JP2013024159A - ロータリー圧縮機 - Google Patents

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JP2013024159A
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Takamichi Tomoto
隆道 戸本
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Abstract

【課題】ベーン下部の軸受け部分に設けた給油穴とベーンに設けた溝を流路とし、ベーンの摺動部を潤滑させながら、圧縮機構の吸入側へ間欠給油することで、ベーンの焼き付きや異常磨耗を防止する。
【解決手段】シリンダ5内にはシリンダ室が形成され、シリンダ室は上軸受と下軸受とで閉塞され、シリンダ室が、ベーン2により、高圧側圧縮室と、吸入穴が開口する低圧側圧縮室とに区画されたロータリー圧縮機であって、ベーン2が往復運動する部分と接する前記下軸受端面部に給油穴4を設け、ベーン2は、オイル溜り用の下側オイル溝8を有し、給油量調整目的とした溝をベーン2の側面から上部にかけて有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機や冷蔵庫等の冷凍機器に用いられるロータリー圧縮機に関するものである。
従来からロータリー圧縮機について、ベーン摺動面の摩耗状況を改善するためにオイルを積極的にベーン摺動面へ導き、潤滑性を向上させる手法がとられている。
図6は特許文献1に記載された従来の潤滑性を向上させる手法を表しており、吸入穴109とオイル溜まり112は、フィルター122、供給管123、ホルダー124、穴125で繋がっている。
特開平07−063183号公報
しかしながら、前記従来の構成では常時差圧がついた状態であるため運転条件による圧力差によってオイル供給量の変化も大きく、差圧が大きい場合は過剰なオイルが供給され、性能が不安定になるといった課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、圧力差を利用しながらも間欠式給油でオイル供給量を制御し、潤滑性の向上も確保しながら性能の安定化を可能とする。
前記従来の課題を解決するために本発明のロータリー圧縮機は、ベーンが往復運動する部分と接する下軸受端面部に給油穴を設け、ベーン下部にはオイル溜り用の溝を設けた。さらに、ベーンに給油量を調整するために、ベーンがシリンダのベーン溝から飛び出したときにシリンダの吸入側と連通する溝をベーンの側面から上部にかけて設けた。
これにより、ベーンに設けた給油調整用の溝が低圧のシリンダ吸入側と連通した時に周囲の高圧オイルとの差圧が発生し、この差圧を利用して下軸受端面部に設けた給油穴からベーン部分に間欠給油することが可能となる。
本発明の密閉型圧縮機は、ベーン摺動面の潤滑性を向上させ高信頼性かつ性能改善に優れた効果をもたらすことができる。
本発明の実施の形態1におけるオイル供給無時の状態を示す図 本発明の実施の形態1におけるオイル供給時の状態を示す図 本発明の実施の形態1におけるピストン位置135°時の状態を示す図 本発明の実施の形態1におけるピストン位置225°時の状態を示す図 (a)本発明の実施の形態1におけるベーンの左側面図(b)本発明の実施の形態1におけるベーンの上面図(c)本発明の実施の形態1におけるベーンの右側面図 従来の密閉型圧縮機の構成図
第1の発明は、シリンダ内にはシリンダ室が形成され、前記シリンダ室は上部軸受と下部軸受とで閉塞され、前記シリンダ室が、ベーンにより、高圧側圧縮室と、吸入穴が開口する低圧側圧縮室とに区画されたロータリー圧縮機であって、前記ベーンが往復運動する部分と接する前記下軸受端面部に給油穴を設け、前記ベーンは、オイル溜り用の溝を下部に有し、給油量調整目的とした溝を前記ベーンの側面から上部にかけて有する。これにより、ベーンに設けた給油量調整用の溝が低圧のシリンダ吸入側と連通した時に周囲の高圧オイルとの差圧が発生し、この差圧を利用して下軸受端面部に設けた給油穴からベーン部分に給油することが可能となる。給油量調整用の溝を設けておくことでオイルの過剰供給を防ぐことが可能となる。
第2の発明は、前記給油溝の直径は、前記ベーン幅より1mm以上小さい。これにより、第1の発明と同様の効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるオイル供給無時の状態を示す図である。図2は、本発明の実施の形態1におけるオイル供給時の状態を示す図である。図3は、本発明の実施の形態1におけるピストン位置135°時の状態を示す図である。図4は、本発明の実施の形態1におけるピストン位置225°時の状態を示す図である。図5は、(a)本発明の実施の形態1におけるベーンの左側面図(b)本発明の実施の形態1におけるベーンの上面図(c)本発明の実施の形態1におけるベーンの右側面図である。
上軸受、シリンダ5、ピストン6、下軸受、ベーン2で囲まれる圧縮室に入った冷媒は、シャフト7の回転により、シャフト7外周部に嵌められたピストン6の外周部がシリンダ5の内周部に沿うかたちで回転することにより圧縮される。そして、圧縮された冷媒は、吐出ポート(図示せず)より吐出される。圧縮機構部1の下部には、メカ部品潤滑のためのオイルが封入されている。
ベーン2が往復運動する部分と接する下軸受端面部には、ベーン2の幅より1mm以上小さい直径を持つ給油穴4を設け、ベーン2下部には下側オイル溝8を設けた。さらに、ベーン2には給油量調整目的として側面オイル溝9、上側オイル溝10を設けた。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その作用を説明する。
圧縮機が運転されると、シャフト7、ピストン6の回転に合わせてベーン2が往復運動を始める。ベーン2には、ベーン2の側面から上部にかけて給油量調整を目的とした複数の溝が設けられている。
ベーン2が往復運動し、給油量調整溝がシリンダ5の吸入側と連通すると圧縮機下部に貯留された高圧のオイルが、下軸受端面に設けた給油穴4から吸い込まれ、一旦、ベーン2の下部に設けた下側オイル溝8に貯留された後、給油量調整用の側面オイル溝9、および上側オイル溝10を通じてシリンダ5内に排出される。
通常の圧縮機は、ピストン6の位置が225°付近で圧縮ガスが吐出ポートから排出され始めるがこのとき最も負荷が高くなる。このため、本発明では、圧縮機の負荷が上がり始めるピストン位置135°〜225°の間に給油量調整溝が連通し給油が行えるように溝を配置した。これにより、常時、ベーン2の下部にオイルが供給された状態を保つこと
が可能となり、ベーン2の焼き付きや異常磨耗を防ぐことが可能となる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、ベーン摺動面の潤滑性を向上させ高信頼性かつ性能改善が可能となるので、空気調和器や冷蔵庫等の冷凍機器に用いられる密閉型圧縮機の用途に適用できる。
1 圧縮機構部
2 ベーン
4 給油穴
5 シリンダ
6 ピストン
7 シャフト
8 下側オイル溝
9 側面オイル溝
10 上側オイル溝

Claims (2)

  1. シリンダ内にはシリンダ室が形成され、
    前記シリンダ室は上軸受と下軸受とで閉塞され、
    前記シリンダ室が、ベーンにより、高圧側圧縮室と、吸入穴が開口する低圧側圧縮室とに区画されたロータリー圧縮機であって、
    前記ベーンが往復運動する部分と接する前記下軸受の端面部に給油穴を設け、
    前記ベーンは、オイル溜り用の溝を下部に有し、給油量調整目的とした溝を前記ベーンの側面から上部にかけて有するロータリー圧縮機。
  2. 前記給油穴の直径は、前記ベーン幅より1mm以上小さい請求項1に記載のロータリー圧縮機。
JP2011160581A 2011-07-22 2011-07-22 ロータリー圧縮機 Withdrawn JP2013024159A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023248325A1 (ja) * 2022-06-21 2023-12-28 東芝キヤリア株式会社 圧縮機、および冷凍サイクル装置

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Effective date: 20141007