以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載および図面は、適宜、簡略化されている。
以下に説明される複数の実施形態及び実施例は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。これら複数の実施形態及び実施例は、互いに異なる新規な特徴を有している。したがって、これら複数の実施形態及び実施例は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し、互いに異なる効果を奏することに寄与する。
<実施の形態1>
本実施の形態1では、ある建設会社のユーザ(メール作成者)が、本実施の形態にかかる電子メール作成装置を用いて、物件名等を入力しつつ、複数の添付ファイルを選択して電子メールを作成し、送信する作業を題材に説明する。
図1は、本実施の形態1にかかる電子メール作成装置3を含む全体構成を示すブロック図である。電子メール作成装置3は、ネットワークNを介して電子メールサーバ(不図示)と通信可能に接続されており、ユーザの操作に応じて電子メールの送受信を行う情報処理装置である。ネットワークNは、インターネット等の通信ネットワークである。尚、電子メール作成装置3は、複数台のコンピュータにより実現したものであってもよい。電子メール作成装置3は、取引先DB(DataBase)11、物件DB12、工事DB13、ファイル記憶装置21、入力装置22及び表示装置23と通信可能に接続されている。例えば、電子メール作成装置3は、取引先DB11、物件DB12、工事DB13及びファイル記憶装置21と、有線又は無線のLAN(Local Area Network)により通信可能に接続されている。または、取引先DB11、物件DB12、工事DB13及びファイル記憶装置21の一部又は全ては、電子メール作成装置3に内蔵されたものであってもよい。尚、本実施の形態1は、取引先DB11、物件DB12、工事DB13、ファイル記憶装置21、電子メール作成装置3、入力装置22及び表示装置23を含み、ネットワークNと接続された電子メール作成システムと呼ぶこともできる。尚、以下の説明における「記憶装置」又は「ファイル記憶装置」は、ハードディスク又はフラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置である。
取引先DB11は、ユーザの業務上の複数の取引先の情報を管理するためのデータベースである。取引先の情報としては、例えば、取引先ID、取引先の名称(会社名等)、担当者の氏名、役職及びメールアドレス、取引先の種別等を含む。また、1つの取引先IDに対して複数の担当者の氏名等が対応付けられていても良い。また、取引先の種別とは、例えば、ユーザにとっての顧客又は発注先等を示す情報である。
物件DB12は、工事対象の複数の物件の情報を管理するためのデータベースである。物件の情報としては、例えば、物件ID、物件名、物件の住所等を含む。工事DB13は、複数の工事の情報を管理するためのデータベースである。工事の情報としては、工事ID、工事名、物件ID等を含む。
つまり、取引先DB11、物件DB12及び工事DB13のそれぞれは、データの集合であり、同一又は複数台のコンピュータが備える記憶装置に記憶された情報である。尚、取引先DB11、物件DB12及び工事DB13は、当該コンピュータ上で稼働するデータベース管理システムにより実現可能である。
ファイル記憶装置21は、複数のファイル211、・・・21n(nは、2以上の自然数。)を保存して管理する記憶装置である。ファイル211等は、ユーザが業務上のやり取りで用いる書類を作成した電子データであり、電子メールの送信時に添付ファイルとなり得るものを含む。ファイル211等は、データ内容と共に、属性情報としてファイル名、保存先フォルダパス、更新日時等を含む。また、ファイル記憶装置21は、1又は複数台のコンピュータであり、コンピュータ上で稼働するOS(Operating System)が提供するファイルシステムにより各ファイルの読み書きを管理するものである。または、上述した通り、ファイル記憶装置21は、電子メール作成装置3に内蔵されたものであってもよい。
入力装置22は、ユーザからの入力操作を受け付けて、受け付けた入力操作を電気信号として電子メール作成装置3へ出力する入力デバイスである。入力装置22は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等である。表示装置23は、電子メール作成装置3からの出力内容を画面に表示する表示デバイスである。
電子メール作成装置3は、記憶装置31、IF(InterFace)部32、制御部33及びメモリ34を備え、それぞれが電気的に接続されている。記憶装置31は、用件リスト311と、テンプレート312と、アドレス帳313と、検索条件履歴314と、送受信履歴315と、プログラム316とを記憶する。用件リスト311は、ユーザが作成する電子メール及び添付するファイルの内容に関する用件の候補となる複数の情報の集合である。用件リスト311には、例えば、見積書の送信、特記事項、スケジュールの連絡等の文字列情報が含まれる。
テンプレート312は、ユーザが作成する電子メール本文の複数のひな型を定義した情報である。テンプレート312は、文章内に、複数の項目の少なくとも一部と対応付けられた1以上の挿入位置が定義された情報である。つまり、テンプレート312は、定型文と共に、項目の入力内容の挿入箇所及び挿入定義がされたデータである。テンプレート312は、予めユーザが入力装置22を操作することにより作成され、記憶装置31に格納された情報である。尚、テンプレート312の具体例は後述する。
アドレス帳313は、電子メールのメールアドレスの集合を管理する情報である。尚、アドレス帳313は、既存の電子メールアプリケーションが管理するものを用いてもよい。また、アドレス帳313は、電子メール作成装置3と接続された外部の記憶装置に記憶されたものであってもよい。
検索条件履歴314は、後述する検索条件決定部332により決定された検索条件の履歴情報である。ここで、本実施の形態にかかる「検索条件」は、ファイル記憶装置21内のファイル211から21nに対して、ファイル名等のファイル属性や、ファイル内容等を検索する際の検索キーの組合せである。また、検索条件履歴314は、検索条件により検索された複数の添付ファイル候補について、ユーザにより添付ファイルとして選択されたか否かを示す選択結果が、検索条件と対応付けられた情報である。尚、選択結果は、添付ファイル候補のファイル名を、選択ファイル名の集合又は非選択ファイル名の集合のいずれかに分類した情報であってもよい。
図2は、本実施の形態1にかかる検索条件履歴314の構成を示すブロック図である。検索条件履歴314は、複数の検索条件情報51、52、・・・を含む。検索条件情報51は、検索条件ID511と、複数の条件5121、5122、・・・と、検索日時513と、選択結果514とを含む。検索条件ID511は、検索条件の識別情報である。条件5121等は、個別の検索キーを示す文字列である。尚、条件5121等のそれぞれは、NOT条件か否かを示す情報を含むものであってもよい。また、複数の条件5121等の組合せには、各条件間がAND条件又はOR条件であるか等の情報を含んでも構わない。検索日時513は、検索条件ID511が示す検索条件により検索処理が実行された日時を示す情報である。検索日時513は、少なくとも検索条件により検索処理が最後に実行された日時を示す情報を含む。尚、検索日時513は、同一の検索条件ID511による検索処理が複数回実行された場合には、各回ごとの検索日時を含めても良い。選択結果514は、検索条件により検索処理の結果として抽出された複数の添付ファイル候補のそれぞれについて、ユーザにより添付ファイルとして選択されたか否かを示す情報です。具体的には、選択結果514は、添付ファイルとして選択されたファイル名を選択ファイル名5141として、添付ファイルとして選択されなかったファイル名を非選択ファイル名5142として含む。尚、検索条件情報52等は、検索条件情報51と同等の構成であるため、詳細な説明を省略する。
図1に戻り説明を続ける。送受信履歴315は、電子メール作成装置3を用いて送受信された電子メール及び当該電子メールに添付された添付ファイルを含む履歴情報である。特に、送受信履歴315は、一般的な電子メールの送受信履歴に加え、添付ファイルが添付された送信済みメールに対して、当該電子メールを作成する際に後述する項目入力画面に入力した項目内容の組合せをさらに対応付けたものである。つまり、当該項目内容の組合せは、当該添付ファイルを検索する際に用いた検索条件の決定に用いられた情報である。
図3は、本実施の形態1にかかる電子メールの送受信履歴315の構成を示すブロック図である。送受信履歴315は、複数の送信メールについての履歴情報と、複数の受信メールについての履歴情報とを含む。例えば、送信メール611は、ヘッダ6111と本文6112とを含む。そして、送信メール611は、添付ファイル612及び項目入力内容613とが対応付けられている。ここで、項目入力内容613は、上述した通り、送信メール611を作成する際に入力された項目内容の組合せである。また、送信メール621は、ヘッダ6211と本文6212とを含む。そして、送信メール621は、添付ファイル622が対応付けられている。尚、送受信履歴315は、既存の電子メールアプリケーションが管理する送受信の履歴情報における各電子メールの識別情報と項目内容の組合せとの対応付けを管理するものであってもよい。その場合、既存の電子メールアプリケーションが管理する送受信の履歴情報は、電子メール作成装置3と接続された外部の記憶装置に記憶されたものであってもよい。
図1に戻り説明を続ける。プログラム316は、電子メール作成プログラムの一例であり、本実施形態にかかる電子メール作成処理が実装されたコンピュータプログラムである。
IF部32は、電子メール作成装置3の外部との入出力を行うインタフェースである。例えば、IF部32は、入力装置22を介してユーザの操作内容を受け付け、受け付けた操作内容を示す電気信号を制御部33へ出力する。また、IF部32は、ネットワークNを介して電子メール等のデータの受信を行い、受信したデータを制御部33へ出力する。また、IF部32は、制御部33からの指示に応じて、表示装置23へ出力を行う。また、IF部32は、制御部33からの電子メール及び添付ファイルの送信指示に応じて、ネットワークNを介して電子メールサーバへ電子メール及び添付ファイルを送信する。また、IF部32は、制御部33からの指示に応じて、取引先DB11、物件DB12、工事DB13及びファイル記憶装置21に対して、参照及び更新要求を送信し、それぞれから応答を受信し、制御部33へ出力する。メモリ34は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置である。
制御部33は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、電子メール作成装置3の各構成を制御する。制御部33は、記憶部31からプログラム316をメモリ34へ読み込み、プログラム316を実行する。これにより、制御部33は、入力画面生成部331、検索条件決定部332、検索実行部333、履歴登録部334、本文作成部335及びメール送受信部336の機能を実現する。
入力画面生成部331は、新規の電子メール作成時に、種類の異なる複数の項目の入力欄を含む電子メール作成画面を生成し、表示装置23に表示させる。ここで、項目は、ユーザが作成する電子メールや添付ファイルの内容に関する複数の観点、カテゴリ等を示す情報である。本実施の形態にかかる項目は、例えば、物件名、工事名、用件等である。これらの項目の少なくとも一部を用いることにより、本実施の形態を建設業の業務に効果的に適用できる。但し、項目はこれらに限定されず、複数種類であればよい。
また、電子メール作成画面は、上述した複数項目の入力欄により構成された項目入力画面を少なくとも含むものである。尚、電子メール作成画面には、電子メールの本文編集画面を含むものであっても構わない。そして、入力画面生成部331は、複数の項目の種類、表示文字列(キャプション)、各項目の入力欄の配置(レイアウト)等について、画面テンプレート等により予め定義されており、当該画面テンプレート等に基づいて、表示用の画面データを生成する。尚、以下の説明における「入力欄」には、データの入力欄及び表示欄の意味を含むものとする。
検索条件決定部332は、2以上の項目に入力された項目内容の組合せに基づく第1の検索条件を決定する。項目内容の組合せに基づく検索条件とは、例えば、物件名と工事名のAND条件等である。また、検索条件決定部332は、項目の種類に応じて、検索結果の表示順序の優先度を設定してもよい。
検索実行部333は、ファイル記憶装置21の中から、検索条件決定部332により決定された検索条件に該当する1以上のファイルを検索し、当該検索の結果を添付ファイル候補として表示装置23に表示させる。検索条件に表示順序の優先度が設定されている場合、検索実行部333は、検索結果を優先度に応じて順序に並び替えて表示する。
履歴登録部334は、添付ファイル候補に対する選択結果と検索条件とを対応付けた検索条件履歴314を記憶装置31に登録する。
これらの構成により、複数の項目に対して入力された項目内容の組合せを用いて、電子メールの内容に沿ったファイルを添付ファイル候補として検索することができる。そのため、ユーザの電子メール作成作業の効率を向上できる。
ここで、検索実行部333は、添付ファイル候補と共に第1の検索条件を表示装置23に表示させる。そして、検索実行部333は、第1の検索条件から第2の検索条件への変更を受け付けた場合に、ファイル記憶装置21の中から、第2の検索条件に該当する1以上のファイルを再検索し、当該再検索の結果と第2の検索条件とを表示装置23に表示させることが望ましい。このように、自動的に決定された検索条件を検索結果と共に画面に表示することで、ユーザは自動的に決定された検索条件を容易に微修正できる。そのため、類似する検索キーワードによる再検索等により所望の添付ファイル候補をより速く見つけ出すことができる。
また、検索条件決定部332は、表示装置23に表示された添付ファイル候補に対する選択を受け付けずに、再検索要求を受け付けた場合に、記憶装置31内の検索条件履歴314や送受信履歴315に基づく履歴情報に基づいて第3の検索条件を決定するとよい。その場合、検索実行部333は、ファイル記憶装置21の中から、第3の検索条件に該当する1以上のファイルを再検索するとよい。これにより、当初自動的に決定された第1の検索条件による検索結果(添付ファイル候補のリスト)がユーザにとって所望の結果ではなかったことを、リストに対して選択されなかったことを手掛かりにして検出することができる。そのため、各種履歴情報に基づき他の観点での検索条件に自動的に置き換えて、再検索を行うことで、所望の添付ファイル候補が検索される確率が向上する。
また、履歴登録部334は、表示装置23に表示された添付ファイル候補の中から選択されたファイルを添付ファイルとした電子メールが送信された場合に、当該電子メールと、当該添付ファイルと、添付ファイル候補の検索条件に用いた項目内容の組合せと、を対応付けて送受信履歴315として記憶装置31に登録するとよい。このように、電子メールと、実際に送信(選択)された添付ファイルと、画面での項目の入力内容とを対応付けて履歴とすることで、様々な分析に用いることができ、添付ファイル候補の検索精度を向上できる。
さらに、検索実行部333は、ファイル記憶装置21の中を検索すると共に、検索条件決定部332により決定された検索条件に基づいて記憶装置31内の送受信履歴315をさらに検索するとよい。ここで、送受信履歴315内の添付ファイルが検索された場合には、過去に検索条件に用いられた項目内容と今回の検索条件とが近いといえる。そのため、今回の作成対象の電子メールと関連性の高い添付ファイルといえ、今回添付しようとするファイルの修正や選択等が容易となる。特に、受信メールのヘッダ、本文、添付ファイルのファイル名、内容等に対して、今回の検索条件で検索することで、過去に先方から送付された添付ファイルを容易に見つけ出すことがで、受信した添付ファイルの修正も効率的となる。
さらに、入力画面生成部331は、電子メール作成画面内の複数の項目のうち一部に対して項目内容の入力を受け付けた場合に、記憶装置31内の送受信履歴315を参照して当該入力された項目内容に関する統計情報を算出する。そして、入力画面生成部331は、当該統計情報を対応する項目と共に表示するように電子メール作成画面を更新して、表示装置23に表示させるとよい。ここで、統計情報とは、例えば、ある物件について過去に送受信されたメールの件数の総数や月単位の件数等である。これにより、電子メールのやり取りが多い案件についての統計情報を参考とすることで、メール作成を効率化できる。
さらに、検索実行部333は、電子メール作成画面内の統計情報に対する指定を受け付けた場合に、記憶装置31内の送受信履歴315の中から当該統計情報に該当する電子メールを検索し、当該検索の結果の電子メールに対応付けられた添付ファイル及び項目内容の組合せを表示装置23に表示させるとよい。これにより、統計情報に基づく過去の添付ファイルや項目内容を参考として、添付ファイルの修正、選択、メール作成を効率化できる。
また、検索実行部333は、電子メール作成画面内の複数の項目のうち一つに対する指定を受け付けた場合に、記憶装置23内の検索条件履歴314又は送受信履歴315等の中から当該指定された項目に対応する項目内容を抽出し、当該抽出した項目内容を入力候補として表示装置23に表示させるとよい。このように、検索条件履歴314や送受信履歴315から入力する項目内容の候補をリスト表示することで、項目の入力を支援し、添付ファイルの検索精度を向上させ、メール作成を効率化できる。
本文作成部335は、電子メール作成画面内の2以上の項目への項目内容の入力後に、本文作成要求を受け付けた場合、記憶装置31内の複数のテンプレート312の中から、入力された項目内容に基づいて1つのテンプレートを選択する。そして、本文作成部335は、当該選択したテンプレート内の挿入位置に対応付けられた、入力された項目内容を当該挿入位置に挿入した本文案を作成し、当該本文案を表示装置23に表示させる。これにより、項目への入力内容に基づいて本文を効率的に作成できる。
メール送受信部336は、作成中の電子メールについての送信要求を受け付けた場合、本文案を電子メールの本文に、選択されたファイルを添付ファイルとして添付して、宛先等のメールアドレスに対して電子メールを送信する。
ここで、本実施の形態1にかかるメール作成処理の概要を説明する。本実施の形態1にかかるメール作成処理は、少なくとも以下の入力画面生成ステップ、検索条件決定ステップ、検索実行ステップ、検索結果表示ステップ及び履歴登録ステップを、電子メール作成装置3等のコンピュータが実行するものである。そして、入力画面生成ステップは、種類の異なる複数の項目の入力欄を含む電子メール作成画面を生成し、表示装置23に表示させるものである。検索条件決定ステップは、2以上の前記項目に入力された項目内容の組合せに基づく第1の検索条件を決定するものである。検索実行ステップは、複数のファイルが格納されたファイル記憶装置21の中から、前記第1の検索条件に該当する1以上のファイルを検索するものである。検索結果表示ステップは、前記検索の結果を添付ファイル候補として前記表示装置23に表示させるものである。履歴登録ステップは、前記添付ファイル候補に対する選択結果と前記第1の検索条件とを対応付けた履歴情報を記憶装置31に登録するものである。
図4、図5及び図6は、本実施の形態1にかかるメール作成処理の詳細な流れを説明するためのフローチャートである。前提として、例えば、ユーザは、取引先とやり取りをするための書類を電子データで作成し、ファイル記憶装置21内にファイル211等として保存済みとする。また、記憶装置31には、用件リスト311、1以上のテンプレート312、アドレス帳313、複数件の電子メールの送受信履歴315及びプログラム316が記憶されているものとする。
まず、ユーザは、入力装置22に対して電子メールの作成開始の指示を入力する。入力装置22は、入力された指示を電子メール作成装置3へ出力し、IF部32は、入力装置22からの指示を制御部33へ出力する。
そして、入力画面生成部331は、受け付けた電子メールの作成開始の指示に応じて電子メール作成画面の生成及び表示を行う(S101)。ここでは、入力画面生成部331は、電子メール作成画面として項目入力画面7000を生成するものとする。
図7は、本実施の形態1にかかる項目入力画面7000(入力前)の例を説明する図である。項目入力画面7000は、入力画面生成部331が生成する電子メール作成画面の一例である。項目入力画面7000は、送信先メールアドレス入力欄71、アドレス検索ボタン711〜713、管理者入力欄721、物件名入力欄722、物件住所入力欄723、工事名入力欄724、用件1入力欄725、用件2入力欄726、期日入力欄727、添付1入力欄728、添付2入力欄729、管理者検索ボタン731、物件名検索ボタン732、物件住所検索ボタン733、工事名検索ボタン734、用件1検索ボタン735、用件2検索ボタン736、期日検索ボタン737、添付1検索ボタン738、添付2検索ボタン739、統計情報表示欄74、用件行追加ボタン751、添付行追加ボタン752及び本文作成ボタン76を含む。
送信先メールアドレス入力欄71は、作成対象の電子メールの送信先のメールアドレスの入力(及び表示)欄であり、例えば、宛先(TO)、CC(Carbon Copy、同報先)、BCC(Blind Carbon Copy)のそれぞれの入力欄を含む。また、アドレス検索ボタン711から713のそれぞれは、宛先、CC,BCCのそれぞれの入力欄に対応し、押下されるとアドレス帳313の検索フォームを表示するものである。尚、以下の説明における「検索フォーム」は、検索実行部333が生成して、項目入力画面7000の前面に表示されるものである。また、検索フォームの構成は、一般的なものでよく、少なくとも、検索キーワードの入力欄、検索実行ボタン、検索結果表示欄、検索結果の選択欄、選択確定ボタン、キャンセルボタン等を含むものであればよい。ここでは、当該検索フォームにおいて、ユーザが入力装置22を介して検索キーワードの入力及び検索実行ボタンを押下すると、検索実行部333は、アドレス帳313を入力された検索キーワードにより検索し、該当するメールアドレスを検索結果として検索結果表示欄を表示装置23に表示する。そして、ユーザが入力装置22を介して選択欄に対する入力及び選択確定ボタンを押下すると、検索実行部333は、当該選択されたメールアドレスを、各アドレス検索ボタンに対応する入力欄に表示する。尚、送信先メールアドレス入力欄71及びアドレス検索ボタン711から713は、公知のものと同様である。
管理者入力欄721は、電子メールを作成するユーザにおける業務上の管理者(上司)のメールアドレスの入力欄である。また、管理者入力欄721には、予め設定した管理者のメールアドレスが表示されてもよい。管理者検索ボタン731は、上述したアドレス検索ボタン711等と同等の機能である。尚、管理者入力欄721に表示されたメールアドレスは、電子メール送信時に、BCCの宛先に含められるものとする。
物件名入力欄722、物件住所入力欄723、工事名入力欄724、用件1入力欄725、用件2入力欄726及び期日入力欄727は、複数の項目の入力欄の一例である。物件名入力欄722は、作成対象の電子メールで対象とする業務の物件名称を入力する欄である。物件名検索ボタン732は、物件名入力欄722に対応し、押下されると、検索実行部333は、物件DB12に対する検索フォームを表示するものである。尚、検索実行部333は、当該検索フォームによる検索結果に対して選択された物件名を物件名入力欄722に表示する。これにより、ユーザによる物件名の文字列をキーボード等により入力する煩雑さを解消し、かつ、入力ミスを防止できる。
物件住所入力欄723は、物件名称に対応する住所を入力する欄である。物件住所検索ボタン733は、物件住所入力欄723に対応し、押下されると、検索実行部333は、物件DB12に対する検索フォームを表示するものである。尚、検索実行部333は、当該検索フォームによる検索結果に対して選択された物件住所を物件住所入力欄723に表示する。また、物件DB12に対する検索フォームでは、物件名又は物件住所により検索が可能であり、検索結果として物件名及び物件住所の組が表示される。よって、物件名及び物件住所の組が選択されることにより、物件名入力欄722及び物件住所入力欄723に選択された物件名及び物件住所が表示される。または、ユーザからの入力により物件名入力欄722に物件名が文字列として入力された場合に、検索実行部333は、入力された物件名を検索キーワードとして物件DB12を検索し、検索された物件名に対応付けられた住所を物件住所入力欄723に表示してもよい。これにより、ユーザによる物件住所の入力操作の煩雑さを解消し、かつ、入力ミスを防止できる。
統計情報表示欄74は、物件名入力欄722の入力内容に対応する統計情報を表示する欄である。よって、項目入力画面7000の初期画面では、統計情報表示欄74には非表示となる。
工事名入力欄724は、作成対象の電子メールで対象とする業務の工事名称を入力する欄である。工事名検索ボタン734は、工事名入力欄724に対応し、押下されると、検索実行部333は、工事DB13に対する検索フォームを表示するものである。尚、検索実行部333は、当該検索フォームによる検索結果に対して選択された工事名を工事名入力欄724に表示する。これにより、ユーザによる工事名の文字列をキーボード等により入力する煩雑さを解消し、かつ、入力ミスを防止できる。
用件1入力欄725及び用件2入力欄726は、作成対象の電子メールの用件を個別に入力する欄である。用件1検索ボタン735及び用件2検索ボタン736は、用件1入力欄725及び用件2入力欄726のそれぞれに対応し、押下されると、検索実行部333は、記憶装置31内の用件リスト311を読み出して、複数の用件の候補をリスト表示する。尚、検索実行部333は、当該リストに対して選択された用件を用件1入力欄725又は用件2入力欄726に表示する。これにより、ユーザによる用件名の文字列をキーボード等により入力する煩雑さを解消し、かつ、入力ミスを防止できる。また、用件を個別に入力させることで、ユーザに対して用件を明確に意識させて、以後の本文を作成させることができる。用件行追加ボタン751は、押下されると、用件2入力欄726の下に新たに用件3入力欄及び用件3検索ボタンを挿入して表示する。また、用件4以降も同様である。
尚、物件名検索ボタン732、工事名検索ボタン734、用件1検索ボタン735又は用件2検索ボタン736が押下された場合に、検索実行部333は、対応する入力欄の項目が指定されたものとして受け付けて、後述するステップS104における検索処理を行っても良い。このとき、上述した検索フォームや用件のリストの表示と共に、又は、これらに代えて、検索結果が表示されてもよい。
期日入力欄727は、作成対象の電子メールの用件に対する期日を入力する欄である。期日検索ボタン737は、期日入力欄727に対応し、押下されると、検索実行部333は、カレンダー表示を行う。尚、検索実行部333は、カレンダー表示の中から選択された日付を期日入力欄727に表示する。尚、用件1と用件2とで異なる期日を設定する場合、期日入力欄を別々に設けても構わない。
添付1入力欄728及び添付2入力欄729は、作成対象の電子メールに添付するファイルを入力する欄である。添付1検索ボタン738及び添付2検索ボタン739は、添付1入力欄728及び添付2入力欄729のそれぞれに対応し、押下されると、検索条件決定部332は、検索条件を決定し、検索実行部333は、添付ファイル候補の検索処理の結果を検索結果画面に表示する。尚、添付1検索ボタン738及び添付2検索ボタン739の押下に応じた処理は後述する。添付行追加ボタン752は、押下されると、添付2入力欄729の下に新たに添付3入力欄及び添付3検索ボタンを挿入して表示する。また、添付4以降も同様である。
本文作成ボタン76は、押下されると、本文作成要求を発行し、後述する本文作成画面8000へ遷移する。
尚、項目入力画面7000の管理者検索ボタン731、物件名検索ボタン732、物件住所検索ボタン733、工事名検索ボタン734、用件1検索ボタン735、用件2検索ボタン736は、プルダウンボタンであってもよい。そして、プルダウンボタンが押下された場合に、対応する入力欄に対応して、物件DB12、工事DB13、用件リスト311、検索条件履歴314、送受信履歴315を検索して、入力候補をリスト表示して、ユーザに選択させるようにしてもよい。
図4に戻り説明を続ける。ユーザは、表示装置23に表示された項目入力画面7000を見て、入力装置22に対して各種入力を行う。そして、IF部32は、入力装置22からの入力内容を制御部33へ出力する。そして、制御部33は、入力を受け付ける(S102)。
ここで、制御部33は、入力が項目の指定であるか否かを判定する(S103)。ユーザが入力装置22を介して、物件名検索ボタン732、工事名検索ボタン734、用件1検索ボタン735又は用件2検索ボタン736のいずれかを押下した場合、検索実行部333は、各検索ボタンに対応する入力欄の項目が指定されたものと判定して、ステップS104へ進む。そして、検索実行部333は、記憶装置23内の検索条件履歴314又は送受信履歴315等の中から当該指定された項目に対応する項目内容を抽出し、当該抽出した項目内容を入力候補として表示装置23に表示させる。例えば、物件名検索ボタン732が押下された場合、検索実行部333は、検索条件履歴314及び送受信履歴315の中から、物件名についての履歴を検索し、過去に検索された物件名を抽出する。そして、検索実行部333は、抽出した物件名のリストを検索フォーム等に表示する。尚、ユーザは、検索フォームに対して上述した通り検索キーワードを入力し、検索実行ボタンを押下することもでき、その場合、検索実行部333は、物件DB12を検索キーワードにより検索し、検索結果を検索フォームに表示するものとする。これらの後、ステップS102へ戻る。
また、ユーザが入力装置22を介して、検索フォームに対する入力又は各種入力欄に対する入力を行ったものとする。その場合、制御部33は、ステップS102において入力を受け付け、ステップS103において入力が項目の指定ではないと判定する。この場合、制御部33は、項目内容の選択又は入力であるか否かを判定する(S105)。ここでは、制御部33は、検索フォームに表示された項目内容の入力候補のリストの中からの選択、物件DB12等からの検索結果の中からの選択、又は、各入力欄への直接の入力内容を受け付けたものとする。
そこで、検索実行部333は、対応する入力欄に選択又は入力された項目内容を表示する(S106)。そして、例えば、物件名入力欄722に、選択又は入力された物件名表示がされた場合、上述したように、検索実行部333は、表示された物件名を検索キーワードとして物件DB12を検索し、検索された物件名に対応付けられた住所を物件住所入力欄723に表示する。
そして、入力画面生成部331は、記憶装置31内の送受信履歴315を参照して、入力された物件名に関する統計情報を算出及び表示する(S107)。例えば、入力画面生成部331は、入力された物件名を検索キーワードとして、送受信履歴315内の送信メール611に対応付けられた項目入力内容613の中から該当する送信メールの件数を集計する。また、入力画面生成部331は、入力された物件名を検索キーワードとして、送受信履歴315内の送信メール611及び送信メール621のヘッダ(タイトル)及び本文、添付ファイル612及び622を検索し、該当する送信メール及び受信メールのそれぞれの件数、合計の件数、又は、月単位の件数等を算出する。そして、入力画面生成部331は、当該統計情報を対応する項目と共に表示するように項目入力画面7000を更新して、表示装置23の統計情報表示欄74に表示させる。尚、統計情報表示欄74は、物件名に関するものだけでなく、工事名や用件、宛先等に関する統計情報であっても構わない。
図8は、本実施の形態1にかかる項目入力画面7000(入力中)の例を説明する図である。ここでは、送信先メールアドレス入力欄71及び管理者入力欄721に、アドレス帳313内でメールアドレスに対応する氏名等が表示されていることを示す。また、物件名入力欄722及び工事名入力欄724には、直接入力された文字列、履歴から検索された入力候補、又は、物件DB12若しくは工事DB13の検索結果に対して選択された内容が表示されていることを示す。また、物件住所入力欄723には、物件名入力欄722の入力内容に対応する住所が表示されていることを示す。また、用件1入力欄725及び用件2入力欄726には、用件リスト311又は履歴から検索された入力候補に対して選択された内容が表示されていることを示す。また、期日入力欄727には、直接入力又はカレンダー表示から選択された日付が表示されていることを示す。
また、統計情報表示欄74には、物件名入力欄722に表示された物件名に対応する送信メールの総数及び受信メールの総数が表示されていることを示す。
図4に戻り説明を続ける。尚、ステップS107は、必ずしも実行しなくて良い。その後、ステップS102へ戻る。
また、ユーザが入力装置22を介して、統計情報表示欄74に対する指定操作を行ったものとする。その場合、制御部33は、ステップS102において入力を受け付け、ステップS103において入力が項目の指定ではないと判定し、ステップS105において項目内容の選択又は入力ではないと判定する。この場合、制御部33は、統計情報の指定であるか否かを判定する(S108)。ここでは、制御部33は、統計情報の指定であると判定し、検索実行部333は、記憶装置31内の送受信履歴315の中から当該統計情報に該当する電子メールを検索し、当該検索の結果の電子メールに対応付けられた添付ファイル及び項目内容の組合せを表示装置23に表示させる(S109)。その後、ステップS102へ戻る。
尚、ユーザが入力装置22を介して統計情報に該当する添付ファイル及び項目内容の組合せの中から選択した場合、ステップS105において、項目内容の選択と判定され、検索実行部333は、対応する入力欄に選択された項目内容を表示するものとする。
また、ユーザが入力装置22を介して、添付1検索ボタン738又は添付2検索ボタン739のいずれかを押下したものとする。その場合、制御部33は、ステップS102において入力を受け付け、ステップS103において入力が項目の指定ではないと判定し、ステップS105において項目内容の選択又は入力ではないと判定し、ステップS108において統計情報の指定ではないと判定する。この場合、制御部33は、添付ファイル候補の検索要求であるか否かを判定する(S110)。ここでは、制御部33は、添付ファイル候補の検索要求であると判定し、図5のステップS111へ進む。
尚、ステップS110でNOと判定された場合、制御部33は、本文作成要求であるか否かを判定する(S126)。そして、アドレス検索ボタン711から713、管理者検索ボタン731、物件住所検索ボタン733又は期日検索ボタン737が押下された場合は、ステップS126でNOと判定され、上述した通りの既存の処理が行われる。そして、ステップS102へ戻る。
続いて、図5において、検索条件決定部332は、入力済みの項目内容から検索条件を決定する(S111)。具体的には、検索条件決定部332は、添付1検索ボタン738又は添付2検索ボタン739のいずれかを押下された場合に、物件名入力欄722、工事名入力欄724、用件1入力欄725及び用件2入力欄726に入力された複数の項目内容を取得する。そして、検索条件決定部332は、取得した複数の項目内容のうち少なくとも2以上について、これらをAND条件又はOR条件で結合した検索条件を生成する。そして、生成(決定)した検索条件を検索実行部333及び履歴登録部334へ出力する。
そして、検索実行部333は、ファイル記憶装置21の中から、検索条件決定部332により決定された検索条件に該当する1以上のファイルを検索する(S112)。例えば、検索実行部333は、ファイル記憶装置21内の各ファイルのファイル名について、検索条件に該当するものを検索する。または、検索実行部333は、ファイル記憶装置21内の各ファイル内のデータに対して検索条件に該当するものを検索してもよい。また、検索実行部333は、検索条件について部分一致検索を行っても良い。
また、ステップS112とは独立して、履歴登録部334は、検索条件決定部332が決定した検索条件を検索条件履歴314に登録する(S113)。例えば、履歴登録部334は、検索条件履歴314内の各検索条件情報のうち条件の組合せが今回の検索条件と一致するものを検索する。今回の検索条件と一致するものがなければ、履歴登録部334は、新規に検索条件IDを発行して、検索条件IDと検索条件を対応付けて検索条件履歴314に追加する。また、今回の検索条件と一致する検索条件情報があれば、履歴登録部334は、当該検索条件情報の検索日時に現在時刻を追加する。
そして、検索実行部333は、ステップS112による検索の結果を添付ファイル候補として、併せて、ステップS111で決定された検索条件を共に表示装置23に表示させる(S114)。例えば、検索実行部333は、添付ファイル候補検索結果画面7100を表示装置23に表示させる。
図9は、本実施の形態1にかかる添付ファイル候補検索結果画面7100の例を説明する図である。添付ファイル候補検索結果画面7100は、検索条件表示欄77と、添付ファイル候補表示欄78と、再検索ボタン791と、選択確定ボタン792と、キャンセルボタン793とを備える。検索条件表示欄77は、ステップS111において検索条件決定部332により決定された検索条件である。但し、図9では、物件名入力欄722及び工事名入力欄724をAND条件で組み合わせた場合を示している。
添付ファイル候補表示欄78は、検索条件表示欄77に表示された検索条件によるファイル記憶装置21に対する検索結果である複数の添付ファイル候補の表示欄である。但し、図9では、検索条件表示欄77の部分一致検索の結果を含むものとする。また、添付ファイル候補表示欄78は、ユーザが入力装置22を介して添付ファイル候補に対する選択を受け付けるチェックボックスが含まれることを示す。特に、添付ファイル候補表示欄78は、複数のファイルが選択されていることを示す。再検索ボタン791は、押下されると、検索実行部333は、検索条件表示欄77に表示された検索条件により再度の検索を行うものである。選択確定ボタン792は、押下されると、検索実行部333は、添付ファイル候補表示欄78において選択済みのファイルについて、添付1入力欄728等にファイル名を表示する。キャンセルボタン793は、押下させると、添付ファイル候補検索結果画面7100が閉じられ、項目入力画面7000へ戻る。
図5に戻り説明を続ける。ユーザは、表示装置23に表示された添付ファイル候補検索結果画面7100を見て、入力装置22に対して各種入力を行う。そして、IF部32は、入力装置22からの入力内容を制御部33へ出力する。そして、制御部33は、入力を受け付ける(S115)。
ここで、制御部33は、入力がファイルの選択であるか否かを判定する(S116)。入力がファイルの選択であると判定した場合、検索実行部333は、選択された添付ファイル候補を選択済みとして表示する(S117)。例えば、ユーザが入力装置22を介して、添付ファイル候補表示欄78のチェックボックスを選択した場合、検索実行部333は、選択されたチェックボックスをONにする。そして、ステップS115へ戻る。
また、ユーザが入力装置22を介して、検索条件表示欄77の検索条件を変更する入力を行ったものとする。その場合、制御部33は、ステップS115において入力を受け付け、ステップS116において入力がファイルの選択ではないと判定する。この場合、制御部33は、検索条件の変更であるか否かを判定する(S118)。ここでは、制御部33は、検索条件の変更であると判定し、検索実行部333は、変更された検索条件を検索条件表示欄77に表示する(S119)。そして、ステップS115へ戻る。
また、ユーザが入力装置22を介して、再検索ボタン791を押下したものとする。その場合、制御部33は、ステップS115において入力を受け付け、ステップS116において入力がファイルの選択ではないと判定し、ステップS118において入力が検索条件の変更ではないと判定する。この場合、制御部33は、再検索要求であるか否かを判定する(S120)。ここでは、制御部33は、再検索要求であると判定し、検索実行部333は、選択済みの添付ファイル候補があるか否かを判定する(S121)。具体的には、検索実行部333は、添付ファイル候補表示欄78のチェックボックスについてONがあるか否かを判定する。ステップS121において選択済みの添付ファイル候補があると判定された場合、検索条件決定部332は、検索条件表示欄77に表示された検索条件に決定する(S122)。つまり、ステップS119において検索条件が変更されている可能性が高いため、検索条件表示欄77に表示された検索条件により再検索を行うことが効率的といえるためである。一方、ステップS121において選択済みの添付ファイル候補がないと判定された場合、検索条件決定部332は、記憶装置31内の検索条件履歴314や送受信履歴315に基づいて第3の検索条件を決定する(S123)。例えば、検索条件決定部332は、検索条件表示欄77に表示された検索条件のうち一部の条件が異なる検索条件を検索条件履歴314の中から検索する。または、検索条件決定部332は、検索条件表示欄77に表示された検索条件のうち一部の条件が該当する項目内容を送受信履歴315の中から検索する。これは、再検索要求時に、選択済みの添付ファイル候補がないということは、直前の検索条件において該当する検索結果が得られなかったことを示すためである。そして、この場合、通常、ユーザは、検索条件を変更してから再検索ボタンを押下する。このとき、一部の検索条件を変更することが多いと考えられる。よって、ステップS123により過去の検索条件や項目内容の履歴を用いて、自動的に検索条件の一部を変更することで、ユーザの入力操作の負荷を軽減し、また、ユーザが気付かないが、履歴に存在するより妥当な検索条件により再検索を行うことができる。尚、ステップS122及びS123を逆にしても構わない。また、ステップS121及びS123を行わず、単にステップS122を実行しても良いことはもちろんである。その後、ステップS112及びS113へ戻る。このとき、ステップS122又はS123で決定された検索条件が用いられる。
また、ユーザが入力装置22を介して、選択確定ボタン792を押下したものとする。その場合、制御部33は、ステップS115において入力を受け付け、ステップS116において入力がファイルの選択ではないと判定し、ステップS118において入力が検索条件の変更ではないと判定し、ステップS120において入力が再検索要求ではないと判定する。この場合、制御部33は、入力が選択確定であるか否かを判定する(図6のS124)。ステップS124において入力が選択確定でない場合、つまり、キャンセルボタン793が押下された場合、制御部33は、添付ファイル候補検索結果画面7100を閉じて、図4のステップS102へ戻る。
一方、ステップS124において入力が選択確定である場合、制御部33は、添付ファイル候補検索結果画面7100を閉じると共に、添付ファイル候補検索結果画面7100において添付ファイル候補表示欄78でチェックボックスがONであるファイル名を添付1入力欄728及び添付2入力欄729に表示する(S125)。その後、制御部33は、本文作成要求であるか否かを判定する(S126)。ステップS126において本文作成要求ではないと判定された場合、図4のステップS102へ戻る。
図10は、本実施の形態1にかかる添付ファイル選択後の項目入力画面7000の例を説明する図である。ここでは、添付1入力欄728及び添付2入力欄729に、添付ファイル候補検索結果画面7100の添付ファイル候補表示欄78において選択済みであったファイル名が表示されていることを示す。
図4に戻り説明を続ける。また、ユーザが入力装置22を介して、本文作成ボタン76を押下したものとする。その場合、制御部33は、ステップS102において本文作成ボタン76の押下を受け付け、ステップS103、S105、S108及びS110においてNOと判定される。そして、制御部33は、本文作成要求であるか否かを判定する(S126)。ここでは、ステップS126において本文作成要求であると判定されて、図6のステップS127へ進む。
ステップS126において本文作成要求であると判定された場合、履歴登録部334は、添付ファイルの選択結果を検索条件履歴314に登録する(S127)。例えば、履歴登録部334は、まず、添付1入力欄728及び添付2入力欄729に表示されたファイル名を、選択ファイルとして特定する。また、履歴登録部334は、ステップS111、S122及びS123において決定された複数の検索条件の検索条件IDを特定する。そして、履歴登録部334は、特定された複数の検索条件IDのそれぞれにおいて検索された添付ファイル候補を特定する。そして、履歴登録部334は、特定された添付ファイル候補のうち特定された選択ファイルについて、該当する検索条件ID511における選択ファイル名5141に含めて検索条件履歴314を更新する。また、履歴登録部334は、特定された添付ファイル候補のうち選択ファイル以外について、該当する検索条件ID511における非選択ファイル名5142に含めて検索条件履歴314を更新する。
そして、本文作成部335は、テンプレートと入力項目内容に基づき本文案を作成及び表示する(S128)。ここで、記憶装置31に予め登録されたテンプレート312について、図11の具体例を用いて説明する。
図11は、本実施の形態1にかかるメールテンプレート312の例を説明する図である。テンプレート312は、文章内に複数の所定の挿入ラベルが定義されていることを示す。挿入ラベル411は、送信先メールアドレス入力欄71の宛先に対応する取引先名称を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル412は、前記宛先に対応する取引先担当者の役職を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル413は、前記宛先に対応する取引先担当者の氏名を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル421は、送信先メールアドレス入力欄71のCCに対応する取引先担当者の役職を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル422は、前記CCに対応する取引先担当者の氏名を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル431は、前記宛先に対応する取引先の種別に応じた定型文を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル441は、物件名入力欄722に表示された項目内容である物件名を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル442は、物件住所入力欄723に表示された項目内容である物件住所を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入制御文451は、{}で囲まれた範囲内に定義された挿入ラベルを所定数分、繰り返して定義するための制御文である。ここでは、作成対象の電子メールに添付される添付ファイル数(添付1入力欄728等の行数)分を繰り返すことが定義されている。挿入ラベル452は、挿入制御文451の繰り返し数の番号に対応する項番と、添付1入力欄728等に表示された項目内容である添付ファイル名を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル461は、用件1入力欄725等に表示された項目内容である用件及び添付ファイル数と、定型文とを組み合わせて生成した文章を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル471は、期日入力欄727に表示された項目内容である期日と定型文とを組み合わせて生成した文章を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル472は、前記宛先及び用件と、定型文とを組み合わせて生成した文章を挿入する挿入位置を定義したものである。挿入ラベル481は、ユーザにより予め登録された署名の文字列を挿入する挿入位置を定義したものである。
図6に戻り説明を続ける。ステップS128において、本文作成部335は、まず、送信先メールアドレス入力欄71の宛先に表示されたメールアドレスを検索キーワードとして、取引先DB11を検索する。そして、本文作成部335は、検索された取引先の種別が顧客か発注先等かを判定する。そして、本文作成部335は、取引先の種別の判定結果に応じて該当するテンプレートを記憶装置31内の複数のテンプレート312の中から選択する。ここでは、例えば、図11に示すテンプレートが選択されたものとする。そして、本文作成部335は、選択されたテンプレート312を解析して挿入ラベルを検出するごとに、挿入ラベルが示す定義に応じて、挿入文字列を生成する。例えば、本文作成部335は、挿入ラベルに対応する項目内容を項目入力画面7000から取得して、挿入文字列とする。または、本文作成部335は、挿入ラベルに対応する項目内容と定型文とを結合して挿入文字列を生成する。また、本文作成部335は、挿入制御文451に応じて、例えば、添付ファイル数を特定し、添付ファイル数分、{}内の挿入ラベルに応じた挿入文字列の生成を繰り返す。その後、本文作成部335は、挿入ラベルが検出された位置に生成した挿入文字列を挿入する。そして、本文作成部335は、テンプレート312内の全ての挿入ラベルの位置に挿入文字列を挿入して生成した本文案を、表示装置23の本文作成画面8000に表示させる。
そして、ユーザは、表示装置23の本文作成画面8000を見て、入力装置22に対して各種入力を行う。そして、IF部32は、入力装置22からの入力内容を制御部33へ出力する。そして、本文作成部335は、本文作成画面8000内の本文案の編集処理を行う(S129)。例えば、ユーザは、本文案の文章を修正又は削除するか、文章を追加する。
図12は、本実施の形態1にかかる本文作成画面8000の例を説明する図である。本文作成画面8000は、本文作成部335が生成した電子メール作成画面の一例である。取引先名称811は、送信先メールアドレス入力欄71の宛先のメールアドレスに基づき取引先DB11から検索された取引先名称が挿入文字列として挿入ラベル411の位置に表示されたものである。同様に、取引先担当者役職812及び取引先担当者氏名813は、送信先メールアドレス入力欄71の宛先のメールアドレスに基づき取引先DB11から検索された取引先担当者の役職及び氏名が挿入文字列として挿入ラベル412及び413の位置に表示されたものである。また、取引先担当者役職821及び取引先担当者氏名822は、送信先メールアドレス入力欄71のCCのメールアドレスに基づき取引先DB11から検索された取引先担当者の役職及び氏名が挿入文字列として挿入ラベル421及び422の位置に表示されたものである。
取引先種別定型文831は、送信先メールアドレス入力欄71の宛先のメールアドレスに基づき取引先DB11から検索された取引先の種別に応じて選択された定型文が挿入文字列として挿入ラベル431の位置に表示されたものである。物件名841及び物件住所842は、物件名入力欄722及び物件住所入力欄723に表示された物件名及び物件住所が挿入文字列として挿入ラベル441及び442の位置に表示されたものである。
添付ファイル名851及び852は、項目入力画面7000における添付1入力欄728等の行数が2であるため、添付1入力欄728及び添付2入力欄729に表示されたファイル名が挿入文字列として挿入ラベル452の位置に表示されたものである。
添付ファイル数定型文861は、添付ファイル数が2であるため「二案」を挿入文字列Aとし、用件1入力欄725に表示された用件名から「お見積り」を挿入文字列Bとし、定型文「添付致します。」を挿入文字列Cとし、挿入文字列A、B、Cを結合して、挿入ラベル461の位置に表示されたものである。
自由入力文862は、ユーザが入力装置22を介して入力した文字列が表示されたものである。
期日定型文871は、期日入力欄727に表示された期日とカレンダーを参照し、「○○○○年○○月○○日(○曜日)」を挿入文字列Aとし、定型文と挿入文字列Aとを決等して、挿入ラベル471の位置に表示されたものである。
用件定型文872は、用件1入力欄725又は用件2入力欄726に表示された用件名に基づいて選択された定型文を挿入文字列として挿入ラベル472の位置に表示されたものである。
署名881は、ユーザにより予め登録された署名の文字列挿入文字列として挿入ラベル481の位置に表示されたものである。
送信ボタン89は、押下されると、メール送信要求を発行する。
図6に戻り説明を続ける。そして、ユーザが表示装置23の本文作成画面8000の送信ボタン89を押下したものとする。そこで、メール送受信部336は、メール送信要求を受け付け、本文案の電子メールに選択済みの添付ファイル候補を添付して、宛先等へ送信する(S131)。具体的には、メール送受信部336は、本文作成画面8000内の本文案を電子メールの本文とする。そして、メール送受信部336は、電子メールのヘッダのTOに送信先メールアドレス入力欄71の宛先、CCに送信先メールアドレス入力欄71のCC、BCCに送信先メールアドレス入力欄71のBCC及び管理者入力欄721のメールアドレスをそれぞれ設定する。そして、メール送受信部336は、添付1入力欄728及び添付2入力欄729に表示されたファイル名に対応するファイルをファイル記憶装置21から読み出して添付ファイルとする。その後、メール送受信部336は、当該電子メールに添付ファイルを添付して、ヘッダの宛先等に対して、ネットワークNを介して送信する。
その後、履歴登録部334は、送信した電子メール、添付ファイル及び項目内容の組合せを対応付けて送受信履歴315に登録する(S132)。つまり、履歴登録部334は、物件名入力欄722、工事名入力欄724、用件1入力欄725及び用件2入力欄726の組合せを項目入力内容613として、送信メール611及び添付ファイル612に対応付ける。
このように、本実施の形態により、電子メールの内容に沿ったファイルを添付して行う電子メールの作成作業を効率的に行うことができる。特に、添付ファイルの選択を効率的に行うことができる。
<実施の形態2>
本実施の形態2は、上述した実施の形態1の変形例である。本実施の形態2は、本発明を生命保険業に適用するものである。その場合、例えば、項目の種類として、保険種別(定期、終身、養老)、オプション(三大疾病、入院保障)、用件(見積、ライフプラン)等を用いることができる。これにより、上述した実施の形態1と同等の効果を奏することができる。
<実施の形態3>
本実施の形態3は、上述した実施の形態1又は2の変形例である。本実施の形態3は、本発明を食品製造業に適用するものである。その場合、例えば、管理者として食品衛生管理者をCC又はBCCとして設定し、項目の種類として、食品を製造する工場の名称、住所、用件等を用いることができる。これにより、上述した実施の形態1又は2と同等の効果を奏することができる。
<実施の形態4>
本実施の形態4は、上述した実施の形態1から3の変形例である。本実施の形態4は、本発明を製鉄業に適用するものである。その場合、例えば、管理者として安全衛生管理者をCC又はBCCとして設定し、項目の種類として、製鉄を製造する工場の名称、住所、用件等を用いることができる。これにより、上述した実施の形態1から3と同等の効果を奏することができる。
<実施の形態5>
本実施の形態5は、上述した実施の形態1から4の他の実施例である。本実施の形態5にかかる電子メール作成システムは、クライアントサーバシステムで実現されたものである。例えば、クライアント端末としては、タブレット等を用いることができる。
図13は、本実施の形態5にかかる電子メール作成システム200の全体構成を示すブロック図である。電子メール作成システム200は、電子メール作成支援サーバ3aと、取引先DB11と、物件DB12と、工事DB13と、端末3bとがネットワークNを介して通信可能に接続されている。尚、図1と同等の構成には、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
電子メール作成支援サーバ3aは、1又は複数台のコンピュータで実現されたサーバ装置である。尚、電子メール作成支援サーバ3aは、既存の電子メールサーバ内に実現してもよい。電子メール作成支援サーバ3aは、記憶装置31と、通信部32aと、制御部33aと、メモリ34とを備える。記憶装置31に記憶されたプログラム316aは、電子メール作成プログラムの一例であり、本実施形態にかかるサーバ用の電子メール作成処理が実装されたコンピュータプログラムである。
通信部32aは、端末3bからネットワークNを介して電子メールの作成要求、送信要求、各種入力データを受信し、制御部33aへ出力する。また、通信部32aは、制御部33aからの指示に応じて、各種画面データ等をネットワークNを介して端末3bへ送信する。
制御部33aは、記憶装置31からプログラム316aをメモリ34へ読み込み、プログラム316aを実行する。これにより、制御部33aは、入力画面生成部331、検索条件決定部332、検索実行部333、履歴登録部334、本文作成部335及びメール送受信部336の機能を実現する。特に、入力画面生成部331、検索条件決定部332、検索実行部333、履歴登録部334、本文作成部335及びメール送受信部336は、端末3b内の入力装置22への入力データ、端末3bのメール作成部337からの要求に基づき処理を行い、画面データや処理結果を端末3b内の表示装置23へ表示させるために送信する点を除き、上述した図1の対応する各構成と同等である。
端末3bは、タブレット、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。端末3bは、記憶装置21bと、入力装置22と、表示装置23と、通信部32bと、制御部33bと、メモリ34bとを備える。記憶装置21bは、ファイル211等とプログラム316bとを記憶する。プログラム316bは、電子メール作成プログラムの一例であり、本実施形態にかかるクライアント用の電子メール作成処理が実装されたコンピュータプログラムである。
ここで、プログラム316bは、少なくとも以下の入力画面表示処理、第1の受付処理、第1の送信処理、検索結果表示処理、第2の受付処理及び第2の送信処理を端末3b等のコンピュータに実行させるものである。そして、入力画面表示処理は、サーバから種類の異なる複数の項目の入力欄を含む電子メール作成画面を受信し、表示装置に表示させるものである。第1の受付処理は、2以上の前記項目に対する項目内容の入力を受け付けるものである。第1の送信処理は、複数のファイルが格納されたファイル記憶装置の中から、前記入力された項目内容の組合せに基づく検索条件に該当する1以上のファイルを検索させるために、当該組合せを前記サーバに送信するものである。検索結果表示処理は、前記サーバから前記検索の結果を受信し、当該検索の結果を添付ファイル候補として前記表示装置に表示させるものである。第2の受付処理は、前記添付ファイル候補に対する選択結果を受け付けるものである。第2の送信処理は、前記選択結果と前記検索条件とを対応付けた履歴情報を記憶装置に登録させるために、当該選択結果を前記サーバに送信するものである。
通信部32bは、制御部33bからの指示に応じて、電子メールの作成要求、送信要求を、ネットワークNを介して電子メール作成支援サーバ3aへ送信する。また、通信部32bは、入力装置22に対する各種入力データをネットワークNを介して電子メール作成支援サーバ3aへ送信する。また、通信部32bは、電子メール作成支援サーバ3aからネットワークNを介して各種画面データや処理結果等を受信し、表示装置23や制御部33bへ出力する。メモリ34bは、RAM等の揮発性記憶装置である。
制御部33bは、記憶装置21bからプログラム316bをメモリ34bへ読み込み、プログラム316bを実行する。これにより、制御部33bは、メール作成部337、表示制御部338の機能を実現する。メール作成部337は、ユーザが入力装置22を介して入力した内容に応じて、電子メールの作成要求、送信要求を電子メール作成支援サーバ3aへ送信する。メール作成部337は、例えば、上述した第1の受付処理、第1の送信処理、第2の受付処理及び第2の送信処理を行う。表示制御部338は、電子メール作成支援サーバ3aからネットワークNを介して受信した各種画面データや処理結果等を表示装置23に表示させる。表示制御部338は、例えば、上述した入力画面表示処理及び検索結果表示処理を行う。
以上のことから、本実施の形態5は、上述した実施の形態1から4と同等の効果を奏することができる。
<その他の実施の形態>
上記に示した全ての実施形態において、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラム等によって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又はそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施の形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。