JP2013002337A - 排気ガス後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】還元触媒に対して還元剤を均一な分布状態で供給することを実現した排気ガス後処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】排気管2には、尿素水を噴射する噴射ノズル4と、尿素水から生成されるアンモニアを用いて排気ガスに含まれるNOxを浄化するSCR触媒5とが設けられている。また、噴射ノズル4とSCR触媒5との間には、通過する排気ガスの流れを所定の角度α傾かせるミキサー6が配置されており、ミキサー6とSCR触媒5とが下流側配管部13とテーパ配管部14とを介して順次接続されている。下流側配管部の内径D、長さLとすると、長さLは角度α及び内径Dに応じて規定されており、D/2×cotα≦L≦3/2×D×cotαを満たすように設定される。
【選択図】図2
【解決手段】排気管2には、尿素水を噴射する噴射ノズル4と、尿素水から生成されるアンモニアを用いて排気ガスに含まれるNOxを浄化するSCR触媒5とが設けられている。また、噴射ノズル4とSCR触媒5との間には、通過する排気ガスの流れを所定の角度α傾かせるミキサー6が配置されており、ミキサー6とSCR触媒5とが下流側配管部13とテーパ配管部14とを介して順次接続されている。下流側配管部の内径D、長さLとすると、長さLは角度α及び内径Dに応じて規定されており、D/2×cotα≦L≦3/2×D×cotαを満たすように設定される。
【選択図】図2
Description
この発明は排気ガス後処理装置に係り、特に還元剤及び還元触媒を用いてディーゼルエンジンの排気ガスを浄化する装置の構成に関する。
ディーゼルエンジンの排気ガスを浄化する排気ガス後処理装置の一例として、尿素水を還元剤として排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を浄化する尿素選択還元システム(尿素SCRシステム)が挙げられる。例えば特許文献1に記載されているように、尿素SCRシステムは、排気管に設けられた還元触媒であるSCR触媒と、SCR触媒の上流側で排気管内に尿素水を噴射する噴霧ノズルとを備えている。SCR触媒は、排気管内に噴射された尿素水から生成されるアンモニア(NH3)と排気ガスに含まれるNOxとを反応させ、無害な窒素(N2)と水(H2O)とに還元する触媒である。
SCR触媒によるNOxの還元効率を向上するためには、SCR触媒に対してアンモニアを均一な分布状態で供給することが必要となる。そのため、特許文献1に記載の尿素SCRシステムでは、排気ガスと尿素水とを混合して尿素水の分布を均一にするための攪拌部材を噴霧ノズルとSCR触媒との間に設けている。攪拌部材は、通過する排気ガスの流れを変化させる複数の旋回翼を有しており、これらの旋回翼で排気ガスに旋回流を与えることによって尿素水が分散される。また、攪拌部材とSCR触媒との間の距離は排気管の直径に対する比率で規定されており、上記の距離を排気管の直径の1.8倍〜6.3倍とすることにより、アンモニアの分布状態が均一になるとしている。
上述したように、特許文献1に記載の尿素SCRシステムは、攪拌部材とSCR触媒との間の距離を排気管の直径に応じて規定したものである。ここで、特許文献1における排気管は、攪拌部材が設けられた小径部とSCR触媒が収容された大径部とをテーパ状の接続部を介して接続したものとなっており、このような場合、攪拌部材と接続部との間の距離には最適値がある。
具体的に説明すると、攪拌部材を通過する排気ガスには、小径部内において径方向外側に向かう流れが旋回翼によって与えられる。しかしながら、小径部の内周面に衝突した排気ガスは再び軸方向に沿って流れるようになるため、小径部の径方向外側に向かう排気ガスの流れは、小径部内を流通するうちに軸方向に沿った流れによって徐々に打ち消される。つまり、攪拌部材と接続部との間の距離が長すぎる場合、小径部の軸方向に沿った方向の流れが強くなりすぎるため、接続部に流入した排気ガスの流れがテーパ形状に沿って拡散されず、SCR触媒の中央部近辺のみにアンモニアが供給されてしまうという問題が生じる。
また、通常、攪拌部材を通過した排気ガスが小径部の内周面に衝突すると、小径部の内部にはその周方向に沿った排気ガスの流れが生じ、この流れによって尿素水が排気ガス中に分散される。つまり、攪拌部材と接続部との距離が短すぎる場合、尿素水が均一に分散される前に排気ガスが小径部を通過してしまうため、SCR触媒に対してアンモニアを均一な分布状態で供給することができないという問題が生じる。すなわち、特許文献1に記載の尿素SCRシステムは、接続部のテーパ形状を考慮に入れて小径部の長さを規定したものではないため、SCR触媒に供給されるアンモニアの分布状態が均一にならない場合があるという問題点を有していた。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、還元触媒に対して還元剤を均一な分布状態で供給することを実現した排気ガス後処理装置を提供することを目的とする。
この発明に係る排気ガス後処理装置は、内燃機関から排出された排気ガスが流通する排気管と、排気管の内部に還元剤を噴射する還元剤噴射装置と、還元剤噴射装置の下流側に配置され、排気ガスと還元剤とを反応させて排気ガスを浄化する還元触媒と、互いに平行となるように配列されるとともに通過する排気ガスの流れを互いに逆向きとなる所定の角度に傾かせる複数の第1のフィン及び複数の第2のフィンを有し、還元剤噴射装置と還元触媒との間に配置される混合部材とを備え、混合部材と還元触媒とを、直線状に延びるストレート配管部、及び上流側から下流側に向かって広くなるように形成されたテーパ配管部を順次介して接続した排気ガス後処理装置において、角度をα、ストレート配管部の内径をD、ストレート配管部の長さをLとしたときに、
D/2×cotα≦L≦3/2×D×cotα
を満たすことを特徴とするものである。
D/2×cotα≦L≦3/2×D×cotα
を満たすことを特徴とするものである。
排気ガス中の還元剤を還元触媒に対して均一な分布状態で供給するためには、ストレート配管部を通過した排気ガスをテーパ配管部内で拡散させることが必要となる。また、そのためには、テーパ配管部内に流入する排気ガスに対し、テーパ配管部の勾配に沿った流れを与えることが有効である。そこで、本発明者らは、第1及び第2のフィンを有する混合部材を排気管に設け、これらのフィンが排気ガスの流れを傾かせる角度αと、ストレート配管部の内径Dとに応じて、ストレート配管部の長さLを規定することに想到した。
混合部材の第1及び第2のフィンを通過した後にストレート配管部の内周面に衝突した排気ガスは、ストレート配管部の軸方向に沿って流れるようになる。ここで、排気ガスがストレート配管部の内周面に衝突するタイミングは通過するフィンの位置に応じて様々であるため、混合部材の下流側には、軸方向に沿った排気ガスの流れと角度α傾いた排気ガスの流れとが混在する。また、このような状態において軸方向に沿って進む排気ガスの流れは、軸方向に対して傾いた排気ガスの流れを打ち消して流れの角度αを徐々に減少させる。すなわち、上記の角度α、内径D及び距離Lに応じて、テーパ配管部内に流入する排気ガスの流れに所定の傾きを与えることが可能となっており、これらの変数が上記の条件式を満たす場合に、テーパ配管部の勾配に沿った流れが生じることが実験的にも確認された。したがって、この発明に係る排気ガス後処理装置によれば、還元触媒に対して還元剤を均一な分布状態で供給することが可能となる。
混合部材には、複数の第1のフィンが配列された列と複数の第2のフィンが配列された列とが一列ずつ交互に配置されてもよい。ストレート配管部内において、互いに異なる方向への排気ガスの流れが交互に隣り合って生じるため、還元剤が効率よく排気ガス中に分散される。
また、ストレート配管部は円筒状であってもよい。ストレート配管部の内周面に衝突した排気ガスに対して周方向に沿った流れが与えられるため、還元剤がさらに効率よく排気ガス中に分散される。
また、ストレート配管部は円筒状であってもよい。ストレート配管部の内周面に衝突した排気ガスに対して周方向に沿った流れが与えられるため、還元剤がさらに効率よく排気ガス中に分散される。
テーパ配管部が広がる勾配は、第1及び第2のフィンが排気ガスの流れを傾かせる角度αより小さくてもよい。
また、第1及び第2のフィンが排気ガスの流れを変化させる角度αは45°であってもよい。
また、第1及び第2のフィンが排気ガスの流れを変化させる角度αは45°であってもよい。
この発明によれば、排気ガス後処理装置において、還元触媒に対して還元剤を均一な分布状態で供給することが可能となる。
以下に、この発明の実施の形態について添付図に基づいて説明する。
図1に、この実施の形態に係る排気ガス後処理装置を備えたディーゼルエンジンの排気系の構成を概略的に示す。
内燃機関であるディーゼルエンジン1には排気管2が接続されており、ディーゼルエンジン1から排出された排気ガスが、ディーゼルエンジン1側を上流側として排気管2の内部を流通する。排気管2の途中には、排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)等を酸化する酸化触媒3が設けられている。また、酸化触媒3の下流側には、還元剤である尿素水を排気管2の内部に噴射する噴射ノズル4が設けられている。
図1に、この実施の形態に係る排気ガス後処理装置を備えたディーゼルエンジンの排気系の構成を概略的に示す。
内燃機関であるディーゼルエンジン1には排気管2が接続されており、ディーゼルエンジン1から排出された排気ガスが、ディーゼルエンジン1側を上流側として排気管2の内部を流通する。排気管2の途中には、排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)等を酸化する酸化触媒3が設けられている。また、酸化触媒3の下流側には、還元剤である尿素水を排気管2の内部に噴射する噴射ノズル4が設けられている。
噴射ノズル4の下流側には、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化するためのSCR触媒5が設けられている。また、噴射ノズル4とSCR触媒5との間には、噴射ノズル4から噴射された尿素水を排気ガスに混合するための混合部材であるミキサー6が設けられている。SCR触媒5は、噴射ノズル4が噴射した尿素水から生成されるアンモニア(NH3)と排気ガスとを反応させてNOxを浄化する触媒であり、噴射ノズル4及びSCR触媒5は、この実施の形態に係る排気ガス後処理装置において還元剤噴射装置及び還元触媒を構成する。尚、図示はされていないが、SCR触媒5の下流側には、排気ガスに含まれる粒子状物質(PM)を捕集するフィルタ、未反応のままSCR触媒5を通過したアンモニアを除去するスリップ触媒、排気音を低減するためのマフラ等が順次接続されている。
ここで、排気管2を図示しない車両の下部に沿わせるため、排気管2は酸化触媒3の上流側にある湾曲部2aと下流側にある湾曲部2bとでそれぞれ湾曲されており、湾曲部2bから下流側にある排気管2が車両の下部に沿って略水平に延びている。また、排気管2と酸化触媒3との接続のため、湾曲部2aと酸化触媒3との間、酸化触媒3と湾曲部2bとの間はそれぞれテーパ状に形成されており、排気管2は、酸化触媒3から湾曲部2bに向かってテーパ状に細くなった後、ミキサー6に向かって同一径のまま直線状に延びている。尚、噴射ノズル4は、湾曲部2bの上流側直前となる位置に配置されており、ミキサー6に向かって尿素水を噴射可能となっている。
噴射ノズル4には、尿素水を内部に貯留する尿素水タンク4aと、尿素水タンク4a内の尿素水を噴射ノズル4に供給する尿素水添加システム4bとが接続管4cを介して接続されている。また、SCR触媒5の上流側及び下流側には、排気ガスに含まれるNOxの量を検知するNOxセンサ7a及びNOxセンサ7bが設けられている。尿素水添加システム4b及びNOxセンサ7a、7bは、ディーゼルエンジン1及び排気ガス後処理装置の動作を制御するECU8に電気的に接続されている。ECU8は、NOxセンサ7a、7bが検知したNOxの量に基づいて尿素水の噴射量や噴射時期を決定するとともに、それに基づく信号を尿素水添加システム4bに出力し、噴射ノズル4による尿素水の噴射を制御する。
次に、ミキサー6及びその周辺の構成について、図2、3を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明の便宜上、排気ガス後処理装置における上下方向及び前後方向を図2に示す各矢印によって規定する。
図2に示すように、ミキサー6は略円板形状を有する部材であって、湾曲部2bから下流側に向かって延びる排気管2の途中に、矢印Aで示される排気ガスの流通方向に対して垂直となるように設けられている。また、ミキサー6の前面には、平板状の3つの分散部材11a〜11cが固定されており、排気ガスの流通方向に対して平行となるように上流側に向かって延びている。すなわち分散部材11a〜11cがミキサー6に隣接して配置されている。尚、分散部材11a〜11cは、噴射ノズル4によって噴射された尿素水Fを衝突させるための部材であり、排気ガスの流通方向に沿った長さは互いに異なるものとなっている。噴射ノズル4から噴射された尿素水Fは、これらの分散部材11a〜11cに衝突することによって微粒化され、排気管2の内部に分散される。
図2に示すように、ミキサー6は略円板形状を有する部材であって、湾曲部2bから下流側に向かって延びる排気管2の途中に、矢印Aで示される排気ガスの流通方向に対して垂直となるように設けられている。また、ミキサー6の前面には、平板状の3つの分散部材11a〜11cが固定されており、排気ガスの流通方向に対して平行となるように上流側に向かって延びている。すなわち分散部材11a〜11cがミキサー6に隣接して配置されている。尚、分散部材11a〜11cは、噴射ノズル4によって噴射された尿素水Fを衝突させるための部材であり、排気ガスの流通方向に沿った長さは互いに異なるものとなっている。噴射ノズル4から噴射された尿素水Fは、これらの分散部材11a〜11cに衝突することによって微粒化され、排気管2の内部に分散される。
ミキサー6が位置する部位において、排気管2は、同一径を有する円筒状の上流側配管部12と下流側配管部13とに分割されており、これらの間にミキサー6の外周部が保持されている。また、ミキサー6の下流側に位置するSCR触媒5の直径は下流側配管部13の直径より大きくなっており、下流側配管部13とSCR触媒5とが、上流側から下流側に向かってテーパ状に広がるように形成されたテーパ配管部14を介して接続されている。すなわち、ミキサー6とSCR触媒5とは、直線状に延びる下流側配管部13とテーパ配管部14とを順次介して接続されており、下流側配管部13は、この実施の形態に係る排気ガス後処理装置におけるストレート配管部を構成している。
図3(a)に示すように、ミキサー6において排気管2の内部に位置する部位には、一部が繋がった台形状の切り込みを折り曲げることによって複数の第1のフィン21と複数の第2のフィン22とが形成されている。第1のフィン21及び第2のフィン22は、互いに逆向きとなる方向に折り曲げられており、第1のフィン21は、その先端部が斜め上方側を向くように折り曲げられている。一方、第2のフィン22は、その先端部が斜め下方側を向くように折り曲げられている。また、これらのフィン21、22を形成することにより、ミキサー6には前面側から後面側に貫通する複数の開口部23が形成され、ミキサー6の上流側から流れてきた排気ガスが開口部23を通って下流側に流通可能となっている。また、本実施の形態に係るミキサー6では、各開口部23に対応してその上流側に矩形状パイプ部材24(図3b参照)が配置されており、分散部材11a〜11cを通過した排気ガスが、矩形状パイプ部材24を介してそのまま開口部23を通るようになっている。
上述したように、第1のフィン21及び第2のフィン22が折り曲げられた方向は互いに逆向きとなっているが、その角度は共通の角度α(図2参照)となっている。すなわち、ミキサー6は、ミキサー6を通過する前の排気ガスの流れ(図2の矢印A参照)を、第1のフィン21及び第2のフィン22によって互いに逆向きとなる上下方向に角度α傾かせるものである。また、これらのフィン21、22の配置は、複数の第1のフィン21を上下方向に沿って配列した列と、複数の第2のフィン22を上下方向に沿って配列した列とを、互いに平行となるように一列ずつ交互に配置したものとなっている。尚、図3(b)に示すように、ミキサー6の前面6aには、前方側に突出する一対の支持部6bが接合されており、これらの支持部6bによって分散部材11a〜11cの両側部が支持されている。
図2に戻って、ミキサー6において第1のフィン21及び第2のフィン22が折り曲げられた角度α、すなわちこれらのフィン21、22が排気ガスの流れを傾かせる角度αは45°に設定されている。また、ミキサー6とテーパ配管部14とを接続する下流側配管部13の内径Dは66mmに設定されている。このように角度α=45°、内径D=66mmと設定された排気ガス後処理装置において、下流側配管部13の長さLは角度α及び内径Dに応じて規定されており、下記の(1)式を満たすように設定される。
D/2×cotα≦L≦3/2×D×cotα・・・(1)
つまり、α=45°、内径D=66mmである場合、長さLの範囲は、33(mm)≦L≦99(mm)となる。
D/2×cotα≦L≦3/2×D×cotα・・・(1)
つまり、α=45°、内径D=66mmである場合、長さLの範囲は、33(mm)≦L≦99(mm)となる。
また、上記の角度αが45°である場合、すなわち、上記(1)式のcotα=1となる場合、下流側配管部13の長さLは、結局、下記の(2)式を満たすように設定される。
2/D≦L≦3/2×D・・・(2)
この実施の形態に係る排気ガス後処理装置において、下流側配管部13の長さLは、上記(1)式及び(2)式を満たす43mmに設定されている。尚、テーパ配管部14が下流側に向かって広がる勾配、すなわち下流側配管部13の軸方向に対してテーパ配管部14が広がる角度βは、上記の角度α=45°より小さい角度となっている。
2/D≦L≦3/2×D・・・(2)
この実施の形態に係る排気ガス後処理装置において、下流側配管部13の長さLは、上記(1)式及び(2)式を満たす43mmに設定されている。尚、テーパ配管部14が下流側に向かって広がる勾配、すなわち下流側配管部13の軸方向に対してテーパ配管部14が広がる角度βは、上記の角度α=45°より小さい角度となっている。
次に、この発明の実施の形態に係る排気ガス後処理装置の動作について説明する。
図1に示すように、ディーゼルエンジン1の運転が開始されると、ディーゼルエンジン1から排出された排気ガスが排気管2の内部を流通して酸化触媒3を通過する。酸化触媒3は、通過する排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)等を酸化するとともに、一酸化窒素(NO)の一部を二酸化窒素(NO2)に酸化する。また、ディーゼルエンジン1の運転が開始されると、ECU8は、尿素水添加システム4bに信号を出力して噴射ノズル4による尿素水の噴射を開始させる。尚、NOxセンサ7a、7bは、SCR触媒5の上流側及び下流側におけるNOxの濃度を随時検知しており、これらの検知結果に基づいて、ECU8による噴射ノズル4の動作の制御が行われる。
図1に示すように、ディーゼルエンジン1の運転が開始されると、ディーゼルエンジン1から排出された排気ガスが排気管2の内部を流通して酸化触媒3を通過する。酸化触媒3は、通過する排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)等を酸化するとともに、一酸化窒素(NO)の一部を二酸化窒素(NO2)に酸化する。また、ディーゼルエンジン1の運転が開始されると、ECU8は、尿素水添加システム4bに信号を出力して噴射ノズル4による尿素水の噴射を開始させる。尚、NOxセンサ7a、7bは、SCR触媒5の上流側及び下流側におけるNOxの濃度を随時検知しており、これらの検知結果に基づいて、ECU8による噴射ノズル4の動作の制御が行われる。
図2に示すように、酸化触媒3を通過した排気ガスの流れは湾曲部2bで湾曲され、次いで、矢印Aで示されるように上流側配管部12の軸方向に沿って流通してミキサー6を通過する。また、噴射ノズル4から噴射された尿素水Fは、ミキサー6の前面に設けられた分散部材11a〜11cに衝突することによって微粒化され、排気ガス中に分散されてミキサー6を通過する。排気ガス中に分散された尿素水は、下流側に流れていく過程において排気ガスの熱で加水分解され、それによって生成されたアンモニアが排気ガスに混合された状態でSCR触媒5に供給される。また、分散部材11a〜11cは、これらを通過する排気ガスの熱によって加熱されているため、衝突する尿素水Fの加水分解をより促進することが可能となっている。
ミキサー6を通過した排気ガス及びアンモニアがSCR触媒5に供給されると、SCR触媒5はアンモニアと排気ガスとを反応させ、排気ガスに含まれるNOxを無害な窒素(N2)と水(H2O)とに還元することによって排気ガスを浄化する。次いで、SCR触媒5を通過した排気ガスは、SCR触媒5の下流側に設けられた図示しないフィルタ通過し、その際に排気ガスに含まれる粒子状物質が除去される。また、未反応のままSCR触媒5を通過して余剰分となったアンモニアが排気ガスに含まれている場合、フィルタの下流側に設けられた図示しないスリップ触媒が余剰分となったアンモニアを除去する。スリップ触媒を通過した排気ガスは、図示しないマフラの内部で騒音を低減された後、大気中に放出される。
以上のように排気ガスを浄化する排気ガス後処理装置において、SCR触媒5によるNOxの還元を効率よく行うためには、SCR触媒5の全面に対してアンモニアを均一な分布状態で供給することが必要となる。そのためには、排気ガス中にアンモニアを均一に分散させること、及び排気ガスをテーパ配管部14内で拡散させることが必要となる。ここで、図3(a)に示されているように、ミキサー6の第1のフィン21及び第2のフィン22は互いに逆向きとなる上下方向に折り曲げられており、通過する排気ガスの流れを上下方向に傾かせる。また、これらのフィン21、22の配置は、複数の第1のフィン21を上下方向に沿って配列した列と、複数の第2のフィン22を上下方向に沿って配列した列とを、互いに平行となるように一列ずつ交互に配置したものとなっている。
したがって、図4に示すように、ミキサー6(図2参照)の下流側にある下流側配管部13の内部には、第1のフィン21からなる列によって上方側に傾けられた排気ガスの流れ(矢印B1参照)と、第2のフィン22からなる列によって下方側に傾けられた排気ガスの流れ(矢印B2参照)とが1列ずつ交互に隣り合って生じた状態となっている。また、下流側配管部13は円筒状であるため、下流側配管部13の内周面13aに衝突した排気ガスには、下流側配管部13の周方向に沿った流れ(矢印B3参照)が与えられた状態となっている。つまり、ミキサー6を通過して下流側配管部13に流入した排気ガスのうち、内周面13aに衝突した排気ガスには、軸方向に対して垂直となる断面内を循環するような流れが与えられており、それにより、下流側配管部13内を流通する排気ガスに対し、アンモニアが効率よく分散される。
また、図5に示すように、ミキサー6を通過した排気ガスには、第1のフィン21及び第2のフィン22によって上下方向に角度α傾いた流れがそれぞれ与えられるが、矢印C1で示されるように、下流側配管部13の内周面13aに衝突した排気ガスは、下流側配管部13の軸方向に沿って直進するようになる。ここで、第1のフィン21及び第2のフィン22を通過した排気ガスが下流側配管部13の内周面13aに衝突するタイミングは、これらのフィン21、22の位置に応じて様々であり、下流側配管部13の内部には、その軸方向に沿った排気ガスの流れと、角度α傾いた排気ガスの流れとが混在している。
具体的に説明すると、第1のフィン21の場合、最も上方側に位置する第1のフィン21を通過した排気ガスが最も早いタイミングで内周面13aに衝突し(矢印C1参照)、第1のフィン21の位置が下方側になるにつれて衝突のタイミングが遅くなる(矢印C2参照)。また、第1のフィン21の位置がさらに下方側になると、通過した排気ガスは内周面13aに衝突することなく、テーパ配管部14内に直接流入する方向(矢印C3参照)に流れる。尚、第2のフィン22の場合も、方向が逆向きとなること以外は同様である。したがって、下流側配管部13の軸方向に沿った排気ガスの流れ(矢印C1、C2参照)は、軸方向に対して傾いた排気ガスの流れ(矢印C3参照)と衝突し、その流れの角度αを徐々に減少させる(矢印C4参照)。
すなわち、下流側配管部13を通過してテーパ配管部14内に流入する排気ガスの流れの角度は、第1のフィン21及び第2のフィン22が排気ガスの流れを傾ける角度α、下流側配管部13の内径D及び距離L(図2参照)に応じたものとなっており、これらが上述の(1)、(2)式を満たす場合、軸方向に沿った排気ガスの流れ(矢印C1、C2)と軸方向に対して傾いた排気ガスの流れ(矢印C3)とがバランスする。尚、角度βは角度αより小さい角度であるため、下流側配管部13を通過した排気ガスに、テーパ配管部14の勾配の角度βにほぼ沿った流れが与えられる。したがって、下流側配管部13内で排気ガス中に分散されたアンモニアがテーパ配管部14の勾配に沿って拡散されるため、SCR触媒5に対してアンモニアを均一な分布状態で供給することが可能となる。尚、角度βが角度αより大きいと、矢印C4の流れがテーパ配管部14の内壁面から大きく剥離し、NOxセンサ7aの精度にも影響が出てくる。
ここで、角度αを45°、内径Dを66mmとし、長さLを変化させた場合において、SCR触媒5に供給されるアンモニアの分布状態の推移、いわゆる面内均一性の推移を計測した結果を図6に示す。尚、排気ガスの流量は52(g/s)、排気ガスの温度は423(℃)とした。この場合、本発明に係る排気ガス後処理装置によれば、長さLの好適な範囲は、
33(mm)≦L≦99(mm)
であり、このような範囲であれば、CV値を10%未満にすることが可能である。尚、図6は、下流側配管部13の長さLを横軸とし、面内均一性を示す指標の1つであるCV値(変動係数:標準偏差を平均で割った数×100)を縦軸としたグラフである。また、CV値は、SCR触媒5に供給されるアンモニアの分布状態が均一となる場合にゼロとなり、分布状態が不均一になるにつれて上昇するものである。
33(mm)≦L≦99(mm)
であり、このような範囲であれば、CV値を10%未満にすることが可能である。尚、図6は、下流側配管部13の長さLを横軸とし、面内均一性を示す指標の1つであるCV値(変動係数:標準偏差を平均で割った数×100)を縦軸としたグラフである。また、CV値は、SCR触媒5に供給されるアンモニアの分布状態が均一となる場合にゼロとなり、分布状態が不均一になるにつれて上昇するものである。
図6に示されるように、下流側配管部13の長さLが約30(mm)を下回ると、CV値が急激に高くなる。これは、下流側配管部13の長さLが短すぎるため、下流側配管部13の内部においてアンモニアが十分に分散される前に、排気ガスがテーパ配管部14内に流入するためである。つまり、軸方向に対して傾いた排気ガスの流れ(図5の矢印C3)が強くなり過ぎ、分散が不十分となる。一方、下流側配管部13の長さLが約50(mm)を超えると、長さLの増加に伴ってCV値も徐々に高くなる。これは、長さLの増加に伴って下流側配管部13の軸方向に沿った方向の流れ(図5の矢印C1、C2)が強くなりすぎるため、テーパ配管部14に流入した排気ガスがテーパ形状に沿って拡散されず、そのまま直進してSCR触媒5の中央部近辺のみに供給されてしまうためである。このように、角度α、内径D及び長さLが上述の(1)式及び(2)式を満たす場合、SCR触媒5に対してアンモニアが均一な分布状態で供給されることが図6からも確認できる。
尚、排気ガスの流量や流速が変化した場合も、図5に示される矢印C1〜C4等の流れの流量や流速がそれぞれ同じ割合で変化するので、その結果は図6に示されるものと同じ傾向となる。
尚、排気ガスの流量や流速が変化した場合も、図5に示される矢印C1〜C4等の流れの流量や流速がそれぞれ同じ割合で変化するので、その結果は図6に示されるものと同じ傾向となる。
以上に述べたように、ミキサー6とSCR触媒5とを下流側配管部13及びテーパ配管部14を順次介して接続した排気ガス後処理装置において、ミキサー6の第1のフィン21及び第2のフィン22が通過する排気ガスの流れを傾ける角度をα、下流側配管部13の内径をD、長さをLとしたときに、
D/2×cotα≦L≦3/2×D×cotα
を満たすように構成したので、下流側配管部13を通過してテーパ配管部14に流入した排気ガスに対し、テーパ配管部14の勾配に沿った流れを生じさせることができる。したがって、排気ガス後処理装置において、SCR触媒5に対してアンモニアを均一な分布状態で供給することが可能となる。
D/2×cotα≦L≦3/2×D×cotα
を満たすように構成したので、下流側配管部13を通過してテーパ配管部14に流入した排気ガスに対し、テーパ配管部14の勾配に沿った流れを生じさせることができる。したがって、排気ガス後処理装置において、SCR触媒5に対してアンモニアを均一な分布状態で供給することが可能となる。
ミキサー6において、複数の第1のフィン21が配列された列と複数の第2のフィン22が配列された列とを一列ずつ交互に配置したので、下流側配管部13の内部において、互いに異なる方向への排気ガスの流れが交互に隣り合って生じ、アンモニアが効率よく排気ガス中に分散される。
また、下流側配管部13は円筒状であるため、ミキサー6を通過して下流側配管部13の内周面13aに衝突した排気ガスに周方向に沿った流れが与えられ、アンモニアがさらに効率よく排気ガス中に分散される。
また、下流側配管部13は円筒状であるため、ミキサー6を通過して下流側配管部13の内周面13aに衝突した排気ガスに周方向に沿った流れが与えられ、アンモニアがさらに効率よく排気ガス中に分散される。
本実施の形態において、ミキサーの前面には平板状の3つの分散部材が設けられたが、この構成に限定するものではない。分散部材の形状や数及び設置位置は、噴射ノズルとミキサーとの位置関係に応じて適宜変更され得るものであり、例えば、1つの分散部材をミキサーから離間して配置し、排気管の内周面で支持することも可能である。また、本発明は分散部材を設けることに限定するものでもなく、例えば噴射ノズルがミキサーの全面に対して尿素水を噴射可能であれば、ミキサーのみによって尿素水が十分に分散されるため、分散部材を省略することも可能である。
本実施の形態において、ミキサーの第1のフィン及び第2のフィンは一列ずつ交互となるように配置されたが、これらのフィンの配置を限定するものではない。第1及び第2のフィンは、通過する排気ガスの流れの角度を変更可能であればよいため、例えば、第1のフィンの列と第2のフィンの列とを2列ずつ交互に配置することや、その他の配置とすることも可能である。
1 ディーゼルエンジン(内燃機関)、2 排気管、4 噴射ノズル(還元剤噴射装置)、5 SCR触媒(還元触媒)、6 ミキサー(混合部材)、13 下流側配管部(ストレート配管部)、14 テーパ配管部、21 第1のフィン、22 第2のフィン。
Claims (5)
- 内燃機関から排出された排気ガスが流通する排気管と、
前記排気管の内部に還元剤を噴射する還元剤噴射装置と、
前記還元剤噴射装置の下流側に配置され、前記排気ガスと前記還元剤とを反応させて前記排気ガスを浄化する還元触媒と、
互いに平行となるように配列されるとともに通過する前記排気ガスの流れを互いに逆向きとなる所定の角度に傾かせる複数の第1のフィン及び複数の第2のフィンを有し、前記還元剤噴射装置と前記還元触媒との間に配置される混合部材と
を備え、
前記混合部材と前記還元触媒とを、直線状に延びるストレート配管部、及び上流側から下流側に向かって広くなるように形成されたテーパ配管部を順次介して接続した排気ガス後処理装置において、
前記角度をα、前記ストレート配管部の内径をD、前記ストレート配管部の長さをLとしたときに、
D/2×cotα≦L≦3/2×D×cotα
を満たすことを特徴とする排気ガス後処理装置。 - 前記混合部材には、複数の前記第1のフィンが配列された列と複数の前記第2のフィンが配列された列とが一列ずつ交互に配置される請求項1に記載の排気ガス後処理装置。
- 前記ストレート配管部は円筒状である請求項1または2に記載の排気ガス後処理装置。
- 前記テーパ配管部が広がる勾配は、前記角度αより小さい請求項1〜3のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置。
- 前記角度αは45°である請求項1〜4のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置。
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-
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- 2011-06-15 JP JP2011133297A patent/JP2013002337A/ja not_active Withdrawn
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