JP2013008473A - 照明装置 - Google Patents

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公喜 野口
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孝 斎藤
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Ayako Tsukitani
綾子 槻谷
Sayaka Yamaguchi
サヤカ 山口
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Abstract

【課題】人の視認性低下を抑えながら、照射される光による植物への悪影響を低減させることができる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置10を構成する照明本体12は、照射対象位置(照射範囲Ao)における明所視輝度が0.5cd/m以下となる発光部位に、600〜700nmの波長域を減衰させるフィルタ部23aを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば街路や道路等の室外で用いられる照明装置に関するものである。
街路や道路等の室外においても照明装置が設置されており、夜間では通行者等の視認性の確保のためにそれらの照明装置が点灯されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−151967号公報
ところで、上記のような照明装置の普及により、通行者等の視認性の確保が図られて安全性や利便性の向上に繋がっている。その一方で、照明装置の照射範囲に存在する植物にもその照明装置の照明光が供給されることとなるため、植物の生育に異常を来すという光害の発生が問題となっている。
そこで、光の波長に着目する。上述のような光害による植物の生育異常は、日中の太陽光による生育に加え、夜間も照明光による生育が怒ることで生じるが、植物の生育は600〜700nmの波長域で特に促進されることが広く知られている。従って、これらの波長域の光をフィルタで減衰させることにより、前述のような好ましくない植物への作用を低減することが可能となるが、その波長域の光は可視光でもあるため、不用意に実施すれば視認性の低下を招く虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、人の視認性低下を抑えながら、照射される光による植物への悪影響を低減させることができる照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の照明装置は、光を照射する発光部を備えた照明装置であって、前記発光部は、照射対象位置における明所視輝度が0.5cd/m以下の発光部位に、600〜700nmの波長域を減衰させるフィルタ部を備えることを特徴とする。
また、上記構成において、発光部は、発光波長のS/P比が2.0以上となるように構成されることが好ましい。
また、上記構成において、発光部は、主に鉛直方向下側に光を照射するものであり、前記フィルタ部は、前記発光部の照射範囲内で外側となる水平方向寄りの外周部位に設けられることが好ましい。
また、上記構成において、発光部は、光源部を覆って光を透光するカバー部であり、前記フィルタ部は、前記カバー部に備えられることが好ましい。
本発明によれば、人の視認性低下を抑えながら植物への悪影響を低減させることができる照明装置を提供することができる。
(a)は本実施形態の照明装置の概略構成を説明するための正面図であり、(b)は同照明装置の装置本体部について説明するための斜視図であり、(c)は同照明装置の装置本体部について説明するための模式的な断面図である。 フィルタ部の特性について説明するためのグラフである。 明所視輝度と薄明視輝度低下率について説明するためのグラフである。 別例における明所視輝度と薄明視輝度低下率について説明するためのグラフである。 同上におけるフィルタ部の特性について説明するためのグラフである。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1(a)に示すように、本実施形態の照明装置10は、支柱部11と、この支柱部11の先端に取り付けられる照明本体12とを備える。
支柱部11は、柱状の金属製材料からなり、その基端部が例えば地面に埋設されている。
図1(b)(c)に示すように、照明本体12は、一部が開口された筐体部21と、この筐体部21内に収容される光源部22と、前記筐体部21の開口部を覆って前記光源部22の光を透光させる発光部としてのカバー部23とを備えている。
カバー部23は、図1(b)(c)に示すように半球状をなし、その外周縁部のフィルタ部23aと、中央部の透光部23bとで構成される。フィルタ部23aは、例えばアクリルフィルタで構成され、例えば図2に示すように、600〜700nmの波長域の光を減衰させる特性を有している。このフィルタ部23aは、光源部22から照射された光によって照らされた路面(照射対象位置)の輝度が0.5cd/m以下となる位置に設けられる。一方、透光部23bは、例えばアクリル樹脂等の透明(又は半透明)の樹脂材料で構成される。
次に、薄明視環境下における照明装置10の光源部22の順応明所視輝度と薄明色度との関係について説明する。
本発明者は、人の視認性低下を抑えながら植物への悪影響を低減させるべく、順応明所視輝度と薄明視輝度の低下量の関係について検討した。
まず、少なくとも600〜700nmの波長域を含む光を減衰させるアクリルフィルタと2種の光源部(4000K及び8000KのLED素子)とを用いて、順応明所視輝度と薄明視輝度との変化率を調査した(図3参照)。図3では、白抜き三角(△)で4000KのLED素子を光源部とした場合の調査結果を示し、白抜き四角(□)で8000KのLED素子を光源部とした場合の調査結果を示し、図3の各記号の近傍の曲線にて同一記号(同条件)の近似曲線を示している。
図3に示すように、いずれの光源部であっても順応明所視輝度が0.5cd/m以下において薄明視輝度の低下が抑えられる(低下率の値が大きくなる)ことがわかる。このため、薄明視環境下においては、0.5cd/m以下においてフィルタ部(例えばアクリルフィルタ)にて少なくとも600〜700nmの波長域を含む光を減衰させても歩行者等の視認性の十分な確保が可能ということがわかる。
図3に示すように、光源部の色温度が異なることにより、薄明視輝度の低下率が異なることがわかる。具体的には、8000KのLED素子を光源部とすることで、4000KのLED素子を光源部とした場合と比較して薄明視輝度の低下が抑えられることが分かる。ここで、本調査で用いた8000KのLED素子のS/P比は約2.07、一方4000KのLED素子のS/P比は約1.64である。このため、光源部のS/P比が高いほど薄明視輝度での低下が抑えられることがわかる。ちなみに、S/P比とは、暗所視での分光視感効率V’(λ)にランプの分光特性を積算して算出される暗所視輝度Lsと、明所視での分光視感効率V(λ)にランプの分光特性を積算して算出される明所視輝度Lpとの比率のことである。
また、本発明者は、上記と同様に少なくとも600〜700nmの波長域を含む光を減衰させる別のフィルタ部(図4に示すゼラチンフィルタ)と、色温度が5000KのLED素子を光源部として順応明所視輝度と薄明視輝度との変化率を調査した(図5参照)。
図5に示すように、順応明所視輝度が0.5cd/m以下において薄明視輝度の低下が抑えられる(低下率の値が大きくなる)ことがわかる。
次に、本実施形態の照明装置10の動作例(作用)について説明する。
上記のように構成された照明装置10は、前記点灯回路から光源部22に電力が供給されることで点灯される。このとき、光源部22からの光は、カバー部23を通って外部に照射される。ここでカバー部23の透光部23bを通った光は鉛直方向下側寄りの範囲Aiに照射され、外周縁部のフィルタ部23aを通った光は600〜700nmの波長域が減衰されて水平方向寄りの範囲Aoに照射される。フィルタ部23aによって600〜700nmの波長域が減衰された光は、青みを帯びた光として照射されて演出性向上に寄与される。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)本実施形態の照明本体12は、照射対象位置における明所視輝度が0.5cd/m以下となる発光部位に、600〜700nmの波長域を減衰させるフィルタ部23aを備えた。これにより、照明装置10によって植物に600〜700nmの波長域が減衰された光が与えられても、夜間での生育促進等の光害を軽減され、透光部23bからの光は減衰されないため薄明視環境等であっても視認性を確保することが可能となる。
(2)発光部としてのカバー部23は、光源部22から照射された光を外部に発光する際の発光波長のS/P比が2.0以上となるように構成されることで、短波長の光が相対的に多いことから薄明視輝度の低下がより抑えられ、視認性の低下をより抑えることができる。
(3)発光部としてのカバー部23は、主に鉛直方向下側に光を照射するものであり、フィルタ部23aは、カバー部23の照射範囲内で外側となる水平方向寄りの外周部位に設けられる。つまり、輝度が低い照射範囲Aoに対応する外周部位をフィルタリングすることから鉛直方向下側(範囲Ai)における視認性の低下を小さくすることができる。また、照射範囲Aoに対応する外周部位に相当することから、外側の照射範囲Ao(例えば道路)の周囲に存在する植物などへ照射される光を確実に減衰することで、植物などへの光害を効果的に低減することができる。
(4)光源部22を覆って光を透光する発光部としてのカバー部23を備え、フィルタ部23aは、カバー部23に備えられる。このように、光源部22と比較して意匠性の自由度の高い(加工が容易な)カバー部23にフィルタ部23aを備えるため、フィルタ部23aを容易に照明本体12に設けることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、フィルタ部23aとしてアクリルフィルタを採用したが、これに限らず、例えばゼラチンフィルタ、ガラスフィルタ、光学多層膜フィルタ等をフィルタ部23aとして採用してもよい。ここで、ゼラチンフィルタにてフィルタ部23aを構成した場合、図5に示すように、600〜700nmの波長域の光を減衰させる特性を有している。そして、例えば5000Kの光源部を用いた場合であっても、図5により0.5cd/m以下の発光部位にフィルタ部23aを設けても薄明視輝度低下が抑えられることがわかる。
・上記実施形態では特に言及していないが、カバー部23のフィルタ部23aは、カバー部23の外表面や内表面に貼り付けられるフィルム状としたり、カバー部23を構成する材料に混合させる構成としてもよい。
・上記実施形態並びに上記構成では、発光部としてのカバー部23にフィルタ部23aを設ける構成としたが、例えば光源部22にフィルタ部23aを設けて発光部を構成してもよい。
・上記実施形態では、光源部22としてLED(Light Emitting Diode)素子を採用したが、これに限らず有機EL(Electro Luminescence)等の他の光源にて光源部22を構成してもよい。
10…照明装置、22…光源部、23…発光部としてのカバー部、23a…フィルタ部、Ls…暗所視輝度、Lp…明所視輝度。

Claims (4)

  1. 光を照射する発光部を備えた照明装置であって、
    前記発光部は、照射対象位置における明所視輝度が0.5cd/m以下となる発光部位に、600〜700nmの波長域を減衰させるフィルタ部を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記発光部は、発光波長のS/P比が2.0以上となるように構成されたことを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1又は2に記載の照明装置において、
    前記発光部は、主に鉛直方向下側に光を照射するものであり、
    前記フィルタ部は、前記発光部の照射範囲内で外側となる水平方向寄りの外周部位に設けられたことを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置において、
    前記発光部は、光源部を覆って光を透光するカバー部であり、
    前記フィルタ部は、前記カバー部に備えられたことを特徴とする照明装置。
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