JP2013027992A - クリップ - Google Patents

クリップ Download PDF

Info

Publication number
JP2013027992A
JP2013027992A JP2011163767A JP2011163767A JP2013027992A JP 2013027992 A JP2013027992 A JP 2013027992A JP 2011163767 A JP2011163767 A JP 2011163767A JP 2011163767 A JP2011163767 A JP 2011163767A JP 2013027992 A JP2013027992 A JP 2013027992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
trunk
forearm
hand
upper arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011163767A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Nakahara
宏作 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2011163767A priority Critical patent/JP2013027992A/ja
Publication of JP2013027992A publication Critical patent/JP2013027992A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

【課題】被挟持物体に装着しやすい、意図していないのに被挟持物体から離脱することのない、挟持された挟持物体を重ねても整頓しやすいクリップを提供する。
【解決手段】クリップ15における各部分の名称は、ヒトが胸の前で腕組みをしている形態に似ているので、便宜上、人体の各部分の名称などを流用する。体幹部分21は、トーションバーとして適性であり、体幹部分21の左側端に左上腕部分32を鉛直に設けたことにより左肩部分31が形成され、左上腕部分32に左前腕部分が内側へ傾斜して設けられたことにより左肘部分33が形成され、左前腕部分に左手部分36が縦の中心線Fに並行して設けられ、これにより左手首部分が形成された。体幹部分21から右手部分46までの形態は、上記の左側部分に対して対称的である。
【選択図】図1

Description

この発明は、主として紙や布などのようなシート状の被挟持物体を挟持するクリップに関する。
約110年前にアメリカ合衆国のウイリアム・ミドルブルックが、ばね用の金属線材を長円形に巻回加工したクリップ(ゼムクリップ)の製造装置に関する特許を取得した、とされている。
特開平8−042524号
特開2000−218974号
登録実用新案第3046356号
登録実用新案第3086909号
登録実用新案第3109704号
登録実用新案第3115246号
登録実用新案第3116767号
登録実用新案第3129383号
登録実用新案第3154512号
登録実用新案第3160191号
この明細書、および、これに関連する書類などにおいては、この発明実施例1のクリップ(15)を説明する便宜上、用いる主な用語などを次のように定義する。
〔定義1〕この発明実施例1のクリップ(15)における各部分の名称は、ヒトが胸の前で腕組みをしている形態に似ているので、人体の各部分の名称などを流用する。
〔定義2〕この発明実施例1のクリップ(15)における各部分の名称やサイズの表現は、図2における左肩部分(31)から右肩部分(41)までのトーションバーを体幹部分(21)とする。
図4における、体幹部分(21)の左側端から右側端までの距離は、「幅W」とする。
図3における体幹部分(21)から、左肘部分(33)あるいは右肘部分(43)までの距離は、「長さL」とする。
正面から背面までの交差部分(51)近傍の最も分厚い箇所の距離は、「厚さT」とする。
〔定義3〕図3において、厚さTにおける中心線が図示されていないが、「厚さT」の2分の1の箇所がA視正面側と背面側との境界の位置である。
〔定義4〕図2において、体幹部分(21)に対して鉛直に1点鎖線で図示されている縦向き中心線Fは、左半分側と右半分側の境界線、即ち、対称軸でもあり、左側部分と右側部分の形態が対称的なので、任意の一方側を左側、そして、他方側を右側とする。
〔定義5〕図2において1点鎖線で図示さている縦向き中心線Fに向いている側を内側、そして、これの反対側を外側とする。
〔定義6〕体幹部分(21)側を元部分側とし、これに対して左肘部分(33)側、あるいは、右肘部分(43)側を先端部分側とする。
〔定義7〕クリツプに対する被挟持物体(56)を負荷物体とし、図2、図3、図4、そして、図5は無負荷状態を図示している。
図1、図6、図7、図8、そして、図11は負荷状態を図示している。
なお、図9と図10は初期張力付与工程の説明用図面である。
〔定義8〕従来技術によるクリップを「従来例(番号)のクリップ」とする。
〔定義9〕この発明の実施例1のクリップを「発明実施例1のクリップ(15)」とする。
上記の先行技術文献と、この外にも俗にゼムクリップなど、と称されている従来例のクリップがある。これらに対して改良が、要求されている問題の各事項を課題として次に列挙する。
〔課題1〕紙などの被挟持物体にクリップを装着する工程の操作がし難い。とくに被挟持物体の厚さの合計が比較的に分厚い場合は、大形のクリップを用いても、この操作は容易ではない。そして、そのクリップが永久歪み、即ち、永久変形になることが多々ある。
〔課題2〕被挟持物体が複数の紙などであり、比較的に分厚い場合などには、そのクリップの開口部分側の1部分が被挟持物体の外側面から反り返り、即ち、被挟持物体の外側面に対して、そのクリップがフィットしていない。これによる隙間に、隣接した冊子の紙などが引っ掛かって絡まったり、そのクリップが外れたりする、いわゆる荷崩れなどの不調状態になる。
〔課題3〕被挟持物体がサイズA4普通紙であり、これの左上の隅が挟持され、これを積み重ねた場合は、挟持箇所が嵩張るので整頓状態に成り難い。
〔課題4〕被挟持物体がサイズA4普通紙であり、これの左上の隅が挟持されている場合は、この紙が捲られることに伴って、挟持箇所を回転の中心点にして扇が開閉するような横滑り回転になり、挟持状態が不安定になる。
〔課題5〕被挟持物体が比較的に分厚く、これが、クリアファイルなどに収納されている場合には、そのファイルなどから、その被挟持物体が容易に離脱して混乱状態になる。これに対処できる離脱防止用クリップとして使用されることを可能にする。
〔課題6〕被挟持物体が比較的に薄い場合から比較的に分厚い場合まで、例えば、サイズA4普通紙が1枚から約30枚までに対しても比較的に安定な挟持特性であることを可能にする。
この発明は、上記の課題1から課題6までを解決することが目的であり、次に、解決するための手段を記述する。
〔課題1を解決する手段〕従来例のクリップは、被挟持物体に装着する工程の操作がし難い、という状況を観察すると、そのクリップの入口を弾性力に抗して開口させる操作と、これとは異なる、その被挟持物体を、そのクリップに押し込む操作とを、略同時に行なおうとしているからである。
この発明の図2などに図示されている構造のように、常時開口形のクリップ、即ち、この発明実施例1のクリップ(15)に変更する。
この発明実施例1のクリップ(15)の使用時における装着工程の状況を段階的に説明
すると、図1に図示している装着工程初期に、被挟持物体(56)の任意の挟持箇所、例えば、図6に図示している挟持箇所に設定したとする。次に、この発明実施例1のクリップ(15)の略Vの字形の開口部分(52)の谷底に、被挟持物体(56)が体幹部分(21)などの弾性力に抗して割り込まれると、図6に図示している装着工程中期になる。
そして、その割り込みを続行すると図7に図示している装着工程末期になり、即ち、装着工程の全工程が容易に完了である。
上記の装着工程では進行状況を段階的に説明したが、実際には、その全装着工程が連続的に素早く容易に操作できる。
〔課題2を解決する手段〕従来例の長円形クリッブ、即ち、俗に言うゼムクリップは、一連で直線のばね用鋼線を素材として、小形のUの字形枠の外周に、これよりも少し大形で長径が数ミリメートル長いUの字形枠が連設された形態であり、そして、これらは一平面状に巻回加工されたものである。
このような従来例のクリップにおいては、その体幹部分の形状が、円弧であったり、略直線であったりする。そして、これらの長さが線径に対して比較的に短いので、トーションバーとしての機能が不十分であり、これによる機能上の不足分が、他の部分を目的外の変形、即ち、被挟持面から反り返る現象になっている。
この発明実施例1のクリップ(15)に関する前提条件は、挟持特性、大きさ、形状、そして、利便性など多くの要求がある。そこで先ず、挟持力の源泉となる体幹部分(21)、即ち、トーションバーに、どの程度の弾性力、形態、そして、物性などの役割分担をさせられるか、を把握する。
この体幹部分(21)と被挟持物体(56)との間に介在させられる多機能で簡素な各部分の形態が考案され、これらの具体的な構造と各部分の寸法などの数値が得られ、そして、これらの具体的な形態が〔発明を実施するための形態〕の項に記述された。
〔課題3を解決する手段〕被挟持物体(56)を、この発明実施例1のクリップ(15)で挟持して重ねたり、クリアファイルなどに収納したりするような場合に、出来るだけ嵩張らないように極限の小型化設計によりコンパクト化する。
この発明実施例1のクリップ(15)の素材である鋼線材の物性がコンパクト化することに最適であるか、そして、指先で操作するツールであることも考慮し、この結果が発明実施例1のクリップ(15)における、図3、図4、図5、そして、図8に図示されているように良好な形態が実現した。
〔課題4を解決する手段〕従来例のクリップにおける1点状的な挟持に成り易い方法では、横滑り回転になることを改良することが課題である。
被挟持物体(56)が受ける挟持圧力Pの形態を、1点状から図11に図示のように多点状化したことにより、挟持圧力Pを回転防止にも利用した。
〔課題5を解決する手段〕この発明実施例1のクリップ(15)は、比較的に分厚い被挟持物体(56)がクリアファイルなどに収納され、このファイルから、その被挟持物体(56)が、使用者の意に反して離脱しないように封じ用クリップ、即ち、離脱防止用クリップとしても利用される挟持性能にする。
サイズA4普通紙の約30枚がクリアファイルなどに収納された場合の挟持特性について観察した。そして、図2などに図示の交差部分(51)の近傍が最も挟持圧力Pの強い箇所であり、ここが横滑り回転の中心になっている。
この回転運動を制動する手段として、図2などに図示しているように、体幹部分(21)の左側端、即ち、左肩部分(31)に左上腕部分(32)を設け、この左上腕部分(32)の左肘部分(33)に左前腕部分(34)を設け、この左前腕部分(34)の左手首部分(35)に左手部分(36)を設けた。
並びに、体幹部分(21)の右側端、即ち、右肩部分(41)に右上腕部分(42)を設け、この右上腕部分(42)の右肘部分(43)に右前腕部分(44)を設け、この右前腕部分(44)の右手首部分(45)に右手部分(46)を設けた。
左前腕部分(34)と右前腕部分(44)が、中心線F上の適宜な位置で立体交差したことにより、略Vの字形の開口部分(52)が形成された。
この開口部分(52)は、常時開口状態であり、立体交差したことにより形成された傾斜部分、即ち、左前腕部分(34)と右前腕部分(44)が対向しているので、被挟持物体(56)を受け入れる案内用部分として機能する。
左手部分(36)は右上腕部分(42)と右手部分(46)の中間に配置され、そして、右手部分(46)は左上腕部分(32)と左手部分(36)の中間に配置され、これら各部分の方向は中心線Fに対して略平行である。
図2、そして、図6と図11にG−G視を図示しているように、体幹部分(21)の左側端に左肩部分(31)と左上腕部分(32)を設け、そして、その体幹部分(21)の右側端に右肩部分(41)と右上腕部分(42)を設けたことにより、扁平な略コの字形の枠体になり、この枠体に包囲された内部に、左肘部分(33)、左前腕部分(34)、左手首部分(35)、そして、左手部分(36)を設けた。並びに、右肘部分(43)、右前腕部分(44)、右手首部分(45)、そして、右手部分(46)、を設けたことにより、被挟持物体(56)が波状化するように挟持された。このような形態にしたことにより高信頼性の挟持特性になった。
〔課題6を解決する手段〕この発明実施例1のクリップ(15)に対する被挟持物体(56)が少量から多量までにおいても対処できる挟持特性にする。
図2は、図3におけるA視図、即ち、完成品の正面図でもある。そして、図9と図10が未完成品を図示している理由は、前者の交差部分(51)と後者の交差部分(53)とでは、図2と図3におけるE視図と対比した図9と図10におけるJ視図は異なっており、体幹部分(21)の線径の中心を基点として、左上腕部分(32)と右上腕部分(42)の間に挟持方向の回転角度差Sは約10度がある。
この回転角度差Sを付与する方法は、左肩部分(31)、あるいは、右肩部分(41)を形成する工程で加工する。体幹部分(21)を基準として固定し、左前腕部分(34)と右前腕部分(44)を組み合わせた交差部分(53)の重なり方が逆方向であり、即ち、これらの配置を転換すれば図2、図3、図4、そして、図5に図示している交差部分(51)の形態になる。
前記の回転角度差Sが付与されたことで、被挟持物体(56)を負荷していない無負荷状態においても、初期張力として予備的な初期挟持力が付与されたので、少量負荷から多量負荷まで安定した挟持特性になった。
〔効果1〕体幹部分(21)の左側端に左上腕部分(32)を設けたことにより左肩部分(31)が形成され、左上腕部分(32)に左前腕部分(34)を設けたことにより左肘部分(33)が形成され、左前腕部分(34)に左手部分(36)を設けたことにより左手首部分(35)が形成された。
そして、これらとは対称的に、体幹部分(21)の右側端に右上腕部分(42)を設け
たことにより右肩部分(41)が形成され、右上腕部分(42)に右前腕部分(44)を設けたことにより右肘部分(43)が形成され、右前腕部分(44)に右手部分(46)を設けたことにより右手首部分(45)が形成された。
体幹部分(21)と左上腕部分(32)と右上腕部分(42)により、扁平な略コの字形の枠体が形成され、この枠体に包囲された内部において、左肘部分(33)に左前腕部分(34)が内側向きに傾斜して設けられ、並びに、右肘部分(43)に右前腕部分(44)が内側向きに傾斜して設けられた。これら左前腕部分(34)と右前腕部分(44)が、対向し中央の位置で略Xの字形の立体交差になり、交差部分(51)が形成された。
この交差部分(51)における、左前腕部分(34)と右前腕部分(44)は、被挟持物体(56)が無い時、即ち、無負荷時においても当接しており、更に前述のように適宜な初期張力により加圧され、これにより軽負荷時における挟持特性も良くなった。
〔効果2〕この発明実施例1のクリップ(15)における挟持圧力Pは、トーションバー、あるいは、トーションバースプリングなど、と称されている部分を体幹部分(21)とし、この体幹部分(21)と、これに付帯した各部分の捩じれや撓みの弾性力に人為的に抗して負荷物体としての被挟持物体(56)が装着されたときに要した力に対する反発力である。
その挟持圧力Pは、交差部分(51)に対して集中的、即ち、点状的に作用しており、これによる弊害は、課題4に記述されているように、その交差部分(51)を中心にした横滑り回転になり、挟持状態が不安定になる現象である。
その横滑り回転に抗することを目的として、図6、及び、図11にG−G視で図示されているように、左手部分(36)は、右上腕部分(42)と右手部分(46)の中間に配置され、そして、右手部分(46)は、左上腕部分(32)と左手部分(36)の中間に配置された。
このような構造にされたことにより、その挟持圧力Pは、弱化することもなく被挟持物体(56)の受圧形態が、点状的な作用に加えて波状的な作用が付与されたことにより、挟持特性が良くなった。
上記のように、問題の内容であった課題1から課題6までが、課題1を解決する手段から課題6を解決する手段まで、により解決されたので、この発明の目的は達成された。
この発明実施例1のクリップ(15)が、紙などの被挟持物体(56)に装着される工程初期の外観図である。 この発明実施例1のクリップ(15)が図示されている図3におけるA視外観図であり、即ち、正面図である。 この発明実施例1のクリップ(15)が図示されている図2におけるE視外観図である。なお、図2におけるD視外観図は、形態が図3に対して対称的であるから図示を省略である。 この発明実施例1のクリップ(15)が図示されている図2におけるB視外観図である。 この発明実施例1のクリップ(15)が図示されている図2におけるC視外観図である。 この発明実施例1のクリップ(15)が、紙などの被挟持物体(56)に装着される工程中期の外観図である。 この発明実施例1のクリップ(15)が、紙などの被挟持物体(56)に装着される工程末期、即ち、装着完了時の外観図である。 この発明実施例1のクリップ(15)が、紙などの被挟持物体(56)に装着された図7におけるH視の外観図である。 図2における交差部分(51)の形態に対して、この図9における交差部分(53)の交差形態が、相違している理由を説明するための外観図である。 図9におけるJ視外観図である。 図6におけるG−G線断面外観図である。
この発明を実施するための試作形態を、図1から図11までを適宜に用いて次に説明する。
〔前提事項1〕
ここに記述する内容は、この発明実施例1のクリップ(15)の実施試作において得られた資料である。従って、目安としての内容であり確定的なものではない。
例えば、この段階で素材として使用される、ばね用鋼線材の物性は、屈曲加工方法や熱処理加工の条件などによって変化するので要注意である。
なお素材として使用される、ばね用鋼線材の線径は、0.9mm、1.0mm、1.1mm、1.2mmなどが準備され、同じ形状で線径など、即ち、弾力性条件を変更した場合の発明実施例1のクリップ(15)の挟持特性の変化値が検討され、妥当な数値が暫定される。
その素材として使用される、ばね用ステンレス鋼線材の展開長、即ち、屈曲加工される直前の展開長などの各数値が、これの試作番号と共に記録され、実質使用長などを算出するときに使用する。
被挟持物体(56)の硬さ、大きさ、そして、形状なども暫定する。
〔実施試作工程1〕
暫定用途=被挟持物体(56)のサイズA4、種類=普通紙、1枚から30枚、この30枚の厚さ合計=約2.7mm、挟持箇所=左上隅などが挟持される。
〔実施試作工程2〕
クリップのサイズ= 幅W=12mm 長さL=25mm 厚さT=2.4mm。
〔実施試作工程3〕
クリップの素材=ばね用ステンレス鋼線材SUS304−WPB 線径=φ1.2mm
ばね用ステンレス鋼線材展開長=114mm。
〔実施試作工程4〕
図2などに図示されている屈曲箇所の角度を次に記述する。
体幹部分(21)に対する左上腕部分(32)の内側角度は90度、左上腕部分(32
)に対する左前腕部分(34)の内側角度は30度、左前腕部分(34)に対する左手部分(36)の内側角度は150度、である。
体幹部分(21)に対する右上腕部分(42)の内側角度は90度、右上腕部分(42
)に対する右前腕部分(44)の内側角度は30度、右前腕部分(44)に対する右手部
分(46)の内側角度は150度、である。
上記の屈曲箇所における内側の丸みRは、加工が可能な範囲で最小とする。この理由は、各屈曲箇所を堅固にすることにより、繰り返される変動負荷であっても、屈曲角度の安定性を得るためである。
〔実施試作工程5〕
この発明実施例1のクリップ(15)が無負荷時、即ち、被挟持物体(56)が挟持されていない状態における挟持圧力の目安は、約2Nから約3Nである。そして、この値は、図9、及び、図10に図示されている回転角度差Sが付与されたことにより、初期張力として予備的な挟持力が潜在的に作用する。
この発明実施例1のクリップ(15)に関する技術的思想は、物理的、かつ、人間工学的な見地から考察され、そして、簡素な構造でありながら、各部分における相乗作用が活用されたものであり、多種多様なサイズや物性にも対処できる設計、及び、量産が可能になった。
15 この発明実施例1のクリップ
21 体幹部分
31 左肩部分
32 左上腕部分
33 左肘部分
34 左前腕部分
35 左手首部分
36 左手部分
41 右肩部分
42 右上腕部分
43 右肘部分
44 右前腕部分
45 右手首部分
46 右手部分
51 交差部分
52 開口部分
53 腕組み替え前の交差部分
56 被挟持物体あるいは負荷物体

Claims (1)

  1. 紙やシート状の被挟持物体(56)を挟持するクリップにおいて、適宜な弾力性と長さの、ばね用鋼線材を素材とし、扁平であり略コの字形の枠体を形成するために、これの中央部分を体幹部分(21)とし、この体幹部分(21)の任意側端を左肩部分(31)、他方側端を右肩部分(41)とし、その左肩部分(31)には体幹部分(21)に対して鉛直な左上腕部分(32)を設け、その右肩部分(41)には体幹部分(21)に対して鉛直な右上腕部分(42)を設け、この扁平な略コの字形の枠体の内部に、左肘部分(33)を介在して左前腕部分(34)、これに左手首部分(35)を介在して左手部分(36)を設け、これらとは対称的に右肘部分(43)を介在して右前腕部分(44)、これに右手首部分(45)を介在して右手部分(46)を設け、その左前腕部分(34)とその右前腕部分(44)が、対向し中央の位置で略Xの字形の立体的な交差部分(51)を形成し、その左肘部分(33)から右肘部分(43)までにおいて交差部分(51)を谷底とした略Vの字形の常時開口状態の開口部分(52)を形成し、その左手部分(36)は、右上腕部分(42)と右手部分(46)の中間に配置し、その右手部分(46)は、左上腕部分(32)と左手部分(36)の中間に配置し、その左上腕部分(32)、左手部分(36)、右上腕部分(42)、そして、右手部分(46)は、縦の中心線Fに対して略平行であり、その交差部分(51)における左前腕部分(34)と右前腕部分(44)は、被挟持物体(56)が無い時、即ち、無負荷時においても当接され、更に適宜な初期張力により常時加圧されているクリップ。

























JP2011163767A 2011-07-27 2011-07-27 クリップ Pending JP2013027992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011163767A JP2013027992A (ja) 2011-07-27 2011-07-27 クリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011163767A JP2013027992A (ja) 2011-07-27 2011-07-27 クリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013027992A true JP2013027992A (ja) 2013-02-07

Family

ID=47785547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011163767A Pending JP2013027992A (ja) 2011-07-27 2011-07-27 クリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013027992A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020255959A1 (ja) * 2019-06-20 2020-12-24 有限会社サンコーエンジニア クリップ用パッド
JP7496612B2 (ja) 2020-12-07 2024-06-07 有限会社 サンコーエンジニア クリップ用パッド

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5378125U (ja) * 1976-12-01 1978-06-29
JPS5964278U (ja) * 1982-10-23 1984-04-27 堀口 兵誠 ハ−ト型をしたクリツプ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5378125U (ja) * 1976-12-01 1978-06-29
JPS5964278U (ja) * 1982-10-23 1984-04-27 堀口 兵誠 ハ−ト型をしたクリツプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020255959A1 (ja) * 2019-06-20 2020-12-24 有限会社サンコーエンジニア クリップ用パッド
JP7496612B2 (ja) 2020-12-07 2024-06-07 有限会社 サンコーエンジニア クリップ用パッド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5985689B2 (ja) まつげ固定台
CN103419217B (zh) 剪刀
JP2013027992A (ja) クリップ
KR101909657B1 (ko) 집게 클립
JP2006311925A (ja) 金属線材製ピンチ
JP3779983B1 (ja) クリップ
JP3976281B1 (ja) ヘアクリップ
JP3183928U (ja) ボトル容器
JP2014148153A (ja) ゼムクリップ
KR200473056Y1 (ko) 다용도 집게핀
US9416803B1 (en) Clip with aperture opening means
JP3184469U (ja) 寿司握り具
JP6449421B1 (ja) 金属製ピンチ及びこれを用いた物干し具
JP2021112839A (ja) ターンクリップ
JPWO2003026901A1 (ja) クリップおよびクリップボード
US20130007989A1 (en) Paper clip with sheet gripping ends
JP2024064914A (ja) ダブルクリップ
JP2023024199A (ja) クリップ
CN207281395U (zh) 一种新型眼镜
JP3198810U (ja) 衣服用ハンガー
JP2023076357A (ja) クリップ
JP6141934B2 (ja) 植物の誘引用クリップ
JP2004159681A (ja)
JP3205620U (ja) 髪留め具
JP2016147035A (ja) 片手だけで操作できる洗濯バサミ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160614