JP2013009866A - 胃瘻用シース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】瘻孔63内に留置される胃瘻カテーテル50の挿入作業を補助するための胃瘻用シース100を、円筒状のシース本体10と、胃瘻カテーテル50の挿入口11と、挿入口11を閉止し胃瘻カテーテル50の挿入方向に一方的に開弁する逆止弁20と、を備えて構成する。逆止弁20は、幅方向の中央部の曲げ剛性が、両側の曲げ剛性よりも高く形成された、高剛性部25が形成されている。
【選択図】図9
Description
胃瘻カテーテルが挿入される円筒状のシース本体と、胃瘻カテーテルの挿入口と、挿入口を閉止し胃瘻カテーテルの挿入方向に一方的に開弁する逆止弁と、を備え、逆止弁は、胃瘻カテーテルの挿入方向に対する幅方向の中央部に、その両側に延在する両側部よりも曲げ剛性が高く形成された、高剛性部を有することを特徴とする。
〔胃瘻用シースの構成〕
図1を用いて、第一実施形態にかかる胃瘻用シース100の構成について説明する。本実施形態にかかる胃瘻用シース100は、瘻孔63内に留置される胃瘻カテーテル50を、当該瘻孔63内に挿入する作業を補助するためのものである。図1(a)〜(c)の各図に示すように、本実施形態にかかる胃瘻用シース100は、胃瘻カテーテル50が挿入される円筒状のシース本体10と、逆止弁20と、シース本体10および逆止弁20の一端を挟持固定するコネクタ30と、を備えて構成されている。また、胃瘻用シース100は、図7に示すように、瘻孔63を拡大形成するため、シース本体10内に挿入して、共に瘻孔63内に挿入するためのダイレータ40を備えている。
以下、図14を用いて、高剛性部25を設けたことによる、弁本体21の優れた復元力の原理について説明する。図14(a)は高剛性部25を設けていない通常の逆止弁2の概略断面図であり、図14(b)は高剛性部25を設けた本実施形態の逆止弁20の概略断面図である。なお、図14(b)に示すように、第一の厚肉部25a部分で切断した断面図となっており、その奥(紙面奥)に第二の厚肉部25bが存在し、第三の厚肉部25cは省略しており、これらの図は原理の説明のための模式図である。
次に、図6〜図13を用いて、本実施形態の胃瘻用シース100の補助により、胃内部に胃瘻カテーテル50を挿入し、留置する手順を説明する。なお、以下の作業は、患者の胃内部60に内視鏡を挿入して、状況を観察しながら行う。まず、患者の胃内部60に内視鏡によりガス(空気、二酸化炭素など)を供給し、内視鏡の視野を確保する。その後、内視鏡により胃の位置を確認し、腹壁62の表面側から触診を行って、胃壁61と腹壁62との固定部位を決定し、腹部の皮膚を消毒した後、局所麻酔を行う。
4)。
以下、図3を用いて、第二実施形態の胃瘻用シースに用いられる、逆止弁120について説明する。第二実施形態にかかる胃瘻用シースの構造は、逆止弁120の高剛性部125が異なること以外は、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、胃瘻カテーテルの挿入作業についても、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。図3(a)、(b)に示すように、本実施形態の逆止弁120は、外周縁124が楕円形状で扁平な弁本体121と、この弁本体121とヒンジ部123を介して一体形成された長方形状で扁平な被挟持部122と、幅方向の中央部の曲げ剛性が、両側の曲げ剛性よりも高く形成された高剛性部125と、当該高剛性部125に沿って延在する両側部に形成された薄肉部126と、を有して構成されている。
以下、図4を用いて、第二実施形態の胃瘻用シースに用いられる、逆止弁220について説明する。第三実施形態にかかる胃瘻用シースの構造も、逆止弁220の高剛性部225が異なること以外は、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、胃瘻カテーテルの挿入作業についても、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。図4(a)、(b)に示すように、本実施形態の逆止弁220は、外周縁224が楕円形状で扁平な弁本体221と、この弁本体221とヒンジ部223を介して一体形成された長方形状で扁平な被挟持部222と、幅方向の中央部の曲げ剛性が、両側の曲げ剛性よりも高く形成された高剛性部225と、当該高剛性部225に沿って延在する両側部に形成された薄肉部226と、を有して構成されている。
図5(a)に示す第一変形例にかかる逆止弁320は、上記第一、第二実施形態と同様に、外周縁324が楕円形状で扁平な弁本体321と、ヒンジ部323と、被挟持部322と、高剛性部325と、点線矢印で示すように、当該高剛性部325に沿って延在する両側部に形成された薄肉部326と、を有して構成されている。本変形例の高剛性部325は、弁本体321の幅方向の中央部であって、ヒンジ部323側に形成された、球状の第一の厚肉部325aと、同じく弁本体321の幅方向の中央部であって、長手方向の中央部に形成された、幅方向に長尺な第二の厚肉部325bと、から構成されている。
図5(b)に示す第二変形例にかかる逆止弁420は、上記第一、第二実施形態と同様に、外周縁424が楕円形状で扁平な弁本体421と、ヒンジ部423と、被挟持部422と、高剛性部425と、点線矢印で示すように、当該高剛性部425に沿って延在する両側部に形成された薄肉部426と、を有して構成されている。本変形例の高剛性部425は、弁本体421の幅方向の中央部であって、幅方向の中央部を介して、ヒンジ部423側と、先端部側に対称に形成された、球状の第一の厚肉部425aと、同じく球状の第二の厚肉部425bと、から構成されている。
図5(c)に示す第三変形例にかかる逆止弁520は、上記第一、第二実施形態と同様に、外周縁524が楕円形状で扁平な弁本体521と、ヒンジ部523と、被挟持部522と、高剛性部525と、点線矢印で示すように、当該高剛性部525に沿って延在する両側部に形成された薄肉部526と、を有して構成されている。本変形例の高剛性部525は、弁本体521の幅方向の中央部であって、ヒンジ部523側に、長手方向に長尺な第一の厚肉部525aと、同じく弁本体521の幅方向の中央部であって、長手方向の中央部に形成され、幅方向に長尺な第二の厚肉部525bと、から構成され、さらに、第一の厚肉部525aと第二の厚肉部525bとが連結されて、T字型となっている。
図5(d)に示す第三変形例にかかる逆止弁620は、上記第一、第二実施形態と同様に、外周縁624が楕円形状で扁平な弁本体621と、ヒンジ部623と、被挟持部622と、高剛性部625と、薄肉部626と、を有して構成されている。上記各実施例および各変形例では、弁本体の幅方向の中央部を、その延在する両側部よりも厚肉に形成して、高剛性部を形成し、当該両側部を薄肉部としている。しかし、本変形例では、弁本体621の幅方向の中央部を介して、弁本体621の両側を対称にえぐり取って、薄肉部626を形成することで、結果的に中央部が厚肉に形成されて、高剛性部625が形成されている。したがって、高剛性部625の中央部から延在する両側部(点線矢印で表示)に、薄肉部626が位置することとなる。
11 挿入口
2、20、120、220、320、420、520、620 逆止弁
24、124、224、324、424、524、624 外周縁
25、125、225、325、425、525、625 高剛性部
25a、325a、425a、525a 第一の厚肉部
25b、325b、425b、525b 第二の厚肉部
25c 第三の厚肉部
26、126、226、326、426、526、626 薄肉部
50 胃瘻カテーテル
63 瘻孔
100 胃瘻用シース
Claims (10)
- 瘻孔内に留置される胃瘻カテーテルを前記瘻孔内に挿入する作業を補助するための胃瘻用シースであって、
前記胃瘻カテーテルが挿入される円筒状のシース本体と、前記胃瘻カテーテルの挿入口と、前記挿入口を閉止し前記胃瘻カテーテルの挿入方向に一方的に開弁する逆止弁と、を備え、
前記逆止弁は、前記胃瘻カテーテルの挿入方向に対する幅方向の中央部に、その両側に延在する両側部よりも曲げ剛性が高く形成された、高剛性部を有することを特徴とする胃瘻用シース。 - 前記挿入口は、前記胃瘻カテーテルの挿入方向に対して傾斜して形成され、
前記逆止弁は、前記挿入口の外方に突出した湾曲形状をなし、前記シース本体内に配置されている請求項1に記載の胃瘻用シース。 - 前記高剛性部は、前記逆止弁の幅方向の中央部に厚肉部を設けることで形成されている請求項1または2に記載の胃瘻用シース。
- 前記高剛性部は、球状の突起からなる厚肉部を含む請求項3に記載の胃瘻用シース。
- 前記高剛性部は、幅方向に長尺な厚肉部を含む請求項3または4に記載の胃瘻用シース。
- 前記高剛性部は、球状の突起からなる第一の厚肉部と、球状の前記突起よりも形成高さが低く、幅方向に長尺な第二の厚肉部と、を含む請求項3に記載の胃瘻用シース。
- 前記逆止弁は、ヒンジ部を介して前記挿入口に対して開閉自在に配置され、
前記第一の厚肉部は、前記第二の厚肉部よりも、前記ヒンジ部側に形成されている請求項6に記載の胃瘻用シース。 - 前記高剛性部が、前記逆止弁の外周縁に形成されている請求項1から3のいずれかに記載の胃瘻用シース。
- 前記高剛性部が、球状の突起からなる第一の厚肉部と、幅方向に長尺な第二の厚肉部と、前記逆止弁の外周縁に形成された第三の厚肉部と、を含む請求項6から8のいずれか一項に記載の胃瘻用シース。
- 前記逆止弁は、ポリエチレン樹脂、シリコーンゴム、軟質塩化ビニル樹脂のいずれかにより形成されている請求項1から9のいずれか一項に記載の胃瘻用シース。
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