JP2013029627A - 画像表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高輝度且つ高精細のパネルにおける、階調豊かな映像表示を実現する。
【解決手段】画像信号処理回路41は、コントローラ46から階調数増加信号を受信した場合に、パネル10に表示する領域のリサイズに応じてサブフィールドを増加させるように走査電極駆動回路43を制御するタイミング発生回路45を備え、視聴者がリモートコントローラ47を操作することで、映像に合わせて好みの画面サイズで、好みの画質を選択でき、多種な用途に使用することを可能にする画像表示装置を実現する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、壁掛けテレビジョン受像機や、大型のモニター表示装置などに用いられ、複数のサブフィールドから画像信号の1つのフィールドを構成して表示する画像表示装置およびその駆動方法に関する。
画像表示装置の1つであるプラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、対向配置された前面板と背面板との間に多数の放電セルが形成されている。前面板は、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対が前面ガラス基板上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極対を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。背面板は、背面ガラス基板上に複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上にデータ電極と平行に複数の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面板と背面板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には、例えば分圧比で5%のキセノンを含む放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極とが対向する部分に放電セルが形成される。このような構成のパネルにおいて、各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。
パネルを駆動する方法としては一般にサブフィールド法が用いられている。一般的なサブフィールド法では、1フィールドを複数のサブフィールドに分割し、それぞれのサブフィールドで各放電セルを発光または非発光させることにより階調表示を行う。各サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。
初期化期間では、各走査電極に初期化波形を印加し、各放電セルで初期化放電を発生させる。それにより、続く書込み動作のために必要な壁電荷を各放電セルに形成するとともに、書込み放電を安定して発生させるためのプライミング粒子(書込み放電を発生させるための励起粒子)を発生させる。
書込み期間では、走査電極に順次走査パルスを印加(以下、この動作を「走査」とも記す)するとともに、データ電極には表示すべき画像信号に対応した書込みパルスを選択的に印加する(以下、これらの動作を総称して「書込み」とも記す)。それにより、走査電極とデータ電極との間で選択的に書込み放電を発生させ、選択的に壁電荷を形成する。
維持期間では、表示させるべき輝度に応じた所定の回数の維持パルスを走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に印加する。それにより、書込み放電による壁電荷形成が行われた放電セルで選択的に維持放電を発生させ、その放電セルを発光させる。このようにして、パネルの表示領域に画像を表示する。
このサブフィールド法では、例えば、複数のサブフィールドのうち、1つのサブフィールドの初期化期間においては全ての放電セルを放電させる全セル初期化動作を行い、他のサブフィールドの初期化期間においては維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を行う選択初期化動作を行うことで、階調表示に関係しない発光を極力減らしコントラスト比を向上させることが可能である。
特に全セル初期化動作を緩やかに変化する傾斜波形電圧を用いて行うことで放電の大きさを小さくし、また全セル初期化動作を行うサブフィールドを1フィールドに1回とすることで、階調表示に寄与しない発光を極力減らすことでコントラストを向上させる駆動方法が、例えば特許文献1に開示されている。
特開2000−242224号公報
近年では、フルハイビジョン(FHD)と呼ばれる、垂直方向に1080ラインを並べて表示するディスプレイを用いる表示装置が主流となっている。プラズマディスプレイの場合、書込み期間には、垂直ライン数と同じアドレスパルスを互いに重ならないように順次印加する必要がある。従って、1つのサブフィールドにおける書込み期間には、「アドレスパルスのパルス幅×1080ライン」分の時間を少なくとも必要とする。このため、高輝度且つ高精細のパネルを表示する為には、サブフィールドの数に制限が生じ、階調豊かな映像表示をすることが困難であった。
本発明の画像表示装置は、画像信号の1フィールド内に複数のサブフィールドを設け、サブフィールド毎に輝度重みを設定し、サブフィールドの組み合わせにより階調表示するサブフィールド法で駆動して画像信号を表示する表示パネルと、画像信号をサブフィールド毎の輝度重みに応じたデータに変換する信号処理回路と、信号処理回路からの信号に応じて駆動信号を表示パネルに出力する駆動回路を備え、信号処理回路は、表示パネルの表示領域を変更する時に、表示領域の増減に応じてサブフィールド数を増加または減少させることを特徴とするものである。
また本発明の画像表示装置は、表示パネルの表示領域が小さくなるにつれてサブフィールド数が増加することを特徴とするものである。
また本発明は、画像信号の1フィールド内に複数のサブフィールドを設け、サブフィールド毎に輝度重みを設定し、サブフィールドの組み合わせにより階調表示するサブフィールド法で駆動して画像信号を表示する画像表示装置の駆動方法であって、画像信号をサブフィールド毎の輝度重みに応じたデータに変換するステップと、信号処理回路からの信号に応じて駆動信号を表示パネルに出力するステップと、表示パネルの表示領域を変更する信号を受信するステップと、表示領域の増減に応じて前記サブフィールド数を増加または減少させて前記画像表示装置に表示することを特徴とする画像表示装置の駆動方法に関するものである。
また本発明のプラズマディスプレイ装置は、走査電極と維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルと、入力する画像信号の1フィールドを、初期化期間と書込み期間と維持期間とを有する複数のサブフィールドで構成するとともに前記サブフィールドの前記維持期間に輝度重みに応じた数の維持パルスを発生させるための信号を出力する画像信号処理回路と、画像信号処理回路からの信号を受信し、初期化期間には初期化波形を発生して放電セルを初期化し、書込み期間には走査パルスを発生して走査電極に順次印加して走査電極を走査する走査電極駆動回路とを備え、画像信号処理回路は、プラズマディスプレイパネルの表示領域を変更する場合にサブフィールド数を増減する信号を出力することを特徴とするものである。さらに、画像信号処理回路は、表示領域が小さくなるにつれてサブフィールド数が増加する信号を出力することを特徴とするものである。
以上の構成を有する画像表示装置またはその駆動方法、プラズマディスプレイ装置では、視聴者の操作により映像に合わせて好みの画面サイズまたは好みの画質を選択でき、多種な用途に使用することを可能にする。
本発明によれば、大画面化、高精細化された表示パネルにおいても、高い画像表示品質を実現することができる画像表示装置およびその駆動方法を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1におけるパネルの構造を示す分解斜視図 同パネルの電極配列図 同パネルの各電極に印加する駆動電圧波形図 本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 同プラズマディスプレイ装置の走査電極駆動回路の構成を示す回路図 本発明の実施の形態における同パネルの走査ICとの接続の一例を示す概略図 本発明の実施の形態における無効映像領域を設定した場合の同パネルの走査ICとの接続の一例を示す概略図 本発明の実施の形態における無効映像領域と1フィールドにおけるサブフィールド数の一例を示す概略図
以下、本発明の画像表示装置の一実施の形態として、画像を表示するパネルにプラズマディスプレイを利用するプラズマディスプレイ装置を図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態1におけるパネル10の構造を示す分解斜視図である。ガラス製の前面板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。
また、保護層26は、放電セルにおける放電開始電圧を下げるために、パネルの材料として使用実績があり、ネオン(Ne)およびキセノン(Xe)ガスを封入した場合に2次電子放出係数が大きく耐久性に優れたMgOを主成分とする材料から形成されている。
背面板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色に発光する蛍光体層35が設けられている。
これら前面板21と背面板31とは、微小な放電空間をはさんで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、前面板21と背面板31のそれぞれの外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして、内部の放電空間には、ネオンとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。なお、本実施の形態では、発光効率を向上させるためにキセノン分圧を約10%とした放電ガスを用いている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。また、放電ガスの混合比率も上述した数値に限られるわけではなく、その他の混合比率であってもよい。
図2は、本発明の実施の形態1におけるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に長いn本の走査電極SC1〜走査電極SCn(図1の走査電極22)およびn本の維持電極SU1〜維持電極SUn(図1の維持電極23)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極D1〜データ電極Dm(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUiと1つのデータ電極Dk(k=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。そして、m×n個の放電セルが形成された領域がパネル10の表示領域となる。
次に、パネル10を駆動するための駆動電圧波形とその動作の概要について説明する。なお、本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置は、サブフィールド法、すなわち1フィールドを時間軸上で複数のサブフィールドに分割し、各サブフィールドに輝度重みをそれぞれ設定し、サブフィールド毎に各放電セルの発光・非発光を制御することによって階調表示を行うものとする。
このサブフィールド法では、例えば、1フィールドを8つのサブフィールド(第1SF、第2SF、・・・、第8SF)で構成し、各サブフィールドはそれぞれ「1」、「2」、「4」、「8」、「16」、「32」、「64」、「128」の輝度重みを有する構成とすることができる。また、複数のサブフィールドのうち、1つのサブフィールドの初期化期間においては全ての放電セルに初期化放電を発生させる全セル初期化動作を行い(以下、全セル初期化動作を行うサブフィールドを「全セル初期化サブフィールド」と呼称する)、他のサブフィールドの初期化期間においては維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を発生させる選択初期化動作を行う(以下、選択初期化動作を行うサブフィールドを「選択初期化サブフィールド」と呼称する)ことで、階調表示に関係しない発光を極力減らしコントラスト比を向上させることが可能である。
そして、本実施の形態では、第1サブフィールドの初期化期間では全セル初期化動作を行い、第2サブフィールド〜第8サブフィールドの初期化期間では選択初期化動作を行うものとする。これにより、画像の表示に関係のない発光は第1サブフィールドにおける全セル初期化動作の放電にともなう発光のみとなり、維持放電を発生させない黒表示領域の輝度である黒輝度は全セル初期化動作における微弱発光だけとなって、コントラストの高い画像表示が可能となる。また、各サブフィールドの維持期間においては、それぞれのサブフィールドの輝度重みに所定の比例定数を乗じた数の維持パルスを表示電極対24のそれぞれに印加する。このときの比例定数が輝度倍率である。しかし、本実施の形態は、サブフィールド数や各サブフィールドの輝度重みが上記の値に限定されるものではなく、また、画像信号等に基づいてサブフィールド構成を切換える構成であってもよい。
図3は、本発明の実施の形態1におけるパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形図である。図3には、書込み期間において最初に走査を行う走査電極SC1、書込み期間において最後に走査を行う走査電極SCn、維持電極SU1〜維持電極SUn、およびデータ電極D1〜データ電極Dmの駆動波形を示す。
また、図3には、2つのサブフィールドの駆動電圧波形、すなわち全セル初期化サブフィールドである第1サブフィールド(第1SF)と、選択初期化サブフィールドである第2サブフィールド(第2SF)とを示す。なお、他のサブフィールドにおける駆動電圧波形は、維持期間における維持パルスの発生数が異なる以外は第2サブフィールドの駆動電圧波形とほぼ同様である。また、以下における走査電極SCi、維持電極SUi、データ電極Dkは、各電極の中から画像データ(サブフィールド毎の発光・非発光を示すデータ)に基づき選択された電極を表す。
まず、全セル初期化サブフィールドである第1サブフィールドについて説明する。第1サブフィールドの初期化期間前半部では、データ電極D1〜データ電極Dm、維持電極SU1〜維持電極SUnにそれぞれ0(V)を印加し、走査電極SC1〜走査電極SCnには、維持電極SU1〜維持電極SUnに対して放電開始電圧以下の電圧Vi1から、放電開始電圧を超える電圧Vi2に向かって緩やかに(例えば、約1.3V/μsecの勾配で)上昇する傾斜電圧(以下、「上りランプ電圧」と呼称する)L1を印加する。
この上りランプ電圧L1が上昇する間に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUnとの間、および走査電極SC1〜走査電極SCnとデータ電極D1〜データ電極Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が持続して起こる。そして、走査電極SC1〜走査電極SCn上部に負の壁電圧が蓄積されるとともに、データ電極D1〜データ電極Dm上部および維持電極SU1〜維持電極SUn上部には正の壁電圧が蓄積される。この電極上部の壁電圧とは、電極を覆う誘電体層25上、保護層26上、蛍光体層35上等に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間後半部では、維持電極SU1〜維持電極SUnには正の電圧Ve1を印加し、データ電極D1〜データ電極Dmには0(V)を印加し、走査電極SC1〜走査電極SCnには、維持電極SU1〜維持電極SUnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える電圧Vi4に向かって緩やかに下降する傾斜電圧(以下、「下りランプ電圧」と呼称する)L2を印加する。
この間に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUnとの間、および走査電極SC1〜走査電極SCnとデータ電極D1〜データ電極Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜走査電極SCn上部の負の壁電圧および維持電極SU1〜維持電極SUn上部の正の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜データ電極Dm上部の正の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。以上により、全ての放電セルに対して初期化放電を行う全セル初期化動作が終了する。
なお、図3の第2サブフィールドの初期化期間に示したように、初期化期間の前半部を省略した駆動電圧波形を各電極に印加してもよい。すなわち、維持電極SU1〜維持電極SUnに電圧Ve1を、データ電極D1〜データ電極Dmに0(V)をそれぞれ印加し、走査電極SC1〜走査電極SCnに放電開始電圧以下となる電圧(例えば、接地電位)から電圧Vi4に向かって緩やかに下降する下りランプ電圧L4を印加する。これにより直前のサブフィールド(図3では、第1SF)の維持期間で維持放電を起こした放電セルでは微弱な初期化放電が発生し、走査電極SCi上部および維持電極SUi上部の壁電圧が弱められ、データ電極Dk(k=1〜m)上部の壁電圧も、過剰な部分が放電され、書込み動作に適した値に調整される。一方、直前のサブフィールドで維持放電を起こさなかった放電セルについては放電することはなく、直前のサブフィールドの初期化期間終了時における壁電荷がそのまま保たれる。このように前半部を省略した初期化動作は、直前のサブフィールドの維持期間で維持動作を行った放電セルに対して初期化放電を行う選択初期化動作となる。
続く書込み期間では、走査電極SC1〜走査電極SCnに対しては順次走査パルス電圧Vaを印加し、データ電極D1〜データ電極Dmに対しては発光させるべき放電セルに対応するデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vdを印加して、各放電セルに選択的に書込み放電を発生させる。このとき、本実施の形態では、後述するリモートコントローラからの信号に応じてコントローラの発信するリサイズ情報に基づき、走査パルス電圧Vaを印加し始める走査電極22を変更している。この動作の詳細については後述するが、ここでは、走査電極SC1から順に走査パルス電圧Vaを印加するものとして説明を行う。
書込み期間では、まず維持電極SU1〜維持電極SUnに電圧Ve2を、走査電極SC1〜走査電極SCnに電圧Vcを印加する。
そして、1行目の走査電極SC1に負の走査パルス電圧Vaを印加するとともに、データ電極D1〜データ電極Dmのうち1行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vdを印加する。このときデータ電極Dk上と走査電極SC1上との交差部の電圧差は、外部印加電圧の差(電圧Vd−電圧Va)にデータ電極Dk上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧との差が加算されたものとなり放電開始電圧を超える。これにより、データ電極Dkと走査電極SC1との間に放電が発生する。また、維持電極SU1〜維持電極SUnに電圧Ve2を印加しているため、維持電極SU1上と走査電極SC1上との電圧差は、外部印加電圧の差である(電圧Ve2−電圧Va)に維持電極SU1上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧との差が加算されたものとなる。このとき、電圧Ve2を、放電開始電圧をやや下回る程度の電圧値に設定することで、維持電極SU1と走査電極SC1との間を、放電には至らないが放電が発生しやすい状態とすることができる。これにより、データ電極Dkと走査電極SC1との間に発生する放電を引き金にして、データ電極Dkと交差する領域にある維持電極SU1と走査電極SC1との間に放電を発生させることができる。こうして、発光させるべき放電セルに書込み放電が起こり、走査電極SC1上に正の壁電圧が蓄積され、維持電極SU1上に負の壁電圧が蓄積され、データ電極Dk上にも負の壁電圧が蓄積される。
このようにして、1行目に発光させるべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、書込みパルス電圧Vdを印加しなかったデータ電極D1〜データ電極Dmと走査電極SC1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、書込み放電は発生しない。以上の書込み動作をn行目の放電セルに至るまで行い、書込み期間が終了する。
続く維持期間では、輝度重みに所定の輝度倍率を乗じた数の維持パルスを表示電極対24に交互に印加して、書込み放電を発生した放電セルで維持放電を発生させて発光させる。この維持期間では、まず走査電極SC1〜走査電極SCnに正の維持パルス電圧Vsを印加するとともに維持電極SU1〜維持電極SUnにベース電位となる接地電位、すなわち0(V)を印加する。すると書込み放電を起こした放電セルでは、走査電極SCi上と維持電極SUi上との電圧差が維持パルス電圧Vsに走査電極SCi上の壁電圧と維持電極SUi上の壁電圧との差が加算されたものとなり放電開始電圧を超える。
そして、走査電極SCiと維持電極SUiとの間に維持放電が起こり、このとき発生した紫外線により蛍光体層35が発光する。そして走査電極SCi上に負の壁電圧が蓄積され、維持電極SUi上に正の壁電圧が蓄積される。さらにデータ電極Dk上にも正の壁電圧が蓄積される。書込み期間において書込み放電が起きなかった放電セルでは維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧が保たれる。
続いて、走査電極SC1〜走査電極SCnにはベース電位となる0(V)を、維持電極SU1〜維持電極SUnには維持パルス電圧Vsをそれぞれ印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは、維持電極SUi上と走査電極SCi上との電圧差が放電開始電圧を超えるので再び維持電極SUiと走査電極SCiとの間に維持放電が起こり、維持電極SUi上に負の壁電圧が蓄積され走査電極SCi上に正の壁電圧が蓄積される。以降同様に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUnとに交互に輝度重みに輝度倍率を乗じた数の維持パルスを印加し、表示電極対24の電極間に電位差を与えることにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。
そして、維持期間における維持パルスの発生後に、走査電極SC1〜走査電極SCnに、0(V)から電圧Versに向かって緩やかに上昇する傾斜電圧(以下、「消去ランプ電圧」と呼称する)L3を印加する。これにより、維持放電を発生させた放電セルにおいて、微弱な放電を持続して発生させ、データ電極Dk上の正の壁電圧を残したまま、走査電極SCiおよび維持電極SUi上の壁電圧の一部または全部を消去する。
具体的には、維持電極SU1〜維持電極SUnを0(V)に戻した後、ベース電位となる0(V)から放電開始電圧を超える電圧Versに向かって上昇する消去ランプ電圧L3を、上りランプ電圧L1よりも急峻な勾配(例えば、約10V/μsec)で発生させ、走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する。すると、維持放電を起こした放電セルの維持電極SUiと走査電極SCiとの間で微弱な放電が発生する。そして、この微弱な放電は、走査電極SC1〜走査電極SCnへの印加電圧が上昇する期間、持続して発生する。そして、上昇する電圧があらかじめ定めた電圧Versに到達したら、走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する電圧をベース電位となる0(V)まで下降させる。
このとき、この微弱な放電で発生した荷電粒子は、維持電極SUiと走査電極SCiとの間の電圧差を緩和するように、維持電極SUi上および走査電極SCi上に壁電荷となって蓄積されていく。これにより、データ電極Dk上の正の壁電荷を残したまま、走査電極SC1〜走査電極SCn上と維持電極SU1〜維持電極SUn上との間の壁電圧は、走査電極SCiに印加した電圧と放電開始電圧の差、すなわち(電圧Vers−放電開始電圧)の程度まで弱められる。以下、この消去ランプ電圧L3によって発生させる維持期間の最後の放電を「消去放電」と呼称する。
続く第2サブフィールド以降のサブフィールドの各動作は、維持期間の維持パルスの数を除いて上述の動作とほぼ同様であるため説明を省略する。以上が、本実施の形態におけるパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形の概要である。
次に、本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置1の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置1は、パネル10、画像信号処理回路41、データ電極駆動回路42、走査電極駆動回路43、維持電極駆動回路44、タイミング発生回路45、コントローラ46、リモートコントローラ47、および各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路(図示せず)を備えている。
コントローラ46は、リモートコントローラ47から受信したリサイズに関する信号に基づき、パネル10で使用する表示領域を画像信号処理回路41に伝送する。本実施の形態では、パネル10で使用する表示領域は様々な表示モードで決められており、リモートコントローラ47からどの表示モードで表示させるかを指示する信号をコントローラ46に送信する。リサイズに関する信号は、例えば、画像信号とパネル10に表示するときの画面サイズを調整するための信号である。
画像信号処理回路41は、入力された画像信号sigとコントローラ46からの情報に基づき、映像をリサイズ処理した後に、入力された画像信号sigをサブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する。このとき、有効な映像表示領域に応じてサブフィールド数を増減させる。また、コントローラ46は、リモートコントローラ47から受信した信号に基づき、走査パルスを印加し始める走査電極22を変更し、タイミング発生回路45に出力する。
タイミング発生回路45は、水平同期信号H、垂直同期信号Vおよびコントローラ46からの出力に基づき各回路ブロックの動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路ブロックへ供給する。
走査電極駆動回路43は、初期化期間において走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する初期化波形電圧を発生するための初期化波形発生回路(図示せず)、維持期間において走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生回路(図示せず)、複数の走査ICを備え書込み期間において走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する走査パルス電圧Vaを発生するための走査パルス発生回路50を有する。そして、タイミング信号に基づいて各走査電極SC1〜走査電極SCnをそれぞれ駆動する。このとき、本実施の形態では、映像を表示するのに有効である領域の一番上の走査電極から先に書込みが行われるように走査ICのスタート位置を順次切換えて書込み動作させている。
また、映像表示が有効である領域の一番下の走査電極まで書込みが行われるように、走査ICを順次スタートさせる。映像表示が有効である領域の一番下の走査電極まで書込みを実施した後は、残りの書込み期間を省略して、続く維持パルスの印加を行う。
これにより、書込み期間の短縮を行っている。
データ電極駆動回路42は、サブフィールド毎の画像データを各データ電極D1〜データ電極Dmに対応する信号に変換し、タイミング信号に基づいて各データ電極D1〜データ電極Dmを駆動する。維持電極駆動回路44は、維持パルス発生回路および電圧Ve1、電圧Ve2を発生するための回路(図示せず)を備え、タイミング信号に基づいて維持電極SU1〜維持電極SUnを駆動する。
次に、走査電極駆動回路43の詳細とその動作について説明する。図5は、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置1の走査電極駆動回路43の構成を示す回路図である。走査電極駆動回路43は、走査パルス発生回路50と、初期化波形発生回路51と、走査電極22側へ維持パルスを印加するための維持パルス発生回路52とを備え、走査パルス発生回路50のそれぞれの出力はパネル10の走査電極SC1〜SCnのそれぞれに接続されている。
初期化波形発生回路51は、初期化期間において走査パルス発生回路50の基準電位Aをランプ状に上昇または降下させ、図3に示した初期化波形電圧を発生させる。維持パルス発生回路52は、走査パルス発生回路50の基準電位Aを電圧Vsまたは接地電位にすることで、図3に示した維持パルス電圧を発生させる。
走査パルス発生回路50は、書込み期間において基準電位Aを負の電圧Vaに接続するためのスイッチ72と、電圧Vcを与えるための電源VCと、n本の走査電極SC1〜SCnのそれぞれに走査パルス電圧Vaを印加するためのスイッチング素子QH1〜スイッチング素子QHnおよびスイッチング素子QL1〜スイッチング素子QLnを備えている。スイッチング素子QH1〜スイッチング素子QHn、スイッチング素子QL1〜スイッチング素子QLnは複数の出力毎にまとめられIC化されている。このICが走査ICである。そして、スイッチング素子QHiをオフ、スイッチング素子QLiをオンにすることにより、スイッチング素子QLiを経由して走査電極SCiに負の走査パルス電圧Vaを印加する。
なお、初期化波形発生回路51または維持パルス発生回路52を動作させているときは、スイッチング素子QH1〜スイッチング素子QHnをオフ、スイッチング素子QL1〜スイッチング素子QLnをオンにすることにより、スイッチング素子QL1〜スイッチング素子QLnを経由して各走査電極SC1〜SCnに初期化波形電圧または維持パルス電圧Vsを印加する。また、ここでは、90本の出力分のスイッチング素子を1つのモノシリックICとして集積し、パネル10は1080本の走査電極22を備えているものとして、以下の説明を行う。そして、12個の走査ICを用いて走査パルス発生回路50を構成し、n=1080本の走査電極SC1〜SCnを駆動するものとする。このように多数のスイッチング素子QH1〜スイッチング素子QHn、スイッチング素子QL1〜スイッチング素子QLnをIC化することにより部品点数を削減し、実装面積を低減することができる。ただし、ここに挙げた数値は単なる一例であり、本発明は何らこれらの数値に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、書込み期間において、タイミング発生回路45から出力されるタイミング信号SID(1)〜SID(12)を走査IC(1)〜走査IC(12)のそれぞれに入力している。このタイミング信号SID(1)〜SID(12)は、走査ICに書込み動作を開始させるための動作開始信号であり、走査IC(1)〜走査IC(12)は、タイミング信号SID(1)〜SID(12)に基づき書込み動作の順序が切換えられる。例えば、走査電極SC1〜走査電極SC180に接続された走査IC(1)及び走査IC(2)の書込み期間を省略して、走査電極SC181〜走査電極SC270に接続された走査IC(3)に書込み動作させる場合は、次のような動作となる。
タイミング発生回路45は、タイミング信号SID(3)をLo(例えば、0(V))からHi(例えば、5(V))に変化させ、走査IC(3)に書込み動作の開始を指示する。走査IC(3)は、タイミング信号SID(3)の電圧変化を検知し、これにより書込み動作を開始する。まず、スイッチング素子QH181をオフ、スイッチング素子QL181をオンにし、スイッチング素子QL181を経由して走査電極SC181に走査パルス電圧Vaを印加する。走査電極SC181での書込みが終了した後は、スイッチング素子QH181をオン、スイッチング素子QL181をオフにし、引き続き、スイッチング素子QH182をオフ、スイッチング素子QL182をオンにし、スイッチング素子QL182を経由して走査電極SC182に走査パルス電圧Vaを印加する。この一連の書込み動作を順次行い、走査電極SC181〜走査電極SC270に走査パルス電圧Vaを順次印加して、走査IC(3)は書込み動作を終了する。
走査IC(3)の書込み動作が終了した後、タイミング発生回路45は、タイミング信号SID(4)をLo(例えば、0(V))からHi(例えば、5(V))に変化させ、走査IC(4)に書込み動作の開始を指示する。走査IC(4)は、タイミング信号SID(4)の電圧変化を検知し、これにより上述と同様の書込み動作を開始し、走査電極SC271〜走査電極SC360に走査パルス電圧Vaを順次印加する。
本実施の形態では、このように、動作開始信号であるSIDを用いて走査ICの書込み動作の順序を制御することができる。そして、本実施の形態では、上述したように、コントローラ46において決定した有効な映像表示領域に応じて、走査を始める最初の走査ICを決定し、走査する最後のスキャンICまで順に書込み動作させる。これらの動作の一例を図面を用いて説明する。
図6は、本発明の一実施の形態における部分点灯率を検出する領域と走査ICとの接続の一例を示す概略図である。図6は、パネル10と走査ICとの接続の様子を簡略的に表しており、パネル10内に示す破線で囲まれた各領域は、それぞれ部分点灯率を検出する領域を表す。また、表示電極対24は、図2と同様に、図面における左右方向に延長して配列されているものとする。本実施の形態の一例では、1つの走査ICに接続される走査電極22の数が90本であり、走査電極駆動回路43が備える走査ICが12個(走査IC(1)〜走査IC(12))である。
視聴者はリモートコントローラ47を操作して、走査IC1〜走査IC12まで、プラズマディスプレイパネルの全領域を有効表示領域に設定した表示モードを選択する場合、リモートコントローラ47からの信号を受信したコントローラ46は、画像信号処理回路41にリサイズ処理を動作させない信号を送る。また、タイミング発生回路45に、走査IC(1)から始めて走査IC(12)まで書込み動作を行う信号を送る。このとき、本実施の形態の一例では1フィールドあたりに8サブフィールドのサブフィールドを設ける。
次にリモートコントローラ47を操作して、走査IC(3)〜走査IC(10)までを有効表示領域に設定する表示モードを選択した場合、コントローラ46は、画像信号処理回路にリサイズ処理を動作させる信号を送る。このとき、図7に示すように、走査IC(1)、走査IC(2)及び、走査IC(11)、走査IC(12)に接続された走査電極に該当する画素は、無効表示領域となる。コントローラ46は、タイミング発生回路45に向けて走査IC(3)から走査を始めて、走査IC(10)まで書込み動作を行う信号を送る。このとき、12個あるはずの走査ICのうち、8個のみ書込み動作を行う為、1サブフィールドあたりの書込み期間はすべての走査ICを使用する場合の8/12に短縮される。このため、本実施の形態の一例では、書込み期間を短縮した代わりに、1フィールドあたりのサブフィールドの数を、8サブフィールドの12/8倍の12サブフィールドに増加させ、その結果、階調数を増加させ、より高品位な階調処理を可能とする。
図8は、無効映像領域と1フィールドあたりのサブフィールド数がそれぞれ決められた表示モードを表している。図8に示すとおり、本実施の形態の一例では、無効映像領域を4段階準備し、視聴者はリモートコントローラ47を操作することでいずれかの表示モードを選択して自由に設定することが可能である。表示モード1は無効映像領域が無い場合には8サブフィールドで駆動するモードである。表示モード2は無効映像領域に画面の最も上下のそれぞれの走査ICが含まれる場合、本実施の形態では走査IC(1)と走査IC(12)の合計2個を表示しない場合には9サブフィールドで駆動するモードである。表示モード3は無効映像領域に画面の最も上下のそれぞれ2つの走査ICが含まれる場合、本実施の形態では走査IC(1)、走査IC(2)、走査IC(11)および走査IC(12)の合計4個を表示しない場合には12サブフィールドで駆動するモードである。表示モード4は無効映像領域に画面の最も上下のそれぞれ3つの走査ICが含まれる場合、本実施の形態では走査IC(1)、走査IC(2)、走査IC(3)、走査IC(10)、走査IC(11)および走査IC(12)の合計6個の走査ICを表示しない場合には16サブフィールドで駆動するモードである。
この結果、視聴者が画像信号を映像の種類に応じて好みの表示サイズや駆動方法を選択することを可能にしている。なお、本発明における実施の形態は、無効映像領域にあわせてサブフィールド数を増加させているが、例えば、維持パルス数を増加させて高輝度とする構成であってもよい。
本実施の形態で説明するリモートコントローラ47は、チャンネル変更や音量変更等に使用する機能が併用するものであってもよい。また本実施の形態ではリモートコントローラ47を操作して表示モードを選択し、その指令を送信する例を説明したが、視聴者が画像表示装置に備えられた操作部品を利用して表示モードを選択するものであってもよい。
また本実施の形態で説明しているリサイズは、表示させたい画面サイズと入力された画像信号を比較して、信号の補間、または間引き等による映像信号処理技術による一般的な手法を用いるものでよく、その手法の選択は、本発明に何ら制限を与えない。
また本発明における実施の形態は、走査電極22と走査電極22とが隣り合い、維持電極23と維持電極23とが隣り合う電極構造、すなわち前面板21に設けられる電極の配列が、「・・・走査電極、走査電極、維持電極、維持電極、走査電極、走査電極、・・・」となる電極構造のパネルにおいても、有効である。
なお、本発明の実施の形態では、消去ランプ電圧L3を走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する構成を説明したが、消去ランプ電圧L3を維持電極SU1〜維持電極SUnに印加する構成とすることもできる。あるいは、消去ランプ電圧L3ではなく、いわゆる細幅消去パルスにより消去放電を発生させる構成としてもよい。
なお、本実施の形態において示した具体的な数値は単なる一例を示したものに過ぎず、本発明は何らこれらの数値に限定されるものではない。また、その他の各数値も、50インチ、表示電極対24の数が1080対のパネル10の特性に基づき設定したものであって、単に実施の形態における一例を示したものに過ぎない。本発明はこれらの数値に何ら限定されるものではなく、各数値はパネル10の特性やプラズマディスプレイ装置1の仕様等に合わせて最適に設定することが望ましい。また、サブフィールド数や各サブフィールドの輝度重み等も本実施の形態に示した値に限定されるものではなく、また、画像信号等に基づいてサブフィールド構成を切換える構成であってもよい。
本発明は、大画面化、高精細化されたパネルにおいても、視聴者がリモートコントローラを操作することで、映像に合わせて好みの画面サイズで、好みの画質を選択でき、特にプラズマディスプレイを多種な用途に使用することを可能にするものである。
1 プラズマディスプレイ装置
10 パネル
21 (ガラス製の)前面板
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
25、33 誘電体層
26 保護層
31 背面板
32 データ電極
34 隔壁
35 蛍光体層
41 画像信号処理回路
42 データ電極駆動回路
43 走査電極駆動回路
44 維持電極駆動回路
45 タイミング発生回路
46 コントローラ
47 リモートコントローラ
50 走査パルス発生回路
51 初期化波形発生回路
52 維持パルス発生回路

Claims (5)

  1. 画像信号の1フィールド内に複数のサブフィールドを設け、前記サブフィールド毎に輝度重みを設定し、前記サブフィールドの組み合わせにより階調表示するサブフィールド法で駆動して前記画像信号を表示する表示パネルと、
    前記画像信号をサブフィールド毎の輝度重みに応じたデータに変換する信号処理回路と、前記信号処理回路からの信号に応じて駆動信号を前記表示パネルに出力する駆動回路を備え、
    前記信号処理回路は、前記表示パネルの表示領域を変更する時に、前記表示領域の増減に応じて前記サブフィールド数を増加または減少させることを特徴とする画像表示装置。
  2. 表示パネルの表示領域が小さくなるにつれてサブフィールド数が増加することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 画像信号の1フィールド内に複数のサブフィールドを設け、前記サブフィールド毎に輝度重みを設定し、前記サブフィールドの組み合わせにより階調表示するサブフィールド法で駆動して前記画像信号を表示する画像表示装置の駆動方法であって、
    前記画像信号をサブフィールド毎の輝度重みに応じたデータに変換するステップと、前記信号処理回路からの信号に応じて駆動信号を前記表示パネルに出力するステップと、前記表示パネルの表示領域を変更する信号を受信するステップと、前記表示領域の増減に応じて前記サブフィールド数を増加または減少させて前記画像表示装置に表示することを特徴とする画像表示装置の駆動方法。
  4. 走査電極と維持電極とからなる表示電極対を有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルと、入力する画像信号の1フィールドを、初期化期間と書込み期間と維持期間とを有する複数のサブフィールドで構成するとともに前記サブフィールドの前記維持期間に輝度重みに応じた数の維持パルスを発生させるための信号を出力する画像信号処理回路と、前記画像信号処理回路からの信号を受信し、前記初期化期間には初期化波形を発生して前記放電セルを初期化し、前記書込み期間には走査パルスを発生し前記走査電極に順次印加して前記走査電極を走査する走査電極駆動回路とを備え、
    前記画像信号処理回路は、前記プラズマディスプレイパネルの表示領域を変更する場合に前記サブフィールドを増減する信号を出力することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  5. 画像信号処理回路は、表示領域が小さくなるにつれてサブフィールド数が増加する信号を出力することを特徴とする請求項4記載のプラズマディスプレイ装置。
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