JP2013023983A - 作業機及び作業機の機能取得システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】作業機は、作業機に搭載された機能毎の機能データが保存された管理サーバから携帯端末を介して各機能に対応した機能データを取得するデータ取得手段と、データ取得手段で取得した機能データに基づいて各機能の制御を行う制御手段とを備えたている。データ取得手段で取得した機能データを保存する機能データ保存手段を備えている。データ取得手段は、管理サーバに保存された複数の機能データのうち管理サーバが許可した機能データのみを取得する。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、簡単に作業機の機能に対応した機能データを取得することができる作業機及び作業機の機能取得システムを提供することを目的とする。
即ち、請求項1に係る作業機は、作業機に搭載された機能毎の機能データが保存された管理サーバから携帯端末を介して各機能に対応した機能データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段で取得した前記機能データに基づいて各機能の制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3に係る作業機は、前記データ取得手段は、前記管理サーバに保存された複数の機能データのうち管理サーバが許可した機能データのみを取得することを特徴とする。
請求項4に係る作業機の機能取得システムは、作業機に搭載された機能毎の機能データが保存された管理サーバと、前記管理サーバから機能データを取得して前記作業機に送信する携帯端末と、前記作業機に設けられ且つ各機能の制御が可能な制御装置とを備え、前記制御装置は、携帯端末を介して各機能に対応した機能データを取得するデータ取得手段を備えていて、前記データ取得手段で取得した前記機能データに基づいて各機能の制御を行うことを特徴とする。
請求項6に係る作業機の機能取得システムは、前記データ取得手段は、前記管理サーバに保存された複数の機能データのうち管理サーバが許可した機能データのみを取得することを特徴とする。
。
請求項2及び5によれば、管理サーバから取得した機能データを用いて繰り返し機能を実行することができる。
図1は、作業機の機能取得システムの全体図を示したものである。
作業機の機能取得システム1では、例えば、まず、作業機2を使用する作業者が所有する携帯端末4を用いて管理サーバ3にアクセスを行い、機能データを管理サーバ3から携帯端末4へダウンロードする。そして、ダウンロードした作業機2の機能データを作業機2に送信することによって作業機2の機能を作動させるようにしたものである。
管理サーバ3には、作業機2に搭載された機能を作動させるための複数の機能データが保存(記憶)されている。各機能データは作業機2の各機能に対応したものであって機能を制御(作動)するための制御プログラムや制御パラメータ、機能の作動を有効にするためのフラグなどである。
管理サーバ3に保存された各機能の制御プログラムを携帯端末4に送信するに際しては、管理サーバ3の送信許可が必要であって、各機能の制御プログラムの送信は管理サーバ3によって管理されている。
ると、当該管理サーバ3は、購入者(ユーザ)が指定する携帯端末4に要求された制御プログラムを送信する。一方で、売買が成立していない場合(制御プログラムを取得するための代金の支払いが完了していない)は、ユーザが指定する携帯端末4には制御プログラムを送信しない。
制御プログラムの携帯端末4への送信は、管理サーバ3に備えられた機能データ送信手段40によって行われる。この機能データ送信手段40は、管理サーバ3に格納されたプログラム等から構成されている。
例えば、種別情報として「M0003」を管理サーバ3が受信すると、送信手続処理では、携帯端末4から「アーム高さ制限用制御プログラム」が要求されたものとする。そして、ユーザが「アーム高さ制限用制御プログラム」についての代金の支払いが完了しているか否かを判断する。
この機能データ受信手段50は、携帯端末4に格納されたプログラム等から構成されている。機能データ受信手段50によって制御プログラムを受信すると、携帯端末4は記憶部(例えば、不揮発性メモリ)51に受信した制御プログラムを記憶する。加えて、携帯
端末4は、タッチパネル式の表示部52などに記憶部51に記憶している制御プログラムのアイコンを表示する。このアイコンは制御プログラムがそれぞれ区別できるように種別毎に異なる文字又は絵柄を有するものとなっている。
なお、携帯端末4は、管理サーバ3やバックホー2と通信可能なものであればよく、無線通信を用いて管理サーバ3やバックホー2とデータ通信が可能な無線装置である。例えば、携帯端末4は、持ち運びが容易で無線通信が可能なPDA(Personal Data Assistance)、タブレットPC(TabletPC)等であればよく、電話機能を有するスマーフォン(Smartphone)や携帯電話を含むものである。
次に、携帯端末4からバックホー2に制御プログラム(機能データ)を送信する処理をバックホー2と共に説明する。
図7に示すように、バックホー2は、下部の走行装置10と、上部の旋回体11とを備えている。
走行装置10は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体12を備え、両走行体12を走行モータで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。また、該走行装置10の前部にはドーザ13が設けられている。
運転席17の前方には、バックホー2の各種情報が表示可能で且つバックホー2の様々な設定が可能な表示装置18が設置(固定)されている。
整することによって、当該制御弁への作動油の流量が変化するものとなっている。
上述したAI機能、流量調整機能、ブームの高さ制限機能、アームの高さ制限機能を例にとり、制御装置30(制御手段)による各機能の制御について説明する。各機能の制御を行う制御装置30には各機能に対応した制御プログラムが格納されているものとする。
具体的には、制御装置30によるAI機能では、操作レバー33を中立位置にしてアイドルスイッチのオン信号が入力されると、アクセルレバーの操作量に関わらず、オートアイドルモータにアイドル信号を出力してオートアイドルモータを駆動し、エンジン回転数をアイドル回転数にする。また、制御装置30によるAI機能では、操作レバー33を前後又は左右に揺動してアイドルスイッチのオフ信号を入力すると、アクセル位置の信号に基づきオートアイドルモータに作動信号を出力してオートアイドルモータを駆動する。オートアイドルモータを駆動するとガバナレバーが作動しエンジン回転数が、アクセルレバーに対応した回転数になる。
制御装置30による流量調整機能では、例えば、操作レバー33を中立位置より一方(左側)に揺動させて左側の操作量を入力すると、操作したアクチュエータに対応する電磁比例弁のソレノイドに所定値の電流(作動信号)を出力する。そうすると、電磁比例弁は電流値に応じて開き、操作したアクチュエータに対応する制御弁のパイロット圧が制御され、アクチュエータが一方に動作する。また、操作レバー33を中立位置より上記とは反対側に揺動させて右側の操作量を入力すると、左側に揺動したときとは反対側にアクチュエータを動作させる。ここで流量調整機能による操作部材の操作量と比例電磁弁の電流値との関係は、バックホー2に設置された表示装置18により行うことができる。
が上限値又は下限値に達した際には、制御装置30は、アームシリンダ26に作動油を供給する制御弁に対してパイロット圧(パイロット油)を供給する電磁比例弁又は電磁弁のソレノイドを消磁することによってアーム23の掻き込み動作を停止させる。なお、上述したように、各機能の制御は、1台の制御装置30で行ってもよいし、複数の制御装置30で行ってもよい。
この制御装置30は、データ取得手段32と、当該制御装置30等に設けられた記憶部31から構成された機能データ保存手段とを備えている。データ取得手段32は、制御装置30に格納されたプログラム等から構成されている。
図3に示すように、携帯端末4を操作して当該携帯端末4から制御装置30(送受信部34)に、制御プログラム等のデータの送信指令が行われたとき、データ取得手段32は、携帯端末4からの送信指令に応じて、制御プログラムが受信できる状況であれば、データ送信許可を携帯端末4に送信する。携帯端末4はデータ送信許可を受信すると、制御装置30に要求された制御プログラムを送信し、データ取得手段32は携帯端末4から制御プログラムを取得する。
ここで、制御プログラムが流量調整機能である場合、制御パラメータは、操作部材の操作量と比例電磁弁の電流値との関係であり、また、制御プログラムがアームの角度制限である場合、制御パラメータは、アームの角度の上限値及び下限値である。つまり、制御パラメータは制御プログラムを適切に実行するために必要であり、このような制御パラメータも機能データとすることができる。
2 作業機
3 管理サーバ
4 携帯端末
5 記憶部
10 走行装置
11 旋回体
12 走行体
13 ドーザ
14 旋回ベアリング
15 旋回台
16 作業装置
17 運転席
18 表示装置
20 支持ブラケット
21 スイングブラケット
22 ブーム
23 アーム
24 バケット
25 ブームシリンダ
26 アームシリンダ
27 バケットシリンダ
30 制御装置
31 記憶部
32 データ取得手段
33 操作レバー
34 送受信部
40 機能データ送信手段
50 機能データ受信手段
51 記憶部
52 表示部
Claims (6)
- 作業機に搭載された機能毎の機能データが保存された管理サーバから携帯端末を介して各機能に対応した機能データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段で取得した前記機能データに基づいて各機能の制御を行う制御手段とを備えことを特徴とする作業機。
- 前記データ取得手段で取得した機能データを保存する機能データ保存手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の作業機。
- 前記データ取得手段は、前記管理サーバに保存された複数の機能データのうち管理サーバが許可した機能データのみを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機。
- 作業機に搭載された機能毎の機能データが保存された管理サーバと、
前記管理サーバから機能データを取得して前記作業機に送信する携帯端末と、前記作業機に設けられ且つ各機能の制御が可能な制御装置とを備え、
前記制御装置は、
携帯端末を介して各機能に対応した機能データを取得するデータ取得手段を備えていて、前記データ取得手段で取得した前記機能データに基づいて各機能の制御を行うことを特徴とする作業機の機能取得システム。 - 前記制御装置は、前記データ取得手段で取得した機能データを保存する機能データ保存手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の作業機の機能取得システム。
- 前記データ取得手段は、前記管理サーバに保存された複数の機能データのうち管理サーバが許可した機能データのみを取得することを特徴とする請求項4又は5に記載の作業機の機能取得システム。
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