温度が外気温の影響を大きく受けて変動してしまうという問題があった。
これに対して、特許文献1に記載の発明では、換気扇を回転していないときにはシャッターを閉じることが記載されているのみであって、例えば出入口のような開放したままにしておく開口部については、考慮していないものであった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、畜舎の出入り口を開放した状態において、畜舎内温度を制御可能な畜舎の開口部装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、畜舎の開口部の少なくとも上部に取り付けられ、下方に向けてエアを吹き出すことによってエアカーテンを発生するダウンフロー式のエアカーテン発生装置と、前記開口部の上方および/または側方からドライミストを噴霧するドライミスト噴霧装置と、を備えたことを特徴とする。
また本発明は、前記畜舎内の温度を測定する畜舎内温測定手段をさらに備え、前記ドライミスト噴霧装置が、前記畜舎内温測定手段によって測定した畜舎内温に基づいて、噴霧するドライミストの粒径を異ならせることを特徴とする。
また本発明は、前記ドライミスト噴霧装置が次亜塩素酸ナトリウムを含有するマイクロフォグによるドライミストを噴霧することを特徴とする。
また本発明は、前記開口部に忌避光を発光する忌避光発光装置をさらに設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記開口部に忌避音を出力する忌避音出力装置をさらに設けたことを特徴とする。
本発明によれば、畜舎の出入り口を開放した状態において、畜舎内温度を制御可能な畜舎の開口部装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による畜舎の開口部装置の一実施の形態を示す概略正面図である。
本実施の形態の開口部装置1は、畜舎の開口部5の周囲に設けられる。
開口部5は、敷地4上の畜舎において、敷地4と、畜舎の壁の所定位置に建てられた左右の支柱3と、支柱3の上部同士を繋ぐ上枠2とで囲まれて形成される。
開口部5が設けられる畜舎は、養鶏場、養豚場、その他各種畜産場などの畜舎を対象とすることができる。開口部5には、不図示の扉等(網戸等を含む)を設けるものであってもよいし、設けないものであってもよい。
上枠2には、ダウンフロー式でエアカーテンを発生するエアカーテン発生装置6を設けている。エアカーテン発生装置6は下方に空気を吹き出すことによってエアカーテンを発生させる。畜舎内を定温に保ちたいとき、このエアカーテン発生装置6によって発生させたエアカーテンで開口部5を塞ぎ、畜舎内への外気の暖気流入を防止することができる。
また、本実施の形態では、支柱3にドライミスト噴霧装置7を設けている。ドライミスト噴霧装置7は、開口部5の各辺である、片側あるいは両側の支柱3に設けてもよいし、上枠2に設けてもよいし、開口部5の下底をなす敷地4に設けてもよい。またこれらのいずれかの組み合わせであってもよい。また、ドライミスト噴霧装置7は、開口部5の各辺の全長に亘ってドライミストを発生させるものであってもよいし、各辺の全長の一部においてドライミストを発生させるものであってもよい。
ここでいうドライミストは、例えば、物体に固着しないミストであって、粒径(直径)10μm以下(例えば1μm程度)の水滴のマイクロフォグである。また、このドライミストは、開口部5を覆うように噴霧するのが望ましく、さらに、滅菌・殺菌・消毒のため、例えば次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒液を含む液体によってマイクロフォグを形成するのが望ましい。このようにすることによって、畜舎内への害虫の進入を防ぐとともに、インフルエンザウイルス、細菌等の進入も防ぐことができる。また、これにより消臭効果も得られる。
ところで、ドライミスト噴霧装置7によって噴霧するドライミストの粒径は、例えば畜舎内の温度に基づいて異ならせてもよい。例えば、畜舎内の温度を測定するサーミスタ等の畜舎内温測定手段をさらに備え、ドライミスト噴霧装置7ではこの畜舎内温測定手段の測定結果を入力し、この入力結果に基づいて、噴霧するドライミストの粒径を変化させるようにようにし、ドライミストの粒径制御を行う。例えば、畜舎内の温度が高い場合にはドライミストの粒径を大きくするようにする。ドライミストの粒径は、例えば1μm〜50μmの範囲で、畜舎内の温度に基づき制御する。このようにすることにより、例えば、畜舎内の温度が高い場合にはドライミストの粒径が大きいので、その気化熱が小さい場合よりも大きく、この気化熱により畜舎内の温度を下げる効果が得られる。
また、本実施の形態では、支柱3および上枠2に忌避光発光装置8を設けている。忌避光発光装置8は、開口部5の各辺である、片側あるいは両側の支柱3に設けてもよいし、上枠2に設けてもよいし、開口部5の下底をなす敷地4に設けてもよい。またこれらのいずれかの組み合わせであってもよい。また、忌避光発光装置8は、指向性を持たせて、開口部5の中央や、畜舎の外部の所定位置に向けて忌避光を発光するものであってもよいし、開口部5をもれなく照らすものであってもよい。忌避光としては、例えば防虫効果を有する黄色LEDによる発光を用いることができる。すなわち忌避光発光装置8は黄色LEDである場合がある。
また、本実施の形態では、上枠2に忌避音出力装置9を設けている。忌避音出力装置9は、開口部5の各辺である、片側あるいは両側の支柱3に設けてもよいし、上枠2に設けてもよいし、開口部5の下底をなす敷地4に設けてもよい。またこれらのいずれかの組み合わせであってもよい。また、忌避音出力装置9は、指向性を持たせて、開口部5の中央や、畜舎の外部の所定位置に向けて忌避音を出力するものであってもよい。忌避音としては、例えば、畜舎内に進入するのを防ぎたい対象の害獣、害鳥(例えば「ひわ」などの野鳥)を捕食する捕食動物(例えば猛禽類)の鳴き声や、対象の害獣、害鳥が嫌悪する音を用いることができる。すなわち忌避音出力装置9はこれらの忌避音を出力するスピーカである場合がある。
例えば養鶏場に本発明を適用することによって、鳥インフルエンザウイルスを媒介する野鳥等が、養鶏場に進入するのを防ぐことができ、鳥インフルエンザから鶏を守ることができる。また、このとき、忌避音出力装置9は、飼育している鶏に向けては忌避音を出力せず、進入するのを防ぎたい対象の害獣、害鳥に向けて忌避音を出力するよう、指向性を持たせることによって、鶏を忌避音によるストレスから守ることができ、鶏を健康的に育てることができる。
以上、本発明を説明したが、本発明は、この説明に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で数々の変形および組み合わせが出来ることは勿論である。
1 開口部装置
2 上枠
3 支柱
4 敷地
5 開口部
6 エアカーテン発生装置
7 ドライミスト噴霧装置
8 忌避光発光装置
9 忌避音出力装置
2 上枠
3 支柱
4 敷地
5 開口部
6 エアカーテン発生装置
7 ドライミスト噴霧装置
8 忌避光発光装置
9 忌避音出力装置
Claims (5)
- 畜舎の開口部の少なくとも上部に取り付けられ、下方に向けてエアを吹き出すことによってエアカーテンを発生するダウンフロー式のエアカーテン発生装置と、
前記開口部の上方および/または側方からドライミストを噴霧するドライミスト噴霧装置と、
を備えたことを特徴とする畜舎の開口部装置。 - 前記畜舎内の温度を測定する畜舎内温測定手段をさらに備え、
前記ドライミスト噴霧装置が、前記畜舎内温測定手段によって測定した畜舎内温に基づいて、噴霧するドライミストの粒径を異ならせる
ことを特徴とする請求項1に記載の畜舎の開口部装置。 - 前記ドライミスト噴霧装置が次亜塩素酸ナトリウムを含有するマイクロフォグによるドライミストを噴霧する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の畜舎の開口部装置。 - 前記開口部に忌避光を発光する忌避光発光装置をさらに設けた
ことを特徴とする請求項1ないし3のうちのいずれか1項に記載の畜舎の開口部装置。 - 前記開口部に忌避音を出力する忌避音出力装置をさらに設けた
ことを特徴とする請求項1ないし4のうちのいずれか1項に記載の畜舎の開口部装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011188493A JP2013048584A (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | 畜舎の開口部装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011188493A JP2013048584A (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | 畜舎の開口部装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013048584A true JP2013048584A (ja) | 2013-03-14 |
Family
ID=48011227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011188493A Withdrawn JP2013048584A (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | 畜舎の開口部装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015062567A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | イーエス・テクノロジー株式会社 | 畜舎の防疫方法およびその装置 |
WO2015052827A1 (ja) * | 2013-10-11 | 2015-04-16 | 株式会社ソクト | 防疫用衛生管理棟 |
CN109016045A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-12-18 | 刘小平 | 一种新型羊床底板的制作方法 |
KR101979366B1 (ko) * | 2019-02-11 | 2019-05-15 | 윤상근 | 살균 및 방충 기능이 구비된 축사용 에어커튼 |
KR101993770B1 (ko) * | 2019-02-11 | 2019-06-27 | 윤상근 | 살균 및 방충 기능이 구비된 식물재배 하우스용 에어커튼 |
IT202000012127A1 (it) * | 2020-05-22 | 2021-11-22 | Massimiliano Barbieri | Dispositivo di sanificazione |
-
2011
- 2011-08-31 JP JP2011188493A patent/JP2013048584A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|---|
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