JP2012531704A - 光サーモスタット - Google Patents

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Abstract

本発明の基本的な考えは、光源(101)の異なる性質、例えば強度及び色温度を、前記光に暴露された例えば人などの脊椎動物(102)の生理的体温調節パラメータに影響を与えるために使用する、ということである。個人の少なくとも1つの特定の生理的体温調節パラメータ(例えば、皮膚温度)が測定され、前記パラメータの望ましい値と比較するために制御装置(103)に供される。前記光の特性はその後、前記光に暴露される前記個人の前記体温調節パラメータの実際の値を制御するように調節され得る。従って、光の異なる特性を用いて、個人の体温調節に影響を与えることができる、動的装置(100)が提供されることとなる。

Description

本発明は、脊椎動物の体温調節に影響を及ぼすための光制御装置及びシステムに関する。本発明はさらに、前記装置及びシステムによる気候(climate)制御システム及び方法に関する。
照明は室内環境を制御する1つの重要なファクタであることは知られている。光は知覚を促進し、心地よい雰囲気を作り出し、かつ我々の生物時計に強力な刺激を与えて健全な活動−睡眠サイクルを支持するものである。
人の概日(24時間)リズムは、24時間のほぼ正弦曲線状の身体の深部体温(CBT)の変動を伴うものである。前記CBT変動のピークからピークの変動は通常は0.7℃程度である。前記CBTは通常夜、自発的に目覚める約1〜2時間前に最小となる。夜の闇はホルモンメラトニンの分泌のピークを伴う。メラトニンは、人では睡眠を意味する暗さに関連する挙動を助長する。睡眠は低体温に関連付けられ、一方活動はより高体温に関連付けられる。遠位の皮膚(手足など)及び近位の皮膚(太もも、胃など)間の体温差は、睡眠の開始を促進させる。迅速な睡眠促進のために、身体が熱を身体深部から周囲へ遠位皮膚領域を用いて放出して深部体温を低下させることが必要である。このことは、体温調節が個人の睡眠を制御する手段として使用され得ることを意味する。暗闇で光に暴露させると夜のメラトニン分泌が抑制され、従ってメラトニンピークとしての体温調節への影響は通常CBTで最小を伴う。前記メラトニンレベルに影響を与えかつバイオリズムの相を変化させることで、光は体温調節に間接的に影響を持つ。
光はまた、人の体温調節に直接に影響を与えることはあまり知られていない。明るい光に暴露すると深部体温が低下するが、これは運動中であってもそうである。光源の色温度が高くなるとこの効果はより強くなる。しかしこの効果は高いレベルで飽和し得るものである。明るい光によるCBT低下効果は暴露が終了した後数時間持続され得る。日中に数時間明るい光に暴露することで、皮膚血管拡張及び前腕発汗が生じる前記CBTの閾値を下げるように見える。
日中の明るい光の暴露の後で、対象体は、寒い午後又は夕方にそれほど寒くは感じない。これらの知見は、日中に明るい光に暴露することで生じる低減された深部体温のセットポイントを意味する。低減された深部体温のセットポイントはまた、皮膚血液流へも効果を及ぼす。寒い環境では、皮膚血液流は前記CBTが低レベルを維持するために熱損失を助長するように増加されなければならない。
光強度が体温調節することが知られているだけでなく、光の色温度もまた体温調節に使用され得る。3000、5000及び7000K光を比較すると、熱い入浴(40℃)直後の直腸体温の増加は、3000Kの浴室照明下でより大きく、より高い値が入浴後も維持された。このことは、より高い色温度の光はCBTのセットポイントを低減する、ということと一致する。入浴の際に、皮膚血液流は低下されなければならない。それにより入浴からの熱吸収によるCBT増加が最小化されるからである。CBTセットポイントが低減すると、皮膚血液流はさらに深部の熱を最小化するように減少する。湯から出ると、個人の皮膚血液流は急激に増加する。これにより個人は過剰の熱を逃し、CBTがその設定ポイントへ減少することが可能となる。より低いCBTセットポイントは、入浴後皮膚血液流を増加させ、かつ湯から出た後の皮膚温度の個人の低下を低減させようとする。
結論すると、照明の強度及び色温度は、照明に晒される脊椎動物の体温調節に直接影響することが言える。科学的知見は、深部体温のセットポイントは強度及び色温度の増加に伴い減少することを示す。
US特許番号6,554,439には、自然光の強度及びスペクトルを厳密にシミュレートする自然光及び他の動的な条件を生成するための装置が開示されている。前記装置はコンピュータにより制御される種々の色の光源の集合を含む。センサが前記コンピュータと接続され、前記光源により生成される光のスペクトル品質を測定する。前記センサはこの情報を前記コンピュータに送り、前記コンピュータは前記光源を調節して前記望ましい光条件を生成させる。しかしUS6,554,439に開示された装置は、前記光源により発光される光のスペクトル品質を測定しフィードバックして、光条件を制御するために考慮するだけであり、上記体温調節に関する問題を考慮するものではない。
本発明の課題は、脊椎動物の体温調節に関し上記問題を解決又は少なくとも低減させることである。
この課題は、独立請求項に記載された本発明により達成される。好ましい実施態様は従属請求項に記載されている。
本発明の第1の側面で、脊椎動物の体温調節に影響を与えるための照明制御装置が提供され、前記装置はレシーバを含み、少なくとも1つの光源に暴露される脊椎動物の生理的体温調節パラメータを表す測定値を受け取るように構成される。さらに前記装置は、制御装置を含み、前記制御装置は、前記生理的体温調節パラメータの目標値に従い、前記光源から発光される光の性質を制御するための制御シグナルを生成するように構成される。前記制御装置はさらに、トランスミッターを含み、前記トランスミッターは、前記光源に前記制御シグナルを伝達するように構成され、そこで、前記制御された光の性質が、前記脊椎動物の前記生理的体温調節パラメータの前記実際の値を前記目標値へ近づけさせる。
本発明の第2の側面では、脊椎動物の体温調節に影響を与える方法を提供し、前記方法は、少なくとも1つの光源に暴露される脊椎動物の少なくとも1つの生理的体温調節パラメータを表す測定値を受け取るステップを含む。さらに前記方法は、前記生理的体温調節パラメータの前記測定値に応じて、前記生理的体温調節パラメータの目標値に従う前記光源から発光される光の性質を制御するための制御シグナルを生成するステップを含む。前記方法はさらに、前記光源へ前記制御シグナルを伝達するステップを含み、前記制御された光の性質が、前記脊椎動物の前記生理的体温調節パラメータの実際の値を前記目標値に近づけさせる。
本発明の第3の側面では、請求項1に記載される前記照明制御装置を含む照明制御システムが提供され、前記システムはさらに前記脊椎動物に付され得るセンサを含み、前記センサは少なくとも1つの生理的体温調節パラメータを測定し、前記生理的体温調節パラメータを表す前記値を前記レシーバに伝達する。
本発明の第4の側面では、請求項1に記載の前記照明制御装置を含む照明制御システムを提供し、前記システムはさらに前記少なくとも1つの光源を含む。
さらに、前記照明制御システムは、前記第3の側面の前記センサを、前記第4の側面の前記光源と同様に含むことができる。
本発明の第5の側面では、請求項1に記載の前記照明制御装置へ接続可能な気候(climate)制御システムを提供し、前記システムはさらに、前記照明制御装置の前記制御装置により生成される前記制御シグナルに応じるように構成され、前記気候制御装置により放出される投光特性が前記光の制御された性質に従うように適合される。
本発明の第6の側面では、気候制御装置を制御するための方法が提供され、前記方法は、前記制御シグナルに応じて気候制御装置により放出される投光特性を適合させるステップを含み、これにより前記特性が前記制御された光の性質に従って適合される。本発明の基本的な考えは、光源の異なる性質、例えば強度及び色温度を、前記光に暴露された例えば人などの脊椎動物の生理的体温調節パラメータに影響を与えるために使用する、ということである。個人の少なくとも1つの特定の生理的体温調節パラメータ(例えば皮膚温度)が測定され、前記測定されたパラメータの望ましい目標値とを比較するために制御装置へ与えられる。前記光特性はその後、前記光に暴露された個人の前記体温調節パラメータの前記実際の値を調節するように調節される。従って、異なる光の特性を用いることで個人の体温調節に影響を与えるための動的な装置が提供されることとなる。
測定された生理的体温調節パラメータが皮膚温度であり、前記皮膚温度の目標値が36℃の設定されると仮定する。個人の前記皮膚温度の測定値が例えば40℃の場合、前記個人が暴露される前記光の強度及び/又は色温度は増加されることができ、これにより一般的に前記個人の前記皮膚温度が下がる。前記生理的体温調節パラメータを連続的に測定し、光の特性を調節することで、前記パラメータの実際の値は前記目標値に近づく。
測定され、本発明の前記照明制御装置へフィードバックされ得る多くの生理的体温調節パラメータがあり、これらすべてが光の暴露により影響を受け得るものである。これらの生理的体温調節パラメータには、皮膚温度、深部体温度、脳波シグナル(EEG)、皮膚血液流、皮膚インピーダンス、心拍数、呼吸容量及び/又は呼吸数回数、皮膚湿度、発熱量(例えばバイクなどのフィットネス装置による)、生理的活動などが挙げられる。
さらに、調節され得る多くの光の特性があり、これら全てが、前記光に暴露された前記個人の前記生理的体温調節パラメータの前記実際の値に影響を与える。これらの特質には、強度、色温度、スペクトル成分、明度、発光時間、色相、飽和度などが挙げられる。
周囲温度を高く感じさせる色は、色相サークル上での赤及び黄色の間の色である(例えば、赤、オレンジ、黄−オレンジ、純粋黄色)であり、主要波長λで表すと576nm<λ<700nmである。周囲温度を低く感じさせる色は、色相サークル上での緑及び青色の間の色である(例えば、緑、シアン、青色)であり、主要波長λで表すと460nm<λ<520nmである。
さらに高く又は低く知覚される周囲温度を達成するために前記色は十分な飽和レベルが必要である。これらのレベルは通常CIE1931色度図で定義され、当業者に知られている。さらにある色相の飽和レベルはまた前記参照白色の選択により決められる。6500K(昼光)での前記色システムの前記白色点を選択することは普遍的選択であり、暖色及び寒色のいずれにおいても適した選択である。これはまた、室内の周囲白色照明についても使用され得る。しかし「暖色」又は「寒色」色相の経験は、前記周囲白色光の前記色温度を調節することによっても強化され得る。
本発明は従って、脊椎動物が周囲温度条件により容易に適合することを助けるものである。本発明は、非常に広い範囲に応用を可能にし、人の満足感又は達成感を増大させる強い道具の1つである。
さらに本発明の大きな利点は、空調などの気候及び/又は暖房制御システムのエネルギー消費を削減することである。というのは、人はある特性、例えば低色温度を持つ光に暴露されると、周囲温度をより高い又は低いと知覚するからである。従って、個人を低色温度を持つ光に暴露することで、前記周囲温度を下げることができ、それでもなお、周囲温度が実際に下げられる以前の温度と同じであると個人に知覚させるからである。さらに高色温度を持つ光に個人を暴露することにより、個人は周囲温度が冷たいと知覚し、それにより空調システムの必要性を下げることができる。それにより大きなエネルギー節約が暖房及び気候システムにおいて可能となる。
さらに留意すべきは、世界人口が徐々に増加する傾向にあることである。高齢者にとって快適な温度範囲は若い人に比べて狭く、従ってより広範囲の空調装置を必要とする。一般に、高齢であるほど若い人よりも寒暖に関する問題が多くなるが、これは一部は発汗機能の低下によるものであるが、また加齢に伴う他の生理的変化が周囲との熱交換をさらに非効率的なものとすることにもよる。本発明は高齢者の体温調節をよりよくするものであり、暖かな又は暑い条件下での生活の室を改善するものである。
さらに、前記記載の照明制御装置を組み込む照明制御システムが提供される。このシステムは、脊椎動物に付されて生理的体温調節パラメータを測定し、さらに前記パラメータを表す値を、さらに光特性を制御するための照明制御装置の前記レシーバへ伝達するための、センサを含む。この照明制御システムは、個人の見地から、前記個人の体温調節に影響を与えるための光特性の自動的制御を促進することになる。
さらなる実施態様では、前記センサは前記生理的体温調節パラメータの前記目標値を前記レシーバに伝達するように構成される。さらなる実施態様では前記センサはユーザインタフェースと共に設けられ、これにより個人が選択的に、前記光制御装置レシーバへ伝達される1以上の目標値を入力することができる。他の実施態様では、測定されるべき特定の生理的体温調節パラメータが前記ユーザインタフェースから個人により入力され得る。
理解されるように、さらなる本発明の照明制御装置及び照明制御システムの利点は、パーソナル化、自動操作化できること及びユーザの好みが選択可能なことである。本発明の前記インテリジェント体温調節システムで得られるべき非常に多くの利点のなかでもとりわけ最も価値ある利点は、適切な光暴露の結果として個人の快適温度の範囲が広がることにより、(a)暖かい日中に快適感が増加すること、(b)運動中にエネルギー損失が少ないこと及び(c)空調エネルギー消費が低減すること、である。
さらに前記照明制御装置と接続可能な気候制御システムが提供され、さらにインテリジェント気候制御のための気候制御装置を含む。従って、本発明の照明制御装置はHVAC(暖房、換気及び空調)装置と組み合わされ、また気候制御装置と参照される。本発明の気候制御システムにおいて、前記HVAC装置の出力は前記制御された光の特性に応じるものである。例えば、前記照明システムの光源の色が前記色スケールで赤−黄色領域に調節されている場合、前記気候制御システムの前記出力温度は下げられ得る。というのは光の「より暖かい」色は、前記個人にとってはより高い周囲温度と知覚させる結果となるからである。温度以外の気候制御システムのパラメータ、例えば湿度、空気流、純度などがその代わりに前記光の制御された特性に応じて調節され得る。従って、前記気候制御装置は、前記照明制御装置の前記制御装置により生成される前記制御シグナルに応じるように構成され、そこで前記気候制御装置による放出される投光特性が前記制御される光の特性に従い適合される。
ほとんどの市販のHVACシステムはエネルギー節約という点で最適化されており非常に良好な性能を発揮する。しかし、これらの主な欠点は、それらが、温度及び/又は湿度などの純粋に物理的パラメータに応じて操作されるように設計されていることである。これらの欠点は、エネルギー節約の点においてより効果的とするために光に対する人の知覚を適用しないことである。本発明の具体的な気候制御システムによれば、光に対する人の知覚がHVAC装置出力を制御するために考慮に入れられ、これによって、より大きなエネルギー節約効率を可能とする。
留意すべきは、使用される光源は、LED、白熱灯、ハロゲン、蛍光又は金属ハロゲン化物光源の全てであり得る。もちろん1以上の光源も、本発明の照明制御システムにおいて使用され得る。
本発明が有利に適用され得る環境には、暖房及び冷房システムを用いる気候制御を持つオフィス環境が含まれ、人々が暑さに悩むことが少なくなり(例えば、高強度又は高色温度に暴露される場合)冷房機能の要求が低くなり、これにより暑い日のエネルギー消費を低減させるために用いられ得る。また高齢者のためのケア構造物及び生活領域が含まれ、高齢者の比較的狭い範囲の快適温度範囲が広がり、高体温症(夏の暑さによる)又は低体温症(冬の寒さによる)のリスクを軽減する。またフィットネス施設が含まれ、そこで高いパフォーマンスとより少ない熱消費、快適性など多くの側面で影響され、浴室/サウナ間の温度勾配をつけ、皮膚血液流の増加による血圧低減、食事への影響などである。また家庭が含まれ、夜間/寝室照明により、熱の不快感がなく睡眠に入りまた目覚めるようにする。
留意すべきは、本発明は特許請求の範囲に記載される構成の全ての可能な組み合わせに関するということである。本発明のさらなる構成及び利点は、特許請求の範囲及び以下の記載により明らかとなるであろう。当業者は、本発明の異なる構成が以下説明される実施態様以外の実施態様を創作するために組み合わされ得ることを理解するであろう。
本発明のこれらの及び他の側面は、本発明の実施態様を示す添付図面を参照しつつより詳細に説明される。
図1は、本発明の1つの実施態様による照明制御装置を示す。 図2は、本発明の1つの実施態様による照明制御システムを示し、前記システムは図1に記載された前記照明制御装置を含む。 図3は、本発明の1つの実施態様による気候制御システムを示し、前記システムは図1に記載された前記照明制御装置を含む。
図1は本発明による照明制御装置100の1つの実施態様を示す。個人102は、ある特性を持つ光を発光する光源101のいくつかからの光に暴露されている。前記照明制御装置100はさらに、前記個人の少なくとの1つの生理的体温調節パラメータを表す測定値を受けるように構成されるレシーバ103を含む。以下の例において、前記個人の前記測定される体温調節パラメータは皮膚温度である。皮膚温度の寸感測定温度はこの具体的な例では40℃である。
前記照明制御装置100はさらに、生成される制御シグナル及びパラメータ目標値に従い、前記生理的体温調節パラメータの前記測定値に応じて前記光源101から発光される光の特性を制御するための制御装置104を含む。前記制御シグナルはリード106を介して前記照明制御装置に組み込まれるトランスミッター105により伝達され、前記皮膚温度の前記実際の値を前記目標値、この具体的な例では36℃に設定してある値に近づける。従って前記制御装置104は、例えば個人が暴露されている前記光源の光強度及び/又は色温度を調節する。前記光の前記強度及び/又は色温度が高くなると、前記皮膚温度は低下する。個人の皮膚温度の瞬間値を連続して測定し、それに応じて前記光特性を調節することで、前記皮膚温度の実際の値は前記目標値36℃に近づいていく。この具体的な実施態様では、前記個人は自分で例えば温度計で前記生理的体温調節パラメータを測定することができその値を前記レシーバに、例えば図示されていないが、前記レシーバに接続されたキーパッドなどを介して与えることができる。留意すべきは、前記レシーバ203及びトランスミッター205は1つのトランシーバーユニットに組み合わせることもできる。
図2は本発明の1つの実施態様による照明制御システムを示し、前記照明制御システムは図1に記載の前記照明制御装置を含む。センサ206が前記照明制御装置200と交信状態であり、前記センサが個人202に付され、前記生理的体温調節パラメータを測定するために含まれ、かつ無線で前記レシーバ203へ前記測定値を伝達するために含まれる。さらに、望ましい目標値が前記測定値と共に伝達されてよい。前記制御装置204は、前記測定された瞬時の値及び前記目標値に従い前記光源201から発光される光の特性を制御する。この性質は、図1に示されるように、リードを介して制御されるか又は無線通信でトランシーバー205を介して制御され得る。図2のセンサ206は、例えば腕輪として実施されることができ、心拍計などのエクササイズ装置と組み合わせることも可能である。
図3は、本発明の1つの実施態様による気候制御システムを示し、前記システムは図1に記載の前記照明制御装置に接続可能である。
図3に示される前記気候制御システムにおいて、図1及び2に示される前記照明制御装置は気候制御装置と組み合わされる。第1の変法では、本発明の照明制御装置は、既に市販されている既存の気候制御装置と相互接続される(少し改良を加えた後)。第2の変法では、気候制御装置は図1及び図2の前記照明制御システムに含まれる。以下の機能的記載がこれらの変法について有効である。照明制御装置300が、前記個人が暴露されるある特性をもつ光を発光するいくつかの光源301と交信する。前記照明制御装置のレシーバ3030は、前記センサから、前記個人の生理的体温調節パラメータを表す測定値を家釣るように構成される。以前の例におけるように、前記個人の前記測定された生理的体温調節パラメータは皮膚温度である。前記皮膚温度の瞬間測定値は、この例では36℃である。
前記照明制御装置300はさらに、前記パラメータ目標値に従い、前記生理的体温調節パラメータの前記測定値に応じて前記光源301から発光する光の特性を制御するための制御装置304を含む。前記光源は、トランスミッター305を介して無線通信の手段で制御され、前記皮膚温度の瞬間の値を前記目標値に近づける。この例で前記目標値が36℃、即ち測定値と同一であるとすると、前記測定値を前記目標値に近づけるための光特性を調節する必要は実際にはない。しかしエネルギー節約の目的で、色特性は、前記照明特性制御シグナルを前記光源に伝達する手段で制御され得る。700nmである。前記光源301に赤/オレンジ/黄色光を発光させることにより、気候制御装置307による空気出力の温度を下げることができ、それでもなお個人302は前記周囲温度が変わらないと知覚する。従って、前記トランスミッター305は前記制御シグナルを無線で交信して前記気候制御装置307に伝達して前記放出空気の温度を下げる。前記気候制御装置307が照明制御装置300に含まれる場合には、前記制御シグナルは無線インタフェースでは通常は交信しない。というのはこの場合に前記気候制御装置307は前記照明制御装置300と同じハウジング内に含まれるからである。
前記気候制御装置はユーザインタフェースを含み、これを介してユーザが望ましい気候パラメータ、例えば望ましい設定温度20℃をプログラムすることができる。さらに、前記気候制御装置は、前記ユーザにより設定された前記温度からのずれを、温度上昇が生じる場合には放出空気の設定温度を自動的に下げ、又は空調による冷房の場合には放出空気の温度設定を自動的に上げることで制御する制御アルゴリズムを含み、一方で前記ずれを前記制御装置に光特性を調節させることで相殺する。
説明された照明制御装置/システム及び気候制御システムは通常1以上のマイクロプロセッサか、計算可能ないくつかの他の装置を含む。例えば、アプリケーション特定集積回路(ASIC)、現場プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラム可能論理装置(CPLD)などが上げられ、これらは、光源特性及び気候制御装置出力を制御し、また適切な記憶領域(例えばRAM、フラッシュメモリ又はハードディスク)に記憶された適切なダウンロード可能なソフトウェアを実行させるものである。交信を可能とするために、無線交信インタフェースが設けられる。
当業者は、本発明は上で記載された好ましい実施態様に限定されるものではないことを理解する。むしろ多くの変法・変更が、本発明の特許請求の範囲の範囲に含まれる。例えば、前記体温調節照明システムは、多くの異なる方法で実施され得る。例えば、独立したスタンド照明装置、パーソナルキャップ、カーバイザ、一組のメガネ、PCモニタのフレーム又は一般照明などである。他の実施は前記体温調節照明システムと液晶表示装置の一部であるバックライトとの組み合わせである。

Claims (14)

  1. 脊椎動物の体温調節の影響を与えるための照明制御装置であり、前記装置が:
    少なくとも1つの光源に暴露される脊椎動物の少なくとも1つの生理的体温調節パラメータを表す測定値を受け取るように構成されるレシーバ;
    前記生理的体温調節パラメータの前記測定値に応じて、前記生理的体温調節パラメータの目標値に従い前記少なくとも1つの光源から発光される光の特性を制御するための制御シグナルを生成するように構成される制御装置;
    前記制御シグナルを前記少なくとも1つの光源に伝達するように構成されるトランスミッターを含み、前記制御された光の特性が、前記生理的体温調節パラメータの実際の値を前記目標値に近づける、照明制御装置。
  2. 請求項1に記載の照明制御装置であり、前記生理的体温調節パラメータが:皮膚温度、深部体温、EEG、皮膚血流、皮膚インピーダンス、心拍数、呼吸容量及び/又は呼吸回数、皮膚新都度、発熱量、生理的活性のいずれか1つである、照明制御装置。
  3. 請求項1に記載の照明制御装置であり、前記制御された光の特性が:強度、色温度、スペクトル成分、明度、発光時間、色相、飽和度のいずれか1つである、照明制御装置。
  4. 請求項1に記載の照明制御装置を含む照明制御システムであり、前記システムがさらに:前記少なくとも1つの光源を含む、照明制御システム。
  5. 請求項1に記載の前記照明制御装置を含む照明制御システムであり、前記システムがさらに:前記少なくとも1つの生理的体温調節パラメータを測定し、前記生理的体温調節パラメータを表す前記値を伝達前記レシーバへ伝達するための、前記脊椎動物に付設可能なセンサを含む、照明制御システム。
  6. 請求項5に記載の照明制御システムであり、前記センサがさらに、前記生理的体温調節パラメータの前記目標値を前記レシーバに伝達するように構成される、照明制御システム。
  7. 請求項6に記載の照明制御システムであり、前記センサがさらに、前記目標値が前記センサに適用されるユーザインタフェースと共に構成される、照明制御システム。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の照明制御測定システムであり、前記センサがさらに、測定されるべき特定の生理的体温調節パラメータが入力されるユーザインタフェースと共に構成される、照明制御システム。
  9. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の照明制御測定システムであり、前記レシーバがさらに、周囲温度を表す測定値を受けるように構成され、かつ前記制御装置がさらに、前記光の特性を制御する際に前記測定周囲温度を考慮するように構成される、照明制御システム。
  10. 請求項1に記載の前記照明制御装置に接続可能に構成される気候制御システムであり、前記気候制御システムが:
    前記照明制御装置の前記制御装置により生成される前記制御シグナルに応じるように構成される気候制御装置を含み、前記気候制御装置により放出される投光特性が前記制御される光の特性に従い適合される、気候制御システム。
  11. 脊椎動物の体温調節に影響を与える方法であり、前記方法は:
    少なくとも1つの光源に暴露される脊椎動物の少なくとも1つの生理的体温調節パラメータを表す測定値を受け取るステップ;
    前記生理的体温調節パラメータの前記測定値に応じて、前記生理的体温調節パラメータの目標値に従い前記少なくとも1つの光源から発光される光の特性を制御するための制御シグナルを生成するステップ;
    前記制御シグナルを前記少なくとも1つの光源に伝達するステップ含み、前記制御された光の特性が、前記生理的体温調節パラメータの実際の値を前記目標値に近づける、方法。
  12. 請求項11に記載の方法であり、前記測定値を受け取るステップがさらに:少なくとも1つの光に暴露される脊椎動物の少なくとも1つの生理的体温調節パラメータを表す値を測定するステップを含む、方法。
  13. 請求項11又は12のいずれか1項に記載の方法であり、さらに:前記制御シグナルに応じる気候制御装置により放出される投光特性を適合するステップを含み、前記特性が前記制御された光の特性に従って適合される、方法。
  14. 装置に、請求項11乃至13のいずれか1項に記載のステップを実行させるためのコンピュータ読み取り可能なコンポーネントを含むコンピュータ製品であり、前記コンピュータ実行可能なコンポーネントが前記装置に含まれるプロセスユニット上で実行される、コンピュータ製品。
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