JP2012525621A - キーボードスキャンを改良し構成要素を削減した移動電話及び方法 - Google Patents
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Abstract
押下された等起動入力を受信した移動無線電子装置の1つ以上のキーを検出する装置及び方法は、キーのグループのいくつかのキーを同時に問い合わせ、電子装置に入力を提供するようにプッシュされたキーを検出するのに必要な時間を削減する。キーは、編成されたキーの問合せを容易にする2次元行列に配置される。抵抗は、無線電子装置のアンテナ機能に対して切り離し効果を提供するために使用される。
Description
本発明の技術は、ポータブル電子装置及び方法に関し、特に、キーボードスキャンを改良し構成要素を削減した移動電話ポータブル電子装置及び方法に関する。
移動無線電子装置の普及が進んでいる。例えば、移動電話、ポータブルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルメディアプレーヤ及びポータブルゲーム機が、現在広く使用されている。また、ある特定の種類の電子装置と関連付けられた機能が、ますます多様になってきている。いくつかの例を挙げると、多くの電子装置は、カメラ、テキストメッセージング機能、インターネット閲覧機能、電子メール機能、ビデオ再生機能、オーディオ再生機能、画像表示機能及びハンズフリーヘッドセットインタフェースを有する。
多くの移動無線電子装置は、例えば電話番号、連絡先の名前、電子メールアドレス、インターネットウェブサイト、アドレス、ドメイン名等及び英数字テキスト等の情報を入力するために使用されるキーボード(キーパッドとも呼ばれる)を有する。2つの例示的なキーボードとして、1つ以上のキー(ボタンとも呼ばれる)を含むキーボードと、英数字文字、数字及び記号等の符号が表示されうるタッチセンシティブディスプレイの領域に形成されるキーボードがある。そのようなキーボードの回路網は、マトリクス形式、例えばx行、y列の2次元行列で配置されうる。
移動無線電子装置のアンテナ機能との干渉を回避するべく、キーボードのキーをアンテナから切り離すためのインダクタが使用されている。これらの電子装置に使用されるインダクタは比較的高価であることが短所である。
電子装置の回路網を保護するために静電放電(ESD)装置が使用されている。ESDデバイスは容量を有し、抵抗-容量(RC)時定数により電子装置の回路が安定化するのに必要な時間を増加させる可能性がある。比較的安価なESDデバイスは、比較的大きな容量を有する傾向があるため、そのような時定数は増加する。逆に、比較的低い容量のESDデバイスは、そのような時定数を低減するが、比較的高い容量のESDデバイスよりも高価なのが欠点である。
従来、RC回路時定数により回路網が安定化するのに十分な時間をみておく必要があったため、押下されたキーを判定するために時間のかかる方法が使用されていた。これらの方法は、プロセッサの動作時間を消費してしまい、プロセッサを他の機能のために使用できなくなったり、他の機能を実行できなくなったりしてしまい、さらには、自身が安定化するのを回路網がある程度能動的に待っている間に電力を浪費してしまうこともあった。また、移動無線電子装置の回路部品が安定化するのに十分な時間が提供されない場合、ゴースティング、すなわちゴーストキーの感知、例えばキーが押下されていないのに押下されたとするキーの表示状態のエラーが発生する可能性がある。
本発明の一側面によれば、デカップリングインダクタを必要とせず、抵抗等の抵抗構成要素が、無線電子装置のキーボードとアンテナとの間を切り離すためにキーボード回路網において使用される。
別の側面によれば、、回路が安定化するための時間を許容しつつ、無線電子装置のアンテナに対して切り離すためにキーボード回路網に抵抗を含むキーボードマトリクスのキーがそれぞれのグループでサンプリングされ、操作されたキーを判定する。
別の態様は、キーボードマトリクスのキーをサンプリングし、操作されたキーを判定するのに必要なプロセッサ時間を削減することに関する。
別の態様は、移動無線電子装置への入力としてキーボードマトリクスのキーの操作を検出する精度及び速度の少なくともいずれかを向上させることに関する。
本発明の一側面は、選択的な操作によりそれぞれの状態に対してそれぞれの電気信号を出力することができる複数のキーを有するキーボードマトリクスをスキャンする方法に関し、方法は、前記複数のキーを実質的に同時に特定の状態に設定するよう試行する試行ステップと、いずれかのキーが前記特定の状態とは異なる状態であるかを判定するために、前記複数のキーのうちの、該複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つのキーのグループを実質的に同時にサンプリングするサンプリングステップと、前記複数のキーに対する前記試行ステップ、及び、前記キーのグループとは異なる少なくとも1つのキーを含み、前記複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つの別のキーのグループに対する前記サンプリングステップ、を繰り返す繰り返しステップとを有することを特徴とする。
別の側面によれば、上記特定の状態にすることは、相対的に高い電圧レベルにすることを含む。
別の側面によれば、前記サンプリングステップは、前記キーのグループを相対的に低い電圧レベルにするステップと、該グループにおけるいずれかのキーが選択的に操作されたことを示すものとして高い電圧レベルにあるかを判定するステップとを含む。
別の側面によれば、キ前記キーボードマトリクスは、x×yのキーの2次元行列を含み、前記サンプリングステップは、前記2次元行列のうちの一方の次元で示され他方の次元の1つの場所にあるキーのグループを相対的に低い電圧レベルにするステップと、前記他方の次元の前記キーのうちのいずれかが相対的に低い電圧レベル以外であるかを判定するステップとを含む。
別の側面によれば、方法は、前記試行ステップ、前記サンプリングステップ及び前記繰り返しステップを開始するための割込み信号を出力するための少なくとも1つのキーの操作を検出する検出ステップを更に有する。
別の側面によれば、回路網は、抵抗及び容量時定数機能を有するそれぞれのキーを含み、方法は、前記試行ステップの間に生じる電気信号が十分に安定化できるように、前記試行ステップと前記サンプリングステップとの間に待ち時間を提供するステップを更に有する。
別の側面によれば、前記待ち時間を提供するステップは、約1ミリ秒乃至約4ミリ秒の長さの待ち時間を提供する。
別の側面によれば、前記繰り返しステップは、前記試行ステップ及び前記サンプリングステップが前記複数のキーの全てに対して実行されるまで前記試行ステップ及び前記サンプリングステップを繰り返す。
別の側面によれば、キーボードは、プロセッサを有する無線通信装置に含まれ、方法は、前記複数のキーが全てスキャンされるまで、前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、及び前記繰り返しステップを、前記プロセッサにより少なくとも部分的に制御するステップを更に有し、信号が安定化している間に提供された全ての待ち時間を除く、前記プロセッサが前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、及び前記繰り返しステップを実行して前記複数のキーの全てのスキャンを完了する動作の増分時間の合計が、前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、前記繰り返しステップ及び全ての待ち時間が前記複数のキーの全てのスキャンを完了する合計時間より短く、前記プロセッサが停止状態に移行すること又は前記試行ステップ、前記サンプリングステップ及び前記繰り返しステップを実行せずに別の機能を実行するのを許可するステップを更に有する。別の側面によれば、キーボードマトリクスは論理回路網に結合され、試行すること及びサンプリングすることは、論理回路網から出力信号を受信することを含み、サンプリングすることは、それぞれ選択的に操作されたキーを示す入力信号を論理回路網に提供することを更に含む。
別の側面によれば、前記キーボードマトリクスは移動電話無線ポータブル通信装置に含まれ、方法は、前記複数のキーのうちの1つ以上のキーが押下されたことにより該移動電話の機能を実行するステップを更に有する。
別の側面によれば、前記キーボードマトリクスの少なくとも一部は、無線ポータブル通信装置のアンテナに近接し、方法は、抵抗及びコンデンサ回路で少なくとも1つ以上のキーと関連付けられた信号を送出することにより、前記少なくとも1つ以上のキー間の対話をアンテナ動作との干渉から切り離すステップを更に有する。
本発明の別の側面によれば、アンテナ機能を有する無線通信装置用のキーボード装置は、前記無線通信装置にそれぞれの入力を提供するように選択的に操作可能な複数のキーと、前記複数のキーの各々に結合され、該複数のキーにそれぞれの信号を出力し、キーが前記無線通信装置に入力を提供するように操作されたかを判定するように構成された回路網と、前記キーのうちの少なくとも1つに結合され、前記無線通信装置の前記アンテナ機能に対して切り離されるように構成される前記回路網にある少なくとも1つの抵抗とを備える。
別の側面によれば、前記複数のキーは、x×yの2次元行列を形成する回路において結合される。
別の側面によれば、前記回路網は、前記2次元行列のうちの一方の次元で示され他方の次元の1つの場所にあるキーのグループを相対的に低い電圧レベルにするように構成され、前記回路網は、前記他方の次元の前記キーのうちのいずれかが相対的に低い電圧レベル以外であるかを判定するように更に構成される。
別の側面によれば、各キーは、前記キーの選択的操作に応答して2つの導電端子間に電気接続を提供する前記2つの導電端子及び移動可能部材を有し、前記少なくとも1つの抵抗が、前記端子のうちの1つに電気的に結合された1つの抵抗と、第2の端子に電気的に結合された1つの抵抗とを備え、コンデンサと結合される前記抵抗のうちの少なくとも1つが、抵抗にコンデンサ回路を提供し、前記アンテナ機能に対する影響を軽減するために、前記移動可能部材により前記端子間の回路を開成又は閉成することに応答して発生する前記信号の変化をスムージングする。
別の側面によれば、前記回路網は、前記複数のキーを実質的に同時に特定の状態に設定するようと試行する試行ステップと、いずれかのキーが前記特定の状態とは異なる状態であるかを判定するために、前記複数のキーのうちの、該複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つのキーのグループを実質的に同時にサンプリングするサンプリングステップと、前記複数のキーに対する前記試行ステップ、及び、前記キーのグループとは異なる少なくとも1つのキーを含み、前記複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つの別のキーのグループに対する前記サンプリングステップ、を繰り返す繰り返しステップとにより、前記キーをスキャンするように動作可能な論理を含む。
別の側面によれば、前記キーボードは、プロセッサ及びキーボードを動作させる動作コードを含むプログラム記憶装置及び前記プロセッサを有する無線通信装置に含まれ、前記動作コードは、少なくとも1つのキーの選択的操作により発生した割込み信号に応答して、前記複数のキーの全てがスキャンされるまで、前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、及び前記繰り返しステップを実行するように前記プロセッサを制御するように構成され、信号が安定化している間に提供された全ての待ち時間を除く、前記プロセッサが前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、及び前記繰り返しステップを実行して前記複数のキーの全てのスキャンを完了する動作の増分時間の合計が、前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、前記繰り返しステップ、及び全ての待ち時間が前記複数のキーの全てのスキャンを完了する合計時間より短く、前記プロセッサは、停止状態に移行すること又は前記試行ステップ、前記サンプリングステップ及び前記繰り返しステップを実行せずに別の機能を実行することを許可される。
本発明の別の態様は、プロセッサで実行されたときに、該プロセッサにより、キーボードマトリクスをスキャンし、該キーボードマトリクスの1つ以上のキーの選択的操作を検出する命令を含むコンピュータプログラムを含むコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に係り、前記プロセッサに、複数のキーを実質的に同時に特定の状態に設定するよう試行するステップ、いずれかのキーが前記特定の状態とは異なる状態であるかを判定するために、前記複数のキーのうちの、該複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つのキーのグループを実質的に同時にサンプリングするサンプリングステップ、前記複数のキーに対する前記試行ステップ、及び、前記キーのグループとは異なる少なくとも1つのキーを含み、前記複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つの別のキーのグループに対する前記サンプリングステップ、を繰り返す繰り返しステップ、を実行させるためのコンピュータプログラムを有することを特徴とする。
以下の説明及び添付の図面を参照すれば、本発明のこれらの側面及び特徴、並びに更なる側面及び特徴が明らかになるだろう。説明及び図面において、本発明の特定の実施形態は、本発明の原理が採用されるいくつかの方法を示すものとして詳細に開示されているが、本発明の範囲はそれに限定されないことは理解されよう。本発明は、添付の請求の範囲内の全ての変更、変形及び均等物を含むものである。
一実施形態に関して説明され且つ/又は例示される特徴は、1つ以上の他の実施形態において同一の方法又は同様の方法で使用されてもよく、且つ/あるいは他の実施形態の特徴と組み合わせて又はその代わりに使用されてもよい。
本明細書中で使用される場合の用語「有する」は、記載される特徴、数字、ステップ又は構成要素の存在を特定するものとして解釈され、1つ以上の他の特徴、数字、ステップ、構成要素又はそれらの集合の存在又は追加を除外するわけではないことを強調しておく。
本発明の多くの態様は、以下の図面を参照してより適切に理解されよう。図面の構成要素は必ずしも縮尺通りではなく、本発明の原理を明確に例示することにより重点が置かれている。本発明のいくつかの部分の例示及び説明を容易にするために、図面の対応する部分は大きさが誇張される場合があり、例えば、本発明に従って実際に製造される例示的な装置においてよりも他の部分に対して大きく示されることがある。本発明の1つの図面又は実施形態に示される要素及び特徴は、1つ以上の更なる図面又は実施形態に示される要素及び特徴と組み合わされうる。また、図中、同一の図中符号は、複数の図面にわたり対応する部分を示し、1’等のプライム記号を含む図中符号は、同一の非プライム図中符号と区別される同一の部分又は同様の部分を示す。
次に、図面を参照して実施形態を説明する。
本発明の明細書において、実施形態は、主に図示された移動電話等のポータブル無線通信装置の形態の移動無線電子装置に関連して説明される。しかし、移動電話の例示的な説明は、開示されるシステム及び方法の態様が使用されうる唯一の動作環境ではないことが理解されるだろう。従って、本明細書で説明される技術は、例えば移動電話、移動無線電子装置、メディアプレーヤ、ゲーム機、コンピュータ、ページャ、通信機、電子オーガナイザ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ポータブル通信装置等を含むあらゆる種類の適切な電子装置に適用可能である。
本明細書で使用されるように、「ポータブル通信装置」という用語は、ポータブル無線通信機器を含む。「ポータブル」及び「移動」という用語は同じ意味に使用できるから、ポータブル通信装置及び移動通信装置は同じ意味で使用されうる。以下において携帯電話(又は電話機)、ポータブル装置、ポータブル無線端末又はポータブル端末とも呼ばれる「ポータブル無線通信機器」及び「ポータブル無線通信機器」という用語は、移動電話、ページャ、通信機、例えば電子オーガナイザ、スマートフォン又はパーソナルデジタルアシスタント(PDA)等を含むがそれらに限定されない全ての電子機器を含む。本発明は、ポータブル通信装置に関連して説明されているが、ポータブル通信装置に限定されることを意図せず、音声及び/又はデータ通信に対して使用可能なあらゆる種類の電子機器に適用されてもよいことが理解されるだろう。
理解されるように、本発明は、携帯電話、他の電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、コンピュータ、他の通信装置等を用いて実施されうる。簡略化するために、本発明は、例として、携帯電話(本明細書で「移動電話」等及び/又は「無線通信装置」と呼ばれる場合もあるに関連して説明されるが、本発明は他の通信装置を用いて使用されてもよいことが理解されるだろう。
以下において、ポータブル通信装置を移動電話と呼ぶ。しかし、上述したように、「移動電話」といえば、他の種々の装置、例えば上述したもの等を含む。例えば図1及び図3に示されるような外観において、移動電話は設計又は様式の一種であるが、以下に更に詳細に説明されるような本発明の特徴は、例えば開閉する筐体を含む他の種類の移動電話、並びに現在存在しているかあるいは将来存在するようになる可能性のある他の種々の移動電話で使用されうる。
まず図1を参照すると、本発明の一実施形態に係る移動電話等のポータブル通信装置は、一般に10で示される。移動電話10は、筐体11、ディスプレイ12、スピーカ13、マイクロホン14、キーボード15及びアンテナ16を含む。キーボード15は、複数の英数字/ダイヤルキー17(当分野においてダイヤルキーパッドとも呼ばれる。)を含む。キーボード15は、複数のソフトキー18a、18b、並びに上下左右に動き、かつ中央で押下されるロッカーキー等のナビゲーション及び/又は選択キー19を更に含む。キーボードのキーは15kで総合的に示される。キー15kは、1つ以上のプリント回路基板上にあってもよく、あるいは筐体11中又は筐体11上に取り付けられるかあるいは位置付けられてもよく、選択的に操作されるようにアクセス可能である(本明細書では、例えば押下され、プッシュされ、スライドされるものとして示される。)。キーボード15のキー15kは、筐体11の表面、背面、側面、上面、下面等に示され、例えば移動電話10に対してデータを入力し、機能させるように選択的に操作されうる。例えば、ユーザによる1つ以上のキーの選択的操作によって、例えばディスプレイ12等で示される電話番号の入力、英数字テキスト及び数字の入力、動作機能の入力、着呼、終話又は発呼、カーソルの移動、あるいはデータ、アイコン(例えば、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)アイコン)のスクロール及び/又は選択等の移動電話の通常の機能が提供される。更に、ディスプレイ12は、指、スタイラス等によりタッチ又は押下され、移動電話10に入力を提供するタッチセンシティブディスプレイであってもよい。
図1に破線で示され、図4に関連して以下に説明する動作回路網20は筐体11内にある。動作回路網20は、バッテリ電源、1つ以上のプリント回路基板、プリント回路基板上のトレース、キーボード15のそれぞれのキーに対する取付台及び電気接続、並びにディスプレイ12等を含んでもよい。スピーカ13、マイクロホン14及びアンテナ16は、動作回路網20に電気的に接続され、筐体及び/又は動作回路網の1つ以上の回路基板に対して適切に取り付けられる。
以下に更に詳細に説明するように、キー15kのうちの少なくともいくつかは、マトリクス、例えばx行×y列の2次元行列で電気的に配置されうる。キーはグループでチェックされるかあるいはスキャンされ、押下されたキー又は選択的に操作されたキーを判定する。そのようなグループチェックは、相対的に迅速に実行される。
図1及び図2の双方を参照すると、移動電話10の構成要素に対するコストは、アンテナ16に対して切り離すためにインダクタではなく抵抗21(図2)を使用することにより削減することができる。それにより、それぞれのキー15kが選択的に押下される等、操作される場合に、アンテナ機能との干渉を回避する。移動電話10の構成要素に対するコストは、キーボード回路網で相対的に高い容量性負荷機能を有するESDデバイス22(図2)が低容量性負荷を提供するESDデバイスより相対的に高価でないため、そのような装置を使用することにより更に削減可能である。動作回路網20が選択的に操作されたキー15kを読み出す等判定するのに必要な時間は、それぞれのキーのグループをピングすることに類似するようなそれぞれのキーのグループに読み出し信号を同時に提供すること、及びキーのグループからそのようにピングした結果を同時に受信することにより短縮されうる。動作回路網20が押下されたキーを読み出すのをそのように時間短縮することにより、移動電話を省電力化でき、なおかつ/あるいは、他の機能に対するある処理時間を解放できる。
図2を参照すると、移動電話10のキーボード15の英数字/ダイヤルキー17が概略的に示される。キー15kは、図5に関連して更に説明されるより大きなキーボードマトリクスの一部17mである2次元行列で配置される。図2に示される英数字/ダイヤルキー17は、図5のキーボードマトリクスの一部に含まれる。英数字/ダイヤルキー17は、図中符号17及び通常のキーラベルを示す接尾部分により図2で個別に示される。英数字/ダイヤルキー17を含むキーボードマトリクスの部分は、R1、R2、R3と示された3つの行、及び、C0、C1、C2、C3と示された4つの列を有する。例えば、マトリクスの行R1の4つのキーは、それぞれ、英数字/ダイヤルキー17のうちの「4」、「*」、「7」、及び「1」とラベル付けされた対応するキー、並びに、同様に図2に示されるキーボードマトリクス部分17mの他のそれぞれの行及び列のキーに対して、図1に示されたキーボード15の17−4、17−*、17−7、及び17−1等で示される。
図2において、キーボードマトリクスは、動作回路網の論理回路網から信号を受信するための3つの接続部を有し、そのうちの1つは、行R1、R2、R3の各々におけるキーのグループに対するものである。これらの接続部は、動作回路網20の論理回路網の出力線又は回路に対するものであり、それぞれ、Out1、Out2、Out3とラベル付けされる。キーボードマトリクスは、動作回路網20の論理回路網の入力線又は回路に対する4つの接続部を更に有し、そのうちの1つは、列C0、C1、C2、C3の各々におけるキーのグループに対するものである。これらの接続部は、それぞれ、In1、In2、In3、In4とラベル付けされる。
英数字/ダイヤルキー17のそれぞれのキーに結合された回路におけるESDデバイス22の容量性負荷は、以下に更に説明するように相対的に高くてもよい。キーがキーの端子(接点)間の回路を閉成するように押下される等選択的に操作される時、抵抗21は、移動電話10の筐体11のアンテナに十分に近接する英数字/ダイヤルキーを含む回路内にあり、アンテナ16に負荷をかける等アンテナ機能と干渉する傾向がある。抵抗21は、ESDデバイス21の容量性負荷と組み合わせて、並びに場合によってはキー17に対する回路網を有し且つ/あるいはキーが取り付けられるか及び/又は容量の他のソースであってもよいプリント回路基板上のトレース間の寄生容量等の他の容量及び抵抗と更に組み合わせて、キーが選択的に操作された場合に発生する電圧スパイク等の電圧変化の増加又は急激な電圧変化を遅らせる傾向がある。これらのスパイクを遅らせ且つ/あるいはスパイクの大きさを削減することにより、上述のアンテナ機能との干渉を減少させるかあるいは除去する。
比較的安価なESDデバイス22を使用することにより、移動電話10のコストを削減する。しかし、例えば相対的により高価で且つ相対的に低い容量のESDデバイスを使用する場合と比較して、これらのESDデバイスの相対的に高い容量により、選択的に操作されたキーと関連付けられる回路網が安定化するのに必要な時間は増加する。デカップリング機能で使用される場合、本明細書で説明するように、選択的に操作される場合にアンテナ機能と干渉する可能性のあるキーのそれぞれの回路網において相対的に高価なインダクタではなく相対的に安価な抵抗21を使用することにより、移動電話10のコストは削減されるが、回路網が安定化する時間は増加する。しかし、以下及び本明細書の他の場所で説明されるように、グループ問合せ、並びにキー17(及びキー15kの他のもの)の読み出しにより、問合せ及び読み出しに必要な時間を短縮し、上述した回路網の容量性負荷及び抵抗型負荷により増加した時定数の影響を軽減するかあるいは除去する。
例えば、引き続き図2を参照すると、信号は、それぞれの行R1、R2、R3においてキーのグループに提供され、それぞれのキーが選択的に操作されたかを示す信号は、それぞれの列C0、C1、C2、C3においてキーのグループから読み出される。入力信号をキーのグループに送出する等入力信号をピングする論理、例えば問合せ信号をそのようなキーに送出する論理を使用し、且つピングされる場合にキーの選択的操作を示す出力を提供するキーを判定するか又は読み出す論理を使用することにより、情報が取得され、選択的に操作されたキーを識別する。移動電話は、種々の従来の方法又は将来開発される可能性のある方法で動作中にその情報を使用してもよい。キーのグループから情報を取得するのに必要な時間は、1度に個々のキーから情報を取得するのに必要な時間より少ないだろう。
図3を簡単に参照すると、移動電話2’が示される。移動電話10’は、移動電話10’に別個のキーボード15がないことを除いて、構造及び機能が移動電話10に類似する。キーボード15’は、ディスプレイ上にそれぞれのキーの画像及び/又は他の何らかのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を表示することにより移動電話10’に提供される。ユーザは、そのように示されたキー、GUIのアイコン等に触れ、移動電話10’の動作回路網20’への入力を行うことができる。
移動電話10、10’は、例えばon/offキー25、音量調節キー26a、26b及びWiFi on/offキー27等の更なるキー(図1に示される)を含んでもよい。例えばそのようなキーは、移動電話10で使用される別個のメカニカルキーであってもよく、あるいは移動電話10’のディスプレイ12’上に示されてもよい。on/offキー25は移動電話10をon及びoffにしてもよく、音量調節キー26a、26bはスピーカ13の音量を調節するように操作されてもよく、WiFiキー27は移動電話の無線インターネット接続機能をon又はoffしてもよい。移動電話10、10’は、本明細書で説明され且つ示されたものよりも多くのキー又は少ないキーを含んでもよい。
筐体11、11’(ハウジングと呼ばれる場合もある)は、例えば図1及び図3に示されるように、「ストレート」形状又は構成であってもよい。移動電話10、10’は、例えば折り畳み型構成又はフリップ電話と呼ばれる場合もあるもの、主筐体部分からスライドするかあるいは主筐体部分に対して回転する移動可能なキーボードを含む電話、又は存在するかあるいは将来存在するようになってもよい他の何らかの形状又は設計等の別の形態、設計又は型であってもよい。
図4を参照すると、無線電子装置10(移動電話)の動作回路網20は、筐体11内に示される。例えば動作回路網20は、移動電話の種々の機能を制御する制御回路30を含む。例えば制御回路30は、マイクロプロセッサ又は他のプロセッサ等の処理装置31、並びに特定用途向け集積回路(本明細書の他の場所でASICと呼ばれる場合もある。)、あるいは他の論理装置、回路及び/又はソフトウェア等の論理回路網32を含む。簡略化するために、以下においてそのような論理回路網32をASICと呼ぶ。一例として、図2に関連して図示され且つ説明されるキーボードマトリクス部分17mと論理回路網との間の上述した接続部Out1、Out2、Out3及びIn1、In2、In3、In4は、ASIC32との直接接続又は間接接続であってもよい。
制御回路30にはメモリ33が結合される。例えばメモリは、制御回路30及び移動電話10を動作させるコンピュータプログラミング、命令、アプリケーションソフトウェア等を記憶することができ、移動電話にとって従来の機能であるような連絡先情報、電話番号、アプリケーションプログラム、電子メール対応等を格納する格納機能を更に記憶することができる。入出力インタフェース34は、外部回路網への接続を提供し、新しいアプリケーションソフトウェア及びデータ等を受信することができる。例えば、メモリ33に格納された連絡先情報とリモートコンピュータ上に格納された連絡先情報とは同期することができ、新しいアプリケーションプログラムはロードされ、あるいは既存のアプリケーションプログラムは入出力インタフェース34を介して更新等されうる。入出力インタフェース34は、移動電話にとって従来の機能であり且つ将来存在するようになる可能性のあるような他の機能を提供することができる。電源35は、動作回路網20に電力を提供する。例えば電源は、充電可能なバッテリであってもよく、電源35を充電するために外部電源への接続部を含んでもよい。
図示されるように、キーボード15は、動作回路網20において制御回路30に結合される。例えば移動電話10のユーザは、ディスプレイ12(又は移動電話10’のディスプレイ12’)のタッチ応答部分及び関連付けられた回路網であるタッチ入力アセンブリ12a及び/あるいはキーボード15を介して制御回路30への入力を提供できる。また、制御回路30がビデオ/画像処理回路36を介してディスプレイ12に結合されることにより、ディスプレイは、例えば英数字リスト及び/又は他の情報、グラフィカルユーザインタフェースのアイコン、映画、静止画等の種々の画像を提供する。スピーカ13及びマイクロホン14は、音声信号処理回路37を介して制御回路30に結合される。音声信号処理回路37は、無線回路38に更に結合されることによりアンテナ16に結合され、アンテナにより送信される信号を提供し、アンテナから信号を受信する。例えば信号は、マイクロホン14から受信した音声又は従来の方法でスピーカ13に提供された音声を示す。例えば、音声信号処理回路37、並びにスピーカ13、マイクロホン14及び無線回路38の制御は、更に従来の方法で制御回路30により提供される。例えばカメラ24は、制御回路30により更に制御され、写真を撮影し、ビデオ画像等を取得することができる。例えばこれらの写真及び画像は、従来通りメモリ33に格納されてもよく、種々の目的で使用されてもよく、ディスプレイ12上に示されてもよい。更にローカル送受信機39は、動作回路網に含まれ、制御回路30及び動作回路網20の他の動作可能部分を介して種々の送受信機能を制御してもよく且つ/あるいは実行してもよい。例えば、矢印40により示されるように、信号は、場合によってはアンテナ16及び通信ネットワーク41により送受信され、且つそれらの間で送受信される。通信ネットワーク41は、電話音声及び/又はデータ通信、インターネット、あるいは他のネットワーク通信等を提供してもよい。更に通信は、「携帯用無線電話機」型の機能等を使用して一方の移動電話から他方の移動電話に直接実行されてもよい。
図5を参照すると、図1の移動電話10で使用された例示的なキーボード15が示される。図5のキーボード15に関連して以下に説明されるものに類似するキーボード機能は、タッチスクリーン上に示されたキーボードを有する移動電話10’で更に使用されてもよい。しかし、簡略化するために、例示的なキーボード15は、図1の移動電話10及び動作回路網20(図4)に関連して説明される。
図5において、複数の入出力接続部48を示す。接続部48は、一般に49で示されたキーボード回路網と動作回路網20(図4)における制御回路30の論理回路網(ASIC)32との間に延在する。
接続部48はKEYOUT接続部50〜54を含む。KEYOUT接続部50〜54は、キーボード15に信号を供給し、以下に更に説明する種々の機能を実行するASIC32からの出力である。更なるKEYOUT接続部55は、抵抗56を介して接地基準電位57のソースに結合される。KEYOUT接続部51〜53は、図2に示されたキーボードマトリクス部分17mに関連して上述される接続部Out1、Out2、Out3に対応する。
接続部48は、KEYIN60〜65と呼ばれる6つの接続部を更に含む。KEYIN接続部60〜65はASIC32に接続され、入力信号又は情報をASICに提供する。その情報は、ユーザ、例えば移動電話10(図1)のキーボード15のキー15kのうちの1つ以上を押下するかあるいは操作するユーザにより選択的に操作されたキーボード15の1つ以上のキーがあればそれを理解するために、処理装置31により使用される。KEYIN接続部60〜63は、図2に示されたキーボードマトリクス部分17mに更に関連して上述される接続部In1、In2、In3、In4に対応する。
キーボード15は、x−y行列と呼ばれる場合もある2次元マトリクス形式で電気的に編成される。マトリクス形式は、それぞれのキーの電気回路網構成を示す。例えばキー15kの物理的位置は、図1に示されるような筐体11に対するキーの場所により明らかであるように、そのように編成された行列になくてもよい。マトリクス次元x及びyは整数である。示される実施形態において、図5のキーボード15は、ASIC32に結合される5つのKEYOUT接続部50〜54及び6つのKEYIN接続部60〜65に基づいて5行×6列である。以下の説明の便宜上、キーボード15は、行R0〜R4及び列C0〜C5を有するキーボードマトリクス70と呼ばれる。キーの6番目の行R5は、ASIC32ではなく接地へのOut6接続部である。
キーボードマトリクス70の行R1を参照すると、4つのキーが、それぞれ、列C0〜C3に示される。これらのキーは、それぞれ、英数字及びシンボルキャラクタ4、*、7、1を示す。図1のキーボード15の英数字/ダイヤルキー17部分に示された数字の1を含む英数字キーを示すキー71は、スイッチ部材72及び関連付けられた端子又は接点を含み、それらのうちの1つは73で概略的に示される。示されないが、移動電話の71として識別されるキー等の一般的なキーは、互いに離間し且つドームと呼ばれる場合もある柔軟な接触部材と位置合わせされる2つ以上の端子を含んでもよい。ドームは、弾力性を有し、端子に対してそれを押下することにより変形する。ドーム又はドームと関連付けられた部材の少なくとも一部は、導電性を有し、端子と電気的に接続することにより、それらを互いに電気的に接続する。ドームを端子に対して押下する圧力が解放される場合、端子間の接続が切断される。例えばユーザがキーを押下して導電性のドームを変形し、キーと関連付けられた端子に接続することにより、キーは選択的に操作可能であることが理解されるだろう。そのような選択的な操作により、信号は制御回路30(図4)に提供される。これらの信号は、種々の機能を実行し且つ動作回路網20へのデータ入力を提供するために使用されてもよい。
図面の利便性のため、ブロック又は長方形としていくつかのキーを図5に示す。しかし、そのようなキーは、キー71に類似してもよく、あるいは他の何らかの種類の選択的に操作可能なキーであってもよい。
キーを押下することによる回路の閉成又はキーを解放することによる回路の開成等のキーの選択的な操作は、移動電話のアンテナ機能との電磁干渉を発生させる電気信号の相対的に急激な増加又は低下を引き起こす傾向があるだろう。キーが移動電話のアンテナ16に近接して配置されるほど、そのような干渉及びアンテナ機能、すなわち通信動作の劣化が発生する可能性が高くなる。図6に関連して以下に更に詳細に説明するように、移動電話のアンテナ機能に対するそのような影響を軽減するために、過去にはデカップリングインダクタが使用された。しかし、図2に関連して上述されるように、デカップリング抵抗51は、本発明の一実施形態に従って使用される。デカップリング抵抗及びデカップリングインダクタは、図5に示されない。
図5に示されるようなキーボードマトリクス70のキー15kは、図5に示された例示的な行及び列の関係である。行列におけるこれらの位置は、移動電話10におけるそれぞれのキーの物理的位置と必ずしも対応しない。例えば、図1に示される12個の英数字/ダイヤルキー17は、図5のキーボードマトリクス70のそれぞれの例示的な行及び列の位置にある。キーボードマトリクスにおけるキーの配列は、効率的に信号をキーに提供し、且つ移動電話10を動作させることに関連して使用されるようにキーから受信した信号等の情報を復号化するASIC32の論理と共に連係されてもよい。適切な論理を提供するASIC32、並びに/あるいは1つ以上の他の装置又は回路及び/あるいはソフトウェア等の適切な論理回路網は、それぞれのKEYIN線60〜65で受信される信号に基づいて移動電話10の機能及び動作機能に適用するように当業者により設計されてもよい。従って、図5に示されるキーボードマトリクス70の例は、行R1、R2、R3及び列C0、C1、C2、及びC3に配置された英数字/ダイヤルキー17を有し、これらの英数字キーのそれぞれの指示を図5に示す。例えば所定のキー4、*、7、1は、キーボードマトリクス70の行R1に配置される。キー5、0、8、2は、行R2に示される。キー6、#、9、3は、キーボードマトリクスの行R3に示される。
例えば行R0等のキーボードマトリクスに示される更なるキー及び/又はその機能は、左ソフトキー18a、動作メニューキー74(図1には不図示)、発呼又は着呼を表すいわゆる「緑」キー(18gで図1に示す)、「ウォークマン(登録商標)」キー75、ソフトキー右18b及び「WiFi」キー27である。キーボードマトリクス70の行R1及びR2のキーを上述する。更に図5に示されるように、行R1及びR2のキーボードマトリクスの右側にいくつかの空白がある。行R3には、上述した英数字/ダイヤルキーのうちのいくつか、並びにカメラシャッターキー24s及びカメラオートフォーカスキー24aがある。
6つのキーをキーボードマトリクス70の行R4に示す。列C0〜C4のこれらの6つのキーのうちの5つは、それぞれ、ロッカーキー等のナビゲーションキー19(図1)と関連付けられる。そのようなロッカーキーと関連付けられた5つのキーは、図5でラベル付けされるような上下左右に動くこと及びキーの中央をプッシュすることを含む。そのような動き及びプッシュにより、例えばディスプレイ12上に示されるものに依存してあるいは従来のように種々の機能に対して使用されるそれぞれのスイッチを閉じてもよい。また、キーボードマトリクス列C5の行R4には、移動電話10をoffするかあるいはバッテリを除去する必要なく移動電話をリセットするために使用されてもよい「クリア」キーがある。
図5に示されたキーボードマトリクス70の下の行R5は、それぞれの列C0〜C5に以下のキー、すなわち終話のために更に使用されてもよい赤のon/offキー25、ビデオ再生キー80、ビデオ巻戻しキー81及びビデオ早送りキー82、並びに音量ダウンキー26b及び音量アップキー26a(音量を下げるか又は上げる)を含む。
移動電話10のキーは、プリント回路基板等の単一の支持構造又は取付構造上に配置されてもよく、あるいは2つ以上の支持構造、すなわち例えば2つ以上のプリント回路基板上にそれぞれ取り付けられてもよい。キーは、移動電話10の筐体11上又は筐体11に対して取り付けられてもよく、動作回路網20の種々の回路に電気的に接続されてもよい。他の技術が、当技術分野において既知であるようにそれぞれのキーを物理的に位置付けるため又は取り付けるために使用されてもよく、将来開発されてもよい。
キーボードマトリクス70の種々のキーを使用する際、1つ以上のキーは、KEYIN線60〜65上の信号をASIC32に提供して移動電話10を動作させるように押下されるかあるいは操作されてもよい。移動電話の動作は、従来の方法で又は将来存在するようになる方法で実行されてもよい。図5のキーボードマトリクス70は示されたキーを含むが、本発明の機能は、示されたよりも少ないキー又は多いキーで使用されてもよいことが理解されるだろう。例えば、動作回路網20を使用してそのようなキーからの信号を復号化するために、適切な論理が提供されてもよい。
簡略化するために、本発明の更なる説明は、図1に示され且つキーボードマトリクス70行R1〜R3及び列C0〜C3に更に示された英数字/ダイヤルキー17に関する。キーボードマトリクス70の構成におけるキーボード15の他のキーは、英数字/ダイヤルキー17に関連して説明されたのと同様の方法で操作されてもよい。
図示されたキーボードマトリクス部分17mを図5のキーボードマトリクス70と連係しやすくするために再度図2を簡単に参照すると、ASIC32から信号を受信するためのKEYOUT接続部又はライン51、52、53が示される。ASIC32は、図10に概略的に示されるような本発明を実行する方法に関連して以下に説明されるように、接続部又はライン51、52、53を、それぞれ、選択的に相対的に高い電圧レベル又は相対的に低い電圧レベルにする傾向があるかあるいはそのようなレベルにさせるそれぞれのトランジスタ又は他のスイッチ91、92、93を含みうる。
KEYIN接続部又はライン60、61、62、63を図2に更に示す。そのようなラインは、ASIC32でそれぞれの増幅器100、101、102、103に結合され、例えばユーザにより選択的に操作されているキー17(又はキーボード15全体のキー15k)を識別するように復号化されうる信号をASICに提供する。ASIC32は、それぞれ、それぞれのKEYIN入力接続部又はライン60〜63に結合された内部プルアップ抵抗110、111、112、113を更に含む。プルアップ抵抗は、114で例えば電源35により提供された電圧源に結合され、キーのうちのそれぞれ1つがそれらの接点間の回路を閉成するように選択的に操作されるか否かに依存してライン上で適切な電圧レベルを提供する。
図2のキーボードマトリクス部分17mと関連付けられた回路網にコンデンサ115を示す。コンデンサ115は、キーボードマトリクス部分17m及び同様にキーボードマトリクス70において負荷をかけてもよい寄生容量及び/又は他の容量を示す。コンデンサ115の場所は単なる例示であり、図面が雑然とするのを避けるために容量性負荷のそのような他の例を示さないが、寄生容量の影響は、キーボードマトリクスの回路網の他の場所でも見られるだろう。
図2のキーボードマトリクス部分17mと関連付けられた回路網にコンデンサ22を示す。各コンデンサ22は、各回路のESDデバイス、寄生容量及び外部からの容量性負荷の和又はそれぞれの回路により体験されるようなESDデバイス、寄生容量及び外部からの容量性負荷の和を示す。寄生容量は、信号と接地との容量及び入力と出力との内部容量の和である。他の全ての容量がゼロであったか、あるいはコンデンサ22が結合される回路の動作に影響を与えないほど小さかった場合、それぞれのコンデンサ22はESDデバイスを示してもよい。寄生容量が存在し且つ外部からの容量性負荷が更に存在する可能性が高い。そのような場合、コンデンサは、使用される場合にはESDデバイスの容量及び寄生容量、例えばESDデバイスの容量及び寄生容量の和を示す。
図2の回路に別のコンデンサ115を示す。例えばコンデンサ115は、ASIC32等の論理回路網の内部容量及び/又はキーボードマトリクス部分17mに結合される他の回路網を示す。
キーボードマトリクス17mの回路網及び/又は論理回路網等のキーボードマトリクスと関連付けられた回路網におけるコンデンサ22の数及び配置、並びにコンデンサ115の数及び配置は、図2に図示されたものとは異なってもよい。図面が雑然とするのを避けるために、考えられる全ての容量を示さない。また、キーボードマトリクス部分17mが全てのキーボードマトリクス70の例示であるため、キーボードマトリクス70の他の部分は、図2のキーボードマトリクス部分に関連して示され且つ説明される22及び115で示されたのと同様の容量及びコンデンサを有してもよいことが理解されるだろう。
注目すべきは、キーボードマトリクス70の種々のライン上の合計容量(図2のキーボードマトリクス17mに関連して例として上述した)である。それぞれの回路の抵抗と共にそれぞれの回路の合計容量は、考慮されるべき抵抗容量(RC)時定数を提供する。
上述したように、キーボードマトリクスの回路網の抵抗型負荷及び容量性負荷、並びにそのような負荷により生じた結果として得られる時定数は、選択的に操作されたキーを正確に判定するように、回路網が安定化する時間を必要とする。しかし、例えば図8に関連して以下に説明するようなキーボードマトリクスの操作方法は、選択的に操作されたキーを判定するのに必要な時間を削減する傾向がある。
図2のキーボードマトリクス部分17mに対するそのような操作を要約すると、キーボードマトリクス部分17mのキー17が所定の期間プッシュされなかった場合、キーボードマトリクス部分の回路は停止状態であり、全てのKEYOUTライン51、52、53がASICのトランジスタ91、92、93に伝導することにより接地基準電位のソースに結合されるために相対的に低い電圧レベル(信号レベルと呼ばれる場合もある)である。一方、KEYINライン60、61、62、63は、プルアップ抵抗110、111、112、113を介して114で結合された電圧源から提供される電圧のため、相対的に高い電圧レベルである。114で結合された電圧源は、例えば電源35からの電圧レベル調整回路網、フィルタ等から直接又は間接的に提供されてもよい。
相対的に高い電圧レベルとは、例えば、114で提供されるような供給電圧の約70%以上のものをいう。相対的に低い電圧レベルとは、例えば、114で提供されるような供給電圧の約30%以下のものをいう。電圧レベルのこれらのパーセンテージは例示である。相対的に高い電圧レベル及び相対的に低い電圧レベルは、114の電圧の70%以上及び/又は30%以下でなくてもよく、あるいは所望されるような異なるソース又は場所から提供された電圧であってもよい。回路網が本明細書で説明するように機能するために、相対的に高い電圧レベルと相対的に低い電圧レベルとの間には十分な差があるべきである。
キーのうちの1つがプッシュされる場合、KEYINライン60〜63のうちの少なくとも1つは、キーをプッシュする直前に相対的に高い電圧レベルから相対的に低い電圧レベルに移行する。この相対的に低い電圧レベルは、動作回路網30に対する表示としてASICに提供され、プッシュされたキーのうちの1つ以上を判定するために論理的な機能及びステップを実行する。例えば、キー17−0がプッシュされ、その接点間の回路を閉成した場合、ASIC32のトランジスタ92を介して接地基準電位に結合されるKEYOUTライン52から入力ライン61を相対的に低い電圧レベルにするそのラインに接続される。
プロセッサ31の制御下で、例えばメモリ33、全てのKEYOUTライン51、52、53から提供されたASIC32の論理回路網及び/又はソフトウェア(コンピュータコード等)は、トランジスタ91、92、93が接地114gへの接続を妨害するため、それらのトランジスタをoffすることにより相対的に高い電圧レベルになる。図面が雑然となるのを避けるため、示された接地端子及び接地接続のうちのいくつかのみを図2で114gとラベル付けする。
キーボードマトリクス部分17mの回路網が安定化した後、例えば、約1ミリ秒乃至約4ミリ秒(又は他の十分な時間)にわたり、KEYOUTライン51の始めは、トランジスタ91をonにすることにより相対的に低い電圧レベルになる。その後、全てのKEYINライン60〜63は、それらに対する電圧が低いと予想される場合にサンプリングされる。例えば、行R1のキー17−4、17−*、17−7、17−1のグループがプッシュされないため、KEYOUTライン51を相対的に低い電圧レベルにしてもKEYINライン60〜63のうちのいずれも変化しない。次に、KEYOUTライン51を再度相対的に高い電圧レベルにする。上述したように全てのKEYOUTラインが相対的に低い電圧レベルになっており且つKEYINラインがサンプリングされるまで、例えば次のKEYOUTラインが相対的に低い電圧レベルになり且つ全てのKEYINライン60〜63がサンプリングされるようにこの処理が繰り返される。
プッシュされたキー17−0がキーボードマトリクス部分17mの第2の行R2におけるキーのグループであるため、トランジスタ92をonにして伝導状態にすることで出力ライン52を相対的に低い電圧レベルにすることにより、KEYINライン61上の信号レベルを相対的に低い電圧レベルに下げる。第2のKEYOUTトランジスタ92の間のKEYINライン61上の相対的に低い電圧レベルのこのような状態は、キー17−0がプッシュされることを第2の行R2におけるキーのグループが示すようにする。
上述の方法は、逐次プッシュされるかあるいは同時にプッシュされる1つ以上のキーを検出するために使用されてもよいことが理解されるだろう。プロセッサ31の動作及び適切なソフトウェアと共に、ASIC32の論理回路網は、例えば電話番号を格納してダイヤルし、メッセージを作成して送信し、写真又はビデオを撮影して格納する等の適切な動作が動作回路網により実行されるようにプッシュされたキーを復号化、解読又は判定するために使用されうる。
図6を簡単に参照すると、グラフ130は、キーボードマトリクス部分17mのそれぞれのキーと関連付けられたそれぞれのコンデンサに対する信号レベル(電圧レベル)、例えば図2に示されたそれぞれの容量性負荷22(例えば、上述したようなESDデバイス、寄生容量等)を示す概略的に理想化された曲線131、132を示す。信号レベルは、実質的に瞬間的に相対的に高い電圧レベル及び相対的に低い電圧レベルに移行する。例えば、KEYOUTライン51が相対的に低い電圧レベルと相対的に高い電圧レベルとの間になるため、曲線131は、キー17−4と関連付けられたコンデンサ22の電圧レベルを示すことができる。相対的に高い電圧レベルから相対的に低い電圧レベルに移行するのに必要な時間は非常に短いが、相対的に低い電圧レベルから相対的に高い電圧レベルに移行するのに必要な時間は僅かに長い。従って、キーボードマトリクス部分17mの回路網がそのように最適化された状態、例えば相対的に僅かな容量性負荷で安定化するのに必要な時間は相対的に短く、プッシュされたキーを判定する動作にそれほど多くの時間はかからない。
しかし、図7のグラフ133を参照すると、例えばESDデバイス22(一般に比較的高価なESDデバイスより大きな容量を有する比較的安価なESDデバイス等)による比較的大きな容量性負荷及びデカップリング抵抗21により提供された抵抗で本発明を使用することにより、信号レベルが例えば各キーと関連付けられた各コンデンサ22にわたる相対的に高い電圧レベルと相対的に低い電圧レベルとの間を移行するタイミングは、曲線134、135のように見える。曲線134、135は、信号レベルが相対的に高い電圧レベルから相対的に低い電圧レベルに相対的に速く移行することを示すが、容量性負荷及び抵抗型負荷により提供された相対的に大きなRC時定数のため、相対的に高い電圧レベルに回復するには相当時間がかかる。しかし、本発明を使用することにより、例えば上述の方法で1つ以上のキーがプッシュされたかを判定するのをチェックする前に電圧レベルが安定化するように、KEYINライン及びKEYOUTラインをそれぞれのレベルにし、曲線134、135に適応する間の十分な待ち時間を提供する。約1ミリ秒から約4ミリ秒の待ち時間は、信号が相対的に低い電圧レベルから相対的に高い電圧レベルに移行する際に安定化するのを許容できることが分かった。適切に安定化されている限り、より長い待ち時間又はより短い待ち時間を使用できる。しかし、本発明を使用することにより、20ナノ秒(ns)の非常に短い時間で相対的に低い電圧レベルで適切に安定化される。電圧レベルが適切に安定化されていない場合、ゴーストキーが誤って検出される可能性がある。ゴーストキーは、プッシュされたとして検出されると考えられるが、実際にはプッシュされないキーである。
回路網が安定化してから、それぞれの行R1、R2、R3のキーのグループ等のキーのグループの中からプッシュされたキーを検出するのに必要な実際の時間は、数ナノ秒、例えば約20ナノ秒以下又は約20ナノ秒以上という短さでもよいが、とにかく本明細書で上述した待ち時間の長さよりはるかに速い。キーボードマトリクス17mが安定化している間、例えば待ち時間中、プロセッサ31は全く動作する必要がなく、節電するために低電力モードであってもよい。あるいは、プッシュされたキーを検出すること以外の機能を実行するために使用されることにより、プロセッサを有効に使用するように改善することもできる。
上述したように、キーボードマトリクス部分17mの上述の動作は、完全なキーボードマトリクス70の例示的な動作である。図8に示される論理図又はフローチャート140を参照して、キーボードマトリクス70、制御回路30、制御回路及び/又はメモリ33に含まれたソフトウェアを含む本発明のそのような動作を以下に更に説明する。そのような動作は、キーボードマトリクス部分17mに関連して上述した動作に類似する。
キーボードマトリクス70において、ASIC32への5つのKEYOUT接続部又はライン50〜54がある。キーボードマトリクスは、より多いKEYOUTライン又はより少ないKEYOUTラインを有してもよい。
ブロック141において、キーボードマトリクス70は停止している。全ての5つのKEYOUTライン50〜54は相対的に低い電圧レベルであり、全ての6つのKEYINライン60〜65は相対的に高い電圧レベルである。
ブロック142において、X番目のKEYOUTは1番目のKEYOUTに設定される。一般に1番目のKEYOUTは常に同一であるが、どれが1番目のKEYOUTであるかは必ずしも問題ではなく、他のKEYOUTは逐次又はある所望の順序で後続する。従って、即座の例として、1番目のKEYOUTはKEYOUTライン又は接続部50(図2)であってもよい。
ブロック143において、キーがプッシュされるかについて問合せされる。キーがプッシュされたかを判定することは、図2のキー17−0に関連して上述した処理に従ってもよい。回答がnoである場合、ループライン144はブロック141に戻る。キーがプッシュされた場合、割込み信号がASIC32に提供され、その後プッシュされたキーを判定するブロック145で開始する後続のステップが実行される。ASIC32で提供された信号は、プロセッサ31及び/又は制御回路30の他の部分に更に提供されてもよい。
ブロック145において、全てのKEYOUTライン50〜54は、相対的に高い電圧レベルになる。
次にブロック146において、待機が所望の待ち時間、例えば約1ミリ秒から約4ミリ秒に設定される。例えば、容量性負荷にわたる信号が例えば相対的に低い電圧レベルから相対的に高い電圧レベルに変化した後、待ち時間は回路を安定化させる。
ブロック147において、X番目のKEYOUTは相対的に低い電圧レベルになる。次にブロック148において、X番目のKEYOUTは相対的に低い電圧レベルのままであるが、全てのKEYINライン60〜65を同時にサンプリングしてKEYINライン上の信号がLOWであるかを予測する。1つ以上のKEYINラインが相対的に高い電圧レベルである場合、ASIC32に提供されたこの情報は、X番目のKEYOUTラインが相対的に低い電圧レベルであることとある意味で連係され、押下されたキーを判定する。
ブロック149において、全てのKEYOUT信号レベルは相対的に高い電圧レベルになり、ブロック150において、例えばブロック146の待ち時間に類似した待ち時間が存在し、回路網及び信号が安定化する。
待ち時間の期限切れ又は時間切れになった後、次にブロック151において、X番目のKEYOUTを示すXの値が1だけ増加する。
ブロック152において、XがKEYOUTの総数Yより大きいかについて問合せされる。大きくない場合、次にブロック153において、上述の処理が以下の通り繰り返される。例えばブロック153において、X番目のKEYOUTは相対的に低い電圧レベルになる。次にブロック154において、全てのKEYINライン60〜65を同時にサンプリングして、それらが相対的に低い電圧レベルかを予測する。上述したように、KEYIN信号レベルが相対的に高い電圧レベルである場合、その情報は、ASIC32及びプロセッサによりX番目のKEYOUTと連係され、プッシュされたキーを識別する。
ライン155はブロック149に戻り、値X(KEYOUTの数を示す)がKEYOUTの総数Yを超えるまでブロック150〜154が再度後続する。これがブロック152で検出されたように発生する場合、ライン156はブロック143に戻る。その後、フローチャート論理図は上述したように継続する。
一例として、上述の方法で全てのキーのグループをサンプリングするかあるいはスキャンする処理は、28ミリ秒毎に繰り返されてもよい。一般にこれは、押下されているキーを検出できるほど頻繁であり、待ち時間中等にプロセッサの停止又は他の用途を許可するのに十分なほど遅い。
図8の上述の論理図140は例示である。本発明で説明する特徴を有する移動電話10、10’及び動作回路網30は、本明細書で説明する機能及び利点を取得するように多くの種々の方法で動作してもよい。
本発明の一部は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組合せで実現されることが理解されるだろう。説明された実施形態において、多くのステップ又は方法は、メモリに格納され且つ適切な命令実行システムにより実行されるソフトウェア又はファームウェアで実現されてもよい。例えば別の一実施形態のようにハードウェアで実現される場合、当技術分野において既知である以下の技術、すなわちデータ信号上で論理機能を実現する論理ゲートを有する個別の論理回路、適切な組合せ論理ゲートを有する特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等のうちのいずれか又はそれらの組合せで実現されるだろう。
フローチャートのあらゆる処理又は方法の説明は、特定の論理機能又は処理のステップを実現する1つ以上の実行可能な命令を含むモジュール、セグメント又はコードの一部分を示すものとして理解されてもよい。本発明の当業者により理解されるように、別の実現例は、必要とされる機能性に依存して図示又は説明された順序とは異なる順序、例えば実質的に同時に又は逆の順序で機能が実行されてもよい本発明の好適な実施形態の範囲内に含まれる。
例えば論理機能を実現する実行可能な命令の順序付けされたリストを考慮する図面のフローチャートに示す論理及び/又はステップは、命令実行システム、命令実行装置又は命令実行装置、例えばそれらから命令を取り出し且つその命令を実行するコンピュータに基づくシステム、プロセッサを含むシステム又は他のシステムにより使用されるか、あるいはそれらと組み合わせて使用されるあらゆるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体で具体化される。本明細書に関して、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」は、命令実行システム、命令実行装置又は命令実行装置により使用されるか、あるいはそれらと組み合わせて使用されるプログラムを包含、格納、通信、伝播又は転送するあらゆる手段であってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば電子、磁気、光学、電磁、赤外線又は半導体システム、装置、装置、あるいは伝播媒体であってもよいが、それらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例(非網羅的リスト)には、1つ以上の電線を有する電気接続(電子)、ポータブルコンピュータディスケット(磁気)、ランダムアクセスメモリ(RAM)(電子)、読み出し専用メモリ(ROM)(電子)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)(電子)、光ファイバー(光学)及びポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CDROM)(光学)が含まれるだろう。尚、プログラムが、例えば紙又は他の媒体の光学スキャンを介して電子的に取り込まれ、必要に応じて適切にコンパイル、解釈又は処理されてコンピュータメモリに格納されるため、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プログラムが印刷される紙又は別の適切な媒体であってもよい。
上記説明及び添付の図面は、本発明の種々の特徴を示す。上述され且つ図示される種々のステップ及び手順を実行するために適切なコンピュータコードを当業者が準備することが理解されるだろう。上述の種々の端末、コンピュータ、サーバ、ネットワーク等は実質的にいかなる種類であってもよく、本明細書の開示に従ってそのような装置を使用する本発明を実行するためにコンピュータコードが準備されることが更に理解されるだろう。
本明細書では、本発明の特定の実施形態を開示した。本発明が他の環境において他の適用例を有しうることは、当業者には容易に認識されるだろう。実際、多くの実施形態及び実現例が可能である。以下の特許請求の範囲は、本発明の範囲を上述の特定の実施形態に限定することは全く意図していない。また、「手段」のあらゆる列挙は、要素のミーンズ・プラス・ファンクションの解釈を喚起することを意図する一方、「ための手段」を特に列挙しないあらゆる要素は、請求の範囲が用語「手段」を含む場合であっても、ミーンズ・プラス・ファンクション要素として解釈されることを意図していない。
ある特定の好適な一実施形態又は複数の実施形態に関して本発明を図示し、説明したが、本明細書及び添付の図面を読み、理解することにより、当業者が等価な変更及び変形を創作できることは明らかである。特に、上述の要素(構成要素、アセンブリ、装置、構成等)により実行される種々の機能に関して、特に指示のない限り、そのような要素を説明するために使用される用語(「手段」を参照することを含む)は、本明細書で例示する本発明の1つ又は複数の例示的な実施形態において機能を実行する開示される構造に構造的に等価ではないが、説明される要素の特定の機能を実行するあらゆる要素に対応する(即ち、機能的に均等である)ことを意図する。また、例示されるいくつかの実施形態のうちの1つ以上の実施形態に関してのみ本発明の特定の特徴を上述したが、あらゆる所定の適用例又は特定の適用例に対して所望され且つそれにとって有利であるように、そのような特徴は、他の実施形態の1つ以上の他の特徴と組み合わされてもよい。
ある特定の好適な実施形態に関して本発明を図示し、説明したが、本発明を読んで理解することにより、当業者が均等物及び変形を創作できることは理解されよう。
英数字/ダイヤルキー17のそれぞれのキーに結合された回路におけるESDデバイス22の容量性負荷は、以下に更に説明するように相対的に高くてもよい。キーがキーの端子(接点)間の回路を閉成するように押下される等選択的に操作される時、抵抗21は、移動電話10の筐体11のアンテナに十分に近接する英数字/ダイヤルキーを含む回路内にあり、アンテナ16に負荷をかける等アンテナ機能と干渉する傾向がある。抵抗21は、ESDデバイス22の容量性負荷と組み合わせて、並びに場合によってはキー17に対する回路網を有し且つ/あるいはキーが取り付けられるか及び/又は容量の他のソースであってもよいプリント回路基板上のトレース間の寄生容量等の他の容量及び抵抗と更に組み合わせて、キーが選択的に操作される場合に発生する電圧スパイク等の電圧変化の増加又は急激な電圧変化を遅らせる傾向がある。これらのスパイクを遅らせ且つ/あるいはスパイクの大きさを削減することにより、上述のアンテナ機能との干渉を減少させるかあるいは除去する。
図3を簡単に参照すると、移動電話10’が示される。移動電話10’は、移動電話10’に別個のキーボード15がないことを除いて、構造及び機能が移動電話10に類似する。キーボード15’は、ディスプレイ上にそれぞれのキーの画像及び/又は他の何らかのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を表示することにより移動電話10’に提供される。ユーザは、そのように示されたキー、GUIのアイコン等に触れ、移動電話10’の動作回路網20’への入力を行うことができる。
Claims (19)
- 選択的な操作によりそれぞれの状態に対してそれぞれの電気信号を出力することができる複数のキーを有するキーボードマトリクスをスキャンする方法であって、
前記複数のキーを実質的に同時に特定の状態に設定するよう試行する試行ステップと、
いずれかのキーが前記特定の状態とは異なる状態であるかを判定するために、前記複数のキーのうちの、該複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つのキーのグループを実質的に同時にサンプリングするサンプリングステップと、
前記複数のキーに対する前記試行ステップ、及び、前記キーのグループとは異なる少なくとも1つのキーを含み、前記複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つの別のキーのグループに対する前記サンプリングステップ、を繰り返す繰り返しステップと、
を有することを特徴とする方法。 - 前記試行ステップは、相対的に高い電圧レベルにすることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記サンプリングステップは、前記キーのグループを相対的に低い電圧レベルにするステップと、該グループにおけるいずれかのキーが選択的に操作されたことを示すものとして高い電圧レベルにあるかを判定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
- 前記キーボードマトリクスは、x×yのキーの2次元行列を含み、前記サンプリングステップは、前記2次元行列のうちの一方の次元で示され他方の次元の1つの場所にあるキーのグループを相対的に低い電圧レベルにするステップと、前記他方の次元の前記キーのうちのいずれかが相対的に低い電圧レベル以外であるかを判定するステップとを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記試行ステップ、前記サンプリングステップ及び前記繰り返しステップを開始するための割込み信号を出力するための少なくとも1つのキーの操作を検出する検出ステップを更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
- それぞれのキーを含む回路網は、抵抗及び容量時定数機能を有し、前記方法は、前記試行ステップの間に生じる電気信号が十分に安定化できるように、前記試行ステップと前記サンプリングステップとの間に待ち時間を提供するステップを更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
- 前記待ち時間を提供するステップは、約1ミリ秒乃至約4ミリ秒の長さの待ち時間を提供することを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 前記繰り返しステップは、前記試行ステップ及び前記サンプリングステップが前記複数のキーの全てに対して実行されるまで前記試行ステップ及び前記サンプリングステップを繰り返すことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記キーボードは、プロセッサを有する無線通信装置に含まれ、
前記複数のキーが全てスキャンされるまで、前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、及び前記繰り返しステップを、前記プロセッサにより少なくとも部分的に制御するステップを更に有し、
信号が安定化している間に提供された全ての待ち時間を除く、前記プロセッサが前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、及び前記繰り返しステップを実行して前記複数のキーの全てのスキャンを完了する動作の増分時間の合計が、前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、前記繰り返しステップ及び全ての待ち時間が前記複数のキーの全てのスキャンを完了する合計時間より短く、
前記プロセッサが停止状態に移行すること又は前記試行ステップ、前記サンプリングステップ及び前記繰り返しステップを実行せずに別の機能を実行するのを許可するステップを更に有する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。 - 前記キーボードマトリクスは論理回路網に結合され、
前記試行ステップ及び前記サンプリングステップは、前記論理回路網から出力信号を受信するステップを有し、
前記サンプリングステップは、それぞれ選択的に操作されたキーを示す入力信号を前記論理回路網に提供するステップを有する
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法。 - 前記キーボードマトリクスは移動電話無線ポータブル通信装置に含まれ、前記複数のキーのうちの1つ以上のキーが押下されたことにより該移動電話の機能を実行するステップを更に有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法。
- 前記キーボードマトリクスの少なくとも一部は、無線ポータブル通信装置のアンテナに近接し、抵抗及びコンデンサ回路で少なくとも1つ以上のキーと関連付けられた信号を送出することにより、前記少なくとも1つ以上のキー間の対話をアンテナ動作との干渉から切り離すステップを更に有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
- アンテナ機能を有する無線通信装置用のキーボード装置であって、
前記無線通信装置にそれぞれの入力を提供するように選択的に操作可能な複数のキーと、
前記複数のキーの各々に結合され、該複数のキーにそれぞれの信号を出力し、キーが前記無線通信装置に入力を提供するように操作されたかを判定するように構成された回路網と、
前記キーのうちの少なくとも1つに結合され、前記無線通信装置の前記アンテナ機能に対して切り離されるように構成される前記回路網にある少なくとも1つの抵抗と、
を備えることを特徴とするキーボード装置。 - 前記複数のキーは、x×yの2次元行列を形成する回路において結合されることを特徴とする請求項13に記載の装置。
- 前記回路網は、前記2次元行列のうちの一方の次元で示され他方の次元の1つの場所にあるキーのグループを相対的に低い電圧レベルにするように構成され、前記回路網は、前記他方の次元の前記キーのうちのいずれかが相対的に低い電圧レベル以外であるかを判定するように更に構成されることを特徴とする請求項14に記載の装置。
- 各キーは、前記キーの選択的操作に応答して2つの導電端子間に電気接続を提供する前記2つの導電端子及び移動可能部材を有し、前記少なくとも1つの抵抗が、前記端子のうちの1つに電気的に結合された1つの抵抗と、第2の端子に電気的に結合された1つの抵抗とを備え、コンデンサと結合される前記抵抗のうちの少なくとも1つが、抵抗にコンデンサ回路を提供し、前記アンテナ機能に対する影響を軽減するために、前記移動可能部材により前記端子間の回路を開成又は閉成することに応答して発生する前記信号の変化をスムージングすることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の装置。
- 前記回路網は、
前記複数のキーを実質的に同時に特定の状態に設定するようと試行する試行ステップと、
いずれかのキーが前記特定の状態とは異なる状態であるかを判定するために、前記複数のキーのうちの、該複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つのキーのグループを実質的に同時にサンプリングするサンプリングステップと、
前記複数のキーに対する前記試行ステップ、及び、前記キーのグループとは異なる少なくとも1つのキーを含み、前記複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つの別のキーのグループに対する前記サンプリングステップ、を繰り返す繰り返しステップと、
により、前記キーをスキャンするように動作可能な論理を含むことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の装置。 - 前記キーボードは、プロセッサ及びキーボードを動作させる動作コードを含むプログラム記憶装置及び前記プロセッサを有する無線通信装置に含まれ、
前記動作コードは、少なくとも1つのキーの選択的操作により発生した割込み信号に応答して、前記複数のキーの全てがスキャンされるまで、前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、及び前記繰り返しステップを実行するように前記プロセッサを制御するように構成され、
信号が安定化している間に提供された全ての待ち時間を除く、前記プロセッサが前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、及び前記繰り返しステップを実行して前記複数のキーの全てのスキャンを完了する動作の増分時間の合計が、前記試行ステップ、前記サンプリングステップ、前記繰り返しステップ、及び全ての待ち時間が前記複数のキーの全てのスキャンを完了する合計時間より短く、
前記プロセッサは、停止状態に移行すること又は前記試行ステップ、前記サンプリングステップ及び前記繰り返しステップを実行せずに別の機能を実行することを許可される
ことを特徴とする請求項17に記載の装置。 - プロセッサで実行されたときに、該プロセッサにより、キーボードマトリクスをスキャンし、該キーボードマトリクスの1つ以上のキーの選択的操作を検出する命令を含むコンピュータプログラムを含むコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プロセッサに、
複数のキーを実質的に同時に特定の状態に設定するよう試行するステップ、
いずれかのキーが前記特定の状態とは異なる状態であるかを判定するために、前記複数のキーのうちの、該複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つのキーのグループを実質的に同時にサンプリングするサンプリングステップ、
前記複数のキーに対する前記試行ステップ、及び、前記キーのグループとは異なる少なくとも1つのキーを含み、前記複数のキーよりもキーの数が少ない少なくとも1つの別のキーのグループに対する前記サンプリングステップ、を繰り返す繰り返しステップ、
を実行させるためのコンピュータプログラムを有することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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