JP2013041411A - 透明ディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数人のユーザが透明ディスプレイ装置を挟んで対話する際に、情報共有を容易に図ることができる透明ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】対向する第1表示面114a及び第2表示面114bを有する透明表示部を備える透明ディスプレイ装置100であって、透明ディスプレイ装置100は、第1表示面114a側にいる第1ユーザ401の第1音声を取り込み、第1音声を第1文字情報に変換し、第1文字情報を左右正像で第2表示面114bに表示する。
【選択図】図6

Description

本発明は、透明ディスプレイ装置に関し、特に、画像や文字情報を表示することが可能で、背景が透けて見える透明ディスプレイ装置に関する。
近年、画像や文字情報を両面表示することが可能で、背景が透けて見える透明ディスプレイ装置が注目されている。特に、有機EL(Electro Luminescence)を用いる透明ディスプレイ装置が注目されている。
例えば、この種の透明ディスプレイ装置として、特許文献1には、一対の透明電極及び当該一対の透明電極に挟まれた発光層を有するエレクトロルミネッセンス表示部と、当該表示部に隣接配置され、透明状態及び非透明状態を切替え可能な液晶調光シートとを備える表示装置が開示されている。
特開2007−071948号公報
ところで、上記透明ディスプレイ装置は、当該透明ディスプレイ装置の表と裏の両方に画像や文字情報等の情報を表示することができる。そこで、複数のユーザの間に上記透明ディスプレイ装置を置くことで、複数のユーザは、透明ディスプレイ装置に表示される情報を共有しながらコミュニケーションを図ることができる。
このような透明ディスプレイ装置に対しては、複数のユーザが当該透明ディスプレイ装置を挟んで対話する際に、よりコミュニケーションを図ることができるように、透明ディスプレイ装置を通じて情報を共有化できることが強く要望されている。
本発明は、このような課題を解決するものであり、複数人のユーザが透明ディスプレイ装置を挟んで対話する際に、情報共有を容易に図ることができる透明ディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置は、対向する第1表示面及び第2表示面を有する透明表示部を備える透明ディスプレイ装置であって、前記第1表示面側にいる第1ユーザの第1音声を取り込み、前記第1音声を第1文字情報に変換し、前記第1文字情報を左右正像で前記第2表示面に表示するものである。
本発明によれば、複数のユーザが透明ディスプレイ装置を挟んで対話する際に、情報共有を容易に図ることができる。
(a)は、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置の概略構成を示す斜視図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置における表示パネルの平面構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置における表示パネルの上面図である。 本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置における表示パネルの断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側の表示例を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側の別の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側のその表示例を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側のさらに別の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側のその表示例を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る透明ディスプレイ装置における表示方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る透明ディスプレイ装置の断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る液晶シャッタパネルの駆動方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る透明ディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。 (a)は、本発明の実施の形態2に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側の表示例を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態2に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側の別の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側のその表示例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る透明ディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。 (a)は、本発明の実施の形態3に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置の表示レイアウトの一例を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側の表示例を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側の別の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側のその表示例を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態5に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態6に係る透明ディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る透明ディスプレイ装置の断面図である。 本発明の実施の形態6に係る透明ディスプレイ装置における表示パネルの断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態7に係る透明ディスプレイ装置の概略構成を示す斜視図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置の断面図である。 本発明の実施の形態7に係る透明ディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態7に係る透明ディスプレイ装置における画素部の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態7に係る透明ディスプレイ装置における透過率変更部の透過率を変更させるための領域を説明するための図である。 (a)は、本発明の実施の形態7に係る透明ディスプレイ装置における第1表示面側の表示例を示す図であり、(b)は、同透明ディスプレイ装置における第2表示面側の表示例を示す図である。 一般的なLCDパネルの画素断面図である。 本発明に係る透明ディスプレイ装置において、LCDパネルを用いた場合の構成を示す図である。
本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置は、対向する第1表示面及び第2表示面を有する透明表示部を備える透明ディスプレイ装置であって、前記第1表示面側にいる第1ユーザの第1音声を取り込み、前記第1音声を第1文字情報に変換し、前記第1文字情報を左右正像で前記第2表示面に表示するものである。
本態様によれば、第1表示面側にいるユーザが発話した音声が文字情報として変換されて相手側の第2表示面に左右正像で表示される。これにより、複数人のユーザが透明ディスプレイ装置を挟んで対話する際に、情報共有を容易に図ることができる。
さらに、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記第1文字情報を左右正像で前記第1表示面に表示することが好ましい。
これにより、第1音声の発話者である第1ユーザ自身も発話した自分の音声を文字情報として視認することができる。
さらに、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記第1ユーザが指定する前記第1表示面の指定位置、又は、前記第2表示面側にいる第2ユーザが指定する前記第2表示面の指定位置に、前記第1文字情報を表示することが好ましい。
これにより、第1ユーザ又は第2ユーザが指定した位置に第1文字情報を表示させることができる。
さらに、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記第1音声の言語を、前記第2表示面側にいる第2ユーザが使用する言語に変換し、変換した前記言語を前記文字情報として前記第2表示面に左右正像で表示することが好ましい。
これにより、第1ユーザが発した音声を反対側にいる第2ユーザが使用する言語に適合した文字情報に変換して表示することができる。
さらに、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記透明ディスプレイ装置に供給される第2文字情報が前記透明表示部に表示される場合において、前記第1音声に基づいて前記第1ユーザが使用する言語の種類を判定し、前記第2表示面側にいる第2ユーザの第2音声を取り込み、前記第2音声に基づいて前記第2ユーザが使用する言語の種類を判定し、前記第1表示面には、前記第2文字情報を前記第1ユーザが使用する言語に変換して左右正像で表示し、前記第2表示面には、前記第2文字情報を前記第2ユーザが使用する言語に変換して左右正像で表示する、としてもよい。
さらに、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記透明表示部に画像が表示される場合、前記第1表示面及び前記第2表示面の一方には前記画像を左右正像で表示し、前記第1表示面及び前記第2表示面の他方には前記画像を左右逆像で表示する、としてもよい。
さらに、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記第2表示面において前記画像が表示される領域を含む所定の画像表示領域とは異なる領域である背景領域に、前記第1文字情報を表示する、としてもよい。また、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記第2表示面において前記画像が表示される領域を含む所定の画像表示領域内に、前記第1文字情報を表示する、としてもよい。また、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記第2表示面において前記第1音声に関連する特定のオブジェクト画像に対応付けて前記第1文字情報を表示する、としてもよい。
これにより、文字情報や画像の視認性とお互いのユーザの指の差し合い易さとを確保しつつ、相手の発話内容を所望の位置で視覚的に確認することができる。
また、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記透明表示部は、表示パネルと当該表示パネルに対面する透過率変更部とを備え、前記表示パネルに第1文字情報及び画像が表示される場合において、前記表示パネルにおいて前記第1文字情報が表示される文字情報表示領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第1透過率とし、前記表示パネルにおいて前記画像が表示される画像表示領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第2透過率とすると、前記透明ディスプレイ装置は、前記第1透過率と前記第2透過率とを異ならせることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記第1透過率は、前記第2透過率よりも大きいことが好ましい。
また、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記表示パネルにおける前記画像表示領域及び前記文字情報表示領域以外の領域である背景領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第3透過率とすると、前記第3透過率は、前記第2透過率よりも大きいことが好ましい。
また、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記画像が、静止画像と動画像とを含む場合、前記表示パネルにおける前記画像表示領域のうち前記静止画像が表示される静止画像表示領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第4透過率とし、前記表示パネルにおける前記画像表示領域のうち前記動画像が表示される動画像表示領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第5透過率とすると、前記第4透過率は、前記第5透過率よりも大きいことが好ましい。
また、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記第1文字情報は、前記第2表示面と前記第1表示面とにおいて、時分割駆動により所定期間毎に表示される、としてもよい。
また、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記透明表示部は、一つの透明表示パネルによって構成される、としてもよい。
また、本発明の一態様に係る透明ディスプレイ装置において、前記透明表示部は、前記第1表示面を有する第1表示パネルと、前記第2表示面を有する第2表示パネルとを含むように構成してもよい。
以下、本発明に係る透明ディスプレイ装置について、実施の形態に基づいて説明するが、当然ながら本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。また、以下の説明では、実質的に同一の構成要素には同一の符号を付しており、その詳しい説明は省略化又は簡略化する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100について、図面を参照しながら説明する。
なお、本明細書において、「透明」とは、透明又は透光性を有するという概念を含むものとする。また、本明細書において、「透過率」とは、表示パネルに入射される可視光の明るさ(光量)に対する、表示パネルを通過する可視光の明るさ(光量)の割合を指す。なお、「透明」とは、「透過率」が高く、向こう側が透けて見える状態の性質のことである。
また、本明細書において、「文字情報」とは、一般的に、シフトJIS、ユニコード又はIVS等の文字コ−ドにより変換可能な文字又は記号等を示す情報である。例えば、「文字情報」は、文字のみ又は記号のみを示してもよいし、文字及び記号の両方を示してもよい。また、文字情報は、上記文字または記号が一方向に移動するテロップであってもよい。
さらに、本明細書において、画像とは、動画像及び静止画像の一方又は両方のことを意味する。動画像としては、放送波映像等の1フレーム全体の画像であってもよく、動的なオブジェクト画像であってもよい。また、静止画像としては、例えば、写真やイラストなどを示す画像がある。
まず、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100の概略構成について、図1(a)及び図1(b)を用いて説明する。図1(a)は、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100の概略構成を示す斜視図であり、図1(b)は、同透明ディスプレイ装置100の断面図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、透明ディスプレイ装置100は、画像や文字情報を両面表示することができる薄型の透明表示部11を備える。透明表示部11は、画像や文字情報等を表示する表示面として、第1表示面114aと第2表示面114bとを有する。
本実施の形態において、透明表示部11は表示パネル14を備えており、第1表示面114aと第2表示面114bとは、表示パネル14の両側の面を構成しており、対向(対面)して配置されている。
また、表示パネル14は、透明なフラット型パネルであり、内対面する同一画素において第1表示面114aにも第2表示面114bにも画像や文字情報等が表示されていない場合は、向こう側が透けて見えるように構成されている。すなわち、画像や文字情報等が表示されていない場合、例えば、第1表示面114a側にいるユーザ(第1表示面114aに向かい合うユーザ)は、第2表示面114b側に存在する人又は背景を表示パネル14を通して見ることができる。
次に、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100の詳細構成について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100の構成を示すブロック図である。なお、図2では、説明のためにデータ供給部24も示している。
図2に示すように、透明ディスプレイ装置100は、透明表示部11と、表示制御部12と、信号処理部13と、音声入力部31と、変換処理部32とを備える。さらに、透明ディスプレイ装置100は、音声認識辞書DB40と、表示位置指示部50とを備える。
透明表示部11は、画像や文字情報等を表示することができる表示パネル14と、当該表示パネル14を駆動するドライブ回路(不図示)とを有している。本実施の形態において、表示パネル14は、透過型両面発光パネルからなる1つのフラットパネルディスプレイで構成されており、表示パネル14の一方の表面(例えば、表示パネル14の表側の面)が第1表示面114aであり、表示パネル14の他方の表面(例えば、表示パネル14の裏側の面)が第2表示面114bである。
表示パネル14としては、例えば、アクティブマトリクスタイプの有機ELパネルを用いることができる。また、表示パネル14は、例えば1秒間に60フレームが表示されるように、ドライブ回路を用いて例えば60Hzの周波数又は120Hzの周波数で駆動される。
なお、本実施の形態において、表示パネル14としては、自発光型表示パネルである有機ELパネルを用いたが、LCD(Liquid Crystal Display)パネル、PDP(Plasm Display Panel)、無機ELを用いたパネル、又は、無機LEDを用いたパネルを用いてもよい。無機ELとしては、例えば、ZnS、CdS、ZnSe(Gaドープ:Ga、GaSe、GaAs、Alドープ:Al、AlSe、Inドープ:In、InSe)等がある。また、無機LEDとしては、P型とN型の不純物をドープしたGaN半導体等がある。
表示制御部12は、表示パネル14における画像や文字情報の表示を制御するための表示パネル制御回路15を備える。
信号処理部13は、表示パネル14に表示させる画像又は文字情報を表示制御部12に供給する。また、信号処理部13は、画像表示方向制御部16と文字情報表示方向制御部17とを有する。
画像表示方向制御部16は、データ供給部24から送信される画像(画像データ)を受信して、第1表示面114a又は第2表示面114bに表示する際の画像の表示方向を制御する。
文字情報表示方向制御部17は、データ供給部24から送信される文字情報(文字情報データ)を受信して、第1表示面114a又は第2表示面114bに表示する際の文字情報の表示方向を制御する。本実施の形態において、文字情報表示方向制御部17は、第1表示面114a及び第2表示面114bのいずれにおいても、文字情報が左右正像で表示されるように制御する。
音声入力部31は、音声の入力を受け付ける機能を有し、集音マイク等の集音機を用いることができる。本実施の形態において、音声入力部31は、透明ディスプレイ装置100を視聴するユーザ又は透明ディスプレイ装置100を挟んで対話する複数のユーザ等の透明ディスプレイ装置100の周辺にいるユーザが発する音声を取り込む。音声入力部31によって取り込まれた音声は、変換処理部32に入力される。
変換処理部32は、入力された音声を適切な文字情報に変換し、この文字情報として変換された文字情報データを文字情報表示方向制御部17に供給する。本実施の形態における変換処理部32は、音声変換処理部として機能し、音声認識部33、文字情報蓄積部34及び文字情報変換部35を有する。
音声認識部33は、入力された音声に対して、音声認識辞書DB40を参照しながらテキストデータ化を行う。音声認識辞書DB40には、複数の種類の言語の単語データが格納されている。文字情報蓄積部34は、テキストデータ化された音声を文字情報として蓄積する。文字情報変換部35は、テキストデータ化された音声を所定の言語の文字情報に変換する。
表示位置指示部50は、文字情報を透明表示部11のどの位置に表示すべきかを示す表示位置信号を表示制御部12に送信する。具体的に、表示位置指示部50は、変換処理部32によって変換された音声に基づく文字情報(第1文字情報)、あるいはデータ供給部24から供給される文字情報(第2文字情報)を、表示パネル14の第1表示面114a又は第2表示面114bのどの位置に表示するかを示す表示位置信号(座標データ)を表示パネル制御回路15に入力する。音声に基づく文字情報の表示位置は、例えば、第1ユーザ401が指定する第1表示面114aの指定位置、又は、第2ユーザ402が指定する第2表示面114bの指定位置とすることができる。
本実施の形態において、音声に基づく文字情報の表示位置は、透明ディスプレイ装置100のユーザによって指示される。例えば、第1表示面114a側にいる第1ユーザは、第1ユーザ自身が発話した音声に基づく文字情報を、第1表示面114aのどの位置に表示させるかを指示する。さらに、第2表示面114b側にいる第2ユーザも、第1表示面114a側にいる第1ユーザが発話した音声に基づく文字情報を、第2表示面114bのどの位置に表示させるかを指示することができる。なお、表示位置の具体的な指示方法としては、タッチパネル機能を有する表示パネルを用いて、ユーザが表示面をタッチすることによって行うことができる。
このように構成される透明ディスプレイ装置100は、データ供給部24から文字情報や画像の供給を受ける。以下、データ供給部24について説明する。
データ供給部24は、表示パネル14に表示させる画像又は文字情報を透明ディスプレイ装置100の信号処理部13に供給する。データ供給部24は、例えば、放送波等の放送受信画像、カメラ等からの外部入力画像又は内部記憶画像などの画像、あるいは、当該画像に含まれる文字情報を表示制御部12に供給する。
データ供給部24は、例えば、アンテナ25と、チューナ26と、復調回路27と、入力端子28と、記憶装置29と、画像選択回路30とを有する。
アンテナ25は、画像が重畳された放送波等である放送受信画像データを受信する。チューナ26は、特定の周波数帯域の放送波を選択し、当該放送波を復調回路27へ送信する。復調回路27は、放送波を復調することにより放送受信画像を取得し、当該放送受信画像を出力する。入力端子28は、外部から画像を得るための端子である。記憶装置29は、画像としてのコンテンツデータを記憶する。
また、画像選択回路30は、放送受信画像、外部入力画像及び内部記憶画像のいずれかを選択し、選択した動画や静止画等の画像及びこれに含まれる文字情報をそれぞれ画像表示方向制御部16及び文字情報表示方向制御部17に供給する。
なお、画像選択回路30は、画像とともに当該画像の座標データも画像表示方向制御部16へ送信する。当該画像の座標データは、表示パネル14(第1表示面114a又は第2表示面114b)において、当該画像を表示する位置を示すデータである。また、画像選択回路30は、文字情報とともに当該文字情報の座標データも文字情報表示方向制御部17へ送信する。当該文字情報の座標データは、表示パネル14(第1表示面114a又は第2表示面114b)において、当該文字情報を表示する位置を示すデータである。
次に、本実施の形態の透明ディスプレイ装置100における表示パネル14の構成について、図3〜図5を用いてさらに詳細に説明する。
図3は、本実施の形態の透明ディスプレイ装置100における表示パネル14の平面構成を示す図である。図4は、本実施の形態における表示パネル14の上面図であり、1つの画素部PX10の構成を示している。図5は、本実施の形態における表示パネル14の断面図であり、1つの画素PX10のサブ画素PXにおける断面構成を示している。
図3に示すように、表示パネル14は、複数の画素PX10を含む。複数の画素部PX10は、マトリクス状(行列状)に配列される。複数の画素PX10の各々は、外部から供給される信号に応じて所望の色の光を放出する。
図4に示すように、1つの画素部PX10は、3つのサブ画素PXR、PXG、PXBによって構成される。サブ画素PXRは、赤色の光を発する赤色画素であり、サブ画素PXGは、緑色の光を発する緑色画素であり、サブ画素PXBは、青色の光を発する青色画素である。なお、図4において、ハッチングしている領域は、各サブ画素において光が放出される領域を示している。
図5に示すように、各サブ画素PXR、PXG、PXB(PX)は、ガラス基板P11と、Al配線P12と、アノード電極P13と、発光層P14と、カソード電極P15と、保護層P16と、透明シールP17とを含む。
ガラス基板P11上には、Al配線P12が形成される。Al配線12の上方には、アノード電極P13が積層される。アノード電極P13は、ITO(Indium Tin Oxide)又はIZO(Indium Zinc Oxide)等からなる透明電極である。アノード電極P13上には発光層P14が積層される。発光層P14は、光を発する有機EL層である。発光層P14の上には、光透過性を有するカソード電極P15が積層される。カソード電極P15もアノード電極P13と同様に、ITO等からなる透明電極で構成することができる。カソード電極P15上には、透明な保護層P16が積層される。そして、最上部には透明シールP17が形成される。カソード電極P15側の保護層P16は、発光層P14を劣化させる水分の浸入を防ぐものである。なお、透明シールP17としてはガラス基板を用いることができる。
このような構造の表示パネル14において、アノード電極P13とカソード電極P15とに所定の電圧を印加すると、発光層P14に所定の電流が供給され、発光層P14自体が発光する。発光層P14から放出された光は、カソード電極P15を透過して上部方向に進行し、透明シールP17を透過して外部に放出される。一方、発光層P14の光は、下部側のアノード電極P13を透過して下部方向に進行し、ガラス基板P11を透過して外部に放出される。このようにして、発光層14が発する光は、アノード電極P13側及びカソード電極P15側の両面から放出される。
なお、本実施の形態では、透明シールP17側の面(図5の最上面)が第1表示面114aであり、ガラス基板P11側の面(図5の最下面)が第2表示面114bである。また、サブ画素PXにおいて、透明シールP17方向に進む光の光量は、ガラス基板P11方向に進む光の光量より大きい。すなわち、図1(b)に示される表示パネル14において、第1表示面114aを通過する光の光量は、第2表示面114bを通過する光の光量より大きい。
次に、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100の表示動作について、図2を参照しながら、図6(a)及び図6(b)を用いて説明する。図6(a)は、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100を第1表示面114a側から見たときの表示例を示す図である。図6(b)は、同透明ディスプレイ装置100を第2表示面114b側から見たときの表示例を示す図である。
なお、本実施の形態では、図6(a)及び図6(b)に示すように、透明ディスプレイ装置100を挟んで対峙する二人のユーザが、透明ディスプレイ装置100に表示される画像及び文字情報を同時に見ながら対話する場合について説明する。
図6(a)に示すように、第1表示面114a側にいる第1ユーザ401が発話して音声(第1音声)を発すると、当該音声は透明ディスプレイ装置100に取り込まれる。例えば、図6(a)に示すように、第1ユーザ401が、第1表示面114aに表示されている猫のオブジェクト画像302を見て「ネコ」と発話したとすると、透明ディスプレイ装置100は、音声入力部31によって第1ユーザ401が発した「ネコ」という音声を取り込む。
取り込まれた音声は、変換処理部32によって文字情報に変換される。具体的に、音声入力部31から送信される音声は、音声認識部33によって音声認識辞書DB40を参照しながら特定の文字情報であることが認識されてテキストデータ化され、文字情報変換部35によって文字情報に変換される。本実施の形態において、取り込まれた音声は、カタカナの「ネコ」という文字情報に変換される。なお、変換された文字情報は、文字情報蓄積部34に蓄積される。また、変換された文字情報は、信号処理部13に供給される。なお、本実施の形態では、カタカナ文字に変換したが、漢字文字の「猫」、平仮名文字の「ねこ」又は英語の「CAT」等の文字に変換しても構わない。
変換された文字情報は、文字情報表示方向制御部17によって第2表示面114bに左右正像で表示されるように制御される。文字情報表示方向制御部17から送信される文字情報は、表示パネル制御回路15によって、第2表示面114bにおいて左右正像で表示される。本実施の形態では、図6(b)に示すように、「ネコ」という文字情報306bが第2表示面114bに左右正像で表示される。これにより、第2表示面114b側にいる第2ユーザ402は、第1ユーザ401が発した「ネコ」という文字情報306bを左右正像で視認することができる。
また、第2表示面114bに表示させる文字情報306bの表示位置は、表示位置指示部50によって指定される。例えば、第1ユーザ401又は第2ユーザ402のいずれかが画面(第1表示面114a又は第2表示面114b)上に触れるなどの方法により、画面のどこに文字情報を表示させるかを指示することができる。
なお、本実施の形態では、表示位置指示部50によって文字情報の表示位置を特定したが、表示位置指示部50を用いずに、予め任意の位置に決められた場所(例えば、表示面の枠の近くなど)に表示してもよい。
なお、音声入力部31によって次の音声が検知された場合、今まで表示していた「ネコ」の文字情報306bを消去する。
以上、本発明の実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100によれば、透明ディスプレイ装置100を挟んで対峙する二人のユーザのうち少なくともいずれか一方のユーザが発話した音声を文字情報に変換して、当該変換した文字情報を他方のユーザ側の表示面に左右正像で表示することができる。
これにより、ユーザ同士が透明ディスプレイ装置100を挟んで画像を視聴しながら、ユーザ間の対話が文字情報として相手側の表示面に左右正像で表示されるので、ユーザ間の情報共有を容易に図ることができる。
特に、映画館のチケット売り場でチケットを買う場合、あるいは、病院などの細菌を隔離する部屋の中にいる人とその部屋を外側から見る人との間を隔てなければならない場合など、これらの場合において、それぞれのユーザが表示面に表示された画像を同時に視聴しながら相手の音声を文字情報として同時に把握することができる。従って、周囲の環境が騒々しい場合など相手方の発話内容の理解が困難な場合であっても、発話者の発話内容が視覚的情報として相手方に正確に伝えることができるので、発話者の発話内容を聞くほうは発話者の発話内容を容易にかつ正確に理解することができる。
なお、本実施の形態において、表示パネル14に表示する音声に基づく文字情報は、オブジェクト画像302に対応付けられた文字情報としたが、これに限らない。すなわち、本実施の形態では、猫のオブジェクト画像302に対応するように、文字情報306bとして「ネコ」のカタカナ文字を表示させたが、オブジェクト画像302とは無関係のユーザが発する音声を取り込んで、それを文字情報306bとして表示させても構わない。
また、本実施の形態において、データ供給部24から供給されるオブジェクト画像302は、第1ユーザ401側の第1表示面114aでは左右正像で表示されており、第2ユーザ402側の第2表示面114bでは左右逆像で表示されているが、これに限らない。
例えば、オブジェクト画像302は、第1ユーザ401側の第1表示面114a及び第2ユーザ側の第2表示面114bのいずれの表示面においても左右正像で表示しても構わない。この場合、図2に示すように、データ供給部24から供給される画像は、画像表示方向制御部16によって、第1表示面114a及び第2表示面114bのいずれの表示面においても左右正像で表示されるように制御される。
また、本実施の形態では、図6(b)に示すように、音声に基づく文字情報306bは第2表示面114bに表示される例を示したが、これに限らない。
例えば、図7(a)及び図7(b)に示すように、音声に基づく文字情報306bを第2表示面114bに左右正像で表示させるとともに、第1表示面114aにおいても音声に基づく文字情報306bを左右正像で表示させても構わない。これにより、発話者である第1ユーザ401自身も発話した自分の音声を文字情報として視認することができるので、第2ユーザ402側の第2表示面114bに正しく発話内容が表示されているかを容易に把握することができる。
これにより、透明ディスプレイ装置100を用いて対話するユーザ同士の情報共有を一層容易にすることができる。
また、本実施の形態では、表示パネル14に表示する文字情報は、音声に基づく文字情報(第1文字情報)を例にとって説明したが、これに加えて、データ供給部24から透明ディスプレイ装置100に供給される文字情報(第2文字情報)についても、表示パネル14の第1表示面114a及び第2表示面114bにおいて左右正像で表示するように構成しても構わない。
例えば、データ供給部24から供給される文字情報が漢字文字の「動物」であるとすると、図8(a)及び図8(b)に示すように、第1ユーザ401側の第1表示面114aに「動物」という文字情報301aが左右正像で表示され、第2ユーザ402側の第2表示面114bにも「動物」という文字情報301bが左右正像で表示される。この場合、図2に示すように、データ供給部24から供給される文字情報は、文字情報表示方向制御部17によって、第1表示面114a及び第2表示面114bのいずれの表示面においても左右正像で表示されるように制御される。
次に、本実施の形態に係る透明ディスプレイ装置100の表示動作の一例について、図2、図8(a)及び図8(b)を参照しながら、さらに詳細に説明する。
例えば、図2に示すように、変換処理部32からは、音声に基づく文字情報(第1文字情報)が文字情報表示方向制御部17に送信されるとする。また、表示位置指示部50からは、当該音声に基づく文字情報の表示位置を示す文字情報座標データ(第1文字情報座標データ)が表示パネル制御回路15に送信されるとする。さらに、データ供給部24からは、オブジェクト画像及び当該オブジェクト画像の表示位置を示す画像座標データが画像表示方向制御部16に送信されるとともに、オブジェクト画像に含まれる文字情報(第2文字情報)及び当該文字情報の表示位置を示す文字情報座標データ(第2文字情報座標データ)が文字情報表示方向制御部17に送信されるとする。
この場合、画像表示方向制御部16は、データ供給部24から送信されるオブジェクト画像及び画像座標データを受信し、当該オブジェクト画像及び画像座標データを表示パネル制御回路15に送信する。
このとき、表示パネル制御回路15は、図8(a)及び図8(b)に示すように、画像座標データに示される第1表示面114aの表示位置にオブジェクト画像302を表示するように表示パネル14を制御する。これにより、第1表示面114aにオブジェクト画像302が表示される。この場合、表示パネル14は透明であるので、第1表示面114aに表示されたオブジェクト画像302は、表示パネル14を透過して、第2表示面114bにも表示される。
以上のように、図8(a)に示すように、第1表示面114aにはオブジェクト画像302が左右正像で表示される。そのため、第1表示面114aを見る第1ユーザ401は、オブジェクト画像302を左右正像で見ることができる。すなわち、第1ユーザ401は、オブジェクト画像302を正しい向きで見ることができる。
一方、図8(b)に示すように、第2表示面114bにはオブジェクト画像302が左右逆像で表示される。そのため、第2表示面114bを見る第2ユーザ402は、オブジェクト画像302を左右逆像で見ることになる。すなわち、第2ユーザ402は、左右反転したオブジェクト画像302を見ることになる。
このように、データ供給部24から供給されるオブジェクト画像は、第1表示面114aでは左右正像で表示され、第2表示面114bでは左右逆像で表示される。すなわち、オブジェクト画像302は、表示パネル14の同位置において、透明フィルムを裏返して見たときの像のように、表示パネル14の表側と裏側とで逆像となる。
なお、上述のようにオブジェクト画像についても文字情報と同様に第1表示面114a及び第2表示面114bのいずれにおいても左右正像となるように表示することもできるが、オブジェクト画像については第1ユーザ401と第2ユーザ402とがオブジェクト画像を指差し合って情報を共有することができ、また、オブジェクト画像は何の画像であるかを認識できることが多いので、本実施の形態のように第2ユーザ402が左右逆像のオブジェクト画像302を見たとしても情報の共有化に対する影響はほとんどないと考えられる。
また、文字情報表示方向制御部17は、データ供給部24から送信される第2文字情報及び第2文字情報座標データを受信し、当該第2文字情報及び第2文字情報座標データを表示パネル制御回路15に送信する。さらに、文字情報表示方向制御部17は、音声に基づく第1文字情報を表示パネル制御回路15に送信する。このとき、本実施の形態では、表示位置指示部50によって、第1文字情報を表示する位置を示す第1文字情報座標データが表示パネル制御回路15に送信される。
この場合、文字情報表示方向制御部17は、第1文字情報及び第2文字情報のいずれもが第1表示面114a及び第2表示面114bにおいて左右正像で表示されるように、第1文字情報及び第2文字情報の向きを制御する。
具体的には、表示パネル制御回路15は、図8(b)に示すように、第1文字情報座標データに示される第2表示面114bの位置に、音声に基づく文字情報(第1文字情報)である「ネコ」という文字情報306bを表示するように表示パネル14を制御する。これにより、第2表示面114bに「ネコ」というカタカナ文字の文字情報306bが表示される。さらに、表示パネル制御回路15は、図8(a)及び図8(b)に示すように、第2文字情報座標データに示される第1表示面114a及び第2表示面114bの位置に、データ供給部24からの文字情報(第2文字情報)である「動物」という文字情報301a及び301bを左右正像で表示するように表示パネル14を制御する。これにより、第1表示面114a及び第2表示面114bに、「動物」という漢字文字の文字情報301a及び301bが左右正像で表示される。
以上のように、図8(a)に示すように、データ供給部24から供給される文字情報についても、第1表示面114aには文字情報301aとして左右正像で表示される。そのため、第1表示面114aを見る第1ユーザ401は、文字情報301aを左右正像で見ることができる。
一方、図8(b)に示すように、音声に基づく文字情報及びデータ供給部24から供給される文字情報は、第2表示面114bにおいても、文字情報301b及び306bとして左右正像で表示される。そのため、第2表示面114bを見る第2ユーザ402は、文字情報301b及び306bを左右正像で見ることになる。
ここで、データ供給部24から供給される第2文字情報である「動物」という文字情報301a及び301bの表示処理について、具体的に説明する。本実施の形態では、「動物」という文字情報301a及び301bは、文字情報表示方向制御部17によって時分割表示処理が行われる。例えば、文字情報表示方向制御部17は、表示パネル制御回路15等を利用して、Y軸方向において一致する第1表示面114aの領域及び第2表示面114bの領域において所定期間毎に「動物」という同一の文字情報301a及び301bを左右正像で表示させるための時分割表示処理を行う。
この時分割表示処理では、まず、文字情報表示方向制御部17は、「動物」という文字情報について左右反転させた文字情報を生成する。そして、文字情報表示方向制御部17は、第1表示面114aに表示させる文字情報301a、第2表示面114bに表示させる左右反転させた文字情報である文字情報301b及び時分割表示指示を第1表示パネル制御回路15aへ送信する。
ここで、時分割表示指示は、所定期間毎に、表示パネル14において、文字情報301aと文字情報301bとを交互に表示させるための指示である。所定期間は、例えば、1秒とすることができる。
表示パネル制御回路15は、時分割表示指示に従って、表示パネル14における第2文字情報座標データに示される特定画素において、文字情報301aと文字情報301bとが所定期間毎に第1表示面114aと第2表示面114bとに交互に表示されるように、表示パネル14を制御する。なお、表示パネル14は透明であるため、第1表示面114aに文字情報301aが表示される時は第2表示面114bに文字情報301aが左右逆像で見え、第2表示面114bに文字情報301bが表示される時は第1表示面114aに文字情報301bが左右逆像で見える。
以下においては、第1表示面114aに文字情報301aが左右正像で表示される期間を第1所定期間とし、第2表示面114bに文字情報301bが左右正像で表示される期間を第2所定期間とする。
上記処理により、図8(a)に示すように、第1所定期間においては、第1表示面114aには、文字情報301aが左右正像で表示される。そのため、第1表示面114aを見る第1ユーザ401は、第1所定期間において文字情報301aを左右正像で見ることができる。
また、図8(b)に示すように、第2所定期間においては、第2表示面114bには、文字情報301bが左右正像で表示される。そのため、第2表示面114bを見る第2ユーザ402は、第2所定期間においては文字情報301bを左右正像で見ることができる。
以上のように、データ供給部24から供給される文字情報を、第1表示面114a及び第2表示面114bの各々において左右正像で表示することにより、データ供給部24から供給される文字情報についても視認性を向上させることができる。これにより、透明ディスプレイ装置100を挟んで対話する複数のユーザは、相手の指差し又は表情等を確認しながら会話することができる。このように、文字情報の視認性が向上し、画像における互いのユーザの指差し等の動作が一致することで、複数のユーザ間の情報共有が容易となる。
なお、表示パネル14の第1表示面114a及び第2表示面114bの一方又は両方にタッチパネル機能を備える構成とし、表示パネル14へのタッチ操作によって、ユーザ自身で画像及び文字情報の左右正像と左右逆像とを切り替えるようにしてもよい。また、タッチ操作によって、画像及び文字情報の移動、回転、拡大、縮小、コピー又は消去などの編集操作を行えるようにしてもよい。このような切り替え操作又は編集操作は、タッチパネル機能に限られず、表示パネル14の端部にスイッチなどの何らかのセンサを設けることによって行えるようにしても構わない。
なお、図示しないが、音声に基づく第1文字情報である「ネコ」という文字情報についても、上記の時分割表示処理を行うことができる。
(実施の形態1の変形例1)
次に、本発明の実施の形態1の変形例1に係る透明ディスプレイ装置について、図9(a)及び図9(b)を用いて説明する。図9(a)及び図9(b)は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る透明ディスプレイ装置における表示方法を説明するための図である。図9(a)は第1文字情報又は第2文字情報の1つの表示例を示しており、図9(b)は、第1文字情報又は第2文字情報の他の表示例を示している。なお、本変形例と上述の実施の形態1とは、第1文字情報及び第2文字情報の表示方法が異なる。
図9(a)に示すように、本変形例において、透明ディスプレイ装置100は、列方向に隣接する2つの画素を1つの画素として、第1文字情報(音声に基づく文字情報)や第2文字情報(データ供給部24から供給される文字情報)の文字情報を表示する。
この場合、表示パネル制御回路15によって、「A1」の画素には左右正像の文字情報が表示パネル14に表示され、「A2」の画素には左右逆像の文字情報が表示パネル14に表示される。
図9(a)の表示方法は、表示される文字情報の垂直方向の解像度は低下するものの、実施の形態1のように、文字情報が明確に左右逆像で表示されることを防ぐことができる。
また、図9(b)に示すように、行方向及び列方向に隣接する4つの画素を1つの画素として第2文字情報を表示してもよい。この場合、「A1」の対角画素には左右正像の第2文字情報を表示し、「A2」の対角画素には左右逆像の第2文字情報を表示するよう表示パネル14を制御する。
図9(b)の表示方法は、表示される第2文字情報の水平方向及び垂直方向の解像度は低下するものの、実施の形態1のように、文字情報が明確に左右逆像で表示されることを防ぐことができる。
以上のような表示処理が行われることにより、実施の形態1より、文字情報の視認性を向上させることができる。なお、高精細のパネルを用いれば、人間の目には、表示面に表示される第2文字情報の一部に左右逆像の部分が含まれていることは認識しにくくなる。
(実施の形態1の変形例2)
次に、本発明の実施の形態1の変形例2に係る透明ディスプレイ装置100Aについて、図10を用いて説明する。図10は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る透明ディスプレイ装置100Aの断面図である。
本変形例と上述の実施の形態1とは、第2文字情報の表示方法が異なり、図10に示すように、透明ディスプレイ装置100Aは、図1(b)の透明ディスプレイ装置100と比較して、透明表示部11の代わりに透明表示部11Aを備える。
透明表示部11Aは、表示パネル14Aを有する。表示パネル14Aは、図1(b)の表示パネル14と、第1液晶シャッタパネルSH1と、第2液晶シャッタパネルSH2とを含む。
第1液晶シャッタパネルSH1は、表示パネル14の第1表示面114aを覆うように設けられる。第1液晶シャッタパネルSH1における第1表示面114a側の面とは反対側の面は、シャッタ表示面115aである。
第1液晶シャッタパネルSH1は、表示パネル制御回路15の制御により、第1表示面114aを構成する複数の画素の各々に対応する発光層P14からの光を遮断するか否かを制御する。
第2液晶シャッタパネルSH2は、表示パネル14の第2表示面114bを覆うように設けられる。第2液晶シャッタパネルSH2における第2表示面114b側の面とは反対側の面は、シャッタ表示面115bである。
第2液晶シャッタパネルSH2は、表示パネル制御回路15の制御により、第2表示面114bを構成する複数の画素の各々に対応する発光層P14からの光を遮断するか否かを制御する。
次に、本発明の実施の形態1の変形例2に係る透明ディスプレイ装置100Aの表示動作(文字情報の表示方法)について、図11を用いて説明する。図11は、本変形例における液晶シャッタパネルの駆動方法を説明するための図であり、図11(a)〜図11(c)は、本変形例に係る透明ディスプレイ装置における1つの画素の断面図を示し、図11(d)は、信号出力波形を示している。
なお、図11(a)は、第1液晶シャッタパネル及び第2液晶シャッタパネルの画素がいずれも透過状態であることを示しており、図11(b)は、第1液晶シャッタパネルの画素が透過状態あり、かつ、第2液晶シャッタパネルの画素が不透過状態であることを示しており、図11(c)は、第1液晶シャッタパネルの画素が不透過状態あり、かつ、第2液晶シャッタパネルの画素が透過状態であることを示している。
本変形例において、表示パネル14、第1液晶シャッタパネルSH1及び第2液晶シャッタパネルSH2は、一例として、120Hzの周波数で駆動するとする。また、データ供給部24は、一例として、オブジェクト画像及びその座標データを画像表示方向制御部16へ送信するとする。また、変換処理部32は、一例として、音声に基づく第1文字情報及びその座標データを、文字情報表示方向制御部17へ送信するとする。
この場合、オブジェクト画像に対しては実施の形態1と同様の処理が行われ、オブジェクト画像は、通常通りの表示方法によって表示パネル14に表示されており、第1表示面114aには左右正像で表示され、第2表示面114bには左右逆像で表示される。
本変形例において、表示パネル制御回路15は、表示パネル14にオブジェクト画像が表示されている期間、オブジェクト画像を構成する各画素に対応する第1液晶シャッタパネルSH1及び第2液晶シャッタパネルSH2の一部(画素)が発光層P14からの光を透過するように、第1液晶シャッタパネルSH1及び第2液晶シャッタパネルSH2を制御する(図11(a))。
これにより、実施の形態1と同様、シャッタ表示面115aを通して左右正像のオブジェクト画像を見ることができるとともに、シャッタ表示面115bを通して左右逆像のオブジェクト画像を見ることができる。
また、本変形例において、文字情報表示方向制御部17は、変換処理部32から送信される第1文字情報及びその座標データを用いて時分割表示処理を行う。
ここで、図11(d)において、信号SG1は、第1表示面114aにおいてのみ第1文字情報を左右正像で表示するための波形を示し、信号SG2のHレベルの部分は、第2表示面114bにおいてのみ第1文字情報を左右正像で表示するための波形を示している。
本変形例では、信号SG1及び信号SG2によって、表示パネル制御回路15は、表示パネル14における第1文字情報の表示制御、並びに、第1液晶シャッタパネルSH1及び第2液晶シャッタパネルSH2のシャッタ動作を制御する。
具体的には、図11(d)の時刻t1から時刻t2までの期間T11(例えば1/120秒)では、信号SG1によって、表示パネル14において第1文字情報を構成する各画素に対応する発光層P4が発光する。このとき、信号SG1によって、第1液晶シャッタパネルSH1は動作せず、第1文字情報を構成する各画素に対応する発光層P14からの光は第1液晶シャッタパネルSH1を透過する(図11(b))。一方、信号SG1によって、第2液晶シャッタパネルSH2が動作して、第1文字情報を構成する各画素に対応する第2液晶シャッタパネルSH2の一部(画素)は不透過状態となり、第1文字情報を構成する各画素に対応する発光層P14からの光は第2液晶シャッタパネルSH2によって遮断される(図11(b))。
これにより、期間T11において、シャッタ表示面115bを通して左右逆像の第1文字情報が視認されることを防ぐことができる。これにより、シャッタ表示面115a側にいるユーザは第1表示面114aに左右正像のみで表示される第2文字情報を見ることができる。
また、図11(d)の時刻t2から時刻t3までの期間T12(例えば1/120秒)では、信号SG2によって、表示パネル14において第1文字情報を構成する各画素に対応する発光層P4が発光する。このとき、信号SG2によって、第2液晶シャッタパネルSH2は動作せず、第1文字情報を構成する各画素に対応する発光層P14からの光は第2液晶シャッタパネルSH2を透過する(図11(c))。一方、信号SG2によって、第1液晶シャッタパネルSH1が動作して、第1文字情報を構成する各画素に対応する第1液晶シャッタパネルSH1の一部(画素)は不透過状態となり、第1文字情報を構成する各画素に対応する発光層P14からの光は第1液晶シャッタパネルSH1によって遮断される(図11(c))。
これにより、期間T12において、シャッタ表示面115aを通して左右逆像の第1文字情報が視認されることを防ぐことができる。これにより、シャッタ表示面115b側にいるユーザは第2表示面114bに左右正像のみで表示される第1文字情報を見ることができる。
以上説明したように、本変形例によれば、シャッタ表示面115a、115bを通して見ることができる第1文字情報は、左右正像のみで表示される文字情報とすることができるので、実施の形態1よりも、第1文字情報の視認性を向上させることができる。
なお、本変形例では、第1文字情報について説明したが、データ供給部24から供給される第2文字情報についても同様の処理を行うことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る透明ディスプレイ装置200について、図12及び図13を用いて説明する。図12は、本発明の実施の形態2に係る透明ディスプレイ装置200の構成を示すブロック図である。図13(a)は、本発明の実施の形態2に係る透明ディスプレイ装置200を第1表示面114a側から見たときの表示例を示す図である。図13(b)は、同透明ディスプレイ装置200を第2表示面114b側から見たときの表示例を示す図である。
図12に示すように、本実施の形態に係る透明ディスプレイ装置200では、実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100に対して、変換処理部32が、さらに言語判定部36を有する。言語判定部36は、音声入力部31によって取り込まれた音声の言語の種類を判定する機能を有し、透明ディスプレイ装置200のユーザの発話状況に基づいて当該ユーザが主に使用する言語の種類を判定する。言語判定部36による言語の種類の判定は、ユーザが話す単語の割合等から行うことができる。
例えば、一人のユーザが発する音声が、「英単語」のみであると音声認識部33によって認識された場合、言語判定部36によって、そのユーザは英語を使用するユーザであると判定される。また、一人のユーザが発する音声に複数の言語が含まれるような場合は、割合の多い単語の言語が主に使用する言語であると判定される。例えば、一人のユーザの発話言語の単語が「英単語」、「英単語」、「日本語単語」及び「英単語」である場合は、主に英語を使用するユーザであると判定される。
本実施の形態は、図13(a)及び図13(b)に示すように、透明ディスプレイ装置200を挟む二人のユーザが異なる言語を話す場合である。例えば、第1表示面114a側にいる第1ユーザ401Jが主に日本語を話すユーザであり、第2表示面114b側にいる第2ユーザ402Eが主に英語を話すユーザであるとする。
本実施の形態では、図13(a)に示すように、第2ユーザ402Eの発話状況に基づいて、第2ユーザ402Eが主に使用する言語の種類が判定される。例えば、第2ユーザ402Eが「Hi」等の英語を用いて発話しているとすると、音声入力部31によって第2ユーザ402Eが発する音声(第2音声)が取り込まれて、第2ユーザ402Eの音声に基づき、音声認識部33及び言語判定部36によって、第2ユーザ402Eが主に使用する言語の種類が英語であると判定される。
そして、実施の形態1と同様に、第1表示面114a側にいる第1ユーザ401Jが発話して音声(第1音声)を発すると、音声入力部31によって第1ユーザ401Jの音声が取り込まれる。
この場合、第1ユーザ401Jが発した音声は、変換処理部32によって文字情報に変換されて、第2ユーザ402E側の第2表示面114bに左右正像で表示されるが、本実施の形態では、第2ユーザ402Eが使用する言語の種類に合わせた文字情報に変換されて左右正像で表示される。
例えば、図13(a)に示すように、第1ユーザ401Jが、第1表示面114aに表示されている猫のオブジェクト画像302を見て「ネコ」と発話したとすると、音声入力部31によって第1ユーザ401Jが発した「ネコ」という音声が取り込まれる。この場合、第2ユーザ402Eが使用する言語は発話状況から英語であると判定されているので、変換処理部32において「ネコ」が英文字の「CAT」となるように変換されて、第2表示面114bには、図13(b)に示すように、「CAT」の文字情報306bが左右正像で表示される。
なお、本実施の形態では、第1ユーザ401Jが発した音声を第2ユーザ402Eが使用する言語の文字情報に変換して第2ユーザ402E側の第2表示面114bに左右正像で表示したが、第2ユーザ402Eが発した音声を第1ユーザ401Jが使用する言語の文字情報に変換して第1ユーザ401J側の第1表示面114aに左右正像で表示しても構わない。例えば、第2ユーザ402Eが「CAT」と発話した場合、第1ユーザ401Jが使用する言語である日本語に変換して、第1表示面114aに、「ネコ」、「ねこ」又は「猫」の文字情報を左右正像で表示することができる。
また、言語変換された文字情報は、実施の形態1と同様に、表示位置指示部50によってユーザが指示する表示位置に表示することができる。
以上、本発明の実施の形態2に係る透明ディスプレイ装置200によれば、二人のユーザのうち一方のユーザが発した音声を自動的に他方のユーザの使用言語に適合した文字情報に言語変換して当該他方のユーザ側の表示面に左右正像で表示することができる。これにより、言語の異なる複数のユーザ同士の対話であっても相手の発話内容を容易に理解することができるので、情報共有を容易に図ることができる。
なお、本実施の形態では、図13(b)に示すように、音声に基づく文字情報306bを第2表示面114bにのみ表示される例を示したが、これに限らない。
例えば、図14(a)及び図14(b)に示すように、音声に基づく文字情報306bを第2表示面114bに左右正像で表示させるとともに、第1表示面114aにおいては、第1ユーザ401Jが使用する言語の文字情報306a(言語変換せずにテキストデータ化のみされた文字情報)を左右正像で表示させても構わない。これにより、発話者である第1ユーザ401J自身も発話した自分の音声を文字情報として視認することができるので、第2ユーザ402E側の第2表示面114bに正しく発話内容が表示されているかを容易に把握することができる。
また、本実施の形態では、第1表示面114a及び第2表示面114bのそれぞれには、特定の1種類の言語を表示するように構成したが、これに限らない。例えば、タッチパネル機能を用いることによって、内蔵する辞書DBを用いて言語の種類を切替えて表示させるように構成しても構わない。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る透明ディスプレイ装置300について、図15及び図16を用いて説明する。図15は、本発明の実施の形態3に係る透明ディスプレイ装置300の構成を示すブロック図である。図16(a)は、本発明の実施の形態3に係る透明ディスプレイ装置300を第1表示面114a側から見たときの表示例を示す図である。図16(b)は、同透明ディスプレイ装置300を第2表示面114b側から見たときの表示例を示す図である。
本実施の形態は、実施の形態2の構成と概ね同じであるが、実施の形態2に対して、さらに、データ供給部24より供給される文字情報についても言語変換を行うものである。
図15に示すように、本実施の形態に係る透明ディスプレイ装置300では、データ供給部24から供給される文字情報が、信号処理部13だけではなく変換処理部32にも送信される。データ供給部24から供給された文字情報は、変換処理部32において、ユーザが使用する言語に変換される。
そして、ユーザの使用言語に変換された文字情報は、文字情報表示方向制御部17によって、第1表示面114a及び第2表示面114bのいずれにおいても左右正像で表示されるように変換され、表示パネル制御回路15によって第1表示面114a及び第2表示面114bのいずれにも左右正像で表示される。
以下、図16(a)及び図16(b)を用いて、本発明の実施の形態3に係る透明ディスプレイ装置300の表示動作について説明する。
本実施の形態は、実施の形態2と同様に、透明ディスプレイ装置300を挟む二人のユーザが異なる言語を話す場合であり、第1表示面114a側にいる第1ユーザ401Jが主に日本語を話すユーザであり、第2表示面114b側にいる第2ユーザ402Eが主に英語を話すユーザである。
透明ディスプレイ装置300は、実施の形態2と同様に、第1ユーザ401J及び第2ユーザ402Eの発話状況に基づいて、第1ユーザ401J及び第2ユーザ402Eがそれぞれ使用する言語の種類を判定する。例えば、第1ユーザ401Jが主に使用する言語は日本語であると判定され、第2ユーザ402Eが主に使用する言語が英語であると判定される。
従って、例えば、データ供給部24より供給される文字情報が日本語の「動物」である場合、データ供給部24より供給される「動物」という文字情報は、第2ユーザ402Eが使用する英語に言語変換されて、第2表示面114bに左右正像で表示される。本実施の形態では、図16(b)に示すように、「ANIMAL」という文字情報301bが第2表示面114bに左右正像で表示される。
また、この例では、データ供給部24より供給される文字情報の言語と第1ユーザ401Jが使用する言語とは同じ言語(日本語)であるので、データ供給部24より供給される「動物」という文字情報は、第1表示面114aにおいては言語変換されずに左右正像で表示される。本実施の形態では、図16(a)に示すように、「動物」という文字情報301aが第1表示面114aに左右正像で表示される。
以上、本発明の実施の形態3に係る透明ディスプレイ装置300によれば、データ供給部24から供給される文字情報についても、当該文字情報が表示される表示面を見るユーザが使用する言語に適合した文字情報に言語変換されて各表示面において左右正像で表示される。これにより、言語の異なる複数のユーザ同士が対話する場合であっても、各ユーザそれぞれが自分の言語に適した文字情報を見ることができるので、実施の形態2よりも、さらに情報共有を容易に図ることができる。
なお、本実施の形態では、データ供給部24から供給される文字情報の表示動作を説明したが、図16(a)及び図16(b)に示すように、第1ユーザ401J及び第2ユーザ402Eが発する音声についても自動的に自分の使用言語に適合した文字情報に変換して左右正像で表示しても構わない。
さらに、実施の形態2と同様に、一方のユーザが発した音声を自動的に他方のユーザが使用する言語に適合する文字情報に言語変換して、当該文字情報を他方のユーザ側の表示面に左右正像で表示しても構わない。
また、実施の形態2と同様に、表示パネル14に表示される文字情報301a、301b、306a及び306bについては、タッチパネル機能を用いることによって、内蔵する辞書DBを用いて言語の種類を切替えて表示させても構わない。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置400について、図17を用いて説明する。図17は、本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置400の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、実施の形態2の構成と概ね同じであるが、実施の形態2の表示位置指示部50の代わりにレイアウト処理部60を備える点で実施の形態2と異なる。
図17に示すように、本実施の形態に係る透明ディスプレイ装置400は、音声に基づく文字情報(第1文字情報)を表示する位置(レイアウト)を決定するレイアウト処理部60を備える。レイアウト処理部60によって、音声に基づく文字情報が表示パネル14の第1表示面114a及び第2表示面114bのどの位置に表示されるかが決定される。
以下、本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置400の表示動作について、図18、図19(a)及び図19(b)を用いて説明する。図18は、本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置400の表示レイアウトの一例を示す図である。図19(a)は、本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置400を第1表示面114a側から見たときの表示例を示す図である。図19(b)は、同透明ディスプレイ装置400を第2表示面114b側から見たときの表示例を示す図である。
図18に示すように、透明表示部11(表示パネル14)は、文字情報301aが表示される領域を含む領域である文字情報表示領域301Aと、画像(図18では静止画像のオブジェクト画像302)が表示される領域を含む領域である画像表示領域(図18では静止画像表示領域302A)と、文字情報表示領域301A及び画像表示領域以外の領域である第1背景領域304とからなる。従って、第1背景領域304は、向こう側が透けて見える領域である。なお、本実施の形態において、画像表示領域には静止画像が表示されているが、動画像が表示される場合も含まれる。
また、静止画像表示領域302Aのうち画像(図18ではオブジェクト画像302)以外の領域は、第2背景領域305である。なお、文字情報表示領域301A、静止画像表示領域302A、第1背景領域304及び第2背景領域305の各領域は、図18においては、第1表示面114aの場合を示しているが、第2表示面114bにおいても同様である。
なお、第2背景領域305を検出する方法(画像中の背景領域を検出する方法)としては、例えば、画像の複雑度が小さい領域を背景領域とする方法がある。なお、第2背景領域を検出する手法には特に制限がなく、濃淡変化の急激さを表すエッジ強度を用いる方法や空間周波数を用いる方法などがある。
図19(a)及び図19(b)に示すように、第1表示面114a側の第1ユーザ401が「CAT」と発話した場合、第1ユーザ401が発した「CAT」の音声は、透明ディスプレイ装置400によって文字情報に変換されて、「CAT」という文字情報306bが第2ユーザ402側の第2表示面114bに左右正像で表示される。
さらに、図19(b)に示すように、第2表示面114bに表示される音声に基づく「CAT」の文字情報306bは、第1背景領域304に表示されている。第1背景領域304は、データ供給部24から供給されて表示される文字情報301b及び画像(図ではオブジェクト画像302)のいずれも存在しない領域である。
以上、本発明の実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置400によれば、文字情報や画像の視認性とお互いのユーザの指の差し合い易さとを確保しつつ、相手の発話内容を視覚的に確認することができるので、情報共有をさらに容易に図ることができる。
なお、本実施の形態では、音声に基づく文字情報306bは、第1背景領域304に表示したが、図20(a)及び図20(b)に示すように、第2背景領域305に表示しても構わない。
さらに、この場合、レイアウト処理部60は、データ供給部24より供給された文字情報及び画像に基づいて第1背景領域304及び第2背景領域305を検出して、音声に基づく文字情報を、第1背景領域304及び第2背景領域305のいずれかに表示することを決定し、文字情報表示方向制御部17に送信するように構成することができる。
このとき、発話情報とデータ供給部24から供給される文字情報との関連度、又は、発話情報とデータ供給部24から供給される画像に付与されているメタ情報(タイトルや種類、内容などのデータ)との関連度によって、音声に基づく文字情報を表示する位置を決定してもよい。なお、関連度の算出手法に特に制限はなく、例えば、Levenshteinの距離を用いる方法やシソーラス(類語集)を用いる方法などを用いることができる。
なお、データ供給部24から供給された画像にメタ情報が付与されていない場合は、画像中に含まれる文字情報を認識したり人物や物体を認識したりすることによってメタ情報を作成することもできる。また、文字情報を認識する方法には特に制限はなく、例えば、色情報クラスタリング、2値化処理又はノイズ除去処理等を施した後に、パターン辞書照合により文字を抽出する方法などを用いることができる。さらに、人物や物体を認識する方法にも特に制限はなく、例えば、パターンマッチングや肌色領域抽出による方法、あるいは、サンプル画像を用いた学習(例えばニューラルネットワークやブースティングを用いた学習など)により設定される学習データを用いる方法などの用いることができる。
また、本実施の形態では、第1ユーザ401は英語(「CAT」)を発話したが、第1ユーザ401が日本語(例えば、「ネコ」)を発話したとしても同様である。
また、本実施の形態においても、上記の実施の形態と同様に、第2表示面114bに表示される文字情報306bは、タッチパネル機能を用いることによって言語の種類を切替えて表示させても構わない。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5に係る透明ディスプレイ装置500について、図21(a)及び図21(b)を用いて説明する。図21(a)は、本発明の実施の形態5に係る透明ディスプレイ装置を第1表示面114a側から見たときの表示例を示す図である。図21(b)は、同透明ディスプレイ装置を第2表示面114b側から見たときの表示例を示す図である。
本実施の形態に係る透明ディスプレイ装置500の構成は、実施の形態4に係る透明ディスプレイ装置400の構成と同じである。本実施の形態が実施の形態4と異なる点は、音声に基づく文字情報を表示する位置(レイアウト)である。なお、実施の形態4と同様に、表示位置(レイアウト)は、レイアウト処理部60によって決定される。
図21(a)及び図21(b)に示すように、本実施の形態でも、第1表示面114a側の第1ユーザ401が「CAT」と発話した場合、第1ユーザ401が発した「CAT」の音声は、透明ディスプレイ装置400によって文字情報に変換されて、第2ユーザ402側の第2表示面114bに左右正像で表示される。
そして、本実施の形態では、図21(b)に示すように、第2表示面114bに表示される音声に基づく「CAT」の文字情報306bは、第1ユーザ401が発した音声に関連する特定のオブジェクト画像302に対応付けて表示されている。具体的には、第1ユーザ401が猫のオブジェクト画像302を見て「CAT」と発話した場合、この音声に基づく文字情報306bは、オブジェクト画像近傍領域302Pに表示される。
オブジェクト画像近傍領域302Pは、データ供給部24から供給されて表示される文字情報301b及び画像(図ではオブジェクト画像302)のいずれも存在しない第1背景領域304内であって、オブジェクト画像302の近傍の領域である。オブジェクト画像302の近傍の領域とは、例えば、データ供給部24から供給される文字情報301bが表示されている場合は、当該文字情報301bよりもオブジェクト画像302に近い側の領域とすることができる。あるいは、オブジェクト画像302と何らかの関連があると認識されうる範囲内の領域をオブジェクト画像302の近傍の領域とすることもできる。
以上、本発明の実施の形態5に係る透明ディスプレイ装置500によれば、文字情報や画像の視認性とお互いのユーザの指の差し合い易さとを確保しつつ、相手の発話内容を発話対象の近くで視覚的に確認することができるので、情報共有をさらに容易に図ることができる。
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6に係る透明ディスプレイ装置100Bについて、図22〜図24を用いて説明する。図22は、本発明の実施の形態6に係る透明ディスプレイ装置100Bの構成を示すブロック図である。図23は、本発明の実施の形態6に係る透明ディスプレイ装置100Bの断面図である。図24は、本発明の実施の形態6における表示パネル14Bの断面図であり、サブ画素PXにおける断面構成を示している。
なお、本実施の形態に係る透明ディスプレイ装置100Bは、実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100と基本的な構成は同じである。
図22に示すように、本実施の形態における透明ディスプレイ装置100Bは、図2の透明ディスプレイ装置100と比較して、透明表示部11の代わりに透明表示部11Bを備えており、また、表示制御部12の代わりに表示制御部12Bを備える。
透明表示部11Bは、第1表示パネル14a及び第2表示パネル14bを有し、第1表示パネル14aと第2表示パネル14bとは貼り合わされて構成されている。なお、第1表示パネル14a及び第2表示パネル14bの各々は、実施の形態1における表示パネル14と同様の構成である。
表示制御部12Bは、第1表示パネル14aにおける画像や文字情報の表示を制御するための第1表示パネル制御回路15aと、第2表示パネル14baにおける画像や文字情報の表示を制御するための第2表示パネル制御回路15bとを備える。第1表示パネル制御回路15a及び第2表示パネル制御回路15bは、対応する各表示パネルを独立して駆動することができる。
また、図23に示すように、透明表示部11Bにおける一方の面及び他方の面は、第1表示面114a及び第2表示面114bである。透明表示部11Bは、図24に示すように、表示パネル14aのガラス基板P11と表示パネル14bのガラス基板P11とを貼り合わすことにより構成される。すなわち、透明表示部11Bは、図1(b)の表示パネル14を2つ用いて、表示パネル14においてより多くの光を発する面が、本実施形態における第1表示面114a及び第2表示面114bとなるように貼り合わされた構成されている。このようにすることで、第1表示面114a及び第2表示面114bに表示される画像及び文字情報の視認性を向上させることができる。
本実施の形態において、第1表示パネル14a及び第2表示パネル14bには、実施の形態1と同様にして、音声に基づく文字情報、データ供給部24から供給される文字情報及び画像が表示される。この場合、データ供給部24から供給される画像については、画像表示方向制御部16によって、第1表示パネル14a及び第2表示パネル14bの対面する同じ領域に表示されるように制御される。例えば、画像とともに供給される画像座標データに基づいて、第1表示パネル14a又は第2表示パネル14bのいずれか一方に対しては、座標データを変換して送信する。
なお、本実施の形態において、第1表示パネル制御回路15a及び第2表示パネル制御回路15bは、第1表示パネル14a及び第2表示パネル14bを同期させて駆動する。
以上、本発明の実施の形態6に係る透明ディスプレイ装置100Bによれば、2つの透明な表示パネルを用いることにより、高輝度及び高解像度を維持することが可能となる。また、透明表示部11Bに表示される画像及び文字情報の画質や視認性を向上させることができる。さらに、本実施の形態では、2つの表示パネルを用いて各表示パネルを独立して駆動することができるので、両面表示を容易に行うことができる。
(実施の形態7)
次に、本発明の実施の形態7に係る透明ディスプレイ装置100Cについて、図面を参照しながら説明する。
図25(a)は、本発明の実施の形態7に係る透明ディスプレイ装置100Cの概略構成を示す斜視図であり、図25(b)は、同透明ディスプレイ装置100Cの断面図である。
図25(a)及び図25(b)に示すように、透明ディスプレイ装置100Cは、画像及び文字情報を表示するための第1表示面114a及び第2表示面114cを両面とする透明表示部11Cを有する。第1表示面114aと第2表示面114cとは対向するように配置される。
図26は、本発明の実施の形態7に係る透明ディスプレイ装置100Cの構成を示すブロック図である。
図26に示すように、透明ディスプレイ装置100Cは、図2の透明ディスプレイ装置100と比較して、透明表示部11の代わりに透明表示部11Cを備える点と、透過率制御部80をさらに備える点とが異なる。
透明表示部11Cは、表示パネル14と、透過率変更部70と、図示しないドライブ回路とを有する。透明表示部11Cの一方の表面が第1表示面114aであり、透明表示部11Cの他方の表面が第2表示面114cである。
透過率変更部70は、表示パネル14と同じ大きさであって、表示パネル14に対面するように配置されている。
透過率制御部80は、透過率変更部70の透過率を部分的に異ならせることができ、本実施の形態では、表示パネル14の文字情報表示領域と画像表示領域とに対応する領域において透過率を異ならせることができる。
以下、本実施の形態における透過率変更部70の構成について、図27を用いて詳細に説明する。図27は、本実施の形態に係る透明ディスプレイ装置100Cにおける画素部PX10の構成の一例を示す断面図である。本実施の形態では、透明シールP17の表面が第1表示面114aである。
図27に示すように、透過率変更部70は、第1偏光板71と、第1透明基板72と、第1透明電極73と、液晶層74と、第2透明電極75と、第2透明基板76と、第2偏光板77とを含む。
液晶層74は、当該液晶層74を透過する光の量を調整することができる透過光量調整層であり、第1透明電極73が形成された第1透明基板72と、第2透明電極75が形成された第2透明基板76との間に形成される。本実施の形態において、液晶層74は、TN(Twisted Nematic)液晶である。
また、第1透明基板72の上部には第1偏光板71が設けられ、第2透明基板76の下部には第2偏光板77が設けられる。第1偏光板71と第2偏光板77とは偏光方向が直交するように配置されている。なお、第2偏光板77の表面が第2表示面114cである。
透過率変更部70は、第1透明電極73及び第2透明電極75に電圧を印加する制御部(不図示)をさらに備え、第1透明電極73及び第2透明電極75に印加される電圧によって、液晶層74の液晶分子の配列状態を変化させて、液晶層74を透過する光の量を変化させることができる。
本実施の形態では、ノーマリーホワイトモードであり、電圧が印加されない状態(オフ状態)の場合、液晶層74の液晶分子は、90度ねじれたツイスト(twist)配列となっている。一方、電圧が印加される状態(オン状態)の場合、液晶層74の液晶分子はねじれがとれて第1透明基板72に対して垂直に配列する。
ここで、図27において、透過率変更部70を透過する光の光源が第2偏光板77側にあるとする。このような光源としては、例えば、室内照明光等の間接光又は太陽光等の自然光が考えられる。
この場合、電圧無印加状態(オフ状態)では、第2偏光板77を透過して第1偏光板71に進行する光は、液晶層74によって90度ねじられるので、第1偏光板71を透過する。一方、電圧印加状態(オン状態)では、第2偏光板77を透過して第1偏光板71に進行する光は第1偏光板71によって遮断される。
また、本実施の形態では、液晶に印加する電圧の大きさに応じて液晶分子の配列状態を制御することができる。これにより、液晶層74を透過する光の量を調節することができるので、黒色と白色との間の階調(Gray)を表すことができる。
なお、本実施の形態において、透過率変更部70は、透明表示部11Cに入射する間接光又は自然光の透過率を調整するように構成したが、文字情報又は画像を表示するために発光させる発光層P14からの光の透過率を調整するように構成しても構わない。
また、透過率変更部70は、表示パネル14における画素部PX10の数と同じ数の画素部PX20で構成される。さらに、透過率変更部70は、画素部PX20ごとに画素PXを選択するためのTFT(不図示)が設けられており、TFTによって透過率を調整する画素PX20を選択することができる。これにより、画素部PX20ごとに透過率を調整することができる。
この場合、透過率制御部80の制御により、表示パネル14を構成する複数の画素部PX10の各々に対応する透過率変更部70の各画素部PX20の透過率が変更される。例えば、透過率変更部70は、画素部PX20に印加される電圧が大きい程、当該画素部PX20の透過率を100%に近づける。一方、透過率変更部70は、画素部PX20に印加される電圧が小さい程(0に近い程)、当該画素部PX20の透過率を0%に近づける。
なお、透過率変更部70は、画素部PX20に印加される電圧が小さい程(0に近い程)、当該画素部PX20の透過率を100%に近づけるように構成してもよい。
図28は、透過率変更部70における透過率を変更させるための領域を説明するための図である。図28(a)は、第1表示面114aの表示例を示す図であり、図28(b)は、透過率変更部70における各領域を説明するための図である。
また、図29(a)は、本発明の実施の形態7に係る透明ディスプレイ装置を第1表示面114a側から見たときの表示例を示す図である。図29(b)は、同透明ディスプレイ装置を第2表示面114c側から見たときの表示例を示す図である。
図28(a)、図29(a)及び図29(b)に示すように、本実施の形態における表示動作は、実施の形態1と同様にして行うことができる。
例えば、データ供給部24から猫に関する静止画像(ここでは猫のオブジェクト画像)が供給された場合、図28(a)に示すように、猫のオブジェクト画像302が表示パネル14に表示される。この場合、図29(a)及び図29(b)に示すように、オブジェクト画像302は、第1ユーザ401側の第1表示面114aでは左右正像で表示され、第2ユーザ402側の第2表示面114cでは左右逆像で表示される。
また、データ供給部24から「CAT」という文字情報が供給された場合、図28(a)、図29(a)及び図29(b)に示すように、「CAT」という文字情報301a及び301cは、第1表示面114a及び第2表示面114cにおいて左右正像で表示される。なお、発話者の音声を取り込んだ場合は、当該音声に基づく文字情報306a及び306cは、第1表示面114a及び第2表示面114cにおいて左右正像で表示される。
また、上記の実施の形態では説明していないが、データ供給部24から人間に関する動画像(ここでは人間のオブジェクト画像)が供給された場合、図28(a)に示すように、人間のオブジェクト画像303が表示パネル14に表示される。この場合、静止画像のオブジェクト画像と同様に、図29(a)及び図29(b)に示すように、動画像のオブジェクト画像303は、第1ユーザ401側の第1表示面114aでは左右正像で表示され、第2ユーザ402側の第2表示面114cでは左右逆像で表示される。
なお、図28(a)に示すように、文字情報301a(306a)が表示される領域を含む領域は文字情報表示領域301Aであり、静止画像に関するオブジェクト画像302が表示される領域を含む領域は静止画像表示領域302Aであり、動画像に関するオブジェクト画像303が表示される領域を含む領域は動画像表示領域303Aである。なお、動画像表示領域303Aは、所定の座標データで定められるウィンドウ領域(1フレーム全体)とすることができる。
透過率制御部80は、表示パネル14に表示される画像及び文字情報に基づいて、透過率変更部70にいて透過率を変更させる領域を特定する。具体的には、図28(b)に示すように、透過率制御部80は、文字情報表示領域301Aに対面する透過率変更部70の領域を文字情報領域301Rとして特定し、静止画像表示領域302Aに対面する透過率変更部70の領域を静止画像領域302Rとして特定し、動画像表示領域303Aに対面する透過率変更部70の領域を動画像領域303Rとして特定する。
なお、文字情報領域301R、静止画像領域302R及び動画像領域303Rのそれぞれのサイズは、文字情報表示領域301A、静止画像表示領域302A及び動画像表示領域303Aのサイズと同程度のサイズである。
また、透過率制御部80は、透過率変更部70のうち、文字情報領域301R、静止画像領域302R及び動画像領域303R以外の領域を背景領域307として特定する。特定される背景領域307は、第1表示面114aの表示状態によって異なる。例えば、第1表示面114aに文字情報301a(306a)及びオブジェクト画像302が表示された場合は、背景領域307は、文字情報領域301R及び静止画像領域302R以外の領域となる。
そして、透過率制御部80は、特定した領域の種類に応じて当該領域の透過率を変更するように制御する。具体的に、透過率制御部80は、特定した各領域の透過率が、以下の式1を満たすように透過率変更部70の各領域を制御する。
背景透過率>文字透過率>静止画像透過率>動画像透過率・・・(式1)
式1において、背景透過率、文字透過率、静止画像透過率および動画像透過率は、それぞれ、背景領域307の透過率、文字情報領域301Rの透過率、静止画像領域302Rの透過率及び動画像領域303Rの透過率を示している。
例えば、背景透過率、文字透過率、静止画像透過率及び動画像透過率のそれぞれが、90%、60%、30%、10%となるように透過率変更部70を制御する。なお、各領域において異なる透過率とするには、上述のように各領域に対応する液晶層74に印加する電圧を変更することによって行うことができる。
これにより、文字情報301a、静止画像(オブジェクト画像302)、動画像(オブジェクト画像303)の順でコントラストを高くすることができる。この場合、本実施の形態では、間接光又は自然光が第2偏光板77(第2表示面114c)側から第1表示面114aに向かって照射されているので、第1表示面114aを見る第1ユーザ401は、静止画像としてのオブジェクト画像302よりも、動画像としてのオブジェクト画像303を容易に認識することができる。また、第1表示面114aを見る第1ユーザ401は、文字情報301aよりも静止画像(オブジェクト画像302)及び動画像(オブジェクト画像303)を容易に認識することができる。
従って、本実施の形態によれば、第1ユーザ401は、画像と文字情報とを容易に識別することができる。これにより、第1表示面114aに表示される表示内容の視認性の低下を抑制することができる。
また、上記の式1において、静止画像と動画像とを区別することなくいずれも画像として扱う場合、透過率制御部80は、特定した各領域の透過率が、以下の式2を満たすように透過率変更部70を制御してもよい。
背景透過率>文字透過率>画像透過率・・・(式2)
式2において、画像透過率は、画像領域の透過率を示しており、静止画像領域302Rの透過率又は動画像領域303Rの透過率である。
また、文字情報が所定の方向に移動するテロップが表示パネル14に表示される場合であって、テロップが示す文字の見易さを重視するような場合、透過率制御部80は、以下の式3を満たすように透過率変更部70を制御してもよい。
背景透過率>文字透過率>テロップ透過率>静止画像透過率>動画像透過率・・・(式3)
式3において、テロップ透過率とは、動画像領域303Rと同様に、テロップが表示される領域に対応する透過率変更部70の領域である。
式3を満たすように透過率変更部70が制御されることにより、テロップが示す文字情報の視認性を向上させることができる。
さらに、テロップが示す文字情報の動きを重視するような場合、透過率制御部80は、以下の式4を満たすように透過率変更部70を制御してもよい。
背景透過率>文字透過率>静止画像透過率>テロップ透過率>動画像透過率・・・(式4)
式4を満たすように、透過率変更部70が制御されることにより、テロップが示す文字情報の動きの視認性を向上させることができる。
あるいは、テロップの注目度を重視するような場合、透過率制御部80は、以下の式5を満たすように透過率変更部70を制御してもよい。
背景透過率>文字透過率>静止画像透過率>動画像透過率>テロップ透過率・・・(式5)
式5を満たすように透過率変更部70が制御されることにより、テロップの視認性を向上させることができる。すなわち、ユーザにテロップを注目させることができる。
なお、ユーザ同士が、指を指してコミュニケーションを図る場合、上記各領域の透過率の順序をユーザが任意に変更できるように構成しても構わない。
また、透過率変更部70は液晶層74のように透過率を変化させるものに限らず、文字情報や画像が表示される領域が予め定められている場合は、透過率が異なるガラス板を複数個組み合わせることによって、各領域に対応する部分の透過率を予め異ならせておくこともできる。
(その他の変形例)
以上、本発明に係る透明ディスプレイ装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これら実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、当業者が思いつく変形を本実施の形態に施したものも本発明に含まれる。
例えば、上記各実施の形態で扱う文字情報は、文字が所定の方向に移動するテロップであってもよい。この場合、テロップは、上記各実施の形態における文字情報と同様に、第1表示面114a及び第2表示面114b(114c)の両方において左右正像で表示される。
また、上述のように、透明ディスプレイ装置における表示パネルとして、図30に示すようなLCDパネルを用いる場合、図31に示すように構成することが好ましい。図30は、一般的なLCDパネルの画素断面図である。また、図31は、本発明に係る透明ディスプレイ装置において、LCDパネルを用いた場合の構成を示す図である。
図30に示すように、LCDパネルは、一般的に、対向するガラス基板41とガラス基板48との間に封入された液晶層45と、出入りする光をコントロールする偏光板40、49と、液晶を駆動するための透明電極43、47と、液晶分子を一定方向に並べるための配向膜44、46と、色を表示するためのカラーフィルタ42とを含む。
通常の液晶ディスプレイは、LCDパネルに加えて、LCDパネルの背面に配置されたバックライトユニットを備えており、バックライトユニットからの光を透過させ、この透過する光を制御することで画像が表示される。しかし、バックライトユニットは、一般的に非透過であるので背景が遮断される。従って、バックライトユニットを備える液晶ディスプレイでは、背景を透過させて見ることができない。
そこで、本発明に係る透明ディスプレイ装置の表示パネルとして液晶パネルを用いる場合は、液晶パネルを介して背景を見ることができるように、図31に示すように、バックライトユニットを用いずに、表示パネル14の両側にいる第1ユーザ401と第2ユーザ402をランプ等の照明で明るく照らし、第1ユーザ401及び第2ユーザ402の各々の反射光を相手側に透過させることが好ましい。これにより、第1ユーザ401及び第2ユーザ402は、対面するユーザの表情やしぐさを確認しながら、画像の表示を同時に見ることが可能となる。
また、上記の各実施の形態の透明ディスプレイ装置を構成する複数の構成要素の全て又は一部は、ハードウエアで構成されてもよい。また、上記の透明ディスプレイ装置を構成する構成要素の全てまたは一部は、CPU(Central Processing Unit)等により実行されるプログラムのモジュールであってもよい。
また、上記の各実施の形態の透明ディスプレイ装置を構成する複数の構成要素の全て又は一部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されてもよい。システムLSIは、複数の構成要素を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを含んで構成されるコンピュータシステムである。
例えば、信号処理部13は、1個のシステムLSI(集積回路)から構成されてもよい。
また、本発明は、透明ディスプレイ装置が備える特徴的な構成部の動作をステップとする表示制御方法として実現してもよい。また、本発明は、そのような表示制御方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現してもよい。また、本発明は、そのようなプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現されてもよい。また、当該プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して配信されてもよい。
また、透明ディスプレイ装置の構成は、本発明を具体的に説明するための一例の構成である。例えば、実施の形態1に係る透明ディスプレイ装置100は、図2に示される全ての構成要素を備えなくてもよい。つまり、本発明に係る透明ディスプレイ装置は、本発明の効果を実現できる最小限の構成のみを備えればよい。
本発明は、複数人のユーザが情報共有を図ることができる透明ディスプレイ装置及びこれを備えた電子機器等として広く有用である。例えば、本発明に係る透明ディスプレイ装置は、映画館のチケット売り場でチケットを買う場合、あるいは、病院などの細菌を隔離する部屋の中にいる人とその部屋を外側から見る人との間を隔てなければならない場合などの状況において有用である。
11、11A、11B、11C 透明表示部
12、12B 表示制御部
13 信号処理部
14、14A、14a、14b 表示パネル
15 表示パネル制御回路
15a 第1表示パネル制御回路
15b 第2表示パネル制御回路
16 画像表示方向制御部
17 文字情報表示方向制御部
24 データ供給部
25 アンテナ
26 チューナ
27 復調回路
28 入力端子
29 記憶装置
30 画像選択回路
31 音声入力部
32 変換処理部
33 音声認識部
34 文字情報蓄積部
35 文字情報変換部
36 言語判定部
40、49 偏光板
41、48 ガラス基板
42 カラーフィルタ
43、47 透明電極
44、46 配向膜
45 液晶層
70 透過率変更部
71 第1偏光板
72 第1透明基板
73 第1透明電極
74 液晶層
75 第2透明電極
76 第2透明基板
77 第2偏光板
80 透過率制御部
100、100A、100B、100C、200、300、400、500 透明ディスプレイ装置
114a 第1表示面
114b、114c 第2表示面
115a、115b シャッタ表示面
301a、301b、306a、306b、306c 文字情報
301A 文字情報表示領域
301R 文字情報領域
302、303 オブジェクト画像
302A 静止画像表示領域
302R 静止画像領域
302P オブジェクト画像近傍領域
303A 動画像表示領域
303R 動画像領域
304 第1背景領域
305 第2背景領域
307 背景領域
401、401J 第1ユーザ
402、402E 第2ユーザ
PX10、PX20 画素部
P11 ガラス基板
P12 Al配線
P13 アノード電極
P14 発光層
P15 カソード電極
P16 保護層
P17 透明シール
PXR、PXG、PXB サブ画素
SH1 第1液晶シャッタパネル
SH2 第2液晶シャッタパネル

Claims (16)

  1. 対向する第1表示面及び第2表示面を有する透明表示部を備える透明ディスプレイ装置であって、
    前記第1表示面側にいる第1ユーザの第1音声を取り込み、
    前記第1音声を第1文字情報に変換し、
    前記第1文字情報を左右正像で前記第2表示面に表示する
    透明ディスプレイ装置。
  2. 前記第1文字情報を左右正像で前記第1表示面に表示する
    請求項1に記載の透明ディスプレイ装置。
  3. 前記第1ユーザが指定する前記第1表示面の指定位置、又は、前記第2表示面側にいる第2ユーザが指定する前記第2表示面の指定位置に、前記第1文字情報を表示する
    請求項2に記載の透明ディスプレイ装置。
  4. 前記第1音声の言語を、前記第2表示面側にいる第2ユーザが使用する言語に変換し、
    変換した前記言語を前記文字情報として前記第2表示面に左右正像で表示する
    請求項1に記載の透明ディスプレイ装置。
  5. 前記透明ディスプレイ装置に供給される第2文字情報が前記透明表示部に表示される場合において、
    前記第1音声に基づいて前記第1ユーザが使用する言語の種類を判定し、
    前記第2表示面側にいる第2ユーザの第2音声を取り込み、前記第2音声に基づいて前記第2ユーザが使用する言語の種類を判定し、
    前記第1表示面には、前記第2文字情報を前記第1ユーザが使用する言語に変換して左右正像で表示し、
    前記第2表示面には、前記第2文字情報を前記第2ユーザが使用する言語に変換して左右正像で表示する
    請求項1に記載の透明ディスプレイ装置。
  6. 前記透明表示部に画像が表示される場合、
    前記第1表示面及び前記第2表示面の一方には前記画像を左右正像で表示し、
    前記第1表示面及び前記第2表示面の他方には前記画像を左右逆像で表示する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の透明ディスプレイ装置。
  7. 前記第2表示面において前記画像が表示される領域を含む所定の画像表示領域とは異なる領域である背景領域に、前記第1文字情報を表示する
    請求項6に記載の透明ディスプレイ装置。
  8. 前記第2表示面において前記画像が表示される領域を含む所定の画像表示領域内に、前記第1文字情報を表示する
    請求項6に記載の透明ディスプレイ装置。
  9. 前記第2表示面において前記第1音声に関連する特定のオブジェクト画像に対応付けて前記第1文字情報を表示する
    請求項6に記載の透明ディスプレイ装置。
  10. 前記透明表示部は、表示パネルと当該表示パネルに対面する透過率変更部とを備え、
    前記表示パネルに第1文字情報及び画像が表示される場合において、前記表示パネルにおいて前記第1文字情報が表示される文字情報表示領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第1透過率とし、前記表示パネルにおいて前記画像が表示される画像表示領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第2透過率とすると、
    前記透明ディスプレイ装置は、前記第1透過率と前記第2透過率とを異ならせる
    請求項1に記載の透明ディスプレイ装置。
  11. 前記第1透過率は、前記第2透過率よりも大きい
    請求項10に記載の透明ディスプレイ装置。
  12. 前記表示パネルにおける前記画像表示領域及び前記文字情報表示領域以外の領域である背景領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第3透過率とすると、
    前記第3透過率は、前記第2透過率よりも大きい
    請求項10又は11に記載の透明ディスプレイ装置。
  13. 前記画像が、静止画像と動画像とを含む場合、
    前記表示パネルにおける前記画像表示領域のうち前記静止画像が表示される静止画像表示領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第4透過率とし、前記表示パネルにおける前記画像表示領域のうち前記動画像が表示される動画像表示領域に対面する部分における前記透過率変更部の透過率を第5透過率とすると、
    前記第4透過率は、前記第5透過率よりも大きい
    請求項10〜12のいずれか1項に記載の透明ディスプレイ装置。
  14. 前記第1文字情報は、前記第2表示面と前記第1表示面とにおいて、時分割駆動により所定期間毎に表示される
    請求項2に記載の透明ディスプレイ装置。
  15. 前記透明表示部は、一つの透明表示パネルによって構成される
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の透明ディスプレイ装置。
  16. 前記透明表示部は、前記第1表示面を有する第1表示パネルと、前記第2表示面を有する第2表示パネルとを含む
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の透明ディスプレイ装置。
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