JP2012525885A - 既定のロック位置を有するハンドルの付いた炙り焼き装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、上側焼きプレートが、典型的に、下側焼きプレートに対して回転自在となるやり方で当該下側プレートに蝶番付けされている炙り焼き器家電器具を提案している。前記上側プレートの前記下側プレートに対する位置は、本発明による既定のロック位置を有するハンドルによって従来式に調節される。前記ハンドルには、前記上側プレートの前記下側プレートに対する垂直方向位置に設定されている既定のロック位置を有する接続デバイスが設けられている。前記ロック位置は、前記接続デバイス内で一組のばね押し球が係合する複数のスロットによって定められている。
【選択図】図５ａ

Description

本発明は、家庭用電気器具、即ち焼き装置、に使用するためのハンドル配設に関する。

炙り焼き器は、世界中で広く使用されている。現型式の炙り焼き器は、概して、食品を間に挟んで受け入れる一対の蝶番付けされた焼きプレートを有している。上側焼きプレートは下側焼きプレートに対して回転自在であり、上側焼きプレートを閉じると、食品、例えばスライスパン、を焼くための加熱室が画定される。

炙り焼き器には、一般的に、使用者が上側焼きプレートを持ち上げられるようにする、適したハンドリング手段が設けられている。このハンドリング手段は、ハンドリング手段自体を変位させると上側焼き部が開くような具合に、機械的に上側焼き部に接続されている。

本発明は、炙り焼き器家電器具のための上側焼き部ハンドリング手段において、上側焼き部を持ち上げたときに、それを安全に且つ静止状態に配置できるようにする既定のロック位置を提供する接続デバイスを有するハンドリング手段を提供している。

本発明の目的の１つは、炙り焼き用家電器具において、前記上側焼き部が既定の位置に解放可能にロックされるようなハンドルが当該器具の前記上側焼き部に取り付けられている炙り焼き用家電器具を提供することである。

本発明は、上側焼きプレートが、典型的に、下側焼きプレートに対して回転自在となるやり方で当該下側プレートに蝶番付けされている炙り焼き器家電器具を提案している。前記上側プレートの前記下側プレートに対する位置は、本発明による既定のロック位置を有するハンドルによって従来式に調節される。前記ハンドルには、前記上側プレートの前記下側プレートに対する垂直方向位置に設定されている既定のロック位置を有する接続デバイスが設けられている。前記ロック位置は、前記接続デバイス内で一組のばね押し玉が係合する複数のスロットによって定められている。

添付図面は、以下により詳しく説明されている既定位置ハンドリング手段を備えた炙り焼き装置を例示することのみを目的に与えられている。

本発明によるハンドルの斜視図を示している。 本発明によるハンドルの接続デバイスを示している。 本発明によるハンドルの側面図を接続デバイスの分解組立図と共に示している。 本発明による下側焼きプレートの静止部品を示している。 本発明によるハンドルの閉位置と開位置にあるときの側面図を示している。 本発明による接続デバイスの上側焼きプレートが閉位置にあるときの断面図を示している。 本発明による接続デバイスの上側焼きプレートが開位置にあるときの断面図を示している。 本発明による、上側プレートに接続されているハンドルの斜視図を示している。 本発明による整準機構の斜視図を表している。 上側プレートのロック位置を示している。 上側プレートの解放位置を示している。 上側プレートの異なった位置の１つを示している。 上側プレートの異なった位置の１つを示している。 上側プレートの異なった位置の１つを示している。

以上に概説されている図をこれより参照してゆくが、本発明は、家庭用電気器具、即ち改良されたハンドルアッセンブリを備えた炙り焼き装置、を提案している。本装置は、典型的には、基底部上の静止した下側プレートを特徴としており、基底部は、以下に説明されている様に制御電子機器及び駆動機構を収納している。典型的には、制御パネルが使用者に異なった焼き方の選択肢、例えば長めの焼き時間を提供している。従って、使用者がタイマーを好みの特定の焼き時間に設定すれば、従来の管状型式の電気抵抗である熱源に電力が供給されることになる。それらは上側プレートハウジングと下側プレートハウジングの内部に設けられている。

本発明による上側焼きプレートは、典型的に、下側焼きプレートに対して回転自在となるやり方で当該下側プレートに蝶番付けされている。従って、上側焼きプレートは、閉じられた焼き位置では、前記下側焼きプレートの上に重なるように閉じ、食品に上下から両プレートが接触する焼き室を提供するように適合されている。前記上側プレートの前記下側プレートに対する位置は、本発明による既定のロック位置を有するハンドルによって従来式に調節される。

ハンドルには、本発明による接続デバイス（１２）が設けられている。既定のロック位置は、前記上側プレートの前記下側プレートに対する垂直方向位置に設定されるものであって、前記接続デバイス（１２）内で、一組のばね押しローラーが係合する複数のスロットによって定められている。

本発明による接続デバイス（１２）は、各々のローラーベアリング（１４）に関係付けられている２つのローラー（１３）を特徴とし、ローラー（１３）とローラーベアリング（１４）の各組は、螺旋ばね（１５）によって分離されている。

本発明によるハンドルアッセンブリは、２つのハンドルユニット（１１）から構成されている。上側焼きプレートの両側のそれぞれのハンドルユニット（１１）は、接続チップ（１７）によって前記上側プレートに横方向に取り付けられている。見て明らかなように、図１にはたった１つの接続チップ（１７）しか示されておらず、それは上側プレートを右手側のハンドルユニット（１１）に接続している。

本発明によるハンドルユニット（１１）は、それぞれ、ハンドル本体（１８）とカバー（１９）から構成されている。前記カバー（１９）は、図１に示されている様に、当該カバー（１９）の突き出ている根元部分（２０）が前記本体（１８）側のスロット（２１）の中へ嵌まるようにして前記ハンドル本体（１８）に取り付けられる。前記カバー（１９）の取り付け前に、前記接続デバイス（１２）を図２の様に組み立て、前記カバー（１９）の前記突き出ている根元部分（２０）の適切なスロット（２２）に係合させる。接続デバイス（１２）の本体（１６）を前記スロット（２２）に挿入し、前記カバーを設置すれば、ハンドルユニット（１１）の出来上がりである。

図５ａは、上側プレートが閉位置にあるときの接続デバイス（１２）の断面図を示しており、図５ｂは、同プレートの開位置にあるときを示している。前記ハンドルユニット（１１）は、組み立てられると、次に、下側焼きプレートに取り付けられる。下側焼きプレートの蝶番部（２３）が、先に前記ハンドルユニット（１８）に取り付けられている前記カバー（１９）の前記突き出ている根元部分（２０）を受け入れる。

前記蝶番部（２３）は、前記回転自在のハンドルユニット（１１）に対して静止しているものであって、前記突き出ている根元部分（２０）を受け入れるための円筒形キャビティを有する円筒形部分（２５）を備えている。前記蝶番部（２３）の前記円筒形部分（２５）は、当該円筒形部分（２５）の内面に、前記ローラー（１３）の一部を受け入れるための長手方向溝（２４）を備えている。前部材（２６）によって互いに取り付けられている２つのハンドルユニット（１１）を同時に回転させると、前記円筒形部分（２５）の前記円筒形キャビティの中で接続デバイス（１２）の回転が生じ、それによって、１８０度の位相関係にあるローラー（１３）が変位して、前記長手方向溝（２４）にロックされる。

要約すると、本発明は、炙り焼き装置において、当該装置の上側焼きプレートの円筒形部分（２５）の中にハンドルによって回転させることのできる接続デバイス（１２）を備えた炙り焼き装置を提示している。前記接続デバイス（１２）は、前記円筒形部分（２５）のスロット（２４）に係合させることのできる少なくとも１つのロック手段（１３）を備えている。前記接続デバイス（１２）は、更に、少なくとも１つの開口部を有するキャリヤ本体（１６）を備えており、その内部で、少なくとも１つのロック手段（１３）は、ばね手段（１５）によって前記キャリヤ本体（１６）から外に向けて前記少なくとも１つの開口部を通って部分的に突き出ることができる。前記接続デバイス（１２）は、前記キャリヤ本体（１６）から突き出ることのできる２つのローラー（１３）を備えており、前記ローラー（１３）は、ローラーベアリング（１４）に関係付けられていて、ローラー（１３）とローラーベアリング（１４）の各対は、螺旋ばね（１５）によって分離されている。

本発明は、更に、下側プレートの上方で段階的に位置付けることのできる上側プレートを提供している。このより新しい機能は、位置調節サポート（２８）に選択的に固定することのできる別体の整準手段（２７）によって果たされる。従って、上側プレートを、焼かれる食品から所望の範囲まで離して設定することができる。

前記整準手段（２７）は、下端（２８）と選択ピン（２９）を有している。前記ピン（２９）は、ハンドルユニット（１１）のキャビティ（３０）の中を図８ｃから図８ｄに表されている上側プレートの位置付けに従って動くことができる。更に、図８ａ及び図８ｂに表されている様に、前記ピン（２９）を前進させて、前記整準手段（２７）の前記下端（２８）を前記下側プレートに関係付けられている溝（３１）の中へ嵌めることによって、前記上側プレートをその閉位置にロックすることが可能である。

前記ハンドル本体（１８）と前記カバー（１９）が図７に示されている。ハンドル本体（１８）とカバー（１９）の右手側のセットが示されている図１とは対照的に、図８は、ハンドルユニット（１１）の左手側のハンドル本体（１８）とカバー（１９）を示している。双方のハンドルユニットは、それらが図１と図７では異なった角度から示されていることを別にすれば実質的には同一である。前記選択ピン（２９）は、前記ハンドル本体（１８）の内部面に、ばね（３３）によって各スロット（３２）の中に捕えられるように配置されている。

１１ ハンドルユニット
１２ 接続デバイス
１３ ロック手段、ローラー
１４ ローラーベアリング
１５ 螺旋ばね
１６ キャリヤ本体
１７ 接続チップ
１８ ハンドル本体
１９ カバー
２０ 根元部分
２１ ハンドル本体のスロット
２２ カバー根元部分のスロット
２３ 蝶番部
２４ 長手方向溝、スロット
２５ 円筒形部分
２６ 前部材
２７ 整準手段
２８ 位置調節サポート、下端
２９ 選択ピン
３０ キャビティ
３１ 下側プレートの溝
３２ ハンドル本体内部面のスロット
３３ ばね

Claims (9)

1. 家庭用電気器具、厳密には第１焼きプレートが静止の第２焼きプレートに回転自在に蝶番付けされて備えられている炙り焼き装置であって、前記第１焼きプレートは、当該第１焼きプレートの前記第２焼きプレートに対する回転を生じさせるためのハンドルを備えており、前記ハンドルは、前記第１焼きプレートの両側の２つのハンドルユニット（１１）を備えており、それぞれのユニット（１１）は、接続デバイス（１２）によって前記第２焼きプレートに取り付けられている、家庭用電気器具において、前記接続デバイス（１２）は、前記第２焼きプレートの円筒形部分（２５）の中で前記ハンドルによって回転させることができ、前記接続デバイス（１２）は、前記円筒形部分（２５）のスロット（２４）に係合させることのできる少なくとも１つのロック手段（１３）を備えており、それにより、前記少なくとも１つのロック手段（１３）を前記スロット（２４）に係合させると、前記第１焼きプレートの前記第２焼きプレートに対する位置が維持されるようになっていることを特徴とする家庭用電気器具。
2. 前記接続デバイス（１２）は、少なくとも１つの開口部を有するキャリヤ本体（１６）を備えており、その内部で、少なくとも１つのロック手段（１３）は、ばね手段（１５）によって前記キャリヤ本体（１６）から外に向けて前記少なくとも１つの開口部を通って部分的に突き出ることができる、請求項１に記載の家庭用電気器具。
3. 前記接続デバイス（１２）は、前記キャリヤ本体（１６）から突き出ることのできる２つのローラー（１３）を備えており、前記ローラー（１３）はローラーベアリング（１４）に関係付けられており、ローラー（１３）とローラーベアリング（１４）の各対は、螺旋ばね（１５）によって分離されている、請求項２に記載の家庭用電気器具。
4. 前記円筒形部分（２５）は、当該円筒形部分（２５）の内面に、前記ローラー（１３）の一部を受け入れるための長手方向溝（２４）を備えている、請求項３に記載の家庭用電気器具。
5. 前記ローラー（１３）は、１８０度の位相関係にある、請求項４に記載の家庭用電気器具。
6. 前記ハンドルユニット（１１）は、前記第２プレートに関係付けられている位置調節サポート（２８）に選択的に固定することのできる整準手段（２７）を備えている、上記請求項の何れかに記載の家庭用電気器具。
7. 前記整準手段（２７）は、前記下側プレートに関係付けられている溝（３１）に係合させることのできる下端（２８）を有している、請求項６に記載の家庭用電気器具。
8. 前記整準手段（２７）は、前記ハンドルユニット（１１）のキャビティ（３０）の中を動くことのできる選択ピン（２９）を有している、請求項６に記載の家庭用電気器具。
9. 前記選択ピン（２９）は、ばね手段（３３）によって各スロット（３２）に捕えられるように、前記ハンドル本体（１８）の内部面に配置されている、請求項８に記載の家庭用電気器具。

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