JP2013019553A - 竪型炉のレンガ支持構造 - Google Patents
竪型炉のレンガ支持構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013019553A JP2013019553A JP2011150757A JP2011150757A JP2013019553A JP 2013019553 A JP2013019553 A JP 2013019553A JP 2011150757 A JP2011150757 A JP 2011150757A JP 2011150757 A JP2011150757 A JP 2011150757A JP 2013019553 A JP2013019553 A JP 2013019553A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brick
- castable
- supported
- hearth
- radial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
【課題】外筒壁部と炉蓋の接続部における耐火レンガ部を平坦面で形成して応力集中を回避して亀裂や破損を防止できる竪型炉のレンガ支持構造を提供する。
【解決手段】接続部は、冷却媒体の流通のための環状流路が形成された金属製のジャケット9と、周方向の複数位置でジャケットの底部から垂下して設けられた金属製の吊下部材9Bと、吊下部材で補強そして支持されるキャスタブル部12と、周方向で隣接するキャスタブル部同士間に配されてキャスタブル部により支持される耐火レンガ部13とを有し、キャスタブル部は周方向両側の側面が下方に向け該側面同士間の幅を増大するように傾斜する周方向傾斜支持面を形成し、耐火レンガ部が該キャスタブル部の周方向傾斜支持面に接面することで支持される周方向傾斜被支持面を有している。
【選択図】図3
【解決手段】接続部は、冷却媒体の流通のための環状流路が形成された金属製のジャケット9と、周方向の複数位置でジャケットの底部から垂下して設けられた金属製の吊下部材9Bと、吊下部材で補強そして支持されるキャスタブル部12と、周方向で隣接するキャスタブル部同士間に配されてキャスタブル部により支持される耐火レンガ部13とを有し、キャスタブル部は周方向両側の側面が下方に向け該側面同士間の幅を増大するように傾斜する周方向傾斜支持面を形成し、耐火レンガ部が該キャスタブル部の周方向傾斜支持面に接面することで支持される周方向傾斜被支持面を有している。
【選択図】図3
Description
本発明は、竪型炉の炉蓋におけるレンガ支持構造に関する。
竪型炉は、鉛直な軸線に対し半径方向に拡がる面を形成し軸線位置の中央部に落下孔が形成された環板状の炉床と、該炉床の外周部から立ち上がり円筒状に形成された外筒壁部と、該外筒壁部の上端側を塞ぐ炉蓋とを有している。
かかる竪型炉では、上記炉蓋が、外筒壁部の上端周縁に接続されていて外筒よりも半径方向内方で炉床の上方に位置する環板状部と、該環板状部の内周縁から垂下し上記外筒壁部と同心をなす内筒壁部と、該内筒壁部の下端周縁と接続部を介して接続され内筒壁部よりも半径方向内方で落下孔の上方に位置する円板状の天板部とを有していて、上記炉床、外筒壁部そして炉蓋の内筒壁部及び天板部とで加熱空間を形成しており、該炉蓋は、加熱処理されるべき原料の供給管が環状板部に接続されていると共に、加熱ガス供給装置と燃料供給装置の少なくとも一方が天板部に設けられている。
このように形成される竪型炉では、上記炉床上へ供給管から供給された原料が加熱空間における加熱ガスにより加熱される。したがって、炉蓋の上記接続部は高温にさらされる。
このような竪型炉は、特許文献1で知られており、高温にさらされる上記接続部を冷却するための金属製の環状のジャケットを備えている。該ジャケットの底面からは、下方に向け幅を広げる楔状部が形成された吊下金属板が垂下していて、該吊下金属板の上記楔状部で加熱空間に面する耐火レンガを吊下支持している。上記ジャケットの環状の底面の直下で上記吊下金属板で支持される耐火レンガは、周方向で複数に分割形成されている。特許文献1では、分割された各レンガは二つの吊下金属板で支持されている。該吊下金属板は、ジャケットに接する上端面で該ジャケットにより冷却される。耐火レンガは、その上部で上記楔状部により支持されていて、その下方に大きく延びる部分は、これに対応する位置には吊下金属板は存在しておらず、何ら支持されていない。したがって、耐火レンガは上記楔状部に対応する部分が切欠き状をなしていて、それより下方の部分は、何ら吊下金属板による吊下支持を受けることなく、上記楔状部を露呈させないよう包囲した段状の形態をなしている。
特許文献1では、接続部における耐火レンガは上下方向では一つのレンガとして形成されており、加熱空間からの熱をこの一つの耐火レンガで直接受けてこれに耐えるためには、該耐火レンガは上下方向での寸法、すわわち厚みは十分に大きくなくてはならない。一般に、レンガは、比重が大きく、したがって、上記耐火レンガは自重が大きく、その結果、耐火レンガの内部応力は大きい。
竪型炉では外筒壁部と内筒壁部の間で炉床上へ原料が堆積層を形成する。したがって、内筒壁部の下端周縁と天板部の外周縁とを接続する接続部は、上記堆積層の重量による大きな圧力を炉の半径方向内方に向けることとなる。しかも、通常、炉床は静止せる接続部に対して相対的に回転しており、接続部は原料との間での摩擦も受ける。さらには、原料は、半径方向内方に向け作動するプッシャにより炉床中心の落下口に向けて押されるので、接続部には、この力によっても原料を介して圧力を受けることとなる。
接続部は、吊下金属板を包囲するような段状に切り欠かれた形態をなしているので、高温での熱応力に加えて自重による応力、さらには、上記各外力を受けると、特に半径方向外側部分、すなわち、原料の堆積層に接する部分で上述の諸圧力を受けて、段状の角部分での応力集中に起因して亀裂さらには破損が生じて部分的に脱落することがある。これは、炉自体の耐火性に問題を生ずる。しかも、耐火レンガは、限られた大きさの吊下金属板と部分的にしか接面していないので、被支持面が小さく、上記応力集中をさらに大きくしている。
本発明は、かかる事情に鑑み、接続部における耐火レンガ部を単純な平坦面で形成して応力を極力小さくすると共に応力集中を回避して亀裂や破損を未然に防止できる竪型炉のレンガ支持構造を提供することを課題とする。
本発明に係る竪型炉のレンガ支持構造では、鉛直な軸線に対し半径方向に拡がる面を形成し軸線位置の中央部に落下孔が形成された環板状の炉床と、該炉床の外周部位置で上方に延びる円筒状の外筒壁部と、該外筒壁部の上端側を塞ぐ炉蓋とを有し、上記炉蓋が、外筒壁部の上端周縁に接続されていて外筒部より半径方向内方で炉床の上方に位置する環板状部と、該環板状部の内周縁から垂下し上記外筒壁部と同心をなす内筒壁部と、内筒壁部よりも半径方向内方で落下孔の上方に位置する円板状の天板部と、上記内筒壁部の下端周縁と該天板部の外周縁を接続する接続部とを有していて、上記炉床、外筒壁部そして炉蓋の内筒壁部及び天板部とで加熱空間を形成しており、該炉蓋は、加熱処理されるべき原料の供給管が環状板部に接続されていると共に、加熱ガス供給装置と燃料供給装置の少なくとも一方が天板部に設けられており、炉床の落下孔の内周縁から筒状をなして垂下し内部に焼成空間を形成する焼成筒部とその下方で冷却空間を形成する冷却筒部が設けられている。
かかる竪型炉のレンガ支持構造において、本発明では、接続部は、内部に冷却媒体の流通のための環状流路が形成された金属製のジャケットと、周方向の複数位置で上記ジャケットの底部から垂下して設けられた金属製の吊下部材と、該吊下部材で補強そして支持されるキャスタブル部と、周方向で隣接するキャスタブル部同士間に配されて該キャスタブル部により支持される耐火レンガ部とを有し、上記キャスタブル部は周方向両側の側面が下方に向け該側面同士間の幅を増大するように傾斜する周方向傾斜支持面を形成し、上記耐火レンガ部が該キャスタブル部の周方向傾斜支持面に接面することで支持される周方向傾斜被支持面を有していることを特徴としている。
このような構成の本発明によると、吊下部材と一体に成形されるキャスタブル部の周方向傾斜支持面そしてこれに接面して支持される耐火レンガ部の周方向傾斜被支持面は、単純な平坦面を傾斜させることで形成されており、しかも大面積とすることができるので、耐火レンガ部の内部応力が小さくなると共に集中応力も生じなくなり、強度を確保でき、亀裂や部分破損等の生ずるおそれはきわめて小さくなる。したがって、本発明によると、耐火レンガ部の周方向寸法を大きくしたときでも、周方向の熱膨張も、上記周方向傾斜被支持面が大面積なので、キャスタブル部との間での接触にもとづく周方向での熱応力が低くなる。
本発明において、耐火レンガ部は、半径方向で、内側レンガ、中間レンガそして外側レンガの複数のレンガに分割されていることが好ましい。こうすることにより、各レンガの自重、したがって自重にもとづく内部応力が小さくなる。
また、本発明において、複数に分割されたレンガは、半径方向中間部に位置する中間レンガが半径方向で内側そして外側の少なくとも一方の端面に、下方に向け端面同士間の距離を増大するように傾斜する半径方向傾斜面を形成し、半径方向で該中間レンガの両側に位置する内側レンガそして外側レンガが上記中間レンガの半径方向傾斜面と接面することが好ましい。こうすることにより、分割レンガ同士でも、上記半径方向傾斜面で自重を支持することとなる。
さらに、本発明では、内側レンガは、半径方向でキャスタブル部の内面よりも内方に突出する突出部を有し、該突出部は、周方向両側の側面に、該突出部よりも半径方向外方に形成されている周方向傾斜被支持面とは逆に傾斜している周方向傾斜副支持面を有し、キャスタブル部の上記内面には、上記突出部の突出量と等しい半径方向寸法の副耐火レンガが取り付けられており、該副耐火レンガは、周方向で該副耐火レンガの両側に隣接して位置する上記内側レンガの突出部の周方向傾斜副支持面と接面して支持される周方向傾斜副被支持面を有していることが好ましい。こうすることにより、副耐火レンガがキャスタブル部の半径方向内面を加熱空間の熱から保護することができる。また、この副耐火レンガは、周方向両側に位置する内側レンガの突出部で支持されることとなる。
本発明は、以上のように、周方向の複数位置で環状のジャケットの底部から垂下して設けられた金属製の吊下部材で補強そして支持されるキャスタブル部で、キャスタブル部同士間に配された耐火レンガ部を、上記キャスタブル部の周方向傾斜支持面と耐火レンガ部の周方向傾斜被支持面とを接面させて、支持することとしたので、上記周方向傾斜面と周方向被傾斜面を単純な平坦面で形成されることができ、しかも、キャスタブル部そして耐火レンガ部の側面の全域で形成されることができるので、耐火レンガ部の自重による内部応力あるいは熱応力は小さく、応力集中が生じない。
以下、添付図面にもとづき、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のレンガ支持構造を有する竪型炉の軸線を含む面での主要部についての縦断面図であり、(A)は周方向にて耐火レンガ部位置にての断面図、(B)はキャスタブル部位置にてキャスタブル部のみを示す断面図である。
図1(A)において、符号1で示される炉床は、鉛直な炉の軸線Xを中心とした落下孔2が形成されている。該炉床1は、軸線Xに対し直交して半径方向に拡がる炉床面1Aを有している。本実施形態では炉床1は軸線Xまわりに回転するが、本発明においては、非回転であってもよい。この炉床1の下方は、上記落下孔2の内周縁から筒状をなして垂下する焼成筒部(図示せず)と、さらに下方に延びる冷却筒部(図示せず)を有していて、上記炉床1上で加熱された原料Pが上記落下孔2から落下して上記焼成筒部で自己保有熱により焼成後、降下して上記冷却筒部で冷却されて、炉外に取り出されるようになっているが、これらの構成は、本発明の主眼とするところではないので、これ以上の説明は省略する。
上記炉床1の上方には、該炉床1の外周縁の位置で上方に延びる非回転の外筒壁部3が設けられている。該外筒壁部3の下端縁3Aは上記回転せる炉床1の炉床面1Aに近接し隙間を形成している。通常、上記下端縁3Aと炉床面1Aとの間には、互いの相対回転を許容し上記隙間をシールするシール装置(図示せず)が設けられている。炉床1が非回転の形成の炉の場合は、炉床1と上記外筒壁部3は連続して一体に形成することができる。
上記外筒壁部3の上端縁には、炉蓋4がその外周縁で接続されている。すなわち、炉蓋4は外筒壁部3に対して一体的に連続接続され上記外筒壁部3に対しその半径方向内方に位置している。
上記炉蓋4は、上記外筒壁部3の上端縁に接続され半径方向内方に向け延び炉床1と平
行な面をなす環板状部(図示せず)と、該環板状部の内周縁から垂下する内筒壁部5と、半径方向で該内筒壁部5内に位置し、上方に向け凸弯曲する円板状の天板部6と、該天板部6の外周縁と上記内筒壁部5の下端縁とを接続する環状の接続部7とを有している。上記内筒壁部5は、半径方向で炉床1の範囲内に位置している。上記炉蓋4は、その外面側(図では上面側)に鋼板製の補強体8により覆われて補強されている。該補強体8には、上記内筒壁部5の下部と天板部6の外周端との間に環状流路を形成する環状ジャケット9が一体に設けられている。該環状ジャケット9は、その閉じられた環状流路に冷却媒体としての冷却水が導かれ、該環状ジャケット9が接面する内筒壁部5そして天板部6さらに接続部7のそれぞれの対応部分を冷却する。なお、冷却媒体は空気等の冷却用ガスであってもよい。
行な面をなす環板状部(図示せず)と、該環板状部の内周縁から垂下する内筒壁部5と、半径方向で該内筒壁部5内に位置し、上方に向け凸弯曲する円板状の天板部6と、該天板部6の外周縁と上記内筒壁部5の下端縁とを接続する環状の接続部7とを有している。上記内筒壁部5は、半径方向で炉床1の範囲内に位置している。上記炉蓋4は、その外面側(図では上面側)に鋼板製の補強体8により覆われて補強されている。該補強体8には、上記内筒壁部5の下部と天板部6の外周端との間に環状流路を形成する環状ジャケット9が一体に設けられている。該環状ジャケット9は、その閉じられた環状流路に冷却媒体としての冷却水が導かれ、該環状ジャケット9が接面する内筒壁部5そして天板部6さらに接続部7のそれぞれの対応部分を冷却する。なお、冷却媒体は空気等の冷却用ガスであってもよい。
上記炉床1の上方に位置する炉蓋4の環状板部(図示せず)には、周方向の複数位置に
原料の供給管(図示せず)と排気管(図示せず)が接続部されていて、該供給管を経て外部から原料Pが炉床1上に落下供給されて堆積層を形成し、落下して炉床1上に形成された原料Pの粒間を透過する炉内の排ガスが上記排気管から炉外へ排出されるようになっている。一方、炉蓋4の天板部6には、上記軸線Xの位置で天板部6を貫通して、燃料供給管10と燃焼用空気供給管11とが配置されている。この燃料供給管10から炉内に供給される燃料は、主として液体あるいはガス燃料であるが、これに代えあるいは併せて固体(粉体)燃料を用いてもよい。併せて固体燃料を用いる場合は、液体あるいはガス燃料のための供給管とは別途設けられた供給管から固体燃料が供給されることが好ましい。
原料の供給管(図示せず)と排気管(図示せず)が接続部されていて、該供給管を経て外部から原料Pが炉床1上に落下供給されて堆積層を形成し、落下して炉床1上に形成された原料Pの粒間を透過する炉内の排ガスが上記排気管から炉外へ排出されるようになっている。一方、炉蓋4の天板部6には、上記軸線Xの位置で天板部6を貫通して、燃料供給管10と燃焼用空気供給管11とが配置されている。この燃料供給管10から炉内に供給される燃料は、主として液体あるいはガス燃料であるが、これに代えあるいは併せて固体(粉体)燃料を用いてもよい。併せて固体燃料を用いる場合は、液体あるいはガス燃料のための供給管とは別途設けられた供給管から固体燃料が供給されることが好ましい。
上記内筒壁部5と天板部6は耐火レンガで作られており、天板部6にあっては、該耐火レンガの保持を強固にするために、通常、該耐火レンガと鋼板製の補強体8との間にはモルタル層6Aが設けられている。
上記内筒壁部5の下端縁と天板部6の外周縁を接続する接続部7は、周方向の複数位置で上記環状ジャケット9の底板部9Aから垂下する金属製の吊下部材9Bにより支持されたキャスタブル部12(図1(B)参照)と、上記周方向で隣接するキャスタブル部12同士間に位置してキャスタブル部12で支持される耐火レンガ部13(図1(A)、図3参照)とを有している。
上記キャスタブル部12は、上記環状ジャケット9の底板部9Aの直下位置から下方を見た斜視図である図2に示されているように、周方向に定間隔の複数の位置に設けられており、各キャスタブル部12は、上方(炉の軸線方向)から見たとき扇状のセグメントをなし、半径方向から見たときには、下方に向け周方向の幅寸法が大きくなる台形をなしていて、図2に見られるように、耐火レンガ部13を支持する周方向傾斜支持面12Aを両側面に形成している。さらに、キャスタブル部12は、周方向(接線方向)から見たときには、図1(B)のごとく、左右非対称な台形をなし、下方に向け半径方向寸法を小さくしている。すなわち、上記キャスタブル部12は、周方向から見た図である図1(B)に見られるように、半径方向内面12B(図にて左面、以下、単に内面ともいう)が炉の軸線Xに平行な直線で、外面12Cが下方に向け内方に傾いている。上面12Dと下面12Eは互いに平行で水平面を形成している。上記上面12Dは環状ジャケット9の底板部9Aに密着していて、該底板部9Aに溶接等により固定されて垂下する金属製で逆Y字状の骨部材をなす吊下部材9Bがキャスタブル部12を補強しつつ保持している。本実施形態においては、上記キャスタブル部12の半径方向内面12Bには、副耐火レンガ14が取り付けられている。この副耐火レンガ14については、耐火レンガ部13と共に、再度後述する。
耐火レンガ部13は、図2にも見られるように、周方向で隣接するキャスタブル部12の周方向傾斜支持面12A同士間に形成される楔状空間を満たす形状をなし、該楔状空間へ半径方向から挿入されるようになっている。上記キャスタブル部12は、図1そして図2に見られるように、内側レンガ15、中間レンガ16そして外側レンガ17から成っている。半径方向から見た場合、中間レンガ16と外側レンガ17は同じ形をなしており、図3にも見られるように、隣接する二つのキャスタブル部12の周方向傾斜支持面12A同士間に形成される、下方に向け狭くなる上記楔状空間に接面する周方向傾斜被支持面16A;17Aを有している。これに対して、これらの中間レンガ16そして外側レンガ17を周方向から見たときには、中間レンガ16は下方に向け半径方向寸法を大きくする台形をなす半径方向傾斜面16B;16Cを有し、外側レンガ17は下方に向け半径方向寸法を小さくする逆台形をなす半径方向傾斜面17B;17Cを有しており、中間レンガ16の外側の半径方向傾斜面16Cと外側レンガ17の内側の半径方向傾斜面17Bとは互いに接面がなされるようにほぼ同じ傾斜角をなしている。
上記中間レンガ16と外側レンガ17は、上記楔状空間へ半径方向外方から挿入され、半径方向で、外側レンガ17の外側端面がキャスタブル部12の外側端面と同じ位置に、そして中間レンガ16の内側端面がキャスタブル部12の内側端面から所定量だけ没した位置に、それぞれ設置される。
一方、内側レンガ15は、図2に見られるように、該内側レンガ15の内側端面がキャスタブル部12の内側端面位置から没することで、該キャスタブル部12の周方向傾斜支持面12A同士間に形成される楔状空間へ進入して中間レンガ16の半径方向内側端面に接面する進入部15−1と、上記空間から半径方向内方へ突出する突出部15−2とを有している。この内側レンガ15の進入部15−1は上記キャスタブル部12の周方向傾斜支持面12A同士間の楔状空間に合致するような下方に狭くなる楔状の周方向寸法を有して周方向傾斜被支持面15−1Aを形成しているが、上記突出部15−2は上面から下方に向け幅を広くする逆楔状の周方向寸法を有して周方向傾斜副支持面15−2Aを形成している。したがって、この内側レンガ15を中間レンガ16に対して接面するように半径方向内方から取り付けると、上記進入部15−1のみが上記楔状空間に入り、突出部15−2は周方向では、両側部分がキャスタブル部12の内側端面の一部に接し、半径方向ではこの内側端面の位置から突出することとなる。この突出部15−2は、上述のように、半径方向に見たときの形状が逆楔状をなしているので、周方向で隣接する二つの内側レンガ15同士間では、下方に向け周方向寸法を小さくする楔状空間を形成する周方向傾斜副支持面15−2Aを有している。キャスタブル部12の半径方向内面12Bに取り付けられる既出の副耐火レンガ14は、下方に向け周方向寸法を小さくする楔状をなして周方向両側に周方向傾斜副被支持面14Aを形成しており、周方向で隣接する上記二つの内側レンガ15の突出部15−2の上記周方向傾斜副支持面15−2Aに上記周方向傾斜被支持面14Aが接面して支持され、半径方向では、副耐火レンガ14の半径方向内面が上記内側レンガ15の内側端面と同一レベル面をなすようになる。
本実施形態では、吊下部材9Bが溶接等により取り付けられた環状ジャケット9の底板部9Aに対し、該吊下部材9Bと一体的にキャスタブル部12が形成される。キャスタブル部12は、上記底板部9Aの周方向で複数位置に定間隔をもって設けられるので、隣接する二つのキャスタブル部12の周方向傾斜支持面12A同士間に、下向きに狭くなる楔状空間が形成される。この楔状空間へ、半径方向外方から中間レンガ16そして次に外側レンガ17が挿入される。これらの両レンガ16,17は、それらの周方向傾斜被支持面16A;17Aにて上記キャスタブル部12の周方向傾斜支持面12Aにより支持される。また、中間レンガ16と外側レンガ17は、中間レンガ16の半径方向傾斜面16Cと外側レンガ17の半径方向傾斜面17Bとが互いに接面するようになる。かくして、外側レンガの半径方向外面がキャスタブル部12の半径方向外面と同一レベル面をなし、内側レンガの半径方向内面がキャスタブル部12の半径方向内面よりも没して位置するようになる。
次に、中間レンガ16の内面で没入形成された楔状空間へ内側レンガ15の進入部15−1を半径方向内方から嵌入させて該中間レンガ16の装着がなされると、上記進入部15−1の周方向傾斜被支持面15−1Aが上記キャスタブル部12の周方向傾斜支持面12Aにより支持される。この状態では、上記内側レンガ15の突出部15−2は、周方向で隣接する二つのキャスタブル部12の内面より半径方向内方に突出しており、これと同時に該突出部15−2の両側縁部の半径方向外面が周方向で上記キャスタブル部12の内側端面に接面するようになる。かかる内側レンガ15の突出部15−2の周方向両側側面が周方向傾斜副支持面15−2Aを形成しており、隣接する他の内側レンガの周方向傾斜副支持面15−2Aとの間で、楔状空間を形成する。この楔状空間に副耐火レンガ14を半径方向内方から挿入取付けする。
かくして、取り付けられる、耐火レンガ部13の中間レンガ16、外側レンガ17、内側レンガ15そして副耐火レンガ14は、互いの接面部位にモルタル等により密に充填される。
このような構成の本実施形態のレンガ支持構造をもつ竪型炉では、原料は次の要領で焼成される。
(1)原料Pが原料供給管から炉床1上に落下供給され、原料堆積層を形成する。この原料堆積層は、図1のごとく、その積層上面が外筒壁部3と内筒壁部5の間の環状流路とその下方では炉床1全域に及ぶ。
(2)次に、燃料供給管10から燃料が、そして燃焼用空気供給管11から燃焼用空気が炉内に吹き込まれて燃料が燃焼し、炉蓋4の下方に形成されている加熱空間Fで生成される火炎による熱で、炉床1上で炉内に面する原料堆積層の表面層を加熱する。
(3)加熱された上記表面層の原料は、図示しないプッシャにより落下孔2の方へ押し出されて該落下孔2から落下し、下方の焼成筒部に堆積されて、自己保有熱で焼成されつつ降下し、冷却筒部内を上昇する冷却空気により該冷却筒部で冷却された後に炉外へ取り出される。
(4)焼成原料を冷却しつつ冷却筒部内を上昇し原料との熱交換により自らは昇温した空気は加熱空間Fで燃料の燃焼に寄与した後、炉床1上の原料堆積層の原料粒子間に進入し、堆積層内部の原料を加熱しながら排ガスとして炉蓋4の環状板部に設けられた排気管から炉外へ排出される。
(5)一方、上記加熱空間F内の火炎の熱により接続部7は加熱を受ける。したがって、接続部7を形成するキャスタブル部12と耐火レンガ部13も加熱されるが、接続部7の上面に位置する環状ジャケット9により冷却を受け、過度な高温となることはない。そして、キャスタブル部12の半径方向内面には、副耐火レンガ14が取り付けられているので、加熱空間の火炎から直接熱を受けることはない。
(6)耐火レンガ部13の中間レンガ16、外側レンガ17、内側レンガ15そして副耐火レンガ14は、すべて、それらの側面が楔状空間で支持されているため、広い面積で支持されるので、レンガの自重にもとづく内部応力そして加熱により生ずる熱応力も小さく、さらには、その接面は傾斜する単純な平面なので切欠き部分を有しておらず、応力集中を生ずることもなく、安定そして確実に支持される。
本実施形態では、隣接する二つのキャスタブル部12同士間で支持される耐火レンガ部13(内側レンガ15、中間レンガ16、外側レンガ17)は、周方向では連続する一部材として形成されていたが、図3で二点鎖線により示されているように、二分割しても良い。そうすることにより、一部材のレンガの自重が小さくなり、さらに応力を低くすることができる。また、耐火レンガ部13の上面と環状ジャケット9の底部9Aとの間に、二点鎖線で示されるように、モルタル層を設けてもよい。
1 炉床
2 落下孔
3 外筒壁部
4 炉蓋
5 内筒壁部
6 天板部
7 接続部
9 (環状)ジャケット
9B 吊下部材
10 燃料供給装置
12 キャスタブル部
12A 周方向傾斜支持面
13 耐火レンガ部
14 副耐火レンガ
14A 周方向傾斜副被支持面
15 内側レンガ
15−1A 周方向傾斜被支持面
15−2A 周方向傾斜副支持面
16 中間レンガ
16A 周方向傾斜被支持面
16B 半径方向傾斜面
16C 半径方向傾斜面
17 外側レンガ
17A 周方向傾斜被支持面
2 落下孔
3 外筒壁部
4 炉蓋
5 内筒壁部
6 天板部
7 接続部
9 (環状)ジャケット
9B 吊下部材
10 燃料供給装置
12 キャスタブル部
12A 周方向傾斜支持面
13 耐火レンガ部
14 副耐火レンガ
14A 周方向傾斜副被支持面
15 内側レンガ
15−1A 周方向傾斜被支持面
15−2A 周方向傾斜副支持面
16 中間レンガ
16A 周方向傾斜被支持面
16B 半径方向傾斜面
16C 半径方向傾斜面
17 外側レンガ
17A 周方向傾斜被支持面
Claims (4)
- 鉛直な軸線に対し半径方向に拡がる面を形成し軸線位置の中央部に落下孔が形成された環板状の炉床と、該炉床の外周部位置で上方に延びる円筒状の外筒壁部と、該外筒壁部の上端側を塞ぐ炉蓋とを有し、上記炉蓋が、外筒壁部の上端周縁に接続されていて外筒部より半径方向内方で炉床の上方に位置する環板状部と、該環板状部の内周縁から垂下し上記外筒壁部と同心をなす内筒壁部と、内筒壁部よりも半径方向内方で落下孔の上方に位置する円板状の天板部と、上記内筒壁部の下端周縁と該天板部の外周縁を接続する接続部とを有していて、上記炉床、外筒壁部そして炉蓋の内筒壁部及び天板部とで加熱空間を形成しており、該炉蓋は、加熱処理されるべき原料の供給管が環状板部に接続されていると共に、加熱ガス供給装置と燃料供給装置の少なくとも一方が天板部に設けられており、炉床の落下孔の内周縁から筒状をなして垂下し内部に焼成空間を形成する焼成筒部とその下方で冷却空間を形成する冷却筒部が設けられている竪型炉のレンガ支持構造において、
接続部は、内部に冷却媒体の流通のための環状流路が形成された金属製のジャケットと、周方向の複数位置で上記ジャケットの底部から垂下して設けられた金属製の吊下部材と、該吊下部材で補強そして支持されるキャスタブル部と、周方向で隣接するキャスタブル部同士間に配されて該キャスタブル部により支持される耐火レンガ部とを有し、上記キャスタブル部は周方向両側の側面が下方に向け該側面同士間の幅を増大するように傾斜する周方向傾斜支持面を形成し、上記耐火レンガ部が該キャスタブル部の周方向傾斜支持面に接面することで支持される周方向傾斜被支持面を有していることを特徴とする竪型炉のレンガ支持構造。 - 耐火レンガ部は、半径方向で、内側レンガ、中間レンガそして外側レンガの複数のレンガに分割されていることとする請求項1に記載の竪型炉のレンガ支持構造。
- 複数の分割されたレンガは、半径方向中間部に位置する中間レンガが半径方向で内側そして外側の少なくとも一方の端面に、下方に向け端面同士間の距離を増大するように傾斜する半径方向傾斜面を形成し、半径方向で該中間レンガの両側に位置する内側レンガそして外側レンガが上記中間レンガの半径方向傾斜面と接面することとする請求項1に記載の竪型炉のレンガ支持構造。
- 内側レンガは、半径方向でキャスタブル部の内面よりも内方に突出する突出部を有し、該突出部は、周方向両側の側面に、該突出部よりも半径方向外方に形成されている周方向傾斜被支持面とは逆に傾斜している周方向傾斜副支持面を有し、キャスタブル部の上記内面には、上記突出部の突出量と等しい半径方向寸法の副耐火レンガが取り付けられており、該副耐火レンガは、周方向で該副耐火レンガの両側に隣接して位置する上記内側レンガの突出部の周方向傾斜副支持面と接面して支持される周方向傾斜副被支持面を有していることとする請求項2又は請求項3に記載の竪型炉のレンガ支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011150757A JP2013019553A (ja) | 2011-07-07 | 2011-07-07 | 竪型炉のレンガ支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011150757A JP2013019553A (ja) | 2011-07-07 | 2011-07-07 | 竪型炉のレンガ支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013019553A true JP2013019553A (ja) | 2013-01-31 |
Family
ID=47691164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011150757A Pending JP2013019553A (ja) | 2011-07-07 | 2011-07-07 | 竪型炉のレンガ支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013019553A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103286304A (zh) * | 2013-06-09 | 2013-09-11 | 莱芜钢铁集团有限公司 | 一种新型钢包包盖及生产工艺 |
CN106052397A (zh) * | 2016-07-25 | 2016-10-26 | 宜兴兴贝耐火材料制品有限公司 | 硅莫耐火砖 |
CN107166965A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-09-15 | 洛阳市洛华粉体工程特种耐火材料有限公司 | 一种多膛炉浇注料炉衬结构 |
CN108800940A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-11-13 | 蚌埠隆华压铸机有限公司 | 用于冷室压铸机的高稳定性铝合金熔化炉 |
CN110578037A (zh) * | 2019-10-24 | 2019-12-17 | 徐州万达回转支承有限公司 | 一种消除回转支承滚道软带的方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016926A (ja) * | 1973-06-16 | 1975-02-22 | ||
JPH0490489A (ja) * | 1990-08-03 | 1992-03-24 | Chisaki:Kk | 竪型炉の煉瓦支持構造 |
JP2008116104A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Chisaki:Kk | 竪型焼成炉 |
JP2009097844A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Yotai Refractories Co Ltd | コマ式石灰炉予熱帯天井部構造と吊金具および吊れんが |
JP2012102955A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Chisaki:Kk | 竪型炉のレンガ支持構造 |
JP2012112548A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Chisaki:Kk | 竪型炉のレンガ冷却構造 |
-
2011
- 2011-07-07 JP JP2011150757A patent/JP2013019553A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016926A (ja) * | 1973-06-16 | 1975-02-22 | ||
JPH0490489A (ja) * | 1990-08-03 | 1992-03-24 | Chisaki:Kk | 竪型炉の煉瓦支持構造 |
JP2008116104A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Chisaki:Kk | 竪型焼成炉 |
JP2009097844A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Yotai Refractories Co Ltd | コマ式石灰炉予熱帯天井部構造と吊金具および吊れんが |
JP2012102955A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Chisaki:Kk | 竪型炉のレンガ支持構造 |
JP2012112548A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Chisaki:Kk | 竪型炉のレンガ冷却構造 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103286304A (zh) * | 2013-06-09 | 2013-09-11 | 莱芜钢铁集团有限公司 | 一种新型钢包包盖及生产工艺 |
CN106052397A (zh) * | 2016-07-25 | 2016-10-26 | 宜兴兴贝耐火材料制品有限公司 | 硅莫耐火砖 |
CN107166965A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-09-15 | 洛阳市洛华粉体工程特种耐火材料有限公司 | 一种多膛炉浇注料炉衬结构 |
CN107166965B (zh) * | 2017-07-20 | 2023-08-11 | 洛阳市洛华粉体工程特种耐火材料有限公司 | 一种多膛炉浇注料炉衬结构 |
CN108800940A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-11-13 | 蚌埠隆华压铸机有限公司 | 用于冷室压铸机的高稳定性铝合金熔化炉 |
CN110578037A (zh) * | 2019-10-24 | 2019-12-17 | 徐州万达回转支承有限公司 | 一种消除回转支承滚道软带的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2013019553A (ja) | 竪型炉のレンガ支持構造 | |
JP2016509633A (ja) | 外部マニホールドを有するステーブ | |
EP2534269B1 (en) | Hot blast stove dome and hot blast stove | |
JP4762172B2 (ja) | 自溶炉の炉体水冷構造 | |
JP5628000B2 (ja) | 竪型炉のレンガ支持構造 | |
BRPI0811297B1 (pt) | queimador cerâmico | |
EP1310731B1 (en) | Fireproof structure for protecting water pipes of a heat exchanger and installation method | |
EP3887737B1 (en) | Lining and cooling arrangement for a metallurgical furnace | |
JP5628007B2 (ja) | 竪型炉のレンガ冷却構造 | |
CN1304535C (zh) | 用于燃气发生器的受耐火材料保护的可替换嵌入件 | |
JP5668630B2 (ja) | ロータリーキルンの出口側構造 | |
JP5752742B2 (ja) | 竪型石灰焼成炉の冷却構造 | |
JP5065108B2 (ja) | 加熱炉 | |
UA78374C2 (en) | Rotary regenerator | |
KR100982407B1 (ko) | 열처리로용 포트 | |
JP2952785B2 (ja) | 竪型炉の煉瓦支持構造 | |
TW201944018A (zh) | 金屬熔解保持爐 | |
RU2638268C2 (ru) | Шахтная печь для обжига карбонатных пород | |
US11639792B2 (en) | Single-piece refractory for a water heating assembly | |
JP4413146B2 (ja) | 溶融炉の冷却部構造 | |
JP2003183662A (ja) | コークス乾式消火設備のプレチャンバー部の構造 | |
JP6653186B2 (ja) | 耐火構造物 | |
JP2013148258A (ja) | 竪型焼成炉 | |
US20150233640A1 (en) | Blast Furnace Spool Liner | |
JP4267170B2 (ja) | 高炉炉床構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150520 |