JP2012523798A - 無線通信システム内でマルチキャスト中にアクセス端末をハンドオフすること - Google Patents

無線通信システム内でマルチキャスト中にアクセス端末をハンドオフすること Download PDF

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Abstract

無線通信システム内でマルチキャストするための方法および装置を開示する。1つの実施形態では、所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストする方法は、第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタすることを含む。第1のセクタから第2のセクタへのハンドオフが発生する。第2のセクタが所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているかどうかが判定される。次に、この判定に基づいて、第2のセクタ内での所与のマルチキャストセッションの登録要求が、逆方向リンクのアクセスチャネルで、無線通信プロトコルで規定された登録要求のための次の指定スロットよりも早いスロットで送信される。

Description

本特許出願は、2009年4月13日に出願され、本譲受人に譲渡されて本明細書に参照により明白に組み込まれた「HANDING OFF AN ACCESS TERMINAL DURING A MULTICAST SESSION WITHIN A WIRELESS COMMUNICATIONS SYSTEM」という名称の仮出願第61/168,855号に基づく優先権を主張する。
本発明の諸実施形態は、無線通信システム内でマルチキャストすることに関し、より詳細には、無線通信システム内でマルチキャストセッション中にアクセス端末をハンドオフすることに関する。
無線通信システムは、第1世代のアナログ無線電話サービス(1G)、第2世代(2G)のデジタル無線電話サービス(暫定的2.5G網および2.75G網を含む)、および第3世代(3G)高速データ/インターネット対応無線サービスなど様々な世代を通して発達してきた。セルラシステムおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムなど、現在多くの様々なタイプの無線通信システムが使用されている。知られているセルラシステムの例には、セルラAMPS(Analog Advanced Mobile Phone System)、および符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、TDMAの移動体通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Access、GSM)(登録商標)変形に基づくデジタルセルラシステム、およびTDMA技術とCDMA技術を共に使用するより新しい混成デジタル通信システムが含まれる。
CDMA移動体通信を提供するための方法は、米国において電気通信工業会(Telecommunications Industry Association)/電子工業会(Electronic Industries Association)によって、本明細書ではIS-95と呼ぶ「Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System」と題するTIA/EIA/IS-95-Aの中で標準化された。AMPSおよびCDMAを組み合わせたシステムについては、TIA/EIA規格IS-98に記載されている。他の通信システムについては、広帯域CDMA(WCDMA)、CDMA2000(例えばCDMA2000 1xEV-DO規格など)またはTD-SCDMAと呼ばれるものを含む規格である、IMT-2000/UM、すなわち国際移動体電気通信システム2000(International Mobile Telecommunications System 2000)/ユニバーサル移動体電気通信システム(Universal Mobile Telecommunications System)に記載されている。
無線通信システムでは、移動局、ハンドセット、またはアクセス端末(AT)が、隣接または周辺の特定の地理的領域内で通信リンクまたはサービスをサポートする固定位置の基地局(セルサイトまたはセルとも呼ばれる)から信号を受信する。基地局はアクセスネットワーク(AN)/無線アクセスネットワーク(RAN)へのエントリポイントを提供し、このネットワークは、一般に、サービス品質(QoS)要件に基づいてトラフィックを差別化するための方法をサポートする標準的なインターネット技術標準化委員会(Internet Engineering Task Force、IETF)ベースのプロトコルを使用するパケットデータ網である。したがって、基地局は一般に、エアインタフェースを通じてATと対話し、インターネットプロトコル(IP)網のデータパケットによってANと対話する。
無線電気通信システムでは、プッシュトゥトーク(Push-to-talk、PTT)機能がサービス部門および顧客に普及しつつある。PTTは、CDMA、FDMA、TDMA、GSMなどのような標準的な商用無線インフラストラクチャを通じて動作する「ディスパッチ(dispatch)」音声サービスをサポートすることができる。ディスパッチモデルでは、エンドポイント(AT)間の通信が仮想グループ内で行われ、「発話者」の声は、1人または複数の「受話者」に送信される。このタイプの通信の単一インスタンスは、ディスパッチ呼、または単にPTT呼と呼ばれる。PTT呼は、グループのインスタンス化(instantiation)であり、これが呼の特性を定義する。本質的にグループは、メンバリストおよびグループ名もしくはグループ識別情報のような関連情報によって定義される。
従来、無線通信網内のデータパケットは、単一の宛先またはアクセス端末へ送信されるように構成されてきた。単一の宛先へのデータ送信は、「ユニキャスト」と呼ばれる。移動体通信が増えるにつれて、所与のデータを複数のアクセス端末に同時に送信する機能がより重要になってきた。したがって、複数の宛先またはターゲットアクセス端末への、同じパケットまたはメッセージの同時データ送信をサポートするプロトコルが採用された。「ブロードキャスト」とは、(例えば所与のセル内、所与のサービスプロバイダによってサービスされるなどの)すべての宛先またはアクセス端末にデータパケットを送信することを指し、「マルチキャスト」とは、所与の宛先またはアクセス端末のグループにデータパケットを送信することを指す。一例では、所与の宛先グループ、すなわち「マルチキャストグループ」は、(例えば、所与のグループ内にある、所与のサービスプロバイダによってサービスされるなど)考えられる宛先またはアクセス端末のうちの2つ以上、かつ全部に満たないものを含むことができる。しかしながら、ある状況では、マルチキャストグループが、ユニキャストと同様に1つのアクセス端末しか含まないこと、あるいはマルチキャストグループが、ブロードキャストと同様に(例えば、セルまたはセクタ内の)すべてのアクセス端末を含むことは、少なくとも可能である。
ブロードキャストおよび/またはマルチキャストは、マルチキャストグループに対応するために連続したユニキャスト動作を複数回行う、同時に複数のデータ伝送を処理するための固有のブロードキャスト/マルチキャストチャネル(BCH)を割り当てるなど、無線通信システム内でいくつかの方法で行うことができる。プッシュトゥトーク通信にブロードキャストチャネルを使用する従来のシステムは、2007年3月付けの、「Push-To-Talk Group Call System Using CDMA Ix-EVDO Cellular Network」という名称の米国特許出願公開第2007/0049314号に記載されており、その内容は全体として参照により本明細書に組み込まれる。公開第2007/0049314号に記載されているように、従来のシグナリング技術を使用するプッシュトゥトーク呼には、ブロードキャストチャネルを使用することができる。ブロードキャストチャネルを使用すると、従来のユニキャスト技術よりも帯域幅要件を改善することができるが、ブロードキャストチャネルの従来のシグナリングは、依然としてさらなるオーバヘッドおよび/または遅延をもたらす可能性があり、システムのパフォーマンスを低下させる場合がある。
第3世代パートナーシッププロジェクト2(「3GPP2」)は、CDMA2000網におけるマルチキャスト通信に対応するためのブロードキャスト-マルチキャストサービス(BCMCS)の仕様を規定している。したがって、2006年2月14日付けの、「CDMA2000 High Rate Broadcast-Multicast Packet Data Air Interface Specification」と題する3GPP2のBCMCS仕様のバージョン、すなわちバージョン1.0 C.S0054-Aが、ここに全体として参照により組み込まれる。
米国特許出願公開第2007/0049314号 米国仮特許出願第60/974,800号の本出願
2006年2月14日付けの、「CDMA2000 High Rate Broadcast-Multicast Packet Data Air Interface Specification」と題する3GPP2のBCMCS仕様のバージョン、すなわちバージョン1.0 C.S0054-A
本発明の諸実施形態は、無線通信システム内でマルチキャストするための方法および装置に関し、より詳細には、無線通信システム内でマルチキャストセッション中にアクセス端末をハンドオフすることに関する。1つの実施形態では、所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストする方法は、第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタすることを含む。第1のセクタから第2のセクタでハンドオフが発生する。第2のセクタが所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているかどうかが判定される。次に、この判定に基づいて、第2のセクタ内での所与のマルチキャストセッションの登録要求が、逆方向リンクのアクセスチャネルで、無線通信プロトコルで定義される登録要求のための次の指定スロットよりも早いスロットで送信される。
本発明の諸実施形態およびその付随する利点の多くは、単に本発明を説明するために、限定するためにではなく提示される添付の図面と関連付けて検討されると、次の詳細な説明を参照することによってよりよく理解されるようになるので、本発明の諸実施形態およびその付随する利点の多くをさらに完全に理解することが容易に達成されるであろう。
本発明の少なくとも1つの実施形態に従ってアクセス端末およびアクセス網をサポートする無線ネットワークアーキテクチャの図である。 本発明の実施形態例によるキャリア網を示す図である。 本発明の少なくとも1つの実施形態に従ったアクセス端末を示す図である。 本発明の一実施形態によりターゲットセクタとサポートセクタの両方においてダウンリンクブロードキャストチャネル(BCH)で搬送されるマルチキャストセッションのマルチキャスト呼セットアッププロセスを示す図である。 図4Aのプロセス中に形成されるクラスタを示す図である。 本発明の一実施形態による1つまたは複数のターゲットセクタにおいてダウンリンクBCHで搬送されるマルチキャストセッションのマルチキャスト呼セットアッププロセスを示す図である。 一実施形態により図5Aのプロセス中にマルチキャストセッションをサポートするために生成することができるセクタのクラスタの一例を示す図である。 一実施形態による図5Aのプロセス後のアクティブマルチキャストセッションのための非ターゲットセクタにおけるBCHのセットアップを示す図である。 一実施形態による図6Aのプロセス中の図5Bからのクラスタ例の一部を示す図である。 一実施形態による図6Aのプロセス中にアクセス端末がターゲットセクタから非ターゲットセクタへ移動した後の図5Bからのクラスタ例を更新したものを示す図である。 別の実施形態による図5Aのプロセス後のアクティブマルチキャストセッションのための非ターゲットセクタにおけるBCHセットアップを示す図である。 別の実施形態による図5Aのプロセス後のアクティブマルチキャストセッションのための非ターゲットセクタにおけるBCHセットアップを示す図である。 一実施形態による図5Aのプロセス後のアクティブマルチキャストセッションのためのターゲットセクタにおけるBCHセットアップを示す図である。 一実施形態による図9Aのプロセス中の図5Bからのクラスタ例の一部を示す図である。 一実施形態による図9Aのプロセス中にアクセス端末がターゲットセクタ間を移動した後の図5Bからのクラスタ例を更新したものを示す図である。
本発明の特定の実施形態に関する次の説明および関連図面において、本発明の諸態様を開示する。本発明の範囲を逸脱することなく、代替実施形態を考案することができる。さらに、本発明に直接関連する細部をあいまいにしないために、本発明の周知の要素については詳細に説明しない、またはこれを省略する。
「例示的」および/または「例」という用語は、本明細書では「一例、事例、または実例として役に立つこと」を意味するように使用される。「例示的」および/または「例」として本明細書で説明する実施形態は、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本発明の諸実施形態」という用語は、本発明のすべての実施形態が、論じられている特徴、利点、または動作モードを含むことを求めない。
さらに、多くの実施形態は、例えばコンピュータデバイスの要素によって実行される一連のアクションの観点から説明する。本明細書に記載する様々なアクションは、特定の回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC))で、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令で、または両方の組合せで行うことができることは、認識されるであろう。さらに、本明細書に記載するこうした一連のアクションは、実行されると関連するプロセッサに本明細書に記載する機能を行わせる、対応するコンピュータ命令のセットを格納したいかなる形態のコンピュータ可読記憶媒体の中にも完全に組み入れられるとみなすことができる。このように、本発明の様々な態様は、いくつかの異なる形態で組み入れることができ、そのすべてが、請求される対象の範囲内であると考えられている。また、本明細書に記載する実施形態のそれぞれについては、このような実施形態の対応する形態は、本明細書では、例えば、記載するアクションを行う「ように構成されたロジック」として記載される場合がある。
本明細書ではアクセス端末(AT)と呼ばれるHigh Data Rate (高速データレート、HDR)加入者局は、移動しているまたは静止している可能性があり、本明細書ではモデムプールトランシーバ(modem pool transceivers、MPT)または基地局(BS)と呼ばれる1つまたは複数のHDR基地局と通信することができる。アクセス端末は、モデムプールコントローラ(modem pool controller、MPC)、基地局コントローラ(BSC)、および/またはパケット制御機能(packet control function、PCF)と呼ばれるHDR基地局コントローラまでの1つまたは複数のモデムプールトランシーバを介してデータパケットを送受信する。モデムプールトランシーバおよびモデムプールコントローラは、アクセス網と呼ばれるネットワークの一部である。アクセス網は、複数のアクセス端末間でデータパケットを運ぶ。
アクセス網はさらに、企業イントラネットまたはインターネットなど、アクセス網の外側のさらなるネットワークに接続されることが可能であり、各アクセス端末とこのような外部ネットワークとの間でデータパケットを運ぶことができる。1つまたは複数のモデムプールトランシーバとアクティブなトラフィックチャネル接続を確立したアクセス端末は、アクティブなアクセス端末と呼ばれ、トラフィック状態であると言われる。1つまたは複数のモデムプールトランシーバとアクティブなトラフィックチャネル接続を確立中であるアクセス端末は、接続セットアップ状態であると言われる。アクセス端末は、無線チャネルを介して、または例えば光ファイバもしくは同軸ケーブルを使用する有線チャネルを介して通信するいかなるデータデバイスであってもよい。アクセス端末はさらに、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)(compact flash)、外部もしくは内部モデム、または無線もしくは有線電話などを含むがこれらに限定されないいくつかのタイプのデバイスのいずれかであることが可能である。アクセス端末がモデムプールトランシーバへ信号を送信する通信リンクは、逆方向リンクまたはトラフィックチャネルと呼ばれる。モデムプールトランシーバがアクセス端末へ信号を送信する通信リンクは、順方向リンクまたはトラフィックチャネルと呼ばれる。本明細書で使用するトラフィックチャネルという用語は、順方向か逆方向のトラフィックチャネルを指すことができる。
図1は、本発明の少なくとも1つの実施形態に従って無線システム100の1つの例示的実施形態のブロック図を示す。システム100は、パケット交換データ網(例えば、イントラネット、インターネット、および/またはキャリア網126)とアクセス端末102、108、110、112との間でデータ接続を行うネットワーク機器にアクセス端末102を接続することができるアクセス網または無線アクセス網(RAN)120とエアインタフェース104を越えて通信している、携帯電話102のようなアクセス端末を含むことができる。図のように、アクセス端末は、携帯電話102、携帯情報端末(PDA)108、ここでは双方向のテキストページャとして示すページャ110、さらに無線通信ポータルを有する独立したコンピュータプラットフォーム112であることが可能である。本発明の諸実施形態はしたがって、限定ではないが無線モデム、PCMCIAカード、パーソナルコンピュータ、電話、またはこれらの任意の組合せもしくはサブコンビネーションなど、無線通信ポータルを含むまたは無線通信機能を有するいかなる形態のアクセス端末でも実現することができる。さらに、本明細書で使用する「アクセス端末」、「無線装置」、「クライアント装置」、「移動端末」という用語およびその変形は、同義で使用することができる。
図1に戻ると、無線ネットワーク100の構成要素および本発明の例示的実施形態の要素の相互関係は、図示した構成に限定されない。システム100は、単に例示的なものであり、無線クライアントコンピュータ装置102、108、110、112のようなリモートアクセス端末が、相互間で、ならびに/またはキャリア網126、インターネット、および/もしくは他のリモートサーバなど、これらに限らないが、エアインタフェース104およびRAN120を介して接続された構成要素間で、無線で通信することを可能にするいかなるシステムを含むこともできる。
RAN120は、基地局コントローラ/パケット制御機能(BSC/PCF)122に送信されるメッセージ(通常データパケットとして送信される)を制御する。BSC/PCF122は、パケットデータサービスノード160(「PDSN」)とアクセス端末102/108/110/112との間のベアラチャネル(すなわちデータチャネル)のシグナリング、確立、およびティアダウンを担う。リンク層暗号化が使用可能にされる場合、BSC/PCF122はコンテンツの暗号化も行った後に、エアインタフェース104を通じてこれを転送する。BSC/PCF122の機能は当技術分野ではよく知られており、簡潔にするためにこれ以上説明しない。キャリア網126は、ネットワーク、すなわちインターネットおよび/または公衆交換電話網(PSTN)によって、BSC/PCF122と通信することができる。あるいはBSC/PCF122は、インターネットまたは外部ネットワークと直接接続することができる。一般に、キャリア網126とBSC/PCF122との間のネットワークまたはインターネット接続はデータを転送し、PSTNは音声情報を転送する。BSC/PCF122は、複数の基地局(BS)またはモデムプールトランシーバ(MPT)124に接続されることが可能である。キャリア網と同様に、BSC/PCF122は一般にネットワークによって、すなわちデータ転送にはインターネットおよび/または音声情報にはPSTNによって、MPT/BS124に接続される。MPT/BS124は、携帯電話102のようなアクセス端末にデータメッセージを無線でブロードキャストすることができる。MPT/BS124、BSC/PCF122、および他の構成要素は、当技術分野で知られているように、RAN120を形成することができる。しかしながら、代替の構成を使用することもでき、本発明は図示した構成に限定されない。例えば、別の実施形態では、BSC/PCF122およびMPT/BS124の1つまたは複数の機能は、BSC/PCF122とMPT/BS124の両方の機能を有する単一の「混成(hybrid)」モジュールにまとめることができる。
図2は、本発明の一実施形態によるキャリア網126を示す。図2の実施形態では、キャリア網126はパケットデータサービングノード(PDSN)160、ブロードキャストサービングノード(BSN)165、アプリケーションサーバ170、およびインターネット175を含んでいる。しかしながら、代替の実施形態では、アプリケーションサーバ170および他の構成要素がキャリア網の外側に配置されることも可能である。PDSN160は、例えばcdma2000無線アクセス網(RAN)(例えば図1のRAN120)を利用する移動局(例えば、図1より102、108、110、112のようなアクセス端末)のためにインターネット175、イントラネット、および/またはリモートサーバ(例えばアプリケーションサーバ170)にアクセスできるようにする。PDSN160は、アクセスゲートウェイとして動作して、シンプルIPおよびモバイルIPのアクセス、フォーリンエージェントのサポート、ならびにパケットの転送を提供することができる。PDSN160は、当技術分野で知られているように、認証、認可、アカウンティング(AAA)サーバおよび他のサポート中のインフラストラクチャのクライアントとして動作することができ、移動局にIP網へのゲートウェイを提供する。図2に示すように、PDSN160は、従来のA10接続によってRAN120(例えばBSC/PCF122)と通信することができる。A10接続は、当技術分野ではよく知られており、簡潔にするためにこれ以上説明しない。
図2を参照すると、ブロードキャストサービングノード(BSN)165はマルチキャストサービスおよびブロードキャストサービスをサポートするように構成することができる。BSN165については、以下にさらに詳細に説明する。BSN165は、ブロードキャスト(BC)A10接続によってRAN120(例えばBSC/PCF122)と通信し、インターネット175によってアプリケーションサーバ170と通信する。BCA10接続は、マルチキャストおよび/またはブロードキャストメッセージングを転送するために使用される。したがって、アプリケーションサーバ170は、インターネット175を介してPDSN160にユニキャストメッセージングを送信し、インターネット175を介してBSN165にマルチキャストメッセージングを送信する。
一般には、以下にさらに詳細に説明するように、RAN120は、BCA10接続によってBSN165から受信したマルチキャストメッセージを、エアインタフェース104のブロードキャストチャネル(BCH)を通じて1つまたは複数のアクセス端末200に送信する。
図3を参照すると、携帯電話のようなアクセス端末200(ここでは無線装置)は、最終的にはキャリア網126、インターネットならびに/または他のリモートサーバおよびネットワークから来る可能性がある、RAN120から送信されるソフトウェアアプリケーション、データ、および/またはコマンドを受信して実行することができるプラットフォーム202を有する。プラットフォーム202は、特定用途向け集積回路(「ASIC」208)、もしくは他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、または他のデータ処理装置に動作可能に結合されたトランシーバ206を含むことができる。ASIC208または他のプロセッサは、無線装置のメモリ212の中の任意の常駐プログラムと連動するアプリケーションプログラミングインタフェース(「API」)210層を実行する。メモリ212は、リードオンリメモリもしくはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EEPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォームに共通の任意のメモリからなることが可能である。プラットフォーム202はまた、メモリ212ではアクティブに使用されないアプリケーションを保持することができるローカルデータベース214を含むことができる。ローカルデータベース214は、一般にフラッシュメモリセルであるが、磁気媒体、EEPROM、光媒体、テープ、ソフトもしくはハードディスクなどの、当技術分野で知られているいかなる二次記憶装置であることも可能である。内部プラットフォーム202構成要素は、当技術分野で知られているように、他の構成要素の中でアンテナ222、ディスプレイ224、プッシュトゥトークボタン228、およびキーパッド226のような外部装置に動作可能に結合されることも可能である。
したがって、本発明の一実施形態は、本明細書に記載する機能を行う能力を含むアクセス端末を含むことができる。当業者には理解されるように、様々な論理要素は、本明細書に開示する機能を獲得するために、ディスクリート素子、プロセッサ上で実行されるソフトウェアモジュール、ソフトウェアとハードウェアの任意の組合せに組み入れられることが可能である。例えば、ASIC208、メモリ212、API210、およびローカルデータベース214はすべて協同して使用されて、本明細書で開示する様々な機能をロード、格納、および実行し、したがってこれらの機能を行うためのロジックは、様々な要素に分散されることが可能である。あるいは、この機能は、1つのディスクリート構成要素に組み込まれることが可能である。したがって、図3のアクセス端末の特徴は、単に説明的とみなされるべきであり、本発明は説明の特徴または配置に限定されない。
アクセス端末102とRAN120との間の無線通信は、符号分割多元接続(CDMA)、WCDMA、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多重(OFDM)、移動体通信用グローバルシステム(GSM)のような様々な技術、または無線通信網もしくはデータ通信網に使用することができる他のプロトコルに基づくことができる。データ通信は、一般にクライアント装置102、MPT/BS124、およびBSC/PCF122の間にある。BSC/PCF122は、キャリア網126、PSTN、インターネット、仮想プライベート網などのような複数のデータ網に接続することができ、したがって、アクセス端末102はより広域の通信網にアクセスできるようになる。前述したように、また当技術分野では周知のように、音声伝送および/またはデータは、様々なネットワークおよび構成を使用してRANからアクセス端末へ送信することができる。したがって、本明細書で提供する説明は、本発明の実施形態を限定しようとするものではなく、単に本発明の実施形態の態様の説明に役立つものである。
以下に、ターゲットセクタとサポートセクタの両方においてダウンリンクブロードキャストチャネル(BCH)で搬送されるマルチキャストセッションのためのマルチキャスト呼セットアップについて説明し、次に、1つまたは複数のターゲットセクタで(例えば、必ずしもサポートセクタではない)搬送されるマルチキャストセッションのためのマルチキャスト呼セットアップについて説明する。本明細書で使用するターゲットセクタとは、所与のマルチキャストセッションのマルチキャストフローを搬送する少なくとも1つのマルチキャストグループのメンバを有する(または有すると予想される)無線通信システム内の任意のセクタであり、サポートセクタとは、マルチキャストグループのメンバを有すると予想されないが、(例えば、高データレートのマルチキャスト通信のためにターゲットセクタでソフト合成を使用可能にするために)同じくマルチキャストフローを搬送する、無線通信システム内の任意のセクタである。ターゲットおよびサポートセクタの挙動については、本譲受人に譲渡されて、本明細書に全体として参照に明白に組み込まれている、2007年9月24日に出願された、代理人整理番号第071249P1号を有する、Song他による、「MULTICAST COMMUNICATIONS WITHIN A WIRELESS COMMUNICATIONS NETWORK」という名称の米国仮特許出願第60/974,800号の本出願の中に、より詳細に記載されている。
したがって、図4Aは、本発明の一実施形態により、ターゲットセクタとサポートセクタの両方においてダウンリンクBCHで搬送されるマルチキャストセッションのためのマルチキャスト呼セットアッププロセスを示している。図4Aを見ると、アプリケーションサーバ170(例えばQChatまたはプッシュトゥトーク(PTT)サーバ)は、(例えば図示していないPTTイニシエータから)マルチキャストセッションを開始する要求を受信する。405では、アプリケーションサーバ170は、マルチキャストセッションのマルチキャストグループに属するアクセス端末(「マルチキャストグループのメンバ」、例えばAT1…N)への送信のためにRAN120にアナウンスメッセージを送る。例えば、アプリケーションサーバ170は、BSN165を通じてBCA10接続によりRAN120にアナウンスメッセージを送ることができる。410では、RAN120はBCA10接続を通してアナウンスメッセージを受信し、エアインタフェース104を通してAT1…Nへアナウンスメッセージを送信する(例えば、AT1…Nの標準的なページングによるダウンリンクCCH上のデータオーバシグナリング(DOS)メッセージなど)。AT1…Nは、アナウンスメッセージおよびAT1…Nのうちの1つまたは複数のマルチキャストセッションの登録を受信し、415(例えば、BCMCSFlowRegistrationメッセージを送信することによって)、アナウンス確認応答(ACK)を送信し、これをRAN120がアプリケーションサーバ170に転送する。
AT1…Nから受信される登録に少なくとも部分的に基づいて、RAN120は、マルチキャストセッション420のために最初のターゲットセクタおよびサポートセクタを判定する、420。図4Bは、図4Aの420において形成することができるクラスタ例(すなわち、ダウンリンクブロードキャストチャネル(BCH)の同じインタレース多重(interlace-multiplex、IM)対で、「マルチキャストフロー」と呼ばれる、マルチキャストセッションのためのフローを搬送するターゲットセクタとサポートセクタのセット)を示す。図のように、図4Bは、AT A…Gがマルチキャストセッションに登録し、AT A…GがそれぞれターゲットセクタT1からT4にあり、ターゲットセクタT1からT4がサポートセクタS1からS12によってサポートされると仮定する。クラスタの発生については、「METHODS OF PROVIDING MULTICAST COMMUNICATIONS WITHIN A WIRELESS COMMUNICATIONS NETWORK」という名称の、上記に組み込んだ同時係属の特許の中にさらに詳細に記載されている。図4Bでは1つのクラスタが示されているが、無線通信システムには複数のクラスタを形成し、RAN120でのBCHスケジューリングの考慮に基づいて各クラスタがダウンリンクBCHの同じIM対で、あるいは2つ以上の異なるIM対で、マルチキャストフローを搬送することができると理解されるであろう。
RAN120は、ターゲットセクタおよびサポートセクタにおいて、スケジューリングメッセージ(例えば、ブロードキャストオーバヘッドメッセージ(BOM))を送信する、425。例えば、BOMは、ダウンリンクBCH上のマルチキャストセッションへの同調方法についてAT1…Nに教える情報(例えば、マルチキャストセッションのマルチキャストメッセージが送信されることになるダウンリンクBCH上のインタレース多重(IM)対)とともに、アナウンスされるマルチキャストセッションの公示を含むことができる。当業者には理解されるように、RAN120は、ソフト合成を向上させるために、同じIM対でマルチキャストセッションを搬送するようにクラスタの各セクタを構成しようと試みる(例えば、ここで使用されるように、セクタがマルチキャストフローまたはセッションを異なるIM対で搬送する場合、セクタは異なるクラスタの一部であると解釈されることになり、複数のIM対で送信中のセクタは、複数のクラスタに属していると解釈されることになる)。さらなる例では、ターゲットセクタにおいて送信されるBOMは、その後のAT登録を抑制するように構成され(例えば、RAN120がターゲットセクタの状態を確認したいとき以外は、トラフィックを減少させるために、RFDB='0')、サポートセクタにおいて送信されるBOMは、AT登録を促すように構成される(例えば、RAN120がサポートセクタをターゲットセクタに移行させることができるように、例えばRFDB='1')。したがって、BOMを受信したAT1…Nは、示されたIM対に同調し、マルチキャストメッセージをモニタする、430。
435では、アプリケーションサーバ170がマルチキャストセッションの第1のアナウンスACKを受信した後、アプリケーションサーバ170は、AT1…Nへの送信のためにBSN165を介してBCA10接続を通じてRAN120にマルチキャストメッセージ(例えば、映像、音声、テキストなどのマルチキャストメディアメッセージ)を送り始める。440では、RAN120はBCA10接続を通じてこのマルチキャストメッセージを受信し、ターゲットセクタとサポートセクタの両方において、エアインタフェース104を通じてダウンリンクBCHのBOMが示すIM対で、AT1…Nへこのマルチキャストメッセージを送信するダウンリンクBCHのBOMが示すIM対に同調したAT1…Nは、このマルチキャストメッセージを受信して復号する、445。
当業者には理解されるように、ターゲットセクタ内のアクセス端末のためのソフト合成に使用されるように、サポートセクタでマルチキャストメッセージを送信すると、アクセス端末が高データレートのブロードキャストまたはマルチキャストを復号する助けとなる。しかしながら、マルチキャストが比較的低データレート(例えば、プッシュトゥトーク(PTT)呼、VoIP呼など)を有する場合、アクセス端末は、マルチキャストメッセージを正常に復号するのに必ずしもサポートセクタの送信とソフト合成する必要がない可能性がある。また、マルチキャストグループのメンバが地理的に密集して位置していない(例えば、特定のターゲットセクタには多くのマルチキャストグループのメンバがいない)場合、ほんのわずかなローカルマルチキャストグループのメンバに届くように多くのセクタが冗長情報を送信しているので、潜在的に多数のサポートセクタは、全体的なスペクトル効率を減少させる可能性がある。
したがって、サポートセクタを使用する必要がない本発明の諸実施形態について、次に図5A〜8を参照してさらに詳細に説明する。図5Aは、本発明の一実施形態により1つまたは複数のターゲットセクタのダウンリンクBCH上で搬送されるマルチキャストセッションのマルチキャスト呼セットアッププロセスを示している。図5Aの500から515は、図4Aの400から415に対応し、よって簡潔にするためにこれらのさらなる説明を省略した。520では、RAN120は、図4Aのように、サポートセクタとターゲットセクタの両方を含む、マルチキャストセッションを搬送するクラスタを形成すべきかどうか、またはターゲットクラスタのみを含むようにクラスタを形成すべきかどうかを決定する。例えば、RAN120がマルチキャストセッションを比較的低データレート通信であると判定する場合、RAN120はソフト合成を必要ではないと判定することができ、よってサポートセクタを省くことができる。RAN120が520においてターゲットセクタとサポートセクタの両方を含むことを決定する場合、プロセスは図4Aの420に進む。そうではなく、RAN120が520においてターゲットセクタのみを含むことを決定する場合、プロセスは図5Aの525に進む。
図5Aを参照すると、525では、(515において)AT1…Nから受信した登録に少なくとも部分的に基づいて、RAN120は、マルチキャストセッションのためにクラスタがターゲットセクタを含み、サポートセクタを含まないことを決定する。図5Bは、図5Aの525で形成することができるクラスタ例(すなわち、この場合はターゲットセクタのセット)を示している。図のように、図5Bは、AT A…Gがマルチキャストセッションに登録し、AT A…GはそれぞれターゲットセクタT1からT4にあり、ターゲットセクタT1からT4は(例えば、サポートセクタS1からS12を含んでいる図4Bと比較すると)サポートセクタを含んでいないと仮定する。一例では、520の決定は、ターゲットセクタの局所的なセットに影響を及ぼすことができて、無線通信システム100の他のエリアの他のクラスタがサポートセクタを含むことができるようにし、サポートセクタなしの決定は、ターゲットセクタの限定されたセットのみに影響を及ぼす。あるいは、520の決定はグローバルであることが可能であり、したがってサポートセクタは無線通信システム100全体で使用される必要がない。よってRAN120は、アナウンスされるマルチキャストセッションのフロー識別子(ID)(例えば、BCMCSフローID)およびマルチキャストフローを搬送するBCH上のIM対をリストアップする、または公示するターゲットセクタ内のBOMを送信し、530、AT1…N(例えば、図5BではAT1…G)は、BOMを復号した後に、ダウンリンクBCH上のBOMが示すIM対に同調する、535。第1のアナウンスACKを受信した後に、アプリケーションサーバ170はRAN120へマルチキャストメッセージを送り始め、540、RAN120は、BCA10接続を通じてこのマルチキャストメッセージを受信し、ターゲットセクタでは、エアインタフェース104を通じてダウンリンクBCHのBOMが示すIM対でこのマルチキャストメッセージをAT1…Nへ送信する。ダウンリンクBCHのBOMが示すIM対に同調したAT1…Nは、マルチキャストメッセージを受信して復号する、550。
理解されるように、図5AではRAN120が図5Aの520においてサポートセクタのある、またはサポートセクタのないクラスタを形成することを決定すると示しているが、この決定は、本発明の他の実施形態では代替的にアプリケーションサーバ170で行われ、その後フラグ(例えば、1つまたは複数のマルチキャストパケットのヘッダ部分のDSCP値)を通じて、または何らかの他のしるしによって、RAN120に指示されることが可能である。
上述のように、図5Aは、ターゲットセクタとサポートセクタの両方ではなくターゲットセクタ上で搬送されるマルチキャストフローを確立する方法を示しており、より少数のセクタが同じマルチキャストメッセージを冗長的に送信するので、この手法と関連するスペクトル効率の節約が実現されるようにする。また、当業者には理解されるように、新しいマルチキャストグループのメンバがマルチキャストセッションに加わる、マルチキャストセッションを外れる、所与のセクタに入るもしくは所与のセクタを出るなどのとき、サポートセクタの状態への移行、またはサポートセクタの状態からの移行を計算する必要がないので、サポートセクタを省くと、モビリティ管理の複雑さが減少する。しかしながら、少なくともターゲットセクタに隣接するセクタにおいて同じIM対でマルチキャストフローを送信するサポートセクタが含まれていないので、新しいセクタでマルチキャストフローを搬送するようRAN120を促すために、アクセス端末が非ターゲットセクタで登録を要求するまでに所与の遅延期間を招くため、ターゲットセクタから非ターゲットセクタへ移動するまたはハンドオフするアクセス端末がマルチキャストパケットを捕らえ損なう可能性は増大する。
1x EV-DOのような従来のマルチキャストプロトコルでは、アクセス端末から送信される登録メッセージ(例えば、BCMCSFlowRegistrationメッセージ)は、逆方向リンクのアクセスチャネルの固定周期スロットで送信されるように規定されている。したがって、アクティブマルチキャストセッション中に非ターゲットセクタに入ると、非ターゲットセクタに入った時間(例えば、ハンドオフ、電源投入の時間、および/またはもとのターゲットセクタ内で送信されるマルチキャストメッセージがもはや復号できなくなった時間)から所与の遅延期間は始まり、さらに(例えば、BOMを受信しないブロードキャストオーバヘッド期間の期限切れ、新しいセクタがマルチキャストフローを搬送していることを示さないBOMを受信することなどに基づいて)マルチキャストフローが搬送されていないと判定するための待機時間、さらに、送信のために登録がスケジュールされる逆方向リンクのアクセスチャネル上の次の固定周期スロットまでの別の待機時間の後、アクセス端末はダウンリンクBCHに同調してマルチキャストフローを復号することができる。本発明の諸実施形態は、ここではさらに詳細に記載しないが、非ターゲットセクタに入る際に、無線通信システム内のアクセス端末で登録送信をより迅速にトリガすることに関するものである。
一例では、図5Aのプロセスが実行され、図5Bのクラスタが所与のIM対でマルチキャストフローをアクティブに搬送していると仮定する。図5Bでは、T1からT2が、同じIM対でマルチキャストフローを搬送するセクタのグループ(例えば、「クラスタ」または「マルチキャストクラスタ」と呼ばれる)に対応するが、他のクラスタ(図示しない)が異なるIM対でマルチキャストフローを搬送することもできる。こうした仮定を用いると、図5Aの550後に、プロセスは図6Aの600へ進む。図6Aは、本発明の一実施形態によるアクティブマルチキャストセッションのための非ターゲットセクタX1におけるBCHセットアップを示している。図6Aを参照すると、600では、図6Bに示すように、AT GはターゲットセクタT4内の位置1に位置していると仮定する。次に、605では、AT Gは、非ターゲットセクタである隣接セクタX1の方へ移動し、T4とX1との間のハンドオフ境界を越えて、図6Bの位置2にある。したがって、AT Gは、T4からX1へハンドオフする。ハンドオフゾーンにおいて、AT Gは、マルチキャストセッションを搬送している1つまたは複数のセクタにある1つまたは複数の基地局からの送信を受信する。例えば、ハンドオフ前にT4において送信されたBOMが、T4およびT3が同じIM対でマルチキャストフローを搬送していることを示す場合、AT GはT4からマルチキャストフローを受信し、T3からもまたマルチキャストフローを少なくとも潜在的に受信することができ、これをソフト合成に使用することができる。制御チャネルに関しては、システム100がDOプロトコルに従って動作している場合、ダウンリンクBCHに関連したソフト合成を除けば、ソフトハンドオフはサポートされず、AT Gは単にその現在のサービングセクタで制御チャネルをモニタする。このように、ハンドオフ前にT4でAT GにBOMが(ある場合は)受信され、ハンドオフ後にX1で(ある場合は)BOMが受信される。このように、AT Gは、可能であれば、ハンドオフ前にT4において受信したBOMに基づいて、T4からX1へのハンドオフ後のマルチキャストセッションをモニタし続ける、610。
615では、RAN120は、セクタX1内の制御チャネルでスケジューリングメッセージを送信する。一例では、スケジューリングメッセージは、X1内のダウンリンクBCHで搬送されるマルチキャストフローをリストアップするBOMであることが可能である。説明の都合上、スケジューリングメッセージは、以後BOMと記載する。しかしながら、他のマルチキャストプロトコルでは、本発明の諸実施形態は、1つまたは複数のセクタのマルチキャストフロー状態を示すいかなるスケジューリングメッセージも対象とすることができると理解されたい。AT GはX1にハンドオフしたので、AT GはX1内の伝送をモニタし、よってBOMを受信して復号する、620。一例では、615においてAT Gで受信されたBOMは、AT GがT4とX1との間のハンドオフゾーンに入った後に来る第1のBOMであると仮定する。AT Gは、復号したBOMを評価し、X1が所望のマルチキャストフローを伝送していないと判定する(例えば、X1のBOMがBCMCSフローIDおよび関連するBCHのIM対をリストアップしていない場合)、またはX1がセクタT4とは異なるIM対で所望のマルチキャストフローを搬送していると判定する(例えば、X1が図5Bに示すクラスタとは異なるマルチキャストフローのクラスタに対応する場合)、625。AT Gが、X1はマルチキャストフローを搬送していないと判定する場合、プロセスは630に進む。そうではなく、AT Gが、X1は異なるIM対でフローを搬送していると判定する場合、プロセスは645に進み、AT Gは示されたIM対に同調する。
610に関して上述したように、図6Bの位置2におけるAT Gの位置は、T4のサービス境界内であり、AT GはX1におけるマルチキャストセッションのためにBCHをセットアップしながら、AT Gは、ダウンリンクBCHのソフト合成によってT4および/または他のセクタからの伝送に少なくとも部分的に基づいて、545で受信されたT4における前のBOMによって示されるように、同じBCHのIM対でマルチキャストフローを同様に搬送する隣接セクタのBCH伝送に基づいて、マルチキャストセッションをモニタし続ける。
610において始まるモニタリングは、少なくとも(例えば、645において)AT Gの新しいセクタについて新しいBOMが復号されるまで行われ、545ではT4で受信されたBOMに基づくことができる。例えば、BOMは、BOMを送信しているローカルセクタに加えて隣接セクタで搬送されるマルチキャストフローのリストまたは公示を含むことができる。このように、545で送信されたBOMが、隣接セクタ(例えば、T3など)がマルチキャストフローを搬送していると示す場合、(可能であれば)AT Gは、少なくとも新しいセクタがAT Gによって復号されているIM対でマルチキャストフローを搬送していることを示すBOMが受信されるまで、マルチキャストフローを送信している、(1つまたは複数の)リストアップされた隣接セクタからの送信、ならびにマルチキャストフローのT4のBCH送信をソフト合成する。図6Aの中には明示的に示していないが、AT Gがモニタされるマルチキャストフローと関連するマルチキャストパケットを復号できない地点にAT Gが到達する場合は、アプリケーション層はマルチキャストフローの中のエラーを十分に訂正することができない、および/またはパケットエラー率が許容できないレベルに到達し、AT Gはフローのモニタリングを停止すると理解される。したがって、図6Aは、AT Gの新しいセクタ自体がフローを搬送し始めるまで、AT Gにおけるフローの復号は十分であると仮定する。
同様に、図6Bに示す例の場合ではないが、X1がすでにダウンリンクBCHでマルチキャストフローを搬送している場合、X1はターゲットセクタとなり、X1へのハンドオフ前にT4のダウンリンク制御チャネルでT4から受信されるBOMにリストアップされることが可能である。したがって、AT Gが同じマルチキャストクラスタ内のあるターゲットセクタから別のターゲットセクタへハンドオフする実施形態では、そのもとのセクタからのBOMが新しいセクタはダウンリンクBCHでマルチキャストフローを搬送していることをすでに示す場合、AT Gは、ダウンリンクBCHを復号する前に、ハンドオフに続いてその新しいサービングセクタでBOMを受信するのを待つ必要がない。したがって、AT Gは、ソフト合成の際に使用するマルチキャストフローを搬送する新しいセクタについて、隣接セクタの更新されたリストを所有しないが、AT Gは少なくとも、BOMを受信する前にソフト合成してより良い復号を行うためにその新しいセクタ自体のマルチキャストフローの送信を利用することができる。したがって、この場合は、605におけるT4からX1へのハンドオフ後に、AT Gは、615でBOMが復号される前に、X1におけるダウンリンクBCH上のマルチキャストメッセージの復号を開始することができる。この場合もやはり、このシナリオは、共に同じIM対で同じマルチキャストフローを搬送する、マルチキャストクラスタ内のターゲットセクタ間でAT Gがハンドオフされるという仮定に基づいており、図9A、9B、および9Cに関して以下により詳細に説明する。
また、この例でソフト合成のためのサポートセクタが含まれないとしても、AT Gは、サービングターゲットセクタがマルチキャストフローを搬送しているときでさえ、(例えば、図5Aの545で受信されたT4からのBOMの中にリストアップされた)隣接ターゲットセクタで、隣接ターゲットセクタからのマルチキャストフローがAT Gの範囲(range)にとどまっている限り、ソフト合成することができる。
所望のマルチキャストフローがX1で搬送されていないと判定した後、AT Gは、逆方向リンクのアクセスチャネルでRAN120へX1における「迅速な(immediate)」登録メッセージ(例えば、BCMCSFlowRegistrationメッセージ)を送信する、630。本明細書で使用する「迅速な」送信は、登録送信に割り当てられる、あらかじめ規定された周期スロットよりも早い送信に対応する。例えば、スロット#7が、BCMCSFlowRegistrationメッセージ用にあらかじめ規定された周期スロットである場合、スロット#1〜#7のいずれも、本明細書で使用される「迅速」である可能性がある。例えば、迅速なBCMCSFlowRegistrationメッセージ送信は、620の判定の後に逆方向リンクのアクセスチャネルで次の利用可能なスロットで行われることが可能である。また本明細書では、RAN120は、迅速な登録メッセージを復号するように構成されると仮定する。例えば、RAN120は、逆方向リンクのアクセスチャネル上のすべてのスロットを復号するように構成されることが可能である、あるいは逆方向リンクの登録メッセージが期待される最も可能性のあるスロットのみを復号するように構成されることが可能である、などである。本明細書に記載する迅速な登録メッセージの受信を確実にするためにRAN120を多くの様々な方法で実現することができることは理解されるであろう。
X1において登録要求を受信すると、RAN120はX1をターゲットセクタT5に移行させ、T4を非ターゲットセクタに移行させ、635(例えば、もとのターゲットセクタT4にとどまっているマルチキャストグループのメンバがないので)、すなわち、RAN120はT5でマルチキャストフローを搬送し始め、T4ではマルチキャストフローのサポートをやめる。図5Bに示すクラスタではAT GがT4において唯一のマルチキャストグループのメンバであるので、T4の非ターゲットセクタへの移行が行われることは理解されるであろう。マルチキャストグループのメンバがT4にとどまっている場合(例えば、AT Gが出て行く前にAT DまたはEがT4に入る、またはT4において新しいマルチキャストグループのメンバがマルチキャストセッションに登録する場合)、T4はターゲットセクタのままであることは理解されるであろう。また、T4の非ターゲットセクタへの移行は、RAN120がT5においてBOMを送信した後のある時点で(例えば、640で)行われるよう構成されることが可能であり、したがってAT Gは、T5においてマルチキャストフローに同調することができるまでに、サービスの停止を受けることはない。一例として、図6Cは、図5Bに示す最初のクラスタに基づいて、635の移行後の、更新されたクラスタを示している。RAN120は、新しいスケジューリングメッセージ、すなわちX1(現在はT5)におけるマルチキャストフローを公示するBOMを送信し、640、AT Gがこのスケジューリングメッセージを受信して、ダウンリンクBCH上のBOMが示すIM対に同調する、645。RAN120は、可能であれば、マルチキャストクラスタの(1つまたは複数の)いかなる隣接ターゲットセクタとも同じIM対で、X1(現在はT5)におけるマルチキャストフローを送信することができ、AT Gが任意の隣接ターゲットセクタ(例えば、T3がT5の隣接セクタである場合はT3など)におけるダウンリンクBCH上のマルチキャスト伝送ともソフト合成を試みることができるようになると理解されるであろう。また、図6Aには明示的に示していないが、AT Gの新しいセクタ(すなわちT5)でBOMを受信すると、AT Gは、マルチキャストフローを搬送することがわかっているそのローカルセクタのリストを更新することができ、このリストは現在T5を含み、T5のマルチキャストフロー送信とのソフト合成に使用される1つまたは複数の他のセクタを含むことができる。RAN120は、X1(現在はT5)においてダウンリンクBCHのBOMが示すIM対でマルチキャストメッセージを送信し始め、650、AT Gはこのマルチキャストメッセージをモニタする、655。
当業者には理解されるように、AT Gは、登録メッセージに確保された固定周期スロットの前に登録メッセージ(例えば、BCMCSFlowRegistrationメッセージ)を送信するので、RAN120は、X1におけるマルチキャストグループのメンバの存在をより迅速に知らされ、マルチキャストフローがX1でより早く搬送できるようにし、これによってAT Gが呼をドロップする可能性が減少する。また、T4は、非ターゲットセクタにより迅速に移行し、これは、T4における伝送がより早く止まることを意味し、これによって無線通信システム100のスペクトル効率が向上する。
別の例では、図5Aのプロセスが行われ、図5Bのクラスタが所与のIM対でマルチキャストフローをアクティブに搬送していると再び仮定する。上記のように、図5Bでは、T1からT4が、同じIM対でマルチキャストフローを搬送するセクタのグループ(例えば、「クラスタ」または「マルチキャストクラスタ」と呼ばれる)に対応するが、他のクラスタ(図示せず)が異なるIM対でマルチキャストフローを搬送することも可能である。こうした仮定を用いると、図5Aの550後にプロセスは、図7の700に進む。図7は、本発明の別の実施形態によるアクティブマルチセッションのための非ターゲットセクタX1におけるBCHセットアップを示している。図7を参照すると、700では、図6Bに示すように、AT GはターゲットセクタT4内の位置1に位置していると仮定する。次に、705では、RAN120はT4内で、マルチキャストフローを公示してT4でマルチキャストフローを搬送するIM対、および任意の隣接セクタ(例えばT3)を示す周期的スケジューリングメッセージ(例えばBOM)を送信する。上記のように、制御チャネルがソフト合成されないプロトコル(例えば、DO)でAT Gが動作する場合、705における周期的スケジューリングメッセージ(例えば、BOM)の復号は、710におけるT4からX1へのハンドオフよりも前に行われる。再び説明の都合上、スケジューリングメッセージは、以後BOMと記載する。しかしながら、他のマルチキャストプロトコルでは、本発明の諸実施形態は、1つまたは複数のセクタに対してマルチキャストフローを示すいかなるスケジューリングメッセージも対象にすることができると理解されるであろう。
710では、AT Gは、非ターゲットセクタである隣接セクタX1の方へ移動し、T4とX1との間のハンドオフ境界を越えて、図6Bの位置2にある。したがって、AT Gは、T4からX1へハンドオフする。ハンドオフゾーンにおいて、AT Gは、マルチキャストセッションを搬送している1つまたは複数のセクタにある1つまたは複数の基地局からの送信を受信する。例えば、ハンドオフ前にT4において送信されたBOMが、T4およびT3が同じIM対でマルチキャストフローを搬送していることを示す場合、AT GはT4からマルチキャストフローを受信し、T3からもまたマルチキャストフローを少なくとも潜在的に受信することができ、これをソフト合成に使用することができる。制御チャネルに関しては、システム100がDOプロトコルに従って動作している場合、ダウンリンクBCHに関連するソフト合成以外、ソフトハンドオフはサポートされず、AT Gはその現在のサービングセクタで制御チャネルをモニタするのみとなる。このように、ハンドオフの前にBOM(ある場合)はT4でAT Gに受信され、ハンドオフ後にBOMは(ある場合)X1で受信される。
T4からX1へハンドオフした後、AT GはBOMタイマをリセットする、710。一例では、BOMタイマは、BroadcastOverheadPeriodと同じ周期(例えば、予想されるBOM間の周期)を有する。
AT Gはハンドオフゾーン内にあるので、AT GはT4とX1の両方からの送信をモニタする。720では、AT Gは、ダウンリンクBCHのソフト合成によりT4および/または他のセクタからの送信(例えば、705で受信したT4における前のBOMで示すものと同じBCHのIM対でマルチキャストフローを同様に搬送する隣接セクタのBCH送信など)に少なくとも部分的に基づいてマルチキャストセッションをモニタし続ける。720において行われるモニタリングは、AT Gの新しいセクタについて少なくとも新しいBOMが復号される(例えば、750において)まで行われ、705でT4において受信されたBOMに基づくことができる。例えば、BOMは、ローカルセクタに加えて隣接セクタで搬送されるマルチキャストフローのリストまたは公示を含むことができる。したがって、705において送信されるBOMが、隣接セクタ(例えば、T3など)がマルチキャストフローを搬送していることを示す場合、AT Gは、少なくとも新しいセクタX1がマルチキャストフローを搬送していることを示すBOMが受信されるまで、T4と同様に(可能であれば)こうした隣接セクタからの送信をソフト合成する。しかしながら、図7の中では明示的に示していないが、AT Gがモニタされるマルチキャストフローと関連するマルチキャストパケットを復号できない地点に到達し、アプリケーション層がマルチキャストフローのエラーを十分に訂正することができない場合、および/またはパケットエラー率が許容できないレベルに達する場合、AT Gはフローのモニタリングを停止することを理解されたい。したがって、図7は、AT Gの新しいセクタがそれ自体でフローを搬送し始めるまで、AT Gでのソフト合成によるフローの復号は十分であると仮定する。
725において、AT Gは、マルチキャストフローを公示するBOMがセクタX1で(例えば、AT Gによって現在復号されているT4と同じIM対で、または異なるIM対で)受信されたかどうかを判定する。マルチキャストフローを公示するBOMが受信された場合、プロセスは750に進み、AT Gは(例えば、現在AT Gによって復号されているT4と同じIM対で、または異なるIM対で)マルチキャストフローをサポートしていると公示するIM対に同調する。図7には示していないが、マルチキャストフローを公示しないBOMが受信される場合、プロセスは図6Aの620に進む。そうではなく、セクタX1においてBOMが受信されない場合、プロセスは730に進む。730において、AT Gは、BOMタイマが切れるかどうかを判定する。BOMタイマが切れない場合、プロセスは720に戻り、AT Gは、1つまたは複数の他のセクタからのマルチキャストフローの送信をソフト合成し続け、セクタX2においてBOMを受信するのを待つ。そうではなく、BOMタイマが切れる場合、AT Gは、図6Aの630と同様に、マルチキャストセッションの迅速な登録メッセージを送信する、735。上述のように、「迅速な」送信とは、無線マルチキャストプロトコル(例えば、1x EV-DO)に基づいて登録送信用に割り当てられた、あらかじめ規定された周期スロットよりも早い送信に対応する。図7の740から760は、それぞれ、すでに上述した図6Aの635から655に対応する。したがって、簡潔にするためにこれらのさらなる説明を省略した。
さらに別の例では、図5Aのプロセスが実行される、また図5Bのクラスタが、所与のIM対でマルチキャストフローをアクティブに搬送していると再び仮定する。上記のように、図5Bでは、T1からT4が、同じIM対でマルチキャストフローを搬送するセクタのグループ(例えば、「クラスタ」または「マルチキャストクラスタ」と呼ばれる)に対応するが、他のクラスタ(図示せず)が異なるIM対でマルチキャストフローを搬送することも可能である。こうした仮定を用いると、図5Aの550後にプロセスは、図8の800に進む。図8は、本発明のさらに別の実施形態によるアクティブマルチキャストセッションのための非ターゲットセクタX1におけるBCHセットアップを示す。図8を参照すると、800では、図6Bに示すように、AT GはターゲットセクタT4内の位置1に位置していると仮定する。次に、805では、RAN120は、T4内のマルチキャストフローを公示し、またT4においてマルチキャストフローを搬送しているIM対および任意の隣接セクタ(例えば、T3)を示す周期的スケジューリングメッセージ(例えば、BOM)をT4内で送信する。この例では、805のBOMは、X1ではマルチキャストセッションが搬送されていないこと、またはX1ではT4と同じIM対でマルチキャストセッションが搬送されていないことを示すと仮定する。例えば、X1でマルチキャストセッションが搬送されていないという指示は、T4におけるBOMがT4と同じIM対でマルチキャストフローを搬送する、T4の隣接セクタをリストアップし、このリストからX1を除外するように構成することによって実現されることが可能である。T4のBOMがこのようにX1を表示しないことは、X1ではマルチキャストフローが全く搬送されていないこと、または異なるIM対で搬送されていることを示すことは理解されるであろう。
810では、AT Gは、非ターゲットセクタである隣接セクタX1の方へ移動し、T4とX1との間のハンドオフ境界を越えて、T4からX1へハンドオフし、図6Bの位置2にある。ハンドオフゾーンでは、AT GはダウンリンクBCHで、マルチキャストセッションを搬送している1つまたは複数のセクタの中の1つまたは複数の基地局から(例えば、T4が依然としてターゲットセクタであるならばセクタT4にサービスを提供中の基地局から、X1が805におけるT4からのBOMによって示される所与のIM対でマルチキャストフローを搬送している場合はセクタX1にサービスを提供中の基地局から、805からのBOMで示される所与のIM対でマルチキャストフローを搬送する、T4の1つまたは複数の隣接セクタから、など)、送信を受信する。815では、AT Gは、上述のように、T4および/またはソフト合成によって他のセクタからの送信に少なくとも部分的に基づいて、マルチキャストセッションをモニタし続ける。815で行われるモニタリングは、少なくともAT Gの新しいセクタについて新しいBOMが復号される(例えば、840)まで実行され、805ではT4で受信されたBOMから判定される所与のIM対でマルチキャストフローを搬送していることを示すセクタに基づくことができる。しかしながら、図8の中では明示的に示していないが、AT Gがモニタされるマルチキャストフローと関連するマルチキャストパケットを復号できない地点に到達し、アプリケーション層がマルチキャストフローのエラーを十分に訂正することができない場合、および/またはパケットエラー率が許容できないレベルに達する場合、AT Gはフローのモニタリングを停止することを理解されたい。したがって、図8は、AT Gの新しいセクタがそれ自体でフローを搬送し始めるまで、AT Gでのソフト合成によるフローの復号は十分であると仮定する。
820では、位置2でハンドオフゾーンに入ると、X1へハンドオフし、AT Gは、BOMセクタX1がマルチキャストフローを全く搬送していない、またはT4においてすでに受信されたBOMに基づき同じ所与のIM対でマルチキャストフローを搬送していないと判定する。理解されるように、この実施形態での820の判定は、AT GのもとのセクタT4で受信された前のBOMに基づくものであって、セクタX1でこれから受信される現行のBOMに基づくものではない。したがって、AT Gは、X1がマルチキャストフローを搬送していないことを知るのに、(例えば、図6Aのように)X1でBOMを受信するのを待つ、または(例えば、図7のように)BOMタイマの期限切れを待つ必要がない。したがって、AT Gは825において、ハンドオフ後にセクタX1でRAN120に迅速な登録を送信する。「迅速な」は図6Aの630および図7の735に関して上で定義した。次に、図8の830から850は、それぞれ、すでに上述した図6Aの635から655に対応する。したがって、簡潔にするためにこれらのさらなる説明を省略した。
また、図8には明示的に示していないが、AT Gが820において、X1はT4とは異なるIM対でマルチキャストフローを搬送していると判定する場合、AT Gは直接840に進み、異なるIM対に同調することができる。したがって、この場合には、RAN120にマルチキャストフローを搬送するよう促すために登録メッセージを送る必要がなく、AT Gは単に、次のセクタでフローをサポートしているIM対でマルチキャストフローに同調することができる。
当業者には理解されるように、それぞれ図6A、7、および8に示す実施形態のそれぞれは、1つまたは複数のマルチキャストグループのメンバがアクティブマルチキャストセッション中に移動する非ターゲットセクタのダウンリンクBCHでマルチキャストフローを確立することを対象としている。登録メッセージを送信するための固定周期スロットを待たずに、それぞれ図6A、7、および8に示す実施形態のそれぞれは、新しく入ったセクタの非ターゲット状態がアクセス端末によって推論可能であり、それによって潜在的に固定周期スロットよりも早い登録メッセージの送信をトリガする、様々な方法を教示する。
さらに、別個の実施形態として記載しているが、図6A、7、および8に関して記載した実施形態のそれぞれは、別々に、または合わせて使用することができる。例えば、図7のように、BOMタイマがリセットされて、マルチキャストスローの存在を判定するために使用されることが可能であり、一方、図6Aのように、新しいセクタで受信されるBOMが評価される。
さらに、図6A、7、および8は、サポートセクタがマルチキャストクラスタに含まれていない実施形態を対象としたが、上記の実施形態は、マルチキャストフローがダウンリンクBCHで搬送され、マルチキャストグループのメンバがターゲットセクタからマルチキャストフローを搬送していないセクタへハンドオフするいかなるマルチキャスト送信のシナリオにも適用できることを理解されるであろう。したがって、サポートセクタが他のターゲットセクタ(例えば、特にチャネル状態が悪いターゲットセクタなど)をサポートするためにクラスタの他の部分にある場合でも、サポートセクタがない上記の実施形態をやはり実施することができる。この場合、サポートセクタは、ターゲットセクタに関して上述したように、ダウンリンクBCH上のマルチキャストフローをソフト合成するために使用されることが可能である。言い換えれば、前のセクタまたは現在のセクタにおけるBOMは、所与のIM対でマルチキャストフローを搬送しているサポートセクタを公示することができ、これに対してATは、公示されたセクタがサポートセクタであるか、ターゲットセクタであるかにかかわらず、このフローをソフト合成するために使用することができる。
上述の本発明の実施形態は、ATがターゲットセクタから非ターゲットセクタへ移動するときに、マルチキャストフローまたはセッションの迅速な登録を送信することを対象としているが、本発明の他の実施形態は、図9Aから9Cに関して次に述べるように、ATがターゲットセクタから別のターゲットセクタへ移動するときを対象とすることができる。
図6A、7、および8のように、図5Aのプロセスが実行され、図5Bのクラスタが所与のIM対でマルチキャストフローをアクティブに搬送していると再び仮定する。上記のように、図5Bでは、T1からT4が、同じIM対でマルチキャストフローを搬送するセクタのグループ(例えば、「クラスタ」または「マルチキャストクラスタ」と呼ばれる)に対応するが、他のクラスタ(図示せず)が異なるIM対でマルチキャストフローを搬送することも可能である。こうした仮定を用いると、図5Aの550後にプロセスは、図9Aの900に進む。図9は、本発明のさらに別の実施形態により現在のターゲットセクタT4から隣接ターゲットセクタT3へ移動するAT(「AT G」)に関するBCHセットアップを示している。図9Aを参照すると、900では、図9Bに示すように、AT GはターゲットセクタT4内の位置1に位置していると仮定する。次に、905では、RAN120は、T4内のマルチキャストフローを公示し、またT4においてマルチキャストフローを搬送しているIM対および任意の隣接セクタ(例えば、T3)を示す周期的スケジューリングメッセージ(例えば、BOM)をT4内で送信する。この例では、905のBOMは、マルチキャストセッションが少なくともセクタT4およびT3内で同じIM対で搬送されていることを示すと仮定する。
910では、AT GはターゲットセクタT3へ移動し、T4とT3との間のハンドオフ境界を越えて、T4からT3へハンドオフし、図9Bの位置2にある。ハンドオフゾーンでは、AT Gは、(例えば、T4が依然としてターゲットセクタである限りは)セクタT4にサービスを提供中の基地局と、T3が905においてT4からのBOMによって示される所与のIM対でマルチキャストフローを搬送しているので、セクタT3にサービスを提供中の基地局から、および/または、905からのBOMによって示される所与のIM対でマルチキャストフローを搬送する、T4の1つまたは複数の他の隣接セクタから、ダウンリンクBCH上のモニタされるIM対で送信を受信する。
915では、位置2においてハンドオフゾーンに入ってT3にハンドオフすると、AT GはセクタT3が、910のハンドオフ前にターゲットセクタT4で受信される前のBOMに基づいてAT Gによってすでにモニタされている同じIM対でマルチキャストフローを搬送していると判定する。したがって、理解されるように、この実施形態での915の判定は、AT GのもとのセクタT4で受信された前のBOMに基づくものであって、AT Gの新しいセクタT3でこれから受信される現行のBOMに基づくものではない。したがって、AT Gは、T3におけるBOMまたはBOMタイマの期限切れを受信することを待つことなく、T3がすでに所与のIM対でマルチキャストフローを搬送していることを知る。よって、AT GはターゲットセクタT3においてダウンリンクBCHのIM対に同調し(または同調し続け)、可能であれば、1つまたは複数の他のセクタ(例えば、T4など)とソフト合成して、復号成功率を向上させることができる、920。例えば、AT Gは、(例えば、930でこれらの送信が終わるまで)ターゲットセクタT4からの、ならびに潜在的には905においてT4で受信されたBOMに示され、所与のIM対でマルチキャストフローを搬送しているとも示された、1つまたは複数の隣接セクタからの、所与のIM対のダウンリンクBCHでマルチキャストフロー送信とソフト合成することができる。
AT Gは、T3がターゲットセクタであることを知っている(すなわち、905においてT4でのBOMから)ので、AT Gは、T3でマルチキャストフローの迅速な登録を送信するのをやめることができる、925。したがって、AT Gが新しいセクタを非ターゲットセクタであると推論して、先制的な、またはより迅速な登録メッセージ(例えば、BCMCSFlowRegistrationメッセージ)を送信する図6A、7、および8とは違い、図9の925では、AT Gによって逆の結論に至り、登録メッセージが送信される必要はない。しかしながら、図9Aには示していないが、AT Gは、図7のBOMタイマと同じ持続期間を有することが可能である、または可能ではないタイマを始動することができ、タイマが切れた場合、登録を送信することができる。したがって、T4のBOMが、T3はマルチキャストフローを搬送していると示すが、T3がその後マルチキャストフローの搬送を停止した場合、AT Gは、905からのT4のBOMがこの場合AT Gの新しいセクタのターゲットセクタの状態の「偽陽性(false-positive)」として動作しているにもかかわらず、依然としてT3でマルチキャストフローを取得することができる。
RAN120を見ると、AT GをターゲットセクタT4からターゲットセクタT3へハンドオフさせた後、RAN120はターゲットセクタT3をターゲットセクタとして維持し、T4を非ターゲットセクタに移行させる、930(例えば、もとのターゲットセクタT4にはマルチキャストグループのメンバが残っていないため)。図9Bに示すクラスタのT4においてAT Gが唯一のマルチキャストグループのメンバであり、AT Gはその後このセクタT4を出てセクタT3に入るので、T4の非ターゲットセクタへの移行が行われることは、理解されるであろう。マルチキャストグループのメンバがT4に残っている場合(例えば、AT Gが出る前にAT DまたはEがT4に入る、またはT4で新しいマルチキャストグループのメンバがマルチキャストセッションに登録される場合)、T4はターゲットセクタのままであることは理解されるであろう。一例として、図9Cは、図5Bに示す最初のクラスタに基づいて、930の移行後の、更新されたクラスタを示している。
RAN120は、新しいスケジューリングメッセージ、すなわちターゲットセクタT3のマルチキャストフローならびに所与のIM対でマルチキャストフローを搬送する隣接セクタを公示するBOMを送信し、935、AT Gがこのスケジューリングメッセージを受信して、マルチキャストフローを搬送するとわかっているそのローカルセクタのリストを更新する、940。例えば、更新されたリストは、905でもT4のBOMにリストアップされていたターゲットセクタT3を含み続ける。更新されたリストは次に、T4が非ターゲットセクタに移行したので、ターゲットセクタT4を除外する。更新されたリストは、潜在的には、T1および/またはT2のような、マルチキャストフローを搬送している他の隣接セクタも同様に含むことができる。BCNにスケジューリングすることにより、RAN120がT4と同じIM対でT3のマルチキャストフローをスケジュールすることができるとは限らない場合があることは理解されるであろう。したがって、T3において送信される、935、BOMは、T4内とは異なるIM対でマルチキャストフローを公示することが可能である。
945では、AT Gは、T3のダウンリンクBCH上のBOMが示すIM対に同調し続け、また可能であれば、935のBOMの中でマルチキャストフローを搬送していると示された他のセクタとソフト合成もする、945。RAN120は、可能であれば、マルチキャストクラスタの(1つまたは複数の)任意の隣接ターゲットセクタと同じIM対でT3においてマルチキャストフローを送信することができ、AT Gは、任意のターゲットセクタ(例えば、T2がT3の隣接セクタである場合はT2など)のダウンリンクBCHでのマルチキャスト送信とも同様にソフト合成を試みることができると理解されるであろう。また、935のBOMが905のBOMからの前のIM対とは異なるIM対でマルチキャストフローを公示する場合、AT Gは、新しいIM対に切り替える。これが行われる場合、「もとの」IM対を用いたソフト合成は、必ずしも可能ではないが、AT Gは、935で示す新しいIM対で同じくマルチキャストフローを伝送する他のセクタとソフト合成することができる可能性がある。
RAN120は、T3(例えば、さらに潜在的には、AT Gでソフト合成する際に使用される1つまたは複数の他のセクタ)においてダウンリンクBCHのBOMが示すIM対でマルチキャストメッセージを送信し続け、950、AT Gがマルチキャストメッセージをモニタする、955。
したがって、図9Aの実施形態では、AT Gが925において登録メッセージの送信をやめるために(すなわち、AT Gの新しいセクタがすでにAT Gのもとのセクタと同じIM対でマルチキャストフローを搬送しているターゲットセクタであったので)、逆方向リンクのアクセスチャネル上のトラフィックのレベルは低減されることが理解されるであろう。また、AT Gは、910でハンドオフが行われるとすぐにAT Gの新しいセクタがターゲットセクタであったことがわかったので(すなわち915)、AT Gは、AT Gが950においてターゲットセクタT3で次のBOMを待った場合(すなわち、図9Aの935の後)よりも迅速に(すなわち、図9Aの920で)T3においてマルチキャストフローのためにダウンリンクBCHの復号を開始した。
したがって、上述の諸実施形態を考慮して当業者には理解されるように、マルチキャストをモニタしている所与のATが新しいセクタへハンドオフするとき、この所与のATは、(i)新しいセクタで受信されるBOM(例えば、図6A)に基づいて、(ii)もとのセクタで受信されるBOM(例えば、図8および/または図9A参照)に基づいて、および/または(iii)新しいセクタで受信されるBOMタイマによって(例えば、図7参照)、および/または(i)、(ii)、または(iii)の任意の組合せに基づいて、新しいセクタが所与のATのもとのセクタと同じIM対でマルチキャストセッションをすでにサポートしているかどうかを判定する。新しいセクタがもとのセクタと同じIM対でマルチキャストフローをすでにサポートしていると判定される場合、所与のATは登録メッセージを送信することをやめることができる(例えば、図9A参照)。そうではなく、新しいセクタが、(i)、(ii)、および/または(iii)に基づいてもとのセクタと同じIM対でマルチキャストフローをサポートしていないと判定される場合、「迅速な」登録メッセージが新しいセクタで所与のATからRAN120へ送信されることが可能であり(例えば、図6Aの630、図7の735、および/または図8の825参照)、これは新しいセクタがより迅速にマルチキャストフローを搬送するよう促すことができる。また、所与のATが、新しいセクタがマルチキャストフローを搬送するのを待つ間、所与のATは、ハンドオフ前に所与のATのもとのセクタで受信されたBOMに基づいて1つまたは複数のセクタの所与のIM対でマルチキャストフローのためにダウンリンクBCH送信をモニタすることができ(図6Aの625、図7の720、および/または図8の815参照)、新しいセクタでマルチキャストフローが搬送される前に所与のATがマルチキャストフローをドロップする可能性が低減されるようにする。
さらに、上述の「非ターゲットセクタ」は、特定のマルチキャストフローと相対的に記載した。したがって、上記の実施形態では、セクタが特定のマルチキャストフローを搬送しない場合、セクタは非ターゲットセクタを限定する。しかしながら、これは、一定の実施形態では非ターゲットセクタがいかなるマルチキャストフローも搬送しないことを意味することができ、あるいはこれは、非ターゲットセクタが、検討中の特定の実施形態に関するマルチキャストフローではない、少なくとも1つのマルチキャストフローを搬送することを意味することができると理解されるであろう。したがって、非ターゲットセクタが、問題となっているマルチキャストセッション以外のマルチキャストセッションの1つまたは複数のマルチキャストフローを搬送することができる。
情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを用いて表すことが可能であると、当業者は理解するであろう。例えば、上記の説明を通して参照することができるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、符号、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁気フィールドもしくは粒子、光フィールドもしくは粒子、またはその組合せによって表すことができる。
さらに、本明細書で開示した実施形態と関連して説明した様々な説明的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装されることが可能であることを、当業者は理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアのこのような互換性をわかりやすく説明するために、様々な説明的構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、概してその機能性に関して上記に記載した。このような機能性がハードウェアとして実装されるかまたはソフトウェアとして実装されるかは、特定の応用およびシステム全体に課される設計の制約によって決まる。当業者は、各特定の応用に対して様々な方法で記載した機能を実施することができるが、このような実施の決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
本明細書に開示する諸実施形態と関連して説明する様々な説明的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートのゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートのハードウェア部品、または本明細書に記載した機能を行うように設計されたこれらのいかなる組合せでも、実装または実行されることが可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとすることができるが、代替的にプロセッサは、いかなる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることもできる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、またはその他のこのような構成など、コンピューティングデバイスの組合せとして実装されることも可能である。
本明細書に開示した実施形態と関連して記載した方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアで、プロセッサで実行されるソフトウェアモジュールで、またはこの2つの組合せで、具体化されることが可能である。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られているその他の形態の記憶媒体に、備わっている場合がある。例示的な記憶媒体は、プロセッサがこの記憶媒体から情報を読み取ること、およびこの記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されている。代替的には記憶媒体は、プロセッサと一体化されることが可能である。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに備わっている場合がある。ASICは、ユーザ端末(例えば、アクセス端末)に備わっている場合がある。代替的にはプロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末にディスクリート部品として備わっている場合がある。
1つまたは複数の例示的実施形態では、記載した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらのいかなる組合せにも実装されることが可能である。ソフトウェアに実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体に1つもしくは複数の命令またはコードとして格納される、または伝送されることが可能である。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムを一方の場所からもう一方の場所への転送を容易にするいかなる媒体をも含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体とを共に含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能であるいかなる利用可能な媒体とすることもできる。一例としてであって、限定ではないが、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または所望のプログラムコード手段を命令もしくはデータ構造の形態で搬送するもしくは格納するために使用することができ、コンピュータでアクセスすることができる他のいかなる媒体も含むことができる。また、いかなる接続も、厳密にはコンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは赤外線、ラジオ波、およびマイクロ波などの無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、ラジオ波、およびマイクロ波などの無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(compact disc、CD)、レーザーディスク(laser disc)(登録商標)、光ディスク(optical disc)、デジタルバーサタイルディスク(digital versatile disc、DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(floppy disk)、およびブルーレイディスク(blu-ray disc)を含み、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はレーザーを使用してデータを光学的に再生する。上記のものの組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるものとする。
上述の開示は、本発明の説明的な実施形態を示すが、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更および修正をここで実施できることに注意すべきである。本明細書に記載した本発明の実施形態に従った方法の請求項の機能、ステップ、および/または動作は、特定の順序で行われる必要はない。さらに、本発明の要素は、単数で記載されるまたは請求される場合があるが、単数に限定することが明示的に表明されていない場合、複数が意図される。
100 無線通信システム
102 携帯電話
104 エアインタフェース
108 携帯情報端末
110 ページャ
112 コンピュータプラットフォーム
120 無線アクセス網
122 基地局コントローラ/パケット制御機能
124 モデムプールトランシーバ/基地局
126 キャリア網

Claims (65)

  1. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストする方法であって、
    第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするステップと、
    前記第1のセクタから第2のセクタへハンドオフするステップと、
    前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているかどうかを判定するステップと、
    前記判定に基づいて、逆方向リンクのアクセスチャネルで、前記無線通信プロトコルによって規定された登録要求のための次の指定スロットよりも早いスロットで前記第2のセクタ内の前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を送信するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記第1のセクタが、少なくとも前記ハンドオフ前に前記無線通信システム内の複数のターゲットセクタのうちの1つであり、前記第2のセクタが、少なくとも前記ハンドオフ前に前記複数のターゲットセクタのうちの1つではなく、またターゲットセクタが、前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているセクタであり、非ターゲットセクタが、前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないセクタである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のセクタが、前記第2のセクタに隣接している、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ハンドオフのステップが、前記アクセス端末が前記第1のセクタのサービス境界内にとどまっているハンドオフゾーンでアクセス端末をハンドオフする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ハンドオフゾーンにある間に前記第2のセクタ以外の少なくとも1つのセクタからの前記所与のマルチキャストセッションと関連する前記マルチキャストメッセージをモニタし続けるステップ
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記モニタし続けるステップが、前記第1のセクタからの前記マルチキャストメッセージを1つまたは複数の他のセクタから受信されるマルチキャストメッセージとソフト合成することを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ハンドオフ後に、(i)アクセス端末が前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストパケットを復号できなくなる、アプリケーション層が所与のマルチキャストセッションのエラーを十分に訂正できなくなる、もしくはパケットエラー率が許容できないレベルに達するまで、または(ii)前記第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示すスケジューリングメッセージが前記第2のセクタ内で受信されるまで、前記モニタするステップが続く、請求項5に記載の方法。
  8. 前記判定するステップが、前記ハンドオフ後に前記第2のセクタで、(i)前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないこと、または(ii)前記第2のセクタが前記第1のセクタとは異なるインタレース多重(IM)対で前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していることを示す、スケジューリングメッセージを受信することを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ハンドオフ後に前記第2のセクタで受信される前記スケジューリングメッセージが、前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないことを示す場合、前記受信されるスケジューリングメッセージは、前記第2のセクタの前記所与のマルチキャストセッションのフロー識別子(ID)およびインタレース多重(IM)対を公示しないブロードキャストオーバヘッドメッセージ(BOM)である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ハンドオフ後に前記第2のセクタで受信される前記スケジューリングメッセージが、前記第2のセクタが前記第1のセクタとは異なるIM対で前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していることを示す場合、
    前記第2のセクタにおいて前記異なるIM対で前記マルチキャストメッセージをモニタするステップ
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記判定するステップが、
    前記ハンドオフ後に所与の期限切れ期間を有するタイマを開始するステップと、
    前記ハンドオフ後に前記第2のセクタでスケジューリングメッセージが受信される前に前記タイマが切れる場合、前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないと判定するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記所与の期限切れ期間が、前記所与のマルチキャストセッションと関連するアクセス網からの予想されるスケジューリングメッセージの送信間の期間に等しい、請求項11に記載の方法。
  13. 前記スケジューリングメッセージの送信が、ブロードキャストオーバヘッドメッセージ(BOM)に対応し、前記所与の期限切れ期間がBroadcastOverheadPeriodである、請求項11に記載の方法。
  14. 前記ハンドオフゾーンにある間、前記第2のセクタ以外の少なくとも1つのセクタからの前記所与のマルチキャストセッションと関連する前記マルチキャストメッセージをモニタし続けるステップ
    をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  15. 前記ハンドオフ後に、(i)アクセス端末が前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストパケットを復号できなくなる、アプリケーション層が前記所与のマルチキャストセッションにおけるエラーを十分に訂正できなくなる、もしくはパケットエラー率が許容できないレベルに達するまで、または(ii)前記第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示すスケジューリングメッセージが前記第2のセクタ内で受信されるまで、前記モニタするステップが続く、請求項5に記載の方法。
  16. 前記判定するステップが、
    前記ハンドオフ前に、前記第1のセクタ内でスケジューリングメッセージを受信するステップと、
    前記スケジューリングメッセージから、(i)前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないこと、または(ii)前記第2のセクタが前記第1のセクタとは異なるインタレース多重(IM)対で前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していることを判定するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  17. 前記ハンドオフ前に前記第1のセクタで受信される前記スケジューリングメッセージが、前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないことを示す場合、前記受信されるスケジューリングメッセージは、前記第2のセクタの前記所与のマルチキャストセッションのフロー識別子(ID)およびインタレース多重(IM)対を公示しないブロードキャストオーバヘッドメッセージ(BOM)である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記ハンドオフ前に前記第1のセクタで受信される前記スケジューリングメッセージが、前記第2のセクタが前記第1のセクタとは異なるIM対で前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していることを示す場合、
    前記ハンドオフ後に前記第2のセクタにおいて前記異なるIM対で前記マルチキャストメッセージをモニタするステップ
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記送信された登録要求に応じて、前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していることを示すスケジューリングメッセージを受信するステップと、
    前記受信されたスケジューリングメッセージに基づいて前記第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記受信されたスケジューリングメッセージが、前記マルチキャストメッセージを搬送しているダウンリンクブロードキャストチャネル(BCH)のインタレース多重(IM)対を示すブロードキャストオーバヘッドメッセージ(BOM)であり、前記モニタするステップが、前記BOMが示すIM対に同調して前記マルチキャストメッセージをモニタする、請求項19に記載の方法。
  21. 前記より早いスロットが、前記判定後に前記逆方向リンクのアクセスチャネルで次に利用可能なスロットである、請求項1に記載の方法。
  22. 前記ハンドオフ後に、少なくとも前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションを搬送するまで、前記第2のセクタ以外の少なくとも1つのセクタから送信される前記所与のマルチキャストセッションの1つまたは複数のフローとのソフト合成に基づいて、前記所与のマルチキャストセッションをモニタするステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  23. 前記ハンドオフ後に、(i)アクセス端末が前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストパケットを復号できなくなる、アプリケーション層が前記所与のマルチキャストセッションにおけるエラーを十分に訂正できなくなる、もしくはパケットエラー率が許容できないレベルに達するまで、または(ii)前記第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示すスケジューリングメッセージが、前記第2のセクタ内で受信されるまで、前記モニタするステップが続く、請求項22に記載の方法。
  24. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストする方法であって、
    少なくとも1つのセクタを有するクラスタにおいて所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信するステップであって、前記クラスタ内の各セクタが前記所与のマルチキャストセッションに登録した少なくとも1つのアクセス端末を含むと予想されるターゲットセクタである、ステップと、
    逆方向リンクのアクセスチャネルで前記クラスタの外側のセクタ内の前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を受信するステップであって、前記無線通信プロトコルが前記逆方向リンクのアクセスチャネルの所与の部分を登録要求のために規定し、前記受信される登録要求が前記所与の部分より前に行われる、ステップと
    を含む、方法。
  25. 前記クラスタ内の各セクタが、前記同じインタレース多重(IM)対で所与のマルチキャストメッセージを送信する、請求項24に記載の方法。
  26. 前記無線通信システム内に、異なるIM対で前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信する少なくとも1つの追加クラスタがある、請求項25に記載の方法。
  27. 前記受信するステップが、前記クラスタに属するターゲットセクタの前記所与のマルチキャストセッションにすでに登録していたアクセス端末から前記登録要求を受信する、請求項26に記載の方法。
  28. 前記クラスタおよび前記少なくとも1つの追加クラスタが、サポートセクタを全く含まない、請求項26に記載の方法。
  29. 前記クラスタが、サポートセクタを全く含まない、請求項24に記載の方法。
  30. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストする方法であって、
    第1のセクタから第2のセクタへのハンドオフ前に、前記第2のセクタが所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していることを示さない第1のスケジューリングメッセージを第1のセクタ内で受信するステップと、
    前記ハンドオフ後に、前記受信したスケジューリングメッセージに基づいて前記第2のセクタ内で前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を送信するステップと
    を含む、方法。
  31. 前記送信するステップが、前記ハンドオフ後に前記第2のセクタ内で第2のスケジューリングメッセージが受信される前に行われる、請求項30に記載の方法。
  32. 前記第1のスケジューリングメッセージが、前記第2のセクタが所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないこと、または前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを、前記第1のセクタ内で送信される前記マルチキャストメッセージと同じインタレース多重(IM)対で送信していないことを示す、請求項30に記載の方法。
  33. 前記第1のスケジューリングメッセージがブロードキャストオーバヘッドメッセージ(BOM)に対応し、前記登録要求がブロードキャストおよびマルチキャストサービス(BCMCS)フロー登録メッセージに対応する、請求項30に記載の方法。
  34. 前記ハンドオフ後に、少なくとも前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションを搬送するまで、前記第2のセクタ以外の少なくとも1つのセクタから送信される前記所与のマルチキャストセッションの1つまたは複数のフローとのソフト合成に基づいて、前記所与のマルチキャストセッションをモニタするステップ
    をさらに含む、請求項30に記載の方法。
  35. 前記ハンドオフ後に、(i)アクセス端末が前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストパケットを復号できなくなる、アプリケーション層が前記所与のマルチキャストセッションにおけるエラーを十分に訂正できなくなる、もしくはパケットエラー率が許容できないレベルに達するまで、または(ii)前記第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示す第2のスケジューリングメッセージが、前記第2のセクタ内で受信されるまで、前記モニタするステップが続く、請求項34に記載の方法。
  36. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストする方法であって、
    第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするステップと、
    前記第1のセクタおよび少なくとも第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第1および第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示す第1のスケジューリングメッセージを前記第1のセクタ内で受信するステップと、
    前記第1のセクタから第2のセクタへハンドオフするステップと、
    前記第1のスケジューリングメッセージに基づいて、前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションを搬送していると判定するステップと、
    前記第1のスケジューリングメッセージに基づいて前記第2のセクタ内で前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を送信することをやめるステップと、
    前記第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするステップと
    を含む、方法。
  37. 前記第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第2で前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示す第2のスケジューリングメッセージを前記第2のセクタ内で受信するステップと
    をさらに含む、請求項36に記載の方法。
  38. 前記第2のスケジューリングメッセージが、前記第2のセクタと同じインタレース多重(IM)対で前記所与のマルチキャストセッションを搬送している少なくとも1つの他の隣接ターゲットセクタを示す、請求項37に記載の方法。
  39. 前記第1のスケジューリングメッセージに基づいて前記所与のマルチキャストセッションを搬送しているとわかっているセクタの最初のリストを確立することと、
    前記アクセス端末で、前記第2のスケジューリングメッセージに基づいて前記所与のマルチキャストセッションを搬送しているとわかっているセクタの前記最初のリストを更新するステップと
    をさらに含み、
    前記更新するステップ後に、前記モニタするステップが、前記第2のセクタおよび前記少なくとも1つの隣接セクタから受信される、前記所与のマルチキャストメッセージと関連するマルチキャストメッセージをソフト合成しようと試みることを含む、
    請求項38に記載の方法。
  40. (i)アクセス端末が前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストパケットを復号できなくなる、アプリケーション層が前記所与のマルチキャストセッションにおけるエラーを十分に訂正できなくなる、もしくはパケットエラー率が許容できないレベルに達するまで、または(ii)前記第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示すスケジューリングメッセージが、前記第2のセクタ内で受信されるまで、前記モニタするステップが続く、請求項36に記載の方法。
  41. 前記第1のスケジューリングメッセージが、ブロードキャストオーバヘッドメッセージ(BOM)に対応する、請求項36に記載の方法。
  42. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストするための装置であって、
    第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタする手段と、
    前記第1のセクタから第2のセクタへハンドオフするための手段と、
    前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているかどうかを判定する手段と、
    前記判定に基づいて、前記第2のセクタ内での前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を、逆方向リンクのアクセスチャネルで、前記無線通信プロトコルで規定された登録要求のための次の指定スロットよりも早いスロットで送信するための手段と
    を含む、装置。
  43. 前記第1のセクタが、少なくとも前記ハンドオフ前に前記無線通信システム内の複数のターゲットセクタのうちの1つであり、前記第2のセクタが、少なくとも前記ハンドオフ前に前記複数のターゲットセクタのうちの1つではなく、
    ターゲットセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているセクタであり、非ターゲットセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないセクタである、請求項42に記載の装置。
  44. ハンドオフするための前記手段が、アクセス端末が前記第1のセクタのサービス境界内にとどまっているハンドオフゾーンで前記アクセス端末をハンドオフするように構成された、請求項42に記載の装置。
  45. 前記ハンドオフゾーンにある間、前記第2のセクタ以外の少なくとも1つのセクタからの前記所与のマルチキャストセッションと関連する前記マルチキャストメッセージをモニタし続けるための手段
    をさらに含む、請求項44に記載の装置。
  46. 前記モニタし続けるための手段が、前記第1のセクタからの前記マルチキャストメッセージを1つまたは複数の他のセクタから受信されるマルチキャストメッセージとソフト合成するための手段を含む、請求項45に記載の装置。
  47. 少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、所与の無線通信プロトコルに従って動作している無線通信システム内でマルチキャスティングを提供する命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が、
    第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするための命令と、
    前記第1のセクタから第2のセクタへハンドオフするための命令と、
    前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているかどうかを判定するための命令と、
    前記判定に基づいて、前記第2のセクタ内での前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を、逆方向リンクのアクセスチャネルで、前記無線通信プロトコルで規定された登録要求のための次の指定スロットよりも早いスロットで送信するための命令と
    を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  48. 前記第1のセクタが、少なくとも前記ハンドオフ前に前記無線通信システム内の複数のターゲットセクタのうちの1つであり、前記第2のセクタが、少なくとも前記ハンドオフ前に前記複数のターゲットセクタのうちの1つではなく、またターゲットセクタが、前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているセクタであり、非ターゲットセクタが、前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないセクタである、請求項47に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  49. ハンドオフするための命令が、アクセス端末が前記第1のセクタのサービス境界内にとどまっているハンドオフゾーンで前記アクセス端末をハンドオフするように構成された、請求項47に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  50. 前記ハンドオフゾーンにある間、前記第2のセクタ以外の少なくとも1つのセクタからの前記所与のマルチキャストセッションと関連する前記マルチキャストメッセージをモニタし続けるための命令
    をさらに含む、請求項49に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  51. 前記モニタし続けるための命令が、前記第1のセクタからの前記マルチキャストメッセージを1つまたは複数の他のセクタから受信されるマルチキャストメッセージとソフト合成するための命令を含む、請求項50に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  52. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャスティングを提供するように構成された装置であって、
    第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするように構成された論理と、
    前記第1のセクタから第2のセクタへハンドオフするように構成された論理と、
    前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているかどうかを判定するように構成された論理と、
    前記判定に基づいて、前記第2のセクタ内での前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を、逆方向リンクのアクセスチャネルで、前記無線通信プロトコルによって規定された登録要求のための次の指定スロットよりも早いスロットで送信するように構成された論理と
    を含む、装置。
  53. 前記第1のセクタが、少なくとも前記ハンドオフ前に前記無線通信システム内の複数のターゲットセクタのうちの1つであり、前記第2のセクタが、少なくとも前記ハンドオフ前に前記複数のターゲットセクタのうちの1つではなく、また
    ターゲットセクタが、前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信しているセクタであり、非ターゲットセクタが、前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していないセクタである、請求項52に記載の装置。
  54. ハンドオフするように構成された前記論理が、アクセス端末が前記第1のセクタのサービス境界内にとどまっているハンドオフゾーンで前記アクセス端末をハンドオフするように構成された、請求項52に記載の装置。
  55. 前記ハンドオフゾーンにある間、前記第2のセクタ以外の少なくとも1つのセクタからの前記所与のマルチキャストセッションと関連する前記マルチキャストメッセージをモニタし続けるように構成された論理
    をさらに含む、請求項54に記載の装置。
  56. 前記モニタし続けるように構成された論理が、前記第1のセクタからの前記マルチキャストメッセージを1つまたは複数の他のセクタから受信されるマルチキャストメッセージとソフト合成するために構成された論理を含む、請求項55に記載の装置。
  57. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストするための装置であって、
    少なくとも1つのセクタを有するクラスタにおいて所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信するための手段であって、前記クラスタ内の各セクタが前記所与のマルチキャストセッションに登録した少なくとも1つのアクセス端末を含むと予想されるターゲットセクタである、手段と、
    逆方向リンクのアクセスチャネルで前記クラスタの外側のセクタ内での前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を受信するための手段であって、前記無線通信プロトコルが登録要求のために前記逆方向リンクのアクセスチャネルの所与の部分を規定し、前記受信される登録要求が前記所与の部分よりも前に行われる、手段と
    を含む、装置。
  58. 少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、所与の無線通信プロトコルに従って動作している無線通信システム内でマルチキャスティングを提供する命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が、
    少なくとも1つのセクタを有するクラスタにおいて所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信するための命令であって、前記クラスタ内の各セクタが前記所与のマルチキャストセッションに登録した少なくとも1つのアクセス端末を含むと予想されるターゲットセクタである、命令と、
    逆方向リンクのアクセスチャネルで前記クラスタの外側のセクタ内での前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を受信するための命令であって、前記無線通信プロトコルが登録要求のために前記逆方向リンクのアクセスチャネルの所与の部分を規定し、前記受信される登録要求が前記所与の部分よりも前に行われる命令と、
    を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  59. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストするために構成された装置であって、
    少なくとも1つのセクタを有するクラスタにおいて所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信するように構成された論理であって、前記クラスタ内の各セクタが前記所与のマルチキャストセッションに登録した少なくとも1つのアクセス端末を含むと予想されるターゲットセクタである、論理と、
    逆方向リンクのアクセスチャネルで前記クラスタの外側のセクタ内での前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を受信するように構成された論理であって、前記無線通信プロトコルが登録要求のために前記逆方向リンクのアクセスチャネルの所与の部分を規定し、前記受信される登録要求が前記所与の部分よりも前に行われる、論理と
    を含む、装置。
  60. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストするための装置であって、
    第1のセクタから第2のセクタへのハンドオフ前に、前記第2のセクタが所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していることを示さない前記第1のセクタ内の第1のスケジューリングメッセージを受信するための手段と、
    前記ハンドオフ後に、前記受信したスケジューリングメッセージに基づいて前記第2のセクタ内の前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を送信するための手段と
    を含む、装置。
  61. 少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、所与の無線通信プロトコルに従って動作している無線通信システム内でマルチキャスティングを提供する命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が、
    第1のセクタから第2のセクタへのハンドオフ前に、前記第2のセクタが所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していることを示さない前記第1のセクタ内の第1のスケジューリングメッセージを受信するための命令と、
    前記ハンドオフ後に、前記受信したスケジューリングメッセージに基づいて前記第2のセクタ内の前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を送信するための命令と
    を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  62. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストするために構成された装置であって、
    第1のセクタから第2のセクタへのハンドオフ前に、前記第2のセクタが所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージを送信していることを示さない前記第1のセクタ内の第1のスケジューリングメッセージを受信するように構成された論理と、
    前記ハンドオフ後に、前記受信したスケジューリングメッセージに基づいて前記第2のセクタ内の前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を送信するように構成された論理と
    を含む、装置。
  63. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストするための装置であって、
    第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするための手段と、
    前記第1のセクタおよび少なくとも第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第1および第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示す第1のスケジューリングメッセージを前記第1のセクタ内で受信するための手段と、
    前記第1のセクタから前記第2のセクタへハンドオフするための手段と、
    前記第1のスケジューリングメッセージに基づいて、前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションを搬送していると判定するための手段と、
    前記第1のスケジューリングメッセージに基づいて前記第2のセクタ内で前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を送信することをやめるための手段と、
    第2のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするための手段と
    を含む、装置。
  64. 少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、所与の無線通信プロトコルに従って動作している無線通信システム内でマルチキャスティングを提供する命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が、
    第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするための命令と、
    前記第1のセクタおよび少なくとも第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第1および第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示す第1のスケジューリングメッセージを前記第1のセクタ内で受信するための命令と、
    前記第1のセクタから前記第2のセクタへハンドオフするための命令と、
    前記第1のスケジューリングメッセージに基づいて、前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションを搬送していると判定するための命令と、
    前記第1のスケジューリングメッセージに基づいて前記第2のセクタ内で前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を送信しないようにするための命令と、
    前記第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするための命令と
    を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  65. 所与の無線通信プロトコルに従って動作する無線通信システム内でマルチキャストするために構成された装置であって、
    第1のセクタで所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするように構成された論理と、
    前記第1のセクタおよび少なくとも第2のセクタで搬送される前記所与のマルチキャストセッションを公示し、さらにアクセス端末がどのように前記第1および第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションに同調することができるかを示す第1のスケジューリングメッセージを前記第1のセクタ内で受信するように構成された論理と、
    前記第1のセクタから前記第2のセクタへハンドオフするように構成された論理と、
    前記第1のスケジューリングメッセージに基づいて、前記第2のセクタが前記所与のマルチキャストセッションを搬送していると判定するように構成された論理と、
    前記第1のスケジューリングメッセージに基づいて前記第2のセクタ内で前記所与のマルチキャストセッションの登録要求を送信することをやめるように構成された論理と、
    前記第2のセクタで前記所与のマルチキャストセッションと関連するマルチキャストメッセージをモニタするように構成された論理と
    を含む、装置。
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JPN6012068202; SKTelecom and Samsung: 'Autonomous Soft Handoff Enhancement for BCMCS' 3GPP2 TSG-C SWG 2.5 Contribution , 20030818 *

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