JP2012524813A - 登録し得る安定な農業用調合物中における窒素含有イセチオン酸塩 - Google Patents

登録し得る安定な農業用調合物中における窒素含有イセチオン酸塩 Download PDF

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Abstract

本発明の具体化例においては、少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩、少なくとも1種の植物保護用製品、少なくとも1種の表面活性剤、および随時少なくとも1種の不活性成分を含む登録し得る安定な農業用調合物である農業用組成物が記載されている。

Description

関連出願の相互参照
本出願は2009年4月24日出願の米国暫定特許願第61/172,398号に対する優先権を請求する。該特許願は引用により本明細書に包含される。
連邦政府が支援する研究または開発に関する記述
適用なし。
本発明は一般に農業用組成物、特に窒素含有イセチオン酸および/またはその塩を含む登録し得る安定な農業用調合物に関する。
多価の硬水イオン(カルシウム、マグネシウム、鉄等)は多数の農薬、特に例えば弱酸性除草剤の効果を阻害し得ることは良く知られている。例えばグリフォセート(N−フォスフォノメチルグリシン)の効果は、カルシウムおよびマグネシウムイオンを含む硬水溶液と一緒にした場合低下する。カルシウムおよびマグネシウムイオンがグリフォセートと結合してその効果を低下させるためである。これは、アミノフォスフェート除草剤、並びに他の弱酸性除草剤に典型的な現象である。この問題を克服するために、最近の弱酸性除草剤組成物の製造業者は、水質調節剤として噴霧溶液中に硫酸アンモニウムを含ませることを推奨する旨、製品のラベル上に記載している。多くの研究によれば、噴霧タンク溶液中に加えられた硫酸アンモニウムはグリフォセート組成物の効果に対する硬水イオンの阻害効果を減少させることが示されている。
しかし硫酸アンモニウムを使用する噴霧溶液は欠点をもっている。硫酸アンモニウムの等級には色および純度に幅がある。また施用者は、水分を吸着した大きな分散しない硫酸アンモニウムの塊を大量に取扱わざるを得ないことがしばしば起こる。このような材料は取扱いが困難であり、噴霧溶液に容易には溶解しない。その結果施用の際に噴霧装置のフィルターの網目を塞ぎ、ノズルの先端を詰まらせる。
この欠点を克服する一つの方法は、所望の弱酸性除草剤組成物の中に硫酸アンモニウムを調合して混入する方法である。しかし硫酸アンモニウムと所望の弱酸性除草剤とを組み合わせた組成物の溶解度には限界があるため、利点が得られるのに必要な量の硫酸アンモニウムを含む組成物を得ることはできない。さらに、除草剤として活性をもった成分を湿潤し、および/または広げて表面を覆うのに必要な表面活性剤は、該組成物とは相容性をもたず、また不溶になるために利用できない。従って農薬の製造業者は、除草剤の効果に対する硬水の阻害作用と表面活性剤によって与えられる所望の表面改質特性との間で選択を強いられることになる。
若干の好適具体化例の要約
第1の態様において本発明の具体化例では、少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩、少なくとも1種の植物保護用製品、少なくとも1種の表面活性剤、および随時少なくとも1種の不活性成分を含む登録し得る(registerable)安定な農業用調合物である農業用組成物が記載されている。
本発明の一具体化例においては、少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩は、アルキルアミン、アルキルアルカノールアミン、または環式アミンである陽イオン性の窒素含有基を有している。
本発明の一具体化例においては、少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩はアンモニウムイセチオン酸塩を含んで成っている。
本発明の一具体化例においては、少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩は窒素含有イセチオン酸塩の誘導体を含んで成っている。
本発明の一具体化例においては、少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩は窒素含有メチルイセチオン酸塩を含んで成っている。
本発明の一具体化例においては、少なくとも1種の窒素含有イセチオン塩はさらにイセチオン酸を含んで成っている。
本発明の一具体化例においては、植物保護用製品は殺虫剤、殺黴剤、殺生物剤、軟体動物駆除剤、殺藻剤、植物成長調節剤、駆虫剤、殺鼠剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺アメーバ剤、殺原生動物剤、作物保護剤、およびこれらの組み合わせから成る群から選ばれる。
本発明の一具体化例においては、少なくとも1種の表面活性剤は水の表面張力を減少させ得る1種またはそれ以上の表面活性剤を含んで成っている。
一具体化例においては、不活性成分は溶媒、水、ポリアルキレングリコールを含むグリコール、グリコールエーテル、催吐剤、染料、芳香剤、アルコール共溶媒、およびこれらの組み合わせ、並びに他の用途をもった不活性成分から成る群から選ばれる1種またはそれ以上の不活性成分を含んで成っている。
本発明の第2の態様において本発明の具体化例には、登録し得る安定な農業用調合物を植生または土壌に接触させる段階を含んで成る植生の処理方法が記載されている。
本発明の第3の態様において本発明の具体化例には、登録し得る安定な農業用調合物を、処理を必要とする基質と接触させる段階を含んで成る基質を処理する方法が記載されている。
下記に記述した本発明の詳細な説明をいっそう良く理解するために、上記の説明では本発明の特徴をむしろ概括的に記述した。本発明の請求項の主題を構成する本発明の他の特徴および利点を下記に説明する。下記に記載された本発明の概念および特殊な具体化例は、修正または設計を行い本発明と同じ目的を実施するための他の組成物を得る基礎として容易に利用できることを当業界の専門家は理解すべきである。またこのような同等な組成物は、添付特許請求の範囲に記載された本発明の精神および範囲を逸脱するものではないことも当業界の専門家は理解すべきである。
好適具体化例の詳細な説明
本発明の具体化例においては、窒素含有イセチオン酸塩は硫酸アンモニウムに比較して低い固体分溶解レベルにおいて水質調節剤として機能することができるが、驚くべきことには登録し得る農業用調合物をつくるのに必要な他の不活性成分とも調合物をつくり得るような溶解度を示す。
本発明の具体化例においては、少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩、少なくとも1種の植物保護用製品、少なくとも1種の表面活性剤、および随時少なくとも1種の不活性成分を含む農業用組成物が記載されている。この農業用組成物は登録し得る安定な農業用調合物である。
本発明の具体化例は少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩を含んでいる。該塩の窒素含有種は任意の陽イオン性窒素含有基であることができる。陽イオン性の窒素含有基の例はアルキルアミン、アルコキシル化されたアルキルアミン、および環式アミンであることができる。陽イオン性窒素含有基の特定の例にはアンモニウム、アルキルアミン、脂肪アミン(例えばタロウアミン、ココアミン、および大豆アミン)およびそれらのアルコキシル化された誘導体、アルキルジアミンおよびそれらのアルコキシル化された誘導体、アルキルポリアミンおよびそれらのアルコキシル化された誘導体、エチレンアミン、エタノールアミン、モルフォリン、置換プロピルアミン、ポリオールアミン(例えば米国テキサス州のHuntsman Corporation of The Woodlandsから市販されているJEFFAMINE(R))、およびこれらの組合せを含むことができる。当業界の専門家は、本発明の具体化例に使用するための適切な窒素含有陽イオン種を理解できるであろう。
塩の陰イオン部分はイセチオン酸を含んでいる。イセチオン酸は一般式HSO−CH−CH−OHをもっている。イセチオン酸の二つの形態は下記の反応を用いてつくることができる。ここで第2の形態は第1の形態の誘導体(イセチオンメチル酸)である。
Figure 2012524813
イセチオン酸を中和して塩をつくる。イセチオン酸は、例えばアンモニア、および上述した他の窒素含有基、および/または好適具体化例におけるタロウアミンエトキシレートを用い、別々にまたは一緒に中和することができる。例えばタロウアミンはイセチオン酸と次のような塩をつくるであろう。
タロウアミン → R−N(EO)X&Y
ここでx、yは2〜30であり、EOはエチレンオキシドである。
SO−CH−CH−OH
窒素含有イセチオン酸塩はさらにイセチオン酸(中和しない化学種)を含んでいることができる。他の具体化例においては窒素含有イセチオン酸塩は窒素含有イセチオン酸塩の誘導体を含んで成っている。窒素含有イセチオン酸塩の誘導体の例は窒素含有イセチオン酸塩(その中和しない酸が上記の特徴をもつもの)である。当業界の専門家は、上記の説明により本発明に使用される適切な窒素含有イセチオン酸を認知できるであろう。
本発明の具体化例はさらに植物保護用製品を含んでいる。植物保護用製品は水溶性の除草剤、肥料、およびそれらの組み合わせを含んでいることができ、これらの中には何の制約もなくアミノ燐酸塩が含まれる。一具体化例においては植物保護用製品は何の制約もなくグリフォセート、グリフォシネート、ビピリドリル第4アンモニウム塩(ビピリジニウム塩)、例えばパラコートおよびジクヮット、例えば2,4−ジクロロフェノキシ酢酸、メタクロロフェノキシ酢酸(MCPA),ピクロラム、トリクロピルおよびフルオロピルのようなフェノキシ酸の塩、並びにブロモキシニルを含むことができる。
本明細書において「グリフォセート」という言葉は、酸の形または任意の農業的に許容
されるそれらの塩の形のN−フォスフォノメチルグリシン、並びにグリフォセート除草剤を含む任意の組成物または調合物を意味するものとする。「グリフォセート除草剤」と云う言葉は、水溶液中でグリフォセート陰イオンおよび適当な陽イオンまたはグリフォセート酸を与える形のグリフォセートを意味するものとする。このような適当な陽イオンはアルカリ金属の陽イオン、例えばナトリウムおよびカリウム、およびアンモニウムおよび置換アンモニウムの陽イオンである。置換アンモニウムは1級または二級アミン、例えばイソプロピルアミンまたはジメチルアミン、およびエチレンジアミンのようなジアミンから誘導される。グリフォセート除草剤にはグリフォセートのイソプロピルアミン塩、および例えば米国特許第3,799,758号明細書記載のようなグリフォセートの他の農業的に許容される塩が含まれる。さらにグリフォセートの農業的に許容される塩としては例えばヨーロッパ特許EP−A−0088 180号明細書記載のトリメチルスルフォニウム塩(「スルフォセート」)またはアミノグアニジン塩がある。グリフォセートは2個以上の置換可能な水素原子をもっているから、モノ−およびジ−塩、並びにこのような塩の混合物が存在し得る。典型的なグリフォセート塩はカリウム、アンモニウムおよびトリメチルスルフォニウム塩、並びに混合アルキルスルフォニウム塩およびトリアルキルアンモニウム塩である。
本明細書において使用される「グリフォシネート」と云う言葉は、酸の形のフォスフォノメチルアラニン、またはその農業的に許容できる塩を意味する。
他の具体化例において植物保護用製品は何の制約もなく、殺虫剤、殺黴剤、殺生物剤、軟体動物駆除剤、殺藻剤、植物成長調節剤、駆虫剤、殺鼠剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺アメーバ剤、殺原生動物剤、作物保護剤、およびこれらの組み合わせを含んでいることができる。このような農業用成分の例はPesticide Dictionary(the
Farm Chemicals Handbookの中に含まれている)、またはthe British Crop Protection Society発行のPesticides Manualから検索することができる。これらの文献の内容は引用により本明細書に包含される。植物保護用製品はさらに国際公開WO 2010/009820号明細書に「生物活性物質」として記載された化学物質を含んでいることができる。この特許は引用により本明細書に包含される。国際公開WO 2010/009820号明細書には何の制約もなく本発明の具体化例に使用できる種々の農薬、殺黴剤、除草剤、殺虫剤、植物成長調節剤、殺鼠剤、殺ダニ剤, 殺軟体動物剤, 殺線虫剤および抗微生物剤に関する説明およびリストが含まれている。当業界の専門家は本発明に使用するための適当な植物保護用製品およびそれらの組み合わせを認知することができよう。
本発明の具体化例はさらに少なくとも1種の表面活性剤を含んでいる。この少なくとも1種の表面活性剤は水の表面張力を低下させ得る1種またはそれ以上の表面活性剤を含んでいることができる。本発明の表面活性剤は何の制約もなくアルキルエトキシレートおよび/またはアルキルアリールエトキシレートの燐酸エステル;アルキルアミンエトキシレートおよび/またはエーテルアミンエトキシレート;エタノールアミン(例えばモノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA))およびこれらの組合せを含んでいることができる。表面活性剤は一般に登録し得る安定な農業用調合物の中に存在し得るすべての表面活性剤を含んでいる。このような表面活性剤は何の制約もなくアルキルポリサッカリド、ソルビトールおよびソルビタンエステル並びにこのようなエステルのエトキシレート、脂肪酸エトキシレート、エトキシル化された脂肪族アルカノールアミン、スルフォスクシネート、ナフタレンスルフォネート、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体、アルキルポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン共重合体、アルキルエトキシレート、アルキルアリールエトキシレート、アルコールエーテルサルフェート、アルコールサルフェート、α−オレフィンスルフォネート、ドデシルベンゼンスルフォン酸の塩、およびこれらの組み合わせを含ん
でいることができる。当業界の専門家は本発明の具体化例に使用するための適当な表面活性剤を認知することができよう。
本発明の具体化例は随時少なくとも1種の不活性成分を含んでいる。不活性成分には何の制約もなく溶媒、グリコール(何の制約もなくポリアルキレングリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコールおよびジエチレングリコールを含む);グリコールエーテル;水;アルコール共溶媒;催吐剤;染料;芳香剤およびこれらの組み合わせが含まれる。当業界の専門家は本発明の具体化例に含まれる他の適当な不活性成分を認知できるであろう。
本発明の組成物は登録し得る安定な農業用調合物である。登録し得る安定な農業用調合物は通常さらに希釈される農業用製品である。しかし或る場合には自家用の有害生物の処理において、すぐ施用できる(ready to use)登録し得る調合物が自家農場主および職業的な代行人によって直接使用されることがある。これらの混合物は、許容すべき貯蔵寿命をもっていることが行政機関によって認定されているように、長期間に亙って安定でなければならない。このタイプの農業用組成物は行政機関の登録が必要である。例えば米国ではFederal Insecticide,Fungicide and
Rodenticide Act (FIFRA)(殺虫剤、殺黴剤、および殺鼠剤に関する連邦法)によって登録が必要である。市販の登録し得る安定な組成物は、Food
and Agriculture Organization of the United Nations/World Health Organization (FAO/WHO)の農薬の規格に関する合同会議(ローマ、2006年)において開発された分類法で定義されているように可溶性濃縮物(SL)として分類されている。登録し得る安定な市販の調合物はフィールド・レディー(field ready、畠において施用する準備ができている)・スプレーおよびタンク混合物とは区別される。何故なら前者はかなり長い貯蔵寿命をもち、行政機関(例えばFIFRA)の登録番号を必要とするからである。安定で登録し得る調合物は例えば適切な関連行政機関の権限によって認定された標準に合致していることが確認されなければならない。このような調合物の安定性の標準の例としてはCropLife Internationalによって設定されたものが含まれる。このような標準はしばしばCIPACおよびASTMのような機関によって規定された試験の結果に従って設定されている。フィールド・レディー・スプレーまたはタンク混合物は典型的には希釈され、農業従事者によって混合された後に施用される。フィールド・レディー・スプレーまたはタンク混合物は大部分の場合あまり長い貯蔵寿命をもっておらず、米国のようないくつかの国では登録番号を必要としない。
本明細書に記載された組成物はさらに他の用途をもつ添加物を含んで成っていることができる。これらの添加物は加湿剤、凍結防止剤、発泡防止剤、染料、および非表面活性性の助剤、例えば催吐剤および緩衝剤を含むことができる。当業界の専門家は、本明細書の記載事項を用い、本発明の具体化例に使用するのに適した他の添加物を認知することができよう。
また本発明の具体化例には、本発明の農業用組成物を植生または土壌に接触させる段階を含んで成る植生の処理方法が記載されている。本発明の組成物は植物または土壌に対して施用される。
また本発明の具体化例には、本発明の農業用組成物を基質に接触させる段階を含んで成る基質の処理方法が記載されている。このような例は殺虫剤また家畜衛生用組成物の公衆衛生分野における使用を含んでいる。一例として、予防処理のために殺虫剤を床または壁に施用することができる。また殺黴剤を種子および土壌に施用することができる。本発明の組成物は他の適当な用途にも使用することができる。
下記実施例を考察することにより本発明をさらに例示する。これらの実施例は単に本発明を例示するものである。
比較実施例1: 2種の組成物をつくったが、片方は硫酸アンモニウムを用い(市販の対照品)、他方はイセチオン酸アンモニウムを用いた(本発明の具体化例)。これらの組成物の組成を表1に示す。この植物保護用製品は市販品のグリフォセートのイソプロピルアミン塩である。表面活性剤はTERWET(R) 3780表面活性剤配合物であり、この表面活性剤は米国テキサス州のHuntsman Corporation of The Woodlandsから市販されている調合されたエトキシル化たタロウアミン配合物である。
Figure 2012524813
比較実施例2: 2種の組成物をつくったが、片方は硫酸アンモニウム(市販の対照品)を用い、他方はイセチオン酸アンモニウム(本発明の具体化例)を用いた。これらの組成物の組成を表2に示す。この植物保護用製品は市販のグリフォセートのカリウム塩である。表面活性剤はSURFONIC(R) T−5表面活性剤配合物であり、SURFONIC(R) T−5は米国テキサス州のHuntsman Corporation of The Woodlandsから市販されているタロウアミンのエトキシレートである。
Figure 2012524813
比較実施例1および2は、イセチオン酸アンモニウムを用いると、同等量の硫酸アンモニウムを用いた場合にはつくることができない透明で均一な組成物をつくり得ることを示している。
以上本発明並びにその利点を説明したが、添付特許請求の範囲に定義された本発明の精神および範囲を逸脱することなく、種々の変更、置き換えおよび代替を行い得ることを理解すべきである。

Claims (11)

  1. (a)少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩、
    (b)少なくとも1種の植物保護用製品、
    (c)少なくとも1種の表面活性剤、および
    (d)随時少なくとも1種の不活性成分を含んで成り、
    該農業用組成物は登録し得る安定な農業用調合物あることを特徴とする農業用組成物。
  2. 該少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩は、アルキルアミン、アルキルアルカノールアミン、または環式アミンである陽イオン性の窒素含有基であることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  3. 該少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩はアンモニウムイセチオン酸塩を含んで成ることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  4. 該少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩は窒素含有イセチオン酸塩の誘導体を含んで成ることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  5. 該窒素含有イセチオン酸塩の誘導体は窒素含有メチルイセチオン酸塩を含んで成ることを特徴とする請求項4記載の組成物。
  6. 該少なくとも1種の窒素含有イセチオン酸塩はさらにイセチオン酸を含んで成ることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  7. 該農業用活性成分は殺虫剤、殺黴剤、殺生物剤、殺軟体動物剤、殺藻剤、植物成長調節剤、駆虫剤、殺鼠剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺アメーバ剤、殺原生動物剤、作物保護剤、およびこれらの組み合わせから成る群から選ばれることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  8. 該少なくとも1種の表面活性剤は水の表面張力を低下させ得る1種またはそれ以上の表面活性剤を含んで成ることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  9. 該不活性成分は、溶媒、水、グリコール、グリコールエーテル、催吐剤、染料、芳香剤、アルコール共溶媒、およびこれらの組み合わせから成る群から選ばれることを特徴とする請求項1記載の組成物。
  10. 請求項1記載の農業用組成物を植生または土壌に接触させる段階を含んで成ることを特徴とする植生の処理方法。
  11. 請求項1記載の農業用組成物を基質に接触させる段階を含んで成ることを特徴とする基質の処理方法。
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