JP2012532549A - スピーカーの電源投入または電源切断の二重積分法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】オーディオサブシステムを含む装置であって、前記電源投入周期中に、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーアップ信号を発生する波形発生回路を有し、前記パワーアップ信号は、前記電源投入周期の第1サブ周期中、正の2階微分を有し、前記電源投入周期の第2サブ周期中、負の2階微分を有し、前記第1サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及び、前記第2サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及ぶ装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、スピーカーの電源投入または電源切断に関するものである。
いくつかの実施形態では、スピーカーを駆動するようにパワーアンプのスイッチがオンにされた時、パワーアンプは、電源投入時の過度応答(transient)を出力する可能性があり、スピーカーで聞こえるポップまたはクリック音(pop or click sound)を発生することがある。同様に、電源切断時の過度応答は、パワーアンプのスイッチがオフにされた時、発生される可能性があり、スピーカーで聞こえるポップまたはクリック音を発生することがある。例えば、携帯電話などの携帯機器は、しばしば通常動作モードと待機モードを繰り返して電力を節約するため、携帯機器が待機モードと通常動作モード間を切り替える時、ポップまたはクリック音を発生することがある。例えば、ホームステレオのシステムなどの非携帯機器も、電源投入時または電源切断時にポップまたはクリック音を発生させることがある。
一般的に、1つの態様において、装置は、オーディオサブシステムを含む電源投入周期中に、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーアップ信号(power-up signal)を発生する波形発生回路を有する。パワーアップ信号は、電源投入周期の第1サブ周期中、正の2階微分を有し、電源投入周期の第2サブ周期中、負の2階微分を有する。第1サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及び、第2サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及ぶ。
装置の実施は、1つ以上の下記の特徴を含む。パワーアップ信号は、電源投入周期中、接地電圧レベルからコモンモード電圧レベルに上昇する。
波形発生回路は、正の2階微分の絶対値が負の2階微分の絶対値とほぼ一致するようにパワーアップ信号を制御する。
波形発生回路は、|D1 - D2| < (|D1 + D2| / 4)となるようにパワーアップ信号を制御し、その中のD1は、第1サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示しており、D2は、第2サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示している。
波形発生回路は、制御電圧を受けて、出力信号を発生する電圧制御電流源を含み、入力電圧は、第1サブ周期中のパワーアップ信号と比例し、波形発生回路は、電圧制御電流源の出力電流と比例する電流を用いて、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御する。
オーディオサブシステムは、スピーカードライバを含み、パワーアップ信号は、パワーアップ信号の波形に対応する波形を有するように、スピーカードライバを制御して電気信号を発生する。
波形発生回路は、パワーアップ信号を発生するデジタル制御電圧源を含み、デジタル制御電圧源は、電源投入周期の第1サブ周期中、パワーアップ信号が正の2階微分を有するようにプログラムされている。
波形発生回路は、パワーアップ信号としきい値の比較に基づいてパワーアップ信号を制御し、正の2階微分を有するパワーアップ信号と負の2階微分を有するパワーアップ信号間を切り替える。
波形発生回路は、パワーアップ信号としきい値の比較に基づいてスイッチを制御し、始動電圧を保持するように用いられるコンデンサの端子をコモンモード電圧と等しい電圧レベルを有する定電圧源に接続する。
波形発生回路は、第1サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分が第1サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分の平均値に対して50%以下で変化するようにパワーアップ信号を制御する。
波形発生回路は、第2サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分は、第2サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分の平均値に対して50%以下で変化するようにパワーアップ信号を制御する。
オーディオサブシステムは、電源投入周期後、オーディオ信号を用いてスピーカーを駆動するように構成される。
波形発生回路は、電源切断期間中、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーダウン信号(power-down signal)を発生する。パワーアップ信号は、電源切断周期の第1サブ周期中、負の2階微分を有し、電源切断周期の第2サブ周期中、正の2階微分を有する。第1サブ周期は、電源切断周期の少なくとも4分の1に及び、第2サブ周期は、電源切断周期の少なくとも4分の1に及ぶ。
パワーダウン信号は、電源切断周期中、コモンモード電圧レベルから接地電圧レベルに下降する。
波形発生回路は、第1サブ周期中のパワーダウン信号の2階微分が第1サブ周期中のパワーダウン信号の2階微分の平均値に対して50%以下で変化するようにパワーダウン信号を制御する。
波形発生回路は、第2サブ周期中のパワーダウン信号の2階微分は、第2サブ周期中のパワーダウン信号の2階微分の平均値に対して50%以下で変化するパワーダウン信号を制御する。
一般的に、もう1つの態様において、オーディオサブシステムを含む装置は、電源切断期間中、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーダウン信号を発生する波形発生回路を有する。パワーアップ信号は、電源切断周期の第1サブ周期中、負の2階微分を有し、電源切断周期の第2サブ周期中、正の2階微分を有する。第1サブ周期は、電源切断周期の少なくとも4分の1に及び、第2サブ周期は、電源切断周期の少なくとも4分の1に及ぶ。
一般的に、もう1つの態様において、オーディオサブシステムを含む装置は、電源投入周期中に、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーアップ信号を発生する波形発生回路を有し、パワーアップ信号は、電源投入周期の第1サブ周期中、正の2階微分を有し、電源投入周期の第2サブ周期中、負の2階微分を有する。パワーアップ信号の2階微分は、電源投入周期の第1部分で、2階微分の平均値の50%以下を超えず、電源投入周期の第2部分で、2階微分の平均値の50%以下を超えない。
一般的に、もう1つの態様において、その方法は、オーディオサブシステムの電源投入周期中に、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーアップ信号を用いるステップを含む。パワーアップ信号は、電源投入周期の第1サブ周期中、正の2階微分を有し、電源投入周期の第2サブ周期中、負の2階微分を有する。第1サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及び、第2サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及ぶ。オーディオ信号は、電源投入周期後、オーディオサブシステムからスピーカーに送信される。
方法の実施は、1つ以上の下記の特徴を含む。方法は、|D1 - D2| < (|D1 + D2| / 4)となるようにパワーアップ信号を制御するステップを含み、その中のD1は、第1サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示しており、D2は、第2サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示している。
方法は、パワーアップ信号としきい値の比較に基づいて、正の2階微分を有するパワーアップ信号と負の2階微分を有するパワーアップ信号間のパワーアップ信号を切り替えるステップを含む。
方法は、オーディオサブシステムの電源切断周期中に、スピーカーを駆動するパワーダウン信号を用いるステップを含み、パワーダウン信号は、電源切断周期の第1サブ周期中、正の2階微分を有し、電源切断周期の第2サブ周期中、負の2階微分を有し、第1及び第2サブ周期は、それぞれ電源投入周期の少なくとも4分の1に及ぶ。
方法は、第1サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分は、第1サブ周期中のパワーアップ信号の2階微分の平均値に対して50%以下で変化するようにパワーアップ信号を制御するステップを含む。
本態様、システム、及び方法の利点は、1つ以上の下記を含み得る。AC結合スピーカーは、電源投入及び電源切断時に、鋭いクリックまたはポップ音よりむしろ、こもり音を発生する。大型の結合コンデンサは、電源投入及び電源切断時に、大きなクリックまたはポップ音を生じることなく、低カットオフ周波数を提供するのに用いられ得る。
スピーカーのコーンの偏向(deflection)対スピーカーのコイルの電流を表すグラフである。 AC結合スピーカーを駆動する例示的なオーディオサブシステムの図である。 電源投入時の例示的な電流波形を表すグラフである。 電源投入時の例示的な電圧波形を表すグラフである。 電源切断時の例示的な電流波形を表すグラフである。 例示的な電源投入/切断の波形発生回路の図である。 オーディオサブシステムの例示的な信号のタイミング図を表している。 例示的な電圧波形を表すグラフである。 例示的な電流波形を表すグラフである。 1対のAC結合スピーカーを有する例示的なシステムの図である。
電源投入または電源切断時の過度応答波形発生器は、スピーカーアンプの電源投入または電源切断時のポップまたはクリックノイズを減少するようにスピーカーを駆動できるように提供される。AC結合スピーカーが接地(例えば0V)からコモンモードレベルに駆動される電源投入周期中、電源投入周期の前半、ほぼ一定速度で増加する電流がスピーカーのコイルを駆動するのに用いられ、電源投入周期の後半、ほぼ一定速度で減少する電流がスピーカーのコイルを駆動するのに用いられる。同様に、AC結合スピーカーがコモンモードレベルから接地(例えば0V)に駆動される電源切断周期中、電源切断周期の前半、ほぼ一定速度で増加する電流がスピーカーのコイルを駆動するのに用いられ、電源切断周期の後半、ほぼ一定速度で減少する負電流がスピーカーのコイルを駆動するのに用いられる。この方法で、スピーカーのコーン(cone)は、突然動くことがなく、ほぼ一定速度で動き、電源投入または電源切断周期中、鋭いクリックまたはポップ音よりむしろ、こもり音を発生する。
概要
いくつかの実施では、スピーカーは、永久磁石によって発生される定磁場に位置されるコイルによって形成される電磁石を含む。コイルは、スピーカーのコーンに接続される。コイル中に流れる電流を変えることで、電磁石によって発生される電場は、永久磁石によって発生される電場と相互作用し、コイルが押される、または引かれる。次いで、コイルは、スピーカーのコーンを押して、または引いて、スピーカーの前の空気を振動させ、音波を発生する。電流信号の周波数と振幅は、コイルが動く速度と距離を決定し、同様にスピーカーのコーンによって発生された音波の周波数と振幅を決定する。
図1を参照下さい。曲線10に表されるように、スピーカーのコーンは、スピーカーのコイルの電流量に比例して動く。電流がスピーカーのコイルで変わった時、スピーカーのコーンは、動き、音を発生する。コーンの動きの速度は、周波数と振幅の情報の両方を伝えることができる。
図2を参照下さい。いくつかの実施例では、オーディオサブシステム90は、結合コンデンサC 104によってスピーカー100を駆動する。スピーカー100は、インピーダンスRを有するスピーカーコイル108を有する。このスピーカーの構成は、“AC結合スピーカー”と呼ばれる。スピーカーコイル108は、一端が接地102に接続され、もう一端が結合コンデンサC 104に接続される。AC結合スピーカーの利点は、スピーカーコイル108のもう1つ側(入力信号を直接受けない側)をコモンモードレベルにバイアスする必要なく、コモンモードオフセット(offset)がスピーカーによって更なる電力消費を引き起こさないことである(DC電流が結合コンデンサC 104によってブロックされるため)。AC結合スピーカーのもう1つの利点は、スピーカーのもう1つ側(入力信号を直接受けない側)をコモンモードレベルに駆動する必要なく、シリコン面積(集積回路の)及び電流を節約することである。スピーカー100は、例えばヘッドホーンまたはイヤーホーンの一部、または例えば携帯電話、デジタルレコーダー、携帯ラジオ、または音楽プレーヤーなどの携帯機器中に取り付けられることができ、またはスピーカーを例えばホームシアターシステム(home entertainment system)などの携帯型でない機器で駆動することができる。
AC結合スピーカーのハイパスコーナーは、下記の式により与えられる。
fc = 1/(2*pi*R*C)
以下の表1は、種々のスピーカーインピーダンスに用いる種々のカットオフ周波数を得るのに必要なコンデンサを表している。

表1. スピーカーインピーダンス及びハイパスカットオフに必要なコンデンサ
--------------------------------------------------------------------------
16 ohms 32 ohms
20Hz 500μF 250μF
100Hz 100μF 50μF
300Hz 33μF 16μF
コンデンサを流れる電流は、以下の式により与えられる。
i = C * d / dt * Vc(t)
この式は、スピーカーコイル108のインピーダンスRによって引き起こされるダンピングを無視(neglect)するが、Rが小さく(数十オーム)、スピーカーにかかる電圧が小さいままであるため、1次近似にはよい。
スピーカーコイル108の電流は、コンデンサに印加される電圧の変化率、及びコンデンサ自体の大きさと比例する。より品質の高いオーディオシステムは、同じスピーカーインピーダンスに対してクリック音が更に大きい、より低いカットオフ周波数を有するスピーカーを用いることができる。許可される電源投入または電源切断時間、必要なコンデンサの大きさと、所定のスピーカーに発生されるクリックの可聴との間にトレードオフがある。
オーディオサブシステム90の電源投入後、スピーカードライバ92の出力は、スピーカードライバ92のコモンモードレベルに引き上げられ、スピーカードライバ92に、コモンモードレベルの上下にスイングする電圧信号を用いて、スピーカーを駆動させる。スピーカードライバ92が出力を0Vからコモンモードレベルに突然駆動した場合、大きな電圧ステップ(step)がコンデンサCに印加され、電圧ステップの傾き(slope)がスピーカードライバ92のスルーレート(slew rate)によって制限される。その結果、非常に短い時間中でスピーカーコイル108に流れる大きな電流のステップがある可能性がある。これはスピーカーコーンに大きな動きを持たせることになり、コーンの移動速度も大きくなる。これらの影響は、電源投入時に組み合わさって大きなクリックまたはポップ音を形成する。
クリック音の音量は、スピーカーコイル108の電流の変化率と比例する。クリック音を減少するために、いくつかの実施では、オーディオサブシステム90は、スピーカーに印加される電流の絶対変化率(absolute rate of change)が電源投入時にほぼ一定となるように構成される。所定の時間中にオーディオサブシステム90の出力端子をコモンモードレベルに駆動するのに十分である時、絶対変化率も最小に保持される。
オーディオサブシステム90は、少なくとも1つのスピーカードライバ92、電源投入/切断波形発生回路94、及び電圧制御電流バイアス(bias)96を含む。スピーカードライバ92は、AC結合スピーカー100を駆動する出力信号200を発生する。いくつかの例では、スピーカードライバ92は、デジタル制御のゲイン(gain)を有する。電源投入/切断波形発生回路94は、電源投入及び電源切断周期中、出力信号200のコモンモード電圧レベルを制御する電圧信号202を発生する。プルダウン(pull-down)スイッチ98は、電源切断周期後、出力電圧200を接地電圧に引き下げるのに用いられる。
電源投入周期中、次の事象が生じる。スピーカードライバ92の交流(AC)ゲインは、ミュートに設定され、不要なノイズを減少する。プルダウンスイッチ98は、開放(open)され、スピーカードライバ92の出力が接地に接続されなくなる。電源投入/切断波形発生回路94は、動作を始め、コンデンサC 146を充電して、電圧信号202を0Vから所望のコモンモード電圧レベルに上昇させる。電圧波形の2階微分の絶対値は、電源投入周期中、ほぼ一定である。これに対応して、スピーカードライバ92は、信号202と同じ波形を用いて電圧信号200を0Vから所望のコモンモード電圧レベルに駆動する。
後述のように、電源投入周期中、このような電圧波形がAC結合スピーカー100を駆動するように用いられる時、オーディオサブシステム90の電力投入時のクリックまたはポップノイズは、減少され得る。電圧信号202も電圧制御電流バイアス96に送られ、バイアス電流204を制御し、電源投入周期中に0から好適なバイアス電流レベルに徐々に上昇させる。電源投入周期の後、信号200の電圧は、所望のコモンモード電圧レベルにあり、所望のスピーカードライバのゲインは、スピーカードライバ92に適用され、スピーカードライバ92は、入力オーディオ信号206に基づき、スピーカー100を駆動する。
電源切断周期中、スピーカードライバ92のACゲインは、再度ミュートに設定され、不要なノイズを減少する。電源投入/切断波形発生回路94は、コンデンサC1 146を放電し、電圧信号202をコモンモード電圧レベルから電圧波形の2階微分の絶対値がほぼ一定である0Vに降下させる。これに対応して、スピーカードライバ92は、信号202と同じ波形を用いて電圧信号200をコモンモード電圧レベルから0Vに駆動する。
このような電圧波形がAC結合スピーカー100を駆動するように用いられる時、オーディオサブシステム90の電力切断時のクリックまたはポップノイズは、減少され得る。電圧制御電流バイアス96も電源切断周期中にコモンモードバイアス電流レベルから0に降下させる。電源切断周期の終了間近に、プルダウンスイッチ98は、閉鎖(closed)され、出力電圧信号200を接地に引き下げる。
図3は、電源投入周期Tpowerup中にスピーカー100を駆動するように用いられ得る電流の例示的な波形110を表している。この例では、電流は、電源投入周期の前半112ではI_peakに達するまで、一定速度で増加し、電源投入周期の後半114では一定速度で減少する。スピーカーのコーンは、電源投入の終了時に元の位置に戻るため、両方向で同等に偏向(deflect)できる。これは、電源投入時のクリックのエネルギーを電源投入周期全体に拡散する。周波数スペクトルに現れるクリックのエネルギーが低いほど、聴取者は、電源投入時のクリックを聞き難くなる。
いくつかの実施形態では、オーディオサブシステム90は、約100msで電源投入するように構成されてスピーカー100を駆動する準備をして任意のオーディオ信号を出力する。これは、電源投入後、スピーカーからの音楽または音声を聞く前に、ユーザーは、100msだけ待たなければならないということである。
波形110は、最小の電源投入のクリックを提供するスピーカー100を駆動する電流分布を表している。電流の絶対変化率は、一定であり、且つコモンモードレベル及び許可される電源投入時間によって決まる。コモンモードレベルが大きいほど、または許可される電源投入時間が少ないほど、電流の変化率と聞こえるクリック音が大きくなる。
結合コンデンサC 104(図2)及びスピーカーコイル108は、コンデンサC 104とスピーカーコイル108全体に印加される電圧波形のための微分器と類似の機能をするハイパスフィルターを形成する。よって、電流波形を積分(integrate)し、電圧波形を得ることができる。
電流波形は、
i(t) = α * t
で与えられ、
0<t<Tpowerup/2であり、その中のαは、電流対時間の曲線の傾きであり、且つ、
i(t) = α * Tpowerup / 2 - α * (t - Tpowerup/2) = α * Tpowerup - α * t
であり、Tpowerup/2<t<Tpowerupである。
波形I(t)の積分(integral)は、
v(t) = 1/2 * α * t2
で与えられ、
0<t<Tpowerup/2であり、且つ
v(t) = K + α * Tpowerup * t - 1/2 * α * t2 であり、
Tpowerup/2<t<Tpowerupである。
境界条件は、v(Tpowerup/2) = 1/8 * α * Tpowerup2である。よって、
K = -1/4 * α * Tpowerup2 であり、
且つ
v(t) = -1/4 * α * Tpowerup2 + α * Tpowerup * t - 1/2 * α * t2 である。
図4は、電源投入時に結合コンデンサ104及びスピーカー100に印加される電圧波形120を表している。波形120は、正の定数の2階微分(即ちα)を有する第1部分122、及び負の定数の2階微分(即ち‐α)を有する第2部分124を有する。この電圧分布は、所定のAC結合コンデンサ、コモンモードレベル、及び電源投入時間に最小の電源投入のクリックを提供する。
図5は、電源切断周期Tpowerdown中にスピーカー100を駆動するように用いられ得る電流の例示的な波形210を表している。この例では、電流は、電源切断周期の前半212では、一定速度で減少し、電源切断周期の後半214では一定速度で増加する。スピーカーのコーンは、電源切断周期の終了時に元の位置に戻るため、電源切断後に音を発生することがない。これは、電源切断時のクリックのエネルギーを電源切断周期全体に拡散する。周波数スペクトルに現れるクリックのエネルギーが低いほど、聴取者は、電源投入時のクリックが聞き難くなる。
いくつかの実施形態では、オーディオサブシステム90は、約100msで電源切断するように構成されるため、システムは、100msの後でオフにされることができる。波形210は、最小の電源切断のクリックを提供するスピーカー100を駆動する電流分布を表している。電流の絶対変化率は、一定であり、且つコモンモードレベル及び許可される電源切断時間によって決まる。コモンモードレベルが大きいほど、または許可される電源切断時間が少ないほど、電流の変化率と聞こえるクリック音が大きくなる。
図6を用いて説明する。いくつかの実施では、電源投入/切断波形発生回路94は、制御電圧V1を受けて、信号線136上の電流信号I1を制御する電圧制御電流源(VCCS)132を含む。電流I1と電圧V1は、電源投入周期中、関係I1=bataV1を有し、電源切断周期中、関係I1=−1bataV1を有する。ここでは、bataは、VCCSのゲインである。制御論理回路144は、Up/Down信号236をVCCS132に提供し、電源投入周期であるか、または電源切断周期であるかを示す。
電源投入周期の開始時に、起動(activation)信号(図7)は、論理(logic)HIGHに変わる。起動信号は、電源投入/切断波形発生回路94、スピーカードライバ92、及び電圧制御バイアス発生器96に送信される。制御論理回路144は、Up/Down信号236を論理HIGHに設定する。制御論理回路144は、“+1”状態を有する制御信号234をスイッチSW3 220及びSW4 222に送信して、スイッチSW3 220を閉鎖させ、スイッチSW4 222を開放させる。これにより、出力ノード106上の出力電圧Vrefは、VCCS132を制御する制御電圧V1として提供される。出力ノード106は、スピーカードライバ92のコモンモード入力に接続される(図2)。制御論理回路144は、制御信号SW2 256を送信し、スイッチSW2 254を開放する。
始動(start-up)電流源140は、微小電流I_startupをVrefノード106に出力し、回路94を始動する。参照(reference)コンデンサC1 146は、電流源140からの電荷を積分するため、ノード106にある出力電圧Vrefが増大し、ライン136上の電流I1を増大させる。
参照コンデンサ146は、電流源I_startup140及びVCCS132からの電荷を積分する。ノード106にある電圧Vrefは、以下の式により与えられる。
Vref = (I * t) / C,
その中のIは、始動電流源140及びVCCS132からの電流を含む。電圧制御電流源132は、電流I1がV1と比例するように制御し、V1は、ノード106上のVref電圧と等しい。出力電圧Vrefは、出力電流I1が増大した時、増大し、出力電流I1を更に増大させ、コンデンサC1 146及びVCCS132のゲインで設定された時定数の正のフィードバックとなる。
VCCS132からの電流は、
Figure 2012532549
により与えられ、その中のベータは、VCCSゲインであり、Cは、コンデンサC1 146の容量である。電流I_startupは、ほとんどの電源投入周期でI1に比べると小さいため、上述の近似で無視することができる。この電流は、参照コンデンサC1 146で積分され、ノード106の電圧Vrefは、
Vref = (beta * I1 * t^2) / (2 * C) (式2)
である。
出力電圧Vrefは、始動電流源140及びVCCS132からの電流により、時間とともに参照コンデンサC1 146上に蓄積された電荷に依頼する。これは上述の二乗則に与えられる。
制御論理回路144は、マルチプレクサ選択信号(“Mux Selection”)238をマルチプレクサ240に提供し、Vref及び以下の信号、VDD/4、VDD/2、及びGND+deltaの1つを選択する。その中のVDDは、電源電圧であり、デルタは、微小電圧である。VDD/2、VDD/4、及びGND+deltaは、抵抗ストリングを用いることによって発生されることができ、電源電圧VDDを分圧する。選択された信号は、比較器242に伝送される。電源投入周期の第1部分では、Vrefは、0Vから開始し、増大する。制御論理回路144は、マルチプレクサ選択信号238を制御し、マルチプレクサ240にVref及びVDD/4を比較器242に送信させる。
VCCS132は、電流I1を増大させ、参照コンデンサC1 146は、電荷を積分し、ノード106上の出力電圧Vrefは、VrefがほぼVDD/4に達するまで増大する。VrefがVDD/4と等しくなった時、比較器242は、信号244を制御論理回路144に送信し、制御論理回路144は、制御信号234を“−1”に変える。これは、スイッチSW3 220を開放させ、スイッチSW4 222を閉鎖させ、制御電圧V1が増幅器224によって駆動されるようにする。
増幅器224は、参照電圧VDD/4を受ける正の入力端子226を有する。増幅器224は、抵抗器230aと230bでできた電圧分圧器のノードからの電圧を受ける負の端子228を有する。この例では、抵抗器230aと230bは、同等の抵抗を有する。この構成は、電流I1の傾きを負に変える(即ち、I1は、時間とともに減少する)。電圧の増大に伴い、電流I 1は降下する。これは、出力電圧VrefがVDD/2に上昇した時、制御電圧V1が0Vで駆動されるようにする。電流I 1は、図3の波形110と同様な波形を有する。
この例では、コモンモードレベルは、VDD/2であるように選択され、電流の傾きを正から負に変える、制御信号234の切り替え(toggle)を“+1”状態から“−1”状態に動作させるしきい値は、コモンモードレベルまたはVDD/4の半分に設定される。
制御論理回路144は、マルチプレクサ選択信号238を制御し、マルチプレクサ240にVref信号及びVDD/2信号を選択させ、選択された信号は比較器242に送信される。Vref信号がVDD/2に達した時、比較器242は、信号244を制御論理回路144に送信し、制御論理回路144は、参照信号Vrefが所望のコモンモード電圧レベルに上昇されたことを示すDONE信号246を送信する。DONE信号246は、スイッチSW1 248を閉鎖させ、ノード106を抵抗器252a及び252bを含む分圧器のノード250に接続する。この例では、抵抗器252a及び252bは、同等の抵抗を有するため、ノード250は、スイッチSW1 248を閉鎖する前のノード106と同等の電圧である、電圧VDD/2を有する。
いくつかの例では、始動電流源140、VCCS132、及び他の構成部品がオフにされる。オーディオサブシステム90は、スピーカー100を駆動し始め、所望のオーディオ信号を発生する。
スイッチSW3 220及びSW4 222は、スイッチSW3 220が開放された時、スイッチSW4 222が閉鎖され、且つスイッチSW3 220が閉鎖された時、スイッチSW4 222が開放されるように構成される。この例では、制御論理回路144は、制御信号234を制御して電源投入周期の第1部分(例えば、ほぼ前半)で、スイッチSW3 220を閉鎖して、スイッチSW4 222を開放し、且つ電源投入周期の第2部分(例えば、ほぼ後半)で、スイッチSW3 220を開放して、スイッチSW4 222を閉鎖するように制御する。
電源切断周期中、制御論理回路144は、DONE信号246を切り替え、スイッチ248を開放し、ノード250からノード106の接続を切る。制御論理回路144は、制御信号234を“−1”状態に切り替え、電源切断周期の第1部分(例えば、ほぼ前半)で、スイッチSW3 220を開放させ、スイッチSW4 222を閉鎖させる。制御電圧V1は、増幅器224によって駆動される。制御論理回路144は、Up/Down信号236を論理LOWに変えるため、VCCS132は、負のゲイン、即ち−1bataV1を有する。これは、出力電圧Vrefをコモンモード電圧レベルVDD/2から減少させる。電流I1は、負であるため、電荷がコンデンサC1 146から放電される。電流I1は、電源切断周期の第1部分で負の傾きを有するため、電流は、この周期中で約、一定速度に減少する。
制御論理回路144は、マルチプレクサ選択信号238を制御し、マルチプレクサ240にVref及びVDD/4信号を選択させる。比較器242は、VrefがVDD/4と等しいと検出した時、比較器242は、信号244を制御論理回路144に伝送し、制御信号234を切り替え、“+1”状態に変える。これは、電源切断周期の第2部分(例えば、ほぼ後半)で、スイッチSW3 220を閉鎖させ、スイッチSW4 222を開放させる。制御電圧V1は、出力電圧Vrefに接続される。電流I1は、制御電圧V1がゼロに降下した時、徐々にゼロに減少する。
制御論理回路144は、マルチプレクサ選択信号238を制御し、マルチプレクサ240にVref信号及びGND+delta信号を選択させる。比較器242は、Vref信号がGND+deltaに降下されたと検出した時、制御論理回路144は、制御信号SW2 256を切り替え、スイッチSW2 254を閉鎖し、Vref信号を接地電圧レベルに引き上げる。この構成を用いて、電流I1は、電源切断時に図5に示された波形と同様な波形を有する。
図7は、図6の電源投入/切断波形発生回路94の信号を含むオーディオサブシステム90の例示的な信号のタイミング図を表している。この例では、時間t0で、起動信号は、論理highに変わり(306)、電源投入/切断波形発生回路94、スピーカードライバ92、及び電圧制御バイアス発生器96に信号が送信され、電源を入れる。Up/Down信号236は、論理highに変わり(308)、VCCS132に正のゲインを有するようにさせる。第1スイッチSW1 248に印加された制御信号は、論理lowに設定され(330)、第1スイッチSW1 248を開放し、抵抗器252a及び252bからコンデンサC1の接続を切る。第2スイッチSW2 254に印加された制御信号は、論理lowに変わり(310)、スイッチSW2 254を開放し、コンデンサC1が充電されるようにする。
第3スイッチSW3 220に印加された制御信号は、論理highに設定され(326)、第3スイッチSW3 220を閉鎖する。第4スイッチSW4 222に印加された制御信号は、論理lowに設定され(328)、第4スイッチSW4 222を開放する。出力電圧Vrefは、制御電圧VがVCCS132を制御するように提供される。
プルダウン信号302は、プルダウンスイッチ98(図2)を切る論理lowに変えられるため(312)、プルダウンスイッチ98は、電源投入時に出力電圧を接地電圧に引き下げる。スピーカードライバ92のACゲイン304は、ミュートに設定される(314)。マルチプレクサ240は、信号VDD/4を選択し(316)、出力電圧Vrefと比較する。第1電源投入サブ周期318中、出力電圧Vrefは、0Vから約VDD/4に増大し、その中のVrefの2階微分は、ほぼ一定である。
時間t1では、出力電圧Vrefは、VDD/4に達し、マルチプレクサ240は、信号VDD/2を選択し(320)、出力電圧Vrefと比較する。第3スイッチSW3 220に印加された制御信号は、論理lowに変えられ(322)、第3スイッチSW3 220を開放する。第4スイッチSW4 222に印加された制御信号は、論理lowに変えられ(324)、第4スイッチSW4 222を閉鎖する。これは、制御電圧V1が増幅器224で駆動されるようにする。第2電源投入サブ周期326中、出力電圧Vrefは、VDD/4からほぼVDD/2に増大し、その中のVrefの2階微分は、ほぼ一定である。
時間t2では、出力電圧Vrefは、VDD/2に達し、第1スイッチSW1 248に印加された制御信号は、論理highに変わる(328)。これは、コンデンサC1 146が抵抗器252a及び252bに接続されるようにする。次いで、所望のスピーカードライバのゲインがスピーカードライバ92に印加される(330)。
電源切断周期の開始の時間t3の少し前に、スピーカードライバ92のACドライバは、再度ミュートに設定される(332)。時間t3では、Up/Down信号236は、論理lowに変えられ(334)、VCCS132は、負のゲインを有する。マルチプレクサ240は、信号VDD/4を選択し(338)、出力電圧Vrefと比較する。第1電源切断サブ周期340中、出力電圧Vrefは、VDD/2から約VDD/4に減少し、その中のVrefの2階微分は、ほぼ一定である。
時間t4では、出力電圧Vrefは、VDD/4に達し、マルチプレクサ240は、信号GND+deltaを選択し(342)、出力電圧Vrefと比較する。第3スイッチSW3 220に印加された制御信号は、論理highに変えられ(344)、第3スイッチSW3 220を閉鎖する。第4スイッチSW4 222に印加された制御信号は、論理lowに変えられ(346)、第4スイッチSW4 222を開放する。これは、制御電圧V1が出力電圧Vrefに接続されるようにする。第2電源切断サブ周期348中、出力電圧Vrefは、VDD/4から接地+デルタ近くに減少し、その中のVrefの2階微分は、ほぼ一定である。
時間t5では、電源切断周期の終了時に、起動信号は、論理lowに変えられ(350)、電源投入/切断波形発生回路94、スピーカードライバ92、及び電圧制御バイアス発生器96に信号が送信され、電源を切る。第2スイッチSW2 254に印加された制御信号は、論理highに変えられ(352)、第2スイッチSW2 254を閉鎖し、Vref信号を接地電圧レベルに引き下げる(356)。プルダウン信号302は、プルダウンスイッチ98(図2)を入れる論理highに変えられるため(354)、プルダウンスイッチ98は、電源切断後に出力電圧を接地電圧に引き下げる。
図8Aは、電源投入/切断波形発生回路94から出力された電圧Vrefの例示的な模擬波形260を表すグラフ274である。波形260を発生するデータは、シミュレーションによって得られる。電源投入周期262中、電圧Vrefは、0Vから約1.25Vのコモンモード電圧レベルに上昇する。電源投入周期262のほぼ前半では、波形260の部分266は、正の2階微分を有する。電源投入周期262のほぼ後半では、波形260の部分268は、負の2階微分を有する。
電源投入周期264中、電圧Vrefは、約1.25Vのコモンモード電圧レベルから0Vに降下する。電源切断周期264のほぼ前半では、波形260の部分270は、負の2階微分を有する。電源切断周期264のほぼ後半では、波形260の部分272は、正の2階微分を有する。
図8Bは、スピーカードライバ92によって、AC結合スピーカー100に提供された電流の例示的な模擬波形282を表すグラフ280である。波形260を発生するデータは、シミュレーションによって得られる。電流は、電源投入周期262中で正であり、電源切断周期264中で負である。電源投入周期262のほぼ前半では、電流は、0から最大電流レベルに上昇する。波形282の部分284は、正の傾き(または正の1階微分)を有する。電源投入周期262のほぼ後半では、電流は、最大電流レベルから0に降下する。波形282の部分286は、負の傾き(または負の1階微分)を有する。
電源切断周期264のほぼ前半では、電流は、0から最小電流レベルに降下する。波形282の部分288は、負の傾き(または負の1階微分)を有する。電源投入周期264のほぼ後半では、電流は、最小電流レベルから0に上昇する。波形282の部分290は、正の傾き(または負の1階微分)を有する。
電源投入周期262中の波形282の部分284及び286は、図3に示された波形110の対応部分と同様である。電流波形の部分284及び286の傾きは、上述の式1及び2が高次効果を無視する(neglect higher order effects)オーディオシステム90及びスピーカー100の近似モデルに基づいているため、完全に一定ではない。
いくつかの実施では、電源投入周期中、電源投入/切断波形発生回路94は、電流波形の部分284の傾きを比較的一定に保持するため、電流波形の部分284の1階微分は、波形の部分284の1階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御することでスピーカー100を駆動するのに用いられる電流を制御するため、電流波形の部分266(図7A)の2階微分は、波形の部分266の2階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。
同様に、電源投入/切断波形発生回路94は、電流波形の部分286の傾きを比較的一定に保持するため、電流波形の部分286の1階微分は、波形の部分286の1階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御することでスピーカー100を駆動するのに用いられる電流を制御するため、電流波形の部分268(図7A)の2階微分は、波形の部分268の2階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。
電源投入/切断波形発生回路94は、電流を制御するため、電流波形の部分284の傾きの絶対値は、電流波形の部分286の傾きの絶対値と同様である。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御するため、電圧波形の部分266の2階微分の絶対値は、電圧波形の部分268の2階微分の絶対値と同様である。正の2階微分の絶対値が負の2階微分の絶対値とほぼ一致する時、スピーカー100を流れる電流の1階微分が一致され、且つスピーカーのコーンが両方向で同じ速度で動くため、1つのサブ周期は、もう1つのサブ周期より大きな音を発生しなくなる。例えば、D1が波形部分266の2階微分の絶対平均値を示す時、D2は波形部分268の2階微分の絶対平均値を示し、|D1 - D2| < (|D1 + D2| / 4)、または好ましくは、|D1 - D2| < (|D1 + D2| / 20)となる。この方法で、スピーカーのコーン(cone)は、電源投入時、比較的同じ速度で押し引きされ、スピーカーのコーンが異なる速度で押し引きされるスピーカーを駆動するのと比べ、鋭いクリックまたはポップ音が小さくなる。
電源投入周期264中の波形282の部分288及び290は、図5に示された波形210の対応部分と同様である。電流波形の部分288及び290の傾きは、上述の式1及び2が高次効果を無視する(neglect higher order effects)オーディオシステム90及びスピーカー100の近似モデルに基づいているため、完全に一定ではない。
いくつかの実施では、電源投入周期中、電源投入/切断波形発生回路94は、電流波形の部分288の傾きを比較的一定に保持するため、電流波形の部分288の1階微分は、波形の部分288の1階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御することでスピーカー100を駆動するのに用いられる電流を制御するため、電流波形の部分266(図7A)の2階微分は、波形の部分270の2階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。
同様に、電源投入/切断波形発生回路94は、電流波形の部分290の傾きを比較的一定に保持するため、電流波形の部分290の1階微分は、波形の部分290の1階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御することでスピーカー100を駆動するのに用いられる電流を制御するため、電流波形の部分272(図7A)の2階微分は、波形の部分272の2階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。
電源投入/切断波形発生回路94は、電流を制御するため、電流波形の部分288の傾きの絶対値は、電流波形の部分290の傾きの絶対値と同様である。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御するため、電圧波形の部分270の2階微分の絶対値は、電圧波形の部分272の2階微分の絶対値と同様である。例えば、D3が波形部分270の2階微分の絶対平均値を示す時、D4は波形部分272の2階微分の絶対平均値を示し、よって、|D3- D4| < (|D3 + D4| / 4)、または好ましくは、|D3- D4| < (|D3 + D4| / 20)となる。この方法で、スピーカーのコーン(cone)は、電源切断時、比較的同じ速度で押し引きされ、スピーカーのコーンが異なる速度で押し引きされるスピーカーを駆動するのと比べ、鋭いクリックまたはポップ音が小さくなる。
図9は、1対のAC結合スピーカー100を有する例示的なシステム360の図である。システム360は、図2と同様に、電源投入/切断波形発生回路94、電圧制御電流バイアス96、及びコンデンサC1 146を含む。システム360は、システム360のAC結合スピーカー100に用いるスピーカードライバ92及びプルダウンスイッチ98を提供する。点線に表されたボックス362は、各スピーカー100に提供される構成部品を含む。この例では、2つのAC結合スピーカー100があるため、対応する2つのスピーカードライバ92及び2つのプルダウンスイッチ98がある。システム360は、各追加のAC結合スピーカー100用にスピーカードライバ92及びプルダウンスイッチ98を加えることによって、より多くのAC結合スピーカーを駆動するように構成され得る。
いくつかの例が上述されているが、他の実施および応用も以下の請求項の範囲内にある。例えば、上述の各構成部品がハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはその組み合わせに実施され得る。
電流及び電圧波形は、図6の電源投入/切断波形発生回路94を用いる以外に、他の方法を用いて発生されることができる。例えば、データ処理装置は、デジタルアナログ変換器によってアナログ電流または電圧波形に変換されるデジタル信号を出力することができる。データ処理装置から出力されたデータ信号は、アナログ電流信号ができる限り線形である上昇の傾きと下降の傾きを有する波形を有するように構成される。デジタル信号は定係数の1階微分を有するアナログ電流信号または定係数の2階微分を有する電圧信号に対応する必要はない。デジタル信号は、各種の他の構成部品の影響を考慮することができるため、DACから出力されたアナログ信号がAC結合スピーカーに印加された時、スピーカーのコイルに流れた電流は、定係数の1階微分を有する。
いくつかの実施では、電源投入周期中、電源投入/切断波形発生回路94は、電流波形の部分284の傾きを比較的一定に保持するため、電流波形の部分284の1階微分は、波形の部分284の1階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御することでスピーカー100を駆動するのに用いられる電流を制御するため、電流波形の部分266(図8A)の2階微分は、波形の部分266の2階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。
同様に、電源投入/切断波形発生回路94は、電流波形の部分286の傾きを比較的一定に保持するため、電流波形の部分286の1階微分は、波形の部分286の1階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御することでスピーカー100を駆動するのに用いられる電流を制御するため、電流波形の部分268(図8A)の2階微分は、波形の部分268の2階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。
いくつかの実施では、電源投入周期中、電源投入/切断波形発生回路94は、電流波形の部分288の傾きを比較的一定に保持するため、電流波形の部分288の1階微分は、波形の部分288の1階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御することでスピーカー100を駆動するのに用いられる電流を制御するため、電流波形の部分266(図8A)の2階微分は、波形の部分270の2階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。
同様に、電源投入/切断波形発生回路94は、電流波形の部分290の傾きを比較的一定に保持するため、電流波形の部分290の1階微分は、波形の部分290の1階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。電源投入/切断波形発生回路94は、出力電圧Vrefを制御することでスピーカー100を駆動するのに用いられる電流を制御するため、電流波形の部分272(図8A)の2階微分は、波形の部分272の2階微分の平均値に対して50%以下で、または10%以下で変化することが好ましい。

Claims (23)

  1. オーディオサブシステムを含む装置であって、
    前記電源投入周期中に、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーアップ信号(power-up signal)を発生する波形発生回路を有し、前記パワーアップ信号は、前記電源投入周期の第1サブ周期中、正の2階微分を有し、前記電源投入周期の第2サブ周期中、負の2階微分を有し、前記第1サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及び、前記第2サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及ぶ装置。
  2. 前記パワーアップ信号は、前記電源投入周期中、接地電圧レベルからコモンモード電圧レベルに上昇する請求項1に記載の装置。
  3. 前記波形発生回路は、前記正の2階微分の絶対値が前記負の2階微分の絶対値とほぼ一致するように前記パワーアップ信号を制御する請求項1に記載の装置。
  4. 前記波形発生回路は、|D1 - D2| < (|D1 + D2| / 4)となるように前記パワーアップ信号を制御し、その中のD1は、前記第1サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示しており、D2は、前記第2サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示している請求項1に記載の装置。
  5. 前記波形発生回路は、制御電圧を受けて、出力信号を発生する電圧制御電流源を含み、前記入力電圧は、前記第1サブ周期中の前記パワーアップ信号と比例し、前記波形発生回路は、前記電圧制御電流源の前記出力電流と比例する電流を用いて、前記スピーカーを駆動するのに用いられる前記電気信号を制御する請求項1に記載の装置。
  6. 前記オーディオサブシステムは、スピーカードライバを含み、前記パワーアップ信号は、前記パワーアップ信号の前記波形に対応する波形を有するように、前記スピーカードライバを制御して前記電気信号を発生する請求項1に記載の装置。
  7. 前記波形発生回路は、前記パワーアップ信号を発生するデジタル制御電圧源を含み、前記デジタル制御電圧源は、前記電源投入周期の第1サブ周期中、前記パワーアップ信号が正の2階微分を有するようにプログラムされている請求項1に記載の装置。
  8. 前記波形発生回路は、前記パワーアップ信号としきい値の比較に基づいて前記パワーアップ信号を制御し、正の2階微分を有するパワーアップ信号と負の2階微分を有するパワーアップ信号間を切り替える請求項1に記載の装置。
  9. 前記波形発生回路は、前記パワーアップ信号としきい値の比較に基づいてスイッチを制御し、前記始動電圧を保持するように用いられるコンデンサの端子をコモンモード電圧と等しい電圧レベルを有する定電圧源に接続する請求項1に記載の装置。
  10. 前記波形発生回路は、前記第1サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分が前記第1サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分の平均値に対して50%以下で変化するように前記パワーアップ信号を制御する請求項1に記載の装置。
  11. 前記波形発生回路は、前記第2サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分は、前記第2サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分の平均値に対して50%以下で変化するように前記パワーアップ信号を制御する請求項1に記載の装置。
  12. 前記オーディオサブシステムは、前記電源投入周期後、オーディオ信号を用いて前記スピーカーを駆動するように構成される請求項1に記載の装置。
  13. 前記波形発生回路は、前記電源切断期間中、前記スピーカーを駆動するのに用いられる前記電気信号を制御するパワーダウン信号を発生し、前記パワーアップ信号は、前記電源切断周期の第1サブ周期中、負の2階微分を有し、前記電源切断周期の第2サブ周期中、正の2階微分を有し、前記第1サブ周期は、電源切断周期の少なくとも4分の1に及び、前記第2サブ周期は、電源切断周期の少なくとも4分の1に及ぶ請求項1に記載の装置。
  14. 前記パワーダウン信号は、前記電源切断周期中、コモンモード電圧レベルから接地電圧レベルに下降する請求項13に記載の装置。
  15. 前記波形発生回路は、前記第1サブ周期中の前記パワーダウン信号の2階微分が前記第1サブ周期中の前記パワーダウン信号の2階微分の平均値に対して50%以下で変化するように前記パワーダウン信号を制御する請求項13に記載の装置。
  16. 前記波形発生回路は、前記第2サブ周期中の前記パワーダウン信号の2階微分は、前記第2サブ周期中の前記パワーダウン信号の2階微分の平均値に対して50%以下で変化するパワーダウン信号を制御する請求項13に記載の装置。
  17. オーディオサブシステムを含む装置であって、
    電源切断期間中、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーダウン信号を発生する波形発生回路を有し、前記パワーアップ信号は、前記電源切断周期の第1サブ周期中、負の2階微分を有し、前記電源切断周期の第2サブ周期中、正の2階微分を有し、前記第1サブ周期は、電源切断周期の少なくとも4分の1に及び、前記第2サブ周期は、電源切断周期の少なくとも4分の1に及ぶ装置。
  18. オーディオサブシステムを含む装置であって、
    電源投入周期中に、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーアップ信号を発生する波形発生回路を有し、前記パワーアップ信号は、前記電源投入周期の第1サブ周期中、正の2階微分を有し、前記電源投入周期の第2サブ周期中、負の2階微分を有し、前記パワーアップ信号の2階微分は、前記電源投入周期の第1部分で、2階微分の平均値の50%以下を超えず、前記電源投入周期の第2部分で、2階微分の平均値の50%以下を超えない装置。
  19. オーディオサブシステムの電源投入周期中に、スピーカーを駆動するのに用いられる電気信号を制御するパワーアップ信号を用いるステップを含み、前記パワーアップ信号は、前記電源投入周期の第1サブ周期中、正の2階微分を有し、前記電源投入周期の第2サブ周期中、負の2階微分を有し、前記第1サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及び、前記第2サブ周期は、電源投入周期の少なくとも4分の1に及び、且つ
    前記電源投入周期後、オーディオ信号を前記オーディオサブシステムから前記スピーカーに送信するステップを含む方法。
  20. |D1 - D2| < (|D1 + D2| / 4)となるようにパワーアップ信号を制御するステップを含み、その中のD1は、前記第1サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示しており、D2は、前記第2サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示している請求項19に記載の方法。
  21. 前記パワーアップ信号としきい値の比較に基づいて、正の2階微分を有するパワーアップ信号と負の2階微分を有するパワーアップ信号間の前記パワーアップ信号を切り替えるステップを含む請求項19に記載の方法。
  22. 前記オーディオサブシステムの電源切断周期中に、前記スピーカーを駆動するパワーダウン信号を用いるステップを含み、前記パワーダウン信号は、前記電源切断周期の第1サブ周期中、正の2階微分を有し、前記電源切断周期の第2サブ周期中、負の2階微分を有し、前記第1及び第2サブ周期は、それぞれ電源投入周期の少なくとも4分の1に及ぶ請求項19に記載の方法。
  23. |D1 - D2| < (|D1 + D2| / 4)となるようにパワーアップ信号を制御するステップを含み、その中のD1は、前記第1サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示しており、D2は、前記第2サブ周期中の前記パワーアップ信号の2階微分の絶対平均値を示している請求項19に記載の方法。
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