JP2013029886A - 情報管理システムとそのデータ連携操作方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】連携サーバSV0において、ユーザについて共通ユーザIDを発行すると共に、連携サーバSV0と各病院公開サーバSV1,SV2との間で個別に通信を行うための仮名を発行し、この共通ユーザIDと仮名を関連付けてID連携用データ記憶部201に登録する。また病院公開サーバSV1,SV2は、上記連携サーバSV0から通知された仮名と、当該ユーザについて自サーバSV1,SV2が独自に作成した連携用ユーザIDとを関連付けて病院ID連携用データ記憶部121,161に登録する。そして、上記ID連携用データ記憶部201及び病院ID連携用データ記憶部121,161に登録された各ID連携データをもとに、病院公開サーバ間でユーザIDを連携させる。
【選択図】図5
Description
[一実施形態]
(構成)
図1は、この発明の一実施形態に係る情報管理システムの概略構成図である。
このシステムは連携サーバSV0を備え、病院等の医療機関が独自に運用する複数の病院公開サーバSV1〜SVnが通信ネットワークNWを介して上記連携サーバSV0との間で通信可能としたものである。通信ネットワークとしては、例えばIP(Internet Protocol)網が用いられる。
連携サーバSV0はサービス事業者や自治体等が運用するもので、図2に示すように、処理ユニット10と、記憶ユニット20と、通信インタフェースユニット30と、ユーザインタフェースユニット40とを備えている。
(1) 病院公開サーバSV1〜SVnから送信された、仮名を引数とする指定子発行要求を受け取った場合に、当該仮名を含む文字列を暗号化・署名し、解読・改ざんできないように加工した文字列(一時ユーザ指定子)を生成する処理。
(2) 病院公開サーバSV1〜SVnから送信された、一時ユーザ指定子を引数とした解決要求を受け取った場合に、当該一時ユーザ指定子を復号すると共に署名を検証し、元の仮名を返却する処理。
(1) 共通ユーザデータ記憶部201から、既に参加済みの病院に所属する全ての医療従事者(医師や保健師、看護師等)の共通ユーザIDを読み出し、この共通ユーザIDに従い上記全ての既存医療従事者について上記新規参加病院のサーバと通信を行うための仮名をそれぞれ発行する処理。
(2) 上記発行された仮名を、上記既存医療従事者の共通ユーザIDと関連付けて連携サーバSV0のID連携用データ記憶部201に追加記憶させる処理。
(3) 上記発行された仮名を新規参加病院のサーバに通知し、この仮名を、当該新規参加病院のサーバにおいて上記各既存医療従事者に対し独自に発行される連携用ユーザIDと関連付けて、ID連携用データ記憶部に記憶させる処理。
(1) 当該新規参加病院に所属する全ての医療従事者についてそれぞれ共通ユーザIDを発行し、この共通ユーザIDに対し新規参加医療従事者の所属組織及び所有資格を表す情報を関連付けて連携サーバSV0の共通ユーザデータ記憶部202に記憶させる処理。
(2) 上記新規参加医療従事者の各々に対し、連携サーバSV0が新規参加病院及び既存参加病院の各サーバSV1〜SVnとの間で通信を行うための通信識別子(仮名)をそれぞれ発行する処理。
(3) 上記発行された仮名を、上記新規参加医療従事者の共通ユーザIDと関連付けて連携サーバSV0のID連携用データ記憶部201に追加記憶させる処理。
(4) 上記発行された仮名をそれぞれ該当する新規参加病院及び既存参加病院のサーバSV1〜SVnに通知する。そして、この仮名を、各病院公開サーバSV1〜SVnにおいて上記新規参加医療従事者に対し独自に発行されるID連携用データと関連付けて、ID連携用データ記憶部に記憶させる処理。
病院公開サーバSV1〜SVnには、患者の紹介元となる病院のサーバと、患者の紹介先となる病院のサーバが含まれ、これらのサーバは一部異なる機能を備える。なお、全ての病院公開サーバSV1〜SVnが、患者の紹介元となるための機能と患者の紹介先となるための機能の両方を備えてもよい。
患者の紹介元となる病院のサーバSV1は、図3に示すように、処理ユニット11と、記憶ユニット12と、通信インタフェースユニット13と、ユーザインタフェースユニット14とを備えている。
(2) 上記判定処理により該当患者の連携用ユーザIDが存在しないと判定された場合に、紹介元病院サーバSV1のID連携用データ記憶部121に当該患者の連携用ユーザIDを追加し、連携サーバSV0のID連携処理部102に共通ユーザID及び仮名の発行を依頼する処理。
(3) 上記発行依頼に対し連携サーバSV0のID連携処理部102により発行された仮名を受信し、この受信された仮名を上記患者の連携用ユーザIDと関連付けて、病院ID連携用データ記憶部121に記憶させる処理。
(4) 紹介元病院の患者データから検索に必要なユーザ属性を抽出し、このユーザ属性に関連付けて、開示先の病院情報と、連携サーバSV0の一時ユーザ指定子発行・解決処理部106により発行された一時ユーザ指定子とを、紹介済患者リスト記憶部125に追加記憶させる処理。なお、紹介先病院が不定の紹介の場合には、開示先の病院情報を不定(NULL)とする。
(1) 連携サーバSV0に対しアクセス制御ルールが設定済か否かを問い合わせる要求を送り、紹介元病院サーバSV1が保存している該当患者の診療情報を紹介先病院が閲覧することを許可するルールがアクセス制御リストに登録済みであるか否かを判定させる処理。
(2) 登録済でない場合には、連携サーバSV0から参加サービスデータ記憶部203に記憶された参加済みの病院の一覧を取得し、ユーザの選択操作に応じてデータの開示先とする病院を決定する。そして、この開示先とする病院の選択情報を連携サーバSV0へ送信し、紹介元病院サーバSV1が保存している該当患者の診療情報および紹介済患者リストの該当患者のデータを紹介先病院サーバSV2が閲覧することを許可するアクセス制御ルールを、連携サーバSV0のアクセス制御リスト記憶部204に記憶させる処理。なお、紹介済患者リストのうち、開示先の病院情報がNULLのデータについては、参加病院全てが参照できるよう設定する。
患者の紹介先となる病院のサーバSV2は、図4に示すように、処理ユニット15と、記憶ユニット16と、通信インタフェースユニット17と、ユーザインタフェースユニット18とを備えている。なお、この患者の紹介先となる病院のサーバSV2が備える機能のうち、紹介元となる病院のサーバSV1が備える機能と同一部分については説明を省略する。
(1) 紹介先病院サーバSV2が保有する患者のユーザ情報の一部(氏名・住所等)を検索条件として、紹介元病院サーバSV1が保有する紹介済患者リストを検索し、このリストから検索条件を満たす紹介済患者の一時ユーザ指定子を取得する処理。
(2) 連携サーバSV0に対し上記取得した一時ユーザ指定子の解決を要求し、連携サーバSV0から当該一時ユーザ指定子の復号結果である、紹介先病院と通信を行うための仮名を受信する処理。なお、連携サーバSV0に、該当する患者の共通ユーザIDが登録されていなかった場合には、その旨の通知を受信する。
(3) 存在しない旨の通知情報を受信した場合には、紹介先病院サーバSV2のID連携処理部152に対し指示を出して、紹介先病院サーバSV2のID連携用データに連携用ユーザIDを作成させる処理。
(4) 連携サーバSV0のID連携処理部102に依頼して、連携サーバSV0と紹介先病院サーバSV2との間の通信時に利用する仮名を発行させ、この発行された仮名と共通ユーザIDとのマッピング情報を連携サーバSV0内のID連携用データ記憶部201に記憶させる処理。
(5) 連携サーバSV0から上記(2) により発行された仮名を取得し、この仮名と上記(3)により作成された紹介先病院サーバSV2の連携用ユーザIDとのマッピング情報を、紹介先病院サーバSV2内の病院ID連携用データ記憶部161に記憶させる処理。
(1) ユーザ操作端末UT2から、紹介元病院サーバSV1が保存している診療情報に対する閲覧要求を受け取ると、データ操作処理部153及びリモートアクセス処理部154を用いて、紹介元病院サーバSV1に対し紹介元病院サーバSV1が保存している患者の診療情報の閲覧要求を送信する処理。
(2) 連携サーバSV0のアクセス可否判定部105によりアクセスが許可され、その通知を受けて紹介元病院サーバSV1が該当する患者の診療情報を送信すると、この診療情報を受信してユーザインタフェースユニット18を介してユーザ操作端末UT2へ送り、表示させる処理。
新規参加の病院サーバSVnが備える機能は、上記した紹介先の病院サーバSV2が備える機能と同一なので、ここでの説明は省略する。
(1)システムの初期設定
各病院の病院公開サーバSV1〜SVnには、当該病院に所属する医療従事者に関する管理データ(病院医療従事者データ)及び病院ID連携用データと、患者に関する管理データ(病院患者データ)及び診療情報が、それぞれ独自に設定されて記憶部に記憶されている。
さらに、上記発行された仮名をそれぞれ該当する新規参加病院及び既存参加病院のサーバSV1〜SVnに通知する。この仮名の通知を受けると新規参加病院及び既存参加病院のサーバSV1〜SVnは、この仮名を、上記新規参加医療従事者に対し独自に発行されるID連携用データと関連付けて、病院ID連携用データ記憶部121,161に記憶させる。
なお、以上述べた医療従事者に関する情報の初期設定は、参加を希望する病院公開サーバに接続されたユーザ操作端末からの遠隔操作によっても行うことができる。
新規病院が参加する場合には、連携サーバSV0において、システムに既に参加している既存医療従事者に関するID連携データの追加設定処理と、新規参加病院に所属する医療従事者に関するデータの初期設定処理が行われる。なお、ここでは病院X,Yが既に参加している状態で、病院Zが新規参加する場合を例にとって説明する。
この処理は、主として連携サーバSV0の既存医療機関用従事者ID連携処理部107の制御の下で以下のように実行される。図7はその処理結果の一例を示す図、図8は動作の概要を示す図、図9は動作シーケンスを示す図である。
この処理は、主として連携サーバSV0の新規参加医療機関用従事者ID連携処理部108の制御の下で以下のように実行される。図7はその処理結果の一例を示す図、図10は動作の概要を示す図、図11は動作シーケンスを示す図である。
またそれと共に(b) において、参加サービスデータ記憶部203から、システムに既に参加している病院のリストを取得する。
すなわち、先ず(a) において、ID連携処理部102を介して既存参加の各病院公開サーバSV1,SV2及び新規参加の病院公開サーバSVnに対し、上記新規参加医療従事者に対する連携用ユーザIDの作成を要求する。この結果、既存参加の各病院公開サーバSV1,SV2及び新規参加の病院公開サーバSVnでは、それぞれID連携処理部152の制御の下で、上記要求された新規参加医療従事者に対し独自に連携ユーザIDが作成され、この連携ユーザIDが病院ID連携用データ記憶部161に記憶される。例えば図7においては、X病院公開サーバSV1に連携ユーザID“A1111”が、Y病院公開サーバSV2に連携ユーザID“B4444”がそれぞれ記憶され、さらに新規参加のZ病院公開サーバSVnに連携ユーザID“H0011”が記憶される。
なお、このとき病院公開サーバの病院医療従事者データ記憶部162には、図7のX病院公開サーバSV1に示すように、他の病院に所属する医療従事者のユーザIDと氏名(Y病院の田中医師、Z病院の斉藤医師)を記憶させるようにしてもよい。
患者をある病院から他の病院へ紹介した場合、紹介元病院で管理されている患者のユーザIDを紹介先病院に知らせることなく、紹介先病院の医療従事者が紹介元病院に保存されている紹介患者の診療情報を閲覧できるようにする必要がある。また、紹介した患者のユーザIDが紹介済リストから削除されても、紹介先病院の医療従事者が紹介元病院に保存されている紹介患者の診療情報を閲覧できるようにする必要がある。
紹介元となるX病院公開サーバSV1において、例えば医療従事者がユーザ操作端末UT1を操作して、紹介患者のユーザIDと紹介先となるY病院公開サーバSV1を示す情報を入力したとする。そうするとX病院公開サーバSV1は、データ紹介元病院用患者ID連携処理部117の制御の下で以下のような処理を実行する。
上記紹介患者のID連携設定処理が終了すると、紹介元となる病院公開サーバSV1は続いてアクセス制御ルール設定処理部118の制御の下で、紹介患者のアクセス制御ルールを設定するための処理を以下のように実行する。図13Bはその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
なお、紹介済患者リストに開示先の病院情報が不定(NULL)に設定されている患者については、当該患者の診療情報をシステムに参加している全ての病院公開サーバから閲覧できるようにアクセス制御ルールが設定される。
紹介先となるY病院の病院公開サーバSV2は、データ操作処理部153により、病院患者データ記憶部164から紹介患者のユーザ情報の一部、例えば氏名又は住所を読出し、この読み出された紹介患者のユーザ情報を検索条件とする検索要求を生成する。そして、この検索要求をリモートアクセス処理部154により紹介元のX病院公開サーバSV1へ送信する。
かくして、以後紹介先のY病院公開サーバSV2と紹介元のX病院公開サーバSV1との間では、紹介患者に関して連携サーバSV0を介してID連携が可能となる。
すなわち、紹介元の病院公開サーバSV1で紙の紹介状を発行する際に、一時ユーザ指定子を内包する二次元バーコード等の識別コードを貼付する。そして、患者が紹介先の病院でこの紹介状を提示した際に、バーコードリーダを使って一時ユーザ指定子を読み込み、この一時ユーザ指定子を紹介元の病院公開サーバSV1から紹介先の病院公開サーバSV2へ電子メール等を用いて送信する。
ここでは、Y病院の医師がY病院公開サーバSV2から紹介元のX病院公開サーバSV1に対しアクセスして、紹介された患者の診療情報を閲覧する場合を例にとって説明する。
紹介先のY病院公開サーバSV2において、ユーザ操作端末UT2から医師がログインし、紹介元のX病院公開サーバSV1に記憶されている該当患者の診療情報に対する閲覧要求を入力したとする。そうするとY病院公開サーバSV2は、データ操作処理部153により上記閲覧要求を受信し、リモートアクセス処理部154により紹介元のX病院公開サーバSV1へ上記参照要求を上記アクセス元の医師の認証トークンと共に送信する。
前記一実施形態では、複数の病院の公開サーバSV1〜SVnを通信ネットワークNWを介して連携サーバSV0に接続し、これにより紹介元と紹介先の病院間で患者の診療情報の閲覧を可能にする場合を例にとって説明した。しかし、これに限らず、複数の学校のサーバを連携サーバを介して接続することにより、例えば転校した生徒に関する情報を閲覧可能としてもよい。また、企業の工場や営業所、関連会社等のサーバを連携サーバを介して接続することにより、例えば異動又は転籍した従業員や社員に関する情報を閲覧可能としてもよい。
Claims (8)
- ユーザごとにその個別情報及び個別ユーザIDを独自に管理する第1及び第2のデータサーバと、これら第1及び第2のデータサーバと通信ネットワークを介して通信可能な連携サーバとを具備する情報管理システムが実行するデータ連携方法であって、
前記連携サーバが、前記ユーザをシステム全体で共通に管理するための共通ユーザIDを発行すると共に、前記ユーザについて自サーバが第1及び第2のデータサーバと個別に通信を行うための通信用識別子を発行し、前記発行された共通ユーザIDと通信用識別子とを相互に関連付けた情報を自サーバのID連携用データ記憶部に記憶させる過程と、
前記第1及び第2のデータサーバが、前記ユーザについて前記連携サーバにより生成された通信用識別子を当該連携サーバから受信し、この受信された通信用識別子と、前記ユーザについて自サーバが独自に管理する個別ユーザIDとを相互に関連付けた情報を、自サーバのID連携用データ記憶部に記憶させる過程と、
前記第1及び第2のデータサーバ間でユーザの個別情報を転送する際に、前記第1及び第2のデータサーバが自サーバのID連携用データ記憶部に記憶された情報に基づいて前記ユーザの個別ユーザIDと通信用識別子との間の変換を行い、かつ前記連携サーバが自サーバのID連携用データ記憶部に記憶された情報に基づいて共通ユーザIDを介して前記第1及び第2のデータサーバが使用する通信用識別子間の変換を行うことにより、前記第1及び第2のデータサーバ間で前記ユーザの個別ユーザIDを連携させる過程と
を具備することを特徴とするデータ連携方法。 - 未参加の第3のデータサーバがシステムに新規参加した場合に、前記連携サーバが当該第3のデータサーバに関する識別情報を受信する過程と、
前記連携サーバが、自サーバのID連携用データ記憶部に記憶された情報から既存ユーザの共通ユーザIDを抽出し、この抽出された共通ユーザIDに対応する既存ユーザについて前記連携サーバと前記第3のデータサーバとの間で通信を行うための通信用識別子を発行し、この通信用識別子と前記既存ユーザの共通ユーザIDとを相互に関連付けた情報を、自サーバのID連携データ記憶部に追加記憶させる過程と、
前記第3のデータサーバが、前記既存ユーザについて独自の個別ユーザIDを作成し、この作成された個別ユーザIDと、前記連携サーバにより発行された通信用識別子とを相互に関連付けた情報を、自サーバのID連携用データ記憶部に記憶させる過程と
を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載のデータ連携方法。 - 未参加の第3のデータサーバがシステムに新規参加した場合に、前記連携サーバが当該第3のデータサーバに所属する新規参加ユーザに関する属性情報を受信する過程と、
前記連携サーバが、前記受信された属性情報により表される新規参加ユーザをシステム全体で共通に管理するための共通ユーザIDを発行すると共に、自サーバが前記第1、第2及び第3のデータサーバとの間で個別に通信を行うための通信用識別子を発行し、前記発行された共通ユーザIDと通信用識別子とを相互に関連付けた情報を自サーバのID連携用データ記憶部に追加記憶させる過程と、
前記第1、第2及び第3のデータサーバの各々が、自サーバが上記新規参加ユーザについて独自に作成した個別ユーザIDと、前記連携サーバにより発行された通信用識別子とを相互に関連付けた情報を、自サーバのID連携用データに登録する過程と
を、さらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載のデータ連携方法。 - 前記ユーザの所属先に前記第2のデータサーバが追加された場合に、前記第1のデータサーバが、前記所属追加ユーザの所属先の追加内容を表す情報を受信する過程と、
前記第1のデータサーバが、前記受信された所属先の追加内容を表す情報をもとに該当するユーザのユーザIDが自サーバのID連携用データ記憶部に記憶されているか否かを判定する過程と、
前記ユーザIDが自サーバのID連携用データ記憶部に記憶されていると判定されなかった場合に、前記連携サーバが、前記所属追加ユーザをシステム全体で共通に管理するための共通ユーザIDを発行すると共に、前記所属追加ユーザについて自サーバが前記所属追加前の第1のデータサーバ通信を行うための通信用識別子を発行し、前記発行された共通ユーザIDと通信用識別子とを相互に関連付けた情報を自サーバのID連携用データ記憶部に追加記憶させる過程と、
前記第1のデータサーバが、前記所属追加ユーザについて前記連携サーバにより生成された通信用識別子を当該連携サーバから受信し、この受信された通信用識別子と、前記所属追加ユーザについて自サーバが独自に管理する個別ユーザIDとを相互に関連付けた情報を、自サーバのID連携用データ記憶部に追加記憶させる過程と
を、さらに具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ連携方法。 - 前記連携サーバが、前記第1のデータサーバからの要求に応じて、前記所属追加先ユーザの通信用識別子を少なくとも含むデータ列を暗号化して一時ユーザ指定子を生成する過程と、
前記第1のデータサーバが、前記連携サーバにより生成された前記所属追加ユーザの一時ユーザ指定子と、当該ユーザの属性情報及び所属追加先を表す情報とを関連付けた情報を、所属追加済ユーザリストに記憶させる過程と、
前記第2のデータサーバが、前記第1のデータサーバから前記所属追加済ユーザリストに記憶された所属追加ユーザの一時ユーザ指定子を受信した場合に、当該一時ユーザ指定子の解読を連携サーバに要求する過程と、
前記連携サーバが、前記第2のデータサーバから送られた一時ユーザ指定子の解読要求を受信した場合に、当該一時ユーザ指定子から前記所属追加先ユーザの通信用識別子を少なくとも含むデータ列を復号し、この復号されたデータ列をもとに自サーバのID連携用データ記憶部から自サーバが第2のデータサーバと通信を行うための通信用識別子を検索し、この検索された通信用識別子を前記要求元の第2のデータサーバへ送信する過程と
を、さらに具備することを特徴とする請求項4記載のデータ連携方法。 - 前記連携サーバが、第1及び第2のデータサーバからユーザの個別情報の開示先となるユーザまたはその属性情報を指定する情報を受信し、この受信された情報をもとに、前記ユーザの個別情報を前記開示先として指定されたユーザから閲覧できるようにするための条件を記載したアクセス制御ルールを作成し記憶する過程と、
前記連携サーバが、前記ユーザの個別情報を管理するデータサーバから前記ユーザの個別情報のアクセス判定要求が送られた場合に、前記記憶されたアクセス制御ルールを参照して閲覧要求元のユーザまたはその属性情報が開示先として指定されているか否かを判定し、その判定結果を前記アクセス判定要求元のデータサーバに返送する過程と
を、さらに具備することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のデータ連携方法。 - ユーザごとにその個別情報及び個別ユーザIDを独自に管理する第1及び第2のデータサーバと、これら第1及び第2のデータサーバと通信ネットワークを介して通信可能な連携サーバとを具備する情報管理システムであって、
前記連携サーバは、
前記ユーザをシステム全体で共通に管理するための共通ユーザIDを発行すると共に、前記ユーザについて自サーバが第1及び第2のデータサーバと個別に通信を行うための通信用識別子を発行し、前記発行された共通ユーザIDと通信用識別子とを相互に関連付けた第1の情報を生成する手段と、
前記生成された第1の情報を記憶する第1の記憶手段と
を備え、
前記第1及び第2のデータサーバは、
前記ユーザについて前記連携サーバにより生成された通信用識別子を当該連携サーバから受信する手段と、
前記受信された通信用識別子と、前記ユーザについて自サーバが独自に管理する個別ユーザIDとを相互に関連付けた第2の情報を生成する手段と、
前記生成された第2の情報を記憶する第2の記憶手段と
を備え、
前記第1及び第2のデータサーバ間でユーザの個別情報を転送する際に、前記第1及び第2のデータサーバは、前記第2の記憶手段に記憶された第2の情報に基づいて前記ユーザの個別ユーザIDと通信用識別子との間の変換を行い、かつ前記連携サーバは前記第1の記憶手段に記憶された第1の情報に基づいて共通ユーザIDを介して前記第1及び第2のデータサーバが使用する通信用識別子間の変換を行うことにより、前記第1及び第2のデータサーバ間で前記ユーザの個別ユーザIDを連携させるように構成されたことを特徴とする情報管理システム。 - 請求項1乃至6記載のデータ連携方法が備える各過程を実施する処理を、前記連携サーバ、前記第1及び第2のデータサーバが備えるコンピュータに実行させるプログラム。
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