JP2013017256A - 電力伝送システム、その制御方法、及び電力供給装置 - Google Patents

電力伝送システム、その制御方法、及び電力供給装置 Download PDF

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彰朗 正角
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Abstract

【課題】伝送距離が変化する場合や受電装置の電力使用量が変化する場合において、電力の伝送効率を改善する。
【解決手段】電力伝送システムは電力供給装置と受電装置とを具備する。電力供給装置は、インダクタンス及びキャパシタンスを有し、該インダクタンス及び該キャパシタンスのうち少なくともいずれかが可変である第1共鳴素子と、第1共鳴素子に高周波信号を出力する高周波発振器と、受電装置が備える第2共鳴素子と第1共鳴素子とを磁界共鳴させた際に、第1共鳴素子における有効電流を増加させる、高周波信号の周波数及び第1共鳴素子の共振周波数を検出し、高周波信号の周波数を検出した周波数に変更させる制御を高周波発振器に対して行うとともに、第1共鳴素子の共振周波数を検出した共振周波数に変更させる制御を第1共鳴素子に対して行う第1制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力伝送システム、その制御方法、及び電力供給装置に関する。
有線接続を行わずに、無線による電力送電技術として、磁界共鳴を利用する技術が検討されている(特許文献1)。この技術によれば、電力を供給する電力供給装置から、電力を受ける受電装置に、両装置を接触させることなく電力を伝送することができる。
特開2010−219838号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、電力供給装置と受電装置との間の距離が変化する場合や、受電装置における電力使用量が変化する場合において、電力の伝送効率が低下することについて考慮されていないため、電力を効率よく伝送できないことがあるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、電力供給装置と受電装置との間の距離が変化する場合や、受電装置における電力使用量が変化する場合において、電力の伝送効率を改善することができる電力伝送システム、その制御方法、及び電力供給装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、電力供給装置から電力の供給を受ける受電装置と、前記電力供給装置とを具備する電力伝送システムにおいて、前記受電装置は、インダクタンス及びキャパシタンスを有する第2共鳴素子と、前記第2共鳴素子に接続された負荷回路とを備え、前記電力供給装置は、インダクタンス及びキャパシタンスを有し、該インダクタンス及び該キャパシタンスのうち少なくともいずれかが可変である第1共鳴素子と、前記第1共鳴素子に高周波信号を出力する高周波発振器と、前記第2共鳴素子と前記第1共鳴素子とを磁界共鳴させた際に、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、前記高周波信号の周波数を前記検出した周波数に変更させる制御を前記高周波発振器に対して行うとともに、前記第1共鳴素子の共振周波数を前記検出した共振周波数に変更させる制御を前記第1共鳴素子に対して行う第1制御部とを備えることを特徴とする電力伝送システムである。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記電力供給装置は、更に、前記第1共鳴素子に流れる電流値を測定する電流測定部を備え、前記第1制御部は、前記電流測定部が測定する電流値に基づいて、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記電力供給装置は、更に、前記第1共鳴素子に印加される電圧値を測定する電圧測定部を備え、前記第1制御部は、前記電流測定部が測定する電流と、前記電圧測定部が測定する電圧との位相差に基づいて、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記第1制御部は、山登り法を用いて、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に流れる電流が増加する、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、検出した周波数及び共振周波数を、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数とすることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記第1制御部は、前記第1共鳴素子の共振周波数が取り得る周波数範囲に亘って、前記第1共鳴素子の共振周波数を変化させる制御を前記第1共鳴素子に対して行うとともに、前記高周波信号が取り得る周波数範囲に亘って、前記高周波信号の周波数を変化させる制御を前記高周波発振器に対して行い、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子における有効電力が最大になる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、検出した周波数及び共振周波数を、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数とすることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記第1制御部は、山登り法を用いて、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に流れる電流と、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に印加される電圧との位相差が減少する、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、検出した周波数及び共振周波数を、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数とすることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記第1制御部は、前記第1共鳴素子の共振周波数が取り得る周波数範囲に亘って、前記第1共鳴素子の共振周波数を変化させる制御を前記第1共鳴素子に対して行うとともに、前記高周波信号が取り得る周波数範囲に亘って、前記高周波信号の周波数を変化させる制御を前記高周波発振器に対して行い、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に流れる電流と、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に印加される電圧との位相差が最小になる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、検出した周波数及び共振周波数を、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数とすることを特徴とする。
また、本発明は、インダクタンス及びキャパシタンスを有する第2共鳴素子と、前記第2共鳴素子に接続された負荷回路とを備える受電装置、及び、インダクタンス及びキャパシタンスを有し、該インダクタンス及び該キャパシタンスのうち少なくともいずれかが可変である第1共鳴素子と、前記第1共鳴素子に高周波信号を出力する高周波発振器とを備える電力供給装置を具備する電力伝送システムにおける制御方法であって、前記第2共鳴素子と前記第1共鳴素子とを磁界共鳴させた際に、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、前記高周波信号の周波数を前記検出した周波数に変更させる制御を前記高周波発振器に対して行うとともに、前記第1共鳴素子の共振周波数を前記検出した共振周波数に変更させる制御を前記第1共鳴素子に対して行うステップを有することを特徴とする制御方法である。
また、本発明は、インダクタンス及びキャパシタンスを有する第2共鳴素子と前記第2共鳴素子に接続された負荷回路とを備える受電装置に電力を伝送する電力供給装置であって、インダクタンス及びキャパシタンスを有し、該インダクタンス及び該キャパシタンスのうち少なくともいずれかが可変である第1共鳴素子と、前記第1共鳴素子に高周波信号を出力する高周波発振器と、前記第2共鳴素子と前記第1共鳴素子とを磁界共鳴させた際に、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、前記高周波信号の周波数を前記検出した周波数に変更させる制御を前記高周波発振器に対して行うとともに、前記第1共鳴素子の共振周波数を前記検出した共振周波数に変更させる制御を前記第1共鳴素子に対して行う第1制御部とを備えることを特徴とする電力供給装置である。
この発明によれば、第1共鳴素子が生じさせる磁界を強くすることができ、第1共鳴素子と磁界共振結合している第2共鳴素子に流れる電流を増加させることができる。その結果、電力供給装置と受電装置との間の距離が変化する場合や、受電装置における電力使用量が変化する場合においても、電力供給装置から受電装置に伝送する電力を増加させて、伝送効率を改善することができる。
第1実施形態における電力伝送システム1の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における電力伝送システム1の伝送効率を改善させる処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における電力伝送システム2の構成を示す概略ブロック図である。 第3実施形態における電力伝送システム3の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における電力伝送システム3の送電効率を改善させる処理を示すフローチャートである。 第4実施形態における電力伝送システム4の構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における電力伝送システム、その制御方法、及び電力供給装置を説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における電力伝送システム1の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、電力伝送システム1は、電力供給装置11と、少なくとも1つの受電装置12とを具備している。なお、同図には、受電装置12が1つの場合が示されている。
電力供給装置11は、高周波発振器111と、第1共鳴素子112と、電流測定部113と、制御部114とを備えている。
高周波発振器111は、周波数F1を有する高周波信号を出力する。周波数F1は、可変であり、制御部114の制御に基づいて、予め定められた範囲の周波数帯から選択される。
第1共鳴素子112には、高周波発振器111から高周波信号が入力される。第1共鳴素子112は、インダクタンス及びキャパシタンスを有し、当該インダクタンス及び当該キャパシタンスのうち少なくともいずれか一方が可変であり、入力される高周波信号に応じて磁界を発生させる。
第1共鳴素子112は、例えば、自己共振周波数F2を有するインダクタを用いて構成してもよい。インダクタには、高周波発振器111が出力する高周波信号が入力される。インダクタは、螺旋形状に巻回された導体により構成され、その物理的形状(螺旋形状の長さ、径、及び導体間の間隔)に応じて、自己共振周波数F2が変化する。
また、第1共鳴素子112は、可変インダクタ及び固定コンデンサ、あるいは、固定インダクタ及び可変コンデンサのいずれかを直列に接続した、共振周波数F2を有する直列共振回路として構成してもよい。可変インダクタのインダクタンスを変化させる際には、複数のインダクタの直列又は並列接続をスイッチにより切り替えて行うようにしてもよい。このとき、接続を切り替えるスイッチは、機械式スイッチ、あるいは電子式スイッチのいずれを用いてもよい。
電流測定部113は、高周波発振器111から第1共鳴素子112に流れる電流値を測定し、測定した電流値を示す信号を制御部114に出力する。
制御部114は、電流測定部113が測定した電流値に基づいて、高周波発振器111が出力する高周波信号の周波数F1を変更させる制御を、高周波発振器111に対して行う。また、制御部114は、電流測定部113が測定した電流値に基づいて、第1共鳴素子112の共振周波数F2を変化させる。
受電装置12は、第2共鳴素子121と、負荷回路122とを備えている。
第2共鳴素子121は、インダクタを有しており、電力供給装置11が備える第1共鳴素子112と磁界共振結合(磁界共鳴)して、電力の供給を受ける。また、第2共鳴素子121は、第1共鳴素子112と同じ構成を有している。
負荷回路122は、第2共鳴素子121が第1共鳴素子112から受けた電力を消費する。
図2は、本実施形態における電力伝送システム1の伝送効率を改善させる処理を示すフローチャートである。
電力供給装置11において、制御部114は、受電装置12への電力供給を指示する信号が外部より入力されると、高周波発振器111が出力する高周波信号の現在の周波数F1を周波数Fとして記憶し(ステップS101)、高周波信号の周波数F1を周波数(F+Δf1)に変更させる制御を高周波発振器111に対して行う(ステップS102)。
ここで、周波数ステップΔf1は、高周波発振器111の精度などに応じて、予め定められた周波数である。
制御部114は、周波数F1を周波数(F+Δf1)に変更させたことにより、第1共鳴素子112に流れる電流値が増加したか否かを判定し(ステップS103)、電流値が増加した場合(ステップS103:YES)、処理をステップS101に戻す。
一方、制御部114は、電流値が増加していない場合(ステップS103:NO)、周波数F1を周波数(F−Δf1)に変更させる制御を高周波発振器111に対して行う(ステップS104)。
制御部114は、周波数F1を周波数(F−Δf1)に変更させたことにより、第1共鳴素子112に流れる電流値が増加したか否かを判定し(ステップS105)、電流値が増加した場合(ステップS105:YES)、処理をステップS101に戻す。
一方、制御部114は、電流値が増加していない場合(ステップS105:NO)、周波数F1を周波数Fに変更させる制御を高周波発振器111に対して行う(ステップS106)。
制御部114は、第1共鳴素子112の共振周波数F2を周波数Fとして記憶し(ステップS111)、共振周波数F2を周波数(F+Δf2)に変更させる制御を第1共鳴素子112に対して行う(ステップS112)。ここで、周波数ステップΔf2は、第1共鳴素子112の精度などに応じて、予め定められた周波数である。
制御部114は、共振周波数F2を周波数(F+Δf2)に変更させたことにより、第1共鳴素子112に流れる電流値が増加したか否かを判定し(ステップS113)、電流値が増加した場合(ステップS113:YES)、処理をステップS111に戻す。
一方、制御部114は、電流値が増加していない場合(ステップS113:NO)、共振周波数F2を周波数(F−Δf2)に変更させる制御を第1共鳴素子112に対して行う(ステップS114)。
制御部114は、共振周波数F2を周波数(F−Δf2)に変更させたことにより、第1共鳴素子112に流れる電流値が増加したか否かを判定し(ステップS115)、電流値が増加した場合(ステップS115:YES)、処理をステップS111に戻す。
一方、制御部114は、電流値が増加していない場合(ステップS115:NO)、共振周波数F2を周波数Fに変更させる制御を第1共鳴素子112に対して行い(ステップS116)、処理を終了する。
上述のように、本実施形態における電力伝送システム1では、制御部114が、高周波信号の周波数F1をΔf1ずらしながら第1共鳴素子112の電流値を測定し、第1共鳴素子112に流れる電流値が増加する周波数を検出する。更に、制御部114が、第1共鳴素子112の共振周波数F2をΔf2ずらしながら第1共鳴素子112の電流値を測定し、第1共鳴素子112に流れる電流値が増加する共振周波数を検出する。
すなわち、制御部114は、山登り法を用いて、第1共鳴素子112に流れる電流値が増加する、高周波信号の周波数F1と、第1共鳴素子112の共振周波数F2とを検出する。そして、制御部114は、検出した周波数F1と共振周波数F2とを選択して、第1共鳴素子112に流れる電流を増加させ、第1共鳴素子112が生じさせる磁界を強くする。これにより、第1共鳴素子112と磁界共鳴する第2共鳴素子121に伝送する電力を増加させることができる。
電力伝送システム1は、制御部114が上述の処理を行うことにより、電力供給装置11と受電装置12との間の距離の変化や、近接する金属等の影響を受けて第1共鳴素子112と第2共鳴素子121との相互インダクタンスなどが変化した場合や、受電装置12における電力使用量が変化して第2共鳴素子121の共振周波数が変化した場合においても、電力供給装置11から受電装置12に伝送する電力を増加させることができる。その結果、電力伝送システム1における電力の伝送効率を改善することができる。
なお、図2に示した処理において、高周波信号の周波数F1を周波数(F+Δf1)に変更した後に、周波数(F−Δf1)に変更する手順について説明したが、高周波信号の周波数F1を周波数(F−Δf1)に変更した後に、周波数(F+Δf1)に変更するようにしてもよい。また、第1共鳴素子112の共振周波数F2を周波数(F+Δf2)に変更した後に、周波数(F−Δf2)に変更する手順について説明したが、共振周波数F2を周波数(F−Δf2)に変更した後に、周波数(F+Δf2)に変更するようにしてもよい。
また、図2に示した処理において、第1共鳴素子112の共振周波数F2を決定したのちに、高周波信号の周波数F1を決定するようにしてもよい。
また、図2に示した処理を複数回繰り返して行うようにしてもよい。これにより、第1共鳴素子112の共振周波数F2の変更を受けて、第1共鳴素子112に流れる電流値を増加させる周波数F1がする場合においても対応することができる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態における電力伝送システム2の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、電力伝送システム2は、電力供給装置21と、少なくとも1つの受電装置12とを具備している。同図には、受電装置12が1つの場合が示されている。
本実施形態の電力伝送システム2において、第1実施形態の電力伝送システム1(図1)と同じ構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。電力伝送システム2では、電力供給装置21において、制御部114に替えて制御部214を備えるとともに、記憶部215を備えている点が電力伝送システム1と異なる。
記憶部215には、高周波信号の周波数F1と、第1共鳴素子112の共振周波数F2との組合せごとに、第1共鳴素子112に流れる電流の電流値が対応付けて記憶される。
制御部214は、電流測定部113が測定した電流値に基づいて、高周波発振器111が出力する高周波信号の周波数F1を変更させる。また、制御部214は、電流測定部113が測定した電流値に基づいて、第1共鳴素子112の共振周波数F2を変更させる。
電力伝送システム2の伝送効率を改善させる処理について説明する。
電力供給装置21において、制御部214は、受電装置12への電力供給を指示する信号が外部より入力されると、高周波発振器111の周波数F1が取り得る周波数範囲(f0≦f≦f1)の全周波数範囲に亘って周波数を挿引するとともに、第1共鳴素子112の共振周波数F2が取り得る周波数範囲(f2≦f’≦f3)の全周波数範囲に亘って周波数を挿引する。このとき、制御部214は、第1共鳴素子112に流れる電流値が最大となる、周波数F1と共振周波数F2との組合せを検出し、検出した組合せを用いて電力の伝送を行わせる。
例えば、制御部214は、高周波発振器111の周波数F1を、周波数f0から周波数f1まで予め定められた周波数ステップΔf1ずつ増加させる。このとき、制御部214は、周波数F1を増加させるごとに、第1共鳴素子112の共振周波数F2を、周波数f2から周波数f3まで予め定められた周波数ステップΔf2ずつ増加させ、第1共鳴素子112に流れる電流値と、そのときの周波数F1及び共振周波数F2の組合せと対応付けて記憶部215に記憶させる。
制御部214は、高周波信号の周波数F1と、第1共鳴素子112の共振周波数F2とが取り得る周波数範囲に亘る周波数の挿引を終えると、記憶部215に記憶されている電流値のうち、最大の電流値に対応する周波数F1と共振周波数F2との組合せを検出する。そして、制御部214は、高周波信号の周波数F1と、第1共鳴素子112の共振周波数F2とを検出した周波数の組合せに変更させる制御を、高周波発振器111及び第1共鳴素子112に対して行う。
制御部214は、上述のように、高周波信号の取り得る周波数範囲、及び第1共鳴素子112が取り得る共振周波数を挿引し、第1共鳴素子112に流れる電流値が最大になる、周波数F1と共振周波数F2とを検出する。そして、制御部214は、検出した周波数F1と共振周波数F2とを選択して、第1共鳴素子112に流れる電流を最大にすることができ、第1共鳴素子112が生じさせる磁界を強くすることができる。その結果、第1共鳴素子112と磁界共鳴する第2共鳴素子121に伝送する電力を増加させることができる。
電力伝送システム2は、制御部214が上述の処理を行うことにより、電力供給装置21と受電装置12との間の距離の変化や、近接する金属等の影響を受けて第1共鳴素子112と第2共鳴素子121との相互インダクタンスなどが変化した場合や、受電装置12における電力使用量が変化して第2共鳴素子121の共振周波数が変化した場合においても、電力供給装置21から受電装置12に伝送する電力を増加させることができる。その結果、電力伝送システム2における電力の伝送効率を改善することができる。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態における電力伝送システム3の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、電力伝送システム3は、電力供給装置31と、少なくとも1つの受電装置12とを具備している。同図には、受電装置12が1つの場合が示されている。
本実施形態の電力伝送システム3において、第1実施形態の電力伝送システム1(図1)と同じ構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。電力伝送システム3では、電力供給装置31が、制御部114に替えて制御部314を備えるとともに、電圧測定部316を備えている点が電力伝送システム1と異なる。
電圧測定部316は、高周波発振器111から第1共鳴素子112に印加される電圧値を測定し、測定した電圧値を示す信号を制御部314に出力する。
制御部314は、電流測定部113が測定した電流値、及び電圧測定部316が測定した電圧値に基づいて、高周波発振器111が出力する高周波信号の周波数F1を変更させる。また、制御部314は、電流測定部113が測定した電流値、及び電圧測定部316が測定した電圧値に基づいて、第1共鳴素子112の共振周波数F2を変更させる。
図5は、本実施形態における電力伝送システム3の送電効率を改善させる処理を示すフローチャートである。
電力供給装置31において、制御部314は、受電装置12への電力供給を指示する信号が外部より入力されると、高周波発振器111が出力する高周波信号の現在の周波数F1を周波数Fとして記憶し(ステップS301)、高周波信号の周波数F1を周波数(F+Δf1)に変更させる制御を高周波発振器111に対して行う(ステップS302)。
制御部314は、周波数F1を周波数(F+Δf1)に変更させたことにより、第1共鳴素子112に流れる電流の位相と、第1共鳴素子112に印加されている電圧の位相との位相差が減少したか否かを判定し(ステップS303)、位相差が減少した場合(ステップS303:YES)、処理をステップS301に戻す。ここで、制御部314は、例えば、電流測定部113が出力する電流値の周期的な変化と、電圧測定部316が出力する電圧値の周期的な変化とに基づいて、電流と電圧との位相差を算出する。
一方、制御部314は、位相差が減少していない場合(ステップS303:NO)、高周波信号の周波数F1を周波数(F−Δf1)に変更させる制御を高周波発振器111に対して行う(ステップS304)。
制御部314は、周波数F1を周波数(F−Δf1)に変更させたことにより、第1共鳴素子112に流れる電流の位相と、第1共鳴素子112に印加されている電圧の位相との位相差が減少したか否かを判定し(ステップS305)、位相差が減少した場合(ステップS305:YES)、処理をステップS301に戻す。
一方、制御部314は、位相差が減少していない場合(ステップS305:NO)、高周波信号の周波数F1を周波数Fに変更させる制御を高周波発振器111に対して行う(ステップS306)。
制御部314は、第1共鳴素子112の現在の共振周波数F2を周波数Fとして記憶し(ステップS311)、第1共鳴素子112の共振周波数F2を周波数(F+Δf2)に変更させる制御を第1共鳴素子112に対して行う(ステップS312)。
制御部314は、共振周波数F2を周波数(F+Δf2)に変更させたことにより、第1共鳴素子112に流れる電流の位相と、第1共鳴素子112に印加されている電圧の位相との位相差が減少したか否かを判定し(ステップS313)、位相差が減少した場合(ステップS313:YES)、処理をステップS311に戻す。
一方、制御部314は、位相差が減少していない場合(ステップS313:NO)、第1共鳴素子112の共振周波数F2を周波数(F−Δf2)に変更させる制御を第1共鳴素子112に対して行う(ステップS314)。
制御部314は、共振周波数F2を周波数(F−Δf2)に変更させたことにより、第1共鳴素子112に流れる電流の位相と、第1共鳴素子112に印加されている電圧の位相との位相差が減少したか否かを判定し(ステップS315)、位相差が減少した場合(ステップS315:YES)、処理をステップS311に戻す。
一方、制御部314は、位相差が減少していない場合(ステップS315:NO)、第1共鳴素子112の共振周波数F2を周波数Fに変更させる制御を第1共鳴素子112に対して行い(ステップS316)、処理を終了する。
上述のように、本実施形態における電力伝送システム3では、制御部314が、高周波信号の周波数F1をΔf1ずらしながら、第1共鳴素子112に流れる電流と、第1共鳴素子112に印加される電圧との位相差を減少させる周波数を検出する。更に、制御部314が、第1共鳴素子112の共振周波数F2をΔf2ずらしながら、第1共鳴素子112に流れる電流と、第1共鳴素子112に印加される電圧との位相差を減少させる周波数を検出する。
すなわち、制御部314は、山登り法を用いて、第1共鳴素子112に流れる電流と、第1共鳴素子112に印加される電圧との位相差が減少する高周波信号の周波数F1と、第1共鳴素子112の共振周波数F2とを検出する。そして、制御部314は、検出した周波数F1と共振周波数F2とを選択して、第1共鳴素子112における力率を減少させる。このときの位相差が0(零)である場合、第1共鳴素子112は高周波発振器111から純抵抗にみえ、電流値が最大となる。この場合、第1共鳴素子112が生じさせる磁界は最も強くなり、第1共鳴素子112と磁界共鳴する第2共鳴素子121に伝送する電力を最大にすることができる。
換言すると、制御部314は、山登り法を用いて、第1共鳴素子112における有効電力を増加させて、第1共鳴素子112から第2共鳴素子121に伝送する電力を増加させる。
電力伝送システム3は、制御部314が上述の処理を行うことにより、電力供給装置31と受電装置12との間の距離の変化や、近接する金属等の影響を受けて第1共鳴素子112と第2共鳴素子121との相互インダクタンスなどが変化した場合や、受電装置12における電力使用量が変化して第2共鳴素子121の共振周波数が変化した場合においても、電力供給装置31から受電装置12に伝送する電力を増加させることができる。その結果、電力伝送システム3における電力の伝送効率を改善することができる。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態における電力伝送システム4の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、電力伝送システム4は、電力供給装置41と、少なくとも1つの受電装置12とを具備している。同図には、受電装置12が1つの場合が示されている。
本実施形態の電力伝送システム4において、第3実施形態の電力伝送システム3(図4)と同じ構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。電力伝送システム4では、電力供給装置41において、制御部314に替えて制御部414を備えるとともに、記憶部415を備えている点が電力伝送システム3と異なる。
記憶部415には、高周波信号の周波数F1と、第1共鳴素子112の共振周波数F2との組合せごとに、第1共鳴素子112に流れる電流と第1共鳴素子112に印加される電圧との位相差が対応付けて記憶される。
制御部414は、電流測定部113が測定した電流値と、電圧測定部316が測定した電圧値に基づいて、高周波発振器111が出力する高周波信号の周波数F1を変更させる。また、制御部414は、電流測定部113が測定した電流値と、電圧測定部316が測定した電圧値に基づいて、第1共鳴素子112の共振周波数F2を変更させる。
電力伝送システム4の伝送効率を改善させる処理について説明する。
電力供給装置41において、制御部414は、受電装置12への電力供給を指示する信号が外部より入力されると、高周波発振器111の周波数F1が取り得る周波数範囲(f0≦f≦f1)の全周波数範囲に亘って周波数を挿引するとともに、第1共鳴素子112の共振周波数F2が取り得る周波数範囲(f2≦f’≦f3)の全周波数範囲に亘って周波数を挿引する。このとき、制御部414は、第1共鳴素子112に流れる電流と、第1共鳴素子112に印加される電圧との位相が0(零)又は最小になる、周波数F1と共振周波数F2との組合せを検出し、検出した組合せを用いて電力の伝送を行わせる。
例えば、制御部414は、高周波発振器111の周波数F1を、周波数f0から周波数f1まで予め定められた周波数ステップΔf1ずつ増加させる。このとき、制御部414は、周波数F1を増加させるごとに、第1共鳴素子112の共振周波数F2を、周波数f2から周波数f3まで予め定められた周波数ステップΔf2ずつ増加させ、第1共鳴素子112に流れる電流値と第1共鳴素子112に印加される電圧との位相差と、そのときの周波数F1及び共振周波数F2の組合せとを対応付けて記憶部415に記憶させる。
制御部414は、高周波信号の周波数F1と、第1共鳴素子112の共振周波数F2とが取り得る周波数範囲に亘る周波数の挿引を終えると、記憶部415に記憶されている位相差のうち、最小の位相差に対応する周波数F1と共振周波数F2との組合せを検出する。そして、制御部414は、高周波信号の周波数F1と、第1共鳴素子112の共鳴周波数F2とを検出した周波数の組合せに変更させる制御を、高周波発振器111及び第1共鳴素子112に対して行う。
制御部414は、上述のように、高周波信号の取り得る周波数範囲、及び第1共鳴素子112が取り得る周波数範囲を挿引し、第1共鳴素子112に流れる電流値と第1共鳴素子112に印加される電圧との位相差が最小になる、周波数F1と共振周波数F2との組合せを選択して、高周波発振器111からみて第1共鳴素子112が純抵抗となるようにする。このとき、第1共鳴素子112に流れる電流が最大になるので、第1共鳴素子112が生じさせる磁界は最も強くなり、第1共鳴素子112と磁界共鳴する第2共鳴素子121に伝送する電力を最大にすることができる。
換言すると、制御部414は、高周波信号の取り得る周波数範囲、及び第1共鳴素子112が取り得る周波数範囲を挿引して、第1共鳴素子112における有効電力が最大となる周波数F1及び共振周波数F2を検出する。そして、制御部414は、検出した周波数F1及び共振周波数F2を用いることで、第1共鳴素子112から第2共鳴素子121に伝送する電力を増加させる。
電力伝送システム4は、制御部414が上述の処理を行うことにより、電力供給装置41と受電装置12との間の距離の変化や近接する金属等の影響を受けて第1共鳴素子112と第2共鳴素子121との相互インダクタンスが変化した場合や、受電装置12における電力使用量が変化して第2共鳴素子121の共振周波数が変化した場合などにおいても、電力供給装置41から受電装置12に伝送する電力を増加させることができる。その結果、電力伝送システム4における電力の伝送効率を改善することができる。
なお、第2実施形態及び第4実施形態において、高周波信号の周波数F1が取り得る周波数範囲に亘る挿引において、周波数F1を変化させるたびに、共振周波数F2が取り得る周波数範囲に亘り挿引を行う構成を説明した。しかし、これに限ることなく、共振周波数F2が取り得る周波数範囲に亘る挿引において、共振周波数F2を変化させるたびに、周波数F1が取り得る周波数範囲に亘り挿引を行うようにしてもよい。
1,2,3,4…電力伝送システム
11,21,31,41…電力供給装置
12…受電装置
111…高周波発振器
112…第1共鳴素子
113…電流測定部
114,214,314,414…制御部
121…第2共鳴素子
122…負荷回路
215,415…記憶部
316…電圧測定部

Claims (9)

  1. 電力供給装置から電力の供給を受ける受電装置と、前記電力供給装置とを具備する電力伝送システムにおいて、
    前記受電装置は、
    インダクタンス及びキャパシタンスを有する第2共鳴素子と、
    前記第2共鳴素子に接続された負荷回路と
    を備え、
    前記電力供給装置は、
    インダクタンス及びキャパシタンスを有し、該インダクタンス及び該キャパシタンスのうち少なくともいずれかが可変である第1共鳴素子と、
    前記第1共鳴素子に高周波信号を出力する高周波発振器と、
    前記第2共鳴素子と前記第1共鳴素子とを磁界共鳴させた際に、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、前記高周波信号の周波数を前記検出した周波数に変更させる制御を前記高周波発振器に対して行うとともに、前記第1共鳴素子の共振周波数を前記検出した共振周波数に変更させる制御を前記第1共鳴素子に対して行う第1制御部と
    を備える
    ことを特徴とする電力伝送システム。
  2. 前記電力供給装置は、更に、
    前記第1共鳴素子に流れる電流値を測定する電流測定部
    を備え、
    前記第1制御部は、
    前記電流測定部が測定する電流値に基づいて、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力伝送システム。
  3. 前記電力供給装置は、更に、
    前記第1共鳴素子に印加される電圧値を測定する電圧測定部
    を備え、
    前記第1制御部は、
    前記電流測定部が測定する電流と、前記電圧測定部が測定する電圧との位相差に基づいて、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力伝送システム。
  4. 前記第1制御部は、
    山登り法を用いて、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に流れる電流が増加する、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、検出した周波数及び共振周波数を、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力伝送システム。
  5. 前記第1制御部は、
    前記第1共鳴素子の共振周波数が取り得る周波数範囲に亘って、前記第1共鳴素子の共振周波数を変化させる制御を前記第1共鳴素子に対して行うとともに、前記高周波信号が取り得る周波数範囲に亘って、前記高周波信号の周波数を変化させる制御を前記高周波発振器に対して行い、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子における有効電力が最大になる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、検出した周波数及び共振周波数を、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力伝送システム。
  6. 前記第1制御部は、
    山登り法を用いて、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に流れる電流と、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に印加される電圧との位相差が減少する、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、検出した周波数及び共振周波数を、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数とする
    ことを特徴とする請求項3に記載の電力伝送システム。
  7. 前記第1制御部は、
    前記第1共鳴素子の共振周波数が取り得る周波数範囲に亘って、前記第1共鳴素子の共振周波数を変化させる制御を前記第1共鳴素子に対して行うとともに、前記高周波信号が取り得る周波数範囲に亘って、前記高周波信号の周波数を変化させる制御を前記高周波発振器に対して行い、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に流れる電流と、前記高周波発振器から前記第1共鳴素子に印加される電圧との位相差が最小になる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、検出した周波数及び共振周波数を、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数とする
    ことを特徴とする請求項3に記載の電力伝送システム。
  8. インダクタンス及びキャパシタンスを有する第2共鳴素子と、前記第2共鳴素子に接続された負荷回路とを備える受電装置、及び、インダクタンス及びキャパシタンスを有し、該インダクタンス及び該キャパシタンスのうち少なくともいずれかが可変である第1共鳴素子と、前記第1共鳴素子に高周波信号を出力する高周波発振器とを備える電力供給装置を具備する電力伝送システムにおける制御方法であって、
    前記第2共鳴素子と前記第1共鳴素子とを磁界共鳴させた際に、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、前記高周波信号の周波数を前記検出した周波数に変更させる制御を前記高周波発振器に対して行うとともに、前記第1共鳴素子の共振周波数を前記検出した共振周波数に変更させる制御を前記第1共鳴素子に対して行うステップ
    を有することを特徴とする制御方法。
  9. インダクタンス及びキャパシタンスを有する第2共鳴素子と前記第2共鳴素子に接続された負荷回路とを備える受電装置に電力を伝送する電力供給装置であって、
    インダクタンス及びキャパシタンスを有し、該インダクタンス及び該キャパシタンスのうち少なくともいずれかが可変である第1共鳴素子と、
    前記第1共鳴素子に高周波信号を出力する高周波発振器と、
    前記第2共鳴素子と前記第1共鳴素子とを磁界共鳴させた際に、前記第1共鳴素子における有効電力を増加させる、前記高周波信号の周波数及び前記第1共鳴素子の共振周波数を検出し、前記高周波信号の周波数を前記検出した周波数に変更させる制御を前記高周波発振器に対して行うとともに、前記第1共鳴素子の共振周波数を前記検出した共振周波数に変更させる制御を前記第1共鳴素子に対して行う第1制御部と
    を備えることを特徴とする電力供給装置。
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