JP2013045690A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用中の電源装置の転倒を抑制する。
【解決手段】電源装置10は一般に重量物である電池パック80が装着されるため、全体の重心位置を所定の範囲に設定すべく構成部材間の重量バランスが調節されている。電池パック80が全く装着されていない状態及び電池パック80が4個とも装着された状態における電源装置10全体の重心位置G0,G4は、通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置Cより低い位置となるよう設定されている。また、出力コンセント26の配設位置Lが電源装置10の高さ方向の中央位置Cよりも低い位置となっており、さらに、電池パック80の装着、未装着に関わらず、出力コンセント26の配設位置Lが電源装置10全体の重心位置G0,G4よりも低い位置となるよう設定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、二次電池を備える電動工具用の電池パックが複数個装着可能とされ、該装着された電池パックの電力を外部に供給可能とされ、床面に載置されて使用される運搬可能な電源装置に関する。
従来、装着された電池の電力を外部に供給する電源装置が知られている。機能的に見れば、このような電源装置は、発電機におけるガソリン等のエネルギー源を電池に置換したものと位置づけることができる。特に前記の電池として、二次電池を内蔵する電動工具用の充電可能な電池パックを複数個装着可能とした電源装置は、電動工具が用いられる作業現場等、商用電源の利用が困難ないし不便な環境に運び込まれて床面等に載置され、電動工具を含む外部の各種電気機器に電力を供給するために利用される。
なお、この技術に関連する先行技術文献として、例えば下記特許文献1が挙げられる。
特開2010−225283号公報
しかしながら、上述の作業現場等の環境は作業者の往来や資材の運搬が絶えない環境であるため、電源装置をこのような環境下に載置して使用する際、誤って作業者や資材が接触することによりこの電源装置が転倒するという問題があった。一般に電池は重量物であり装置の重量バランスに与える影響が大きいため、電池パックが装着される本技術分野の電源装置については、高出力・大容量を目指して装着される電池パックの個数を多くするほど上記の問題が顕著となる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、使用中の電源装置の転倒を抑制することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係る電源装置は次の手段をとる。
本発明の第1の発明に係る電源装置は、二次電池を備える電動工具用の電池パックが複数個装着可能とされ、該装着された電池パックの二次電池からの直流電流を交流電流に変換して出力することにより電力を外部に供給可能とされ、床面等に載置されて使用される運搬可能な電源装置であって、前記電池パックが装着された状態における全体の重心位置が、通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置より低い位置となるよう設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、電池パックを装着することにより電池パックを含めた電源装置全体の重心位置が上がっても、この重心位置は通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置よりも低く抑えられている。このため、使用中の電源装置の載置姿勢を安定させることができ、電源装置の転倒を抑制できる。
なお、電池パック1個の重さでは電源装置全体の重心変位の影響が少ないところ、高出力・大容量を目指して装着される電池パックの個数を多くするほど、重心変位の影響が大きくなるため、本発明の構成とすることにより転倒抑制の効果を得る意義は大きいものとなる。
本発明の第2の発明に係る電源装置は、第1の発明に係る電源装置であって、前記電池パックが全く装着されていない状態における全体の重心位置も、通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置より低い位置となるよう設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、電池パックを全く装着していない状態においても、電源装置全体の重心位置が通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置よりも低く抑えられている。このため、電池パック未装着時の電源装置の載置姿勢を安定させることができ、電源装置の転倒を抑制できる。
本発明の第3の発明に係る電源装置は、第1又は第2の発明に係る電源装置であって、電気コードが接続可能とされ前記交流電流を出力する出力コンセント部を備え、該出力コンセント部の配設位置が、通常の載置姿勢において前記重心位置より低い位置となるよう設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、出力コンセント部の配設位置が電源装置全体の重心位置よりも低い位置とされている。このため、電源装置を通常の載置姿勢にて載置して使用中に、誤って作業者や資材等が接触したことによりこの出力コンセント部に接続された電気コードが引っ張られた場合でも、電源装置の転倒を抑制できる。
本発明の第4の発明に係る電源装置は、第1又は第2の発明に係る電源装置であって、電気コードが接続可能とされ前記交流電流を出力する出力コンセント部を備え、該出力コンセント部の配設位置が、通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置より低い位置となるよう設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、出力コンセント部の配設位置が電源装置の高さ方向の中央位置よりも低い位置とされている。このため、電源装置を通常の載置姿勢にて載置して使用中に、誤って作業者や資材等が接触したことにより出力コンセント部に接続された電気コードが引っ張られた場合でも、電源装置の転倒を抑制できる。
第1の発明によれば、使用中の電源装置の転倒を抑制できる。
第2の発明によれば、電池パック未装着時の電源装置の転倒を抑制できる。
第3の発明によれば、出力コンセント部に接続された電気コードが引っ張られた場合でも、電源装置の転倒を抑制できる。
第4の発明によれば、出力コンセント部に接続された電気コードが引っ張られた場合でも、電源装置の転倒を抑制できる。
実施形態に係る電源装置を蓋を開いた状態で示す斜視図である。 実施形態に係る電源装置を蓋を閉じた状態で示す斜視図である。 実施形態に係る電源装置を図2のIII−III線で切断して示す断面図である。 (A)電池パックが全く装着されていない状態、及び(B)電池パックが4個全て装着された状態における電源装置の重心位置を説明する図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る電源装置10を、図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る電源装置10は、図1に示すように、二次電池を内蔵した電池パック80が着脱可能とされ、装着された電池パック80の二次電池からの直流電流を交流電流に変換して出力し、この交流電流による電力を外部に供給する運搬可能な電源装置である。この電源装置10に着脱可能とされる電池パック80は、通常、携帯用の電動工具に着脱可能に装着されて電源として用いられる充電可能な電池パックである。後述のように、本電源装置10には、電動工具に設けられた電池パックの装着部と機械的及び電気的に同一の形態を有する装着部30が形成されている。
まず、第1の実施形態に係る電源装置10の詳細を説明する。なお、この電源装置10に関する方向は、各図に示すように定める。
電源装置10は、概して、前記電池パック80が装着される装着台20と、この装着台20の上面側を閉塞する蓋50とを備えて構成される。図1には、この電源装置10が蓋50が開放された状態で示されており、図2には蓋50が閉塞された状態で示されている。電源装置10は、通常この図2に示された姿勢にて床面や卓上に載置して使用される。以下、この姿勢を通常の載置姿勢という。また図3は、この通常の載置姿勢の電源装置10を図2に示されたIII−III線によって切断して示す断面図である。
電源装置10は、蓋50が閉塞された図2に示す状態において、概して直方体箱形状を有する。装着台20上面20aの左縁には、図3に示されるように、蓋50を装着台20に対して回動可能に支持するヒンジ構造28が設けられている。一方、装着台20の右側には、蓋50を閉塞状態でロックする蓋ロック機構29が設けられている。蓋50が閉塞された状態においては、電池パック80は電源装置10の外部から着脱不可能となる。すなわち、電池パック80が装着された装着台20に対してこの蓋50を閉塞すると、電池パック80は装着台20と蓋50とで囲われて形成される収容空間内部に保護される。
蓋50が閉塞された図2の状態における蓋50の上側には、電源装置10を運搬する際に把持するハンドル11が設けられている。このように、ハンドル11は、電源装置10の通常の載置状態において、閉塞された蓋50の上側に位置するように配設されている。
また電源装置10には、蓋50が閉塞された状態における直方体箱形状の8つの頂点近傍を覆うように、緩衝保護材12が取り付けられている。これにより電源装置10は、いかなる姿勢(通常の載置姿勢を含む)においても床面に対して緩衝保護材12を介して接するため、落下及び転倒した際に受ける衝撃等から保護される。
電源装置10は、一般に重量物である電池パック80が装着されるため、全体の重心位置を下記のように設定すべく構成部材間の重量バランスが調節されている。図4を参照しながらこの重心位置について説明する。図4に示された線Cは、通常の載置姿勢の電源装置10において、下の緩衝保護材12から上の緩衝保護材12までの高さをhとしたときの下端からh/2の高さ位置、すなわち高さ方向の中央位置を示す線である。図4(B)に示すように、電池パック80が4個とも装着された状態における電源装置10全体の重心位置G4は、通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置Cより低い位置となるよう設定されている。本実施形態の電源装置10においては、図4(B)に示されるように、全ての電池パック80が高さ方向の中央位置Cよりも高い位置に装着される。このため、図4(A)に示されるように、電池パック80が全く装着されていない状態における全体の重心位置G0は当然上記の重心位置G4よりも下がり、したがって高さ方向の中央位置Cより低い位置となる。
次に、電池パックの装着台20の詳細を、図1から図3までを参照しながら説明する。
装着台20は、図1に示されているように、概して直方体箱形状の外形を有する。装着台20は、その直方体箱形状の上面20a側が電池パック80の装着側として設定されており、4個の電池パック80は全てこの上面20a側に装着される。装着台20の上面20aには、図1に示されるように、電池パック80が装着される4つの装着部30が左右方向に一列に並べて配設されている。
装着台20は、この電池パック80を装着する機能と共に、回路基板23を内部に保護する基板ハウジングとしての機能も兼ね備える。基板ハウジングとしての装着台20は、図3に示されるように、その前記直方体箱形状の内部に回路基板23を備える。回路基板23上には、電力を外部に供給する図示しない電力供給回路が配置されている。電力供給回路は、装着された電池パック80から入力された直流電流を交流電流に変換するインバータ回路を含む。このインバータ回路はコイルを備えている。電力供給回路は、この変換された交流電流を出力することで、この交流電流による電力を外部に供給する。回路基板23は、装着台20の箱形状の内壁20cに対し、弾性材24を介して固定されている。
図1に示されるように、装着台20上面20aにおける前記の各装着部30の前側近傍には、対応する電池パック80の残容量表示部25が設けられている。各残容量表示部25は、前記回路基板23上の電力供給回路と電気的に接続されており、対応する電池パック80からこの電力供給回路を経由して受け取った残容量に関する情報を、LEDにより視認可能に表示する。
装着台20右側面の上部は、蓋50に設けられた後述の延設部50aによって覆われる被覆面20bとされている。この被覆面20bには、交流電流を出力する出力コンセント26が設けられている。なお本発明でいう出力コンセント部は、本実施形態においてこの出力コンセント26に相当する。出力コンセント26は、図3に示されるように、電気コード90の差込プラグ91を差し込み可能なプラグ受けであり、差込プラグ91が差し込まれることにより、前記の交流電流がこの出力コンセント26を介して出力される。
出力コンセント26の配設位置は、図4(A)及び(B)に示されるように、電池パック80の装着、未装着に関わらず、通常の載置姿勢において電源装置10全体の重心位置G0,G4より低い位置に設定されている。図4に符号Lで示された線は、電源装置10の通常の載置姿勢における出力コンセント26の配設高さを示している。
装着台20上面20aの左縁近傍には、蓋50が閉塞された状態を検知する閉塞検知スイッチ27が上面20aを貫通して上下に移動可能に設けられている。閉塞検知スイッチ27は、蓋50が完全に閉塞されていない状態では、図示しない付勢手段により上方に押し出されて切状態とされ、蓋50が完全に閉塞された状態では、後述の不完全装着検知リブ52によって下方に押し込まれて入状態となるよう構成されている。閉塞検知スイッチ27は前記回路基板23上の電力供給回路と電気的に接続されており、この電力供給回路による交流電流の出力は、この閉塞検知スイッチ27の入状態で可能とされ、閉塞検知スイッチ27の切状態で遮断されるよう構成される。これにより、蓋50を閉塞しないまま電源装置10が使用されることを防止できる。
次に、蓋50の詳細について説明する。
蓋50は、図2のように閉塞された状態において下側が開口した、概して直方体箱形状とされている。蓋50の箱形状の右下側には、箱形状の右壁部から開口端を越えて下方に延設された延設部50aが形成されている。延設部50aは、蓋50が閉塞された状態において、装着台20の右側面に設けられた被覆面20bを覆う。
延設部50aには、コンセント窓51がその厚みを貫通して設けられている。延設部50aにおけるコンセント窓51の配設位置は、蓋50が閉塞された状態において、装着台20の被覆面20bに設けられた出力コンセントがこのコンセント窓51を通して外部に露出する位置とされている。これにより、図3に示されるように、出力コンセントに前記の差込プラグ91が差し込まれた状態では、差込プラグ91がコンセント窓51の内周縁に引っ掛かるため蓋50が開放不可能となる。したがって、電源装置10の使用中に誤って電池パック80が装着部30から脱離されることを防止できる。
蓋50の箱形状の内部には、装着台20への電池パック80の不完全な装着状態を検知する不完全装着検知リブ52が、蓋50の前壁部と平行な壁状に設けられている。不完全装着検知リブ52の配設位置は、電池パック80が装着台20に完全に装着されて蓋50が閉塞された図2の状態において、電池パック80の前側直近に面する位置とされている。これにより、4個の電池パック80のうち1個でも不完全装着状態の電池パック80があれば、この不完全装着検知リブ52がその電池パック80に当接するため蓋50が閉塞できない。したがって、電池パック80の電気的な接続が不完全なまま電源装置10が使用されることを防止できる。
次に、装着台20に設けられた前記の装着部30の詳細について説明する。
各装着部30は、電動工具に設けられた電池パックの装着部(図示しない)と同一の機械的形態にて形成されて、この機械的形態を互いに同一の向きとして配設されている。
電池パック80は、ケース81内部に図示しない複数の二次電池セルと制御回路とを備えている。二次電池セルは、充電可能な電池であり、制御回路は、この二次電池セルの残容量や電圧等の状態を随時計測して、これらの情報を含む信号を生成する。
電池パック80側および各装着部30側には、電池パック80との電気的な接続手段(接点)が設けられている。装着部30は、この接続手段として、正負両極の電極35,35と、通信用端子36とを備える。両極の電極35,35は、矩形の金属板として、左右に間隔を空けて互いに平行に設けられている。電極35,35は、電池パック80側の図示しない電極と接続されて、電池パック80が備える上記二次電池セルからの直流電流が入力される。この電極35,35及び通信用端子36は、前記回路基板23上の電力供給回路と電気的に接続されている。通信用端子36は、これらの電極35,35の間に設けられ、電池パック80側の図示しない通信用端子83と接続されて、電池パック80が備える制御回路により生成された信号が入力される。
電池パック80の着脱方式はスライド装着式である。すなわち、この電池パック80は装着部に対する着脱動作がスライド動作であるような電池パックである。電池パック80側およびその装着部30側には、このスライド動作をガイドするガイド機構が設けられている。
電池パック80は、このガイド機構として、互いの外側へ張り出しつつ前後方向に延びるフランジ部を有する左右一対の被ガイド部84を備える。一方、装着部30は、ガイド機構として、前後方向に延びる左右一対のガイドレール31,31を備える。一対のガイドレール31,31は、前記の電極35,35の左右外側において、互いに平行に設けられている。各ガイドレール31は、互いに対向する内側において、外側へ窪みつつ前後方向に延びる溝部を有している。電池パック80側に設けられた前記の被ガイド部84は、電池パック80の装着の際、前方から後方(図1に示す矢印方向)へ向かって両ガイドレール31,31の内側へ挿入されて溝部に嵌合する。電池パック80は、両ガイドレール31,31の内側への嵌合状態において、前後方向に関してはガイドレール31,31に沿ってスライド可能となり、かつ上下及び左右方向に関してはガイドレール31,31から脱離不可能な係合状態となる。各装着部30が備えるガイドレール31,31は互いに同一の向きに配設されているため、各電池パック80を着脱する際のスライド動作の方向は、前後方向に統一され互いに並行とされている。すなわち、いずれの電池パック80も、対応する装着部30に対して、前方から後方へスライドされて装着され、後方から前方へスライドされて脱離される。
電池パック80側およびその装着部30側には、装着部30に対する装着状態においてスライド動作を規制するロック機構が設けられている。
電池パック80は、このロック機構として、ロック爪85と、付勢ばね(図示しない)と、解除ボタン86とを備える。ロック爪85は、電池パック80のケース81下面の前端部を貫通して、上下に移動可能に設けられている。ロック爪85は、下方に移動するとケース81下面から外側へ露出され、また上方に移動するとケース81下面より内側に収納される。付勢ばねは、ケース81内部に設けられており、ロック爪85をケース81外側へ露出させる方向に付勢している。解除ボタン86は、ケース81前面に設けられており、ケース81内部を通じてロック爪85と一体的に移動可能に構成されている。解除ボタン86は、付勢ばねの付勢力に逆らって上方にスライド操作されると、ロック爪85をケース81内側へ収納させる。
一方で、各装着部30は、ロック機構として、係止穴32を備える。係止穴32の配設位置は、電池パック80が後方へスライドされる際、ロック爪85を受け入れることが可能な位置とされている。ロック爪85がケース81外側に露出してこの係止穴32に受け入れられると、ロック機構はロック状態となり、電池パック80は前後方向に関してスライド移動不可能に係止される。電池パック80はこのように係止されることにより、装着部30に対して完全に装着された状態となる。電池パック80は、装着部30に完全に装着された位置において、電動工具と電気的に正常に接続された状態となる。解除ボタン86が上方にスライド操作されてロック爪85がケース81内側へ収納されると、ロック機構は解除状態となり、電池パック80は前後方向に関する係止状態が外れて再びスライド移動可能となる。これにより、電池パック80は装着部30から前方へ引き抜いて脱離可能となる。
以上のように構成される電源装置10は、以下のような作用効果を奏する。
この構成によれば、通常の載置姿勢において、電池パック80を4個装着することにより電池パック80を含めた電源装置10全体の重心位置が図4(B)に示される位置G4まで上がっても、この重心位置G4は同図に示される高さ方向の中央位置Cよりも低く抑えられている。このため、使用中の電源装置10の載置姿勢を安定させることができ、電源装置10の転倒を抑制できる。さらに、図4(A)に示されるように、電池パック80を全く装着していない状態においても、電源装置10全体の重心位置G0が通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置Cよりも低く抑えられている。このため、電池パック80未装着時の電源装置10の載置姿勢を安定させることができ、電源装置10の転倒を抑制できる。
さらにこの構成によれば、出力コンセント26の配設位置Lが電源装置10の高さ方向の中央位置Cよりも低い位置となっている。特に、電池パック80の装着、未装着に関わらず、出力コンセント26の配設位置Lが電源装置10全体の重心位置G0,G4よりも低い位置となるよう設定されている。このため、電源装置10を通常の載置姿勢にて載置して使用中に、誤って作業者や資材等が接触するなどしてこの出力コンセント26に接続された電気コード90が引っ張られた場合でも、電源装置10の転倒を抑制できる。
さらにこの構成によれば、電力を外部に供給する電力供給回路が配置された回路基板23が、基板ハウジングとしての装着台20の箱形状の内壁20cに対して弾性材24を介して固定されているため、作業現場環境において発生する振動等によりこの電力供給回路に悪影響が及ぶことを低減することができる。
さらにこの構成によれば、電源装置10の8箇所の角を覆うようにプロテクタが設けられているため、電源装置10を載置して使用中に、転倒等による外部からの衝撃から電源装置10が保護される。
なお、本発明に係る電源装置は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その他各種の形態で実施できるものである。
まず、本実施形態の電源装置10は、4個の電池パック80が装着可能とされたものであった。しかし、装着可能な電池パックの個数は、複数であればいくつであっても良い。電池パック1個の重さでは電源装置全体の重心変位の影響が少ないところ、高出力・大容量を目指して装着される電池パックの個数を多くするほど、重心変位の影響が大きくなるため、転倒抑制の効果を得る意義は大きいものとなる。
また、本実施形態においては、電池パック80の装着、未装着に関わらず、電源装置10全体の重心位置G0,G4が通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置Cより低い位置となるよう設定されていた。しかし、例えば、全ての電池パック80が通常の載置状態において高さ方向の中央位置Cよりも低い位置に装着されるような実施形態の場合は、電池パック80が未装着の状態における電源装置全体の重心位置G0のほうが高くなる。このような実施形態においては、電池パック80が未装着の状態における全体の重心位置G0が、通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置Cと同じかこれより高い位置となるよう設定されていてもよい。
また、本実施形態の電源装置10は電池パック80を最大で4個装着可能とされ、4個の電池パック80を全て装着して使用されるものであった。しかし、例えば装着可能な最大数未満の電池パック80が装着された状態でも使用可能な電源装置であれば、そのような状態における全体の重心位置が、通常の載置状態において高さ方向の中央位置より低い位置となるよう設定されていてもよい。特に、例えば、装着台20の側面側において複数の装着部30が高さ方向の中央位置Cの上下に亘って並べて配設されているような実施形態において、装着可能な最大数未満の電池パック80をいずれの装着部30に装着しても使用可能となっている場合には、電池パック80の装着パターンによって全体の重心位置が上下するため、いずれかの装着パターンにおける重心位置が考慮されればよい。
また、本実施形態の電源装置10においては、通常の載置状態における高さ方向の中央位置Cを規定する電源装置10の高さとして、図4に示されるように、下の緩衝保護材12から上の緩衝保護材12までの高さhが用いられた。本実施形態とは異なる実施形態の電源装置においては、以下に述べるように高さを定めることが望ましい。
例えば、蓋の上面が傾斜面とされて、見る側面によっては電源装置の高さが異なるような実施形態においては、蓋の上面のうち最も高い部分までの高さとする。このように定めれば、蓋の最も高い部分に対し水平方向から力を受けるような場合も想定した上で、上述の電源装置の転倒を抑制できる効果が得られる。蓋の中央部分が周辺部分よりも高く形成された実施形態においても同様である。
他の例として、運搬のためのハンドルが蓋50の上面に対して回動可能に構成され、運搬時にはハンドルを上方に起立させて、これ以外の時にはハンドルを蓋50の上面内に水平に倒すことが可能な実施形態が考えられる。このような実施形態の電源装置については、使用時にハンドルを蓋50の上面内に倒すことで作業者や資材等との接触を避けられるため、蓋の上面までの高さとすれば充分である。ハンドルが紐等の軟質材料で形成されており自立不可能な場合も同様である。しかし逆に、ハンドルが硬質材料で形成されて、常に蓋より高く突出した状態で一体的に固定されているような実施形態については、このハンドルが作業者や資材等との接触に関わるため、ハンドルの最も高い部分までの高さとする。
また、装着された電池パック80を保護する蓋50を備えず、本実施形態のような装着台20のみで通常使用される電源装置においては、電池パック80の装着、未装着によって電源装置の最も高い部分が変動する可能性があり、これに応じて規定される電源装置の高さ方向の中央位置も上下することを考慮するものとする。
また、本実施形態においては、装着台20の右側面に設けられたプラグ受けとしての出力コンセント26が本発明でいう出力コンセント部に相当し、図3に示されるように、外部機器側の電気コード90の差込プラグ91をこの出力コンセント26に直接差し込むことで、変換された交流電流がこの出力コンセント26から出力されるものであった。しかし、装着台20側から別の電気コードを引き出して、この電気コードの先端にプラグ受け(コネクタボディ、マルチタップ)を設ける構成としてもよい。この場合の出力コンセント部は、プラグ受けではなく装着台20側の電気コードの引き出し口が相当し、出力コンセント部の配設位置も装着台20におけるこの引き出し口の配設位置が相当する。
10 電源装置
11 ハンドル
12 緩衝保護材
20a 上面
20b 被覆面
20c 内壁
20 装着台
23 回路基板
24 弾性材
25 残容量表示部
26 出力コンセント
27 閉塞検知スイッチ
28 ヒンジ構造
29 蓋ロック機構
30 装着部
31,31 ガイドレール
32 係止穴
35,35 電極
36 通信用端子
50 蓋
50a 延設部
51 コンセント窓
52 不完全装着検知リブ
80 電池パック
81 ケース
84 被ガイド部
85 ロック爪
86 解除ボタン
90 電気コード
91 差込プラグ
G0,G4 重心位置
C 高さ方向の中央位置
L 出力コンセントの配設位置

Claims (4)

  1. 二次電池を備える電動工具用の電池パックが複数個装着可能とされ、該装着された電池パックの二次電池からの直流電流を交流電流に変換して出力することにより電力を外部に供給可能とされ、床面等に載置されて使用される運搬可能な電源装置であって、
    前記電池パックが装着された状態における全体の重心位置が、通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置より低い位置となるよう設定されていることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置であって、
    前記電池パックが全く装着されていない状態における全体の重心位置も、通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置より低い位置となるよう設定されていることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電源装置であって、
    電気コードが接続可能とされ前記交流電流を出力する出力コンセント部を備え、
    該出力コンセント部の配設位置が、通常の載置姿勢において前記重心位置より低い位置となるよう設定されていることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1又は2に記載の電源装置であって、
    電気コードが接続可能とされ前記交流電流を出力する出力コンセント部を備え、
    該出力コンセント部の配設位置が、通常の載置姿勢において高さ方向の中央位置より低い位置となるよう設定されていることを特徴とする電源装置。
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