JP2013042309A - タイムライン動作制御装置、タイムライン動作制御方法、プログラムおよび画像処理装置 - Google Patents

タイムライン動作制御装置、タイムライン動作制御方法、プログラムおよび画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複雑な時系列の動作の操作性を高める。
【解決手段】メタタイムライン保持部は、タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインを保持する。制御部は、メタタイムラインに従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行し、この進行に従ってタイムライン動作を制御する。例えば、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路の途中に、タイムライン時刻の跳躍を含むことが可能とされる。また、例えば、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路として、タイムラインの時間軸を逆行する進行経路が可能とされる。また、例えば、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路が所定数の区間からなる場合、各区間に設定速度を含むことが可能とされる。
【選択図】図1

Description

本技術は、タイムライン動作制御装置、タイムライン動作制御方法、プログラムおよび画像処理装置に関する。特に、本技術は、例えば生放送でCG(コンピュータグラフィクス)画像を操作する用途等に適するタイムライン動作制御装置等に関する。
CGの制作においてはタイムライン上で複数のキーフレームのCG状態を決める。CG画像生成時は、キーフレームの間を補間して全タイムライン時刻のCG状態を決め、各フレームの画像を生成する。この場合、撮影したビデオ素材同様に再生、早送り、巻き戻しなどなどが可能であり、タイムライン上を操作で任意に進行移動でき、アニメーションとなる画像が出力される。
例えば、特許文献1には、GUI(Graphical User Interface)作成手法として、タイムラインによるCGデータを元に、操作イベントに反応してタイムライン上の時刻を跳躍させることが記載されている。この場合、タイムライン上の所望位置にラベル付けがなされ、イベント処理ルールにラベルへの跳躍が定義される。
ビデオ特殊効果を行う装置においても、同様にキーフレームを用いる技術がある。図33は、補間による特殊効果の進行例を示している。この図において、広い枠が画面を示し、その中の小さい枠が子画面を示し、子画面の位置および大きさが変化することを示している。図33(a)は元の状態を示し、図33(b),(c)は移動先の状態を示している。この場合、元の状態と移動先の状態はキーフレーム化され、その間はパラメタ補間により遷移が行われる。
特開2005−196669号公報
タイムラインを使う編集方式により、CGあるいはビデオ特殊効果を編集して再生した画像を使用することは一般化している。タイムラインにより、複雑な時系列の動作を実現できる。CGのリアルタイムレンダリング装置により、放送中に操作してCGの内容を変化させた画像を得ることも可能になっている。
しかし、CGのパラメタ(例えば仮想物体のTRS:位置・回転・拡大縮小)を生放送運用中に操作するとなると、余り複雑な操作はできない。無理をすれば、ジョイスティック二本を両手で操作して、二つの仮想物体のTRS操作ができるくらいだが、それにしても意図するような結果を得るのは至難となる。
この発明の目的は、複雑な時系列の動作の操作性を高めることにある。
本技術の概念は、
時間的に変化する制御の記述であるタイムラインを保持するタイムライン保持部と、
上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインを保持するメタタイムライン保持部と、
上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する制御部とを備える
タイムライン動作制御装置にある。
本技術において、タイムライン保持部により、時間的に変化する制御の記述であるタイムラインが保持される。また、メタタイムライン保持部により、タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインが保持される。例えば、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路の途中に、タイムライン時刻の跳躍を含むことが可能とされている。また、例えば、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路として、タイムラインの時間軸を逆行する進行経路が可能とされている。
制御部により、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路に従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻が進行され、この進行に従ってタイムライン動作が制御される。例えば、メタタイムラインの実行が指示されるとき、タイムライン時刻は、このメタタイムラインで最初に指定されている値に変化するようにされる。また、例えば、タイムライン時刻がタイムラインのキーフレーム点の間である場合は、このタイムライン時刻のパラメタが前後のキーフレームのパラメタを用いて補間されて制御が決定される。また、例えば、メタタイムライン保持部には、複数のメタタイムラインが保持され、制御部は、選択された1つのメタタイムラインに基づいて制御を行うようにされる。
このように本技術においては、メタタイムライン保持部に保持されているメタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路に従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻が進行するようにされ、この進行に従ってタイムライン動作が制御される。そのため、複雑な時系列の動作の操作性を高めることができる。
なお、本技術において、例えば、制御部は、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路とユーザ指定速度とに従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、この進行に従ってタイムライン動作を制御する、ようにされてもよい。例えば、ユーザ指定速度は、予めユーザによる速度指定操作により指定され、制御部内のメモリに保持される。
また、本技術において、例えば、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路はそれぞれ設定速度を含む所定数の区間からなり、制御部は、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路と区間毎の設定速度とに基づいて、タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、この進行に従ってタイムライン動作を制御する、ようにされてもよい。
また、本技術において、例えば、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路はそれぞれ速度情報を含む所定数の区間からなり、制御部は、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路と区間毎の設定速度とユーザ指定速度とに基づいて、タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、この進行に従ってタイムライン動作を制御する、ようにされてもよい。
また、本技術において、例えば、メタタイムラインの作成を支援するメタタイムライン作成支援部をさらに備え、このメタタイムライン作成支援部は、タイムライン中の複数のキーフレーム点について同じ内容のものを検出し、メタタイムラインの進行の開始点として選択肢に挙げる、ようにされてもよい。
また、本技術において、例えば、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路とフェーダレバー操作によるフェーダ値に従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、この進行に従ってタイムライン動作を制御する、ようにされてもよい。
また、本技術の他の概念は、
タイムライン動作を含むコンピュータグラフィクス記述データに基づいて画像を生成する画像生成部と、
上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインを保持するメタタイムライン保持部と、
上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従って上記タイムラインの一部を実行させるように上記画像生成部を制御する制御部とを備える
画像処理装置にある。
本技術において、画像生成部により、タイムライン動作を含むコンピュータグラフィクス記述データに基づいて画像が生成される。メタタイムライン保持部により、タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインが保持される。例えば、メタタイムライン保持部には複数のメタタイムラインが保持される。そして、この複数のメタタイムラインの先頭は、例えば、タイムライン上で、コンピュータグラフィクス空間内が同一の状態となる時刻および/またはテクスチャマッピングされる入力画像が全画面となる時刻とされる。
制御部により、メタタイムラインに従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻が進行するようにされ、この進行に従ってタイムラインの一部を実行させるように画像生成部が制御される。これにより、CG画像を生成するための複雑な時系列の動作の操作性を高めることができる。
なお、本技術において、例えば、複数のメタタイムラインの先頭が、タイムライン上で、コンピュータグラフィクス空間内が同一の状態となる時刻および/またはテクスチャマッピングされる入力画像が全画面となる時刻とされている場合にあって、制御部は、実行中の第1のメタタイムラインから第2のメタタイムラインへの切り替えが指示されるとき、第1のメタタイムラインが先頭にきたとき、第2のメタタイムラインに切り替える、ようにされてもよい。この場合、メタタイムラインを切り替える際に画の跳躍がなく、滑らかにCGを変化させることが可能となる。
また、本技術において、例えば、第1のメタタイムラインおよび第2のメタタイムラインの先頭は、タイムライン上で、テクスチャマッピングされる入力画像が全画面となる時刻であり、制御部は、第1のメタタイムラインから第2のメタタイムラインへの切り替え時に、テクスチャマッピングされる入力画像が同一となるように画像生成部へのテクスチャマッピング画像の供給を制御する、ようにされてもよい。この場合、メタタイムラインを切り替える際に入力画像の変化がなく、切り替えを滑らかに行うことが可能となる。
本技術によれば、複雑な時系列の動作の操作性を高めることができる。
本技術の第1の実施の形態としての画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 タイムラインによるCGの時系列の動作の一例を示す図である。 タイムラインの一部の実行によるCGの時系列の動作の一例を示す図である。 メタタイムラインの作成・編集におけるGUIの一例を示す図である。 メタタイムライン保持部に保持されるメタタイムラインの一例を示す図である。 メタタイムラインにおけるタイムライン上でのタイムライン時刻の進行、逆行を、矢印を用いて示した図である。 メタタイムラインによるタイムラインの一部の実行によるCGの時系列の動作を示す図である。 制御部による画像生成部の制御動作の一例を示すフローチャートである。 制御部による画像生成部の制御動作の他の例を示すフローチャートである。 フェーダレバーが操作された場合の制御部における画像生成部の制御動作を説明するフローチャートである。 メタタイムライン保持部に保持されるメタタイムラインの他の例を示す図である。 メタタイムラインが区間毎の速度情報を持つ場合における制御部による画像生成部の制御動作の一例を示すフローチャートである。 ある区間のエンドタイムコードの時刻と、その次の区間のスタートタイムコードの時刻とが重なる場合における、制御部による画像生成部の制御動作の一例を示すフローチャートである。 メタタイムラインが区間毎の速度情報を持つ場合における制御部による画像生成部の制御動作の他の例を示すフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態としての画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 メタタイムライン保持部に保持されるメタタイムラインの一例等を示す図である。 メタタイムラインの作成・編集におけるGUIの一例を示す図である。 ユーザが「add」ボタンあるいは「edit」ボタンを押した場合のGUIの一例を示す図である。 スイッチャ操作卓の外観(操作面)の一例を示す図である。 エフェクト・スイッチャのM/Eバンクの構成例を示す図である。 CGの運用時にエフェクト・スイッチャが画像生成部からの画像信号を受けている入力を使用キーヤー“Key1”に取り込むようにクロスポイント制御が行われることを説明するための図である。 フェーダ値とメタタイムライン進行との関係の一例を示す図である。 クロスポイントボタン列によるメタタイムラインの選択を説明するための図である。 遷移タイプとしてメタタイムラインが指定される場合におけるスイッチャ操作卓(制御部)の制御動作を説明するフローチャート(1/2)である。 遷移タイプとしてメタタイムラインが指定される場合におけるスイッチャ操作卓(制御部)の制御動作を説明するフローチャート(2/2)である。 動いているメタタイムラインからの切り替え動作の一例を概略的に示す図である。 動いているメタタイムラインの切り替え時のタイムライン表示の一例を示す図である。 CG仮想空間の一例を示す図である。 メタタイムラインの一例を示す図である。 「全画面の内容を維持」のオン/オフを持つとした場合の、スイッチャ操作卓(制御部)におけるメタタイムラインの切り替え制御動作を示すフローチャート(1/2)である。 「全画面の内容を維持」のオン/オフを持つとした場合の、スイッチャ操作卓(制御部)におけるメタタイムラインの切り替え制御動作を示すフローチャート(2/2)である。 画面に見えている入力画像の領域(テクスチャマッピングされている領域)が同じである状態を使って遷移する方法を説明するための図である。 補間による特殊効果の進行例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
[CG画像生成装置の構成]
図1は、本技術の第1の実施の形態としての画像処理装置100の構成例を示している。この画像処理装置100は、CG(コンピュータグラフィクス)制作部110と、CG記述データ記憶部120と、画像生成部130と、制御部140と、ユーザ操作部150と、ネットワーク160を有している。CG制作部110、CG記述データ記憶部120、画像生成部130および制御部140は、ネットワーク160によって、互いに接続されている。
CG制作部110は、CG制作ソフトウェアを持つパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)により構成されている。このCG制作部110は、所定のフォーマットのCG記述データを出力する。CG記述データのフォーマットとして、例えばCollada(登録商標)がある。Colladaは、XML(Extensible Markup Language)の上で3DのCGデータの交換を実現するための記述定義である。CG記述データには、例えば、以下のような情報が記述される。
(a)マテリアル(表面態様)の定義
このマテリアルの定義は、CGオブジェクトの表面の質(見え方)である。このマテリアルの定義には、色、反射の仕方、発光、凹凸などの情報が含まれる。また、このマテリアルの定義には、テクスチャマッピングの情報が含まれる場合がある。テクスチャマッピングとは、上述したように、画像をCGオブジェクトに貼り付ける手法であり、処理系の負荷を比較的軽くしつつ、複雑な模様などを表現できる。
(b)幾何学情報 Geometry の定義
この幾何学情報 Geometry の定義には、ポリゴンメッシュについての、位置座標、頂点の座標などの情報が含まれる。
(c)カメラの定義
このカメラの定義には、カメラのパラメタが含まれる。
(d)アニメーションの定義
このアニメーションの定義には、アニメーションの各キーフレームにおける、様々な情報が含まれる。また、このアニメーションの定義には、アニメーションの各キーフレームにおける時刻の情報が含まれる。様々な情報とは、例えば、対応するオブジェクト(ノード)のキーフレーム点の時刻、位置や頂点の座標値、サイズ、接線ベクトル、補間方法、各種情報のアニメーション中の変化等の情報である。
(e)シーン中のノード(オブジェクト)の位置、方向、大きさ、対応する幾何学情報定義、対応するマテリアル定義
これらの情報は、ばらばらではなく、例えば、以下のように対応付けられている。
・ノード・・・幾何学情報
・ノード・・・マテリアル(複数)
・幾何学情報・・・ポリゴン集合(複数)
・ポリゴン集合・・・マテリアル(ノードに対応するうちの一つ)
・アニメーション・・・ノード
一つの画面を構成する記述はシーンと呼ばれる。各定義はライブラリと呼ばれ、シーンの中から参照される。例えば、直方体のオブジェクトが2つ存在する場合、それぞれが一つのノードとして記述され、各ノードにマテリアル定義のいずれかが連想される。この結果、各直方体のオブジェクトにはマテリアル定義が連想され、各マテリアル定義に従った色や反射特性で描画される。
あるいは、直方体のオブジェクトは複数のポリゴン集合で記述され、ポリゴン集合にマテリアル定義が連想されている場合は、ポリゴン集合毎に、異なるマテリアル定義で描画される。例えば、直方体の面は6つであるが、このうちの3つの面で一つのポリゴン集合、1つの面で1つのポリゴン集合、2つの面で一つのポリゴン集合、というように、直方体のオブジェクトが3つのポリゴン集合で記述される場合もある。各ポリゴン集合に異なるマテリアル定義を連想できるため、面毎に異なる色で描画させることも可能である。
マテリアル定義にテクスチャマッピングが指定されている場合は、連想されているオブジェクトの面に、画像データによる画像がテクスチャマッピングされる。
例えば、マテリアル定義に対して画像をテクスチャマッピングするように設定される。そのため、直方体のオブジェクトの全ての面に同じ画像をテクスチャマッピングすることもでき、面毎に異なる画像をテクスチャマッピングすることもできる。
CG記述データ記憶部120は、CG制作部110で生成された、所定数のCG記述データを記憶する。このCG記述データには、原作アニメーションのタイムライン(時間的に変化する制御の記述)が含まれている。この意味で、CG記述データ記憶部120は、タイムライン保持部を構成している。画像生成部130は、CG記述データ記憶部120に記憶されているCG記述データに基づいて、三次元仮想空間画像であるCG画像を生成する。
制御部140は、画像処理装置100の各部の動作を制御する。この制御部140は、メタタイムライン保持部170を有している。なお、このメタタイムライン保持部170は、制御部140内に限定されるものではなく、他の場所、例えば、ネットワーク160に接続された他の記憶場所であってもよい。
このメタタイムライン保持部170は、タイムライン上の進行経路を記述したメタタイムライン(経路プログラム)を、所定数保持する。このメタタイムラインは、上述のタイムラインの一部を実行させるためのものである。なお、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路の途中に、タイムライン時刻の跳躍を含むことが可能とされている。また、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路として、タイムラインの時間軸を逆行する進行経路が可能とされている。
図2は、タイムラインによるCGの時系列の動作(画像の変化)の一例を示している。そして、図3は、タイムラインの一部の実行によるCGの時系列の動作(画像の変化)の一例を示している。例えば、あるメタタイムラインにより、(a)→(e)→(f)→(g)のようなCGの時系列動作が実行される。また、例えば、あるメタタイムラインにより、(a)→(b)→(c)→(d)のようなCGの時系列動作が実行される。また、例えば、あるメタタイムラインにより、(a)→(h)のようなCGの時系列動作が実行される。
メタタイムライン保持部170に保持されている複数のメタタイムラインから任意のメタタイムラインが指定されて実行される。この場合、CGの初期状態(図2(a)の状態参照)から、複数の他の状態(CG内容が動いた状態)への進行を、操作者は運用中に自由に選択して進行させることができる。そのため、メタタイムライン保持部170に保持されている複数のメタタイムラインの先頭は、タイムライン上でCG空間内が同一の状態となる時刻とされる。この時刻は、図2においては、(a)で示される「01:00:00:00」、「01:00:13:00」、「01:00:26:00」の時刻が該当する。
メタタイムライン保持部170に保持されるメタタイムラインは、例えば、制御部140、あるいは、他の場所、例えば、ネットワーク160に接続された、メタタイムラインの作成ソフトウェアを持つパーソナルコンピュータ等で作成される。例えば、制御部140は、メタタイムライン作成支援部190を備えている。このメタタイムライン作成支援部190は、タイムライン中の複数のキーフレーム点について同じ内容のものを検出し、メタタイムラインの進行の開始点として選択肢に挙げる機能を提供する。
図4は、メタタイムラインの作成・編集におけるGUI(Graphical User Interface)の一例を示している。図4(a)は、メタタイムラインのリストを示している。メタタイムラインの所定のIDを選択し、編集ボタン「edit」を押すことで、そのIDに対応するメタタイムラインの編集、つまり新規作成あるいは変更を行うことができる。図4(b)は、編集時のGUIの一例を示している。このGUIには、編集対象のメタタイムラインのIDが表示されている。
また、この編集時のGUIにおいては、タイムラインの始点(最初のキーフレーム)である「01:00:00:00」とCG空間内が同一の状態となるタイムライン時刻が自動的に検出されて、選択肢として表示される。また、この編集時のGUIにおいては、二番目以降のタイムライン時刻は自由であるので、ユーザは、ユーザ操作部150からの手入力で、任意のタイムコードを入力する。この場合の範囲は、元のタイムラインの始点から末尾までの間が有効となる。
図5は、メタタイムライン保持部170に保持されるメタタイムラインの一例を示している。この例では、IDが1〜5までの5個のメタタイムラインが存在する。例えば、ID=1のメタタイムラインにおいては、「01:00:00:00」のタイムライン時刻から出発して「01:00:09:00」のタイムライン時刻まで進行して終わる。また、例えば、ID=4のメタタイムラインにおいては、「01:00:26:00」のタイムライン時刻から出発して「01:00:29:00」のタイムライン時刻まで進行する。さらに、このID=4のメタタイムラインにおいては、そのタイムライン時刻から「01:00:26:00」のタイムライン時刻まで逆行(逆進行)して終わる。
また、例えば、ID=5のメタタイムラインにおいては、「01:00:00:00」のタイムライン時刻から出発して「01:00:09:00」のタイムライン時刻まで進行し、続いて、そのタイムライン時刻から「01:00:06:00」のタイムライン時刻まで逆行する。さらに、このID=5のメタタイムラインにおいては、そのタイムライン時刻から「01:00:09:00」のタイムライン時刻まで進行して終わる。図6は、このID=5のメタタイムラインにおけるタイムライン上でのタイムライン時刻の進行、逆行を、矢印を用いて示している。また、図7は、このID=5のメタタイムラインによる、タイムラインの一部の実行によるCGの時系列の動作(画像の変化)を示している。
図1に戻って、ユーザ操作部150は、ユーザインタフェースを構成している。このユーザ操作部150は、制御部140に接続されている。ユーザは、このユーザ操作部150を操作して、種々の操作を行うことができる。このユーザ操作部150は、例えば、メタタイムライン指定部151、速度指定部152、進行操作部153、フェーダレバー154などを備えている。
メタタイムライン指定部151は、上述のメタタイムライン保持部140で保持されている所定数のメタタイムラインから、ユーザが実行を希望する一つのメタタイムラインを指定するために用いられる。速度指定部152は、ユーザがタイムライン時刻の進行あるいは逆行の速度を指定するために用いられる。換言すれば、この速度指定部152は、ユーザ指定速度を得るために用いられる。
この速度指定操作は、例えば、通常の速度に対する倍率を示す係数を指定することで行われる。このユーザ指定速度(係数)は、メタタイムライン指定部151で指定されたメタタイムラインの全体に反映されるものとなる。このユーザ指定速度(係数)は、例えば、制御部140内の図示しないメモリに保持される。ユーザ指定速度は整数でなくても良く、それに合わせて、進行中のタイムライン時刻は端数を含んでも良いように小数部を保持するように、装置(制御方法)は構成される。
進行操作部153は、メタタイムライン指定部151で指定されたメタタイムラインの実行をユーザが操作するために用いられる。メタタイムラインの実行(Play)が操作されるとき、制御部140は、そのメタタイムラインに従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させて、この進行に従ってタイムラインの一部を実行させるように、画像生成部130を制御する。
フェーダレバー154は、例えば、ユーザが、メタタイムライン指定部151で指定されたメタタイムラインにおけるタイムライン時刻を進行させるために用いられる。このフェーダレバー154を振ることで、パラメタ(フェーダ値)を0%から100%に変化できるように構成される。制御部170は、メタタイムラインとこのパラメタに従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させる。
例えば、メタタイムラインが「01:00:00:00」から始まり、「01:00:09:00」で終わる場合を考える。このメタタイムラインを選択した時点では、制御部140は、画像生成部130に、「01:00:00:00」のCG画像を生成するように制御する。フェーダレバー154を振っていくと、「01:00:09:00」が100%となるように徐々に進行していく。進行中のタイムライン時刻はフレーム/フィールド単位ではなく端数でもよい。端数でも、補間により対応するパラメタを求めることができるからである。
そして、フェーダレバー154で100%とすると、「01:00:09:00」のCG画像が生成される。そこからフェーダレバー154を戻すと、徐々にCGはタイムラインを逆行して、0%で「01:00:00:00」のCG画像に戻る。
メタタイムラインの選択とフェーダレバー154を使った運用により、CGの初期状態から、複数の選択肢の任意の一つを選択操作して、CGに複雑な変化をさせることができる。フェーダレバー154を戻すことで徐々に、あるいはメタタイムラインの呼び出しにより一瞬で、初期状態に戻し、再び選択できる待機状態にできる。
例えば、CG中に複数の人物(ロボット)が登場し、背景画像はスタジオの討論会の実写映像で、CG画像を重畳しているとする。討論の進行に応じて、いずれかの出演者をアップで撮影する映像となるが、これに応じて、その出演者に対応するCG中の人物(ロボット)が大きくなるような選択肢を選び、フェーダレバー154で操作すれば、討論の変化にCGの変化を合わせることができる。
次に、図8のフローチャートは、制御部140による画像生成部130の制御動作の一例を示している。制御部140は、ステップST1において、制御動作を開始し、その後にステップST2の処理に移る。このステップST2において、制御部140は、ユーザのメタタイムライン指定部151の操作によるメタタイムラインIDの指定を受ける。これにより、制御部140は、メタタイムライン保持部170に保持されている所定数のメタタイムラインのうち、この指定されたメタタイムラインIDに対応したメタタイムラインに従って制御動作を行う状態となる。
次に、制御部140は、ステップST3において、画像生成部130に、メタタイムラインのスタートタイムコードでのCG画像生成を指示する。そして、制御部140は、ステップST4において、メタタイムライン中の次の時刻を読む。例えば、図5に示すメタタイムラインID=4のメタタイムラインの場合、スタートタイムコードは「01:00:26:00」であり、その次の時刻は「01:00:29:00」である。
次に、制御部140は、ステップST5において、実時間のフレーム(フィールド)進行に伴いメタタイムライン中の次の時刻に向かって、タイムライン時刻を、1フレーム(1フィールド)進める。そして、制御部140は、ステップST6において、画像生成部130に、タイムライン時刻に対応したCG画像生成を指示する。ここで、制御部140は、そのタイムライン時刻がキーフレームでないときは、タイムラインの前後のキーフレームのパラメタを用いて、当該タイムライン時刻のパラメタを補間し、画像生成部130に対する制御を決定する。
次に、制御部140は、ステップST7において、メタタイムライン中の次の時刻に到達したか否かを判断する。次の時刻に到達していないとき、制御部140は、ステップST5に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、次の時刻に到達したとき、制御部140は、ステップST8の処理に移る。
このステップST8において、最終時刻か否かを判断する。例えば、図5に示すメタタイムラインID=4のメタタイムラインの場合、次に時刻が「01:00:29:00」であるとき次の時刻は最終時刻ではなく、次の時刻が「01:00:26:00」であるとき次の時刻は最終時刻となる。最終時刻でないとき、制御部140は、ステップST4の処理に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、最終時刻であるとき、制御部140は、ステップST9において、制御処理を終了する。
なお、上述の図8のフローチャートによる制御動作は、ユーザの速度指定部152の操作による速度指定がない場合を示している。このユーザによる速度指定がある場合、制御部140における画像生成部130の制御動作は、図9のフローチャートに示すようになる。
制御部140は、ステップST10において、制御動作を開始し、その後にステップST11の処理に移る。このステップST11において、制御部140は、ユーザのメタタイムライン指定部151の操作によるメタタイムラインIDの指定を受ける。これにより、制御部140は、メタタイムライン保持部170に保持されている所定数のメタタイムラインのうち、この指定されたメタタイムラインIDに対応したメタタイムラインに従って制御動作を行う状態となる。
次に、制御部140は、ステップST12において、ユーザ指定速度(係数)を読み込む。上述したように、例えば、ユーザの速度指定部152による速度指定操作は予め行われ、それによるユーザ指定速度(係数)は制御部140内のメモリに保持されている。このステップST12において、制御部140は、当該メモリに保持されている速度指定値を読み込む。
次に、制御部140は、ステップST13において、画像生成部130に、メタタイムラインのスタートタイムコード(スタート時刻)でのCG画像生成を指示する。そして、制御部140は、ステップST14において、メタタイムライン中の次の時刻を読む。例えば、図5に示すメタタイムラインID=4のメタタイムラインの場合、スタートタイムコードは「01:00:26:00」であり、その次の時刻は「01:00:29:00」である。
次に、制御部140は、ステップST15において、メタタイムライン中の次の時刻に向かって、タイムライン時刻を、「1フレーム(1フィールド)×ユーザ指定速度(係数)」だけ進める。そして、制御部140は、ステップST16において、画像生成部130に、タイムライン時刻(端数を含むことがある値)に対応したCG画像生成を指示する。ここで、制御部140は、そのタイムライン時刻がキーフレームでないときは、タイムラインの前後のキーフレームのパラメタを用いて、当該タイムライン時刻のパラメタを補間し、画像生成部130に対する制御を決定する。
次に、制御部140は、ステップST17において、メタタイムライン中の次の時刻に到達したか否かを判断する。次の時刻に到達していないとき、制御部140は、ステップST15に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、次の時刻に到達したとき、制御部140は、ステップST18の処理に移る。
このステップST18において、次の時刻が最終時刻か否かを判断する。例えば、図5に示すメタタイムラインID=4のメタタイムラインの場合、次の時刻が「01:00:29:00」であるとき次の時刻は最終時刻ではなく、次の時刻が「01:00:26:00」であるとき次の時刻は最終時刻となる。最終時刻でないとき、制御部140は、ステップST14の処理に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、最終時刻であるとき、制御部140は、ステップST19において、制御処理を終了する。
次に、図10のフローチャートを参照して、フェーダレバー154が操作された場合の制御部140における画像生成部130の制御動作を説明する。制御部140は、ステップST20において、制御動作を開始し、その後に、ステップST21の処理に移る。このステップST21において、制御部140は、フェーダレバー操作によりユーザ操作部150から送信されたフェーダ値(%)を受信する。
次に、制御部140は、ステップST22において、メタタイムラインの先頭から末尾までを0%〜100%に対応させて、フェーダ値に該当するタイムライン時刻(整数に丸めない値)を求める。そして、制御部140は、ステップST23において、求めたタイムライン時刻に対応したCG画像生成を、画像生成部130に指示する。制御部140は、このステップST23の処理の行った後に、ステップST24において、制御動作を終了する。
上述したように、図1に示す画像処理装置100において、制御部140は、ユーザ(使用者)によって指定されたメタタイムラインに従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させる。そして、制御部140は、この進行に従って画像生成部130におけるCG画像生成動作(タイムライン動作)を制御する。
上述したように、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路の途中に、タイムライン時刻の跳躍を含むことが可能とされている。また、上述したように、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路として、タイムラインの時間軸を逆行する進行経路が可能とされている。また、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路が所定数の区間からなる場合、各区間に設定速度を含むことが可能とされている。そのため、複雑な時系列の動作の操作性を高めることができる。
また、図1に示す画像処理装置100において、ユーザ(使用者)は、ユーザ操作部150の速度指定部152で、タイムライン時刻の進行あるいは逆行の速度を任意に指定して調整できる。この場合、制御部140は、ユーザによって指定されたメタタイムラインと指定速度に従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、この進行に従って画像生成部130におけるCG画像生成動作(タイムライン動作)を制御する。
[メタタイムライン(設定速度を含む)]
なお、上述したメタタイムラインは、タイムライン上での進行経路の記述としての時刻情報を持っている(図5参照)。メタタイムラインとして、さらに速度情報を含めることも考えられる。図11は、その場合において、メタタイムライン保持部170に保持されるメタタイムラインの一例を示している。各メタタイムラインは、所定数の区間からなっている。
この例では、IDが1〜4までの4個のメタタイムラインが存在する。例えば、ID=1のメタタイムラインは、スタートタイムコード(スタート時刻)が「01:00:00:00」でエンドタイムコード(エンド時刻)が「01:00:09:00」である区間だけからなる。そして、ID=1のメタタイムラインでは、この区間の設定速度(Speed)として「2」が設定されている。この設定速度は、上述のユーザ指定速度と同様に、例えば、通常の速度に対する倍率を示す係数である。
また、例えば、ID=3のメタタイムラインは、第1区間、第2区間および第3区間からなる。第1区間は、スタートタイムコード(区間のスタート時刻を示す)が「01:00:13:00」でエンドタイムコード(区間のエンド時刻を示す)が「01:00:22:00」であり、この区間の設定速度(Speed)として「1」が設定されている。
第2区間は、スタートタイムコードが「01:00:22:00」でエンドタイムコードが「01:00:19:00」であり、この区間の設定速度(Speed)として「0.25」が設定されている。この第2の区間は、タイムラインの時間軸を逆行する区間である。第3区間は、スタートタイムコードが「01:00:19:00」でエンドタイムコードが「01:00:22:00」であり、この区間の設定速度(Speed)として「0.5」が設定されている。
次に、図12のフローチャートは、上述したようにメタタイムラインが区間毎の速度情報を持つ場合における、制御部140による画像生成部130の制御動作の一例を示している。制御部140は、ステップST30において、制御動作を開始し、その後にステップST31の処理に移る。
このステップST31において、制御部140は、ユーザのメタタイムライン指定部151の操作によるメタタイムラインIDの指定を受ける。これにより、制御部140は、メタタイムライン保持部170に保持されている所定数のメタタイムラインのうち、この指定されたメタタイムラインIDに対応したメタタイムラインに従って制御動作を行う状態となる。
次に、制御部140は、ステップST32において、メタタイムラインの最初の区間のスタートタイムコード、エンドタイムコード、設定速度(係数)を読む。そして、制御部140は、ステップST33において、画像生成部130に、スタートタイムコードでのCG画像生成を指示する。
次に、制御部140は、ステップST34において、エンドタイムコードの時刻に向かって、タイムライン時刻を、「1フレーム(1フィールド)×設定速度(係数)」だけ進める。そして、制御部140は、ステップST35において、画像生成部130に、タイムライン時刻に対応したCG画像生成を指示する。ここで、制御部140は、そのタイムライン時刻がキーフレームでないときは、タイムラインの前後のキーフレームのパラメタを用いて、当該タイムライン時刻のパラメタを補間し、画像生成部130に対する制御を決定する。
次に、制御部140は、ステップST36において、エンドタイムコードの時刻に到達したか否かを判断する。エンドタイムコードの時刻に到達していないとき、制御部140は、ステップST34に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、エンドタイムコードの時刻に到達したとき、制御部140は、ステップST37の処理に移る。
このステップST37において、メタタイムラインの最終時刻か否かを判断する。例えば、図11に示すメタタイムラインID=1のメタタイムラインの場合、最終時刻は「01:00:09:00」である。また、例えば、図11に示すメタタイムラインID=3のメタタイムラインの場合、最終時刻は、第3の区間の「01:00:22:00」である。最終時刻でないとき、制御部140は、ステップST32の処理に戻り、次の区間のスタートタイムコード、エンドタイムコード、設定速度(係数)を読み、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、最終時刻であるとき、制御部140は、ステップST38において、制御処理を終了する。
上述したようにメタタイムラインが区間毎の設定速度(速度情報)を持つことで、タイムライン時刻の進行(逆行)の変化速度は区間毎に設定速度に応じたものとなる。そのため、制御部140は、より複雑なタイムライン制御動作を行うことが可能となる。
なお、上述の図12のフローチャートによる制御動作例は、メタタイムラインが複数の区間からなる場合、ある区間のエンドタイムコードの時刻と、その次の区間のスタートタイムコードの時刻とが重ならない場合の例である。すなわち、制御部140は、ある区間のエンドタイムコードの時刻でのCG画像生成を画像生成部130に指示した後、その次の区間のスタートタイムコードの時刻でのCG画像生成を画像生成部130に指示するようになっている。図11に示すメタタイムラインは、ある区間のエンドタイムコードの時刻と、その次の区間のスタートタイムコードの時刻とが重なる場合の例をも示している。
図13のフローチャートは、ある区間のエンドタイムコードの時刻と、その次の区間のスタートタイムコードの時刻とが重なるように制御する場合における、制御部140による画像生成部130の制御動作の一例を示している。制御部140は、ステップST40において、制御動作を開始し、その後にステップST41の処理に移る。
このステップST41において、制御部140は、ユーザのメタタイムライン指定部151の操作によるメタタイムラインIDの指定を受ける。これにより、制御部140は、メタタイムライン保持部170に保持されている所定数のメタタイムラインのうち、この指定されたメタタイムラインIDに対応したメタタイムラインに従って制御動作を行う状態となる。
次に、制御部140は、ステップST42において、メタタイムラインの最初の区間のスタートタイムコード、エンドタイムコード、設定速度(係数)を読む。そして、制御部140は、ステップST43において、画像生成部130に、スタートタイムコードでのCG画像生成を指示する。
次に、制御部140は、ステップST44において、エンドタイムコードの時刻に向かって、タイムライン時刻を、「1フレーム(1フィールド)×設定速度(係数)」だけ進める。そして、制御部140は、ステップST45において、画像生成部130に、タイムライン時刻に対応したCG画像生成を指示する。ここで、制御部140は、そのタイムライン時刻がキーフレームでないときは、タイムラインの前後のキーフレームのパラメタを用いて、当該タイムライン時刻のパラメタを補間し、画像生成部130に対する制御を決定する。
次に、制御部140は、ステップST46において、エンドタイムコードの時刻に到達したか否かを判断する。エンドタイムコードの時刻に到達していないとき、制御部140は、ステップST34に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、エンドタイムコードの時刻に到達したとき、制御部140は、ステップST47の処理に移る。
このステップST47において、メタタイムラインの最終時刻か否かを判断する。最終時刻でないとき、制御部140は、ステップST48において、次の区間のスタートタイムコード、エンドタイムコード、設定速度(係数)を読み、その後に、ステップST44に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、最終時刻であるとき、制御部140は、ステップST49において、制御処理を終了する。
また、図12のフローチャートによる制御動作は、ユーザの速度指定部152の操作による速度指定がない場合を示している。このユーザによる速度指定がある場合、制御部140における画像生成部130の制御動作は、図14のフローチャートに示すようになる。制御部140は、ステップST50において、制御動作を開始し、その後にステップST51の処理に移る。
このステップST51において、制御部140は、ユーザのメタタイムライン指定部151の操作によるメタタイムラインIDの指定を受ける。これにより、制御部140は、メタタイムライン保持部170に保持されている所定数のメタタイムラインのうち、この指定されたメタタイムラインIDに対応したメタタイムラインに従って制御動作を行う状態となる。
次に、制御部140は、ステップST52において、ユーザ指定速度(係数)を読み込む。上述したように、例えば、ユーザの速度指定部152による速度指定操作は予め行われ、それによるユーザ指定速度(係数)は制御部140内のメモリに保持されている。このステップST52において、制御部140は、当該メモリに保持されている速度指定値を読み込む。
次に、制御部140は、ステップST53において、メタタイムラインの最初の区間のスタートタイムコード、エンドタイムコード、設定速度(係数)を読む。そして、制御部140は、ステップST54において、画像生成部130に、スタートタイムコードでのCG画像生成を指示する。
次に、制御部140は、ステップST55において、エンドタイムコードの時刻に向かって、タイムライン時刻を、「1フレーム(1フィールド)×ユーザ指定速度(係数)×設定速度(係数)」だけ進める。そして、制御部140は、ステップST56において、画像生成部130に、タイムライン時刻に対応したCG画像生成を指示する。ここで、制御部140は、そのタイムライン時刻がキーフレームでないときは、タイムラインの前後のキーフレームのパラメタを用いて、当該タイムライン時刻のパラメタを補間し、画像生成部130に対する制御を決定する。
次に、制御部140は、ステップST57において、エンドタイムコードの時刻に到達したか否かを判断する。エンドタイムコードの時刻に到達していないとき、制御部140は、ステップST55に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、エンドタイムコードの時刻に到達したとき、制御部140は、ステップST58の処理に移る。
このステップST58において、メタタイムラインの最終時刻か否かを判断する。例えば、最終時刻でないとき、制御部140は、ステップST53の処理に戻り、次の区間のスタートタイムコード、エンドタイムコード、設定速度(係数)を読み、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、最終時刻であるとき、制御部140は、ステップST59において、制御処理を終了する。
なお、図14のフローチャートによる制御動作は図12のフローチャートによる制御動作に対応したものである。詳細説明は省略するが、図13のフローチャートによる制御動作を、ユーザ指定速度を加味したものとすることも、同様に可能である。
<2.第2の実施の形態>
[CG画像生成装置の構成]
図15は、本技術の第2の実施の形態としての画像処理装置200の構成例を示している。この画像処理装置200は、CG(コンピュータグラフィクス)制作部210と、CG記述データ記憶部220と、メタタイムライン保持部230と、派生情報記憶部240を有している。
また、この画像処理装置200は、スイッチャ操作卓(制御部)250と、画像生成部260と、エフェクト・スイッチャ270を有している。CG制作部210、CG記述データ記憶部220、メタタイムライン保持部230、派生情報記憶部240、スイッチャ操作卓250および画像生成部260は、ネットワーク280によって、互いに接続されている。
CG制作部210は、CG制作ソフトウェアを持つパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)により構成されている。このCG制作部210は、上述した図1の画像処理装置100のCG制作部110と同様に、所定のフォーマットのCG記述データを出力する。CG記述データのフォーマットとして、例えばCollada(登録商標)がある。Colladaは、XML(Extensible Markup Language)の上で3DのCGデータの交換を実現するための記述定義である。
CG記述データ記憶部220は、CG制作部210で生成された、所定数のCG記述データを記憶する。このCG記述データには、原作アニメーションのタイムライン(時間的に変化する制御の記述)、つまり原作タイムライン(以下、単に、「タイムライン」と称する)が含まれている。この意味で、CG記述データ記憶部220は、タイムライン保持部を構成している。
派生情報記憶部240は、派生情報ファイルを保持する。派生情報フィルは、CG記述データの一つに対して複数作成することができる。この派生情報ファイルは、パラメタを含むCG記述データに対して作用する内容を示す所定数の派生情報を格納したものである。なお、派生情報には、少なくともパラメタ指定情報またはパラメタ値指示情報が含まれる。パラメタ指定情報は、CG記述データに含まれる複数のパラメタのうち、スイッチャ操作卓250を用いて調整される調整対象パラメタを指定する情報である。また、パラメタ値指示情報は、CG記述データに含まれる調整対象パラメタを所定の値に調整することを指示する情報である。
メタタイムライン保持部230は、タイムライン上の進行経路を記述したメタタイムライン(経路プログラム)を、所定数保持する。CG記述データ記憶部220に記憶されている複数のCG記述データのそれぞれに対応して複数のメタタイムラインを保持できるようにされている。このメタタイムラインは、上述のタイムラインの一部を実行させるためのものである。なお、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路の途中に、タイムライン時刻の跳躍を含むことが可能とされている。また、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路として、タイムラインの時間軸を逆行する進行経路が可能とされている。
図16(c)は、CG記述データの一つに対応してメタタイムライン保持部230に保持されるメタタイムラインの一例を示している。この例では、メタタイムラインID(metatimeline id)が「action01」〜「action08」までの8個のメタタイムラインが存在する。各メタタイムラインは、1つ以上のフラグメント(fragment)を順列にして、連続実行可能にしたものである。ここで、フラグメントは、タイムラインの一部(断片)を構成している。このフラグメントは、上述した図11に示すメタタイムラインにおける区間に対応する。
図16(b)は、図16(c)のメタタイムライン例を構成するフラグメントの一例を示している。この例では、フラグメントID(fragment id)が「frag01」〜「frag06」までの6個のフラグメントが存在する。例えば、「frag01」のフラグメントは、始点(スタート時刻)が「0」で終点が「1.5」である。また、例えば、「frag04」のフラグメントは、始点(スタート時刻)が「27.5」で終点が「30.5」である。なお、フラグメントの始点、終点がキーフレーム点である必要はないが、そのように限定してもよい。
なお、図16(b)において、「start」の項目は、フラグメントの始点(スタート時刻)がジャンクション(連結点)であるか否かを示し、“TRUE”はジャンクションであることを示し、“FALSE”はジャンクションでないことを示す。ここで、ジャンクションは、タイムライン上の時刻(点)であって、CG空間内が同一の状態となるような時刻(点)である。図16(a)は、ジャンクションの一例を示している。始点がジャンクションであるフラグメントを、以下、適宜、「スタートフラグメント」と称する。
このジャンクションは、通常は、キーフレーム点である。ジャンクションは、キーフレーム点以外でも可能であるが、キーフレーム点以外は補間の結果であるので、意図して作るのは難しい。CG制作時に、同じ状態のキーフレーム点を作成することで、ジャンクションを簡単に作ることができる。
この場合、タイムラインから自動的にジャンクションを抽出できる。すなわち、CG記述データを読み込む際、つまり画像生成部260に与える際に、タイムライン中のキーフレーム点を比較し、同じ状態(パラメタ値)のキーフレーム点を集めることでジャンクションを抽出できる。なお、同じ状態が複数種類ある場合は、例えば、最も数の多いものをジャンクションとする。あるいは、CG制作時に、タイムラインの先頭をジャンクションとして意図するのが扱いやすいので、タイムラインの先頭と同じ状態のキーフレーム点を抽出してジャンクションとする仕様としてもよい。
図16(c)に示すように、各メタタイムラインでは、先頭のフラグメントとして、必ず、始点がジャンクションであるスタートフラグメントが配置される。例えば、「action01」のメタタイムラインは、「frag01」のフラグメントのみからなるが、図16(b)に示すように、このフラメントは始点がジャンクションであるスタートフラグメントである。また、例えば、「action06」のメタタイムラインは、「frag01」、「frag04」、「frag06」の3つのフラグメントからなっているが、先頭のフラグメントは、スタートフラグメントである「frag01」のフラグメントである。
なお、メタタイムラインを構成する各フラグメントに対して、逆行や速度の設定が可能とされている。図16(c)において、「speed_scale」の項目は、逆行や速度の設定情報を示す。例えば、「action07」のメタタイムラインの先頭の「frag06」のフラグメントに対応して、「speed_scale=2」とされている。この場合、「action07」のメタタイムラインにおいて、「frag06」のフラグメントに関しては、タイムライン時刻の進行速度は通常の速度の2倍となるように進行される。
また、例えば、「action07」のメタタイムラインの「frag02」のフラグメントに対応して、「speed_scale=−1」とされている。この場合、「action07」のメタタイムラインにおいて、「frag02」のフラグメントに関しては、タイムライン時刻の進行速度は通常の速度(1倍)であるが、タイムライン時刻は終点から始点に向かって逆行するようにされる。
また、メタタイムラインを構成する複数のフラグメントの間に一時停止の設定が可能とされている。図16(c)において、「pause」の項目は、一時停止の時間情報を示す。「action07」のメタタイムラインにおいて、「frag06」、「frag02」のフラグメントの間に、「pause=5.5」が設定されている。この場合、「action07」のメタタイムラインの実行に当たって、「frag06」のフラグメントと「frag02」のフラグメントとの間で、5.5秒だけ一時停止状態とされる。
また、メタタイムラインを構成する各フラグメントに対して、繰り返しの設定が可能とされている。図16(c)において、「repeat」の項目は、繰り返しの回数情報を示す。「action07」のメタタイムラインにおいて、「frag02」のフラグメントに対応して、「repeat=2」とされている。この場合、「action07」のメタタイムラインの実行に当たって、「frag02」のフラグメントは2回繰り返される。
図16(c)はメタタイムラインを表形式で示している。メタタイムラインは、実際には、XML形式で記述される。例えば、「action07」のメタタイムラインのXML表記を以下に示す。
<metatimelineid ="action07">
<timesection>
<order>1</order>
<speed_scale>2</speed_scale>
<instance_fragment url="#frag06" />
</timesection>
<timesection>
<order>2</order>
<pause>5.5</pause> <!-- no fragment -->
</timesection>
<timesection>
<order>3</order>
<speed_scale>-1</speed_scale>
<repeat>2</repeat>
<instance_fragment url="#frag02" />
</timesection>
</metatimeline>
メタタイムライン保持部230に保持されるメタタイムラインは、例えば、スイッチャ操作卓250、あるいは、他の場所、例えば、ネットワーク280に接続された、メタタイムラインの作成ソフトウェアを持つパーソナルコンピュータ等で作成される。
図17は、メタタイムラインの作成・編集におけるGUI(Graphical User Interface)の一例を示している。ユーザは、このGUIでメタタイムラインIDを選択することで、そのIDに対応したメタタイムラインの作成・編集を行うことができる。ユーザは、「add」ボタンを押すことで、フラグメントを追加できる。また、ユーザは、所定のフラグメントを選択して「edit」ボタンを押すことで、この所定のフラグメントを編集できる。また、ユーザは、所定のフラグメントを選択して「delete」ボタンを押すことで、この所定のフラグメントを削除できる。また、ユーザは、「Register」ボタンを押すことで作成あるいは編集されたメタタイムラインを登録でき、一方、「Cancel」ボタンを押すことでメタタイムラインの作成あるいは編集をキャンセルできる。
図18は、図17のGUIでユーザが「add」ボタンあるいは「edit」ボタンを押した場合のGUIの一例を示している。ユーザは、このGUIを使用して、「name」、「speed」、「pause」、「repeat」の入力部に適宜入力することで、追加するフラグメントの作成あるいはフラグメントの編集(変更)を行うことができる。「Ok」ボタンを押すことで作成あるいは編集されたフラグメントが確定し、図17のGUIに戻る。一方、「Cancel」ボタンを押すことで、作成あるいは編集されたフラグメントはキャンセルされ、図17のGUIに戻る。
なお、図17のGUIは、複数のフラグメントからなるメタタイムラインの作成・編集に係るものである。例えば、複数のフラグメントからなるメタタイムラインの作成・編集に係るGUIと、一つのフラグメントからなるメタタイムラインの作成・編集に係るGUIとを選択的にユーザに提示可能としてもよい。その場合、例えば、一つのフラグメントからなるメタタイムラインの作成・編集に係るGUIを提示するように切り替えておくことで、1つのフラグメントからなるメタタイムラインの作成・編集に限定することができる。
スイッチャ操作卓250は、エフェクト・スイッチャ270への指示の操作入力を受ける。図15には示していないが、スイッチャ操作卓250は、エフェクト・スイッチャ270の各クロスポイントスイッチ群のスイッチのオンオフを操作するボタン列を備えている。このスイッチャ操作卓250は、画像生成部260の制御も行う。この意味で、スイッチャ操作卓250は、制御部を構成している。
スイッチャ操作卓250は、ロード指示部251を有している。ロード指示部251は、ユーザの選択操作により選択された派生情報ファイルを、派生情報記憶部240から読み出し、画像生成部260に供給する。また、ロード指示部251は、CG記述データ記憶部220に記憶されている複数のCG記述データのうち、派生情報記憶部240から読み出した派生情報ファイルに含まれる識別子により識別されるCG記述データを読み出し、画像生成部260に供給する。
画像生成部260は、派生情報ファイルに含まれるパラメタ値指示情報に基づいて、CG記述データに含まれる調整対象パラメタを所定の値に調整する。また、画像生成部260は、CG記述データに含まれる複数のパラメタのうち、派生情報ファイルに含まれるパラメタ指定情報で指定されるパラメタを、スイッチャ操作卓250を用いて調整される調整対象パラメタに設定する。
画像生成部260は、ロード指示部251によって供給されるCG記述データに基づき、CG画像を生成する。この場合、スイッチャ操作卓250は、メタタイムライン保持部230に保持されている所定数のメタタイムラインのうち、画像生成部260が使用しているCG記述データに対応する複数のメタタイムラインのうちユーザにより指定されたメタタイムラインに従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させる。そして、スイッチャ操作卓250は、この進行に従って、タイムライン動作、すなわち、CG画像の生成動作を制御する。
なお、上述の派生情報ファイルに、CG中のポリゴン表面にテクスチャマッピングを行う指示を入れることもできる。その場合、画像生成部260は、派生情報ファイルのテクスチャマッピングの指示を読み取り、保持している画像を指定のポリゴン表面にテクスチャマッピングする。あるいは、画像生成部260は、入力画像をテクスチャマッピングする指示が書かれている場合は、入力画像を指定の面にテクスチャマッピングする。
また、上述の派生情報ファイルに、対応するCG記述データに対応するすべてのメタタイムライン(図16(c)参照)のデータを入れることも考えられる。この場合、派生情報記憶部240は、メタタイムライン保持部として使用される。この場合、一つのCG記述データに対して異なるメタタイムライン運用を行う場合も管理が容易となる。また、この場合、メタタイムライン以外についてパラメタ調整によりCG運用の多様化を行う方式と合わせてメタタイムラインを管理でき、運用現場で取り扱いやすくなる。
エフェクト・スイッチャ270は、複数の画像信号を入力し、画像信号の選択および合成を行う。放送番組を生放送する場合、通常は、エフェクト・スイッチャ270を使って入力(スタジオのカメラ、外部のカメラ中継、VTR再生)を選択し、それらの間でワイプを使って切り替えたり、字幕やピクチャー・イン・ピクチャーによる画像を重ねたりする。
このエフェクト・スイッチャ270は、画像信号を入力するための複数の入力ラインを持つ。この複数の入力ラインのいずれかに、画像生成部260の出力画像信号が入力される。このエフェクト・スイッチャ270は、画像生成部260にテクスチャチャマッピング用の画像を供給するための出力バスライン(オグジャリバスライン)を持つ。
図19は、スイッチャ操作卓250の外観(操作面)の一例を示している。右端側には、画像合成・切り替えの遷移、つまりトランジション(Transition)を操作するブロック(操作子のグループ)の一例を示している。遷移対象選択ボタン(Next Transition Selection)25は、このブロックが、どのトランジション(Transition)機能を制御するかを決める。すなわち、次に実行するトランジション(Transition)が、背景(Background)のAバスとBバスを切り替える(置き換える)操作か、あるいは、いずれかのキーヤーのオン/オフ(On/Off)を切り替えるかを指定する。
なお、別の構成として、キーヤー毎に専用のブロックを設け、遷移対象選択ボタン(Next Transition Selection)25のような操作子を設けず、各キーヤーに専用のブロックで操作を受けるようにしてもよい。また、トランジション(Transition)を行う信号処理回路を複数持つ場合は、回路毎に、操作を受けるブロックを設けてもよい。
図19に示すスイッチャ操作卓250は、キー1(Key1)とキー2(Key2)の二系統のキーヤーが存在するものである。勿論、キーヤーの系統数は、これより多くても少なくてもよい。クロスポイントボタン列23,24は、それぞれ、キー1系統、キー2系統の入力画の選択などに使われるクロスポイントボタン列である。クロスポイントボタン列21,22は、それぞれ、背景バスのAバスとBバスの入力画の選択などに使われるクロスポイントボタン列である。クロスポイントボタン列は、押下されたボタンに対応する入力信号(ビデオ)を該当バスに供給するような制御を操作する機能がある。
方向指定ボタン26は、トランジション(Transition)の進み方にノーマル(Normal)とリバース(Reverse)があって選択可能な場合に、指定する操作を受ける。オートターン(AutoTurn)ボタン27は、ノーマル(Normal)とリバース(Reverse)を交互に切り替えて動作させることを指定する操作を受ける。フェーダレバー102は、トランジション(Transition)の進行を手動制御するための操作子である。
自動遷移(AutoTrans)ボタン28は、トランジション(Transition)の進行を自動的に行う(あらかじめ設定された時間で100%まで進むように時間に比例して進める)ことを指示トリガする。遷移タイプ(Transition Type)選択ボタン31は、遷移タイプを選択するためのボタンである。ここでは、Mix(全画面を一パラメタの比率で重畳合成)、Wipe(ワイプパターン波形により画面を区画分けして合成)の他に、Metatimeline(メタタイムライン)のいずれかを選択操作できる。テンキー入力部32は、数値を入力できるボタン群であり、ワイプパターンの番号や、メタタイムラインの番号を入力できる。
上述の各ボタンは、文字表示器を表面に持ち、機能を設定可能として、表示で機能を示すような動的な割り当てが可能な構成としてもよい。表示器33は、操作により指示されたワイプ(Wipe)番号またはメタタイムライン番号を表示する。ソース名表示器列30は、図19において、下方に配置されたボタンのボタン番号に対応するインデックス番号に対応付けられた文字情報を表示する。文字情報は、スイッチャ操作卓250内の図示しないメモリに記憶されており、ユーザが文字情報を設定できる。
図20は、エフェクト・スイッチャ270のM/Eバンクの構成例を示している。このM/Eバンクは、入力選択部15と、キープロセッサ(キー加工回路)51,52と、ミキサ(画像合成部)53と、ビデオ加工処理部61〜63からなっている。入力選択部15は、入力ライン16のそれぞれを、キーソースバス11a,12a、キーフィルバス11b,12b、背景Aバス13a、背景Bバス13bおよび予備入力バス14のいずれかに接続させる。
入力ライン16のそれぞれとキーソースバス11a,12aとの間に、入力ライン16の複数の画像信号からキーソース信号を選択するためのキーソース選択スイッチ1a,2aが設けられている。また、入力ライン16のそれぞれとキーフィルバス11b,12bとの間に、入力ライン16の複数の画像信号からキーソフィル信号を選択するためのキーフィル選択スイッチ1b,2bが設けられている。
キーソース選択スイッチ1a,2aで選択されてキーソースバス11a,12aに取り出されたキーソース信号はキープロセッサ51,52に送られる。また、キーフィル選択スイッチ1b,2bで選択されてキーフィルバス11b,12bに取り出されたキーフィル信号はキープロセッサ51,52に送られる。なお、キーフィル信号は、背景画像に前景として重ねる画像の信号であり、キーソース信号は、キーフィル信号を重ねる領域、背景画像を切り抜く形状、背景画像に対するキーフィル信号の濃度等を指定する信号である。
入力ライン16のそれぞれと背景Aバス13aとの間に、入力ライン16の複数の画像信号から背景A信号を選択するための背景A選択スイッチ3aが設けられている。また、入力ライン16のそれぞれと背景Bバス13bとの間に、入力ライン16の複数の画像信号から背景B信号を選択するための背景B選択スイッチ3bが設けられている。また、入力ライン16のそれぞれと予備入力バス14との間に、入力ライン16の複数の画像信号から予備入力信号を選択するための予備入力選択スイッチ4が設けられている。
背景A選択スイッチ3aで選択されて背景Aバス13aに取り出された背景A信号はビデオ加工部61を介してミキサ53に送られる。また、背景B選択スイッチ3bで選択されて背景Bバス13bに取り出された背景B信号はビデオ加工部62を介してミキサ53に送られる。また、予備入力選択スイッチ4で選択されて予備入力バス14に取り出された予備入力信号はビデオ加工部63を介してミキサ53に送られる。
キープロセッサ51,52は、キーフィル信号およびキーソース信号を、キーイングを行うための各種のパラメタであるキー調整値に基づき、キーイングに適するように調整・加工する回路である。キー調整値は、以下のような値である。すなわち、背景画像に対するキーフィル信号の濃度を調整する値、キーソース信号として判別すべき画像の信号レベルの閾値を調整する値、キーソース信号の位置を調整する値、キーフィル信号の縮小率を調整する値、背景画像との境界線に関する調整値等である。
キープロセッサ51,52によって調整・加工されたキーフィル信号およびキーソース信号は、ミキサ53に送られる。ミキサ53は、キープロセッサ51,52からのキーフィル信号およびキーソース信号を用いて、キーイングによって背景画像に前景画像を重畳する回路である。このミキサ53から、プログラム出力ライン17を通じてプログラム出力が外部に出力される。
[スイッチャ操作卓の操作と制御の動き]
図19に示すスイッチャ操作卓250の操作と制御の動きを説明する。画像生成部260を使わない場合、つまり、「Mix」、あるいは、「Wipe」でトランジション(Transition)を実行する場合、まず、遷移対象選択ボタン25で、トランジション(Transition)を実行させる対象を選択する。これにより、トランジション(Transition)を操作するブロック(操作子のグループ)の各ボタンの機能が変化する。
遷移対象とする系統でこれから使う画を選ぶ場合は、該当のクロスポイントボタン列により、画を選択する。例えば、背景として、今Aバスの“CAM1”を使っており、次に“Main”の画に遷移しようとする場合は、Bバスのクロスポイントボタン列で“Main”のクロスポイントを押下して選択する。
また、遷移タイプ選択ボタン31により「Mix」か「Wipe」を選択する。全画面の重畳の濃度を均一に徐々に変化する場合が「Mix」で、ワイプにより画面の区分けを動かすのが「Wipe」である。これにより、ミキサ53の内部での合成に、全画面の濃度を使うか、それとも内部のワイプ波形のキー信号発生源を使って合成するかが切り替わる。ワイプのパターンの種類(形)は複数有り、番号で指定できる。操作者はテンキー入力部32からワイプのパターン番号を入力できる。これによりワイプ波形が変わる。
そして、フェーダレバー102を操作すれば、合成の比率を0%から100%の間で変化させることができる。背景のA,Bをトランジション(Transition)する場合は、元のどちらかの画像(例えばA)からフェーダレバー102を進めると徐々にもう一方の画像(B)の比率が増えていき、振り切ると元の画像とは違う画像(B)が100%となる。キーヤーでトランジション(Transition)する場合は、元はキーヤーの画が重畳されていなかった場合は、トランジション(Transition)を終えると重畳された状態となる。重畳された状態からトランジション(Transition)すると、重畳されない状態となる。方向指定ボタン26は、ワイプの形状または進行に方向がある場合に指定を受けることができる。
[スイッチャ操作卓で画像生成部を制御する手順、制御]
次に、図19のスイッチャ操作卓250により、画像生成部26を制御する手順、制御の動きを説明する。まず、遷移対象選択ボタン25で、CGを取り込むのに使うキーヤーとして、いずれかを指定する。例えば、“Key1”を押下する。次に、遷移タイプ選択ボタン31で、CGの運用を意味する“Metatimeline”を押下する。“Metatimeline”が点灯すると、トランジション(Transition)を操作するブロック(操作子のグループ)と、該当のキーヤー“Key1”は、画像生成部260と連携して制御動作することになる。
テンキー入力部32で、メタタイムライン(Metatimeline)の番号を入力する。番号とは、メタタイムラインの末尾の数値で、「action01」では1となる値である。受け付けられた番号は表示器33に表示され、画像生成部260では、その番号のメタタイムラインの先頭からのレンダリングの状態、つまり先頭の画を出力する状態となる。そして、エフェクト・スイッチャ270は、図21に示すように、画像生成部260からの画像信号を受けている入力を該当キーヤー“Key1”に取り込むようにクロスポイントが制御される。
そして、フェーダレバー102を操作すれば、メタタイムラインの進行を0から100%のパラメタで制御できる。すなわち、メタタイムラインの長さに対するパーセントで、レンダリングするメタタイムライン中の位置(時刻)が決まる。この結果、キーヤーを使って画像生成部260からのCG画像を、エフェクト・スイッチャ250での合成に使うことができる。なお、キーヤーの画像のオン/オフ(On/Off)を操作する手段を別途設けておけば、メタタイムラインの進行とは独立して、その画像を重畳するか否かを操作できる。“Metatimeline”が押下された際に、自動的に使用するキーヤーをオン(On)にするようにしてもよい。
図22は、フェーダ値とメタタイムライン進行との関係の一例を示している。図22(a)は、図16(c)に示す「action01」のメタタイムラインの場合における、メタタイムライン時刻、タイムライン時刻(原作タイムライン時刻)およびフェーダ値の対応関係を示している。図22(b)は、図16(c)に示す「action07」のメタタイムラインの場合における、メタタイムライン時刻、タイムライン時刻(原作タイムライン時刻)およびフェーダ値の対応関係を示している。ここで、メタタイムライン時刻において、開始時刻は0であり、終了時刻はメタタイムラインの全体の時間長と同じ値となる。
なお、フェーダレバー102の操作において、最初の振り(1st Stroke)で0〜50%、次の振り(2nd Stroke)で50〜100%となるような制御を行ってもよい。また、フェーダレバー102の操作において、方向指定ボタン26により、ノーマル(Normal)あるはリバース(Reverse)の方向指定をすることも可能である。
また、方向指定ボタン26により、メタタイムラインを進行させる向きを制御することもできる。オートターン(Auto Turn)ボタン27で“Auto Turn(「Normal - Reverse 」とも呼ぶ)”にしておくと、メタタイムラインを始点から終点まで動かすと、次の進行指示により終点から始点へと逆方向に進行する。なお、進行の途中では、フェーダレバー102の操作により、どちらに進めるかは自由に操作できる。
なお、上述ではテンキー入力部32によりメタタイムラインの番号を入力したが、これに代えてクロスポイントボタン列を使ってもよい。この場合、“Metatimeline”ボタンを押下した後は、当該キーヤー“Key1”のクロスポイントボタン列は通常の機能ではなくなり、メタタイムラインを選択する機能を持つようにされる。例えば、図23に示すように、左のボタンから順に、「action01」、「action02」、「action03」、・・・のメタタイムラインに該当するようになる。
この場合、ユーザは、“Key1”のクロスポイントボタン列を押下することで、所望のメタタイムラインを選択できる。なお、クロスポイントボタン列のソース名表示器30は、他の列と共用であるので、画像信号のソース名を表示しているが、ソース名表示器30に、図23に示すように、“Metatimeline”の番号または名称を表示するようにすると分かり易い。遷移タイプ選択ボタン31の“Metatimeline”を押下し続けている間だけ、そのような表示としても良い。なお、上述では、メタタイムラインID(Metatimeline id)として番号で決まるような「action"番号"」とした例を示している。しかし、より自由な、意味の分かる名称を付与でき、表示されるようにしてもよい。
さらに、プレビュー出力をエフェクト・スイッチャ270のM/Eバンクに持つ場合、メタタイムラインを終点まで進めた場合に、M/Eバンクの出力画どういう画になるかをプレビュー出力から出力してもよい。既に終点だった場合には、メタタイムラインを終点から始点まで進めた場合のプレビュー出力になる。このプレビュー出力からの出力は、“Metatimeline”ボタンが押下された状態になった時点(フェーダレバー操作などしない進行前)で行われる。なお、このプレビュー出力からの出力を実現するためには、そのための画像生成部やミキサ内の回路、そのためのバス系統などを設ければよい。
[遷移タイプとしてメタタイムラインが指定される場合の制御動作]
図24、図25のフローチャートを用いて、上述したように“Metatimeline”ボタンが押下されて遷移タイプとしてメタタイムラインが指定される場合におけるスイッチャ操作卓(制御部)250の制御動作を説明する。以下、スイッチャ操作卓250を、制御部250として説明する。
制御部250は、ステップST60において、制御動作を開始する。そして、制御部250は、ステップST61において、“Metatimeline”ボタンの押下により遷移タイプとしてメタタイムラインの指定を受ける。そして、制御部250は、ステップST62において、遷移対象選択ボタン25による遷移対象選択がキーヤー(“key1”または“key2”)であるか否かを判断する。遷移対象選択がキーヤーでないとき、制御部250は、ステップST63において、遷移タイプをメタタイムラインすることを拒否し、その前の状態を保持する。そして、制御部250は、ステップST64において、制御動作を終了する。
遷移対象選択がキーヤーであるとき、制御部250は、ステップST65の処理に進む。このステップST65において、制御部250は、画像生成部260に、前回指定されたメタタイムラインの番号、あるいは名称を送る。そして、制御部250は、ステップST66において、画像生成部260を、メタタイムラインの先頭のCG画像生成状態とする。なお、使用されるCG記述データはメタタイムラインに対応するものとしてロード指示されるか、あるいはあらかじめロード指示されたものとされる。
次に、制御部250は、ステップST67において、該当キーヤーの入力バスのクロスポイントで選択されていた入力ライン(画像信号)を、画像生成部260に供給しているオグジャリバス(Auxバス)のクロスポイントで選択する。この場合、ビデオとキーのペアであれば両方を選択する。そして、制御部250は、ステップST68において、該当キーヤーの入力バスのクロスポイントで画像生成部260の出力を選択する(図21参照)。そして、制御部250は、ステップST69において、操作待ちの状態となる。
制御部250は、ユーザ(操作者)による操作があるとき、ステップST70において、操作指示に応じた分岐を行う。制御部250は、メタタイムライン番号あるいは名称の指定があるとき、ステップST71において、そのメタタイムライン番号あるいは名称を受信する。そして、制御部250は、ステップST72において、画像生成部260に、受信したメタタイムライン番号あるいは名称を送り、画像生成部260でCG画像生成を行うメタタイムラインを変更する。その後、制御部250は、ステップST69に戻り、操作待ちの状態となる。
また、制御部250は、フェーダレバー操作があるとき、ステップST74において、フェーダ値を受信する。制御部250は、ステップST75において、受信したフェーダ値を画像生成部260に送る。そして、制御部250は、ステップST76において、画像生成部260を、そのフェーダ値に相当するタイムライン時刻のCG画像の生成状態とする。その後、その後、制御部250は、ステップST69に戻り、操作待ちの状態となる。
また、制御部250は、オートトランス(AutoTrans)ボタン28の押し下げがあるとき、ステップST77において、ステップST77において、トランジション(Transition)の自動進行の指示を受信する。そして、制御部250は、ステップST78において、フェーダ値を、フレーム(フィールド)毎に進め、画像生成部260に送り、画像生成部260がフェーダ値に対応したCG画像生成を行うように制御する。この制御は、フェーダ値が100%となることで終了する。その後、制御部250は、ステップST69に戻り、操作待ちの状態となる。
また、制御部250は、遷移タイプの変更操作があるとき、ステップST79において、その指示を受信する。そして、制御部250は、ステップST80において、エフェクト・スイッチャ270のミキサ53に変更を指示し、該当キーヤーの入力バスのクロスポイントで元の入力ラインを選択する状態とする。その後、制御部250は、ステップST81において、制御動作を終了する。
[ループ実行中のメタタイムラインの変更]
あるメタタイムラインをループ実行中に、他のメタタイムラインへの変更を指示された場合における、スイッチャ操作卓(制御部)250の制御動作を説明する。メタタイムラインのループ実行の指示は、例えば、図19には図示していないが、スイッチャ操作卓(制御部)250に配置されているループ実行ボタンの押し下げにより行われる。また、メタタイムラインの選択変更操作は、例えば、テンキー入力部32から他のメタタイムラインの番号を入力するか、あるいは、クロスポイントボタン列(図23参照)による他のメタタイムラインの指定などにより行われる。
スイッチャ操作卓(制御部)250は、メタタイムライン変更の指示を受けた場合、その後でループ実行がメタタイムラインの先頭に来た時に、指示された他のメタタイムラインに切り替える。なお、切り替え後にループ実行を行うかどうかは、設定によるものとする。これにより、メタタイムラインを変更する際に画の跳躍が無く、滑らかにCGを変化させることができる。画像生成部260は、メタタイムラインおよびその中の位置を受け取ることにより、元のタイムライン(原作タイムライン)上の時刻を得る。そして、直ちに、その時刻に対応するCG仮想空間のパラメタにより画像生成を行うように構成されている(GoToTimecode 動作)。
図26は、動いているメタタイムラインからの切り替え動作の一例を概略的に示している。この例は、例えば、「action01」から「action02」へのメタタイムライン変更を示している。図26(a)は、「action01」のメタタイムラインのループ実行中であり、スイッチャ操作卓(制御部)250は、そのメタタイムラインの実行中に「action02」のメタタイムラインへの変更指示を受信する。
スイッチャ操作卓(制御部)250は、図26(b)に示すように、「action01」のメタタイムラインを最後まで実行する。そして、スイッチャ操作卓(制御部)250は、図26(c)に示すように、次のフレーム(フィールド)で、画像生成するメタタイムラインを「action02」のメタタイムラインに変更して、そのメタタイムラインを先頭から実行する。
図27は、動いているメタタイムラインの切り替え時のタイムライン表示の一例を示している。図27(a)は、「action01」のメタタイムラインの実行中であることを示している。このメタタイムラインの実行中に「action02」のメタタイムラインへの変更指示を受信すると、図27(b)に示すような表示となる。すなわち、「action02」のメタタイムラインの実行中であることを示すと共に、次のメタタイムラインが「action01」であることを示す。「action01」のメタタイムラインの実行が最後まで行われた後、「action02」のメタタイムラインの実行が開始される。このとき、図27(c)に示すように、「action02」のメタタイムラインの実行中であることを示す。なお、通常のループ実行のほか、往復実行(ピンポン動作)を設け、往復実行中についても同様にメタタイムラインの選択変更制御を行うようにしても良い。
[全画面状態をジャンクションにすることの説明]
上述では、ジャンクション(Junction)は、CG仮想空間が同一状態のキーフレーム等とした。しかし、画に跳躍をさせない目的に対しては、レンダリングされた画が同一状態であればジャンクション(Junction)として、メタタイムライン間の接続に使える。この場合、図15に示すように、エフェクト・スイッチャ270と組み合わせ、テクスチャマッピングに使う画像をエフェクト・スイッチャ270のクロスポイント経由で画像生成部260に送っているシステムを考える。この場合においては、テクスチャマッピングにより入力画像が全画面に出ている状態は、同一状態として扱うことができる。
そこで、上述では、タイムライン(原作タイムライン)上の複数のキーフレーム点であって、CG空間内が同一の状態となるような点をジャンクション(Junction)とし、それを自動的に抽出(列挙)するものとしている。これを、テクスチャマッピングされた入力画像がちょうど全画面になるようなキーフレーム点を、全てジャンクション(Junction)とし、すなわちメタタイムラインの始点とすることができる。
このための制御としては、例えば、CG記述データが定義する仮想空間にテクスチャマッピングする平面が複数あり、いずれかを、ちょうど全画面になるようにしたキーフレーム点があれば、それらをジャンクション(Junction)とする。そして、稼働中(スイッチャと連携して作動中)には、テクスチャマッピングされる各入力画像はエフェクト・スイッチャ270のクロスポイントで選択される。そのため、メタタイムラインの変更により、ある全画面状態から別の全画面状態に遷移する際に、遷移までに出力画像に出ているスイッチャへの入力画と、遷移後に出力画像に出るスイッチャへの入力画が同じになるように、クロスポイントを制御する。
すなわち、エフェクト・スイッチャ270のオグジャリバス(Aux1)がテクスチャマッピング面Aの画となり、エフェクト・スイッチャ270のオグジャリバス(Aux2)がテクスチャマッピング面Bの画となっているとする。メタタイムラインの切り替えで、出力画像が面Aから面Bに切り替わるときに、オグジャリバス(Aux2)のクロスポイントでオグジャリバス(Aux1)と同じ入力画像を取るように制御する。
全画面状態をジャンクションにすることについて、さらに説明する。CG(コンピュータグラフィクス)として、例えば、図28に示す様子の空間を用意し、この中を仮想カメラ(視点)位置が移動するアニメーションについて、メタタイムライン(Metatimeline)を作成したとする。ここで、仮想カメラ位置P1では仮想物体“Object1”の面Aがちょうど出力画像の全画面となり、仮想カメラ位置P2では仮想物体“Object3”の面Bがちょうど出力画像の全画面となる。
図29(a)は、メタタイムライン例1を示している。このメタタイムライン例1のアニメーションは、仮想カメラ位置がP1から始まり、仮想カメラが移動することで出力画像の内容が変化していき、最後に面Bが全画面となった状態で終わる。図29(b)は、メタタイムライン例2を示している。このメタタイムライン例2のアニメーションは、仮想カメラ位置がP1から始まり、仮想カメラが移動することで出力画像の内容が変化していき、仮想カメラは回転しながら遠ざかって、仮想物体が小さくなって終わる。図29(c)は、メタタイムライン例3を示している。このメタタイムライン例3のアニメーションは、仮想カメラ位置がP2から始まり、仮想カメラが移動することで出力画像の内容が変化していき、仮想物体が小さくなって終わる。
メタタイムラインのそれぞれは、選択直後は最初の状態(メタタイムラインの先頭)となる。そして、進行(Play)させるとアニメーションがメタタイムラインに従って動作する。終端に着くと停止して終わるが、そこから逆進行(逆行)させて、先頭へ戻ってくることもできる。このような動作を、フェーダレバーにより制御することも可能である。
メタタイムライン例1の最初の状態と、メタタイムライン例2の最初の状態は全く同じであるから、いずれかの状態からメタタイムラインを切り替えてもう一方の状態へ遷移できる。一方、メタタイムライン例2の最初の状態と、メタタイムライン例3の最初の状態は、仮想カメラを含めた仮想空間の様子としては異なるため、メタタイムライン例2の最初の状態からメタタイムライン例3へ切り替えることは違和感を生じるためできないとされる。
しかし、全画面にテクスチャマッピングした状態をジャンクション(Junction)とすることで、この切り替えが可能となる。その場合、メタタイムライン例2からメタタイムライン例3へ、メタタイムラインの先頭で遷移する動作は、以下のようになる。すなわち、面Aにテクスチャマッピングしている画像(入力画像)を、面Bにテクスチャマッピングするようにして、それからメタタイムライン例3へ切り替えるようにする。
画像(ビデオ信号)の取り扱いを詳しく例示する。エフェクト・スイッチャ270を用いて面Aにテクスチャマッピングする入力画像をオグジャリバス“Aux1”から供給し、面Bにテクスチャマッピングする入力画像をオグジャリバス“Aux2”から供給する構成にしたとする。クロスポイント回路(エフェクト・スイッチャ270のオグジャリバスのクロスポイント)において、オグジャリバス“Aux1”から出力する画像(ビデオ信号)およびオグジャリバス“Aux2”から出力する画像(ビデオ信号)を選択可能に構成しておく。
メタタイムライン例2からメタタイムライン例3へ、メタタイムラインの先頭で遷移する動作としては、以下のようになる。すなわち、遷移の時点で、クロスポイント回路がオグジャリバス“Aux1”に供給している画像を、オグジャリバス“Aux2”でも供給するように、クロスポイント回路を制御する。そして、メタタイムラインを切り替えれば、全画面で同じ画像が見える状態のままなので、視聴者に切り替えを意識させることなく、メタタイムラインを切り替えることができる。それからメタタイムラインを進行させれば、切り替える前とは異なるアニメーションが可能である。
さらに応用の制御として、ジャンクション(Junction)に関係なく、ある入力画像が全画面の状態を利用することで、メタタイムラインを切り替えできる。例えば、メタタイムライン例1の最後からメタタイムライン例2の先頭へ、視聴者に気づかれずに切り替えるような制御が可能である。
クロスポイントの制御無しでは、メタタイムライン例1の最後からメタタイムライン例2の先頭へ画像生成を切り替えると、内容が変化する。すなわち、面Bにテクスチャマッピングされている画像(全画面)から、面Aにテクスチャマッピングされている画像(全画面)に切り替わるからである。しかし、遷移の時点で、オグジャリバス“Aux2”に供給している画像を、オグジャリバス“Aux1”でも供給するように、クロスポイント回路を制御し、そして、メタタイムラインを切り替えれば、全画面で同じ画像が見える状態のままとなる。
図30、図31のフローチャートは、オプション設定として「全画面の内容を維持」のオン/オフ(On/Off)を持つとした場合の、スイッチャ操作卓(制御部)250におけるメタタイムラインの切り替え制御動作を示している。「全画面の内容を維持」のオプション設定を記憶するようにして、オン(On)の場合は上述のような全画面の画の内容を維持するような制御を行い、オフ(Off)の場合は行わない。以下、スイッチャ操作卓250を、制御部250として説明する。
制御部250は、メタタイムラインXでCG画像を生成中であるステップST90において、制御動作を開始する。その後、制御部250は、ステップST91で、メタタイムラインYに変更する指示を受信する。そして、制御部250は、ステップST92において、メタタイムラインXのジャンクション(先頭)と、メタタイムラインYのジャンクション(先頭)は、CG仮想空間が同じ状態か否かを判断する。
CG仮想空間が同じ状態であるとき、制御部250は、ステップST93において、メタタイムラインXのジャンクション(先頭)で、メタタイムラインYに切り替える。そして、制御部250は、ステップST94において、制御動作を終了する。一方、CG仮想空間が同じ状態でないとき、制御部250は、ステップST95の処理に移る。
このステップST95において、制御部250は、メタタイムラインXのジャンクション(先頭)と、メタタイムラインYのジャンクション(先頭)は、双方とも、入力画像が全画面の状態か否かを判断する。入力画像が全画面の状態でないとき、制御部250は、ステップST96において、メタタイムラインXからメタタイムラインYへの切り替え指示を拒否し、その後、ステップST97において、制御動作を終了する。一方、入力画像が全画面の状態であるとき、制御部250は、ステップST98の処理に移る。
このステップST98において、制御部250は、「全画面の内容を維持」の設定はオンか否かを判断する。設定がオンであるとき、制御部25は、ステップST99の処理に移る。このステップST99において、制御部250は、メタタイムラインXのジャンクションの全画面画像の供給元をバスAとし、メタタイムラインYのジャンクションの全画面画像の供給元をバスBとする。この場合、クロスポイントでは、バスAに入力信号Sを接続供給し、バスBに入力信号Tを接続供給しているとする。
次に、制御部250は、ステップST100において、メタタイムラインXが進行(Play)中の場合には、ジャンクションに至るのを待つ。その後、制御部250は、ステップST101において、クロスポイントを制御して、バスBに入力信号Sを接続供給する。そして、制御部250は、ステップST102の処理に移る。
上述のステップST98で設定がオンでないとき、制御部250は、ステップST103の処理に移る。このステップST103において、制御部250は、メタタイムラインXが進行(Play)中の場合には、ジャンクションに至るのを待つ。その後、制御部250は、ステップST102の処理に移る。このステップST102において、制御部250は、メタタイムラインXがジャンクション(先頭)に至ったとき、メタタイムラインYに切り替える。
次に、制御部250は、ステップST104において、進行(Play)中であった場合は、メタタイムラインYを進行させる。その後、制御部250は、ステップST105において、制御動作を終了する。
さらに応用として、全画面でなくても、画面に見えている入力画像の領域(テクスチャマッピングされている領域)が同じである状態(CG部分が異なる状態)を使って遷移する方法も考えられる。
メタタイムラインの切り替えにより、図32(a),(b)のような画面内容の遷移となる場合に、ある入力画像が全画面の場合と同様に、上述のような入力画像の部分の内容を維持する制御を行う。これにより、視聴者にはCGによる「飾り」のみが変わったような印象を与えることが容易にできる。全画面にはなっていないが出力画に含まれている入力画像について、上述の制御を行うことで実現する。この場合、全画面ではないが、出力画像の画面に出ている入力画像について、内容を継続させるように、CG内容の切り替えに合わせてクロスポイントの制御を行う。なお、画面に出ている入力画像を識別する(あるオブジェクトのある面が画面中にあるか判断する)ことは既知の技術により可能である。
[クロスポイントの制御とCG切り替え(メタタイムライン切り替え)のタイミング]
クロスポイント回路から画像生成部260に供給される画像信号が、実際に出力CG画像の中に入る、つまりテクスチャマッピングされるタイミングは、画像生成に要する時間分の遅延の後になる。例えば、入力画像信号が、2フレーム後に出力画像の成分となる。この結果、入力画像信号をクロスポイント回路で切り替えてから、それが出力CG画像に反映されるまでに2フレームを要する。また、画像生成部260でのCGの内容変更についても、例えば指示を受けてから1フレームの遅延が掛かることがある。
上述のように、クロスポイントの制御と画像生成部260でのCGの内容変更(メタタイムラインの切り替えなど)を同時に意図する場合には、このタイミングのずれを考慮して制御を行う。例えば、この例では、クロスポイント切り替えの1フレーム後に画像生成部260への指示を送る様にすればよい。
[ジョイスティックの利用]
複数のメタタイムラインは先頭(Junction)では同じ状態であるので、ここから操作者(ユーザ)が任意のメタタイムラインを一つ選ぶと同時に進行(Play)を開始させることができる。例えば、操作入力手段としてジョイスティックがある。ジョイスティックに対して行われる操作の種類に応じてメタタイムラインが選択されるようにする。そして、操作を受けて、メタタイムラインの選択と進行開始が行われるようにしてもよい。
ジョイスティックの操作を、例えば、(1)前に傾ける、(2)後ろに傾ける、(3)左に傾ける、(4)右に傾ける、(5)右に回す、(6)左に回す、の種類に分ける。そして、行われた操作をこのいずれか一つとして認識し、操作に応じてメタタイムラインを選択して、同時に進行開始するようにする。スイッチャ操作卓(制御部)250は、種類とメタタイムラインを対応付ける、次のような表を記憶しておく。
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・前に傾ける action01
・後ろに傾ける action02
・左に傾ける action03
・右に傾ける action04
・右に回す action05
・左に回す action06
---------------------------
上述したように、図15に示す画像処理装置200において、スイッチャ操作卓(制御部)250は、ユーザによって指定されたメタタイムラインに従ってタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させる。そして、スイッチャ操作卓(制御部)250は、この進行に従って画像生成部260におけるCG画像生成動作(タイムライン動作)を制御する。
上述したように、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路の途中に、タイムライン時刻の跳躍を含むことが可能とされている。また、上述したように、メタタイムラインに記述されるタイムライン上での進行経路として、タイムラインの時間軸を逆行する進行経路が可能とされている。また、メタタイムラインを構成するフラグメント毎に速度を設定可能とされている。また、メタタイムラインを構成するフラグメント毎に繰り返し数の設定が可能とされている。さらに、メタタイムラインを構成する各フラグメントの間に一次停止の設定が可能とされている。そのため、図1に示す画像処理装置100と同様に、複雑な時系列の動作の操作性を高めることができる。
また、図15に示す画像処理装置200において、例えば、複数のメタタイムラインの先頭が、タイムライン上で、CG空間内が同一の状態となる時刻、あるいはテクスチャマッピングされる入力画像が全画面となる時刻とされている。スイッチャ操作卓(制御部)250は、実行中の第1のメタタイムラインから第2のメタタイムラインへの切り替えが指示されるとき、第1のメタタイムラインが先頭にきたとき、第2のメタタイムラインに切り替える。そのため、メタタイムラインを切り替える際に画の跳躍がなく、滑らかにCGを変化させることが可能となる。
また、図15に示す画像処理装置200において、第1、第2のメタタイムラインの先頭がテクスチャマッピングされる入力画像が全画面となる時刻であるとき、スイッチャ操作卓(制御部)25は、以下のように制御する。すなわち、スイッチャ操作卓(制御部)25は、上述の第1のメタタイムラインから第2のメタタイムラインへの切り替え時に、テクスチャマッピングされる入力画像が同一となるように画像生成部を制御する。そのため、メタタイムラインを切り替える際に入力画像の変化がなく、切り替えを滑らかに行うことが可能となる。また、図15に示す画像処理装置200において、メタタイムラインがループ実行されるように設定することも可能である。
<3.変形例>
なお、上述実施の形態においては、本技術を、生放送でCG画像を作成する画像処理装置に適用したものを示した。しかし、本技術は、同様のタイムライン動作を行うその他の機器にも適用できることは勿論である。
本技術は、以下のような構成も取ることができる。
(1)時間的に変化する制御の記述であるタイムラインを保持するタイムライン保持部と、
上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインを保持するメタタイムライン保持部と、
上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する制御部とを備える
タイムライン動作制御装置。
(2)上記制御部は、
上記メタタイムラインの実行が指示されるとき、上記タイムライン時刻を、該メタタイムラインで最初に指定されている値に変化させる
前記(1)に記載のタイムライン動作制御装置。
(3)上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路の途中に、タイムライン時刻の跳躍を含むことが可能とされている
前記(1)または(2)に記載のタイムライン動作制御装置。
(4)上記制御部は、
タイムライン時刻が上記タイムラインのキーフレーム点の間である場合は、該タイムライン時刻のパラメタを前後のキーフレームのパラメタを用いて補間して制御を決定する
前記(1)から(3)のいずれかに記載のタイムライン動作制御装置。
(5)上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路として、上記タイムラインの時間軸を逆行する進行経路が可能とされている
前記(1)から(4)のいずれかに記載のタイムライン動作制御装置。
(6)上記メタタイムライン保持部は、複数の上記メタタイムラインを保持し、
上記制御部は、
上記複数のメタタイムラインのうち、選択された1つのメタタイムラインに基づいて制御する
前記(1)から(5)のいずれかに記載のタイムライン動作制御装置。
(7)上記制御部は、
上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路と、ユーザ指定速度とに従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
前記(1)から(6)のいずれかに記載のタイムライン動作制御装置。
(8)上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路はそれぞれ設定速度を含む所定数の区間からなり、
上記制御部は、
上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路と、区間毎の上記設定速度とに基づいて、上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
前記(1)から(6)のいずれかに記載のタイムライン動作制御装置。
(9)上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路はそれぞれ設定速度を含む所定数の区間からなり、
上記制御部は、
上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路と、区間毎の上記設定速度と、ユーザ指定速度とに基づいて、上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
前記(1)から(6)のいずれかに記載のタイムライン動作制御装置。
(10)上記メタタイムラインの作成を支援するメタタイムライン作成支援部をさらに備え、
上記メタタイムライン作成支援部は、
上記タイムライン中の複数のキーフレーム点について同じ内容のものを検出し、上記メタタイムラインの進行の開始点として選択肢に挙げる
前記(1)から(9)のいずれかに記載のタイムライン動作制御装置。
(11)上記制御部は、
上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路と、フェーダレバー操作によるフェーダ値に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
前記(1)から(1)のいずれかに記載のタイムライン動作制御装置。
(12)時間的に変化する制御の記述であるタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を、上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインに従って進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
タイムライン動作制御方法。
(13)コンピュータを、
時間的に変化する制御の記述であるタイムラインを保持するタイムライン保持手段と、
上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインを保持するメタタイムライン保持手段と、
上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する制御手段
として機能させるプログラム。
(14)タイムライン動作を含むコンピュータグラフィクス記述データに基づいて画像を生成する画像生成部と、
上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインを保持するメタタイムライン保持部と、
上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従って上記タイムラインの一部を実行させるように上記画像生成部を制御する制御部とを備える
画像処理装置。
(15)上記メタタイムライン保持部は、複数の上記メタタイムラインを保持し、
上記複数のメタタイムラインの先頭は、上記タイムライン上で、コンピュータグラフィクス空間内が同一の状態となる時刻および/またはテクスチャマッピングされる入力画像が全画面となる時刻である
前記(14)に記載の画像処理装置。
(16)上記制御部は、
実行中の第1のメタタイムラインから第2のメタタイムラインへの切り替えが指示されるとき、上記第1のメタタイムラインが先頭にきたとき、上記第2のメタタイムラインに切り替える
前記(15)に記載の画像処理装置。
(17)上記第1のメタタイムラインおよび上記第2のメタタイムラインの先頭は、上記タイムライン上で、テクスチャマッピングされる入力画像が全画面となる時刻であり、
上記制御部は、
上記第1のメタタイムラインから上記第2のメタタイムラインへの切り替え時に、テクスチャマッピングされる入力画像が同一となるように上記画像生成部へのテクスチャマッピング画像の供給を制御する
前記(16)に記載の画像処理装置。
100・・・画像処理装置
110・・・CG制作部
120・・・CG記述データ記憶部
130・・・画像生成部
140・・・制御部
150・・・ユーザ操作部
151・・・メタタイムライン指定部
152・・・速度指定部
153・・・進行操作部
154・・・フェーダレバー
160・・・ネットワーク
170・・・メタタイムライン保持部
190・・・メタタイムライン作成支援部
200・・・画像処理装置
210・・・CG制作部
220・・・CG記述データ記憶部
230・・・メタタイムライン保持部
240・・・派生情報記憶部
250・・・スイッチャ操作卓
251・・・ロード指示部
260・・・画像生成部
270・・・エフェクト・スイッチャ
280・・・ネットワーク

Claims (17)

  1. 時間的に変化する制御の記述であるタイムラインを保持するタイムライン保持部と、
    上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインを保持するメタタイムライン保持部と、
    上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する制御部とを備える
    タイムライン動作制御装置。
  2. 上記制御部は、
    上記メタタイムラインの実行が指示されるとき、上記タイムライン時刻を、該メタタイムラインで最初に指定されている値に変化させる
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  3. 上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路の途中に、タイムライン時刻の跳躍を含むことが可能とされている
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  4. 上記制御部は、
    タイムライン時刻が上記タイムラインのキーフレーム点の間である場合は、該タイムライン時刻のパラメタを前後のキーフレームのパラメタを用いて補間して制御を決定する
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  5. 上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路として、上記タイムラインの時間軸を逆行する進行経路が可能とされている
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  6. 上記メタタイムライン保持部は、複数の上記メタタイムラインを保持し、
    上記制御部は、
    上記複数のメタタイムラインのうち、選択された1つのメタタイムラインに基づいて制御する
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  7. 上記制御部は、
    上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路と、ユーザ指定速度とに従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  8. 上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路はそれぞれ設定速度を含む所定数の区間からなり、
    上記制御部は、
    上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路と、区間毎の上記設定速度とに基づいて、上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  9. 上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路はそれぞれ設定速度を含む所定数の区間からなり、
    上記制御部は、
    上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路と、区間毎の上記設定速度と、ユーザ指定速度とに基づいて、上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  10. 上記メタタイムラインの作成を支援するメタタイムライン作成支援部をさらに備え、
    上記メタタイムライン作成支援部は、
    上記タイムライン中の複数のキーフレーム点について同じ内容のものを検出し、上記メタタイムラインの進行の開始点として選択肢に挙げる
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  11. 上記制御部は、
    上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路と、フェーダレバー操作によるフェーダ値に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
    請求項1に記載のタイムライン動作制御装置。
  12. 時間的に変化する制御の記述であるタイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を、上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインに従って進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する
    タイムライン動作制御方法。
  13. コンピュータを、
    時間的に変化する制御の記述であるタイムラインを保持するタイムライン保持手段と、
    上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインを保持するメタタイムライン保持手段と、
    上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従ってタイムライン動作を制御する制御手段
    として機能させるプログラム。
  14. タイムライン動作を含むコンピュータグラフィクス記述データに基づいて画像を生成する画像生成部と、
    上記タイムライン上での進行経路を記述したメタタイムラインを保持するメタタイムライン保持部と、
    上記メタタイムラインに記述される上記タイムライン上での進行経路に従って上記タイムライン上で位置を示すタイムライン時刻を進行させ、該進行に従って上記タイムラインの一部を実行させるように上記画像生成部を制御する制御部とを備える
    画像処理装置。
  15. 上記メタタイムライン保持部は、複数の上記メタタイムラインを保持し、
    上記複数のメタタイムラインの先頭は、上記タイムライン上で、コンピュータグラフィクス空間内が同一の状態となる時刻および/またはテクスチャマッピングされる入力画像が全画面となる時刻である
    請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 上記制御部は、
    実行中の第1のメタタイムラインから第2のメタタイムラインへの切り替えが指示されるとき、上記第1のメタタイムラインが先頭にきたとき、上記第2のメタタイムラインに切り替える
    請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 上記第1のメタタイムラインおよび上記第2のメタタイムラインの先頭は、上記タイムライン上で、テクスチャマッピングされる入力画像が全画面となる時刻であり、
    上記制御部は、
    上記第1のメタタイムラインから上記第2のメタタイムラインへの切り替え時に、テクスチャマッピングされる入力画像が同一となるように上記画像生成部へのテクスチャマッピング画像の供給を制御する
    請求項16に記載の画像処理装置。
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