実施の形態1
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は情報処理装置のハードウェア群を示すブロック図である。情報処理装置1は例えば、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)、ゲーム機またはブックリーダ等である。以下では情報処理装置1の一例として、パーソナルコンピュータ1を用いて説明する。パーソナルコンピュータ1は制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random AccessMemory)12、入力部13、表示部14、記憶部15、通信部16及び時計部18等を含む。CPU11は、バス17を介してハードウェア各部と接続されている。CPU11は記憶部15に記憶された制御プログラム15Pに従いハードウェア各部を制御する。RAM12は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等である。RAM12は、記憶部としても機能し、CPU11による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
入力部13はボタンまたはタッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU11へ出力する。表示部14は液晶ディスプレイまたは有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であり、CPU11の指示に従い各種情報を表示する。通信部16は無線LANカードまたは通信アンテナ等であり、電話通信網およびインターネット等の通信網を介してサーバコンピュータ(図示せず)等との間で情報の送受信を行う。記憶部15は例えば、大容量フラッシュメモリまたはハードディスク等であり、制御プログラム15P等を格納する。
記憶部15にはその他、電子メールを送受信し管理するためのアプリケーションソフトウェア(以下、メーラ153という)、キーワードテーブル151及びアドレステーブル152が記憶されている。なお、本実施形態においてはパーソナルコンピュータ1内のメーラ153を用いる例を挙げるがこれに限るものではない。例えば、Webメールを用いる形態であっても良い。この場合、図示しないサーバコンピュータにキーワードテーブル151またはアドレステーブル152が記憶され、サーバコンピュータが制御プログラム15Pを実行することにより、同様の処理が行われる。
図2はキーワードテーブル151のレコードレイアウトを示す説明図である。キーワードテーブル151はIDフィールド、キーワードフィールド及び評価レベルフィールドを含む。IDフィールドにはキーワード群及び当該キーワード群に対応するアドレス群を特定するための固有の識別情報(以下IDという)が記憶されている。キーワードフィールドには電子メールに含まれる文言から抽出されたキーワードが優先度順に複数記憶されている。CPU11は電子メール本文及びタイトルからキーワードを抽出する。キーワードの抽出は例えば、予め記憶部15に記憶した辞書を参照し、形態素解析を行い、対応する名詞等をキーワードとして抽出すればよい。
CPU11は抽出したキーワードの出現回数を計数する。CPU11は出現回数の多い順にキーワードをソートする。CPU11は出現回数の多い順に優先度を付与する。CPU11は優先度順にキーワードをキーワードテーブル151に記憶する。図2の例では、キーワード「特許」が最も優先度が高く、次いで優先度の高いキーワード「ES(Employee Satisfaction)向上」が記憶されている。なお、図2の例では優先順位番号の記載は省略している。キーワードフィールドにはIDに対応づけて上述した複数のキーワードが記憶される。なお、本実施形態においては出現回数の多少に基づき優先度を決定したが一例でありこれに限るものではない。
例えば、タイトルに含まれるキーワードについては優先度を高く設定しても良い。またメール本文の前半部分から抽出したキーワードについて優先度を高く設定しても良い。その他、複合名詞に含まれる名詞が複数回存在する場合、当該名詞に優先度を高く設定しても良い。例えば、印刷用紙、記録用紙の複合名詞には共に用紙の名詞が含まれており、優先度を高く設定する。またキーワードの抽出にあっては、連体修飾格中の文言を抽出しない、時・場所・役職名を抽出しない、副詞・固有名詞を抽出しないようにしても良い。なお、電子メールアドレス内のキーワードの出現回数が同数の場合、上述した他の要素をも考慮して優先度を決定すれば良い。
また、本実施形態では、メール本文及びタイトルからキーワードを抽出する例を挙げたが、本文のみを対象としても良い。その他、添付ファイル内の文言を抽出しても良い。評価レベルフィールドには、複数のアドレスを取得する際に参照されるキーワードの優先度(以下、評価レベルという)が、記憶されている。例えば評価レベルが3の場合、優先度が3までのキーワードが一致するアドレス群が抽出される。図2の例では優先度が1番のキーワード「特許」、優先度が2番のキーワード「ES向上」、優先度が3番のキーワード「予算」が参照される。
図3はアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。アドレステーブル152はIDフィールド及びアドレスフィールドを含む。アドレスフィールドには、IDに対応づけて送信先のアドレスが記憶されている。図3において[to]は電子メールの宛先であり、[cc]は宛先のカーボンコピーを示し、[bcc]が宛先のブラインドカーボンコピーを示す。CPU11は電子メール本文及びタイトルからキーワードを抽出し、さらに宛先、カーボンコピー及びブラインドカーボンコピー欄に入力された電子メールアドレス(以下場合によりアドレスと省略する)を抽出する。CPU11は宛先を示す[to]に宛先欄に入力された電子メールアドレスを付加する。
CPU11は宛先の電子メールアドレスの後ろに、カーボンコピーを示す[cc]とカーボンコピー欄に入力された電子メールアドレスとを付加する。CPU11はカーボンコピーの電子メールアドレスの後ろに、ブラインドカーボンコピーを示す[bcc]とブラインドカーボンコピー欄に入力された電子メールアドレスとを付加する。図3の例では、ID「1」に対応するアドレスとして、[to]t1@com:t2@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comが記憶されている。なお、電子メールアドレス間には、区切りを示す情報、例えばコロンまたはセミコロンを挿入する。本実施形態ではコロンを挿入する。
本実施形態ではキーワードテーブル151とアドレステーブル152とを分けて記憶する例を挙げたがこれに限るものではない。両者を一体的に記憶しても良い。また、キーワードテーブル151とアドレステーブル152とのいずれか、または双方を、通信網を介して接続される他のコンピュータに記憶しても良い。また本実施形態では一ユーザの電子メールについてキーワード群、優先度、及びアドレス群を記憶する形態を示すがこれに限るものではない。複数のユーザの電子メールについてのキーワード群、優先度、及びアドレス群を共有し、キーワードテーブル151及びアドレステーブル152内に記憶しても良い。このように、キーワード群と複数のアドレスとを対応づけた複数の組み合わせが、ID「1」、「2」「3」・・・のように、記憶部15に記憶される。
図4は電子メール送信前のイメージを示す説明図である。電子メールには宛先欄、カーボンコピー(以下、場合によりccで省略する)欄、ブラインドカーボンコピー(以下、場合によりbccで省略する)欄に送信先の電子メールアドレスが複数入力される。なお、各欄に入力する送信先の電子メールアドレスは一つであっても良い。本実施形態では複数であるものとして説明する。CPU11は送信ボタンの入力を入力部13から受け付けた場合、以下の処理を行う。CPU11は本文及びタイトルからキーワードの抽出を行う。CPU11は抽出したキーワードの出現回数に基づき優先度を決定する。CPU11は優先度順にキーワードを並び替える。図4の例では、キーワード「特許」が6回、「ES向上」が5回、「予算」が3回、「出張」が2回出現している。CPU11は優先度とキーワードとを対応づける。例えば、優先度1のキーワード「特許」、優先度2のキーワード「ES向上」、優先度3のキーワード「予算」、優先度4のキーワード「出張」とする。
次に、CPU11はキーワードテーブル151の評価レベルを参照し、評価レベル以下の優先度及びキーワードと、対応するIDとを抽出する。図2の例では、評価レベルが「3」であるので、ID「1」と、優先度1のキーワード「特許」、優先度2のキーワード「ES向上」及び優先度3のキーワード「予算」を抽出する。CPU11は送信対象の電子メールから抽出した優先度とキーワードとの組み合わせに含まれる、キーワードテーブル151から抽出した優先度及びキーワードの組み合わせを抽出する。図2及び図4の例では、優先度1のキーワード「特許」、優先度2のキーワード「ES向上」及び優先度3のキーワード「予算」を有するID「1」が抽出される。
CPU11はアドレステーブル152を参照しIDに対応するアドレス群を読み出す。図3の例では、ID「1」に対応する[to]t1@com:t2@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comが読み出される。CPU11は送信対象の電子メールアドレス群を電子メールの宛先欄、cc欄及びbcc欄を参照して抽出する。CPU11は抽出後、宛先[to]に宛先欄に入力された電子メールアドレスを付加する。CPU11は宛先の電子メールアドレスの後ろに、カーボンコピーを示す[cc]とカーボンコピー欄に入力された電子メールアドレスとを付加する。CPU11はカーボンコピーの電子メールアドレスの後ろに、ブラインドカーボンコピーを示す[bcc]とブラインドカーボンコピー欄に入力された電子メールアドレスとを付加する。また電子メールアドレス間に、区切りを示すコロンを挿入する。図4の例では、送信対象の電子メールアドレスとして、[to]t1@com:t2@com:xx@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comが生成される。
CPU11は送信対象の電子メールアドレス群と、アドレステーブル152から抽出したキーワード群が合致する電子メールアドレス群とが一致するか否かを判断する。CPU11は一致する場合、電子メールを宛先欄、cc欄、bcc欄に入力された電子メールアドレス群へ、電子メールを送信する。一方、CPU11は一致しないと判断した場合、第1情報を出力する。図3及び図4の例では、アドレステーブル152から抽出したアドレス群に存在しない、電子メールアドレス「xx@com」が、送信対象の電子メールアドレスに含まれている。CPU11は記憶部15から第1情報を読み出す。
図5は第1情報の表示イメージを示す説明図である。CPU11は一致しない電子メールアドレスを記述した第1情報を表示部14へ出力する。CPU11は送信先に誤りがあるか否かを問う情報を、第1情報として表示する。例えば「xx@comは妥当でない可能性があります。どのように対応しますか?・当アドレスは誤りがない・当アドレスは誤り」と表示する。CPU11は表示部14に送信先の電子メールアドレスに誤りがない際に、ユーザにクリックさせる誤りがないボタン42と、誤りがある際にユーザにクリックさせる誤りボタン41とを表示する。
CPU11は入力部13から「誤り」ボタン41の入力を受け付けた場合、確認画面を記憶部15から読み出し、表示部14に表示する。図6は確認画面のイメージを示す説明図である。表示部14には一致しない電子メールアドレスと共に電子メールアドレスの変更を問う確認画面が表示される。例えば「xx@comを削除してメール送信が可能です。メールを送信しますか?」と表示される。CPU11は確認画面としてさらに、送信ボタン43及び戻るボタン44を表示する。CPU11は戻るボタン44の入力を入力部13から受け付けた場合、図4に示したメール編集画面を表示部14に表示する。CPU11は送信ボタン43の入力を入力部13から受け付けた場合、アドレステーブル152から抽出したキーワード群が合致する電子メールアドレス群に変更する。具体的には、CPU11は一致しないアドレスを削除した上で、電子メールを送信する。図4の例では不要な電子メールアドレス「xx@com」が削除される。
図5において、CPU11が、誤りがないことを示す「誤りがない」ボタン42の入力を入力部13から受け付けた場合、記憶部15から第2情報を読み出し、表示部14へ出力する。図7は第2情報の出力イメージを示す説明図である。第2情報はアドレステーブル152に記憶した複数の電子メールアドレスを更新するか、または、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度及び送信対象の電子メールアドレス群を新規に記憶するかのいずれを選択するかを問う情報である。ユーザはアドレステーブル152のメールアドレス群を更新する場合、更新ボタン46をクリックする。例えば、xx@comに係るメンバーが新に加入した場合等である。以下では、更新を行う処理を更新処理という。
一方、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度、及び当該電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群を新規に記憶する場合、ユーザは記憶ボタン45をクリックする。例えば、抽出したキーワード群及びメールアドレス群は類似するものの、新たなプロジェクトによりキーワード群及びメールアドレス群を新規に記憶する必要がある場合等である。以下では新規に記憶する処理を新規記憶処理という。CPU11は更新ボタン46の入力を入力部13から受け付けた場合、アドレステーブル152に記憶されたキーワード群に対応する電子メールアドレス群を、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群に更新する。その他、今回送信する電子メールが特例であり、キーワードテーブル151及びアドレステーブル152の変更を希望しない場合がある。その場合、ユーザは変更しないボタン461を、入力部13を通じてクリックする。CPU11は入力部13から変更しないボタン461がクリックされたと判断した場合、送信対象の電子メールの送信先電子メールアドレス群を変更することなく、そのまま電子メールを送信する。
図8は更新処理及び新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図8Aは更新処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。ID「1」のレコードに「[to]t1@com:t2@com:xx@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@com」のように更新される。図3と比較してxx@comが追加されていることが理解できる。CPU11は記憶ボタン45の入力を受け付けた場合、新たなIDを生成する。図8Bは新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図8Bの例ではID「3」が生成されている。CPU11はIDに対応づけて、アドレスフィールドに、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群を記憶する。ID「1」の電子メールアドレス群と、これに「xx@com」が追加されたID「3」の電子メールアドレス群とが記憶されることになる。
図9は新規記憶処理後のキーワードテーブル151のレコードレイアウトを示す説明図である。新たなIDに対応づけて送信対象の電子メールから抽出したキーワード群及び優先順位を記憶する。図9の例では優先度1のキーワード「特許」、優先度2のキーワード「ES向上」、優先度3のキーワード「予算」、優先度4のキーワード「出張」、優先度5のキーワード「保守」、優先度6のキーワード「作業」と記憶されている。またキーワード群を共通にしたIDと同一の評価レベルを記憶する。図9の例では、ID「1」の評価レベル「3」と同一の評価レベルがID「3」に対応づけて記憶される。なお、本実施形態では説明を容易にするために一定の評価レベル「3」を記憶するものとする。
以上のハードウェアにおいて実行されるソフトウェア処理を、フローチャートを用いて説明する。図10はキーワードの抽出処理手順を示すフローチャートである。CPU11はメーラ153を起動する。ユーザは入力部13からメール本文及びタイトルにテキストを入力する。ユーザは入力部13から送信先の電子メールアドレスを宛先欄、cc欄、及びbcc欄に入力する。送信処理を実行する場合、ユーザは入力部13から送信ボタンをクリックする。CPU11は入力部13から電子メールの送信ボタンの入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS101)。
CPU11は入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS101でNO)、送信ボタンの入力を受け付けるまで待機する。CPU11は送信ボタンの入力を受け付けたと判断した場合(ステップS101でYES)、処理をステップS102へ移行させる。CPU11は送信対象の電子メールのタイトル及び本文から複数のキーワードを抽出する(ステップS102)。CPU11は抽出したキーワードの出現回数を計数する(ステップS103)。CPU11はキーワードの出現回数に基づき優先度を決定する(ステップS104)。具体的には、CPU11は出現回数の多いもの順に優先度を高く、すなわち小さな値を付与する。CPU11は決定した優先度及びキーワードをRAM12に記憶する(ステップS105)。
CPU11は入力部13により宛先欄、cc欄及びbcc欄に入力された複数の電子メールアドレスを抽出する(ステップS106)。CPU11は抽出した電子メールアドレスをRAM12に記憶する(ステップS107)。なお、本実施形態においては、説明を容易にするために電子メールアドレスが宛先欄、cc欄またはbcc欄のいずれに入力されたかは問わないものとする。
図11乃至図13はアドレスの比較処理手順を示すフローチャートである。CPU11はキーワードテーブル151から評価レベル以下の優先度を有する記憶済みの優先度及びキーワードの組み合わせを読み出す(ステップS111)。CPU11はステップS105においてRAM12に記憶した送信対象の電子メールの優先度及びキーワードの組み合わせを読み出す(ステップS112)。CPU11は送信対象の電子メールの優先度及びキーワードの組み合わせに含まれる記憶済みの優先度及びキーワードの組み合わせを取得する(ステップS113)。CPU11はIDを参照し、取得したキーワードに対応するアドレス群をアドレステーブル152から取得する(ステップS114)。
CPU11は送信対象の電子メールの複数の電子メールアドレスの中に、ステップS114で取得したアドレス群にないアドレスが存在するか否かを判断する(ステップS115)。CPU11はアドレス群にないアドレスが存在しないと判断した場合(ステップS115でNO)、すなわち両者の複数のアドレスが一致する場合、処理をステップS116へ移行させる。CPU11は電子メールを、宛先、cc欄及びbcc欄に入力された送信先へ送信する(ステップS116)。CPU11はアドレス群にないアドレスが存在すると判断した場合(ステップS115でYES)、すなわち送信対象のメールアドレス中に余分なアドレスが追加されている場合、ステップS117へ移行する。CPU11は記憶部15から第1情報を読み出す(ステップS117)。
CPU11は第1情報を表示部14に出力する(ステップS118)。CPU11は入力部13から送信先に誤りがあるとの情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS119)。CPU11は誤りがあるとの情報を受け付けた場合(ステップS119でYES)、すなわち入力部13から誤りボタン41を受け付けた場合、処理をステップS121へ移行させる。なお、第1情報の出力は表示部14へ表示する例を挙げたがこれに限るものではない。例えば図示しないスピーカにより音声をもって出力しても良い。また誤りか否かの情報は、音声入力部として図示しないマイクから音声入力を受け付け、音声認識により誤りか否かを判断すればよい。
CPU11は記憶部15から確認画面を読み出す(ステップS121)。CPU11は確認画面を表示部14に出力する。CPU11は確認画面が表示されている状況で、入力部13から送信指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS122)。CPU11は送信指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS122でNO)、すなわち戻るボタン44を受け付けた場合、図4に示すメール編集画面を表示部14に表示する(ステップS1221)。その後CPU11は処理をステップS101へ戻す。CPU11は送信指示を受け付けたと判断した場合(ステップS122でYES)、すなわち入力部13から送信ボタン43を受け付けた場合、処理をステップS1220へ移行させる。
CPU11は送信対象の電子メールの送信先電子メールアドレス群と、ステップS114で取得したアドレス群とを比較し、アドレス群にないアドレスを特定する(ステップS1220)。CPU11は特定したアドレス群にないアドレスを、送信先電子メールアドレス群から削除する(ステップS123)。CPU11は削除後の電子メールアドレス群宛へ電子メールを送信する(ステップS124)。CPU11は送信先に誤りがあるとの情報を受け付けていない場合(ステップS119でNO)、すなわち誤りがないボタン42を受け付けた場合第2情報を記憶部15から読み出す(ステップS125)。CPU11は第2情報を表示部14に出力する(ステップS126)。CPU11は入力部13から記憶済みのアドレス群を更新する更新処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS127)。具体的には、更新ボタン46が入力されたか否かを判断する。
CPU11は更新処理の入力を受け付けたと判断した場合(ステップS127でYES)、処理をステップS128へ移行させる。CPU11はキーワード群に対応するアドレステーブル152の複数のアドレスを、送信対象の電子メールの複数のアドレスに更新する(ステップS128)。CPU11は更新処理の入力を受け付けていない場合(ステップS127でNO)、処理をステップS1270へ移行させる。CPU11は入力部13から記憶処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1270)。具体的にはCPU11は入力部13から記憶ボタン45が入力されたか否かを判断する。或いはCPU11は変更しないボタン461が入力部13からクリックされたか否かを判断する。CPU11は記憶処理の入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS1270でNO)、すなわち変更しないボタン461が入力部13から受け付けられた場合、ステップS133へ移行する。CPU11は送信対象の電子メールの送信先電子メールアドレス群を変更することなく、そのまま電子メールを送信する(ステップS133)。CPU11は記憶処理の入力を入力部13から受け付けたと判断した場合(ステップS1270でYES)、処理をステップS129へ移行させる。CPU11は共通する新規IDをキーワードテーブル151及びアドレステーブル152の双方に生成する(ステップS129)。
CPU11は新規IDに対応づけて優先度及びキーワードと、評価レベルとをキーワードテーブル151に記憶する(ステップS131)。なお、本実施形態では評価レベルを3としている。CPU11は新規IDに対応づけて送信対象の電子メールの複数のアドレスをアドレステーブル152に記憶する(ステップS132)。ステップS132の処理後及びステップS128の処理後、CPU11は送信対象の電子メールの複数のアドレスを送信先として電子メールを送信する(ステップS133)。これにより送信の度に複数のキーワードに対する複数のアドレスが更新され送信先アドレスの入力ミスを発見する精度を徐々に向上させることが可能となる。
実施の形態2
実施の形態2は送信対象の電子メールのアドレスが欠落している形態に関する。例えばアドレステーブル152からキーワード群に基づき取得したアドレス群が、[to]t1@com:t2@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comであるとする。送信対象のアドレス群が[to]t1@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comであるとする。この場合、t2@comが欠落している。CPU11はキーワード群に基づき取得したアドレステーブル152のアドレス群の中に、送信対象の電子メールの複数のアドレスに存在しないアドレスが含まれている場合、以下の処理を行う。
CPU11は記憶部15から第1情報を読み出す。図14は第1情報の表示イメージを示す説明図である。CPU11は送信対象の電子メールの電子メールアドレス群に欠落している電子メールアドレスを記述した第1情報を表示部14へ出力する。CPU11は送信先に誤りがあるか否かを問う情報を、第1情報として表示する。例えば「t2@comが入力されていません。どのように対応しますか?・当アドレスは誤りがない・当アドレスは誤り」と表示する。CPU11は表示部14に送信先の電子メールアドレスに誤りがない際に、ユーザにクリックさせる誤りがないボタン42と、誤りがある際にユーザにクリックさせる誤りボタン41とを表示する。
CPU11は入力部13から誤りボタン41の入力を受け付けた場合、確認画面を記憶部15から読み出し、表示部14に表示する。図15は確認画面のイメージを示す説明図である。表示部14には欠落した電子メールアドレスと共に電子メールアドレスの変更を問う確認画面が表示される。例えば「t2@comを入力してメール送信が可能です。メールを送信しますか?」と表示される。CPU11は確認画面としてさらに、送信ボタン43及び戻るボタン44を表示する。CPU11は戻るボタン44の入力を入力部13から受け付けた場合、図4に示したメール編集画面に戻る。CPU11は送信ボタン43の入力を入力部13から受け付けた場合、送信対象の電子メールのアドレス群に、欠落している電子メールを追加する。CPU11は欠落したアドレスを追加した後、電子メールを送信する。
図14において、CPU11が、誤りがないことを示す誤りがないボタン42の入力を入力部13から受け付けた場合、記憶部15から第2情報を読み出し、表示部14へ出力する。第2情報の出力イメージは図7に示したとおりであるので省略する。第2情報はアドレステーブル152に記憶した複数の電子メールアドレスを更新するか、または、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度及び送信対象の電子メールアドレス群を新規に記憶するかのいずれを選択するかを問う情報である。ユーザはアドレステーブル152のメールアドレス群を更新する場合、更新ボタン46をクリックする。例えば、t2@comに係るメンバーが脱退した場合等である。
一方、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度、及び当該電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群を新規に記憶する場合、ユーザは記憶ボタン45をクリックする。CPU11は更新ボタン46の入力を入力部13から受け付けた場合、アドレステーブル152に記憶されたキーワード群に対応する電子メールアドレス群を、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群に更新する。
図16は更新処理及び新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図16Aは更新処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。ID「1」のレコードに「[to]t1@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@com」のように更新される。t2@comが削除されていることが理解できる。CPU11は記憶ボタン45の入力を受け付けた場合、新たなIDを生成する。図16Bは新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図16Bの例ではID「3」が生成されている。CPU11はIDに対応づけて、アドレスフィールドに、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群を記憶する。ID「3」にはアドレス群が[to]t1@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comと記憶される。CPU11は、新たなIDに対応づけて送信対象の電子メールから抽出したキーワード群及び優先順位を記憶する。CPU11は新たなIDに対応づけて評価レベルを記憶する。なお、新規登録後のキーワードテーブル151の内容は図9と同様であるので図示は省略する。
図17及び図18は第1情報の表示処理手順を示すフローチャートである。ステップS115で述べた処理と並行して、ステップS114の処理後以下の処理を行う。CPU11は取得した複数のアドレス中に、送信対象の電子メールのアドレス群にないアドレス(以下欠如アドレスという)が存在するか否かを判断する(ステップS171)。CPU11は欠如アドレスが存在しないと判断した場合(ステップS171でNO)、すなわち両者の複数のアドレスが一致する場合、処理をステップS172へ移行させる。CPU11は電子メールを、宛先、cc欄及びbcc欄に入力された送信先へ送信する(ステップS172)。CPU11は欠如アドレスが存在すると判断した場合(ステップS171でYES)、ステップS173へ移行する。CPU11は記憶部15から第1情報を読み出す(ステップS173)。なお、ステップS117で読み出す第1情報と、ステップS173で読み出す第1情報の文面は相違するものを予め記憶しておけばよい。
CPU11は欠如アドレスを含む第1情報を表示部14に出力する(ステップS174)。CPU11は入力部13から送信先に誤りがあるとの情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS175)。CPU11は誤りがあるとの情報を受け付けた場合(ステップS175でYES)、すなわち入力部13から誤りボタン41を受け付けた場合、処理をステップS176へ移行させる。
CPU11は記憶部15から確認画面を読み出す(ステップS176)。なお、ステップS176において読み出す確認画面と、ステップS121で読み出す確認画面の文面は相互に相違するものを予め記憶部15に記憶しておけばよい。CPU11は欠如アドレスを記述した確認画面を表示部14に出力する。CPU11は確認画面が表示されている状況で、入力部13から送信指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS177)。CPU11は送信指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS177でNO)、すなわち戻るボタン44を受け付けた場合、図4に示すメール編集画面を表示部14に表示する(ステップS1771)。その後CPU11は処理をステップS101へ戻す。CPU11は送信指示を受け付けたと判断した場合(ステップS177でYES)、すなわち入力部13から送信ボタン43を受け付けた場合、処理をステップS178へ移行させる。
CPU11はステップS171における欠如アドレスを送信先として追加入力する(ステップS178)。CPU11は追加入力された電子メールアドレス群宛へ電子メールを送信する(ステップS179)。CPU11は送信先に誤りがあるとの情報を受け付けていない場合(ステップS175でNO)、すなわち誤りがないボタン42を受け付けた場合第2情報を記憶部15から読み出す(ステップS1710)。CPU11は第2情報を表示部14に出力する(ステップS181)。CPU11は入力部13から記憶済みのアドレス群を更新する更新処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS182)。具体的には、更新ボタン46が入力されたか否かを判断する。
CPU11は更新処理の入力を受け付けたと判断した場合(ステップS182でYES)、処理をステップS183へ移行させる。CPU11はキーワード群に対応するアドレステーブル152の複数のアドレスを、送信対象の電子メールの複数のアドレスに更新する(ステップS183)。なお、ステップS183のように上書き更新する以外に、CPU11はキーワード群に対応するアドレステーブル152の複数のアドレスからステップS115における欠如アドレスを削除しても良い。また、ステップS175でNOの場合、ステップS1710乃至ステップS182の処理を省略し、直ちにステップS183の処理を実行しても良い。すなわち、CPU11は送信先に誤りがないとの情報を受け付けた場合に(ステップS175でNO)、処理をステップS183へ移行させても良い。CPU11は更新処理の入力を受け付けていない場合(ステップS182でNO)、処理をステップS1820へ移行させる。CPU11は入力部13から記憶処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1820)。具体的にはCPU11は入力部13から記憶ボタン45が入力されたか否かを判断する。或いはCPU11は変更しないボタン461が入力部13からクリックされたか否かを判断する。CPU11は記憶処理の入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS1820でNO)、すなわち変更しないボタン461が入力部13から受け付けられた場合、ステップS187へ移行する。CPU11は送信対象の電子メールの送信先電子メールアドレス群を変更することなく、そのまま電子メールを送信する(ステップS187)。CPU11は記憶処理の入力を入力部13から受け付けたと判断した場合(ステップS1820でYES)、処理をステップS184へ移行させる。CPU11は共通する新規IDをキーワードテーブル151及びアドレステーブル152の双方に生成する(ステップS184)。
CPU11は新規IDに対応づけて、送信対象の電子メールに係る、優先度及びキーワードと、評価レベルとをキーワードテーブル151に記憶する(ステップS185)。CPU11は新規IDに対応づけて送信対象の電子メールの複数のアドレスをアドレステーブル152に記憶する(ステップS186)。ステップS183の処理後及びステップS186の処理後、CPU11は送信対象の電子メールの複数のアドレスを送信先として電子メールを送信する(ステップS187)。これにより人事異動等によりメンバー数が減少したとしても、更新か新規記憶かを選択させることで、メンバーの構成状況に即して送信先の入力ミスを高い精度で検出することが可能となる。
本実施の形態2は以上の如きであり、その他は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態3は送信対象の電子メールのアドレスの一部が変更されている形態に関する。例えばアドレステーブル152からキーワード群に基づき取得したアドレス群が、[to]t1@com:t2@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comであるとする。送信対象のアドレス群が[to]t1@com:t3@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comであるとする。この場合、t2@comからt3@comへ変更されたことが理解できる。これは単にt3をt2と誤って入力した場合と、グループのメンバー構成が人事異動によりt2@comのユーザからt3@comへ変更された場合とが考えられる。CPU11は送信対象の電子メールのアドレス群と、キーワード群に基づき取得したアドレステーブル152のアドレス群とを比較する。CPU11は比較の結果一致しないアドレスが送信対象の電子メールのアドレス群とアドレステーブル152のアドレス群とに一つずつ存在する場合、以下の処理を行う。
CPU11は記憶部15から第1情報を読み出す。図19は第1情報の表示イメージを示す説明図である。CPU11はアドレステーブル152のアドレス群中一致しないアドレスから、電子メールのアドレス群中一致しないアドレスに変更されている可能性があることを示す第1情報を表示部14に表示する。図19の例では「t2@comがt3@comに変更されている可能性があります。どのように対応しますか?・当アドレスは誤りがない・当アドレスは誤り」との情報が表示される。CPU11は表示部14に送信先の電子メールアドレスに誤りがない際に、ユーザにクリックさせる誤りがないボタン42と、誤りがある際にユーザにクリックさせる誤りボタン41とを表示する。
CPU11は入力部13から誤りボタン41の入力を受け付けた場合、確認画面を記憶部15から読み出し、表示部14に表示する。図20は確認画面のイメージを示す説明図である。CPU11は表示部14に、電子メールのアドレス群中一致しないアドレス(t3@com)からアドレステーブル152のアドレス群中の一致しないアドレス(t2@com)へ変更しても良いかを問う確認画面が表示される。例えば「t3@comをt2@comに変更してメール送信が可能です。メールを送信しますか?」と表示される。CPU11は確認画面としてさらに、送信ボタン43及び戻るボタン44を表示する。CPU11は戻るボタン44の入力を入力部13から受け付けた場合、図4に示したメール編集画面に戻る。CPU11は送信ボタン43の入力を入力部13から受け付けた場合、送信対象の電子メールのアドレス群から、電子メールのアドレス群中一致しないアドレス(t3@com)を削除する。またCPU11は、送信対象の電子メールのアドレス群にアドレステーブル152のアドレス群中の一致しないアドレス(t2@com)を追加する。CPU11は削除及び追加後、電子メールを送信する。
図19において、CPU11が、誤りがないことを示す誤りがないボタン42の入力を入力部13から受け付けた場合、記憶部15から第2情報を読み出し、表示部14へ出力する。第2情報の出力イメージは図7に示したとおりであるので省略する。第2情報はアドレステーブル152に記憶した複数の電子メールアドレスを更新するか、または、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度及び送信対象の電子メールアドレス群を新規に記憶するかのいずれを選択するかを問う情報である。ユーザはアドレステーブル152のメールアドレス群を更新する場合、更新ボタン46をクリックする。例えば、t2@comに係るメンバーが脱退し、代わりにt3@comに係るユーザが加入した場合等である。
一方、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度、及び当該電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群を新規に記憶する場合、ユーザは記憶ボタン45をクリックする。CPU11は更新ボタン46の入力を入力部13から受け付けた場合、アドレステーブル152に記憶されたキーワード群に対応する電子メールアドレス群を、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群に更新する。
図21は更新処理及び新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図21Aは更新処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。ID「1」のレコードに「[to]t1@com:t3@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@com」のように更新される。t2@comが削除されt3@comが追加されていることが理解できる。CPU11は記憶ボタン45の入力を受け付けた場合、新たなIDを生成する。図21Bは新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図21Bの例ではID「3」が生成されている。CPU11はIDに対応づけて、アドレスフィールドに、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群を記憶する。ID「3」にはアドレス群が[to]t1@com:t3@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comと記憶される。CPU11は、新たなIDに対応づけて送信対象の電子メールから抽出したキーワード群及び優先順位を記憶する。CPU11は新たなIDに対応づけて評価レベルを記憶する。なお、新規登録後のキーワードテーブル151の内容は図9と同様であるので図示は省略する。
図22及び図23は第1情報の表示処理手順を示すフローチャートである。ステップS115で述べた処理と並行して、ステップS114の処理後以下の処理を行う。CPU11は対比の結果、一致しないアドレスが送信対象の電子メールのアドレス群とアドレステーブル152のアドレス群とに一つずつ存在するか否かを判断する(ステップS221)。CPU11は存在しないと判断した場合(ステップS221でNO)、処理をステップS222へ移行させる。CPU11は電子メールを、宛先、cc欄及びbcc欄に入力された送信先へ送信する(ステップS222)。CPU11は一致しないアドレスがそれぞれ一つずつ存在すると判断した場合(ステップS221でYES)、ステップS223へ移行する。CPU11は記憶部15から第1情報を読み出す(ステップS223)。なお、ステップS117で読み出す第1情報と、ステップS223で読み出す第1情報の文面は相違するものを予め記憶しておけばよい。
CPU11は一致しないアドレスを含む第1情報を表示部14に出力する(ステップS224)。具体的には、CPU11は相互に一致しないアドレステーブル152のアドレスが送信対象のアドレスに変更されていることを示す情報を出力する。CPU11は入力部13から送信先に誤りがあるとの情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS225)。CPU11は誤りがあるとの情報を受け付けた場合(ステップS225でYES)、すなわち入力部13から誤りボタン41を受け付けた場合、処理をステップS226へ移行させる。
CPU11は記憶部15から確認画面を読み出す(ステップS226)。なお、ステップS176において読み出す確認画面と、ステップS226で読み出す確認画面の文面は相互に相違するものを予め記憶部15に記憶しておけばよい。CPU11は一致しないアドレスを記述した確認画面を表示部14に出力する。具体的には、CPU11は相互に一致しない送信対象のアドレスをアドレステーブル152のアドレスに変更した後に、電子メールを送信することを示す情報を出力する。CPU11は確認画面が表示されている状況で、入力部13から送信指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS227)。CPU11は送信指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS227でNO)、すなわち戻るボタン44を受け付けた場合、図4に示すメール編集画面を表示部14に表示する(ステップS2271)。その後CPU11は処理をステップS101へ戻す。CPU11は送信指示を受け付けたと判断した場合(ステップS227でYES)、すなわち入力部13から送信ボタン43を受け付けた場合、処理をステップS228へ移行させる。
CPU11は一致しない送信対象のアドレスを送信先から削除する(ステップS228)。CPU11は一致しないアドレステーブル152のアドレスを送信先に入力する(ステップS229)。CPU11は追加入力された電子メールアドレス群宛へ電子メールを送信する(ステップS231)。CPU11は送信先に誤りがあるとの情報を受け付けていない場合(ステップS225でNO)、すなわち誤りがないボタン42を受け付けた場合第2情報を記憶部15から読み出す(ステップS232)。CPU11は第2情報を表示部14に出力する(ステップS233)。CPU11は入力部13から記憶済みのアドレス群を更新する更新処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS234)。具体的には、更新ボタン46が入力されたか否かを判断する。
CPU11は更新処理の入力を受け付けたと判断した場合(ステップS234でYES)、処理をステップS235へ移行させる。CPU11はキーワード群に対応するアドレステーブル152の複数のアドレスを、送信対象の電子メールの複数のアドレスに更新する(ステップS235)。なお、ステップS235のように上書き更新する以外に、アドレステーブル152から一致しないアドレスを削除し、代わりに一致しない送信対象のアドレスをアドレステーブル152に記憶しても良い。CPU11は更新処理の入力を受け付けていない場合(ステップS234でNO)、処理をステップS2340へ移行させる。CPU11は入力部13から記憶処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS2340)。具体的にはCPU11は入力部13から記憶ボタン45が入力されたか否かを判断する。或いはCPU11は変更しないボタン461が入力部13からクリックされたか否かを判断する。CPU11は記憶処理の入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS2340でNO)、すなわち変更しないボタン461が入力部13から受け付けられた場合、ステップS239へ移行する。CPU11は送信対象の電子メールの送信先電子メールアドレス群を変更することなく、そのまま電子メールを送信する(ステップS239)。CPU11は記憶処理の入力を入力部13から受け付けたと判断した場合(ステップS2340でYES)、処理をステップS236へ移行させる。CPU11は共通する新規IDをキーワードテーブル151及びアドレステーブル152の双方に生成する(ステップS236)。
CPU11は新規IDに対応づけて、送信対象の電子メールに係る、優先度及びキーワードと、評価レベルとをキーワードテーブル151に記憶する(ステップS237)。CPU11は新規IDに対応づけて送信対象の電子メールの複数のアドレスをアドレステーブル152に記憶する(ステップS238)。ステップS238の処理後及びステップS235の処理後、CPU11は送信対象の電子メールの複数のアドレスを送信先として電子メールを送信する(ステップS239)。これにより人事異動等によりメンバー交代があったとしても、更新か新規記憶かを選択させることで、メンバーの構成状況に即して送信先の入力ミスを高い精度で検出することが可能となる。
本実施の形態3は以上の如きであり、その他は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
実施の形態4は送信対象の電子メールのアドレス群が取得したアドレステーブル152のアドレス群の全てと相違する形態に関する。例えば、グループのメールアドレスのドメイン(電子メールアドレスの@以降の文字)が一括して変更される場合、会社の組織変更によりドメイン名が一括して変更される場合がある。その他、グループのメールアドレスのローカル部(電子メールアドレスの@より前の文字)が、名字からフルネームに変更される場合がある。CPU11は送信対象の電子メールのアドレス群と、取得したアドレステーブル152のアドレス群とが全て一致しない場合、以下の処理を行う。
本実施形態においては、.comとしていたドメインが、xx.comへ変更された例を挙げて説明する。例えばアドレステーブル152には、[to]t1@com:t2@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comと記憶されている。一方、送信対象の電子メールアドレスが[to]t1@xx.com:t2@xx.com[cc]c1@xx.com:c2@xx.com[bcc]b1@xx.comであるものとする。CPU11は送信対象の電子メールのアドレス群と、キーワード群に基づき取得したアドレステーブル152のアドレス群とを比較する。CPU11は比較の結果全てのアドレスが一致しないと判断した場合、以下の処理を行う。
CPU11は記憶部15から第1情報を読み出す。図24は第1情報の表示イメージを示す説明図である。CPU11はアドレステーブル152のアドレス群と、電子メールのアドレス群との全てが一致しておらず、メールアドレスが大幅に変更されている可能性があることを示す第1情報を表示部14に表示する。図24の例では「メールアドレスが大幅に変更されている可能性があります。どのように対応しますか?・当アドレスは誤りがない・当アドレスは誤り」との情報が表示される。CPU11は表示部14に送信先の電子メールアドレスに誤りがない際に、ユーザにクリックさせる誤りがないボタン42と、誤りがある際にユーザにクリックさせる誤りボタン41とを表示する。
CPU11は入力部13から誤りボタン41の入力を受け付けた場合、確認画面を記憶部15から読み出し、表示部14に表示する。図25は確認画面のイメージを示す説明図である。CPU11は表示部14に、送信対象の電子メールのアドレス群から、アドレステーブル152に記憶したアドレス群へ変更しても良いかを問う確認画面が表示される。例えば「[to]t1@xx.com:t2@xx.com[cc]c1@xx.com:c2@xx.com[bcc]b1@xx.comから[to]t1@com:t2@com[cc]c1@com:c2@com[bcc]b1@comに戻して電子メールを送信することが可能です。メールを送信しますか?」と表示される。CPU11は確認画面としてさらに、送信ボタン43及び戻るボタン44を表示する。CPU11は戻るボタン44の入力を入力部13から受け付けた場合、図4に示したメール編集画面に戻る。CPU11は送信ボタン43の入力を入力部13から受け付けた場合、送信対象の電子メールのアドレス群を削除する。CPU11は新にアドレステーブル152に記憶したアドレス群を送信先に追加入力する。CPU11は削除及び追加後、電子メールを送信する。
図24において、CPU11が、誤りがないことを示す誤りがないボタン42の入力を入力部13から受け付けた場合、記憶部15から第2情報を読み出し、表示部14へ出力する。第2情報の出力イメージは図7に示したとおりであるので省略する。第2情報はアドレステーブル152に記憶した複数の電子メールアドレスを更新するか、または、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度及び送信対象の電子メールアドレス群を新規に記憶するかのいずれを選択するかを問う情報である。ユーザはアドレステーブル152のメールアドレス群を更新する場合、更新ボタン46をクリックする。例えば、以前のドメイン.comから新たなドメインxx.comへ変更する場合等である。
一方、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度、及び当該電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群を新規に記憶する場合、ユーザは記憶ボタン45をクリックする。CPU11は更新ボタン46の入力を入力部13から受け付けた場合、アドレステーブル152に記憶されたキーワード群に対応する電子メールアドレス群を、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群に更新する。
図26は更新処理及び新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図26Aは更新処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。ID「1」のレコードに「[to]t1@xx.com:t2@xx.com[cc]c1@xx.com:c2@xx.com[bcc]b1@xx.com」のように更新される。.comに代えてxx.comが記憶される。CPU11は記憶ボタン45の入力を受け付けた場合、新たなIDを生成する。図26Bは新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図26Bの例ではID「3」が生成されている。CPU11はIDに対応づけて、アドレスフィールドに、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群を記憶する。ID「3」にはアドレス群が[to]t1@xx.com:t2@xx.com[cc]c1@xx.com:c2@xx.com[bcc]b1@xx.comと記憶される。CPU11は、新たなIDに対応づけて送信対象の電子メールから抽出したキーワード群及び優先順位を記憶する。CPU11は新たなIDに対応づけて評価レベルを記憶する。なお、新規登録後のキーワードテーブル151の内容は図9と同様であるので図示は省略する。
図27及び図28は第1情報の表示処理手順を示すフローチャートである。ステップS115で述べた処理と並行して、ステップS114の処理後以下の処理を行う。CPU11は対比の結果、送信対象の電子メールのアドレス群とアドレステーブル152のアドレス群とが全て相違するか否かを判断する(ステップS271)。CPU11は全て相違するとはいえない場合(ステップS271でNO)、処理をステップS272へ移行させる。CPU11は電子メールを、宛先、cc欄及びbcc欄に入力された送信先へ送信する(ステップS272)。CPU11は全て相違すると判断した場合(ステップS271でYES)、ステップS273へ移行する。CPU11は記憶部15から第1情報を読み出す(ステップS273)。なお、ステップS117で読み出す第1情報と、ステップS273で読み出す第1情報の文面は相違するものを予め記憶しておけばよい。
CPU11はメールアドレスに大幅な変更があるか否かを問う第1情報を表示部14に出力する(ステップ274)。CPU11は入力部13から送信先に誤りがあるとの情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS275)。CPU11は誤りがあるとの情報を受け付けた場合(ステップS275でYES)、すなわち入力部13から誤りボタン41を受け付けた場合、処理をステップS276へ移行させる。
CPU11は記憶部15から確認画面を読み出す(ステップS276)。なお、ステップS176において読み出す確認画面と、ステップS276で読み出す確認画面の文面は相互に相違するものを予め記憶部15に記憶しておけばよい。具体的にはCPU11は、送信対象の電子メールのアドレス群に代えて、アドレステーブル152に記憶したアドレス群にて電子メールを送信しても良いか否かを問う確認画面を表示する。CPU11は確認画面が表示されている状況で、入力部13から送信指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS277)。CPU11は送信指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS277でNO)、すなわち戻るボタン44を受け付けた場合、図4に示すメール編集画面を表示部14に表示する(ステップS2771)。その後CPU11は処理をステップS101へ戻す。CPU11は送信指示を受け付けたと判断した場合(ステップS277でYES)、すなわち入力部13から送信ボタン43を受け付けた場合、処理をステップS278へ移行させる。
CPU11は一致しない送信対象のアドレスを送信先から削除する(ステップS278)。CPU11は一致しないアドレステーブル152のアドレスを送信先に入力する(ステップS279)。CPU11は追加入力された電子メールアドレス群宛へ電子メールを送信する(ステップS281)。CPU11は送信先に誤りがあるとの情報を受け付けていない場合(ステップS275でNO)、すなわち誤りがないボタン42を受け付けた場合第2情報を記憶部15から読み出す(ステップS282)。CPU11は第2情報を表示部14に出力する(ステップS283)。CPU11は入力部13から記憶済みのアドレス群を更新する更新処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS284)。具体的には、更新ボタン46が入力されたか否かを判断する。
CPU11は更新処理の入力を受け付けたと判断した場合(ステップS284でYES)、処理をステップS285へ移行させる。CPU11はキーワード群に対応するアドレステーブル152の複数のアドレスを、送信対象の電子メールの複数のアドレスに更新する(ステップS285)。CPU11は更新処理の入力を受け付けていない場合(ステップS284でNO)、処理をステップS2840へ移行させる。CPU11は入力部13から記憶処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS2840)。具体的にはCPU11は入力部13から記憶ボタン45が入力されたか否かを判断する。或いはCPU11は変更しないボタン461が入力部13からクリックされたか否かを判断する。CPU11は記憶処理の入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS2840でNO)、すなわち変更しないボタン461が入力部13から受け付けられた場合、ステップS289へ移行する。CPU11は送信対象の電子メールの送信先電子メールアドレス群を変更することなく、そのまま電子メールを送信する(ステップS289)。CPU11は記憶処理の入力を入力部13から受け付けたと判断した場合(ステップS2840でYES)、処理をステップS286へ移行させる。CPU11は共通する新規IDをキーワードテーブル151及びアドレステーブル152の双方に生成する(ステップS286)。
CPU11は新規IDに対応づけて、送信対象の電子メールに係る、優先度及びキーワードと、評価レベルとをキーワードテーブル151に記憶する(ステップS287)。CPU11は新規IDに対応づけて送信対象の電子メールの複数のアドレスをアドレステーブル152に記憶する(ステップS288)。ステップS288の処理後及びステップS285の処理後、CPU11は送信対象の電子メールの複数のアドレスを送信先として電子メールを送信する(ステップS289)。これにより電子メールアドレスに大幅な変更があった場合でも、送信ミスを低減すると共に、状況に応じて一括的に更新を行うことが可能となる。
本実施の形態4は以上の如きであり、その他は実施の形態1乃至3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態5
実施の形態5は送信先の属性を確認する形態に関する。電子メールのアドレスを入力する場合、宛先(to)、ccまたはbccのいずれかの属性を指定する。例えば、[to]t1@com:t2@com:xx@com [cc]c1@com:c2@com [bcc]b1@comの場合、t1@com、t2@com及びxx@comの属性は宛先(to)となる。なお、アドレステーブル152にはIDに対応づけてアドレス及び各アドレスの属性が記憶されている。またc1@com及びc2@comの属性はccとなる。b1@comの属性はbccとなる。ここで、本来xx@comのアドレスについて、属性を宛先とすべきところ、送信時に属性ccが設定されていたとする。
CPU11は送信対象の電子メールのアドレス群とアドレステーブル152のアドレス群とが一致するか否かを判断する。CPU11は一致すると判断した場合に送信対象の電子メールの各アドレスの属性と、アドレステーブル152の各アドレスの属性とが一致するか否かを判断する。CPU11は属性が一致しないアドレスを抽出する。
CPU11は記憶部15から第3情報を読み出す。図29は第3情報の表示イメージを示す説明図である。CPU11は属性が一致しないアドレス、アドレステーブル152に記憶された当該アドレスの属性、及び、送信対象の電子メールの当該アドレスの属性を表示し、誤りがないかを問う第3情報を表示部14に表示する。図29の例では「xx@comは宛先(to)ではなく、ccとなっています。どのように対応しますか?・当アドレスは誤りがない・当アドレスは誤り」との情報が表示される。CPU11は表示部14に送信先の電子メールアドレスに誤りがない際に、ユーザにクリックさせる誤りがないボタン42と、誤りがある際にユーザにクリックさせる誤りボタン41とを表示する。
CPU11は入力部13から誤りボタン41の入力を受け付けた場合、確認画面を記憶部15から読み出し、表示部14に表示する。図30は確認画面のイメージを示す説明図である。CPU11は表示部14に、送信対象となるアドレスの属性(cc)をアドレステーブル152に記憶した属性(to)へ変更しても良いかを問う確認画面が表示される。例えば「xx@comをccから宛先(to)に戻して電子メールを送信することが可能です。メールを送信しますか?」と表示される。CPU11は確認画面としてさらに、送信ボタン43及び戻るボタン44を表示する。CPU11は戻るボタン44の入力を入力部13から受け付けた場合、図4に示したメール編集画面を表示する画面に戻る。CPU11は送信ボタン43の入力を入力部13から受け付けた場合、送信対象の電子メールのアドレス群を削除する。CPU11は新にアドレステーブル152に記憶したアドレス群を送信先に追加入力する。CPU11は削除及び追加後、電子メールを送信する。
図29において、CPU11が、誤りがないことを示す誤りがないボタン42の入力を入力部13から受け付けた場合、記憶部15から第4情報を読み出し、表示部14へ出力する。図31は第4情報の出力イメージを示す説明図である。第4情報はアドレステーブル152に記憶した電子メールアドレスの属性を更新するか、または、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度、送信対象の電子メールアドレス群及び各アドレスの属性を新規に記憶するかのいずれを選択するかを問う情報である。例えば「どのようにDB情報を変更しますか ・アドレステーブルのメールアドレスの属性を更新する ・今回指定したメールアドレスの属性を新規に記憶する」の情報を出力する。ユーザはアドレステーブル152のメールアドレスの属性を更新する場合、更新ボタン46をクリックする。例えば、xx@comの属性をccから宛先(to)へ変更する場合等である。
一方、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群、優先度、当該電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群及び各アドレスの属性を新規に記憶する場合、ユーザは記憶ボタン45をクリックする。CPU11は更新ボタン46の入力を入力部13から受け付けた場合、アドレステーブル152に記憶されたキーワード群に対応する電子メールアドレス群及び属性を、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群及び属性に更新する。その他、今回送信する電子メールが特例であり、キーワードテーブル151及びアドレステーブル152の変更を希望しない場合がある。その場合、ユーザは変更しないボタン461を、入力部13を通じてクリックする。CPU11は入力部13から変更しないボタン461がクリックされたと判断した場合、送信対象の電子メールの送信先電子メールアドレス群を変更することなく、そのまま電子メールを送信する。
図32は更新処理及び新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図32Aは更新処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。ID「1」のレコードに「[to]t1@com:t2@com[cc]c1@com:c2@com:xx@com [bcc]b1@com」のように更新される。xx@comの属性が宛先からccに更新されていることが理解できる。CPU11は記憶ボタン45の入力を受け付けた場合、新たなIDを生成する。図32Bは新規記憶処理後のアドレステーブル152のレコードレイアウトを示す説明図である。図32Bの例ではID「3」が生成されている。CPU11はIDに対応づけて、アドレスフィールドに、送信対象の電子メールの送信先に係る電子メールアドレス群及び属性を記憶する。ID「3」にはアドレス群及び属性が[to]t1@com:t2@com[cc]c1@com:c2@com:xx@com [bcc]b1@comと記憶される。その一方でID「1」には[to]t1@com:t2@com:xx@com [cc]c1@com:c2@com [bcc]b1@comのレコードが保持される。CPU11は、新たなIDに対応づけて送信対象の電子メールから抽出したキーワード群及び優先順位を記憶する。CPU11は新たなIDに対応づけて評価レベルを記憶する。なお、新規登録後のキーワードテーブル151の内容は図9と同様であるので図示は省略する。
図33乃至図35は第3情報の表示処理手順を示すフローチャートである。ステップSステップS114の処理後以下の処理を行う。CPU11は送信対象の電子メールのアドレス群と、ステップS114で取得したアドレステーブル152のアドレス群とが一致するか否かを判断する(ステップS331)。CPU11は一致しないと判断した場合(ステップS331でNO)、処理をステップS332へ移行させる。CPU11は上述した実施の形態で述べたステップS115、S171、S221またはS271へ処理を移行させる(ステップS332)。
CPU11はアドレス群が一致すると判断した場合(ステップS331でYES)、処理をステップS333へ移行させる。CPU11は送信対象の電子メールの各アドレスの属性と、アドレステーブル152の各アドレスの属性とが一致しないアドレスが存在するか否かを判断する(ステップS333)。CPU11は一致しないアドレスが存在しないと判断した場合(ステップS333でNO)、処理をステップS334へ移行させる。CPU11は送信対象の電子メールのアドレス群及び各アドレスの属性に従い、電子メールを送信する(ステップS334)。
CPU11は属性が一致しないアドレスが存在すると判断した場合(ステップS333でYES)、処理をステップS335へ移行させる。なお以降では、ステップS333の処理により属性が一致しないアドレスを属性相違アドレスという。またアドレステーブル152に記憶された属性相違アドレスの属性を記憶属性という。また送信対象の電子メールの属性相違アドレスの属性を送信属性という。CPU11はステップS333の処理後、属性相違アドレス、記憶属性及び送信属性を抽出する(ステップS335)。
CPU11は記憶部15から第3情報を読み出す(ステップS336)。CPU11は抽出した属性相違アドレス、記憶属性及び送信属性を含む第3情報を表示部14に出力する(ステップS337)。CPU11は入力部13から属性に誤りがあるとの情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS338)。CPU11は誤りがあるとの情報を受け付けた場合(ステップS338でYES)、すなわち入力部13から誤りボタン41を受け付けた場合、処理をステップS339へ移行させる。
CPU11は記憶部15から確認画面を読み出す(ステップS339)。具体的にはCPU11は、属性相違アドレスの属性を、送信属性から記憶属性に代えて、電子メールを送信しても良いか否かを問う確認画面を表示する。CPU11は確認画面が表示されている状況で、入力部13から送信指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS341)。CPU11は送信指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS341でNO)、すなわち戻るボタン44を受け付けた場合、図4に示すメール編集画面を表示部14に表示する(ステップS3411)。その後CPU11は処理をステップS101へ戻す。CPU11は送信指示を受け付けたと判断した場合(ステップS341でYES)、すなわち入力部13から送信ボタン43を受け付けた場合、処理をステップS342へ移行させる。
CPU11は一致しない送信先から属性相違アドレスを削除する(ステップS342)。CPU11は修正後のアドレスとして、属性相違アドレス及び記憶属性を送信先に入力する(ステップS343)。なおCPU11は、ステップS342及びステップS343の処理に代えて、属性相違アドレスの送信属性を記憶属性に変更する処理を行っても良い。CPU11は入力された電子メールアドレス群宛へ電子メールを送信する(ステップS344)。CPU11は属性に誤りがあるとの情報を受け付けていない場合(ステップS338でNO)、すなわち誤りがないボタン42を受け付けた場合、第4情報を記憶部15から読み出す(ステップS345)。CPU11は第4情報を表示部14に出力する(ステップS346)。CPU11は入力部13から記憶済みのアドレス群を更新する更新処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS347)。具体的には、更新ボタン46が入力されたか否かを判断する。
CPU11は更新処理の入力を受け付けたと判断した場合(ステップS347でYES)、処理をステップS348へ移行させる。CPU11はキーワード群に対応するアドレステーブル152の属性相違アドレスの記憶属性を、送信属性に更新する(ステップS348)。CPU11は更新処理の入力を受け付けていない場合(ステップS347でNO)、処理をステップS3470へ移行させる。CPU11は入力部13から記憶処理の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS3470)。具体的にはCPU11は入力部13から記憶ボタン45が入力されたか否かを判断する。或いはCPU11は変更しないボタン461が入力部13からクリックされたか否かを判断する。CPU11は記憶処理の入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS3470でNO)、すなわち変更しないボタン461が入力部13から受け付けられた場合、ステップS3412へ移行する。CPU11は送信対象の電子メールの送信先電子メールアドレス群を変更することなく、そのまま電子メールを送信する(ステップS3412)。CPU11は記憶処理の入力を入力部13から受け付けたと判断した場合(ステップS3470でYES)、処理をステップS349へ移行させる。CPU11は共通する新規IDをキーワードテーブル151及びアドレステーブル152の双方に生成する(ステップS349)。
CPU11は新規IDに対応づけて、送信対象の電子メールに係る、優先度及びキーワードと、評価レベルとをキーワードテーブル151に記憶する(ステップS3410)。CPU11は新規IDに対応づけて送信対象の電子メールの複数のアドレス及び属性をアドレステーブル152に記憶する(ステップS3411)。ステップS3411の処理後及びステップS348の処理後、CPU11は送信対象の電子メールの複数のアドレスを送信先として電子メールを送信する(ステップS3412)。これにより誤った属性を付与した場合にでも、実際のメンバー構成に応じて各テーブルを更新でき、より精度を向上させることが可能となる。
本実施の形態5は以上の如きであり、その他は実施の形態1乃至4と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態6
実施の形態6は新規記憶処理時に評価レベルを変更する形態に関する。図36は更新後のキーワードテーブル151のレコードレイアウトを示す説明図である。ID「3」のキーワード群、優先度及び評価レベルを新規記憶処理する場合、評価レベルを変更する。図の例では評価レベルが図9で示す3から4に変更されている。また比較の対象となったID「1」の評価レベルも同じく4に変更される。評価レベルの変更処理は以下の手順に従い実行する。CPU11はステップS113で取得したキーワードテーブル151のキーワード及び優先度を読み出す。またCPU11は送信対象のキーワードのキーワード及び優先度を読み出す。CPU11は優先度の高いものから順に(優先度の値が小さいものから順に)、キーワードテーブル151のキーワードと、送信対象の電子メールのキーワードとが一致するか否かを判断する。CPU11はキーワード及び優先度が一致しないと判断した時点の優先度を抽出する。
図36の例では、キーワードテーブル151の優先度1のキーワード「特許」と、送信対象の優先度1のキーワード「特許」とが最初に比較される。次いで、キーワードテーブル151の優先度2のキーワード「ES向上」と、送信対象の優先度2のキーワード「ES向上」とが比較される。次にキーワードテーブル151の優先度3のキーワード「予算」と、送信対象の優先度3のキーワード「予算」とが比較される。次のキーワードテーブル151の優先度4のキーワード「計画」と、送信対象の電子メールの優先度4のキーワード「出張」とは一致しない。CPU11は優先度4を評価レベルとして評価レベルフィールドに記憶する。
これにより、ステップS111において比較対象となるのは、評価レベル以下のキーワードとなる。図36の例では、ステップS111においてID「1」は優先度1のキーワード「特許」、優先度2のキーワード「ES向上」、優先度3のキーワード「予算」及び優先度4のキーワード「計画」が読み出される。一方、ステップS111においてID「1」は優先度1のキーワード「特許」、優先度2のキーワード「ES向上」、優先度3のキーワード「予算」及び優先度4のキーワード「出張」が読み出される。そうすると、電子メールから抽出されるキーワード及び優先度の組み合わせを比較する場合、ID「1」とID「3」とは別のグループであると判断され、ID「1」または「3」のいずれかのアドレス群が、アドレステーブル152から読み出される。これにより第1情報、第2情報、第3情報及び第4情報を出力する際の精度を向上させることが可能となる。
図37は評価レベルの変更処理手順を示すフローチャートである。ステップS131とS132との間、S185とS186との間、またはS237とS238との間に以下の処理を行う。なお、CPU11は、S132、S186、またはS238の処理後に以下の処理を行っても良い。CPU11はステップS113で取得したキーワードテーブル151のキーワード、優先度及びIDを読み出す(ステップS351)。なお、ステップS351で読み出したIDを以下では記憶IDという。図35の例では記憶IDは「1」となる。CPU11はステップS131等で新規に記憶するキーワード、優先度及びIDを読み出す(ステップS352)。なお、ステップS352で読み出したIDを以下では新規IDという。図36の例では記憶IDは「3」となる。
CPU11は優先度の高いキーワードから記憶IDに係るキーワードと新規IDに係るキーワードとを比較する(ステップS353)。CPU11は記憶IDに係るキーワードと新規IDに係るキーワードとが一致するか否かを判断する(ステップS354)。CPU11は一致すると判断した場合(ステップS354でYES)、ステップS355へ移行する。CPU11は優先度が一つ低いキーワード同士を比較する(ステップS355)。具体的にはCPU11は優先度の初期値を1とし、ステップS355の処理を経ることで優先度をインクリメントする。CPU11は処理をステップS354へ戻し、以上の処理を繰り返す。これにより、優先度が2、3、4と増加し各優先度でキーワードが比較される。
CPU11はキーワードが一致しないと判断した場合(ステップS354でNO)、処理をステップS356へ移行させる。CPU11は変化した優先度を抽出する(ステップS356)。図36の例では4である。CPU11は記憶IDに対応づけて、抽出した優先度を評価レベルフィールドに記憶する(ステップS357)。CPU11は新規IDに対応づけて、抽出した優先度を評価レベルフィールドに記憶する(ステップS358)。なお、実施の形態5で述べたステップS287の処理と、ステップS288の処理との間に図37で述べた処理を実行させても良い。その他、ステップS288の処理後に実行しても良い。また、CPU11は先に新規IDに対応づけて、抽出した優先度を評価レベルフィールドに記憶する。その後、CPU11は、記憶IDに対応づけて、既に記憶した優先度と同一の優先度を評価レベルフィールドに記憶しても良い。これにより、メンバー構成の実情に即してキーワードテーブル151を用いたアドレス群の取得規則が変更され、より精度良く送信先の指定ミスを防止することが可能となる。
本実施の形態6は以上の如きであり、その他は実施の形態1乃至5と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態7
図38は上述した形態のパーソナルコンピュータ1の動作を示す機能ブロック図である。図38は実施の形態1乃至7に係るパーソナルコンピュータ1の動作を示す機能ブロック図である。CPU11が制御プログラム15P等を実行することにより、パーソナルコンピュータ1は以下のように動作する。取得部380はキーワード群と複数のアドレスとを対応づけて記憶した記憶部15を参照し、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群に基づき対応する複数のアドレスを取得する。判断部381は送信対象の電子メールの複数のアドレスと前記取得部380により取得した複数のアドレスとが一致するか否かを判断する。第1出力部382は判断部381により一致しないと判断した場合に、送信先に誤りがあるか否かを問う第1情報を出力する。
第2出力部383は入力部13から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部15に記憶した複数のアドレスを更新するか、または、電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの複数のアドレスを前記記憶部15に記憶するかを問う第2情報を出力する。更新部384は前記第2情報に対応して更新するとの情報を前記入力部13から受け付けた場合に、前記記憶部15に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスを、前記送信対象の電子メールの複数のアドレスに更新する。記憶処理部385は、前記第2情報に対応して、電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの複数のアドレスを前記記憶部15に記憶するとの情報を前記入力部13から受け付けた場合に、前記記憶部15に前記電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの複数のアドレスを前記記憶部15に記憶する。
変更部386は、前記第1情報に対応して、送信先に誤りがあるとの情報を前記入力部13から受け付けた場合、前記送信対象の電子メールの複数のアドレスを、前記記憶部15に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスに変更する。属性判断部387は送信対象の電子メールの複数のアドレスそれぞれの属性と、前記取得部380により取得した複数のアドレスそれぞれの属性とが一致するか否かを判断する。第3出力部388は前記属性判断部387により一致しないと判断した場合に、属性に誤りがあるか否かを問う第3情報を出力する。第4出力部389は、第3情報に対し、入力部13から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部15に記憶した複数のアドレスの属性を更新するか、または、電子メールに含まれるキーワード群、送信対象の電子メールの複数のアドレス及び複数のアドレスそれぞれの属性を前記記憶部15に記憶するかを問う第4情報を出力する。
属性更新部3810は、前記第4情報に対応して更新するとの情報を前記入力部13から受け付けた場合に、前記記憶部15に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスそれぞれの属性を、前記送信対象の電子メールの複数のアドレスそれぞれの属性に更新する。属性記憶処理部3811は前記第4情報に対応して、電子メールに含まれるキーワード群、送信対象の電子メールの複数のアドレス、及び、複数のアドレスそれぞれの属性を前記記憶部15に記憶するとの情報を前記入力部13から受け付けた場合に、前記記憶部15に前記電子メールに含まれるキーワード群、送信対象の電子メールの複数のアドレス及び複数のアドレスそれぞれの属性を前記記憶部15に記憶する。
抽出部3812は電子メールの本文から複数のキーワードを抽出する。決定部3813は該抽出部3812により抽出したキーワードの出現回数に基づき優先度を決定する。第1変更部3814は電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの複数のアドレスを記憶する場合に、前記記憶部15に記憶した参照するキーワードの優先度を変更する。また、第1変更部3814は、電子メールに含まれるキーワード群、送信対象の電子メールの複数のアドレス及び複数のアドレスそれぞれの属性を記憶する場合に、前記記憶部に記憶した参照するキーワードの優先度を変更する。第2変更部3815は前記電子メールに含まれるキーワード及び送信対象の電子メールの複数のアドレスに対応づけて、前記決定部3813により決定される優先度及び前記第1変更部3814により変更された優先度を前記記憶部15に記憶する。また第2変更部3815は前記電子メールに含まれるキーワード、送信対象の電子メールの複数のアドレス及び複数のアドレスそれぞれの属性に対応づけて、前記決定部により決定される優先度及び前記第1変更部により変更された優先度を前記記憶部に記憶する。削除部3816は入力部13から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部15に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスから、前記存在しないアドレスを削除する。
図39は実施の形態7に係るパーソナルコンピュータ1のハードウェア群を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ1を動作させるためのプログラムは、ディスクドライブ等の読み取り部10AにCD-ROM、DVD(DigitalVersatile Disc)ディスク、メモリーカード、またはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体1Aを読み取らせて記憶部15に記憶しても良い。また当該プログラムを記憶したフラッシュメモリ等の半導体メモリ1Bをパーソナルコンピュータ1内に実装しても良い。さらに、当該プログラムは、インターネット等の通信網を介して接続される他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードすることも可能である。以下に、その内容を説明する。
図39に示す携帯電話機1は、上述した各種ソフトウェア処理を実行するプログラムを、可搬型記録媒体1Aまたは半導体メモリ1Bから読み取り、或いは、通信網を介して他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードする。当該プログラムは、制御プログラム15Pとしてインストールされ、RAM12にロードして実行される。これにより、上述したパーソナルコンピュータ1として機能する。
本実施の形態7は以上の如きであり、その他は実施の形態1乃至6と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
以上の実施の形態1乃至7を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
キーワード群と複数のアドレスとを対応づけて複数組記憶した記憶部を参照し、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群に基づき対応する複数のアドレスを取得する取得部と、
送信対象の電子メールの送信先のアドレスと前記取得部により取得した複数のアドレスとが一致するか否かを判断する判断部と、
判断部により一致しないと判断した場合に、送信先に誤りがあるか否かを問う第1情報を出力する第1出力部と、
入力部から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶した複数のアドレスを更新するか、または、電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの送信先のアドレスを前記記憶部に記憶するかのいずれかを問う第2情報を出力する第2出力部と
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記第2情報に対応して更新するとの情報を前記入力部から受け付けた場合に、前記記憶部に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスを、前記送信対象の電子メールの送信先のアドレスに更新する更新部
を備える付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記第2情報に対応して、電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの送信先のアドレスを前記記憶部に記憶するとの情報を前記入力部から受け付けた場合に、前記記憶部に前記電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの送信先のアドレスを前記記憶部に記憶する記憶処理部
を備える付記1または2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記第1情報に対応して、送信先に誤りがあるとの情報を前記入力部から受け付けた場合、前記送信対象の電子メールの送信先のアドレスを、前記記憶部に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスに変更する変更部
を備える付記1から3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記5)
前記判断部は、
送信対象の電子メールの送信先のアドレス中に、前記取得部により取得した複数のアドレスに存在しないアドレスが存在するか否かを判断し、
前記更新部は、
前記第2情報に対応して更新するとの情報を前記入力部から受け付けた場合に、前記記憶部に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスを、前記送信対象の電子メールの前記存在しないアドレスを含む送信先のアドレスに更新する
付記2に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記判断部は、
前記取得部により取得した複数のアドレス中に、送信対象の電子メールの送信先のアドレスに存在しないアドレスが含まれているか否かを判断し、
前記更新部は、
前記第2情報に対応して更新するとの情報を前記入力部から受け付けた場合に、前記記憶部に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスから、前記存在しないアドレスを削除する
付記2に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記記憶部は、
キーワード群と、複数のアドレスと、前記複数のアドレスそれぞれが宛先、カーボンコピー、またはブラインドカーボンコピーのいずれに属するかを示す属性とを記憶しており、
前記取得部は、
前記記憶部を参照し、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群に基づき対応する複数のアドレスと、各アドレスの属性とを取得し、
送信対象の電子メールの送信先の複数のアドレスそれぞれの属性と、前記取得部により取得した複数のアドレスそれぞれの属性とが一致するか否かを判断する属性判断部と、
前記属性判断部により一致しないと判断した場合に、属性に誤りがあるか否かを問う第3情報を出力する第3出力部と
を備える付記1乃至6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記8)
第3情報に対し、入力部から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶した複数のアドレスの属性を更新するか、または、電子メールに含まれるキーワード群、送信対象の電子メールの送信先の複数のアドレス及び複数のアドレスそれぞれの属性を前記記憶部に記憶するかのいずれかを問う第4情報を出力する第4出力部
を備える付記7に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記第4情報に対応して更新するとの情報を前記入力部から受け付けた場合に、前記記憶部に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスそれぞれの属性を、前記送信対象の電子メールの送信先の複数のアドレスそれぞれの属性に更新する属性更新部
を備える付記8に記載の情報処理装置。
(付記10)
前記第4情報に対応して、電子メールに含まれるキーワード群、送信対象の電子メールの送信先の複数のアドレス、及び、複数のアドレスそれぞれの属性を前記記憶部に記憶するとの情報を前記入力部から受け付けた場合に、前記記憶部に前記電子メールに含まれるキーワード群、送信対象の電子メールの送信先の複数のアドレス及び複数のアドレスそれぞれの属性を前記記憶部に記憶する属性記憶処理部
を備える付記8または9に記載の情報処理装置。
(付記11)
電子メールの本文から複数のキーワードを抽出する抽出部と
該抽出部により抽出したキーワードの出現回数に基づき優先度を決定する決定部と、
前記記憶部は、
前記抽出部により抽出した複数のキーワード、前記決定部により決定した各キーワードの優先度、前記電子メールの送信先の複数のアドレス及び前記取得部にて参照するキーワードの優先度を記憶してある
付記10に記載の情報処理装置。
(付記12)
前記記憶処理部は、
電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの送信先のアドレスを記憶する場合に、前記記憶部に記憶した参照するキーワードの優先度を変更する第1変更部と、
前記電子メールに含まれるキーワード及び送信対象の電子メールの送信先のアドレスに対応づけて、前記決定部により決定される優先度及び前記第1変更部により変更された優先度を前記記憶部に記憶する第2変更部と
を備える付記11に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記取得部は、
前記記憶部を参照し、送信対象の電子メールに含まれる複数のキーワード、各キーワードの優先度及び参照する優先度に基づき対応する複数のアドレスを取得する
付記12に記載の情報処理装置。
(付記14)
前記属性記憶処理部は、
電子メールに含まれるキーワード群、送信対象の電子メールの送信先の複数のアドレス及び複数のアドレスそれぞれの属性を記憶する場合に、前記記憶部に記憶した参照するキーワードの優先度を変更する第1変更部と、
前記電子メールに含まれるキーワード、送信対象の電子メールの送信先の複数のアドレス及び複数のアドレスそれぞれの属性に対応づけて、前記決定部により決定される優先度及び前記第1変更部により変更された優先度を前記記憶部に記憶する第2変更部と
を備える付記11に記載の情報処理装置。
(付記15)
制御部を有するコンピュータに、
キーワード群と複数のアドレスとを対応づけて複数組記憶した記憶部を参照し、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群に基づき対応する複数のアドレスを、前記制御部により取得し、
送信対象の電子メールの送信先のアドレスと取得した複数のアドレスとが一致するか否かを前記制御部により判断し、
一致しないと判断した場合に、送信先に誤りがあるか否かを問う第1情報を前記制御部により出力し、
入力部から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶した複数のアドレスを更新するか、または、電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの送信先のアドレスを前記記憶部に記憶するかのいずれかを問う第2情報を前記制御部により出力する
処理を実行させるプログラム。
(付記16)
制御部を有するコンピュータにより情報処理を行う情報処理方法において、
キーワード群と複数のアドレスとを対応づけて複数組記憶した記憶部を参照し、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群に基づき対応する複数のアドレスを、前記制御部により取得し、
送信対象の電子メールの送信先のアドレスと取得した複数のアドレスとが一致するか否かを前記制御部により判断し、
一致しないと判断した場合に、送信先に誤りがあるか否かを問う第1情報を前記制御部により出力し、
入力部から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶した複数のアドレスを更新するか、または、電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの送信先のアドレスを前記記憶部に記憶するかのいずれかを問う第2情報を前記制御部により出力する
情報処理方法。
(付記17)
キーワード群と複数のアドレスとを対応づけて複数組記憶した記憶部を参照し、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群に基づき対応する複数のアドレスを取得する取得部と、
前記取得部により取得した複数のアドレス中に、送信対象の電子メールの送信先のアドレスに存在しないアドレスが存在するか否かを判断する判断部と、
判断部により存在すると判断した場合に、送信先に誤りがあるか否かを問う第1情報を出力する第1出力部と、
入力部から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスから、前記存在しないアドレスを削除する削除部と
を備える情報処理装置。
(付記18)
入力部から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶した複数のアドレスを更新するか、または、電子メールに含まれるキーワード群及び送信対象の電子メールの送信先のアドレスを前記記憶部に記憶するかのいずれかを問う第2情報を出力する第2出力部を備え、
前記削除部は、
入力部から誤りがないとの情報を受け付け、かつ、前記第2情報に対応して更新するとの情報を入力部から受け付けた場合に、前記記憶部に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスから、前記存在しないアドレスを削除する
付記17に記載の情報処理装置。
(付記19)
制御部を有するコンピュータに、
キーワード群と複数のアドレスとを対応づけて複数組記憶した記憶部を参照し、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群に基づき対応する複数のアドレスを前記制御部により取得し、
取得した複数のアドレス中に、送信対象の電子メールの送信先のアドレスに存在しないアドレスが存在するか否かを前記制御部により判断し、
存在すると判断した場合に、前記制御部により送信先に誤りがあるか否かを問う第1情報を出力し、
入力部から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスから、前記存在しないアドレスを前記制御部により削除する
処理を実行させるプログラム。
(付記20)
制御部11を有するコンピュータにより情報処理を行う情報処理方法において、
キーワード群と複数のアドレスとを対応づけて複数組記憶した記憶部を参照し、送信対象の電子メールに含まれるキーワード群に基づき対応する複数のアドレスを前記制御部により取得し、
取得した複数のアドレス中に、送信対象の電子メールの送信先のアドレスに存在しないアドレスが存在するか否かを前記制御部により判断し、
存在すると判断した場合に、前記制御部により送信先に誤りがあるか否かを問う第1情報を出力し、
入力部から誤りがないとの情報を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶したキーワード群に対応する複数のアドレスから、前記存在しないアドレスを前記制御部により削除する
情報処理方法。