JP2012516191A - 跳躍運動用ボードユニットおよびその緩衝脚 - Google Patents

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Abstract

本発明は、跳躍運動用ボードユニットおよびその緩衝脚に関する。本発明の跳躍運動用ボードユニットは、平坦なベース板材の縁部全体に沿って上方に壁体が突出したメインボードと、前記メインボードのベース板材を覆い被せながらメインボードの壁体内面に密着して結合する密着リブが下方に突出し、その内側下面に補強リブが設けられた内板と、前記内板の上面に設けられ、ソフトな触感を持つ柔軟な素材で出来た上板とを含んでなる。本発明の跳躍運動用緩衝脚は、内部が空いている中空状の胴体と、前記胴体の上端に設けられ、互いに向かい合う一対の結着突起とを含んでなる跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚であって、前記胴体は、柔軟で比較的強度の弱い状態で皺構造の1次緩衝部が設けられ、前記1次緩衝部に比べて強度が強くて大きい弾性復元力を有する構造の2次緩衝部が前記1次緩衝部と接して設けられたことを特徴とする。よって、ボードユニットをなすメインボードと内板だけでなく、ここに選択的に上板までもワンタッチ方式で組み立てられるように設けることにより、組立工程の簡便化を実現することができ、上板の様々な組立の組み合わせを与えることにより使用者の好みに合わせて様々なデザインを確保することができ、緩衝脚の二重緩衝構造によって強弱の衝撃をより効果的に吸収することができて使用者層を広げることができるという効果がある。
【選択図】なし

Description

本発明は、跳躍と着地を繰り返し行うことが可能な跳躍運動用ボードに係り、さらに詳しくは、メインボード、内板および上板からなるボードユニットがワンタッチ方式で組み立てられるので、組立工程が簡便になるのはもとより、内板と上板の様々な組み立ての組み合わせを図ることにより使用者の好みに合わせて多様なボードにして能動的な対処が可能であるうえ、緩衝脚の二重緩衝構造によって強弱の衝撃をより効果的に吸収することができて使用者層を広げることができる、跳躍運動用ボードユニットおよびその緩衝脚に関する。
一般に、跳躍運動用ボードは、居室または部屋の床上に設置し、その上で使用者が足踏み、跳躍および着地を繰り返し行うための運動機構の一つである。このような跳躍運動用ボードは、板状のメインボードと、このメインボードの下面縁部に設置され、メインボードを支持しかつ着地時の衝撃または騒音を減らすための緩衝支持台からなる緩衝脚とを含んでなる。
このような跳躍運動用ボードの中でも、従来の技術に提示されたついて概略的に考察してみよう。
韓国特許第10−0446588に開示された跳躍運動用ボードは、踏み板としての板状ボードと、このボードの下部に設けられ、前記ボードに加えられる荷重を緩衝支持するように高さ方向に沿って二段以上に層状配列される胴体を有する緩衝脚とを含んでなり、前記緩衝脚は前記ボードの下部に三角構図で配置され、胴体は高さ方向に沿って複数の単位部材が三段に配列されてなる。さらに、前記緩衝脚には、胴体内に収容された緩衝空気を部分的に外部へ排出させる空気排出調節部が設けられている。
前述した跳躍運動用ボードは、その要部が緩衝脚であると言える。ところが、前記緩衝脚は、単に内部の空いている単位部材が二段以上に配列されてなる筒状構造であるので、使用者の体重による強弱の衝撃荷重を効果的に吸収することができず、単に平均体重の荷重に対してのみまともな衝撃吸収が行われるという問題点があった。
特に、跳躍運動を行うとき、使用者の体重が標準体重以上であれば、その衝撃荷重が急激に増加するので、緩衝脚の単位部材はフラットに変形して互いに当接して係止され、これにより衝撃荷重をまともに吸収することができず、ひいては緩衝脚が変形してしまう損傷が生ずるという問題点を持っていた。
韓国特許第10−0844000号に開示された跳躍運動用ボードは、メインボードの上面に設けられる上板と、前記メインボードの下面隅部に設けられ、メインボードを安定的に支持する緩衝脚とを含んでなる跳躍運動用ボードであって、前記メインボードは、上板が載置され固定される定着部が上面に設けられ、この定着部にはメインボードの軽量化を図りながら十分な剛性を持つように補強リブが設けられるように合成樹脂材で射出成形したものである。
前述したような従来の跳躍運動用ボードは、メインボード上の上板で跳躍と着地、すなわち跳躍運動が長期間繰り返し行われると、ソフトな緩衝部材からなる上板の中央部分が凹んでしまうおそれがある。さらに、ソフトな緩衝部材からなる上板が使用者の足との摩擦により脱色してしまうおそれがあり、このように部分的に脱色すると、美観上良くないという問題点があった。
特に、前記メインボードは、より確実なメインボードの強度補強を図るために、メインボードの上面である補強リブ上に熱融着によって補強シートを一体化させたが、メインボード上で使用者が跳躍と着地などの跳躍運動を行うときに発生する衝撃荷重により、メインボードの端部から中央に行くほど下方に膨出した形状の撓み変形が発生する。この際、前記メインボードの補強リブと補強シートとの熱融着部分で撓み変形に耐えられずクラックまたは剥離が生ずるおそれがある。このようにクラック又は剥離が生ずるときに「こつん」という轟音が発生することもあり、使用者が破損に対する不安感を持つのはもとより、堅固性に対する信頼を確保することができないという問題点があった。
また、緩衝脚の構造も、単に内部が空いている多段の筒状構造、すなわち外側に膨出した同一サイズの半円弧状に連続積層した筒状構造になっているため、使用者の体重による強弱の衝撃荷重が効果的に吸収されず、単に平均体重の荷重に対してのみまともな衝撃吸収が行われるものである。よって、使用者の体重がやや軽ければ、とんとんと跳ね返る感じの反力により運動効果が半減してしまい、逆に、使用者の体重が重ければ、衝撃荷重に耐えられず、端部が互いに当接して係止されるので、まともに衝撃荷重が吸収されず、ひいては緩衝脚が変形してしまう損傷が発生するという問題点を持っていた。
本発明は、上述したような従来の諸般弊害および問題点を解決するために研究開発したもので、その目的は、ボードユニットをなすメインボードと内板だけでなく、ここに選択的に上板までもワンタッチ組み立て方式で設けることにより組立工程の簡便化を実現することができ、上板の様々な組み立ての組み合わせを与えることにより使用者の好みに合わせて様々なデザインを確保することができ、使用中に厭きてしまえば上板の取り替えが可能なのでその使用寿命の長期化を図ることができるようにした、跳躍運動用ボードユニット及びその緩衝脚を提供することにある。
本発明の他の目的は、緩衝脚に強弱の1次緩衝部と2次緩衝部の二重緩衝構造を設けることにより、強弱の衝撃荷重をより効果的に吸収することができ、これにより使用者の体重が大きく変化しても効果的な衝撃吸収を図ることができて使用者層を画期的に広げることができるようにした、跳躍運動用ボードユニットおよびその緩衝脚を提供することにある。
本発明の別の目的は、1次緩衝部を2次緩衝部の下部に設けることにより、メインボード上で使用者が跳躍運動を行うとき、1次的に反発力の弱い1次緩衝部が衝撃を吸収し、2次緩衝部の反発力により伸張しても、室内の床に接した1次緩衝部の底部が接地された状態に維持されるので、メインボードと共に緩衝脚が移動しないため安定的な跳躍運動を楽しめることができるようにした、跳躍運動用ボードユニットおよびその緩衝脚を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る跳躍運動用ボードユニットは、平坦なベース板材の縁部全体に沿って上方に壁体が突出したメインボードと、このメインボードのベース板材を覆い被せながらメインボードの壁体内面に密着して結合する密着リブが下方に突出し、その内側下面に補強リブが設けられた内板と、この内板の上面に設けられ、ソフトな触感を持つ柔軟な素材で出来た上板とを含んでなることを特徴とする。
本発明に係る跳躍運動用ボードユニットにおいて、前記内板の内側下面に設けられる補強リブは、内板の下面全体にわたって互いに交差する格子状に設けられ、内板の中央部に該当する補強リブが、メインボードのベース板材の上面から離隔した状態を保つように縁部の補強リブより短く形成されたことが好ましい。
また、本発明に係る跳躍運動用ボードユニットにおいて、前記内板の上面は平坦な平面からなり、これに対応する上板も底面が平坦な平面からなることにより、前記内板と前記上板とを互いに接着剤または両面テープなどの接着手段で接着することができる。
また、本発明に係る跳躍運動用ボードユニットにおいて、前記上板は内板と組み立て式で設けることができ、このように組み立て式で上板を設ける場合、多数の上板片からなり、内板の上面にパズル方式で組み立てることが好ましい。
前記上板がパズル組み立て方式の場合、内板はその上面全体が格子状に均一に区画され、それぞれの格子のマス目に該当する単位格子の中央および縁部に複数の結合孔が設けられ、それぞれの上板片は内板の単位格子に相応する形状に設けられ、その中央の底面と縁部には内板の結合孔に嵌め込まれる複数の結合突起が設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係る跳躍運動用ボードユニットにおいて、前記メインボードと内板を組み立てたときに相互間の分離解体を防止するための解体防止手段をさらに含むことを特徴とする。
前記解体防止手段は、ベース板材と壁体との境界部分に設けられる複数のロックホールと、前記内板の外側に設けられ、前記ロックホールにそれぞれ挿入されて係止されるロック突起とから構成される。
前記解体防止手段は、前記メインボードの壁体上端部分に設けられ、その内側に結合する内板の上端隅部を押さえる押さえ突起であってもよい。前記解体防止手段が押さえ突起の場合、前記内板の外側上端には、前記メインボードの押さえ突起が内板の上面から突出しないようにする係止段部を設けることが好ましい。
本発明は、内部が空いている中空状の胴体と、前記胴体の上端に設けられ、互いに向かい合う一対の結着突起とを含んでなる跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚であって、前記胴体は、柔軟で比較的強度の弱い状態で皺構造の1次緩衝部が設けられ、前記1次緩衝部に比べて強度が強くて大きい弾性復元力を有する構造の2次緩衝部が前記1次緩衝部と接して設けられたことを特徴とする。
前記1次緩衝部と前記2次緩衝部は、上部には1次緩衝部を設け、下部には2次緩衝部を設けてもよいが、これとは逆に、位置を互いに入れ替えて2次緩衝部の下端に1次緩衝部を設けてもよい。
前記2次緩衝部は、外側に緩やかに膨出した柱構造をし、この場合、前記2次緩衝部が急激に折り畳まれることを防止するように内周面の上下位置に一定の間隔で互いに離隔している2つの折畳防止突起を設けることが好ましい。
前記1次、2次緩衝部は構造上弾性復元力の良い波形、または三角ねじ山形、または外側に膨出した半円弧状を連続積層した形状にしてもよい。
前記1次緩衝部の中間部分は、1次緩衝部が外側に不規則的に膨出するなどの変形を防止するために、1次および2次緩衝部の内径より小さい直径を持つことが好ましい。
上述したような本発明の跳躍運動用ボードユニット及びその緩衝脚は、メインボードと内板だけでなく、ここに選択的に上板までもワンタッチ組み立て方式で設けることにより組み立て工程の簡便化を実現することができ、上板の様々な組み立ての組み合わせを与えることにより使用者の好みに合わせて様々なデザインを確保することができ、使用中に厭きてしまえば上板の取り替えが可能なのでその使用寿命の長期化を図ることができるという効果を持つ。
また、本発明は、緩衝脚に強弱の1次緩衝部と2次緩衝部の二重緩衝構造を設けることにより、強弱の衝撃をより効果的に吸収することができ、これにより使用者の体重が大きく変化しても効果的な衝撃吸収を図ることができるため、使用者層を画期的に広げることができるという効果を得る。
特に、1次緩衝部が2次緩衝部の下部に設けられる場合、メインボード上で使用者が跳躍運動を行うとき、1次的に反発力の弱い1次緩衝部が衝撃を吸収し、2次緩衝部の反発力により伸張しても、室内の床に接した1次緩衝部の底部が接地した状態に保たれるので、メインボードと共に緩衝脚が移動しないため、安定な跳躍運動を楽しめることができるという効果を得る。
以下に添付図面を参照しながら、本発明に係る跳躍運動用ボードユニットおよびその緩衝脚を詳細に説明する。
図1〜図3は本発明の好適な一実施例に係る跳躍運動用ボードユニットおよびその緩衝脚を説明するために示す図、図4〜6は本発明のボードユニットと緩衝脚との結合部分を説明するために示す図である。
図示の如く、本発明の跳躍運動用ボードは、メインボード110の上面に内板120および上板130が嵌め込まれて固定されたボードユニット100と、このボードユニット100の四隅部の底面にそれぞれ締結され、外部からの加圧による衝撃を緩衝させるための緩衝脚200とを含んでなる。
前記ボードユニット100は、メインボード110の上面に内板120が隙間なく緊密に密着結合し、前記内板120上にはソフトな触感を持つ柔軟な素材の上板130が設けられている。
前記メインボード110は、合成樹脂によって射出成形されるが、四隅部を丸めた平坦な四角形のベース板材111と、前記ベース板材11の縁部全体に上方に突設され、少なくとも内板120および上板130を収容しうる深さを持つ壁板112とから構成される。
また、前記メインボード110をなすベース板材111の四隅部には、緩衝脚200の結着突起203をそれぞれ結着させるための結着孔113が設けられている。前記結着孔113は、上方に貫通してきた緩衝脚200の結着突起203と、前記緩衝脚200の回転操作によって互いにワンタッチ方式で結合する構造である。
言い換えれば、前記結着孔113は、平面形状は向かい合う一対の弧状をするが、前記弧状の一方は結着突起203が貫通する程度に広く形成され、その他方は結着突起203の頚部204に係止されるように狭く形成されている。前記結着孔113における狭い部位の中間部分には、結着突起203の頚部204に設けられる係止溝205に係止されるように係止突起114が設けられている。
前記結着孔113の同一円周上には、緩衝脚200を締結したときに前記緩衝脚200の騒音除去部材210と一致する位置にエア流通孔115が穿設されている。前記エア流通孔115は、メインボード110上で跳躍運動を行うとき、緩衝脚200内のエアがメインボード110に対して排出または導入される通路である。
また、ベース板材111と壁体112との境界部分には、内板120の外側に設けられたロック突起123が挿入されて係止されるように複数のロック孔116が設けられている。前記ロック孔116は、解体防止手段の一つであって、内板120がメインボード110の壁体112の内側に隙間なく緊密に密着結合したとき、メインボード110から内板120が分離されることを防止するためのものである。
前記壁体112は、その断面が下部に開放されたキャップ状をし、その内部には一定の間隔で多数の壁体補強リブ117が設けられている。
前記内板120は、メインボード110の上面の縁部に沿って設けられた壁体112の内面と密着する形状、すなわち平面状のベース板材111と同一の形状に設けられるが、その縁部全体に沿って下方に突出した密着リブ121が設けられており、四隅部もメインボード110のベース板材111に相応する曲線を持つ四角形をしている。
前記密着リブ121の外面はメインボード110の壁体112と接触する表面である。よって、前記密着リブの外面には、ベース板材111と壁体112との境界部分に設けられる複数のロック孔1116に挿入されて係止されるロック突起123が設けられている。
また、前記内板120はその下面全体にわたって互いに交差する格子状の補強リブ122が下方に突出しており、中央部分の補強リブ122は縁部の補強リブ122に比べて短く形成されている。このように中央部分の補強リブ122を縁部の補強リブ122に比べて短く形成する理由は、メインボード110の内側であるベース板材111から離隔した状態を保つことにより、跳躍の際にメインボード110の内側上面との接触による騒音を最大限防止するためである。前記内板120の四隅部は曲線の形状に合わせて円形または弧状のリブにしてもよい。
前記上板130は、使用者の足に接触する部分なので、ソフトな触感を持つ柔軟な素材からなることが好ましく、少なくとも下面は内板120の上面と別途の両面テープなどの接着手段によって接着されなければならないので平坦に形成され、上面は触感またはデザインを考慮してエンボス突起が設けられている。
前記緩衝脚200は、内部が空いている中空状の胴体と、胴体の上端に設けられ、メインボード110をなすベース板材111の四隅部の下面に設けられる結着孔113を貫通してそれぞれ結着されるように互いに向かい合う一対の結着突起203とを含んでなる。さらに、前記緩衝脚200には、強度および弾性係数の異なる1次および2次緩衝部201、202が設けられている。前記1次緩衝部201は上端部に上下に稠密に多段連続した三角ねじ山形の皺構造をしており、前記2次緩衝構造202は1次緩衝部201の下部に外側に緩やかに膨出した柱構造をしている。
前記1次緩衝部201は、2次緩衝部202より強度が弱く柔軟に設けられることが好ましい。その理由は、まず、1次緩衝部201が子供またはこのような小さい体躯の衝撃荷重によっても収縮しながら衝撃を吸収した後、2次緩衝部202が大きい衝撃荷重によって弾性変形内で収縮しながら吸収するようにするためである。
また、前記緩衝脚200の上端の結着突起203は、メインボード110の結着孔113の広い部分に貫通した後、回転させると、前記結着孔113の狭い部分に係止されるように下部に頚部204を持つ「L」字状の断面構造をしている。
前記結着突起203の下部の頚部204と接する下面には、狭い部分の結着孔113の中間部位に設けられた係止突起114が挿入されて係止されるようにする係止孔205が設けられている。
前記緩衝脚200の結着突起203と互いに直交する上端部には、緩衝脚200が圧縮されてから伸張するときにその内部のエアが吸入され排出されるように下方に凹み、緩衝脚200の内側に開放された溝状の通気口206が設けられており、通気口206には騒音を除去するための別途の騒音除去部材210が備えられている。
前記騒音除去部材210は通気口206の内部に挿設されるものである。これは「コ」字状にケーシング211が設けられており、前記ケーシング211内に多孔性素材のスポンジ212が挿入されている。前記ケーシング211は、「コ」字状の射出物または板材を「コ」字状に折り曲げたものであり、少なくとも緩衝脚200の内側と上方に向けてそれぞれ通孔が設けられている。
上述したように構成された本発明に係る跳躍運動用ボードは、まず、内板120を射出によって成形するが、射出金型から所定の時間冷却タイムを与えて引き出し、十分な時間大気中で冷却させた多数の内板120を設ける。この際、内板120は、大気中で十分に冷却するため、後収縮が十分に行われ、これにより設計値通りの公差を得る。
このように内板120を設けた後、メインボード110の射出金型から所定の時間冷却タイムを与えて引き出し、メインボード110を得る。この際、素材によって様々であるが、メインボード110は複合ポリプロピレン樹脂を採用して使用するため、射出金型から引き出したときの温度が大気温度より高い60〜70℃である。言い換えれば、メインボード110素材の後収縮が行われていない状態である。
上述したようにメインボード110を射出金型から取り出し次第、前記メインボード110をなすベース板材111の縁部である壁体112の内面に、内板120の縁部である密着リブ121が密着しながら、メインボード110のロック孔116に前記密着リブ121上のロック突起123が挿入されて係止されるように組み立てる。
このようにメインボード110に内板120を組み立てて大気中で冷却させると、メインボード110の冷却により発生するメインボード110の収縮(以下、後収縮ともいう)に伴い、内板120の密着リブ121にメインボード110の壁体112の内面が堅固に密着する。より具体的には、メインボード110と内板120が一つの射出金型で射出成形したかのように一体化される。
このようにメインボード110に内板120を組み立てた後、前記内板120の上面に上板130を接着剤または両面テープで接着し、前記メインボード110のベース板材111に穿孔されているそれぞれの結着孔113ごとに緩衝脚200の結着突起203を嵌め込んで締結することにより、組み立てが完了する。
次に、前記メインボード110に緩衝脚200を締結する過程についてより具体的に説明する。前記緩衝脚200の上端の結着突起203がメインボード110の結着孔113の広い部分に貫通するように挿入して時計方向に回転させると、前記結着孔113の狭い部分に頚部204が係止され、前記結着突起113の下面の係止溝205に結着孔113の周囲の係止突起114が挿入されて係止される。
このように組立てが完了した本発明に係る跳躍運動用ボードを、居室またはベランダなどの床にその緩衝脚200の下面が載置されるようにして設置し、使用者がボードユニット100の上板130上に立って足踏みまたは跳躍運動を行うことができる。
このようにボードウニット100の上板130上で足踏みまたは跳躍運動などを行うとき、前記緩衝脚200は、圧縮されてから膨張しながらも衝撃を吸収し、安定な支柱の役目をする。この際、前記緩衝脚200の1次緩衝部201は、使用者が上板130の上に立つことまたは小さい衝撃によっても弾性範囲内で折り畳まれるか或いは変形する。使用者が足踏み又は跳躍運動を持続的に行う過程では、前記緩衝脚200の1次緩衝部201で1次的な緩衝が行われた後、強度および弾性係数の大きい2次緩衝部202が弾性範囲内で折り畳まれるか或いは変形する。
その理由は、前記1次緩衝部201が2次緩衝部202に比べて弱い強度を有し、柔軟であることにある。よって、小さい衝撃荷重によっても、1次緩衝部201がまず収縮しながら衝撃を吸収した後、強度および弾性係数の大きい2次緩衝部202が弾性変形の範囲内で収縮しながら衝撃を吸収する。
結論的に、緩衝脚200の1次、2次緩衝部201、202によって順次且つ効果的に緩衝が行われるので、使用者の関節に衝撃が伝達されないのはもとより、使用者の体重を問わず子供から成人に至るまで使用することができ、本発明の跳躍運動用ボードを設置した床面に伝達される衝撃も最大限減少させることができる。
この他にも、緩衝脚200の騒音除去部材210によって足踏みまたは跳躍による緩衝脚200内の空気が、ベース板材111のエア流通孔115を介して、メインボード110のベース板材111と内板120の補強リブ122との間の密閉空間にのみ排出され、これにより緩衝脚200内の空気が通気口206とエア流通孔115を通過する流通騒音を最小化または除去することができる。
上述したように足踏み又は跳躍運動を行う状態で、ボードユニット100は、使用者の体重によってその中央部分が下方に膨出するように撓むが、このようにボードユニット100をなすメインボード110、内板120および上板130の中央部分が下方に膨出するように撓んでも、メインボード110のベース板材111と内板120の補強リブ122が互いに離隔しているから、接触するおそれがなく、これによりメインボード110と内板120との接触による摩擦騒音が発生しない。
また、前記内板120の底面に互いに交差して設けられた補強リブ122によってメインボード110が十分な強度を有し、これによりメインボード110上で跳躍と着地を繰り返し行うときに発生する反復荷重に対する別の損傷なしに耐久性が大きく向上する。
図7は本発明に係る跳躍運動用ボードユニットにおける解体防止手段の他の実施例を説明するために示す図である。ここで、前記メインボード110の壁体112の上端部分にはその内側に結合する内板120の上端隅部を押さえるように押さえ突起118が設けられる。前記メインボード110の壁体112に押さえ突起118が設けられる場合、前記内板120の外側上端には、前記メインボード110の押さえ突起118が内板120の上面から突出しないようにする係止段部126が設けられなければならない。
前述したような解体防止手段の他の実施例によれば、メインボード110の壁体112の上端部に設けられる押さえ突起118が内板120の上端隅部を堅固に押さえることにより、本発明のボードユニット上で跳躍運動などを行ってもメインボード110から内板120が離脱しないようにする。
また、前記内板120の上面に上板130を設置するとき、押さえ突起118が内板120の係止段部126と一致する形状なので、前記内板120の上面から突出しないため、何の制約もなく設置することができ、上板130上で使用者が跳躍運動を行うときにも係止されるおそれもない。
図8〜図10は、本発明に係る跳躍運動用ボードユニットの他の実施例を説明するために示す図である。ここで、メインボード110は本発明の一実施例と同様であり、内板120は下面に密着リブ121と補強リブ122が設けられたことが本発明の一実施例と同様である。但し、内板120の上面もその全体が格子状に均一に区画されるが、それぞれの格子のマス目に該当する四角形の中央および縁部に複数の結合孔125がさらに設けられる。
前記上板130は、内板120の上面全体を覆い被せるように格子状に均一に区画された内板120の各格子のマス目に該当する形状に分割され、それぞれ分割された形状の中央および縁部に内板120の結合孔125と相応してそれぞれ結合する複数の結合突起133が設けられた複数の上板片131、133から構成されている。
また、前記上板片131、132の結合突起133には、その内面に内板120の結合孔125に挿入されると分離離脱しないように係止される係止片134が設けられている。
上述したように構成された他の実施例の跳躍運動用ボードユニットは、内板120の結合孔125に、上板130をなす多数の上板片131、132が組み立てられるので、メインボード110、内板120および上板130からなるボードユニット100全体をワンタッチ方式で組み立てることができ、これにより接着剤や両面テープなどの資材費が減少し、組み立ての自動化が容易になる。
図11は本発明に係る跳躍運動用緩衝脚の他の実施例を示す図である。ここでは、緩衝脚200の2次緩衝部202の内周面に上下位置に一定の間隔で互いに離隔している2つの折畳防止突起207が設けられた以外は、本発明の一実施例と同様である。
上述したおうに構成される跳躍運動用ボードは、ボードユニットの上板の上で脚踏みまたは跳躍運動を行うとき、強度が弱くて柔軟な1次緩衝部201が1次的に緩衝された後、強度および弾性係数の大きい2次緩衝部202が弾性変形の範囲内で収縮しながら衝撃を吸収し始める。
前記2次緩衝部202がある程度収縮すると、その内面の折畳防止突起207が互いに接触して支持されるので、強度補強がなされる。これにより、2次緩衝部202が急激に折り畳まれることを防止する。
よって、使用者の体重変化またはジャンプ強度による強弱の衝撃をより効果的に吸収するのはもとより、使用者の体重が大きく変化しても、効果的な衝撃吸収を図ることができ、使用者層を画期的に広げることができる。
図12および図13は本発明に係る跳躍運動用緩衝脚の別の実施例を示す図である。図12は緩衝脚200において1次緩衝部201の下の2次緩衝部202を構造上弾性復元力の良好な波形に設けたものであり、図13は緩衝脚200において1次緩衝部201と2次緩衝部202の位置を互いに入れ替えて2次緩衝部202の下端に1次緩衝部201を設けたものである。
前記2次緩衝部202の断面形状は、1次緩衝部201と同様に、三角ねじ山形、または外側に膨出した半円弧形を連続積層した形状にしてもよい。
前述したような別の実施例の緩衝脚によれば、2次緩衝部202の断面形状を波形にしたので、構造的な特性上、弾性復元力に優れる。これによる効果的な緩衝によって、本発明の跳躍運動用ボードを設置した床面に伝達される衝撃を減少させることができる。
また、緩衝脚200の底部に接する部分である1次緩衝部201または2次緩衝部202の下端部分は、互いに当接せず、程度に合わせる規則的な限度で行われる節度感を持つように弧状にすることが好ましい。
この際、前記1次緩衝部201が2次緩衝部202の下部に設けられる場合、底部は厚く、その上部に行くほど1次緩衝部201の厚さが薄くなるようにすれば、より柔らかい節度感を持つ状態に収縮し伸張する。
特に、前記1次緩衝部201が2次緩衝部202の下部に設けられる場合、例えば、メインボード110上で使用者が跳躍運動を行うと仮定すると、衝撃を吸収する際には1次的に反発力の弱い1次緩衝部201が吸収してから2次緩衝部202が吸収するので、効果的に衝撃荷重を減衰させる。これとは逆に、反発力が作用する際には、強度および弾性力の大きい2次緩衝部202が伸長した後、反発力の弱い1次緩衝部201が伸長する。よって、緩衝脚200のサイズに復元しようする復元力、すなわち反発力が効果的に減衰するので、室内の床に接した1次緩衝部201が床から離れず接地した状態に保たれる。これにより、メインボード110と共に緩衝脚200が移動しないため、本発明の跳躍運動用ボードで安定な跳躍運動を楽しめることができる。
一方、本発明に係る跳躍運動用ボードユニットおよびその緩衝脚は、ボードユニットと緩衝脚の形状や内板の補強リブ形状などを様々に変形実施することが可能であり、本発明の目的範囲を逸脱しない限り、変形実施例はいずれも本発明の権利範囲に含まれて解釈されるべきである。
本発明は、室内の居室やベランダなどで周囲の人々に騒音の被害を与えることなく跳躍運動を楽しめることができ、広い板材上で跳躍と着地を繰り返し行う跳躍運動機構に有用に利用可能である。
本発明の好適な一実施例に係る跳躍運動用ボードユニットおよびその緩衝脚を示す分解斜視図である。
図1の組立て断面図である。
図2の底面図である。
本発明の跳躍運動用ボードユニットとその緩衝脚との締結部分を説明するために示す分解斜視図である。
図4のボードユニットに緩衝脚が締結されたときのその結合部分を詳細に示す断面図である。
図4のボードユニットに緩衝脚が締結されたときのその通気口部分を詳細に示す断面図である。
本発明に係る跳躍運動用ボードユニットにおける解体防止手段の他の実施例を説明するために示す図である。
本発明に係る跳躍運動用ボードユニットの他の実施例を示す分解斜視図である。
図8における内板と上板を抜粋して示す一部斜視図である。
図8の組立て断面図である。
本発明に係る跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚に対する他の実施例を示す断面図である。
本発明に係る跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚に対する他の実施例を示す断面図である。
本発明に係る跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚に対する他の実施例を示す断面図である。

Claims (16)

  1. 平坦なベース板材の縁部全体に沿って上方に壁体が突出したメインボードと、
    前記メインボードのベース板材を覆い被せながらメインボードの壁体内面に密着して結合する密着リブが下方に突出し、その内側下面に補強リブが設けられた内板と、
    前記内板の上面に設けられ、ソフトな触感を持つ柔軟な素材で出来た上板とを含んでなることを特徴とする、跳躍運動用ボードユニット。
  2. 前記内板の補強リブは、内板の下面全体にわたって互いに交差する格子状に設けられ、内板の中央部に該当する補強リブが、メインボードのベース板材の上面から離隔した状態を保つように縁部の補強リブより短く形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の跳躍運動用ボードユニット。
  3. 前記内板の上面は平坦な平面からなり、これに対応する上板の底面も平坦な平面からなることにより、前記内板と前記上板とが互いに接着剤または両面テープなどの接着手段で接着されたことを特徴とする、請求項1に記載の跳躍運動用ボードユニット。
  4. 前記上板は、内板と組み立てられるもので、多数の上板片からなり、内板の上面にパズル方式で組み立てられることを特徴とする、請求項1に記載の跳躍運動用ボードユニット。
  5. 前記内板は、その上面全体が格子状に均一に区画され、それぞれの格子のマス目に該当する単位格子の中央および縁部に複数の結合孔が設けられ、それぞれの上板片は内板の単位格子に相応する形状に設けられ、その中央の底面と縁部には内板の結合孔に嵌め込まれる複数の結合突起が設けられたことを特徴とする、請求項4に記載の跳躍運動用ボードユニット。
  6. 前記メインボードのベース板材と壁体との境界部分には複数のロックホールが設けられ、前記内板の外側には前記メインボードの各前記ロックホールに挿入されて係止されるロック突起が設けられたことを特徴とする、請求項4に記載の跳躍運動用ボードユニット。
  7. 前記メインボードの壁体の上端部分には、その内側に結合する内板の上端隅部を押さえる押さえ突起が設けられたことを特徴とする、請求項4に記載の跳躍運動用ボードユニット。
  8. 前記内板の外側上端には、前記メインボードの押さえ突起が内板の上面から突出しないようにする係止段部が設けられたことを特徴とする、請求項4に記載の跳躍運動用ボードユニット。
  9. 内部が空いている中空状の胴体と、前記胴体の上端に設けられ、互いに向かい合う一対の結着突起とを含んでなる跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚において、
    前記胴体は、柔軟で比較的強度が弱い状態で皺構造の1次緩衝部が設けられ、前記1次緩衝部に比べて強度が強くて大きい弾性復元力を有する構造の2次緩衝部が前記1次緩衝部と接して設けられたことを特徴とする、跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚。
  10. 前記1次緩衝部が2次緩衝部の下端に設けられたことを特徴とする、請求項9に記載の跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚。
  11. 前記2次緩衝部は外側に緩やかに膨出した柱構造を持つことを特徴とする、請求項9または10に記載の跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚。
  12. 前記2次緩衝部は、急激に折り畳まれることを防止するように、その内側周面の上下位置に一定の間隔で互いに離隔している2つの折畳防止突起を有することを特徴とする、請求項11に記載の跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚。
  13. 前記1次緩衝部は三角ねじ山形に設けられたことを特徴とする、請求項9または10に記載の跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚。
  14. 前記1次緩衝部の中間部分が1次および2次緩衝部の内径より小さい直径を持つことを特徴とする、請求項13に記載の跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚。
  15. 前記2次緩衝部は構造上弾性復元力の良好な波形に設けられたことを特徴とする、請求項9または10に記載の跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚。
  16. 前記2次緩衝部は外側に膨出した半円弧状を連続積層した形状に設けられたことを特徴とする、請求項9または10に記載の跳躍運動用ボードユニットの緩衝脚。
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