JP2013030054A - 装置収容ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置と、入力装置とを収容するケースにおいて、入力装置をケースから着脱できるようするとともに、表示装置の表示面の姿勢を調整する。
【解決手段】底面に鉄板21bを備えた入力装置20が、左端部110に磁石Ma2が埋め込まれ、中央部130に磁石Mb3〜Mb4が埋め込まれた装置収容ケースに対して着脱可能に固定される。また、入力装置20が収容された収容カバー151の一端153が、溝131〜133のうち入力装置20と重なっていない溝であって右端部150から最も遠い溝に嵌められる。鉄板21bを、どの位置で磁石と固定させるかにより、入力装置20に対して表示装置10が為す角度を調整可能である。
【選択図】図4A

Description

本発明は、表示装置や入力装置を収容するケースに関する。
携帯電話機やノートパソコンといった、携帯可能な情報処理装置の普及に伴い、これらの情報処理装置を保護しつつ収容するためのケースが開発されている。例えば、特許文献1には、ノート型情報処理装置を容易に取り外し可能であるとともに、充分な収納量を確保し、通気性、外部からの衝撃に対する保護性及び装着時の操作性を備えたケースが記載されている。
特開2010―167127号公報
ところで、最近では、画像を表示するとともにユーザからの操作を受け付けるタッチスクリーンを備えた表示装置がある。このような表示装置のほか、さらにこの表示装置と通信可能な入力装置を併せて収容することが可能なケースでは、ユーザは、用途に応じて入力装置とタッチスクリーンとを使い分けることで、高い操作性を得ることができる。ここで、入力装置が、表示装置に対するユーザによる操作を受け付ける際には、タッチスクリーンがディスプレイの役割を果たすことになる。このとき、入力装置においてキーが配置された面は水平な状態を保っていたほうが入力に便利である一方、ディスプレイの見易さという意味では、表示装置の表示面がユーザの視線の方向に対して垂直であるほうが望ましい。これにより、ユーザは、あたかも折り畳み型のノートパソコンを操作しているかの如くに、タッチスクリーンに表示される画像を見ながら入力装置により操作を行うことが可能となる。さらに、タッチスクリーンの姿勢、すなわちその表示面が入力装置のキー配置面に対して為す角度を調整可能であると、ユーザは、画像を見やすい状態で操作を行うことが可能となる。また、例えば、入力装置に不具合が発生した場合に単体で容易に修理に出せるように、その入力装置がケースに対して容易に着脱可能であると利便性が高い。
本発明の目的は、表示装置と入力装置とを収容するケースにおいて、入力装置をケースから着脱できるようするとともに、表示装置の表示面の姿勢を調整することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、複数の操作子を有し磁性体が設けられた入力装置が載せ置かれる載置部と、前記入力装置の操作子を用いたユーザの操作に応じた画像を表示面に表示する表示装置が固定される固定部と、前記載置部において前記入力装置が載せ置かれる側に対して谷折される谷折領域を介して前記載置部に繋げられた接続部であって、前記谷折領域の長手方向に平行な方向に延びて山折される山折領域と、当該山折領域を境界にして隔てられた、前記載置部から遠い第1部位及び前記載置部に近い第2部位とを有し、前記第1部位が前記固定部に留められ、前記第2部位が前記固定部に留められていない接続部と、前記載置部において前記接続部からの距離が異なる位置に設けられ、前記磁性体を磁力で引き付ける複数の磁石と、前記載置部において前記接続部からの距離が異なる位置に設けられ、前記谷折領域の長手方向に平行な方向に延びる複数の溝と、前記載置部に載せ置かれた前記入力装置と前記固定部に固定された前記表示装置とが向かい合うよう前記谷折領域で谷折された状態を維持する維持部とを備え、前記表示装置及び前記入力装置が使用される場合には、前記谷折領域において前記接続部が前記載置部に対して谷折され、前記接続部が前記山折部で山折され、前記入力装置が前記載置部に載せ置かれて前記磁性体と前記磁石とによって固定され、前記表示装置の端部のうち前記載置部に最も近い端部が、前記載置部に載せ置かれた前記入力装置と重なっていない前記溝であって前記接続部から最も遠い前記溝に嵌められることを特徴とする装置収容ケースを提供する。
本発明によれば、表示装置と入力装置とを収容するケースにおいて、入力装置をケースから着脱できるようするとともに、表示装置の表示面の姿勢を調整することができる。
装置収容ケースが展開されたときの正面図及び側面図 装置収容ケースが折り畳まれたときの拡大側面図 装置収容ケースが組み立てられる動作を示す模式図 表示装置と入力装置の位置関係を表す図 表示装置と入力装置の位置関係を表す図 表示装置と入力装置の位置関係を表す図
以下に、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<構成>
図1(a)は、装置収容ケース100が展開されたときの正面図である。図1(a)において、装置収容ケース100は、表示装置10と入力装置20とを収容する樹脂製のケースである。表示装置10は、例えばiPad(登録商標)と呼ばれる情報処理端末であり、画像を表示するとともにユーザからの操作を受け付ける表示面を含むタッチスクリーン11を備えている。入力装置20は、例えば複数のキーを備えたキーボードであり、ユーザにより押下されたキーに応じた信号を表示装置10に送信、つまり入力する。この複数のキーは、入力装置20の操作に用いられる操作子に相当する。表示装置10は、入力装置20から送信されてきた信号を受け取ると、この信号に応じた画像をタッチスクリーン11に表示する。表示装置10と入力装置20は、例えばブルートゥース(登録商標)による通信を行うようになっている。この装置収容ケースは、折り畳まれた状態でユーザにより持ち運びされ、また、表示装置10及び入力装置20が使用されるときには折り畳まれた状態から展開され、さらに表示装置10が適切な姿勢になるように組み立てられた状態となる。
装置収容ケース100は、図のような長辺101、102及び短辺103、104からなる長方形の板状の部材である。装置収容ケース100は、左端部110と、左三つ折部120と、中央部130と、右三つ折部140と、右端部150とにより構成されており、これらはそれぞれ谷折領域で区切られている。谷折領域の厚みは、谷折領域以外の部分の厚みよりも小さいため、ユーザは装置収容ケース100をこの谷折領域で容易に折り曲げることができるようになっている。左端部110と左三つ折部120とは、両者の間にある谷折領域121で谷折することが可能である。また、左三つ折部120と中央部130とは、両者の間にある谷折領域122で谷折することが可能である。また、中央部130と右三つ折部140とは、両者の間にある谷折領域141で谷折することが可能である。また、右三つ折部140と右端部150とは、両者の間にある谷折領域142で谷折することが可能である。なお、ここで言う谷折とは、装置収容ケース100において表示装置および入力装置が収容される側からみたときの谷折という意味である。後述する山折についても同様である。
左端部110には、長辺101及び短辺103に近い位置に円形の磁石Ma1が埋め込まれ、長辺102及び短辺103に近い位置に円形の磁石Ma2が埋め込まれている。また、中央部130には、その中央部130の長方形の形状の四隅の各々に近い位置に、円形の磁石Mb1〜Mb4がそれぞれ埋め込まれている。また、右端部150の内部には、長辺101及び短辺104に近い位置に円形の磁石Mc1が、長辺102及び短辺104に近い位置に円形の磁石Mc2が、それぞれ埋め込まれている。
入力装置20の底面、つまりキーが配置されているキー配置面の裏側の面には、2枚の長方形の鉄板21a及び21bが設けられている。鉄板21a及び21bは、磁性体(強磁性体)の一例である。前述した磁石Ma1及びMa2の間の距離、磁石Mb1及びMb2の間の距離、そして、磁石Mb3及びMb4の間の距離は、鉄板21及び21bの間の距離とほぼ同じである。また、磁石Ma1及びMb1の間の距離、磁石Ma2及びMb2の間の距離、磁石Mb1及びMb2の間の距離、そして、磁石Mb3及びMb4の間の距離は、鉄板21及び21bのそれぞれの長手方向の長さよりもやや短い。例えば入力装置20が中央部130に載せ置かれたときには、磁石Mb1及びMb2が鉄板21aを引き付け、磁石Mb3及びMb4が鉄板21bを引き付けることにより、入力装置20が中央部130に固定される。
入力装置20が載せ置かれる位置は、図示の例に限らず、入力装置20の鉄板21a,21bの中央部分が磁石Mb1及びMb3の位置に載せ置かれることで、入力装置20が固定されたり、また、入力装置20の鉄板21a,21bが、磁石Ma1,Ma2,Mb1及びMb3に対応する位置に載せ置かれることで、入力装置20が固定されたりすることも可能である。つまり、ユーザは、装置収容ケース100において、それぞれ異なる複数の位置のうちいずれかで、入力装置20を固定させることが可能となっている。左端部110及び中央部130は、入力装置20が載せ置かれる載置部に相当する。また、右端部150は、載置部における入力装置20が載せ置かれる側に対して谷折される谷折領域141及び142を介して載置部に繋げられた接続部に相当する。
中央部130には、長辺101から長辺102に至る3本の溝131〜133が、それぞれ右端部150からの距離が異なる位置に、谷折領域の長手方向と平行な方向に延びるように設けられている。溝131〜133の各々に表示装置10の端部が嵌められるように、これらの溝131〜133の幅は、表示装置10の端部の厚さ(より厳密には表示装置10を収容カバー151に収容したときの厚さ)よりも大きくなっている。
右端部150には、表示装置10を収容するための収容カバー151が設けられている。この収容カバー151は、装置収容ケース100において表示装置10が固定される固定部に相当する。収容カバー151は、例えばポリウレタン弾性糸などを用いた伸縮性のある素材からなり、開口部152を有する。開口部152の内周縁の長方形の大きさは、表示装置10の外周よりも小さい。ユーザは、開口部152に対して表示装置10を差し込むと、表示装置10が収容カバー151に収容されるように、収容カバー151における開口部152の周辺を伸ばして変形させる。収容カバー151のうち変形された箇所は、表示装置10が収容された後にユーザにより形を整えられる。これにより、表示装置10が、収容カバー151に収容され、固定される。ユーザは、表示装置10を取り外すときは、収容カバー151における開口部151の周辺を伸ばして変形させると、開口部152を通じて収容カバー151から表示装置10を取り外す。
図1(b)は、装置収容ケース100が展開されたときの側面図である。前述したとおり、図において、磁石Mb1及びMb2(それぞれ非図示)が鉄板21aを引き付け、磁石Mb3及びMb4が鉄板21bを引き付けることにより、入力装置20が中央部130に固定されている。右端部150の、収容カバー151が設けられている面の裏側にあたる面には、山折領域161が設けられている。山折領域161は、谷折領域の長手方向に平行な方向に延びており、装置収容ケース100が組み立てられるときに山折される。右端部150は、山折領域161により、中央部130に近い部位160aと、中央部130から遠い部位160bとに分けられる。部位160aは、左端部110及び中央部130(載置部)から遠い第1部位相当し、部位160bは、左端部110及び中央部130(載置部)に近い第2部位に相当する。収容カバー151は、右端部150の部位160aに接着又は縫合などにより、右端部150に留められている。つまり、収容カバー151は部位160aによってのみ右端部150と留められており、右端部150の部位160bは収容カバー151には留められていないため、山折領域161で右端部150を折り曲げると、表示装置10は部位160bから離れてその姿勢が変わることになる。
図2は、装置収容ケース100が折り畳まれたときの拡大側面図である。装置収容ケース100が谷折領域141及び142で谷折されることにより、右端部150が中央部130の上方に重なり、その結果、入力装置20の上に表示装置10が重なっている。また、装置収容ケース100が谷折領域121及び122で谷折されることにより、左端部110が、右端部150の上方にさらに重なっている。このとき、磁石Ma1と磁石Mc1とは、相対する面、つまり磁石Ma1の下面と磁石Mc1の上面で磁極が逆である。また、磁石Ma2と磁石Mc2とは、相対する面、つまり磁石Ma2の下面と磁石Mc2の上面で磁極が逆である。従って、磁石Ma1と磁石Mc1とが引き付けあい、磁石Ma2と磁石Mc2とが引き付けあうことにより、これらの磁力によって、中央部130に固定された入力装置20と収容カバー151に固定された表示装置10とが向かい合うように、谷折領域141及び142で谷折された状態が維持される。つまり、左端部110、中央130及び磁石Ma1,Ma2,Mc1,Mc2は、装置収容ケース100を谷折領域141及び142で谷折した状態を維持する維持部に相当する。これにより、装置収容ケース100は、折り畳まれて持ち運ばれるときに、何らかの外力等が加わっても容易に展開しないので、表示装置10及び入力装置20を保護することが可能となっている。
図3は、装置収容ケース100が組み立てられるときの動作を示す模式図である。図3(a)は図1(b)と同じく装置収容ケース100が展開されたときの側面図である。図3(a)の状態において、ユーザは、左端部110、左三つ折部120及び中央部130に跨った領域の任意の位置に入力装置20を載せ置く。ただし、このとき、ユーザは入力装置20の右端部150に近い端部を溝131,132,133のいずれかの位置に合わせておく。ここでは、入力装置20の右端部150に近い端部が溝131の位置に合わせられている。
図3(a)の状態から、ユーザにより装置収容ケース100が谷折領域142で谷折され、山折領域161で山折されることにより、図3(b)の状態を経て、図3(c)の状態となる。上述したように、収容カバー151は、部位160bの位置で右端部150に固定されているため、図3(b)の状態において、左端部110及び中央部130(載置部)に最も近いその一端153が右端部150から離間することとなる。そして、図3(c)の状態において、表示装置10を収容した収容カバー151の一端153が、溝131〜133のいずれか(ここでは溝132)に嵌められる。また、このとき、右端部150において部位160aで収容カバー151が留められているため、収容カバー151における一端153と反対側の端部の位置がずれることがない。このようにして、表示装置10のタッチスクリーン11の表示面が、入力装置20のキー配置面に対して或る角度を為した状態で固定される。これにより、ユーザは、タッチスクリーン11に表示される画像をその姿勢が安定した状態で視認しながら、入力装置20を操作することが可能となる。
図4A〜図4Cは、表示装置10と入力装置20の位置関係を表す図である。上述したように、ユーザは、装置収容ケース100において、それぞれ異なる複数の位置のいずれかで、入力装置20を固定することが可能である。図4Aでは、磁石Mb1及びMb2とが鉄板21aを引き付け、磁石Mb3及びMb4とが鉄板21bを引き付けることにより、入力装置20が中央部130に固定されている。また、表示装置10を収容した収容カバー151の一端153が、溝131に嵌められている。このとき、表示装置10が入力装置20に対して為す角度は、例えば、およそ80度である。
図4Bでは、磁石Mb1が鉄板21aを引き付け、磁石Mb3が鉄板21bを引き付けることにより、中央部130と左端部110とに跨る位置に入力装置20が固定されている。また、表示装置10を収容した収容カバー151の一端153が、溝132に嵌められている。このとき、表示装置10が入力装置20に対して為す角度は、例えば、およそ70度である。図4Cでは、磁石Ma1及びMb1が鉄板21aを引き付け、磁石Ma2及びMb3が鉄板21bを引き付けることにより、中央部130と左端部110とに跨り、かつ左端部110に寄った位置に入力装置20が固定されている。また、表示装置10を収容した収容カバー151の一端153が、溝133に嵌められている。このとき、表示装置10が入力装置20に対して為す角度は、例えば、およそ60度である。このように、表示装置10及び入力装置20が使用される場合には、表示装置10の端部のうち左端部110及び中央部130(載置部)に最も近い端部(すなわち収容カバー151においては端部153)が、左端部110及び中央部130(載置部)に載せ置かれた入力装置20と重なっていない溝であって右端部150から最も遠い溝に嵌められる。
これまで述べたように、装置収容ケース100において磁石が複数の異なる位置に設けられ、入力装置20の底面に鉄板が設けられているので、入力装置20が、装置収容ケース100に対して磁力によりそれぞれ異なる位置のいずれかに固定される。また、入力装置20と装置収容ケース100とが磁力により固定されるため、ユーザは、入力装置20を容易に着脱可能であるとともに、入力装置20をスライドさせてその位置を調整することも簡単である。また、右端部150が山折領域161で山折されたときに、収容カバー151が右端部150の部位160aで留められているため、収容カバー151の一端153が右端部150から離間して溝131〜133のいずれかに嵌められたときに、収容カバーにおける一端153と反対側の端部の位置がずれることがない。そして、収容カバー151の一端153が、溝131〜133のうち入力装置20と重なっていない溝であって右端部150から最も遠い溝に嵌められることで、表示装置10が入力装置20に対して或る角度を為して固定される。これにより、ユーザは、表示装置10が入力装置20に対して為す角度を容易に調整することが可能となっている。
さらに、入力装置20が磁力により固定されることで、装置収容ケース100が折り畳まれたときに、装置収容ケース100の側方から入力装置20が抜け落ちるような事態を防ぐことができる。なお、仮に入力装置20の底面に鉄板ではなく磁石を設けた場合、例えば入力装置20がスチール製の机に置かれたときに、磁力で机に固定されてしまい、取り外すのに手間を要するような事態が生じることがある。本実施形態では、入力装置20の底面に鉄板を設けるようにしているので、このような事態を防ぎながら、入力装置20を装置収容ケース100と着脱可能に固定することが可能となっている。
なお、入力装置20と表示装置10とは、有線により通信を行ってもよい。この場合、入力装置20と表示装置10とは、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどにより接続される。
また、装置収容ケース100に埋め込まれる磁石は、円形に限らず、四角形又は板状などその他の形状であってもよい。
また、装置収容ケース100の形状は、左端部110、中央部130及び右端部150が三つ折されることで折り畳まれるようなものに限らずともよい。例えば、収容カバー151が留められた右端部150と、その位置を変更可能に入力装置20が載せ置かれる中央部130と、右端部150及び中央部130を谷折領域で接続する二つ折り部とによって装置収容ケース100が構成されてもよい。この場合、中央部130に対して右端部150が二つ折りされて折り重なった状態において、中央部130と右端部150とに組で設けられた留め具によって、装置収容ケース100が閉じられた状態が維持されてもよい。
また、磁石の数や溝の数は、実施形態におけるものに限らなくともよい。表示装置10が入力装置20に対して為す角度の種類は、溝の数と同じだけあるから、溝の数に応じた数及び配置で磁石が埋め込まれればよい。例えば、図1(a)において溝133の左側にさらに溝が1つ設けられた場合、これに応じて、左端部110において磁石Ma1及びMa2よりも短辺103に近い側であって、長辺101及び102に近いそれぞれの位置に、磁石が埋め込まれればよい。
また、表示装置10を装置収容ケース100に収容する方法は、実施形態におけるものに限らなくともよい。例えば、収容カバー151の側部に、短手方向において表示装置10の厚みよりやや小さい長さを持ち、長手方向において表示装置10の短手方向の辺よりやや短い長さを持つスリットが設けられてもよい。この場合、ユーザは、スリットに対して表示装置10を差し込むことで、収容カバー151に表示装置10を収容する。このとき、スリットが設けられているのが収容カバー151であって、スリットの周辺部分についても伸縮性のある素材が用いられているため、ユーザは、押し込む動作と引き抜く動作によって表示装置10を収容カバー151に対して容易に着脱可能である。
10…表示装置、11…タッチスクリーン、20…入力装置、21a,21b…鉄板、100…装置収容ケース、101,102…長辺、103,104…短辺、110…左端部、120…左三つ折部、130…中央部、131〜133…溝、140…右三つ折部、150…右端部、151…収容カバー、152…開口部、153…一端、121,122,141,142…谷折領域、160a,160b…部位、161…山折領域、Ma1,Ma2,Mb1〜Mb4,Mc1,Mc2…磁石

Claims (1)

  1. 複数の操作子を有し磁性体が設けられた入力装置が載せ置かれる載置部と、
    前記入力装置の操作子を用いたユーザの操作に応じた画像を表示面に表示する表示装置が固定される固定部と、
    前記載置部において前記入力装置が載せ置かれる側に対して谷折される谷折領域を介して前記載置部に繋げられた接続部であって、前記谷折領域の長手方向に平行な方向に延びて山折される山折領域と、当該山折領域を境界にして隔てられた、前記載置部から遠い第1部位及び前記載置部に近い第2部位とを有し、前記第1部位が前記固定部に留められ、前記第2部位が前記固定部に留められていない接続部と、
    前記載置部において前記接続部からの距離が異なる位置に設けられ、前記磁性体を磁力で引き付ける複数の磁石と、
    前記載置部において前記接続部からの距離が異なる位置に設けられ、前記谷折領域の長手方向に平行な方向に延びる複数の溝と、
    前記載置部に載せ置かれた前記入力装置と前記固定部に固定された前記表示装置とが向かい合うよう前記谷折領域で谷折された状態を維持する維持部と
    を備え、
    前記表示装置及び前記入力装置が使用される場合には、
    前記谷折領域において前記接続部が前記載置部に対して谷折され、
    前記接続部が前記山折領域で山折され、
    前記入力装置が前記載置部に載せ置かれて前記磁性体と前記磁石とによって固定され、
    前記表示装置の端部のうち前記載置部に最も近い端部が、前記載置部に載せ置かれた前記入力装置と重なっていない前記溝であって前記接続部から最も遠い前記溝に嵌められる
    ことを特徴とする装置収容ケース。
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