以下、行動共有システム1の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の実施形態である行動共有システム1の概略構成図である。
本実施形態の行動共有システム1は、図1に示すように、管理サーバ装置100と、複数の通信端末装置200を備える。管理サーバ装置100と複数の通信端末装置200は、有線や無線のネットワークや通信回線等を介して、通信可能となるよう接続されている。
本実施形態においては、一例として、複数の通信端末装置200が、管理サーバ装置100にインターネット等のネットワークを介して接続されており、ユーザが通信端末装置200を利用する場合を例に挙げて説明する。
図2は、本実施形態における行動共有システム1のブロック図である。
管理サーバ装置100は、ユーザの行動に関する情報を設定情報として収集し、収集した設定情報を基に、ユーザ同士をマッチングし、マッチングしたユーザ間でメッセージ等の情報(テキスト情報、静止画像情報、動画像情報、音声情報、位置情報、各種ポイント等)を交換情報として交換、あるいは共有させるための仲介処理を行う。これにより、ユーザは、他のユーザ、つまりマッチング相手と交換情報を交換、あるいは共有することが可能となる。本発明である行動共有システム1を利用することで、ユーザ同士は様々な交換情報を交換、あるいは共有することが可能であるが、本実施形態では、ユーザ同士がメッセージの交換を行う場合を例に挙げて説明を行う。但し、本発明である行動共有システム1では、メッセージだけでなく、静止画像、動画像、音声情報、位置情報、各種ポイント等も交換できるものとしても良い。また、これら複数の種類の情報(例えば、メッセージと静止画像、あるいはメッセージと位置情報等)を同時、または交互に交換、あるいは共有することもできるものとしても良い。また、単にマッチング相手と交換情報の交換、あるいは共有だけを行うのではなく、マッチングしたユーザ同士が音声通話やテレビ電話等でコミュニケーションを図っても良い。また、本実施形態では、ユーザ同士のマッチングを1対1である場合について説明するが、複数のユーザをマッチングさせ、交換情報を複数のユーザ間で交換、あるいは共有させるようにしても良い。なお、以下の説明で、管理サーバ装置100や通信端末装置200において、共用可能な一の装置に存在する2以上の処理手段、例えばユーザ情報送信部205と設定情報送信部206等は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
管理サーバ装置100は、ユーザ情報格納部101、マッチング情報格納部102、表示画面情報格納部103、広告情報格納部104、ユーザ情報受信部105、交換情報送受信部106、相手情報送信部107、画面情報送受信部108、設定情報受信部109、時間管理部110、マッチング制御部111、評価管理部112、および広告制御部113を備える。
通信端末装置200は、表示部201、入力部202、メモリ部203、時間管理部204、警告動作実行部205、ユーザ情報送信部206、設定情報送信部207、相手情報受信部208、画面情報送受信部209、交換情報送受信部210を備える。
管理サーバ装置100は、各ユーザから通信端末装置200を介して、ユーザ情報としてプロフィール(性別、年齢、職業、趣味、その他等)の情報と、ユーザ自身が事前に実行しようと決めた行動の内容と、その行動の実行に関する時間情報(例えば、行動の開始時刻や終了時刻等)を収集する。そして、収集した情報から行動の内容と行動の実行に関する時間情報が一致するユーザ同士をマッチングし、マッチングしたユーザ間でメッセージの交換を行うための仲介処理を行う。本実施形態では、ユーザのマッチング相手となる他のユーザのことを単にマッチング相手と呼ぶが、マッチング相手も本発明である行動共有システム1のユーザである。
管理サーバ装置100は、各ユーザから様々な情報を収集するが、各ユーザからマッチング相手のユーザ情報(例えば、性別や年齢等)をマッチング相手として希望する条件として収集し、管理サーバ装置100がそれらの条件を満たすようにマッチングを行うことで、ユーザの希望条件に合うマッチング相手と情報交換が可能となる。
ユーザ情報格納部101は、各ユーザのユーザ情報であるプロフィールに関する情報と評価指標に関する情報を記録しておくための装置である。
ユーザ情報格納部101のユーザ情報に記録されているプロフィールには、ユーザのユーザID、ユーザの性別、年齢、居住地や職場等のエリア、職業、趣味、その他等の情報が含まれている。ここで、その他の情報には、ユーザが自由に表現できる自己PR等のテキスト情報だけでなく、静止画像(写真や似顔絵等)、動画像、音声データ等の情報を含めることができる。
ユーザ情報格納部101に記録されているユーザ情報の評価指標には、ユーザが行動共有システム1を利用して、マッチング相手にメッセージを送信し、マッチング相手から内容に関する評価点数が管理サーバ100に送信されてきた回数を表す利用回数と、ユーザが作成したマッチング相手へのメッセージの内容を、そのメッセージを閲覧したマッチング相手がメッセージの内容について評価した点数の合計点数である評価点数等の情報が含まれている。但し、評価指標における評価点数は、合計点数ではなく、平均点、あるいは評価された点数の分布を示す情報であっても良い。分布を示す情報である場合、ユーザには数値データだけでなく分布図等のグラフを表示することが好ましい。
このように、本発明である行動共有システム1では、管理サーバ装置100のユーザ情報格納部101で、各ユーザのユーザ情報を一括管理し、マッチングしたユーザ同士でユーザ情報を交換することで、マッチング相手がどのような人物であるのか、ある程度推測することができるとうい特徴がある。
ユーザ情報格納部101に記録されているプロフィールは、本発明である行動共有システム1を利用するため、ユーザが事前に行うユーザ登録によって登録される情報である。ユーザ登録は、ユーザの通信端末装置200の表示部201に表示されるユーザ登録画面220から行うことができる。本実施形態では、ユーザ登録の処理についての詳細な説明は省略するが、通信端末装置200の表示部201にユーザ登録画面220を表示させる方法には、ユーザが通信端末装置200から、Webブラウザ等を利用し、管理サーバ装置100にアクセスし、表示画面情報(HTMLファイル等)をダウンロードする等がある。ユーザ登録の技術については、クライアントサーバシステムにおいて、公知の技術であるため、本実施形態では説明を省略する。
また、ユーザ情報格納部101には、本来、パスワード等のセキュリティを高めるための情報が含まれており、ユーザが通信端末装置200から管理サーバ装置100へアクセスする際はログイン認証等を要求することが望ましい。ログイン認証技術については、クライアントサーバシステムにおいて、公知の技術であるため、本実施形態では説明を省略する。
また、ユーザが利用する通信端末装置200と管理サーバ装置100の間で各種情報のやり取りを行う場合、必ず送信元を識別するための情報である識別情報(ユーザID、端末情報、各種アドレス等)を同時に送受信するものとする。本実施形態では、簡単のため、識別情報の送受信については省略して説明を行うものとする。この送信元の識別技術については、クライアントサーバシステムにおいて、公知の技術である。
マッチング情報格納部102は、マッチング情報である各ユーザの設定情報と実行情報を記録しておくための装置である。
マッチング情報格納部102に記録されている設定情報とは、行動の内容(起床、就寝、運動、仕事、勉強、家事、育児、作業等)、行動の時間情報(行動の開始時刻、行動の終了時刻等)、希望するマッチング相手の条件として相手評価点数、マッチング相手として希望したいユーザのユーザIDである希望ユーザID、マッチング相手として拒否したいユーザのユーザIDである拒否ユーザID等の情報である。ここで、行動の開始時刻や終了時刻は、どちらか一方だけを設定しても良いし、あるいは両方を設定するようにしても良い。例えば、行動として「起床」を設定した場合は、起床する時刻として開始時刻のみを設定し、終了時刻については特に設定しなくても良い。また、行動として「仕事」を設定した場合は、開始時刻として「仕事」を開始する時刻、終了時刻として「仕事」を終了する時刻を設定することもできるし、「仕事」の開始時刻、あるいは「仕事」の終了時刻だけを指定するようにしても良い。このように、行動の開始時刻や終了時刻、あるいはその両方の時刻において、マッチング相手とメッセージ等の情報を交換することを事前に決めておくことで、設定した行動を着実に実施しなければいけないという意識を高める効果が期待できる。また、本実施形態では設定情報に希望するマッチング相手の条件として希望ユーザID、拒否ユーザID、そして相手評価点数を指定できるようにしたが、他にも性別、年齢、エリア、職業、趣味等を指定できるようにしても良い。さらに、希望するマッチング相手の条件として、キーワードを指定できるようにし、全てのユーザのプロフィールのその他の項目にある情報から、指定されたキーワードを含むユーザを抽出し、マッチング相手の対象ユーザとするようにしても良い。
マッチング情報格納部102に格納される設定情報は、本発明である行動共有システム1を利用する際に、通信端末装置200の表示部201に表示される設定画面240から設定する情報である。設定画面240についての詳細は後述する。
マッチング情報格納部102に記録されている実行情報とは、管理サーバ装置100のマッチング制御部111が決定したマッチング相手のユーザIDと、管理サーバ装置100の交換情報送受信部106がユーザの通信端末装置200から受け付けたメッセージ情報と、そのメッセージ情報を管理サーバ装置が受信した時刻と、そのメッセージの内容に対するマッチング相手からの評価点数等の情報である。本実施形態において、メッセージ情報は、ユーザがメッセージ送信画面250から送信したメッセージ情報と、ユーザがメッセージ確認画面270から送信したメッセージ情報がある。最初のメッセージ情報はメッセージ送信画面250から、2回目以降のメッセージ情報はメッセージ確認画面270から送信される。ここで、マッチング相手の決定方法やメッセージの交換方法についての詳細については後述する。また、本実施形態では、ユーザがメッセージ送信画面250から管理サーバ装置100にメッセージ情報を送信する場合には、マッチング相手決定要求も同時に送信されるものとする。また、ユーザがメッセージ確認画面270から管理サーバ装置100にメッセージ情報を送信する場合には、メッセージの評価点数も同時に送信されるものとする。
表示画面情報格納部103は、通信端末装置200の表示部201に表示させる画面の表示画像情報を記録しておくための装置である。表示画像情報とは、例えば、Webブラウザ等で閲覧可能なHTMLファイル等のWebページの情報である。また、表示画像情報は、静止画や動画の画像情報であっても良いし、テキストの情報や、電子文書や電子ブックの情報であっても良い。また、表示画像情報は、一のWebページ等の情報を構成する一部の情報であっても良い。
表示画像情報格納部103に格納される表示画像情報としては、ユーザ登録画面220、ログイン画面230、設定画面240、メッセージ送信画面250、マッチング相手確認画面260、メッセージ確認画面270、終了画面280等がある。それぞれの画面の詳細については後述する。
広告情報格納部104は、通信端末装置200の表示部201に表示させる広告情報を記録しておくための装置である。広告情報格納部104に格納された広告情報には、広告データ(テキスト情報、画像情報、動画情報、音声情報等)、広告を閲覧させたいユーザのユーザ情報(性別、年齢、職業、エリア等)、広告を公開したい時間情報、さらには広告の広告主の情報、広告に関連するWebページ(ホームページ、購入ページ等)のURL情報等が含まれる。広告情報格納部104に格納された広告は、広告情報制御部113によって、ユーザのユーザ情報と広告情報を比較することで各ユーザに対して最適な広告が抽出され、相手情報送信部106を経由して通信端末装置200に送られる。また、相手情報送信部106からは、必要に応じて広告情報格納部104に格納された広告のURL情報等も通信端末装置200に送られるため、ユーザは通信端末装置200の表示部201に広告が表示されると、ハイパーリンク等の技術により、広告に関連するWebページへ簡単に移動することができる。そのため、効率的な宣伝効果が期待できる。ここで、ハイパーリンクに関する技術は、公知の技術であるため、説明を省略する。
ユーザ情報受信部105は、通信端末装置200のユーザ情報送信部205から送信されたユーザ情報のうちのプロフィールに関する情報を受信し、ユーザ情報格納部101に記録するための装置である。プロフィールは、ユーザが本発明である行動共有システム1を利用するために、通信端末装置200の表示部201に表示されるユーザ登録画面220の入力欄221に入力した情報であり、ユーザ登録画面220の登録ボタン222を押すと、通信端末装置200のユーザ情報送信部206から管理サーバ装置100のユーザ情報受信部105に送信される情報である。
交換情報送受信部106は、通信端末装置200の交換情報送受信部210から送信されたメッセージ情報とマッチング相手決定要求を受信すると、メッセージ情報を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)を読み出し、メッセージ情報を受信した時刻が、行動の開始時刻(または終了時刻)を経過し、かつ制限時間内(例えば、5分以内等)であるか否かを判定し、行動の開始時刻(または終了時刻)を経過し、かつ制限時間内である場合は、受信したメッセージ情報とメッセージ情報を受信した時刻をマッチング情報格納部102に記録し、マッチング制御部111に対してマッチング相手決定要求を送り、マッチング制御部111にユーザのマッチング相手を決定させるための装置である。ここで、制限時間についての詳細は後述する。また、行動の時間情報として開始時刻と終了時刻が記録されている場合、最初は開始時刻の経過について、次に終了時間の経過について判定を行うものとする。この場合、開始時刻においてマッチングを行い、さらに終了時刻においても新たなマッチングを行っても良い。本実施形態では、開始時刻にマッチングした相手と、終了時刻でもメッセージの交換を行うものとする。
交換情報送受信部106は、通信端末装置200の交換情報送受信部210から送信されたメッセージ情報とマッチング相手決定要求を受信すると、メッセージ情報を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)を読み出し、メッセージ情報を受信した時刻が、行動の開始時刻(または終了時刻)を経過し、かつ制限時間内であるか否かを判定し、行動の開始時刻(または終了時刻)を経過し、かつ制限時間も経過している場合は、メッセージ情報を受け付けることができない旨を知らせる内容の表示画面情報を通信端末装置200に送信し、受信したメッセージ情報を破棄すると同時に、マッチング情報格納部102の設定情報を削除するための装置である。本実施形態においては、メッセージを受け付けることができないことを知らせる画面については説明を省略する。ここで、マッチング情報格納部102の設定情報を削除するのは、終了時刻を対象としている場合のみである(以下も同様)。
交換情報送受信部106は、通信端末装置200の交換情報送受信部210から送信されたメッセージ情報とマッチング相手決定要求を受信すると、メッセージ情報を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)を読み出し、メッセージ情報を受信した時刻が、行動の開始時刻(または終了時刻)を経過し、かつ制限時間内であるか否かを判定し、行動の開始時刻(または終了時刻)がまだ経過していない場合は、制限時間にかかわらず、メッセージの交換ができる時間はまだである旨を知らせる内容の表示画面情報を送信し、受信したメッセージ情報を破棄するための装置である。本実施形態においては、メッセージの交換ができる時間はまだであることを知らせる画面については説明を省略する。
交換情報送受信部106は、ユーザの通信端末装置200からメッセージの閲覧要求を受信すると、メッセージ閲覧要求を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)とマッチング相手のユーザIDを読み出し、ユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報にユーザ宛のメッセージの記録があるか否かを判定し、メッセージの記録がない場合は、さらにメッセージ閲覧要求を受信した時刻が、行動の開始時刻(または終了時刻)から制限時間内であるか否かを判定し、制限時間内である場合は、マッチング相手からメッセージが届いていない旨を知らせる内容の表示画面情報を送信し、受信したメッセージ閲覧要求を破棄するための装置である。本実施形態においては、マッチング相手からメッセージが届いていないことを知らせる画面については説明を省略する。
交換情報送受信部106は、ユーザの通信端末装置200からメッセージの閲覧要求を受信すると、メッセージ閲覧要求を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)とマッチング相手のユーザIDを読み出し、ユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報にユーザ宛のメッセージの記録があるか否かを判定し、メッセージの記録がない場合は、さらにメッセージ閲覧要求を受信した時刻が、行動の開始時刻(または終了時刻)から制限時間内であるか否かを判定し、制限時間も過ぎている場合は、制限時間を過ぎたことによりマッチング相手とのマッチングが終了した旨を知らせる内容の表示画面情報を送信し、受信したメッセージ閲覧要求を破棄すると同時に、マッチング情報格納部102の設定情報を削除するための装置である。本実施形態においては、制限時間を過ぎたことによりマッチング相手とのマッチングが終了したこと知らせる画面については説明を省略する。
交換情報送受信部106は、ユーザの通信端末装置200からメッセージの閲覧要求を受信すると、メッセージ閲覧要求を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)とマッチング相手のユーザIDを読み出し、ユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報にユーザ宛のメッセージの記録があるか否かを判定し、メッセージの記録がある場合は、さらにユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報に評価情報(評価点数)の記録がないメッセージの有無を確認し、評価点数の記録がないメッセージがある場合は、さらにメッセージ閲覧要求を受信した時刻が、評価点数の記録がないメッセージの受信時刻から制限時間内であるか否かを判定し、制限時間内である場合は、表示画面情報格納部103からメッセージ確認画面270の表示画面情報を読み出し、評価情報の記録がないマッチング相手のメッセージがメッセージ確認画面270のメッセージ表示部271に表示されるように表示画面情報にメッセージ情報とそのメッセージ情報を管理サーバ装置100が受信した時刻を埋め込み、通信端末装置200に送信するための装置である。
交換情報送受信部106は、ユーザの通信端末装置200からメッセージの閲覧要求を受信すると、メッセージ閲覧要求を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)とマッチング相手のユーザIDを読み出し、ユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報にユーザ宛のメッセージの記録があるか否かを判定し、メッセージの記録がある場合は、さらにユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報に評価情報(評価点数)の記録がないメッセージの有無を確認し、評価点数の記録がないメッセージがある場合は、さらにメッセージ閲覧要求を受信した時刻が、評価点数の記録がないメッセージの受信時刻から制限時間内であるか否かを判定し、制限時間を過ぎている場合は、制限時間を過ぎたことによりマッチング相手とのマッチングが終了した旨を知らせる内容の表示画面情報を送信し、受信したメッセージ閲覧要求を破棄すると同時に、マッチング情報格納部102の設定情報を削除するための装置である。本実施形態においては、制限時間を過ぎたことによりマッチング相手とのマッチングが終了したことを知らせる画面については説明を省略する。
交換情報送受信部106は、ユーザの通信端末装置200からメッセージの閲覧要求を受信すると、メッセージ閲覧要求を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)とマッチング相手のユーザIDを読み出し、ユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報にユーザ宛のメッセージの記録があるか否かを判定し、メッセージの記録がある場合は、さらにユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報に評価情報(評価点数)の記録がないメッセージの有無を確認し、評価点数の記録がないメッセージがない場合は、さらにメッセージ閲覧要求を受信した時刻が、マッチング相手の実行情報に記録されている最新のメッセージの受信時刻から制限時間内であるか否かを判定し、制限時間内である場合は、マッチング相手から新しいメッセージは届いていない旨を知らせる内容の表示画面情報を送信し、受信したメッセージ閲覧要求を破棄するための装置である。本実施形態においては、マッチング相手から新しいメッセージは届いていないことを知らせる画面については説明を省略する。
交換情報送受信部106は、ユーザの通信端末装置200からメッセージの閲覧要求を受信すると、メッセージ閲覧要求を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)とマッチング相手のユーザIDを読み出し、ユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報にユーザ宛のメッセージの記録があるか否かを判定し、メッセージの記録がある場合は、さらにユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報に評価情報(評価点数)の記録がないメッセージの有無を確認し、評価点数の記録がないメッセージがない場合は、さらにメッセージ閲覧要求を受信した時刻が、マッチング相手の実行情報に記録されている最新のメッセージの受信時刻から制限時間内であるか否かを判定し、制限時間内を過ぎている場合は、制限時間を過ぎたことによりマッチング相手とのマッチングが終了した旨を知らせる内容の表示画面情報を送信し、受信したメッセージ閲覧要求を破棄すると同時に、マッチング情報格納部102の設定情報を削除するための装置である。本実施形態においては、制限時間を過ぎたことによりマッチング相手とのマッチングが終了したことを知らせる画面については説明を省略する。
交換情報送受信部106は、通信端末装置200の交換情報送受信部210から送信されたメッセージ情報とマッチング相手からのメッセージに対する評価情報を受信すると、今回のメッセージ情報を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102に記録されているユーザの実行情報からマッチング相手のユーザIDを読み出し、ユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報から評価点数が記録されていないメッセージの受信時刻を読み出し、時間管理部110から読み出した時刻が、評価点数が記録されていないメッセージの受信時刻から制限時間内であるか否かを判定し、制限時間内である場合は、マッチング情報格納部102に記録されている実行情報に今回ユーザから受信したメッセージ情報とメッセージ情報を受信した時刻を、マッチング相手の実行情報の評価情報の記録がないメッセージに今回受信した評価情報(評価点数)を記録し、その評価情報を評価管理部112に送信し、さらに相手情報送受信部107にマッチング相手のユーザ情報の送信要求を送るための装置である。
交換情報送受信部106は、通信端末装置200の交換情報送受信部210から送信されたメッセージ情報とマッチング相手からのメッセージに対する評価情報を受信すると、今回のメッセージ情報を受信した時刻を時間管理部110から読み出すとともに、マッチング情報格納部102に記録されているユーザの実行情報からマッチング相手のユーザIDを読み出し、ユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報から評価点数が記録されていないメッセージの受信時刻を読み出し、時間管理部110から読み出した時刻が、評価点数が記録されていないメッセージの受信時刻から制限時間内であるか否かを判定し、制限時間を過ぎている場合は、制限時間を過ぎたことにより、メッセージ情報を受け付けることができない旨を知らせる内容の表示画面情報を通信端末装置200に送信し、受信したメッセージ情報を破棄すると同時にマッチング情報格納部102の設定情報を削除するための装置である。本実施形態においては、メッセージを受け付けることができないことを知らせる画面については説明を省略する。
相手情報送信部107は、マッチング制御部111や交換情報送受信部106からマッチング相手のユーザ情報の送信要求を受け付けると、マッチング相手のユーザIDを検索キーとして、ユーザ情報格納部101から該当するマッチング相手のユーザ情報を抽出し、広告情報制御部113に広告決定要求を送ることで広告情報制御部113にユーザに最適な広告を決定させ、それらを表示画面情報格納部103に格納されたマッチング相手確認画面260の表示画面情報に埋め込み、通信端末装置200に送信するための装置である。ここで、ユーザ情報にユーザが登録した画像等の情報がある場合は、マッチング相手確認画面260の画像表示欄252に表示される。但し、画像表示欄252が選択された場合にだけ表示させるようにしても良い。また、音声等の情報である場合は、マッチング相手確認画面260の表示と同時に再生される。但し、再生許可を確認するためのメッセージボックスを表示させ、ユーザに許可された場合だけ再生されるようにしても良い。また、広告情報制御部113が決定した広告情報は、マッチング相手確認画面260の広告表示欄に表示される。ここで、Webページ等に画像等を埋め込む技術や、Webページ等で音声を自動再生させる技術は、公知の技術であるため、詳しい説明は省略する。
画面情報送受信部108は、ユーザの通信端末装置200からユーザ登録画面220やログイン画面230等のダウンロード要求を受信すると、受信したダウンロード要求に対応する表示画面情報を表示画面情報格納部103から読み出し、要求元の通信端末装置200に送信するための装置である。
画面情報送受信部108は、ログイン画面230からのログイン認証が完了すると、表示画面情報格納部103から設定画面240の表示画面情報を読み出し、ユーザの通信端末装置200に送信するための装置である。
画面情報送受信部108は、設定情報受信部109の要求を受け、ユーザがマッチング相手に最初のメッセージを送信するための画面であるメッセージ送信画面250の表示画面情報を表示画面情報格納部103から読み出し、ユーザの通信端末装置200に送信するための装置である。ここで、メッセージ送信画面250の表示画面情報は、行動の開始時刻や終了時刻の経過後に、ユーザが通信端末装置200からダウンロード要求を管理サーバ装置100に送信し、ダウンロードするようにしても良い。
設定情報受信部109は、ユーザの通信端末装置200から送信されてくる設定情報を受信し、マッチング情報格納部102に設定情報を記録するとともに、設定情報の記録が正常に完了すると画面情報送受信部108にメッセージ送信画面250の表示画面情報をユーザの通信端末装置200に対して送信させる要求を出すための装置である。ここで、設定情報受信部109は、既にマッチング情報格納部102の設定情報に記録がある場合、新しく受信した設定情報に更新すると同時に、マッチング情報格納部102の実行情報を削除するものとする。
時間管理部110は、正確に時刻をカウントし、交換情報送受信部106やマッチング制御部110等からの時刻の問い合わせがあると、その時点の時刻情報を送り返すための装置である。
マッチング制御部111は、交換情報受信部106からマッチング相手決定要求を受け取ると、マッチング情報格納部102に格納された実行情報のマッチング相手に記録があるか否かを判定し、すでにマッチング相手が決定されている場合は、相手情報送信部107にマッチング相手のユーザ情報の送信要求を送るための装置である。
マッチング制御部111は、交換情報送受信部106からマッチング相手決定要求を受け取ると、マッチング情報格納部102からマッチング相手を決定する要求があったユーザ(以下、マッチング要求ユーザ)の設定情報と、他のユーザの設定情報を読み出し、マッチング要求ユーザの設定情報に記録されている行動内容と、開始時刻と、終了時刻とが同じユーザ(以下、マッチング相手候補)を抽出し、マッチング相手候補のユーザIDを検索キーとして、ユーザ情報格納部101からマッチング相手候補のユーザ情報を読み出し、マッチング情報格納部102にあるマッチング要求ユーザの設定情報の相手評価点数に指定された評価点数以上の値をもつマッチング相手候補にマッチング相手を絞り込み、さらに絞り込んだマッチング相手候補の中に、マッチング相手として希望するユーザのIDである希望ユーザIDがいる場合は、その希望ユーザにマッチング相手を決定し、また、マッチング相手として拒否するユーザのIDである拒否ユーザIDがいる場合は、その拒否ユーザ以外をマッチング相手として決定し、決定したマッチング相手のユーザIDをマッチング情報格納部102に記録するとともに、相手情報送信部107にマッチング相手のユーザ情報の送信要求を送るための装置である。但し、相手評価点数、希望ユーザID,拒否ユーザID等の条件だけでは、所定のマッチング相手の人数(本実施形態では、マッチング相手は1名)まで絞り込めない場合は、事前に決められた処理によりマッチング相手を決定することになる。ここで、事前に決められた処理とは、管理サーバ装置100が設定情報を受信した順番が早いマッチング相手候補から、または評価点数が高いマッチング相手候補から、または利用回数が多いマッチング相手候補から、またはランダムに抽出したマッチング相手候補からマッチング相手を決めていく等の処理がある。また、開始時刻と終了時刻の両方を設定した場合、行動内容と開始時刻と終了時刻が一致するユーザ同士をマッチングしても良いし、行動内容と開始時刻、あるいは行動内容と終了時間だけが一致するユーザ同士をマッチングするようにしても良い。但し、行動内容と開始時刻だけが一致するユーザ同士をマッチングした場合、終了時刻の時点で再度マッチングを行う必要がある。また、条件に合うマッチング相手が見つからない場合は、ユーザに「マッチング相手が見つかりません」等のコメントを伝えることが望ましい。
本実施形態では、交換情報送受信部106からマッチング相手決定要求を受信した時点でユーザのマッチング相手を決定するとして説明を行ったが、マッチング制御部111がマッチング情報格納部102に記録されている全てのユーザの行動の開始時刻(または終了時刻)を監視し、開始時刻(または終了時刻)が近づく、あるいはその時刻がくると自動的にマッチングを実行しても良いし、設定情報受信部109がユーザから設定情報を受信したタイミングでマッチングを実行しても良い。これらの場合は、管理サーバ装置100が設定情報を受信した順番(先着順)からマッチングさせる、または評価点数が高いユーザからマッチングさせる、または利用回数が多いユーザからマッチングさせる、またはランダムにマッチングさせる等の事前に決定しておいた順序でマッチングを実行するものとする。また、マッチング相手をあらかじめ決められた人数(本実施形態の場合はマッチング相手は1人)に絞り込めない場合は、さらに管理サーバ装置100が設定情報を受信した順番が早いマッチング相手候補から、または評価点数が高いマッチング相手候補から、または利用回数が多いマッチング相手候補から、またはランダムに抽出したマッチング相手候補からマッチング相手を決めていく等の処理を行うものとする。
評価管理部112は、交換情報送受信部106からメッセージに対する評価点数を受け取ると、ユーザ情報格納部101のユーザ情報の評価指標から、評価対象となるユーザの利用回数と評価点数を読み出し、読み出した利用回数に1を足し、評価点数に交換情報送受信部106から受け取った評価点数を足した値をユーザ情報格納部101に記録する。
広告情報制御部113は、相手情報送信部107から広告決定要求があった場合、マッチング情報格納部102からマッチング相手のユーザ情報の送信対象であるユーザの行動内容と開始時刻(または終了時刻)を読み出すとともに、ユーザ情報格納部101からユーザのプロフィールを読み出し、読み出した行動内容と開始時刻(または終了時刻)とプロフィールに最適な広告を決定し、相手情報送信部106に決定した広告情報を伝えるための装置である。
通信端末装置200は、管理サーバ装置100へユーザ情報や設定情報やマッチング相手へのメッセージ等を送信するため、また管理サーバ装置100へマッチング相手のユーザ情報やマッチング相手からのメッセージ等を受信するためにユーザが利用する装置である。通信端末装置200は、例えば、コンピュータや、携帯電話や、携帯情報端末等で実現可能である。
表示部201は、本発明である行動共有システム1で利用する各種画面を表示させるための装置である。ユーザは、表示部201に表示された画面に従って、入力部202から必要な情報を入力、あるいは選択することで、各種情報を管理サーバ装置100に送信することができる。表示部201は、液晶モニタ等のデバイスで実現可能である。
入力部202は、表示部201に表示された画面に、ユーザが必要な情報を入力、あるいは選択するために利用する装置である。ここで、選択するとは、表示部201に表示された「送信ボタン」等を選択(クリック)し、入力した情報を管理サーバ装置100へ送信する等の処理も含むものとする。入力部202としては、テンキーやキーボードやマウス等で実現可能である。また、表示部201と入力部202の機能を同時に実現できるタッチパネル等の装置を利用いても良い。
メモリ部203は、ユーザが設定し、管理サーバ装置100に送信したユーザ情報と設定情報を記録しておくための装置である。
メモリ部203は、管理サーバ装置100から受信した通信端末装置200の表示部201に表示する画面の表示画面情報も一時的に記録しておくための装置である。例えば、通信端末装置200から設定情報を管理サーバ装置100に送信し、送信した設定情報が管理サーバ装置100のマッチング情報格納部102に記録されると、管理サーバ装置100から通信端末装置200にメッセージ送信画面250の表示画面情報が送信されてくる。このメッセージ送信画面250の表示画面情報は、行動の開始時刻(あるいは終了時刻)まで使用しないため、一時的にメモリ部203に記録しておくことにより、行動の開始時刻(あるいは終了時刻)がくると、管理サーバ装置100にアクセスすることなく、表示部201にメッセージ送信画面250を表示させることができる。また、本発明である行動共有システム1において利用する全ての表示画面情報を事前にメモリ部203に記録しておくことで、管理サーバ装置との情報のやり取りを必要情報のみにしても良い。また、本発明である行動共有システム1を利用するために必要なプログラムを記録させておいても良い。なお、本発明である行動共有システム1は、通信端末装置200のWebブラウザ等のWebページを閲覧するためのアプリケーションソフトのみで実行できるようにしても良いし、通信端末装置200に専用のプログラムをインストールすることで実行できるようにしても良い。
時間管理部204は、正確に時刻をカウントし、メモリ部に記録されている設定情報の開始時刻(あるいは終了時刻)を監視し、開始時刻(あるいは終了時刻)になると、メモリ部203からメッセージ送信画面250の表示画面情報を読み出し、表示部201にメッセージ送信画面250を表示させるとともに、警告動作実行部205に警告動作(警告音、バイブレータ等)を開始させる要求を送るための装置である。
警告動作実行部205は、時間管理部204からの警告動作開始の要求を受けると、警告動作(警告音、バイブレータ等)を開始し、ユーザに開始時刻(あるいは終了時刻)になったため、マッチング相手にメッセージを送信できることを知らせるための装置である。
ユーザ情報送信部206は、ユーザ登録画面220においてユーザが入力欄221に入力した情報を管理サーバ装置100へ送信するための装置である。送信するタイミングとしては、ユーザがユーザ登録画面220にある登録ボタン222を選択したときである。
設定情報送信部207は、設定画面240においてユーザが入力欄241に入力した情報を管理サーバ装置100へ送信するための装置である。送信するタイミングとしては、ユーザが設定画面240にある設定ボタン242を選択したときである。
相手情報受信部208は、管理サーバ装置100からマッチング相手確認画面260の表示画面情報を受信し、表示部201に表示させるための装置である。
相手情報受信部208は、ユーザがマッチング相手確認画面260のメッセージ確認ボタン264を押すと、管理サーバ装置100に対して、メッセージ閲覧要求を送信するための装置である。
画面情報送受信部209は、管理サーバ装置100からユーザ登録画面220、ログイン画面230、メッセージ送信画面250、さらに各種終了画面等の表示画面情報を受信し、表示部201に表示させるための装置である。また、管理サーバ装置100に対して、ユーザ登録画面220、ログイン画面230等の表示画面情報のダウンロード要求を送信し、ユーザがユーザ登録画面220、ログイン画面230等に入力した情報を管理サーバ装置100に送信するための装置である。また、画面情報送受信部209がメッセージ送信画面250の表示画面情報を受信した場合は、行動の開始時刻(あるいは終了時刻)になるまで表示部201に表示させないため、一時的にメモリ部203に記録するものとする。但し、画面情報送受信部209がメッセージ送信画面250の表示画面情報を受信した時点で表示部201に表示しても良い。
交換情報送受信部210は、管理サーバ装置100に対してユーザが入力したメッセージとマッチング相手決定要求を送信するための装置である。具体的には、行動の開始時間(あるいは終了時刻)になると、通信端末装置200の時間管理部204はメモリ部203に記録されているメッセージ送信画面250の表示画面情報を読み出し、メッセージ送信画面250を表示部201に表示させる。その後、ユーザが、メッセージ送信画面250の入力欄241にマッチング相手へのメッセージを入力し、送信ボタン252を押すと、交換情報送受信部210は、ここで入力されたメッセージとマッチング相手決定要求を管理サーバ装置100へ送信する。
交換情報送受信部210は、さらに管理サーバ装置100に対してユーザが入力したメッセージとマッチング相手のメッセージに対する評価情報を送信するための装置である。具体的には、ユーザがマッチング相手確認画面260のメッセージ確認ボタン264を押すと、メッセージの確認が可能である場合は、管理サーバ装置100からメッセージ確認画面270の表示画面情報が送られてくる。交換情報送受信部210は、管理サーバ装置100からのメッセージ確認画面270の表示画面情報を受信すると、通信端末装置200の表示部201にメッセージ確認画面270を表示させる。これにより、ユーザはマッチング相手からのメッセージを確認し、マッチング相手からのメッセージの内容に対する評価をメッセージ確認画面270のメッセージ評価部272に入力し、マッチング相手に対して新たなメッセージをメッセージ入力欄273に入力し、送信ボタン274を押すと、交換情報送受信部210は、管理サーバ装置100に対して、入力された新しいメッセージと評価情報を送信する。
交換情報送受信部210は、マッチング相手が作成したメッセージのメッセージ閲覧要求を管理サーバ装置100に送信し、管理サーバ装置からメッセージ確認画面270の表示画面情報を受信し、通信端末装置200の表示部201に表示させるための装置である。具体的には、ユーザがメッセージ送信画面250やメッセージ確認画面270からマッチング相手に対するメッセージを管理サーバ装置100に送信し、管理サーバ装置100に受け付けられると、管理サーバ装置100からマッチング相手確認画面260の表示画面情報が送られてくる。このマッチング相手確認画面260にあるメッセージ確認ボタン264をユーザが押すと交換情報送受信部210は管理サーバ装置100にメッセージ閲覧要求を送信され、管理サーバ装置100がメッセージ閲覧要求を受け付けると、管理サーバ装置100からマッチング相手からのメッセージを含んだメッセージ確認画面270の表示画面情報が送られてくる。通信端末装置200の交換情報送受信部210がそのメッセージ確認画面270の表示画面情報を受信し、表示部201に表示させることにより、ユーザはマッチング相手からのメッセージを確認することができる。本実施形態では、ユーザがマッチング相手からのメッセージを管理サーバ装置100へ問合せる場合について説明したが、交換情報送受信部210が、定期的に管理サーバ100へマッチング相手からのメッセージが届いているか否かを問い合わせるようにすることで、マッチング相手からのメッセージを自動で受信できるようにしても良い。また、マッチング相手とのメッセージの交換は、電子メールやFAX等の他の通信方法を用いて行っても良い。この場合でも、管理サーバ装置100を介すことで、電子メールアドレス等の個人情報を交換せずに、メッセージ等の交換情報だけをやり取りできるようにすることが望ましい。詳細については、転送サービス等の公知の技術があるため、ここでは説明を省略する。
図3、図4、図5、図6は、行動共有システム1の管理サーバ装置100と通信端末装置200の動作を示すフローチャートである。以下、図3、図4、図5、図6を用いて行動共有システム1の動作について説明する。
まず、図3を用いて、ユーザが、通信端末装置200を利用して、設定情報を管理サーバ装置100へ登録し、行動の開始時刻(または終了時刻)になると通信端末装置200が表示部201にメッセージ送信画面250を表示し、ユーザにメッセージを入力させるまでの処理を説明する。
(ステップS1101)通信端末装置200の表示部201に設定画面240を表示する。本実施形態では説明を省略するが、設定画面240の表示画面情報は、必要に応じて管理サーバ装置100からダウンロードする、あるいはアプリケーションのインストール等で事前にメモリ部203に記録されているものとする。
(ステップS1102)ユーザは、表示部201に表示された設定画面240の設定情報入力欄241に、行動の内容、開始時間、終了時間、相手評価点数、希望ユーザID、拒否ユーザID等を入力する。
(ステップS1103)ユーザが、表示部201に表示された設定画面240の設定ボタン242を押すと、通信端末装置200の設定情報送信部207は、ステップS1102で入力された設定情報を管理サーバ装置100へ送信する。
(ステップS1104)管理サーバ装置100の設定情報受信部109は、通信端末装置200から送信された設定情報を受信する。
(ステップS1105)管理サーバ装置100の設定情報受信部109は、ステップS1104で受信した設定情報をマッチング情報格納部102に記録し、画面情報送受信部108にメッセージ送信画面250の表示画面情報をユーザの通信端末装置200に対して送信させる要求を出す。
(ステップS1106)管理サーバ装置100の画面情報送受信部108は、メッセージ送信画面250の表示画面情報を表示画面情報格納部103から読み出し、ユーザの通信端末装置200に送信する。
(ステップS1107)通信端末装置200の画面情報送受信部209は、管理サーバ装置100から送信されてきたメッセージ送信画面250の表示画面情報を受信する。
(ステップS1108)通信端末装置200の画面情報送受信部209は、ステップS1107で受信したメッセージ送信画面250の表示画面情報をメモリ部203に記録する。
(ステップS1109)通信端末装置200の時間管理部204は、定期的にメモリ部203に記録されている設定情報の開始時刻、あるいは終了時刻を読み出し、設定された開始時刻や終了時刻になるとステップS1110に進む。
(ステップS1110)通信端末装置200の時間管理部204は、メモリ部203からメッセージ送信画面250の表示画面情報を読み出し、表示部201にメッセージ送信画面250を表示させる。
(ステップS1111)通信端末装置200の時間管理部204は、警告動作実行部205に警告動作(警告音、バイブレータ等)を実行させる。
(ステップS1112)ユーザは、通信端末装置200の表示部201に表示されたメッセージ送信画面250にマッチング相手へのメッセージを入力する。
次に、図4を用いて、ユーザが、通信端末装置200の表示部201に表示されたメッセージ送信画面250からマッチング相手に対してメッセージを送信し、その後、マッチング相手のユーザ情報を確認する処理について説明する。
(ステップS1201)ユーザは、通信端末装置200の表示部201に表示されたメッセージ送信画面250にマッチング相手へのメッセージを入力する。この処理は、ステップS1112における処理であるが、説明上、ステップS1201として再度記載した。
(ステップS1202)通信端末装置200の交換情報送受信部210は、ステップS1201でユーザが入力したメッセージ情報と、マッチング相手決定要求を管理サーバ装置100へ送信する。
(ステップS1203)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、通信端末装置200から送信されてきたメッセージ情報とマッチング相手決定要求を受信する。
(ステップS1204)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、時間管理部110からメッセージ情報を受信した時刻を読み出すとともに、マッチング情報格納部102の設定情報に記録されている行動の開始時刻(または終了時刻)を読み出す。
(ステップS1205)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、ステップS1204で読み出したメッセージ情報を受信した時刻と行動の開始時刻(または終了時刻)を比較し、メッセージ情報を受信した時刻が行動の開始時刻(または終了時刻)を経過しているか否か判定し、経過している場合は、ステップS1206の処理を行い、まだ経過していない場合は、メッセージの交換ができる時間はまだである旨を知らせる内容の表示画面情報を通信端末装置200へ送信するとともに、受信したメッセージ情報を破棄し、処理を終了する。
(ステップS1206)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、ステップS1204で読み出したメッセージ情報を受信した時刻が、ステップS1204Sで読み出した行動の開始時刻(または終了時刻)から制限時間内にあるか否か判定し、制限時間内である場合は、ステップS1207の処理を行い、制限時間を超えている場合は、メッセージ情報を受け付けることができない旨を知らせる内容の表示画面情報を通信端末装置200に送信するとともに、受信したメッセージ情報を破棄し、処理を終了する。
(ステップS1207)管理サーバ装置100の交換情報受信部106は、ステップS1203で受信したメッセージ情報とステップS1204で読み出したメッセージ情報を受信した時刻をマッチング情報格納部102に記録するとともに、ステップ1203で受信したマッチング相手決定要求をマッチング制御部111に送り、ユーザのマッチング相手を決定させる。
(ステップS1208)管理サーバ装置100のマッチング制御部111は、マッチング情報格納部102に格納されたユーザの設定情報と、その他の全ユーザの設定情報を比較することで、マッチング相手の対象となり得る他のユーザを抽出し、抽出したマッチング相手の対象となり得る他のユーザのユーザ情報をユーザ情報格納部101から読み出し、
マッチング情報格納部102に記録されているユーザのマッチング相手に対する条件を満たすように対象をさらに絞り込み、最終的なマッチング相手を事前に決められた処理により決定するとともに、相手情報送信部107にマッチング相手のユーザ情報の送信要求を送る。
(ステップS1209)管理サーバ装置100の相手情報送信部107は、マッチング制御部111からマッチング相手のユーザ情報の送信要求を受け取ると、マッチング相手のユーザIDを検索キーとして、ユーザ情報格納部101から該当するマッチング相手のユーザ情報を抽出し、さらに広告情報制御部113に広告決定要求と送ることで広告情報制御部113にユーザに最適な広告を決定させる。
(ステップS1210)管理サーバ装置100の相手情報送信部107は、表示画面情報格納部103に格納されたマッチング相手確認画面260の表示画面情報を読み出し、読み出した表示画面情報にステップS1209で抽出したマッチング相手のユーザ情報と、広告情報制御部113に決定させた広告を埋め込み、それを通信端末装置200に送信する。
(ステップS1211)通信端末装置200の相手情報受信部208は、管理サーバ装置100からマッチング相手確認画面260の表示画面情報を受信する。
(ステップS1212)通信端末装置200の相手情報受信部208は、ステップS1211で受信したマッチング相手確認画面260を表示部201に表示し、処理を終了する。
次に、図5を用いて、ユーザが、通信端末装置200の表示部201に表示されたマッチング相手確認画面260でマッチング相手のユーザ情報を確認した後に、管理サーバ装置100に対してマッチング相手からのメッセージを問い合わせる処理について説明する。
(ステップS1301)通信端末装置200の相手情報受信部208は、管理サーバ装置100から受信したマッチング相手確認画面260を表示部201に表示する。この処理は、ステップS1212における処理であるが、説明上、ステップS1301として再度記載した。
(ステップS1302)ユーザは、通信端末装置200の表示部201に表示されたマッチング相手確認画面260にあるメッセージ確認ボタン264を押す。これにより、通信端末装置200の交換情報送受信部210から管理サーバ装置100へメッセージ閲覧要求が送信されるため、ユーザは管理サーバ装置100にあるマッチング相手からのメッセージを確認することができる。
(ステップS1303)通信端末装置200の交換情報送受信部210は、管理サーバ装置100へメッセージ閲覧要求を送信する。
(ステップS1304)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、通信端末装置200からのメッセージ閲覧要求を受信する。
(ステップS1305)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、時間管理部110からメッセージ閲覧要求を受信した時刻を、マッチング情報格納部102から行動の開始時刻(または終了時刻)とマッチング相手のユーザIDを読み出す。
(ステップS1306)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、ステップS1305で読み出したマッチング相手のユーザIDを検索キーとして、マッチング情報格納部102の実行情報にマッチング相手からのメッセージの有無を確認し、メッセージがない場合はステップS1307の処理を行い、なんらかのメッセージがある場合はステップ1308の処理を実行する。
(ステップS1307)管理サーバ装置100の交換情報送信部106は、ステップS1305で読み出したメッセージ閲覧要求を受信した時刻が、同じくステップS1305で読み出した行動の開始時刻(または終了時刻)から制限時間内であるか否かを判定し、制限時間内である場合は、マッチング相手からメッセージが届いていない旨を知らせる内容の表示画面情報を通信端末装置200へ送信し、受信したメッセージ閲覧要求を破棄し、制限時間を過ぎている場合は、制限時間を過ぎたことによりマッチング相手とのマッチングが終了した旨を知らせる内容の表示画面情報を通信端末装置200へ送信し、受信したメッセージ閲覧要求を破棄すると同時に、マッチング情報格納部102の設定情報を削除し、処理を終了する。
(ステップS1308)管理サーバ装置100の交換情報送信部106は、テップS1305で読み出したマッチング相手のユーザIDを検索キーとして、マッチング情報格納部102に記録されているマッチング相手の実行情報のメッセージの中から、評価点数が記録されているか否かを確認し、評価点数が記録されていないメッセージがある場合は、ステップS1309の処理を行い、評価点数が記録されていないメッセージがない場合は、ステップS1307の処理を行う。
(ステップS1309)管理サーバ装置100の交換情報送信部106は、ステップS1305で読み出したメッセージ閲覧要求を受信した時刻が、ステップS1308で確認した評価点数が記録されていないメッセージを管理サーバ装置100が受信した時刻から制限時間内か否か判定し、制限時間内である場合は、ステップS1310のステップへ進み、制限時間を過ぎている場合は、制限時間を過ぎたことによりマッチング相手とのマッチングが終了した旨を知らせる内容の表示画面情報を通信端末装置200へ送信し、受信したメッセージ閲覧要求を破棄し、処理を終了する。
(ステップS1310)管理サーバ装置100の交換情報送信部106は、ステップS1308で確認した評価点数が記録されていないメッセージを抽出する。
(ステップS1311)管理サーバ装置100の交換情報送信部106は、表示画面情報格納部103からメッセージ確認画面270の表示画面情報を読み出し、ステップS1310で抽出した評価点数の記録がないマッチング相手のメッセージがメッセージ確認画面270のメッセージ表示部271に表示されるように表示画面情報にメッセージ情報とそのメッセージ情報を管理サーバ装置100が受信した時刻を埋め込み、通信端末装置200へ送信する。
(ステップS1312)通信端末装置200の交換情報送信部210は、管理サーバ装置100から送信されたメッセージ確認画面270の表示画面情報を受信する。
(ステップS1313)通信端末装置200の交換情報送信部210は、ステップS1313で受信したメッセージ確認画面270を表示部201に表示させ、処理を終了する。
次に、図6を用いて、管理サーバ装置100からマッチング相手のメッセージを受信し、ユーザがマッチング相手のメッセージを確認し、そのメッセージの内容を評価し、さらにユーザがマッチング相手に新しいメッセージを送信する処理について説明する。
(ステップS1401)通信端末装置200の交換情報送信部210は、管理サーバ装置100から受信したメッセージ確認画面270を表示部201に表示する。この処理は、ステップS1313における処理であるが、説明上、ステップS1401として再度記載した。
(ステップS1402)ユーザは、通信端末装置200の表示部201に表示されたメッセージ確認画面270のメッセージ評価部272にマッチング相手からのメッセージの内容に対して自己の評価(評価点数)を入力する。
(ステップS1403)ユーザは、通信端末装置200の表示部201に表示されたメッセージ確認画面270のメッセージ入力欄273にマッチング相手への新しいメッセージを入力する。
(ステップS1404)ユーザが、通信端末装置200の表示部201に表示されたメッセージ確認画面270の送信ボタン274を押すと、通信端末装置200の交換情報送受信部210は、管理サーバ装置100にステップS1402で入力されたマッチング相手のメッセージに対する評価点数と、ステップS1403で入力された新しいメッセージを管理サーバ装置100へ送信する。
(ステップS1405)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、通信端末装置200からマッチング相手のメッセージに対する評価点数とユーザからの新しいメッセージ情報を受信する。
(ステップS1406)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、時間管理部110からステップS1405で評価点数と新しいメッセージ情報を受信した時刻を読み出すとともに、マッチング情報格納部102に記録されているユーザの実行情報からマッチング相手のユーザIDを読み出し、そのユーザIDを検索キーとしてマッチング情報格納部102からマッチング相手の実行情報から評価点数が記録されていないメッセージ情報の受信時刻を読み出す。
(ステップS1407)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、ステップS1406で時間管理部110から読み出した評価点数と新しいメッセージ情報を受信した時刻が、ステップS1406で読み出したマッチング相手の評価点数が記録されていないメッセージ情報の受信時刻から制限時刻内であるか否か判定し、制限時間内である場合は、ステップS1408に進み、制限時間を超えている場合は、制限時間を過ぎたことにより、メッセージ情報を受け付けることができない旨を知らせる内容の表示画面情報を通信端末装置200に送信し、受信したメッセージ情報等を破棄すると同時にマッチング情報格納部102の設定情報を削除し、処理を終了する。
(ステップS1408)管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、ステップS1405で受信したマッチング相手への評価点数をステップS1406で読み出した評価点数が記録されていないメッセージに記録するとともに、ステップS1405で受信した新しいメッセージ情報とそのメッセージ情報を受信した時刻をマッチング情報格納部102に記録されているユーザの実行情報に記録する。さらに、管理サーバ装置100の交換情報送受信部106は、相手情報送受信部107にマッチング相手のユーザ情報の送信要求を送る。
(ステップS1409)管理サーバ装置100の相手情報送受信部107は、管理サーバ装置100の交換情報送受信部106からマッチング相手のユーザ情報の送信要求を受け取ると、ステップS1209と同様の処理により、ユーザ情報格納部101からマッチング相手のユーザ情報を抽出し、さらに広告情報制御部113に広告決定要求と送ることで広告情報制御部113にユーザに最適な広告を決定させ、表示画面情報格納部103に格納されたマッチング相手確認画面260の表示画面情報を読み出し、読み出した表示画面情報にマッチング相手のユーザ情報と、広告情報制御部113に決定させた広告を埋め込み、それを通信端末装置200に送信する。
(ステップS1410)通信端末装置200の相手情報受信部208は、管理サーバ装置100からマッチング相手確認画面260の表示画面情報を受信する。
(ステップS1411)通信端末装置200の相手情報受信部208は、ステップS1410で受信したマッチング相手確認画面260を表示部201に表示し、処理を終了する。
ステップS1411の後で、ユーザが、さらにマッチング相手のメッセージを確認し、新たにメッセージを送りたい場合は、ステップS1301から処理を実行する。本実施形態において、ユーザとマッチング相手が制限時間内に管理サーバ装置100へメッセージを送り続けている間は、メッセージの交換と閲覧は可能であるとする。
本実施形態において、ユーザとマッチング相手との間で行われるメッセージの交換は、制限時間内にメッセージのやり取りが行われている間は継続可能、つまりマッチング関係が継続可能である。
図7は、管理サーバ装置100のユーザ情報格納部101とマッチング情報格納部102に記録される情報を説明するためのものである。図7の(A)はユーザ情報格納部101に記録される情報、図7の(B)はマッチング情報格納部102に記録される情報である。
図7の(A)に示したユーザ情報格納部101に記録される情報として、プロフィールと評価指標からなるユーザ情報がある。プロフィールは、ユーザがユーザ登録画面220から管理サーバ装置100に登録した情報が記録されており、ユーザ情報受信部105によって新規登録や変更や削除が行われる。本実施形態では、プロフィールとして、ユーザの性別、年齢、居住地や職場のエリア、職業、趣味、その他等の情報を記録している。ここで、「その他」の項目には、テキストデータや、静止画像データ、動画データや、音声データ等が記録可能である。ここで、例として、図7の(A)の「その他」の項目には、データのファイルが記録されている場合を示した。また、評価指標としては、利用回数と評価点数が記録されており、評価管理部112によって更新される。利用回数とは、管理サーバ装置100がマッチング相手からメッセージの内容に対する評価点数を受け取った回数を表し、利用回数とは、その評価点数の合計を表す。
図7の(B)に示したマッチング情報格納部102に記録されている情報として、設定情報と実行情報がある。設定情報は、ユーザが設定画面240から管理サーバ装置100に登録した情報である。また、実行情報は、マッチング制御部111が決定したマッチング相手のユーザIDと、管理サーバ装置100がユーザの通信端末装置200から受信したマッチング相手へのメッセージの内容と、管理サーバ装置100がそのメッセージを受信した時刻と、マッチング相手からのそのメッセージに対する評価点数が記録されている。本実施形態では、ユーザがマッチング相手に対して送信したメッセージを管理サーバ装置100において、各ユーザに対して2通分の記録をする場合を例にした。管理サーバ装置100は、3通目のメッセージ情報を受信すると、古いメッセージの内容と評価点数を削除し、3通目のメッセージ情報とそのメッセージ情報を受信した時刻を記録する。また、各メッセージに対して、マッチング相手に閲覧され、内容について評価された場合は、評価点数の箇所にマッチング相手からの評価点数が記録される。例えば、ユーザB222のメッセージ1はマッチング相手A111に閲覧され、評価されているため評価点数に1点という評価点数の記録があるが、メッセージ2は未だマッチング相手A111に閲覧と評価がされていないため、評価点数の箇所に評価点数の記録がない。これらのメッセージの内容と受信時刻と評価点数は、管理サーバ装置100の交換情報送受信部106が記録する。
次に、行動共有システム1において、通信端末装置200の表示部201に表示される画面について詳しく説明する。かかる行動共有システム1において通信端末装置200が使用する画面としては、ユーザ登録画面220、ログイン画面230、設定画面240、メッセージ送信画面250、マッチング相手確認画面260、メッセージ確認画面270等がある。図8はユーザ登録画面220を説明するための図、図9はログイン画面230を説明するための図、図10は設定画面240を説明するための図、図11はメッセージ送信画面250を説明するための図、図12はマッチング相手確認画面260を説明するための図、図13はメッセージ確認画面270を説明するための図である。
図8は、行動共有システム1において、ユーザがユーザ情報を管理サーバ装置100へ登録するために利用するユーザ登録画面220の表示例である。このユーザ登録画面220は、通信端末装置200の表示部201に表示される。ユーザ登録画面220の表示画面情報は、必要に応じて管理サーバ装置100からダウンロードする。但し、アプリケーションのインストール等で事前にメモリ部203に記録しておき、必要に応じてメモリ部203から読み出すようにしても良い。ユーザが、本発明である行動共有システム1を利用する前に、ユーザ登録画面からユーザ登録を行う。ユーザは、ユーザ登録画面220の入力欄221にある、ユーザID、性別、年齢、エリア、職業、その他等を入力し、登録ボタン222を押すことで、入力した情報が、ユーザ情報送信部206から管理サーバ装置100へ送信される。
図9は、行動共有システム1において、ユーザが管理サーバ装置100にログインするために利用するログイン画面230の表示例である。このログイン画面230は、通信端末装置200の表示部201に表示される。ログイン画面230の表示画面情報は、必要に応じて管理サーバ装置100からダウンロードする。但し、アプリケーションのインストール等で事前にメモリ部203に記録しておき、必要に応じてメモリ部203から読み出すようにしても良い。ユーザが行動共有システム1にログインする場合は、ログイン画面230のユーザID入力欄231にユーザのユーザIDを入力し、ログインボタン232を押す。ここで、ユーザIDだけではなく、パスワード等を一緒に入力させることで他人が勝手にユーザのユーザIDを利用してログインするのを防ぐことが望ましい。
図10は、行動共有システム1において、ユーザが管理サーバ装置100に設定情報を登録するために利用する設定画面240の表示例である。この設定画面240は、通信端末装置200の表示部201に表示される。設定画面240の表示画面情報は、管理サーバ装置100の表示画面情報格納部103に記録されており、ユーザがログインに成功すると、管理サーバ装置100の画面情報送受信部108から通信端末装置200へ送信される。ユーザは、行動共有システム1を利用したい場合、設定画面240の設定情報入力欄241に行動内容、開始時刻、終了時刻、相手評価点数、希望ユーザID、拒否ユーザID等を入力し、設定ボタン242を押すことで、入力した設定情報が通信端末装置200の設定情報送信部207から管理サーバ装置100に送信される。
図11は、行動共有システム1において、ユーザが最初にメッセージを送るために利用するメッセージ送信画面250の表示例である。このメッセージ送信画面250は、通信端末装置200の表示部201に表示される。このメッセージ送信画面250の表示画面情報は、管理サーバ装置100の表示画面情報格納部103に格納されており、ユーザが管理サーバ装置100に設定情報を送信し、管理サーバ装置100に設定情報が登録された後で、管理サーバ装置100の画面情報送受信部108から通信端末装置200に送信されてくる。メッセージ送信画面250の表示画面情報を受信した通信端末装置200の表示画面送受信部209はメモリ部203に一時的に記録する。その後、メッセージ送信画面250の表示画面情報は、行動の開始時刻(または終了時刻)になると時間管理部204によってメモリ部203から読み出され、通信端末装置200の表示部201に表示される。本実施形態では、事前にメモリ部203に記録されていると説明したが、必要に応じて管理サーバ装置100からダウンロードするようにしても良い。また、本実施形態では、マッチング相手に最初のメッセージを送る前は、ユーザはマッチング相手のユーザ情報は知らないものとしているが、マッチング相手に最初のメッセージを送る前に、ユーザに対してマッチング相手のユーザ情報を教えるようにしても良い。
図12は、行動共有システム1において、ユーザがマッチング相手のユーザ情報を確認するために利用するマッチング相手確認画面260の表示例である。このマッチング相手確認画面260は、通信端末装置200の表示部201に表示される。マッチング相手確認画面260の表示画面情報は、管理サーバ装置100の表示画面情報格納部103に記録されており、ユーザが管理サーバ装置100にマッチング相手へのメッセージを送信し、送信したメッセージが管理サーバ装置100に記録されると、管理サーバ装置100の相手情報送信部107から通信端末装置200に送信されてくる。マッチング相手確認画面260の相手情報欄261にマッチング相手のユーザ情報が表示される。また、その他情報表示欄262にはマッチング相手のユーザ情報にあるその他の項目の情報が表示される。本実施形態では、その他の項目として、「夜更かし気味」というテキストデータが登録されている場合を例に挙げているため、情報表示欄262にはテキストデータが表示されている。また、広告情報表示欄263には、相手情報送信部107が広告情報制御部113に決定させた広告情報が表示される。また、メッセージ確認ボタン264は、ユーザがマッチング相手からのメッセージを閲覧したい場合に押すボタンで、ユーザによってメッセージ確認ボタン264が押されると、通信端末装置200の交換情報送受信部210は管理サーバ装置100にメッセージの閲覧要求を送信する。
図13は、行動共有システム1において、ユーザがマッチング相手からのメッセージを確認し、そのメッセージに対する評価を行い、新たにマッチング相手にメッセージを送るために利用するメッセージ確認画面270の表示例である。このメッセージ確認画面270は、通信端末装置200の表示部201に表示される。メッセージ確認画面270の表示画面情報は、管理サーバ装置100の表示画面情報格納部103に記録されており、ユーザがマッチング相手確認画面260のメッセージ確認ボタン264を押すことで、管理サーバ装置100にマッチング相手からの新しいメッセージがある場合に、管理サーバ装置100の交換情報送受信部106からから通信端末装置200に送信されてくる。メッセージ確認画面270のメッセージ表示部271には、マッチング相手からの最新のメッセージが表示される。ここで、最新のメッセージとは、マッチング情報格納部102に記録されているメッセージの中で、ユーザから評価されていないメッセージ、つまり評価点数が記録されていないメッセージである。また、メッセージ評価部272は、メッセージ表示部271に表示されたマッチング相手のメッセージに対する評価をユーザが入力するためのものであり、本実施形態では、とても良い(2点)、良い(1点)、普通(0点)、悪い(−1点)、とても悪い(−2点)の5段階の評価が可能である。また、メッセージ入力欄273は、マッチング相手からのメッセージを閲覧した後で、ユーザがマッチング相手に対して新しくメッセージを送りたい場合にメッセージを入力する箇所である。送信ボタン274は、マッチング相手からのメッセージに対する評価点数と新しいメッセージを管理サーバ装置100に送信するためのボタンで、ユーザが送信ボタン274を押すと通信端末装置200の交換情報送受信部210がマッチング相手からのメッセージに対する評価点数と新しいメッセージを管理サーバ装置100に送信する。ここで、本実施形態では、管理サーバ装置100に対して、メッセージの評価点数と新しいメッセージを同時に送る場合について説明をしたが、メッセージの評価点数と新しいメッセージは別々に送信するようにしても良い。
上記の実施形態において、ユーザとマッチング相手の間でのメッセージの交換において、制限時間を設け、メッセージの交換が制限時間内に行われ続けなければ、マッチングが解消される(終了する)として説明を行ったが、制限時間を設けずに「終了ボタン」等によってユーザ自身でメッセージの交換を終了させるようにしても良い。但し、この場合は、ユーザがメッセージの交換の途中で終了するとマッチング相手が不快な気持ちになる可能性があるため、本実施形態では、制限時間を設けることで、「制限時間に間に合わなければマッチングは解消される」ということを前提とし、相手を不快にさせないようにしている。
また、上記の実施形態において、メッセージ交換相手の各メッセージの受信時間を基準として制限時間内か否かを判定したが、自分自身のメッセージが管理サーバ装置100に受信された時刻を基準として制限時間内か否かを判定しても良い。また、ユーザとマッチング相手の両方のメッセージの受信時間から、最も遅い受信時刻を基準として制限時間内か否かを判定しても良い。
また、上記の実施形態において、ユーザとマッチング相手の間で、メッセージ等の情報交換が可能な期間を、行動の開始時刻(あるいは終了時刻)から制限時間内、または管理サーバ装置がマッチング相手のメッセージ等の情報を最後に受信した時刻から制限時間内としたが、行動の開始時刻(あるいは終了時刻)から制限時間内、または管理サーバ装置がユーザ自身のメッセージ等の情報、つまり、マッチング相手へのメッセージ等の情報を前回受信した時刻から制限時間内としても良い。あるいは、行動の開始時刻(あるいは終了時刻)から制限時間内、または管理サーバ装置がユーザ、またはマッチング相手のメッセージ等の情報の内で最後に受信した方の時刻から制限時間内としても良い。あるいは、行動の開始時刻(あるいは終了時刻)から等間隔(例えば、5分間隔等)に設定した間に、ユーザとマッチング相手が1回のメッセージ等の情報を交換(例えば、お互い5分に1回の情報交換等)ができる等としても良い。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。