JP2013032930A - 温度差有無検知装置、液面検知装置及び冷凍空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】温度差有無検知装置30は、温度差発生装置33により第1金属の測定箇所表面のうち少なくとも1箇所の温度を変化させ、温度差をつけることによって、少なくとも2箇所の第1金属の測定箇所表面の温度差を検知する。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施の形態に係る温度差有無検知装置30を説明するための概略図である。図2は、温度差有無検知装置30の制御的な接続状態を示すブロック図である。図1及び図2に基づいて、温度差有無検知装置30の構成及び動作について説明する。この温度差有無検知装置30は、電気的に繋がっている少なくとも2箇所の金属表面の温度差を簡易かつ安価に計測するものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
本実施の形態では、図1に示すように温度差有無検知装置30を一つ用いた簡易な構成を例として説明する。また、本実施の形態では、温度差有無検知装置30を液面検知装置3として利用し、金属容器1の内部に貯留されている流体の液面を検知する場合を例に説明する。
金属容器1は、金属材料で構成され、外部から内部の液量を測定したり、目視によって内部全体を透視することが不可能に構成されている。そして、金属容器1は、内部圧力が高いことから容器の肉厚が厚くなっている。金属容器1としては、たとえば冷凍空調装置などの冷凍サイクル装置の一要素機器である冷媒を貯留するレシーバーやアキュムレーター等の圧力容器が想定される。レシーバーやアキュムレーターは、冷凍空調装置内の圧力が高いため、3〜5mmの厚みのある耐圧仕様となっていることが通常である。
金属線31は、第1金属で構成される金属容器1と2点で密着し、電気的に閉回路を形成している。この金属線31は、2つの接点での温度差が発生する場合にゼーベック効果を生じる第1金属とは異なる第2金属で構成されている。たとえば、金属容器1が鉄や銅で構成される場合には、金属線31は銅とニッケルの合金であるコンスタンタンを用いて構成する。コンスタンタンは、一般的に熱電対の素材としてよく用いられており、安価で入手しやすく、ゼーベック効果を生じる金属、たとえば鉄や銅との相性がよいという特性を持っている。
計測装置32は、ゼーベック効果により発生する起電力の有無を判別するものである。この計測装置32は、起電力の有無を判別できればよく、高精度である必要ない。計測装置32は、たとえば、永久磁石とコイルで構成されるものや、アンプやAD変換機等で構成されるもので構成するとよい。計測装置32は、計測精度に比例して価格も上昇するが、高精度である必要がないため、装置価格自体を安価に抑えることができる。
温度差発生装置33は、金属線31が金属容器1に密着しているかどうかを確認する際に必要となるもので、金属容器1の計測箇所のうち少なくとも1箇所の温度を変化させ、少なくとも2箇所の金属容器1の計測箇所表面に強制的に温度差を発生させるものであり、たとえばヒーター等が挙げられる。ヒーターは、ある部分の温度を任意の状態に変化させるのに効果的な部材であり、かつ制御も容易である。
制御装置34は、液面検知装置3の頭脳となる部分であり、少なくとも機器制御と計測値処理の2つのことを行う。機器制御は、センサーの密着有無確認時と、液面有無判断時と、において温度差発生装置33の入切を切り替えるものである。計測値処理機能は、各状況で発生した起電力を計測し、液面有無や密着有無の判断や処理を行うものである。
本実施の形態における液面検知方法と金属線密着有無検知方法の計測原理であるゼーベック効果について説明する。
金属容器1の内部の液面を温度差発生有無により検知する方法について、図3を用いて説明する。図3は、金属容器1の外部表面温度と液面位置との関係を模式的に表した模式図である。この図3では、金属容器1の内部に半分液が、残りの半分にガスが入っている状態を図示しており(図3の紙面右側)、またその時の金属容器1の外表面の温度を併せて図示している(図3の紙面左側)。なお、図3では、横軸が温度(T)を、縦軸が液面高さ(H)を、それぞれ表している。
冷凍空調装置は、起動時や負荷変動時に運転が不安定になることがあり、その際、液溜め容器(金属容器1)内の液面が変動する。このとき、温度差有無を判定することで液面有無を検知しても、液面が安定していないため液面を正確に検知できない。よって、液面有無検知は、極力、冷凍空調装置が安定している状態の時に実施する。
Claims (18)
- 電気的に繋がっている第1金属の表面の異なる箇所の温度差を検知する温度差有無検知装置において、
前記第1金属とは異なる第2金属で構成された少なくとも2本の金属線と、
前記第1金属の表面の異なる箇所の間に温度差があるときに発生する起電力を計測する計測装置と、
前記第1金属の検知箇所のうち少なくとも1箇所の温度を変化させ、少なくとも2箇所の前記第1金属の検知箇所表面に強制的に温度差を発生させる温度差発生装置と、
前記温度差発生装置を制御する制御装置と、を備え、
前記各金属線は、
一方の端部が前記計測装置に接続され、他方の端部が前記第1金属の各検知箇所に密着されており、
前記制御装置は、
前記温度差発生装置により前記第1金属の検知箇所表面のうち少なくとも1箇所の温度を変化させ、温度差をつけることによって、前記第1金属と前記各金属線との密着状態を確認した後、少なくとも2箇所の前記第1金属の測定箇所の間で発生する起電力から、少なくとも2箇所の前記第1金属の測定箇所表面の温度差を検知する
ことを特徴とする温度差有無検知装置。 - 前記第1金属は、銅または鉄である
ことを特徴とする請求項1に記載の温度差有無検知装置。 - 前記第2金属は、コンスタンタンである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の温度差有無検知装置。 - 前記温度差発生装置は、ヒーターである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の温度差有無検知装置。 - 複数の測定箇所を加熱するように前記ヒーターを複数設け、
前記制御装置は、
前記ヒーターを測定箇所毎に独立して制御している
ことを特徴とする請求項4に記載の温度差有無検知装置。 - 電気的に繋がっている第1金属の表面の異なる箇所の温度差を検知することで前記第1金属で構成された金属容器の内部に貯留されている流体の液面を検知する液面検知装置において、
前記第1金属とは異なる第2金属で構成された少なくとも2本の金属線と、
前記第1金属の表面の異なる箇所の間に温度差があるときに発生する起電力を計測する計測装置と、
前記第1金属の検知箇所のうち少なくとも1箇所の温度を変化させ、少なくとも2箇所の前記第1金属の検知箇所表面に強制的に温度差を発生させる温度差発生装置と、
前記温度差発生装置を制御する制御装置と、を備え、
前記各金属線は、
一方の端部が前記計測装置に接続され、他方の端部が前記第1金属の各検知箇所に密着されており、
前記制御装置は、
前記温度差発生装置により前記金属容器の検知箇所表面のうち少なくとも1箇所の温度を変化させ、温度差をつけることによって、前記金属容器と前記各金属線との密着状態を確認した後、少なくとも2箇所の前記金属容器の測定箇所の間で発生する起電力から、少なくとも2箇所の前記金属容器の測定箇所表面の温度差を検知し、この結果に基づいて前記金属容器の内部に貯留されている流体の液面の有無を検知する
ことを特徴とする液面検知装置。 - 前記液面検知装置を複数用いて、前記金属容器内部に貯留されている流体の液面の有無を複数位置で検知する
ことを特徴とする請求項6に記載の液面検知装置。 - 前記金属線を3本以上備えたものにおいて、
3本以上の前記金属線の接続を切り替えることができるスイッチを設け、
前記金属線の一方の端部を前記スイッチを介して前記計測装置に接続し、他方の端部を前記第1金属に密着させ、
前記制御装置は、
前記スイッチを制御することにより前記金属線の通電箇所である検知箇所を切り替えられる
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の液面検知装置。 - 前記第1金属は、銅または鉄である
ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の液面検知装置。 - 前記第2金属は、コンスタンタンである
ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載の液面検知装置。 - 前記温度差発生装置は、ヒーターである
ことを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の液面検知装置。 - 複数の測定箇所を加熱するように前記ヒーターを複数設け、
前記制御装置は、
前記ヒーターを測定箇所毎に独立して制御している
ことを特徴とする請求項11に記載の液面検知装置。 - 前記金属線を3本以上備えたものにおいて、
前記金属線は、任意の間隔で配置され、まとめられている
ことを特徴とする請求項6〜12のいずれか一項に記載の液面検知装置。 - 前記金属線の片方の接点は前記金属容器の下部に設置されている
ことを特徴とする請求項13に記載の液面検知装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の温度差有無検知装置を備え、
前記温度差有無検知装置が検知した温度差を空調運転の制御に利用している
ことを特徴とする冷凍空調装置。 - 前記冷凍空調装置の制御により、計測箇所の少なくとも片方の温度を変化させることで温度差を発生させる
ことを特徴とする請求項15に記載の冷凍空調装置。 - 計測対象機器が安定している状態の時に前記温度差有無検知装置により温度差有無検知を行い、
計測対象機器が安定していない状態の時に前記温度差発生装置を用いて前記金属線の密着有無検知を行なう
ことを特徴とする請求項15又は16に記載の冷凍空調装置。 - 請求項6〜14のいずれか一項に記載の液面検知装置を併せて備えた
ことを特徴とする請求項15〜17のいずれか一項に記載の冷凍空調装置。
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