JP2013018062A - クーラント穴付き穴加工工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】より少ないクーラント消費量およびクーラント供給圧でありながらも、ガイドパッドと加工穴の内周面との確実かつ効率的な冷却、潤滑を図る。
【解決手段】軸線O回りに回転される軸線Oを中心とした円柱軸状の工具本体1の先端部外周に切刃が設けられるとともに、工具本体1には、工具本体1の後端部から先端側に向けてクーラント穴12が穿設されており、このクーラント穴12は、工具本体1内で外周側に分岐する外周分岐穴12Bを経て再び先端側に向かうように延びて、切刃よりも後端側の工具本体1外周面に開口させられている。
【選択図】図6
【解決手段】軸線O回りに回転される軸線Oを中心とした円柱軸状の工具本体1の先端部外周に切刃が設けられるとともに、工具本体1には、工具本体1の後端部から先端側に向けてクーラント穴12が穿設されており、このクーラント穴12は、工具本体1内で外周側に分岐する外周分岐穴12Bを経て再び先端側に向かうように延びて、切刃よりも後端側の工具本体1外周面に開口させられている。
【選択図】図6
Description
本発明は、工具本体にクーラント穴が形成されたリーマ等のクーラント穴付き穴加工工具に関するものである。
リーマ等の穴加工工具は、被削材に予め形成された下穴に挿入されて、この下穴の内周面を工具本体先端部外周の切刃によって切削することにより、該下穴を所定の内径の加工穴に仕上げてゆく。ここで、このような穴加工工具としては、例えば特許文献1、2に記載されているように、工具本体の後端から先端側に向けて工具本体の軸線に沿うようにクーラント穴が形成され、このクーラント穴の先端部は止まり穴状とされるとともに上記切刃に向けて工具本体外周側に分岐する分岐穴が形成されて、切削加工時に切刃に向けてクーラントを供給するようにしたクーラント穴付き穴加工工具が提案されている。
ところで、このような穴加工工具では、工具本体の外周面に、周方向に複数のガイドパッドが軸線方向に延びるように取り付けられており、これらのガイドパッドをブッシュや下穴から先に切削加工された加工穴の内周面に摺接させることにより、切刃が設けられた工具本体先端部を軸線に沿って真っ直ぐ送り出すように案内している。従って、このような穴加工工具では、ガイドパッドが摺接する加工穴内周面とガイドパッドとの間にも摩擦による発熱や抵抗が生じることになるが、切刃に向けて供給されるクーラントではこのようなガイドパッドによる発熱や抵抗を抑えることはできない。
また、例えば切刃に向けてクーラントを供給する分岐穴と同様の分岐穴を工具本体の先端部より後端側にも形成したとしても、例えば被削材に間隔をあけてリブ状に形成された複数の壁部に同軸に配置された下穴に穴加工を施すような場合には、この分岐穴の開口部が先に切削加工された加工穴を通過しているときにはガイドパッドや加工穴内周面の冷却、潤滑を図ることはできるものの、その前後ではクーラントが外周に無駄に排出されるだけで冷却、潤滑効果は期待できず、却ってクーラント消費量やクーラント供給圧の増大を招いてしまう。
本発明は、このような背景の下になされたもので、より少ないクーラント消費量およびクーラント供給圧でありながらも、ガイドパッドと加工穴の内周面との確実かつ効率的な冷却、潤滑を図ることが可能なクーラント穴付き穴加工工具を提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転される上記軸線を中心とした円柱軸状の工具本体の先端部外周に切刃が設けられるとともに、上記工具本体には、該工具本体の後端部から先端側に向けてクーラント穴が穿設されており、このクーラント穴は、上記工具本体内で外周側に分岐する外周分岐穴を経て再び先端側に向かうように延びて、上記切刃よりも後端側の該工具本体の外周面に開口させられていることを特徴とする。
このように構成されたクーラント穴付き穴加工工具では、工具本体に穿設されたクーラント穴が、工具本体内で外周側に分岐する外周分岐穴を経て再び先端側に向かうように延びていて、切刃よりも後端側の工具本体外周面に開口させられているので、この工具本体外周面におけるクーラント穴の開口部からクーラントは、工具本体の先端側に向けて吐出させられることになる。従って、この開口部の位置をクーラントの供給圧等に応じて切刃から離れた位置に設定することにより、下穴や加工穴が間隔をあけて形成されているような場合でも、この開口部と切刃までの間で切削加工された加工穴に摺接するガイドパッドと加工穴内周面との間に確実にクーラントを供給して冷却や潤滑を図ることができる。
ここで、このように外周側に分岐する外周分岐穴を経たクーラント穴を再び先端側に向けて延びるようにして工具本体外周面に開口させるには、この工具本体の外周面に、上記軸線に平行に延びる凹溝を形成するとともに、この凹溝の後端の位置における工具本体外周面には、該凹溝よりも浅くて周方向に幅広の凹所を軸線方向に凹溝と重なるように形成して、この凹所に、凹溝の外周側を覆うとともに先端側を開口する封止部材が取り付け、クーラント穴を、この封止部材に覆われた凹溝の後端部に上記外周分岐穴が連通するように形成すればよい。
こうして形成されたクーラント穴においては、外周分岐穴が封止部材に覆われた凹溝の後端部に連通しているので、この凹溝が凹所内で先端側に向かうように延びて、封止部材が途切れて開溝したところでそのまま先端側に向けて工具本体外周面に開口させられることになる。従って、外周分岐穴から外周側に向けて供給されたクーラントは、封止部材によってその流れの向きが凹溝に沿った軸線方向先端側に向けられて吐出させられ、遠心力により外周側に分散しながらも凹溝内を通って先端側のガイドパッドと加工穴内周面との間に供給される。
また、工具本体の全長と加工穴の全周において、より確実にガイドパッドと加工穴内周面との間に供給するには、上記工具本体に、上記軸線方向に間隔をあけて複数の上記外周分岐穴を形成したり、あるいは周方向に間隔をあけて複数の上記外周分岐穴を形成したり、これら軸線方向と周方向の双方に間隔をあけて複数の外周分岐穴を形成したりして、これらの外周分岐穴にクーラント穴を分岐させるのが望ましい。
以上説明したように、本発明によれば、先に切削加工された加工穴とガイドパッドとの間にクーラントを確実に供給して効率的に冷却、潤滑することができ、ガイドパッドの摺接摩擦によるこれら加工穴とガイドパッドの発熱や抵抗を抑制することにより円滑な穴加工を促すことが可能となる。
図1ないし図6は、本発明を刃先交換式のリーマに適用した場合の一実施形態を示すものである。本実施形態において工具本体1は、鋼材等から形成されて軸線Oを中心とした円柱軸状をなし、図1に示すようにその後端部がホルダ2に締まり嵌めによって保持されて、このホルダ2が工作機械の主軸に取り付けられ、軸線O回りに工具回転方向Tに回転されつつ該軸線O方向先端側に送り出されることにより、予め被加工物に形成された下穴を所定の内径の加工穴に仕上げ切削する。ホルダ2には軸線Oに沿って貫通穴2Aが形成されている。
工具本体1の先端部には、図3に示すようにこの工具本体1より一段小径の円柱状とされたパイロット3が軸線Oに沿って先端側に突出するように工具本体1と一体に形成されるとともに、このパイロット3よりも後端側の外周部にはインサート取付座4が形成されて切削インサート5が着脱可能に取り付けられている。切削インサート5は超硬合金等の硬質材料により形成されて工具本体1の先端外周側に突出する切刃6が形成され、クランプネジ7によってインサート取付座4に固定される。
また、工具本体1には、こうしてインサート取付座4に取り付けられた切削インサート5の上記軸線O方向の位置を微調整する調整ネジ8と、軸線Oに対する径方向の位置を微調整する調整ネジ9およびピン10とが、インサート取付座4の先端側を向く壁面と外周側を向く壁面からそれぞれ突出して切削インサート5の側面に当接するように埋設されている。
さらに、工具本体1の外周面には、ガイドパッド11が取り付けられている。ガイドパッド11は超硬合金等の硬質材料により形成された細長板状のもので、工具本体1外周面に周方向に間隔をあけてそれぞれ軸線Oに平行に、工具本体1の略全長に亙って延びるように形成された複数条(本実施形態では6条)の取付溝1Aに嵌め入れられて接合されており、その外周面は工具本体1の外周面から僅かに突出する軸線Oを中心とした円筒面上に配置されて、この円筒面の外径は切刃6の外径よりも極僅かに小さくされている。
また、工具本体1には、その後端面から先端側に向けて、上記軸線Oに沿ってインサート取付座4よりも若干後端側の位置に至るようにクーラント穴12が穿設されている。このクーラント穴12は、軸線O上の先端の位置からさらに先端側に向かうに従い外周側に延びる先端分岐穴12Aを経てインサート取付座4の後方側に臨む壁面に開口させられ、切削インサート5の上記切刃6に向けてクーラントを供給可能とされている。ここで、この先端分岐穴12Aの内径は、軸線Oに沿って延びるクーラント穴12の内径よりは小さくされている。
一方、このクーラント穴12からは、上記軸線O上の先端の位置に至る手前でも、工具本体1内で外周側に向かうに従い先端側に向かうようにして外周分岐穴12Bが分岐させられている。そして、クーラント穴12は、この外周分岐穴12Bを経て工具本体1の外周側で再び軸線O方向先端側に向かうように延びて、切刃6よりも後端側に離れた位置において工具本体1の外周面に開口させられている。なお、外周分岐穴12Bの内径は、軸線Oに沿って延びるクーラント穴12の内径よりは勿論、上記先端分岐穴12Aの内径よりも小さくされている。
ここで、本実施形態では、工具本体1の外周面に、軸線Oに平行に延びる例えば断面U字状の凹溝13が、周方向において上記取付溝1Aの間に形成されている。なお、この凹溝13は、その後端13Aから先端側に向けて工具本体1の周方向に一定の溝幅、径方向に溝深さで延びた後、該凹溝13の先端側で工具本体1の外周側に切れ上がって溝幅、溝深さともに0になり、潰えるようにされている。
また、この凹溝13の後端13Aの位置における工具本体1の外周面には、径方向の深さが凹溝13の上記溝深さよりも浅い一定の深さとされるとともに、周方向には凹溝13の溝幅より幅広となる凹所14が、図6に示すように軸線O方向において凹溝13の後端と重なるように形成されており、従ってこの凹所14の底面には凹溝13がその上記後端から先端側に延びるように残されることになる。なお、本実施形態では、この凹所14は、周方向に隣接する上記取付溝1Aの間に亙って、外周側から見て底面が方形状をなすように形成されており、凹溝13の後端13Aはこの凹所14の底面の周方向と軸線O方向の中央に位置させられている。
さらに、この凹所14には封止部材15が取り付けられている。この封止部材15は、工具本体1と同じく鋼材等からなる断面円弧状の方形板状のものであって、その大きさは凹所14に丁度嵌り込む大きさとされるとともに厚さは凹所14の深さと略等しくされ、こうして凹所14に嵌り込まされた上でロウ付け等により接合されて取り付けられることにより、その外周面が工具本体1の外周面と面一となるようにされている。
このように封止部材15が凹所14に取り付けられることにより、凹溝13は、その後端13A部分の外周側が封止部材15によって覆われて封止されるとともに、この後端13Aから先端側に向けては、凹所14の底面に残された部分から工具本体1の外周面に開口するようにされる。そして、クーラント穴12の外周側に延びる上記外周分岐穴12Bは、図6に示すようにこの凹溝13の封止部材15に覆われた後端13A部分に開口させられて連通されている。
なお、本実施形態ではクーラント穴12は、軸線O方向に間隔をあけた複数の外周分岐穴12Bに分岐させられている。ここで、本実施形態における工具本体1の外周面には、上記ホルダ2に保持される後端部よりも僅かに先端側から工具本体1の軸線O方向の略中央にまで延びる後端側の上記凹溝13と、この後端側の凹溝13の先端が切れ上がった位置から軸線O方向先端側に間隔をあけて、工具本体1の軸線O方向略中央から先端にまで延び、あるいは先端手前で切れ上がる先端側の上記凹溝13との、軸線O方向に2種の凹溝13が形成されており、これらの凹溝13の後端13A部分それぞれに、凹所14が形成されて封止部材15が取り付けられるとともに、クーラント穴12から外周分岐穴12Bが延びて連通させられている。
また、本実施形態ではクーラント穴12は、工具本体1の周方向に間隔をあけた複数の外周分岐穴12Bにも分岐させられている。ここで、本実施形態における工具本体1の外周面には、周方向に隣接するすべての上記取付溝1Aの間に上記凹溝13が形成されており、クーラント穴12からは周方向において間隔をあけたこれらの凹溝13と同数の外周分岐穴12Bが分岐させられて、それぞれその後端13Aに連通させられている。なお、図2に示すように、本実施形態では取付溝1Aは周方向に等間隔に形成されるとともに、凹溝13も周方向に等間隔に、しかも隣接する取付溝1Aの周方向中央に位置するように形成されている。
このように構成されたクーラント穴付き穴加工工具である刃先交換式リーマでは、穴加工時に工作機械側からホルダ2の貫通穴2Aに供給されたクーラントは、工具本体1の軸線Oに沿ったクーラント穴12を通してその先端側に供給されて先端分岐穴12Aから吐出させられ、切刃6と該切刃による被削材の下穴の切削部位とを潤滑、冷却するとともに、先後端側の各外周分岐穴12Bにも分岐して外周側にも供給される。そして、こうして外周分岐穴12Bに分岐したクーラントは、外周側が封止部材15によって封止された凹溝13の後端13A部分に供給されて該凹溝13に沿って再び先端側に向けて供給され、封止部材15が途切れることによって凹溝13が開溝したところから軸線Oに平行に先端側に向けて吐出させられる。
従って、このように吐出させられたクーラントは、切刃6によって下穴が所定の内径に仕上げられた加工穴とこの加工穴に摺接しつつ挿入されるガイドパッド11の外周面との間に確実かつ連続的に供給されるので、下穴および加工穴が被削材に間隔をあけて形成されているような場合でも、クーラントの消費量や供給圧を必要以上に増大させること無く、このガイドパッド11の摺接による発熱や抵抗の増大に対して効率的な冷却や潤滑を図って円滑な穴加工を促すことができる。
また、本実施形態では、このように工具本体1の外周面に軸線Oに平行に延びる凹溝1が形成されるとともに、この凹溝13の後端13Aの位置に形成された凹所14には凹溝13の外周側を覆うとともに先端側は開口する封止部材15が取り付けられており、こうして封止部材15が取り付けられた凹溝13の後端13Aに外周分岐穴12Bが連通してクーラントが供給されるようになされている。
従って、こうして外周分岐穴12Bから凹溝13の後端13Aに供給されたクーラントは、封止部材15が途切れたところから凹溝13を通って軸線Oに平行に先端側に吐出されつつ遠心力によって外周側に分散しながらも、工具本体1の外周面に開溝する凹溝13の外周と、工具本体1の外周面よりも僅かに大きな外径の円筒面上に配置されたガイドパッド11の外周面との間の間隙に流れ込む。このため、この間隙を介してクーラントを、ガイドパッド11の外周面と加工穴の内周面との間により確実に供給することができて、一層効果的な冷却、潤滑を図ることができる。
さらに、本実施形態では、工具本体1に、上記軸線O方向と工具本体1の周方向とにそれぞれ間隔をあけて複数ずつの外周分岐穴12Bが形成されており、軸線Oに沿って延びるクーラント穴12は、これらの外周分岐穴12Bに分岐させられている。従って、被削材に形成されて穴加工される下穴の深さが深い場合や、下穴が間隔をあけて形成されていて最初の下穴と最後の下穴との間隔が大きいような場合、あるいは下穴の内径が大きいような場合でも、一層確実にクーラントをガイドパッド11と切削加工された加工穴との間に供給することが可能となる。
ただし、本実施形態では、このように工具本体1の軸線O方向と周方向とにそれぞれ間隔をあけて複数ずつの外周分岐穴12Bを形成するとともに、工具本体1の外周面にも軸線O方向と周方向とにそれぞれ間隔をあけて複数ずつの凹溝13を形成してその後端13Aに外周分岐穴12Bを連通させているが、下穴の深さや間隔が小さい場合などは外周分岐穴12Bは軸線O方向には1箇所で分岐させられていてもよく、また下穴の内径が小さいような場合には外周分岐穴12Bが周方向には1箇所で分岐させられていてもよい。これらの場合には、凹溝13は外周分岐穴12Bが分岐した位置に合わせて連通するように形成すればよい。
なお、図6に示すように、外周分岐穴12Bの凹溝13への開口部と、この凹溝13の外周側を覆うとともに先端側を開口する封止部材15の先端円との軸線O方向の間隔L、すなわちクーラント穴12が工具本体1内で外周側に分岐する外周分岐穴を経てから再び先端側に向かうように延びて工具本体1の外周面に開口させられるまでの間隔Lは、短すぎるとクーラントが外周側に分散されやすくなり、逆に長すぎると封止部材15によってクーラントの供給が遮られる部分の軸線O方向の長さが長くなってしまう。このため、上記間隔Lは、8mm〜20mmの範囲とされるのが望ましい。
1 工具本体
2 ホルダ
4 インサート取付座
5 切削インサート
6 切刃
11 ガイドパッド
12 クーラント穴
12A 先端分岐穴
12B 外周分岐穴
13 凹溝
13A 凹溝13の後端
14 凹所
15 封止部材
O 工具本体1の軸線
T 工具回転方向
2 ホルダ
4 インサート取付座
5 切削インサート
6 切刃
11 ガイドパッド
12 クーラント穴
12A 先端分岐穴
12B 外周分岐穴
13 凹溝
13A 凹溝13の後端
14 凹所
15 封止部材
O 工具本体1の軸線
T 工具回転方向
Claims (4)
- 軸線回りに回転される上記軸線を中心とした円柱軸状の工具本体の先端部外周に切刃が設けられるとともに、上記工具本体には、該工具本体の後端部から先端側に向けてクーラント穴が穿設されており、このクーラント穴は、上記工具本体内で外周側に分岐する外周分岐穴を経て再び先端側に向かうように延びて、上記切刃よりも後端側の該工具本体の外周面に開口させられていることを特徴とするクーラント穴付き穴加工工具。
- 上記工具本体の外周面には、上記軸線に平行に延びる凹溝が形成されているとともに、この凹溝の後端の位置における上記工具本体の外周面には、該凹溝よりも浅くて周方向に幅広の凹所が上記軸線方向に上記凹溝と重なるように形成されていて、上記凹所には、上記凹溝の外周側を覆うとともに先端側を開口する封止部材が取り付けられており、上記クーラント穴は、上記封止部材に覆われた上記凹溝の後端部に上記外周分岐穴が連通することによって上記工具本体の外周面に先端側に向かうように延びて開口させられていることを特徴とする請求項1に記載のクーラント穴付き穴加工工具。
- 上記工具本体には上記軸線方向に間隔をあけて複数の上記外周分岐穴が形成されていて、これらの外周分岐穴に上記クーラント穴が分岐させられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクーラント穴付き穴加工工具。
- 上記工具本体には周方向に間隔をあけて複数の上記外周分岐穴が形成されていて、これらの外周分岐穴に上記クーラント穴が分岐させられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のクーラント穴付き穴加工工具。
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JP2011151790A JP2013018062A (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | クーラント穴付き穴加工工具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2011
- 2011-07-08 JP JP2011151790A patent/JP2013018062A/ja active Pending
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