JP2012526233A5 - - Google Patents

Description

本発明の第１の形態では、バラストタンク内の液体を循環させる液体ポンプ装置を備えたバラストタンク付き容器が提供される。前記装置は、内部に少なくとも長さ方向の一部に沿って延びる液体導管を備えている少なくとも１つの浸漬部材を含む浸漬組立体を備える。この浸漬組立体の少なくとも一部はタンク内のポンプ送りすべき液体中に浸漬されるものである。この液体ポンプ装置では、使用時に、気体が浸漬組立体の垂直方向に離間した複数の位置の１つから前記少なくとも１つの浸漬部材を通してタンク内の液体に供給され、それにより液体が液体入口から浸漬組立体を通して浸漬組立体の液体出口に流される。この液体ポンプ装置は、使用時に気体が浸漬組立体に供給される位置が、バラストタンク内の液体レベルに依存するように選択される。

本発明の第２の実施形態では、バラストタンク内で液体を循環させる方法を提供する。この方法では、長さに沿った少なくとも一部の内部に液体導管を有する少なくとも１つの浸漬部材を有する浸漬組立体を用意し、前記浸漬組立体の少なくとも一部をポンプ送りすべき液体中に浸漬し、前記浸漬組立体の複数の垂直方向に離間した個所において、気体流体を前記少なくとも一つの浸漬部材を通して前記タンク内の液体にポンプ送りし、気体揚力により液体を液体入口開口から液体出口開口まで前記組立体を通して通過させ、そして気体流体が前記浸漬部材に供給される垂直個所を、バラストタンク内の液体レベルに依存して選択する。

本発明の一つの形態では、船のバラストタンク中で液体を圧送するための装置が提供される。この装置は少なくとも１つの浸漬組立体を含み、この浸漬組立体は、その長さの少なくとも一部分に沿って設けられた少なくとも１つの液体導管を有する浸漬部材を含む。使用時に、気体が垂直方向に離間した複数の位置の１つから前記少なくとも１つの浸漬組立体を通してタンク内の液体に供給され、それにより液体が液体入口から浸漬組立体を通して浸漬組立体の出口に流される。この装置は、気体流体が浸漬組立体に供給される位置が、装置のオペレータの要求に従って選択できるように構成される。

Claims (15)

1. バラストタンク（１０５）内の液体を循環させる液体プンプ装置を備えたバラストタンク付き容器であって、
   前記装置は、少なくとも１つの浸漬部材（１２０）を有する浸漬組立体を含み、
   前記浸漬組立体の少なくとも一部は使用時にタンク（１０５）内の輸送すべき液体中に浸漬できるように配置され、前記浸漬組立体該ポンプ装置は使用時に気体が、垂直方向に離間した複数の位置（１３１Ａ、１３１Ｂ）の１つから前記少なくとも１つの浸漬部材を通してタンク内の液体に供給され、それにより液体が液体入口開口（１２２）から前記浸漬組立体を通してその出口開口（１２５）に流されるように構成され、気体が前記浸漬組立体に供給される位置は、前記バラストタンク（１０５）内の液体レベルに依存している、容器。
2. 前記少なくとも一つの浸漬部材（１２０）は、前記流体導管の長さの少なくとも一部に沿って少なくとも一つの液体出口開口（１２５）を有し、この少なくとも一つの出口開口（１２５）は前記浸漬部材（１２０）から液体が出ていくことを可能にしている請求項１に記載の容器。
3. 前記浸漬組立体は、垂直方向に離間した位置に、前記少なくとも一つの浸漬部材（１２０）に気体流体を供給するための複数個の気体流体入口（１３１Ａ、１３１Ｂ）を有する請求項１または２に記載の容器。
4. 前記少なくとも一つの浸漬部材（１２０）は、該浸漬部材の垂直に離間した位置に、複数個の気体流体入口（１３１Ａ、１３２Ａ）を有する請求項３に記載の容器。
5. 前記浸漬組立体は単一の前記浸漬部材（１２０）を有する請求項３に記載の容器。
6. 前記浸漬組立体は複数個の前記浸漬部材（２２０Ａ、２２０Ｂ、２２０Ｃ）を有し、前記各浸漬部材はその内部にその少なくとも一部の長さに沿って液体導管（２２５Ａ、２２５Ｂ、２２５Ｃ）を有し、前記各浸漬部材は気体流体がそれぞれの前記液体導管（２２５Ａ、２２５Ｂ、２２５Ｃ）に供給できるようにそれぞれの気体流体入口（２３１Ａ、２３１Ｂ、２３１Ｃ）を有し、それぞれの浸漬部材のそれぞれの気体流体入口は互いに垂直方向に離間した位置に配置される請求項１−４の何れか一項に記載の容器。
7. 前記気体流体入口（３３２）は、気体流体が前記少なくとも１つの浸漬部材（３２０）の前記液体導管に供給される垂直位置を変更するように移動可能に設けられる、請求項１−６の何れか一項に記載の容器。
8. さらに液体レベル監視装置（１４１Ａ、１４１Ｂ）を含み、気体流体が前記バラストタンク内の液体レベルに基づいて前記液体導管に供給できる垂直位置を決定するようになっている請求項１−７の何れか一項に記載の容器。
9. 前記少なくとも１つの浸漬部材（１２０）の液体導管はＬ字形をなしうる請求項１−８の何れか一項に記載の容器。
10. 前記気体流体は不活性ガスである請求項１−９の何れか一項に記載の容器。
11. 気体流体は二酸化炭素、窒素、及び酸素から選択された一種以上からなる請求項１−９の何れか一項に記載の容器。
12. 前記気体流体は二酸化炭素、窒素、及び酸素を含む請求項１１に記載の容器。
13. 長さに沿った少なくとも一部の内部に液体導管を有する少なくとも１つの浸漬部材（１２０）を有する浸漬組立体を用意し、
    前記浸漬組立体の少なくとも一部をポンプ送りすべき液体中に浸漬し、
    前記浸漬組立体の複数の垂直方向に離間した個所の１つにおいて、気体流体を前記少なくとも一つの浸漬部材を通して前記タンク内の液体にポンプ送りし、気体揚力により液体を液体入口開口（１２２）から前記浸漬組立体を経て液体出口開口（１２５）まで通過させ、そして
    気体流体が前記浸漬部材に供給される垂直個所を、前記バラストタンク内の液体レベルに依存して所定範囲内の圧力になるように選択することより成る、バラストタンク（１０５）内で液体を循環させる方法。
14. さらに、液体中に溶解される気体流体の濃度を増加させる請求項１３に記載の方法。
15. 前記気体流体は二酸化炭素、窒素及び酸素から選択された一種以上からなる請求項１３又は１４に記載の方法。