JP2012517913A - 統合したビアとスペーサを設けたmemsデバイス - Google Patents

統合したビアとスペーサを設けたmemsデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2012517913A
JP2012517913A JP2011551224A JP2011551224A JP2012517913A JP 2012517913 A JP2012517913 A JP 2012517913A JP 2011551224 A JP2011551224 A JP 2011551224A JP 2011551224 A JP2011551224 A JP 2011551224A JP 2012517913 A JP2012517913 A JP 2012517913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
devices
vias
lower layer
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011551224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5192088B2 (ja
Inventor
オストロム、ロバート
Original Assignee
カペラ フォトニクス インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カペラ フォトニクス インコーポレイテッド filed Critical カペラ フォトニクス インコーポレイテッド
Publication of JP2012517913A publication Critical patent/JP2012517913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5192088B2 publication Critical patent/JP5192088B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0841Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting element being moved or deformed by electrostatic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81CPROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
    • B81C1/00Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate
    • B81C1/00015Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate for manufacturing microsystems
    • B81C1/00023Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate for manufacturing microsystems without movable or flexible elements
    • B81C1/00095Interconnects
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0866Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting means being moved or deformed by thermal means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B2201/00Specific applications of microelectromechanical systems
    • B81B2201/04Optical MEMS
    • B81B2201/045Optical switches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B2203/00Basic microelectromechanical structures
    • B81B2203/05Type of movement
    • B81B2203/058Rotation out of a plane parallel to the substrate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B2207/00Microstructural systems or auxiliary parts thereof
    • B81B2207/09Packages
    • B81B2207/091Arrangements for connecting external electrical signals to mechanical structures inside the package
    • B81B2207/094Feed-through, via
    • B81B2207/096Feed-through, via through the substrate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

MEMSデバイスおよび製造方法を開示する。上方層と下方層の間に挟まれた絶縁層を設けた底部基板をデバイス層に接合することができる。1つまたは複数のデバイスキャビティを形成するために、上方層の1つまたは複数部分を選択的に除去する。1つまたは複数のデバイスキャビティの下にある下方層を貫通して導電性ビアを形成し、この導電性ビアを下方層から電気的に絶縁する。デバイス層から複数のデバイスを形成することができる。各デバイスは対応するデバイスキャビティの上に重なっている。各デバイスは、デバイス層から形成した1つまたは複数の対応するヒンジによって、デバイス層の残りの部分と接続している。下方層の後面上に1つまたは複数の電気接触部を形成する。各接触部は対応する導電性ビアに電気的に接続している。

Description

本発明の実施形態は、後続の製造工程を柔軟にしながらスペーサの精度制御を提供する一方で、高密度相互接続を達成する、MEMSデバイスのMEMS製造工程に関する。より詳細には、本発明の複数の実施形態はMEMSデバイスアレイの一つの作成方法に関する。
(請求優先権)
本願は、2009年2月25日に出願された米国特許出願第12/392,947号の優先権の恩典を請求するものであり、その開示の全体は本願明細書中に参照により組み込まれている。
近年、MEMS2軸ミラーは正確なスペーサと電極層とを伴う。これは複数のウェーハ接合工程によって行われてきたため、製造歩留まりの低下を招いている。本発明は、スペーサ/電極スタックを1枚のスペーサ/ビア基板で置き換える。この工程によって、後続の工程に様々な接合方法を使用できるようになるため、製造工程の複雑性が軽減され、総歩留まりが向上する。MEMS技術はその実用性を、約10〜500μmの小型のミラー(マイクロミラー)の動作を電圧の印加によって行うことのできる光学に見出している。ミラー構造についての従来技術が多数存在する(見つかった引例)。一般には、ミラーが光学ビームを2つの次元に向けることができるため、2軸ミラーがより有用である。通常、これらの設計にはギンバルを設けたダブルヒンジが関与する。アクチュエータの設計には2つの種類がある。第1の種類は、アクチュエータをMEMSミラー層と同表面上の、しかしながら光学領域の外に設けるものである。これらのタイプのアクチュエータの例には、櫛歯駆動アクチュエータまたは熱式アクチュエータが含まれる。第2の種類は、MEMSミラーの下にアクチュエータを設けるものである。これらのタイプのアクチュエータは、総じて静電式である。第2の種類の構造は、高フィルファクタおよび/または高密度ミラーを必要とする用途でより一般に採用されている。これらの一例は特許文献1に記載され、また図1に示している。
図1に示すように、共通のシート材料からミラー1及び枠2が形成される。ミラー1は、シート材料から形成した薄型部材3によって枠2に接続している。この薄型部材3は、図1に示す平面に対して垂直に位置した回転軸に沿って配置されている。薄型部材3はねじりばねヒンジとして機能する。ミラー1は、自由に回転できるよう、キャビティ4の上にぶら下げられている。キャビティ4の中に電極5A、5Bが配置されている。電極5A、5Bは、ミラー1の一部の下に、薄型部材3が画定している回転軸の各側に1つずつ配置された状態で位置している。
ミラー1とその下の電極5A、5Bの一方との間に電位を付加すると、クレードルが面外、つまり支持枠2で画定された面の外において、その回転軸の周囲を電極に向かって回転する。薄型部材3によって生じたねじれ力は、引力を持った電極とクレードルとの間の静電力に対抗する傾向にある。ミラー1は、薄型部材3によって角度φで傾斜して画定された軸の周囲で回転することができる。この角度φは、通電した電極に印加された電圧、ミラーと電極との離れ具合、ヒンジのねじり剛性によって異なる。回転距離は、どの電極が通電しているかによって決まる。例えば、ミラー1と電極5Bの間に電位を付加すると、ミラー1が枠2の面外で、軸Xの周囲を回転することにより、ミラー1の電極5Bの上に位置した部分が電極に向かって下方に動く。
図1に示すタイプのデバイスでは、電極5A、5Bを互いに電気的に絶縁し、電圧印加時にこれらの間に大きな電流が流れることを回避する必要がある。実際、図1でミラーが左右両回りに傾斜できるようにするためには、2個の電極が必要である。2軸動作では、3または4個の電極が必要である。制御アルゴリズムを容易化するために、多くの場合、ミラー1個に付き電極4個が採用されている。
デバイスは静電力で動作されるので、電極及びミラー間の物理的隙間が非常に重要となる。デバイスの性能を確実にするためには、この隙間を高い精度で制御する必要がある。通常、隙間が小さい場合は、ミラーを特定の角度で傾斜させるのに必要な電圧は少なくて済む。しかしながら、最大角度(スナップ動作発生の前)は小さくなる。隙間が大きい場合には、ミラーを特定の角度に傾斜させるためにより高い電圧が必要となるが、これにより最大角度も拡大する。したがって、それぞれの用途に最適な隙間が存在する。
スルーウェーハ相互接続が市販されているが、或る統合解決法はこの統合スペーサなしでは利用できない。MEMSミラーの下にある電極に到達するためには、専用の電極層を使用して、MEMSミラーを設けていない領域にまで電極接触を生じさせ、次に、最上構造からのエッチングに到達する。これは、ウェーハの、MEMSミラーが形成されている範囲の非常に広い部分を無駄に使うので、ウェーハ毎のダイ数を減少させている。市販のビアまたはスルーウェーハ相互接続を使用して、相互接続方向を横から縦に変更することができる。しかしながら、これでは、スペーサ層と、デバイスの動作のための十分な厚み正確性と、が統合されない。統合スペーサを垂直相互接続基板と組み合わせることで、大規模な工程許容度が得られることが分かった。競合者は、スペーサ層をビアウェーハの頂部上に設けなければならなくなるであろう。どの工程および材料を選ぶかによって、後続工程の選択が制限される。例えば、有機材料を選択した場合に、後続の工程温度が限定される。
多くの用途では、IxNまたはNxMいずれかの形式におけるマイクロミラーの高密度化が必要である。ミラーの数が増えれば制御電極の数が増加する。2軸動作の場合には、各マイクロミラーに3または4個の電極が必要である。したがって、例えば10×10のマイクロミラーアレイでは、電極の数は300〜400個と多数になる。
図1に見られるように、電極はマイクロミラーの下に配置されている。そのため、接合パッド間から電極までの電気的接触(相互接続)があるはずである。多くの場合、接合パッドのサイズはマイクロミラーのサイズよりも大きい。これにより、ダイの全体範囲のうち使用可能な範囲が極小さくなり、ウェーハ毎のダイ数が大幅に減少してしまう。この問題を説明する一例として、図2はMEMS IxNマイクロアレイの正面図を示す。標準的な配線接合工程では、通常、マイクロミラーのピッチは接合パッドのピッチよりも狭いため、ファンアウト型の相互接続領域6を使用して、光学領域7及び接合パッド領域8を電気的に接続する。図2から明らかなように、このアプローチではMEMSウェーハの面積を十分に利用していない。前出の敷地問題を解決する1つのアプローチは、はんだバンプ工程を用いて、電気接続を設けたMEMSウェーハの後面上の接合パッド領域8の電極接触部を駆動電子機器に取り付けることによって、垂直方向の相互接続を行うものである。はんだバンプ工程は、ケイ素(Si)CMOSのフリップ・チップ・アセンブリのために開発されたものだが、これによって遥かに高い相互接続密度が得られる。電気接触を垂直に移動させるために、市販のスルーウェーハ相互接続技術を統合することが可能である。このような相互接続技術の例は、例えば、特許文献2乃至4で説明されており、これらの特許文献は本願明細書に参照により組み込まれている。
図3に、典型的なスルーウェーハ相互接続を示す。スルーウェーハ相互接続技術は、標準のMEMS製造工程でも作成できる。最初に、ケイ素(Si)ウェーハのような基板9を貫通して貫通穴を形成した後に、穴の側壁上に絶縁不動態層10を堆積する。次に、導電性材料11を用いて残りの穴部分を充填する。穴は、「ディープ反応性イオンエッチング(DRIE)」のような異方性エッチング工程によって形成することができる。通常、絶縁不動態層は熱成長させたSiOである。しかしながら、これ以外の堆積技術(PECVD、CVD)を使用することも可能である。導電性材料の選択は用途に基づく。導電性が重要となる用途では、一般に、電気めっきした金属が使用される。低い導電性が許容可能な用途では、一般に、基板と類似の熱膨張係数の恩典を得るためにポリシリコンが使用される。
スルーウェーハ相互接続を使用したMEMSマイクロジャイロスコープの例が、Kubenaへの特許文献5で説明されており、本願明細書中に参照により組み込まれて、図4に示されている。このジャイロスコープは4つのウェーハを使用して形成されている。シリコン・オン・インシュレータ(SOI)ウェーハの最上ケイ素層から共振器23を形成している。SOIウェーハの最下ケイ素層から支柱12を形成している。第1ウェーハに接合された第2ウェーハを使用して、別の支柱13を形成している。ケイ素基板15を設けた第3ウェーハ14をエッチングして、ピラーと貫通穴を形成する。基板15を酸化させて基板の前面と後面を被覆し、貫通穴の壁にSiOの層16でライニングする。貫通穴を金属で充填することで、導電性の相互接続部17を形成する。この場合、デバイスの電気要求条件のために、導電性金属には電気めっきを施した銅または銅合金が好適である。金属はピラーおよび相互接続部17の上に形成され、パターン形成されることで、相互接続部に接続した電極を形成している。次に、第3ウェーハ14に、支柱13を受容するための穴を作成する。次に、第3ウェーハ14の、ピラー上の金属の部分に共振器23を接合する。第4ウェーハ20(別のSOIウェーハ)のベース層19に、共振器23と支柱12を収容するためのキャビティ18を形成する。次に、金属シールリング21とはんだ22を使用して、第4ウェーハ20を第3ウェーハ14に接合する。第4ウェーハ20は共振器23のキャップとして機能する。図4に見られるように、このスルーウェーハ相互接続は図2に示したものよりも遥かに複雑である。これは、垂直相互接続概念をMEMSデバイスの様々な動作モードと直接統合することが簡単でないためである。
詳細には、図1に示したタイプのMEMSミラーデバイスを垂直スルーウェーハ相互接続部およびミラーと組み合わせる場合に、ミラーが形成された層と、ミラーの下およびスルーウェーハ相互接続部の頂部に配置した電極との間の間隔を正確に制御することが望ましい。残念なことに、特許文献5に記載されているような工程を使用して、高歩留まりを達成しながらこのような精度を得ることは困難である。
さらに、マイクロミラーアレイ用途にスルーウェーハ相互接続を利用する問題も伴う。これらの問題は、例えば、相互接続部の密度、電極の場所、電極とミラーとの間の隙間の精度要求を含む。マイクロミラーアレイのピッチは、通常50〜500μmである。標準的なはんだバンプ工程のピッチは、通常約200μmである。各ミラーに4個の電極が必要である場合には、MEMSデバイスの動作に必要なパターンからはんだバンプ工程に許容可能な接触パターンへ電極を分布させるために、何らかの形式の配線が必要なことが明らかである。
米国特許6,984,917号明細書 米国特許出願公開第20080122031号明細書 米国特許出願公開第20080157339号明細書 米国特許出願公開第20080157361号明細書 米国特許第7,015,060号明細書
このような事情から本発明の実施形態が生じる。
従来技術の欠点は、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)デバイスの製造方法およびMEMSデバイスに関する本発明の実施形態により解決される。
第1実施形態によれば、上方層と下方層との間に挟まれた絶縁層を設けている底部基板の下方層を貫通して、1つまたは複数の導電性ビアを形成する。各ビアは下方層から電気的に絶縁されている。ビアは、これに対応する、下方層の後面に形成された1つまたは複数の電気接触部と電気接続する。1つまたは複数のビアの上に重なっている1つまたは複数の上方層を選択的に除去して、1つまたは複数のデバイスキャビティを形成する。底部基板にデバイス層を接合する。デバイス層から1つまたは複数のデバイスが形成される。各デバイスはデバイスキャビティの対応する1つの上に重なる。また、各デバイスは、デバイス層から形成された1つまたは複数の対応するヒンジによって、デバイス層の他の部分に接続している。デバイスの各々はビアから電気的に絶縁されている。
第1実施形態のいくつかのバージョンでは、デバイスキャビティの形成後およびビアを接触部に接続する前に、1つまたは複数の電極を1つまたは複数のデバイスキャビティの中に形成することができる。各デバイス電極は、ビアの対応する1つに電気的に接続することができる。このようなバージョンでは、デバイス電極を、上方層の1つまたは複数の部分を除去して露出した、絶縁層の1つまたは複数の部分上に形成することができる。
第1実施形態のいくつかのバージョンにおいて、底部基板はシリコン・オン・インシュレータであってよい。
また、第1実施形態のいくつかのバージョンにおいて、デバイスは、デバイスとヒンジを形成するためにデバイス層の選択した部分を除去することによって形成される。
第1実施形態のいくつかのバージョンにおいて、1つまたは複数のデバイスは1つまたは複数のミラーを含む。
第1実施形態のいくつかのバージョンにおいて、キャビティを形成することは、上方層の選択した部分を除去している最中に下方層の後面を保護するステップを含む。
第1実施形態のいくつかのバージョンにおいて、デバイス層は、デバイス層と追加の層との間に挟まれている絶縁層を設けた頂部基板の層であってよい。このようなバージョンでは、デバイス形成前にこの追加の層を除去することができる。
第1実施形態のいくつかのバージョンにおいて、デバイス層と底部基板を高温接合工程によって接合できる。このようなバージョンでは、デバイス層を底部基板と接合した後に、下方層の後面上に形成した電気接触部の上に導電性接合材料を配置することができる。
第1実施形態のいくつかのバージョンにおいて、デバイス層と底部基板を低温接合工程によって接合することができる。このようなバージョンでは、デバイス層を底部基板と接合する前に、下方層の後面上に形成した電気接触部の上に導電性接合材料を配置することができる。
第2実施形態によれば、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)デバイスは、底部基板と、底部基板に接合したデバイス層とを備える。底部基板は、上方層と下方層の間に挟まれた絶縁層を設けている。1つまたは複数の導電性ビアを、下方層を貫通し、1つまたは複数のデバイスキャビティの下に位置する場所に形成する。各ビアは下方層から電気的に絶縁されている。上方層の1つまたは複数の部分を選択的に除去して、1つまたは複数のデバイスキャビティを形成する。1つまたは複数のデバイスがデバイス層から形成される。各デバイスは、対応するデバイスキャビティの上に重なっている。各デバイスは、これに対応する、デバイス層から形成した1つまたは複数のヒンジによって、デバイス層の他の部分と接続している。下方層の後面上に1つまたは複数の電気接触部を形成している。各接触部は対応する導電性ビアに電気的に接続している。
第2実施形態のいくつかのバージョンにおいて、底部基板はシリコン・オン・インシュレータ基板であってよい。
第2実施形態のいくつかのバージョンでは、ミラー層の選択した部分を除去して、デバイスとヒンジを形成している。
第2実施形態のいくつかのバージョンでは、1つまたは複数のデバイスは1つまたは複数のミラーを含んでいる。
第2実施形態のいくつかのバージョンでは、1つまたは複数のデバイスキャビティの中に1つまたは複数のデバイス電極を形成できる。各デバイス電極は、対応する1つまたは複数のビアと電気的に接続することができる。このようなバージョンでは、デバイス電極を、1つまたは複数のキャビティを形成するために上方層の1つまたは複数の部分を除去して露出した、絶縁層の1つまたは複数の部分の上に形成することができる。
従来技術のMEMSミラーの断面図である(従来技術:米国特許第6,984,917号明細書)。 従来技術によるMEMS1xNマイクロミラーアレイの正面図の一例である。 代表的な従来技術のスルーウェーハ相互接続の断面図である。 従来技術のMEMSデバイスにスルーウェーハ相互接続を使用する一例である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。 本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの製造工程の詳細を示す一連の断面図である。
以下の詳細な説明には例証の目的で多くの特定の詳細が含まれるが、当業者であれば、以下の詳細への多数の応用形および変更が本発明の範囲内に入ることを理解するであろう。したがって、以下で述べる本発明の実施形態の例は、請求された発明に対して一般性を失うことなく、またこれを限定することなく説明される。
序文
本発明の実施形態では、スルーウェーハ相互接続部を、MEMSデバイスの正確スペーサ層となる底部基板と統合することができる。本明細書では、スペーサ層を時に「スルーウェーハ相互接続部を設けたスペーサ(STW)」と称することがある。
MEMSデバイス製造
図5〜図19は、本発明の一実施形態によるMEMSデバイスの実施可能な一連の製造作業を、例を通して、また限定することなく説明する。図5〜図19では、寸法は一定の比率の尺度で描かれていない点に注意する。特に、層厚と層幅については、関連概念を例証するため、目に見えるように描かれている。図5〜図19に示す例では、1xNアレイは、簡略化および明瞭化を目的として描写されている。当業者は、本発明の実施形態がIxN構成に限定されないことを理解するであろう。
製造工程は次の3つの主要部分に分けることができる:(1)底部(STW)基板の製造、(2)別の基板(例えばSOI基板)上へのデバイス層の製造、および(3)底部基板とデバイス層との接合、及びデバイスの解放。
図5に示すように、STWの製造工程は、最上層102と最下層104の間に絶縁層103を設けた底部基板101から開始する。最上層102と最下層104は導電性または半導体の材料から成っていてよい。例として、底部基板は、例えばケイ素から成る最上層と最下層の間に二酸化ケイ素(SiO)層を挟んだ市販の「セミコンダクタ・オン・インシュレータ(SOI)」ウェーハであってよい。SOIウェーハの製造に使用される進化したウェーハ研磨工程のために、最上層102とその下にある絶縁層103の正確な厚さが得られる。最上層の厚さは数ミクロン〜数百ミクロンにすることが可能である。例として、最下層104の厚さは、後続の製造工程中に基板が破損することのないよう強度を十分にするために、約500μmであってよい。しかしながら、必要であれば、スルーウェーハエッチング工程を容易にする目的で、基板101をこれよりも薄くすることが可能である。
例証した実施形態では、最下層の処理を最初に行う。最下層104の処理中に最上層102が損傷することを避けるため、最上層102の露出した表面(本願明細書では時に「前面」と称する)の上に保護層を堆積させることが一般的である。最上保護層に適した材料の例には、ポリマー、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、金属が含まれるが、これらに限定されるものではない。しかしながら、簡略化のために、以降ではこの保護工程について説明していない。
最下層104の露出した表面(本願明細書では時に「後面」と称する)に標準的なフォトリソグラフィによりパターンを施して、エッチングマスクを形成することができる。次に、最下層104を後面から、マスクの1つまたは複数の開口部を介してエッチングし、図6に示すような1つまたは複数の貫通穴105を形成する。例として、例えば「ディープ反応性イオンエッチング(DRIE)」のような異方性エッチングを使用して、貫通穴105をエッチングしてもよい。絶縁層103がエッチング停止層として作用する十分なエッチング選択性をエッチング工程に持たせることができる。例えば、使用するエッチング工程によって、SiOとSiのエッチング速度は大きく異なったケイ素および二酸化ケイ素であってよい(例えば、SiO:Si=1:100のエッチング選択性)。最上および最下ケイ素層の間にSiOを設けたSOIウェーハをエッチング工程によってエッチングする場合、SiO層がエッチング停止層として作用する。図6では、エッチングにより形成した穴をまっすぐな側壁106と共に示している。しかしながら、顕微鏡的尺度で見れば、現実には、側壁はまっすぐではないかもしれない。
完全に無塵化した後に、図7に示すように、最下層104の後面および貫通穴105の側壁106上に絶縁材料(例えばSiO)の層107を形成することができる。例として、優れた被覆性を確実に得るために、絶縁層107は熱成長酸化物を含んでいてよい。しかしながら、熱酸化物の成長速度は非常に遅いため、熱酸化物の最上部にさらに絶縁材料を堆積させて、底部基板と、後に絶縁層107上に堆積される電極との間に絶縁破壊電圧を増加させることができる。
次に、図8に示すように、底部基板104の後面に導電性材料108を堆積あるいは形成してこれを覆い、貫通穴を充填または覆う。穴の中の導電性材料は、絶縁材料107によって底部基板から電気絶縁された導電性ビア109となる。導電性材料108の形成に使用する工程によっては、貫通穴105のサイズがしばしば重要なパラメータとなる。例えば、電気めっきを用いた場合には、穴の開口部のネッキングにより、ボイドが形成されることがある。ポリシリコンは、化学的蒸着法(CVD)で堆積できることから、優れた被覆を達成するための優れた導電性材料である。導電性材料108の形成後、後面は図8に示すように滑らかではなくなる。さらなるリソグラフィ工程のために、研磨ステップを実現して、図9に示すように後面を平坦化し、穴の外の範囲に堆積している導電性材料を除去することができる。
平坦化の後に、相互接続金属を堆積し、これにパターンを形成することで、図10に示すように、ビア109と電気接触した1つまたは複数の電極110を形成する。次に、図11に示すように、最下層104の後面に別の絶縁層111を堆積し、これにパターン形成する。電極111のバンプパッド範囲が露出するように絶縁層にパターン形成する。図12に示すように、第2絶縁層111の開口部により露出しているバンプ範囲の上に、例えばはんだのような導電性バンプ材料112を選択的に堆積する。任意で、バンプ材料の堆積を後の製造段階において行う方が都合が良ければ、そうすることも可能である。ジェット印刷工程を用いて、はんだバンプの代わりに導電性エポキシを塗布することもできる。さらに、以降で述べるように、相互接続金属110と絶縁層111の形成とパターン形成も後の製造工程で行うことができる点に注目する。
ビア109が形成されると、底部基板101の前面の処理が開始する。図13に示すように、底部基板101をひっくり返し(flipping)、保護層を除去した後に、例えばフォトリソグラフィ工程とエッチング工程の組み合わせにより最上層102の一部分を選択的に除去して、絶縁層103の一部を露出させる隙間113を作る。最上層102の厚さは正確に制御されているため(例えば0.5μm未満)、底部基板101の製造中に、この最上層102をエッチングすることで正確な厚さの隙間(例えば0.5μm未満)が得られる。
最上層102の厚さ精度は、5μ未満の層については0.05μm以内、これよりも厚い層については0.3μm以内であってよい。隙間113の厚さ精度も、隙間の類似の厚さ範囲について同様であってよい。隙間113の厚さ精度は0.5μmよりも高いことが好ましい。
図14に示すように、底部基板101の絶縁層103の選択された部分を除去して、ビア109を形成している穴の中の導体を露出させる。後面上の相互接続金属のために、貫通穴の位置を都合よく配置することができる点に注意する。1つの可能性は、導電性ビア109(つまり、貫通穴の中の導電性材料)をデバイス作業の制御電極として使用することである。しかしながら、別の導電層を使用して電極パターンを形成することが望ましいかもしれない。このような場合では、図15に示すように、絶縁層103の露出部分上に、導電性の電極材料114をビア109と電気接触させて堆積し、パターン形成により電極を形成する。
別の基板115上にデバイス構造を製造し、これをここではデバイス基板と称する。1つまたは複数のMEMSデバイスは、デバイス基板から製造される。例として、また限定することなく、MEMSデバイスはMEMSミラーであってよい。しかしながら、代替的な実施形態では、その他のMEMSデバイスを製造することができる。他のMEMSデバイスの例は加速度計、ジャイロスコープ、圧力センサ、化学センサ、スイッチを含むが、これらに限定はされない。
デバイス構造およびデバイス基板には多数の設計オプションがある。限定ではなく例として、デバイス基板115は、最上層116(ここではデバイス層と称する)と最下層118の間に絶縁層117を設けた、SOIウェーハのような複合ウェーハであってよい。最上層116の厚さは、最適なデバイス性能を得るように設計できる。
次のステップは、底部基板101とデバイス基板115を組み合わせることである。この作業のための方法は複数ある。SOIに基づいたアプローチの利点の一つは、基板全体を、その大部分をケイ素で、そして少ない比率の異種の材料で作成できることである。これにより非常に幅広い処理温度域が可能になる。
例えば、溶融接合を選択した場合には(この場合の処理温度は1000℃よりも高い)、ビア109を形成する充填導電材料108はポリシリコンであってよい。相互接続金属110と絶縁層111は、接合工程の完了後に形成およびパターン化することができる。しかしながら、共晶接合のような低温接合工程を選択した場合には、接合材料の堆積は、図16に示すように後面処理完了後に行うことができる。
接合工程は、図17に示すように、底部基板101とデバイス基板115を、それぞれの最上層102,116が対向した状態で組み合わせることができる。デバイス基板115の厚い底部層118は、接合工程によりデバイス層116及び絶縁層117に構造的支持を提供する。接合後に、標準的な工程を用いて、図18に示すようにデバイス基板115の最下層118を除去することができる。次に、絶縁層117の露出した表面(または、絶縁層の一部が除去されている場合には、露出したデバイス層116の底面)にパターン形成することで、デバイス119がデバイス基板115のデバイス層116で形成されていると定義できるようになる。デバイスは、底部基板101の絶縁層103とデバイス基板115のデバイス層116との間の隙間113が形成しているキャビティの上に形成される。最上層102の厚さが最初の底部基板101の製造中に十分正確に制御される限り、キャビティの厚さは所望の精度にすることができる。
図19に示すように、デバイス119を、デバイス層116の選択した部分を除去する別のエッチング工程を用いて、最上層116から切り離すことができる。デバイス119は、ねじれヒンジとして機能する1つまたは複数の薄い部分120によって、デバイス層116の他の部分に接続する。デバイス119は、絶縁層103と絶縁材料107により、電極114およびビア109から電気的に絶縁される。電極114の1つに電圧を印加すると、デバイスがヒンジ120の周囲で電極114に向けて回転する。底部基板101の最上層102の正確な厚さにより、デバイス119と電極114との間に正確な隙間が得られる。
本発明の実施形態は、向上した歩留まり(ウェーハ毎のダイの数)と遥かに高い工程の柔軟性とを備えたMEMSデバイス構造を実現するための新規のアプローチを提供する。明瞭性の目的から1個の製造を示したが、当業者は、上述した工程を、1つの共通基板上での任意数のデバイスの同時製造に拡大できることを理解するであろう。
上述は本発明の好ましい実施形態の完全な説明であるが、様々な代替品、改造品、同等物の使用が可能である。したがって、本発明の範囲は上述の説明を参照してではなく、添付の請求の範囲と、その同等物の全範囲とを参照して決定されなければならない。好適または非好適を問わないあらゆる特徴を、好適または非好適を問わないあらゆる別の特徴と組み合わせることができる。以下の請求の範囲では、不定冠詞「A」または「An」は、明示されていない限り、後に続く物品の1つまたは複数の量を意味する。所与の請求の範囲内で「の手段」という表現を使ってミーンズ・プラス・ファンクションの限定が明示的に記載されている場合を除き、添付の請求の範囲はミーンズ・プラス・ファンクションの限定を含むと解釈されるべきではない。
平坦化の後に、相互接続金属を堆積し、これにパターンを形成することで、図10に示すように、ビア109と電気接触した1つまたは複数の電極110を形成する。次に、図11に示すように、最下層104の後面に別の絶縁層111を堆積し、これにパターン形成する。電極110のバンプパッド範囲が露出するように絶縁層にパターン形成する。図12に示すように、第2絶縁層111の開口部により露出しているバンプ範囲の上に、例えばはんだのような導電性バンプ材料112を選択的に堆積する。任意で、バンプ材料の堆積を後の製造段階において行う方が都合が良ければ、そうすることも可能である。ジェット印刷工程を用いて、はんだバンプの代わりに導電性エポキシを塗布することもできる。さらに、以降で述べるように、相互接続金属110と絶縁層111の形成とパターン形成も後の製造工程で行うことができる点に注目する。

Claims (19)

  1. マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)デバイスの製造方法であって、
    (a)上方層と下方層とに挟まれた絶縁層を有する底部基板の下方層を貫通する1つまたは複数の導電性ビアを形成する形成ステップであって、前記ビアの各々は前記下方層から電気的に絶縁されている、形成ステップと、
    (b)前記ビアを、これに対応する、前記下方層の後面上に形成された1つまたは複数の電気接触部と電気的に接続させるステップと、
    (c)1つまたは複数のデバイスキャビティを形成するために、前記1つまたは複数のビアの上に重ねた前記上方層の1つまたは複数の部分を選択的に除去するステップと、
    (d)デバイス層を前記底部基板と接合するステップと、
    (e)前記デバイス層から1つまたは複数のデバイスを形成する形成ステップであって、前記1つまたは複数のデバイスの各々は対応する1つまたは複数のキャビティの上に重なっており、前記1つまたは複数のデバイスの各々は、1つまたは複数の対応するヒンジによって、前記デバイス層の残りの部分に接続され、前記ヒンジの各々は前記デバイス層から形成され、かつ、前記1つまたは複数のデバイスの各々は前記1つまたは複数のビアから電気的に絶縁されている、形成ステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記(c)の後および前記(b)の前に、前記1つまたは複数のデバイスキャビティの中に1つまたは複数のデバイス電極を形成する形成ステップであって、前記デバイス電極の各々は前記1つまたは複数のビアの対応する1つと電気的に接続している、形成ステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数のデバイス電極は、前記上方層の前記1つまたは複数の部分の除去によって露出した前記絶縁層の1つまたは複数の部分の上に形成されている、請求項2に記載の方法。
  4. 前記底部基板はシリコン・オン・インシュレータ基板である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記(e)は、前記1つまたは複数のデバイスおよび1つまたは複数のヒンジを形成するために、前記デバイス層の選択した部分を除去するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記1つまたは複数のデバイスは、1つまたは複数のミラーを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記(c)は、前記上方層の選択した部分の除去時に、前記下方層の後面を保護するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記デバイス層は、前記デバイス層と追加の層との間に挟まれた絶縁体層を有する頂部基板の層である、請求項1に記載の方法。
  9. 前記(e)の前に、前記追加の層を除去するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記(d)は高温接合工程を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記(d)の後に、前記下方層の後面上に形成した前記電気接触部の上に導電性接合材料を堆積するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記(d)は低温接合工程を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記(d)の前に、前記下方層の後面上に形成した前記電気接触部の上に導電性接合材料を堆積するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  14. マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)デバイスであって、
    (a)上方層と下方層との間に挟まれた絶縁層を有する底部基板であって、前記上方層の1つまたは複数の部分は、1つまたは複数のデバイスキャビティを形成するために選択的に除去されている、底部基板と、
    (b)前記1つまたは複数のキャビティの下に位置する場所に、前記下方層を貫通して形成された1つまたは複数の導電性ビアであって、前記ビアの各々は前記下方層から電気的に絶縁されている、導電性ビアと、
    (c)前記下方層の後面上に形成された1つまたは複数の電気接触部であって、前記1つまたは複数の電気接触部の各々は、前記1つまたは複数の導電性ビアの対応する1つと電気的に接続している、電気接触部と、
    (d) 前記底部基板と接合したデバイス層と、
    (e)前記デバイス層から形成された1つまたは複数のデバイスであって、
    前記1つまたは複数のデバイスの各々は、前記1つまたは複数のデバイスキャビティの対応する1つの上に重なっており、前記1つまたは複数のデバイスの各々は、1つまたは複数の対応するヒンジによって、前記デバイス層の残りの部分に接続しており、かつ前記ヒンジの各々は前記デバイス層から形成されている、デバイスと、
    を含む、MEMSデバイス。
  15. 前記底部基板はシリコン・オン・インシュレータ基板である、請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記1つまたは複数のデバイスおよび1つまたは複数のヒンジを形成するために、前記デバイス層の選択した部分は除去されている、請求項14に記載のデバイス。
  17. 前記1つまたは複数のデバイスは1つまたは複数のミラーを含む、請求項14に記載のデバイス。
  18. 前記1つまたは複数のデバイスキャビティの中に形成された1つまたは複数のデバイス電極であって、前記デバイス電極の各々は、前記1つまたは複数のビアの対応する1つと電気的に接続している電極をさらに含む、請求項14に記載のデバイス。
  19. 前記1つまたは複数のデバイス電極は、前記上方層の1つまたは複数の部分を除去することによって露出した前記絶縁層の1つまたは複数の部分の上に形成されている、請求項18に記載のデバイス。
JP2011551224A 2009-02-25 2010-02-18 統合したビアとスペーサを設けたmemsデバイスの製造方法 Expired - Fee Related JP5192088B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/392,947 2009-02-25
US12/392,947 US7863752B2 (en) 2009-02-25 2009-02-25 MEMS device with integrated via and spacer
PCT/US2010/024621 WO2010099027A1 (en) 2009-02-25 2010-02-18 Mems device with integrated via and spacer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012517913A true JP2012517913A (ja) 2012-08-09
JP5192088B2 JP5192088B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=42630748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011551224A Expired - Fee Related JP5192088B2 (ja) 2009-02-25 2010-02-18 統合したビアとスペーサを設けたmemsデバイスの製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7863752B2 (ja)
EP (1) EP2401421A4 (ja)
JP (1) JP5192088B2 (ja)
CN (1) CN102388165B (ja)
CA (1) CA2752746C (ja)
WO (1) WO2010099027A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE537406C2 (sv) * 2012-06-21 2015-04-21 Silex Microsystems Ab Halvledaranordning och metod för tillverkning av halvledaranordning med skivgenomgående anslutningar
US8723280B2 (en) * 2012-08-01 2014-05-13 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Hybrid MEMS bump design to prevent in-process and in-use stiction
CN103879950B (zh) * 2012-12-19 2016-01-20 上海矽睿科技有限公司 Mems器件真空封装结构
US20140299674A1 (en) * 2013-04-08 2014-10-09 Nuventix, Inc. Micro synthetic jet ejector
FI127042B (en) * 2015-09-09 2017-10-13 Murata Manufacturing Co Electrode of a microelectromechanical device
DE102017218883A1 (de) * 2017-10-23 2019-04-25 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Mikroelektromechanisches Bauteil sowie ein Verfahren zu seiner Herstellung

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003156157A (ja) * 2001-08-08 2003-05-30 Agilent Technol Inc 高温微細加工されたバルブ
JP2005166909A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Fujikura Ltd パッケージ及びその製造方法
JP2005228863A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法、半導体装置及びセンサ
JP2006175554A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Matsushita Electric Works Ltd 微小電気機械デバイス
JP2006275660A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Matsushita Electric Works Ltd 半導体センサおよびその製造方法
JP2007510954A (ja) * 2003-11-01 2007-04-26 フサオ イシイ 電気力学的マイクロミラー素子およびその製造方法
JP2008039867A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Hitachi Metals Ltd マイクロミラー、マイクロミラーアレイおよびそれを用いた光スイッチ
JP2008049438A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Osaka Univ 半導体装置の製造方法、半導体装置、及び感圧センサ
JP2008051685A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Dainippon Printing Co Ltd センサーユニットおよびその製造方法
JP2008244169A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd センサエレメント
JP2008270787A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2008278147A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujitsu Ltd 可変フィルタ素子、可変フィルタモジュール、およびこれらの製造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020046985A1 (en) 2000-03-24 2002-04-25 Daneman Michael J. Process for creating an electrically isolated electrode on a sidewall of a cavity in a base
WO2002079853A1 (en) 2001-03-16 2002-10-10 Corning Intellisense Corporation Electrostatically actuated micro-electro-mechanical devices and method of manufacture
US6984917B2 (en) 2002-06-06 2006-01-10 Lucent Technologies Inc. Optical element having two axes of rotation for use in tightly spaced mirror arrays
US7015060B1 (en) 2004-12-08 2006-03-21 Hrl Laboratories, Llc Cloverleaf microgyroscope with through-wafer interconnects and method of manufacturing a cloverleaf microgyroscope with through-wafer interconnects
WO2006073111A1 (ja) * 2005-01-05 2006-07-13 Nippon Telegraph And Telephone Corporation ミラー装置、ミラーアレイ、光スイッチ、ミラー装置の製造方法及びミラー基板の製造方法
CN1763582A (zh) * 2005-10-14 2006-04-26 李凌 基于soi(绝缘硅)的mems二维振镜及其制作方法
US7989915B2 (en) 2006-07-11 2011-08-02 Teledyne Licensing, Llc Vertical electrical device
DE102006059073A1 (de) * 2006-12-14 2008-06-19 Robert Bosch Gmbh Mikrospiegelanordnung
WO2008079887A2 (en) 2006-12-21 2008-07-03 Analog Devices, Inc. Stacked mems device
US7538413B2 (en) 2006-12-28 2009-05-26 Micron Technology, Inc. Semiconductor components having through interconnects
SE533992C2 (sv) * 2008-12-23 2011-03-22 Silex Microsystems Ab Elektrisk anslutning i en struktur med isolerande och ledande lager

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003156157A (ja) * 2001-08-08 2003-05-30 Agilent Technol Inc 高温微細加工されたバルブ
JP2007510954A (ja) * 2003-11-01 2007-04-26 フサオ イシイ 電気力学的マイクロミラー素子およびその製造方法
JP2005166909A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Fujikura Ltd パッケージ及びその製造方法
JP2005228863A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法、半導体装置及びセンサ
JP2006175554A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Matsushita Electric Works Ltd 微小電気機械デバイス
JP2006275660A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Matsushita Electric Works Ltd 半導体センサおよびその製造方法
JP2008039867A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Hitachi Metals Ltd マイクロミラー、マイクロミラーアレイおよびそれを用いた光スイッチ
JP2008049438A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Osaka Univ 半導体装置の製造方法、半導体装置、及び感圧センサ
JP2008051685A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Dainippon Printing Co Ltd センサーユニットおよびその製造方法
JP2008270787A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2008244169A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd センサエレメント
JP2008278147A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fujitsu Ltd 可変フィルタ素子、可変フィルタモジュール、およびこれらの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2401421A1 (en) 2012-01-04
US20100214643A1 (en) 2010-08-26
CN102388165B (zh) 2013-12-04
US7863752B2 (en) 2011-01-04
CA2752746C (en) 2012-09-25
EP2401421A4 (en) 2013-07-03
JP5192088B2 (ja) 2013-05-08
CN102388165A (zh) 2012-03-21
WO2010099027A1 (en) 2010-09-02
CA2752746A1 (en) 2010-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11927741B2 (en) Micro-electro-mechanical systems micromirrors and micromirror arrays
US9036231B2 (en) Micro-electro-mechanical systems micromirrors and micromirror arrays
KR100558319B1 (ko) 광 스위치 장치 및 그의 제조방법
US10040681B2 (en) Method and system for MEMS devices
US6753638B2 (en) Electrostatic actuator for micromechanical systems
JP5192088B2 (ja) 統合したビアとスペーサを設けたmemsデバイスの製造方法
KR101659638B1 (ko) 층상형 mems 구조 및 그 방법
US7943525B2 (en) Method of producing microelectromechanical device with isolated microstructures
EP2810915B1 (en) Capacitive sensing structure with embedded acoustic channels
KR20040035116A (ko) 2-d 액튜에이터 및 그 제조방법
US20200131028A1 (en) Cmos-mems integration with through-chip via process
US9411154B2 (en) Micro-electromechanical reflector and method for manufacturing a micro-electromechanical reflector
US8729713B2 (en) Via structure and method thereof
US20140376070A1 (en) Micro-electromechanical reflector and method for manufacturing a micro-electromechanical reflector
KR100404195B1 (ko) 마이크로 미러 및 그 제조방법
TWI783346B (zh) 微機電系統及其製造方法
KR100396664B1 (ko) 마이크로 미러 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5192088

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees