JP2013034759A - 洗濯機 - Google Patents

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直子 山口
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Abstract

【課題】筐体側面の強度を確保し、振動や騒音の低減を図るとともに、該側面に備えた手掛け部周辺の強度を確保しつつ、手掛け部の取付作業の容易化も期待できる洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯機の外郭を形成し、内部に洗濯機構部を備えた箱状の筐体において、前記筐体の側面を形成する側板は、薄鋼板を凹状に絞り成形し水平方向に延びる複数の帯状の補強用ビードと、上下部領域に凹状に絞り成形して広い平坦面を有する手掛け部用のビードを設ける。前記手掛け部用のビードが有する広い平坦面に、手掛け部を取付固定する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、筐体の側面に補強を施した洗濯機に関する。
従来、洗濯機の外郭を形成する筐体内に洗濯機構部として、例えば横軸周りのドラムや、或は縦軸周りの洗濯兼脱水槽を備えた洗濯機では、筐体の側面は広い平坦面状をなす側板にて形成されており、この側板の全面にわたり補強用ビードを設けている。もって、筐体側面の全面にわたる強度の確保とともに運転時に発生する振動や騒音の低減を図るようにしている。また、この側板の上下部領域には運搬用の手掛け部を設けている(例えば、特許文献1参照)。
上記補強用ビードは、一般的に凹状に絞り成形され、その形態としては側板の縦方向(上下方向)に長く延びるビードであったり、或は途中から異方向に屈曲して延びるビードなどを形成している。そして、前記手掛け部はこのビード内(凹状内)に設けたり、或は一部ビードを形成しない平坦部分を設けて該部分に手掛け部を設けるようにしている。
しかしながら、上記縦方向の補強ビードでは全長が長いため中央部分の強度が低下する。また、途中で屈曲した補強用ビードは、その屈曲点部分で強度が低下する傾向にある。更には、補強用ビードを利用して手掛け部を設けることは、該補強用ビード或は手掛け部の配置が必ずしも最適位置とならなかったり、手掛け部を取付固定する作業性が低下したり、或は洗濯機運搬時の大きな重量が加わる手掛け部周辺の強度を十分に確保できないおそれを有していた。
特開2011−41646号公報
そこで、筐体側面の強度を確保し振動や騒音の低減を図るとともに、該側面における手掛け部周辺の強度を向上し、更には手掛け部の取付作業の容易化も期待できる洗濯機を提供することにある。
本実施形態の洗濯機によれば、外郭を形成し、内部に洗濯機構部を備えた箱状の筐体において、前記筐体の側面を形成する側板は、薄鋼板を凹状に絞り成形し水平方向に延びる複数の帯状の補強用ビードと、上下部領域に凹状に絞り成形して広い平坦面を有する手掛け部用のビードを設ける。前記手掛け部用のビードが有する広い平坦面に、手掛け部を取付固定する。
一実施形態をドラム式洗濯機に適用して示す洗濯機の外観斜視図 洗濯機の左側面図 手掛け部を備えた側板の正面図 図3中のA−A線に沿って切断して示す断面図 手掛け部単体を示す斜視図
以下、ドラム式洗濯機に適用した一実施形態につき、図1ないし図5を参照して説明する。そのうち、図1は、ドラム式洗濯機に適用した洗濯機全体の外観斜視図、図2は、同洗濯機の左側面図で、まずこれら図1および図2に基づき洗濯機全体の概略構成につき説明する。洗濯機の外郭を形成する箱状の筐体1は、該筐体1の側面を形成する左右の側板2,3、同正面を形成する前面カバー4と底部カバー5、同後面を形成する背面板6、同天井部分を形成する天板7、および同底部を形成する基台8、などを具備した組立構成としていて、該筐体1の前面側は緩やかな円弧状の外観をなしているが実質的に全体として略矩形箱状をなしている。
上記側板2,3や背面板6などは薄鋼板により構成し、他の前面カバー4、底部カバー5、天板7、および基台8などは樹脂材料にて成形された構成としている。前面カバー4の上部には各種の運転コースの設定などを操作可能とする操作パネル9が設けられ、また略中央部には、洗濯物の投入口(図示せず)が形成されていて、該投入口には、これを開閉する扉10を回動可能に設けている。扉10は、内部を透視可能な透明若しくは半透明の樹脂材料にて製作されている。つまり、ドラム式の洗濯機として横軸周りのドラム(図示せず)の内方を臨める位置である前面カバー4に、内部を透視できる扉10を備えた構成としている。
このような構成からなる筐体1の内部には、図示しないが洗濯機構部11を備えている。洗濯機構部11は、少なくとも洗い運転から脱水運転までを実行可能な駆動手段を有する構成とし、例えば本実施形態のドラム式洗濯機では周知のように横筒形態の水槽、この水槽内部に横軸周りに回転可能に設けられたドラム、ドラムを回転駆動するモータ駆動部、および給排水手段などを備えた構成からなり、上記水槽は筐体1内に弾性的に防振支持された構成としている。更には、説明は省略するがドラム内に収容された洗濯物を自動的に乾燥する乾燥機能を付加した構成としてもよい。
次いで、筐体1の両側面を形成する左右の側板2,3の具体構成について述べる。ただし、図1,2において正面から見て右側に位置する右側の側板3については、その具体形状を図示できないが、左右対称構造としていることに基づき左側の側板2の具体構成を説明することで確認できることから、右側の側板3の詳細説明は省略する。
すなわち、左側の側板2は上下方向に長い略矩形板状をなし、その略垂直な側板2の全面にわたり水平方向に細長く帯状に延びる補強用ビード12を複数形成している。該ビード12は、薄鋼板を凹状(内方に凸状)に絞り成形したもので、左右端部は円弧状をなしている。この補強用ビード12の詳細については後述するが、上下間の中央領域(中腹部)に位置する複数(例えば3個)のビード12は水平方向に長く延び、例えば側板2の略横幅全体に延びる長さとしている。これに対し、上下部領域に位置する複数(例えば各2個)のビード12は、水平方向に短く形成している。なお、短い補強用ビード12を有する側板2の上下部領域には、詳細は後述する手掛け部用のビード13,14,15を計3箇所に設けている。
そこで、図3ないし図5も参照して側板2が有する具体構成につき説明する。図3は、単体の側板2に手掛け部16を取付固定した正面図、図4は図3中のA−A線に沿って切断して示す断面図、および図5は手掛け部16単体の構成を示す斜視図である。なお、図3において側板2の外周端部にはフランジ部2aを有し、例えば前端部では前面カバー4との組み立ての際の連結固定に利用している。
まず、図3において補強用ビード12のうち、前記した上部領域における複数たる2個の短い補強用ビードをいずれも符号12a(長さは異なっても可)とし、中央領域の複数たる3個の長い補強用ビードを符号12b(長さは異なっても可)とし、下部領域における複数たる2個の短い補強用ビードを符号12c(長さは異なっても可)と付記して説明すると、上下部領域の短い補強用ビード12a,12cが夫々形成する上下間隔S1,S3は、中央領域の長い補強用ビード12bが形成する上下間隔S2より小さく設定して形成しており、かつ間隔S1と間隔S3とは本実施形態では例えば同等の間隔寸法に設定していて、従って不等式で示すと[間隔S1=S3<S2]となる。
ただし、上下部領域における間隔S1,S3は同一間隔に限らず異なる間隔寸法に設定してもよい。また、補強用ビード12は、上記のごとく長さ寸法は異なるが、符号Wで示すビード幅は全て同一寸法の形状にあって、かつ本実施形態では該ビード幅Wより各補強用ビード12間の上記間隔S1,S2,S3に相当する平坦面の幅を大きくしている(W<S1,S2,S3)。従って、絞り成形部分より平坦面が大きいので絞り成形の影響を少なくして、成形後の撓み変形などの成形歪を極力抑えるようにしている。
次いで、上記手掛け部用のビード13,14,15について説明する。図3に示すように、側板2の上部領域に1箇所、下部領域の左右に2箇所設けており、そのうちの上部領域の1箇所に形成された手掛け部用のビード13は、前記した短い補強用ビード12aと並ぶように側板2の後方角部に位置して凹状に絞り成形され、例えば略正四角形状の広い面積形態とした凹状の平坦面13aを有する構成としている。
一方、側板2の下部領域の左右2箇所に設けられた手掛け部用のビード14,15は、前記した短い補強用ビード12cを挟んで後方角部と前方角部の対向位置に設けられている。因みに、後方角部の手掛け部用のビード14は、上記した上方の手掛け部用のビード13と上下方向に対向した位置にある。そのうちの後方の手掛け部用のビード14は、矩形凹状に絞り成形され広い面積形態とした平坦面14aを有する構成としている。
また、前方の手掛け部用のビード15は、矩形凹状に絞り成形され広い面積形態とした平坦面15aを有する構成としている。この場合、側板2の前方端部が緩やかな円弧状をなすことから、該円弧状に沿うように矩形状の前方側の一辺が若干湾曲した形態にあるが、実質的に矩形状をなしたものといえる。
そして、図4,5も加えて上記手掛け部用のビード13,14,15に取付固定する手掛け部16について説明する。その図4は、図3中に示すA−A線に沿って切断して示す断面図で、図5は手掛け部16単体を示す斜視図である。この手掛け部16は、上記手掛け部用のビード13,14,15の3箇所に、以下に詳述するように取付固定されることで、洗濯機を持ち上げ更には運搬するに好適する所定位置に固定されるもので、前記したように右側の側板3にも対称位置の計3箇所に共通の手掛け部16が取付固定される。従って、筐体1の左右の側面の所定位置である各3箇所に手掛け部16を設ける構成としている。
以下詳述すると、各手掛け部16は、いずれも手掛け部用のビード13,14,15の上縁部近傍に位置して設けられている。この手掛け部16は、手掛け部用のビード13に形成された取付け穴17(詳細は後述)に弾性的に嵌合支持されるもので、他の手掛け部用のビード14,15においても同様の取付手段にあることから、その説明は省略し、図4に示す手掛け部用のビード13における手掛け部16の取付手段について述べる。
図4,5に示すように、手掛け部16は、樹脂製で内部に空洞部18aを形成し全体としてドーム状をなす手掛け本体部18を有し、空洞部18aの開放口である長孔形状の開口部18bを有する構成としている。なお、手掛け部16が取付状態にあるとき(図4参照)、手掛け本体部18は手指を引っ掛け易くするため開口部18bから空洞部18aの奥内に向かって上方に傾斜した状態を得るべく形態としている。
更に、手掛け部16は、上記開口部18b近傍の外周面側に、外方に突出した鍔部19と、この鍔部19と対峙して上面側と下面側に突設した爪部20を形成し、この爪部20は長手(横)方向に延びており、もって両者間に1条の溝部21を上下部に夫々形成している。なお、詳細は後述するが、この溝部21には、前記取付け穴17の開口端部が嵌合することで手掛け部16が抜け止め状態に支持され取付固定される。また、上記鍔部19の特に上方部は厚肉成形され、図4中前方(図示左方)にも大きく突出するとともに、その下面側を滑らかな円弧状としている。これは、手掛け部16に手指を掛けて上方に持ち上げるようにした場合、手指への局部的な負担を軽減し手の痛みなどを生じないようにするためである。
このような手掛け部16の構成に対し、該手掛け部16を取付固定する手掛け部用のビード13において、その具体構成について説明すると、該ビード13は補強用ビード12と異なり広い平坦面13aを有しており、この平坦面13aを利用して手掛け部16を取り付けるようにしている。このことは、手掛け部16の取付け部位(計3箇所)が一見して明らかであるとともに、その略正四角形をなす平坦面13aの上縁部近傍に手掛け部16を設けている。本実施形態では、更に平坦面13aの右側に寄った位置、つまり角部近傍に配置している。
このことは、上記角部に位置して手掛け部16の取付け穴17が形成されている。しかも本実施形態では、この取付け穴17は、平坦面13aを更に凹状に絞り成形して小面積の平坦面22aを有する補助ビード22を形成し、その平坦面22aに形成されている(図4参照)。この平坦面22aは、少なくとも長孔状の取付け穴17より径大とする同様の長孔状面積を有しており、該取付け穴17は該平坦面22aの略中心位置に形成してある。
また、取付け穴17の開口形状は、手掛け本体部18の外形形状より僅か径大で、爪部20の最外形寸法より径小としている。なお、特に図4から明らかなように取付け穴17の開口寸法は、その周縁部に内方に押し出された開口縁部17aの内周面の寸法に相当し、また開口縁部17aの長さ寸法は手掛け部16が有する前記溝部21の幅と略同等としており、該開口縁部17aは平坦面22aと滑らかに連ねて曲成されている。
斯かる構成において、手掛け部16の側板2への取付手順につき説明すると、まず手掛け本体部18を側板2の取付け穴17から筐体1内方に挿入する。そのまま挿入するだけでは、手掛け本体部18の上下面に突出した爪部20が取付け穴17の上下縁部に当接して、それ以上の挿入が阻止される。そこで、まず上面側の爪部20のみを先行して取付け穴17を越えるべく内方に挿入する。そして、上面側のみにおいて溝部21に開口縁部17aが嵌め込まれて係合した状態とする。この場合、手のひらを上にして手指を空洞部18a内に差し込み、上方に持ち上げる方向に力を加えることで上記溝部21と開口縁部17aの係合状態を維持できる。
この状態から、下面側の爪部20を挿入する。この場合、単に挿入するだけでは下面側の爪部20が取付け穴17の下縁側に当接する関係にあるから、手掛け部16の上面側を係合支持した状態で下面側の爪部20を取付け穴17に押し込むように圧入する。これにより、取付け穴17の下縁部周辺が弾性変形し、爪部20の挿入を可能とする。特に、取付け穴17の下方の平坦面13aは広い面積を有することから薄鋼板製であることも相俟って弾性変形し易く、上記下面側の爪部20の圧入時の挿入を可能とする。
よって、爪部20が開口縁部17aを乗り越えると、鍔部19がそれ以上の挿入を阻止し、開口縁部17aが下面側の溝部21に嵌め込まれた係合状態に至り、もって手掛け本体部18は、その上下面側の溝部21を介して嵌合支持され取付固定される。このように、下面側の爪部20を取付け穴17に押し込むように圧入する際、同時に平坦面13aの上方には手掛け部16を介して大きな外力が作用するが、該取付け穴17は補強用ビード13の上縁部たる絞り部分に近接しているので、該周辺部は剛性が高く外力に耐えるに十分な強度を確保できる。このことは、取付後の手掛け部16を介して洗濯機を持ち上げるなどの外力が加わった場合に対しても同様に十分な強度を確保できる。
また、上記のように側板2に取付固定された手掛け部16は、具体的には鍔部19の上部側が図4に明示するように取付け穴17から前方に大きく突出した状態となるが、2段階にわたる絞り成形により補助ビード22が有する平坦面22aは深絞り成形を行なった如く側板2の外表面(側面)から大きく凹んだ位置にあるので、該鍔部19の特に上方部分を大きく突出できるとともに、これが筐体1の側面から突出するのを防ぐことができ、このことは手掛け機能を良好とするとともに、洗濯機の総外形寸法が大きくなることを抑制できる。
なお、前記したように左側の側板2の具体構成につき述べたが、これと対象配置とするなど右側の側板3も実質的に同一構成としている。また、上記した手掛け部用のビード13における手掛け部16の取付手順も、他の手掛け部用のビード14,15においても同様に行なわれ、勿論右側の側板3においても同様に展開される。
以上説明した実施形態の洗濯機によれば、内部に洗濯機構部11を備えた箱状の筐体1にあって、その側面を形成する薄鋼板による左右の側板2,3には、凹状に絞り成形され水平方向に延びる複数の帯状の補強用ビード12を略全面に設けるとともに、上下部領域の複数箇所に凹状に絞り成形されて広い平坦面13a,14a,15aを有する手掛け部用のビード13,14,15を設け、この広い平坦面13a,14a,15aを利用して複数の手掛け部16を取付固定するようにした。
このように、補強用ビード12は水平方向にのみ延びる構成としたので、所望の補強効果を得られるとともに、手掛け部用のビード13,14,15を設けたことにより、補強用ビード12を本来補強に有用な構成に絞り成形でき、筐体1の側面たる側板2,3の強度を確保するに有効となり、運転時に生じる振動や騒音を効果的に低減できる。一方、手掛け部用のビード13,14,15は、広い平坦面13a,14a,15aを有する構成としたので、手掛け部16の取付箇所が容易に目視できるとともに、手掛け部16の被着状態の有無も一見して確認できる利点も有する。しかも、例えば手掛け部用のビード13は正四角形の形状とする広い平坦面13aを利用した手掛け部16の取付作業は、凹凸部に煩わされることなく効率良く実施できるなどの実用的効果が期待できる。
勿論、他の手掛け部用のビード14,15にあっても矩形形状の広い平坦面14a,15aを得られることで上記同様の効果が期待できることはいうまでもない。ただし、この平坦面の形状としては上記四角形や矩形に限らず、例えば多角形なども含む角形形状であれば有用な平坦面積が容易に得られ、また角部は円弧状をなして丸みを帯びた形状でも良いなど、細長い帯状の補強用ビード12とは異なり広い平坦面を形成できることで有用である。
また、手掛け部16は、広い平坦面13a,14a,15aに形成した各取付け穴17に嵌合により取付固定するとともに、その取付け穴17は、手掛け部用のビード13,14,15の上縁部近傍に形成した。つまり凹状に絞り成形した上縁部近傍に形成したので、この上縁部周辺は平坦面が少なくて剛性が高くて十分な強度が得られ、手掛け部16を介して上方向への外力が作用しても十分に耐えることができる。
これに対し、取付け穴17の下方部位は広い平坦面が占めることになり、この部位の弾性変形し易いのを利用して手掛け部16の嵌合による取付作業を簡易化できる。すなわち、本実施形態では鍔部19と爪部20との間に溝部21を形成していて、これは手掛け本体部18の上下面に夫々設けている。そこで手掛け部16を取付け穴17に嵌合するには、まず上面側の溝部21を取付け穴17の上縁側(開口縁部17a)を嵌め込み、この状態を維持しながら手掛け部16の下部を押し込むことで、下面側の爪部20が薄鋼板製の平坦面部分の弾性変形を利用して容易に圧挿でき、下面側の溝部21に嵌め込むことができ、もって手掛け部16を確実に嵌合支持できる。
また前記したように、角形形状をなす広い平坦面13a,14a,15aに対し、その角部近傍に取付け穴17を形成して手掛け部16を嵌合により取付固定するようにしたので、全体的に手掛け部16の取付周辺部分は剛性が高くて強度が向上するとともに、手掛け部16の上部平坦面部分に対しては補強を図りつつ、下部平坦面部分に対しては弾性変形し易い特徴を維持することができ、上記同様に取付作業性の効率化などに有効である。
しかも、本実施形態では特に図4に具体的に示すように、手掛け部用のビード13の広い平坦面13aに対し、更に凹状の絞り成形を行い小面積の平坦面22aを有する補助ビード22を形成し、この補助ビード22の平坦面22aに手掛け部16の取付け穴17を形成する構成とした。つまり、2段階にわたり絞り成形したことに相当し、図4から明らかなように平坦面22aから側板2の外表面までの絞り深さが増大する。これにより、手掛け部16の上部の鍔部19を、外表面までの間において手指が十分に引っ掛けられ、かつ引っ掛け易いように外方に大きく突出することができる点で有効である。
また、この2段絞りにより小面積の平坦面22aを有する補助ビード22を形成したので、手掛け部16を取り付ける周辺部分の一層の補強を図ることができる。このように、2段絞りすることで種々の有利な点を有するが、これは必要に応じて実施すれば良い。なお、他の手掛け部用のビード14,15の広い平坦面14a,15aに対しても、上記同様の2段絞りによる構成および作用効果を有する。
一方、水平方向に延びる補強用ビード12において、図3に示す左側の側板2の上下方向の中央領域に配置した3個のビード12bは長く、これに対し手掛け部用のビード13,14,15を有する上下部領域に配置した夫々2個のビード12aおよび12cは短く形成した。これによれば、側板2の中央領域は筐体1の側面の中腹部に相当し、最も振動し易い領域であるが、この領域に長い補強用ビード12bを配置したので、強度を向上し振動騒音を抑えるに有効である。これに対し、上下部領域には短い補強用ビード12aおよび12cを設けているが、同様に絞り成形された手掛け部用のビード13,14,15による補強作用も期待でき、もって必要な強度や振動低減などの作用効果が期待できる。
また、同じく図3に示すように中央領域の複数の各補強用ビード12bの上下間隔S2より、上下部領域の複数の各補強用ビード12aおよび12cの上下間隔S1およびS3を小さく設定した。つまり、長い補強用ビード12bの絞り成形であるが、その間の間隔S2が大きいので、その中央領域部分における成形歪(成形後の撓み変形)を小さく抑えることができ、つまり歪が少なくて長いビードで補強可能としている。
一方、短い補強用ビード12aおよび12cを有する領域部分では成形歪は比較的小さく収まるので、その間の間隔S1およびS3を小さくして絞り成形でき、つまり短いビードでありながら補強効果は有効としている。よって、長短の各ビード12a,12b,12cにより側板2を効果的に補強できる。この場合、図4に示すように補強用ビード12のビード幅Wより、間隔S1,S2,S3相当の平坦面の幅を大きくしているので(W<S1,S2,S3)、絞り成形の影響を少なくして一層成形歪を抑えることができる点で有利である。ただし、このような補強用ビード12の個数や具体形状は、例えば側板の形状や大きさなどが異なる各種の洗濯機の実施形態に応じて種々変更して実施可能である。
なお、本実施形態では、縦軸周りに回転するドラムを備えたドラム式洗濯機に適用して述べたが、これに限らず、例えば縦軸周りに回転する洗濯兼脱水槽を備えた縦軸型の洗濯機でも適用できる。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、該実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略,置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は筐体、2,3は左右の側板、11は洗濯機構部、12は補強用ビード、13,14,15は手掛け部用のビード、13a,14a,15aは平坦面、16は手掛け部、17は取付け穴、18は手掛け本体部、22は補助ビード、および22aは平坦面を示す。

Claims (6)

  1. 外郭を形成し、内部に洗濯機構部を備えた箱状の筐体において、
    前記筐体の側面を形成する側板は、薄鋼板を凹状に絞り成形し水平方向に延びる複数の帯状の補強用ビードと、上下部領域に凹状に絞り成形して広い平坦面を有する手掛け部用のビードを設け、
    前記手掛け部用のビードが有する広い平坦面に、手掛け部を取付固定する構成としたことを特徴とする洗濯機。
  2. 手掛け部は、広い平坦面に形成した取付け穴に嵌合により取付固定され、その取付け穴は、手掛け部用のビードの上縁部近傍に形成したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 手掛け部用のビードの広い平坦面は、角形形状をなすとともに、その角部近傍に取付け穴を形成して手掛け部を嵌合により取付固定したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 手掛け部用のビードの広い平坦面に、更に凹状の絞り成形を行い小面積の平坦面を有する補助ビードを形成し、この補助ビードの平坦面に取付け穴を形成したことを特徴とする請求項2又は3記載の洗濯機。
  5. 水平方向に延びる補強用ビードにおいて、そのうち側板の上下方向の中央領域に配置したビードは長く、手掛け部用のビードを有する上下部領域に配置したビードは短く形成したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  6. 中央領域の複数の各補強用ビードの上下間隔より、上下部領域の複数の各補強用ビードの上下間隔を小さく設定したこと特徴とする請求項5記載の洗濯機。
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