JP2013026006A - 照明ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】単体で使用した場合でも、外観の低下を低減することができる照明ユニットを提供する。
【解決手段】光源20と、この光源20からの光を受光し反射させる長尺の反射部3、この反射部3の短手方向両側にそれぞれ形成され反射部3からの反射光を導光して外部に出射する第1導光部8及び第2導光部11を有する導光板2とを備える。反射部3は、光源20からの光を受光する受光面4を有し、その反対側の面に、受光した光を反射させる凹部5が形成され、この凹部5は、第1導光部8側に反射させる第1傾斜面6と第2導光部11側に反射させる第2傾斜面7とを内面に有し、第1傾斜面6及び第2傾斜面7は反射部3の長手方向に交互に形成されている。第1導光部8は、第1傾斜面6からの反射光を外部に出射する第1出射面9を凹部5側の面に有し、第2導光部11は、第2傾斜面7からの反射光を外部に出射する第2出射面12を凹部5側の面に有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明ユニットに関する。
従来から、光源と、この光源からの光を内部に伝搬させて出射面から出射する導光板を備えた照明ユニットが知られている。例えば、特許文献1で提案されている装置は、導光板の一つの端面が出射面に対して鈍角に傾斜するように形成されている。また、この導光板の端面と同一の傾斜角度で、隣接する他の装置の導光板の端面が、その出射面に対向する背面に対して鈍角に傾斜するように形成されている。さらに、この装置は、光源としてLEDが使用されており、このLEDは導光板の背面側に配置されており、LEDからの光は端面で反射して導光板内部を伝搬し出射面から出射される。
上記装置によれば、間隙を設けずに連ねて配置することができる。
特開2009−9825号公報
LEDは基板に搭載され、この基板は放熱を高める基板ケース内に収納されるのが一般的である。上記装置のように、間隙を設けずに連ねて配置すれば、導光板の背面側に配置されるLEDの基板や基板ケースを隣接する装置で隠蔽することが可能である。しかしながら、装置単体で使用する場合には、基板や基板ケースを隠蔽することが容易でなく、それらが露出する場合には見栄えが低下し外観が損なわれてしまう。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、単体で使用した場合でも、外観の低下を低減することができる照明ユニットを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の照明ユニットは、光源と、この光源からの光を受光し反射させる長尺の反射部、この反射部の短手方向両側にそれぞれ形成され前記反射部からの反射光を導光して外部に出射する第1導光部及び第2導光部を有する導光板とを備え、前記導光板の反射部は、前記光源からの光を受光する受光面を有し、その反対側の面に、受光した光を反射させる凹部が前記反射部の長手方向に連続して形成され、この凹部は、前記第1導光部側に反射させる第1傾斜面と前記第2導光部側に反射させる第2傾斜面とを内面に有し、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面は前記反射部の長手方向に交互に形成されており、前記導光板の第1導光部は、前記第1傾斜面からの反射光を外部に出射する第1出射面を前記凹部側の面に有し、前記導光板の第2導光部は、前記第2傾斜面からの反射光を外部に出射する第2出射面を前記凹部側の面に有することを特徴とする。
この照明ユニットにおいては、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とは、前記反射部の長手方向の長さが同程度に形成されていることが好ましい。
この照明ユニットにおいては、前記光源が複数であり、これら光源は前記反射部の長手方向に所定の間隔をあけて一列に前記受光面に対向して配置されており、前記反射部の凹部には、光源毎に、その光源に対応する位置に前記第1傾斜面又は前記第2傾斜面が形成されていることが好ましい。
この照明ユニットにおいては、前記反射部は、前記受光面側の面に、前記凹部とは反対側の方向に突出する凸部が前記光源の位置決めリブとして設けられており、前記光源は、前記凸部に係止されて配置されることが好ましい。
この照明ユニットにおいては、前記凹部を覆う透光性のカバーが、前記導光板に配設されていることが好ましい。
本発明の照明ユニットによれば、単体で使用した場合でも、外観の低下を低減することができる。
本発明の照明ユニットの一実施形態を示す断面図である。 図1の照明ユニットの導光板の要部拡大斜視図である。 図1の照明ユニットの平面図である。 図1の照明ユニットに、ケースを配設した斜視図である。 図4の照明ユニットの分解斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の照明ユニットの一実施形態を示す断面図であり、図2は、図1の照明ユニットの導光板の要部拡大斜視図である。図3は、図1の照明ユニットの平面図である。
本実施形態の照明ユニット1は、図1に示されるように、光源20と導光板2とを備えている。この照明ユニット1は単体で使用可能であり、複数を連続配置して使用することもできる。
光源20は、例えば、LEDなどの発光素子21で構成され、導光板2に向かって光を出射する。発光素子21は、基板22に搭載されており、基板22は基板ケース23に収納されている。基板22は帯状に形成されており、発光素子21が複数、所定間隔をあけて一列に搭載されている。
基板ケース23は、例えば、合成樹脂製又は金属製などの剛性部材で構成される。本実施形態の基板ケース23は、長方形状の底壁24と、この底壁24の外周四辺から立ち上がる長方形状の周側壁25とで構成され、底壁24の対向面は開口26を有している。発光素子21を搭載した基板22は、基板ケース23の開口26側に発光素子21が配置されるように基板ケース23の底壁24に配設される。
発光素子21は導光板2に対向して配置され、基板ケース23の開口26を通して発光素子21から導光板2に光が照射される。
導光板2は、発光素子21からの光を受光し、内部で反射、導光させ、外部に出射するものであり、透光性を有し屈折率の高いアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの合成樹脂で構成される。ガラスなどの部材で構成することもできる。
導光板2は、発光素子21からの光を受光し反射させる長尺の反射部3と、反射部3からの反射光を導光して外部に出射する第1導光部8及び第2導光部11とを有する。反射部3は、導光板2の略中央部分に形成され、第1導光部8及び第2導光部11はそれぞれ反射部3を挟むように反射部3の短手方向両側に形成されている。
反射部3は、一方の面に、発光素子21からの光を受光する受光面4が形成され、反対側の面に、受光した光を反射させる凹部5がその長手方向に連続して形成されている。
凹部5は、第1導光部8側に反射させる第1傾斜面6と前記第2導光部11側に反射させる第2傾斜面7とを内面に有している。第1傾斜面6は、後述する第1出射面9に対して傾斜角度θ1で鈍角に傾斜しており、第2傾斜面7は、後述する第2出射面12に対して傾斜角度θ2で鈍角に傾斜している。そして、これら第1傾斜面6及び第2傾斜面7は、反射部3の長手方向に交互に連続して形成されている。このように凹部5には、傾きの異なる2種の傾斜構造が反射部3の長手方向に交互に連続して形成されている。
傾斜角度θ1と傾斜角度θ2は、導光板2内部に入射する光の反射効率などを考慮して適宜設定される。好ましくは120°〜150°である。図1では、傾斜角度θ1、傾斜角度θ2ともに130°に設定されているが、傾斜角度は互いに異なっていてもよい。また、複数ある第1傾斜面6も各々傾斜角度が異なっていてもよい。同様に、複数ある第2傾斜面7についても各々傾斜角度が異なっていてもよい。
第1傾斜面6と第2傾斜面7には、鏡面仕上げ、白色仕上げ、銀蒸着などの処理によって光反射パターンを形成することもできる。かかる光反射パターンを形成することで、導光板2内部に入射する光を効果的に反射させることができる。また、第1傾斜面6と第2傾斜面7には、断面視V字状の溝条を複数列設けるなど拡散パターンを形成することもできる。拡散パターンを形成することで、第1傾斜面6と第2傾斜面7からも第1出射面9や第2出射面12と同様、外部に光を出射させることができ、凹部5の明るさを第1導光部8や第2導光部11と同程度の明るさとすることができる。これによって、凹部5と第1導光部8及び第2導光部11との明暗差が低減して凹部5が目立たなくなるなど外観を向上させることができる。
第1傾斜面6と第2傾斜面7は、図3に示されるように、第1傾斜面6の反射部3の長手方向の長さL1と第2傾斜面7の反射部3の長手方向の長さL2とを同程度とすることができる。これによって、反射部3において発光素子21からの光を第1導光部8と第2導光部11に略均等に反射させ、第1導光部8と第2導光部11とでは同程度の明るさが実現される。
第1導光部8は、第1傾斜面6からの反射光を外部に出射する第1出射面9を有しており、この第1出射面9は、凹部5と同じ側の面に形成されている。第1導光部8の第1出射面9の反対側の面10には、反射部3から離れるにしたがって徐々に第1出射面9に近づくなど第1出射面9に対して傾斜する傾斜面が形成されている。このため、第1出射面9とその反対側の面10との間の間隔は、反射部3側において広く、その反対側において狭くなっており、第1導光部8は、先細の形状(楔形形状ともいう)を有している。
第1傾斜面6からの反射光は、第1導光部8内部を繰り返し反射によって第1出射面9に沿って導光しながら、第1出射面9から外部に出射される。第1出射面9の反対側の面10は第1出射面9に対して傾斜しているので、反射光の繰り返し反射による減衰が抑えられる。この効果を高めるために、第1出射面9の反対側の面10に光拡散面を設けることができる。光拡散面は、例えば、反射シートを傾斜面に貼着したり反射性の物質を傾斜面に印刷ないし蒸着したりすることによって構成することができる。また、反射部3の長手方向と平行な方向に延びる断面視V字状の溝条を反射部3からその反対側に向かって複数列形成することによって構成することもできる。このような光拡散面は第1導光部8全長にわたって設けることができる。
第2導光部11についても、第1導光部8の第1出射面9に相当する、第2傾斜面7からの反射光を外部に出射する第2出射面12を有しており、この第2出射面12は、凹部5と同じ側の面に形成されている。そして、第1導光部8と同様、第2導光部11の第2出射面12の反対側の面13には、反射部3から離れるにしたがって徐々に第2出射面12に近づくなど第2出射面12に対して傾斜する傾斜面が形成されており、第2導光部11は、先細の形状を有している。
第2傾斜面7からの反射光は、第2導光部11内部を繰り返し反射によって第2出射面12に沿って導光しながら、第2出射面12から外部に出射される。第2出射面12の反対側の面13は第2出射面12に対して傾斜しているので、反射光の繰り返し反射による減衰が抑えられる。この効果を高めるために、第2出射面12の反対側の面13についても、上記した光拡散面を設けることができる。
本実施形態の照明ユニット1は、その凹部5に、図3に示されるように、発光素子21毎に、その発光素子21に対応する位置に第1傾斜面6又は第2傾斜面7が形成されている。このような構成においては、一つの基板22に搭載された複数の発光素子21からの光を、発光素子21毎に、第1導光部8又は第2導光部11に反射させることができるので効率がよい。
また、本実施形態の照明ユニット1においては、発光素子21が導光板2の受光面4に対向して配置されているが、位置ズレを防ぎ、より安定して配置させるために、位置決め用リブ30を設けることができる。
位置決め用リブ30は、図1−3に示されるように、反射部3の受光面4の短手方向両端部に、長手方向に延び、凹部5とは反対側の方向に突出する平板状の凸部31として導光板2に一体に形成されている。図1に示されるように、凸部31に基板ケース23の周側壁25の端縁を当接するなどして発光素子21を係止することで、発光素子21を受光面4に対向する位置に安定して配置することができる。
また、本実施形態の照明ユニット1は、図1に示されるように、凹部5を覆うカバー32を導光板2に配設することができる。カバー32は、透明又は半透明のアクリル樹脂やポリカーボネートなどの透光性を有する材料で形成されており、長方形状に形成されている。このようなカバー32を透光性を有する接着剤などを用いて導光板2に固定して凹部5を覆うことで、第1傾斜面6や第2傾斜面7の傾斜構造が目立ちにくくなり、外観を向上させることができる。
さらに本実施形態では、照明ユニット1において、図4−5に示されるように、導光板2を保持し、基板ケース23を固定するケース40を設けることができる。このようなケース40は、例えば、合成樹脂製又は金属製などの剛性部材で構成される。本実施形態のケース40は、導光板2を基板ケース23側から覆うものであり、長方形状の底板41と、この底板41の両端部から立ち上がる長方形状の側板42とから断面視略コ字状に形成されている。底板41には、図5に示されるように、略中央部分に、基板ケース23に対応する大きさの開口43が形成されている。
導光板2がケース40で覆われた状態においては、底板41の開口に基板ケース23が嵌め込まれ、ケース40の底板41と基板ケース23の底壁24が同一面上に形成され、良好な外観が実現される。
以上のように本実施形態の照明ユニット1は、光源20からの光を受光する反射部3が第1導光部8と第2導光部11の間に形成されている。このため、照明ユニット1を単体もしくは複数を連続して配置する場合に関わらず、光源20を構成する発光素子21を搭載する基板22や基板ケース23を第1導光部8と第2導光部11で隠蔽することができ、外観の低下を低減することができる。また、一つの基板22に搭載された発光素子21の光を反射部3によって第1導光部8と第2導光部11とに2方向に反射、導光させて出射させることができるので効率がよく、しかも導光板2の薄型化を図ることができるという利点を有する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において各種の変更が可能である。例えば、上記した照明ユニットにおいては、反射部が導光板の略中央部分に形成されているが、反射部は第1導光部寄り又は第2導光部寄りに形成することもできる。
1 照明ユニット
2 導光板
3 反射部
4 受光面
5 凹部
6 第1傾斜面
7 第2傾斜面
8 第1導光部
9 第1出射面
11 第2導光部
12 第2出射面
20 光源
30 位置決め用リブ
31 凸部
32 カバー

Claims (5)

  1. 光源と、この光源からの光を受光し反射させる長尺の反射部、この反射部の短手方向両側にそれぞれ形成され前記反射部からの反射光を導光して外部に出射する第1導光部及び第2導光部を有する導光板とを備え、前記導光板の反射部は、前記光源からの光を受光する受光面を有し、その反対側の面に、受光した光を反射させる凹部が前記反射部の長手方向に連続して形成され、この凹部は、前記第1導光部側に反射させる第1傾斜面と前記第2導光部側に反射させる第2傾斜面とを内面に有し、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面は前記反射部の長手方向に交互に形成されており、前記導光板の第1導光部は、前記第1傾斜面からの反射光を外部に出射する第1出射面を前記凹部側の面に有し、前記導光板の第2導光部は、前記第2傾斜面からの反射光を外部に出射する第2出射面を前記凹部側の面に有することを特徴とする照明ユニット。
  2. 前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とは、前記反射部の長手方向の長さが同程度に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
  3. 前記光源が複数であり、これら光源は前記反射部の長手方向に所定の間隔をあけて一列に前記受光面に対向して配置されており、前記反射部の凹部には、光源毎に、その光源に対応する位置に前記第1傾斜面又は前記第2傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明ユニット。
  4. 前記反射部は、前記受光面側の面に、前記凹部とは反対側の方向に突出する凸部が前記光源の位置決めリブとして設けられており、前記光源は、前記凸部に係止されて配置されることを特徴とする請求1から3のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  5. 前記凹部を覆う透光性のカバーが、前記導光板に配設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の照明ユニット。
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