JP2013002724A - 廃熱回収設備、廃熱回収方法、および焼結機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】廃熱回収する際に用いる除塵器としてブローダウン方式を用いる場合に、除塵器の集塵ホッパより抜き出されたブローダウン排ガスの顕熱を有効に利用することができる、焼結機システムに用いる廃熱回収設備を提供すること。
【解決手段】焼結機システム1の焼結鉱冷却装置3に用いられる廃熱回収設備4は、焼結鉱冷却装置3の前半部分から発生した高温の排ガスが導かれる排気ダクト43と、排気ダクト43に設けられた慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器44と、除塵器44で除塵された排ガスの廃熱を回収するボイラ45と、除塵器44の下部に設けられた集塵ホッパ44aから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを焼結機2の点火炉12へ導く熱供給ダクト47と熱供給ダクト47に設けられた集塵装置48およびファン49とを有し、ブローダウン排ガスを点火炉12の燃焼空気または燃料の予熱空気として利用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高炉原料として用いる焼結鉱を製造する焼結機システムに用いる廃熱回収設備、廃熱回収方法、および焼結機システムに関する。
高炉原料として用いる焼結鉱を製造する焼結機は、循環移動するパレット上に焼結原料を装入し焼結原料層を形成し、前段部に設けられた点火炉にて焼結原料層中の炭材に点火し、空気を吸引しつつ炭材を燃焼させて、その際の燃焼熱によって焼結原料を焼結する。そして、得られた焼結鉱は、クラッシャーで粉砕された後、焼結鉱冷却装置の循環移動するパレット上に装入され、その間に空気が吹き付けられることにより冷却される。このような焼結機および焼結鉱冷却装置により焼結機システムを構成している。
ところで、冷却装置に装入された当初の焼結鉱は600〜700℃という高温であり、多大なエネルギーを有するため、その廃熱を回収することが行われている。例えば、冷却装置の前半部分から排出される高温の排ガスを、比較的簡易な除塵器にて後段の設備に影響が出ない程度に除塵した後、ボイラにて熱回収を行い、後段の集塵装置にて、大気へ放出可能なダスト濃度に除塵した後、大気に放出する技術(例えば、非特許文献1)や、冷却装置の前半部分から排出される高温の排ガスを簡易除塵器で簡易除塵した後、ボイラにて熱回収を行い、熱回収により温度の下がった排ガスを冷却装置の前半部分の冷却用ガスとして循環再利用する技術(例えば、特許文献1)が知られている。
このような廃熱回収設備に用いられる除塵器としては、ルーバー形に代表される慣性力除塵器や、サイクロンに代表される遠心力除塵器が多用されており、これらの除塵器では、除塵効率向上の目的で、下部の集塵ホッパよりガスの一部を抜き出すブローダウン方式が多く利用されている(例えば、特許文献2)。この集塵ホッパより抜き出されたブローダウン排ガスは、ダストを大量に含んでいるため、そのままでは使用することができず、既存の集塵系に合流させ、大気へ放出するか、別途高性能の集塵装置で除塵した後にボイラ通過後のガスへ戻す等の対策が採られている。
特開昭53−18041号公報 特開昭57−174687号公報
第3版 鉄鋼便覧 第II巻 製鉄・製鋼 (1980年発行)p.94−104
ところで、除塵器の下部の集塵ホッパより抜き出されたブローダウン排ガスは約400℃であり顕熱を有しているが、上述したように既存の集塵系に合流させて、大気へ放出するか、または別途高性能の集塵装置で除塵した後にボイラ通過後のガスへ戻す場合には、下部ホッパより抜き出されたブローダウン排ガスの顕熱が有効に利用されていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、廃熱回収する際に用いる除塵器としてブローダウン方式を用いる場合に、除塵器の集塵ホッパより抜き出されたブローダウン排ガスの顕熱を有効に利用することができる、焼結機システムに用いる廃熱回収設備、廃熱回収方法、および焼結機システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点では、無端移動式のパレット上に焼結原料を装入し、点火炉にて焼結原料に点火した後、前記パレットを移動させながらパレットに沿って複数配置された風箱を介して焼結原料に空気を供給することにより焼結原料中の炭材を燃焼させてその燃焼熱で焼結させ焼結鉱を製造する焼結機と、無端移動式のパレット上に焼結機で焼結されて粉砕された焼結鉱を装入し、前記パレットを移動させながら焼結鉱に冷却空気を供給して焼結鉱を冷却させる焼結鉱冷却装置とを有する焼結機システムにおいて発生する高温の排ガスから廃熱を回収する廃熱回収設備であって、高温の排ガスが導かれる排気ダクトと、前記排気ダクトに設けられた慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器と、前記排気ダクトの前記除塵器の下流側に設けられ、前記除塵器で除塵された排ガスの廃熱を回収するボイラと、前記除塵器の下部に設けられた集塵ホッパから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを前記焼結機の前記点火炉へ導く熱供給ダクトと、前記熱供給ダクト内で前記ブローダウン排ガスの前記点火炉へ向かう流れを形成するファンと、前記熱供給ダクトに設けられた集塵装置とを有し、前記ブローダウン排ガスを、前記点火炉の燃焼空気および/または燃料の予熱空気として利用することを特徴とする廃熱回収設備を提供する。
上記第1の観点において、前記廃熱回収設備として、前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収するものを挙げることができる。この場合に、前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結鉱冷却装置の前半部分に戻すように構成され、前記排気ダクトにはファンが設けられ、このファンにより排ガスを循環させるものであってもよいし、前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機に供給するものであってもよい。後者の場合は、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機の後半部分に供給してもよいし、前半部分に供給してもよい。また、廃熱回収設備として、前記焼結機の高温の排ガスから廃熱を回収するものを挙げることができる。
本発明の第2の観点では、無端移動式のパレット上に焼結原料を装入し、点火炉にて焼結原料に点火した後、前記パレットを移動させながらパレットに沿って複数配置された風箱を介して焼結原料に空気を供給することにより焼結原料中の炭材を燃焼させてその燃焼熱で焼結させ焼結鉱を製造する焼結機と、無端移動式のパレット上に焼結機で焼結されて粉砕された焼結鉱を装入し、前記パレットを移動させながら焼結鉱に冷却空気を供給して焼結鉱を冷却させる焼結鉱冷却装置とを有する焼結機システムにおいて発生する高温の排ガスから廃熱を回収する、廃熱回収方法であって、高温の排ガスを排気ダクトに導き、慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器で排ガスを除塵した後、ボイラにより排ガスの廃熱を蒸気として回収し、前記除塵器の下部に設けられた集塵ホッパから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを前記焼結機の前記点火炉へ導き、前記点火炉の燃焼空気および/または燃料の予熱空気として利用することを特徴とする廃熱回収方法を提供する。
上記第2の観点において、廃熱回収方法として、前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収するものを挙げることができる。この場合に、前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収した後の冷却された排ガスを前記焼結鉱冷却装置の前半部分に戻して循環させてもよいし、前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収した後の冷却された排ガスを前記焼結機に供給するようにしてもよい。後者の場合は、廃熱を回収した後の冷却された排ガスを、前記焼結機の後半部分に供給してもよいし、前半部分に供給してもよい。また、廃熱回収方法として、前記焼結機の高温の排ガスから廃熱を回収するものを挙げることができる。
本発明の第3の観点では、無端移動式のパレット上に焼結原料を装入し、点火炉にて焼結原料に点火した後、前記パレットを移動させながらパレットに沿って複数配置された風箱を介して焼結原料に空気を供給することにより焼結原料中の炭材を燃焼させてその燃焼熱で焼結させ焼結鉱を製造する焼結機と、無端移動式のパレット上に焼結機で焼結されて粉砕された焼結鉱を装入し、前記パレットを移動させながら焼結鉱に冷却空気を供給して焼結鉱を冷却させる焼結鉱冷却装置と、焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収する、焼結鉱冷却装置の廃熱回収設備とを有する焼結機システムであって、前記廃熱回収設備は、前記焼結鉱冷却装置の前半部分から発生した高温の排ガスが導かれる排気ダクトと、前記排気ダクトに設けられた慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器と、前記排気ダクトの前記除塵器の下流側に設けられ、前記除塵器で除塵された排ガスの廃熱を回収するボイラと、前記除塵器の下部に設けられた集塵ホッパから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを前記焼結機の前記点火炉へ導く熱供給ダクトと、前記熱供給ダクト内で前記ブローダウン排ガスの前記点火炉へ向かう流れを形成するファンと、前記熱供給ダクトに設けられた集塵装置とを有し、前記ブローダウン排ガスを、前記点火炉の燃焼空気および/または燃料の予熱空気として利用することを特徴とする焼結機システムを提供する。
上記第3の観点において、前記焼結機の高温の排ガスから廃熱を回収する焼結機廃熱回収設備をさらに有し、前記焼結機廃熱回収設備が、前記焼結機から発生した高温の排ガスが導かれる排気ダクトと、前記排気ダクトに設けられた慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器と、前記排気ダクトの前記除塵器の下流側に設けられ、前記除塵器で除塵された排ガスの廃熱を回収するボイラと、前記除塵器の下部に設けられた集塵ホッパから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを前記焼結機の前記点火炉へ導く熱供給ダクトと、前記熱供給ダクト内で前記ブローダウン排ガスの前記点火炉へ向かう流れを形成するファンと、前記熱供給ダクトに設けられた集塵装置とを有し、前記ブローダウン排ガスを、前記点火炉の燃焼空気および/または燃料の予熱空気として利用するものであることが好ましい。
また、前記廃熱回収設備の前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結鉱冷却装置の前半部分に戻すように構成され、前記排気ダクトにはファンが設けられ、このファンにより排ガスを循環させるように構成することができる。また、前記廃熱回収設備の前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機に供給する構成であってもよい。この場合に、前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機の後半部分に供給するものであっても、前半部分に供給されるものであってもよい。
本発明によれば、廃熱回収する際に用いる除塵器としてブローダウン方式を用いる場合に、除塵器の下部に設けられた集塵ホッパより抜き出された顕熱を有するブローダウン排ガスを点火炉へ導いて、点火炉の燃焼空気および/または燃料の予熱空気として利用するので、ブローダウン排ガスの顕熱を有効に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る焼結機システムを示す概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る焼結機システムを示す概略構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る焼結機システムを示す概略構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る焼結機システムを示す概略構成図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
まず、第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る焼結機システムを示す概略構成図である。
焼結機システム1は、焼結原料を焼結する焼結機2と、焼結機2で製造された焼結鉱を冷却する焼結鉱冷却装置3と、焼結鉱冷却装置3の前半部分から排出される排ガスの熱を回収する廃熱回収設備4とを有する。
焼結機2は、下方吸引式無端移動型のものであり、無端移動式のパレット11を有しており、そのパレット11上に、装入システム(図示せず)により焼結原料が装入され、焼結原料層13が形成されるようになっている。焼結原料としては、粉鉄鉱石に、CaOやSiO等を含む副原料、炭材等を混合・造粒して得られた擬似粒子を用いる。
パレット11の移動経路の上方には点火炉12が設けられており、パレット11上の焼結原料(擬似粒子)がその点火炉12を通過する際に点火されて原料層13の焼結が開始される。
パレット11の直下には、パレット11の進行方向に沿って、複数のウインドボックス(風箱)15が配列されており、各ウインドボックス15にはダクト16が接続されている。これにより、焼結原料層13の上方の空気がウインドボックス15およびダクト16により焼結原料層13を通過して吸引され、吸引された空気により炭材が燃焼し、その燃焼熱により焼結原料が焼結される。
ダクト16は、水平に配置された主排ガスダクト17に接続されている。主排ガスダクト17には、集塵装置18、排風機19、煙突20が設けられており、排風機19により焼結原料層13の上方から吸引されたダストを含む空気が、ウインドボックス15、ダクト16を経て主排ガスダクト17に吸引されて集塵装置18に至り、ダストを取り除かれた排ガスが煙突20から排出される。
パレット11の出口側には、クラッシャー21が設けられており、このクラッシャー21によりパレット11から落下した焼結鉱を粉砕する。クラッシャー21の下方には粉砕された焼結鉱のうち微粉をカットするスクリーン22が設けられており、スクリーン22上に残存した焼結鉱が焼結鉱冷却装置3に供給される。
クラッシャー21には、排ガスダクト23が接続されている。排ガスダクト23には、集塵装置24、排風機25、煙突26が設けられており、排風機25により、クラッシャー21内からの排ガスが排ガスダクト23に吸引されて集塵装置24に至り、ダストを取り除かれた排ガスが煙突26から排出される。
上記焼結鉱冷却装置3は、無端移動式のパレット31を有しており、そのパレット31上に、焼結機2からの粉砕された焼結鉱33がシュート32により装入され焼結鉱33の層が形成されるようになっている。
パレット31の直下には、パレット31の進行方向に沿って、複数のウインドボックス(風箱)35が配列されており、各ウインドボックス35には送風ダクト36が接続されている。送風ダクト36は複数のゾーンに分かれており、最も上流側のゾーンは、後で説明するように、上記廃熱回収設備4からの排ガスが循環供給されるようになっており、他のゾーンには冷却ファン37が接続されている。そして、廃熱回収設備4からの排ガス、および、冷却ファン37からの冷却空気が、送風ダクト36およびウインドボックス35を介してパレット31上の焼結鉱33に送られ、焼結鉱33が冷却されるようになっている。パレット31の出口側にはコンベア(図示せず)が設けられており、100℃以下程度まで冷却された焼結鉱がパレット31からコンベアへ排出され、高炉へ搬送される。
上記廃熱回収設備4は、焼結機2から排出された600〜700℃という高温の焼結鉱33に、焼結鉱冷却装置3において冷却のための空気を供給した際に発生する高温の排ガスから廃熱を回収するためのものであり、焼結鉱冷却装置3の前半部分におけるパレット31移動経路の上方に設けられたフード41と、フード41と送風ダクト36の最上流側のゾーンとを繋ぐ循環排気ダクト43と、循環排気ダクト43に設けられた慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の比較的簡易な構造を有する除塵器44と、循環排気ダクト43の除塵器44の下流側に設けられ、除塵器44で除塵された排ガスの廃熱を回収するボイラ45と、循環排気ダクト43のボイラ45の下流側に設けられ、フード41から高温の排ガスを吸引して送風ダクト36の最上流側のゾーンに戻すファン46と、除塵器44の下部に設けられた集塵ホッパ44aから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを点火炉12へ導く熱供給ダクト47と、熱供給ダクト47に設けられたマルチサイクロン等の高性能の集塵装置48と、熱供給ダクト47内で点火炉12に向かうブローダウン排ガスの流れを形成するファン49とを有している。
除塵器44を構成する、ルーバー形に代表される慣性力除塵器や、サイクロンに代表される遠心力除塵器は、ダストを多く含んだ排ガスが導入され、ダストを下方の集塵ホッパ44aへ導くとともに、ダストが除かれた除塵排ガスをボイラ45に導くようになっている。そして、除塵器44に導入された排ガスの3%前後の量が集塵ホッパ44aから集塵装置48を介して熱供給ダクト47へ導かれる。
以上のように構成された焼結機システム1においては、循環移動するパレット11上に焼結原料を装入し焼結原料層13を形成し、点火炉12にて焼結原料層13中の炭材に点火し、焼結原料層13の上方から、排風機19により空気を吸引しつつ炭材を燃焼させて、その際の燃焼熱によって焼結原料を焼結する。そして、得られた焼結鉱をクラッシャー21で粉砕し、焼結鉱冷却装置3に供給する。
焼結鉱冷却装置3のパレット31上に供給された焼結鉱33は、600〜700℃という高温であるから、冷却ファン37により送風ダクト36、ウインドボックス35を介して空気を供給することにより焼結鉱33を冷却し、冷却された焼結鉱33をコンベアに排出して高炉へ搬送する。
一方、焼結鉱冷却装置3の前半部分では、焼結鉱33は600〜700℃という高温であるため、これに冷却のための空気を供給すると高温の排ガスが発生する。このため、廃熱回収設備4により焼結鉱33を冷却した後の高温の排ガスから廃熱を回収する。廃熱回収設備4ではフード41に接続された循環排気ダクト43を介してボイラ45に高温の排ガスを供給する。ボイラ45では、高温の廃熱によりボイラ45に備わる蒸発器(図示せず)に流れる水が蒸気とされ、排ガスの廃熱が蒸気として回収される。この蒸気は、蒸気タービンに供されて発電等に利用される。また、熱回収により温度の下がった排ガスは、送風ダクト36の最上流側のゾーンに戻され、焼結鉱冷却装置3の前半部分の冷却用ガスとして循環再利用する。このため、ボイラ45から排出されたダストを含んだ排ガスを大気中に放出しないので、排ガス中のダスト濃度を排出基準以下にするための高性能で高価な集塵装置は不要である。
廃熱回収設備4で用いられる慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器44では、その下部に設けられた集塵ホッパ44aにダストを貯留し、除塵効率向上の目的で、集塵ホッパ44aより排ガスの一部をブローダウン排ガスとして抜き出す。集塵ホッパ44aより抜き出されたブローダウン排ガスは、ダストを大量に含んでいるため、そのままでは使用することができず、従来は、既存の集塵系に合流させ、大気へ放出するか、別途高性能の集塵装置で除塵した後にボイラ通過後のガスへ戻す等の対策が採られていた。
しかし、除塵器の下部の集塵ホッパより抜き出されたブローダウン排ガスの温度は約400℃であり顕熱を有しているため、上述したように既存の集塵系に合流させて、大気へ放出するか、または別途高性能の集塵装置で除塵した後にボイラ通過後のガスへ戻す場合には、この顕熱を捨てることになる。
そこで、本実施形態では、除塵器44の下部に設けられた集塵ホッパ44aから抜き出したブローダウン排ガスを高性能の集塵装置48で除塵した後、ファン49により熱供給ダクト47を介して焼結機2の点火炉12に導き、排ガスの顕熱を有効利用する。すなわち、高温のブローダウン排ガスを高性能の集塵装置48で集塵した後、焼結機の点火炉12に供給して点火炉用燃焼空気および/または燃料の予熱空気として使用することで、ブローダウン排ガスの顕熱を有効利用することができる。
廃熱回収設備4における排ガス量は500〜800Nm/t−s程度であるから、ブローダウン排ガスはその3%前後の12〜26Nm/t−s程度である。一方、焼結機2の点火炉12で使用される燃焼空気のガス量は、概ね10〜20Nm/t−sであるから、点火炉12で使用される燃焼空気をほぼブローダウン排ガスでまかなえることになる。また、ブローダウン排ガス量が点火炉用燃焼空気の必要量よりも多い場合には、燃料の予熱空気や焼結鉱の予熱空気等に利用することができる。
点火炉の燃焼空気として焼結鉱冷却装置の排ガスを使用する方法は、例えば特開昭57−193339号公報等に開示されているが、この方法を採用する場合には、点火炉の燃焼空気や予熱空気として必要な分の排ガスしか使用できず、廃熱の回収効率が低いものとなる。また、焼結鉱冷却装置の高温の排ガスをボイラによる廃熱回収と点火炉に燃焼空気として送ることによる廃熱回収の両方を行おうとすると、ブローダウン排ガスに用いる集塵装置の他に、点火炉に供給される排ガスの集塵装置も必要となり、特に、点火炉バーナーへ送る排ガスはダストによる摩耗を防止するために高性能の集塵装置を設置する必要があり、高性能の集塵装置が2台必要となり設備費等が高価になるという問題点がある。
これに対し、本実施形態では、焼結鉱冷却装置3の廃熱回収設備における除塵器44の集塵ホッパ44aからのブローダウン排ガスを高性能の集塵装置48で除塵した後、点火炉12に供給するようにしたので、高性能の集塵装置としては、もともと必要であったブローダウン排ガス用のもののみでよく、設備費を低減することができる。また、ブローダウン排ガスの量は点火炉12での必要量にほぼ等しく、焼結鉱冷却装置3のブローダウン排ガス以外の排ガスはボイラ45による廃熱回収に供されるので廃熱回収効率が高い。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係る焼結機システムを示す概略構成図である。
第2の実施形態の焼結機システム101では、焼結機2に焼結機廃熱回収設備5を設けた他は第1の実施形態の焼結機システム1と同様に構成されているから、図2において図1と同じものには同じ符号を付して説明を省略する。
焼結機廃熱回収設備5は、主排ガスダクト17に接続された排気ダクト51と、排気ダクト51に設けられた慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の比較的簡易な構造を有する除塵器52と、排気ダクト51の除塵器52の下流側に設けられ、除塵器52で除塵された排ガスの廃熱を回収するボイラ53と、排気ダクト51の下流側に設けられたファン54と、除塵器52の下部に設けられた集塵ホッパ52aから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを点火炉12に導く熱供給ダクト55と、熱供給ダクト55に設けられたマルチサイクロン等の高性能の集塵装置56と、熱供給ダクト55内で点火炉12に向かうブローダウン排ガスの流れを形成するファン57とを有している。
排気ダクト51は、主排ガスダクト17における最終のウインドボックスに対応する位置に吸引端が接続され、主排ガスダクト17のボイラ53のパレット11進行方向下流側に排出端が接続されている。そして、焼結機2の後半部分の所定の範囲のウインドボックス15に接続されたダクト16を介して廃熱を回収する。
この焼結機廃熱回収設備5では、ファン54により、焼結原料層13の後段側からウインドボックス15、ダクト16、主排ガスダクト17、および排気ダクト51を介して、ボイラ53に高温の排ガスを供給する。ボイラ53では、排ガスの廃熱が蒸気として回収される。蒸気は蒸気タービンに供され、発電等に利用される。ボイラ53で廃熱が回収された後の排ガスは、主排ガスダクト17へ供給され、集塵装置18でダストを取り除かれた後、煙突20から排出される。
焼結機廃熱回収設備5においては、主排ガスの温度が酸露点以下になると主排ガスダクト17、集塵装置18、ファン19が主排ガスに含まれるSOxにより低温腐食してしまうので、これを防止するために熱回収量を調整・制限する。
除塵器52を構成する、ルーバー形に代表される慣性力除塵器や、サイクロンに代表される遠心力除塵器は、ダストを多く含んだ排ガスが導入され、ダストを下方の集塵ホッパ52aへ導くとともに、ダストが除かれた除塵排ガスをボイラ53に導くようになっている。そして、除塵器52に導入された排ガスの3%前後の量が集塵ホッパ52aから集塵装置56を介して熱供給ダクト55へ導かれる。これにより、従来利用されていなかった除塵器52のブローダウン排ガスの顕熱も点火炉12で有効利用することができる。焼結機廃熱回収設備5における排ガス量は300〜400Nm/t−s程度であるから、ブローダウン排ガスはその3%前後の7〜14Nm/t−s程度である。一方、焼結機2の点火炉12で使用される燃焼空気のガス量は、概ね10〜20Nm/t−sであるから、点火炉12で使用される燃焼空気の半分以上をブローダウン排ガスでまかなえることになる。ただし、焼結機廃熱回収設備5で用いられる焼結機2の排ガスはSOxを含むため、焼結鉱冷却装置3の排ガスよりも酸素ガスの量が少なく、点火炉用燃焼空気としてはあまり適していない。したがって、除塵器52のブローダウン排ガスは燃料の予熱空気として使用することが好ましい。
焼結機廃熱回収設備5における焼結機2の廃熱を回収するウインドボックス15の範囲は、ファン54を制御することにより調整することができる。すなわち、ファン54の出力を大きくするほど排気ダクト51側に吸引されるウインドボックス15の範囲を広くすることができ、ファン54の出力を小さくするほど排気ダクト51側に吸引されるウインドボックス15の範囲を狭くすることができる。このため、主排ガスの温度が酸露点以上になるようにファン54の出力を制御して廃熱を回収するウインドボックス15の範囲を調整する。
ファン54を設ける代わりに、主排ガスダクト17の後段部分において、各ウインドボックス15の間に対応する位置に複数の遮断弁を設置し、これらを切り替えることで廃熱回収領域を調整することもできる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。図3は、本発明の第3の実施形態に係る焼結機システムを示す概略構成図である。
第3の実施形態の焼結機システム201では、焼結鉱冷却装置3に第1および第2の実施形態における循環方式の廃熱回収設備4とは異なる廃熱回収設備4′を用いた他は第2の実施形態の焼結機システム101と同様に構成されているから、図3において図2と同じものには同じ符号を付して説明を省略する。
廃熱回収設備4′は、循環排気ダクト43を設ける代わりに、複数のウインドボックス(風箱)15の後段部分に設けられたフード42およびフード41とフード42とを繋ぐ排気ダクト43′を有している点のみが廃熱回収設備4とは異なっている。フード42はウインドボックス15の5個分の幅で設けられているが、これに限定されるものではない。なお、フード42は、ウインドボックス15の個数の3分の1程度の個数分に対応する位置に設けられていることが好ましい。
本実施形態では、焼結機2で焼結原料を焼結し、焼結鉱冷却装置3により焼結鉱を冷却し、焼結鉱冷却装置3の前半部分で廃熱回収設備4′により焼結鉱33を冷却した後の高温の排ガスから廃熱を回収し、かつ廃熱回収設備4′の除塵器44における集塵ホッパ44aからのブローダウン排ガスの顕熱を有効利用することができるといった、第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、これに加えて、廃熱回収設備4′のボイラ45には、400℃程度の排ガスが供給され、廃熱が回収された後の排ガスは、150℃以上、典型的には200℃程度であることから、廃熱が回収された後の排ガスを有効利用する。ただし、この際に、焼結鉱冷却装置の設備を高価なものとすることないことが要求される。また、ボイラ45から排出された排ガスはダストを除塵するための高性能で高価な集塵装置が不要であることが求められる。そこで、本実施形態では、廃熱回収設備4′において、排気ダクト43′をフード42に接続し、焼結鉱冷却装置3から排出された高温の排ガスをボイラ45により熱回収するとともに、熱回収後の排ガスを焼結機2の複数のウインドボックス(風箱)15のうち後段部分に供給するようにした。
ボイラ45により熱回収した後の150℃以上、典型的には200℃の排ガスを焼結機2の後半部分に供給することにより、焼結機2において高温排ガスの領域が増加し、排ガス温度も上昇するので、焼結機2において有効な廃熱回収量を増加させることができ、焼結鉱冷却装置3の廃熱回収設備4′で熱回収した後の排ガスを有効利用することができる。すなわち、焼結機廃熱回収設備5により、焼結機2の後半部分から排出される高温の排ガスが循環して廃熱回収されることにより、排ガス温度が低下するため、焼結鉱冷却装置3から熱回収した後の排ガスを焼結機2に戻さない場合には、このような温度が低下した排ガスにより主排ガス温度がより低下する可能性がある。焼結機主排ガス中にはSOxが含まれており、温度低下により主排ガス温度が酸露点以下に低下して主排ガスダクト17、集塵装置18、ファン19が低温腐食しないように熱回収量を調整・制限する必要があり、運転状況によっては低温腐食が発生してしまう。これに対し、本実施形態では、焼結機2の後半部分において、焼結鉱冷却装置3の廃熱回収設備4′からの150℃以上の排ガスが供給されて、焼結機2からの排ガスの高温となる領域が広がるので、廃熱回収後の焼結機2の主排ガス温度が酸露点以下に低下することを防止することができる。このため、主排ガスダクト17や集塵装置18等の腐食を生じさせることなく焼結機2の廃熱を回収することができる。また、廃熱回収後の排ガスは焼結機2の集塵装置24で集塵されるので、廃熱回収設備4′自体に高価な集塵装置を付加する必要がなくなる。
この場合に、廃熱回収設備4′で廃熱回収された後の排ガスを複数のウインドボックス(風箱)15のうち後段部分でかつ少なくとも最終のものを除いたものに対応する部分に供給するようにすることにより、最終のウインドボックスにおいて焼結鉱33の温度上昇を抑えることができ、焼結鉱冷却装置3に供給される焼結鉱33の温度が高いことによる焼結鉱冷却装置3の冷却能力が低下することを防止することができる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図4は、本発明の第4の実施形態に係る焼結機システムを示す概略構成図である。
第3の実施形態の廃熱回収設備4′では、焼結鉱冷却装置3の前半部分の廃熱を回収した後、排ガスを複数のウインドボックス(風箱)15のうち焼結機2の後段部分にフード42を設けた例を示したが、本実施形態では、廃熱回収設備4′の代わりに、焼結機2の前半部分にフード42を設けている点のみが廃熱回収設備4′とは異なっている廃熱回収設備4″を設けている。
本実施形態では、廃熱回収設備4″で廃熱を回収した後の排ガスを焼結機2の前半部分に供給して、焼結原料中の炭材の燃焼空気として有効利用することができる。
すなわち、廃熱回収設備4″からの200℃程度の排ガスの顕熱が燃焼空気に付与されることとなり、効率的な焼結を行うことができる。また、本実施形態では、焼結機2の前半部分にフード42を設けたので、焼結鉱冷却装置3の冷却能力を低下させることはない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、焼結鉱冷却装置の廃熱回収設備からのブローダウン排ガスの顕熱を点火炉に供給するか、またはこれに加えて焼結機廃熱回収設備からのブローダウン排ガスの顕熱を点火炉に供給した例を示したが、焼結機廃熱回収設備からのブローダウン排ガスの顕熱のみを点火炉に供給するものであってもよい。また、焼結鉱冷却装置の廃熱回収設備で廃熱を回収した後の排ガスを焼結機の後半部分または前半部分に供給した例を示したが、焼結機の全体に供給してもよい。さらに、焼結機および焼結鉱冷却装置のパレットとして直線状に移動するものを用いたが、円形状に移動することで無端移動型としたものであってもよい。さらにまた、焼結鉱冷却装置において焼結鉱に冷却空気を送風するようにしたが、冷却空気を吸引するようにしてもよい。
また、本発明は、上記実施形態の構成要素を全て具備している必要はなく、本発明の範囲を逸脱しない限り、上記実施形態の構成要素を一部取り除いたものも本発明の範囲内である。
1,101,201,301;焼結機システム
2;焼結機
3;焼結鉱冷却装置
4,4′,4″;焼結鉱冷却装置の廃熱回収設備
5;焼結機廃熱回収設備
11;パレット
12;点火炉
13;焼結原料層
15;ウインドボックス
16;ダクト
17;主排ガスダクト
31;パレット
33;焼結鉱
35;ウインドボックス
36;送風ダクト
37;冷却ファン
41,42;フード
43;循環排気ダクト
43′;排気ダクト
44;除塵器
44a;集塵ホッパ
45;ボイラ
46;ファン
47;熱供給ダクト
48;集塵装置
49;ファン
51;排気ダクト
52;除塵器
52a;集塵ホッパ
53;ボイラ
54;ファン
55;熱供給ダクト
56;集塵装置
57;ファン

Claims (20)

  1. 無端移動式のパレット上に焼結原料を装入し、点火炉にて焼結原料に点火した後、前記パレットを移動させながらパレットに沿って複数配置された風箱を介して焼結原料に空気を供給することにより焼結原料中の炭材を燃焼させてその燃焼熱で焼結させ焼結鉱を製造する焼結機と、無端移動式のパレット上に焼結機で焼結されて粉砕された焼結鉱を装入し、前記パレットを移動させながら焼結鉱に冷却空気を供給して焼結鉱を冷却させる焼結鉱冷却装置とを有する焼結機システムにおいて発生する高温の排ガスから廃熱を回収する廃熱回収設備であって、
    高温の排ガスが導かれる排気ダクトと、
    前記排気ダクトに設けられた慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器と、
    前記排気ダクトの前記除塵器の下流側に設けられ、前記除塵器で除塵された排ガスの廃熱を回収するボイラと、
    前記除塵器の下部に設けられた集塵ホッパから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを前記焼結機の前記点火炉へ導く熱供給ダクトと、
    前記熱供給ダクト内で前記ブローダウン排ガスの前記点火炉へ向かう流れを形成するファンと、
    前記熱供給ダクトに設けられた集塵装置と
    を有し、
    前記ブローダウン排ガスを、前記点火炉の燃焼空気および/または燃料の予熱空気として利用することを特徴とする廃熱回収設備。
  2. 前記廃熱回収設備は、前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収するものであることを特徴とする請求項1に記載の廃熱回収設備。
  3. 前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結鉱冷却装置の前半部分に戻すように構成され、前記排気ダクトにはファンが設けられ、このファンにより排ガスを循環させることを特徴とする請求項2に記載の廃熱回収設備。
  4. 前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機に供給することを特徴とする請求項2に記載の廃熱回収設備。
  5. 前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機の後半部分に供給されることを特徴とする請求項4に記載の廃熱回収設備。
  6. 前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機の前半部分に供給されることを特徴とする請求項4に記載の廃熱回収設備。
  7. 前記廃熱回収設備は、前記焼結機の高温の排ガスから廃熱を回収するものであることを特徴とする請求項1に記載の廃熱回収設備。
  8. 無端移動式のパレット上に焼結原料を装入し、点火炉にて焼結原料に点火した後、前記パレットを移動させながらパレットに沿って複数配置された風箱を介して焼結原料に空気を供給することにより焼結原料中の炭材を燃焼させてその燃焼熱で焼結させ焼結鉱を製造する焼結機と、無端移動式のパレット上に焼結機で焼結されて粉砕された焼結鉱を装入し、前記パレットを移動させながら焼結鉱に冷却空気を供給して焼結鉱を冷却させる焼結鉱冷却装置とを有する焼結機システムにおいて発生する高温の排ガスから廃熱を回収する、廃熱回収方法であって、
    高温の排ガスを排気ダクトに導き、慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器で排ガスを除塵した後、ボイラにより排ガスの廃熱を蒸気として回収し、前記除塵器の下部に設けられた集塵ホッパから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを前記焼結機の前記点火炉へ導き、前記点火炉の燃焼空気および/または燃料の予熱空気として利用することを特徴とする廃熱回収方法。
  9. 前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収することを特徴とする請求項8に記載の廃熱回収方法。
  10. 前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収した後の冷却された排ガスを前記焼結鉱冷却装置の前半部分に戻して循環させることを特徴とする請求項9に記載の廃熱回収方法。
  11. 前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収した後の冷却された排ガスを前記焼結機に供給することを特徴とする請求項9に記載の廃熱回収方法。
  12. 前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収した後の冷却された排ガスを前記焼結機の後半部分に供給することを特徴とする請求項11に記載の廃熱回収方法。
  13. 前記焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収した後の冷却された排ガスを前記焼結機の前半部分に供給することを特徴とする請求項11に記載の廃熱回収方法。
  14. 前記焼結機の高温の排ガスから廃熱を回収することを特徴とする請求項8に記載の廃熱回収方法。
  15. 無端移動式のパレット上に焼結原料を装入し、点火炉にて焼結原料に点火した後、前記パレットを移動させながらパレットに沿って複数配置された風箱を介して焼結原料に空気を供給することにより焼結原料中の炭材を燃焼させてその燃焼熱で焼結させ焼結鉱を製造する焼結機と、
    無端移動式のパレット上に焼結機で焼結されて粉砕された焼結鉱を装入し、前記パレットを移動させながら焼結鉱に冷却空気を供給して焼結鉱を冷却させる焼結鉱冷却装置と、
    焼結鉱冷却装置の前半部分の高温の排ガスから廃熱を回収する、焼結鉱冷却装置の廃熱回収設備とを有する焼結機システムであって、
    前記廃熱回収設備は、
    前記焼結鉱冷却装置の前半部分から発生した高温の排ガスが導かれる排気ダクトと、
    前記排気ダクトに設けられた慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器と、
    前記排気ダクトの前記除塵器の下流側に設けられ、前記除塵器で除塵された排ガスの廃熱を回収するボイラと、
    前記除塵器の下部に設けられた集塵ホッパから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを前記焼結機の前記点火炉へ導く熱供給ダクトと、
    前記熱供給ダクト内で前記ブローダウン排ガスの前記点火炉へ向かう流れを形成するファンと、
    前記熱供給ダクトに設けられた集塵装置と
    を有し、
    前記ブローダウン排ガスを、前記点火炉の燃焼空気および/または燃料の予熱空気として利用することを特徴とする焼結機システム。
  16. 前記焼結機の高温の排ガスから廃熱を回収する焼結機廃熱回収設備をさらに有し、
    前記焼結機廃熱回収設備は、
    前記焼結機から発生した高温の排ガスが導かれる排気ダクトと、
    前記排気ダクトに設けられた慣性力除塵器または遠心力除塵器からなるブローダウン方式の除塵器と、
    前記排気ダクトの前記除塵器の下流側に設けられ、前記除塵器で除塵された排ガスの廃熱を回収するボイラと、
    前記除塵器の下部に設けられた集塵ホッパから抜き出した顕熱を有するブローダウン排ガスを前記焼結機の前記点火炉へ導く熱供給ダクトと、
    前記熱供給ダクト内で前記ブローダウン排ガスの前記点火炉へ向かう流れを形成するファンと、
    前記熱供給ダクトに設けられた集塵装置と
    を有し、
    前記ブローダウン排ガスを、前記点火炉の燃焼空気および/または燃料の予熱空気として利用することを特徴とする請求項15に記載の焼結機システム。
  17. 前記廃熱回収設備の前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結鉱冷却装置の前半部分に戻すように構成され、前記排気ダクトにはファンが設けられ、このファンにより排ガスを循環させることを特徴とする請求項15または請求項16に記載の焼結機システム。
  18. 前記廃熱回収設備の前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機に供給することを特徴とする請求項15または請求項16に記載の焼結機システム。
  19. 前記廃熱回収設備の前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機の後半部分に供給されることを特徴とする請求項18に記載の焼結機システム。
  20. 前記廃熱回収設備の前記排気ダクトは、前記ボイラにより廃熱が回収されて冷却された排ガスを、前記焼結機の前半部分に供給されることを特徴とする請求項18に記載の焼結機システム。
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