JP2012524671A - 締結具の締付けまたは緩め器具 - Google Patents

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Abstract

空気圧駆動、電動、油圧駆動及び手動で締結具を締め付けるまたは緩める器具が開示され、1つの例において、締付けまたは緩め器具の中で回転可能に支持された締結具を受け入れる受け部材と、締結具を締め付けるまたは緩めるために受け部材の回転を生じさせる装置と、締結具の締付けまたは緩め時に反力を伝達する器具とを含む。反力を伝達する器具は、回転装置の回転力軸の周りで回転可能に取付け可能な第一力伝達要素と、第一要素の少なくとも一部の周りで回転可能に取付け可能か、これに沿って伸縮可能に取付け可能か、またはこの周りで回転可能に取付け可能かつこれに沿って伸縮可能に取付け可能な第二力伝達要素を含む。

Description

本出願は、2009年4月22日に提出された「トルク動力工具用反力アダプタ及びその使用法」と題する同時係属米国特許出願第12/428200号(その全文が参照により本明細書に組み込まれる)、2009年10月7日に提出された「トルク動力工具用反力アダプタ及びその使用法」と題する第12/574784号(その全文が参照により本明細書に組み込まれる)、及び2009年12月8日に提出された「締結具の締付けまたは緩め器具」と題する第61/267694号(その全文が参照により本明細書に組み込まれる)の一部継続出願である。
本発明は、概してトルク動力工具に関する。特に、工具用反力アダプタ、アダプタを有する工具及びその使用法に関する。
トルク動力工具は技術上知られており、空気圧駆動、電動、油圧駆動、手動、トルクマルチプライヤ駆動、またはその他の動力を受けるものがこれに含まれる。全てのトルク動力工具は、回転力と、これに等しくかつ対向する反力とを有する。このために、多くの場合、締結具例えばナットが順方向へ回転するとき工具のハウジングの逆行回転を止めるために、作動可能かつ接近可能な静止物体に当接する反力用取付け具(reaction fixtures)を使用する必要がある。静止物体は、反力を吸収できなければならない点で作動可能であり、これに当接する反力用取付け具に隣接しなければならない点で接近可能でなければならない。反力用取付け具は軸またはハウジングの周りに接続でき、作動時にツールハウジングに対して取付け具を一定に保持する機構が設置される。この機構は、スプライン、多角形またはその他の形態によって得られる。静止物体に当接する反力用アームを含む既知のトルク動力工具の例は、所有者が共通の米国特許第6152243号、米国特許第6253642号及び米国特許第6715881号(参照により本明細書に組み込まれる)において開示される。
現在の反力用取付け具は、工具の機能性を制限する。回転力軸の周りに接続されるものは、一方で、当接点を変更することなく回転力軸の周りでツールハウジングが完全に回転できるようにする。他方で、静止物体に対する同軸当接に制限される。ハウジングに接続されるものは、一方で、回転するナットに対して様々な円周及び空間位置に配置される静止物体への当接を可能にする。他方で、当接点を変更しなければ回転力軸の周りでのツールハウジングの完全回転を妨げる。
現在の反力用取付け具の調節可能性は、単一の軸の周りに限定されるので、接近不能な場所に作動可能な静止物体を有する組立体において単一の工具を使用することはできない。操作者は、作業場において、作動可能でかつ接近可能な静止物体に当接させるために各々異なる向きの反力用取付け具を有する数個の工具を必要とする。または、操作者は、工具を分解して、反力用取付け具を配置し直し、工具を組み立て直さなければならない。前者の解決法はコスト高であり、後者の解決法は時間が掛かる。
現在の反力用取付け具が作動可能かつ接近可能な静止物体に適切に当接できない場合、注文製作(オーダーメイド)の反力用取付け具を設計する必要がある。注文製作の反力用取付け具に対処するために工具接続手段を設計し直すことは法外にコスト高になり、安全ではなく、時間の無駄である。工具メーカーは、このため、いくつかの市販の反力用取付け具の構成を提供する。
工具の作動時に、反力用取付け具を介して静止物体へ反力が伝達されることによって、回転力軸に沿ってハウジング上に捻り力が誘発される。10,000ft.lbs(13,560Nm)のトルク出力を持つ工具の反力は、40,000ポンド(18,144kg)程度になる可能性があり、一方の方向において静止物体に対する側面荷重として加えられ、反対の方向において回転する締結具に対する側面荷重として加えられる。大きな反力は締結具を撓ませ、締結具の回転摩擦を増大する。
捻り力は、反力が回転力軸に直角に静止物体に伝達されるとき、制限されて、破壊力は最も小さい。理想的当接点は、回転力軸に直角であり、かつ回転対象の締結具と同じ平面上にある。締結具と同じ平面上まで達するソケットによって作動する工具は捻り力を生じる。捻り力は、ほぼ工具へのソケットの取付け点と締結具の平面との間の距離H分だけ締結具撓曲力を高める。この捻り力及び締結具撓曲力は、反力が締結具平面からほぼ距離H上方の平面において回転力軸に直角に伝達されるとき、制限されて、破壊力が最も小さい。従って、理想的な当接圧力点は、締結具平面から距離H上方の平面上で回転力軸に直角である。現在の反力用取付け具が理想的当接圧力点に反力を伝達することはほとんどない。反力用取付け具は、捻り力及び締結具撓曲力を最小限に抑えて、工具が跳ねて外れたり落下したりするのを防止するように調節可能でなければならない。
現在の反力用取付け具は、工具の全体重量に関する懸念があるため複数の軸の周りで調節可能ではない。工具は、ほとんどの締結具の場合可搬性である必要がある。1人の操作者が安全に持ち運べる工具の最大重量は30ポンド(13.6kg)を超えないはずである。もっと大きい締結具の場合、2人の操作者が安全に持ち運べる工具の最大重量は、60ポンド(27.2kg)を超えないはずである。唯一の作動可能かつ接近可能な静止物体が注文製作の反力用取付け具を必要とする用途の場合、上記の重量を上回り、クレーンの使用が必要になる。工具を支持するためにクレーンを使用するのはコスト高であり、これより大きい締結具の場合しか経済的ではない。
先行技術の反力用取付け具を備えるその他の工具は、例えば、米国特許第3361218号、第4549438号、第4538484号、第4607546号、第4619160号、第4671142号、第4706526号、第4928558号、第5027932号、第5016502号、第5142951号、第5152200号、第5301574号、第5791619号及び第6260443号において開示される。
従って、必要とされるのは、先行技術の欠陥を克服する反力伝達機構及びその使用方法である。
空気圧駆動、電動、油圧駆動及び手動のトルク動力工具用の反力アダプタ、このアダプタを有する工具及びその使用方法が開示される。1つの説明例において、第一反力アダプタは、工具と係合されたとき工具の回転力軸の周りで回転可能な第一力伝達要素と、第一要素と係合されたとき第一要素の少なくとも遠位部の周りで回転可能か、これに沿って伸縮可能か、またはこの周りで回転可能かつこれに沿って伸縮可能な第二力伝達要素とを含む。別の説明例において、締結具の締付けまたは緩め工具は第一反力アダプタを含む。
別の説明例において、締結具の締付けまたは緩め器具の第二反力アダプタは、器具の反力支持部に取付け可能な第一力伝達要素と、第一要素にスライド可能に取付け可能な第二力伝達要素とを含み、第二アダプタは静止物体に当接するように調節可能である。
第一要素は、別個に、個々にかつ独立して工具に係合可能かつ取付け可能であり、第二要素は、別個に、個々にかつ独立して第一要素に係合可能かつ取付け可能である。工具の重量を最小にすれば、工具の可搬性は最大となる。注文製作の反力用取付け具ではなく市販の反力用取付け具を、第一要素及び第二要素の一部と一緒にまたはその代わりに使用できるので、コストが削減され、安全性が向上する。反力アダプタは、捻り力及び締結具撓曲力を最小限に抑えて、工具が跳ねて外れたり落下したりするのを防止するように調節可能である。反力アダプタは、工具と係合されたとき、理想的な当接圧力点において作動可能な締結具または静止物体を取り囲むかこれに係合または当接するように、調節可能である。反力アダプタは、工具に取り付けられたとき、作動時に理想的当接圧力点へ反力を伝達できる。操作者は、もはや、作業場において、用途ごとに作動可能な静止物体に当接させるために各々異なる向きの反力用取付け具を有するいくつもの工具を必要としない。また、操作者は、用途ごとに工具を完全に分解して、反力アダプタを設置し直して、工具を組み立て直す必要がない。
別の説明例において、締結具の締付けまたは緩め器具は、第一及び第二締結具を受け入れるために器具において回転可能に支持される第一及び第二の受け部材と、それぞれの締結具を締め付けるまたは緩めるためにそれぞれの受け部材の回転を生じさせる第一及び第二の装置(以下、回転装置)と、作動パラメータにおける差を事前設定された値の範囲内に維持するためにそれぞれの回転装置の作動パラメータを制御する装置(以下、制御装置)とを含む。
操作者の不注意による負傷、締結具ごとに異なる摩擦によって生じるボルト荷重変動、側面荷重の非対称的吸収による締結具の撓曲及びネジ部の摩損、及び締結具の撓曲及びネジ部の摩損によって生じる締結具の交換が実質的に減少する。器具からの反力は、理想的当接圧力点において実質的に相殺される。また、器具の可搬性が増す。さらに、2つの締結具を同時に締め付けまたは緩めることができるので、効率及び生産性が増す。
本出願の性質及び利点並びに好ましい使用形式をより完全に理解するために、以下の添付図面に関連付けて下記の詳細な説明を参照されたい。
本出願に係るトルク動力工具用の反力アダプタ及び反力アダプタを有する工具の代表的実施形態の側面図である。 図1の平面図である。 反力アダプタがパイプフランジの周りで静止物体に当接するように調節されている、図1の斜視図である。 反力アダプタ及び反力アダプタを有する工具の代表的使用方法を説明するフローチャートである。 穴及びねじ付きナットを含む反力アダプタの、第一及び第二力伝達要素の第三及び第四接続手段及び第二力伝達要素の第四接続手段の別の実施形態の斜視図である。 穴及び戻り止めを含む反力アダプタの、第一及び第二力伝達要素の第三及び第四接続手段及び第二力伝達要素の第四接続手段の実施形態の斜視図である。 多角形体を含む反力アダプタの、第一及び第二力伝達要素の第三及び第四接続手段及び第二力伝達要素の第四接続手段の実施形態の斜視図である。 反力アダプタの一部と一緒に使用可能な市販の反力用取付け具の図である。 トルク出力調整装置を有する締結具の締付けまたは緩め器具の側面図である。 図7の器具の斜視図である。 反力アダプタによって取り付けられた第一及び第二の空気圧駆動、電動、油圧駆動または手動のトルク動力工具の斜視図である。 工具用反力アダプタの別の代表的実施形態の斜視図である。 別の工具用の反力アダプタの別の代表的実施形態の斜視図である。
以下の説明は、本出願を実施するために現在考えられる最良の実施形態を含む。この説明は、本出願の一般的原理を説明するためのものであり、本出願において主張される発明的概念を制限するものではない。
トルク動力工具用反力アダプタ及び反力アダプタを有する工具の代表的実施形態。図1は、トルク動力工具100用の反力アダプタ150の代表的実施形態の側面図を示し、図2は図1の平面図である。工具100は、2つのハウジング部分すなわちシリンダー部102及び駆動部103を有するハウジング101を含む。
シリンダー−ピストン手段104は、シリンダー部102の中に配列され、シリンダー105と、ピストン軸A1に沿ってシリンダー105の中で往復移動可能なピストン106と、ピストン106と接続されたピストン棒107とを含む。既知のレバー式ラチェット機構108が駆動部103に配置され、シリンダー−ピストン手段に接続され、これによって駆動可能であり、ラチェット109を含む。ラチェット109は、ピストン軸A1に直角の回転力軸B1の周りで回転可能である。ラチェット109は、駆動要素110と接続され、駆動要素は、工具100の作動時に回転力軸B1の周りで1つの方向に作用する第一回転力190を受ける(図2も参照されたい)。回転力190は、駆動要素110に取り付けられた六角ソケット111を回転させ、これがナット131を回転させる。
シリンダー部103の一部に形成された反力支持部(reaction support portion)114は、工具100の作動時に回転力軸B1の周りで別の方向193に作用する第二回転力191を受ける。反力支持部114は、複数の外面スプライン116を有する環状多角形体115で形成される。外面スプライン116は、環状体115の周りで円周上に配置され、ピストン軸A1と同軸の中心軸A2から半径方向外向きに延びる。
駆動部103に接続された反応支持部120も、工具100の作動時に回転力軸B1の周りで別の方向193に作用する第二回転力191を受ける。反力支持部120は、複数の外面スプライン123を有する環状多角形体121で形成される。外面スプライン123は、環状体121の周りで円周上に配置され、回転力軸B1と同軸の中心軸B2から半径方向外向きに延びる。
反力アダプタ150は、反力支持部120に取り付けられると、作動時に別の方向193に作用する第二回転力191を受ける。第一回転力190と第二回転力191は、相互に等しくかつ反対方向である。第一回転力190は締結具131を回転させ、一方で、反力アダプタ150は、当接圧力点P1の静止物体(この場合には隣のナット133)へ第二回転力191を伝達する。
反力アダプタ150は、概して、工具100と係合されたとき回転力軸B1の周りで回転可能な第一力伝達要素160と、第一要素160と係合されたとき、第一要素160の少なくとも遠位部165の周りで回転可能か、これに沿って伸縮可能か、またはこの周りで回転可能かつこれに沿って伸縮可能な第二力伝達要素170とを含む。第一要素160は、複数の内面スプライン163を有する環状多角形体162で形成される近位部161と、複数の内面スプライン168を持つ内部穴167を有する管状部材166で形成された遠位部165とを含む。第二要素170は、複数の外面スプライン173を有する管状部材172で形成された近位部171と、長方形体176で形成された遠位部175とを含む。第一要素160は、工具100に取り付けられたとき、回転力軸B1に実質的に直角に延びて、回転力軸B1に実質的に直角の第一力伝達軸C1を有する。第二要素170は、第一要素160に取り付けられたとき、第一力伝達軸C1に実質的に直角に延びて、第一力伝達軸C1に実質的に直角の第二力伝達軸D1を有する。
図示する第一要素160は、第一位置において反力支持部120に回転不能に取り付けられ、ロック機能180によって所定の位置に保持される。第一要素160は、工具100に、別個に、個々にかつ独立して係合可能かつ取付け可能である。内面スプライン163は、環状体162の内面の周りで円周上に配置され、中心軸B3に向かって半径方向内向きに延びる。環状体162は、内面スプライン163が外面スプライン123と噛み合うような内側幅を持ち、環状体121は同様の外側幅を持つ。環状体121及び近位部161は、第一接続手段124及び第二接続手段164を含む。反力支持部120と第一要素160は、第一接続手段124と第二接続手段164を取り付けることによって相互に取付け可能である。ロック機構180は、穴とピン、または反力支持部120の底部のばね荷重反力クランプと近位部161の受け溝のようなその他の周知の形態を含むことができる。軸B1、B2及びB3は、第一要素160及び反力支持部120が相互に及び工具100に取り付けられたとき、同軸である。
図示する第二要素170は、第二位置において第一要素160に回転不能に取り付けられ、ロック機構181によって所定の位置に保持される。第二要素170は、別個に、個々にかつ独立して第一要素160に係合可能かつ取付け可能である。内面スプライン168は、内部穴167の内面の周りで円周上に配置され、中心軸C2に向かって半径方向内向きに延びる。外面スプライン173は管状部材172の周りで円周上に配置され、中心軸C3から半径方向外向きに延びる。内部穴167は、内面スプライン168が外面スプライン174と噛み合うような内側幅を持ち、管状部材172は同様の外側幅を持つ。内部穴167は、入れ子式配列で管状部材172を受け入れる。遠位部165は、管状部材166と、内部穴167と内面スプライン168とを備える第三接続手段169を含む。近位部171は、管状部材172と外面スプライン173とを備える第四の接続手段174を含む。第一要素160と第二要素170は、第三接続手段169と第四の接続手段174を取り付けることによって相互に取付け可能である。接続手段は、ロック機構181によって所定の位置に保持される。ロック機構181は、穴とピン、または、遠位部165のばね荷重反力クランプと近位部171の受け溝のようなその他の周知の形態を含むことができる。第二要素170、第一要素160及び反力支持部120が相互に及び工具100に取り付けられたとき、軸B1、B2及びB3は同軸であり、軸C1、C2及びC3は同軸である。遠位部175の長方形体176は、図示するように、管状部材172及び第一要素160に対して実質的に直角に延びる。
工具100は、ラグ132にねじ部を持つナット131を回転させてフランジ(図示せず)を接続するように準備される。反力アダプタ150は、反力伝達位置において工具100に取り付けられて、作動時に当接圧力点P1において回転力191すなわち反力をナット133へ伝達する。回転力190がナット131上で六角ソケット111を回転させると、遠位部175によって支持された長方形体176はナット133の壁の当接圧力点P1に重みを掛ける。これによって、ラチェット109がナット131に対して内向きに回転するのを防ぐ。ナット131は六角トルク111によって要求トルクで回転する。
回転対象のナット131は中央に位置し、反力アダプタ150の当接圧力点P1は中央の左側に位置し、ナット135は中央の左に位置する。作用と反作用は等しいが、逆方向なので、反力アダプタ150はその当接エリアを中央から逆方向へ押す(図2)。駆動部103へ加えられる側面荷重は減少するが、排除はされない。
図3は、図1の斜視図であり、反力アダプタ350がパイプフランジ300のパイプセグメント302に当接している。反力アダプタ350は、第二要素370が左回りに回転して、当接圧力点P3においてパイプセグメント302に当接している点を除いて、実質上図1〜2の反力アダプタ150と同様である。上述のように、工具100は、締結具平面141まで達する六角ソケット111によって作動する。捻り力は、ほぼ平面140における工具100へのソケット111の取付け点と締結具平面141との間の距離H分、締結具撓曲力を悪化させる。この実施形態において、軸C1、C2、C3及びD1は、平面141より距離H上方にある平面140上にある。回転力191、すなわち反力が平面140において回転力軸B1に直角に伝達されるとき、捻り力及び締結具撓曲力は制限されて、破壊力が最も小さい。従って、反力アダプタ350の理想的な当接圧力点P3は、平面140において回転力軸B1に直角である。
第一要素160は、別個に、個々にかつ独立して工具100に係合可能かつ取付け可能であり、第二要素170は、別個に、個々にかつ独立して第一要素160に係合可能かつ取付け可能である。工具100の重量を最小にすれば、工具100の可搬性は最大となる。注文製作の反力用取付け具ではなく市販の反力用取付け具を第一要素160及び(または)第二要素170の一部と一緒にまたはその代わりに使用できるので、コストが削減され、安全性が増す。反力アダプタ150は、捻り力及び締結具撓曲力を最小限に抑えて、工具100が跳ねて外れたり落下したりするのを防止するように調節可能である。反力アダプタ150は、工具100と係合されるとき、理想的な当接圧力点P3において作動可能なそれ以外では接近不能な静止物体に当接するように、調節可能である。反力アダプタ150は、工具100に取り付けられたとき、作動時に理想的当接圧力点P3へ回転力191を伝達する。操作者は、もはや、作業場において、用途ごとに作動可能な静止物体に当接させるために各々異なる向きの反力用取付け具を有するいくつもの工具を必要としない。また、操作者は、用途ごとに工具100を完全に分解して、反力アダプタ150を設置し直して、工具100を組み立て直す必要がない。また、反力アダプタ150は、当接点P3を変えることなく回転力軸B1の周りでハウジング101を完全に回転できるようにするので、ハウジング101の回転平面におけるいかなる円周上の妨害も避ける。
反力アダプタ及び反力アダプタを有する工具の代表的使用方法。図4は、反力アダプタ及び反力アダプタを有する工具の代表的使用方法を説明するフローチャートである。図4のフローチャートのステップと一緒に図1〜3を参照する。
図4のステップ404から始めて、シリンダー部102と駆動部103とを有するハウジング101を用意し、軸A1に沿って移動可能なシリンダー−ピストン手段104をシリンダー部102の中に配置し、シリンダー−ピストン手段104に接続されかつシリンダー−ピストン手段104によって駆動可能なラチェット機構108を駆動部103の中に配置し、ピストン軸A1に直角の回転力軸Bの周りで回転可能なラチェット109をラチェット機構の中に設置し、ラチェット109に接続され工具100の作動時に回転力軸B1の周りで1つの方向192に作用する第一回転力190を受ける駆動要素110を設置することによって、工具100を用意する。
次に、図4のステップ406において、近位部161を実質的に反力支持部120に隣接させ、実質的に軸B1、B2及びB3を整列させることによって、第一要素160を工具100と係合させる。環状体162を駆動要素110に上から被せて配置する。
図4のステップ408において、第一要素160を回転力軸B1の周りで第一位置まで回転させる。第一位置は、ナット131に対して様々な円周位置及び空間位置に存在する作動可能かつ接近可能な静止物体の近接度に基づいて選択される。第一要素160は、工具100と係合されたとき、内面スプライン163と外面スプライン123がまだ噛み合っていないので、回転力軸B1の周りで回転可能である。
図4のステップ410において、第一要素160は、内面スプライン163と外面スプライン123を噛み合わせてロック機構180を機能させることによって、第一位置において反力支持部120に取り付けられる。図4には示さないステップにおいて、六角ソケット111が駆動要素110に取り付けられ、工具100がナット131の上に配置される。
図4のステップ412において、第二要素170は、近位部171を実質的に遠位部165に隣接させ、軸C1、C2及びC3を実質的に整列させることによって、第一要素160と係合される。
図4のステップ414において、第二要素170は、遠位部165の周りで回転させた後遠位部に沿ってこれを引っ込めることによって、第二位置において静止物体に当接するように位置決めされる。第二位置は、作動可能でかつ接近可能な静止物体の近接度に基づいて選択される。第二要素170は、第一要素160と係合されたとき、内面スプライン168がまだ外面スプライン173と噛み合っていないので、遠位部165の周りで回転可能である。第二要素170を、遠位部165の周りで複数の延長角度の1つまで回転させる。内部穴167が入れ子式配列で管状部材172を受け入れると、内面スプライン168と外側スプライン173は噛み合う。第二要素170を、遠位部165に沿って複数の延長長さの1つまで引っ込める。反力アダプタ150は、第二位置において、作動可能かつ接近可能静止物体すなわちナット133と当接する。図4のステップ416において、第二要素170は、ロック機構181を機能させることによって、第一位置において第一要素160に取り付けられる。反力アダプタ150はこれで反力伝達位置にある。
工具100を分解する必要または反力アダプタ150を別の当接圧力点に調節する必要があるとき、ロック機構181を機能しないようにすることによって、第二要素170を第一要素160から引き離す。内面スプライン168と外面スプライン173が噛み合わなくなり、第二要素170が実質的に第一要素160に隣接しなくなるまで、遠位部165に沿って第二要素170を伸ばす。工具100をナット131から外すことができ、ソケット111を駆動要素110から取り外すことができる。第一要素160は、ロック機構180を機能しないようにし、内面スプライン163と外面スプライン123の噛み合わせを解除し、第一要素を反力支持部120から取り外すことによって、反力支持部120から引き離される。その後図4のステップを反復する。
反力アダプタ及び反力アダプタを有する工具の別の使用方法において、第二要素は、第一要素が工具と係合される前に第一要素と係合される。反力アダプタは、完全に組み立てられ、予め調節されて、工具と係合される前に作動可能かつ接近可能な静止物体に当接できる。
第一及び第二接続手段の別の構造。反力支持部120は、第一要素160が反力支持部120と係合されたとき反力支持部120に沿ってスライド可能であるような高さを持つことができる。第一要素160を反力支持部120に沿ってスライドさせることによって、距離H従って平面140を変更できる。
図4のステップ406において環状体162を駆動要素110に上から被せて配置しないように、近位部161は、蝶番式付き環状体162を持つことができる。近位部161を反力支持部120に実質的に隣接させ、環状体162の蝶番を外し、軸B1、B2及びB3を実質的に整列させることによって、第一要素160を工具100と係合する。他の工具及び反力アダプタ要素に同様の構造を使用できることが分かるはずである。
第三及び第四接続手段の別の構造。図5A〜5Cは、第一及び第二要素の第三及び第四接続手段の別の構造の斜視図であり、それぞれ穴とねじ付きナット、穴と戻り止め及び多角形状を含む。図1〜4に戻って参照すると、遠位部165及び近位部171は、スプライン付き形状の第三接続手段169及び第四接続手段174を含む。第一要素160と第二要素170は、第三接続手段169と第四接続手段174を取り付けることによって、相互に取付け可能である。
図5Aは、第三接続手段569A及び第四接続手段574Aの第二の構造の斜視図である。概して、図1〜4に関する説明は図5Aに適用される。内部穴567A及び少なくとも3組の複数の、半径方向を向き円周上に離間したねじ付き貫通穴568A1、568A2及び568A3を有する管状部材566Aで形成された第一要素160の遠位部565Aの一部が図示される。また、少なくとも3組の複数の半径方向を向き円周上に離間した内向きにテーパー状の取り付け穴573A1、573A2及び573A3を有する管状部材572Aで形成され、作用上第一要素160と係合する第二要素170の近位部571Aの一部が図示される。穴のセット568A1〜568A3は、ねじ付きボルト582のねじ付き端部を受け入れるサイズを持ち、穴のセット573A1〜573A3は、複数の延長角度及び延長長さの1つでボルト582Aのテーパー状端部を受け入れるサイズを持つ。内部穴567Aは、穴のセット568A1〜568A3が穴のセット573A1〜573A3と整列するような内側幅を有し、管状部材572Aは同様の外側幅を有する。内部穴567Aは入れ子式配列で管状部材572Aを受け入れる。遠位部565Aは、管状部材566Aと、内部穴567Aと、穴のセット568A1〜568A3とを備える第三接続手段569Aを含む。近位部571Aは、管状部材572Aと、穴のセット573A1〜573A3とを備える第四接続手段574Aを含む。第一要素160と第二要素170は、第三接続手段569Aと第四接続手段574Aを取り付けることによって相互に取付け可能である。
概して、図4の方法に関する説明は図5Aに適用される。図4のステップ412において、近位部571Aを実質的に遠位部565Aに隣接させ、軸C1、C2及びC3を実質的に整列させ、近位部571Aを入れ子式配列で遠位部565Aに挿入することによって、第二要素170を第一要素160と係合する。
図5Bは、第三接続手段569B及び第四接続手段574Bの第三の構造の斜視図である。概して図1〜3に関する説明は図5Bに適用される。内部穴567B及び少なくとも3組の複数の半径方向を向き円周上に離間した穴568B1、568B2及び568B3を有する管状部材566Bで形成された第一要素160の遠位部565Bの一部が図示される。また、少なくとも3組の複数の半径方向を向き円周上に離間した穴573B1〜573B3を有する管状部材572Bで形成された第二要素170の近位部571Bの一部が図示される。少なくとも3組の複数の戻り止め582B1〜582B3が、穴のセット573B1〜573B3を通過して突出して、ばね機構(図示せず)によって半径方向外向きに付勢されて、作用上第一要素160と係合する。穴のセット568B1〜568B3は、複数の延長角度及び延長長さの1つで戻り止めのセット582B1〜582B3を受け入れるサイズを持つ。内部穴567Bは、穴のセット568B1〜568B3が穴のセット573B1〜573B3と整列するような内側幅を有し、管状部材572Bは同様の外側幅を有する。内部穴567Bは入れ子式配列で管状部材572Bを受け入れる。遠位部565Bは、管状部材566Bと、内部穴567Bと、穴のセット568B1〜568B3とを備える第三接続手段569Bを含む。近位部571Bは、管状部材572Bと、穴のセット573B1〜573B3と、戻り止めのセット582B1〜582B3とを備える第四接続手段574Bを含む。第一要素160と第二要素170は、第三接続手段569Bと第四接続手段574Bを取り付けることによって相互に取付け可能である。
概して、図4の方法に関する説明は図5Bに適用される。図4のステップ412において、近位部571Bを実質的に遠位部565Bに隣接させ、軸C1、C2及びC3を実質的に整列させ、近位部571Bを入れ子式配列で遠位部565Bに挿入することによって、第二要素170を第一要素160と係合する。
図5Cは、第三接続手段569C及び第四接続手段574Cの第四の構造の斜視図である。概して図1〜3に関する説明は図5Cに適用される。多角形の内壁568C(図示せず)を持つ内部穴567Cを有する管状部材566Cで形成された第一要素160の遠位部565Cの一部が図示される。また、多角形外壁573Cを有する管状部材572Cで形成された第二要素170の近位部571Cの一部が図示される。内部穴567Cは、内部穴567Cが入れ子式配列で管状部材572Cを受け入れるような内側幅を持ち、管状部材572Cは同様の外側幅を持ち、多角形内壁568Cは、複数の延長角度及び延長長さの1つで多角形外壁573Cと噛み合う。遠位部565Cは、管状部材566Cと、内部穴567Cと、多角形内壁568Cとを備える第三接続手段569Cを含む。近位部571Cは、管状部材572Cと、多角形外壁573Cとを備える第四接続手段574Cを含む。第一要素160と第二要素170は、第三接続手段569Cと第四接続手段574Cを取り付けることによって相互に取付け可能である。
概して、図4の方法に関する説明は図5Cに適用される。図4のステップ412において、近位部571Cを実質的に遠位部565Cに隣接させ、軸C1、C2及びC3を実質的に整列させることによって、第二要素170を第一要素160と係合する。
穴とピン及び蝶番式形態を含めて、第三及び第四接続手段のその他の構造を使用できることに留意されたい。
第一及び第二要素の一部の別の構造。図1〜3の代表的実施形態において、第一要素160と第二要素170の少なくとも一部は相互に直角に延びる。その代わりに、第一要素160の少なくとも遠位部165は、工具100に取り付けられたとき、回転力軸B1に対して実質的に45°〜135°の角度に延びることができる。第一力伝達軸C1は、回転力軸B1に対して同様の角度を持つことになる。さらに、第二要素170の少なくとも遠位部175は、第一要素160に取り付けられたとき、少なくとも遠位部165に対して実質的に同一直線上に延びることができる。他の構造において、第二要素170の少なくとも遠位部175は、第一要素160に取り付けられたとき、少なくとも遠位部165に対して実質的に45°〜135°の角度に延びることができる。第二力伝達軸D1は、第一力伝達軸C1に対して同様の角度を持つことになる。
第一要素160及び第二要素170の一部のこのような構造及びその他の構造は、第一要素160及び(または)第二要素170の一部と一緒にまたはその代わりに、市販及び注文製作の反力用取付け具を使用することを想定している。図6は、スプライン、穴とナット、穴と戻り止め、多角形、穴とピン、蝶番及びその他の接続手段を含む市販の反力用取付け具を示す。これらの市販及び注文製作の反力用取付け具のいくつかの例は、二重反力用取付け具(dual reaction fixture)602、標準反力アーム604、延長共線反力アーム(extended collinear reaction arm)606、管状反力用取付け具608、延長反力アーム610、反力パッド612、シリンダー反力アーム614、タービン結合反力用取付け具616、三位置反力ローラー618、シリンダー反力フット620及び延長反力ローラー622を含む。他の市販及び注文製作反力用取付け具が存在し、第一要素160及び第二要素170の一部と一緒に使用できる。
反力アダプタの別の実施形態。概して、図1〜6に関する説明は、図7及び8に適用される。図7は、締結具の締付けまたは緩め器具7の側面図であり、器具7において回転可能に支持され第一締結具131及び第二締結具731を受け入れる第一受け部材111及び第二受け部材711と、それぞれの締結具を締め付けるまたは緩めるためにそれぞれの受け部材の回転を生じさせる第一及び第二の装置(以下、回転装置)(すなわち、第一トルク動力工具100及び第二トルク動力工具700の少なくとも一部)と、トルク出力レベルの差を事前設定された値の範囲に維持するために回転装置の第一トルク出力レベル127及び第二トルク出力レベル727またはその他の作動パラメータを制御する装置(以下、制御装置)(すなわち、トルク出力調整装置759の少なくとも一部)と、を含む。
概して、反力アダプタ750は、工具100及び700と係合可能かつこれに取付け可能な第一力伝達要素160及び第二力伝達要素770を含む。工具100は、作動時に、第一回転力軸B1の周りで1つの方向192に作用する第一回転力190を生成する。第二工具700は、作動時に第二回転力軸B4の周りで1つの方向192に作用する第二回転力790を生成する。第一要素160は、第一工具100に取り付けられたとき、作動時に別の方向193に作用する第一反動回転力191を受ける。第二要素770は、第二工具700に取り付けられたとき、作動時に別の方向193に作用する第二反動回転力791を受ける。第一回転力190及び第二回転力790は、締結具131及び731を回転させる。
第一回転力190及び第二回転力790は、第一反動回転力191及び第二反動回転力791の反対方向で、実質的に相互に等しい可能性がある。これは、締結具131及び731のボルト荷重及び摩擦値が同様である場合に生じるだろう。反力アダプタ150は別の方向193の反動回転力191及び791を受けて、実質的にこれを打ち消す。捻り力及び締結具撓曲力は、反動回転力191及び791が理想的当接圧力点P7において平面140上で回転力軸B1及びB4に直角に伝達されるとき、制限されて、破壊力が最も小さい。通常見られる側面荷重、締結具の撓曲、ネジ部の摩損及びボルトの損傷は減少または排除され、効率及び生産性が向上する。
既述のように、工具100は、2つのハウジング部すなわちシリンダー部102と駆動部103を有するハウジング101を含む。シリンダー−ピストン手段104はシリンダー部102の中に配置され、シリンダー105と、ピストン軸A1に沿ってシリンダー105の中で往復移動可能なピストン106と、ピストン106と接続されたピストン棒107とを含む。油圧流体は、圧力を受けて、油圧ポンプ135から流体供給ライン149を通過して導管119を介して工具100へ送られる。既知のレバー式ラチェット機構108が駆動部103の中に配置され、シリンダー−ピストン手段104に接続され、これによって駆動可能であり、ラチェット109を含む。ラチェット109は、ピストン軸A1及びA2に直角の回転力軸B4の周りで回転可能である。ラチェット109は、第一回転力190を受ける駆動要素110と接続される。第一回転力190は、駆動要素110に取り付けられた六角ソケット111を回転させて、締結具131を回転させる。
駆動部103に接続された反力支持部120は、第一反動回転力191を受ける。反力支持部120は、複数の外面スプライン123を有する環状多角形体121で形成される。外面スプラインは、環状体121の周りで円周上に配置され、第一回転力軸B1と同軸の中心軸B2から半径方向外向きに延びる。
工具700は、2つのハウジング部すなわちシリンダー部702と駆動部703を有するハウジング701を含む。シリンダー−ピストン手段704はシリンダー部702の中に配置され、シリンダー705と、ピストン軸A2に沿ってシリンダー705の中で往復移動可能なピストン706と、ピストン706と接続されたピストン棒707とを含む。油圧流体は、圧力を受けて、油圧ポンプ135から流体供給ライン749を通過して導管719を介して工具700へ送られる。既知のレバー式ラチェット機構708が駆動部703の中に配置され、シリンダー−ピストン手段704に接続され、これによって駆動可能であり、ラチェット709を含む。ラチェット709は、ピストン軸A1及びA2に直角でかつ第一回転力軸B1に平行の第二の回転力軸B4の周りで回転可能である。ラチェット709は、回転力軸B4の周りで作用する第二回転力790を受ける駆動要素710と接続される。第二回転力790は、駆動要素710に取り付けられた六角ソケット711を回転させて、締結具731を回転させる。
駆動部703に接続された反力支持部720は第二反動回転力を受ける。反力支持部720は、複数の外面スプライン723を有する環状多角形体721で形成される。外面スプライン723は、環状体721の周りで円周上に配置され、第二回転力軸B4と同軸の中心軸B5から半径方向外向きに延びる。
反力アダプタ750は、第一力伝達要素160を含み、第一力伝達要素は、工具100と係合されたとき、回転力軸B1の周りで回転可能である。また、反力アダプタ150は第二力伝達要素770を含み、第二力伝達要素は第一要素160と係合されたとき、少なくとも遠位部165に沿って回転可能か、これに沿って伸縮可能か、またはこの周りで回転可能かつこれに沿って伸縮可能である。第二力伝達要素770は、工具700と係合されたとき、回転軸B4の周りで回転可能である。
第一要素160は、複数の内面スプライン163を有する環状多角形体162で形成された近位部161と、複数の内面スプライン168を持つ内部穴167を有する管状部材166で形成された遠位部165とを含む。第二要素770は、複数の外面スプライン773を有する管状部材772で形成された近位部771と、複数の内面スプライン777を有する環状多角形体776で形成された遠位部775とを含む。図7に示すように、第一要素160は、工具100に取り付けられたとき、回転力軸B1に実質的に直角に延び、回転力軸B1に実質的に直角の力伝達軸C1を有する。第二要素770は、工具700に取り付けられたとき、回転力軸B2に実質的に直角に延び、B2に実質的に直角の力伝達軸C1を有する。第一要素160と第二要素770は、相互に取り付けられたとき、力伝達軸C1と実質的に同一直線上にある。
図示する第一要素160は、第一位置において反力支持部120に回転不能に取り付けられ、ロック機構180によって所定の位置に保持される。第一要素160は、別個に、個々にかつ独立して工具100及び第二要素770に係合可能かつ取付け可能である。内面スプライン163は環状体162の内面の周りで円周上に配置され、中心軸B3へ向かって半径方向内向きに延びる。環状体162は、内面スプライン163が外面スプライン123と噛み合うような内側幅を持ち、環状体121は同様の外側幅を持つ。環状体121及び近位部161は、第一接続手段124及び第二接続手段164を含む。反力支持部120と第一要素は、第一接続手段121と第二接続手段164を取り付けることによって相互に取付け可能である。軸B1、B2及びB3は、第一要素160及び反力支持部120が相互に及び工具100に取り付けられたとき、同軸である。
図示する第二要素770は、第二位置において第一要素160に回転不能に取り付けられ、ロック機構780によって所定の位置に保持される。第二要素770は、別個に、個々にかつ独立して第一要素160に係合可能かつ取付け可能である。内面スプライン168は内部穴167の内面の周りで円周上に配置され、中心軸C2へ向かって半径方向内向きに延びる。外面スプライン773は、管状部材772の周りで円周上に配置され、中心軸C3から半径方向外向きに延びる。内部穴167は、内面スプライン168が外側スプライン773と噛み合うような内側幅を持ち、管状部材772は同様の外側幅を有する。内部穴167は、入れ子式配列で管状部材772を受け入れる。遠位部165は、管状部材166と、内部穴167と、内面スプライン168とを備える第三接続手段169を含む。近位部771は、管状部材772と外面スプライン773とを備える第四接続手段774を含む。第一要素160と第二要素770は、ロック機能181によって所定の位置に保持される第三接続手段169と第四接続手段774を取り付けることによって、相互に取付け可能である。反力支持部120を持つ工具100、第一要素160、第二要素770及び反力支持部720を持つ工具700が相互に取り付けられたとき、軸B1、B2及びB3は実質的に同軸であり、C1、C2、C3及びD1は実質的に同軸である。
また、図示する第二要素770は、第二位置において反力支持部720に回転不能に取り付けられ、ロック機構780によって所定の位置に保持される。第二要素770は、別個に、個々にかつ独立して工具700に係合可能かつ取付け可能である。内面スプライン777は、環状体776の内面の周りで円周上に配置され、中心軸B6に向かって半径方向内向きに延びる。環状体776は、内面スプライン777が外面スプライン723と噛み合うような内側幅を持ち、環状体721は同様の外側幅を持つ。環状体721及び遠位部775は、第五接続手段724及び第六接続手段779を含む。反力支持部720と第二要素770は、第五接続手段724と第六接続手段779を取り付けることによって相互に取付け可能である。軸B4、B5及びB6は、第二要素及び反力支持部720が相互に及び工具700に取り付けられたとき、同軸である。
作動パラメータ調整装置759はポンプ735の外に図示されるが、装置759全体またはその一部をポンプ735内部に設置できる。作動パラメータ調整装置759は、工具100及び700のトルク出力を調整する。トルク出力調整装置759は、油圧ポンプ735に取り付けられた第一スイッチ735及び第二スイッチ736と、与圧流体供給ライン149及び749とを含む。スイッチ734及び736は、制御装置737によって起動される。制御装置は、工具100及び700のトルク出力レベル127及び727を制御して、事前設定されたトルク差値758内にトルク出力レベルの差を維持する。スイッチ735及び736は、プッシュボタンスイッチ、ロッカースイッチ、トグルスイッチ、回転符号化DIPスイッチ、回転DIPスイッチ、キーロックスイッチ、スライドスイッチ、スナップ式スイッチまたはリードスイッチ、またはエアバルブ、逆流防止弁、ボール弁、蝶形弁、逆止め弁、制御弁、分流弁、ドレン弁、遮断弁、ガス弁、ガス圧弁、球形弁、油圧調整弁、油圧弁、混合弁、ニードル弁、ピンチ弁、プラグ弁、圧力調整弁、圧力リリーフ弁、サーボ弁、遮断弁、スライド弁、ポペット弁またはソレノイド弁を含む。電気モーターが使用される場合、スイッチ734及び736は、上記の電気制御スイッチのいずれでも含むこともできる。
トルク出力調整装置759は、第一フェロマグネチックセンサ144及び第二フェロマグネチックセンサ744などのトルク変換器を含むことができる。フェロマグネチックセンサ144及び744は、制御装置737への接続用のカップリング145及び745と、固定ホール効果磁場検知装置またはこれと同様の磁場検知装置146及び746と、工具100及び700に結合される強磁性部品148及び748とを含む。技術上既知の他の要素を使用できることに留意されたい。
フェロマグネチックセンサ144及び744は、工具100及び700のトルク出力レベル127及び727を測定する。第一コンジット151及び第二コンジット751は、出力トルクレベル127及び727を含む第一トルクデータ信号152及び第二トルクデータ信号752を制御装置737へ搬送する。コンジット757は、入力装置739から制御装置737へ入力データ758を搬送する。コンジット728は、出力装置738へ出力データ729を搬送する。コンジット755は、電源733から制御装置737へ電力756を搬送する。電源733は、任意の適切な電源(例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、壁ソケット、発電機、モーターなど)である。入力装置739は、任意の適切な装置(例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、リモコンなど)である。操作者は、事前設定トルク差値すなわち入力データ758を入力装置739に入力できる。事前設定トルク差値758は、コンジット757を介して制御装置737へ搬送される。制御装置737は、コンジット728を介して出力装置738へ出力データ729を送信できる。出力データ729は、事前設定トルク差値758及び(または)工具100及び700のトルク出力レベル127および727を含むことができる。出力装置738は、任意の適切な装置(例えば、スクリーン、液晶ディスプレイなど)である。制御装置737は、コンジット153及び753を介してスイッチ734及び136へスイッチ制御信号154及び754を送信できる。
トルク出力調整装置759は、油圧または空気圧用流体の圧力または流量、電流、電圧または磁場などの電気回路パラメータ、トルク出力の直接測定またはこれらの組合せを含めて、作動パラメータ(すなわち、トルクデータ信号152および752)のいずれかによってトルク出力レベル127及び727を監視できる。これらの作動パラメータは、様々なタイプのひずみ計、回転エンコーダ、トルクセンサ、クラッチ、ロードセル、または位置、流量、力または圧力メーター、センサまたはバルブによって測定または検知できる。技術上既知の他の要素を使用できることに留意されたい。例えば、クラッチを、それぞれスリップして、事前設定トルク差値758内にトルク出力レベルの差を維持するように構成できる。
器具7は、ポンプ735及びトルク出力レベル127及び727を調整する制御装置737を起動することによって作動する。トルク出力レベル127及び727の差は、事前設定されたトルク差値758を超える可能性がある。その場合、制御装置737は、トルク出力レベルの差が事前設定トルク差値に戻るまで、トルク出力レベルが高い方の工具のトルク出力レベルを下げるか、トルク出力レベルが低い方の工具のトルク出力レベルを上げるか、あるいは工具のトルク出力レベル両方を上下させることによって、工具100及び700のトルク出力レベル127及び727を調整する。
図8は、図7の一部の斜視図である。工具100および700は、ラグ132及び732にねじ部を持つ締結具131及び731を回転させてフランジのプレートを接続するように準備される。反力アダプタ750は、反力伝達位置において工具100及び700に取り付けられて、反動回転力191及び791を理想的当接圧力点P7へ伝達する。右回り一方向192に作用する回転力190及び790は、締結具131及び731上の六角ソケット111及び711を回転させる。また、反力アダプタ750の第一要素160及び第二要素770は、別方向193左回りに作用する反動回転力191及び791を受ける。これによって、ラチェット109及び709が締結具131及び731に対して内向きに回転するのを防止し、締結具は要求トルクで回転する。
器具の使用方法は、下記のステップを含むことができる。すなわち、操作者が入力装置735に事前設定トルク差値758を入力する。出力装置738が事前設定トルク差値758を表示する。操作者が工具100及び700を起動する。制御装置737が、フェロマグネチックセンサ144及び744を用いてトルク出力値127及び727を測定して、トルク出力値127と727の差を事前設定トルク差値758内に維持する。トルク出力値127と727の差が事前設定トルク差値758を超える場合、制御装置737は、トルク出力レベルの差が事前設定トルク差値758の範囲内に戻るまで、トルク出力レベルが高い方の工具のトルク出力レベルを下げるか、トルク出力レベルが低い方の工具のトルク出力レベルを上げるか、または工具のトルク出力レベル両方を上下させる。
下の説明は器具7の別の実施形態に関する。説明を容易にするために、要素は複数形で示されるが、単数形も可能であることに留意されたい。
技術上「ソケット」として周知の受け部材は、少なくとも締結具の一部を受け入れる。受け部材は、締結具の少なくとも一部の形状に合致する形状を持つ。この部分が受け入れられたら、この部分と受け部材は相互に回転可能に固定される。締結具の形状は多数あり、特定の締結具に使用するために適切な形状の受け部材を選択しなければならないことが当業者には分かるだろう。従って、受け部材は、異なる形状の受け部材を交換できるように回転装置に取外し可能に接続できる。
制御装置は、スリップして、トルク出力レベルまたはその他の作動パラメータを事前設定値内に維持するように構成されたクラッチを含むことができる。作動パラメータを検知する装置は、回転装置へ信号を送る角度または回転エンコーダの形をとることができる。使用時に、それぞれの回転装置は、回転を維持するか、速度を落とすか、停止するかまたは速度を速めて、トルク出力レベルの差を事前設定値の範囲内に調整する。この種のクラッチ機構は、それぞれの工具のシリンダー部と駆動部またはその他の関連部を選択的に結合しこの結合を解除できる。トルクを駆動軸から従動軸へ伝達できるようにクラッチ機構を圧迫して係合させるために作動媒体の圧力によって作動されるアクチュエータが必要になる。アクチュエータクラッチへ供給される作動媒体の圧力を制御しかつアクチュエータクラッチが外されたときモーターを停止する制御装置、及びアクチュエータクラッチへ作動媒体を供給する作動媒体供給源も必要になる。
油圧または空気圧用流体の圧力または流量、電流、電圧または磁場などの電気回路パラメータ、それぞれの受け部材の回転を生じさせる装置の回転速度またはこれらの組合せなど、他の作動パラメータを使用して、装置を調整できることに留意されたい。作動パラメータの差が事前設定値を超えた場合、制御装置は、作動パラメータの差が事前設定値の範囲内に戻るまで、作動パラメータが高い方の装置の作動パラメータを下げるか、作動パラメータが低い方の装置の作動パラメータを上げるか、またはそれぞれの装置の作動パラメータを上下させることによって、それぞれの回転装置の作動パラメータを調整する。
作動パラメータの差が事前設定値の範囲内に戻るまで、手動でまたは、固定もしくは可変頻度で工具をオンまたはオフすることを含めて、他の方法を使用できることに留意されたい。
本発明の器具の別の実施形態において、モーター、電流検出手段及び回転角度検出手段を使用できる。電流検出手段(例えば、電流計)は、モーターへ流れる電流を検知し、回転角度検出手段(例えば、回転エンコーダ)は、回転装置の相対的回転角度を検知する。制御装置は、回転装置を調整して、作動パラメータの差を事前設定値の範囲内に維持する。
操作者は、締結具の締付けまたは緩めを管理する装置(以下、管理装置)によって本出願に係る器具を管理できる。管理装置は、CPU、ROM、RAM及びI/Oを有するマイクロコンピュータを含むことができる。マイクロコンピュータのROMは、制御プログラムを記憶して、トルク出力またはその他の作動パラメータを事前設定値の範囲内に自動的に維持する。管理装置は、さらに、記憶装置を含むことができる。操作者は、油圧または空気圧用流体の圧力または流量、電流、電圧または磁場などの電気回路パラメータ、トルク出力、回転速度、これらの組合せ、または技術上開示されているまたは知られているその他のパラメータの事前設定範囲を設定して、記憶装置に記憶できる。
管理装置の要素と器具全般を相互に通信可能に接続できる。管理装置の記憶装置は、通信手段から送信された測定結果を記憶できる。複数の締結具の同時締付けまたは緩め、複数の締結具の同時検査、締結具の締付けまたは緩めの正常性の測定、ある作動時間範囲における締付け、緩め及び検査作業データの記憶、及び締付け及び検査装置の要素の磨耗程度の測定などを含めて、複数の管理作業を実施できることが分かるはずである。
器具の別の実施形態は、複数の締結具を締め付けるまたは緩めるための反力アダプタ及び(または)反力ハブを含むことができる。
反力アダプタの設置及び数量に関する別の実施形態。工具100は、第一及び第二反力アダプタを持つことができる。概して、図1〜8に関する説明はこの実施形態に適用される。第一反力アダプタ150と同様の第二反力アダプタは、工具100に係合されたとき工具のピストン軸の周りで回転可能な第三の力伝達要素と、第三要素と係合されたとき第三要素の少なくとも遠位部の周りで回転可能か、これに沿って伸縮可能か、またはこの周りで回転可能かつこれに沿って伸縮可能な第四力伝達要素とを有する。
反力アダプタを利用できる別のタイプの工具。トルク動力工具は技術上既知であり、空気圧駆動、電動、油圧駆動、手動、トルクマルチプライヤ駆動またはその他の動力を受けるものが含まれる。図9は、反力アダプタ750と同様の反力アダプタ950によって取り付けられた第一手持ちトルクパワーレンチ900A及び第二手持ちトルクパワーレンチ900Bを示す。第一レンチ900Aは、空気圧駆動、電動、油圧駆動、手動、トルクマルチプライヤ駆動またはその他の動力を受けるモーター902Aを収容するハウジング901Aを有する。モーター902Aは、回転力軸B9の周りで一方向992Aに作用する回転力990Aを生成して、駆動要素910Aを回転させ、対応する締結具を回転させる。第一レンチ900Aは、モーター902Aから駆動要素910Aへのトルク出力を増強するトルク強化手段(図示せず)を備えることができる。トルク強化手段は、ハウジング901A内に配置される遊星歯車装置として形成できる。該して、第一レンチ900Aに関する説明は第二レンチ900Bに適用される。概して、反力アダプタ750に関する説明は、反力アダプタ950に適用される。
さらに別の実施形態。図10は、本発明の反力アダプタの別の実施形態である反力アダプタ1050を持つ工具100の斜視図を示す。概して、これ以前の全ての説明が図10に適用される。工具100は、作動時に締結具(図示せず)を締め付けるまたは緩める。反力アダプタ1050は、反力191を別の締結具(図示せず)へ伝達する。反力アダプタは、反力支持部114に取付け可能な第一力伝達要素1060と、第一要素1060にスライド可能に取付け可能な第二力伝達要素1070とを有し、第二要素1070は他方の締結具を受け入れる受け部材1011を有する。
第一要素1060は、複数の内面スプライン1063を有する環状多角形体1062で形成された近位部1061と、実質的にT字形のトラックプレート1067を有する多角形体1066で形成された遠位部1065とを含む。第二要素1070は、実質的にC字形のトラックプレート1073を有する多角形体1072で形成された近位部1071と、円筒形体1076で形成された遠位部1075とを含む。第一要素1060は、反力支持部114に取り付けられたとき、ピストン軸A1と実質的に同一直線上に延び、かつ実質的にピストン軸と同一直線上にある第一力伝達軸A5を有する。第二要素1070は、第一要素1060に取り付けられたとき、第一力伝達軸A5に実質的に直角に延び、かつ実質的に第一力伝達軸に直角の第二力伝達軸E4を有する。
図示する第一要素1060は、第一位置において反応支持部114と回転可能に係合される。反力支持部114は、回転力軸B1及び反力支持部120から離れていることに留意されたい。第一要素1060を多数の位置で反力支持部114に回転不能に取り付けて、ロック機構1080(図示せず)によって所定の位置に保持することができる。ロック機構1080は、穴とピン、またはばね荷重反力クランプ、キャッチレバー組立体またはスナップリング付き固定リンクピンなど他の周知の形態を含むことができる。第一要素1060は、別個に、個々にかつ独立して工具100に係合可能かつ取付け可能である。内面スプライン1063は、環状体1062の内側の周りで円周上に配置され、中心軸A2に向かって半径方向内向きに延びる。環状体1062は、内面スプライン1063が外面スプライン116と噛み合うような内側幅を持ち、環状体115は同様の外側幅を持つ。環状体115及び近位部1061は、付加的接続手段の一部を成す。反力支持部114と第一要素1060は、付加的接続手段を取り付けることによって相互に取付け可能である。軸A1、A2及びA5は、第一要素1060及び反力支持部114が相互に及び工具100に取り付けられたとき、実質的に同軸である。
反力支持部114は、工具100と係合されたとき第一要素1060を反力支持部114に沿ってスライドできるような高さを持つことに留意されたい。この変形例において、環状体1062は、第一要素1060が反力支持部114に沿って伸縮可能であるような高さを持つこともできる。
図示する第二要素1070は、第二位置において第一要素1060にスライド可能に取り付けられ、ロック機構1081(図示せず)によって所定の位置に保持される。ロック機構1081は、穴とピン、またはばね荷重反力クランプ、キャッチレバー組立体またはスナップリング付き固定リンクピンなど他の周知の形態を含むことができる。さらに、止めねじを用いて、第一要素1060を所定の位置に保持できる。第二要素1070は、別個に、個々にかつ独立して第一要素1060に係合可能かつ取付け可能である。T字形トラックプレート1067とC字形トラックプレート1073は、相補的であり、噛み合ってスライド可能なT&Cコネクタを形成する寸法を持つ。他のコネクタの形状を使用できることに留意されたい。
図示する六角ソケット及び反力アダプタ1050は、工具100から分解されている。工具100は締結具を回転させ、反力アダプタ1050は作動時に当接圧力点において他方の締結具に反力191を伝達する。遠位部1075は、第一要素1060に実質的に直角に下向きに延び、他方の締結具を受け入れる。円筒形体1076は、回転力190が締結具上の六角ソケットを回転させるとき他方の締結具の壁の当接圧力点に重みを掛ける。これによってラチェットが締結具に対して内向きに回転するのを防ぐ。従って、締結具は六角ソケットによって要求トルクで回転する。
ドライバ110は、アレンキー、菊形(castellated)またはインパクトソケットドライバ、六角桁違いソケット(hex reducer)、方形駆動アダプタまたはその他の妥当な形状または形態を含めて、回転対象の締結具に応じて様々な締結具係合手段111を回転させる。同様に、受け部材1077は、反力191を吸収する締結具に応じて、円形、正方形、六角形または任意の妥当な形状または形態とすることができる。受け部材1077は、他方の締結具を取り囲むかこれに係合または当接できる。受け部材1077は、他の構造体を取り囲むかこれに係合または当接して、理想的当接圧力点を得ることができる。さらに、受け部材1077を、当接部(多角形またはその他)、ソケット、アレンキーまたはその他のタイプの締結具係合手段とすることができる。工具100及び反力アダプタ1050は両方とも、操作者用のハンドルを取り付けるためのツールパターンを含むことができる。
概して、図4に関する説明は図10に適用される。図4のステップ412において、第二要素1070は、近位部1071を実質的に遠位部1065に隣接させ、かつT字形トラックプレート1067とC字形トラックプレート1073を実質的に整列させてスライド可能なT&Cコネクタを形成することによって、第一要素1060と係合される。
工具100は、回転力軸B1の周りで回転力190により一方向に192の締結具を回転させるように準備される。図4のステップ414において、工具100は、他方の締結具の近接度に対応する延長長さまで遠位部1065に沿って第二要素1070をスライドさせることによって、他方の締結具を受け入れるように配置される。図4のステップ416において、第二要素1070は、ロック機構1081を機能させることによって、第二位置において第一要素1060に取り付けられる。これによって、反力アダプタ1050は、反力伝達位置にある。図4に示されないステップにおいて、ソケット111は駆動要素に取り付けられ、工具100は、回転対象の締結具の上に配置される。
第一要素1060は、別個に、個々にかつ独立して工具100に係合可能かつ取付け可能であり、第二要素1070は、別個に、個々にかつ独立して第一要素1060に係合可能かつ取付け可能である。工具100の重量を最小にすれば、工具100の可搬性は最大となる。注文製作の反力用取付け具ではなく市販の反力用取付け具を、第一要素1060及び第二要素1070の一部と一緒にまたはその代わりに使用できるので、コストが削減され、安全性が向上する。反力アダプタ1050は、捻り力及び締結具撓曲力を最小限に抑えて工具100が跳ねて外れたり落下したりするのを防止するように調節可能である。反力アダプタ1050は、工具100と係合されたとき、理想的当接圧力点で作動可能な締結具または静止物体を取り囲むかこれに係合または当接するように調節可能である。反力アダプタ1050は、工具100に取り付けられると、作動時に、反力191を理想的当接圧力点へ伝達する。操作者は、もはや、作業場において、用途ごとに作動可能な静止物体に当接させるために各々異なる向きの反力用取付け具を持ついくつもの工具を必要としない。また、操作者は、用途ごとに工具100を完全に分解して、反力アダプタ1050を設置し直し、工具100を組み立て直す必要がない。
図11は、本出願の工具及び反力アダプタの別の実施形態である、反力アダプタ1150を持つ工具1100の斜視図である。工具1100としては、限定クリアランス油圧トルクマルチプライヤ(limited clearance hydraulic torque multiplier)及び(または)引っ張り工具がある。概して、これ以前の全ての説明が図11に適用される。
工具1100は、構成された状態で、作動時に、締結具(図示せず)(例えば、アレンボルト)締め付けたり緩めたりする。ドライバ1110は、アレン、菊形またはインパクトソケットドライバ、六角桁違いソケット、方形駆動アダプタまたはその他の妥当な形状または形態を含めて回転対象の締結具に応じて様々な締結具係合手段1111を回転させることができる。
反力アダプタ1150は、反力1191を別の締結具(図示せず)へ伝達する。反力アダプタは、反力支持部1114に取付け可能な第一力伝達要素1160と、第一要素1160にスライド可能に取付け可能な第二力伝達要素1170とを有し、第二要素1170は、他方の締結具を受け入れる受け部材1177を有する。
第一要素1160は、凹部すなわち取除き部1163を有する多角形体1162で形成された近位部1161と、多角形体1166で形成された遠位部1165とを含む。実質的にT字形のトラックプレート1167が第一要素1160に沿って延び、近位部1161のほとんど及び遠位部1166の全部を含む。第二要素1170は、実質的にC字形のトラックプレート1173を有する多角形体1172で形成された近位部1171と、受け部材1177を持つ多角形体または円筒形体1176で形成された遠位部1175とを含む。第一要素1160は、工具1100に取り付けられたとき、反力支持部1114の長さを拡張する。この例において、第一要素1160は、第一要素1160が反力支持部1114に対して実質的に135°の角度で延びるように、反力支持部1114から延びる。受け部材1177は、ドライバ1110と実質的に同平面上にある。第一要素1160は、反力支持部1114に対して実質的に45°〜180°の角度で延びて、実質的に自身に沿った第一力伝達軸を持つことができる。第二要素1170は、第一要素1160に係合されたとき、第一力伝達軸に実質的に直角に延びて、第一力伝達軸に実質的に直角の第二力伝達軸を持つ。
図示する第一要素1160は、第一位置において反力支持部1114に取り付けられる。反力支持部1114は、回転力軸から離れていることに留意されたい。第一要素1160は、使用者が選択する多様な位置で反力支持部1114に取付け可能であり、ロック機構1180(図示せず)によって所定の位置に保持される。ロック機構1180は、穴とピン、またはばね荷重反力クランプ、キャッチレバー組立体またはスナップリング付き固定リンクピンなど他の周知の形態を含むことができる。さらに、止めねじを用いて第一要素1160を所定の位置に保持できる。第一要素1160は、別個に、個々にかつ独立して工具1100に係合可能かつ取付け可能である。凹部1163は、反力支持部1114の一部を受ける。凹部と反力支持部は共に付加的接続手段の一部である。反力支持部1114と第一要素1160は、付加的接続手段を取り付けることによって相互に取付け可能である。第一要素1160は、工具1100と係合されたとき、第一要素1160の長さ及び凹部1163の角度及び長さに応じて、反力支持部1114に沿ってスライドできる。
図示する第二要素1170は、第二位置において第一要素1160にスライド可能に取り付けられる。第二要素1170は、別個に、個々にかつ独立して第一要素1160に係合可能かつ取付け可能である。T字形トラックプレート1167とC字形トラックプレート1173は相補的であり、噛み合ってスライド可能なT&Cコネクタを形成する寸法を持つ。他のコネクタの形状も使用できることに留意されたい。
受け部材1177は、反力1191を吸収する他方の締結具次第で、丸形、正方形、六角形または任意の妥当な形状または形態をとることができる。受け部材1177は、他方の締結具を取り囲むかこれに係合または当接できる。受け部材1177は、他の構造体を取り囲むかこれに係合または当接して、理想的当接圧力点を得ることができる。さらに、受け部材1177を、当接部(多角形またはその他)、ソケット、アレンキーまたはその他のタイプの締結具係合手段とすることができる。工具1100及び反力アダプタ1150は、共に、使用者用のハンドルを取り付けるためのツールパターンを含むことができる。
第一要素1160は、別個に、個々にかつ独立して工具1100に係合可能かつ取付け可能であり、第二要素1170は、別個に、個々にかつ独立して第一要素1160に係合可能かつ取付け可能である。工具1100の重量を最小にすれば、工具110の可搬性は最大となる。注文製作の反力用取付け具ではなく市販の反力用取付け具を第一要素1160及び第二要素1170の一部と一緒にまたはその代わりに使用できるので、コストを削減し、安全性が向上する。反力アダプタ1150は、捻り力及び締結具撓曲力を最小限に抑えて、工具1100が跳ねて外れたり落下したりするのを防止するように調整可能である。反力アダプタ1150は、工具1100に係合されたとき、理想的当接圧力点で作動可能な締結具または静止物体を取り囲むかこれに係合または当接するように調整可能である。反力アダプタ1150は、工具100に取り付けられたとき、作動時に、反力1191を理想的当接圧力点へ伝達する。操作者は、もはや、作業場において、用途ごとに作動可能な静止物体に当接させるために各々異なる向きの反力用取付け具を持ついくつもの工具を必要としない。また、操作者は、用途ごとに工具1100を完全に分解し、反力アダプタ1150を設置し直し、工具1100を組み立て直す必要がない。
全ての実施形態及び様式の組合せ及び変形例。図1〜11に関連して説明した全ての実施形態及び様式の組合せ及び変形例は、有用な応用となり得る。例えば、1つの組合せ及び変形例において、工具900Aと同様の工具は、反力アダプタ750及び(または)950と同様の第一反力アダプタによって工具100と同様の工具に取り付けられ、反力アダプタ850と同様の第二反力アダプタは、反力支持部114において工具100に取り付けられる。別の組合せ及び変形例において、例えば、工具900Aと同様の第一及び第二工具及び工具100と同様の第三及び第四工具は、反力アダプタ750及び(または)950と同様の第一、第二、第三及び第四反力アダプタによって反力ハブに取り付けられる。さらに、工具100と同様の第五及び第六工具は、工具の反力支持部において反力アダプタと同様の第五及び第六反力アダプタによって第三及び第四工具に取り付けられる。このような組合せ及び変形例において、複数のタイプの工具を複数のタイプの反力アダプタ及びハブと一緒に使用できる。別の組合せ及び変形例において、反力アダプタ150、350、750,950、1050、1150と同様の反力アダプタ及び反力ハブ、及び工具100及び900と同様の工具によって、複数の力伝達要素を利用できる。実際、精巧かつ複雑な工具、反力アダプタ及び力伝達要素などの組合せを、必要に応じて利用できる。図7及び8に関する説明は全ての実施形態及び様式の上記の組合せ及び変形例に適用できる。
その他の情報。本出願の反力アダプタ、工具及びその他の力伝達要素は、アルミニウム、スチールまたはその他の金属、金属性合金または非金属を含むその他の合金など任意の適切な材料から製造できる。本出願の工具は、1/2インチ(1.27cm)〜8インチ(20.3cm)の荷重ボルト(load bolt)サイズ、1/2インチ(1.27cm)〜8インチ(20.3cm)の駆動サイズ、1/2インチ(1.27cm)〜8インチ(20.3cm)の六角サイズ、100ft.lbs.(136Nm)〜40,000ft.lbs.(54,200Nm)のトルク出力範囲、10,000ポンド(4,540kg)〜1,500,000ポンド(680,000kg)のボルト荷重範囲及び1,500psi(10300kPa)〜10,000psi(69,000kPa)の作動圧力を持つことができる。本出願の工具は、テンション、トルクテンション及びトルク機械を含むことができ、また、空気圧駆動、電動、油圧駆動、手動、トルクマルチプライヤ駆動またはその他の動力を受けるものを含むことができる。本出願の反力アダプタの寸法は、3インチ(7.62cm)×1インチ(2.54cm)×2.5インチ(6.35cm)〜24インチ(61cm)×8インチ(20.3cm)×24インチ(61cm)の範囲であり、重量は3ポンド(1.36kg)〜500ポンド(227kg)である。本出願の工具の寸法は、6インチ(15.2cm)×2インチ(5.08cm)×5インチ(12.7cm)〜23インチ(58.4cm)×12インチ(30.5cm)×14インチ(35.6cm)の範囲であり、重量は3ポンド(1.36kg)〜500ポンド(227kg)である。本出願の反力アダプタ及び工具は、これらの代表的な寸法範囲及び特徴からプラスにもマイナスにも実質的に外れる可能性があることに留意されたい。
本出願の反力アダプタ及び器具は、スクリュー、スタッド、ボルト、スタッドとナットの組合せ、ボルトとナットの組合せ、アレンボルト及び技術上既知のその他の任意の形状及び形体の締結具を含めて様々なタイプの締結具に使用できる。さらに、締結具は、その端面から突出した、これと同平面上のまたはこれから窪んだ係合手段を持つか、またはキャップ、ディスク、カップ、工具係合手段、脚及びその他様々な寸法及び形状の回転可能構造体の形状を持つ。
最終的見解。空気圧駆動、電動、油圧駆動及び手動のトルク動力工具用反力アダプタ、前記アダプタを有する工具及びその使用方法を開示する。1つの例において、締結具の締付けまたは緩め器具は、締付けまたは緩め器具の中に回転可能に支持された、締結具を受け入れる受け部材と、締結具を締め付けるまたは緩めるために受け部材の回転を生じさせる装置と、締結具の締付けまたは緩め時に反力を伝達する器具と、を含む。反力伝達器具は、回転装置の回転力軸の周りで回転可能に取付け可能な第一力伝達要素と、第一要素の少なくとも遠位部の周りで回転可能に取付け可能か、これに沿って伸縮可能に取付け可能か、またはこの周りで回転可能に取付け可能かつこれに沿って伸縮可能に取付け可能な第二力伝達要素とを含む。
第二の例において、締結具の締付けまたは緩め器具は、締付けまたは緩め器具の中で回転可能に支持された、締結具を受け入れる受け部材と、締結具を締め付けるまたは緩めるために受け部材の回転を生じさせる装置と、締結具の締付けまたは緩め時に反力を伝達する器具と、を含む。反力伝達器具は、締付けまたは緩め器具の反力支持部に取付け可能な第一力伝達要素と、第一要素にスライド可能に取付け可能な第二力伝達要素とを含み、静止物体に当接するように調節可能な第一要素及び第二要素は、作動時に反力を伝達する。
第三の例において、締結具の締付けまたは緩め器具は、締付けまたは緩め器具の中で回転可能に支持された、締結具を受け入れる受け部材と、締結具を締め付けるまたは緩めるために受け部材の回転を生じさせる装置と、締結具の締付けまたは緩め時に反力を伝達する器具とを含む。反力伝達器具は、回転装置の反力支持部に取付け可能な第一力伝達要素と、第一要素の少なくとも一部の周りで回転可能か、これに沿って伸縮可能か、この上をスライド可能か、この周りで回転可能かつこれに沿って伸縮可能か、この周りで回転可能かつこの上でスライド可能か、またはこれに沿って伸縮可能かつこの上でスライド可能に、取り付けることができる第二力伝達要素と、を含む。
第四の例において、締結具の締付けまたは緩め器具は、締付けまたは緩め器具の中で回転可能に支持された、第一及び第二締結具を受け入れる第一及び第二受け部材と、それぞれの締結具を締め付けるまたは緩めるためにそれぞれの受け部材の回転を生じさせる第一及び第二装置と、作業パラメータ間の差を事前設定値の範囲内に維持するために各回転装置の作動パラメータを制御する装置と、を含む。
本明細書及び特許請求の範囲において使用される場合、「備える」及び「含む」と言う言葉及びその変形は、明記される特徴、ステップまたは整数が含まれることを意味するものであり、他の特徴、ステップまたは要素の存在を排除するものと解釈されるべきではない。
以上の説明及び以下の特許請求の範囲または添付図面において、特定の形式または開示される機能を実施する手段または開示される結果を得るための方法またはプロセスとして開示された特徴は、別個にまたはこれらの特徴の任意の組合せで、その多様な形式で本発明の実施に利用できる。
上記の説明は単に本出願の好ましい実施形態の説明であり、特許請求の範囲に示される本発明の思想及び範囲から逸脱することなく多様な変更、組合せ、改変及び変化を加えることができる。本出願に係るトルク動力工具用反力アダプタ、アダプタを有する工具及びその使用方法について、例として、締結具及びコネクタに関連して説明した。しかし、トルク動力工具用アダプタ、アダプタを有する工具、及びその使用方法は、他の住居、商業及び工業の用途並びに他の装置に使用可能である。明細書及び特許請求の範囲の用語またはフレーズに明白な言語の意味以外の特殊な意味が与えられることはあるとしても僅かであり、明細書は不当に狭い意味で用語を限定するために使用されるものではない。

Claims (28)

  1. 締結具の締付けまたは緩め器具であって、
    該器具の中に回転可能に支持された、前記締結具を受け入れる受け部材と、
    前記締結具を締め付けるまたは緩めるために前記受け部材の回転を生じさせる装置と、
    前記回転装置の回転力軸の周りで回転可能に取付け可能な第一力伝達要素と、
    前記第一要素の少なくとも遠位部の周りで回転可能に取付け可能か、前記遠位部に沿って伸縮可能に取付け可能か、または前記遠位部の周りで回転可能に取付け可能かつ前記遠位部に沿って伸縮可能に取付け可能な、第二力伝達要素と、
    を含み、
    前記第一及び第二要素が作動時に反力を伝達することを特徴とする、器具。
  2. 締結具の締付けまたは緩め時に反力を伝達する器具であって、
    前記締結具の回転を生じさせる装置の回転力軸の周りで回転可能に取付け可能な第一力伝達要素と、
    前記第一要素の少なくとも遠位部の周りで回転可能に取付け可能か、前記遠位部に沿って伸縮可能に取付け可能か、または前記遠位部の周りで回転可能に取付け可能かつ前記遠位部に沿って伸縮可能に取付け可能な、第二力伝達要素と、
    を含む、器具。
  3. 前記第一要素の少なくとも前記遠位部が、前記締結具の回転を生じさせる装置に取り付けられたとき、前記回転力軸に実質的に直角に延び、前記第二要素の少なくとも遠位部が、前記第一要素に取り付けられたとき、前記第一要素の少なくとも前記遠位部に対して実質的に45°〜315°の角度で延びることを特徴とする、請求項1または2に記載の器具。
  4. 前記第一要素が別個に、個々にかつ独立して前記締結具の回転を生じさせる装置に取付け可能であり、前記第二要素が別個に、個々にかつ独立して前記第一要素に取付け可能であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の器具。
  5. 前記締結具の回転を生じさせる装置が、空気圧駆動、電動、油圧駆動及び手動のうち1つの型式であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の器具。
  6. 前記締結具の回転を生じさせる装置が、第一回転力軸を有する第一回転装置であり、前記第二要素が第二回転力軸を有する第二回転装置に取付け可能であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の器具。
  7. 締結具の締付けまたは緩め器具であって、
    該器具の中に回転可能に支持された、第一及び第二締結具を受け入れる第一及び第二受け部材と、
    前記それぞれの締結具を締め付けるまたは緩めるために前記それぞれの受け部材の回転を生じさせる第一及び第二の装置と、
    パラメータ間の差を事前設定値の範囲内に維持するために各回転装置の作動パラメータを制御する装置と、
    を含む、器具。
  8. 前記作動パラメータが、油圧または空気圧用流体の圧力または流量か、電流、電圧または磁場などの電気回路パラメータか、トルク出力値か、回転速度か、またはこれらの組合せを含むことを特徴とする、請求項7に記載の器具。
  9. 前記制御装置が前記作動パラメータを検知する装置を含むことを特徴とする、請求項7または8に記載の器具。
  10. 作動時に前記作動パラメータの前記差が前記事前設定値を超えた場合、前記制御装置が、前記作動パラメータの前記差が前記事前設定値の範囲内に戻るまで、前記作動パラメータが高い方の前記装置の前記作動パラメータを下げるか、前記作動パラメータの低い方の前記装置の前記作動パラメータを上げるか、または前記それぞれの装置の前記作動パラメータの両方を上下させることによって、前記それぞれの回転装置の前記作動パラメータを調整することを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載の器具。
  11. 前記作動パラメータがトルク出力であり、かつ作動時に、前記トルク出力の前記差が前記事前設定値を超えた場合、前記制御装置が、前記トルク出力の前記差が前記事前設定値の範囲内に戻るまで、前記トルク出力が高い方の前記装置の前記トルク出力を下げるか、前記トルク出力が低い方の前記装置の前記トルク出力を上げるか、または前記それぞれの装置の前記トルク出力の両方を上下させることによって、前記それぞれの回転装置の前記トルク出力を調整することを特徴とする、請求項7〜10のいずれか一項に記載の器具。
  12. 前記回転装置が前記締結具を同時に締め付けるまたは緩めることを特徴とする、請求項7〜11のいずれか一項に記載の器具。
  13. 前記回転装置が接続され、接続体が、
    前記第一回転装置の回転力軸の周りで回転可能に取付け可能な第一力伝達要素と、
    前記第一要素の少なくとも遠位部の周りで回転可能に取付け可能か、前記遠位部に沿って伸縮可能に取付け可能か、または前記遠位部の周りで回転可能に取付け可能かつ前記遠位部に沿って伸縮可能に取付け可能な第二力伝達要素と、
    を含む、ことを特徴とする、請求項7〜12のいずれか一項に記載の器具。
  14. 前記第一及び第二回転装置の第一及び第二反動回転力が実質的に打ち消されることを特徴とする、請求項7〜13のいずれか一項に記載の器具。
  15. 前記回転装置と前記制御装置との間で通信する装置を含む前記締結具の締付けまたは緩めを管理する装置を含む、請求項7〜14のいずれか一項に記載の器具。
  16. 前記回転装置が空気圧駆動、電動、油圧駆動または手動の型式であることを特徴とする、請求項7〜15のいずれか一項に記載の器具。
  17. 締結具の締付けまたは緩め器具であって、
    該器具の中で回転可能に支持された、前記締結具を受け入れる受け部材と、
    前記締結具を締め付けるまたは緩めるために前記受け部材の回転を生じさせる装置と、
    前記器具の反力支持部に取り付け可能な第一力伝達要素と、
    前記第一要素にスライド可能に取付け可能な第二力伝達要素と、
    を含み、
    静止物体に当接するように調節可能な前記第一要素及び第二要素が作動時に反力を伝達することを特徴とする、器具。
  18. 締結具の締付けまたは緩め時に反力を伝達する器具であって、
    前記締結具の回転を生じさせる装置の反力支持部に取付け可能な第一力伝達要素と、
    前記第一要素にスライド可能に取付け可能な第二力伝達要素と、
    を含み、
    前記器具が静止物体に当接するように調節可能であることを特徴とする、器具。
  19. 前記第二要素が、前記静止物体を受け入れる受け部材を有することを特徴とする、請求項17または18に記載の器具。
  20. 前記静止物体が別の締結具であることを特徴とする、請求項17〜19のいずれか一項に記載の器具。
  21. 前記第一要素が前記回転装置のピストン軸の周りで回転可能に取付け可能であることを特徴とする、請求項17〜20のいずれか一項に記載の器具。
  22. 前記第一要素が前記回転装置のピストン軸に対して実質的に同一直線上に延び、前記第二要素が前記第一要素の少なくとも一部に実質的に直角に延びることを特徴とする、請求項17〜21のいずれか一項に記載の器具。
  23. 前記第一要素が別個に、個々にかつ独立して前記回転装置に取付け可能であり、前記第二要素が別個に、個々にかつ独立して前記第一要素に取付け可能であることを特徴とする、請求項17〜22のいずれか一項に記載の器具。
  24. 前記回転装置が空気圧駆動、電動、油圧駆動及び手動のうち1つの型式であることを特徴とする、請求項17〜23のいずれか一項に記載の器具。
  25. 前記締結具が、スクリューか、スタッドか、ボルトか、スタッドとナットの組立体か、ボルトとナットの組立体か、またはアレンボルトであることを特徴とする、請求項17〜24のいずれか一項に記載の器具。
  26. 前記反力支持部が前記回転装置の回転力軸から離れていることを特徴とする、請求項17〜25のいずれか一項に記載の器具。
  27. 締結具の締付けまたは緩め器具であって、
    該器具の中で回転可能に支持された、前記締結具を受け入れる受け部材と、
    前記締結具を締め付けるまたは緩めるために前記受け部材の回転を生じさせる装置と、
    前記回転装置の反力支持部に取付け可能な第一力伝達要素と、
    前記第一要素の少なくとも一部に取付け可能な第二力伝達要素であり、前記第一要素の少なくとも一部の周りで回転可能か、前記第一要素の少なくとも一部に沿って伸縮可能か、前記第一要素の少なくとも一部の上をスライド可能か、前記第一要素の少なくとも一部の周りで回転可能かつ前記第一要素の少なくとも一部に沿って伸縮可能か、前記第一要素の少なくとも一部の周りで回転可能かつ前記第一要素の少なくとも一部の上をスライド可能か、または、前記第一要素の少なくとも一部に沿って伸縮可能かつ前記第一要素の少なくとも一部の上をスライド可能に、取付け可能な第二力伝達要素と、
    を含み、
    前記第一及び第二要素が作動時に反力を伝達することを特徴とする、器具。
  28. 締結具の締付けまたは緩め時に反力を伝達する器具であって、
    前記締結具の回転を生じさせる装置の反力支持部に取付け可能な第一力伝達要素と、
    前記第一要素の少なくとも一部に取付け可能な第二力伝達要素であり、前記第一要素の少なくとも一部の周りで回転可能か、前記第一要素の少なくとも一部に沿って伸縮可能か、前記第一要素の少なくとも一部の上をスライド可能か、前記第一要素の少なくとも一部の周りで回転可能かつ前記第一要素の少なくとも一部に沿って伸縮可能か、前記第一要素の少なくとも一部の周りで回転可能かつ前記第一要素の少なくとも一部の上をスライド可能か、または、前記第一要素の少なくとも一部に沿って伸縮可能かつ前記第一要素の少なくとも一部の上をスライド可能に、取付け可能な第二力伝達要素と、
    を含む、器具。
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