JP2013040610A - ハイブリッド風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複式風車を利用して全四季に亘って発電効率を向上させる。
【解決手段】冷却ファン1の上方で垂直軸型風車5を回転軸11が垂直方向で配置し、水平軸型風車6を回転軸11が垂直方向で配置し、水冷冷却塔2の運転時には水冷冷却塔2からの上方向きの排気風7を受け、水冷冷却塔の停止時には自然風8を受けて垂直軸型風車5と水平軸型風車6の協働により駆動される発電機9を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムに係わり、特に屋外に設置された水冷冷却塔の運転時には水冷冷却塔からの排気風を受けて水平軸型風車を回転させ、水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸型風車を回転させてそれぞれ発電機を駆動する複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムに関する。
従来から、冷却塔の風は散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる役目のみで、その吐き出し後の排気風に意味を持たせていない。これは無駄に風を捨てていることになる。
そこで冷却塔の吐き出し後の無駄に捨てている排気風を利用して水平軸型風車の1つであるプロペラ型の発電ロータを駆動し、又は上向きの排気風を横向きに偏向する偏向フードにより偏向された排気風を受けるように垂直方向に配置した垂直軸型風車を駆動して、発電する風力発電装置が提案されている(特許文献1〜6参照)。
実願昭56−134597号(実開昭58−40570号)のマイクロフィルム 特開平11−13421号公報 特開2002−242818号公報 特開2003−314074号公報 特開2005−299479号公報 特開2007−100583号公報
しかしながら、この風力発電装置は冷却塔の運転時又は動力等の運転時及び水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸型風車を回転させてそれぞれ発電機を駆動するので、フルに発電が可能であり、常時発電が行なわれることから全四季に亘って発電機能を発揮する。しかしながら、この場合、発電は冷却塔の運転時又は動力等の運転時及び水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸型風車を回転させて発電機を駆動することのみに依拠するため発電効率が劣るという難点がある。
本発明は、このような難点を解消するためになされたもので、屋外に設置された水冷冷却塔の運転時には水冷冷却塔からの排気風を受けて水平軸型風車を回転させ、水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸型風車を回転させてそれぞれ発電機を駆動することによりフルに発電が可能であって、常時発電が達成でき全四季に亘って発電効率を向上させる複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムを提供すること目的とする。
この目的を達成するため、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムは、散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる冷却ファンを有する水冷冷却塔をビルの屋上に設置するための基礎を利用して風車フレームを装架し、風車フレームに、冷却ファンの上方で垂直軸型風車を回転軸が垂直方向で配置し、水平軸型風車を回転軸が垂直方向で配置し、水冷冷却塔の運転時には水冷冷却塔からの上方向きの排気風を受け、水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸型風車と水平軸型風車の協働により駆動される発電機を備えている。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車は、回転軸の周囲に同心円で設けられた複数個の羽根で構成され、中心回転軸は排気風と同じ向きに設置され、自然風の風向きに左右されず何れの方向の自然風に対しても回転できるように中心回転軸を垂直方向に配置される。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車の回転軸と水平軸型風車の回転軸は同心である。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車の回転軸と水平軸型風車の回転軸は冷却ファンの回転軸と同心である。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車は水平軸型風車に外設され、両者の中心回転軸は同心である。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車の回転軸と水平軸型風車の回転軸は結合されている。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムは、散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる冷却ファンを有する水冷冷却塔をビルの屋上に設置するための基礎を利用して風車フレームを装架し、風車フレームに、冷却ファンの上方で垂直軸型風車を回転軸が垂直方向で配置し、垂直軸型風車を回転軸に連結する腕を回転軸が垂直方向で配置する水平軸型風車に形成し、水冷冷却塔の運転時には水冷冷却塔からの上方向きの排気風を受け、水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸型風車と水平軸型風車の協働により駆動される発電機を備えている。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車は、回転軸の周囲に同心円で設けられた複数個の羽根で構成され、中心回転軸は排気風と同じ向きに設置され、自然風の風向きに左右されず何れの方向の自然風に対しても回転できるように中心回転軸を垂直方向に配置される。
このような複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、水冷冷却塔の運転時には水冷冷却塔からの排気風を受けて水平軸型風車を回転させ、水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸型風車を回転させてそれぞれ発電機を駆動することによりフルに発電が可能であって、常時発電が達成でき全四季に亘って発電効率を向上させることができる。
本発明による複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムの一形態例を示す側面説明図。 図1に示す複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムの平面説明図。 図1に示す複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおける複式風車の平面説明図。 本発明による複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムの他の形態例を示す側面説明図。 図4に示す複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムの平面説明図。 本発明による複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムの他の形態例を示す斜視図。 本発明による複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムの他の形態例を示す側面説明図。 図7に示す複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムの平面説明図。
以下、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムを好ましい実施の形態例について図面に基づいて説明する。
〈実施例1〉
図1、図4、図6、図7に示すように、複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムは、散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる冷却ファン1を有する水冷冷却塔2をビルの屋上に設置するための基礎3を利用して風車フレーム4が装架されている。風車フレーム4は、縦フレーム4a、中間横フレーム4b、頂上横フレーム4cを含む。
風車フレーム4に、冷却ファン1の上方で垂直軸型風車5を回転軸11が垂直方向で配置し、水平軸型風車6を回転軸11が垂直方向で配置し、水冷冷却塔2の運転時には水冷冷却塔2からの上方向きの排気風7を受け、水冷冷却塔の停止時には自然風8を受けて垂直軸型風車5と水平軸型風車6の協働により駆動される発電機9を備えている(図1〜図3)。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車5は、回転軸11の周囲に同心円で設けられた複数個の羽根10で構成され、中心回転軸11は排気風と同じ向きに設置され、自然風の風向きに左右されず何れの方向の自然風に対しても回転できるように中心回転軸11を垂直方向に配置される(図2〜図3)。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車5の回転軸11と水平軸型風車6の回転軸11は同心である。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車5の回転軸11と水平軸型風車6の回転軸11は冷却ファン1の回転軸12と同心である。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車5は水平軸型風車に外設され、両者の中心回転軸11は同心である。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車5の回転軸11と水平軸型風車6の回転軸11は結合されている。
このような複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、使用される垂直軸型風車5とは、羽根の中心回転軸11が垂直であり、風方向と直交とされるものであって、クロスフロー型、ダリウス型、ジャイロミル型、サボニウス型、S型ローター型、パドル型等で機構構成される(「トコトンやさしい風力発電の本」、第4章「風車の種類と使われ方」、2010年1月20日初版1刷発行、日刊工業新聞社)。
垂直軸型風車5は、水平軸型風車に対比して、風向きに左右されず何れの方向の風も利用でき、したがって風向制御装置が不要であり、風切り音が少なく騒音の問題が低減されるので都心のビル街、マンション、アパート住宅区域においても設置可能であるという利点がある。
本願発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車5としてはジャイロミル型を採用することが好ましい。
水平軸型風車6とは、羽根(ブレード)の中心回転軸が水平に配置されて風方向と並行とされるもので、プロペラ型、多翼型、セイルウイング型、かざぐるま型、リボン型、オランダ型等で構成される(「トコトンやさしい風力発電の本」、第4章「風車の種類と使われ方」、2010年1月20日初版1刷発行、日刊工業新聞社)。
水平軸型風車6は、風の抗力を利用するので比較的大きなトルクが得られるという利点がある一方、風向きに左右され、したがって風向制御装置が必要であるが、本願発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいては水冷冷却塔からの上方向きの排気風を受けるので風向が一定であり、風向制御装置は不要である。
本願発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、水平軸型風車6としてはプロペラ型を採用することが好ましい。
以上の形態例において、中心回転軸11は発電機9の駆動軸に直結されているが、中心回転軸11はベルト、ギアリングなどの伝達機構を介して発電機9の駆動軸に連結でき、かつ伝達機構の伝達比を変えることにより発電機9の駆動軸の回転速度を変速することも可能である。
また、垂直軸型風車5はビル等の最上部となり鳥を守るためと飛来物から保護するため防護ネットを設置することが好ましい。
また、メンテナンス、危険防止用に垂直軸型風車5の回転を止めるストッパー(ブレーキ)を設置することが好ましい。即ち、冷却塔及び風力発電用羽根の修理・メンテナンスの際はブレーキを設置して回転物(羽根)を止める安全面での構造が必要である。風車自体が強風のため破損防止にブレーキをかける構造としても、その時には羽根が停止しているだけであるので冷却塔2の運転状態に影響を与える事は無い。
〈実施例2〉
図4〜図7に示すように、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムは、散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる冷却ファン1を有する水冷冷却塔2をビルの屋上に設置するための基礎3を利用して風車フレーム4が装架されている。
風車フレーム4に、冷却ファン1の上方で垂直軸型風車5を回転軸11が垂直方向で配置し、垂直軸型風車5を回転軸11に連結する腕12を回転軸11が垂直方向で配置する水平軸型風車6aに形成し、水冷冷却塔2の運転時には水冷冷却塔2からの上方向きの排気風7を受け、水冷冷却塔2の停止時には自然風8を受けて垂直軸型風車5と水平軸型風車6aの協働により駆動される発電機9を備えている。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車5は、回転軸11の周囲に同心円で設けられた複数個の羽根10で構成され、中心回転軸11は排気風と同じ向きに設置され、自然風の風向きに左右されず何れの方向の自然風に対しても回転できるように中心回転軸11を垂直方向に配置される。
この実施例によれば、垂直軸型風車と水平軸型風車の構築が簡便になり、冷却塔への設置も容易になる。
なお、以上の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、冷却塔としては、角型冷却塔(図1、図4、図6)のみならず丸型冷却塔(図7)にも設置対応が可能である。
また、以上の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、冷却塔としては、単体の冷却塔として示しているが、冷却塔の冷却ファン1が並んで設置されているものはその排風ファンの数だけ発電機を設置できるので相当量の発電電力量が得られる。
以上の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、風車フレーム4の縦フレーム4aは冷却塔2の4隅(基礎3の位置の4方向)としたが、丸型冷却塔では3方向の設置でも可能であり、各方向からの柱とし分散することにより冷却塔自身の基礎をそのまま利用できるため新たに強固な基礎を作る必要がない。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、基礎3の基礎工事においても、建築物の躯体に影響をすることもなく設置が可能である。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、新規設置の場合、冷却塔2自身の脚部を風車の荷重に耐えるものを設置するだけで現状と同じ配置で設置が可能である。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、通常風力発電の修理及びメンテナンスはその都度高所作業のため足場を設置して相当高さ上で作業をするが、本機は冷却塔2の上部にあるため、冷却塔2を利用することができるので足場を設置しないで修理及びメンテナンスが可能であることで足場設置の経費及び時間等が節約できる。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいては、このような構造のため改めて高所作業とする必要が無いため日常の点検の一つとして気軽に点検をすることができる。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムは都心の屋上に設置することで複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムを最大限利用することができる。
本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、風力発電は通常風が強く吹く場所を選んで設置しなければならないが都心のビルの屋上は常に高所である自然風の強い場所と言うメリットを活用できるのがこの発電システムの利点である。
冷却塔は規模の大きなものになると数台から十数台での並列設置であるがこの複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムもその台数及び排風口の数の分を設置することができる。
このような本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、その動作について説明すると、冷却塔運転使用時の冷却塔ファン排風7を水平軸型風車6、6aが受けて回転し発電する。
冷却塔がサーモ停止のときでも自然風8があれば垂直軸型風車5が全方位からの横風を受けて回転し発電する。
冷房時以外の冷却塔の停止時も全位方向からの横風自然風8を垂直軸型風車5が全方位からの横風を受けて回転し発電する。
暖房時で冷却塔2が全く停止している状態でも自然風8により発電が可能である。
夏は気温上昇して冷房最盛期の無風時に冷却ファン1の運転が連続するため排風7も連続して発生するため水平軸型風車6、6aの回転時間が長くなり発電容量と発電時間が最大となる。冷房時の無風時の発電も可能なうえ暖房時の冷却塔2が停止時も自然風8により発電が見込めるため年間で最大量の発電が見込める。
通常無風時では発電しない風力発電の欠点を本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムは無風時にも捨てている風を受けて発電ができる。
都心のど真ん中での風力発電設備の設置はスペースの関係上非常に無理な面が多いが都心ならではのビルの屋上で設置となると設置する場所は非常に多くなる。
風力発電は平地では風が少ないため極力柱を立てて回転翼10を上方に設置する必要があるが、ビルの屋上のため回転翼10が受ける風は高い柱を立てる以上に効果がある。
水平軸型風車6、6aが回転することで水平軸型風車6、6a上方方向の気流が発生し、冷却ファン1上の風の方向に遮蔽物となり、垂直軸型風車5の羽10が水平軸型風車6、6a上方の上昇気流により遮蔽物ではなく排気筒としての役目を担い排気のショートサーキットを防ぐ事により効率が上がり更に相乗効果が行われる。
この効果と垂直軸型風車5の羽10がさらに冷却ファン1上の気流分散を抑えて気流をまとめる役目をするため風車の回転を促進することができる。
何らかの理由(故障等)で風車が回らないときに冷却塔2の排風7が垂直軸型風車5の羽10に当たっても抵抗になる程度ではないため冷却塔2の能力等に与える影響は無い。
また、自然風8が発電するのに必要な風量のときはその効果は更に高められる。これは、夏場自然風が大きなときは垂直軸型風車5による風力発電がその効果を発揮するがその時水平軸型風車6、6aによる風力発電が起こす上昇気流が冷却塔2の排風を助ける役目を果たし冷却塔2の効率を上げることができる。これによって冷却塔2自体の電力消費が抑えられるメリットがある。
なお、自然風の強いときは発電機と風車の接続部を切り離し冷却塔のファンシャフトに直接接続して冷却塔側のファンを直接回転させることにより発電ロスを無くすことができる。発電する回転数200rpmと冷却塔の能力を100%発揮するときの回転数400rpmは異なるため風力で回転させるときの負荷は低負荷時に限る。
以下、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムにおいて、垂直軸型風車5と水平軸型風車6、6aの動作を夏季と冬季について説明する。
夏季=水冷冷却塔が稼動の場合:
自然風が無風のとき→水平軸型風車6、6aが回転され発電される。この場合、垂直軸型風車5は負荷として従動回転されるが、水冷冷却塔からの排気風7は真直ぐ上方に通り抜けるので、反トルクは生じることはなく、排気筒としての役目を担うことになる。
自然風があるとき→垂直軸型風車5と水平軸型風車6、6aが回転され発電される。
冬季=水冷冷却塔が停止の場合:
自然風が無風のとき→垂直軸型風車5と水平軸型風車6、6aは回転されず発電されない。
自然風があるとき→垂直軸型風車5が回転され発電される。この場合、水平軸型風車6、6aは負荷として従動回転されるが、水平軸型風車6、6aの回転モーメントは小さいので垂直軸型風車5の回転が阻害されることはない。
以上の説明からも明らかなように、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、水冷冷却塔の運転時には水冷冷却塔からの排気風を受けて水平軸型風車を回転させ、水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸型風車を回転させて発電機を駆動することによりフルに発電が可能であり、常時発電が達成できる。即ち、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムの最大のメリットは都心や繁華街等のビルの屋上に設置されている冷却塔を利用する自然エネルギ一風力発電システムであり、真夏は冷却塔の運転で、ほぼフルに発電が可能であり常時発電が望めるし、冷却塔ファン停止時でも自然風を受けて発電が可能であることである。
さらに、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、垂直軸型風車、発電機は屋上に設置可能であることにより一般の人が近寄ることも少なく安全である。
また、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、垂直軸型風車、発電機は基礎も要らず冷却塔等に抱き合わせて設置が可能であるので、工事費が安価である。
また、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、垂直軸型風車、発電機は屋上設置により自然風を受けやすいため発電効率が良い。
さらに、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、垂直軸型風車、発電機は都心のビルの屋上等に設置が可能であり設置領域が格段に広がる。
また、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、垂直軸型風車は既設の水冷冷却塔に設置が可能であり、改めて水冷冷却塔の構造を変える必要がない。
また、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、垂直軸型風車は大きな羽根を使用することもなくシステム自体も安価になる。
また、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、水冷冷却塔運転時の風を利用した上、冷却塔の停止時(冬季)でも自然の風を利用可能で風力発電としては1年中効率が高い発電が望める。
さらに、本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムによれば、災害時に、ビルの屋上に避難ということもありうるが、複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムは、そのようなときにも有効に発電されるので、電力源として利用され実力を発揮する。
なお、通常ビルの受電設備及び緊急時の自家発電設備はかなりの割合で地下に設備している。都心のビルに襲いかかる災害の大きなものとしては地震による津波災害と台風等による水害があげられる。大きな津波及び水害が発生したときには電気関係に大きな影響が出て復旧に手間取ることになる。地下に浸水して電気が使用不能になった場合、地震水害等の規模によっては復旧に相当の日数(数か月単位)が必要となる可能性がある。電力会社からの送電復旧と受電設備の復旧を考えるとどちらが欠けていても電気は使えない。
このような時に必要となる最低の電気を本発明の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システムで給電できることは非常に大きなメリットとなる。常時使用については電気自動車の充電、建物内の照明等に使うことができるが、いざという時には自然風で発電した電気によりパソコン・携帯電話の充電、非常時の照明設備の電源供給を行なうこと等があげられる。
1・・・冷却ファン
2・・・水冷冷却塔
3・・・基礎
4・・・風車フレーム
5・・・垂直軸型風車
6、6a・・・水平軸型風車
7・・・排気風
8・・・自然風
9・・・発電機
10・・・羽根
11・・・回転軸
12・・・腕
本発明は、水平軸風車と垂直軸風車を用いて発電機を駆動するハイブリッド風力発電装置に関する。
従来から、冷却塔の冷却ファンから吐出される風、すなわち、排気風は散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させるためのみに用いられ、他の目的には用いられていない。これは排気風を無駄に捨てていることになる。
そこで、冷却塔の冷却ファンの排気風を利用して水平軸風車の1つであるプロペラ型の発電ロータを駆動し、又は上向きの排気風を横向きに偏向する偏向フードにより偏向された排気風を受けるように垂直方向に配置した垂直軸風車を駆動して発電する風力発電装置が提案されている(特許文献1〜6参照)。
実願昭56−134597号(実開昭58−40570号)のマイクロフィルム 特開平11−13421号公報 特開2002−242818号公報 特開2003−314074号公報 特開2005−299479号公報 特開2007−100583号公報
これらの風力発電装置は、冷却塔の運転時又は動力等の運転時及び冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸風車を回転させてそれぞれ発電機を駆動する。
しかしながら、この場合、発電は、冷却塔の運転時又は動力等の運転時及び冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸風車を回転させて発電機を駆動することのみに依存するため、発電効率が劣るという難点がある。
本発明は、このような難点を解消するためになされたものであり、全四季に亘って常時フルに発電が可能であって、かつ発電効率が向上するハイブリッド風力発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる冷却ファンを有する水冷冷却塔(以下、「冷却塔」という。)をビルの屋上に設置するための基礎を利用して風車取付フレームを装架し、その風車取付フレームにハイブリッド風力発電装置を取り付けたこと、そのハイブリッド風力発電装置は、垂直回転軸に複数の垂直翼と複数の水平翼を備えた風車、すなわち、垂直軸風車と水平軸風車を合体してなる複式風車を冷却ファンの上方に位置するように取付け、垂直回転軸により発電機を駆動させるように構成し、冷却塔の運転時には冷却塔の冷却ファンからの排気風を受けて水平軸風車を回転させ、冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸風車を回転させるようにしたことを特徴とする。
本発明は、垂直軸風車が垂直回転軸の周囲に複数個の垂直翼を同心円上に設けて構成され、垂直回転軸は冷却ファンの排気風の風向と同じ向きに設置されていることを特徴とする。
本発明は、垂直軸風車の垂直翼を垂直回転軸に連結する腕を水平翼に形成することにより水平軸風車が構成されていることを特徴とする。
本発明は、垂直軸風車と水平軸風車が共通の垂直回転軸を有することを特徴とする。
本発明は、複式風車の垂直回転軸が冷却ファンの回転軸と同心であることを特徴とする。
本発明は、複式風車の垂直回転軸が中心に設けられ、垂直軸風車は水平軸風車の外側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、冷却塔の運転時には冷却ファンからの排気風を受けて水平軸風車を回転させ、冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸風車を回転させてそれぞれ発電機を駆動することにより、フルに発電が可能であり、常時発電が達成でき、全四季に亘って発電効率を向上させることができる。
本発明の一実施の形態を示す側面図である。 図1に示すハイブリッド風力発電装置の平面図である。 図1に示すハイブリッド風力発電装置における複式風車の平面図である。 本発明の他の実施の形態を示す側面図である。 図4に示すハイブリッド風力発電装置の平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施の形態を示す側面図である。 図7に示すハイブリッド風力発電装置の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
〈実施例1〉
図1、図4、図6、図7に示すように、この実施の形態に係るハイブリッド風力発電装置は、風車取付フレーム4に取付けられている。この風車取付フレーム4は、散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる冷却ファン1を有する冷却塔2をビルの屋上に設置するための基礎3を利用して設置されている。風車取付フレーム4は、縦フレーム4a、中間横フレーム4b、頂上横フレーム4cを含む。
ハイブリッド風力発電装置は、垂直軸風車5と水平軸風車6からなる複式風車を有する。複式風車は、風車取付フレーム4に、冷却ファン1の上方において取付けられている。垂直軸風車5と水平軸風車6は共通の垂直回転軸11を有する。また、ハイブリッド風力発電装置は、冷却塔2の運転時には水平軸風車6が冷却ファン1からの上方向きの排気風7を受け、冷却塔2の停止時には垂直軸風車5が自然風8を受けて複式風車、すなわち垂直軸風車5と水平軸風車6の協働により駆動される発電機9を備えている(図1〜図3)。
垂直軸風車5は、垂直回転軸11の周囲に複数個の垂直翼10を同心円上に配設して構成されている。垂直回転軸11は排気風の風向と同じ向きに設置されている。したがって、垂直軸風車5は、自然風の風向きに左右されず何れの方向の自然風によっても回転される(図2〜図3)。
垂直軸風車5は水平軸風車6の外側に設けられている。
複式風車の垂直回転軸11と冷却ファン1の回転軸12は、共通の垂直線上に位置されている。
垂直軸風車5は、羽根の中心回転軸が風方向と直交するものであって、クロスフロー型、ダリウス型、ジャイロミル型、サボニウス型、S型ローター型、パドル型等のいずれを用いても良い(「トコトンやさしい風力発電の本」、第4章「風車の種類と使われ方」、2010年1月20日初版1刷発行、日刊工業新聞社)。
垂直軸風車5は、水平軸風車6に対比して、風向きに左右されず何れの方向の風も利用でき、したがって風向制御装置が不要であり、風切り音が少なく騒音の問題が低減されるので、都心のビル街、マンション、アパート住宅区域においても設置可能であるという利点がある。
本発明のハイブリッド風力発電装置においては、垂直軸風車5としてはジャイロミル型を採用することが好ましい。
水平軸風車6は、羽根(ブレード)の中心回転軸が風方向と平行するもので、プロペラ型、多翼型、セイルウイング型、かざぐるま型、リボン型、オランダ型等で構成される(「トコトンやさしい風力発電の本」、第4章「風車の種類と使われ方」、2010年1月20日初版1刷発行、日刊工業新聞社)。
水平軸風車6は、風の抗力を利用するので比較的大きなトルクが得られるという利点がある一方、風向きに左右され、したがって風向制御装置が必要であるが、本発明のハイブリッド風力発電装置においては冷却塔2からの上方向きの排気風を受けるので、風向が一定であり、風向制御装置は不要である。
本発明のハイブリッド風力発電装置においては、水平軸風車6としてはプロペラ型を採用することが好ましい。
以上の実施の形態において、垂直回転軸11は発電機9の駆動軸に直結されている。しかし、垂直回転軸11はベルト、ギアリングなどの伝達機構を介して発電機9の駆動軸に連結でき、かつ伝達機構の伝達比を変えることにより発電機9の駆動軸の回転速度を変速することも可能である。
また、ハイブリッド風力発電装置は、ビル等の最上部に設置されるので、鳥を守るためと飛来物から保護するため、防護ネットを設置することが好ましい。
また、メンテナンス、危険防止用に垂直軸風車5の回転を止めるストッパー(ブレーキ)を設置することが好ましい。すなわち、冷却塔2及び風力発電用羽根の修理・メンテナンスの際は、ブレーキを設置して回転物(羽根)を止める安全面での構造が必要である。風車自体が強風による破損を防止するためにブレーキをかける構造としても、その時には羽根が停止しているだけであるので、冷却塔2の運転状態に影響を与える事は無い。
〈実施例2〉
図4〜図7に示すように、本発明のハイブリッド風力発電装置は、散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる冷却ファン1を有する冷却塔2をビルの屋上に設置するための基礎3を利用して風車取付フレーム4が装架されている。
この実施の形態においては、風車取付フレーム4に、冷却ファン1の上方で垂直軸風車5を垂直回転軸11が垂直方向となるように配置し、垂直軸風車5を垂直回転軸11に連結する腕12により垂直回転軸11が垂直方向に配置される水平軸風車6aが形成されている。そして、冷却塔2の運転時には水平軸風車6aが冷却ファン1からの上方向きの排気風7を受け、冷却塔2の停止時には垂直軸風車5が自然風8を受けて垂直軸風車5と水平軸風車6aの協働により駆動される発電機9を備えている。
この実施の形態において、垂直軸風車5は、垂直回転軸11の周囲に同心円で設けられた複数個の垂直翼10で構成され、垂直回転軸11は排気風の風向と同じ向きに設置され、自然風の風向きに左右されず何れの方向の自然風に対しても回転できるように垂直回転軸11を垂直方向に配置されている。
この実施例によれば、垂直軸風車と水平軸風車の構築が簡便になり、冷却塔への設置も容易になる。
なお、以上のハイブリッド風力発電装置において、冷却塔2としては、角型冷却塔(図1、図4、図6)のみならず丸型冷却塔(図7)にも設置対応が可能である。
また、以上のハイブリッド風力発電装置において、冷却塔としては、単体の冷却塔を示しているが、冷却塔の冷却ファン1が並んで設置されているものは、その冷却ファンの数だけ発電機を設置できるので、相当量の発電電力量が得られる。
以上のハイブリッド風力発電装置において、風車取付フレーム4の縦フレーム4aは冷却塔2の4隅(基礎3の位置の4方向)としたが、丸型冷却塔では3方向の設置でも可能であり、各方向からの柱とし分散することにより、冷却塔自身の基礎をそのまま利用できるため新たに強固な基礎を作る必要がない。
本発明のハイブリッド風力発電装置において、基礎3の基礎工事においても、建築物の躯体に影響をすることもなく設置が可能である。
本発明のハイブリッド風力発電装置において、新規設置の場合、冷却塔2自身の脚部を風車の荷重に耐えるものを設置するだけで、現状と同じ配置で設置が可能である。
本発明のハイブリッド風力発電装置において、通常風力発電の修理及びメンテナンスはその都度高所作業のため足場を設置して相当高さ上で作業をするが、本機は冷却塔2の上部にあるため、冷却塔2を利用することができるので、足場を設置しないで修理及びメンテナンスが可能である。したがって、足場設置の経費及び時間等が節約できる。
本発明のハイブリッド風力発電装置においては、このような構造のため改めて高所作業とする必要が無いため、日常の点検の一つとして気軽に点検をすることができる。
本発明のハイブリッド風力発電装置は都心の屋上に設置することでハイブリッド風力発電装置を最大限利用することができる。
風力発電は通常風が強く吹く場所を選んで設置しなければならないが、本発明は、都心のビルの屋上は常に高所にあり、自然風の強い場所と言うメリットを活用できる利点を有する。
冷却塔は規模の大きなものになると、数台から十数台での並列設置であるが、このハイブリッド風力発電装置もその台数及び排風口の数の分を設置することができる。
続いて、本発明のハイブリッド風力発電装置の動作について説明する。
冷却塔2の運転時は、冷却ファン1の排気風7を水平軸風車6、6aが受けて回転し発電する。
冷却塔2がサーモ停止のときでも、自然風8があれば、垂直軸風車5が全方位からの横風を受けて回転し発電する。
冷房時以外の冷却塔2の停止時も、全方位からの自然風8を垂直軸風車5が受けて回転し発電する。
暖房時で冷却塔2が全く停止している状態でも、自然風8により発電が可能である。
夏の気温が上昇して冷房最盛期の無風時には、冷却ファン1の運転が連続されるため、排気風7も連続して発生するので、水平軸風車6、6aの回転時間が長くなり、発電容量と発電時間が最大となる。冷房時の無風時の発電も可能なうえ、暖房時の冷却塔2が停止時も自然風8により発電が見込めるため、年間で最大量の発電が見込める。
本発明のハイブリッド風力発電装置は、無風時には発電しない従来の風力発電の欠点を、無風時に捨てていた冷却塔2の風を受けて発電ができるようにすることにより、解消した。
都心のど真ん中での風力発電設備の設置は、スペースの関係上非常に無理な面が多いが、都心ならではのビルの屋上に風力発電設備を設置するとなると、設置可能な場所は非常に多くなる。
風力発電は、平地では風が少ないため極力柱を立てて羽根(垂直翼)10を上方に設置する必要があるが、ビルの屋上のため、羽根(垂直翼)10が受ける風は高い柱を立てる以上に効果がある。
水平軸風車6、6aが回転することで、水平軸風車6、6a上方方向の気流が発生し、冷却ファン1上の風の方向に遮蔽物となり、垂直軸風車5の羽根(垂直翼)10が水平軸風車6、6a上方の上昇気流により遮蔽物ではなく排気筒としての役目を担い、排気風のショートサーキットを防ぐ事により、効率が上がり更に相乗効果が得られる。
この効果と垂直軸風車5の羽根(垂直翼)10がさらに冷却ファン1上の気流分散を抑えて気流をまとめる役目をするため、風車の回転を促進することができる。
何らかの理由(故障等)で風車が回らないときに冷却塔2の排気風7が垂直軸風車5の羽根(垂直翼)10に当たっても抵抗になる程度ではないため、冷却塔2の能力等に与える影響は無い。
また、自然風8が発電するのに必要な風量のときは、その効果は更に高められる。これは、夏場の自然風が大きなときは垂直軸風車5による風力発電がその効果を発揮するが、その時、水平軸風車6、6aによる風力発電が起こす上昇気流が冷却塔2の排気風を助ける役目を果たし、冷却塔2の効率を上げることができる。これによって冷却塔2自体の電力消費が抑えられるメリットがある。
なお、自然風の強いときは、発電機と風車の接続部を切り離し、冷却塔のファンシャフトに直接接続して冷却塔側のファンを直接回転させることにより、発電ロスを無くすことができる。発電する回転数200rpmと冷却塔の能力を100%発揮するときの回転数400rpmは異なるため、風力で回転させるときの負荷は低負荷時に限る。
以下、本発明のハイブリッド風力発電装置における垂直軸風車5と水平軸風車6、6aの動作を夏季と冬季について説明する。
夏季=冷却塔が稼動の場合:
自然風が無いときは、水平軸風車6、6aが回転され発電される。この場合、垂直軸風車5は負荷として従動回転されるが、冷却塔からの排気風7は真直ぐ上方に通り抜けるので、反トルクは生じることはなく、排気筒としての役目を担うことになる。
自然風があるときは、垂直軸風車5と水平軸風車6、6aが回転され発電される。
冬季=冷却塔が停止の場合:
自然風が無いときは、垂直軸風車5と水平軸風車6、6aは回転されず発電されない。
自然風があるときは、垂直軸風車5が回転され発電される。この場合、水平軸風車6、6aは負荷として従動回転されるが、水平軸風車6、6aの回転モーメントは小さいので、垂直軸風車5の回転が阻害されることはない。
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、冷却塔の運転時には冷却塔からの排気風を受けて水平軸風車を回転させ、冷却塔の停止時には自然風を受けて垂直軸風車を回転させて発電機を駆動することにより、フルに発電が可能であり、常時発電が達成できる。すなわち、本発明のハイブリッド風力発電装置の最大のメリットは、都心や繁華街等のビルの屋上に設置されている冷却塔を利用する自然エネルギ一風力発電システムであり、真夏は冷却塔2の運転で、ほぼフルに発電が可能であり、常時発電が望めるし、冷却塔2の停止時でも自然風を受けて発電が可能であることである。
さらに、本発明によれば、垂直軸風車、発電機は屋上に設置されるので、一般の人が近寄ることも少なく安全である。
また、本発明によれば、垂直軸風車、発電機は基礎も要らず、冷却塔等に抱き合わせて設置が可能であるので、工事費が安価である。
また、本発明によれば、垂直軸風車、発電機は屋上設置により自然風を受けやすいため発電効率が良い。
さらに、本発明によれば、垂直軸風車、発電機は都心のビルの屋上等に設置が可能であり、設置領域が格段に広がる。
また、本発明によれば、垂直軸風車は既設の冷却塔に設置が可能であり、改めて冷却塔の構造を変える必要がない。
また、本発明によれば、垂直軸風車は大きな羽根を使用することもなく、システム自体も安価になる。
また、本発明によれば、冷却塔運転時の風を利用した上、冷却塔の停止時(冬季)でも自然の風を利用可能で風力発電としては1年中効率が高い発電が望める。
さらに、本発明によれば、災害時に、ビルの屋上に避難ということもありうるが、ハイブリッド風力発電装置は、そのようなときにも有効に発電されるので、電力源として利用され実力を発揮する。
なお、通常ビルの受電設備及び緊急時の自家発電設備は、かなりの割合で地下に設けられている。都心のビルに襲いかかる災害の大きなものとしては、地震による津波災害と台風等による水害があげられる。大きな津波及び水害が発生したときには、電気関係に大きな影響が出て、復旧に手間取ることになる。地下に浸水して電気が使用不能になった場合、地震水害等の規模によっては復旧に相当の日数(数か月単位)が必要となる可能性がある。電力会社からの送電復旧と受電設備の復旧を考えると、どちらが欠けていても電気は使えない。
このような時に必要となる最低の電気を本発明のハイブリッド風力発電装置で給電できることは非常に大きなメリットとなる。常時使用については電気自動車の充電、建物内の照明等に使うことができるが、いざという時には、自然風で発電した電気によりパソコン・携帯電話の充電、非常時の照明設備の電源供給を行なうこと等があげられる。
1・・・冷却ファン
2・・・冷却塔(水冷冷却塔)
3・・・基礎
4・・・風車取付フレーム
5・・・垂直軸風車
6、6a・・・水平軸風車
7・・・排気風
8・・・自然風
9・・・発電機
10・・・羽根
11・・・回転軸
12・・・腕

Claims (8)

  1. 散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる冷却ファンを有する水冷冷却塔をビルの屋上に設置するための基礎を利用して風車フレームを装架し、
    前記風車フレームに、前記冷却ファンの上方で垂直軸型風車を回転軸が垂直方向で配置し、水平軸型風車を回転軸が垂直方向で配置し、
    前記水冷冷却塔の運転時には前記水冷冷却塔からの上方向きの排気風、自然風を受け、前記水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて前記垂直軸型風車と前記水平軸型風車の協働により駆動される発電機を備えることを特徴とする複式風車ハイブリッド冷却塔発電システム。
  2. 前記垂直軸型風車は、回転軸の周囲に同心円で設けられた複数個の羽根で構成され、中心回転軸は前記排気風と同じ向きに設置され、前記自然風の風向きに左右されず何れの方向の前記自然風に対しても回転できるように前記中心回転軸を垂直方向に配置されることを特徴とする請求項1記載の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システム。
  3. 前記垂直軸型風車の回転軸と前記水平軸型風車の回転軸は同心であることを特徴とする請求項1記載の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システム。
  4. 前記垂直軸型風車の回転軸と前記水平軸型風車の回転軸は前記冷却ファンの回転軸と同心であることを特徴とする請求項1記載の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システム。
  5. 前記垂直軸型風車は前記水平軸型風車に外設され、両者の中心回転軸は同心であることを特徴とする請求項1記載の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システム。
  6. 前記垂直軸型風車の回転軸と前記水平軸型風車の回転軸は結合されていることを特徴とする請求項1記載の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システム。
  7. 散布される水滴の滴下速度を遅らせ、熱を発散させる冷却ファンを有する水冷冷却塔をビルの屋上に設置するための基礎を利用して風車フレームを装架し、
    前記風車フレームに、前記冷却ファンの上方で垂直軸型風車を回転軸が垂直方向で配置し、
    前記垂直軸型風車を前記回転軸に連結する腕を回転軸が垂直方向で配置する水平軸型風車に形成し、
    前記水冷冷却塔の運転時には前記水冷冷却塔からの上方向きの排気風、自然風を受け、前記水冷冷却塔の停止時には自然風を受けて前記垂直軸型風車と前記水平軸型風車の協働により駆動される発電機を備えることを特徴とする複式風車ハイブリッド冷却塔発電システム。
  8. 前記垂直軸型風車は、回転軸の周囲に同心円で設けられた複数個の羽根で構成され、中心回転軸は前記排気風と同じ向きに設置され、前記自然風の風向きに左右されず何れの方向の前記自然風に対しても回転できるように前記中心回転軸を垂直方向に配置されることを特徴とする請求項7記載の複式風車ハイブリッド冷却塔発電システム。
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