JP2013015626A - ペダル装置および鍵盤装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペダルケースに対するペダル本体や楽器本体に対する鍵本体の組立作業性が良く、ペダルケースに対するペダル本体や楽器本体に対する鍵本体を円滑に且つ良好に回転動作させることができるペダル装置および鍵盤装置を提供する。
【解決手段】ペダルケースにペダル本体2を上下方向に回転可能に取り付ける取付部材3が、ペダルケースに固定される固定部17と、ペダル本体2が取り付けられるペダル取付部18と、このペダル取付部18を固定部17に上下方向に回転可能に連結する屈曲部19とを備え、これらを一体に形成した。従って、ペダルケースにペダル本体2を取付部材3によって取り付ける際に、その組み立て手順が制約を受けずに、ペダルケースにペダル本体2を容易に取り付けることができると共に、取付部材3の屈曲部19によってペダル本体2をペダルケースにガタツクことなく良好に回転可能な状態で取り付けることができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、鍵盤楽器などの楽器に用いられるペダル装置、および鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置に関する。
例えば、鍵盤楽器のペダル装置においては、特許文献1に記載されているように、装置本体に設けられた支持部にペダル本体の後端部を支持軸によって上下方向に回転可能に取り付けると共に、装置本体上にばね部材を設け、このばね部材のばね力によってペダル本体を弾力的に押し上げ、この状態でペダル本体をばね部材のばね力に抗して踏み込むことにより、ペダル本体のスイッチ押圧部が装置本体上のスイッチ部をスイッチ動作させるように構成されたものが知られている。
特開2008−46286号公報
この種のペダル装置では、装置本体の支持部にペダル本体の後端部を支持軸によって取り付ける際に、予め、装置本体にばね部材およびスイッチ部を取り付けると共に、ペダル本体にスイッチ押圧部を設け、このスイッチ押圧部を装置本体のスイッチ部に対応させて、ペダル本体をばね部材上に配置し、この状態で装置本体の支持部にペダル本体の後端部を支持軸によって上下方向に回転可能に取り付けている。
しかしながら、このようなペダル装置において、装置本体の支持部にペダル本体を支持軸によって取り付けるためには、装置本体の支持部に設けられた取付孔とペダル本体に設けられた取付孔とを対応させ、この状態で両方の各取付孔に支持軸をペダル本体側から挿入させる必要があるほか、挿入した支持軸の両端部に抜け止めリングを取り付ける必要があるため、組立手順に制約が生じ、装置本体に対するペダル本体の取付作業が煩雑になり、面倒であるという問題がある。
この場合、装置本体の支持部に設けられた取付孔とペダル本体に設けられた取付孔とに支持軸を挿入させるためには、両方の各取付孔を支持軸の外形よりも少し大きく形成してクリアランスを設けなければ、支持軸を両方の各取付孔に円滑に挿入させることができない。このため、装置本体にペダル本体を取り付けた際に、クリアランスによってガタツキが生じ、ペダル本体を円滑に且つ良好に回転動作させることができないという不都合がある。
この発明が解決しようとする課題は、ペダルケースに対するペダル本体や楽器本体に対する鍵本体の組立作業性が良く、ペダルケースに対するペダル本体や楽器本体に対する鍵本体を円滑に且つ良好に回転動作させることができるペダル装置および鍵盤装置を提供することである。
この発明は、ペダルケースにペダル本体を取付部材によって上下方向に回転可能に取り付けたペダル装置であって、前記取付部材は、前記ペダルケースに固定される固定部と、前記ペダル本体が取り付けられるペダル取付部と、このペダル取付部を前記固定部に上下方向に回転可能に連結する屈曲部とを備え、これらが一体に形成されていることを特徴とするペダル装置である。
この発明によれば、ペダルケースにペダル本体を取付部材によって取り付ける際に、その組み立て手順が制約を受けずに、ペダルケースにペダル本体を容易に取り付けることができると共に、取付部材の屈曲部によってペダル本体をペダルケースにガタツクことなく良好に回転可能な状態で取り付けることができる。このため、ペダルケースに対するペダル本体の組立作業性が良く、ペダルケースに対してペダル本体を円滑に且つ良好に回転動作させることができる。
この発明をペダル装置に適用した実施形態1を示した平面図である。 図1に示されたペダル装置のA−A矢視における拡大断面図である。 図2に示されたペダル装置を分解して示した各部の拡大断面図である。 図2に示されたペダル装置において、1つのペダル本体およびその取付部材を示した拡大平面図である。 図4に示されたペダル装置のB−B矢視において、その要部を分解して示した拡大断面図である。 図1に示されたペダル装置の変形例を示した平面図である。 この発明を電子鍵盤楽器に適用した実施形態2を示した平面図である。 図7に示された電子鍵盤楽器のC−C矢視における拡大断面図である。 図8に示された鍵盤部を分解して示した各部の拡大断面図である。 図8に示された鍵盤部における要部を示した拡大平面図である。 図10に示された鍵盤部のD−D矢視における要部の拡大断面図である。
(実施形態1)
以下、図1〜図5を参照して、この発明をペダル装置に適用した実施形態1について説明する。
このペダル装置は、図1および図2に示すように、ペダルケース1に複数のペダル本体2を取付部材3によってそれぞれ上下方向に回転可能に取り付けるように構成されている。
ペダルケース1は、図1および図2に示すように、本体ケース4とカバーケース5とを備え、ペダル本体2の配列方向に細長く形成されている。本体ケース4は、その上部に複数のペダル本体2が並列に配列されるように構成されている。カバーケース5は、複数のペダル本体2の後部側(図2では左側部)を覆った状態で、本体ケース4上に取り付けられるように構成されている。
この場合、本体ケース4の後端部(図2では左端部)には、図1〜図3に示すように、ペダル支持部6が上方に突出した状態で、ペダル本体2の配列方向に沿って連続して設けられている。このペダル支持部6の前方(図2では右側)に位置する本体ケース4のほぼ中間部には、図2および図3に示すように、コイルばねなどのばね部材7を支持するばね支持部8が、ペダル支持部6よりも少し低い高さで設けられている。
また、この本体ケース4の前端部(図2では右端部)には、図1〜図3に示すように、ペダル本体2の下限位置を規制する下限ストッパ9を支持するストッパ支持部10が、ばね支持部8とほぼ同じ高さで設けられている。この場合、ストッパ支持部10の上面は、後部(図3では左側部)から前部(図3では右側部)に向けて次第に低くなる傾斜面10aに形成されている。
さらに、ペダル支持部6とばね支持部8との間には、図2および図3に示すように、ペダルスイッチ部11が配置されている。このペダルスイッチ部11は、ペダル本体2の配列方向に沿って連続するスイッチ基板11aと、このスイッチ基板11a上に設けられてペダル本体2にそれぞれ対応するドーム状のゴム部材11bとを備えている。
スイッチ基板11aは、図2および図3に示すように、支持部材12によって本体ケース4のペダル支持部6とばね支持部8との間に位置した状態で、本体ケース4上に設けられている。ドーム状のゴム部材11bは、上方から押された際に、潰れるように弾性変形し、その内部に設けられた可動接点(図示せず)がスイッチ基板11a上に設けられた固定接点(図示せず)に接離可能に接触してスイッチ信号を出力するように構成されている。
一方、ペダル本体2は、図1〜図4に示すように、その前端部(図4では右端部)がほぼ円形状に広く、後端部(図4では左端部)が狭いほぼ杓形状に形成された上面部2aと、この上面部2aの周囲にその後端部を除いて形成された側面部2bとを備えている。このペダル本体2の後部(図2では左端部)に位置する上面部2aには、ペダル規制部13とばね規制部14とが設けられている。
ペダル規制部13は、図2および図3に示すように、ペダル本体2の配列方向、つまりペダル本体2の長手方向と直交する方向に沿って設けられた一対の取付孔15である。この一対の取付孔15は、ペダル本体2の後部(図2では左端部)の上面部2aに、その上下に貫通して設けられている。また、この一対の取付孔15は、本体ケース4上に配置されたペダルスイッチ部11の前部側(図2では右側部)に対応して設けられている。
ばね規制部14は、図2および図3に示すように、本体ケース4のばね支持部8上に配置されたばね部材7の上部をペダル本体2に対して位置規制するためのものである。すなわち、このばね規制部14が、ばね部材7の上部内に挿入する挿入部14aと、ばね部材7の上端部が当接する当接部14bとを備え、これらがペダル本体2の上面部2aの下面に設けられている。
ところで、取付部材3は、図2および図3に示すように、ペダルケース1の本体ケース4に固定される固定部17と、ペダル本体2が取り付けられるペダル取付部18と、このペダル取付部18を固定部17に上下方向に回転可能に連結する屈曲部19とを備え、これらが一体に形成されている。
固定部17は、図2〜図5に示すように、本体ケース4のペダル支持部6に設けられた固定ボス部20に嵌合して固定される嵌合固定部21と、本体ケース4のペダル支持部6上に設けられた複数の本体規制部22にそれぞれ位置決めされる複数の位置決め固定部23とを備えている。
この場合、本体ケース4の固定ボス部20は、図2〜図4に示すように、本体ケース4のペダル支持部6上に円筒状に起立して形成され、その中心部にねじ孔20aが上方に開放されて設けられている。また、本体ケース4の複数の本体規制部22は、それぞれピン形状に形成され、固定ボス部20の周囲の近傍に位置する箇所のペダル支持部6上にそれぞれ起立して設けられている。
取付部材3における固定部17の嵌合固定部21は、図2〜図4に示すように、本体ケース4の固定ボス部20よりも大径の円筒状に形成され、その上端部に固定ボス部20のねじ孔20aが対応するビス挿入孔21aが形成された構成になっている。この場合、嵌合固定部21は、その内面の高さが固定ボス部20とほぼ同じ高さに形成され、固定ボス部20の上端部がビス挿入孔21aに対応した状態で、嵌合固定部21の上部の内端面に固定ボス部20の上端面が当接するように構成されている。
これにより、取付部材3における固定部17の嵌合固定部21は、図2および図3に示すように、固定ボス部20の上端部がビス挿入孔21aに対応した状態で、その上方からビス24を固定ボス部20のねじ孔20aに螺入させて締め付けると、ビス24の頭部24aが嵌合固定部21を固定ボス部20上に押え付けることにより、固定部17を本体ケース4のペダル支持部6上に固定するように構成されている。
また、取付部材3における固定部17の複数の位置決め固定部23は、図4および図5に示すように、嵌合固定部21の周囲に位置する箇所の固定部17にそれぞれ設けられた複数の孔部であり、本体ケース4のペダル支持部6上に設けられた複数の本体規制部22が下側からそれぞれ嵌合することにより、固定部17を本体ケース4のペダル支持部6上に位置決めして固定するように構成されている。
取付部材3のペダル取付部18は、図2〜図4に示すように、ペダル本体2に設けられたペダル規制部13に位置規制されて取り付けられる位置決め取付部25を備えている。この位置決め取付部25は、ペダル本体2の配列方向、つまりペダル本体2の前後方向(長手方向)と直交する方向に沿って設けられた一対の取付ボス部26であり、ペダル本体2の後部(図2では左側部)に設けられたペダル規制部13である一対の取付孔15内にそれぞれ下側から挿入するように構成されている。
すなわち、この一対の取付ボス部26は、図2および図3に示すように、ペダル取付部18の前部(図2では右側部)にそれぞれ形成された円筒部であり、ペダル取付部18の下面と上面とにそれぞれ連続した状態で上下に突出して形成され、上面側に突出した上部が一対の取付孔15内にそれぞれ挿入するように構成されている。
この場合、一対の取付ボス部26におけるペダル取付部18の上面から突出した各上部は、図2および図3に示すように、ペダル本体2の後端部に設けられたペダル規制部13である一対の取付孔15内に挿入する部分であり、その高さがペダル本体2の取付孔15の深さ、つまりペダル本体2の上面部2aの厚みと同じに形成されている。
また、この一対の取付ボス部26には、図3に示すように、ねじ孔26aがそれぞれ上下に貫通して設けられている。これにより、一対の取付ボス部26は、図2〜図3に示すように、上面から突出した上部がペダル本体2の取付孔15内にそれぞれ下側から挿入した状態で、その上方からねじ孔26aにビス24を螺入させて締め付けると、ビス24の頭部24aがペダル本体2の取付孔15の縁部をペダル取付部18上に押え付けることにより、ペダル本体2が取付部材3のペダル取付部18に固定されるように構成されている。
また、取付部材3のペダル取付部18には、図2および図3に示すように、本体ケース4に設けられたペダルスイッチ部11をスイッチ動作させるためのスイッチ押圧部27が一体に形成されている。このスイッチ押圧部27は、ペダル取付部18の下面に一対の取付ボス部26と共に十字形状に形成されている。このスイッチ押圧部27の下面は、少し前上がりに傾斜して形成されている。
これにより、スイッチ押圧部27は、図2および図3に示すように、ペダル本体2が上方から押圧された際に、スイッチ押圧部27の下面が、本体ケース4上に設けられたペダルスイッチ部11のゴム部材11bの上面に、ほぼ平行な状態で当接して、ドーム状のゴム部材11bを潰れるように弾性変形させる構成になっている。
一方、取付部材3の固定部17とペダル取付部18とを連結する屈曲部19は、図2および図3に示すように、肉厚が薄く形成されていることにより、屈曲する構成になっている。すなわち、この屈曲部19は、取付部材3の固定部17の前端部(図3では右端部)から前方の下部側に向けて湾曲し、この湾曲した先端部が上方に向けてほぼ垂直に延び、この垂直に延びた上端部が前側に向けて湾曲してペダル取付部18の後端部(図3では右端部)に連結された構成になっている。このため、取付部材3は、その固定部17の下面とペダル取付部18のスイッチ押圧部27の下面とがほぼ同じ高さに形成されている。
これにより、屈曲部19は、ペダル本体2の前部が上方から押された際に、上下方向にほとんど変位することがなく、ほぼ垂直に延びた部分が前側に向けて傾くように屈曲変形し、ペダル取付部18を前下がりに傾け、これに伴ってペダル本体2を前下がりに傾けるように構成されている。すなわち、この屈曲部19は、そのほぼ垂直な部分の下部が固定部17に連結され、且つその上部がペダル取付部18に連結されていることにより、ほぼ垂直な部分が上下方向にほとんど変位せず、前後方向(図2では左右方向)に向けて傾くように変位する構成になっている。
なお、カバーケース5の前端部には、図2に示すように、カバーケース5がペダル本体2の後部および取付部材3を覆って本体ケース4に取り付けられた際に、ペダル本体2の後部側の上面部2aに当接してペダル本体2をほぼ水平に位置規制するための上限ストッパ部5aが設けられている。この上限ストッパ部5aは、ペダル本体2の後部に設けられたペダル規制部13である一対の取付孔15よりも後部に位置する箇所の上面部2aに当接し、一対の取付孔15をカバーケース5の外部に露出させるように構成されている。
次に、このようなペダル装置を組み立てる場合について説明する。
この場合には、まず、図3に示すように、ペダルケース1の本体ケース4に設けられたばね支持部8上にばね部材7を配置すると共に、このばね支持部8とペダル支持部6との間に位置する箇所の本体ケース4上にペダルスイッチ部11を配置する。さらに、本体ケース4のストッパ支持部10上に、フェルトなどの下限ストッパ9を取り付ける。
このとき、ペダルスイッチ部11は、スイッチ基板11a上にドーム状のゴム部材11bを配置し、この状態でスイッチ基板11aを支持部材12によって本体ケース4に取り付けることにより、本体ケース4上に配置される。この状態では、図3に示すように、ペダル支持部6上に設けられた固定ボス部20の上面とドーム状のゴム部材11bの上面とがほぼ同じ高さになり、ばね部材7は自由状態に伸び、この伸びた上部が固定ボス部20およびペダルスイッチ部11のゴム部材11bよりも上方に位置している。
この後、本体ケース4のペダル支持部6上に取付部材3の固定部17を取り付ける。このときには、取付部材3のペダル取付部18を本体ケース4に設けられたペダルスイッチ部11の上方に対応させて配置した状態で、取付部材3の固定部17における嵌合固定部21をペダル支持部6上の固定ボス部20に嵌合させると共に、固定部17の複数の位置決め固定部23である各孔部にペダル支持部6上の複数の本体規制部22をそれぞれ嵌合させて位置決めする。
この状態では、固定部17の嵌合固定部21のビス挿入孔21aにペダル支持部6上の固定ボス部20が下側から対応し、この対応した固定ボス部20のねじ孔20aにビス24を螺入させて締め付ける。これにより、ビス24の頭部24aが嵌合固定部21を固定ボス部20上に押え付けることにより、固定部17が本体ケース4のペダル支持部6上に固定される。
そして、ペダル本体2を取付部材3のペダル取付部18に取り付けて本体ケース4の上方に配置させる。このときには、本体ケース4のばね支持部8上に配置されたばね部材7の上部をペダル本体2のばね規制部14に対応させ、この状態でばね規制部14の挿入部14aをばね部材7の上部に挿入させてばね規制部14の当接部14bを当接させる。これにより、ばね部材7が本体ケース4とペダル本体2との間に位置規制される。
この状態で、ペダル本体2をばね部材7のばね力に抗して押し下げて、ペダル本体2のペダル規制部13を取付部材3のペダル取付部18に配置させる。このときには、取付部材3のペダル取付部18に設けられた位置決め取付部25の一対の取付ボス部26をそれぞれペダル本体2のペダル規制部13である一対の取付孔15にそれぞれ下側から挿入させて、ペダル本体2を取付部材3に対して位置決めする。
この後、カバーケース5を本体ケース4上に取り付ける。このときには、カバーケース5で本体ケース4の後部、取付部財3、およびペダル本体2の後部を覆って、カバーケース5の上限ストッパ部5aをペダル本体2のペダル規制部13である一対の取付孔15よりも後部に位置する上面部2aに当接させる。
この状態で、カバーケース5をばね部材7のばね力に抗して押し下げ、この押し下げたカバーケース5を本体ケース4上に取り付ける。これにより、ペダル本体2は、図2に示すように、カバーケース5の上限ストッパ部5aによって、ほぼ水平な状態で本体ケース4の上方に配置されると共に、取付部材3のペダル取付部18がペダル本体2の下面に押し付けられる。
このときには、カバーケース5の前方にペダル本体2の一対の取付孔15が位置し、この一対の取付孔15内に挿入されたペダル取付部18の一対の取付ボス部26が上側に露出している。このため、この露出した一対の取付ボス部26の各ねじ孔26aに、ビス24を上方から螺入させて締め付ける。すると、ビス24の頭部24aがペダル本体2の取付孔15の縁部をペダル取付部18上に押え付けるので、ペダル本体2が取付部材3のペダル取付部18に固定される。これにより、ペダル装置が組み立てられる。
なお、このペダル装置の組立手順は、上述した手順に限られるものではなく、例えば取付部材3のペダル取付部18にペダル本体2を取り付け、このペダル本体2が取り付けられた取付部材3の固定部17をペダルケース1の本体ケース4のペダル支持部6上に取り付けて固定するようにしても良い。
次に、このようなペダル装置の作用について説明する。
このペダル装置は、図2に示すように、通常状態のときに、ペダル本体2がばね部材7のばね力によって押し上げられて、ペダル本体2の後部がカバーケース5の上限ストッパ部5aに当接していることにより、ペダル本体2がほぼ水平な状態で本体ケース4上に配置されている。
この状態では、取付部材3のペダル取付部18の下面に設けられたスイッチ押圧部27が本体ケース4上に配置されたペダルスイッチ部11のゴム部材11bの上方に接近して配置されていると共に、ペダル本体2の前端部が本体ケース4のストッパ支持部10上に設けられた下限ストッパ9から上方に離れている。
このような状態で、ペダル本体2を足で踏み込んで、ペダル本体2をばね部材7のばね力に抗して押し下げる。すると、ペダル本体2のペダル規制部13に取り付けられた取付部材3のペダル取付部18が押し下げられると共に、この取付部材3の屈曲部19が屈曲し、これによりペダル本体2が前下りに傾斜した状態で押し下げられる。
このようにペダル本体2が傾斜して押し下げられるときには、取付部材3の屈曲部19におけるほぼ垂直な部分がほとんど上下方向に変位することがなく、ほぼ垂直な部分の上部が前側に向けて少し傾く。このため、屈曲部19を回転中心として、取付部材3のペダル取付部18が前下がりに傾き、その下面に設けられたスイッチ押圧部27の傾斜した下面がペダルスイッチ部11のゴム部材11bの上面をほぼ水平に押し下げる。
これにより、ペダルスイッチ部11におけるドーム状のゴム部材11bが潰れるように弾性変形する。このときには、ドーム状のゴム部材11b内に設けられた可動接点がスイッチ基板11a上に設けられた固定接点に接触してスイッチ信号を出力する。そして、ペダル本体2に対する踏み込み操作を解除すると、ペダル本体2がばね部材7のばね力によって押し上げられて初期位置に戻る。
このときには、取付部材3のペダル取付部18がペダル本体2と共に押し上げられるので、取付部材3の屈曲部19におけるほぼ垂直な部分の上部が後側に向けてほぼ垂直になるように傾く。このため、このときにも、屈曲部19を回転中心として、取付部材3のペダル取付部18が前上がりに傾きながら引き上げられ、その下面に設けられたスイッチ押圧部27の傾斜した下面がペダルスイッチ部11のゴム部材11bの上方に引き上げられ、ペダルスイッチ部11がオフ状態になる。
このように、このペダル装置によれば、ペダルケース1の本体ケース4にペダル本体2を上下方向に回転可能に取り付ける取付部材3が、ペダルケース1の本体ケース4に固定される固定部17と、ペダル本体2が取り付けられるペダル取付部18と、このペダル取付部18を固定部17に上下方向に回転可能に連結する屈曲部19とを備え、これらが一体に形成されていることにより、ペダルケース1に対するペダル本体2の組立作業性が良く、ペダルケース1に対してペダル本体2を円滑に且つ良好に回転動作させることができる。
すなわち、このペダル装置では、ペダルケース1にペダル本体2を取付部材3によって取り付ける際に、その組み立て手順が制約を受けずに、ペダルケース1にペダル本体2を簡単に且つ容易に取り付けることができると共に、取付部材3の屈曲部19によってペダル本体2をペダルケース1に対してガタツクことなく良好に回転可能な状態で取り付けることができる。このため、ペダルケース1に対するペダル本体2の組立作業性が良く、ペダルケース1に対してペダル本体2を円滑に且つ良好に回転動作させることができる。
この場合、取付部材3の屈曲部19は、肉厚が薄く形成されたほぼ垂直な部分を有し、このほぼ垂直な部分の下部が固定部17に連結形成され、このほぼ垂直な部分の上部がペダル取付部18に連結形成されていることにより、ほぼ垂直な部分が上下方向にほとんど変位することがなく、ほぼ垂直な部分をペダル本体2の前後方向に向けて傾くように変位させることができ、これによりペダル取付部18を固定部17に対してガタツクことなく上下方向に円滑に回転させることができる。
また、この取付部材3の固定部17は、ペダルケース1の本体ケース4に設けられた固定ボス部20が嵌合して固定される嵌合固定部21と、ペダルケース1の本体ケース4に設けられた本体規制部22に位置決めされる位置決め固定部23とを備えていることにより、取付部材3の固定部17をペダルケース1の本体ケース4に正確に位置決めして確実に且つ強固に取り付けることができる。
すなわち、取付部材3の固定部17は、これをペダルケース1の本体ケース4に取り付ける際に、固定部17の位置決め固定部23を本体ケース4の本体規制部22に対応させて位置決めすることにより、固定部17を本体ケース4に対して正確に且つ確実に位置決めすることができると共に、取付部材3の嵌合固定部21に本体ケース4の固定ボス部20を嵌合させて固定することにより、固定部17を本体ケース4に対して確実に且つ強固に固定することができる。
この場合、本体ケース4の固定ボス部20は、円筒状に起立して形成され、その内部にねじ孔20aが上方に開放されて形成されており、固定部17の嵌合固定部21は、固定ボス部21よりも大径の円筒状に形成され、その上端部にビス挿入孔21aが設けられていることにより、固定部17を本体ケース4に対して確実に且つ強固に固定することができる。
すなわち、固定ボス部20を嵌合固定部21内に下側から挿入させ、この挿入した固定ボス部20の上端部を、嵌合固定部21のビス挿入孔21aに対応させた状態で、嵌合固定部21の内面に当接させることにより、確実に固定部17を本体ケース4に対して配置することができ、この状態で固定ボス部20のねじ孔20aにその上方からビス24を螺入させて締め付けることにより、嵌合固定部21を固定ボス部20に押え付けて、固定部17を本体ケース4に確実に且つ強固に固定することができる。
また、固定部17の位置決め固定部23は、嵌合固定部21の周囲に設けられた複数の孔部であり、本体ケース4の複数の本体規制部22は、位置決め固定部23に挿入する複数のピン形状に形成されていることにより、複数の本体規制部22が固定部17の位置決め固定部23に下側からそれぞれ嵌合することにより、固定部17を本体ケース4上に正確に位置決めすることができると共に、固定部17を本体ケース4上に確実に且つ強固に固定することができる。
また、このペダル装置では、取付部材3のペダル取付部18が、ペダル本体2に設けられたペダル規制部13に位置規制されて取り付けられる位置決め取付部25を備えているので、取付部材3のペダル取付部18にペダル本体2を簡単に且つ確実に取り付けることができる。この場合、ペダル本体2のペダル規制部13は一対の取付孔15であり、ペダル取付部18の位置決め取付部25は、ペダル取付部18の上下に突出して形成された一対の取付ボス部26であることにより、ペダル取付部18にペダル本体2を簡単に且つ確実に取り付けることができる。
すなわち、ペダル取付部18にペダル本体2を取り付ける際には、ペダル本体2のペダル規制部13である一対の取付孔15に、ペダル取付部18の位置決め取付部25である一対の取付ボス部26をそれぞれ下側から挿入させることにより、ペダル本体2をペダル取付部18に位置決めすることができ、この状態でビス24を取付ボス部26のねじ孔26aに上方から螺入させて締め付けることにより、ペダル本体2を取付部材3のペダル取付部18に押え付けて確実に且つ強固に固定することができる。
さらに、このペダル装置では、取付部材3のペダル取付部18に対応する箇所に位置するペダルケース1の本体ケース4にペダルスイッチ部11が設けられており、ペダル取付部18には、ペダルスイッチ部11をスイッチ動作させるためのスイッチ押圧部27が一体に形成されていることより、ペダル本体2を踏み込み操作によって押し下げた際に、ペダル取付部18のスイッチ押圧部27によって本体ケース4のペダルスイッチ部11を確実に且つ良好にスイッチ動作させることができる。
この場合、スイッチ押圧部27を取付部材3のペダル取付部18に一体に形成していることにより、ペダル本体2にペダルスイッチ部11を押圧すためのスイッチ押圧部27を設ける必要がない。このため、ペダル本体2の構造および形状を単純化することができ、ペダル本体2を簡単に且つ容易に製作することができる。
なお、上述した実施形態1では、各ペダル本体2をそれぞれ取付部材3によってペダルケース1の本体ケース4に個別に取り付けるように構成した場合について述べたが、これに限らず、例えば図6に示す変形例のように、複数のペダル本体2を1つの取付部材30によって本体ケース4に取り付けるように構成しても良い。
すなわち、この取付部材30は、本体ケース4のペダル支持部6上に固定される固定部31をペダル本体2の配列方向に連続させて形成し、この固定部31に複数のペダル本体2がそれぞれ取り付けられるペダル取付部18をそれぞれ屈曲部19によって連結させた状態で一体に形成した構成になっている。
このように構成すれば、上述した実施形態1と同様の作用効果があるほか、部品点数を削減することができると共に、取付部材30を本体ケース4に取り付けるときに、複数のペダル本体2がそれぞれ取り付けられる複数のペダル取付部18を本体ケース4に対して一度に組み付けることができるので、本体ケース4に対する取付部材30の取付作業を簡素化することができ、生産性の向上を図ることができる。
(実施形態2)
次に、図7〜図11を参照して、この発明を電子鍵盤楽器に適用した実施形態2について説明する。なお、図1〜図5に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子鍵盤楽器は、図7および図8に示すように、楽器本体40を備えている。この楽器本体40は、上部ケース41と下部ケース42とで構成され、その内部に鍵盤部44が設けられた構成になっている。
この鍵盤部44は、図7〜図9に示すように、白鍵本体と黒鍵本体とからなる複数の鍵本体45(ただし、この実施形態2では白鍵本体のみについて説明する。)を有し、この複数の鍵本体45が並列に配列された状態で、それぞれ上下方向に回転するように構成されている。
この場合、上部ケース41は、図7に示すように、鍵盤部44の後部(図7では上辺部側)の上方に位置する箇所から鍵盤部44の更に後方に位置する箇所に亘る部分、および鍵本体45の配列方向における鍵盤部44の両側に位置する部分において、下部ケース42上に設けられている。これにより、鍵盤部44は、上部ケース41で覆われることなく、上部ケース41の上方に露出するように構成されている。
この上部ケース41には、図7に示すように、スピーカ部46、表示部47、および操作スイッチ部48が設けられている。スピーカ部46は、楽音などの音を発生するためのものであり、図7に示すように、上部ケース41の上面における左上側に位置する箇所に設けられている。表示部47は、上部ケース41の上面におけるスピーカ部46の右側に位置する箇所に設けられている。
この表示部47は、液晶表示パネルやEL(エレクトロ・ルミネッセンス)表示パネルなどの平面型の表示パネルからなり、鍵盤楽器に必要な各種の情報を電気光学的に表示するように構成されている。操作スイッチ部48は、電源スイッチ、音量スイッチ、音色スイッチなどの各種のスイッチを備え、図7に示すように、上部ケース41の上面に分散して設けられている。
ところで、鍵盤部44の各鍵本体45は、図8および図9に示すように、取付部材50によって下部ケース42上に並列に配列されるように構成されている。この場合、下部ケース42の後端部(図8では左端部)には、図8に示すように、鍵支持部51が上方に突出した状態で鍵本体45の配列方向、つまり鍵本体45の前後方向(長手方向)と直交する方向に沿って連続して設けられている。
この鍵支持部51の前側(図8では右側)に位置する箇所の下部ケース42上には、図8および図9に示すように、鍵スイッチ部52が配置されている。この鍵スイッチ部52は、実施形態1と同様、鍵本体45の配列方向に沿って連続するスイッチ基板11aと、このスイッチ基板11a上に設けられて各鍵本体45にそれぞれ対応するドーム状の複数のゴム部材11bとを備えている。
すなわち、スイッチ基板11aは、図8に示すように、下部ケース42に設けられた基板支持部53上に配置された状態でビス53aによって取り付けられている。ドーム状のゴム部材11bは、上方から押された際に、潰れるように弾性変形し、その内部に設けられた可動接点11cがスイッチ基板11a上に設けられた固定接点11dに接離可能に接触してスイッチ信号を出力するように構成されている。
また、複数の鍵本体45の各前端部(図8では右端部)には、ストッパ部54がそれぞれ設けられている。このストッパ部54が設けられた鍵本体45の前端部は、下部ケース42の前部に設けられた立上り部55の開口部55a内に挿入されて前側に突出し、この突出した部分のストッパ部54が下部ケース42の前端部56の下面に設けられたフェルトなどの位置規制部57に下側から当接することにより、鍵本体45を初期位置である上限位置に規制するように構成されている。
この複数の鍵本体45の後端部には、図8〜図10に示すように、鍵規制部58が設けられている。この鍵規制部58は、鍵本体45の配列方向、つまり鍵本体45の前後方向(長手方向)と直交する方向に沿って設けられた一対の取付孔15である。この一対の取付孔15は、鍵本体45の後部(図9では左端部)の上面部45aに、その上下に貫通して設けられている。また、この一対の取付孔15は、下部ケース42上に配置された鍵スイッチ部51の前部側(図9では右側部)に対応して設けられている。
一方、取付部材50は、図8および図9に示すように、楽器本体40の下部ケース42に固定される固定部60と、複数の鍵本体45がそれぞれ取り付けられる複数の鍵取付部61と、この複数の鍵取付部61を固定部60にそれぞれ上下方向に回転可能に連結する複数の屈曲部62とを備え、これらが一体に形成された構成になっている。
固定部60は、図8〜図11に示すように、鍵本体45の配列方向に連続する帯板形状に形成されて、下部ケース42の鍵支持部51上に配置されるように構成されている。この固定部60は、鍵支持部51に設けられた固定ボス部63が嵌合して固定される嵌合固定部64と、下部ケース42の鍵支持部51上に設けられた複数の本体規制部65によってそれぞれ位置決めされる複数の位置決め固定部66とを備えている。
この場合、下部ケース42の固定ボス部63は、図8〜図10に示すように、下部ケース42の鍵支持部51上に円筒状に起立して形成され、その中心部にねじ孔63aが上方に開放されて設けられている。また、下部ケース42の複数の本体規制部65は、それぞれピン形状に形成され、固定ボス部63の周囲の近傍に位置する箇所の鍵支持部51上にそれぞれ起立して設けられている。
取付部材50における固定部60の嵌合固定部64は、図8〜図10に示すように、下部ケース42の固定ボス部63よりも大径の円筒状に形成され、その上端部に固定ボス部63の上端部が対応するビス挿入孔64aが形成された構成になっている。この場合、嵌合固定部64は、その内面の高さが固定ボス部63とほぼ同じ高さに形成され、固定ボス部63の上端部がビス挿入孔64aに対応した状態で、嵌合固定部64の上端面に固定ボス部63の上端面が当接するように構成されている。
これにより、取付部材50における固定部60の嵌合固定部64は、図8および図9に示すように、固定ボス部63の上端部がビス挿入孔64aに対応した状態で、その上方からビス24を固定ボス部63のねじ孔63aに螺入させて締め付けると、ビス24の頭部24aが嵌合固定部64の上面を固定ボス部63上に押え付けることにより、固定部60を下部ケース42の鍵支持部51上に固定するように構成されている。
また、取付部材50における固定部60の複数の位置決め固定部66は、図9〜図11に示すように、嵌合固定部64の周囲に位置する固定部60にそれぞれ設けられた複数の孔部であり、下部ケース42の鍵支持部51上に設けられた複数の本体規制部65が下側からそれぞれ嵌合することにより、固定部60を下部ケース42の鍵支持部51上に位置決めして固定するように構成されている。
一方、取付部材50の鍵取付部61は、図8〜図10に示すように、鍵本体45に設けられた鍵規制部58に位置規制されて取り付けられる位置決め取付部67を備えている。この位置決め取付部67は、鍵本体45の配列方向に沿って設けられた一対の取付ボス部68であり、鍵本体45の後部(図8では左側部)に設けられた鍵規制部58である一対の取付孔15内にそれぞれ下側から挿入するように構成されている。
すなわち、この一対の取付ボス部68は、図8および図9に示すように、鍵取付部61の前部(図8では右側部)にそれぞれ形成された円筒部であり、鍵取付部61の下面と上面とにそれぞれ連続した状態で上下に突出して形成され、上面から突出した上部が鍵本体45の一対の取付孔15内にそれぞれ挿入するように構成されている。
この場合、一対の取付ボス部68における鍵取付部61の上面から突出した各上部は、図8および図9に示すように、鍵本体45の後端部に設けられた一対の取付孔15内に挿入する部分であり、その高さが鍵本体45の取付孔15の深さ、つまり鍵本体45の上面部45aの厚みと同じに形成されている。
また、この一対の取付ボス部68には、図9に示すように、ねじ孔68aがそれぞれ上下に貫通して設けられている。これにより、一対の取付ボス部68は、図8〜図10に示すように、上面から突出した上部が鍵本体45の取付孔15内にそれぞれ下側から挿入した状態で、その上方からねじ孔68aにビス24を螺入させて締め付けると、ビス24の頭部24aが鍵本体45の取付孔15の縁部を鍵取付部61上に押え付けることにより、鍵本体45を取付部材50の鍵取付部61に固定するように構成されている。
また、取付部材50の鍵取付部61には、図8および図9に示すように、下部ケース42に設けられた鍵スイッチ部51をスイッチ動作させるためのスイッチ押圧部69が一体に形成されている。このスイッチ押圧部69は、鍵取付部61の下面に一対の取付ボス部68と共に十字形状に形成されている。このスイッチ押圧部69の下面は、少し前上がりに傾斜して形成されている。
これにより、スイッチ押圧部69は、図8および図9に示すように、上方から押圧された際に、スイッチ押圧部69の下面が、下部ケース42に設けられた鍵スイッチ部51のゴム部材11bの上面に、ほぼ平行な状態で当接して、ドーム状のゴム部材11bを潰れるように弾性変形させる構成になっている。
一方、取付部材50の固定部60と鍵取付部61とを連結する屈曲部62は、図8および図9に示すように、肉厚が薄く形成されていることにより、屈曲する構成になっている。すなわち、この屈曲部62は、取付部材50の固定部60の前端部(図9では右端部)から前方の下部側に向けて湾曲し、この湾曲した先端部が上方に向けてほぼ垂直に延び、このほぼ垂直に延びた上端部が前側に向けて湾曲して鍵取付部61の後端部(図9では右端部)に連結された構成になっている。このため、取付部材50は、その固定部60の下面と鍵取付部61のスイッチ押圧部69の下面とがほぼ同じ高さに形成されている。
これにより、屈曲部62は、鍵本体45の前部が上方から押された際に、上下方向にほとんど変位することがなく、ほぼ垂直に延びた部分が前側に向けて傾くように屈曲変形することにより、鍵取付部61を前下がりに傾け、これに伴って鍵本体45を前下がりに傾けるように構成されている。すなわち、この屈曲部62は、そのほぼ垂直な部分の下部が固定部60に連結され、且つその上部が鍵取付部61に連結されていることにより、ほぼ垂直な部分が上下方向にほとんど変位せず、前後方向(図8では左右方向)に向けて傾くように変位する構成になっている。
なお、上部ケース41は、図8に示すように、その前端部が鍵本体45の後部および取付部材50を覆って下部ケース42に取り付けられる際に、鍵本体45の後部に設けられた鍵規制部58である一対の取付孔15よりも後部に位置する箇所の上面部45aに当接し、一対の取付孔15を上部ケース41の外部に露出させるように構成されている。
次に、このような電子鍵盤楽器を組み立てる場合について説明する。
この場合には、まず、図9に示すように、楽器本体40の下部ケース42に設けられた支持部材53上に鍵スイッチ部52を配置すると共に、下部ケース42の前端部56の下面にフェルトなどの位置規制部57を取り付ける。
このときには、鍵スイッチ部52のスイッチ基板11a上にドーム状のゴム部材11bを配置し、この状態でスイッチ基板11aを下部ケース42の支持部材53上にビス53aによって取り付ける。この状態では、図9に示すように、鍵支持部51の上面とドーム状のゴム部材11bの上面とがほぼ同じ高さになる。
この後、下部ケース42の鍵支持部51上に取付部材50の固定部60を取り付ける。このときには、取付部材50の各鍵取付部61を下部ケース42に設けられた鍵スイッチ部52における各ドーム状のゴム部材11bの上方に対応させて配置する。この状態で、取付部材50の固定部60における各嵌合固定部64に、鍵支持部51上の各固定ボス部63を嵌合させると共に、固定部60の複数の位置決め固定部66に、鍵支持部51上の複数の本体規制部65をそれぞれ嵌合させて位置決めする。
すると、固定部60の嵌合固定部64のビス挿入孔64aに鍵支持部51上の固定ボス部63が下側から対応する。そして、この対応した固定ボス部63のねじ孔63aにビス24を螺入させて締め付ける。これにより、ビス24の頭部24aが嵌合固定部64の上面を固定ボス部63上に押え付けることにより、下部ケース42の鍵支持部51上に嵌合固定部64が固定される。
この状態で、各鍵本体45を取付部材50の各鍵取付部61にそれぞれ取り付けて下部ケース42の上方に配置させる。このときには、取付部材50の各鍵取付部61に設けられた位置決め取付部67の一対の取付ボス部68をそれぞれ鍵本体45の鍵規制部58である一対の取付孔15にそれぞれ下側から挿入させて、鍵本体45を取付部材50に対して位置決めする。
そして、上部ケース41を下部ケース42上に取り付ける。このときには、上部ケース41で下部ケース42の後部、取付部財50、および鍵本体45の後部を覆った状態で、上部ケース41の前端部を鍵本体45の鍵規制部58である一対の取付孔15よりも後部(図8では左側部)に位置する上面部45aに対応させる。
この状態では、鍵本体45の鍵規制部58である一対の取付孔15が上部ケース41によって覆われることなく、上部ケース41の外部に露出する。そして、この露出した鍵取付部61における一対の取付ボス部68の各ねじ孔68aに、ビス24を上方から螺入させて締め付ける。これにより、ビス24の頭部24aが鍵本体45の取付孔15の縁部を押え付けて、鍵本体45を取付部材50の鍵取付部61に固定する。これにより、電子鍵盤楽器の鍵盤部44が組み立てられる。
なお、この電子鍵盤楽器の鍵盤部44における組立手順は、上述した手順に限られるものではなく、例えば取付部材50の鍵取付部61に鍵本体45を取り付け、この鍵本体45が取り付けられた取付部材50の固定部60を楽器本体40の下部ケース42の鍵支持部51上に取り付けて固定するようにしても良い。
次に、このような電子鍵盤楽器の作用について説明する。
この電子鍵盤楽器は、通常状態のときに、図8に示すように、取付部材50の鍵取付部61の下面に設けられたスイッチ押圧部69が鍵スイッチ部52のゴム部材11bの弾性復帰力によって押し上げられている。これにより、鍵本体45の前端部に設けられたストッパ部54が、下部ケース42の前端部56に設けられた位置規制部57に下側から当接している。このため、鍵本体45がほぼ水平な状態で下部ケース42上に配置された初期状態に位置規制されている。
このような状態で、鍵本体45を鍵スイッチ部52のゴム部材11bの弾性力に抗して押鍵操作すると、鍵本体45の鍵規制部58に取り付けられた取付部材50の鍵取付部61が押し下げられると共に、この取付部材50の屈曲部62が屈曲し、これにより鍵本体45が前下りに傾斜した状態で押し下げられる。
このように鍵本体45が傾斜して押し下げられるときには、取付部材50の屈曲部62におけるほぼ垂直な部分がほとんど上下方向に変位することなく、ほぼ垂直な部分の上部が前側(図8では右側)に向けて少し傾く。このため、屈曲部62を回転中心として、取付部材50の鍵取付部61が前下がりに傾き、その下面に設けられたスイッチ押圧部69が鍵スイッチ部52のゴム部材11bの上面を押し下げる。
これにより、鍵スイッチ部52におけるドーム状のゴム部材11bが潰れるように弾性変形する。このときには、ドーム状のゴム部材11b内に設けられた可動接点11cがスイッチ基板11a上に設けられた固定接点11dに接触してスイッチ信号を出力する。そして、鍵本体45に対する押鍵操作が解除されると、鍵本体45のスイッチ押圧部69がドーム状のゴム部材11bの弾性復帰力によって押し上げられて初期位置に戻る。
このときには、取付部材50の鍵取付部61が鍵本体45と共に押し上げられるので、取付部材50の屈曲部62におけるほぼ垂直な部分の上部が後側に向けてほぼ垂直になるように傾く。このため、このときにも、屈曲部62を回転中心として、取付部材50の鍵取付部61が前上がりに傾きながら引き上げられる。これにより、鍵取付部61の下面に設けられたスイッチ押圧部69の傾斜した下面が、鍵スイッチ部52のゴム部材11bの上方に引き上げられ、鍵スイッチ部52がオフ状態になる。
このように、この電子鍵盤楽器によれば、楽器本体40の下部ケース42に鍵本体45を上下方向に回転可能に取り付ける取付部材50が、楽器本体40の下部ケース42に固定される固定部60と、鍵本体45が取り付けられる鍵取付部61と、この鍵取付部61を固定部60に上下方向に回転可能に連結する屈曲部62とを備え、これらが一体に形成されていることにより、楽器本体40に対する鍵本体45の組立作業性が良く、楽器本体40に対して鍵本体45を円滑に且つ良好に回転動作させることができる。
すなわち、この電子鍵盤楽器では、楽器本体40の下部ケース42に鍵本体45を取付部材50によって取り付ける際に、その組み立て手順が制約を受けずに、楽器本体40の下部ケース42に鍵本体45を簡単に且つ容易に取り付けることができると共に、取付部材50の屈曲部62によって鍵本体45を下部ケース42に対してガタツクことなく良好に回転可能な状態で取り付けることができる。このため、楽器本体40に対する鍵本体45の組立作業性が良く、楽器本体40に対して鍵本体45を円滑に且つ良好に回転動作させることができる。
この場合、取付部材50の屈曲部62は、肉厚が薄く形成されたほぼ垂直な部分を有し、このほぼ垂直な部分の下部が固定部60に連結形成され、ほぼ垂直な部分の上部が鍵取付部61に連結形成されていることにより、ほぼ垂直な部分が上下方向にほとんど変位することがなく、ほぼ垂直な部分を鍵本体45の前後方向に向けて傾くように変位させることができ、これにより鍵取付部61を固定部60に対してガタツクことなく上下方向に円滑に回転させることができる。
また、この取付部材50の固定部60は、楽器本体40の下部ケース42に設けられた固定ボス部63が嵌合して固定される嵌合固定部64と、楽器本体40の下部ケース42に設けられた本体規制部65に位置決めされる位置決め固定部66とを備えていることにより、取付部材50の固定部60を楽器本体40の下部ケース42に正確に位置決めして確実に且つ強固に取り付けることができる。
すなわち、取付部材50の固定部60は、これを楽器本体40の下部ケース42に取り付ける際に、固定部60の位置決め固定部66を下部ケース42の本体規制部65に対応させて位置決めすることにより、固定部60を下部ケース42に対して正確に且つ確実に位置決めすることができると共に、取付部材50の嵌合固定部64に下部ケース42の固定ボス部63を嵌合させて固定することにより、固定部60を下部ケース42に対して確実に且つ強固に固定することができる。
この場合、下部ケース42の固定ボス部63は、円筒状に起立して形成され、その内部にねじ孔63aが上方に開放されて形成されており、固定部60の嵌合固定部64は、固定ボス部63よりも大径の円筒状に形成され、その上端部にビス挿入孔64aが設けられていることにより、固定部60を下部ケース42に対して確実に且つ強固に固定することができる。
すなわち、固定ボス部63を嵌合固定部64内に下側から挿入させ、この挿入した固定ボス部63の上端部を嵌合固定部64のビス挿入孔64aに対応させることにより、確実に固定部60を下部ケース42に対して配置することができ、この状態で固定ボス部63のねじ孔63aにその上方からビス24を螺入させて締め付けることにより、嵌合固定部64を固定ボス部63に押え付けて、固定部60を下部ケース42に確実に且つ強固に固定することができる。
また、固定部60の位置決め固定部66は、嵌合固定部64の周囲に設けられた複数の孔部であり、下部ケース42の複数の本体規制部65は、位置決め固定部66に挿入する複数のピン形状に形成されていることにより、複数の本体規制部65が固定部60の位置決め固定部66に下側からそれぞれ嵌合することにより、固定部60を下部ケース42上に正確に位置決めすることができると共に、固定部60を下部ケース42上に確実に且つ強固に固定することができる。
また、この電子鍵盤楽器では、取付部材50の鍵取付部61が鍵本体45に設けられた鍵規制部58に位置規制されて取り付けられる位置決め取付部67を備えているので、取付部材50の鍵取付部61に鍵本体45を簡単に且つ確実に取り付けることができる。この場合、鍵本体45の鍵規制部58は一対の取付孔15であり、鍵取付部61の位置決め取付部67は、鍵取付部61の上下に突出して形成された一対の取付ボス部68であることにより、鍵取付部61に鍵本体45を簡単に且つ確実に取り付けることができる。
すなわち、鍵取付部61に鍵本体45を取り付ける際には、鍵本体45の鍵規制部58である一対の取付孔15に、鍵取付部61の位置決め取付部67である一対の取付ボス部68をそれぞれ下側から挿入させることにより、鍵本体45を鍵取付部61に位置決めすることができ、この状態でビス24を取付ボス部68のねじ孔68aに上方から螺入させて締め付けることにより、鍵本体45を取付部材50の鍵取付部61に押え付けて確実に且つ強固に固定することができる。
また、この電子鍵盤楽器では、取付部材50の鍵取付部61に対応する箇所に位置する楽器本体40の下部ケース42に鍵スイッチ部52が設けられており、鍵取付部61には、鍵スイッチ部52をスイッチ動作させるためのスイッチ押圧部69が一体に形成されていることより、鍵本体45を押圧操作によって押し下げた際に、鍵取付部61のスイッチ押圧部69によって下部ケース42の鍵スイッチ部51を確実に且つ良好にスイッチ動作させることができる。
この場合、スイッチ押圧部69を取付部材50の鍵取付部61に一体に形成していることにより、鍵本体45に鍵スイッチ部52を押圧すためのスイッチ押圧部69を設ける必要がない。このため、鍵本体45の構造および形状を単純化することができ、鍵本体45を簡単に且つ容易に製作することができる。
さらに、この電子鍵盤楽器では、鍵本体45が楽器本体40に対して並列に配列されており、固定部60が鍵本体45の配列方向に沿って連続して形成されており、この固定部60には、楽器本体40に対して並列に配列される複数の鍵本体45にそれぞれ対応する複数の鍵取付部61が、それぞれ屈曲部62を介して一体に形成されているので、より一層、組立作業性を向上させることができる。
すなわち、鍵本体45の配列方向に沿って連続する固定部60に、複数の鍵取付部61がそれぞれ屈曲部62を介して一体に形成されることにより、部品点数を削減することができると共に、取付部材50を下部ケース42に取り付けるときに、複数の鍵本体45がそれぞれ取り付けられる複数の鍵取付部61を下部ケース42に対して一度に組み付けることができるので、下部ケース42に対する取付部材50の取付作業を簡素化することができ、より一層、生産性の向上を図ることができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、ペダルケースにペダル本体を取付部材によって上下方向に回転可能に取り付けたペダル装置であって、前記取付部材は、前記ペダルケースに固定される固定部と、前記ペダル本体が取り付けられるペダル取付部と、このペダル取付部を前記固定部に上下方向に回転可能に連結する屈曲部とを備え、これらが一体に形成されていることを特徴とするペダル装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のペダル装置において、前記屈曲部は、肉厚が薄く形成されたほぼ垂直な部分を有し、このほぼ垂直な部分の下部が前記固定部に連結形成され、その上部が前記ペダル取付部に連結形成されていることを特徴とするペダル装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のペダル装置において、前記固定部は、前記ペダルケースに設けられた固定ボス部に嵌合して固定される嵌合固定部と、前記ペダルケースに設けられた本体規制部に位置決めされる位置決め固定部とを備えていることを特徴とするペダル装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のペダル装置において、前記ペダル取付部は、前記ペダル本体に設けられたペダル規制部に位置規制されて取り付けられる位置決め取付部を備えていることを特徴とするペダル装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のペダル装置において、前記取付部材の前記ペダル取付部に対応する箇所に位置する前記ペダルケースには、スイッチ部が設けられており、前記ペダル取付部には、前記スイッチ部をスイッチ動作させるためのスイッチ押圧部が一体に形成されていることを特徴とするペダル装置である。
請求項6に記載の発明は、楽器本体に鍵本体を取付部材によって上下方向に回転可能に取り付けた鍵盤装置であって、前記取付部材は、前記楽器本体に固定される固定部と、前記鍵本体が取り付けられる鍵取付部と、この鍵取付部を前記固定部に上下方向に回転可能に連結する屈曲部とを備え、これらが一体に形成されていることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の鍵盤装置において、前記屈曲部は、肉厚が薄く形成されたほぼ垂直な部分を有し、このほぼ垂直な部分の下部が前記固定部に連結形成され、その上部が前記鍵取付部に連結形成されていることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項8に記載の発明は、請求項6または請求項7に記載の鍵盤装置において、前記鍵本体は、前記楽器本体に対して並列に配列されており、前記固定部は、前記鍵本体の配列方向に沿って連続して形成され、且つ前記楽器本体に対して並列に配列された複数の前記鍵本体にそれぞれ対応する複数の前記鍵取付部がそれぞれ前記屈曲部を介して一体に形成されていることを特徴とする鍵盤装置である。
1 ペダルケース
2 ペダル本体
3、30、50 取付部材
4 本体ケース
5 カバーケース
11 ペダルスイッチ部
13 ペダル規制部
15 一対の取付孔
17、60 固定部
18 ペダル取付部
19、62 屈曲部
20、63 固定ボス部
20a、63a ねじ孔
21、64 嵌合固定部
21a、64a ビス挿入孔
22、65 本体規制部
23、66 位置決め固定部
24 ビス
25、67 位置決め取付部
26、68 取付ボス部
26a、68a ねじ孔
27、69 スイッチ押圧部
40 楽器本体
41 上部ケース
42 下部ケース
44 鍵盤部
45 鍵本体
57 位置規制部
58 鍵規制部
61 鍵取付部

Claims (8)

  1. ペダルケースにペダル本体を取付部材によって上下方向に回転可能に取り付けたペダル装置であって、
    前記取付部材は、前記ペダルケースに固定される固定部と、前記ペダル本体が取り付けられるペダル取付部と、このペダル取付部を前記固定部に上下方向に回転可能に連結する屈曲部とを備え、これらが一体に形成されていることを特徴とするペダル装置。
  2. 請求項1に記載のペダル装置において、前記屈曲部は、肉厚が薄く形成されたほぼ垂直な部分を有し、このほぼ垂直な部分の下部が前記固定部に連結形成され、その上部が前記ペダル取付部に連結形成されていることを特徴とするペダル装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のペダル装置において、前記固定部は、前記ペダルケースに設けられた固定ボス部に嵌合して固定される嵌合固定部と、前記ペダルケースに設けられた本体規制部に位置決めされる位置決め固定部とを備えていることを特徴とするペダル装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のペダル装置において、前記ペダル取付部は、前記ペダル本体に設けられたペダル規制部に位置規制されて取り付けられる位置決め取付部を備えていることを特徴とするペダル装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のペダル装置において、前記取付部材の前記ペダル取付部に対応する箇所に位置する前記ペダルケースには、スイッチ部が設けられており、前記ペダル取付部には、前記スイッチ部をスイッチ動作させるためのスイッチ押圧部が一体に形成されていることを特徴とするペダル装置。
  6. 楽器本体に鍵本体を取付部材によって上下方向に回転可能に取り付けた鍵盤装置であって、
    前記取付部材は、前記楽器本体に固定される固定部と、前記鍵本体が取り付けられる鍵取付部と、この鍵取付部を前記固定部に上下方向に回転可能に連結する屈曲部とを備え、これらが一体に形成されていることを特徴とする鍵盤装置。
  7. 請求項6に記載の鍵盤装置において、前記屈曲部は、肉厚が薄く形成されたほぼ垂直な部分を有し、このほぼ垂直な部分の下部が前記固定部に連結形成され、その上部が前記鍵取付部に連結形成されていることを特徴とする鍵盤装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の鍵盤装置において、前記鍵本体は、前記楽器本体に対して並列に配列されており、前記固定部は、前記鍵本体の配列方向に沿って連続して形成され、且つ前記楽器本体に対して並列に配列された複数の前記鍵本体にそれぞれ対応する複数の前記鍵取付部がそれぞれ前記屈曲部を介して一体に形成されていることを特徴とする鍵盤装置。


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