JP2012527359A - 切削インサート及びこれを含む組立体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、複数の切削刃が形成された切削インサートと、この切削インサート及び切削インサートが堅固に装着されるツールホルダと、を含む組立体を開示する。本発明による切削インサートは、上部面及び下部面を有し、上部面と下部面とを貫通する中心軸孔及び上部面と下部面とを連結する複数の側面を有し、各側面は横方向に突出していて、上部面及び下部面との各境界にラウンド形状の上部及び下部切削刃を有し、上部及び下部切削刃との間の各側面には軸方向凹部が形成され、軸方向凹部は幅方向に延長されて上部面及び下部面と直交する平坦面である。各側面は、上部及び下部切削刃から軸方向凹部に向けて傾いた上部傾斜領域及び下部傾斜領域を含み、また、各側面は軸方向凹部の両側にそれぞれ形成されつつ隣接した側面に向けて傾いた軸部傾斜部を含むことができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、切削インサート及びその組立体に関し(Cutting insert and tool assembly comprising the same)、特に複数の切削刃が形成された切削インサート及び切削インサートが堅固にかつ安定的に装着されることができるツールホルダを含む組立体に関する。
一般に、ボールノーズエンドミル(Ball nose end
mill)はラウンド形状を有する被切削物を加工する装置である。このようなボールノーズエンドミルは球状のツールホルダ及びツールホルダに結合されたシャンクを含む。
図1は一般的なボールノーズエンドミルの部分斜視図であって、ボールノーズエンドミルを構成する組立体10を示す。組立体10は上述で説明した球形ツールホルダ11及びツールホルダ11に形成されたポケット内にそれぞれ装着されている複数の切削インサート12を含む。ツールホルダ11及びツールホルダ11に装着される切削インサート12の構成を図2及び図3を介して簡単に説明する。
図2は、図1に示す切削インサート12の斜視図であって、切削インサート12は、上部面12−5、下部面12−6及び4つの側面12−1、12−2、12−3及び12−4を有する六面体状を有する。切削インサート12は、その横断面積が下部面に行くほど漸次的に減少し、よって、切削インサート12の4つの側面12−1、12−2、12−3及び12−4は、中央部の貫通ホール12−7に向けて傾いた傾斜面からなる。
このような構造の切削インサート12は、上部面12−5の両縦断に2つの切削刃e1及びe2が形成される。
図3は、図1の線A−Aに沿って切断した状態の断面図であって、ツールホルダ11に形成された単一のポケット14及びポケット14に装着された一つの切削インサート12のみを示す。一方、図3には、便宜上に切削インサート12は断面処理しない状態で示した。
ツールホルダ11に形成されたポケット14は、切削インサート12の形状と類似する形状を有し、被切削物を切削する切削インサート12のある一切削刃(図3ではe1)に対応する一側は開放されて所定の幅、長さ及び深さを有するグルーブ14−1に対応する。
切削インサート12がツールホルダ11のポケット14内に装着される際、切削インサート12の下部面12−6及び3つの側面12−1、12−3及び12−4がポケット14の底面及び3つの側壁に接触され、切削刃e1に対応する一側面12−2はポケット14の外側に形成されたグルーブ14−1に対応する。
このように構成された切削インサート12とポケット14は次のような問題点を有する。
図2及び図3に示すように、切削インサート12は、上部面12−5と第2側面12−2との境界部、そして上部面12−5と第4側面12−4との境界部に、それぞれ形成された2つの切削刃e1及びe2を有する。したがって、2つの切削刃e1及びe2が摩耗された場合、ツールホルダ11から切削インサート12を分離、除去した後、新しい切削インサートをツールホルダ11に装着しなければならない。特に、切削インサート12は、横断面積が下部面12−6に行くほど漸次的に減少する形状を有するものであって、切削インサート12は、その上部面12−5がポケット14の底面に接触した状態に装着することができない。よって、切削インサート12の下部面12−6のエッジ部は切削刃として使用することができない。
一方、図3に示すように、ツールホルダ11に形成された各ポケット14を構成する3つの側壁は、切削インサート12の貫通ホール12−7の中心線、すなわち、クランピングスクリュー13の中心線と平行な状態であって、切削インサート12の各側面12−1、12−3及び12−4は貫通ホール12−7の中心線に対して傾いた傾斜面である。よって、切削インサート12がツールホルダ11のポケット14内に装着される場合、切削インサート12の側面(図3では、12−4)はポケット14の側壁(図3では14−4)に完全に面接触されない。
結果的に、ポケット14の垂直壁14−4と切削インサート12の傾いた側面12−4との間の一部領域には、空間Sが形成される。このような条件に基づいて、被切削物の切削工程が行われた場合、切削インサート12に加わる力は、その一部だけがポケット14の側壁14−4に伝達されるだけであって、大部分の力はポケット14の側壁に伝達することができない。
その結果、切削インサート12をツールホルダ11に結合させるクランピングスクリュー13に力が過度に加えられ、クランピングスクリュー13が破損されることがある。
本発明は、ツール組立体が有している上述のような問題点を解決するためのものであって、複数の切削刃が形成された切削インサートと、この切削インサートそして切削インサートが堅固に装着されることができるツールホルダと、を含む組立体を提供することに、その目的がある。
本発明は、ツールホルダに形成されたポケットの各側壁と切削インサートの側面が面接触されてクランピングスクリューの破損を防止することができる組立体を提供することに、その他の目的がある。
上述の目的を解決するための本発明による切削インサートは、上部面及び下部面を有し、上部面と下部面とを貫通する中心軸孔及び上部面と下部面とを連結する複数の側面を有し、各側面は横方向に突出していて、上部面及び下部面との各境界にラウンド形状の上部及び下部切削刃を有し、上部及び下部切削刃との間の各側面には軸方向凹部が形成され、軸方向凹部は幅方向に延長されて上部面及び下部面と直交する平坦面である。
ここで、各側面は上部及び下部切削刃から軸方向凹部に向けて傾いた上部傾斜領域及び下部傾斜領域を含み、また、各側面は軸方向凹部の両側にそれぞれ形成されつつ隣接した側面に向けて傾いた軸部の傾斜部を含むことができる。
一方、上部面及び下部面はその端部に形成され、側面に向けて傾いた傾斜部を含むことができる。
また、本発明による切削インサートは同一長さを有する3つの側面を有することができ、このとき、隣接した2つの側面との間には軸方向に延長されたグルーブが形成されている。
本発明による組立体は、複数のポケットが形成されたツールホルダ及びツールホルダのポケットに、それぞれ装着された複数の切削インサートを含み、各切削インサートは、上部面及び下部面を有し、上部面と下部面とを貫通する中心軸孔及び上部面と下部面とを連結する複数の側面を有し、各側面は横方向に突出していて、上部面及び下部面との各境界にラウンド形状の上部及び下部切削刃を有し、上部及び下部切削刃との間には軸方向凹部が形成され、軸方向凹部は幅方向に延長されて上部面及び下部面と直交する平坦面である。また、ツールホルダに形成された各ポケットは、底面及び少なくとも2つの側壁からなることで、切削インサートの下部面はポケットの底面に支持され、側面はポケットの側壁に支持される。
このとき、ポケットの各側壁は突出平坦部を有し、突出平坦部は切削インサートの側面の平坦な軸方向凹部と面接触する。
以上のように、本発明による切削インサート及びこれを含む組立体は、次のような利点を有する。
切削インサートの上部面及び下部面の側面エッジ部に複数の切削刃が形成されることで、高価な切削インサートの寿命を延長することができる。
また、切削インサートの下部面と少なくとも2つの側面がポケットの底面と側壁に面接触するために切削インサートはポケット内に堅固にかつ安定的に装着されると共にチップ排出が容易である効果を有する。
特に、本発明による組立体では、被切削物の切削加工の際に切削インサートに加わる力がポケットの各壁にすべて伝達され、したがって、クランピングスクリューに無理な力が加わらなく、結果的にクランピングスクリューの破損が防止される。
一般のボールノーズエンドミルの部分斜視図である。 図1に示す切削インサートの斜視図である。 図1の線A−Aに沿って切断した状態の断面図である。 本発明による組立体を有するボールノーズエンドミルの部分斜視図である。 図4に示す本発明の一実施例による切削インサートの上部斜視図である。 図4に示す本発明の一実施例による切削インサートの下部斜視図である。 図5のB−B線に沿って切断した状態の断面図で、ツールホルダに形成されたポケットの一部を一緒に示す。 図4に示すツールホルダの一切削インサートを除去した状態を示す図で、ツールホルダに形成されたポケットの内部構成を示す。 本発明の他の実施例による切削インサートの斜視図である。 図9に示す切削インサートが装着されたツールホルダの部分斜視図である。
以下、本発明による切削インサート及びこれを含む組立体を、添付図面を参照しながら詳しく説明する。一方、本明細書では本発明によるツール組立体がボールノーズエンドミルに装着されたものを例として説明しているが、本発明によるツール組立体は切削インサート及び切削インサートが装着されるツールホルダを含むすべての切削工具に適用されるものとして理解すべきである。
図4は、本発明による組立体を有するボールノーズエンドミルの部分斜視図であって、本発明による組立体は、球形ツールホルダ200及びツールホルダ200に装着された複数の切削インサート100を含む。図面符号「400」は、ツールホルダ200に連結されているシャンクを示す。
図4に示すツールホルダ200及び切削インサート100の構成を図5、図6及び図7を参照して説明する。
図5及び図6は、図4に示す切削インサート100の上部斜視図及び下部斜視図であって、本発明の一実施例による切削インサート100は、上部面150、下部面160そして上部面150と下部面160とを連結する複数の側面、例えば第1ないし第4側面110、120、130及び140を含む。
切削インサート100の中央部には、上部面150と下部面160の中心軸を通る中心軸ホール170が形成され、クランピングスクリュー(図4の300)がこの中心軸ホール170を貫通してツールホルダ200のポケットの底面に形成された締結部にねじ締結されることで、切削インサート100はポケット内に固定的に装着される。
図5及び図6に示すように、ここで、切削インサート100の各側面110、120、130及び140は、横方向に突出していて軸方向に凹形状を有する。よって、上部面150と各側面110、120、130及び140の境界部、そして下部面160と各側面110、120、130及び140の境界部には、それぞれ外側に突出しているラウンド形状の上部及び下部切削刃E11、E21、E31、E41及びE12、E22、E32、E42が形成される。
一方、切削インサート100において、すべての側面(110、120、130及び140;実質的には以後に説明する軸方向凹部)は、上部面150及び下部面160と直交し、対向する2つの側面、すなわち、第1側面110と第3側面130、そして第2側面120と第4側面140は互いに平行する。
各側面110、120、130及び140は、同一形状を有し、以下では第1側面110の構造だけを図5及び図7を参照して説明する。
図7は、図5の線B−Bに沿って切断した状態の断面図であって、上述したように、第1側面110は横方向に突出している曲面であって、上端部及び下端部、すなわち上部面150と下部面160との各境界に、上部及び下部切削刃E11及びE12が形成される。第1側面110は、上部及び下部傾斜領域111及び112、上部傾斜領域111と下部傾斜領域112との間の軸方向凹部113に区分され、軸方向凹部113は幅方向に延長されたグルーブ形状を有する。
上部及び下部切削刃E11及びE12と軸方向凹部113との間の領域、すなわち上部及び下部傾斜領域111及び112は上部及び下部切削刃E11及びE12から軸方向凹部113に向けてそれぞれ傾いた傾斜面からなる。このような構造によって正のレイク角(rake angle)を有する上部及び下部切削刃E11及びE12が形成される。
軸方向凹部113は、上部面150及び下部面160と直交する平坦面からなるのが好ましく、さらに後述するポケットの側壁と面接触される中央平坦支持面となる。
第1側面110は、軸方向凹部113両側には形成されながら隣接した第2側面120及び第4側面140に向けてそれぞれ傾いた第1及び第2軸部傾斜部113−1及び113−2をさらに含み、この軸部傾斜部は切削工程時に生成されたチップの流れを円滑にする機能を有する。
一方、上部面150及び下部面160の端には側面110、120、130及び140に向けて下向きに傾いた端傾斜面151及び161が形成されている。この端傾斜面151及び161は、約10度の傾斜度を有し、このような端傾斜面151、161によって切削インサートの上部及び下部切削刃E11、E21、E31、E41及びE12、E22、E32、E42は、適切な余裕角(clearance angle)を有する。
図4に示された、ボールノーズエンドミルを構成する球形ツールホルダ200には、上述で説明した切削インサート100がクランピングスクリュー300によって装着される複数のポケット210が形成される。
図8は、図4に示すツールホルダからある1つの切削インサートを除去した状態を示す図であって、ポケット210を構成する底面213、側壁211及び212、そしてポケット210の前方及びある1つの一側部に形成されたグルーブ221及び222を示している。
ツールホルダ200に形成されたポケット210は切削インサート100の形状及び規格に対応する形状及び規格を有し、例えば、切削インサート100の2つの切削刃すなわち、被切削物に対応する切削刃に対応するポケット210の前方部及び一側部には所定幅、長さ及び深さを有するグルーブ221及び222がそれぞれ形成されている。
以下では、切削インサート100が第3側面130の上端及び第4側面140の上端に形成された上部切削刃E31及びE41がグルーブ221及び222に対応した状態でツールホルダ200のポケット210内に装着されている構造を図7及び図8を参照して説明する。一方、図7は切削インサート100と共にツールホルダ200に形成されたポケット210の一部を一緒に示す。
クランピングスクリュー300を介してポケット210内に切削インサート100が固定的に装着される際、切削インサート100の下部面160はポケット210の底面213に、第2側面120はポケット210の側壁211に、そして第1側面110はポケット210の後面側壁212にそれぞれ支持される。
ポケット210の側壁211及び212は、切削インサート100の2つの側面(例えば、110及び120)と対応する領域であって、上下部傾斜領域を有する側面の形状に対応する形状からなることが好ましい。
図8に示すように、ポケット210の側壁212に突出平面部212−1が形成され、よって、切削インサート100の第1側面110の平坦な軸方向凹部113とポケット210の側壁212の突出平面部212−1とが面接触される。
また、ポケット210のさらに他の側壁211にも、突出平面部211−1が形成され、よって、切削インサート100の第2側面120の平坦な軸方向凹部図6の123とポケット210の側壁211の突出平面部211−1とが面接触される。
結果的に、切削インサート100の下部面160、第1及び第2側面110及び120がポケット210の底面213、側壁211及び212に面接触されることによって、切削インサート100はポケット210内に堅固にかつ安定的に装着される。
また、このような構造のポケット210及び切削インサート100の構造下においては、被切削物の切削加工時に切削インサート100に加わる力が側面110及び120と面接触しているポケット210の側壁211及び212にすべて伝達され、よって、クランピングスクリュー300に無理な力が加わらず、結果的にクランピングスクリュー300の破損を防止することができる。
特に、切削インサート100の上部面150及び下部面160の各エッジ部に複数の切削刃(図5及び図6では、8個の上部及び下部切削刃E11、E21、E31、E41及びE12、E22、E32、E42)が形成されることで、高価な切削インサートの寿命を延長することができる。
ここで、図5及び図7には、4つの側面110、120、130及び140を有する切削インサートが示されているが、本発明による切削インサートにおいて側面の個数は制限されない。すなわち、6個の側面または8個の側面が形成されてもよく、このとき2つの側面が中心軸孔を中心に対称的に互いに対向するように側面を配置することが好ましい。
図9は本発明の他の実施例による切削インサートの斜視図であって、3つの側面が形成された切削インサートを示し、図10は図9に示す切削インサートが装着されたツールホルダの部分斜視図である。
図9に示す切削インサート300は、60度角度をなす3つの側面、すなわち、同一長さを有する3つの側面310、320及び330を有することを除き、全体的な構成は図5及び図6に示す切削インサートの構成と同一である。一方、互いに隣接した2つの側面の境界部には、軸方向に延長されたグルーブ361、362及び363がそれぞれ形成される。
図10に示すように、図9に示す切削インサート300が装着されるツールホルダ400には、三角状のポケット410が形成されている。すなわち、各ポケット410は底面(図示せず)及び2つの側壁412が形成され、一軸部413は開放された状態である。ここで、各側壁412に、図8に示すような平面突出部(図示してないが、図8に示す211−1及び212−1と同一構造)がそれぞれ形成され、よって、ポケット410に切削インサート300が装着される際、切削インサート300の2つの側面に形成された軸方向凹部(例えば、図9の313、323)が2つの側壁412に形成された平面突出部と面接触される。
一方、ポケット410に切削インサート300が装着される際、切削インサート300の2つのグルーブ(図10において、361及び362)はその一部がポケット410の開放部413を介して外部に露出される。
このような構造のツールホルダ400では、ポケット410の側壁412に形成された平面突出部とインサート400の側面(例えば、310、320)に形成された軸方向凹部(例えば、313、323)を介してポケット410の2つの側壁412が切削インサート300の2つの側面(例えば、310、320)と面接触され、よって、ポケット410内に切削インサート300の堅固でかつ安定的な装着が可能であり、被切削物の切削加工時に切削インサート300に加わる力がポケット410の側壁412にすべて伝達されてクランピングスクリューの破損を抑制する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

Claims (7)

  1. 上部面及び下部面を有し、上部面と下部面とを貫通する中心軸孔及び上部面と下部面とを連結する複数の側面を有し、
    各側面は横方向に突出していて、上部面及び下部面との各境界にラウンド形状の上部及び下部切削刃を有し、
    上部及び下部切削刃との間の各側面には軸方向凹部が形成され、軸方向凹部は幅方向に延長されて上部面及び下部面と直交する平坦面であり、
    前記各側面は軸方向凹部の両側にそれぞれ形成されつつ隣接した側面に向けて傾いた軸部傾斜部を含むことを特徴とする切削インサート。
  2. 各側面は、上部及び下部切削刃から軸方向凹部に向けて傾いた上部傾斜領域及び下部傾斜領域を含むことを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 各側面は、軸方向凹部の両側にそれぞれ形成されつつ隣接した側面に向けて傾いた軸部の傾斜部を含むことを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  4. 上部面及び下部面は、その端部に側面に向けて傾いた傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  5. 複数の側面は、同一長さを有する3つの側面からなり、隣接した2つの側面との間には軸方向に延長されたグルーブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  6. 複数のポケットが形成されたツールホルダ及びツールホルダのポケットにそれぞれ装着された複数の切削インサートを含み、
    前記各切削インサートは、上部面及び下部面を有し、上部面と下部面とを貫通する中心軸孔及び上部面と下部面とを連結する複数の側面を有し、各側面は横方向に突出していて、上部面及び下部面との各境界にラウンド形状の上部及び下部切削刃を有し、上部及び下部切削刃との間には軸方向凹部が形成され、軸方向凹部は幅方向に延長されて上部面及び下部面と直交する平坦面であり、前記各側面は軸方向凹部の両側にそれぞれ形成されつつ隣接した側面に向けて傾いた軸部傾斜部を含み、
    ツールホルダに形成された各ポケットは底面及び少なくとも2つの側壁からなり、切削インサートの下部面はポケットの底面に支持され、側面はポケットの側壁に支持されることを特徴とする組立体。
  7. ポケットの各側壁は突出平坦部を有し、突出平坦部は切削インサートの側面の平坦な軸方向凹部と面接触することを特徴とする請求項6に記載の組立体。
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