JP2013026908A - 無線制御電話機用無線局自動選択装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定無線局を経由するルートがあっても受信音声の明瞭度の良い無線局を自動的に選択することができる無線局自動選択装置を提供する。
【解決手段】無線局自動選択装置10は、第1乃至第3の音声信号S1〜S3の音声帯域周波数よりも高い周波数成分である雑音成分のレベルL1〜L3をそれぞれ検出するための雑音レベル検出手段として機能する第1乃至第3のハイパスフィルタ111〜113および第1乃至第3の整流回路121〜123と、雑音レベル検出手段によって検出された第1乃至第3の音声信号S1〜S3の雑音成分のレベルL1〜L3に基づいて第1乃至第3の音声信号S1〜S3のうち明瞭度が最も良い1つの音声信号を選択して、選択した1つの音声信号を無線制御電話機2に出力する音声信号選択手段として機能する雑音レベル比較回路13および音声信号選択回路14とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線制御電話機用無線局自動選択装置に関し、特に、移動無線機との間で複数の無線局を介して通話を行う無線制御電話機に使用するのに好適な無線制御電話機用無線局自動選択装置に関する。
電力会社の電力所や営業所などの事業所では、無線制御電話機5を使用して、移動無線機2(移動無線局)との間で複数の無線局(第1乃至第3の無線基地局31〜33および無線固定局4)を介して通話を行っている(図2参照)。
このような無線制御電話機5は、通話を行う通話選択スイッチおよびモニタを行うモニタ選択スイッチを複数個備えており、担当者(無線使用者)は、ハンドセットを上げ、通話を行う通話選択スイッチを押して通話選択スイッチランプを点灯させたのち、ハンドセットのプレスボタンを押すことにより、選択した通話選択スイッチに対応する移動無線機2との間で通話することができ、受信する際にはハンドセットのプレスボタンを離すようにされている。
また、担当者がハンドセットを下ろすと、通話選択スイッチランプが消灯してモニタ選択スイッチランプが点灯するようにされている。モニタを行う際には、担当者がモニタ選択スイッチを押して、モニタ選択スイッチランプを点灯させる。
したがって、通話をする際には、担当者は、ハンドセットを上げて、ハンドセットのプレススイッチを押しながら呼出しを行ったのち、プレススイッチを押している間は音声信号を受信することができないため、送話が終了次第プレススイッチを離して応答を待つ。
また、移動無線機2からの呼出しがあった場合には、無線制御電話機5の着信ランプが点灯し、モニタ選択されているとスピーカーから呼出し音声が発生されるので、担当者は、ハンドセットを上げて、呼出しがあった移動無線機2の通話選択スイッチを押したのち、ハンドセットのプレスボタンを押しながら応答する。
なお、下記の特許文献1には、音声信号の周波数特性を維持しつつ雑音を抑えることができるように、ノイズ帯域フィルターが、R/Fモジュールからの復調信号の中から音声帯域の周波数以外の参照ノイズ帯域の周波数を抽出し、整流検波回路が、参照ノイズ帯域の信号の平均値を検出してノイズフィルターコントロール回路に出力し、ノイズフィルターコントロール回路が、入力した平均値に基づいて音声帯域中の雑音の大きさを類推し、電話音声系回路への音声信号の通過特性を調整する、無線通話機の雑音低減装置が開示されている。
また、下記の特許文献2には、上位局優先の受信回線接続機能では移動局の位置により上位局の受信電界レベルがフェージングによって変動し確実な接続ができないことや電界の高い基地局での接続ができないという欠点を除去することによりデータ伝送の回線品質を向上させるように、着信したら基地局に対しHレベル局(受信レベルがHレベルの基地局)のみ受信回線接続指示を行うことと、移動局の在線を管理している運行管理装置と連動し、移動局からの列車ID伝送を行うことで発呼した列車の位置を自動照合し、送信基地局を自動選択する無線基地局接続方式が開示されている。
特開平5−344010号公報 特開2004−48325号公報
しかしながら、移動無線機2から複数の無線局を介して着信があった場合には、担当者は着信と同時に該当の通話選択スイッチを押して受信音声の明瞭度の良い無線局を選択することができないため、モニタしているすべての無線局からの音声が無線制御電話機5のスピーカーから発せられることになる。そのため、ある無線局について受信入力レベル(着信レベル)が低いなどの理由によりスピーカーからの音声に雑音が入っていたり断続したりしている場合には、このような音声も混ざってスピーカーから発せられるため、明瞭度が悪く聞こえるという問題があるとともに、無線制御電話機5の周囲にいる他の担当者も雑音交じりの音声が聞こえて業務に集中できないという問題があった。
このような問題の解決方法としては、受信音声の明瞭度が悪い無線局のモニタ選択スイッチを切り、受信音声の明瞭度の良い無線局のみモニタすればよいが、担当者がモニタ選択スイッチの切分けを行って受信音声の明瞭度の良い無線局の選択する必要が生じ、着信中の短時間で確実に受信音声の明瞭度の良い無線局を選択することは難しいという問題がある。
また、上記の特許文献2に開示された無線基地局接続方式のように受信入力レベルの高い無線局を自動選択する方法も考えられるが、山上などに設置された無線基地局と固定無線局を経由して通信する場合には、固定無線局からの受信入力レベルは常に一定であるため、このような方法を適用することはできないという問題がある。
本発明の目的は、固定無線局を経由するルートがあっても受信音声の明瞭度の良い無線局を自動的に選択することができる無線制御電話機用無線局自動選択装置を提供することにある。
本発明の無線制御電話機用無線局自動選択装置は、受信入力レベルが常に一定である固定無線局(4)を含む複数の無線局(31〜33,4)を介して移動無線機(2)との間で通話を行う無線制御電話機(5)に使用するための無線制御電話機用無線局自動選択装置(10;20)であって、前記複数の無線局からの周波数変調信号を復調してそれぞれ得られた複数の音声信号(S1〜S3)の音声帯域周波数よりも高い周波数成分である雑音成分のレベル(L1〜L3;L1L〜L3L,L1H〜L3H)をそれぞれ検出するための雑音レベル検出手段(111〜113,121〜123;211L〜213L,211H〜213H,221L〜223L,221H〜223H)と、該雑音レベル検出手段によって検出された前記複数の音声信号の雑音成分のレベルに基づいて、該複数の音声信号のうち明瞭度が最も良い1つの音声信号を選択して、該選択した1つの音声信号を前記無線制御電話機に出力する音声信号選択手段(13,14;23,24)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記雑音レベル検出手段が、前記複数の音声信号の雑音成分をそれぞれ通過させる複数のハイパスフィルタ(111〜113)と、該複数のハイパスフィルタをそれぞれ通過した前記複数の音声信号の雑音成分のレベル(L1〜L3)をそれぞれ求める複数の整流回路(121〜123)とを備え、前記音声信号選択手段が、前記複数の音声信号のうちの1つを選択する音声信号選択回路(14)と、前記複数の整流回路から入力される前記複数の音声信号の雑音成分のレベルを比較して雑音成分のレベルが最も小さいものを求め、前記複数の音声信号のうち雑音成分のレベルが最も小さい音声信号を前記音声信号選択回路に選択させる雑音レベル比較回路(13)とを備えてもよい。
前記雑音レベル検出手段が、前記複数の音声信号の雑音成分の低域側雑音成分をそれぞれ通過させる複数の低域側バンドパスフィルタ(211L〜213L)と、前記複数の音声信号の雑音成分の高域側雑音成分をそれぞれ通過させる複数の高域側バンドパスフィルタ(211H〜213H)と、前記複数の低域側バンドパスフィルタをそれぞれ通過した前記複数の音声信号の低域側雑音成分のレベル(L1L〜L3L)をそれぞれ求める複数の低域側整流回路(221L〜223L)と、前記複数の高域側バンドパスフィルタをそれぞれ通過した前記複数の音声信号の高域側雑音成分のレベル(L1H〜L3H)をそれぞれ求める複数の高域側整流回路(221H〜223H)とを備え、前記音声信号選択手段が、前記複数の音声信号のうちの1つを選択する音声信号選択回路(24)と、前記複数の低域側整流回路から入力される前記複数の音声信号の低域側雑音成分のレベルおよび前記複数の高域側整流回路から入力される前記複数の音声信号の高域側雑音成分のレベルに基づいて前記複数の音声信号のうち明瞭度が最も良い1つの音声信号を検出し、該検出した1つの音声信号を前記音声信号選択回路に選択させる雑音レベル比較回路(23)とを備えてもよい。
前記雑音レベル比較回路が、前記複数の音声信号のうち低域側雑音成分のレベルと高域側雑音成分のレベルとがほぼ等しくかつ低域側雑音成分のレベルが最も小さい音声信号を前記明瞭度が最も良い1つの音声信号と選択し、前記複数の音声信号のうち低域側雑音成分のレベルと高域側雑音成分のレベルとがほぼ等しい音声信号がない場合には、低域側雑音成分のレベルが最も小さい音声信号を前記明瞭度が最も良い1つの音声信号と選択してもよい。
本発明の無線制御電話機用無線局自動選択装置は、以下に示す効果を奏する。
(1)受信音声の明瞭度の良い無線局を自動的に選択できるため、担当者はスムースに明瞭度の良い音声を聞きながら無線制御電話機を使用して通話することができる。
(2)周囲にいる他の担当者も雑音交じりの音声を聞くことがなくなるため、業務に集中することができる。
本発明の第1の実施例による無線制御電話機用無線局自動選択装置10の構成を示す図である。 図1に示した無線制御電話機用無線局自動選択装置10の構成および動作について説明するための図である。 本発明の第2の実施例による無線制御電話機用無線局自動選択装置20の構成について説明するための図である。 図3に示した無線制御電話機用無線局自動選択装置20が具備する雑音レベル比較回路23の動作について説明するための図である。
上記の目的を、複数の無線局から受信した複数の音声信号の雑音成分のレベルに基づいて明瞭度が最も良い1つの音声信号を選択して、選択した1つの音声信号を無線制御電話機に出力することにより実現した。
以下、本発明の無線制御電話機用無線局自動選択装置の実施例について図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施例による無線制御電話機用無線局自動選択装置10(以下、「無線局自動選択装置10」と称する。)について、図2に示すように、事業所1に設置された無線制御電話機5が、第1の無線基地局31を経由したルートと第3の無線基地局33および無線固定局4を経由したルートと第2の無線基地局32を経由したルートとの3つのルートで移動無線機2との間で通話可能な場合を例として説明する。
事業所1に設置された無線局自動選択装置10は、図1に示すように、第1乃至第3のハイパスフィルタ(HPF)111〜113と、第1乃至第3の整流回路121〜123と、雑音レベル比較回路13と、音声信号選択回路14とを具備する。
ここで、第1のハイパスフィルタ111は、第1の無線基地局31からの受信信号(周波数変調信号)を復調して得られた第1の音声信号S1(周波数帯域0〜12kHz。以下同様。)の雑音成分(音声帯域周波数300Hz〜3kHzよりも高い周波数成分(たとえば、3.5kHz以上の周波数の成分)。以下同様。)を通過させるためのものである。
同様に、第2のハイパスフィルタ112は、無線固定局4からの受信信号(周波数変調信号)を復調して得られた第2の音声信号S2の雑音成分を通過させるためのものである。
また、第3のハイパスフィルタ113は、第2の無線基地局32からの受信信号(周波数変調信号)を復調して得られた第3の音声信号S3の雑音成分を通過させるためのものである。
第1の整流回路121は、第1のハイパスフィルタ111を通過した第1の音声信号S1の雑音成分を整流して直流電圧に変換することにより、第1の音声信号S1の雑音レベルL1(以下、「第1の雑音レベルL1」と称する。)を求めるためのものである。
同様に、第2の整流回路122は、第2のハイパスフィルタ112を通過した第2の音声信号S2の雑音成分を整流して直流電圧に変換することにより、第2の音声信号S2の雑音レベルL2(以下、「第2の雑音レベルL2」と称する。)を求めるためのものである。
また、第3の整流回路123は、第3のハイパスフィルタ113を通過した第3の音声信号S3の雑音成分を整流して直流電圧に変換することにより、第3の音声信号S3の雑音レベルL3(以下、「第3の雑音レベルL3」と称する。)を求めるためのものである。
雑音レベル比較回路13は、第1乃至第3の整流回路121〜123から入力される第1乃至第3の雑音レベルL1〜L3を比較して最も小さいものを求め、第1乃至第3の音声信号S1〜S3のうち雑音レベルが最も小さく明瞭度が最も良い音声信号(以下、「出力音声信号SOUT」と称する。)を選択するように音声信号選択回路14を制御する選択制御信号を生成するためのものである。
音声信号選択回路14は、雑音レベル比較回路13から入力される選択制御信号に従って出力音声信号SOUTを選択し、選択した出力音声信号SOUTを無線制御電話機5に出力するためのものである。
以上のように構成された無線局自動選択装置10を用いることにより、たとえば図2に示すように移動無線機2からの着信が第1の無線基地局31を経由してあったとともに第3の無線基地局33および無線固定局4を経由してあった場合に、第1の無線基地局31をから受信した第1の音声信号S1の雑音レベル(第1の雑音レベルL1)よりも無線固定局4から受信した第2の音声信号S2の雑音レベル(第2の雑音レベルL2)の方が大きいときには、無線局自動選択装置10によって第1の音声信号S1が選択されて出力音声信号SOUTとして無線制御電話機5に出力されるため、担当者は、無線制御電話機5のモニタ選択スイッチがすべて押されていても、明瞭度の良い音声を聞くことができる。
また、無線制御電話機5の周囲にいる他の担当者は、雑音交じりの音声が聞こえてこないため、業務に集中することができる。
次に、本発明の第2の実施例による無線制御電話機用無線局自動選択装置20(以下、「無線局自動選択装置20」と称する。)について、図3および図4を参照して説明する。
本実施例による無線局自動選択装置20は、以下に示す点で、図1に示した第1の実施例による無線局自動選択装置10と異なる。
(1)第1乃至第3のハイパスフィルタ111〜113の代わりに、第1乃至第3の低域側バンドパスフィルタ(BPF)211L〜213Lおよび第1乃至第3の高域側バンドパスフィルタ211H〜213Hを具備する。
(2)第1乃至第3の整流回路121〜123の代わりに、第1乃至第3の低域側整流回路221L〜223Lおよび第1乃至第3の高域側整流回路221H〜223Hを具備する。
(3)雑音レベル比較回路13の代わりに、第1乃至第3の低域側整流回路221L〜223Lから入力される後述の第1乃至第3の低域側雑音レベルL1L〜L3Lと第1乃至第3の高域側整流回路221H〜223Hから入力される後述の第1乃至第3の高域側雑音レベルL1H〜L3Hとに基づいて第1乃至第3の音声信号S1〜S3のうち明瞭度が最も良い音声信号を選択するように音声信号選択回路24(不図示)を制御する選択制御信号を生成する雑音レベル比較回路23を具備する。
ここで、第1の低域側バンドパスフィルタ211Lは、図3に示すように、第1の音声信号S1の低域側雑音成分(音声帯域周波数300Hz〜3kHzよりも高い周波数成分(たとえば、3.5〜7.5kHzの周波数成分)。以下同様。)を通過させるためのものであり、また、第1の高域側バンドパスフィルタ211Hは、第1の音声信号S1の高域側雑音成分(第1の低域側バンドパスフィルタ211Lの通過帯域よりも高い周波数成分(たとえば、8〜12kHzの周波数成分)。以下同様。)を通過させるためのものである。
同様に、第2の低域側バンドパスフィルタ212L(不図示)は、第2の音声信号S2の低域側雑音成分を通過させるためのものであり、また、第2の高域側バンドパスフィルタ212H(不図示)は、第2の音声信号S2の高域側雑音成分を通過させるためのものである。
また、第3の低域側バンドパスフィルタ213L(不図示)は、第3の音声信号S3の低域側雑音成分を通過させるためのものであり、また、第3の高域側バンドパスフィルタ213H(不図示)は、第3の音声信号S3の高域側雑音成分を通過させるためのものである。
第1の低域側整流回路221Lは、図3に示すように、第1の低域側バンドパスフィルタ211Lを通過した第1の音声信号S1の低域側雑音成分を整流して直流電圧に変換することにより、第1の音声信号S1の低域側雑音レベルL1L(以下、「第1の低域側雑音レベルL1L」と称する。)を求めるためのものであり、また、第1の高域側整流回路221Hは、第1の高域側バンドパスフィルタ211Hを通過した第1の音声信号S1の高域側雑音成分を整流して直流電圧に変換することにより、第1の音声信号S1の高域側雑音レベルL1H(以下、「第1の高域側雑音レベルL1H」と称する。)を求めるためのものである。
同様にして、第2の低域側整流回路222L(不図示)は、第2の低域側バンドパスフィルタ212Lを通過した第2の音声信号S2の低域側雑音成分を整流して直流電圧に変換することにより、第2の音声信号S2の低域側雑音レベルL2L(以下、「第2の低域側雑音レベルL2L」と称する。)を求めるためのものであり、また、第2の高域側整流回路222H(不図示)は、第2の高域側バンドパスフィルタ212Hを通過した第2の音声信号S2の高域側雑音成分を整流して直流電圧に変換することにより、第2の音声信号S2の高域側雑音レベルL2H(以下、「第2の高域側雑音レベルL2H」と称する。)を求めるためのものである。
また、第3の低域側整流回路223L(不図示)は、第3の低域側バンドパスフィルタ213Lを通過した第3の音声信号S3の低域側雑音成分を整流して直流電圧に変換することにより、第3の音声信号S3の低域側雑音レベルL3L(以下、「第3の低域側雑音レベルL3L」と称する。)を求めるためのものであり、また、第3の高域側整流回路223H(不図示)は、第3の高域側バンドパスフィルタ213Hを通過した第3の音声信号S3の高域側雑音成分を整流して直流電圧に変換することにより、第3の音声信号S3の高域側雑音レベルL3H(以下、「第3の高域側雑音レベルL3H」と称する。)を求めるためのものである。
雑音レベル比較回路23は、周波数変調の復調信号に含まれる雑音は強電界時には白色雑音になり弱電界時には三角雑音になることから、第1乃至第3の音声信号S1〜S3に含まれる雑音が白色雑音か三角雑音かを判定し、明瞭度は三角雑音を含む音声信号よりも白色雑音を含む音声信号の方が良いものとして、第1乃至第3の音声信号S1〜S3のうち明瞭度が最も良い音声信号(以下、「出力音声信号SOUT」と称する。)を選択するように音声信号選択回路24(不図示)を制御する選択制御信号を生成する。
たとえば、図2に示した例では、雑音レベル比較回路23は、以下のようにして出力音声信号SOUTを選択させる選択制御信号を生成する(図4参照)。
(1)ケース1
第1の低域側雑音レベルL1L≒第1の高域側雑音レベルL1H、かつ、第2の低域側雑音レベルL2L≒第2の低域側雑音レベルL2Hの場合には、第1の音声信号S1に含まれている雑音および第2の音声信号S2に含まれている雑音は共に白色雑音であると判定し、第1および第2の音声信号S1,S2のうち低域側雑音レベルが小さい方を選択する。
すなわち、第1の低域側雑音レベルL1L≦第2の低域側雑音レベルL2Lの場合には第1の音声信号S1を、第1の低域側雑音レベルL1L>第2の低域側雑音レベルL2Lの場合には第2の音声信号S2を出力音声信号SOUTとして選択させる選択制御信号を生成する。
(2)ケース2
第1の低域側雑音レベルL1L≒第1の高域側雑音レベルL1H、かつ、第2の低域側雑音レベルL2L<第2の低域側雑音レベルL2Hの場合には、第1の音声信号S1に含まれている雑音は白色雑音であり、第2の音声信号S2に含まれている雑音は三角雑音であると判定し、第1の音声信号S1を出力音声信号SOUTとして選択させる選択制御信号を生成する。
逆に、第1の低域側雑音レベルL1L<第1の高域側雑音レベルL1H、かつ、第2の低域側雑音レベルL2L≒第2の低域側雑音レベルL2Hの場合には、第1の音声信号S1に含まれている雑音は三角雑音であり、第2の音声信号S2に含まれている雑音は白色雑音であると判定し、第2の音声信号S2を出力音声信号SOUTとして選択させる選択制御信号を生成する。
(3)ケース3
第1の低域側雑音レベルL1L<第1の高域側雑音レベルL1H、かつ、第2の低域側雑音レベルL2L<第2の低域側雑音レベルL2Hの場合には、第1の音声信号S1に含まれている雑音および第2の音声信号S2に含まれている雑音は共に三角雑音であると判定し、第1および第2の音声信号S1,S2のうち低域側雑音レベルが小さい方を選択する。
すなわち、第1の低域側雑音レベルL1L≦第2の低域側雑音レベルL2Lの場合には第1の音声信号S1を、第1の低域側雑音レベルL1L>第2の低域側雑音レベルL2Lの場合には第2の音声信号S2を出力音声信号SOUTとして選択させる選択制御信号を生成する。
1 事業所
2 移動無線機
1〜33 第1乃至第3の無線基地局
4 無線固定局
5 無線制御電話機
10,20 無線局自動選択装置
111〜113 第1乃至第3のハイパスフィルタ
121〜123 第1乃至第3の整流回路
13,23 雑音レベル比較回路
14,24 音声信号選択回路
211L〜213L 第1乃至第3の低域側バンドパスフィルタ
211H〜213H 第1乃至第3の高域側バンドパスフィルタ
221L〜223L 第1乃至第3の低域側整流回路
221H〜223H 第1乃至第3の高域側整流回路
1〜S3 第1乃至第3の音声信号
OUT 出力音声信号
1〜L3 第1乃至第3の雑音レベル
1L〜L3L 第1乃至第3の低域側雑音レベル
1H〜L3H 第1乃至第3の高域側雑音レベル

Claims (4)

  1. 受信入力レベルが常に一定である固定無線局(4)を含む複数の無線局(31〜33,4)を介して移動無線機(2)との間で通話を行う無線制御電話機(5)に使用するための無線制御電話機用無線局自動選択装置(10;20)であって、
    前記複数の無線局からの周波数変調信号を復調してそれぞれ得られた複数の音声信号(S1〜S3)の音声帯域周波数よりも高い周波数成分である雑音成分のレベル(L1〜L3;L1L〜L3L,L1H〜L3H)をそれぞれ検出するための雑音レベル検出手段(111〜113,121〜123;211L〜213L,211H〜213H,221L〜223L,221H〜223H)と、
    該雑音レベル検出手段によって検出された前記複数の音声信号の雑音成分のレベルに基づいて、該複数の音声信号のうち明瞭度が最も良い1つの音声信号を選択して、該選択した1つの音声信号を前記無線制御電話機に出力する音声信号選択手段(13,14;23,24)と、
    を具備することを特徴とする、無線制御電話機用無線局自動選択装置。
  2. 前記雑音レベル検出手段が、
    前記複数の音声信号の雑音成分をそれぞれ通過させる複数のハイパスフィルタ(111〜113)と、
    該複数のハイパスフィルタをそれぞれ通過した前記複数の音声信号の雑音成分のレベル(L1〜L3)をそれぞれ求める複数の整流回路(121〜123)とを備え、
    前記音声信号選択手段が、
    前記複数の音声信号のうちの1つを選択する音声信号選択回路(14)と、
    前記複数の整流回路から入力される前記複数の音声信号の雑音成分のレベルを比較して雑音成分のレベルが最も小さいものを求め、前記複数の音声信号のうち雑音成分のレベルが最も小さい音声信号を前記音声信号選択回路に選択させる雑音レベル比較回路(13)とを備える、
    ことを特徴とする、請求項1記載の無線制御電話機用無線局自動選択装置。
  3. 前記雑音レベル検出手段が、
    前記複数の音声信号の雑音成分の低域側雑音成分をそれぞれ通過させる複数の低域側バンドパスフィルタ(211L〜213L)と、
    前記複数の音声信号の雑音成分の高域側雑音成分をそれぞれ通過させる複数の高域側バンドパスフィルタ(211H〜213H)と、
    前記複数の低域側バンドパスフィルタをそれぞれ通過した前記複数の音声信号の低域側雑音成分のレベル(L1L〜L3L)をそれぞれ求める複数の低域側整流回路(221L〜223L)と、
    前記複数の高域側バンドパスフィルタをそれぞれ通過した前記複数の音声信号の高域側雑音成分のレベル(L1H〜L3H)をそれぞれ求める複数の高域側整流回路(221H〜223H)とを備え、
    前記音声信号選択手段が、
    前記複数の音声信号のうちの1つを選択する音声信号選択回路(24)と、
    前記複数の低域側整流回路から入力される前記複数の音声信号の低域側雑音成分のレベルおよび前記複数の高域側整流回路から入力される前記複数の音声信号の高域側雑音成分のレベルに基づいて前記複数の音声信号のうち明瞭度が最も良い1つの音声信号を検出し、該検出した1つの音声信号を前記音声信号選択回路に選択させる雑音レベル比較回路(23)とを備える、
    ことを特徴とする、請求項1記載の無線制御電話機用無線局自動選択装置。
  4. 前記雑音レベル比較回路が、
    前記複数の音声信号のうち低域側雑音成分のレベルと高域側雑音成分のレベルとがほぼ等しくかつ低域側雑音成分のレベルが最も小さい音声信号を前記明瞭度が最も良い1つの音声信号と選択し、
    前記複数の音声信号のうち低域側雑音成分のレベルと高域側雑音成分のレベルとがほぼ等しい音声信号がない場合には、低域側雑音成分のレベルが最も小さい音声信号を前記明瞭度が最も良い1つの音声信号と選択する、
    ことを特徴とする、請求項3記載の無線制御電話機用無線局自動選択装置。
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