JP2018181637A - 液晶表示装置及びこれに用いられるバックライト - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲光の照度を検出することのできる液晶表示装置を提供する。【解決手段】液晶表示装置1において、バックライト20の反射板21、導光板22、及び、拡散板23には、その平面視で互いに重なり合う位置に、それぞれの機能を部分的に制限するための切欠部Xが形成されており、照度センサ100は、切欠部Xの内側に配置されている。なお、照度センサ100の真上にある画素10aの透過率については、照度センサ100の動作状態に応じて切り替えるとよい。例えば、照度センサ100の動作中には、映像信号に依ることなく、画素10aの透過率を最大値とすればよい。【選択図】図3

Description

本明細書中に開示されている発明は、液晶表示装置に関する。
近年、スマートフォンなどの電子機器には、液晶表示パネルの画面サイズを拡大したい(さらには全面ディスプレイ化を実現したい)という市場要求がある。そのため、液晶表示パネルの周囲には、照度センサを配置するための空きエリアがなくなりつつある。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
国際公開第2014/103777号
しかしながら、特許文献1の従来技術は、液晶表示パネルの出力輝度を検出してバックライト制御を行うものであり、周囲光の照度を検出するものではなかった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者により見出された上記課題に鑑み、周囲光の照度を検出することのできる液晶表示装置、及び、これに用いられるバックライトを提供することを目的とする。
本明細書中に開示されているバックライトは、反射板と、導光板と、拡散板とを有し、少なくとも前記反射板と前記導光板には、その平面視で互いに重なり合う位置に、それぞれの機能を部分的に制限するための切欠部または光学窓が形成されている構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成るバックライトは、前記導光板を側面から照射する光源をさらに有する構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成るバックライトにおいて、前記光源は、各個独立に点消灯することのできる複数の発光素子を含む構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第3いずれかの構成から成るバックライトは、前記切欠部の端面を被覆する遮光部材をさらに有する構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第3いずれかの構成から成るバックライトにおいて、前記導光板の光学窓は、スリットにより形成されている構成(第5の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている液晶表示装置は、液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを裏面から照射する上記第1〜第5いずれかの構成から成るバックライトと、前記バックライトの切欠部の内側または光学窓の真下に配置された照度センサと、を有する構成(第6の構成)とされている。
なお、上記第6の構成から成る液晶表示装置において、前記照度センサは、前記切欠部の内側で前記液晶表示パネルの裏面に実装されている構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第6または第7の構成から成る液晶表示装置は、前記液晶表示パネルを駆動する液晶駆動部と、前記バックライトの光源を駆動する光源駆動部と、前記照度センサを用いて周囲光の照度を検出する照度検出部と、前記液晶表示装置の各部を制御する制御部と、をさらに有する構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第8の構成から成る液晶表示装置において、前記液晶駆動部は、前記照度センサの動作状態に応じて前記照度センサの真上にある画素の透過率を切り替える構成(第9の構成)にするとよい。
また、上記第8または第9の構成から成る液晶表示装置において、前記液晶駆動部は、複数の照度センサに対して、異なる透過色の光が同時に入射されるように、前記液晶表示パネルを駆動する構成(第10の構成)にするとよい。
また、上記第8または第9の構成から成る液晶表示装置において、前記液晶駆動部は、単一の照度センサに対して、異なる透過色の光が時分割で入射されるように、前記液晶表示パネルを駆動する構成(第11の構成)にしてもよい。
なお、上記第11の構成から成る液晶表示装置において、前記液晶駆動部は、前記透過色を切り替えるときに前記透過色に応じた長さの黒色期間を挿入し、前記照度検出部は、前記黒色期間の長さに応じて前記透過色を識別する構成(第12の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている電子機器は、上記第6〜第12いずれかの構成から成る液晶表示装置を有する構成(第13の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、周囲光の照度を検出することのできる液晶表示装置、及び、これに用いられるバックライトを提供することが可能となる。
液晶表示装置の全体構成を示すブロック図 バックライトの基本構成を示す分解斜視図 バックライトの第1実施形態を示す縦断面図 バックライトの第1変形例を示す縦断面図 バックライトの第2変形例を示す縦断面図 切欠部の第1配置レイアウトを示す平面図 切欠部の第2配置レイアウトを示す平面図 切欠部の第3配置レイアウトを示す平面図 バックライトの第2実施形態を示す縦断面図 全点灯時の様子を示す平面図 部分消灯時の様子を示す平面図 フレーム期間とセンシング期間の関係を示すタイムチャート バックライトの第3実施形態を示す縦断面図 周囲光の色合いを検出するための別手法を示す縦断面図 透過色切替時の黒挿入による同期制御の一例を示すタイムチャート スマートフォンの外観図
<液晶表示装置>
図1は、液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。本図で示す通り、本構成例の液晶表示装置1は、液晶表示パネル10と、バックライト20と、液晶駆動部30と、光源駆動部40と、照度検出部50と、制御部60と、照度センサ100と、を有する。
液晶表示パネル10は、一対の透明基板とこれに挟み込まれた液晶(いずれも不図示)を含み、液晶の透過率を変化させてバックライト20の照射光を部分的に透過または遮蔽することにより、任意の文字や映像などを表示する。なお、上記一対の透明基板のうち、表面側のカラーフィルタ基板には、RGBカラーフィルタ、ブラックマトリクス、共通電極、及び、配向膜などが形成されている。一方、裏面側のアレイ基板には、アクティブ素子(TFT[thin film transistor]素子など)、サブ画素電極、及び、各種配線(ゲート配線やソース配線など)などがアレイ状に形成されている。また、上記一対の透明基板それぞれの外側には、一対の偏光フィルタを設けるとよい。
バックライト20は、LED[light emitting diode]などの光源24を備えており、液晶表示パネル10を裏面から照射する。なお、バックライト20の構造については、後ほど詳述する。
液晶駆動部30は、制御部60から入力される各種信号(=映像信号や同期信号など)に応じて液晶表示パネル10を駆動する。なお、液晶駆動部30としては、いわゆるLCD[liquid crystal display]ドライバICを用いればよい。
光源駆動部40は、制御部60から入力される各種信号(=オン/オフ制御信号や輝度制御信号など)に応じてバックライト20の光源24を駆動する。なお、光源駆動部40としては、いわゆるLEDドライバICを用いればよい。
照度検出部50は、照度センサ100の出力信号をモニタリングすることにより、照度センサ100に入射される周囲光(=屋外の太陽光または屋内の照明光など)の照度を検出し、その検出結果を制御部60に送出する。なお、照度検出部50は、制御部60の一機能として集約することもできる。
制御部60は、液晶表示装置1の各部を統括的に制御する主体であり、例えば、CPU[central processing unit]、GPU[graphics processing unit]、若しくは、DSP[digital signal processor]などがこれに相当する。なお、制御部60は、照度センサ100を用いた制御機能の一つとして、周囲光の照度に応じたバックライト調光機能を備えている。このような機能を備えたことにより、液晶表示装置1の消費電力削減や視認性向上を図ることが可能となる。
照度センサ100は、人間の視感度に近い光学特性を持ち、周囲光の照度を検出する。なお、照度センサ100としては、受光素子(フォトダイオードなど)とその検出信号を増幅するアンプを集積化した半導体集積回路装置(いわゆる照度センサIC)を用いればよい。また、照度センサ100の出力形式については、特に不問であり、アナログ出力型(電流出力型)であってもよいし、デジタル出力型(シリアル出力型)であってもよい。なお、照度センサ100は、液晶表示パネル10の裏面側に配置されているが、この点については後述する。
<バックライト>
図2は、バックライト20の基本構成を示す分解斜視図である。バックライト20は、エッジライト方式(=サイドライト方式)の面発光モジュールであり、反射板21と、導光板22と、拡散板23と、光源24と、を含む。なお、図中の太い矢印は、光源24から出射された光の経路を模式的に示している。
反射板21は、導光板22の裏面側に設けられており、導光板22の裏面から反射板21に向けて出射された光(=導光板22の表面から液晶表示パネル10に向けて出射されなかった光)を反射して導光板22に戻すためのシート状部材である。このような反射板21を設けることにより、光のロスを減らすことができるので、光源24の発光量を不必要に上げなくても、液晶表示パネル10の輝度を高めることが可能となる。
導光板22は、光源24から側面に入射された光を表面全体に導くことにより、面発光するシート状部材である。なお、導光板22としては、その表面にドット加工や溝加工などが施されたアクリル板を用いることができる。
拡散板23は、導光板22の表面側に設けられており、導光板22の表面から液晶表示パネル10に向けて出射された光を拡散するためのシート状部材である。このような拡散板23を設けることにより、バックライト20をより均一な面光源とすることができる。
光源24は、導光板22を側面から照射する手段である。なお、光源24の発光素子としては、小型で省電力のLEDなどを用いればよい。
さらに、バックライト20には、液晶表示パネル10の裏面側に照度センサ100を配置するための新規な工夫が凝らされている。以下では、その点について詳述する。
<第1実施形態>
図3は、バックライト20の第1実施形態を示す縦断面図である。本実施形態のバックライト20において、反射板21、導光板22、及び、拡散板23には、その平面視で互いに重なり合う位置に、それぞれの機能(反射機能、導光機能(面発光機能)、及び、拡散機能)を部分的に制限するための切欠部X(=バックライト20を表面から裏面まで貫通する穴)が形成されている。
そして、照度センサ100は、少なくともその一部(本図ではパッケージの上側半分)が切欠部Xの内側に収まるように、プリント配線基板に実装されている。
このような構成とすることにより、液晶表示パネル10に含まれる複数の画素のうち、切欠部Xの真上(延いては照度センサ100の真上)にある画素10aを透過した周囲光は、反射板21、導光板22、及び、拡散板23のいずれにも遮られることなく、照度センサ100の受光面に到達する。従って、照度センサ100は、液晶表示パネル10の裏面側に配置されていても、周囲光の照度を検出することが可能となる。
また、照度センサ100の真上には、導光板22も拡散板23も存在しないので、バックライト20が発する光のうち、照度センサ100の受光面に直接届く量は、十分に抑えられている。従って、照度センサ100は、バックライト20が発する光の影響をさほど受けることなく、周囲光の照度を正しく検出することが可能となる。
また、バックライト20に切欠部Xを設け、そこに照度センサ100を埋め込む(嵌め込む)ことにより、液晶表示装置1の厚みがあまり大きくならない。従って、液晶表示装置1を搭載する電子機器の小型・軽薄化を阻害することなく、液晶表示パネル10の裏面側に照度センサ100を配置することが可能となる。
なお、照度センサ100のパッケージサイズは、一般に、2〜3mm角(0.1インチ角)であり、切欠部Xもこれと同等かこれよりも一回り大きいサイズに設計されている。一方、スマートフォンなどに用いられる液晶表示パネル10の解像度は、一般に、数百ppi[pixel per inch](200〜500ppi程度)である。
従って、照度センサ100の真上には、数百〜数千ピクセルの画素10aが存在する。これらの画素10aには、バックライト20から光が照射されないので、映像信号に応じてこれらの画素10aを駆動したとしても、そこに映る映像の視認性は決して高くない。
そこで、液晶駆動部30(図1を参照)は、照度センサ100の動作状態に応じて照度センサ100の真上にある画素10aの透過率を切り替える構成にするとよい。具体的に述べると、液晶駆動部30は、少なくとも照度センサ100が周囲光を検出している間、画素10aの透過率を映像信号に依ることなく常に最大値(=白表示時の透過率)に切り替える。このような駆動制御を行えば、できるだけ多くの周囲光を照度センサ100の受光面に透過させることができるので、周囲光の照度検出精度を高めることが可能となる。
図4は、第1実施形態におけるバックライト20の第1変形例を示す縦断面図である。本変形例のバックライト20は、基本的に第1実施形態(図3)と同様であり、切欠部Xの端面(特に、導光板22及び拡散板23に形成された切欠部Xの端面)を被覆する遮光部材25をさらに有している。このような構成とすることにより、導光板22及び拡散板23の端面から照度センサ100の受光面に回り込む光を遮ることができるので、周囲光の照度検出精度をさらに高めることが可能となる。
図5は、第1実施形態におけるバックライト20の第2変形例を示す縦断面図である。本変形例のバックライト20は、基本的に第1実施形態(図3)と同様であり、照度センサ100がプリント配線基板に実装されるのではなく、切欠部Xの内側で液晶表示パネル10の裏面に実装されている。なお、照度センサ100の電源線や信号線は、液晶表示パネル10のゲート配線やソース配線と同じく、透明導電膜(ITO[indium tin oxide]など)を用いて、液晶表示パネル10のアレイ基板上に形成しておけばよい。このような構成とすることにより、液晶表示装置1をさらに薄型化することが可能となる。
<配置レイアウト>
図6〜図8は、それぞれ、切欠部(及びその内側に配置された照度センサ100)の配置レイアウトを示す平面図(=導光板22を表面側から平面視したときの図)である。なお、光源24は、導光板22の第1端面(例えば紙面右側の端面)に沿って一列に並べられた複数(例えば5つ)の発光素子24(1)〜24(5)を含み、それぞれの出射光が導光板22の導光領域A1〜A5に導かれている。
図6で示したように、切欠部Xは、例えば、上記の第1端面から見て反対側に位置する第2端面(例えば紙面左側の端面)の近傍に形成するとよい。このような配置レイアウトであれば、照度センサ100と光源24とをできるだけ離間することができる。従って、照度センサ100では、光源24が発する光の影響を受けにくくなるので、周囲光の照度を正しく検出することが可能となる。
また、図7で示したように、切欠部Xは、その一辺(例えば導光板22の第2端面と接する紙面左側の一辺)が開放端となるように、導光板22の周縁部に形成してもよい。このような配置レイアウトであれば、バックライト20の発する光が切欠部Xの開放端側から照度センサ100に回り込むことがなくなる(図6及び図7それぞれの導光領域A2及びA4を比較参照)。従って、照度センサ100の照度検出精度を高めることができる。
また、図8で示したように、切欠部Xは、その二辺(例えば紙面左側の第1辺とこれに連なる紙面下側の第2辺)が開放端となるように、導光板22の角部に形成してもよい。このような配置レイアウトであれば、照度センサ100に対する光の回り込み経路がさらに限定されるので、照度センサ100の照度検出精度をより高めることが可能となる。また、照度センサ100を液晶表示パネル10の角部に寄せておけば、画素10aを非表示としても目立たずに済む。
なお、図6〜図8では、導光板22に形成された切欠部Xを例に挙げたが、反射板21や拡散板23にも、上記と同様の位置(=その平面視で互いに重なり合う位置)に切欠部Xが形成されている。
<第2実施形態>
図9は、バックライト20の第2実施形態を示す縦断面図である。本実施形態のバックライト20において、反射板21、導光板22、及び、拡散板23には、その平面視で互いに重なり合う位置に、それぞれの機能(反射機能、導光機能(面発光機能)、及び、拡散機能)を部分的に制限するための光学窓21a、22a、及び、23aが形成されている。なお、反射板21の光学窓21aは、その表面に入射される光の一部を反射して残りの一部を透過するハーフミラーを用いて形成するとよい。また、導光板22及び拡散板23それぞれの光学窓22a及び23aについては、スリット(詳細は後述)を用いて形成することができる。ただし、拡散板23の光学窓23aは必須でない。
そして、照度センサ100は、光学窓21a、22a、及び、23aそれぞれの真下に配置されるように、プリント配線基板に実装されている。
このような構成であれば、切欠部Xを用いる第1実施形態(図3)と異なり、照度センサ100の不使用時(=周囲光の非検出時)には、光学窓21a、22a、及び、23aそれぞれの真上にある画素10aを裏面からバックライト20で照射することができる。従って、液晶表示パネル10の裏面側に照度センサ100が設けられていても、従前と何ら変わることなく、液晶表示パネル10の全面表示を行うことが可能となる。
ただし、本構成を採用した場合には、先の第1実施形態(図3)と比べて、液晶表示装置1の厚みが増してしまう点に留意が必要である。
また、本実施形態の液晶表示装置1では、照度センサ100の検出対象となる周囲光が液晶表示パネル10だけでなく、バックライト20(反射板21、導光板22、及び、拡散板23)を透過して、照度センサ100に到達する。従って、照度センサ100の受光量は、先の第1実施形態(図3)よりも必然的に小さくなるので、照度検出精度が低下しやすい点にも留意が必要である。
なお、照度センサ100における受光量の減衰をできるだけ抑えるためには、先にも述べたように、照度センサ100の使用時(=周囲光の検出時)において、画素10aの透過率を映像信号に依ることなく常に最大値に切り替えておくことが望ましい。
<光源点消灯制御>
次に、照度センサ100の動作状態に応じた光源24の点消灯制御について説明する。図10及び図11は、それぞれ、光源24の点消灯制御を説明するための平面図であり、先出の図6〜図8と同じく、導光板22を表面側から平面視した様子が描写されている。また、光源24は、導光板22の第1端面(例えば紙面右側の端面)に沿って一列に並べられた複数(例えば5つ)の発光素子24(1)〜24(5)を含む。この点については先と同様である。
一方、導光板22には、図6〜図8の切欠部Xに代えてスリットY1及びY2が形成されており、これらのスリットY1及びY2を用いて、発光素子24(3)に隣接する位置に光学窓22aが形成されている。
具体的に述べると、スリットY1は、発光素子24(2)から光学窓22aに至る導光路を遮断するように導光板22の第1端面から内側に向けて切り込まれている。また、スリットY2は、発光素子24(3)から光学窓22aに至る導光路を遮断するように導光板22の第1端面から内側に向けて切り込まれている。ただし、発光素子24(3)から光学窓22aに至る導光路は、スリットY1及びY2のいずれにも遮断されていない。すなわち、導光板22の光学窓22aは、スリットY1及びY2をそれぞれ上辺及び下辺とする略矩形状となるように形成されている。拡散板23の光学窓23aも同様である。
ここで、光源駆動部40(図1を参照)は、発光素子24(1)〜24(5)を各個独立に点消灯する機能を備えている。例えば、照度センサ100の不使用時(=周囲光の非検出時)には、図10で示したように、発光素子24(1)〜24(5)がいずれも全点灯される。このとき、発光素子24(1)〜24(5)それぞれの出射光は、導光板22の導光領域A1〜A5に導かれる。従って、従前と同様、液晶表示パネル10の全面表示を行うことが可能となる。
一方、照度センサ100の使用時(=周囲光の検出時)には、図11で示したように、発光素子24(3)だけが消灯される。このとき、発光素子24(3)以外の出射光は、導光板22の導光領域A1、A2、A4、A5に導かれるが、スリットY1及びY2に遮られて光学窓22aには届かず、光学窓22aでの面発光が制限される(図11のハッチング領域を参照)。従って、照度センサ100では、バックライト20が発する光の影響をさほど受けることなく、周囲光の照度を正しく検出することが可能となる。
<フレーム期間とセンシング期間>
次に、第2実施形態のバックライト20を用いて、液晶表示パネル10を用いた映像表示動作と照度センサ100を用いた照度検出動作を同時並行的に実施する場合を考える。図12は、液晶表示パネル10のフレーム期間と照度センサ100のセンシング期間との関係を示すタイムチャートである。
液晶表示パネル10のフレームレートm[fps]は、24〜64fps程度であり、フレーム期間1/m[s]は、17〜40ms程度となる。一方、照度センサ100による照度検出動作は、少なくとも1秒毎に行う必要があり、かつ、1回のセンシング期間n[s]として100ms程度(=商用交流電源の1周期よりも長い時間)が必要となる。
従って、液晶表示パネル10を用いた映像表示動作と照度センサ100を用いた照度検出動作を同時並行的に実施する場合には、本図で示したように、毎秒数フレームに亘って映像表示の部分的な欠落状態(=照度センサ100の真上にある画素10aの透過率が最大値となり、照度センサ100が透けて見える状態)を許容する必要がある。
<第3実施形態>
図13は、バックライト20の第3実施形態を示す縦断面図である。本実施形態のバックライト20には、3つの切欠部XR、XG、XBが並べて形成されており、それぞれに対応して、3つの照度センサ100R、100G、100Bが配置されている。
また、本実施形態のバックライト20を備えた液晶表示装置1において、液晶駆動部30(図1を参照)は、3つの照度センサ100R、100G、100Bに対して、異なる透過色の光(=赤色光、緑色光、青色光)が同時に入射されるように、液晶表示パネル10を駆動する。
具体的に述べると、液晶駆動部30は、切欠部XR(延いては照度センサ100R)の真上にある画素10Rが赤色フィルタを介して周囲光を透過し、切欠部XG(延いては照度センサ100G)の真上にある画素10Gが緑色フィルタを介して周囲光を透過し、切欠部XB(延いては照度センサ100B)の真上にある画素10Bが青色フィルタを介して周囲光を透過するように、液晶表示パネル10を駆動する。
このように、液晶表示パネル10における透過光の色選択性を利用することにより、照度センサ100R、100G、100Bそれぞれの受光バランスは、周囲光の色合いに応じて変化する。例えば、周囲光が白っぽいとき(例えば日中の太陽光が入射されているとき)には、照度センサ100R、100G、100Bそれぞれの受光量が均等となり、周囲光が赤っぽいとき(例えば夕方の太陽光が入射されているとき)には、照度センサ100Rの受光量が他よりも大きくなる。
従って、液晶表示装置1では、照度センサ100R、100G、100Bそれぞれの受光量だけでなく、それぞれの受光バランスをモニタリングすることにより、周囲光の照度だけでなく、その色合いも検出することが可能となる。
<透過色の時分割制御>
図14は、周囲光の色合いを検出するための別手法(変形例)を示す縦断面図である。本変形例の液晶表示装置1では、先に述べた第1実施形態(図3)のバックライト20が用いられており、液晶駆動部30(図1を参照)は、単一の照度センサ100に対して、異なる透過色の光(=赤色光、緑色光、青色光)が時分割で入射されるように、液晶表示パネル10を駆動する。
具体的に述べると、液晶駆動部30は、切欠部X(延いては照度センサ100)の真上にある画素10aについて、第1期間には赤色フィルタを介して周囲光を透過し、第2期間には緑色フィルタを介して周囲光を透過し、第3期間には青色フィルタを介して周囲光を透過するように、液晶表示パネル10を駆動する。
このように、画素10aにおける透過色の時分割制御を行うことにより、単一の照度センサ100を用いて、周囲光の照度と色合いをいずれも検出することが可能となる。
次に、液晶駆動部30と照度検出部50との間で同期制御を行うための手法について、詳細に説明する。図15は、透過色切替時の黒挿入による同期制御の一例を示すタイムチャートである。本図で示したように、液晶駆動部30(図1を参照)は、画素10aの透過色を切り替える前に、切替後の透過色に応じた長さの黒色期間(=画素10aの透過率を最低値に引き下げて照度センサ100への透過光を遮断する期間)を挿入する。
より具体的に述べると、液晶駆動部30は、画素10aの透過色を赤色に切り替える前にbkR[s]の黒色期間を挿入し、画素10aの透過色を緑色に切り替える前にbkG[s](ただしbkG≠bkR)の黒色期間を挿入し、画素10aの透過色を青色に切り替える前にbkB[s](ただしbkB≠bkR、bkG)の黒色期間を挿入する。
一方、照度検出部50は、上記した黒色期間を検出することにより、透過色の切替タイミングを知ると共に、黒色期間の長さに応じて画素10aの透過色を識別する。
より具体的に述べると、照度検出部50は、黒色期間の長さがbkR[s]であれば、画素10aの透過色が赤色に切り替わることを認識し、黒色期間の長さがbkG[s]であれば、画素10aの透過色が緑色に切り替わることを認識し、黒色期間の長さがbkB[s]であれば、画素10aの透過色が青色に切り替わることを認識する。
このように、透過色切替時の黒挿入を行うことにより、液晶駆動部30と照度検出部50との間で同期制御を行うことができる。ただし、両者間の同期制御を行う手法は、これに限定されるものではなく、例えば、制御部60(図1を参照)を主体とする同期制御を行っても構わない。
<電子機器>
図16は、スマートフォンの外観図である。スマートフォンαは、液晶表示装置1が搭載される電子機器の一具体例であり、その本体前面には、文字や映像などを表示するための液晶表示パネル10が設けられている。また、液晶表示パネル10は、タッチパネル機能を備えており、ユーザ操作を受け付けるための操作部としても機能する。
また、本図で示したように、スマートフォンαの本体前面は、ほぼ全面が液晶表示パネル10に占有されており、液晶表示パネル10の周囲には、殆ど空きエリアが残っていない。このように、全面ディスプレイ化されたスマートフォンαでは、液晶表示パネル10の表示領域内に照度センサ100を備えた液晶表示装置1が好適であると言える。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている液晶表示装置は、例えば、画面サイズの拡大(さらには全面ディスプレイ化)が要求されているスマートフォンなどに利用することが可能である。
1 液晶表示装置
10 液晶表示パネル
10a、10R、10G、10B 画素
20 バックライト
21 反射板
21a 光学窓
22 導光板
22a 光学窓
23 拡散板
23a 光学窓
24 光源
24(1)〜24(5) 発光素子(LED)
25 遮光部材
30 液晶駆動部
40 光源駆動部
50 照度検出部
60 制御部
100、100R、100G、100B 照度センサ
X、XR、XG、XB 切欠部
Y1、Y2 スリット
α スマートフォン(電子機器)

Claims (13)

  1. 反射板と、導光板と、拡散板と、を有し、少なくとも前記反射板と前記導光板には、その平面視で互いに重なり合う位置に、それぞれの機能を部分的に制限するための切欠部または光学窓が形成されていることを特徴とするバックライト。
  2. 前記導光板を側面から照射する光源をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のバックライト。
  3. 前記光源は、各個独立に点消灯することのできる複数の発光素子を含むことを特徴とする請求項2に記載のバックライト。
  4. 前記切欠部の端面を被覆する遮光部材をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のバックライト。
  5. 前記導光板の光学窓は、スリットにより形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のバックライト。
  6. 液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルを裏面から照射する請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のバックライトと、
    前記バックライトの切欠部の内側または光学窓の真下に配置された照度センサと、
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  7. 前記照度センサは、前記切欠部の内側で前記液晶表示パネルの裏面に実装されていることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 前記液晶表示パネルを駆動する液晶駆動部と、
    前記バックライトの光源を駆動する光源駆動部と、
    前記照度センサを用いて周囲光の照度を検出する照度検出部と、
    前記液晶表示装置の各部を制御する制御部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記液晶駆動部は、前記照度センサの動作状態に応じて、前記照度センサの真上にある画素の透過率を切り替えることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
  10. 前記液晶駆動部は、複数の照度センサに対して、異なる透過色の光が同時に入射されるように、前記液晶表示パネルを駆動することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の液晶表示装置。
  11. 前記液晶駆動部は、単一の照度センサに対して、異なる透過色の光が時分割で入射されるように、前記液晶表示パネルを駆動することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の液晶表示装置。
  12. 前記液晶駆動部は、前記透過色を切り替えるときに前記透過色に応じた長さの黒色期間を挿入し、前記照度検出部は、前記黒色期間の長さに応じて前記透過色を識別することを特徴とすることを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置。
  13. 請求項6〜請求項12のいずれか一項に記載の液晶表示装置を有することを特徴とする電子機器。
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