JP2009230597A - Webサービスにおける情報制御システム及び方法等 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の電子店舗に代表されるWebサービスにおいて、実店舗での買い物のように友人と一緒に購入行為を楽しむことを提供する。
【解決手段】処理装置110においてクライアントから処理装置100を経て送信された業務処理要求に該当する行動情報を記録、取得し、処理装置120において行動情報の共有を管理するための共有セッション情報を記録、取得および共有セッションへの参加を管理し、共有セッション参加の全ユーザのクライアント端末に対して、共有セッション参加ユーザの行動情報を送信しそれに応じた画面をクライアント装置に表示することにより本発明の目的を達成することができる。
【選択図】図1
【解決手段】処理装置110においてクライアントから処理装置100を経て送信された業務処理要求に該当する行動情報を記録、取得し、処理装置120において行動情報の共有を管理するための共有セッション情報を記録、取得および共有セッションへの参加を管理し、共有セッション参加の全ユーザのクライアント端末に対して、共有セッション参加ユーザの行動情報を送信しそれに応じた画面をクライアント装置に表示することにより本発明の目的を達成することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、Webサービスにおける情報制御システム及び方法等、より詳しくは、電子店舗やオークションサービスなどのWebサービスに関し、特にそれらWebシステムにおけるユーザの行動を多数のユーザで共有するためのセッション管理システム、セッション管理方法、セッション管理用プログラム、データ管理システム、データ管理方法およびデータ管理プログラムに関する。
従来の電子店舗システムの一例が、特許文献1に記載されている。代表図に示すように、この従来の電子店舗システムは、複数の電子マーケット群とコンフィグレーション・ポータルサイトと単一のユーザクライアントとから構成されている。
このような構成を有する従来の電子店舗システムは次のように動作する。
すなわち、コンフィグレーション・ポータルサイト610は、ユーザのニーズに関連する複数の電子マーケット621,631,641,651,661を抽出し、各電子マーケットでの取引を行うルートを設定し、各電子マーケットに提供する情報を制御する。各電子マーケットは、コンフィグレーション可能な商品に対して、ユーザのニーズを最も満たす候補を選出し、その結果をコンフィグレーション・ポータルサイト610に返す。コンフィグレーション・ポータルサイト610は、最終的に帰ってきた組合せ群の中から最適化アルゴリズムを活用して、ユーザの嗜好にあったプライオリティ順に組合せ商品情報を提供する。
特開2002−215933号公報(代表図)
第1の問題点は、これまでの電子店舗に代表されるWebサービスでは、実店舗での買い物のように友人と一緒に購入行為を楽しむといったことができない、ということである。
その理由は、閲覧、購入といったWebサービス上で実行されるユーザの行為は、行為を実行しているユーザのクライアントでのみ画面に表示され、他者のクライアント画面でもその状況を確認できるような情報管理手段が考案されていないためである。特許文献1にある発明においても、Webサービス側である電子マーケットが単一であったという問題を解決している一方で、複数のユーザのクライアントを対象として情報を共有、同時体験をもたらすといったことは実現できていない。
そこで、本発明は、上記各問題点に鑑みて為されたもので、その目的の一例は、Webサービスとして提供され、ユーザが商品の閲覧や購入などの特徴的な行動を伴うサービスにおいて、それらの行動を他者と安全に共有するセッション管理システムおよびデータ管理システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介してログインされた複数のユーザが操作するクライアント端末からの業務処理要求に対して、前記業務処理要求に応じた情報を提供し、前記情報を管理し複数のユーザで共有することを可能とする処理装置とを備える情報提供システムにおいて、特定の情報の集合で構成され、前記集合体が有する範囲内の情報を、許可が与えられたユーザの前記業務処理要求に対して提供する共有セッションを検索する共有セッション情報取得手段と、前記共有セッションに参加している複数のユーザの業務実行状態を取得する手段と、前記複数のユーザの前記業務処理要求を全てのユーザで共有することを可能とする共有セッション情報管理手段と、前記共有セッション情報管理手段によって作成された情報を前記クライアント端末へ送信する手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、クライアント送信された業務処理要求に該当する行動情報を記録、取得し、行動情報の共有を管理するための共有セッション情報を記録、取得および共有セッションへの参加を管理し、共有セッション参加の全ユーザのクライアント端末に対して、共有セッション参加ユーザの行動情報を送信しそれに応じた画面をクライアント装置に表示することができる。
従って、複数のユーザが一緒に商品選択などの行動を共有することができる。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の情報制御システムにおいて、ユーザがログインする共有セッションを選択する手段をさらに備えたことを特徴とする。
従って、複数のユーザが一緒に商品選択などの行動を共有することができる。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の情報制御システムにおいて、ユーザがログイン可能な共有セッションを、あらかじめ設定された参加条件を評価することにより決定する手段をさらに備えたことを特徴とする。
従って、同じ嗜好を持つユーザが自然と行動を共有する状況を作ることが可能となり、新たなコミュニケーションの機会を提供することができる。
請求項4に記載された発明は、ネットワークを介してログインされた複数のユーザが操作するクライアント端末からの業務処理要求に対して、前記業務処理要求に応じた情報を提供し、前記情報を管理し複数のユーザで共有することを可能とする情報提供方法において、特定の情報の集合で構成され、前記集合体が有する範囲内の情報を、許可が与えられたユーザの前記業務処理要求に対して提供する共有セッションを検索する共有セッション情報取得工程と、前記共有セッションに参加している複数のユーザの業務実行状態を取得する工程と、前記複数のユーザの前記業務処理要求を全てのユーザで共有することを可能とする共有セッション情報管理工程と、前記共有セッション情報管理手段によって作成された情報を前記クライアント端末へ送信する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、ネットワークを介してログインされた複数のユーザが操作するクライアント端末からの業務処理要求に対して、前記業務処理要求に応じた情報を提供し、前記情報を管理し複数のユーザで共有することを可能とする処理装置に含まれるコンピュータを、特定の情報の集合で構成され、前記集合体が有する範囲内の情報を、許可が与えられたユーザの前記業務処理要求に対して提供する共有セッションを検索する共有セッション情報取得手段、前記共有セッションに参加している複数のユーザの業務実行状態を取得する手段と、前記複数のユーザの前記業務処理要求を全てのユーザで共有することを可能とする共有セッション情報管理手段、前記共有セッション情報管理手段によって作成された情報を前記クライアント端末へ送信する手段、として機能させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、商品の閲覧などの業務処理要求の情報を共有セッションに参加している複数のユーザに公開するため、複数のユーザが一緒に商品選択などの行動を共有できる。
次に、図1および図2、図3及び図4のフローチャートを参照して本実施形態の全体の動作について詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、電子店舗やオークションサービスなどのWebサービスに関し、特にそれらWebシステムにおけるユーザの行動を多数のユーザで共有するためのセッション管理システム及びデータ管理システムに、本願を適用した場合の実施形態である。
図1は、本実施形態のセッション管理システム及びデータ管理システムの概略図である。
本発明のシステムは、クライアント装置からのリクエストを受信する処理装置100と、処理装置100と接続されWebサービスの主業務処理が実行される処理装置110と、処理装置100と接続され行動共有の管理を行う処理装置120およびユーザが操作する端末である複数のクライアント装置(n=1、・・・、n)からなる。
前記処理装置100は、第1から第nのクライアント装置からのHTTP要求をサーバ装置受信する手段、処理装置110および処理装置120へ処理要求を送出する手段およびそれらの処理要求結果を取得する手段を備えている。
また、処理装置100は、ユーザからの業務処理実行要求を解釈し、その要求を処理装置110に依頼する手段101、ユーザからのユーザ行動情報取得要求を解釈し、その要求を処理装置120に依頼する手段102とを含む。
前記処理装置110は、処理装置100から転送されたユーザからの商品の閲覧などの業務処理要求に応じて業務処理を実行する手段およびそのユーザからの業務処理要求の情報を記録装置(b1)に記録する手段および記録した業務処理要求の情報を記録装置(b1)から読み出す手段を備えている。
処理装置110は、ユーザからの業務実行要求に応じて商品の閲覧処理や購入処理といった業務処理を実行する手段111と、ユーザからの一連の業務実行要求を識別し、現在ユーザがどのような業務処理を実行しているかを記録、取得する手段112とを含む。
前記処理装置120は、各個別ユーザが行った商品の閲覧などの業務処理要求を複数のユーザで共有するための共有セッション情報管理手段およびセッション情報を記録装置(c1)に記録する手段および記録したセッション情報を記録装置(c1)から読み出す手段、ユーザのプロファイル情報を記録した記録装置(c2)からユーザのプロファイル情報を読み出す手段を備えている。
また、処理装置120は、ユーザの住所や性別、ユーザ同士のフレンド設定などの属性情報を記録、取得する手段121と、ユーザの行動情報を誰に公開しているのか記録、取得する手段122と、ユーザの属性情報を元にユーザの行動情報を誰に公開するのか判断する手段123とを含む。
前記クライアント装置は、商品の閲覧などの業務処理要求を処理装置100に送出し、その結果を受信する手段および処理装置120から送出される共有セッション情報に応じた画像やテキストなどの情報を表示する手段を備えている。
また、クライアント装置は、処理装置100に業務処理要求を送出しその結果を受信することができ、処理装置100にユーザ行動情報取得要求を送出しその結果を受信することができ、その結果を画面に表示することができるものとする。
このような構成を採用し、処理装置110においてクライアントから処理装置100を経て送信された業務処理要求に該当する行動情報を記録、取得し、処理装置120において行動情報の共有を管理するための共有セッション情報を記録、取得および共有セッションへの参加を管理し、共有セッション参加の全ユーザのクライアント端末に対して、共有セッション参加ユーザの行動情報を送信しそれに応じた画面をクライアント装置に表示することにより本発明の目的を達成することができる。
まず、ユーザが操作するクライアントから業務処理要求に先立って処理装置100に対してログイン要求を行う(図2、図3)。
以下は、ユーザがログイン可能な公開セッションを検索し、参加する手順及び、ユーザが参加した公開セッションの履歴を業務セッションとして管理する具体的手段の一例を示すものである。
ログイン要求を受信した処理装置100は、処理装置110にログイン要求を実行する(ステップA1)。この際、ユーザを識別する識別子(ユーザID)がクライアントから指定され、処理装置110に対するログイン要求にもユーザIDを送信する。
次に、ログイン要求を受信した処理装置110は、手段111により業務セッションIDを生成する(ステップA2)。
次に、処理装置110は、業務セッションIDとユーザの行動情報の初期値をセットで手段112により記録装置に記録する(ステップA3)。ここで、ユーザの行動情報は、ユーザが行動(業務要求)する毎に更新される情報である。
次に、処理装置110は、業務セッションIDを処理装置100に返却する(ステップA4)。
次に、処理装置110は、業務セッションIDを処理装置100に返却する(ステップA4)。
次に、処理装置100は、処理装置120にユーザIDおよび業務セッションIDを送信する(ステップA5)。
次に、処理装置120は、手段121によりユーザIDをキーにユーザの属性情報を取得する(ステップA6)。
次に、処理装置120は、手段122によりあらかじめ記録された複数の公開セッションの参加ポリシを取得し(ステップA7)、
手段123により、ユーザの属性情報と各公開セッションの参加ポリシを評価し参加可能な公開セッションを検索する(ステップA8)。
手段123により、ユーザの属性情報と各公開セッションの参加ポリシを評価し参加可能な公開セッションを検索する(ステップA8)。
次に、処理装置120は、ステップA8により検索された公開セッションの情報を処理装置100に返却する(ステップA9)。
次に、処理装置100は、ステップA4により得た業務セッションIDおよびステップA9により得た公開セッションの情報をクライアントへ返却する(ステップA10)。
次に、ユーザはクライアントに対してステップA10により得た参加可能な公開セッションの情報の中から参加する公開セッションを0個以上選択し、クライアントはユーザが参加を選択した公開セッションを識別する識別子のリストおよびステップA10により得た業務セッションIDを処理装置100に送信する(ステップA11)。
次に、ユーザはクライアントに対してステップA10により得た参加可能な公開セッションの情報の中から参加する公開セッションを0個以上選択し、クライアントはユーザが参加を選択した公開セッションを識別する識別子のリストおよびステップA10により得た業務セッションIDを処理装置100に送信する(ステップA11)。
次に、処理装置100は、ステップA11により受信した情報を処理装置120へ送信する(ステップA12)。
次に、処理装置120は、手段122により記録装置に記録されている公開セッション情報のうち、ステップA12で受信したユーザが参加を選択した公開セッションの情報の参加者リストにステップA12により取得した業務セッションIDを追加する(ステップA13)。
以上で、ユーザのログイン処理が完了する。
次に、クライアントが参加した公開セッションの情報を取得し、ビュー(クライアントビュー)を更新する際の手順を説明する(図4)。クライアントはこのビューを通じて、他のユーザの行動(どの公開セッションに参加したか等)を共有セッションとして管理することで、他のユーザの行動を知ることができる。
クライアント装置は、処理装置100に業務セッションIDとともに公開セッションの情報の取得要求を送信する(ステップB1)。
次に、処理装置100は、ステップB1により受信した業務セッションIDとともに処理装置120に該当業務セッションIDで参加している公開セッションの情報の取得要求を送信する(ステップB2)。
次に、処理装置120は、手段122により業務セッションIDで参加している公開セッションのリストを取得する(ステップB3)。
次に、処理装置120は、処理装置100にステップB3で取得した公開セッションの情報のリストを返却する(ステップB4)。
次に、ステップB4により得た公開セッションの情報に含まれる各公開セッションに参加しているユーザの業務セッションIDを抽出し、処理装置110に各業務セッションIDに該当するユーザが最後に実行した行動(業務要求)の取得要求を送信する(ステップB5)。
次に、処理装置110は、ステップB5で要求された各業務セッションIDに該当するユーザが最後に実行した行動を手段112により取得する(ステップB6)。
次に、処理装置110は、ステップB6により取得した行動情報のリストを処理装置100に返却する(ステップB7)。
次に、処理装置110は、ステップB6により取得した行動情報のリストを処理装置100に返却する(ステップB7)。
次に、処理装置100は、ステップB4で取得した公開セッションの情報のリストと、ステップB7により取得した行動情報のリストをクライアントに返却する(ステップB8)。
クライアントは、ステップB8で返却された情報(ステップB4で取得した公開セッションの情報のリストと、ステップB7により取得した行動情報のリスト)を元に共有セッションIDを作成し、これに基づいてクライアントのビューを更新し、他のユーザの行動状況を表示する。
このようにして、本実施形態では、ユーザの行動を業務セッションと共有セッションという二つの管理単位を組み合わせて関連づける構成となっているため、複数のユーザの行動をひとまとめに扱うことが可能となり、クライアントビューにそれらのまとまりで表示することができる。
また、本実施形態では、通常の業務処理を行う処理装置110と共有セッションの管理を行う処理装置120が互いに影響を及ぼさないような構成(独立した構成)となっているため、既存の業務処理装置の拡張機能として実現することができる。
他の実施形態について、図5を用いて説明する。
他の実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態の動作は、ユーザが操作するクライアントから業務処理要求に先立って処理装置100に対してログイン要求を行う動作について、上記の実施形態と異なる(図5)。
まず、ユーザが操作するクライアントから処理装置100に対してログイン要求を行う。ログイン要求を受信した処理装置100は、処理装置110にログイン要求を実行する(ステップC1)。この際、ユーザを識別する識別子(ユーザID)がクライアントから指定され、処理装置110に対するログイン要求にもユーザIDを送信する。
次に、ログイン要求を受信した処理装置110は、手段111により業務セッションIDを生成する(ステップC2)。
次に、処理装置110は、業務セッションIDとユーザの行動情報の初期値をセットで手段112により記録装置に記録する(ステップC3)。ここで、ユーザの行動情報は、ユーザが行動(業務要求)する毎に更新される情報である。
次に、処理装置110は、業務セッションIDを処理装置100に返却する(ステップC4)。
次に、処理装置100は、処理装置120にユーザIDおよび業務セッションIDを送信する(ステップC5)。
次に、処理装置120は、手段121によりユーザIDをキーにユーザの属性情報を取得する(ステップC6)。
次に、処理装置120は、手段122によりあらかじめ記録された複数の公開セッションの参加ポリシを取得し(ステップC7)、
手段123により、ユーザの属性情報と各公開セッションの参加ポリシを評価し参加可能な公開セッションを検索する(ステップC8)。
手段123により、ユーザの属性情報と各公開セッションの参加ポリシを評価し参加可能な公開セッションを検索する(ステップC8)。
次に、処理装置120は、ステップC8により検索された公開セッションの情報の参加者リストに業務セッションIDを追加する(ステップC9)。以上で、ユーザのログイン処理が完了する。
このようにして、本実施形態では、上述した実施形態での効果に加え、ユーザの共有セッションへのログイン処理が不要となるため、共有セッションに設定したポリシにより例えば同じ嗜好を持つユーザが自然と行動を共有する状況を作ることが可能となり、新たなコミュニケーションの機会を提供することができる。
次に、具体的な実施例を用いて本発明を実施するための最良の形態の動作を説明する。
次に、具体的な実施例を用いて本発明を実施するための最良の形態の動作を説明する。
図6に示すようなEコマースシステムを例に説明する。Eコマースシステム200は、ユーザが操作するクライアント装置のWebブラウザ201と、Webブラウザからの要求を受信する受信サーバ202(例えば、処理装置100が相当)と、商品の閲覧や購入処理を実行するためのECサーバ203(例えば、処理装置110が相当)と、複数のユーザの商品選択情報を共有するための共有セッションを管理するための共有セッション管理サーバ204(例えば、処理装置120が相当)からなる。
本実施例では、ユーザが選択している商品のデータを、同じ共有セッション(公開セッション)に参加している複数のユーザにも公開し、複数のユーザで一緒に買い物をしているような効果をもたらす。
以下に、実施時の動作を説明する。
まず、図6を用いて、ユーザAがログインを行う手順を説明する。
図6は、ユーザAがログインを行う手順を説明する図である。
まず、ユーザAはWebブラウザ201に表示されたログイン画面からユーザIDおよびパスワードを入力しログイン処理を受信サーバ202に送信する。次に、受信サーバ202はECサーバ203に対してユーザIDとパスワードを送信しログイン処理を要求する。ECサーバ203は、ユーザIDおよびパスワードをあらかじめ設定されたデータベースと比較し正しい組合せであることを判定する。次に、ECサーバ203は業務セッションIDを生成し、ユーザAの初期状態として「行動なし」をセットで業務セッション管理データベースに保存する。以降、ユーザAが商品の閲覧や購入を要求する際は、ここで生成された業務セッションIDが添付される。
次に、ECサーバ203は、業務セッションIDを受信サーバ202に返却する。次に、受信サーバ202は、共有セッション管理サーバ204にユーザIDと業務セッションIDを送信する。次に、共有セッションサーバ204は、ユーザIDをキーにユーザプロファイルデータベースからユーザAの情報を取得する。ここで、ユーザの情報とは、例えばユーザの性別、ユーザの嗜好情報、他のユーザとのフレンド設定とする。
次に、共有セッション管理サーバ204は、これらのユーザの情報で共有セッション管理データベースにあらかじめ設定された共有セッションのポリシを評価し、ポリシに適合する共有セッションを抽出する。ここで、共有セッションのポリシとは、「ユーザが女性であれば参加可能。」、「ユーザがコンピュータに興味をもっている場合参加可能」といった参加判断条件である。
次に、共有セッション管理サーバ204は、受信サーバ202に参加可能な共有セッションの情報のリストを返却する。次に、受信サーバ202は業務セッションIDと共有セッションの情報のリストをクライアントのWebブラウザ201に返却する。次に、Webブラウザ201は返却された共有セッションの情報を表示し、あわせてユーザAが参加可否を入力できるチェック項目を表示する。
次に、ユーザAは、参加する共有セッションを選択する。ここでは、ユーザAは「絵本好きであれば参加可能」というポリシが設定された共有セッションを選択したとする。
次に、Webブラウザ201はユーザAが選択した共有セッションの情報に含まれる共有セッションIDのリストと業務セッションIDを受信サーバ202に送信する。
次に、Webブラウザ201はユーザAが選択した共有セッションの情報に含まれる共有セッションIDのリストと業務セッションIDを受信サーバ202に送信する。
次に、受信サーバ202は、共有セッション管理サーバ204に共有セッションIDのリストと業務セッションIDを送信する。
次に、業務セッション管理サーバ204は、共有セッション管理データベースの受信した共有セッションIDに該当するレコードの参加者リストに同じく受信した業務セッションIDを追加する。以上で、ログイン処理が完了する。
次に、図7を用いて、ユーザAが商品を選択した際の動作を説明する。
図7は、ユーザAが商品を選択した際の動作を説明する図である。
まず、ユーザAはWebブラウザ201に表示された商品リストから商品Aを選択する。Webブラウザ201は商品Aの情報取得要求を業務セッションIDとともに受信サーバ202に送信する。次に、受信サーバ202は、ECサーバ203に商品Aの情報取得要求を業務セッションIDとともに送信する。次に、ECサーバ203は、商品Aの情報を商品データベースから検索する。次に、ECサーバ203は、業務セッション管理データベースから受信した業務セッションIDに該当するレコードを検索し、該当するレコードのユーザの状態に「商品Aを選択」を記録する。次に、ECサーバ203は商品Aの情報を受信サーバ202に返却する。次に、受信サーバ202はクライアントのWebブラウザ201に商品Aの情報を返却する。次に、Webブラウザ201は商品Aの情報を表示する。
次に、図8を用いて、同じ共有セッションに参加しているユーザBのWebブラウザ205に表示する共有セッションの情報を更新する際の動作を説明する。
図8は、同じ共有セッションに参加しているユーザBのWebブラウザ205に表示する共有セッションの情報を更新する際の動作を説明する図である。
まず、ユーザBのWebブラウザ205は、業務セッションIDとともに共有セッション情報取得要求を受信サーバ202に送信する。次に、受信サーバ202は、共有セッション情報取得要求を共有セッション管理サーバ204に送信する。次に、共有セッション管理サーバ204は、共有セッション管理データベースから、受信した業務セッションで参加している共有セッション群の情報を抽出する。
次に、共有セッション管理サーバ204は、取得した共有セッション群の情報を受信サーバ202に返却する。次に、受信サーバ202は、受信した共有セッション情報に含まれる共有セッションに参加する他のユーザの業務セッションIDをECサーバ203に送信し、各業務セッションIDに該当するユーザの行動情報取得を要求する。ここでは、同じ共有セッションに参加しているユーザAおよびユーザB自身の行動情報を取得する。
次に、ECサーバ203は、業務セッション管理データベースから、受信した業務セッションIDに該当するユーザ行動の情報を抽出する。次に、ECサーバ203は抽出したユーザの行動情報を受信サーバに返却する。次に、受信サーバ202は、共有セッション情報およびそれらの共有セッションに参加しているユーザの行動情報をWebブラウザ205に返却する。
次に、Webブラウザ205は、受信した共有セッション情報とユーザの行動情報を画面に表示する。ここで、Webブラウザに表示する内容は、例えば、図9に示すような部屋の中に共有セッションに参加しているユーザを表すキャラクタを表示し、その吹き出しに選択している商品を表示するなどの表示である。
以上説明したように、本実施形態によれば、処理装置110においてクライアントから処理装置100を経て送信された業務処理要求に該当する行動情報を記録、取得し、処理装置120において行動情報の共有を管理するための共有セッション情報を記録、取得および共有セッションへの参加を管理し、共有セッション参加の全ユーザのクライアント端末に対して、共有セッション参加ユーザの行動情報を送信しそれに応じた画面をクライアント装置に表示することにより本発明の目的を達成することができる。
従って、複数のユーザが一緒に商品選択などの行動を共有することができる。
また、本発明によれば、ECサイトにソーシャルネットワークやマイクロブログ的なコミュニケーション要素を加え、より現実味のあるECサイトの構築などに適用できる。
100 処理装置
110 処理装置
120 処理装置
130−n クライアント端末
200 セッション管理システム及びデータ管理システム
201 Webブラウザ(クライアント端末)
202 受信サーバ
203 ECサーバ
204 共有セッション管理サーバ
205 Webブラウザ(クライアント端末)
S セッション管理システム及びデータ管理システム
110 処理装置
120 処理装置
130−n クライアント端末
200 セッション管理システム及びデータ管理システム
201 Webブラウザ(クライアント端末)
202 受信サーバ
203 ECサーバ
204 共有セッション管理サーバ
205 Webブラウザ(クライアント端末)
S セッション管理システム及びデータ管理システム
Claims (6)
- ネットワークを介してログインされた複数のユーザが操作するクライアント端末からの業務処理要求に対して、前記業務処理要求に応じた情報を提供し、前記情報を管理し複数のユーザで共有することを可能とする処理装置とを備える情報提供システムにおいて、
特定の情報の集合で構成され、前記集合体が有する範囲内の情報を、許可が与えられたユーザの前記業務処理要求に対して提供する共有セッションを検索する共有セッション情報取得手段と、
前記共有セッションに参加している複数のユーザの業務実行状態を取得する手段と、
前記複数のユーザの前記業務処理要求を全てのユーザで共有することを可能とする共有セッション情報管理手段と、
前記共有セッション情報管理手段によって作成された情報を前記クライアント端末へ送信する手段と、
を備えることを特徴とする情報制御システム。 - 請求項1に記載の情報制御システムにおいて、
ユーザがログインする共有セッションを選択する手段をさらに備えたことを特徴とする情報制御システム。 - 請求項1又は2に記載の情報制御システムにおいて、
ユーザがログイン可能な共有セッションを、あらかじめ設定された参加条件を評価する
ことにより決定する手段をさらに備えたことを特徴とする情報制御システム。 - ネットワークを介してログインされた複数のユーザが操作するクライアント端末からの業務処理要求に対して、前記業務処理要求に応じた情報を提供し、前記情報を管理し複数のユーザで共有することを可能とする情報提供方法において、
特定の情報の集合で構成され、前記集合体が有する範囲内の情報を、許可が与えられたユーザの前記業務処理要求に対して提供する共有セッションを検索する共有セッション情報取得工程と、
前記共有セッションに参加している複数のユーザの業務実行状態を取得する工程と、
前記複数のユーザの前記業務処理要求を全てのユーザで共有することを可能とする共有セッション情報管理工程と、
前記共有セッション情報管理手段によって作成された情報を前記クライアント端末へ送信する工程と、
を備えることを特徴とする情報制御方法。 - ネットワークを介してログインされた複数のユーザが操作するクライアント端末からの業務処理要求に対して、前記業務処理要求に応じた情報を提供し、前記情報を管理し複数のユーザで共有することを可能とする処理装置に含まれるコンピュータを、
特定の情報の集合で構成され、前記集合体が有する範囲内の情報を、許可が与えられたユーザの前記業務処理要求に対して提供する共有セッションを検索する共有セッション情報取得手段、
前記共有セッションに参加している複数のユーザの業務実行状態を取得する手段と、
前記複数のユーザの前記業務処理要求を全てのユーザで共有することを可能とする共有セッション情報管理手段、
前記共有セッション情報管理手段によって作成された情報を前記クライアント端末へ送信する手段、
として機能させることを特徴とする情報制御プログラム。 - 請求項5に記載の情報処理プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008076972A JP2009230597A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | Webサービスにおける情報制御システム及び方法等 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008076972A JP2009230597A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | Webサービスにおける情報制御システム及び方法等 |
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Cited By (2)
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WO2016024623A1 (ja) * | 2014-08-13 | 2016-02-18 | 洋和 新井 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
WO2018020561A1 (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-01 | 義和 東 | ネットショッピングシステム |
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2008
- 2008-03-25 JP JP2008076972A patent/JP2009230597A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016024623A1 (ja) * | 2014-08-13 | 2016-02-18 | 洋和 新井 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
WO2018020561A1 (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-01 | 義和 東 | ネットショッピングシステム |
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