JP2011048124A - 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】視覚上の違和感を生じることなく、液晶画面の焼き付きを防止すること。
【解決手段】本発明は、液晶により画像を表示する表示部16と、画像信号に応じて表示部16の液晶を駆動する液晶ドライバ15と、表示部16における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出するアスペクト比検出部12と、アスペクト比検出部12で検出した非表示領域に与える一定の画像信号を補正する補正部17とを備える液晶表示装置1である。
【選択図】図2
【解決手段】本発明は、液晶により画像を表示する表示部16と、画像信号に応じて表示部16の液晶を駆動する液晶ドライバ15と、表示部16における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出するアスペクト比検出部12と、アスペクト比検出部12で検出した非表示領域に与える一定の画像信号を補正する補正部17とを備える液晶表示装置1である。
【選択図】図2
Description
本発明は、液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法および電子機器に関する。詳しくは、画面の焼付きを防止、低減する液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法および電子機器に関する。
液晶表示装置は、各種表示装置のなかでも薄型かつ軽量であり、さらには消費電力の小さい表示装置である。このため、液晶表示装置は、テレビ等の画像表示装置、パーソナルコンピュータ等のOA機器に広く用いられている。
液晶表示装置は、一定方向に偏向した光のみを通過させる偏光板、電圧が印加されることにより分子の配列を変える液晶、液晶に電圧を印加するための電極、液晶パネルの背後から液晶パネルを照射するバックライト等によって構成されている。液晶表示装置は、画像を構成するドットごとに電圧を制御することによってドット単位で液晶の分子方向を制御する。また、この制御と偏光板との組み合わせにより、ドットごとに光の透過率を制御して画像を形成する。
ここで、液晶表示装置では、長期間にわたって使用すると、画像の一部分が焼き付きを生じることがある。特に、静止画が長時間にわたって表示されると画面の焼き付きを生じやすい。焼き付きには、線焼き付きと呼ばれる線状に焼き付く現象もある。すなわち、あるパターンを長時間表示した後、均一な表示(中間調)に切り替えたときに、そのパターンの境界付近に線状の表示不良が発生する。これを線焼き付きと呼んでいる。
このような画面の焼き付きを防止する技術として、特許文献1には、映像信号の平均輝度レベルに変化がない場合に、画面の表示位置を上下方向および左右方向に僅かずつ移動するように構成した焼き付き防止回路が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、画面上で映像の表示位置をシフトさせることで、焼き付き自体は抑制されるものの、そのような表示位置のシフトは、使用者に対して、視覚上の違和感を与えるという問題がある。
本発明は、視覚上の違和感を生じることなく、画面の焼き付きを防止することのできる技術の提供を目的とする。
本発明は、液晶により画像を表示する表示部と、画像信号に応じて前記表示部の液晶を駆動する駆動部と、表示部における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出する検出部と、検出部で検出した非表示領域に与える一定の画像信号を補正する補正部とを備える液晶表示装置である。
このような本発明では、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を焼き付きが生じやすい領域として検出する。この非表示領域が検出された場合、ここに与える一定の画像信号として、焼き付きが生じにくい信号に補正することで、非表示領域での焼き付きを抑制する。
また、本発明では、一定の画像信号を補正する際、液晶のしきい電圧近傍の信号に補正することから、視覚上の違和感を生じることなく、画面の焼き付きを抑制する信号を非表示領域に与えることができるようになる。
一定の画像信号を補正するには、例えば、液晶がノーマリブラックとして駆動されるものであり、非表示領域にブラックの画像信号を与える場合、この画像信号を液晶のしきい電圧以上の値に補正する。一方、液晶がノーマリホワイトとして駆動されるものであり、非表示領域にブラックの画像信号を与える場合、この画像信号を液晶のしきい電圧以下の値に補正する。
また、本発明は、非表示領域に与える一定の画像信号について、表示領域との境界から一定の範囲で段階的に値が変化するよう補正するものでもある。これにより、非表示領域の一定の範囲から表示領域との境界にかけてグラデーションがかかり、視覚上の違和感を起こさせずに済む。
また、本発明では、非表示領域に与える一定の画像信号について、表示部の周囲を覆う筐体の色に合わせた値に補正するものでもある。これにより、筐体から非表示領域にかけて同系色となり、非表示領域について視覚上の違和感を与えないようにできる。
また、本発明は、液晶により画像を表示する表示部における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出する工程と、非表示領域を検出した際、非表示領域に与える一定の画像信号を補正して非表示領域に与える工程とを備える液晶表示装置の駆動方法である。
このような本発明では、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を焼き付きが生じやすい領域として検出する。この非表示領域が検出された場合、ここに与える一定の画像信号として、焼き付きが生じにくい信号に補正することで、非表示領域での焼き付きを抑制する。
また、本発明は、筐体と、この筐体に組み込まれる液晶表示装置とを備え、液晶表示装置として、液晶により画像を表示する表示部と、画像信号に応じて表示部の液晶を駆動する駆動部と、表示部における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出する検出部と、検出部で検出した非表示領域に与える一定の画像信号を補正する補正部とを備える電子機器である。
このような本発明では、電子機器に用いられる液晶表示装置について、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を焼き付きが生じやすい領域として検出する。この非表示領域が検出された場合、ここに与える一定の画像信号として、焼き付きが生じにくい信号に補正することで、非表示領域での焼き付きを抑制する。
本発明によれば、視覚上の違和感を生じることなく、画面の焼き付きを防止することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.液晶表示装置(表示部の構成例、液晶表示装置の構成例、焼き付きについて)
2.補正部による補正について(しきい電圧近傍への補正例、段階的な値への補正例、筐体色に合わせた補正)
3.液晶表示装置の駆動方法(処理の流れ、非表示領域の検出方法の例、補正信号の生成および付与の例)
4.電子機器
1.液晶表示装置(表示部の構成例、液晶表示装置の構成例、焼き付きについて)
2.補正部による補正について(しきい電圧近傍への補正例、段階的な値への補正例、筐体色に合わせた補正)
3.液晶表示装置の駆動方法(処理の流れ、非表示領域の検出方法の例、補正信号の生成および付与の例)
4.電子機器
<1.液晶表示装置>
[表示部の構成]
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の表示部の構成例を説明する部分模式断面図である。表示部16は、内側に透明電極31および配向膜34を形成した上部基板36と、内側に透明電極32および配向膜33を形成した下部基板30との間に、液晶層35を挟み込み、周辺をシール材37で封入した構成となっている。また、上部基板36および下部基板30の各々外側には偏光板38、39が貼り付けられている。下部基板30の外側には、拡散板42を介してバックライト40が設置され、上部基板36側から表示を見るようになっている。
[表示部の構成]
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の表示部の構成例を説明する部分模式断面図である。表示部16は、内側に透明電極31および配向膜34を形成した上部基板36と、内側に透明電極32および配向膜33を形成した下部基板30との間に、液晶層35を挟み込み、周辺をシール材37で封入した構成となっている。また、上部基板36および下部基板30の各々外側には偏光板38、39が貼り付けられている。下部基板30の外側には、拡散板42を介してバックライト40が設置され、上部基板36側から表示を見るようになっている。
液晶層35を構成する液晶材料には、ノーマリブラックの液晶表示素子には、負の誘電異方性を有する液晶材料を用いる。本実施形態では、負の誘電異方性を有する液晶を用いているが、IPS(In Plane Switching)モードなどの場合は正の材料を用いても構わない。また、TN(Twisted Nematic)モードなどのノーマリホワイトの液晶表示素子には、正の誘電異方性を有する液晶材料を用いてもよい。
配向膜33、34は、液晶層35に含有される液晶分子を所定の配向状態となるように配向させるものである。この配向膜33、34は、上記したように、上部基板36および下部基板30のそれぞれの内側面、すなわち液晶層35に隣接する側の面を覆っている。配向膜としては、垂直配向膜および水平配向膜を用いてもよい。
垂直配向膜としては、例えば、ポリイミド等の有機材料により構成されており、液晶分子Aを基板面に対して垂直方向に配向させる配向膜である。水平配向膜としては、例えば、ポリイミド等の有機材料により構成されており、液晶分子を基板面に対して水平方向に配向させる配向膜である。
垂直配向膜としては、例えば、オクタデシルエトキシシランやレシチン等垂直配向性を有している材料を広く用いることができる。配向膜には、さらに、ラビング等の配向方向を規制する処理が施されていてもよい。
垂直配向膜としては、例えば、オクタデシルエトキシシランやレシチン等垂直配向性を有している材料を広く用いることができる。配向膜には、さらに、ラビング等の配向方向を規制する処理が施されていてもよい。
液晶材料として、負の誘電異方性を有する液晶材料、配向膜として、垂直配向膜を用い、電圧無印加時に黒表示となるノーマリブラックの液晶表示素子を用いてもよい。
ノーマリブラックの液晶表示素子の場合には、上記の通り電圧無印加時には、黒表示であるが、しきい電圧以上の電圧が液晶に印加されると急峻に液晶の配向が変化し、透過率も急激に上昇する。
また、ノーマリホワイトのTNモードの液晶表示素子の場合には、しきい電圧以上の電圧が液晶に印加されると急峻に液晶の配向が変化し、透過率も急激に減少する。
しきい電圧としては、ノーマリブラック、ノーマリホワイトで、1.5V〜3Vくらいに設定するのが好ましく、2V〜2.5V程度に設定するのがさらに好ましい。本実施形態では、2.1V〜2.2V位に設定している。
下部基板30および上部基板36は、ガラス基板等の透明な基板からなる。なお、ガラス基板の表面には、例えばアルカリイオンの浸透を防止するために保護膜(図示せず)を形成してもよい。また、液晶層35は、下部基板30と上部基板36とを、プラスチックビーズやガラスファイバースペーサ等のスペーサ(図示せず)を介して、画素領域を取り囲むようにシール剤37によって貼り合わせ、両基板間の空隙に液晶Aを封入することにより形成される。
また、下部基板30における上部基板36との対向面側には、液晶層35に電界を印加するための電界印加手段である電極32と電極31とが配置される。電極31、32は、透明導電体(例えばITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ZnO(酸化亜鉛)など)で構成することが好ましい。
この表示部16では、下部電極32と上部電極31との間に駆動電圧を印加することにより、映像が表示される。具体的には、駆動電圧が印加されると、液晶層35に含まれる液晶分子Aの配向状態が、下部電極32と上部電極31との間の電位差に応じて変化する。
液晶分子Aの配向状態は、ノーマリブラックで垂直配向膜を用いた液晶表示素子では、下部基板30および上部基板36に対して垂直(直角)方向から、水平(平行)方向となる姿勢をとるように応答する。
TNモードなどのノーマリホワイトの液晶表示素子では、下部基板30および上部基板36に対して水平方向から、垂直方向となる姿勢をとるように応答する。これにより、液晶層35の光学的特性が変化し、表示部への入射光が変調された射出光となり、その射出光に基づいて階調表現されることで映像が表示される。
また、本実施形態では、下部基板30に備えられる偏光板38と上部基板36に備えられる偏光板39とを、互いの吸収軸方向が直交するよう配置した。また、上部基板36の下部基板30に対向する面にはカラーフィルタ、ブラックマトリクスが形成されている(図示せず)。なお、カラーフィルタ、ブラックマトリクスは、下部基板30に形成してもよい。また、バックライト40としては、冷陰極管や熱陰極管、LED(Light Emitting Diode)、レーザ光源等が用いられる。
上記説明した表示部16では、直視型の液晶表示部の例を示したが、投影型の液晶表示部であっても適用可能である。この場合、バックライトの代わりに超高圧水銀ランプ等の光源が用いられ、光源から照射される光をダイクロイックミラーでRGB各色に分離し、RGB各色の光を各々液晶パネルで変調し、合成した後、投影光学系でスクリーンに投影することになる。
[液晶表示装置の構成]
図2は、本実施形態に係る液晶表示装置の構成例を説明するブロック図である。本実施形態に係る液晶表示装置1は、先に説明した液晶による表示部16、液晶ドライバ15、アスペクト比設定部11、アスペクト比検出部12、タイミングコントローラ13および補正部17を備えている。
図2は、本実施形態に係る液晶表示装置の構成例を説明するブロック図である。本実施形態に係る液晶表示装置1は、先に説明した液晶による表示部16、液晶ドライバ15、アスペクト比設定部11、アスペクト比検出部12、タイミングコントローラ13および補正部17を備えている。
表示部16は、上記のように図1に基づき説明した構成であり、マトリクス状に配置された複数の画素単位で液晶を駆動し、画像を表示する部分である。表示部16には液晶ドライバ15から信号が送られ、この信号によって液晶を駆動した画像を表示することになる。
液晶ドライバ15は、表示対象となる画像の信号(画像信号)を、タイミングコントローラ13から送られる制御信号に応じて表示部16に出力する回路である。液晶ドライバ15から表示部16に出力される信号によって表示部16の液晶が画素ごとに駆動され、画像信号に応じて表示が行われる。
アスペクト比設定部11は、ユーザが入力映像信号のアスペクト比を設定するためのもので、入力映像信号の各種のアスペクト比に対応する表示モードボタンや自動設定ボタン等からなる。ここで、アスペクト比は、表示領域の横縦比であり、例えば横:縦が4:3であったり、16:9といった比率として示されるものである。
アスペクト比検出部12は、上記アスペクト比設定部11で入力映像信号のアスペクト比が設定されている場合には、そのアスペクト比の情報をタイミングコントローラ13に出力する。また、アスペクト比検出部12は、アスペクト比設定部11でアスペクト比の設定が行われていない場合、もしくは自動設定の場合に、入力される画像信号に基づきアスペクト比を検出し、その検出したアスペクト比の情報をタイミングコントローラ13に出力する。
画像信号からアスペクト比を検出するには、例えば、表示部16で画像を表示可能な最大の領域(表示可能領域:画面サイズ)内における予め定められた2点の画素の信号によって検出する。すなわち、アスペクト比に応じて表示領域と非表示領域との境界が決定されることから、この境界を間とした2点の画素の信号を参照し、2点とも画像信号があるか、2点のうち1点のみ画像信号があるか、2点とも画像信号がないか(変化のない一定の信号値を含む)によって判断する。
また、アスペクト比検出部12は、ユーザがアスペクト比設定部11によって選択した設定ボタンからアスペクト比を検出したり、映像信号に付加された情報からアスペクト比を検出したりする。
タイミングコントローラ13は、例えば、画像信号(例えば、赤、緑、青に対応するRGBの各映像信号)と、液晶ドライバ15の動作を制御するための制御信号とを出力する。制御信号としては、例えば、水平同期信号、垂直同期信号、スタートパルス信号、クロック信号等が挙げられる。
タイミングコントローラ13は、アスペクト比検出部12から画像信号のアスペクト比の情報を受け取る。そして、このアスペクト比の情報と予め分かっている表示部16のアスペクト比の情報とに基づき、表示部16の非表示領域を指示する信号を生成して、これを液晶ドライバ15に送出する。
液晶ドライバ15は、映像信号に基づき表示部16の液晶を駆動する。液晶ドライバ15は、タイミングコントローラ13から送られる制御信号(水平同期信号、垂直同期信号等)や非表示領域を指示する信号に基づき、所定のタイミングで映像信号を表示部16に送る。
補正部17は、アスペクト比検出部12で画像の非表示領域を検出した場合、この比表示領域に与える一定の画像信号を補正する部分である。補正部17は、液晶ドライバ15内に組み込まれた回路であっても、また液晶ドライバ15の外部に設けられ、液晶ドライバ15に指示を与える回路であってもよい。
補正部17は、液晶ドライバ15が画像の非表示領域に与える信号について補正を施す。例えば、ノーマリブラックの表示部16の場合には、画像の非表示領域部分では映像信号として液晶のしきい電圧以上の電界が印加されるように信号を補正する。また、ノーマリホワイトの表示部16の場合には、画像の非表示領域部分では映像信号として液晶のしきい電圧以下の電界が印加されるように信号を補正する。
[焼き付きについて]
線焼き付きなどは、パターン境界付近に現れることが多い。ここで、パターン境界の中でも、暗部分と明部分との境界で線焼き付きが発生しやすく、例えば、白表示部と黒表示部との境界で特に発生しやすい。暗部分と明部分との境界で線焼き付きが発生しやすいのは、液晶への印加電圧の差が大きい所に不純物イオンが蓄積しやすく、線状に偏在しやすいためである。この不純物イオンによる電圧の保持率低下で輝度が低下し、線焼き付きとなる。
線焼き付きなどは、パターン境界付近に現れることが多い。ここで、パターン境界の中でも、暗部分と明部分との境界で線焼き付きが発生しやすく、例えば、白表示部と黒表示部との境界で特に発生しやすい。暗部分と明部分との境界で線焼き付きが発生しやすいのは、液晶への印加電圧の差が大きい所に不純物イオンが蓄積しやすく、線状に偏在しやすいためである。この不純物イオンによる電圧の保持率低下で輝度が低下し、線焼き付きとなる。
これは、液晶中のイオンの移動速度が、印加電圧の差が大きいパターン境界付近で印加電圧や、それに伴う液晶の配向変形により異なるためである。また、白表示部と黒表示部との境界で線焼き付きが発生する場合、黒い部分が大きいほど、より鮮明な線焼き付きになりやすい。これは、不純物イオンを蓄積させる供給エリアが大きいためである。
また、液晶表示装置の表示可能領域のアスペクト比とは異なるアスペクト比の入力映像信号を表示する際には、表示領域と非表示領域(黒表示部)との境界が発生する。従来の液晶表示装置では、画面の一部分を黒表示にして、入力映像信号を表示している。そのような場合に、画像の表示領域と非表示領域(黒表示部)との境界が生じる。
また、アスペクト比としては、4:3あるいは、16:9などが多く、アスペクト比が異なる場合には、同じ場所に黒表示を行うことが多い。その結果、同じ場所に画像の表示領域と非表示領域(黒表示部)との境界が生じることになる。
上記、不純物イオンの発生源としては、特に液晶や配向膜などが考えられる。液晶中の不純物イオンとしては、光(特に紫外線)や熱などにより液晶が分解したもの、界面(配向膜など)から溶解した分子が分解したもの、初期から含まれる不純物イオンが考えられる。
また、配向膜の不純物イオンとしては、光(特に紫外線)や熱などにより配向膜が分解したもの、初期から含まれる不純物イオンが考えられる。つまり、液晶分子、配向膜などが、光(特に紫外線)、熱によって分解し不純物イオンとなる。
また、その他の発生源としては、シール材やカラーフィルタ、オーバコート、配向制御のための有機膜、ブラックマトリクスやスペーサなど、液晶層まわりの材料が光(特に紫外線)、熱などによって分解し、不純物イオンになると考えられる。
また、液晶表示装置を長時間使用したりするなどして、液晶層中の液晶や配向膜などが、光や熱などにより劣化すると、液晶層中に不純物イオンが多く発生する。その場合、画像の表示領域と非表示領域との境界において大きな電圧差があると、その境界付近では電界強度が大きく変化し、また液晶の配向も大きく変わり、イオンの移動速度が、その境界付近で変わり、そのため不純物イオンが蓄積しやすい。その結果、その領域の電圧保持率が低下して表示不良につながる。
本実施形態の液晶表示装置では、焼き付きの発生しやすい非表示領域(表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える領域)を検出した場合、非表示領域に与える一定の信号を補正し、補正後の信号を非表示領域に与える。
例えば、ノーマリブラックの液晶表示装置において、画像の非表示領域の画素群には、液晶のしきい電圧以上の電圧を印加する。これにより、画像の表示領域と非表示領域との境界において、電圧差を小さくでき、焼き付きの発生を抑制できるようになる。
<2.補正部による補正について>
[しきい電圧近傍への補正]
上記のような焼き付きを抑制するため、補正部17では、次のような信号の補正を行う。すなわち、補正部17は、非表示領域に与える一定の画像信号について、液晶のしきい電圧近傍の信号に補正する。例えば、非表示領域をブラックで表示するため画像信号が液晶ドライバに送られてきた場合、非表示領域に与えるべきブラックに対応する画像信号を液晶のしきい電圧近傍の値に補正する。そして、補正後の画像信号を非表示領域に与える。
[しきい電圧近傍への補正]
上記のような焼き付きを抑制するため、補正部17では、次のような信号の補正を行う。すなわち、補正部17は、非表示領域に与える一定の画像信号について、液晶のしきい電圧近傍の信号に補正する。例えば、非表示領域をブラックで表示するため画像信号が液晶ドライバに送られてきた場合、非表示領域に与えるべきブラックに対応する画像信号を液晶のしきい電圧近傍の値に補正する。そして、補正後の画像信号を非表示領域に与える。
また、補正部17は、非表示領域に与える一定の画像信号が液晶のしきい電圧に対して一方寄りの信号である場合、この一定の画像信号を液晶のしきい電圧の近傍であって、しきい電圧に対して他方寄りの信号に補正するようにしてもよい。
例えば、液晶がノーマリブラックとして駆動される場合、画像の非表示領域の画素群には、液晶のしきい電圧の近傍であって、しきい電圧以上の電圧を印加する。図3は、液晶への印加電圧と光の透過率との関係を示す図である。このうち図3(a)は、ノーマリブラックの液晶についての印加電圧と透過率との関係を示している。ノーマリブラックでは、液晶への印加電圧が無印加時に黒表示(低透過率)となる。しきい電圧Vthは、低透過率から高透過率への変化点に対応した電圧である。ノーマリブラックの液晶におけるしきい電圧Vthは、例えば1.5V〜3Vくらいであり、2V〜2.5V程度に設定するのがさらに好ましい。本実施形態では、2.1V〜2.2V位に設定している。
補正部17は、非表示領域へ与える電圧として、しきい電圧Vthよりわずかに高い電圧(白表示まで達しない電圧)に設定する。例えば、しきい電圧Vthより0.5V程度高い電圧に設定する。これにより、画像の表示領域と非表示領域との境界において、液晶に印加される電圧の差が小さくなる。電圧の差が小さくなることにより、液晶層中の不純物イオンの移動速度の差が小さくなり、液晶層中の不純物イオンが表示領域と非表示領域との境界において蓄積することを抑制する。その結果、境界付近における線焼き付きの発生が抑制される。また、表示位置のシフトを行うことが無いので、使用者に対して、視覚上の違和感を与えることもない。
また、液晶がノーマリホワイトとして駆動される場合、画像の非表示領域の画素群には、液晶のしきい電圧の近傍であって、しきい電圧以下の電圧を印加する。図3(b)は、ノーマリホワイトの液晶についての印加電圧と透過率との関係を示している。ノーマリホワイトでは、液晶への印加電圧が無印加時に白表示(高透過率)となる。しきい電圧Vthは、低透過率から高透過率への変化点に対応した電圧である。ノーマリホワイトの液晶におけるしきい電圧Vthは、例えば1.5V〜3Vくらいであり、2V〜2.5V程度に設定するのがさらに好ましい。本実施形態では、2.1V〜2.2V位に設定している。
補正部17は、非表示領域へ与える電圧として、しきい電圧Vthよりわずかに低い電圧(白表示まで達しない電圧)に設定する。例えば、しきい電圧Vthより0.5V程度低いい電圧に設定する。これにより、画像の表示領域と非表示領域との境界において、液晶に印加される電圧の差が小さくなる。電圧の差が小さくなることにより、液晶層中の不純物イオンの移動速度の差が小さくなり、液晶層中の不純物イオンが表示領域と非表示領域との境界において蓄積する。その結果、境界付近における線焼き付きの発生が抑制される。また、表示位置のシフトを行うことが無いので、使用者に対して、視覚上の違和感を与えることもない。
ここで、画像の非表示領域は、表示部16における表示可能領域のアスペクト比とは異なるアスペクト比の画像を表示する際に生じる領域である。アスペクト比検出部12で検出されたアスペクト比の情報はタイミングコントローラ13に送られ、タイミングコントローラ13から液晶ドライバ15には非表示領域の指示信号が送られる。液晶ドライバ15は、タイミングコントローラ13から非表示領域の指示信号を受けたタイミングで、補正部17による補正後の信号を表示部16に出力する。これにより、非表示領域の画素には、当初与える予定であった画像信号ではなく、補正後の画像信号に基づく電圧が印加される。
[段階的な値への補正]
補正部17は、上記のような画像信号の補正のほか、非表示領域に与える一定の画像信号について、表示領域との境界から一定の範囲で段階的に値が変化するような補正を行うようにしてもよい。これにより、非表示領域の一定の範囲から表示領域との境界にかけてグラデーションがかかり、視覚上の違和感を起こさせずに済む。
補正部17は、上記のような画像信号の補正のほか、非表示領域に与える一定の画像信号について、表示領域との境界から一定の範囲で段階的に値が変化するような補正を行うようにしてもよい。これにより、非表示領域の一定の範囲から表示領域との境界にかけてグラデーションがかかり、視覚上の違和感を起こさせずに済む。
図4は、非表示領域の段階的な値の変化について説明する模式図である。補正部は、予め図4(a)に示すように、表示領域と非表示領域との境界から非表示領域内の一定範囲Tを設定しておく。そして、タイミングコントローラから非表示領域の指示信号が液晶ドライバに送られた際、その指示信号のうち上記一定範囲Tに該当するタイミングに合わせて補正部から一定範囲の位置(画素の位置)に応じて段階的に変化する補正後の信号を出力し、表示部に与える。
段階的な変化としては、表示領域と非表示領域との境界に近づくほど非表示領域の色の明度が小さくまたは大きくなるような値となる。例えば、非表示領域の色がブラックの場合、一定範囲Tの境界から離れた位置から境界に向かうにつれて徐々にホワイトに近づくよう階調を変化させる。また、非表示領域の色がブラック以外でも同様であり、一定範囲T内で境界に近づくにつれて明度が変化するよう補正を行う。
このように階調の変化をもたせたることで、境界部分における液晶への印加電圧の差が小さくなる。その結果、液晶層中の不純物イオンの移動速度の差が小さくなり、液晶層中の不純物イオンが画像の表示領域と非表示領域との境界において蓄積することを抑制する。また、たとえ不純物イオンの蓄積が起こってしまい、焼き付きなどの表示不良が発生しても、その部分の階調の変化の影響を受け、大きな輝度差が生じにくくなり、その結果、表示不良を認識しにくくなる。
なお、階調の変化をもたせる一定範囲Tの幅としては、概ね画面の大きさの10%以下が好ましい。例えば、32インチの画面の場合には、3.2インチ以下が好ましい。画像の非表示領域が、この幅よりも小さい場合には、階調の変化をもたせる領域の幅も、それに合わせて小さくしてもよい。
[筐体色に合わせた補正]
補正部17は、上記のような画像信号の補正のほか、液晶表示装置の筐体の色に合わせた補正を行うようにしてもよい。すなわち、液晶表示装置には、表示部16の周囲を覆う状態で筐体が設けられている。補正部17は、非表示領域に与える一定の画像信号について、この筐体の色に合わせた値への補正を行う。これにより、筐体から非表示領域にかけて同系色となり、非表示領域について視覚上の違和感を与えないようにできる。つまり、画像の非表示領域の表示色を筐体の前面外枠と同色(同系色を含む)とすることにより、焼き付きを抑制することと同時に、外枠と画面が同色になって一体的に見え、デザイン的にも好ましくなる。
補正部17は、上記のような画像信号の補正のほか、液晶表示装置の筐体の色に合わせた補正を行うようにしてもよい。すなわち、液晶表示装置には、表示部16の周囲を覆う状態で筐体が設けられている。補正部17は、非表示領域に与える一定の画像信号について、この筐体の色に合わせた値への補正を行う。これにより、筐体から非表示領域にかけて同系色となり、非表示領域について視覚上の違和感を与えないようにできる。つまり、画像の非表示領域の表示色を筐体の前面外枠と同色(同系色を含む)とすることにより、焼き付きを抑制することと同時に、外枠と画面が同色になって一体的に見え、デザイン的にも好ましくなる。
例えば、前面外枠の色が黒色の場合には、画像の非表示領域も前面外枠と同じになるように黒色にする。前面外枠の色としては、銀色、白色、ピンク、青色、オレンジ、緑色、赤色、灰色、ベージュ、ブラウン、金色、黄色などが挙げられる。特に、画像の表示領域と非表示領域とで電圧差が小さくなる銀色、白色、ベージュ、金色、黄色などが好ましい。上記電圧差が小さくなれば、より焼き付きを抑制しやすくなる。
これらの色を用いることによりデザイン的にも優れ、また焼き付きを抑制することもできる。液晶表示装置は、暗室だけではなく、リビングでも用いる。リビングの照明基準としては、例えばJIS(日本工業規格)において、団らん、娯楽時の照明基準が150〜300ルクスとなっており、これらの環境下で液晶表示装置を用いた場合の、外枠、液晶表示装置の画面部分での反射を考慮して、外枠と画面非表示領域とが同じ色になるようにしてもよい。
これらの色を表示するためには、画像の非表示領域の画素群には、所定の電圧を印加する必要がある。つまり、その結果、画像の表示領域と非表示領域との境界において、電圧差が小さくなる。電圧差が小さくなることにより液晶層中の不純物イオンの移動速度の差が小さくなり、液晶層中の不純物イオンが画像の表示領域と非表示領域との境界において蓄積することが抑制される。
また、前面外枠が黒色の場合は、ノーマリブラックの液晶表示装置において、画像の非表示領域の画素群には、液晶のしきい電圧と同じ電圧、あるいは僅かに大きな電圧(0V以上0.5V以下程度)を印加させるようにする。しきい電圧から0.5V程度より大きな電圧を印加すると、光量としては、白表示の約2割以上透過することになり、黒色とは認識しにくくなる。
また、ノーマリホワイトの液晶表示装置において、画像の非表示領域の画素群には、液晶のしきい電圧と同じ電圧、あるいは僅かに小さな電圧(0V以上0.5V以下程度)を印加させるようにする。しきい電圧から0.5V程度より小さな電圧を印加すると、光量としては、白表示の約2割以上透過することになり、黒色とは認識しにくくなる。
<3.液晶表示装置の駆動方法>
[処理の流れ]
本実施形態に係る液晶表示装置の駆動方法は、主として次のような処理の流れとなる。
(1)表示部における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出する。
(2)非表示領域を検出した際、この非表示領域に与える一定の画像信号を補正して非表示領域に与える。
ここで、表示可能領域とは、表示部で画像を表示可能な最大の領域、つまり画面サイズのことをいう。また、表示領域とは、表示可能領域内で表示対象の画像を表示する領域のことをいう。また、非表示領域とは、表示可能領域内で表示領域の外側、つまり表示可能領域内で表示領域ではない余白領域のことをいう。
[処理の流れ]
本実施形態に係る液晶表示装置の駆動方法は、主として次のような処理の流れとなる。
(1)表示部における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出する。
(2)非表示領域を検出した際、この非表示領域に与える一定の画像信号を補正して非表示領域に与える。
ここで、表示可能領域とは、表示部で画像を表示可能な最大の領域、つまり画面サイズのことをいう。また、表示領域とは、表示可能領域内で表示対象の画像を表示する領域のことをいう。また、非表示領域とは、表示可能領域内で表示領域の外側、つまり表示可能領域内で表示領域ではない余白領域のことをいう。
[非表示領域の検出方法]
次に、非表示領域の検出方法の例を説明する。非表示領域の検出は、図2に示すアスペクト比検出部12によって行われる。
次に、非表示領域の検出方法の例を説明する。非表示領域の検出は、図2に示すアスペクト比検出部12によって行われる。
図5は、アスペクト比4:3の表示部における非表示領域の検出方法の例を説明する図である。図5(a)に示すように、表示部16Aは、アスペクト比4:3のSDTV(Standard Definition TV)の映像が表示されるものである。この表示部16Aの表示可能領域内の2点に検出点41、42を設ける。
2点の検出点41、42の位置としては、アスペクト比4:3以外のアスペクト比であって、縦サイズが小さくなるアスペクト比で画像を表示する場合の境界(表示領域と非表示領域との境界)を間とした位置に設定する。また、縦サイズが小さくなるアスペクト比が2つある場合には、縦サイズが大きい方のアスペクト比で画像を表示する場合の境界を間とした位置に設定する。
図5に示す例では、図5(b)に示すアスペクト比16:9のHDTV(High Definition TV)の表示と、図5(c)に示すアスペクト比2.35:1のシネマスコープの表示とが行われる。この場合、縦サイズが大きい方であるアスペクト比16:9の表示における境界を間にして2つの検出点41、42を設定する。
アスペクト比検出部12(図2参照)は、表示部16A上の所定の2つの検出点41、42に相当する映像信号(所定ラインにおける所定番目の画素の信号)について、その輝度が所定時間以上一定の輝度レベルを下回ったかどうかを検出する。そして、この検出結果と表示部16A上における2つの検出点41、42の画素の位置との関係からアスペクト比を検出する。
図5(a)に示す例では、2つの検出点41、42の画素について共に一定の輝度レベルを下回ることはなかったとの検出がなされ、入力映像信号のアスペクト比は4:3であるとの検出を行う。アスペクト比検出部12は、この検出結果をタイミングコントローラ13に与える。
タイミングコントローラ13は、アスペクト比検出部12から送られた検出結果が表示部16Aの表示可能領域のアスペクト比4:3と同じであることから、画像の非表示領域は存在しないと判断する。
図5(b)に示す例では、2つの検出点41、42の画素のうち検出点41の画素のみ一定の輝度レベルを下回ったとの検出がなされ、入力映像信号のアスペクト比は16:9であるとの検出を行う。アスペクト比検出部12は、この検出結果をタイミングコントローラ13に与える。
タイミングコントローラ13は、アスペクト比検出部12から送られた検出結果である入力映像信号のアスペクト比(16:9)と、表示部16Aの表示可能領域のアスペクト比(4:3)とに基づき、画像の非表示領域が画面の上下の所定範囲に存在すると判断する。この所定範囲(ライン数)に関する情報は、表示部16Aのアスペクト比(4:3)は予め分かっているので、入力映像信号のアスペクト比が16:9であるとの情報に対応付けてタイミングコントローラ13の図示しないメモリに保持しておけばよい。
図5(c)に示す例では、2つの検出点41、42の画素の両方について一定の輝度レベルを下回ったとの検出がなされ、入力映像のアスペクト比は2.35:1であるとの検出を行う。アスペクト比検出部12は、この検出結果をタイミングコントローラ13に与える。
タイミングコントローラ13は、アスペクト比検出部12から送られた検出結果である入力映像信号のアスペクト比(2.35:1)と、表示部16Aのアスペクト比(4:3)とに基づき、画像の非表示領域が画面上下の所定範囲に存在すると判断する。この所定範囲(ライン数)に関する情報は、上記と同様にアスペクト比が2.35:1であるとの情報に対応付けてタイミングコントローラ13の図示しないメモリに保持しておけばよい。
図6は、アスペクト比16:9の表示部における非表示領域の検出方法の例を説明する図である。図6(b)に示すように、表示部16Aは、アスペクト比16:9のHDTVの映像が表示されるものである。この表示部16Aの表示可能領域内の2点に検出点43、44を設ける。
2点の検出点43、44の位置としては、アスペクト比16:9以外のアスペクト比で表示する場合に検出点43、44の画素の輝度が各々異なるような位置に設定する。図6に示す例では、アスペクト比16:9以外にアスペクト比4:3とアスペクト比2.35:1とを表示するため、これらにおいて検出点43、44の画素の輝度が各々異なる位置に設定する。
アスペクト比検出回路12(図2参照)は、表示部16B上の所定の2つの検出点43、44に相当する映像信号(所定ラインにおける所定番目の画素の信号)についてその輝度が所定時間以上一定の輝度レベルを下回ったかどうかを検出する。そして、この検出結果と表示部16B上における2つの検出点43、44の画素の位置との関係からアスペクト比を検出する。
図6(a)に示す例では、2つの検出点43、44の画素の両方が一定の輝度レベルを下回ったとの検出がなされ、入力映像信号のアスペクト比は4:3であるとの検出を行う。アスペクト比検出部12は、この検出結果をタイミングコントローラ13に与える。
タイミングコントローラ13は、アスペクト比検出部12から送られた検出結果である入力映像信号のアスペクト比(4:3)と、表示部16Bの表示可能領域のアスペクト比(16:9)とに基づき、画像の非表示領域が画面左右の所定範囲に存在すると判断する。この所定範囲(ライン開始端からの画素数及びライン終端からの画素数)に関する情報は、上記と同様にアスペクト比が4:3であるとの情報に対応付けてタイミングコントローラ13の図示しないメモリに保持しておけばよい。
図6(b)に示す例では、2つの検出点43、44の画素について共に一定の輝度レベルを下回ることはなかったとの検出がなされ、入力映像のアスペクト比は16:9であるとの検出を行う。アスペクト比検出部12は、この検出結果をタイミングコントローラ13に与える。
タイミングコントローラ13は、アスペクト比検出部12から送られた検出結果が表示部16Bの表示可能領域のアスペクト比(16:9)と同じであることから、画像の非表示領域は無いと判断する。
図6(c)に示す例では、2つの検出点43、44の画素のうち検出点43の画素のみ一定の輝度レベルを下回ったとの検出がなされ、入力映像のアスペクト比は2.35:1であるとの検出を行う。アスペクト比検出部12は、この検出結果をタイミングコントローラ13に与える。
タイミングコントローラ13は、アスペクト比検出部12から送られた検出結果である入力映像信号のアスペクト比(2.35:1)と、表示部16Bの表示可能領域のアスペクト比(16:9)とに基づき、画像の非表示領域が画面上下の所定範囲に存在すると判断する。この所定範囲(ライン数)に関する情報は、上記と同様にアスペクト比が2.35:1であるとの情報に対応付けてタイミングコントローラ13の図示しないメモリに保持しておけばよい。
なお、上記の例では、2つの検出点41、42、あるいは検出点43、44を表示可能領域の上側の中央位置、あるいは上側の右角位置に設定したが、これに限られるものではなく、2つの検出点を下側の中央位置、あるいは下側の右角位置に設定することもできる。また、2つの検出点を上側の左角位置若しくは下側の左角位置に設定することもできる。また、検出できるアスペクト比の種類が少なくなるものの、1つの検出点の画素だけをアスペクト比検出用に設定してもよい。また、3つ以上の検出点の画素をアスペクト比検出用に設定してもよい。検出点となる3つ以上の画素を設定したとしても、映像の全ての画素の輝度レベルを検出する構成に比べて処理負荷の大幅な軽減となる。
また、ユーザが入力映像信号のアスペクト比を認識している場合は、予めアスペクト比設定部11(図2参照)のボタン操作をすることになる。これにより、アスペクト比検出部12は、例えばアスペクト比16:9の表示部16Bに表示される映像信号が例えばアスペクト比2.35:1のシネマスコープモードであることを認識し、その結果をタイミングコントローラ13に与える。
一方、ユーザが入力映像信号のアスペクト比を知らない場合は、予めアスペクト比設定部11(図2参照)の自動設定ボタンを操作するか、あるいは未設定とすることにより、アスペクト比検出部12で上記のような検出を実行する。そして、この検出結果をタイミングコントローラ13に与える。
また、例えば、放送受信によって得た信号中に入力映像信号のアスペクト比を示す情報が存在する場合は、このアスペクト比情報を利用して入力映像信号のアスペクト比を検出してもよい。具体的には、液晶表示装置のマイクロコンピュータが、受信放送信号中の入力映像信号のアスペクト比を示す情報によって入力映像信号のアスペクト比を認識して、タイミングコントローラ13に与えることができる。このような構成では、前記マイクロコンピュータがアスペクト比検出部12の役割を担うことになる。このように構成することにより、ユーザが入力映像信号のアスペクト比を知らない場合でも、より少ない処理負荷でアスペクト比の検出を実現することができる。
なお、アスペクト比としては、上記以外にも、ビスタの1.85:1、ヨーロッパビスタの66:1などがあり、これらのアスペクト比であっても同様な方法で検出可能である。
[補正信号の生成および付与]
次に、非表示領域に与える画像信号の補正および付与方法について説明する。先ず、タイミングコントローラ13は、アスペクト比検出部12が上記のように検出した検出結果(アスペクト比情報)を得る。検出結果を得たタイミングコントローラ13は、上記メモリから画像の非表示領域部分の範囲(ライン数、或いは、ライン開始端からの画素数及びライン終端からの画素数)の情報を得る。そして、同期信号の入力タイミングで、画像の非表示領域であることを示す指示信号を液晶ドライバ15に与える。なお、非表示領域の範囲ではなく、表示領域の範囲では、当該指示信号は出力されない。
次に、非表示領域に与える画像信号の補正および付与方法について説明する。先ず、タイミングコントローラ13は、アスペクト比検出部12が上記のように検出した検出結果(アスペクト比情報)を得る。検出結果を得たタイミングコントローラ13は、上記メモリから画像の非表示領域部分の範囲(ライン数、或いは、ライン開始端からの画素数及びライン終端からの画素数)の情報を得る。そして、同期信号の入力タイミングで、画像の非表示領域であることを示す指示信号を液晶ドライバ15に与える。なお、非表示領域の範囲ではなく、表示領域の範囲では、当該指示信号は出力されない。
液晶ドライバ15は、タイミングコントローラ13から画像の非表示領域であることを示す指示信号が出力されていない場合には、表示領域についての表示タイミングであるとして映像信号を表示部16に所定のタイミングで出力する。
一方、液晶ドライバ15は、タイミングコントローラ13から画像の非表示領域であることを示す指示信号を受けると、非表示領域についての表示タイミングであるとして、補正部17で補正した映像信号を表示部16に与える。これにより、画像の表示領域については通常の映像信号が表示部16に与えられ、非表示領域については入力される映像信号ではなく補正部17で補正した補正後の映像信号が与えられることになる。
ここで、ノーマリブラックの液晶表示素子では、表示部16に表示された映像のなかに画像の非表示領域が存在する場合には、画像の非表示領域の画素群に、液晶のしきい電圧以上の電圧を印加する。その結果、画像の表示領域と非表示領域との境界において、液晶に印加される電圧の差が小さくなる。この電圧の差が小さくなることにより液晶層中の不純物イオンの移動速度の差が小さくなり、液晶層中の不純物イオンが画像の表示領域と非表示領域との境界において蓄積することを抑制する。これにより、画像の表示領域と非表示領域との境界付近における焼き付きが抑制される。
また、焼き付きが発生してしまう場合でも、上記のような電圧印加によって発生までの時間が大きく伸びる。例えば、従来のように画像の非表示領域に黒を表示した場合に比べて、画像の非表示領域に黄色を表示した場合は、焼き付き発生までの時間は2倍以上延びる。また、画像の非表示領域に赤色を表示した場合は、焼き付き発生までの時間は50%以上延びる。
また、ノーマリホワイトの液晶表示素子では、表示部16に表示された映像のなかに画像非表示領域が存在する場合には、画像の非表示領域の画素群に、液晶のしきい電圧以下の電圧を印加する。その結果、画像の表示領域と非表示領域との境界において、液晶に印加される電圧の差が小さくなる。この電圧の差が小さくなることにより液晶層中の不純物イオンの移動速度の差が小さくなり、液晶層中の不純物イオンが画像の表示領域と非表示領域との境界において蓄積することを抑制する。これにより、画像の表示領域と非表示領域との境界付近における焼き付きを抑制する。
また、焼き付きが発生してしまう場合でも、上記のような電圧印加によって発生までの時間が大きく伸びる。例えば、従来のように画像の非表示領域に黒を表示した場合に比べて、画像の非表示領域に黄色を表示した場合は、焼き付き発生までの時間は2倍以上延びる。
また、上記の例では、画像の非表示領域部分に、しきい電圧以上、またはしきい電圧以下の電界が印加されるよう信号を補正する場合について説明したが、画像の表示領域と非表示領域との境界において、非表示領域では、その境界部分から一定の範囲で階調の変化をもたせるようにしてもよい。
非表示領域の一定範囲で境界にかけて階調の変化をもたせるようにすることで、境界での電圧差が小さくなる。その結果、液晶層中の不純物イオンの移動速度の差が小さくなり、液晶層中の不純物イオンが画像の表示領域と非表示領域の境界において蓄積することを抑制する。
また、たとえ不純物イオンの蓄積が起こってしまい焼き付きが発生しても、階調の変化によって大きな輝度差が生じにくくなり、その結果、焼き付きを認識しにくくなる。
ここで、階調の変化をもたせる一定の範囲(図4に示すT)の幅としては、概ね画面の大きさの10%以下が好ましい。例えば、32インチの画面の場合には、3.2インチ以下が好ましい。画像の非表示領域が、この幅よりも小さい場合には、階調の変化をもたせる領域の幅も、それに合わせて小さくしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、比較的簡単な構成で余り処理負荷をかけずに、表示部16のアスペクト比とは異なるアスペクト比の映像を表示させる場合に生じる非表示領域に対し、焼き付き抑制の処理を施すことができるようになる。
特に、ノーマリブラックの液晶表示素子では、液晶のしきい電圧以上の電圧を印加させた画素があることにより、画像表示領域と画像非表示領域の境界において、電圧差が小さくなる。電圧差が小さくなることにより液晶層中の不純物イオンの移動速度の差が小さくなり、液晶層中の不純物イオンが画像表示領域と画像非表示領域の境界において蓄積することを抑制することが出来る。よって、画像表示領域と画像非表示領域の境界付近における焼付きなどの表示不良が抑制できる。
また、ノーマリホワイトの液晶表示素子では、液晶のしきい電圧以下の電圧を印加させた画素があることにより、画像表示領域と画像非表示領域の境界において、電圧差が小さくなる。電圧差が小さくなることにより液晶層中の不純物イオンの移動速度の差が小さくなり、液晶層中の不純物イオンが画像表示領域と画像非表示領域の境界において蓄積することを抑制することが出来る。よって、画像表示領域と画像非表示領域の境界付近における焼付きなどの表示不良が抑制できる。
また、アスペクト比設定部11からアスペクト比の設定がない場合には、アスペクト比検出部12が、表示部16上の所定の一つ又は複数の画素に対応する映像信号についてその輝度が所定時間以上一定の輝度レベルを下回ったかどうかを検出し、この検出結果と表示部16上における前記一つ又は複数の画素の位置との関係から入力映像信号のアスペクト比を検出するので、ユーザが入力映像信号のアスペクト比を知らない場合でも、余り処理負荷をかけずに上述した効果を実現することができる。
<4.電子機器>
本実施形態に係る液晶表示装置は、高信頼性、特に視覚上の違和感を生じることなく、画面焼付きを抑制できる表示装置である。本実施形態の液晶表示装置は、例えば、テレビやモニタ等の電子機器や動画表示を行う電子機器や、パーソナルコンピュータ等のOA機器、あるいは、ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯電話等の情報端末等の筐体に組み込まれる画像表示装置(表示装置)として適用される。
本実施形態に係る液晶表示装置は、高信頼性、特に視覚上の違和感を生じることなく、画面焼付きを抑制できる表示装置である。本実施形態の液晶表示装置は、例えば、テレビやモニタ等の電子機器や動画表示を行う電子機器や、パーソナルコンピュータ等のOA機器、あるいは、ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯電話等の情報端末等の筐体に組み込まれる画像表示装置(表示装置)として適用される。
図7は、本実施形態が適用されるテレビを示す斜視図である。本適用例に係るテレビは、フロントパネル102やフィルターガラス103等から構成される映像表示画面部101を含み、その映像表示画面部101として本実施形態に係る液晶表示装置を用いることにより作成される。
図8は、本実施形態が適用されるデジタルカメラを示す斜視図であり、(A)は表側から見た斜視図、(B)は裏側から見た斜視図である。本適用例に係るデジタルカメラは、フラッシュ用の発光部111、表示部112、メニュースイッチ113、シャッターボタン114等を含み、その表示部112として本実施形態に係る液晶表示装置を用いることにより作成される。
図9は、本実施形態が適用されるノート型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。本適用例に係るノート型パーソナルコンピュータは、本体121に、文字等を入力するとき操作されるキーボード122、画像を表示する表示部123等を含み、その表示部123として本実施形態に係る液晶表示装置を用いることにより作成される。
図10は、本実施形態が適用されるビデオカメラを示す斜視図である。本適用例に係るビデオカメラは、本体部131、前方を向いた側面に被写体撮影用のレンズ132、撮影時のスタート/ストップスイッチ133、表示部134等を含み、その表示部134として本実施形態に係る液晶表示装置を用いることにより作成される。
図11は、本実施形態が適用される携帯端末装置、例えば携帯電話機を示す図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態での正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。本適用例に係る携帯電話機は、上部筐体141、下部筐体142、連結部(ここではヒンジ部)143、ディスプレイ144、サブディスプレイ145、ピクチャーライト146、カメラ147等を含み、そのディスプレイ144やサブディスプレイ145として本実施形態に係る液晶表示装置を用いることにより作成される。
1…液晶表示装置、11…アスペクト比設定部、12…アスペクト比検出部、13…タイミングコントローラ、15…液晶ドライバ、16…表示部、17…補正部
Claims (11)
- 液晶により画像を表示する表示部と、
画像信号に応じて前記表示部の液晶を駆動する駆動部と、
前記表示部における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出する検出部と、
前記検出部で検出した前記非表示領域に与える前記一定の画像信号を補正する補正部と
を備える液晶表示装置。 - 前記補正部は、前記非表示領域に与える前記一定の画像信号について、前記液晶のしきい電圧近傍の信号に補正する
請求項1記載の液晶表示装置。 - 前記補正部は、前記非表示領域に与える前記一定の画像信号が前記液晶のしきい電圧に対して一方寄りの信号である場合、前記一定の画像信号を前記しきい電圧に対して他方寄りの信号に補正する
請求項2記載の液晶表示装置。 - 前記補正部は、前記液晶がノーマリブラックとして駆動されるものであり、前記非表示領域に与える前記一定の画像信号がブラックである場合、前記一定の画像信号を前記液晶のしきい電圧以上の値に補正する
請求項2記載の液晶表示装置。 - 前記補正部は、前記液晶がノーマリホワイトとして駆動されるものであり、前記非表示領域に与える前記一定の画像信号がブラックである場合、前記一定の画像信号を前記液晶のしきい電圧以下の値に補正する
請求項2記載の液晶表示装置。 - 前記補正部は、前記非表示領域に与える前記一定の画像信号について、前記表示領域との境界から一定の範囲で段階的に値が変化するよう補正を行う
請求項1から5のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。 - 前記補正部は、前記非表示領域に与える前記一定の画像信号について、前記表示部の周囲を覆う筐体の色に合わせた値に補正する
請求項1から5のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。 - 前記検出部は、前記表示領域のアスペクト比から前記非表示領域を検出する
請求項1から7のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。 - 前記検出部は、前記表示可能領域の2点の画素の信号から前記非表示領域を検出する
請求項1から7のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。 - 液晶により画像を表示する表示部における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出する工程と、
前記非表示領域を検出した際、前記非表示領域に与える前記一定の画像信号を補正して前記非表示領域に与える工程と
を備える液晶表示装置の駆動方法。 - 筐体と、
前記筐体に組み込まれる液晶表示装置とを備え、
前記液晶表示装置として、
液晶により画像を表示する表示部と、
画像信号に応じて前記表示部の液晶を駆動する駆動部と、
前記表示部における画像の表示可能領域のうち、表示対象となる画像の表示領域の外側であって一定の画像信号を与える非表示領域を検出する検出部と、
前記検出部で検出した前記非表示領域に与える前記一定の画像信号を補正する補正部と
を備える電子機器。
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