JP2012522676A - ブレーキバイワイヤ形式の自動車ブレーキシステムの作動用ブレーキアクチュエータユニット - Google Patents
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- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
- B60T8/40—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
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Abstract
本発明は、ブレーキペダル(4)およびドライバの要請に応じた電子制御ユニットの双方で作動可能で、ピストンロッド(7;32)を有するブレーキブースタ(1)と、このブレーキブースタ(1)の下流側に配置されるマスターブレーキシリンダ(2)と、ドライバの減速要求(6)を記録する手段と、ピストンロッドと並列に接続され、ブレーキペダル(4)と共に作用し、「ブレーキバイワイヤ」作動モードで、ブレーキペダル(4)に作用する戻し力をブレーキブースタ(1)の作動から独立してシュミレート可能なペダル移動シュミレータ(5)と、を備え、「ブレーキバイワイヤ」作動モードでブレーキペダル(4)とブレーキブースタ(1)との間の力伝達接続を分離するため、ブレーキペダル(4)又はブレーキペダル(4)に設けられた部材と、力の流れの下流側に配置されてブレーキブースタ(1)に設けられた部材との間に、「ブレーキバイワイヤ」作動モードで自動車ブレーキシステムの反作用力からブレーキペダル(4)を分離するために、距離(a)が設けられ、更に、「ブレーキバイワイヤ」作動モード以外でこの距離(a)を自動的に減少する手段(9)が設けられる、「ブレーキバイワイヤ」形式の自動車ブレーキシステムを作動するためのブレーキアクチュエータユニットに関する。本発明によると、距離(a)を自動的に減少する手段(9)は、ブレーキペダル(4)に設けられる。
Description
本発明は、ブレーキバイワイヤ形式の自動車ブレーキシステムの作動用ブレーキアクチュエータユニットに関し、このブレーキアクチュエータユニットは、ブレーキペダルおよびドライバの要請に応じた電子制御ユニットの双方により作動可能なブレーキブースタと、ブレーキブースタの下流側に配置されたマスターシリンダと、ドライバの減速要求を記録(register)する手段と、ブレーキペダルと相互作用しかつピストンロッドと並列に配置されるペダル移動シュミレータとを備え、このペダル移動シュミレータにより、「ブレーキバイワイヤ」作動モードでブレーキペダルに作用している復元力をブレーキブースタの作動から独立してシュミレート可能であり、「ブレーキバイワイヤ」作動モードでブレーキペダルとブレーキブースタとの間の力伝達接続を分離するために、ブレーキペダル又はこのブレーキペダルに設けられた部材と、力の流れの下流側に配置されてブレーキブースタに設けられた部材との間に、「ブレーキバイワイヤ」作動モードで自動車ブレーキシステムの反作用力からブレーキペダルを分離するために、距離が設けられ、「ブレーキバイワイヤ」作動モード以外で、自動的に上記距離を減少するための手段が設けられる。
このようなブレーキアクチュエータユニットは、特許文献1に記載されており、最新のハイブリッド駆動の自動車に広く用いられている。「ブレーキバイワイヤ」作動モードでのブレーキペダルとブレーキブースタとの間を分離することは、ブレーキペダルに設けられた部材と、ブレーキブースタとの間に設けられた部材との間に間隙又は距離を設けることで行われる。
この間隙は、一般に、例えば0.3gまでの範囲の減速の場合は、ブレーキペダルでブレーキブースタを作動することなく、ブレーキペダルがジェネレータを使用するだけで作動することができるように規定されている。「ブレーキバイワイヤ」作動モードから車両ドライバの筋力で実行する作動に切換るときに、ブレーキ圧の形成に遅れが発生しないように、上記特許文献1では、「ブレーキバイワイヤ」作動モードから車両ドライバの筋力による作動切換わるときに、上述の距離を自動的に減少する提案がなされている。ここに特定された手段は、ブレーキブースタに配置され、ブロック状ボディで作動し、必要なときに、確実にロックした態様で、ピストンロッドの2つの部材間の距離を埋める(span)。ブレーキブースタ内にこの手段を配置することは、ブレーキブースタのデザインを変更する必要があるため、複雑であると考えられる。
したがって、本発明は、この作用(effect)を改善したブレーキアクチュエータを提供することを目的とする。
この目的を達成する本発明によると、自動的に距離を減少する手段がブレーキペダルに配置される。これにより、ブレーキブースタの複雑かつ費用のかかる変更を避けることができる。
自動的に距離を減少する手段として、第1および第2液圧室が設けられることが好ましく、これらの2つの液圧室間の接続は、無電流時閉の弁で遮断することができ、第1液圧室は、ピストンロッドと共に作用するピストンで区画され、この結果、この距離がピストンのストロークで形成される。液圧ユニットは、更に、後から、コンパクトな部材として現存のブレーキアクチュエータユニット内に一体化することができる。
本発明の有益な実施形態によると、「ブレーキバイワイヤ」作動モードで、ピストンロッドはピストンに当接する。ブレーキブースタとペダルユニットとの間の調整手段の設定を、より正確にすることができる。
ピストンロッドの端部を案内するため、ピストンロッドの方向に向くファンネル状レセプタクルを設けるのが好ましく、このレセプタクルは、第1液圧室を形成する、液圧ユニットのハウジングの凹部内に取付けられる。
簡単な取付けのため、ファンネル状レセプタクルは軸方向スロットと半径方向突起とを有するのが好ましく、この突起は、ばね応力の下で凹部の内壁の内側溝内に保持されている。
本発明の他の有益な実施形態は、ピストンロッドの一端が第1液圧室のピストンに取付けられることが提供される。このピストンは、したがって、ピストンロッドに連続的に同伴され(entrain)、この結果、力の飛び越し(jump)は生じない。
端部は、スナップ作用(snap-action)するロック機構により、ピストンに取付けられることが好ましい。この手段により、装着を簡略化することができる。
液圧ユニットの簡単なデザインは、第2液圧室が弾性プラスチックカバーで区画されるという事実により、達成される。
他の有益な実施形態によると、第2液圧室が、ばね圧を負荷されたピストンで区画される。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照する2つの例示的な実施形態に沿う説明中で、より詳細に説明する。図はいずれも概略的な形態で示す。
例示的な第1実施形態によるアクチュエータユニット(図1に立体的に示す)は、負圧ブレーキブースタ(a partial vacuum brake booster)であるのが好ましいブレーキブースタ1と、タンデムマスターシリンダであるのが好ましく、ブレーキブースタの下流側に配置され、その圧力室(pressure spaces)(図示しない)に自動車のホイールブレーキが液圧式開ループおよび閉ループ制御ユニット(いずれも図示しない)を中間に配置した状態で接続されるマスターブレーキシリンダ2と、マスターブレーキシリンダ2に設けられた圧力媒体収容容器3とを備える。ブレーキペダル4は、ブレーキブースタ1を作動するためにドライバによって使用され、特に「ブレーキバイワイヤ(brake-by-wire)」作動モードで、ブレーキペダル4と相互作用し、ブレーキブースタ1のピストンロッド7に並列(in parallel)に接続され、ドライバに通常のブレーキペダル感覚を伝えるペダル移動シミュレータ5が設けられ、このペダル移動シュミレータ5により、ブレーキブースタ1の作動とは独立して、「ブレーキバイワイヤ」作動モードでブレーキペダル4に作用する戻し力をシュミレート(simulate)することができる。ドライバの減速要求又はブレーキペダル4の作動距離は、少なくとも1つのセンサ装置6で検知され、このセンサ装置の信号は電子制御ユニット(図示しない)に送られる。特に、ブレーキブースタ1に設けられた(assigned)電磁石が電子制御ユニットの出力信号で駆動されることができ、この電磁石は、ブレーキブースタ1に対する空気供給を制御する空圧制御弁をドライバの意思とは独立に作動することができる。ブレーキブースタ1のピストンロッド7は、制御弁を作動するための入力部材として使用することができる。
「ブレーキバイワイヤ」作動モードでブレーキペダル4とブレーキブースタ1との間の力伝達接続を分離するために、距離a(詳細については後述する)がブレーキペダル4又はブレーキペダル4に設けられた部材と、力の流れの下流側に配置されてブレーキブースタ1に設けられた部材との間に設けられる。
移動センサ8が、ブレーキブースタ1のブースタ力が作用する可動壁の移動、又は、その発生する力をマスターブレーキシリンダ2の第1ピストン(図示しない)に伝達するブレーキブースタの出力部材の移動、を検知するために用いられる。
ブレーキペダル4又はブレーキペダル4に設けられた部材と、力の流れの下流側に配置されてブレーキブースタ1に設けられた部材との間の上述の距離aは、全体的に、例えば0.3gの範囲までの減速の場合は、ブレーキペダル4でブレーキブースタ1を作動することなく、ジェネレータを使用するだけでブレーキペダル4が作動可能であるように、規定されている。「ブレーキバイワイヤ」作動モードから車両ドライバの筋力による作動への切換えが発生したときに、制動圧の形成に遅れが発生しないように、ブレーキアクチュエータユニットは、「ブレーキバイワイヤ」作動モード以外で距離aを自動的に減少するための手段9を有する。
図2は、図1のブレーキアクチュエータユニットの細部を、一部断面にした拡大図で示す。これから明らかに、距離aを自動的に減少する手段9は、ブレーキペダル4に配置されている。この手段9はブレーキブースタ1の外側に設けられているため、複雑かつコストが掛かるブレーキブースタ1の変更を不要にすることができる。
第1,第2液圧室(hydraulic space)11,12を有する液圧ユニットが、距離aを自動的に減少する手段9として設けられる。これらの2つの液圧室11,12間の接続部(図示しない)は、無電流時閉の弁13により、遮断することができる。「ブレーキバイワイヤ」作動モードでは、弁13は励磁され、液圧室11,12間の接続部が解放され、これらの液圧室は、液圧ユニット10のハウジング19内で一側に開口する凹部17,18で
形成される。
形成される。
図2から明らかなように、第1液圧室11は、ピストンロッド7と共に作用するばね負荷されたピストン14で区画され、この結果、距離aはピストン14のストロークで形成される。
ピストンロッド7又はその端部15(ここでは球状ヘッドの形態で示す)は、特に、「ブレーキバイワイヤ」作動モードでピストン14に当接し、この結果、ブレーキブースタ1とブレーキペダル4との間の調整手段の設定は、ペダルユニットの一部として、より正確に行うことができる。
ピストンロッド7の端部15を案内するため、ピストンロッド7の方向に向くファンネル状レセプタクル(funnel-shaped receptacle)16が設けられ、このレセプタクル16は凹部17に取付けられる。このレセプタクル16は、一方において、ペダルユニットをブレーキブースタ1に組立てる際、ピストンロッド7の端部15を案内する作用をなす。他方において、ピストンロッド7は、ブレーキペダル4への接続の後、レセプタクル16で案内される。
簡単取付けのため、ファンネル状レセプタクル16は軸方向スロット20と半径方向突起21とを有し、この突起はばね応力の下で、凹部17内の内側溝内に保持される。
更に、図2から明らかに、第2液圧室12が弾性プラスチックカバー22で区画されている。液圧ユニット10の機能を発揮する方法について、詳細に説明する。
「ブレーキバイワイヤ」作動モードで、弁13が励磁され、液圧室11,12間の接続部が開かれる。したがって、ブレーキペダル4が作動されると、第1液圧室11内の液圧媒体が、障害なしに第2液圧室12内に流れ、この結果、ブレーキペダル4とブレーキブースタ1のピストンロッド7との間で力伝達されることがない。弾性プラスチックカバー22は、第2液圧室12の制限された拡張を可能とする。
ブレーキ作動が終了すると、液圧媒体は第2液圧室12から第1液圧室11内に逆流することができ、これは、ピストン14が、戻しばね23のばね力により、再度初期位置に強制的に戻されるからである。
ブレーキブースタ1が、ドライバの要請とは独立して、ABS、トラクション制御システム、ESP等、ブレーキ圧制御プロセスの結果として作動される場合、又は、ブレーキペダル4が突然解放される場合、ピストンロッド7とピストン14との間の接触が遮断され、これは、端部15がピストン14に取付けられているのではなく、単に当接しているだけだからである。
例えば、電気システムが故障した場合である、「ブレーキバイワイヤ」作動モード以外では、弁13は、励磁されておらず、液圧室11,12間の接続は遮断される。第1液圧室11,12内の液圧媒体は、第2液圧室12内に押し込まれることはなく、この結果、ブレーキペダル4とブレーキブースタ1のピストンロッド7との間で力が伝達される。したがって、距離aは、「ブレーキバイワイヤ」作動モードから車両ドライバの筋力で実行される作動に切換るときに、遅れ又は空移動なしで、自動的に減少し又は完全に排除される。
図3は、ブレーキアクチュエータユニットの例示的な第2実施形態の詳細を、一部断面とした拡大図で示す。この実施形態のブレーキアクチュエータユニットは、例示的な第1実施形態と、基本的なデザインおよび基本的な機能が異なるものではなく、このため、相違する点のみを詳細に説明する。
第1,第2液圧室25,26を有する液圧ユニット24が、自動的に距離aを減少するための手段9として設けられている。2つの液圧室25,26間の接続(図示しない)は、無電流時閉の弁27で遮断することができる。「ブレーキバイワイヤ」作動モードでは、弁27は励磁され、液圧ユニット24のハウジング30内で一側に開口した凹部28,29により形成された液圧室25,26間の接続部が、開かれる。
図2の例示的な第1実施形態の場合と同様に、第1液圧室25も、ブレーキブースタ1のピストンロッド32と共に作用するばね負荷されたピストン31により、区画され、この結果、距離aは、ピストン31のストロークで形成される。
ピストンロッド32の端部(図示しない)は、第1液圧室24のピストン31に、例えばスナップ作用によるロック機構(snap-action locking mechanism)で取付けられ、この結果、ピストンロッド32に連続的に同伴され、これにより、力の飛び越し(jumps in force)は生じない。このため、別個のガイド部材を排除することができる。
更に、第1実施形態とは対照的に、第2液圧室26は、ばね圧を負荷されたピストン33で区画されている。ピストン31,33を取付けるため、凹部28,29のそれぞれの端部にそれぞれ取付部材34,35が設けられ、この第2液圧室26の取付部材35は、ピストン33を負荷する圧縮ばね37のためのストッパ部材36を保持する。しかし、例示的な第1実施形態のプラスチックカバー22も、本発明の範囲内では、第2液圧室26を区画してもよく、逆に、ばね荷重されたピストン33を、例示的な第1実施形態に用いることも可能である。
液圧ユニット24を機能させる方法について、以下に、詳細に説明する。
「ブレーキバイワイヤ」作動モードでは、弁27が例示され、液圧室25,26間の接続部が開かれる。したがって、ブレーキペダル4が作動されると、第1液圧室25内に存在する液圧媒体は、圧縮ばね37のばね力に抗して第2液圧室26内に移動され、この結果、ブレーキペダル4とブレーキブースタ1のピストンロッド32との間における力の伝達は行われない。ブレーキの作動が解除されると、第2液圧室26から第1液圧室25内に圧力媒体が戻され、これは、戻しばね38のばね荷重により、ピストン31がその初期位置に再度戻され、ピストン33の圧縮ばね37が圧力媒体を第2液圧室26から排出するからである。
ブレーキブースタ1が、ABS、トラクション制御システム、ESP等のブレーキ圧制御プロセスの結果により、ドライバの意思とは無関係に作動された場合、又は、ブレーキペダル4が突然解放された場合、ピストン31に対するピストンロッド32の取付けにより、ピストン31が同伴される。
「ブレーキバイワイヤ」作動モード以外、例えば電気システムの故障の場合、弁27は励磁された状態ではなくなり、液圧室25,26間の接続部は閉じられる。したがって、第1液圧室内の液圧媒体は、第2液圧室26内に押し込められなくなり、この結果、ブレーキペダル4とブレーキブースタ1のピストンロッド32との間で力が伝達される。したがって、「ブレーキバイワイヤ」作動モードから車両ドライバの筋力で行われる作動に切換ったときに、遅れ又は空移動なしで、距離aが減少又は完全に排除される。
液圧ユニット10,24も、コンパクトな構造ユニットとして、現存するブレーキアクチュエータユニットに後から一体化することができる。
参照符号リスト
1 ブレーキブースタ
2 マスターブレーキシリンダ
3 圧力流体収容容器
4 ブレーキペダル
5 ペダル移動シミュレータ
6 センサ装置
7 ピストンロッド
8 移動センサ
9 手段
10 ユニット
11 室
12 室
13 弁
14 ピストン
15 端部
16 レセプタクル
17 凹部
18 凹部
19 ハウジング
20 スロット
21 突起
22 プラスチックカバー
23 戻しばね
24 ユニット
25 室
26 室
27 弁
28 凹部
29 凹部
30 ハウジング
31 ピストン
32 ピストンロッド
33 ピストン
34 取付部材
35 取付部材
36 ストッパ部材
37 圧縮ばね
38 戻しばね
a 距離
1 ブレーキブースタ
2 マスターブレーキシリンダ
3 圧力流体収容容器
4 ブレーキペダル
5 ペダル移動シミュレータ
6 センサ装置
7 ピストンロッド
8 移動センサ
9 手段
10 ユニット
11 室
12 室
13 弁
14 ピストン
15 端部
16 レセプタクル
17 凹部
18 凹部
19 ハウジング
20 スロット
21 突起
22 プラスチックカバー
23 戻しばね
24 ユニット
25 室
26 室
27 弁
28 凹部
29 凹部
30 ハウジング
31 ピストン
32 ピストンロッド
33 ピストン
34 取付部材
35 取付部材
36 ストッパ部材
37 圧縮ばね
38 戻しばね
a 距離
Claims (9)
- ブレーキペダル(4)およびドライバの要請に応じた電子制御ユニットの双方で作動可能でピストンロッド(7;32)を有するブレーキブースタ(1)と、
このブレーキブースタ(1)の下流側に配置されるマスターブレーキシリンダ(2)と、
ドライバの減速要求(6)を記録する手段と、
ブレーキペダル(4)と共に作用し、ピストンロッドと並列に配置され、「ブレーキバイワイヤ」作動モードで、ブレーキペダル(4)に作用する戻し力をブレーキブースタ(1)の作動から独立してシュミレート可能なペダル移動シュミレータ(5)と、を備え、
「ブレーキバイワイヤ」作動モードでブレーキペダル(4)とブレーキブースタ(1)との間の力伝達接続を分離するため、ブレーキペダル(4)又はブレーキペダル(4)に設けられた部材と、力の流れの下流側に配置されてブレーキブースタ(1)に設けられた部材との間に、「ブレーキバイワイヤ」作動モードで自動車ブレーキシステムの反作用力からブレーキペダル(4)を分離するために、距離(a)が設けられ、更に、
「ブレーキバイワイヤ」作動モード以外でこの距離(a)を自動的に減少する手段(9)が設けられる、「ブレーキバイワイヤ」形式の自動車ブレーキシステムを作動するためのブレーキアクチュエータユニットであって、
前記距離(a)を自動的に減少するための手段(9)は、ブレーキペダル(4)に配置されることを特徴とするブレーキアクチュエータユニット。 - 第1および第2液圧室(11,12;25,26)を有する液圧ユニット(10;24)が、前記距離(a)を減少する手段(9)として設けられ、前記2つの液圧室(11,12;25,26)間の接続が、無電流状態で閉の弁(13;27)で遮断可能で、前記第1液圧室(11;25)は、ピストンロッド(7;32)と共に作用するピストン(14;31)で区画され、これにより、前記距離(a)はピストン(14;31)のストロークで形成されることを特徴とする請求項1に記載のブレーキアクチュエータユニット。
- 「ブレーキバイワイヤ」作動モードで、前記ピストンロッド(7)はピストン(14)に当接することを特徴とする請求項2に記載のブレーキアクチュエータユニット。
- 前記ピストンロッド(7)の端部(14)を案内するため、ピストンロッド(7)の方向に向くファンネル状レセプタクル(16)が設けられ、このレセプタクル(16)は、前記第1液圧室(11)を形成する、液圧ユニット(10)のハウジング(19)の凹部(17)内に取付けられることを特徴とする請求項3に記載のブレーキアクチュエータ。
- 前記ファンネル状レセプタクル(16)は、軸方向スロット(21)と半径方向突起(21)とを有し、この突起(21)は、ばね応力の下で、凹部(17)内の内側溝内に保持されることを特徴とする請求項4に記載のブレーキアクチュエータユニット。
- 前記ピストン(32)の一端は、第1液圧室(25)のピストン(31)に取付けられることを特徴とする請求項2に記載のブレーキアクチュエータユニット。
- 前記端部は、スナップ作用によるロック機構により、ピストン(31)に取付可能であることを特徴とする請求項6に記載のブレーキアクチュエータユニット。
- 前記第2液圧室(12)は、弾性プラスチックカバー(22)で区画されることを特徴とする請求項2から7のいずれか1つに記載のブレーキアクチュエータユニット。
- 前記第2液圧室(26)は、ばね圧で負荷されたピストン(31)で区画されることを特徴とする請求項2から7のいずれか1つに記載のブレーキアクチュエータユニット。
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