JP2013015082A - 2段圧縮ロータリ圧縮機 - Google Patents

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JP2013015082A JP2011148553A JP2011148553A JP2013015082A JP 2013015082 A JP2013015082 A JP 2013015082A JP 2011148553 A JP2011148553 A JP 2011148553A JP 2011148553 A JP2011148553 A JP 2011148553A JP 2013015082 A JP2013015082 A JP 2013015082A
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Taku Morishita
卓 森下
Naoya Morozumi
尚哉 両角
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Abstract

【課題】低段側圧縮部と高段側圧縮部の圧縮トルクのバランスを取ることができ、振動を低減することができる2段圧縮ロータリ圧縮機を得ること。
【解決手段】圧縮機筐体10内に、低段側吸入部から冷媒ガスを吸入し圧縮して前記圧縮機筐体10の外部に設けられた中間連絡管23へ吐出する低段側圧縮部12Lと、前記中間連絡管23の冷媒ガスを吸入し圧縮して高段側吐出部107へ吐出する高段側圧縮部12Hと、を備える2段圧縮ロータリ圧縮機1において、前記中間連絡管23へ吐出された冷媒ガスの一部を前記低段側吸入部に接続する管路31、25、255へ戻す戻り管27を設け、該戻り管27に、前記低段側圧縮部12Lの吸入圧力と前記低段側圧縮部12Lの吐出圧力と前記高段側圧縮部12Hの吐出圧力とに基づいて、前記戻り管27の冷媒ガスの戻り流量を制御する弁28を備える。
【選択図】図11

Description

本発明は、空気調和機の冷凍サイクルに使用される2段圧縮ロータリ圧縮機(以下、単に「ロータリ圧縮機」ともいう。)に関する。
従来、円筒状の密閉容器が縦型に配置され、前記密閉容器の内部に配置された低段側圧縮部および高段側圧縮部と、前記密閉容器の内部に配置された前記低段側圧縮部および前記高段側圧縮部を駆動するモータと、前記密閉容器の側方に配置されたアキュムレータと、前記密閉容器の側壁において前記密閉容器の長手方向に沿って順に配置された第1貫通孔、第2貫通孔、第3貫通孔と、前記第2貫通孔を通って前記低段側圧縮部の吸入側に接続して低圧冷媒を吸入する低段側吸入管と、前記第1貫通孔を通って前記低段側圧縮部の吐出側に接続して低段側吐出冷媒を前記密閉容器外に吐出する低段側吐出管と、前記第3貫通孔を通って前記高段側圧縮部の吸入側に接続して前記低段側吐出冷媒を吸入する高段側吸入管と、前記低段側吸入管と前記アキュムレータとを接続して前記アキュムレータ内の冷媒を前記低段側圧縮部の吸入側に導入する低圧連絡管と、前記低段側吐出管と前記高段側吸入管とを接続する中間連絡管と、を備えた2段圧縮ロータリ圧縮機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−85027号公報
しかしながら、上記従来の2段圧縮ロータリ圧縮機は、低段側圧縮部の吸込圧力に対する高段側圧縮部の吐出圧力の比が低い低圧力比運転時には、高段側圧縮部の負荷、すなわち圧縮トルクが小さくなるため、低段側圧縮部と高段側圧縮部の圧縮トルクの比は、低段側圧縮部が圧倒的に大きくなる。そのとき、2段圧縮ロータリ圧縮機は、低段側圧縮部のみが圧縮作業を行なう単シリンダ運転のようになり、特に、低速運転時に、圧縮部の1回転中のトルク変動による振動が大きくなる、という問題があった。
図1は、従来の2段圧縮ロータリ圧縮機のPV線図の一例である。低段側圧縮部(1段目)では、吸入圧力P1から中間圧力(低段側圧縮部の吐出圧力)P2まで、高段側圧縮部(2段目)では、中間圧力P2から吐出圧力P3までの圧縮を行なっている。
この圧縮工程において、低段側圧力比(P2/P1)に対して高段側圧力比(P3/P2)が小さくなる(P3/P2<P2/P1)と、高段側圧縮部の圧縮トルクに対して、低段側圧縮部の圧縮トルクが大きくなり、2段圧縮ロータリ圧縮機の振動が大きくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低段側圧縮部と高段側圧縮部の圧縮トルクのバランスを取ることができ、振動を低減することができる2段圧縮ロータリ圧縮機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、圧縮機筐体内に、低段側吸入部から冷媒ガスを吸入し圧縮して前記圧縮機筐体の外部に設けられた中間連絡管へ吐出する低段側圧縮部と、前記中間連絡管の冷媒ガスを吸入し圧縮して高段側吐出部へ吐出する高段側圧縮部と、を備える2段圧縮ロータリ圧縮機において、前記中間連絡管へ吐出された冷媒ガスの一部を前記低段側吸入部に接続する管路へ戻す戻り管を設け、該戻り管に、前記低段側圧縮部の吸入圧力と前記低段側圧縮部の吐出圧力と前記高段側圧縮部の吐出圧力とに基づいて、前記戻り管の冷媒ガスの戻り流量を制御する弁を備えることを特徴とする。
本発明にかかる2段圧縮ロータリ圧縮機は、低段側圧縮部と高段側圧縮部の圧縮トルクのバランスを取ることができ、振動を低減することができる、という効果を奏する。
図1は、2段圧縮ロータリ圧縮機の吸入圧力と吐出圧力、中間圧力との関係を示す図である。 図2は、本発明にかかる2段圧縮ロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図である。 図3は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の低段側圧縮部及び高段側圧縮部の横断面図である。 図4は、図2のA−A線に沿う横断面図である。 図5は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の低段側端板の横断面図である。 図6は、図5のC−C線に沿う断面図である。 図7は、図2のB−B線に沿う横断面図である。 図8は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の高段側端板の横断面図である。 図9は、図8のD−D線に沿う断面図である。 図10は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の側面図である。 図11は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の配管接続を示す図である。
以下に、本発明にかかる2段圧縮ロータリ圧縮機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図2は、本発明にかかる2段圧縮ロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図であり、図3は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の低段側圧縮部及び高段側圧縮部の横断面図であり、図4は、図2のA−A線に沿う横断面図であり、図5は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の低段側端板の横断面図であり、図6は、図5のC−C線に沿う断面図であり、図7は、図2のB−B線に沿う横断面図であり、図8は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の高段側端板の横断面図であり、図9は、図8のD−D線に沿う断面図であり、図10は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の側面図であり、図11は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機の配管接続を示す図である。
図2に示すように、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機1は、密閉された円筒状の圧縮機筐体10の内部に、圧縮部12と、圧縮部12を駆動するモータ11と、を備えている。
モータ11のステータ111は、圧縮機筐体10の内周面に焼きばめされて固定されている。モータ11のロータ112は、ステータ111の中央部に配置され、モータ11と圧縮部12とを機械的に接続する回転軸15に焼きばめされて固定されている。
圧縮部12は、低段側圧縮部12Lと、低段側圧縮部12Lに接続され低段側圧縮部12Lの上側に積層されて設置された高段側圧縮部12Hと、を備えて成る。図3に示すように、低段側圧縮部12Lは、短い円筒状の低段側シリンダ121Lを備え、高段側圧縮部12Hは、短い円筒状の高段側シリンダ121Hを備えている。
低段側シリンダ121L及び高段側シリンダ121Hには、夫々モータ11と同芯に、低段側、高段側シリンダ内壁123L、123Hが形成されている。夫々のシリンダ内壁123L、123H内には、低段、高段シリンダ内径よりも小さい外径の円筒状の低段側、高段側ピストン125L,125Hが夫々配置され、夫々のシリンダ内壁123L、123Hと、低段側、高段側ピストン125L、125Hの間に、冷媒を吸入し圧縮して吐出する低段側、高段側作動室130L、130H(圧縮空間)が形成される。
低段、高段シリンダ121L、121Hには、低段、高段シリンダ内壁123L、123Hから径方向に、シリンダ高さ全域に亘る低段側、高段側ベーン溝が形成され、この溝内に、板状の低段側、高段側ベーン127L、127Hが嵌合されている。
低段側、高段側ベーン127L、127Hにより、低段側、高段側作動室130L、130Hが、低段側、高段側吸入室131L、131Hと、低段側、高段側圧縮室133L、133Hとに区画される。
低段側、高段側シリンダ121L、121Hには、低段側、高段側吸入室131L、131Hに冷媒を吸入するために、低段側、高段側吸入室131L、131Hに連通する低段側、高段側吸入孔135L、135Hが設けられ、低段側シリンダ121Lの低段側吸入孔(低段側吸入部)135L、高段側シリンダ121Hの高段側吸入孔135H及び後述する低段側マフラー吐出孔210Lは同一周方向に向けて設けられている。
また、図2に示すように、低段側シリンダ121Lと高段側シリンダ121Hとの間には、中間仕切板140が配置され、低段側シリンダ121Lの低段作動室130Lと高段側シリンダ121Hの高段作動室130Hとを区画している。低段側シリンダ121Lの下側には、低段側端板160Lが配置され、低段側シリンダ121Lの低段作動室130Lの下部を閉塞している。また、高段側シリンダ121Hの上側には、高段側端板160Hが設置され、高段側シリンダ121Hの高段作動室130Hの上部を閉塞している。
低段側端板160Lには、下軸受け部161Lが形成され、下軸受け部161Lに、回転軸15の下部151が回転自在に支持されている。また、高段側端板160Hには、上軸受け部161Hが形成され、上軸受け部161Hに、回転軸15の中間部153が回転自在に支持されている。
回転軸15は、互いに180°位相をずらして偏芯させた低段側偏芯部152Lと高段側偏芯部152Hとを備え、低段側偏芯部152Lは、低段側圧縮部12Lの低段側ピストン125Lに回転自在に嵌合され、高段側偏芯部152Hは、高段側圧縮部12Hの高段側ピストン125Hに回転自在に嵌合されている。
回転軸15が回転すると、低段側、高段側ピストン125L、125Hが、低段側、高段側シリンダ内壁123L、123Hに沿って低段側、高段側シリンダ121L、121H内を公転し、これに追随して低段側、高段側ベーン127L、127Hが往復運動する。この低段側、高段側ピストン125L、125H及び低段側、高段側ベーン127L、127Hの運動により、低段側、高段側吸入室131L、131H及び低段側、高段側圧縮室133L、133Hの容積が連続的に変化し、圧縮部12は、連続的に冷媒を吸入し、圧縮して吐出する。
低段側端板160Lの下側には、低段側マフラーカバー170Lが設置され、低段側端板160Lとの間に低段側マフラー室180Lを形成している。そして、低段側圧縮部12Lの吐出部は、低段側マフラー室180Lに開口している。すなわち、低段側端板160Lには、低段側シリンダ121Lの低段側圧縮室133Lと低段側マフラー室180Lとを連通する低段側吐出孔190Lが設けられ、低段側吐出孔190Lの出口側には、圧縮された冷媒の逆流を防止する低段側吐出弁200Lが配置されている。
図4及び図5に示すように、低段側マフラー室180Lは、環状に形成された1つの室であり、低段側圧縮部12Lの吐出側と高段側圧縮部12Hの吸入側とを連通する中間連通路の一部である。低段側マフラー室180Lは、吐出冷媒の圧力脈動を低減させる。
また、図5及び図6に示すように、低段側吐出弁200Lの上には、低段側吐出弁200Lの撓み開弁量を制限するための低段側吐出弁押さえ201Lが、低段側吐出弁200Lとともにリベット203により固定されている。また、低段側端板160Lの外周壁部には、低段側マフラー室180L内の冷媒を吐出する低段側マフラー吐出孔210Lが設けられている。低段側マフラー吐出孔210Lは、圧縮部12の低段側吸入孔(低段側吸入部)135L、高段側吸入孔135Hと圧縮機筐体10の周方向の同一位相位置に、径方向に設けられている。
高段側端板160Hの上側には、高段側マフラーカバー170Hが設置され、高段側端板160Hとの間に高段側マフラー室180Hを形成している。図7、図8及び図9に示すように、高段側端板160Hには、高段側シリンダ121Hの高段側圧縮室133Hと高段側マフラー室180Hとを連通する高段側吐出孔190Hが設けられ、高段側吐出孔190Hの出口側には、圧縮された冷媒の逆流を防止する高段側吐出弁200Hが配置されている。また、高段側吐出弁200Hの上には、高段側吐出弁200Hの撓み開弁量を制限するために、高段側吐出弁押さえ201Hが、高段側吐出弁200Hとともにリベット203により固定されている。高段側マフラー室180Hは、吐出冷媒の圧力脈動を低減させる。
高段側マフラー室180Hの吐出部は、圧縮機筐体10内に連通している。圧縮機筐体10の天部には、冷凍サイクルの高圧側と接続し、高圧冷媒を冷凍サイクル側に吐出する高段側吐出部としての吐出管107が接続されている。
低段側シリンダ121L、低段側端板160L、低段側マフラーカバー170L、高段側シリンダ121H、高段側端板160H、高段側マフラーカバー170H及び中間仕切板140は、図示しないボルトにより一体に締結されている。ボルトにより一体に締結された圧縮部12のうち、高段側端板160Hの外周部が、圧縮機筐体10にスポット溶接により固着され、圧縮部12を圧縮機筐体10に固定している。
図2に示すように、円筒状の圧縮機筐体10の外周壁には、軸方向に離間して下部から順に、第1、第2、第3連通孔101、102、103が設けられている。
図2及び図10に示すように、圧縮機筐体10の外側部には、独立した円筒状の密閉容器からなるアキュムレータ(低段側吸入部に接続する管路)25が、アキュムホルダー251及びアキュムバンド253により固定されている。アキュムレータ25の天部中心には、冷凍サイクルの低圧側と接続するシステム接続管(低段側吸入部に接続する管路)255が接続され、アキュムレータ25の底部中心に設けられた底部連通孔257には、一端がアキュムレータ25の内部上方まで延設され、他端が低段側吸入管104の他端に接続される低圧連絡管(低段側吸入部に接続する管路)31が接続されている。
冷凍サイクルの低圧冷媒をアキュムレータ25を介して低段側圧縮部12Lに導く低圧連絡管31は、第2連通孔102及び低段側吸入管104を介して低段側シリンダ121Lの低段側吸入孔(低段側吸入部)135Lに接続されている。
低段側マフラー室180Lの低段側マフラー吐出孔210Lには、第1連通孔101を通して低段側吐出管105の一端が接続され、高段側シリンダ121Hの高段側吸入孔135Hには、第3連通孔103を通して高段側吸入管106の一端が接続され、低段側吐出管105の他端と高段側吸入管106の他端とは、圧縮機筐体10の外部に設けられた中間連絡管23により接続されている。低圧連絡管31と中間連絡管23とは、互いに干渉しないように曲げ形成されている。
圧縮機筺体10内には、潤滑油が封入されており、潤滑油は、回転軸15の下部に挿入された図示しない羽根ポンプにより圧縮部12を循環し、摺動部品の潤滑及び微小隙間によって圧縮冷媒の圧縮空間を区画している箇所のシールをしている。
次に、図11を参照して、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機1の特徴的な構成について説明する。図11は、実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機1の配管接続を示す図である。図11に示すように、2段圧縮ロータリ圧縮機1は、低段側圧縮部12Lの吐出側と高段側圧縮部12Hの吸入側とを接続する中間連絡管23と、アキュムレータ25の吸入側のシステム接続管(低段側吸入部に接続する管路)255とを接続する戻り管27を備えている。戻り管27の中間部には、開閉弁(弁)28が備えられている。戻り管27の一端を、システム接続管255に接続する代わりに、アキュムレータ(低段側吸入部に接続する管路)25の容器又は低圧連絡管(低段側吸入部に接続する管路)31に接続してもよいが、開閉弁28の圧縮機筐体10への取付けと戻り管27の接続の容易さを考慮すると、システム接続管255に接続するのが合理的である。実施例の2段圧縮ロータリ圧縮機1は、圧縮機筐体10の従来の内部構造を変えずに、外部回路を追加するだけで構成することができる。
開閉弁28は、2段圧縮ロータリ圧縮機1を装備する空気調和機の制御部により制御され、低段側圧縮部12Lの吸入圧力をP1、低段側圧縮部12Lの吐出圧力をP2、高段側圧縮部12Hの吐出圧力をP3(P1、P2、P3は、絶対圧)とすると、(P2/P1)>(P3/P2)となったとき開弁し、低段側圧縮部12Lの吐出冷媒の一部を吸入側へ戻して吐出圧力P2を下げ、(P2/P1)≦(P3/P2)となるようにする。
P1、P3は、2段圧縮ロータリ圧縮機1の吸入側及び吐出側で、温度センサにより夫々の冷媒温度を検出することにより、空気調和機の室外機制御部29で演算により求めることができ、P2は、P1と、低段側圧縮室133Lの容積V1と高段側圧縮室133Hの容積V2の容積比から、P2=P1・V1κ/V2κ(κ:断熱圧縮指数)により求めることができる。開閉弁28は、演算されたP1、P2、P3に基づいて、空気調和機の室外機制御部29により、(P2/P1)>(P3/P2)となったとき開弁し、(P2/P1)≦(P3/P2)となったとき閉弁するように制御される。(P2/P1)≦(P3/P2)とすることにより、低段側圧縮部12Lと高段側圧縮部12Hの圧縮トルクのバランスを取ることができ、振動を低減することができる。
開閉弁28を、可変流量調整弁(弁)に替え、2段圧縮ロータリ圧縮機1の低速運転時に、(P2/P1)≒(P3/P2)となるように、演算されたP1、P2、P3に基づいて、冷媒の戻し流量を調節してもよい。また、低段側圧縮部12Lの吸入圧力P1及び高段側圧縮部12Hの吐出圧力をP3は、夫々の冷媒温度を検出して室外機制御部29で演算により求めるようにしたが、低圧連絡管31に圧力センサ29aを設け、吐出管107に圧力センサ29bを設け、夫々の圧力P1、P2を検出して室外機制御部29に入力し、低段側圧縮部12Lの吐出圧力P2を演算により求めてもよい。
以上のように、本発明にかかる2段圧縮ロータリ圧縮機は、低振動・騒音の2段圧縮ロータリ圧縮機として、空気調和機に有用である。
1 2段圧縮ロータリ圧縮機(ロータリ圧縮機)
10 圧縮機筺体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
23 中間連絡管(低段側吐出部)
25 アキュムレータ(低段側吸入部に接続する管路)
27 戻り管
28 開閉弁(弁)
29 室外機制御部
29a、29b 圧力センサ
31 低圧連絡管(低段側吸入部に接続する管路)
101 第1連通孔
102 第2連通孔
103 第3連通孔
104 低段側吸入管
105 低段側吐出管
106 高段側吸入管
107 吐出管(高段側吐出部)
111 ステータ
112 ロータ
12L 低段側圧縮部
12H 高段側圧縮部
121L 低段側シリンダ
121H 高段側シリンダ
123L 低段側シリンダ内壁
123H 高段側シリンダ内壁
125L 低段側ピストン
125H 高段側ピストン
127L 低段側ベーン
127H 高段側ベーン
129L 低段側スプリング
129H 高段側スプリング
130L 低段側作動室
130H 高段側作動室
131L 低段側吸入室
131H 高段側吸入室
133L 低段側圧縮室
133H 高段側圧縮室
135L 低段側吸入孔(低段側吸入部)
135H 高段側吸入孔
140 中間仕切板
151 下部
152L 低段側偏芯部
152H 高段側偏芯部
153 中間部
160L 低段側端板
160H 高段側端板
161L 下軸受け部
161H 上軸受け部
170L 低段側マフラーカバー
170H 高段側マフラーカバー
180L 低段側マフラー室
180H 高段側マフラー室
190L 低段側吐出孔
190H 高段側吐出孔
200L 低段側吐出弁
200H 高段側吐出弁
201L 低段側吐出弁押さえ
201H 高段側吐出弁押さえ
203 リベット
210L 低段側マフラー吐出孔
251 アキュムホルダー
253 アキュムバンド
255 システム接続管(低段側吸入部に接続する管路)
257 底部連通孔

Claims (4)

  1. 圧縮機筐体内に、低段側吸入部から冷媒ガスを吸入し圧縮して前記圧縮機筐体の外部に設けられた中間連絡管へ吐出する低段側圧縮部と、前記中間連絡管の冷媒ガスを吸入し圧縮して高段側吐出部へ吐出する高段側圧縮部と、を備える2段圧縮ロータリ圧縮機において、
    前記中間連絡管へ吐出された冷媒ガスの一部を前記低段側吸入部に接続する管路へ戻す戻り管を設け、該戻り管に、前記低段側圧縮部の吸入圧力と前記低段側圧縮部の吐出圧力と前記高段側圧縮部の吐出圧力とに基づいて、前記戻り管の冷媒ガスの戻り流量を制御する弁を備えることを特徴とする2段圧縮ロータリ圧縮機。
  2. 前記低段側吸入部に接続する管路にアキュムレータを備え、前記戻り管は、前記アキュムレータの吸入側の管路に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の2段圧縮ロータリ圧縮機。
  3. 前記弁は開閉弁であり、前記低段側圧縮部の吸入圧力をP1、前記低段側圧縮部の吐出圧力をP2、前記高段側圧縮部の吐出圧力をP3とすると、前記開閉弁は、(P2/P1)>(P3/P2)となったとき開弁し、前記中間連絡管の冷媒ガスの一部を前記低段側吸入部に接続する管路へ戻して前記P2を下げることを特徴とする請求項1又は2に記載の2段圧縮ロータリ圧縮機。
  4. 前記弁は可変流量調整弁であり、前記低段側圧縮部の吸入圧力をP1、前記低段側圧縮部の吐出圧力をP2、前記高段側圧縮部の吐出圧力をP3とすると、前記可変流量調整弁は、(P2/P1)≒(P3/P2)となるように開度を調整し、前記中間連絡管の冷媒ガスの一部を前記低段側吸入部に接続する管路へ戻すことを特徴とする請求項1又は2に記載の2段圧縮ロータリ圧縮機。
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