JP2012515540A5 - - Google Patents

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このように、さらなる局面において、本発明は、重鎖と、SEQ ID NO:8に記載される配列を含む軽鎖とを含む組み換え型抗体に関する。
[本発明1001]
1つの組み換え型宿主細胞において2種以上の異なる抗体を含む混合物を産生するための方法であって、該宿主細胞において以下の核酸構築物:
a)共通の軽鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物、ならびに
b)以下を含む、重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物:
b1)2つ以上の異なる第一の重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、第一の重鎖の定常領域の各々のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、または
b2)第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、定常領域のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、および
IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができる第二の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物
を発現させる段階を含む方法であって、重鎖の各々が該軽鎖と対を形成して機能的抗体を形成することができる、方法。
[本発明1002]
前記宿主細胞において、
2つ以上の異なる第一の重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、第一の重鎖の定常領域の各々のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物
を発現させる段階を含む、本発明1001の方法。
[本発明1003]
前記宿主細胞において、
− 第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、定常領域のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、ならびに
− IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができる第二の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物
を発現させる段階を含む、本発明1001の方法。
[本発明1004]
1つの組み換え型宿主細胞において2種以上の異なる抗体を含む混合物を産生するための方法であって、該宿主細胞において以下の核酸構築物:
a)共通の軽鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物、ならびに
b)以下を含む、重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物:
b1)2つ以上の異なる第一のIgG4重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物であって、ヒンジ領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、第一のIgG4重鎖の定常領域の各々のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、または
b2)第一のIgG4重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物であって、ヒンジ領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、定常領域のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、および
IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができる第二の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物であって、但し第二の重鎖が野生型IgG4重鎖ではない、核酸構築物
を発現させる段階を含む方法であって、重鎖の各々が該軽鎖と対を形成して機能的抗体を形成することができる、方法。
[本発明1005]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:5に記載されるCH3領域をコードする配列を含むが、CH3領域が、以下のアミノ酸置換の1つまたは複数がなされるように改変されている、前記本発明のいずれかの方法:
238番目のArg(R)がGln(Q)に置換されている;239番目のAsp(D)がGlu(E)に置換されている;249番目のThr(T)がAla(A)に置換されている;251番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている;251番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている;288番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている;288番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている;290番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている;292番目のLys(K)がArg(R)に置換されている;292番目のLys(K)がAla(A)に置換されている;302番目のGln(Q)がGlu(E)に置換されている;および328番目のPro(P)がLeu(L)に置換されている。
[本発明1006]
292番目のLys(K)がArg(R)に置換されている、本発明1005の方法。
[本発明1007]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:5に記載されるCH1および/またはCH2領域をコードする配列をさらに含む、本発明1005〜1006のいずれかの方法。
[本発明1008]
前記軽鎖の定常領域が、それがIVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一の定常領域とジスルフィド結合または他の共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸も含有しないように改変されている、本発明1005〜1007のいずれかの方法。
[本発明1009]
共通の軽鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:4に記載されるアミノ酸配列を有するκCL領域をコードする配列を含むが、106番目の末端のシステイン残基が別のアミノ酸残基に置換されるかまたは欠失するように該配列が改変されている、本発明1008の方法。
[本発明1010]
共通の軽鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:3に記載されるアミノ酸配列を有するλCL領域をコードする配列を含むが、104番目のシステイン残基が別のアミノ酸残基に置換されるかまたは欠失するように該配列が改変されている、本発明1008の方法。
[本発明1011]
前記重鎖の定常領域が、前記軽鎖とジスルフィド結合または他の共有結合を形成することができる残基を含有するように改変されている、本発明1005〜1007のいずれかの方法。
[本発明1012]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:5に記載されるCH1領域をコードする配列を含むが、14番目のSer(S)がシステイン残基に置換されるようにCH1領域が改変されている、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1013]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:6に記載されるCH3領域をコードする配列を含むが、CH3領域が、以下のアミノ酸置換の1つまたは複数がなされるように改変されている、本発明1001〜1006のいずれかの方法:
234番目のArg(R)がGln(Q)に置換されている;245番目のThr(T)がAla(A)に置換されている;247番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている;247番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている;276番目のMet(M)がVal(V)に置換されている;284番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている;284番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている;286番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている;288番目のLys(K)がArg(R)に置換されている;288番目のLys(K)がAla(A)に置換されている;298番目のGln(Q)がGlu(E)に置換されている;および324番目のPro(P)がLeu(L)に置換されている。
[本発明1014]
288番目のLys(K)がArg(R)に置換されている、本発明1013の方法。
[本発明1015]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:6に記載されるCH1および/またはCH2領域をコードする配列をさらに含む、本発明1013〜1014のいずれかの方法。
[本発明1016]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:7に記載されるCH3領域をコードする配列を含むが、CH3領域が、以下のアミノ酸置換の1つまたは複数がなされるように改変されている、本発明1001〜1006のいずれかの方法:
285番目のArg(R)がGln(Q)に置換されている;296番目のThr(T)がAla(A)に置換されている;298番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている;298番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている;314番目のSer(S)がAsn(N)に置換されている;322番目のAsn(N)がLys(K)に置換されている;327番目のMet(M)がVal(V)に置換されている;335番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている;335番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている;337番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている;339番目のLys(K)がArg(R)に置換されている;339番目のLys(K)がAla(A)に置換されている;349番目のGln(Q)がGlu(E)に置換されている;352番目のIle(I)がVal(V)に置換されている;365番目のArg(R)がHis(H)に置換されている;366番目のPhe(F)がTyr(Y)に置換されている;および375番目のPro(P)がLeu(L)に置換されている。
[本発明1017]
339番目のLys(K)がArg(R)に置換されている、本発明1016の方法。
[本発明1018]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:7に記載されるCH1および/またはCH2領域をコードする配列をさらに含む、本発明1016〜1017のいずれかの方法。
[本発明1019]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH3領域をコードする配列を含むが、CH3領域が、以下のアミノ酸置換の1つまたは複数がなされるように改変されている、本発明1001〜1006のいずれかの方法:
234番目のThr(T)がAla(A)に置換されている;236番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている;236番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている;273番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている;273番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている;275番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている。
[本発明1020]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH3領域をコードする配列を含む、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1021]
225番目のGlu(E)がAla(A)に置換されている、本発明1020の方法。
[本発明1022]
234番目のThr(T)がAla(A)に置換されている、本発明1020〜1021のいずれかの方法。
[本発明1023]
236番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている、本発明1020〜1022のいずれかの方法。
[本発明1024]
236番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている、本発明1020〜1022のいずれかの方法。
[本発明1025]
236番目のLeu(L)がGlu(E)に置換されている、本発明1020〜1022のいずれかの方法。
[本発明1026]
236番目のLeu(L)がGly(G)に置換されている、本発明1020〜1022のいずれかの方法。
[本発明1027]
238番目のLys(K)がAla(A)に置換されている、本発明1020〜1026のいずれかの方法。
[本発明1028]
267番目のAsp(D)がAla(A)に置換されている、本発明1020〜1027のいずれかの方法。
[本発明1029]
273番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている、本発明1020〜1028のいずれかの方法。
[本発明1030]
273番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている、本発明1020〜1028のいずれかの方法。
[本発明1031]
273番目のPhe(F)がAsp(D)に置換され、および/または275番目のTyr(Y)がGlu(E)に置換されている、本発明1020〜1028のいずれかの方法。
[本発明1032]
273番目のPhe(F)がThr(T)に置換され、および/または275番目のTyr(Y)がGlu(E)に置換されている、本発明1020〜1028のいずれかの方法。
[本発明1033]
275番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている、本発明1020〜1030のいずれかの方法。
[本発明1034]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH2領域をコードする配列をさらに含むが、118番目のThr(T)がGln(Q)に置換され、および/または296番目のMet(M)がLeu(L)に置換されている、本発明1020〜1033のいずれかの方法。
[本発明1035]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH2領域をコードする配列をさらに含むが、以下の置換の1つ、2つ、または3つ全てがなされている、本発明1020〜1033のいずれかの方法:
120番目のMet(M)がTyr(Y)に置換されている;122番目のSer(S)がThr(T)に置換されている;および124番目のThr(T)がGlu(E)に置換されている。
[本発明1036]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH2領域をコードする配列をさらに含むが、302番目のAsn(N)がAla(A)に置換されている、本発明1020〜1033のいずれかの方法。
[本発明1037]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH2領域をコードする配列をさらに含むが、302番目のAsn(N)がAlaに置換されており、かつ175番目のThr(T)がAla(A)に置換されており、かつ248番目のGlu(E)がAla(A)に置換されている、本発明1020〜1033のいずれかの方法。
[本発明1038]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、ヒンジ領域における全てのシステイン残基が欠失するかまたは他のアミノ酸残基に置換されるように改変されているCH領域をコードする配列を含む、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1039]
ヒンジ領域のシステイン残基が非荷電極性側鎖または無極性側鎖を有するアミノ酸残基によって置換されるように、CH領域が改変されている、本発明1038の方法。
[本発明1040]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、SEQ ID NO:1のCH配列の106番目および109番目のアミノ酸に対応するアミノ酸が欠失している、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1041]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、SEQ ID NO:1の配列の106番目および109番目のアミノ酸残基に対応するアミノ酸残基の一方がシステインとは異なるアミノ酸残基に置換されており、SEQ ID NO:1の配列の106番目および109番目のアミノ酸残基に対応するアミノ酸残基の他方が欠失している、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1042]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、少なくともSEQ ID NO:1のCH配列の106番目〜109番目のアミノ酸残基に対応するアミノ酸残基が欠失している、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1043]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、少なくともSEQ ID NO:1の配列の99番目〜110番目のアミノ酸残基に対応するアミノ酸残基が欠失している、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1044]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、前記本発明のいずれか一項に特定された任意の変異を除き、SEQ ID NO:2のアミノ酸配列を含むCH領域をコードする配列を含む、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1045]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、ヒンジ領域全体が欠失するように該CH領域が改変されている、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1046]
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、N-結合型グリコシル化のためのいかなるアクセプター部位も含まないように改変されているCH領域をコードする配列を含む、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1047]
CH2領域におけるN-結合型グリコシル化のためのNSTアクセプター部位が、GST、MST、CSE、DSE、DSP、ESP、GSP、HSE、NSE、PSPおよびSSEからなる群より選択される配列に改変されている、本発明1046の方法。
[本発明1048]
第二の重鎖がIgG1、IgG2、IgG3、または安定化されたIgG4重鎖、またはIgA、好ましくはIgG1重鎖である、本発明1001または本発明1003〜1047のいずれかの方法。
[本発明1049]
前記混合物における抗体の少なくとも1つ、少なくとも2つ、例えば全てがヒト抗体である、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1050]
3種以上の異なる抗体の混合物、4種以上の異なる抗体の混合物など、例えば5種以上の異なる抗体の混合物が産生される、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1051]
20種未満の異なる抗体の混合物が産生される、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1052]
前記宿主細胞が、軽鎖をコードする複数の核酸構築物を含み、好ましくは前記重鎖の各々が該軽鎖の各々と対を形成して機能的抗体を形成することができる、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1053]
前記混合物の全ての抗体が同じ標的に向けられる、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1054]
前記混合物の抗体が前記標的との結合に関して競合しない、本発明1053の方法。
[本発明1055]
前記混合物における2種以上の抗体が異なる標的に向けられる、本発明1001〜1052のいずれかの方法。
[本発明1056]
少なくとも20回細胞分裂させるために前記宿主細胞を培養する段階を含む、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1057]
前記細胞培養物から前記混合物を回収するさらなる段階を含む、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1058]
前記抗体混合物を精製するさらなる段階を含む、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1059]
前記宿主細胞が、CHO細胞などの哺乳動物細胞である、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1060]
共通の軽鎖がSEQ ID NO:8に記載される配列を含む、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1061]
共通の軽鎖が、SEQ ID NO:12、13、および14からなる群より選択される配列を含む共通の軽鎖など、SEQ ID NO:9、10、および11からなる群より選択される配列をさらに含む、本発明1060の抗体。
[本発明1062]
前記核酸が前記宿主細胞のゲノムに安定に組み入れられる、前記本発明のいずれかの方法。
[本発明1063]
前記本発明のいずれかの方法によって得ることが可能な抗体の混合物を含む、組成物。
[本発明1064]
薬剤として用いるための、本発明1063の組成物。
[本発明1065]
以下を含む、2種以上の異なる抗体を含む混合物の産生において用いるために適した組み換え型宿主細胞:
a)共通の軽鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物、ならびに
b)以下を含む、重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物:
b1)2つ以上の異なる第一の重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、第一の重鎖の定常領域の各々のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、または
b2)第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、定常領域のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、および
IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができる第二の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物。
[本発明1066]
CHO細胞などの哺乳動物細胞である、本発明1065の宿主細胞。
[本発明1067]
重鎖と、SEQ ID NO:8に記載される配列を含む軽鎖とを含む、組み換え型抗体。
[本発明1068]
前記軽鎖が、SEQ ID NO:12、13、および14からなる群より選択される配列を含む軽鎖など、SEQ ID NO:9、10、および11からなる群より選択される配列をさらに含む、本発明1067の抗体。
[本発明1069]
二重特異性抗体である、本発明1067または1068の抗体。
[本発明1070]
一価抗体である、本発明1067または1068の抗体。
[本発明1071]
ポリクローナル二価抗体またはポリクローナル一価抗体などのポリクローナル抗体である、本発明1067または1068の抗体。
[本発明1072]
癌の処置のための薬剤など、薬剤として用いるための、本発明1067〜1068のいずれかの抗体。

Claims (53)

1つの組み換え型宿主細胞において2種以上の異なる抗体を含む混合物を産生するための方法であって、該宿主細胞において以下の核酸構築物:
a)共通の軽鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物、ならびに
b)以下を含む、重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物:
b1)2つ以上の異なる第一の重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、第一の重鎖の定常領域の各々のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、または
b2)第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、定常領域のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、および
IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができる第二の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物
を発現させる段階を含む方法であって、重鎖の各々が該軽鎖と対を形成して機能的抗体を形成することができる、方法。
1つの組み換え型宿主細胞において2種以上の異なる抗体を含む混合物を産生するための方法であって、該宿主細胞において以下の核酸構築物:
a)共通の軽鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物、ならびに
b)以下を含む、重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物:
b1)2つ以上の異なる第一のIgG4重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物であって、ヒンジ領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、第一のIgG4重鎖の定常領域の各々のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、または
b2)第一のIgG4重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物であって、ヒンジ領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、定常領域のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、および
IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができる第二の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物であって、但し第二の重鎖が野生型IgG4重鎖ではない、核酸構築物
を発現させる段階を含む方法であって、重鎖の各々が該軽鎖と対を形成して機能的抗体を形成することができる、方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:5に記載されるCH3領域をコードする配列を含むが、CH3領域が、以下のアミノ酸置換の1つまたは複数がなされるように改変されている、前記請求項のいずれか一項記載の方法:
238番目のArg(R)がGln(Q)に置換されている;239番目のAsp(D)がGlu(E)に置換されている;249番目のThr(T)がAla(A)に置換されている;251番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている;251番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている;288番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている;288番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている;290番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている;292番目のLys(K)がArg(R)に置換されている;292番目のLys(K)がAla(A)に置換されている;302番目のGln(Q)がGlu(E)に置換されている;および328番目のPro(P)がLeu(L)に置換されている。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:5に記載されるCH1および/またはCH2領域をコードする配列をさらに含む、請求項3記載の方法。
前記軽鎖の定常領域が、それがIVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一の定常領域とジスルフィド結合または他の共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸も含有しないように改変されている、請求項3または4記載の方法。
共通の軽鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、
(i)SEQ ID NO:4に記載されるアミノ酸配列を有するκCL領域をコードする配列を含むが、106番目の末端のシステイン残基が別のアミノ酸残基に置換されるかもしくは欠失するように該配列が改変されている;または
(ii)SEQ ID NO:3に記載されるアミノ酸配列を有するλCL領域をコードする配列を含むが、104番目のシステイン残基が別のアミノ酸残基に置換されるかもしくは欠失するように該配列が改変されている、
請求項5記載の方法。
前記重鎖の定常領域が、前記軽鎖とジスルフィド結合または他の共有結合を形成することができる残基を含有するように改変されている、請求項3または4記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:5に記載されるCH1領域をコードする配列を含むが、14番目のSer(S)がシステイン残基に置換されるようにCH1領域が改変されている、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:6に記載されるCH3領域をコードする配列を含むが、CH3領域が、以下のアミノ酸置換の1つまたは複数がなされるように改変されている、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法:
234番目のArg(R)がGln(Q)に置換されている;245番目のThr(T)がAla(A)に置換されている;247番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている;247番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている;276番目のMet(M)がVal(V)に置換されている;284番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている;284番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている;286番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている;288番目のLys(K)がArg(R)に置換されている;288番目のLys(K)がAla(A)に置換されている;298番目のGln(Q)がGlu(E)に置換されている;および324番目のPro(P)がLeu(L)に置換されている。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:6に記載されるCH1および/またはCH2領域をコードする配列をさらに含む、請求項9記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:7に記載されるCH3領域をコードする配列を含むが、CH3領域が、以下のアミノ酸置換の1つまたは複数がなされるように改変されている、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法:
285番目のArg(R)がGln(Q)に置換されている;296番目のThr(T)がAla(A)に置換されている;298番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている;298番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている;314番目のSer(S)がAsn(N)に置換されている;322番目のAsn(N)がLys(K)に置換されている;327番目のMet(M)がVal(V)に置換されている;335番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている;335番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている;337番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている;339番目のLys(K)がArg(R)に置換されている;339番目のLys(K)がAla(A)に置換されている;349番目のGln(Q)がGlu(E)に置換されている;352番目のIle(I)がVal(V)に置換されている;365番目のArg(R)がHis(H)に置換されている;366番目のPhe(F)がTyr(Y)に置換されている;および375番目のPro(P)がLeu(L)に置換されている。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:7に記載されるCH1および/またはCH2領域をコードする配列をさらに含む、請求項11記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH3領域をコードする配列を含むが、CH3領域が、以下のアミノ酸置換の1つまたは複数がなされるように改変されている、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法:
234番目のThr(T)がAla(A)に置換されている;236番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている;236番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている;273番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている;273番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている;275番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH3領域をコードする配列を含む、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
(i)225番目のGlu(E)がAla(A)に置換されている;および/または
(ii)234番目のThr(T)がAla(A)に置換されている、
請求項14記載の方法。
(i)236番目のLeu(L)がAla(A)に置換されている
(ii)236番目のLeu(L)がVal(V)に置換されている;
(iii)236番目のLeu(L)がGlu(E)に置換されている;または
(iv)236番目のLeu(L)がGly(G)に置換されている、
請求項14または15記載の方法。
238番目のLys(K)がAla(A)に置換されている、請求項1416のいずれか一項記載の方法。
267番目のAsp(D)がAla(A)に置換されている、請求項1417のいずれか一項記載の方法。
(i)273番目のPhe(F)がAla(A)に置換されている;または
(ii)273番目のPhe(F)がLeu(L)に置換されている、
請求項1418のいずれか一項記載の方法。
(i)273番目のPhe(F)がAsp(D)に置換され、および/もしくは275番目のTyr(Y)がGlu(E)に置換されている;または
(ii)273番目のPhe(F)がThr(T)に置換され、および/もしくは275番目のTyr(Y)がGlu(E)に置換されている、
請求項1418のいずれか一項記載の方法。
275番目のTyr(Y)がAla(A)に置換されている、請求項1419のいずれか一項記載の方法。
(i)第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH2領域をコードする配列をさらに含むが、118番目のThr(T)がGln(Q)に置換され、および/もしくは296番目のMet(M)がLeu(L)に置換されている
(ii)第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH2領域をコードする配列をさらに含むが、以下の置換の1つ、2つ、もしくは3つ全てがなされている:
120番目のMet(M)がTyr(Y)に置換されている;122番目のSer(S)がThr(T)に置換されている;および124番目のThr(T)がGlu(E)に置換されている;
(iii)第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH2領域をコードする配列をさらに含むが、302番目のAsn(N)がAla(A)に置換されている;または
(iv)第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、SEQ ID NO:2に記載されるCH2領域をコードする配列をさらに含むが、302番目のAsn(N)がAlaに置換されており、かつ175番目のThr(T)がAla(A)に置換されており、かつ248番目のGlu(E)がAla(A)に置換されている、
請求項1421のいずれか一項記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、ヒンジ領域における全てのシステイン残基が欠失するかもしくは他のアミノ酸残基に置換されるように改変されているCH領域をコードする配列を含む;または
ヒンジ領域のシステイン残基が非荷電極性側鎖もしくは無極性側鎖を有するアミノ酸残基によって置換されるように、CH領域が改変されている、
前記請求項のいずれか一項記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、SEQ ID NO:1のCH配列の106番目および109番目のアミノ酸に対応するアミノ酸が欠失している、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、SEQ ID NO:1の配列の106番目および109番目のアミノ酸残基に対応するアミノ酸残基の一方がシステインとは異なるアミノ酸残基に置換されており、SEQ ID NO:1の配列の106番目および109番目のアミノ酸残基に対応するアミノ酸残基の他方が欠失している、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、少なくともSEQ ID NO:1のCH配列の106番目〜109番目のアミノ酸残基に対応するアミノ酸残基が欠失している、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、少なくともSEQ ID NO:1の配列の99番目〜110番目のアミノ酸残基に対応するアミノ酸残基が欠失している、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、前記請求項のいずれか一項に特定された任意の変異を除き、SEQ ID NO:2のアミノ酸配列を含むCH領域をコードする配列を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、IgG4 CH領域をコードする配列を含み、ヒンジ領域全体が欠失するように該CH領域が改変されている、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物が、N-結合型グリコシル化のためのいかなるアクセプター部位も含まないように改変されているCH領域をコードする配列を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
CH2領域におけるN-結合型グリコシル化のためのNSTアクセプター部位が、GST、MST、CSE、DSE、DSP、ESP、GSP、HSE、NSE、PSPおよびSSEからなる群より選択される配列に改変されている、請求項30記載の方法。
第二の重鎖がIgG1、IgG2、IgG3、または安定化されたIgG4重鎖、またはIgA、好ましくはIgG1重鎖である、請求項1または請求項431のいずれか一項記載の方法。
前記混合物における抗体の少なくとも1つ、少なくとも2つ、例えば全てがヒト抗体である、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
3種以上の異なる抗体の混合物、4種以上の異なる抗体の混合物など、例えば5種以上の異なる抗体の混合物が産生される、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
20種未満の異なる抗体の混合物が産生される、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
前記宿主細胞が、軽鎖をコードする複数の核酸構築物を含み、好ましくは前記重鎖の各々が該軽鎖の各々と対を形成して機能的抗体を形成することができる、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
前記混合物の全ての抗体が同じ標的に向けられる、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
前記混合物の抗体が前記標的との結合に関して競合しない、請求項37記載の方法。
前記混合物における2種以上の抗体が異なる標的に向けられる、請求項1〜36のいずれか一項記載の方法。
少なくとも20回細胞分裂させるために前記宿主細胞を培養する段階を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
前記細胞培養物から前記混合物を回収するさらなる段階を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
前記抗体混合物を精製するさらなる段階を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
前記宿主細胞が、CHO細胞などの哺乳動物細胞である、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
共通の軽鎖が、以下から選択される配列を含む、前記請求項のいずれか一項記載の方法
a)SEQ ID NO:8に記載される配列;または
b)以下からなる群:
SEQ ID NO:8に記載される配列、ならびにSEQ ID NO:12、13、および14からなる群より選択される配列を含む共通の軽鎖など、SEQ ID NO:9、10、および11
前記核酸が前記宿主細胞のゲノムに安定に組み入れられる、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
前記請求項のいずれか一項記載の方法によって得ることが可能な抗体の混合物を含む、組成物。
薬剤として用いるための、請求項46記載の組成物。
以下を含む、2種以上の異なる抗体を含む混合物の産生において用いるために適した組み換え型宿主細胞:
a)共通の軽鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物、ならびに
b)以下を含む、重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物:
b1)2つ以上の異なる第一の重鎖をコードする2つ以上の核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、第一の重鎖の定常領域の各々のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、または
b2)第一の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物であって、ヒンジ領域、および免疫グロブリンサブタイプにより必要であればCH3領域などのCH領域の他の領域が、IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができるいかなるアミノ酸残基も含有しないように、定常領域のアミノ酸配列が改変されている、核酸構築物、および
IVIGの存在下または哺乳動物もしくはヒトに投与された場合に、同一のCH領域とジスルフィド結合または重鎖間共有結合もしくは安定な重鎖間非共有結合を形成することができる第二の重鎖をコードする少なくとも1つの核酸構築物。
CHO細胞などの哺乳動物細胞である、請求項48記載の宿主細胞。
重鎖と、SEQ ID NO:8に記載される配列を含む軽鎖とを含む、組み換え型抗体。
前記軽鎖が、SEQ ID NO:12、13、および14からなる群より選択される配列を含む軽鎖など、SEQ ID NO:9、10、および11からなる群より選択される配列をさらに含む、請求項50記載の抗体。
二重特異性抗体であるか、一価抗体であるか、またはポリクローナル二価抗体もしくはポリクローナル一価抗体などのポリクローナル抗体である、請求項50または51記載の抗体。
癌の処置のための薬剤など、薬剤として用いるための、請求項50または51記載の抗体。
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