JP2012521597A - 圧電セラミック識別デバイスのための改良マルチプレサ - Google Patents

圧電セラミック識別デバイスのための改良マルチプレサ Download PDF

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Abstract

音響インピディオグラフィを使用する指紋センサを提供する。センサは、特定用途向け集積回路(ASICまたはIC)と、感知要素として使用される機械共振器のアレイとを含む。感知要素のアレイは、横列および縦列に配設される複数の感知要素を含有する。感知デバイスであって、感知要素のアレイであって、各感知要素は1つ以上の機械共振器を含む、感知要素のアレイを備え、該感知要素は、音響インピディオグラフィ原理に基づいて動作し、該感知デバイスは、特定用途向け集積回路上に形成される、感知デバイス。

Description

(発明の分野)
本発明は、概して、圧電識別デバイスおよびその用途に関する。より具体的には、指紋等の生体測定情報を取得する圧電デバイス、ならびに個人を認識および/または識別するために取得された情報を使用することに関する。
(背景技術)
生体測定は、高レベルのセキュリティを提供する一群の技術である。指紋捕捉および認識は、重要な生体測定技術である。法執行、銀行業務、投票、および他の業界が、身元を認識または検証するのに生体測定としての指紋にますます依存している。非特許文献1(その全体で参照することにより本明細書に組み込まれる)を参照されたい。
指紋の反射光学像を検出する光学指紋スキャナが利用可能である。十分に高い解像度で上質の画像を捕捉するために、光学指紋スキャナは、最小の光学構成要素(例えば、レンズ)、照明源、および撮像カメラを必要とする。そのような構成要素は、指紋スキャナの全体的費用を増大させる。整列を維持するための機械構造も、製造および維持費を増加させる。
固体シリコンベースのトランスデューサも、市販されている指紋スキャナで利用可能である。そのようなシリコントランスデューサは、静電容量を測定する。これは、脆いシリコントランスデューサが指紋感知回路の数ミクロン以内にあることを要求し、それらの耐久性を低減する。圧延指紋を検出するために、固体トランスデューサの感知アレイは、1インチ×1インチの面積および約50ミクロンの厚さを有する必要がある。これは、指紋スキャナの最低限の費用を増加させ、より大きい維持費につながる、シリコンの大幾何学形状である。耐久性および構造的完全性も、そのような大型シリコン幾何学形状で問題を抱える可能性が高い。
必要とされるものは、低い維持費を伴う安価で耐久性のある指紋スキャナである。また、必要とされるものは、(特に電子商取引の分野で)物理的危険、詐欺、および窃盗に対して個人および一般大衆を保護することができる、低費用の生体測定デバイスである。
Biometrics Explained,v.2.0,G.Roethenbaugh、International Computer Society Assn.Carlisle,Pa.1998、pages1−34
本発明は、音響インピディオグラフィを使用する指紋センサを提供する。センサは、特定用途向け集積回路(ASICまたはIC)と、感知要素として使用される機械共振器のアレイとを含む。感知要素のアレイは、横列および縦列で配設される複数の感知要素を含有する。
添付図面を参照して、本発明のさらなる特徴および利点、ならびに本発明の種々の実施形態の構造および動作を、以下で詳細に説明する。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付図面は、本発明を図示し、説明とともに、さらに本発明の原理を説明し、当業者が本発明を作製および使用することを可能にする働きをする。
図1は、本発明の実施形態による、圧電識別デバイスを図示する。 図2は、本発明の実施形態による、圧電要素を図示する。 図3は、本発明の実施形態による、1列の圧電要素を図示する。 図4は、本発明の実施形態による、長方形の圧電要素のアレイを図示する。 図5は、本発明の実施形態による、円形の圧電要素のアレイを図示する。 図6は、本発明の実施形態による、要素間に充填材を有する1列の長方形の圧電要素を図示する。 図7Aおよび7Bは、本発明の実施形態による、センサアレイを図示する。 図7Aおよび7Bは、本発明の実施形態による、センサアレイを図示する。 図8は、図7Aのセンサアレイのより詳細な図を図示する。 図9は、図8のセンサアレイがどのようにして特定用途向け集積回路に接続されるかを図示する。 図10は、本発明の実施形態による、感知アレイをマルチプレクサに接続する方法を図示する。 図11は、本発明の実施形態による、識別デバイスを図示する。 図12は、本発明の実施形態による、識別デバイスの回路構成要素を図示する。 図13Aは、本発明の実施形態による、図12のセンサアレイに入力信号を印加し、センサアレイから出力信号を受信する方法を図示する。 図13Bは、本発明の実施形態による、図13Aのスイッチを制御する方法を図示する。 図14は、本発明の実施形態による、電圧感知回路例を図示する。 図15は、本発明の実施形態による、センサアレイにおけるクロストークを最小化する方法を図示する。 図16は、本発明の実施形態による方法のフローチャートである。 図17は、本発明の実施形態による、生体測定情報を取得するために識別デバイスを使用することを図示する。 図18は、本発明の実施形態による、識別デバイス起動回路を図示する。 図19は、本発明の実施形態による、指紋のくぼみによって負荷が与えられる圧電要素のインピーダンスを図示する。 図20は、本発明の実施形態による、指紋の隆起によって負荷が与えられる圧電要素のインピーダンスを図示する。 図21は、本発明の実施形態による、センサアレイ入力信号を図示する。 図22は、本発明の実施形態による、センサアレイ出力信号を図示する。 図23は、本発明の実施形態による、生体測定情報を取得するために識別デバイスがどのように使用されるかを図示する。 図24は、本発明の実施形態による、骨地図を取得するために識別デバイスがどのように使用されるかを図示する。 図25は、本発明の実施形態による、伝送および/または受信ビーム指向性を図示する。 図26は、本発明の実施形態による、細動脈血流情報を取得するために識別デバイスがどのように使用されるかを図示する。 図27は、本発明の実施形態による、伝送ビーム指向性および受信ビーム指向性を図示する。 図28は、本発明の実施形態による、伝送および/または受信ビーム指向性を図示する。 図29は、本発明の実施形態による、毛細管血流情報を取得するために識別デバイスがどのように使用されるかを図示する。 図30は、本発明の実施形態による、伝送および/または受信ビーム指向性を図示する。 図31は、本発明の実施形態による方法のフローチャートである。 図32は、本発明の実施形態による、生体測定デバイスを図示する。 図33は、本発明の実施形態による、移動生体測定デバイスを図示する。 図34は、本発明の実施形態による、無線送受信機生体測定デバイスを図示する。 図35は、図34の無線送受信機生体測定デバイスのより詳細な図を図示する。 図36は、電子販売取引を完了するために、図34の無線送受信機生体測定デバイスを使用することを図示する。 図37は、図34の無線送受信機生体測定デバイスに対する種々の用途を図示する。 図38は、本発明の実施形態による、無線送受信機生体測定デバイスを図示する。 図39は、BLUETOOTH(登録商標)デバイスを公共サービス層と連結することを有する、ピコネット例の概略図である。該当なし。 図40は、本発明の実施形態による、センサアレイの概略図である。 図41は、本発明の実施形態による、ASICへの機械共振器感知要素の相互接続のマトリクスである。 図42は、音響インピーダンス指センサ上の指の説明図である。 図43は、ASIC伝送機のブロック図である。 図44は、ASIC受信機パイプラインのブロック図である。 図45は、本発明の実施形態による、減衰機械共振器感知要素のインピーダンスの性能のグラフ説明図である。 図46は、減衰機械共振器感知要素を通る電流のグラフ説明図である。 図47は、ASIC受信機パイプラインマルチプレクサのブロック図である。 図48は、本発明の実施形態による、ASIC受信機パイプラインマルチプレクサの代替的配置のブロック図である。 図49は、増大した性能のためのサンプルホールドを伴うASIC受信機パイプラインのブロック図である。 図50は、一般化されたサンプルホールドを伴うASIC受信機パイプラインの説明図である 図51は、本発明の実施形態による、サンプルホールドを伴わないTx[N−1]およびTx[N]上の感知要素のサンプリングの説明図である。 図52は、一組のサンプルホールドを伴うTx[N−1]およびTx[N]上の感知要素のサンプリングの説明図である。
(発明の概要)
本発明は、概して、圧電識別デバイスおよびその用途に関する。より具体的には、指紋等の生体測定データまたは情報を取得するための圧電デバイス、ならびに個人の身元を認識および/または識別するために取得された情報を使用することに関する。
(発明に従う例示的なデバイスおよびシステム)
図1は、本発明の実施形態による、圧電識別デバイス110の概概略図である。識別デバイス100は、圧電センサ100と、センサ入力信号発生器120と、センサ出力信号プロセッサ130と、メモリ140とを有する。入力信号発生器120によって生成される入力信号は、2つのマルチプレクサ150によってセンサ110に連結される。センサ110の出力信号は、同様に、2つのマルチプレクサ150によって出力信号プロセッサ130に連結される。
(圧電セラミックセンサ)
センサ110は、好ましくは、圧電セラミック要素のアレイである。例えば、センサ110は、化学的に不活性であり、湿気および他の大気条件に影響されない、多結晶セラミック要素のアレイを備えることができる。多結晶セラミックは、特定の所望の物理、化学、および/または圧電特性を有するように製造することができる。しかしながら、センサ110は、圧電セラミック要素のアレイを備えることに限定されない。センサ110は、例えば、圧電フィルムを備えることができる。ポリフッ化ビニリデン(PVDF)フィルムまたはその共重合体等の偏極フッ素重合体フィルムを使用することができる。
図2は、表面210、220、230、および240を有する、単一の長方形の圧電セラミック要素200の動作特性を図示する。力が表面210および220に印加されると、印加された力に比例する電圧が表面210と220との間で発現される。これが発生すると、表面230および240が相互から離れる。電圧が表面210および220に印加されると、表面230および240が相互に向かって移動し、表面210と220とが相互から離れる。交流電圧が表面210および220に印加されると、圧電セラミック要素200は、当業者に公知であろう態様で振動する。
図3は、1列の5つの長方形の圧電セラミック要素200A、200B、200C、200D、および200Eを図示する。これらの長方形の圧電セラミック要素200のそれぞれは、支持材302に取り付けられるか、またはそれと一体である。支持材302は、各長方形の圧電セラミック要素200の1つの表面の移動を阻止する。したがって、交流電圧が圧電セラミック要素200Cの表面210および220に印加されると、音波が圧電セラミック要素200Cの表面210で生成される。生成された音波の周波数は、圧電セラミック要素200Cの物理特性に依存している。
図4は、長方形の圧電セラミック要素200の2次元アレイ400を図示する。アレイ400は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)から作ることができる。PZTは、安価な材料である。実施形態では、アレイ400は、医療用途で使用されるPZT1−3複合物と同様である。本発明によるセンサ110の圧電セラミック要素は、長方形以外の形状を有することができる。図5に図示されるように、センサ110は、円形圧電セラミック要素のアレイ500を備えることができる。
一実施形態では、アレイ400は、約40ミクロン平方で深さ100ミクロンである、長方形の圧電セラミック要素を備え、それにより、20MHzの基本周波数音波を生じることができる。この実施形態では、要素間に50ミクロンのピッチを提供するために、10ミクロンの間隔が要素間で使用される。50ミクロンのピッチは、本発明による識別デバイスが、連邦捜査局の指紋の品質標準を満たすことを可能にする。
本発明の他の実施形態は、好ましい実施形態とは異なる幾何学形状を使用する。例えば、50ミクロンより大きいピッチを使用することができる。他の実施形態はまた、20MHz以外の周波数で動作する。例えば、実施形態は、他の周波数に加えて、30MHzおよび40MHzの周波数で動作することができる。
また、例えば、別の実施形態では、アレイ400は、約80平方で深さ220ミクロンである立方(長立方体)圧電セラミック要素を備えることができる。約 を提供するために、約20ミクロンの間隔が要素間で使用される。
さらに別の実施形態では、アレイ400は、約200ミクロン平方で深さ500ミクロンである長方形の圧電セラミック要素を備えることができる。立方体は、プリズムまたは押出星形に修正することができ、または面取りした角を有することができ、あるいはクロストークを低減することができ、それぞれ成形を促進する。
図6に示されるように、本発明によるセンサアレイの要素間の間隔は、剪断波を抑制し、センサの向上した機械特性をもたらすように、可撓性の種類の材料または充填材602で埋めることができる。重量を低減し、および/または剪断波の抑制を増加させるように、微小球604を充填材602に添加することができる(例えば、ビニル微小球)。識別デバイスの信号対雑音比およびデバイス感度を最適化するために、高い音響減衰および電気絶縁を提供する充填材(例えば、空気を充填したビニル微小球で充填されたアラルダイト)が使用されるべきである。
少なくとも4つの製造方法が、アレイ400を生産するために存在する。これらの方法は、レーザ切断、ダイスカット、成形、およびスクリーン印刷を含む。レーザ切断は、小さい溝を切断し、それにより、アレイ400の要素を形成するために、エキシマーレーザを使用することを伴う。ダイスカットは、溝およびアレイ400の要素を形成するために、高性能ダイスカット機器を使用することを伴う。成形は、アレイ400を形成するために、射出成形機器を使用することを伴う。スクリーン印刷は、プリント回路基板のアセンブリにおけるはんだ印刷と同様の技法であり、高度に自動化されたスクリーン印刷機がレーザ切断ステンシルを伴って適合される。この方法は、セラミック要素がわずか100ミクロンの厚さであるため、20MHz音波要素を生産することに特に適している。
この方法は、適切な一貫性のセラミックスラリーを生産することを伴い、成形方法で必要とされ得るような表面研削を必要としないという利点を有する。
図7Aは、本発明の好ましい実施形態による、長方形の圧電セラミック要素を備えるセンサアレイ700を図示する。センサアレイ700は、アレイ400と同様である、長方形の圧電セラミック要素200の2次元アレイを含む多層構造である。導体(導体706および708等)は、長方形の圧電セラミック要素200のそれぞれに接続される。各要素200の一方の端に接続された導体(例えば、導体706)は、各要素200のもう一方の端に接続された導体(例えば、導体708)に対して直角に配向される。センサアレイ700に近接して指を配置することができる、保護被覆を提供するように、遮蔽層702を一方の側面に追加することができる。支持材704は、センサアレイの反対端に取り付けることができる。センサアレイ700を以下でより詳細に説明する。
(圧電フィルムセンサ)
図7Bは、本発明の実施形態による、圧電性フィルム(圧電フィルム)を備えるセンサアレイ750を図示する。図7Bは、センサアレイ750の断面図である。センサアレイ750は、2つの導体グリッド754と756とによって挟持された圧電層752を含む多層構造である。導体グリッド754および756はそれぞれ、並列導電線の横列から構成される。好ましくは、グリッド754の線は、グリッド756の線に対して直角に(つまり、それぞれxおよびy方向に)配向される。この配向は、圧電フィルムの中で複数の個別にアドレス可能な領域および要素を作成する。本明細書で使用されるように、要素という用語は、並列導電線(導体)の横列を使用して、個別に、またはより大きい領域の一部として、アドレス指定することができる、センサアレイの任意の領域を指す。圧電ポリマーフィルムセンサは、Measurement Specialities,Inc.Norristown,Pa.から入手可能なPiezo Film Sensors:Technical Manual,Apr.2,1999 REVB(その全体で参照することにより本明細書に組み込まれる)でさらに説明されている。
保護被覆を提供するように、指が配置される一方の側面に遮蔽層758を追加することができる。発泡体基材760を支持材として使用することができる。図7Bに示されるように、センサアレイ750の複数の層は、1つの方向(例えば、z方向)に沿って積層される。
実施形態では、圧電層752は、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)フィルムまたはその共重合体等の偏極フッ素重合体フィルムである。導体グリッド754および756は、PVDFフィルム752の対向側に印刷された銀インク電極である。遮蔽層758は、ウレタンまたは他のプラスチックでできている。発泡体基材760は、TEFLON(登録商標)でできている。接着剤762、764は、図7Bに示されるように、印刷PVDFフィルム752の対向側で遮蔽層758および発泡体基材760を担持する。
実施形態では、容易な交換のために、印刷電極を含むPVDFフィルムをラベルのように剥がすことができる。図7Bに示されるように、センサアレイ750は、容易に剥がすために、ワックスペーパーまたは他の材料(図示せず)上に接着剤766によって載置することができる。これは、圧電センサが最低の費用で簡単かつ容易に設置および/または交換されることを可能にする。光学およびシリコン技法と比較して、圧電センサアレイ750の維持は些細である。
(センサアレイアドレス線)
図8は、センサアレイ700のより詳細な図を図示する。上記で説明されるように、センサアレイ700は、充填材602を有する圧電セラミック要素を備える。充填材602は、好ましくは微小球604を含有する。次いで、この構造は、いくつかの層の間で挟持される。この中心複合層は、例えば、電気インピーダンス値のマトリクスの中へ指紋の機械インピーダンスをマップするために使用することができる、活性構造である。
センサアレイ700の各長方形の圧電セラミック要素200は、2つの電極線(例えば、導体706および708)に接続される。センサアレイ700の一端上の電極線は、センサアレイ700の反対端上の電極線と垂直に走る。したがって、それに接続される2つの電極線を選択することによって、アレイのいずれか単一の要素200をアドレス指定することができる。電極線は、好ましくは、真空排除およびリソグラフィによって作成され、以下で説明される相互接続技法を介して切替電子機器に接続される。
一組の電極線の上には、保護層702がある。保護層702は、好ましくは、ウレタンでできている。この保護層702は、センサの動作中に指と接触することを目的としている。
支持材704またはバッキング層は、長方形の圧電セラミック要素200のそれぞれに対する後方音響インピーダンスとしての機能を果たす。好ましい実施形態では、支持材704は、TEFLON(登録商標)発泡体でできている。搭載および非搭載されたときに要素の電気インピーダンスの大きな変動を提供するために、音響インピーダンス支持材704は、センサ要素材料と音響的に不整合となるべきである。非常に低い、または非常に高い音響インピーダンス材料のいずれか一方をしようすることができる。圧電セラミック材料を使用する実施形態について、好ましいインピーダンス不整合は、硬質バッキングよりもむしろエアバッキングによって得ることができる。これは、センサが高い音響インピーダンスを有するためである。
センサアレイ700を構築するために本明細書で説明される材料は、例証的であり、本発明を限定することを目的としない。当業者に公知となるように、他の材料を使用することができる。
図9は、どのようにしてセンサアレイ700を特定用途向け集積回路に接続することができるかを図示する。本明細書で説明されるように、センサアレイ700の上の導体mおよびセンサアレイ700の底部の導体nを選択(アドレス指定)することによって、センサアレイ700の個別圧電セラミック要素(m、n)をアドレス指定することができる。クロストークを低減するために、他の導体、特に、選択されている要素の付近にある要素をアドレス指定するために使用される導体を接地または開放することができる(高インピーダンス状態)。選択された要素の付近にある寄生電流は、図6および7Aに関して上記で説明される、間質性充填材602によって機械的に最小化される。一実施形態では、要素間の間隔(ピッチ)が約50ミクロンであり、標準接合技術が約100ミクロンのピッチを必要とするため、図9に示されるような、センサアレイ700の「東」および「西」側の交互横列および「北」および「南側」の交互縦列が、センサを「外界」に接続する。図9に示されるように、これらの導体は、ASICマルチプレクサ902の3つの縁908の周囲の「バンプ」技術で終端することができる。実施形態では、ASICマルチプレクサ902の側面908は、約3mmである。
実施形態では、ASICマルチプレクサ902が高密度フレックス906に接続される。高密度フレックス906は、エポキシ基材904に接続される。導体は、アレイの導体をASICマルチプレクサ902に連結するように、高フレックスに形成するか、または取り付けることができる。例えば、高密度フレックス906上の導体は、図9で導体708をASICマルチプレクサ902に連結して示されている。導体は、バンプはんだ付けによってASICマルチプレクサ902に連結される。高密度フレックス906上の導体をセンサアレイの導体708に連結するために、異方性接着剤を使用することができる。ASICマルチプレクサ902をセンサアレイ700に接続し、電気的に連結するための他の手段が、当業者に公知であり、これらの手段も本発明に従って使用することができる。
図10は、本発明の実施形態による、感知アレイ1002をASICマルチプレクサ902に接続する方法を図示する。本明細書で説明されるように、電極線または導体は、基材902(図10では図示せず)の両側に蒸着し、次いで、所望のパターンにエッチングすることができる。線および横列パターンがエッチングされる前に、基材902は、医用トランスデューサと同様に偏極されるべきである。
偏極基材が、利用可能なプリントカイロ基板技術に適合するソケットまたはマルチチップモジュールケースに接続される。圧電セラミックマトリクスまたはセンサアレイ1002は、空気等価発泡体または酸化アルミニウムによって裏打ちすることができる。いずれか一方のバッキングは、8Mraylにおいて複合圧電材料に不整列して、例えば、指紋を走査することができる、センサアレイ1002の前面のみでエネルギー結合を発生させるように設計されている。図10では、約100ミクロンのピッチを必要とする接合技術を促進するように、センサアレイ1002の上および底部の両方の導体が、上記で説明される方式で交互配置されることを留意されたい。
図11は、本発明の実施形態による、識別デバイス1100を図示する。好ましい実施形態では、デバイス1100は、センサアレイ1102上に不正確に配置された指紋を捕捉するほど十分物理的により大きい(例えば、約25mm平方)、圧電セラミックセンサアレイ1102を有する。センサアレイ1102は、好ましくは、解像度がCJIS ANSII NIST標準に準拠し(25.4mmあたり500ポイント)、256の明確に異なるグレーの階調を提供するのに十分なピクセルダイナミックレンジを有する。
図11に示されるように、実施形態では、基材1110が、プリント回路基板1104に取り付けられる。センサアレイ1102の導体は、センサアレイ1102を本明細書の他の部分で説明される他の回路に連結する、2つの集積回路1106および2つの集積回路1108に連結される。集積回路1112は、本発明の実施形態がパーソナルエリアネットワークの一部として他のデバイスと通信することを可能にする、無線送受信機である。この接続性は、本発明の実施形態が、例えば、標準の安全な識別および/または認証トークンを、それを必要または要求する過程または商取引に供給することを可能にする。図11に示された接続スキームは、本発明の実施形態を実装するために使用することができる、代替的な接続スキームである。
上記のセンサアレイの説明は例証的であり、本発明を限定することを目的としない。例えば、圧電層752は、圧電ポリマーを含むがそれに限定されない、圧電効果を呈する任意の材料となり得る。導体グリッド706、708、754、および756は、金属を含むがそれに限定されない、任意の導電性材料となり得る。同様に、この説明を考慮すると当業者に明白となるように、他の種類の保護材料を遮蔽層702および758に使用することができる。他の種類の支持材料を、支持材 704または発泡体基材760の代わりに使用することができる。
(識別デバイス例)
図12は、本発明の実施形態による識別デバイス1200を図示する。デバイス1200は、入力信号発生器1202と、感知アレイ1220と、出力信号プロセッサ1240と、メモリコントローラ1260と、メモリ1270とを備える。センサアレイ1220は、それぞれ、マルチプレクサ1225Aおよび1225Bによって入力信号発生器1202および出力信号プロセッサ1240に連結される。コントローラ1230は、マルチプレクサ1225Aおよび1225Bの動作を制御する。識別デバイス1200の動作を以下でさらに説明する。
実施形態では、入力信号発生器1202は、入力信号発生器または発振器1204と、可変増幅器1206と、スイッチ1208とを備える。一実施形態では、発振器1204は、デバイス1200が動作しているモードに応じて、可変増幅器1206によって低または高電圧(例えば、約4ボルトまたは8ボルト)に増幅される、20MHz信号を産生する。スイッチ1208は、入力信号を全く提供しない、パルス入力信号を提供する、または連続波入力信号を提供するために使用される。スイッチ1208は、当業者に公知となる方式で、本明細書で説明される種々の種類の入力信号を産生するように制御される。図12に示されるように、入力信号発生器1202によって生成される入力信号は、マルチプレクサ1225Aを通してセンサアレイ1220に提供され、かつコントローラ1230および出力信号プロセッサ1240に提供される。
センサアレイ1220の構造および詳細は、上記で説明される。好ましい実施形態では、センサアレイ1220は、20MHz入力信で動作するように設計されている長方形の要素の圧電セラミック複合物である。
(マルチプレクサ例)
図13Aおよび13Bは、本発明の実施形態による、入力信号発生器1202によって生成された入力信号をセンサアレイ1220に印加する方法と、センサアレイ1220から出力信号を受信する方法とを図示する。一実施形態では、センサアレイ1220は、2次元アレイに配設される200,000個の要素200を備える(すなわち、500×400個の要素アレイ)。例えば、アレイ1220の底部の要素の横列に接続する、アレイ1220の500個の導体が、1つずつ、または種々の群で、入力信号発生器1202に接続されなければならない一方で、アレイ1220の上の縦列に接続する、アレイ1220の400本の線は、例えば、1つずつ、または種々の群で、例えば、インピーダンス計またはドップラ回路に接続されなければならない。このタスクは、マルチプレクサ1225によって達成される。
別の実施形態では、センサアレイ1220は、約25,000個から約64,000個の要素200を含むことができる(例えば、80×80×200ミクロンの要素を用いて)。さらに別の実施形態は、約16,000個の要素200を含むことができる(例えば、200×200×500ミクロンの要素を用いて)。
実施形態では、マルチプレクサ1225は、4つの同一のASICに組み込まれる(図10参照)。これらの4つのASICは、アナログマルチプレクサ、増幅器、検出回路、および論理を備える。好ましい実施形態では、センサアレイ1220への入力信号の電圧は、ASICが3ミクロン幾何学形状を使用して構築されること、および5オーム未満のスイッチインピーダンスを実現することを可能にする、8ボルト未満に制限される。これらのASICのそれぞれの4つの基本セクションは、(1)本明細書で説明されるようなマルチプレクサ、(2)増幅器/自動利得コントローラ、(3)ドップラ検出器、および(4)デジタル信号プロセッサ(DSP)インターフェースである。アイテム(2)から(4)の構造および実装は当業者に公知である。
実施形態では、マルチプレクサ1225は、17個の16:1マルチプレクサを備え、したがって、選択されるように1つの出力または16個の出力をもたらす。マルチプレクサにおける各スイッチの機能は、長さ272ビットおよび幅2ビットであるシフトレジスタ1302によって判定される(図13B参照)。シフトレジスタ1302の搭載およびクロッキングは、当業者に公知となるカウンタおよび論理を備える、コントローラ1230によって行われる。図13Aに示されるように、センサアレイ1220の導体は、接地、信号入力発生器1202に接続することができるか、または接続されていない状態となり得る(高インピーダンス)。マルチプレクサ1225Aは、最低「オン」抵抗のために設計される。マルチプレクサ1225Bは、センサアレイ1220の片側の全ての(256個の)導体を、1つまたは16個の感知ノードに接続する。例えば、電圧感知のために、適正なセンサ要素が選択され、使用されるように、マルチプレクサ1225Aおよび1225Bの両方が、同じ機能論理(すなわち、コントローラ1230)に接続される。感知のために選択された要素または要素群の付近にある、要素の縦列および横列は、結合および干渉を防止するように接地に切り替えることができる。
図13Bは、本発明による、マルチプレクサ1225のスイッチを制御する方法を図示する。本明細書で説明されるように、アレイ1220の導体に接続されるマルチプレクサ1225の各スイッチは、接地に接続される、信号入力発生器1202に接続される、または開放(高インピーダンス)といった、3つの状態のうちの1つになり得る。これは、例えば、図14に示されるように、2つのCMOSゲートを使用して実装することができる。次いで、各スイッチの位置を制御するために、長さ272ビットで幅2ビットのシフトレジスタを使用することができる。コントローラ1230からのビットは、マルチプレクサ1225のスイッチの位置を制御するようにシフトレジスタ1302へ偏移される。実施形態では、新しいビットがシフトレジスタ1302へ偏移されている際に、マルチプレクサスイッチが一定のままであるように、シフトレジスタ1302は、ラッチを使用してマルチプレクサ1225のスイッチに連結される。この実施形態を実装する方法は、当業者に公知となるであろう。本発明の範囲から逸脱することなく、マルチプレクサ1225の機能性を実装するための他の手段を使用することができる。
図14は、本発明の実施形態による、電圧検出器例1244を図示する。当業者によって理解されるように、特定の導体に連結された全ての要素が信号源(すなわち、入力信号発生器1202)から引き出しているため、センサアレイ1220の各導体における電圧降下は、アレイの要素の電圧降下と比較して大きい。各要素が500オームのインピーダンスを有する場合、並列に接続された400個の要素のインピーダンスは、1.25オームである。しかしながら、この状況は、要素の真の出力電圧を測定するために第2のマルチプレクサを使用することによって、補うことができる。図14で見ることができるように、マルチプレクサ1406のスイッチの前の増幅器1404の仮想ゼロ点を移動させるために、マルチプレクサ1402が使用される。
本明細書で説明されるように、開口の選択、センサアレイ1220の中でのそれらの相対位置、および同時に操作されることを目的としている開口の数は、マルチプレクサ1225の論理の複雑性に影響を及ぼす。したがって、好ましい実施形態では、この論理は、DSPを使用して実装される。デバイス1200の動作モードは、モードスイッチを使用して、上記で説明される4つの同一のASIC上で選択することができる。これらのモードスイッチは、マルチプレクサ1225Bの出力を出力信号プロセッサ1240の適正な検出器に方向付けるようにスイッチ1250(図12参照)を操作するために使用することができる。
インピーダンス検出器1242の動作、信号走時検出器1246、およびドップラ偏移検出器1248を以下で説明する。本明細書の説明を考慮すると、これらの検出器の機能性を実装する回路が、当業者に公知となるであろう。
出力信号プロセッサ1240の出力は、生体測定データである。このデータは、メモリコントローラ1260を使用してメモリ1270に記憶することができる。図21は、本発明の実施形態による方法のフローチャートである。この生体測定データの使用を以下で説明する。
図15は、本発明の実施形態による、走査速度を増加させ、センサアレイ1500におけるクロストークを最小化するための手段を図示する。図15で見られるように、複数の要素が同時に能動的となり得て、クロストークを最小化するための第1の手段は、アレイ1500の能動要素1502を地理的に分離することである。本明細書で説明されるように、センサアレイ1500にわたって走査するにつれて、能動要素1502とともに移動する、動的接地スキーム(すなわち、能動要素1502の付近にある要素1504を接地に連結する)を使用することができる。これは、全ての感知された周波数に対するファラデーケージを維持しながら、接地への静電容量結合および電気クロストークを低減する。加えて、クロストーク、それにより、選択された要素1502の付近での寄生電流を低減するために、間質性充填材を使用することができる。アレイ1500の他の要素、例えば、要素1506が、開放している導体に接続される。
(本発明の方法例の実施形態)
図16は、本発明の実施形態による方法1600のフローチャートである。方法1600は、2つのステップ1610および1620を含む。ステップ1610では、生体、例えば、指または手が、圧電セラミックアレイに近接して配置される。ステップ1620では、出力がセンサアレイから取得される。取得された出力は、例えば、指または手がセンサアレイに近接して配置された、個人の身元を認識または検証するために使用することができる、生体測定データを取得するように、以下で説明されるように処理される。
ステップ1610および1620のそれぞれを、上記で説明されるデバイス1200の種々の動作モードに関して、以下でさらに説明する。
本明細書で説明されるように、識別デバイス1200は、取得される生体測定データに応じて、異なるモードで操作される。デバイス1200を使用して取得することができる生体測定データは、指紋、骨地図、細動脈血流、および/または毛細管血流を含む。
図17は、本発明の実施形態による、指の指紋を取得するために識別デバイス1200を使用することを図示する。図17に見られるように、指1702がデバイス1200のセンサアレイ1220に近接して配置される。好ましい実施形態では、センサアレイ1220は、圧電セラミックセンサアレイ700と同様である。
指1702の2つの指紋の隆起1704が、保護遮蔽702と直接接触している。指1702の指紋のくぼみ(すなわち、空洞)1706は、保護遮蔽702と直接接触していない。図17で見ることができるように、隣接する指紋の隆起1704の間に、約6個の圧電セラミック要素200がある。
最初に、デバイス1200は、節電モードである。このモードは、移動バージョンのデバイス1200でバッテリ寿命を延長するために特に有用である。指1702が力をセンサアレイ1220に印加すると、起動回路1800(図18参照)がデバイス1200をオンにするように動作する。
起動回路1800は、コンデンサ1802と、ダイオード1804と、スイッチ1806とを備える。指1702が力を圧電セラミック要素200に印加すると、要素によって電圧が発生させられ、コンデンサ1802に電荷を蓄積させる。十分な電荷が蓄積されると、そのように産生される電圧が、スイッチ1806をオンにさせる。電圧源1808は、いったんスイッチ1806がオンになるとデバイス1200に電力供給するために使用される。電力は、ターンオフ回路(図示されていない放電レジスタ)を使用してコンデンサ1802が放電されるまで、デバイス1200に供給され続ける。
デバイス1200が起動した後、デバイス1200は、指1702の指紋を取得するように処理することができる、センサアレイ1220からの出力を取得するために、インピーダンス検出モードまたは減衰モード(電圧モード)で操作することができる。これらのモードのそれぞれを以下で説明する。
圧電センサ200の要素の出力は、デバイスとの指の接触点の重心を判定するように合計することができる。したがって、デバイスを横断する指の移動を感知することができ、センサ200をポインティングデバイスとして使用することができる。例えば、相互接続された視認デバイス上で指し示すために、圧電センサ200と接触している指の重心を使用することができる。センサ要素の合計はまた、ユーザが少なすぎる力または過剰な力で押しているかどうかを判定するために使用することもでき、結果をユーザにフィードバックすることができる。
図18に示された実施形態は、相互接続された視認デバイス上で選択を行うためにスイッチとして使用することもできる。例えば、アナログ・デジタル変換器(図示せず)がコンデンサ1802に連結される場合、コンデンサ1802にわたる電圧は、ユーザによって選択を行うために対話形式で使用することができるデジタル信号に変換される。ユーザがセンサ200に印加される圧力を変化させるにつれて、コンデンサ1802にわたる電圧が変化する。アナログ・デジタル変換器は、この時間的に変化する電圧を、例えば、00000000(基礎2)から11111111(基礎2)の間の一連の数に変換する。アナログ・デジタル変換器の出力は、周期的にサンプリングされ、選択を行う、および/または示すために使用される(例えば、数字をプロセッサへ入力し、特定の選択を行う、および/または示すために使用することができる)。視認デバイス上のグラフィカルユーザインターフェースは、フィードバックをユーザに提供し、センサ200に印加された圧力に基づいて、可能な選択のうちのどれがユーザによって選択されているかをユーザに示す。選択を変更するために、ユーザは単純に、より多くの、または少ない圧力をセンサ200に印加する。
(インピーダンスモード)
図19は、本発明の実施形態による、指紋のくぼみ1706によって負荷が与えられる単一の圧電要素200のインピーダンスを図示する。約19.8MHzの周波数において、指紋のくぼみによって負荷が与えられる要素200のインピーダンスは、約800オームである。20.2MHzの周波数において、インピーダンスは約80,000オームである。20MHzの周波数において、インピーダンスは約40,000オームである。図19が図20と比較されると分かるように、指紋のくぼみによって負荷が与えられる要素200の絶対インピーダンスと、指紋のくぼみ1706に負荷が与えられる要素200の周波数とのインピーダンスの変化との両方は、指紋の隆起で負荷が与えられる要素200とは有意に異なる。この差異は、指紋データを産生するように出力信号プロセッサ1240によって処理することができる、センサアレイ1220の出力を取得するために使用することができる。
図20は、本発明の実施形態による、指紋の隆起1704によって負荷が与えられる単一の圧電セラミック要素200のインピーダンスを図示する。図20で見ることができるように、約19.8MHzの周波数において、指紋の隆起によって負荷が与えられる要素200のインピーダンスは、約2,000オームである。20.2MHzの周波数において、インピーダンスは約40,000オームである。20MHzの周波数において、インピーダンスは約20,000オームである。したがって、指紋の隆起で負荷が与えられる要素200の絶対インピーダンスと、指紋の隆起で負荷が与えられる要素200の周波数とのインピーダンスの変化との両方は、指紋のくぼみで負荷が与えられる要素200とは有意に異なる。
インピーダンスモードで動作する時に、識別デバイス1200は、要素200の絶対インピーダンスおよび/または周波数との要素200のインピーダンスの変化を判定して、所与の要素200が指紋の隆起1704または指紋のくぼみ(空洞)1706によって負荷が与えられているかどうかを判定する。要素200のインピーダンスの尺度を取得するためには、入力信号発生器1202が、マルチプレクサ1225Aを使用してセンサアレイ1220の要素に入力される低電圧パルスを産生するために使用される。
マルチプレクサ1225Bにおいて取得される出力信号は、アレイ1220の要素200の絶対インピーダンスに関係付けられる。これらの出力信号は、アレイ1220の要素の絶対インピーダンスの尺度を判定するように、スイッチ1250によってインピーダンス検出器1242に送られる。指紋を取得するためには、所与の要素200が指紋の隆起または指紋のくぼみによって負荷が与えられているかどうかを、インピーダンス検出器1242が判定できることのみが必要である。特定の要素200が指紋の隆起または指紋のくぼみによって負荷が与えられているかどうかという、これらの判定は、指1702の指紋を表すピクセルデータを生成するために使用することができる。指紋は、メモリ1270に記憶される。指紋はまた、以下で説明されるように他のデバイスに伝送することもできる。
2つの異なる入力信号周波数を使用して、指1702の指紋が2回走査される場合、周波数との要素200のインピーダンスの変化を計算することができる。本明細書ですでに説明されているように、周波数との要素200のインピーダンスの変化は、要素200が指紋の隆起または指紋のくぼみによって負荷が与えられているかどうかに応じて異なる。図12で見ることができるように、入力信号発生器1202によって生成される入力信号は、出力信号プロセッサ1240に供給される。したがって、出力プロセッサ1240は、センサアレイ1220に入力されている信号の周波数および電圧の両方を判定することができる。
オペアンプを使用して、インピーダンス検出器回路(図示せず)を実装することができる。マルチプレクサ1225Bの出力が、オペアンプの負のポートに供給され、増幅された信号が出力ポートで取得される。当業者に公知となるように、オペアンプの正のポートが接地に連結され、オペアンプの負のポートと出力ポートとの間に抵抗が配置される。
出力ポートにおける増幅電圧が所定の閾値電圧を超えた場合、測定されている特定の要素200は、指紋の隆起によって負荷が与えられている。これは、(所与の周波数について)指紋の隆起によって負荷が与えられる要素200の絶対インピーダンスが、指紋のくぼみによって負荷が与えられる要素200のインピーダンスの約半分であるという事実による。したがって、指紋の隆起によって負荷が与えられる要素200からオペアンプに提供される出力信号の電圧は、指紋のくぼみによって負荷が与えられる要素200からオペアンプに提供される出力信号の電圧の約2倍である。
一般に、より大きい個々の要素(例えば、約40ミクロン×100ミクロンより大きい)を含む、より小さい圧電セラミックセンサアレイ(例えば、約100,00より少ない要素)と関連して、わずかに異なる処理技法を使用することができる。例えば、例示的な圧電セラミック要素は、誘電体としてPZTを有するコンデンサから構成されることができる。PZTの誘電率は、比較的高くなり得る(例えば、1500クーロン/ボルト・メートル以上)。
1500では、圧電効果が、コンデンサを電圧下で機械的に拡張または収縮させる。種々の周波数において、要素は、波長の相互作用、要素における音速、および要素の物理的寸法に基づいて、優先的振動または締め付けを呈する。最も有用な振動は、1つの例示的実施形態では7.6および8.3MHzである、直列および並列共振である。周波数が増加するとともに、コンデンサのインピーダンスの期待された指数関数的低下は、エネルギーが消費されるか、または消費されない際に、これら2つの周波数において逸脱を有する。
指紋の隆起への機械的連結の点広がり関数は、並列共振についてオフセットされることが発見されている。この概念は、空間要素周波数の最大4倍の空間サンプリング周波数を促進する。加えて、くぼみがエネルギーの伝達を引き起こさないので、隆起またはくぼみへの感度が非常にバイアスを受ける。しかしながら、隆起が高周波の音波を受け、隆起を通して遠くのくぼみを検出することができる。最終結果としては、センサが隆起よりもくぼみを良好に検出することができ、くぼみは要素のピッチよりもはるかに小さくなり得る。
(減衰/電圧モード)
上記のように、デバイス1200はまた、指の指紋1702を取得するように、減衰または電圧モードで動作することもできる。この動作モードは、センサアレイ1220が圧電セラミックアレイ(例えば、アレイ700)であろうと、圧電フィルムアレイ(例えば、アレイ750)であろうと、利用可能である。デバイス1200の減衰モードは、指紋の隆起1704によって負荷が与えられる要素200に付与されるエネルギーを指1702に伝達することができる一方で、指紋のくぼみ1706によって負荷が与えられる要素200に付与されるエネルギーを指1702に伝達することができないという原理に基づく。
減衰モードでは、入力信号発生器1202は、マルチプレクサ1225Aを使用してセンサアレイ1220の要素に提供される、高電圧パルス信号を産生する。図21は、1サイクルの入力パルスを図示する。しかしながら、入力信号は、典型的には1サイクルよりも長い。実施形態では、入力信号は、長さが約10サイクルである。これらの入力信号は、アレイの要素を振動させ、音波を産生させる。これらの音波は、要素から遮蔽層を通って、要素より上側の指紋の隆起1704へと進行することができる。遮蔽層の音響インピーダンスが指1702の音響インピーダンスに整合されるので、これらの音波は指紋の隆起1704の中へ入ることができる。指紋の隆起1704と遮蔽層との間の界面によって、音波への音響障壁は形成されない。したがって、指紋の隆起によって負荷が与えられる要素に付与されるエネルギーが放散される。指紋のくぼみによって負荷が与えられる要素の場合、要素に付与されるエネルギーは、より長期間にわたって要素に閉じ込められたままとなる。これは、指紋のくぼみの空気が音響障壁の役割を果たすためである。
いくつかのサイクル後に、アレイについて取得された出力信号の電圧が判定され、指1702の指紋を取得するように処理される。図22は、出力信号例を図示する。実施形態では、指紋の隆起1704によって負荷が与えられる要素に付与されるエネルギーが、指紋のくぼみ1706によって負荷が与えられる要素に付与されるエネルギーよりも迅速に放散されるため、指紋の隆起1704によって負荷が与えられる要素から取得される出力信号の電圧は、入力信号の電圧の約1/10しかない。この実施形態では、指紋のくぼみ1706によって負荷が与えられる要素から取得される出力信号の電圧は、入力信号の電圧の約1/2である。この電圧の差は、電圧検出器1244によって検出し、指1702の指紋を生成するように処理することができる。電圧検出器1244を実装するために手段が上記で説明されている。他の手段が当業者に公知となるであろう。
(ドップラ偏移およびエコーモード)
識別デバイス1200は、少なくとも2つの他のモードで操作することができる。これらのモードは、信号走時(エコー)モードおよびドップラ偏移モードである。エコーモードはまた、撮像モードと呼ぶこともできる。これらのモードは、以下で説明されるように、骨地図、細動脈・静脈地図、細動脈血流、および毛細管血流等の生体測定データを取得するために使用される。これらの生体測定および/または他の生体測定の組み合わせも取得することができる。例えば、細動脈血流の毛細管血流等に対する比を取得し、宿主の感情状態または健康を示すために使用することができる。
図23は、本発明の実施形態による、生体測定情報を取得するために、エコーまたはドップラ偏移モードで動作する識別デバイス1200をどのように使用することができるかを図示する。本明細書で説明されるように、音波を産生するように、高電圧信号をセンサアレイ1220の要素に入力することができる。これらの音波は、指1702を通って進行し、例えば、指1702の骨、指1702の爪、または指1702の中で流れる血液等の指1702の種々の特徴によって反射される。
図24は、本発明の実施形態による、3次元骨地図を取得するために識別デバイス1200がどのように使用されるかを図示する。指1702の骨2402の地図を生成するために、デバイス1200は、そのエコーモードで操作される。皮膚表面から指1702の中へ進行する音波は、骨2402の骨構造から反射される。この構造は、それが引き起こす大きなエコー振幅から識別することができる。エコー走時は、センサから骨への距離の尺度であるため、骨2402の形状の3次元地図を実現することができる。
骨2402の地図を取得するために、高電圧パルス入力信号が入力信号発生器1202によって生成され、アレイ1220の要素に提供される。この入力信号は、要素に指1702の中へ進行する音波を生成させる。図24に示されるように、アレイ1220の特定の要素200のみが、所与の時に音波を活発に生成している。本発明によれば、本明細書で説明されるように、コントローラ1230およびマルチプレクサ1225を使用して、能動音波伝送および受信装置が構成され、センサアレイ1220を横断して移動(走査)させられる。生成された音波は、指1702を通って進行し、骨2402の構造によって反射される。次いで、これらの反射された音波は、受信装置によって検出される。音波の走時は、デバイス1200の検出器1246によって取得され、骨構造がアレイ1220からの種々の距離で位置するかどうかを検出するために使用される。当業者に公知となるように、この動作モードは、レーダが動作する方法と同様である。
音波の波長および選択される開口は、伝送および受信ビーム形状を画定する。本発明によれば、種々の開口サイズおよびビーム指向性を形成することができる。図25は、本発明の実施形態による、骨2402の骨地図を取得するために使用することができるビーム指向性例を図示する。他のビームも使用することができる。
図26は、本発明の実施形態による、細動脈血流情報を取得するために識別デバイス1200がどのように使用されるかを図示する。動脈2602および毛細血管2604が、指1702について示されている。図26で見られるように、細動脈血流は、感知アレイ1220の表面に平行である。
細動脈血流データは、ドップラ偏移モードで動作している間にデバイス1200から取得される。動脈2602の中を流れる赤血球から後方散乱されたドップラ偏移信号を受信するために、センサアレイ1220の伝送および受信指向性ビームパターンは、1つ以上の重複体積2606を形成しなければならない。
図27は、重複体積2606を形成する、本発明の実施形態による、伝送開口2610Aおよび受信開口2610Bを図示する。伝送開口2610Aおよび受信開口2610Bを作成するための1つのアプローチは、2波長(600ミクロン)のピッチで離間される、約6波長平方未満の開口(例えば、一辺が300ミクロンまたは6つの要素)を作製することである。これらの開口は、約30度で副ビームまたは格子ローブを作成し、細動脈血流を検出するために適切な深さで重複体積2606を形成する。図28は、本発明の実施形態による、そのような開口によって形成される伝送および/または受信ビームを図示する。他の開口も使用することができる。格子ローブを作成することができる角度は、本明細書の説明を考慮すると当業者に公知となるように、開口間のピッチの比および生成される音波の波長によって制御される。
図26および27で見られるように、開口2610Aによって産生される音響エネルギーは、動脈2602の中で流れる血球によって散乱され、開口2610Bにおいて受信される。開口2610Aを構成するアレイ1220の要素に提供される入力信号は、高電圧連続波信号である。この入力信号はまた、ドップラ偏移検出器1248に対する参照信号として出力信号プロセッサ1240に提供される。この入力または参照信号は、ドップラ偏移情報を取得するように、ドップラ偏移検出器1248によって、開口2610Bから受信された出力信号と混合される。ドップラ偏移検出器1248を実装するための回路は、関連技術で公知であり、したがって、ここでは再現しない。
図29は、本発明の実施形態による、毛細管血流情報を取得するために識別デバイス1200がどのように使用されるかを図示する。図29で見られるように、毛細管血流は、センサアレイ1220の表面に垂直な方向にある。細動脈流から毛細管流を分離するために、9つの要素(3×3、150ミクロン平方)の複数の開口を選択することができる。この開口は、センサ1220の多くの部分で同時に複製することができる、非常に狭く接近した感度の領域を作成する。開口の感度は、複数の開口のドップラ信号をともに加算することによって増加させることができる。開口の感度は、アレイ1220の表面に最も近い指1702の2分の1ミリメートルで集中する。図30は、本発明の実施形態による、毛細管血流を検出するために使用することができる、伝送および/または受信ビーム指向性を図示する。
血流を検出するためにデバイス1200を使用する時に、パルスドップラ実施形態を使用することは、同じ開口に伝送および受信機能の両方を果たさせるという利点を有する。加えて、受信した信号をゲートで制御することによって、血流パターンを取得するように、明確なサンプル体積に起因する後方散乱情報のみが分析される。
図31は、デバイス1200を使用して生体測定データを取得するためのより詳細な方法3100のフローチャートである。圧電フィルムセンサアレイを有するデバイス1200の特定の実施形態を参照して、方法3100を説明する。
ステップ3102では、最初のピクセルまたはピクセル群を検出するように、デバイス1200が起動され、圧電フィルムセンサアレイ1220が切り替えられる。コントローラ1230は、マルチプレクサ1225Aおよび1225Bを、指定された最初のピクセルまたはピクセル群に切り替える。一実施例では、圧電フィルムセンサアレイ1220は、512×512ピクセルアレイである。マルチプレクサ1225Aおよび1225Bはそれぞれ、検出されている最初のピクセルまたはピクセル群の指定されたアドレスにおいて、特定のグリッド線(導体)をアドレス指定および/または選択するために使用される。
ステップ3104では、入力信号が圧電フィルムアレイ1220に印加される。パルスが1つの30MHZサイクルで印加される。発振器1204は、30MHZで振動信号を生成する。マルチプレクサ1225Aは、入力パルスを最初のピクセルまたはピクセル群に転送する。この入力信号はまた、コントローラ1230および出力信号プロセッサ1240にも送信される。
ステップ3106では、出力信号が圧電フィルムアレイ1220から取得される。出力信号プロセッサ1240は、ピクセルにおいて信号を検出する前にいくつかのサイクルを待つ。例えば、入力信号発生器1202から送信された信号に応じて、出力信号プロセッサ1240は、入力パルスがピクセル(またはピクセル群)に印加された後にいくつかのサイクルを待つ。ステップ3108では、待機が完了すると、例えば、電圧検出器1244を使用して、電圧が上昇させられる。
例えば、1つの30MHZサイクルは、約33ナノ秒に対応する。待機は、約5サイクルまたは150ナノ秒となり得る。発振器の周波数および/または他の設計配慮に応じて、他の待機持続時間(例えば、より多数または少数の期間)を使用することができる。この待機は、上記で説明されるように、ピクセルにおける印加された電気パルスに応じて、指紋の隆起の存在によるリングダウン振動が発生することを可能にする。
ステップ3108では、フィルタに掛けられた電圧が出力信号プロセッサ1240によって上昇させられ、検出された電圧を表すグレースケールまたはバイナリピクセル値が出力される(ステップ3110)。フィルタ回路(図示せず)は、約30MHzの周波数を中心とした通過帯域で出力電圧信号を検出するように出力電圧をフィルタにかける、帯域通過フィルタである。グレースケールまたはバイナリピクセル値は、画像メモリ1270に記憶するためにメモリコントローラ1260に出力される。一実施例では、出力されたグレースケールまたはバイナリピクセル値は、検出されたピクセルに対応する画像メモリ1270の中のアドレスに記憶される。
ステップ3112では、スキャンが完了したかどうかを判定するようにチェックが行われる。言い換えれば、500×400センサアレイ1220の中の各ピクセルが走査され、対応する出力値が画像メモリ1270に記憶され、蓄積されているかどうかを判定するように、チェックが行われる。スキャンが完了した場合には、ルーチンが終了する。次いで、例えば、指紋画像の捕捉が成功したことを示すように、信号または他の指示を生成し、デバイス1200から出力することができる。スキャンが完了していない場合には、次のピクセルまたは次のピクセル群を検出するように、圧電フィルムセンサアレイ1220が切り替えられる(ステップ3114)。次いで、制御が、次のピクセルまたは次のピクセル群においてステップ3104から3112を行うように戻る。
上記で説明されるように、単一のピクセルまたはピクセル群において電圧値を検出するように、圧電フィルムセンサアレイ1220をマルチプレクサ1225によって切り替えることができる。一般に、ピクセルを走査するための任意のパターンを使用することができる。例えば、ピクセルのラスタスキャンを行うことができる。ピクセルは、横列ごとに、または縦列ごとに走査することができる。
1つの好ましい実施例では、複数のピクセル群が所与の瞬間に読み取られる時に、ピクセル群の中の各ピクセルは、所定の距離によって分離される。このようにして、隣接するピクセルにおけるリングダウン振動からの干渉効果が最小化または回避される。一実施例では、所与のサイクルで検出されるピクセルは、少なくとも8ピクセルの最小距離によって分離される。このようにして、隣接するピクセル間のリングダウン振動が有意に減衰させられる。
(本発明の用途例)
(生体測定捕捉デバイス)
図32は、本発明の実施形態による、生体測定デバイス3202を図示する。デバイス3202は、本発明の実施形態による、センサアレイ3204を有する。デバイス3202は、本発明の実施形態によれば、具体的には、指紋データを取得し、記憶するために適合される。デバイス3202は、例えば、警察の職員によって使用されることを目的としている。
(移動生体測定捕捉デバイス)
図33は、本発明の実施形態による、移動生体測定デバイス3300を図示する。デバイス3300は、デバイスの一端に本発明によるセンサアレイ3302と、反対端にハンドル3306とを有する。デバイスの回路は、デバイスの一部分3304の中に位置する。デバイス3300は、電池式である。デバイス3300も、例えば、警察の職員によって使用されることを目的としている。
(無線送受信機生体測定デバイス)
図34は、本発明による、無線送受信機生体測定デバイス3400を図示する。デバイス3400は、例えば、電子署名デバイスとして一般大衆によって使用されることを目的としている。
デバイス3400は、本発明による、指紋等の生体測定データを取得するためのセンサ3402を有する。デバイス3400は、ユーザへの通信情報のための3つの指示灯3404を有するものとして示されている。
図35は、無線送受信機生体測定デバイス3400のより詳細な図を図示する。図35で見ることができるように、センサ3402は、バッテリ3504によって電力供給される。デバイス3400は、情報を送信し、他のデバイスから情報を受信するために使用することができる、アンテナ3502を有する。デバイス3400は、BLUETOOTH(登録商標)無線技術に適合するように作製することができる。キーリング3506をデバイス3400に取り付けることができる。図36および37によって図示されるように、デバイス3400は、多数の可能な用途を有する。
(電子販売および/または商取引)
図36は、電子販売取引を完了するために、無線送受信機生体測定デバイス3400を使用することを図示する。商取引のステップ1では、買物をしたい個人の指紋を取得するためにデバイス3400が使用される。次いで、デバイス3400が、レジ3602に連結されたデバイスに指紋を伝送し(ステップ2)、レジが指紋を第三者検証サービス3604に送信する(ステップ3)。第三者検証サービスは、受信された指紋をデータベースに記憶された指紋データに整列させることによって、購入者の身元を検証するために受信された指紋を使用する(ステップ4)。次いで、購入者の身元を、レジ3602(ステップ5)に、およびクレジットカードサービス3606(ステップ6)に送信することができる。クレジットカードサービスは、レジ3602から受信された販売情報を承認するため(ステップ7)、およびクレジットカードの不正使用を防止するように、第三者検証サービスからのデータを使用する。いったんレジ3602が購入者の身元の検証、および購入者がクレジットカードサービスを使用する権限を与えられているという検証を受信すると、レジ3602は、デバイス3400に通知してクレジットカード番号を送信することができる(ステップ8)。次いで、レジ3602が、クレジットカード番号をクレジットカードサービス3606に送信することができ(ステップ9)、次いで、クレジットカードサービスが売主の銀行口座に送金し(ステップ10)、販売取引を完了する。これらのステップは、どのようにしてデバイス3400を電子署名デバイスとして使用できるかを例証し、本発明を限定することを目的としていない。
(他の無線送受信機生体測定デバイスの用途)
図37は、無線送受信機生体測定デバイス3400が適している、他の用途を図示する。例えば、デバイス3400は、アクセス制御の構築、法の執行、電子商取引、金融取引のセキュリティ、従業員の時間および出席の追跡、法、人事、および/または医療記録へのアクセスの制御、輸送のセキュリティ、Eメール署名、クレジットカードおよびATMカードの使用の制御、ファイルセキュリティ、コンピュータネットワークセキュリティ、アラーム制御、ならびに個人の識別、認識、および検証に使用することができる。これらは、具体的にはデバイス3400、および一般的に本発明の多くの有用な用途のうちのいくつかにすぎない。デバイス3400および本発明の付加的な用途は、本明細書の本発明の説明を考慮すると、当業者に明白となるであろう。
(パーソナルエリアネットワークの用途)
本明細書で説明されるように、本発明の実施形態は、パーソナルエリアネットワークの一部として他のデバイスと相互作用することが可能である。図38は、本発明による、無線送受信機生体測定デバイス3800の一実施形態である。デバイス3800は、上記のデバイス1200と同様の生体測定デバイスと、DSPチップ3802と、BLUETOOTH(登録商標)チップ3804と、ディスプレイ3806と、バッテリ3808とを備える。上記で説明されるように、デバイス1200は、本発明による、圧電セラミックセンサアレイ700と、4つのマルチプレクサ1225とを有する。
生体測定デバイス1200は、DSP3802に連結される。DSP3802は、デバイス1200を制御し、生体測定データを記憶する。DSP3802はまた、データを送受信するためのBLUETOOTH(登録商標)チップ3804に連結される。ディスプレイ3806は、デバイス3800のユーザに情報を伝達するために使用される。デバイス3800は、バッテリ3808によって電力供給する。当業者によって公知となるように、BLUETOOTH(登録商標)は、短距離無線通信技術用のプロトコルおよびハードウェアを規定する協定である。本発明は、BLUETOOTH(登録商標)技術のみを実装することに限定されない。他の無線プロトコルおよびハードウェアも使用することができる。
無線送受信機生体測定デバイス3800は、個人がデバイス3800の約30フィート以内の互換デバイスと通信することを可能にする。デバイス3800は、例えば、電話、携帯電話、パーソナルコンピュータ、プリンタ、ガスポンプ、レジ、現金自動預け払い機、ドアロック、自動車等と接続することができる。デバイス3800は、パーソナルエリアネットワークまたはピコネット内の任意の互換デバイスに接続し、それと情報またはデータを交換することができるため、デバイス3800は、任意のデバイスに、またはそれを必要または要求する任意の過程あるいは商取引のために、標準化された安全な識別または認証トークンを供給することができる。
(公共サービス層の用途)
本発明は、BLUETOOTH(登録商標)スタックの上層で「公共サービス層」(PSL)を提供する。PSL層は、相互に通信可能に連結されたBLUETOOTH(登録商標)デバイスに対する識別およびアクセス制御を合理化する。実施形態では、PSL層は、指紋スキャナによって提供される指紋生体測定信号に基づく認証および識別を支援する。一実施例では、無線送受信機生体測定デバイス3800は、指紋生体測定信号を提供するために、BLUETOOTH(登録商標)プロトコルスタックを含むBLUETOOTH(登録商標)モジュールとともに使用することができる。例えば、Jennifer Bray and Charles Sturman、Bluetooth(登録商標).TM.Connect without Cables,Prentice−Hall,Upper Saddle River,N.J.2001(ブロック全体が参照することによりその全体で本明細書に組み込まれる)、およびBrent Miller and Chatschik Bisdikian,Bluetooth(登録商標) Revealed,Prentice−Hall,Upper Saddle River,N.J.2001(ブロック全体が参照することによりその全体で本明細書に組み込まれる)による、BLUETOOTH(登録商標)モジュール、プロトコルスタック、および準拠デバイスの説明を参照されたい。
実施形態では、PSL層機能性は、プロトコル(仕様とも呼ばれる)によって定義される。PSL層は、ピコネット内のデバイスからの単純な要求を解釈し、所定の形態の能力および能力のレベルで承認する。BLUETOOTH(登録商標)器具の業者は、本発明のPSL層でサービスを追加して、製品の特徴を強化することができる。
PSL層は、ほとんどの場合、デバイスが支援した機能性群のうちの1つを要求したPSL要求が放送されるまで、デバイスの通常機能に対して透過的に作用する。1つの最低レベルの支援は、スキャッタネットを拡張するのに役立てて、満たされていない要求を再放送し、最終的に、要求された機能を伴うデバイスを見出す。このようにして、PSL要求を果たすように、要求デバイスの範囲外の他のデバイスに連絡することができる。
図39は、本発明による、BLUETOOTH(登録商標)デバイス3910、39200を連結するピコネット例3900の概略図である。デバイスBLUETOOTH(登録商標)は、公共サービス層およびBLUETOOTH(登録商標)スタックまたはチップセットを伴う指紋スキャナである。公共サービス層は、認証および識別を支援することができる。デバイス3920は、任意のBLUETOOTH(登録商標)器具である。デバイス3920は、PSL層と、BLUETOOTH(登録商標)スタックまたはチップセットとを含む。ピコネット3900は、ピコネットのエリア内にある、スキャッタネット内にある、または他の通信リンクを通してピコネットに連結される、任意の数のBLUETOOTH(登録商標)デバイスを含むことができる。
タスクを完了することは、一連の分散BLUETOOTH(登録商標)器具の間で、多くの機能が一斉に果たされることを要求してもよい。ユーザは、タスクにおいて全ての機能を補うように、十分な器具を購入し、設置しなければならないであろう。PSLスキームは、器具がユーザ間で共有される際に、効率および費用節約を可能にし、場合によっては複数の用途を提供する。
PSL層の1つの動作例は、物理的アクセス制御である。無線送受信機生体測定デバイス3920のPSL層は、1つ以上の要求アクセス信号を送信または放送する。PSL層内のそのような要求アクセス信号は、抽出/整列/アクセスの要求と、BLUETOOTH(登録商標)を介した安全な周囲外からの検出された指紋を表すデータとを含むことができる。安全なエリアの内側のBLUETOOTH(登録商標)を伴うデスクトップPCの中のPSL層は、抽出/整列/アクセスのために無線送受信機生体測定デバイス3920から要求を受信し、プリントデータを、サーバに記憶することができる人事データに整列させ、許可されたアクセスをドアに送信する。次いで、BLUETOOTH(登録商標)ドアロックが開き、タスクが完了する。
節約は、アクセス制御、時間、および出席、人事追跡およびセキュリティの機能を果たすために、他の目的で使用されるデスクトップPCを使用することによって例証される。PCおよび無線送受信機生体測定デバイス3800が他のタスクに使用されるため、唯一のハードウェアは、BLUETOOTH(登録商標)ドアロックである。設置費用は最小であり、記録保持およびデータベース管理の利便性も最小である。このタスクに関与する3つの器具は、PSL標準に伝達しているだけの異なる業者から購入することができる。指紋抽出/整列/アクセスの機能は、パターン、細微、ローカル、または中心なり得るか、あるいはドアロックまたは無線送受信機生体測定デバイス3800を達成することなく、より優れたセキュリティおよび利便性のために、所与の時に変更することができる。所望であれば、例えば、ライト、空調装置、電話をオフまたはオンにすることを、このタスクに追加することができる。
節約における別の利点は、陳腐化である。BLUETOOTH(登録商標)ドアロック、BLUETOOTH(登録商標)空調、BLUETOOTH(登録商標)煙検出器、BLUETOOTH(登録商標)照明等が装着された建築物は、設置費用を伴わずに生体測定制御機器でアップグレードすることができる。
煙報知器および照明設備等の器具は、アラームとしての役割を果たし、公園、庭園、および駐車場における間隙を埋め、遠隔地のゲートにセキュリティおよび機能性を追加する、スキャッタネットの中へピコネットを拡張することができる。
BLUETOOTH(登録商標) PSL機能性とともに電話を市販することができ、緊急コードが受信された場合に911番に電話できることを意味する。BLUETOOTH(登録商標) PSLは、私的緊急サービス用の特定の番号に電話をかけるようにプログラムされる機能性を表す。
FIFOにおけるイベントの記録を取る、プロトコルを定義することができるため、誤報を追跡し、最小化することができる。
一実施形態では、PSL仕様は、以下で識別される要素を有する。
小数適合システムが含まれる。要求における小数位の数と同じくらい具体的となり得る関数について、要求が放送される。このようにして、製造業者は、デバイスが予想通りに利用可能である場合に、一連のデバイスにおいてタスクを保持することができる。必要とされる正確な機能番号(FN)によって要求が使用可能にされない場合、スキャッタネット内の次の最も近いFNが使用される。FN群は、開発領域の周辺で使用される。例えば、照明設備は、551.263というFNを有することができ、公益事業施設に500、照明に550、プラグインに551、卓上ランプに551.2、ハロゲン低電圧に551.26を示し、個人または企業(非排他的)によって551.263が構成される。551.263をオンにするという、この具体的な機能の要求は、その時点で唯一利用可能であり、55X照明群に限定されているが数値的に最も近い数字であるため、557.789壁面ネオンによって使用可能にされてもよい。FN551.26は、SPL仕様で定義することができ、この後の数字は製造使用のためのものであり、登録されてもよい。このようにして、照明製造業者は、視覚効果を編成するPC用のソフトウェアを供給してもよい。
要求デバイスまたはPSLマネージャ(ピコネットマスタデバイス)は、要求および機能を整合させるように、スキャッタネット内で仲裁することができる。
PSLはまた、どのようにして機能が割り当てられるかという構造を定義することもできる。FNは、最小の努力でドアロックの業者と交渉することを可能にする。PSLはまた、無線送受信機生体測定デバイス3800が主要な役割を果たすことができるタスク実装の洞察を、他の器具の製造業者に与える。
PSLにおける機能番号は、一実施例では、以下のように要求および機能適合性についてグループ化される。
100 緊急
200 通信
300 セキュリティ
400 位置
500 設備および公共施設
600 娯楽
700 計算および情報
800 輸送
900 その他
副次的機能群は、一実施例では、以下のように定義される。
210 インターネット接続(ローカルDBへの信任状の転送用)
310 PINを介した個人識別
311 署名を介した個人識別
312 指紋を介した個人識別
313 声を介した個人識別
314 顔を介した個人識別
315 眼を介した個人識別
342 指紋特徴抽出整列
520 ドアロック
550 照明
要求およびイベントもPSL仕様で使用することができる。
オフ/オン/より多い/より少ないは、汎用要求である。ユーザ特有の要求は、仕様の中に入らない。ACK、NAC等のイベントも、PSL仕様に追加することができる。
要求および肯定応答のプロトコルまたは構造は、パケットで放送される以下の特徴を含む。
(a)PSLは、このパケットがPSL機能要求であることを示す。
(b)FUNCTION NUMBERは、要求された機能を示す。
(c)REQUEは、行われる動作(オフ/オン、ロック/アンロック)を示す。
(d)KEYSは、パケットの権利が本物であることを証明する。(e)該当する場合、PAYLOADデータ。
PSL仕様は、暗号化、エラーチェック等のBLUETOOTH(登録商標)構造を繰り返すことができるが、そうする必要はない。
以下の一連の実施例は、いくつかの実際の用途でのPSL層を例証する働きをする。
助けて下さい、転倒して起き上がることができません。
a)BLUETOOTH(登録商標)警告ボタンを押し、緊急サービスが要求される。
b)スキャッタネット内のPCが、ワールドワイドウェブに接続し、請負サービス供給業者(第1レベル(好ましいレベル)のBLUETOOTH(登録商標)サービス)への電話を実行し、または失敗に加えて、あるいは失敗時に、次のレベルが生じる。
c)BLUETOOTH(登録商標)を伴う電話が、911番または録音メッセージを伴うサービスプロバイダ(第2レベルBLUETOOTH(登録商標)サービス)に電話し、または失敗時に次のレベルが生じる。
d)BLUETOOTH(登録商標)を伴う火災報知器が起動し(第3レベルの好ましくないが適用可能なBLUETOOTH(登録商標)サービス)、または失敗時に次のレベルが生じる。
e)煙検出器が、注意を引き付けようとして可聴警報で起動する(第4レベルの好ましくないが適用可能なBLUETOOTH(登録商標)サービス)。
f)スキャッタネット内の自動車が、その警笛を起動し、そのライトを点滅させて、職員に緊急事態を警告する。(第5レベルの好ましくないが適用可能なBLUETOOTH(登録商標)サービス)
オフィスにアクセスしたい。
a)無線送受信機生体測定デバイス3800を押す。
b)無線送受信機生体測定デバイス3800が、オフィス内のサーバに接続されたBLUETOOTH(登録商標)を伴うPCから、指紋識別機能を要求し、交渉する。
c)次いで、サーバが、BLUETOOTH(登録商標)を伴うドアロックが外されることを認証した。
空港を通過したい。
a)信用の低いIDを用いたキオスクを介した手荷物チェックイン
b)キオスクでのIDを用いた座席割当およびゲート通過
c)IDを用いた手荷物受取
テレビ番組は、BLUETOOTH(登録商標)家庭に効果を追加して「13日の金曜日」の将来版を支援する、BLUETOOTH(登録商標) TVに放送することができる。
利益幅で相当良い商売をしたい。
a)無線送受信機生体測定デバイス3800を介して、自分のPCに自分の身元を検証する。
b)PCが、取引検証のログのための付加的なGPS位置を要求する。
本明細書の本発明の説明を考慮すると、他の実施例が当業者に明白となるであろう。本発明による公共サービス層は、任意の種類の指紋スキャナを含む、任意の無線送受信機生体測定デバイスとともに使用することができる。例えば、使用することができる指紋スキャナは、シリコンベースの指紋スキャナ、光学指紋スキャナ、圧電指紋スキャナ、圧電フィルム指紋スキャナ、および圧電セラミック 指紋スキャナを含むが、それらに限定されない。
(音響インピディオグラフィを使用した指紋センサ)
(とりわけ)光学、静電容量、RF、熱、および赤外線といった、いくつかの異なる種類の指紋センサ電気システムが市場にある。本特許は、音響インピディオグラフィの原理に基づく、新しい指紋センサ技術用の電気システムを説明する。
音響インピディオグラフィを使用した指紋センサは、特定用途向け集積回路(ASICまたはIC)、および感知要素として使用される機械共振器のアレイから構成される。感知要素のアレイは、図40に示されるように、横列および縦列で配設される複数の感知要素を含有する。
各感知要素は、ICの内側の伝送機および受信機を使用して、集積回路によって一意的にアドレス可能である。感知要素の各横列は、ICの内側の単一の伝送機に接続される。加えて、感知要素の各縦列は、図41に示されるように、ICの内側の単一の受信機に接続される。
ICは、感知要素の機械的振動を生じる電気信号を生成するために、その統合伝送機を使用する。この機械的振動は、各感知要素より上側および下側で音波を生成する。指の隆起およびくぼみは、個々の感知要素上で異なる音響負荷(またはインピーダンス)を提示する。このセンサ上の指の隆起およびくぼみの音響インピーダンスに応じて、感知要素によって生成される音波は、図42に示されるように異なる。
ASICは、センサアレイの各横列に接続された統合伝送機を有する。各伝送機は、「伝送機制御」ブロックによって個別に制御される。この制御ブロックは、各個別伝送機のタイミングを判定する。それはまた、各伝送機によって生成される信号の振幅を制御する。伝送機が、感知要素の共振周波数に整合する周波数を伴う正弦曲線状信号を生成することが有利である。機械共振器感知要素の直列または並列共振のいずれか一方(または両方)を使用することができる。図43に示されるような伝送機によって生成される所望の周波数を生成するために、プログラム可能な位相ロックループ(PLL)が使用される。
ASICは、センサアレイの各縦列に接続された受信機を有する。単一の伝送機が有効にされる場合、単一の感知要素を通って流れる電流の量を測定するために、受信機が使用される。各受信機パイプラインは、以下の要素から構成される。
入力ピン、
電流・電圧変換器/増幅器、
雑音フィルタ、
信号調整回路、
調整可能利得およびオフセット、
アナログ・デジタル変換器。
いったんアナログ信号がアナログ・デジタル変換器(ADC)によってデジタル信号に変換されると、図44に示されるように処理され、指紋画像に変換されるように、データ記憶システムの中へ記憶される。
受信機によって測定される電流の量は、個別感知要素のインピーダンスに反比例する。それ自体は、この感知要素上の隆起またはくぼみの音響インピーダンスに比例する。直列共振周波数において、指のくぼみのインピーダンスは、指の隆起のインピーダンスよりも低い。そして、並列共振周波数において、指の隆起のインピーダンスは、図45に示されるように、指のくぼみのインピーダンスよりも低い。
感知要素を通って流れる電流は、定常状態に達するまで、伝送機が有効になる時間から蓄積する。この蓄積時間は、感知要素の機械特性によるものである。隆起とくぼみとの間のインピーダンス差は、図46に示されるように、選択された感知要素において異なる電流振幅を生成する。
受信機パイプラインの中の各構成要素は、他の受信機パイプラインと共有することができる。構成要素を共有する能力は、ASICの内側の回路の量を低減する。図8は、「調整可能利得およびオフセット」ならびに「アナログ・デジタル変換器」が他の受信機と共有される、実施例を示す。「調整可能利得およびオフセット」ならびに「アナログ・デジタル変換器」に供給する各受信機から来る信号を切り替えるために、マルチプレクサが使用される。
パイプラインの中のマルチプレクサの配置は、用途および性能要件に応じて変化し得る。図47は、入力ピン以外のパイプラインの中の全構成要素が受信機間で共有される、実施例を図示する。
性能を向上させるためには、サンプルホールド回路を、パイプラインを時間スライスに細分化するために使用することができる。受信機パイプラインの異なるセクションが、異なる時に異なる感知要素データ上で稼働することができる。図48は、「サンプルホールド」回路が「信号調整」ブロックと「調整可能利得およびオフセット」ブロックとの間に挿入される、実施例を図示する。したがって、受信機入力ピンから「信号調整」ブロックへのセクションが次のセンサ要素データ上で稼働している一方で、「調整可能利得およびオフセット」から「アナログ・デジタル変換器」へのセクションは、現在のセンサ要素データ上で稼働している。
受信機パイプラインを時間スライスするという、この概念は、複数の「サンプルホールド」がパイプラインに沿って使用される、図50に示されるように、修正および拡張することができる。「電子クラウド」は、受信機パイプラインの中の任意の電気構成要素を表す。
図51は、いずれの「サンプルホールド」も伴わない、経時的な受信機パイプラインの中の感知要素からの電流を示す。
図52は、図49に示された同じ一組の「サンプルホールド」を伴う、経時的な受信機パイプラインの中の感知要素からの電流を示す。2つの異なる感知要素からの2組のデータ間の時間の重複を見ることができる。重複の量は、センサアレイの中の全感知要素をサンプリングするのに要する時間量に比例する。それ自体は、システム性能に比例する。
(結論)
本発明の種々の実施形態を上記で説明してきたが、それらは限定ではなく一例のみとして提示されていることを理解されたい。添付の請求項で定義されるような本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに形態および詳細の種々の変更が行われてもよいことが当業者によって理解されるであろう。したがって、本発明の広さおよび範囲は、上記の例示的実施形態のうちのいずれによっても限定されるべきではないが、以下の請求項およびそれらの同等物のみに従って定義されるべきである。

Claims (2)

  1. 感知デバイスであって、
    感知要素のアレイであって、各感知要素は1つ以上の機械共振器を含む、感知要素のアレイを備え、
    該感知要素は、音響インピディオグラフィ原理に基づいて動作し、
    該感知デバイスは、特定用途向け集積回路上に形成される、感知デバイス。
  2. 前記感知要素は、横列および縦列に配設される、請求項1に記載の感知デバイス。
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